JP4632818B2 - 円板製品の検査装置、及び検査装置に適用される搬送装置 - Google Patents

円板製品の検査装置、及び検査装置に適用される搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置及びこれに適用される搬送装置に関し、特に、円板製品の検査を迅速に行うための装置に関する。
従来、造幣局におけるメダルなどの円板製品の製造工程には、極印プレスによって成形された円板製品の表裏面の模様を検査し、傷のある円板製品などの不良品を除く検査工程が設けられている。この検査工程は、現実には作業員による目視検査により行われているが、人間による検査にはその速さに限界があるため、近年、その検査効率を高めるための自動化の要請がなされていた。
一方、その検査工程の前工程である極印プレス工程においては、インデックス装置を用いた円板製品の個別搬送が行われており、その搬送装置についての提案もなされている。例えば、水平軸周りに回転軸を有するインデックス装置に周設された複数の収容部に対し、シュート内で搬送された円板製品を一枚ずつ落下させて収容するとともに、そのインデックス装置の回転により、収容された円板製品を所定の搬送位置に搬送させるものがある(例えば特許文献1参照)。
独国特許出願公開第DE 19841622 A1号明細書
従って、このような搬送装置を利用した円板製品の搬送を行い、さらにその搬送過程に撮像装置など設置して検査処理を自動化することにより、当該検査工程の効率化を実現することが考えられる。
しかしながら、上述した技術によれば、仮にインデックス装置を高速に回転させても、収容部に円板製品を収容できなければ意味がない。つまり、円板製品の検査速度は、その円板製品の落下速度が限界値となる。例えば、直径26.5mmの円板製品をシュート内で1列に搬送し、インデックス装置の手前において静止状態から自由落下させて収容部に収容した場合、落体運動の公式h=1/2gt2(h:落下距離,g:重力加速度,t:時間)より、インデックス装置での搬送速度は理論上約816枚/分が限界となる。この場合、シュート内で順次搬送される円板製品の脈動等の搬送状態の変化も考慮すると、常用では750枚/分前後で運用されることになる。
一方、近年では、諸般の事情から、造幣局においてその常用の検査速度として850枚/分以上の能力が要請されている。しかし、上記のようにシュート1列で自由落下させた円板製品をインデックス装置の収容部に1個ずつ移載させた場合には、インデックス装置の搬送性能が高くても円板製品の自由落下が追いつかないため、上記仕様(850枚/分以上)を満足させることができないという問題がある。
また、上記においては、画像処理で円板製品の検査面を検査をするという目的から、インデックス装置による個別搬送を行い、そのインデックス装置の停留時間で撮像する形態について触れたが、例えばその搬送方式として、コンベヤや蛇行したシュートで連続的に流す一般的な方式も考えられる。
しかし、連続的に円板製品を流すコンベヤ方式の場合、処理能力を高めることは可能かもしれないが、そのベルト面は平滑ではなく、また拘束されているわけでもないため、常に安定した位置で撮像できるわけではない。例えば、仮に撮像を1/1000秒と瞬間的に行うことができても、被写体までの距離が常に同一ではない結果、円板製品の外形サイズ・模様等の判別に影響することになる。
また、蛇行したシュートで単に円板製品を流した場合、その搬送経路内において連続する円板製品間に個別の撮像のための隙間を設ける必要があるが、コンベヤ方式の場合と同様に円板製品がその搬送経路において拘束されているわけではないので、検査結果に影響を及ぼすことになる。また、上述のように、大気中での自由落下を利用しても、850枚/分の処理能力は理論上不可能である。
これに対し、インデックス装置による搬送によれば、円板製品を所定の収容部で支持した状態でその間欠動作の停留時に撮像することができ、コンベヤや蛇行したシュートで連続的に流す一般的な方式に比べ、より安定した検査結果を得ることができる。従って、インデックス装置による搬送方式を採用した検査工程において、その処理速度を高めることが望まれる。
また、インデックス装置を用いる場合、その撮像部や良品,不良品を排出する箇所には開口部が必要となるが、その際、円板製品を拘束する構成をとらなければ、インデックス装置が移動から停留する時の衝撃で、円板製品が開口部から飛び出してしまう虞がある。この場合の円板製品の拘束の手段としては、例えばメカ的なチャック等も考えられるが、例えば850枚/分の処理能力での許容される処理速度は、円板製品一枚あたり約0.07秒となり、移動・停留を繰り返す間欠動作の場合の停留時間は約0.035秒となる。従って、検査後の円板製品の排出を考えた場合、アンチャック及び排出の複数動作をこの時間内に完了しなければならないことになるが、これは至難の業である。さらにこの場合、円板製品に約5G(重力加速度)以上の回転負荷が加わるため、そのチャックの保持力も当然に大きくする必要があり、その結果、円板製品に傷がつくことが懸念される。
従って、円板製品に傷をつけることなく、インデックス装置の間欠動作に合わせて、その停留時間内の処理を迅速かつ正確に行うことが要請される。
以上に述べたような検査装置における検査精度を保持しつつ検査速度の高速化を実現することは、造幣局におけるメダルなどの円板製品の検査のみならず、その他の円板製品の検査においても同様に望まれるものである。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、円板製品の外観上の品質を順次検査する検査工程において当該円板製品を迅速に搬送することができる搬送装置を提供し、さらに、その搬送装置を適用して当該円板製品の検査を精度よくかつ迅速に行うことができる検査装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記問題を解決するために、所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置であって、前記成形後の円板製品を搬送して当該検査装置内に順次供給するための供給機構と、前記供給機構から供給された円板製品を収容するとともに、前記円板製品を所定の姿勢にした状態で所定の排出口から順次排出する供給装置と、前記供給装置から排出された円板製品を、順次下方に向かってガイドするとともに、そのガイド経路途中において複数に分岐するシュートと、自軸周りに間欠的に回転駆動され、前記シュートを通って複数に分岐して供給された複数の円板製品をその停留時に同時に受け付け、その周縁部に保持しつつ所定の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成されたインデックス装置と、前記検査位置に配置され、前記円板製品の検査面を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した円板製品が良品であるか又は不良品であるかを、予め定める基準に基づき判定する判定部と、前記判定部により前記円板製品が良品であると判定された場合に、前記インデックス装置により搬送された当該円板製品を、所定の良品排出口から排出して所定の良品収容庫に排出する良品排出機構と、前記判定部により前記円板製品が不良品であると判定された場合に、前記インデックス装置により搬送された当該円板製品を、所定の不良品排出口から排出して所定の不良品収容庫に排出する不良品排出機構と、を備えたことを特徴とする円板製品の検査装置が提供される。
尚、ここでいう「所定の製造工程」とは、検査対象となる円板製品が製造される工程を意味し、当該検査装置による検査工程の手前に行われるものである(以下同様)。また、「円板製品の概観上の品質」とは、円板製品の表面や裏面に傷がないか、或いは、その表面や裏面に形成された模様が正規のものであるか否か等によって判定されるものである。
かかる検査装置では、各円板製品が供給機構によって一旦搬送され、そこから下方に移動させる過程において、検査処理が実行される。
すなわち、搬送された複数の円板製品は、まず供給装置によって所定の姿勢にされた状態で順次排出口に移動するため、その排出口で詰まることなく円滑に排出される。
そして、このとき排出された円板製品は、シュート内を順次落下していき、その分岐点で複数経路に分かれ、下方のインデックス装置の手前で整列する。本検査装置では、このインデックス装置が、その間欠駆動のタイミングで複数に分岐されたシュートのそれぞれから円板製品を同時に受け付けることができるため、そのインデックス装置の回転速度を調整することで、上述したシュート1列の場合の複数倍の円板製品を搬送することができる。
また、この検査処理の迅速化に伴い、撮像装置による撮像処理,判定部による判定処理,良品排出機構による良品排出,不良品排出機構による不良品排出も迅速に行うことができ、システム全体としての効率化を実現することができる。
或いは、インデックス装置を複数設置して互いに協働させることにより、搬送速度ひいては検査効率を向上させることもできる。
すなわち、本発明では、所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置であって、前記成形後の円板製品を搬送して当該検査装置内に順次供給するための供給機構と、前記供給機構から供給された円板製品を収容するとともに、前記円板製品を所定の姿勢にした状態で所定の排出口から順次排出する供給装置と、前記供給装置から排出された円板製品を、順次下方に向かってガイドするとともに、そのガイド経路途中において複数に分岐するシュートと、前記分岐したシュートのそれぞれに対応して互いに並設され、その各々が、自軸周りに間欠的に回転駆動され、前記分岐したいずれかのシュートを通って供給された円板製品をその停留時に同時に受け付け、その周縁部に保持しつつ共有の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成された複数のインデックス装置と、前記検査位置に配置され、前記円板製品の検査面を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した円板製品が良品であるか又は不良品であるかを、予め定める基準に基づき判定する判定部と、前記判定部により前記円板製品が良品であると判定された場合に、各インデックス装置により搬送された当該円板製品を、各インデックス装置に設けられた所定の良品排出口から排出して所定の良品収容庫に排出する良品排出機構と、前記判定部により前記円板製品が不良品であると判定された場合に、各インデックス装置により搬送された当該円板製品を、各インデックス装置に設けられた所定の不良品排出口から排出して所定の不良品収容庫に排出する不良品排出機構と、を備えたことを特徴とする円板製品の検査装置が提供される。
かかる構成では、分岐したシュートのそれぞれに対応して複数のインデックス装置が並設され、そのインデックス装置が、各シュートの円板製品を同時に受け付けて、順次共有の検査位置まで搬送する。
このため、上記と同様に、上述したシュート1列の場合の複数倍の円板製品を搬送することができ、その結果、迅速な検査処理を実現することができる。
以上の検査装置において、振分機構により、供給装置から排出された円板製品を、シュートの分岐部において複数のガイド経路に均等に振り分けるようにすれば、インデックス装置のいずれかの収容部において円板製品が不足するといった事態を回避することができ、複数の円板製品を安定して供給することができる。その結果、検査効率を確実に向上させることができる。
具体的構成としては、切り出し装置により、分岐されたシュートの先端から排出された複数の円板製品を一旦保持し、インデックス装置に対して周設された複数のセグメントのいずれかの収容部に対し、複数の円板製品をインデックス装置の間欠動作と同期をとりながら同時に挿入するようにするとよい。
かかる構成によれば、シュートから落下した円板製品をインデックス装置側でそのまま受け取る構成とは異なり、シュートからの円板製品の搬送動作と切り出し装置による押し込み動作とが独立する。このため、前者の場合のように、後続する円板製品がつながってインデックス装置の回転負荷になるといった問題も生じない。また、円板製品を、一旦保持した状態からインデックス装置の間欠動作に合わせた良好なタイミングでインデックス装置にセットすることができるため、インデックス装置による搬送動作を正確に行うことができる。
尚、インデックス装置は、ある角度をもって傾斜していてもよいが、水平な回転軸周りに回転するように垂直に立設され、シュートの先端が鉛直方向に延びるように構成されていると、円板製品の落下速度を最大限に利用することができる。その結果、インデックス装置側に迅速に円板製品を供給することができる。
また、インデックス装置としては、例えばセグメントを装着する装着面と、セグメントの収容部を装着面とは反対側から覆うとともに、装着面との間に円板製品を挟んでその搬送をガイドするガイド部材とを有するものが考えられるが、その場合にも、撮像装置による撮像が精度良く安定に行われる必要がある。
そこで、装着面又はガイド部材の少なくとも検出位置に相当する箇所に、チャンバと、そのチャンバを横断して円板製品の搬送路を形成するとともに、その搬送路に沿って複数の通風孔を有する架橋部材とを設け、その装着面又はガイド部材に形成された取付孔にチャンバに連通する吸引装置を取り付けるとよい。
そして、吸引装置によりチャンバ内の空気を吸引し、円板製品を装着面側又はガイド部材側に当接させて保持するとよい。この場合、撮像装置を、取付孔と対向するガイド部材又は装着面に設けられた検出孔から円板製品の検出面を覗くように配置することで、撮像装置と円板製品の検出面との角度や距離,撮像位置などを適正に保持することができる。
また、インデックス装置が移動・停留を間欠的に繰り返すことにより、撮像位置での停留時などにも円板製品に回転負荷がかかることになるが、吸引装置により安定に保持されるため、撮像中に円板製品が動くこともなく、安定した撮像処理を実現することができる。その結果、円板製品の検出面を精度よく撮像し、検査することができる。
ただし、この場合、円板製品がインデックス装置に周設されたセグメントに保持されることになるが、そのセグメントとインデックス装置との当接面に隙間ができると、空気のリークが発生し、吸引装置による吸引力が下がってしまうことになる。
そこで、例えばセグメントを樹脂材料で形成し、その収容部近傍においてその可撓性を高くするために、その厚み方向の断面積を部分的に減少させて構成するとよい。
かかる構成によれば、吸引装置により吸引動作を行った際にセグメントをインデックス装置の装着面又はガイド部材に密着させることができ、気密性を保持することができる。その結果、吸引装置の吸引力を保持することができる。
また、良品排出口及び不良品排出口においては、その良品,不良品の処理を正確かつ迅速に行う必要がある。
そこで、インデックス装置の装着面又はガイド部材の少なくとも良品排出口及び不良品排出口に相当する箇所に、それぞれ第1のチャンバと、その第1のチャンバに隣接した第2のチャンバと、両チャンバを横断して円板製品の搬送路を形成するとともに、その搬送路に沿って複数の通風孔を有する架橋部材とを設け、その装着面又はガイド部材に設けられた第1の取付孔に、第1のチャンバに連通する吸引装置を取り付け、さらに、第1の取付孔に隣接して設けられた第2の取付孔に、第2のチャンバに連通する吹出装置が取り付けるようにするとよい。
そして、吸引装置により第1のチャンバ内の空気を吸引することで、円板製品を良品排出口及び不良品排出口から排出されることなく、搬送経路側に保持できるようにし、逆に、吹出装置により第2のチャンバ内に空気を吹き出すことで、円板製品を良品排出口及び不良品排出口から排出することができるようにするとよい。
かかる構成により、円板製品の搬送処理及び排出処理を積極的に行うことができ、両処理を円滑かつ迅速に行うことができる。また、判定部の判定結果に基づいた円板製品の排出処理を正確に行うことができる。
さらに、上記架橋部材を、自軸周りに回転するローラをその回転軸とは垂直な方向に複数並設し、その架橋部材における複数のローラ間の隙間が上記複数の通風孔を形成するように構成すると、円板製品がチャンバ部分を通過する際の摩擦抵抗を低減することができる。特に、チャンバ部分は通風孔を介した吸引動作が行われる部分であり、円板製品を架橋部材に押し付けてその摩擦抵抗が大きくなるため、このような摩擦低減効果により、円板製品が損傷するのを防止又は抑制することができる。
また、上記架橋部材の複数の通風孔は、円板製品の検出面とは反対側の面の形状に応じて、吸引装置や吹出装置の位置で当該円板製品の吸引力や吹出力が高まるように配置されているのが好ましい。これは、例えば通風孔の数や面積を大きくするなどして実現することができる。
かかる構成によれば、設定位置における円板製品の吸引性能や吹出性能を高めることができ、撮像動作,排出動作,搬送動作等の高効率化を実現することができる。
また、以上に述べた検査装置を構築するため、本発明では、所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置に適用される搬送装置であって、自軸周りに間欠的に回転駆動され、複数に分岐されたシュートから供給された複数の円板製品をその停留時に同時に受け付ける複数のセグメントが周設され、前記受け付けた円板製品を前記セグメントに保持しつつ所定の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成されたインデックス装置と、前記分岐されたシュートの先端から排出された複数の円板製品を一旦保持し、前記インデックス装置の複数のセグメントのいずれかに対し、前記複数の円板製品を前記インデックス装置の間欠動作と同期をとりながら同時に挿入する切り出し装置と、を備えたことを特徴とする円板製品の搬送装置が提供される。
さらに、所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置に適用される搬送装置であって、複数に分岐されたシュートのそれぞれに対応して互いに並設され、その各々が、自軸周りに間欠的に回転駆動され、前記分岐したいずれかのシュートを通って供給された円板製品をその停留時に受け付ける複数のセグメントが周設され、前記受け付けた円板製品を前記セグメントに保持しつつ共有の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成された複数のインデックス装置と、前記分岐されたシュートの先端から排出された複数の円板製品を一旦保持し、前記各インデックス装置の複数のセグメントのいずれかに対し、前記複数の円板製品を前記インデックス装置の間欠動作と同期をとりながら同時に挿入する切り出し装置と、を備えたことを特徴とする円板製品の搬送装置が提供される。
かかる搬送装置を検査装置に組み込めば、上述した効果を得ることができる。
本発明によれば、分岐したシュートから搬送される複数の円板製品を切り出し装置にて同時に受け付け、複数の円板製品をインデックス装置に同時に挿入する。このため、インデックス装置の回転速度を調整することで、シュート1列の場合の複数倍の円板製品を搬送することができ、その結果、迅速な検査処理を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を一層明確にするために、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施例は、本発明の円板製品の搬送装置及び検査装置を、造幣局で使用されるメダルなどの円板製品の搬送装置及び検査装置として構成した例である。
[第1実施例]
図1は、本実施例にかかる検査装置全体の構成を表す概略構成図である。
本実施例の検査装置1は、造幣局のメダルなどの円板製品の製造工程である溶解工程,熱間圧延・冷間圧延工程,圧穿工程,圧縁工程,圧印工程を経た後に行われる検査工程において使用されるものであり、圧印工程の極印プレスで刻印された円板製品の模様を検査し、傷のある円板製品などの不良品を除くためのものである。
この検査装置1は、圧印工程で順次成形された円板製品を搬送し、当該検査装置1内に順次供給するための供給機構2と、供給機構2から供給された円板製品を一旦収容し、所定の姿勢にして排出口から順次送り出す回転円板式供給装置3と、回転円板式供給装置3から排出された円板製品を順次下方に向かってガイドするシュート4と、シュート4を通って供給された円板製品を受け付けて保持し、その回転運動により所定の検査位置まで搬送するインデックス装置5と、検査された円板製品が良品であると判定された場合に、この円板製品を良品排出口から排出して所定の良品収容庫に排出する良品排出機構6と、検査された円板製品が不良品であると判定された場合に、この円板製品を不良品排出口から排出して所定の不良品収容庫に排出する不良品排出機構7と、何らかの要因により円板製品の良品・不良品の判別ができなかったり装置に不具合があった場合などに、この円板製品を残ワーク排出口から残ワーク収容庫に排出する残ワーク排出機構8と、検査装置1における判定部として機能し、各種制御・演算処理を司る制御装置9とを備えている。
供給機構2は、圧印装置から排出される円板製品を順次受け入れて保留するシュート21と、シュート21に保留された円板製品を順次検査装置1の上方へ搬送するベルトコンベヤ22と、ベルトコンベヤ22の上端から下方に延設され、ベルトコンベヤ22から落下する円板製品を下方にガイドするシュート23とを備えている。本実施例においては、圧印装置から約750枚/分で円板製品が連続的に排出され、その円板製品は、ベルトコンベヤ22の連続的に繋がったバケットですくい上げられるか、又は連続的に繋がったプレートに垂直に取り付けられている板で同様にすくい上げられて上方に搬送される。
また、上記供給機構2は、圧印装置側に構成してもよい。或いは、圧印装置の排出部を検査装置より高所に設置することができる場合には、上方への搬送は不要であるため、圧印装置から排出される円板製品をシュート21で保留して後述の回転円板式供給装置3へ供給してもよい。尚、後述のように、検査装置1の停止等の際には、供給機構2の停止並びに圧印装置の停止を行えばよい。
回転円板式供給装置3は、円筒状の本体内部に傾斜姿勢で配置された回転円板31を有し、シュート23を通って供給された円板製品を収容するとともに、内部駆動モータ33により回転駆動され、円板製品をその遠心力により直立姿勢にした状態で回転円板31に沿って移動させ、1列に整列させた状態で所定の排出口32から順次排出する。具体的には、例えば特開2000−191129号公報に記載された回転円板式の物品供給装置を採用することができるが、本発明の主たる構成はインデックス装置周辺の搬送機構にあるため、ここではその詳細な構造説明については省略する。
また、本実施例では、回転円板式供給装置3内に円板製品の量を検知するセンサが設けられており、制御装置9にてその円板製品の量に基づきベルトコンベヤ22を駆動又は静止させる等の制御が行われる。さらに、シュート21内にも円板製品の満杯を検知する満杯センサが設けられており、例えば検査装置1が異常停止した場合などにシュート21内が満杯になると、圧印装置に対して停止指令が出力され、極印プレスの動作が停止される。
シュート4は、回転円板式供給装置3から排出された円板製品を、順次下方に向かってガイドするガイド経路を構成するものであるが、そのガイド経路の途中には分岐装置90が設けられており、この分岐装置90を境に2つのシュート41,42に分岐して下方のインデックス装置5側に延出している。
すなわち、図2に分岐装置90の概略断面構成を示すように、分岐装置90は、直方体形状の本体内部に分岐路91が形成されており、この分岐路91の分岐点となる中央部に円板製品を分岐させる振分機構92が設けられている。
この振分機構92は、円板製品の搬送方向に対して垂直な回転軸を有する左右一対の振分ディスク93,94からなり、個々に設けられた図示しない駆動モータにより、振分ディスク93が右回転,振分ディスク94が左回転し、上流側から搬送される円板製品を引き込むように構成されている。各振分ディスク93,94は、円板の外周縁を120度おきに半円状に切り欠いて形成された3つの円板製品保持部93a,94aを有し、これら円板製品保持部93a,94aは、円板製品の外形に沿ったプロフィルを有する。そして、各振分ディスク93,94は、各々の円板製品保持部が互いに左右対称ではなく、60度の位相差をもって回転するように構成され、かつ、その回転に伴って両者の間に円板製品一枚分が通過できるように配置されている。
このため、回転円板式供給装置3から排出された円板製品は、同図に示すように、分岐路91の入口91aから導入されて、振分機構92によって一枚ずつ交互に左右に振り分けられる。振り分けられた円板製品は、分岐路の出口91b,91cからそれぞれシュート41,42へ送り出される。その結果、分岐後のシュート41,42を介して互いに均等な数の円板製品が搬送されることになる。
図1に戻り、インデックス装置5は、円柱状の本体を有し、その中心に位置する水平な回転軸(自軸)周りに回転するように垂直に立設され、図中左回り(半時計回り)の搬送方向に間欠的に回転するように構成されている。このインデックス装置5の前面には、円板製品を保持するための収容部を有する複数のセグメント10が上記回転軸を中心に周設されている。図7はセグメント10の正面図であり、図8はそのA−A断面図である。
図7に示すように、セグメント10は、黒色系樹脂板からなり、その表面を荒らして光沢を抑えることにより、撮像の際に反射等の影響を与えないように工夫されている。また、セグメント10は、環状に複数並べられるように、基端側(図中下方)から周端側(図中上方)に向けて幅が大きくなる扇状の概形を有する。本実施例では、その扇形状の角度が15度になるように形成されている。セグメント10の周端側には、円板製品の収容部をなす円孔10aが設けられ、セグメント10の基端側には、インデックス装置5の装着面(表面)への装着の際に用いられる3つの孔10b,10c,10dが設けられている。両端の孔10b,10dが、インデックス装置5の装着面に設けられた突起を挿通する位置決め用の孔であり、中央の孔10cが固定用ネジを挿通するための孔である。
また、図8に示すように、セグメント10は、円板製品の検査面を撮像する際の邪魔にならないように、中央よりも周端側の厚みを薄くする一方、所定の接合強度を確保するために、中央よりも基端側の厚みを厚くしている。本実施例では、厚み1.8mmの円板製品を想定して、その周端側の厚みt1を1.7mmとし、基端側の厚みt2を6.0mmとしている。従って、中央部には4.3mm(t3)の段差を有する。同図において、セグメント10の左側面がインデックス装置5に装着される側であり、右側面の周端部が後述するガイド部材80によって覆われることになる。
さらに、同図の右下部にB部拡大図を示すように、周端側のほぼ中央寄り部分はさらに薄く形成されており、本実施例ではその厚みt4を1.2mmとしている。これは、セグメント10に可撓性を持たせることにより、後述する撮像工程における吸引処理の際にセグメント10の円板製品保持部をインデックス装置5の装着面側に密着させ易いようにしたものである。
図1に戻り、インデックス装置5のセグメント10を装着した面とは反対側には、その装着面との間に円板製品を挟んでその搬送をガイドするガイド部材80が設けられている(図3〜図5参照)。セグメント10の円孔10aに収容された円板製品は、インデックス装置5の回転により搬送方向下流側に順次搬送される。
また、インデックス装置5の上端部には、分岐したシュート41,42の先端から排出され、垂直に落下した2枚の円板製品を同時に保持し、所定のタイミングで一対のセグメント10に同時に挿入する切り出し装置50が設置されている。さらに、切り出し装置50より搬送経路下流側の検査位置には、搬送された円板製品の検出面を撮像する撮像部100が設けられている。この撮像部100は、円板製品の一方の面を撮像する撮像装置110と、他方の面を撮像する撮像装置120とからなり、それぞれインデックス装置5の裏面側,表面側に2インデックス分(セグメント10の二枚分)の間隔をあけて配置されている。尚、インデックス装置5側には、各検査位置にて円板製品の検査面(表面,裏面のそれぞれ)を露出させるための孔が設けられている。
次に、切り出し装置50の構成及びその動作について、図3〜図5に基づいて説明する。図3は、切り出し装置50の概略構成を表す断面図であり、図4は、その内部機構を表す平面図であり、図5は、同内部機構を表す側面図である。
図3に示すように、切り出し装置50は、複数の円板製品をその周縁部に保持可能な一対の歯車状のディスク51,52と、各ディスク51,52を自軸周りに回転駆動する駆動機構53と、ディスク51,52に保持された円板製品をインデックス装置5のセグメント10の収容部(円孔10a)に挿入する挿入機構54とを備える。
すなわち、各ディスク51,52は、それぞれ円板の外周縁を30度おきに半円状に切り欠いて形成された12個の凹部51a,52aを有し、これら凹部51a,52aは、円板製品の外周面に沿ったプロフィルを有する。各ディスク51,52は、各々の凹部51a,52aが互いに左右対称な位置にくるように配置されており、各々の回転軸の先端(前面側)には、駆動機構53に接続するためのカサ歯車51b,52bが設けられている。
駆動機構53は、ディスク51,52の前方で水平方向に延びる駆動軸55を備えている。この駆動軸55は、その一端に設けられた動力伝達ギヤ55aが図示しない駆動用モータに連結されるとともに、その軸方向のディスク51,52と対面する位置に、上記カサ歯車51b,52bにその内側(両歯車が近接する側)で噛合するカサ歯車55b,55cがそれぞれ配設されている。そして、駆動モータにより駆動軸55が回転駆動されると、ディスク51,52が内回り(つまり、ディスク51が図中時計回り,ディスク52が図中反時計回り)に回転駆動される。両ディスク51,52は、インデックス装置5との同期をとるように間欠的に回転する。
挿入機構54は、ディスク51,52の前方のやや上方で水平方向に延びる揺動軸56を備えている。この揺動軸56は、その一端に設けられたリンク部材56aが、図示しない駆動用モータに駆動されるカム機構を介して揺動するリンク機構に連結されている。揺動軸56の軸方向の先端部には、一対の押出機構81,82が設けられている。この押出機構81は、揺動軸56からこれに垂直に延出する長板状のリンク部材83と、このリンク部材83に接続される長尺状の挿入ピン84とを有する。挿入ピン84は、ガイド部材80及びこれに立設された支持部材80aを貫通して設けられた挿通孔80bに摺動可能に支持され、セグメント10に対して垂直な方向に進退可能に構成されている。挿入ピン84の長手方向の一端(インデックス装置5側)には、円板製品とほぼ同面積の押圧円板85が設けられており、他端には、リンク部材83の先端部が連結する連結部86が設けられている。尚、押出機構82は、押出機構81と同様の構成を有するため、同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
このため、図示しないリンク機構が駆動されてリンク部材56aが揺動することにより揺動軸56が回動すると、一対の押出機構81,82の各リンク部材83が揺動して挿入ピン84を挿入方向に移動させる。このとき、ディスク51,52のそれぞれの凹部51a,52aに保持された二枚の円板製品が、その厚み方向に押圧され、さらに奥に位置するセグメント10の円孔10aに挿入されるようになっている。この挿入動作は、インデックス装置5との同期をとって間欠的に行われる。
図6は、インデックス装置5及び切り出し装置50の間欠動作と、円板製品の搬送動作を表す説明図である。尚、本実施例においては、図中実線で示す構成要素よりも図中奥側に配置される構成要素を点線で示し、逆に図中手前側に配置される構成要素を二点差線で示している。つまり、ある断面で見た場合、本来二点差線の構成要素は見えないが、各構成要素間の位置関係や協働動作を分かり易くするためにそのように表記している(以下同様)。
同図(a)に示すように、切り出し装置50がシュート41,42から供給された円板製品を順次受けつけ、ディスク51,52の間欠動作により両ディスク51,52に保持された円板製品がインデックス装置5の最上部に位置する一対のセグメント10に対面して停留すると、円板製品の挿入処理が行われる。
すなわち、インデックス装置5及び切り出し装置50がともに停留したタイミングで、ディスク51,52に保持された合計二枚の円板製品が、押出機構81,82によって、一対のセグメント10の円孔10a(収容部)のそれぞれに押し込まれる。
そして、この挿入処理が完了すると、同図(b)及び(c)に示すように、インデックス装置5及び切り出し装置50のそれぞれを間欠回転駆動させる。すなわち、インデックス装置5が移動・停留の間欠動作を二回繰り返す。つまり、セグメント10の一枚分(15度)の移動・停留を二回繰り返す。その間、切り出し装置50のディスク51,52は、移動・停留の間欠動作を一回行う。つまり、一ピッチ分(30度)の移動をして停留する。
すると、同図(c)に示すように、インデックス装置5の最上部(挿入位置)に、円孔10aが空の状態の一対のセグメント10が停留すると同時に、両ディスク51,52に保持された円板製品がこれら一対のセグメント10に対面して停留する。この状態において、同図(d)に示すように、ディスク51,52に保持された次の二枚の円板製品が、押出機構81,82によって、一対のセグメント10の円孔10aのそれぞれに同時に押し込まれる。本実施例の円板製品の搬送処理においては、以上に述べた同図(a)〜(d)の処理が繰り返されるが、これらインデックス装置5及び切り出し装置50の間欠動作及び円板製品の挿入動作は、互いに同期をとって行われる。
このように、本実施例では、インデックス装置5の二回の間欠動作につき、切り出し装置50が一回の間欠動作を行う。つまり、切り出し装置50による搬送時間は、インデックス装置5による搬送時間の2倍の余裕があることになるため、切り出し装置50による搬送速度は、インデックス装置5による搬送速度の半分でよいことになる。一方、各シュート41,42から切り出し装置50のディスク51,52への円板製品の挿入時間間隔は、両ディスク51,52の搬送時間間隔に一致する。従って、インデックス装置5を高速で移動させれば、その搬送速度の限界値は、円板製品の自由落下速度の二倍ということになる。従って、理論上は816.5枚/分の二倍が限界となり、常用でも750枚/分の二倍程度の搬送速度が限界となる。よって、インデックス装置5の搬送速度及び撮像装置110,120の撮像速度等も上げることで、上述した850枚/分以上の検査処理を余裕で実現することができる。
次に、撮像部の構成及び動作について、図1及び図9〜図14に基づいて説明する。図9は撮像部におけるインデックス装置5の概略構造と円板製品の搬送動作を表す断面図であり、図10は図9のC−C断面からみた撮像装置120を含めた説明図であり、図11〜図14は撮像部におけるインデックス装置5を側方からみた断面図等である。
図1に示すように、撮像部100は、円板製品の一方の面を撮像する撮像装置110と他方の面を撮像する撮像装置120の2つが設置されている。
本実施例において、撮像装置110は、インデックス装置5に対して図中奥側に配設され、インデックス装置5の最上部から搬送方向に5インデックス目(セグメント10の5枚分)のセグメント10の位置に配置されている。インデックス装置5の裏面側は、この撮像装置110の位置に開口部を有し、そこでセグメント10を露出させている。
一方、撮像装置120は、インデックス装置5に対して図中手前側に配設され、インデックス装置5の最上部から搬送方向に7インデックス目のセグメント10の位置に配置されている。インデックス装置5の表面側に設けられたガイド部材80は、この撮像装置120の位置に開口部を有し、そこでセグメント10を露出させている。
図9に示すように、インデックス装置5におけるセグメント10の装着面の検出位置(撮像位置)に相当する箇所には、インデックス装置5の外形に合わせて湾曲した長方形状のチャンバ210が形成されており、そのチャンバ210を手前側(ガイド部材80側)で横断して覆うように、当該装着面に架橋部材211が嵌合装着されている。この架橋部材211は、この撮像部において円板製品の搬送路を形成するとともに、その搬送路に沿って複数の通風孔212を有する。また、架橋部材211の表面は鏡面仕上げされ、かつチタン系のコーティング(バイオレットコート)が施されている。このコーティングの色として濃い紫色を採用したため、撮像装置120による画像背景に反射等の影響を与えることがない。
さらに、図10に示すように、チャンバ210の背面中央部には取付孔213が形成され、この取付孔213にチャンバ210に連通する吸引装置310が取り付けられている。吸引装置310は、電磁弁駆動式のものであり、図示しない駆動モータにより駆動される。
そして、吸引装置310によりチャンバ210内の空気を吸引することで、円板製品を装着面側の架橋部材211に当接させて保持できるように構成されている。また、ガイド部材80において取付孔213と対向する位置には検出孔88が設けられ、撮像装置120がその検出孔88から円板製品の検出面を覗くように配置されている。尚、撮像装置120とガイド部材80との間には、検出孔88の奥で保持された円板製品を照らすための照明装置130が配置されている。
本実施例において、インデックス装置5の装着面とガイド部材80との隙間t5は2.0mm程度に設定されているため、円板製品がその隙間に脱落することはない。また、この撮像部においては、吸引装置310により、円板製品が架橋部材211側に吸い付けられるため、ガイド部材80の検出孔88から外部に脱落することもない。また、このとき円板製品が垂直に保持されるため、撮像をほぼ垂直に捉えることができる。さらに、照明装置130によって円板製品の検出面が明るく照らされるため、円板製品の検査を精度よく行うことができる。
図11(a)は撮像部におけるインデックス装置5を図10の上方からみた断面図であり、同図(b)はそのD−D方向矢視図である。
同図に示すように、架橋部材211が形成する搬送路に沿って複数の通風孔212が形成されるが、特に撮像装置120の撮像の軸が位置するその中央部においては、通風孔212の数が多く配置されている。これは、円板製品の検出面とは反対側の面の形状に応じて、吸引装置310の位置で当該円板製品の吸引力が高まるようにしたものであり、セグメント10に保持されて搬送された円板製品が検出位置(撮像位置)にきたときに、最も強く吸引して円板製品をより安定してこれを保持できるようにしたものである。搬送される円板製品は、その架橋部材211に差し掛かったところから吸引され始め、架橋部材211の中央部に停留したところで最も強く引き付けられる。そして、そこで撮像装置120による撮像が終了して再び下流側に搬送されると徐々に吸引力が弱まり、架橋部材211による搬送路を抜ける。このような吸引・搬送動作が後続する円板製品についても順次行われる。
また、同図に示すように、この搬送路においては、そこを通過するセグメント10の周端部と円板製品の面が架橋部材211に密着するため、チャンバ210内はほぼ密閉状態となり、空気のリークが発生するのが防止又は抑制される。このため、吸引装置310による吸引性能を保持することができる。
また、以上に説明した図11は、その検査面の模様にそれ程むらがない円板製品を対象とした場合に好適な構成を示したが、中央に孔があるメダルなどの円板製品については、その孔から空気のリークが発生しないようにする必要がある。そこで、このような円板製品に対しては、図12に示すような架橋部材221を採用するとよい。図12(a)はインデックス装置5を図10の上方からみた断面図であり、同図(b)はそのE−E方向矢視図である。
同図に示すように、架橋部材221が形成する搬送路に沿って複数の通風孔222が形成され、特に撮像装置120の撮像軸が位置するその中央部においては、通風孔222の数が多く配置されている。ただし、図11の場合と異なり、その中央部の中心付近には円板製品の孔が位置するため、通風孔222を設けていない。このような構成によって、チャンバ210からの空気のリークを防止又は抑制することができる。
また、例えば中央が盛り上がった面を有する円板製品については、その盛り上がり部により円板製品と架橋部材との間に隙間ができて、そこから空気のリークが発生することがないように工夫する必要がある。このような場合には、図13に示すような架橋部材231を採用するとよい。図13(a)はインデックス装置5を図10の上方からみた断面図であり、同図(b)はそのF−F方向矢視図である。
同図に示すように、架橋部材231が形成する搬送路に沿って複数の通風孔212が形成され、特に撮像装置120の撮像軸が位置するその中央部においては、通風孔212の数が多く配置されている。ただし、図11、図12の場合とは異なり、その中央部の前面には、円板製品よりも小さな円溝232が形成されている。このため、円板製品の盛り上がり部をその円溝232に収容することにより、チャンバ210内の空気のリークを防止又は抑制することができ、円板製品をその撮像位置にて安定に保持することができる。
また、円板製品は上述のように架橋部材が形成する搬送路を通過する際に、当該架橋部材側に引き付けられながら搬送されるため、架橋部材との間に摩擦が生じることになる。このため、この摩擦によって円板製品の表面が傷つかないように工夫するのがよい。このような場合には、図14に示すような架橋部材241を採用するとよい。図14(a)はインデックス装置5を図10の上方からみた断面図であり、同図(b)はそのG−G方向矢視図である。
同図に示すように、架橋部材241は、その検出部において長方形状の開口部242を有し、その開口部242を覆うように、自軸周りに回転するローラ243がその回転軸とは垂直な方向に複数並設されて構成されている。そして、架橋部材241における複数のローラ243間の隙間(本実施例では0.2mm)が、複数の通風孔244を形成するようになっている。各ローラ243は、丸棒状の軸に円形パイプ部材を挿通して構成されており、その軸の両端は、開口部242の前面側上下に嵌入された長尺状のローラ支持部材245,246によってそれぞれ固定されている。また、各ローラ243は、チタン系のコーティングが施されている。
そして、円板製品が架橋部材241を通過する際には、そのローラ243が回動してこれを搬送するため、円板製品との間に生じる摩擦力を小さくすることができる。
かかる構成により、架橋部材241が形成する搬送路での円板製品の損傷を防止することができ、特に、アルミ等の軟質性金属円板からなる傷つきやすい円板製品を搬送する場合に、その効果を顕著に発揮することができる。
尚、撮像装置110付近の構成については、ガイド部材80側にチャンバ,架橋部材,及び吸引装置が設けられ、インデックス装置5側に検出孔が設けられる点で上記とは異なるが、その構成要素の構造及び動作は撮像装置120付近のものと同様であるため、その説明については省略する。
次に、インデックス装置5の良品排出部及び不良品排出部の構成及び動作について説明する。図15及び図16は、インデックス装置5において不良品排出機構7が接続される不良品排出部の構成及びその動作を表す説明図である。
まず、インデックス装置5の不良品排出部の構成は、上述した撮像部の構成と類似したところがあるが、搬送路を通過する円板製品を不良品排出口から排出するための吹出装置が設置されている点で異なる。図15(a)は不良品排出部におけるインデックス装置5を側方からみた断面図であり、同図(b)はそのH−H方向矢視図である。
同図に示すように、インデックス装置5における装着面の不良品排出位置に相当する箇所には、第1のチャンバ441と、その第1のチャンバ441に隣接した第2のチャンバ442が形成されており、その両チャンバを手前側(ガイド部材80側)で横断して覆うように、当該装着面に架橋部材411が嵌合装着されている。
第1のチャンバ441は、Π状をなし、その搬送路に亘って延びるように形成されている。一方、第2のチャンバ442は、正方形状をなし、搬送路の中央で第1のチャンバ441に包囲されるように形成されている。そして、架橋部材411において第1のチャンバ441及び第2のチャンバ442のそれぞれに対面する位置には、複数の通風孔421が形成されている。
また、第1のチャンバ441の背面部には、3つの取付孔431,432,433が並設され、その両端の取付孔431,433のそれぞれに対し、第1のチャンバ441に連通する吸引装置510,530が取り付けられている。
そして、吸引装置510,530により第1のチャンバ441内の空気を吸引することで、円板製品を装着面側の架橋部材411に当接させて保持できるように構成されている。
一方、中央の取付孔432には、第2のチャンバ442に連通する吹出装置520が取り付けられており、吹出装置520により第2のチャンバ442内に空気を吹き出すことで、円板製品を不良品排出口から排出することができるように構成されている。
吸引装置510,530及び吹出装置520は、互いに切替え可能な電磁弁駆動式のものであり、図示しない駆動モータにより駆動される。
また、ガイド部材80において各取付孔と対向する位置には不良品排出口488が設けられ、その前面側を覆うように、不良品排出機構7につながるシュートが接続されている。そして、不良品排出口488の位置で吸引力及び吹出力が高まるよう、架橋部材411の中央部において通風孔421の数が多くなるように構成されている。
以上の構成において、不良品と判定された円板製品を不良品排出口488から排出させる際には、円板製品が不良品排出部に近づいた時点で吸引装置510,530を停止させたまま吹出装置520を駆動する。すると、セグメント10の円孔10aに保持された円板製品が不良品排出部に停留したときに不良品排出口488に吹き出され、不良品排出機構7により不良品収容庫に排出される。
一方、良品と判定された円板製品が搬送されてきた場合には、円板製品が不良品排出部に近づいた時点で吹出装置520を停止させたまま吸引装置510,530を駆動する。すると、セグメント10の円孔10aに保持された円板製品は、不良品排出口488から脱落することなく、そのまま架橋部材411側に引き付けられた状態で搬送路下流側の良品排出部に搬送される。
また、この場合も、搬送路での摩擦によって円板製品の表面が傷つかないように、図16に示すような架橋部材641を採用してもよい。図16(a)は不良品排出部におけるインデックス装置5を側方からみた断面図であり、同図(b)はそのI−I方向矢視図である。
同図に示すように、架橋部材641は、その不良品排出部において長方形状の開口部642を有し、その開口部642を覆うように、自軸周りに回転するローラ643がその回転軸とは垂直な方向に複数並設されて構成されている。そして、架橋部材641における複数のローラ643間の隙間が、複数の通風孔644を形成するようになっている。各ローラ643は、丸棒状の軸に円形パイプ部材を挿通して構成されており、その軸の両端は、開口部642の前面側上下に嵌入された長尺状のローラ支持部材645,646によってそれぞれ固定されている。
そして、円板製品が架橋部材641を通過する際には、そのローラ643が回動してこれを搬送するため、円板製品との間に生じる摩擦力を小さくすることができる。
かかる構成により、架橋部材641が形成する搬送路での円板製品の損傷を防止することができる。
尚、良品排出部の構成及び動作については、不良品排出部のそれと同様であるため、その説明については省略するが、良品と判定された円板製品は、良品排出口(不良品排出口488と同様の構成)に吹き出され、良品排出機構6を構成するベルトコンベヤにより良品収容庫まで搬送される。
一方、円板製品の良品・不良品の判別ができなかったり、装置に不具合があった場合などにおいては、良品排出口においても円板製品を排出することなく、残ワーク排出機構8によって搬送路下流側の残ワーク排出口から残ワーク収容庫に排出する。
次に、良品排出機構6,不良品排出機構7及び残ワーク排出機構8の構成及び動作について、図1に戻って説明する。
同図に示すように、良品排出機構6は、インデックス装置5の良品排出口から排出された円板製品を、予め用意された良品収容庫66に搬送して排出するための機構である。この良品排出機構6は、良品排出口から排出された円板製品を下方にガイドするシュート61と、シュート61を通って落下した円板製品を受入れ、円板製品保留部63に搬送するベルトコンベヤ62と、円板製品保留部63に保留された円板製品を上方に搬送するベルトコンベヤ64と、ベルトコンベヤ64の上端から良品収容庫66に落下させる際に円板製品を下方にガイドするシュート65とから構成されている。このように、良品と判定された円板製品は、順次良品収容庫66に搬送され蓄積されていく。
また、不良品排出機構7は、不良品であると判定され、インデックス装置5の不良品排出口488から排出された円板製品を、予め用意した不良品収容庫72に排出するものであり、不良品排出口488に接続され下方に落下する円板製品をガイドするシュート71を備える。不良品と判定された円板製品は、順次不良品収容庫72に搬送され蓄積されていく。
さらに、残ワーク排出機構8は、良品・不良品の判別ができなかったり、検査装置1に不具合があった場合などに、インデックス装置5の残ワーク排出口から排出された円板製品を収容する残ワーク収容庫89を備える。
次に、検査装置1を構成する各装置の動作タイミングについて、図17に基づいて説明する。図17は、各装置の動作を表すタイミングチャートであり、同図(a)はインデックス装置5の間欠回転動作を表し、同図(b)は切り出し装置50の一対のディスク51,52の間欠回転動作を表し、同図(c)は切り出し装置50のインデックス装置5への円板製品挿入動作を表している。また、同図(d)はインデックス装置5から不良品排出機構7への不良品の排出動作を表し、同図(e)はインデックス装置5から良品排出機構6への良品の排出動作を表している。
同図からも分かるように、インデックス装置5の間欠動作に同期して、切り出し装置50,良品排出機構6,不良品排出機構7の間欠動作が行われる。
切り出し装置50は、上述したように、インデックス装置5の間欠動作2回につき1回動作し、インデックス装置5の停留時に円板製品の挿入動作を行う。また、不良品排出機構7は、インデックス装置5の停留ごとに不良品があればこれを排出し、不良品がなければこれを良品排出機構6に受け渡す。そして、良品排出機構6は、インデックス装置5の停留ごとに良品があればこれを排出し、良品がなければこれを残ワーク排出機構8に受け渡す。
以上に説明したように、本実施例の検査装置1においては、インデックス装置5が、その間欠駆動のタイミングで2列に分岐されたシュート41,42のそれぞれから円板製品を同時に受け付けることができるため、そのインデックス装置5の回転速度を調整することで、シュート1列の場合の2倍の円板製品を搬送することができる。
また、撮像部100,良品排出部,不良品排出部等において、吸引装置や吹出装置を利用することにより、安定した円板製品の搬送処理を実現することができる。
このように、円板製品の搬送状態が安定し、かつ搬送速度が向上するため、撮像装置110,120の撮像処理,制御装置9による良品・不良品の判定処理を迅速にすることができる。その結果、検査装置1全体として精度のよい迅速な検査処理を実現することができる。発明者らは、本実施例の検査装置1によって850枚/分以上の処理能力を最重量・最大径のメダルをもって確認している。
さらに、良品・不良品排出するに際し、位置保持(吸引)と排出(吹出)の用途に仕切られたチャンバを設け、良品・不良品の検査結果に基づき、電磁弁により吸引又は排出の制御をすることにしたため、排出時間をかなり短くすることができる。また、吸引装置及び吹出装置には、電磁弁の応答時間の遅れや配管による圧損等もあるが、吸引及び排出のチャンバが確実に分かれて構成されているため、相反する力が干渉することもない。
尚、本実施例において、検査装置1のインデックス装置5及び切り出し装置50等が、本発明の搬送装置に該当する。
[第2実施例]
本実施例は、検査装置を2台のインデックス装置を並設して構成したものである。図18は本実施例にかかる検査装置全体の構成を表す概略構成図である。
尚、本実施例の検査装置の全体構成については、上述した第1実施例のものと共通する部分が多いため、同様の構成部分については同一の符号を付す等して、その説明を省略又は簡略化する。
図18に示すように、本実施例の検査装置201は、分岐したシュート41,42の搬送方向下流側に、一対のインデックス装置203,204が左右対称に並設されている。
インデックス装置203(第1のインデックス装置)は、円柱状の本体を有し、その中心に位置する水平な回転軸(自軸)周りに回転するように垂直に立設され、図中右回り(時計回り)の搬送方向に間欠的に回転するように構成されている。
一方、インデックス装置204(第2のインデックス装置)は、インデックス装置203の構成と同様の構成を有するが、インデックス装置203と左右対称に構成され、図中左回り(反時計回り)の搬送方向に間欠的に回転するように構成されている。
これらインデックス装置203,204のそれぞれの前面には、円板製品を保持するための収容部を有する10枚のセグメント206が、各々の回転軸を中心に36度間隔で周設されている。図19はセグメント206の正面図であり、図20はそのJ−J断面図である。
セグメント206は、ABS製又はPC製等樹脂材から形成されているが、図19に示すように、長方形板の先端にリングを接続したような形状を有する。すなわち、セグメント206の先端側には、円板製品の収容部をなす円孔206aが設けられ、セグメント206の基端側には、インデックス装置203又は204の装着面(表面)への装着の際に用いられる2つの孔206b,206cが設けられている。一方の孔206bがインデックス装置203又は204の装着面に設けられた突起を挿通する位置決め用の孔であり、他方の孔206cが固定用ネジを挿通するための孔である。
また、図20に示すように、セグメント206は、円板製品の検査面を撮像する際の邪魔にならないように、中央よりも先端側の厚みを薄くする一方、所定の接合強度を確保するために、中央よりも基端側の厚みを厚くしている。本実施例では、厚み1.8mmの円板製品を想定して、その周端側の厚みt21を1.7mmとし、基端側の厚みt22を6.0mmとしている。従って、中央部には4.3mm(t23)の段差を有する。同図において、セグメント206の左側面がインデックス装置203又は204に装着される側であり、右側面の先端部がガイド部材によって覆われることになる。
さらに、同図の右下部にK部拡大図を示すように、周端側のほぼ中央寄り部分はさらに薄く形成されており、本実施例ではその厚みt24を1.2mmとしている。これは、セグメント206に可撓性を持たせることにより、撮像工程における吸引処理の際にセグメント206の円板製品保持部をインデックス装置203又は204の装着面側に密着させ易いようにしたものである。
さらに、インデックス装置203,204のセグメント206を装着した面とは反対側には、その装着面との間に円板製品を挟んでその搬送をガイドする図示しないガイド部材が設けられている。セグメント206の円孔206aに収容された円板製品は、インデックス装置203,204の回転により搬送方向下流側に順次搬送される。
図21はそのインデックス装置の動作を表す概略説明図である。
同図に示すように、インデックス装置203,204は、周設された各セグメント206に形成された円板製品収容部としての円孔206aの中心をつなぐ搬送ピッチ円(一点鎖線)が、互いに2点207,208で交差するように配設されている。そして、図中二点鎖線にて示す位置で(つまり18度おきに)移動・停留の間欠動作を繰り返す。尚、本実施例では、両交差点207,208の間隔が、2ピッチ分に設定されている。
そして、各インデックス装置203,204に取り付けられたセグメント206は、他方のインデックス装置のセグメントに対して一移動量分だけ位相がずれるように配置され、上記搬送ピッチ円上の交差する2箇所の停留位置(交差点207,208)に交互に移動して停留するように動作する。この2箇所の停留位置が共有の検査位置となっており、その一方には、搬送された円板製品の表面側を撮像する撮像装置110が設置され、他方には、裏面側を撮像する撮像装置120が設置されている。インデックス装置203,204又はこれらを覆うガイド部材は、第1実施例と同様に、撮像装置の位置に円板製品を露出させるための開口部を有する。
図18に戻り、両インデックス装置203,204の上端部には、分岐したシュート41,42の先端から排出され、垂直に落下した2枚の円板製品を同時に保持し、所定のタイミングで各インデックス装置に一枚ずつ同時に挿入する切り出し装置250が設置されている。この場合、両インデックス装置203,204のセグメントの位相が一移動量分ずれているため、切り出し装置250において円板製品を保持する2枚のディスクも、その分ずれて配置されている。
また、両インデックス装置203,204においては、互いに対称となる位置に、不良品排出口,良品排出口,及び残ワーク排出口が設けられ、それぞれ不良品排出機構217,良品排出機構216,及び残ワーク排出機構218が配設されている。本実施例では、上述のように、両インデックス装置203,204のセグメントの位相が一移動量分ずれているため、各排出口から円板製品が交互に排出されることになる。このため、一方のインデックス装置で排出(リジェクト)動作をしている間に、他方のインデックス装置側で排出動作の準備ができる。
次に、検査装置201を構成する各装置の動作タイミングについて、図22に基づいて説明する。図22は、各装置の動作を表すタイミングチャートであり、同図(a)は左側のインデックス装置203の間欠回転動作を表し、同図(b)は右側のインデックス装置204の間欠回転動作を表し、同図(c)は切り出し装置250の2つのディスクの間欠回転動作を表し、同図(d)は切り出し装置250の各インデックス装置への円板製品挿入動作を表している。また、同図(e)はインデックス装置203からその不良品排出機構217への不良品の排出動作を表し、同図(f)はインデックス装置203からその良品排出機構216への良品の排出動作を表している。さらに、同図(g)はインデックス装置204からその不良品排出機構217への不良品の排出動作を表し、同図(h)はインデックス装置204からその良品排出機構216への良品の排出動作を表している。
同図からも分かるように、インデックス装置203,204の間欠動作に同期して、切り出し装置250,各良品排出機構216,各不良品排出機構217の間欠動作が行われる。
切り出し装置250は、上述したように、インデックス装置203,204の間欠動作2回につき1回動作し、インデックス装置203,204の停留時に円板製品の挿入動作を行う。また、各不良品排出機構217は、インデックス装置203,204の停留ごとに不良品があればこれを排出し、不良品がなければこれを各良品排出機構216に受け渡す。そして、各良品排出機構216は、インデックス装置203,204の停留ごとに良品があればこれを排出し、良品がなければこれを各残ワーク排出機構218に受け渡す。
以上に説明したように、本実施例の検査装置201においては、分岐したシュート41,42のそれぞれに対応して2台のインデックス装置203,204が並設され、各インデックス装置が、各シュートの円板製品を同時に受け付けて、順次共有の検査位置まで搬送する。
このため、第1実施例と同様に、そのインデックス装置203,204の回転速度を調整することで、上述したシュート1列の場合の2倍の円板製品を搬送することができ、その結果、迅速な検査処理を実現することができる。
また、上述のように、両インデックス装置203,204の各排出口から円板製品が交互に排出されることになるため、一方のインデックス装置で排出(リジェクト)動作をしている間に、他方のインデックス装置側で排出動作の準備ができる。このため、装置全体として倍以上の排出時間の余裕が生まれ、その排出時間を稼ぐことができる。
また、リジェクト不良は、円板製品とガイド間での噛み込み等で両者にダメージを与えるという問題があったが、本実施例の構成により、発明者らは、850枚/分での円滑動作とそれ以上の速度での可能性を見出すことがきた。
尚、本実施例において、検査装置201のインデックス装置203,204及び切り出し装置250等が、本発明の搬送装置に該当する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記各実施例では、セグメント10,206を円板製品の収容部近傍においてその可撓性を高くするために、その厚みを部分的に減少させる構成を示したが、例えば同様の箇所に孔を形成することにより可撓性を高めるようにしてもよい。
また上記各実施例においては、良品排出口及び不良品排出口に相当するそれぞれの箇所において、吸引装置及び吹出装置を配設した構成を示したが、これら吸引装置及び吹出装置は、それぞれが別体の装置であってもよいし、一体化された吸引/吹出装置として構成し、内蔵する電磁弁の切替えにより、吸引動作又は吹出動作を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、円板製品の供給機構としてベルトコンベアを用いた例を示したが、例えば駆動装置を用いて円板製品保留部自体を移動させるように構成してもよい。
また、上記実施例では、インデックス装置に円板製品を供給するシュートをその搬送経路上流側で2経路に分岐させる構成としたが、3経路以上に分岐させて円板製品を供給し、インデックス装置側で3個以上の円板製品を同時に受け付けるようにしてもよい。
また、上記第2実施例では、インデックス装置を2つ設けた構成を示したが、3つ以上のインデックス装置を並設し、3個以上の円板製品を同時に受け付けるようにしてもよい。このように、シュートを3分岐以上にしたり、インデックス装置を3つ以上設ける構成を実現するためには、切り出し装置のディスクの配置や個数、撮像装置の数、排出口の数を調整する必要があり構成が複雑になるが、円板製品の搬送速度を更に向上させることができる。
また、上記各実施例では、検査装置が搬送する円板製品として造幣局の円板製品を例に挙げたが、本発明は、例えば娯楽施設等にあるメダルやボタン電池その他の円板製品についても適用することが可能であることはもちろんである。
本発明の第1実施例にかかる検査装置全体の構成を表す概略構成図である。 第1実施例にかかる分岐装置の概略構成を示す説明図である。 第1実施例にかかる切り出し装置の概略構成を表す断面図である。 第1実施例にかかる切り出し装置の内部機構を表す平面図である。 第1実施例にかかる切り出し装置の内部機構を表す側面図である。 第1実施例にかかるインデックス装置及び切り出し装置の間欠動作と、円板製品の搬送動作を表す説明図である。 第1実施例にかかるセグメントの正面図である。 図7のA−A断面図である。 第1実施例にかかる撮像部におけるインデックス装置の概略構造と円板製品の搬送動作を表す断面図である。 図9のC−C断面図である。 インデックス装置を図10の上方からみた断面図等である。 インデックス装置を図10の上方からみた断面図等である。 インデックス装置を図10の上方からみた断面図等である。 インデックス装置を図10の上方からみた断面図等である。 第1実施例のインデックス装置において不良品排出機構が接続される不良品排出部の構成及びその動作を表す説明図である。 第1実施例のインデックス装置において不良品排出機構が接続される不良品排出部の構成及びその動作を表す説明図である。 第1実施例の検査装置を構成する各装置の動作を表すタイミングチャートである。 第2実施例にかかる検査装置全体の構成を表す概略構成図である。 第2実施例にかかるセグメントの正面図である。 図19のJ−J断面図である。 第2実施例にかかるインデックス装置の動作を表す概略説明図である。 第2実施例の検査装置を構成する各装置の動作を表すタイミングチャートである。
符号の説明
1,201 検査装置
2 供給機構
3 回転円板式供給装置
4 シュート
5,203,204 インデックス装置
6,216 良品排出機構
7,217 不良品排出機構
8,218 残ワーク排出機構
9 制御装置
10,206 セグメント
10a,206a 円孔
22 ベルトコンベヤ
31 回転円板
32 排出口
41,42 シュート
50,250 切り出し装置
51,52 ディスク
53 駆動機構
54 挿入機構
66 良品収容庫
72 不良品収容庫
80 ガイド部材
81,82 押出機構
84 挿入ピン
88 検出孔
90 分岐装置
92 振分機構
93,94 振分ディスク
110,120 撮像装置
210,441,442 チャンバ
211,221,231,241,411,641 架橋部材
212,222,244,421,644 通風孔
213,431,432 取付孔
232 円溝
242,642 開口部
243,643 ローラ
310,510 吸引装置
488 不良品排出口
520 吹出装置

Claims (17)

  1. 所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置であって、
    前記成形後の円板製品を搬送して当該検査装置内に順次供給するための供給機構と、
    前記供給機構から供給された円板製品を収容するとともに、前記円板製品を所定の姿勢にした状態で所定の排出口から順次排出する供給装置と、
    前記供給装置から排出された円板製品を、順次下方に向かってガイドするとともに、そのガイド経路途中において複数に分岐するシュートと、
    自軸周りに間欠的に回転駆動され、前記シュートを通って複数に分岐して供給された複数の円板製品をその停留時に同時に受け付け、その周縁部に保持しつつ所定の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成されたインデックス装置と、
    前記検査位置に配置され、前記円板製品の検査面を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した円板製品が良品であるか又は不良品であるかを、予め定める基準に基づき判定する判定部と、
    前記判定部により前記円板製品が良品であると判定された場合に、前記インデックス装置により搬送された当該円板製品を、所定の良品排出口から排出して所定の良品収容庫に排出する良品排出機構と、
    前記判定部により前記円板製品が不良品であると判定された場合に、前記インデックス装置により搬送された当該円板製品を、所定の不良品排出口から排出して所定の不良品収容庫に排出する不良品排出機構と、
    を備えたことを特徴とする円板製品の検査装置。
  2. 所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置であって、
    前記成形後の円板製品を搬送して当該検査装置内に順次供給するための供給機構と、
    前記供給機構から供給された円板製品を収容するとともに、前記円板製品を所定の姿勢にした状態で所定の排出口から順次排出する供給装置と、
    前記供給装置から排出された円板製品を、順次下方に向かってガイドするとともに、そのガイド経路途中において複数に分岐するシュートと、
    前記分岐したシュートのそれぞれに対応して互いに並設され、その各々が、自軸周りに間欠的に回転駆動され、前記分岐したいずれかのシュートを通って供給された円板製品をその停留時に同時に受け付け、その周縁部に保持しつつ共有の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成された複数のインデックス装置と、
    前記検査位置に配置され、前記円板製品の検査面を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した円板製品が良品であるか又は不良品であるかを、予め定める基準に基づき判定する判定部と、
    前記判定部により前記円板製品が良品であると判定された場合に、各インデックス装置により搬送された当該円板製品を、各インデックス装置に設けられた所定の良品排出口から排出して所定の良品収容庫に排出する良品排出機構と、
    前記判定部により前記円板製品が不良品であると判定された場合に、各インデックス装置により搬送された当該円板製品を、各インデックス装置に設けられた所定の不良品排出口から排出して所定の不良品収容庫に排出する不良品排出機構と、
    を備えたことを特徴とする円板製品の検査装置。
  3. 前記供給装置から排出された円板製品を、前記シュートの分岐部において前記複数のガイド経路に均等に振り分ける振分機構を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の円板製品の検査装置。
  4. 前記分岐されたシュートの先端から排出された複数の円板製品を一旦保持し、前記インデックス装置に対して周設された複数のセグメントのいずれかの収容部に対し、前記複数の円板製品を前記インデックス装置の間欠動作と同期をとりながら同時に挿入する切り出し装置を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の円板製品の検査装置。
  5. 前記切り出し装置は、分岐されたシュートの先端から落下してきた前記円板製品をその円周部分を係止するように受け入れ、前記円板製品を前記落下方向に垂直なその厚み方向に押し込むことにより、前記セグメントの収容部に挿入することを特徴とする請求項4記載の円板製品の検査装置。
  6. 前記切り出し装置は、
    前記円板製品の円周面の部分に沿った凹部を複数周設した歯車状の複数のディスクと、
    前記ディスクを自軸周りに回転駆動させる駆動機構と、
    前記いずれかのセグメントの収容部に対面して設けられ、前記円板製品が前記ディスクの回転により所定の挿入位置にきたときに、当該円板製品を前記セグメント側に押し込んでこれを前記収容部に挿入する挿入機構と、
    を備え、
    前記駆動機構により前記ディスクを間欠駆動させながら、前記インデックス装置との同期をとるように構成されたことを特徴とする請求項4記載の円板製品の検査装置。
  7. 前記インデックス装置は、水平な回転軸周りに回転するように、垂直に立設され、前記シュートの先端が鉛直方向に延びるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の円板製品の検査装置。
  8. 前記複数のインデックス装置は、第1のインデックス装置と、その第1のインデックス装置に並設された第2のインデックス装置との2個のみからなり、
    前記第1のインデックス装置及び第2のインデックス装置は、周設された各セグメントに形成された前記円板製品を収容する収容部としての円孔の中心をつなぐ搬送ピッチ円が、互いに交差するように配設され、
    前記第1のインデックス装置及び第2のインデックス装置の一方に取り付けられたセグメントは、他方に取り付けられたセグメントに対して一移動量分だけ位相がずれるように配置され、前記搬送ピッチ円上の交差する停留位置に交互に移動して停留するように動作し、
    前記撮像装置は、前記停留位置にて前記円板製品の検査面を撮像するように配置されたこと、
    を特徴とする請求項2に記載の円板製品の検査装置。
  9. 前記インデックス装置は、
    前記セグメントを装着する装着面と、前記セグメントの収容部を前記装着面とは反対側から覆うとともに、前記装着面との間に前記円板製品を挟んでその搬送をガイドするガイド部材とを有し、
    前記装着面又は前記ガイド部材の少なくとも前記検出位置に相当する箇所に、チャンバと、そのチャンバを横断して円板製品の搬送路を形成するとともに、その搬送路に沿って複数の通風孔を有する架橋部材とが設けられ、前記装着面又は前記ガイド部材に形成された取付孔に前記チャンバに連通する吸引装置が取り付けられ、前記吸引装置により前記チャンバ内の空気を吸引することで、前記円板製品を前記装着面側又は前記ガイド部材側に当接させて保持できるように構成され、
    前記取付孔と対向する前記ガイド部材又は前記装着面に設けられた検出孔から前記円板製品の検出面を覗くように、前記撮像装置が配置されたこと、
    を特徴とする請求項4記載の円板製品の検査装置。
  10. 前記インデックス装置のセグメントは、樹脂材料からなり、前記収容部近傍においてその可撓性を高くするために、その厚み方向の断面積を部分的に減少させて構成されたことを特徴とする請求項4記載の円板製品の検査装置。
  11. 前記インデックス装置は、
    前記セグメントを装着する装着面と、前記セグメントの収容部を前記装着面とは反対側から覆うとともに、前記装着面との間に前記円板製品を挟んでその搬送をガイドするガイド部材とを有し、
    前記装着面又は前記ガイド部材の少なくとも前記良品排出口及び前記不良品排出口に相当する箇所に、それぞれ第1のチャンバと、その第1のチャンバに隣接した第2のチャンバと、前記両チャンバを横断して前記円板製品の搬送路を形成するとともに、その搬送路に沿って複数の通風孔を有する架橋部材とが設けられ、
    前記装着面又は前記ガイド部材に設けられた第1の取付孔に前記第1のチャンバに連通する吸引装置が取り付けられ、前記吸引装置により前記第1のチャンバ内の空気を吸引することで、前記円板製品が前記良品排出口及び前記不良品排出口から排出されるのを防止できるように構成され、
    前記装着面又は前記ガイド部材に第1の取付孔に隣接して設けられた第2の取付孔に、前記第2のチャンバに連通する吹出装置が取り付けられ、前記吹出装置により前記第2のチャンバ内に空気を吹き出すことで、前記円板製品を前記良品排出口及び前記不良品排出口から排出することができるように構成されたこと、
    を特徴とする請求項4記載の円板製品の検査装置。
  12. 前記良品排出口及び前記不良品排出口に相当するそれぞれの箇所において、前記吸引装置及び前記吹出装置が一体化された吸引/吹出装置が設けられ、
    前記吸引/吹出装置は、内蔵する電磁弁の切替えにより、前記吸引動作又は吹出動作を行うように構成されたことを特徴とする請求項11記載の円板製品の検査装置。
  13. 前記架橋部材は、自軸周りに回転するローラをその回転軸とは垂直な方向に複数並設して構成され、
    前記架橋部材における前記複数のローラ間の隙間が、前記複数の通風孔を形成するように構成されたことを特徴とする請求項9又は請求項11に記載の円板製品の検査装置。
  14. 前記架橋部材の複数の通風孔は、前記円板製品の前記検出面とは反対側の面の形状に応じて、前記吸引装置の位置で当該円板製品の吸引力が高まるように配置されたことを特徴とする請求項9に記載の円板製品の検査装置。
  15. 前記架橋部材の複数の通風孔は、前記円板製品の前記検出面とは反対側の面の形状に応じて、前記吸引装置及び前記吹出装置の位置で当該円板製品の吸引力及び吹出力が高まるように配置されたことを特徴とする請求項11に記載の円板製品の検査装置。
  16. 所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置に適用される搬送装置であって、
    自軸周りに間欠的に回転駆動され、複数に分岐されたシュートから供給された複数の円板製品をその停留時に同時に受け付ける複数のセグメントが周設され、前記受け付けた円板製品を前記セグメントに保持しつつ所定の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成されたインデックス装置と、
    前記分岐されたシュートの先端から排出された複数の円板製品を一旦保持し、前記インデックス装置の複数のセグメントのいずれかに対し、前記複数の円板製品を前記インデックス装置の間欠動作と同期をとりながら同時に挿入する切り出し装置と、
    を備えたことを特徴とする円板製品の搬送装置。
  17. 所定の製造工程で成形された円板製品の外観上の品質を順次検査する検査装置に適用される搬送装置であって、
    複数に分岐されたシュートのそれぞれに対応して互いに並設され、その各々が、自軸周りに間欠的に回転駆動され、前記分岐したいずれかのシュートを通って供給された円板製品をその停留時に受け付ける複数のセグメントが周設され、前記受け付けた円板製品を前記セグメントに保持しつつ共有の検査位置まで搬送するとともに、前記検査位置にて前記円板製品の検査面を露出させるように構成された複数のインデックス装置と、
    前記分岐されたシュートの先端から排出された複数の円板製品を一旦保持し、前記各インデックス装置の複数のセグメントのいずれかに対し、前記複数の円板製品を前記インデックス装置の間欠動作と同期をとりながら同時に挿入する切り出し装置と、
    を備えたことを特徴とする円板製品の搬送装置。
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