JP3327159B2 - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状の被検物の
被検査面上の欠陥を検査する欠陥検査装置に関し、特に
表面に模様のある歯車や座金、表面に文字や図柄の描か
れたCDやレコードやコイン、表面に模様の描かれた半
導体ウエハ、瓶や缶の蓋等、円盤状の物体で表面に模様
やパターン等が描かれた表面上の傷、汚れ、模様のず
れ、中心に設けられた穴の位置のずれなどの欠陥を検査
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、円盤状の被検物の被検査面上の欠
陥を検査する欠陥検査装置に関し、特に表面に模様のあ
る歯車や座金、表面に文字や図柄の描かれたCDやレコ
ードやコイン、表面に模様の描かれた半導体ウエハ、瓶
や缶の蓋等、円盤状の物体で表面に模様やパターン等が
描かれた表面上の傷、汚れ、模様のずれ、中心に設けら
れた穴の位置のずれなどの欠陥を検査する際は、例え
ば、製造ラインの検査行程において、主に検査者の目視
によって検査が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような目視によ
る検査は、熟練した技術を有する。また、大量に流れて
くる検査物を長時間検査しなければならず、検査者の疲
労による欠陥の見落としや見間違い等を起こし、正確な
検査が行われない場合があった。また、複数人を一定時
間ごとに交代するとしても人件費によるコストがかか
る。
【0004】近年においてはコンピューター技術の発展
により、図12に示すような画像処理技術を利用する検
査装置も考えられる。これは搬送装置91上に並べられ
た円盤状の被検物92の被検査面を撮像装置(例えばC
CDカメラ等)93にて撮像し、画像処理装置94にて
画像処理し、制御部95に画像信号を出力する。画像処
理を利用した検査装置の場合、検査するためには被検査
面上の模様と欠陥とを区別する必要がある。このため、
制御部には予め良品の画像を取り込んでおき、実際に検
査したものの画像と良品のものとの違いを比較検査する
方法が一般的である。
【0005】しかし、検査物が円盤状の物体で表面に模
様が描かれたものにおいては、画像を取り込んだときに
必ずしも模様が一定の方向を向いているとは限らない。
このため、検査物が回転ずれしてしまわないうちに検査
する、即ち、被検査物を製造装置内部にこの検査装置を
組み込むことが考えられる。しかし、製造装置の内部空
間の制約上から検査装置の組み込みが不可能なことが多
い。また、検査物を回転ずれしないように搬送する方法
が考えれるが、搬送装置の機構が複雑になるため、コス
トアップになる。さらに、コンピューター上で模様の回
転を取り去る方法もあるが、高速処理のためには専用の
回路が必要であり検査のスループットが遅くなり、装置
のコストや検査物の種類による処理内容の変更等の問題
がある。
【0006】また、回転ずれによる照明方向の違いも画
像処理による欠陥検査での欠陥の誤検出の要因となる。
特にコインや貨幣のような表面に複雑な模様が刻んであ
る場合、照明方向が異なると全く異なる見え方をしてし
まう。円形の照明も考えられるが、画像処理に必要な模
様の影まで消してしまい、コントラストの低下を招いて
しまう。
【0007】本発明は上述の如き問題点に鑑み、円盤状
の検査物でその被検査面上に模様(パターン)が描かれ
たものの欠陥検査を、検査物の回転によるパターンの回
転に影響されることなく、高速でかつ安定した検出精度
が得られ、安いコストで欠陥検査処理が行える検査装置
を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による検査装置
は、上記課題を達成するために、円盤状の物体における
所定パターンが設けられた被検査面上の欠陥を検査する
検査装置において、前記被検査面上のパターンを所定の
結像面内に結像する結像光学系と、前記円盤状の物体を
回転させながら移動させる回転移動手段と、前記回転し
ながら移動する円盤状の物体のほぼ中心を通るように配
置され、前記被検査面の像を前記結像面内において1次
元的に検出する光検出手段と、前記円盤状の物体が前記
光検出手段に対して回転したときに前記光検出手段から
得られる信号に基づいて画像を得る画像取得手段と、前
記画像取得手段で得られた画像と、あらかじめ記憶され
ている画像情報とを比較することによって前記被検出面
上の欠陥を検出する欠陥検出手段とを有することを特徴
とする。
【0009】本発明によれば、円盤状の物体の中心を通
る1次元的な像を光検出手段により結像光学系の結像面
内で検出し、この円盤状の物体は回転しながら移動する
ため、光検出手段から得られる信号に基づいて円盤状の
物体における被検査面の全体像を得ることができ、この
得られた円盤状の物体の被検査面の画像と、あらかじめ
記憶されている画像情報とを比較することによって前記
被検出面上の欠陥を検出することができる。
【0010】また、前記欠陥検出手段は、前記所定パタ
ーンが設けられかつ欠陥が存在しない被検査面の前記画
像取得手段によって得られた画像が記憶されたメモリを
有することが好ましく、これにより、欠陥検査時に得ら
れた画像と前記メモリ内に記憶された画像とを比較する
ことにより欠陥を検査することができる。
【0011】また、前記回転移動手段は、底面部と、両
側部とを備え、前記両側部の一方が前記物体の移動方向
に移動し、前記両側部間で前記物体が規制されながら前
記底面部上を回転し移動するように構成すると、円盤状
の物体が両側部間で規制されながら回転し移動し、円盤
状の物体の中心はほぼ直線の軌跡を描いて移動するの
で、円盤状の物体は回転ずれを起こすことなく移動で
き、その中心を通る1次元的な像を確実に得ることがで
きる。
【0012】また、前記円盤状の物体はその平面が水平
面に対して垂直の状態で回転しながら移動するように構
成することができる。
【0013】また、前記回転移動手段が水平面に対して
傾斜することにより、前記円盤状の物体が自重により回
転しながら移動することができる。
【0014】なお、光検出手段は、円盤状の物体の移動
方向にほぼ平行に配置し、光検出手段の長さは結像する
像の長さよりも長くすること、すなわち、物体の半径を
r’としたとき、(2+π)r’以上とすることが好ま
しい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による検査装置の実施の形
態を、表面に模様が刻まれたコインの欠陥検査装置を例
にして説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態における
検査装置の概略的な構成を示すブロック図である。被検
物であるコイン12はコイン製造装置(図示省略)から
搬送装置(以下“コンベア”と称す)11によって搬送
される。コンベア11によるコイン12の搬送について
は後に詳述する。撮像部13からの信号は常時、画像処
理部14に出力される。ここで、コイン12が移動して
検査装置の撮像部13の下部に位置すると、位置検出装
置17は主制御系15にコイン検出の信号を出力する。
主制御系15はこの信号を受けると、画像処理部14に
対して画像を取り込むための制御信号を出力する。画像
処理部14はこの制御信号を受信すると、直ちに撮像部
13からの画像信号の蓄積を開始して画像処理に移る。
画像処理部14による画像処理については後に詳述す
る。
【0017】画像処理部14からの画像信号は欠陥検出
部18に入力され、欠陥検出部18は画像処理された結
果に基づいてコイン12が良品であるか否か、即ち、コ
イン12の被検査面に傷や汚れ等の欠陥が存在するか否
かが判定される。この判定結果は主制御系15に送られ
る。主制御系15は検査したコイン12が不良品である
場合は、排出装置16に対して排出信号を発し、排出装
置16はこの排出信号を受けると、不良品のコインをコ
ンベア11から排出する。欠陥検出部18はコインの良
品、不良品の結果以外に、不良品のコインに存在する欠
陥の種類に関する情報も主制御系15に出力することが
できる。主制御系15はこれら欠陥検出部18からの情
報をメモリに記憶させておく。オペレータが端末(図示
省略)により主制御系15内のメモリ内の情報を読み出
すことにより、不良率や欠陥の種類等の統計的処理をす
ることができる。
【0018】図2は図1の撮像部13及びコンベア11
の構成を示す斜視図である。図3はコンベア11の別の
斜視図である。コンベア11は、直線状に延在する底面
部113と、その両側部において直立して設けられてい
る側面部111,112とを備え、その断面は図3に示
すようにコイン12の直径と同じ幅を持つコ字状形をし
ている。コンベア11の両側面部の一方は、ベルトに構
成され、コイン12の側面12aがベルト111及び側
面部112に対して接触している。ベルト111は、図
2に示すように、回転体11aと11bとの間に掛け渡
されており、回転体11aを回転させるモータ等の駆動
手段(図示省略)により図2のm方向に一定速度で移動
する。
【0019】コンベア11のベルト111及び側面11
2はコイン12の側面12aが滑らないのに十分大きな
摩擦係数を有する。コンベア11の底面部113は、コ
イン12が滑りやすいように摩擦係数が小さくなってい
る。従って、コイン12は、ベルト111の移動に伴っ
て、図2のr方向に回転(自転)しながらn方向に一定
速度で、底面部113上をベルト111と側面部112
との間で規制されながら搬送される。このとき、図3に
示すように、コイン12の中心は直線状の軌跡を描く
が、これを搬送軸BYとする。
【0020】図2に示すように、コンベア11の上方に
は、撮像部13を構成する撮像光学系132と、、コイ
ン12の像が撮像光学系132を介して結像するように
配置された1次元ラインCCD(以下“CCD”と称
す)131とが設けられている。CCD131の中心は
撮像光学系132の光軸AX上に配置され、この光軸A
Xは搬送軸BYと交差する。CCD131はその長さ方
向が移動軸BYと平行になるように配置されている。従
って、コイン12のうち移動軸BY上にある部分が、C
CD131上に結像する。また、図4に示すように、コ
イン12はコンベア11の斜め上方両側から照明装置1
35によって照明されている。
【0021】図2に示すように、コイン12の回転量を
検出するため、ロータリエンコーダ133が回転体11
bの部分においてベルト111と接してベルト111の
移動に伴い回転するように配置されている。このロータ
リエンコーダ133はコンベア11の移動量に比例した
パルス信号を電気回路134に出力する。CCD131
から出力される信号は電気回路134にホールドされ、
電気回路134はロータリーエンコーダ133が所定の
パルス数をカウントした時点で画像処理部14に画像信
号を転送する。
【0022】前述のように、コンベア11上をコイン1
2は一方向に一定速度で回転しながら搬送され、コイン
12が検査装置の撮像部13の下部に位置すると、コイ
ン12の像は撮像光学系を介してCCD131上に結像
する。CCD131の中心は撮像光学系132の光軸A
X上に配置され、CCD131はその長さ方向が移動軸
BYと平行になるように配置されているから、コイン1
2のうち移動軸BY上にある部分が、CCD131上に
結像する。また、CCD131の長さは、結像したコイ
ン12の像よりも長い。従って、図5(a)に示すよう
に、このときコイン12の像はCCD131の一部に結
像する。
【0023】図5(a)及び(b)は、コイン12の回
転・搬送と、コイン12の像がCCD131上に結像す
る部分との関係を説明するものである。コイン12はコ
ンベア11によってr方向に回転しながらn方向に搬送
される。そのため、コイン12が搬送されるに従って、
CCD131上のコイン12の像が結像する部分が移動
し、像もコインを回転させた像になる。図5には回転に
よる影響が解るように、コインの表面に被検査面のパタ
ーンとして‘A’の文字を記してある。ある瞬間、図5
(a)に示すようにコイン12の像がCCD131上に
結像していたとする。その後、コイン12が回転・搬送
された結果を示したのが図5(b)である。コイン12
の像がCCD131上に結像する部分が図5(a)から
移動し、コイン12の像も図5(a)から回転してい
る。
【0024】画像処理部14では、CCD131からコ
イン12の像が結像した部分、即ち、例えば、図5
(a)及び(b)に示すLの部分だけの情報を取り出し
て蓄積する。つまり、コイン12を回転・搬送しながら
撮像して得られる画像は、1次元ラインCCDをコイン
の直径方向に置き、1次元ラインCCDもしくはコイン
のどちらかを回転させながら撮像して得られる画像と同
様のものになる。
【0025】本実施の形態においてコイン12の欠陥を
検出するために、コイン12の像の回転により一周分の
画像を得る必要がある。従って、位置検出装置17でコ
イン12が検出されてから、コイン12が半周するまで
の画像を蓄積すればよい。コイン12の回転量はロータ
リーエンコーダ133により検出され、コイン12の回
転量はコンベア11の移動量に比例するから、コンベア
11の移動量からコイン12の回転量を求めることがで
きる。コンベア11の回転はロータリーエンコーダ13
3によって検出される。
【0026】ロータリーエンコーダ133はコンベア1
1の回転量に比例したパルス信号を電気回路134に出
力する。電気回路134は、ロータリーエンコーダ13
3からのパルスをカウントし、所定数カウントした時点
のCCD131からの信号1ライン分をサンプルし、画
像処理部14に画像信号を転送する。そして、再びロー
タリエンコーダ133からのパルスをカウントし、画像
処理部14に画像信号を転送する。この電気回路による
信号のパルスカウント数は使用者が主制御系15を介し
て調整することができる。この時間間隔を調整すること
により、検査する物体の種類や被検査面上のパターンの
形状に応じて画面取得条件を変えることができ、常に検
査処理に最適な画像を得ることができる。
【0027】また、それぞれの動作タイミングの誤差が
画像の歪みに与える影響が、画像処理にて問題とならな
い量である場合、コンベア11の動作速度とCCD13
1のサンプリングのタイミングをそれぞれオープン制御
としてもかまわない。
【0028】次に、CCD131の画素全体からコイン
12の像が結像した部分の画素、即ち、例えば、図5
(a)及び(b)に示すLの部分だけの情報を取り出す
方法について説明する。CCD131の中でのコイン1
2の像が結像する部分の開始位置は、コイン12の回転
量に比例する。ここで開始位置とは、CCD131にお
いてどちらか一方の端から数えていくつ目の画素かによ
り示される。従って、コイン12の回転量と、CCD1
31の中でのコイン12の像の開始位置との比例関係を
あらかじめ求めておくことで、CCD131の画素全体
からコイン12の像が結像した部分の画素情報だけを画
像処理部14で取り出すことができる。
【0029】また、コイン12の回転量ではなく画像処
理によって、CCD131の画素全体からコイン12の
像が結像した部分の画素を取り出すこともできる。位置
検出装置17がコイン12を検出した時点では、コイン
12の像はCCD131の端の部分に結像している。そ
こから、コイン12が回転するとCCD131の中でコ
イン12の像が結像する部分が1画素ずれる。コインの
端の画像の立ち上がり(立ち下がり)を同期信号のかわ
りとして、この立ち上がり信号のCCD131上での位
置を回路上でモニタし、像の結像位置が1画素ずれた時
点で画像処理部14に画像信号を転送する。また、コイ
ン12の回転によって像の結像位置が1画素ずれた時点
で、画像処理部14に画像信号を転送する。これを繰り
返すことで、コイン12の画像を取り出すことができ
る。
【0030】この方法によれば、ロータリーエンコーダ
133とCCD131との同期をとるのが困難である場
合には、ロータリーエンコーダ133が不要となり、コ
イン12の回転量とCCD131の動作クロックとの同
期がとりやすいという利点がある。CCD131の画素
全体からコイン12の像が結像した部分の画素を取り出
すために、コイン12の大きさから結像する部分の画素
数をあらかじめ求めておく。また、コイン12とその他
の部分との境界を明確にするために、コンベア11は反
射を起こさない素材を用いるかもしくはコーティングを
施すことが好ましく、これにより、コイン12と背景部
分とのコントラストを大きくすることができる。
【0031】また、図4に示す照明装置135内部に第
1偏光板を設け、この第1偏光板を介して照明光をコイ
ンに12に照射し、かつ撮像光学系132内部にも第2
偏光板を設け、この第2偏光板を介してパターンの像を
CCD131上に結像するようにしても良い。これらの
偏光板によってコイン12上のパターンは高いコントラ
ストで結像面上に結像することができて好ましい。
【0032】次に、本発明による第2の実施の形態につ
いて図6により説明する。コインの回転及び搬送方法は
図2のような構造に限られず、例えば、コインを自重で
転がす構造が考えられる。図6はコインを自重で転がす
実施の形態を示す斜視図である。
【0033】図6のように、コンベア61は、上面部6
11,この上面部611と対向する下面部612、側面
部613、及びこの側面部613と対向し光透過性部材
からなる側面部(図示省略)を備え、コイン62を囲む
ように細長い四角形状の筒状に構成されている。コンベ
ア61はその側面部613が水平面に対して垂直方向に
向き、コンベア61の長手方向が水平面64に対して一
定の角度を有するように配置されている。これにより、
コイン62の側面62aが上面部611と下面部612
とに接しこれらの間に挟まれながら、コイン62の平面
が水平面64に対してほぼ垂直の状態でコイン62がコ
ンベア61内の筒状空間を自重で転がる。
【0034】コンベア61の上面部611及び下面部6
12は摩擦係数が小さく、コインが滑りやすい材料から
できている。側面部613はコイン62が滑らないのに
十分大きな摩擦係数を有する。また、側面613に対向
する図示省略の透光性の側面部は、摩擦係数が小さく滑
りやすい素材からできている。このため、コイン62が
コンベア61内の筒状空間を自重で回転(自転)しなが
ら上方から下方に転がり落ちる。
【0035】この透光性の側面部に対向して撮像光学系
63が配置されている。コイン62がコンベア61内の
筒状空間を自重で回転しながら転がり移動する際に、第
1の実施の形態と同様にコイン62の画像信号を得て、
コイン62の検査のための最適な画像を得ることができ
る。
【0036】また、側面613も透明にして新たな撮像
光学系を撮像光学系63とコンベア61を挟んで対向す
るように設置すれば、コイン62の両面を同時に撮像・
検査することができる。前述のように片側だけに撮像光
学系がある場合、コインの両面を検査するために搬送系
にコインを裏返す機構を設ける必要があり、また、表面
の検査結果と裏面の検査結果を対応させる必要がある
が、検査にタイムラグがあるため、その検査結果の対応
処理に時間がかかってしまうのに対し、コインの両面を
同時に検査する場合、コインを裏返す必要がなく表面と
裏面の検査結果が同時に得られるため、搬送系及び検査
結果の処理が軽減する。
【0037】次に、本発明による第3の実施の形態につ
き図7を参照して説明する。本実施の形態は、コインが
その中を直立状態で回転できるように筒状に構成された
コンベアを用いる点は第2の実施の形態と同様である
が、本実施の形態では水平面にコンベアが設けられてい
る。図7は、本実施の形態による搬送部の正面図であ
る。
【0038】図7に示すコンベアは、図6に示したもの
と構造がほぼ同様でありその中をコイン2が転がりなが
ら移動できる四角形状の筒状のガイドレール100、ガ
イドレール100の側面に設けられたCCD用の窓5
0,及びこの窓50に設けられた1次元CCD60を備
えている。なお、窓50に対向するガイドレール100
の側面には同様の窓及びCCDが設けられている。
【0039】また、ガイドレール100の上部には開口
70が設けられ、この開口70にコイン2を転動させる
ためのローラ30及びコイン2をローラ30側に間欠的
に押し出すための複数の突部40aを備える歯車40が
配置されている。
【0040】図7に示したコンベアは、コイン2を直立
にした状態でガイドレール100の中を図のg方向に搬
送する。コイン2はガイドレール100の筒状の内部を
g方向に順次位置2aまで運ばれてくる。コイン2は、
歯車40の突部40aの図のq方向への回転により、位
置2aからg方向に間欠的に押し出され、図の位置2b
に移動する。ガイドレール100の内部の底面110
は、滑りにくく構成され、例えば滑りにくい材質で表面
処理されており、また、回転ローラ30は一定速度で図
のv方向に回転しているため、コイン2は位置2bから
g方向に弾き出され底面11に対して滑らずに図のw方
向に一定の回転速度で転動しながら移動する。CCD6
0には窓50と光学系(図示省略)を介してコイン2の
像コイン2が位置2cから2dまでを移動する間にコイ
ン2の全面の画像が取り込まれ、上述と同様に処理がな
される。また、コイン2の反対面においても同様にその
全面の画像が取り込まれる。このようにして、コイン2
の両面から検査のための最適な画像を得ることができる
ので、コインの両面を同時に検査することができ、検査
時間が大幅に短縮できる。
【0041】なお、図8(a)のようにCCD73がコ
イン71の搬送軸72上にない場合、コイン71の中心
部分74の画像が取り込まれないという、「中心抜け」
の現象が生じるため、図8(b)のようにCCD73と
コイン71の搬送軸72との予想されるずれの範囲内
に、CCDを平行に何本か並べる方法を採ることができ
る。図8(b)のように配置した複数のCCD73,7
4,75から得られた画像の中で、最もコインの搬送軸
72上に近いと考えられる画像を採用する。どの画像が
最もコインの搬送軸72上に近いかの判断は、実際にC
CD上に結像したコインの像とあらかじめ求めてあるコ
インの像の大きさ(画素数)とを比較することにより可
能である。図8(b)の場合、CCD75により得られ
た画像を採用する。
【0042】本実施形態において、欠陥検出部18には
予め良品のコインでサンプルの画像が記憶されている。
この画像は像の回転が1周分の画像であるため、図9
(a)に示す画像が予め欠陥検出部18に記憶されてい
る良品のコインの画像81として以下説明する。実際に
検査したいコインの画像を得る場合、コインの回転方向
には360°の自由度があるため、取り込まれた画像は
どこから始まっているかが判らない。従って、検査時に
はコイン2周分の画像を取得する。図9(b)に示す画
像が検査時に取得するコインの画像82として以下説明
する。図9(b)に示す画像はコイン2周分の画像が取
り込まれているため、図9(a)に示すサンプルの画像
に対応する部分が必ず何処かに存在する。
【0043】欠陥検出部18は先ず2枚の画像(サンプ
ルの画像と検査時の画像)を比較して、サンプルの画像
が検査時に取り込まれた画像の何処対応するのかを2
枚の画像の相関で求める。
【0044】図10(a)は画像全体を使って相関処理
をする場合を説明するための図である。欠陥検出部18
は予め取り込まれたサンプルの画像81を検査時に取り
込まれた画像82の上方から下方へ1次元走査し、相関
値を求めていき、最も値の高い位置が対応する位置であ
ると判断する。図10(a)においては、検査時に取得
した画像82の上端とサンプルの画像81の上端とが重
なったときに最も相関値が高くなった場合を示す。
【0045】また、図10(b)はサンプルの画像の特
徴的な一部分83を用いて相関処理をする場合の図であ
る。予め取り込んだサンプルの画像から、操作者が特徴
的な一部分83を切り出しておく。そして検査時に取得
した画像82に対してこの切り取った一部分の画像を図
の矢印の方向に1次元走査し、相関処理をかけていく。
このような相関処理によれば、上述の画面全体で行う相
関処理に比べ計算量を大幅に減らすことができる。
【0046】上述の如き部分的な相関処理を行う場合、
特徴的な一部分83が複数箇所で重なり合う場合があ
る。このときは、誤認識の可能性があるため、欠陥検出
部18が操作者に対して複数箇所の候補があることを知
らせる。このことにより操作者はサンプル画像の位置を
変更して再度相関処理をさせることができる。また、使
用者自がサンプル画像と検査の画像を比較して複
数箇所ある候補の中から適切な1つを選ぶようにしても
良い。このような処理により欠陥検出部18の誤認識を
防止することができる。また、操作者が複数の候補箇所
から選ぶのではなく、欠陥検出部18が自動的に特徴的
な一部分の領域を広げ、再度(又は繰り返し)部分的な
相関処理を行うことによって最終的に正確に重なり合う
1箇所を探すような相関処理であっても良い。
【0047】このようにして、欠陥検出部18は、検査
時に取得した画像82中でサンプル画像81が丁度重な
る部分を求める。
【0048】次に、欠陥検出部18は、求められた画像
の位置でサンプルの画像(良品のコインの画像)と検査
時に取得した画像(検査品のコインの画像)とを比較す
る。比較方法としては、2枚の画像の差分値をとり、例
えばその差分値が画素単位で所定個数以上あるものにつ
いては欠陥ありと判断し、排出装置に排出信号を出力す
る。欠陥の有無の判断は上述に限らず、検査対象や項目
により、種々の方法が考えられ、それに適した方法を用
いることが望ましい。
【0049】さて、上述のごときサンプルの画像と検査
時の画像との相関処理及び比較処理により欠陥を検査す
る方法以外に、例えば、特公平4ー52992号公報に
開示されているような形状比較法による欠陥検査方法を
用いても良い。以下にこの検査方法について簡単に説明
する。
【0050】図11は形状比較法による画像処理を説明
する図である。まず、欠陥検出部内18内のルックアッ
プテーブル用のメモリを全て0に初期化する。次に良品
のコインの画像を予め取り込んで2値化し、図11に示
すような小さな窓101で走査する。この窓101は4
×4のエレメントから構成される。この1つのエレメン
トは1画素であっても、複数画素からなるエレメントで
あっても良い。これは形状を記憶する領域を大きくとる
(大きな視野でパターンを認識する)か、小さくとる
(小さな視野でパターンを認識する)かによって異な
る。
【0051】次に、窓内の画素の並びをアドレスに変換
し、対応するルックアップテーブルのアドレスメモリを
0から1に変更する。この動作を図の矢印の方向に、1
エレメントずらしながら繰り返し行い、画像全体を走査
する。そして画像をルックアップテーブルに変換する。
すなはち、図10に示す4×4のエレメント内の白
(0)、黒(1)の形状を画面全体において記憶するこ
とになる。以上の工程が学習工程である。
【0052】次に、検査工程について説明する。検査工
程は検査対象品に対して同様に、形状からアドレスへの
変換処理を行い、対応するアドレスを参照する動作を繰
り返す。対応するメモリに1が書き込まれていれば良、
0であれば欠陥になる。図10においては4×4のエレ
メントからなる窓、すなわち16ビットアドレスで行っ
ているが、本発明においてはこれに限定するものではな
い。また、窓内のいくつかの画素をまとめて1つのエレ
メントとし、全体の窓の大きさを変えることにより、異
なる大きさや質の欠陥を検出することができる。さらに
同時に複数のエレメントサイズで検査を行うことによ
り、正確に欠陥の検出を行うことが可能となる。
【0053】上述の如き形状比較法による欠陥検査によ
れば、検査時に取り込む画像は図9(b)に示すような
コイン2周分ではなく、図9(a)に示すようなコイン
1周分の画像で済む。従って検査処理スピードが格段に
速くなる利点がある。
【0054】また、コインの中心が正確に光軸AXに一
致するように位置決めされていなくても、その位置ずれ
による画像の歪みを画像処理時に吸収することができる
ため、位置決め装置の精度がそれほど要求されなくです
む。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、円盤状の検査物でその
被検査面上に模様(パターン)が描かれたものの欠陥検
査を検査物の回転によるパターンの回転に影響されるこ
となく、高速でかつ安定した検出精度が得られ、安いコ
ストで欠陥検査処理が行える検査装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態の検査装置の概略的な
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の検査装置の撮像部及びコンベアの構成を
示す斜視図である。
【図3】図1のコンベアを示す斜視図である。
【図4】図1の検査装置の照明装置を撮像部及びコンベ
アとともに示す斜視図である。
【図5】図1の検査装置において1次元ラインCCDに
よる物体の像の検出について説明する図である。
【図6】本発明による第2の実施の形態の主要部を示す
斜視図である。
【図7】本発明による第3の実施の形態の主要部を示す
正面図である。
【図8】コイン検査時の中心抜けの現象を説明するため
のコイン及び1次元ラインCCDを示す平面図(a)、
及びそのためにCCDを複数配置した例を説明するため
の平面図(b)である。
【図9】本実施の形態の検査装置の画像処理部が記憶し
ているサンプルの画像を示す図(a)、検査時に得られ
る被検査面の像を示す図(b)である。
【図10】本実施の形態の検査装置の画像処理部による
相関処理を説明する図である。
【図11】本実施の形態の検査装置の画像処理部による
画像処理、及び欠陥検査処理の別の例を示す図である。
【図12】従来の一般的な欠陥検査装置を説明する図で
ある。
【符号の説明】
11 コンベア 12 コイン 13 撮像部 14 画像処理部 15 主制御系 17 位置決め装置 18 欠陥検出部 131 1次元ラインCCD 135 照明装置 133 ロータリーエンコーダ 134 電気回路 61 コンベア 100 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 直之 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株式会社ニコン内 (56)参考文献 特開 平6−288928(JP,A) 特開 平9−210656(JP,A) 特開 平5−46840(JP,A) 特開 平6−12548(JP,A) 特開 平7−110875(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G07D 5/00 - 5/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状の物体における所定パターンが設け
    られた被検査面上の欠陥を検査する検査装置において、前記円盤状の物体を回転させながら移動させる回転移動
    手段と、 前記被検査面上のパターンを所定の結像面内に結像する
    結像光学系と、 前記回転しながら移動する円盤状の物体のほぼ中心を通
    るように配置され,前記被検査面の像を前記結像面内に
    おいて1次元的に検出する光検出手段と、 前記円盤状の物体が前記光検出手段に対して回転したと
    きに前記光検出手段から得られる信号に基づいて画像を
    得る画像取得手段と、 前記画像取得手段で得られた画像と,あらかじめ記憶さ
    れている画像情報とを比較することによって前記被検
    面上の欠陥を検出する欠陥検出手段とを有することを特
    徴とする欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記光検出手段は、前記円盤状の物体が有
    する表裏2つの被検査面からの像を同時に検出すること
    を特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記欠陥検出手段は、前記所定パターンが
    設けられかつ欠陥が存在しない被検査面の前記画像取得
    手段によって得られた画像が記憶されたメモリを有し, 欠陥検査時に得られた画像と前記メモリ内に記憶された
    画像とを比較することにより欠陥を検査することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記回転移動手段は、底面部と、両側部と
    を備え、前記両側部の一方が前記物体の移動方向に移動
    し、前記両側部間で前記物体が規制されながら前記底面
    に沿って回転し移動することを特徴とする、請求項
    から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記回転移動手段は、底面部と、該底面部
    に対向配置された平面部と、両側部とを備え、前記底面
    部が前記物体の移動方向に移動し、前記両側部間で前記
    物体 が規制されながら前記底面部に沿って回転し移動す
    ることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記回転移動手段に前記円盤状の物体を間
    欠的に送り込む手段を有することを特徴とする、請求項
    1から5のいずれか1項に記載の装置。
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