JP4632576B2 - 埋め込み型盤用ボックスの埋め込み方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート構造物に分電盤、配電盤等の盤類の盤用ボックスをコンクリート打ち込みと同時に埋め込むための埋め込み型盤用ボックスの埋め込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
盤用ボックスをコンクリート型枠内への固定は、図4に示すようにボックスの背面板部51に設けたナット52にスタッドボルト53の基端を螺合して該スタッドボルト53の先端側を型枠60を貫通させたうえ型枠60の外側からナット54を締めつけて行うものであり、また、ボックスの開口端面にコンクリートの付着防止及びボックス内へのコンクリートの流入を防止するために開口部外側と型枠60との間に粘着テープ61を貼付してシールしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、型枠にスタッドボルト貫通用の孔をあける際の位置決めが困難であり、また、粘着テープ61によるシール作業も必要であるなどコンクリート型枠内に固定する作業に手数を要するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた埋め込み型盤用ボックスの埋め込み方法は、 背面板に前面側を臨むスタッドボルト取付部を設けたボックス本体と、このボックス本体の前面開口を覆うように周縁部をもって該ボックス本体(1)の前面開口端面に対して剥離自在に取付け可能で、該ボックス本体(1)に取り付けられたときに前記スタッドボルト取付部に対応する位置にあるスタッドボルト位置表示部を備えた養生シートを用い、前記養生シートのみをコンクリート打ち込み用の型枠(60)の片面に添装して、前記スタッドボルト位置表示部により型枠にスタッドボルト貫通用の孔又は目印を付け、続いて、前記養生シートを型枠から外してその周縁をもって前記ボックス本体の前面開口端面に貼付し、この状態で前記養生シートよりスタッドボルトの先端を突出させ、このスタッドボルトの突出した先端を型枠の前記した孔又は目印を貫通させてナットの締め付けにより前記型枠を前記養生シートを介して前記ボックス本体に圧接し、この状態で型枠にコンクリートを打ち込むようにしたことを特徴とするものである。そして、スタッドボルト位置表示部がスタッドボルト挿通孔により形成することが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
1は背面板2に前面側を臨むスタッドボルト取付部3を設けたボックス本体、4は前記スタッドボルト取付部3に対応させたスタッドボルト位置表示部5を設けた養生シートであり、該養生シート4はその周縁部をもってボックス本体1の前面開口端面1aに剥離自在に貼付されている。なお、スタッドボルト位置表示部5はスタッドボルト挿通用の孔として形成されている。また、スタッドボルト取付部3はこれに取り付けるスタッドボルト6の基端が背面板2の外側に突出してコンクリートに埋まり取り外しが出来ないのを防止するため、背面板2の内面の両側に取り付けた補強桁2aに設けたナットにより構成している。
【0006】
このように構成されたものは、養生シート4をボックス本体1から離した状態で型枠60のボックス本体1を固定する箇所に添装して、該養生シート4に設けたスタッドボルト位置表示部5から型枠60にスタッドボルト貫通用の孔を開けるか、又はスタッドボルト位置表示部5から型枠60に目印を付けたうえ養生シート4を外したうえで孔を開ければよいので、型枠60にスタッドボルト貫通用の孔をあけるための位置決めが的確、容易に行えるものである。
【0007】
続いて、図2に示すように養生シート4をその周縁をもってボックス本体1の前面開口周縁端面1aに貼付する。そしてボックス本体1の背面板2に前面側を臨ませて設けたスタッドボルト取付部3にスタッドボルト位置表示部5から養生シート4を貫通させてスタッドボルト6の基端側を取り付けて、該スタッドボルト6の先端を型枠60にあけたスタッドボルト貫通用の孔61から型枠60の外側に貫通させて該スタッドボルト6の先端にナット62を螺合して締めつければ、ボックス本体1は前面開口周縁端面1aを型枠60の内面に密着して取り付けられることとなる。なお、スタッドボルト位置表示部5をスタッドボルト挿通孔として形成しておけば、スタッドボルト6を養生シート4を貫通させる際に養生シート4に貫通用の孔を改めて開ける必要が無いので好ましいものである。
【0008】
この場合に養生シート4の周縁が前面開口周縁端面1aと型枠60の内面との間に介在されているので、前面開口周縁端面1aと型枠60との間は養生シート4によってシール効果を発揮するので、ボックス本体1の開口部外側と型枠60との間にシールのための粘着テープを貼付しなくとも前面開口周縁端面1aと型枠60の内面との間から生コンクリートがボックス本体1内に流れ込む虞がないものである。また、ボックス本体1の前面開口周縁端面1aに養生シート4の周縁が貼付されているので前面開口周縁端面1aにコンクリートが付着する虞がないものである。
【0009】
そして、型枠60内にコンクリートを打ち込んだ後に型枠60を外す際に、養生シート4をその周縁部をもってボックス本体1の前面開口周縁端面1aに剥離自在に貼付されているので、養生シート4の一部がコンクリートに内に残ることなく綺麗に取り除くことができるものである。
【0010】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の埋め込み型盤用ボックスの埋め込み方法は、スタッドボルト位置表示部を設けた養生シートをその周縁部をもってボックス本体の前面開口端面に剥離自在に貼付したものであるから、養生シートにより型枠にスタッドボルト貫通用の孔をあけるための位置決めが的確、容易に行えるものであり、また、ボックス本体の前面開口端面に養生シートを貼付した状態で型枠に固定することによりコンクリートがボックス本体の前面開口端面に付着したり、ボックス本体内に流入する虞がないものである。
従って、従来の埋め込み型盤用ボックスの問題点を解決したものとして業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す一部切欠斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体
1a 前面開口端面
2 背面板
3 スタッドボルト取付部
4 養生シート
5 スタッドボルト位置表示部
6 スタッドボルト
60 型枠
Claims (2)
- 背面板(2) に前面側を臨むスタッドボルト取付部(3) を設けたボックス本体(1)と、
このボックス本体(1)の前面開口を覆うように周縁部をもって該ボックス本体(1)の前面開口端面(1a)に対して剥離自在に取付け可能で、該ボックス本体(1)に取り付けられたときに前記スタッドボルト取付部(3) に対応する位置にあるスタッドボルト位置表示部(5) を備えた養生シート(4)を用い、
前記養生シート(4)のみをコンクリート打ち込み用の型枠(60)の片面に添装して、前記スタッドボルト位置表示部(5)により型枠(60)にスタッドボルト貫通用の孔又は目印を付け、
続いて、前記養生シート(4)を型枠(60)から外してその周縁をもって前記ボックス本体(1) の前面開口端面(1a)に貼付し、この状態で前記養生シート(5)よりスタッドボルト(6)の先端を突出させ、
このスタッドボルト(6)の突出した先端を型枠(60)の前記した孔又は目印を貫通させてナットの締め付けにより前記型枠(60)を前記養生シート(4)を介して前記ボックス本体(1)に圧接し、
この状態で型枠(60)にコンクリートを打ち込むようにしたことを特徴とする埋め込み型盤用ボックスの埋め込み方法。 - スタッドボルト位置表示部(5) がスタッドボルト挿通孔により形成した請求項1に記載の埋め込み型盤用ボックスの埋め込み方法。
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