JP4632296B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、転写元像担持体に形成されたトナー像を、転写部材にバイアス電圧を印加することにより、転写先像担持体に静電的に転写する画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。転写元像担持体と転写先像担持体は、場合に応じて各種の形態で構成される。例えば、感光体に形成されたトナー像を、最終転写材としての記録材に直に転写する形式の画像形成装置においては、感光体が転写元像担持体であり、記録材が転写先像担持体となる。また、感光体に形成されたトナー像を中間転写体に転写し、その中間転写体上のトナー像を記録材に転写する形式の画像形成装置では、感光体と中間転写体との関係においては、感光体が転写元像担持体を構成し、中間転写体が転写先像担持体を構成する。さらに、中間転写体と記録材との関係においては、中間転写体が転写元像担持体であり、記録材が転写先像担持体となる。
かかる画像形成装置においては、従来より、転写先像担持体に転写されたトナー像のまわりに少量のトナーが散った状態で存在する転写チリが問題となっている。転写チリは、転写部材よりも、転写元像担持体の移動方向上流側の入口領域において、転写元像担持体から転写先像担持体へトナーが静電的に移行することにより発生する。かかる現象は、プレ転写とも称せられている。また、転写部材よりも、転写元像担持体の移動方向下流側の出口領域と、上述した入口領域において、転写元像担持体と転写先像担持体の間に放電が発生することによっても、転写チリが発生する。
上述のような転写チリが発生すると、転写先像担持体に転写されたトナー像の鮮鋭度が悪化し、その画質が劣化する欠点を免れない。そこで、従来より、転写チリの発生を防止するための構成が各種提案されている。その一つに、凝集度の高いトナーを用いると共に、転写元像担持体と転写先像担持体との圧接により形成される転写ニップにおける転写圧を高め、転写先像担持体に転写されたトナー像のトナー同士の付着力を強める構成が挙げられる。
ところが、上述した構成を採用すると、転写ニップに存するトナーと、転写元像担持体との間の非静電的な付着力も強まるので、当該トナーが転写元像担持体から離れ難くなり、トナー像の転写効率が低下する。このため、転写元像担持体上のトナー像が局部的に転写先像担持体に転写されず、転写先像担持体上のトナー像のトナーが部分的に欠除した画像となるおそれがある。このようにトナー像の一部のトナーが欠除する現象は虫喰いとも称せられている。
上述のように、転写チリの発生を防止すべく、凝集度の高いトナーを用い、かつ転写圧を高めると、転写先像担持体に転写されたトナー像に虫喰いが発生し、その画質が著しく劣化するおそれを免れない。
特開2004−133142号公報
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、転写チリの発生を効果的に抑えることができると共に、転写されたトナー像に虫喰いが発生することを効果的に抑えることのできる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、凝集度が15%以上のトナーによってトナー像形成され、転写元像担持体と転写先像担持体との圧接により形成される転写ニップにおける転写圧100g/cm以上に設定され前記転写元像担持体として、弾性層を有する像担持体が用いられ、前記転写部材は、加圧ベルトと前記転写先像担持体とを介して前記転写元像担持体に圧接したブロック状に形成され、かつ当該転写部材は、前記転写ニップのうちで上流側に設けられた第1の部分と、下流側に設けられた第2の部分とからなり、前記第1の部分が絶縁性材料で構成され、前記第2の部分が導電性材料により構成され、前記転写バイアスが前記第2の部分に印加され、前記転写先像担持体に対向する側の前記第1の部分の面が、転写先像担持体に対向する側の前記第2の部分の面よりも低く形成されることにより、該第1の部分の面と第2の部分の面の間に段差が形成されていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
本発明によれば、転写チリのみならず、虫喰いの発生も効果的に抑え、高品質な画像を形成することができる。
図1は、本発明を適用できる画像形成装置の一例を示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、4本のドラム状の感光体3Y,3C,3M,3BKを有し、その各感光体の周面には、イエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。かかる感光体3Y乃至3BKに対向して無端ベルト状に形成された中間転写体4が設けられている。この中間転写体4は、支持ローラ5,6,21,22に巻き掛けられて、矢印A方向に走行駆動され、各感光体3Y乃至3BK上のトナー像が中間転写体4上に重ねて転写される。
各感光体3Y乃至3BKにトナー像を形成する構成と、そのトナー像を中間転写体4に転写する構成は全て同一であるので、感光体3Yにトナー像を形成し、これを中間転写体4に転写する構成だけを説明する。この感光体3Yは図1における反時計方向に回転駆動され、このとき帯電ローラ9によって感光体3Yが所定の極性に帯電される。ここでは、この帯電極性がマイナス極性であるとする。次いで、感光体3Yの帯電面に露光装置10から出射する光変調された書き込み光L(図の例ではレーザ光)が照射され、これによって感光体に静電潜像が形成され、その静電潜像が反転現像方式の現像装置11によってイエロートナー像として可視像化される。図示した現像装置11は、現像バイアスの印加された現像ローラ8を有し、この現像ローラ8に担持された乾式現像剤によって、静電潜像がトナー像として可視像化される。乾式現像剤としては、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤、又はキャリアを有さない一成分系現像剤が用いられ、いずれの場合もそのトナーが所定の極性(図の例ではマイナス極性)に帯電されており、かかるトナーが感光体3Yに形成された静電潜像に静電的に移行して、その静電潜像が可視像化される。
一方、中間転写体4を挟んで、感光体3Yにほぼ対向する位置には、転写ローラより成る転写部材13が配置され、この転写部材13に、感光体3Y上のトナーの帯電極性と逆極性(図の例ではプラス極性)のバイアス電圧が印加され、これによって感光体3Yのトナー像が、矢印A方向に走行駆動される中間転写体4上に転写される。転写部材13は、中間転写体4の裏面に当接しながら回転する。トナー像転写後に感光体3Y上に付着する転写残トナーはクリーニング装置14によって除去され、またトナー像転写後の感光体は、図示していない除電ランプによってその表面電位が初期化され、次の作像工程に備える。
上述したところと全く同様にして、図1に示した他の感光体3C,3M,3BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像、及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写体4上に順次重ねて転写される。このようにして、中間転写体4上には4色の重ねトナー像が形成される。
また、中間転写体4の下方には、トナー像の二次転写用の転写部材20が設けられ、図1に示した例では、転写部材20が、中間転写体4の表面に当接しながら矢印D方向に回転する転写ローラにより構成されている。さらに、その転写部材20の下方には給紙装置15が配置され、その給紙装置15から矢印B方向に送り出された転写紙又は樹脂フィルムなどから成る最終転写部材としての記録材Pは、レジストローラ対12の回転によって、所定のタイミングで、矢印Cで示すように中間転写体4と転写部材20との間に送り込まれる。このようにして記録材Pが転写部材20を通過するとき、その転写ローラ20には、中間転写体4上のトナー像のトナー帯電極性と逆極性(図の例ではプラス極性)のバイアス電圧が印加され、これによって中間転写体4と記録材Pとの間に電界が形成され、中間転写体4のトナー像が記録材Pに静電的に転写される。トナー像転写後の中間転写体4上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置16によって除去される。
トナー像を転写された記録材Pは、搬送装置7によって搬送されて定着装置2を通過し、このとき熱と圧力の作用によって、転写されたトナー像が記録材P上に定着される。定着装置2を通過した記録材Pは排紙部17に排出される。このようにして、フルカラー画像の形成された記録材Pが得られる。
図1に示した画像形成装置においては、感光体3Y乃至3BKがドラム状に構成されているが、複数のローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルト状の感光体を用いることもできる。同様に、無端ベルト状の中間転写体4の代りに、ドラム状に構成された中間転写体を採用することもできる。
図2は、本発明を適用できる画像形成装置の他の例を示す。ここに示した画像形成装置は、1つのドラム状の感光体3を有しており、この感光体3は反時計方向に回転し、このとき感光体3上に、帯電ローラ9、露光装置10、現像装置11によって、図1に示した感光体3Yの場合と全く同様にしてトナー像が形成される。一方、感光体3に対向して、時計方向に回転する転写ローラより成る転写部材13が配置され、感光体3と転写部材13の間に最終転写材としての記録材Pが、矢印Cで示すように送り込まれ、このとき転写部材13には、感光体3上のトナーと逆極性(図の例ではプラス極性)のバイアス電圧が印加され(図4参照)、これによって感光体3上のトナー像が記録材Pに転写される。また、感光体上の転写残トナーはクリーニング装置11によって除去され、次いで図示していない除電ランプによって、感光体表面の電位が初期化される。
以上説明した画像形成装置において、転写元像担持体と転写先像担持体は、場合に応じて次の形態で構成される。先ず、図1に示した感光体3Y乃至3BKと中間転写体4との関係においては、感光体3Y乃至3BKが転写元像担持体を構成し、中間転写体4が転写先像担持体を構成する。また、中間転写体4と記録材Pとの関係においては、中間転写体4が転写元像担持体となり、記録材Pが転写先像担持体となる。さらに、図2に示した画像形成装置においては、感光体3が転写元像担持体を構成し、記録材Pが転写先像担持体を構成する。また、本発明は、図には示していないが、複数の中間転写体を有し、第1の中間転写体上に形成されたトナー像を、転写部材にバイアス電圧を印加することにより、第2の中間転写体に転写する形式の画像形成装置にも適用でき、かかる画像形成装置においては、第1の中間転写体が転写元像担持体を構成し、第2の中間転写体が転写先像担持体を構成する。
上述のように、本発明の対象とする画像形成装置は、転写元像担持体に形成されたトナー像を、転写部材にバイアス電圧を印加することによって、転写先像担持体に静電的に転写するように構成されている。その際、先にも説明したように、従来のこの形式の画像形成装置においては、転写先像担持体に転写されたトナー像のまわりに少量のトナーが散った状態で存在する転写チリが発生し、これによってトナー像の画質が劣化するおそれがあった。
そこで、本発明に係る画像形成装置においては、凝集度が15%以上のトナーを用いてトナー像が形成されると共に、転写元像担持体と転写先像担持体との圧接により形成される転写ニップにおける転写圧が100g/cm以上に設定されている。この構成は、後述する各具体例に共通するものである。以下、かかる構成をより具体的に明らかにする。
図3は、図1に示したトナー像二次転写用の転写部材20と、記録材Pと、支持ローラ21,22を模式的に拡大して示す説明図である。図3中に丸で示し、かつ符号Tを付したものはトナーであり(図4乃至図7においても同じ)、かかるトナー粒子の実際の直径は、例えば6μm程度である。ここで、先にも説明したように、中間転写体4は、一対の支持ローラ21,22によって案内されながら、矢印A方向に走行駆動され、このとき転写部材20には、電源25によって、プラス極性のバイアス電圧が印加されている。かかる転写部材20は、矢印D方向に回転しながら、矢印C方向に搬送される記録材Pを介して中間転写体4の表面に当接する。その際、両支持ローラ21,22の間には、中間転写体4の裏面に当接する超音波振動子23が配置され、この超音波振動子23は、加圧ばね24によって中間転写体4の裏面に押圧されている。このため、転写元像担持体の一例である中間転写体4と、転写先像担持体一例である記録材Pが互いに圧接し、この圧接によって、図3に符号Nで示した幅の転写ニップが形成される。この転写ニップNにおける単位長さ当りの圧力である転写圧が100g/cm以上に設定されているのである。超音波振動子23の働きについては後述する。
中間転写体4の表面に形成されたトナー像のトナーTは、その中間転写体4の移動に伴って転写ニップNに至り、このとき中間転写体4と記録材Pとの間に形成された転写電界の作用により、記録材P上に静電的に移行し、トナー像が中間転写体4から記録材Pに転写される。このとき、転写圧が100g/cm以上と高い圧力となっている。しかも、前述のように、凝集度が15%以上のトナーTが使用されている。このように凝集度の高いトナーが転写ニップNにおいて大きな圧力を受けるので、トナー同士の付着力が強くなり、従って、転写ニップNを出て出口領域OUに至った記録材P上のトナー同士の付着力も強くなっている。このため、出口領域OUにおいて、中間転写体4と記録材Pとの間で放電が発生しても、記録材P上に転写されたトナー像のトナーが、そのトナー像のまわりに散ってしまうことを防止できる。このように出口領域OUにおける転写チリの発生を防止できるので、最終的に記録材上に形成された画像の転写チリも少なくなり、その画質を高めることができる。
ところが、上述のように、凝集度の高いトナーTを用い、かつ転写圧を高めると、転写チリの発生を抑えることができる反面、転写ニップNに存するトナーTと、中間転写体4の間の非静電的な付着力も強くなるので、転写効率が低下し、記録材Pに転写されたトナー像の一部のトナーが欠除し、そのトナー像に虫喰いが発生するおそれがある。
そこで、図1及び図3に示した画像形成装置においては、前述の超音波振動子23を中間転写体4の裏面に圧接させ、この超音波振動子23を作動させて超音波を発信し、これにより発生する振動によって、転写ニップNに存するトナーと転写元像担持体の一例である中間転写体4との付着力を弱めている。このように、中間転写体4とトナーとの界面における付着力が弱まるので、トナーを中間転写体4から分離しやすくなり、転写効率の低減を補うことができる。これによって、記録材P上に転写されたトナー像に虫喰いが発生することを防止できる。
しかも、超音波振動子23によって、中間転写体4とトナーとの界面の付着力を低減できるので、転写部材20に印加するバイアス電圧を低くしても、中間転写体4上のトナー像を記録材Pに転写することができる。このようにバイアス電圧を下げることにより、転写ニップNよりも上流側の中間転写体4と記録材Pとの間の入口領域INにおける電界の強さを弱め、プレ転写の発生を抑え、入口領域INにおける不要な放電の発生を減らすことができる。このように、超音波振動子23を設けることにより、転写チリの発生自体を少なくすることができるのである。
上述のようにして、転写チリの発生を抑え、しかも虫喰いの発生を防止することができる。
ここで、トナーの凝集度は、ホソカワミクロン製のパウダーテスターPN−N型を使用し、次の方法により測定したものである。このパウダーテスターは、3段の篩を上下に装着し、最上段の篩の目開きを75μmとし、中段の篩の目開きを45μmとし、最下段の篩の目開きを22μmとしたものである。トナーサンプル2gを最上段の篩に載せ、3段の篩を振幅1mmで30秒間、振動させ、各篩に残ったトナーの量からトナーの凝集度を算出する。算出式は次のとおりである。
(最上段の篩に残ったトナー重量)/(トナーサンプル量)×100=a
(中段の篩に残ったトナー重量)/(トナーサンプル量)×100×0.6=b
(最下段の篩に残ったトナー重量)/(トナーサンプル量)×100×0.2=c
凝集度=a+b+c
ここに示したトナーの凝集度は、トナーの流動性を示す特性値であり、その値が小さい程、流動性が高く、その値が大きい程、凝集度が高いことを示す。
次に、図4は、図1に示した感光体3Y上に形成されたトナー像を、転写部材13によって、矢印A方向に移動する中間転写体4に一次転写するときの様子を模式的に示す拡大説明図である。転写ローラより成る転写部材13は、時計方向に回転しながら、中間転写体4を介して感光体3Yに圧接する。かかる転写部材13に対して電源26によりバイアス電圧が印加されることにより、感光体3Yと転写部材13との間に転写電界が形成され、その電界の作用によって、感光体3Y上のトナー像が中間転写体4に転写される。また、ここでも、凝集度が15%以上のトナーによって感光体3Y上にトナー像が形成され、転写元像担持体の一例である感光体3Yと、転写先像担持体の一例である中間転写体4との圧接により形成される転写ニップNにおける転写圧が100g/cm以上に設定されているので、転写チリの発生を抑えることができる。しかも、この例では、転写部材13に対して、電源26によって、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧が印加される。このように交流電圧を重畳することによって、転写ニップNに存するトナーに加えられる静電気力が変化し、その結果、転写ニップNに存するトナーと転写元像担持体の一例である感光体3Yとの界面における付着力が弱まり、虫喰いの発生を防止することができる。また、感光体3Yとトナーとの付着力が弱まるので、転写部材13に印加する直流バイアス電圧を下げることができ、これにより、入口領域INにおける電界の強さを下げ、不要な放電の発生を抑えることができ、入口領域INにおける転写チリの発生自体を抑制することができる。
しかも、図4に示した画像形成装置においては、転写部材13よりも中間転写体4の移動方向上流側に、導体より成る接地されたアースローラ27が配置され、そのアースローラ27が中間転写体4の裏面に当接している。かかるアースローラ27を設けることにより、入口領域INにおける電界の強さを一層低減することができ、これによって入口領域INでの放電や、プレ転写の発生をより確実に低減でき、転写チリをより効果的に防止することができる。かかるアースローラ27は、転写ニップNよりも上流側における転写元像担持体と、転写先像担持体との間の空間(入口領域IN)に形成される電界を弱める手段の一例を構成する。かかる手段は、図4に示した画像形成装置以外の画像形成装置にも広く適用できるものである。
図5は、図2に示した感光体3と、転写部材13を模式的に示す拡大断面図である。先に説明したように、反時計方向に回転する感光体3と、時計方向に回転する転写部材13の間に、記録材Pが矢印C方向に送り込まれ、このとき転写部材13には電源25によってバイアス電圧が印加され、これにより感光体3と転写部材13との間に転写電界が形成され、その電界の作用によって、感光体表面のトナー像が記録材Pの表面に転写される。転写部材13は、図示していない加圧ばねによって、中間転写体4を介して感光体3に圧接されている。
ここでも感光体3上に、凝集度が15%以上のトナーを用いてトナー像を形成し、しかも転写元像担持体の一例である感光体3と転写先像担持体の一例である中間転写体4との圧接により形成される転写ニップNにおける転写圧が100g/cm以上に設定されている。これにより、記録材Pに転写されたトナー像のまわりにトナーが散った状態で存在する転写チリの発生を抑えることができる。
しかも、本例の画像形成装置においては、転写元像担持体の一例である感光体3の表面の線速をVとし、転写先像担持体の一例である記録材Pの表面の線速をVとしたとき、0.97≦V/V<1.00となるように、各線速V,Vが設定されている。このように、感光体3の表面線速Vを、記録材Pの表面の線速を遅くすることにより、転写ニップNに存するトナーTと、感光体3の界面にせん断力が働く。これによって、トナーが感光体表面から離れやすくなり、記録材P上に転写されたトナー像に虫喰いが発生することを防止できる。また、この構成によっても、転写電界の強さを下げることができるので、入口領域INにおける転写チリの発生を抑制することができる。その際、感光体表面に、離型性を高めるステアリン酸などの潤滑剤を塗布しておくと、より一層感光体表面からトナーが離れやすくなり、虫喰いの発生をより確実に防止することができる。
次に、図6は、時計方向に回転駆動されるドラム状の中間転写体4を用いると共に、硬質材より成るブロック状の転写部材20を用いた画像形成装置を模式的に示した説明図である。ここに示した中間転写体4にも、図示していない感光体から色の異なるトナー像が順次重ねて一次転写され、その中間転写体4と転写部材20との間に、記録材Pが矢印Cで示すように搬送される。転写部材20は、図示してない加圧ばねによって、加圧ベルト29と転写先像担持体の一例である記録材Pを介して、転写元像担持体の一例である中間転写体4に圧接したブロック状に形成され、その中間転写体4と記録材Pとの圧接により転写ニップNが形成される。転写部材20には、電源25によってバイアス電圧が印加され、これにより形成される転写電界の作用によって、中間転写体4上のトナー像が記録材Pに静電的に転写される。
この画像形成装置においても、凝集度が15%以上のトナーTによって中間転写体4上にトナー像が形成されると共に、転写元像担持体の一例である中間転写体4と転写先像担持体の一例である記録材Pとの圧接により形成される転写ニップNにおける転写圧が100g/cm以上に設定されている。これにより、記録材Pに転写されたトナー像のまわりにトナーが散った状態で存在する転写チリの発生を抑制することができる。
しかも、中間転写体4の表面には弾性層28が設けられている。転写元像担持体として、弾性層28を有する像担持体が用いられているのである。しかも、転写部材20は、記録材Pの搬送方向上流側に位置する第1の部分20Aと、これよりも下流側に位置する第2の部分20Bとから構成されている。このように、転写部材20は、転写ニップNのうちで上流側に設けられた第1の部分20Aと、下流側に設けられた第2の部分20Bとからなり、転写先像担持体の一例である記録材Pに対向する側の第1の部分20Aの面が、記録材Pに対向する側の第2の部分20Bの面よりも、わずかに低く形成されることにより、第1の部分20Aの面と第2の部分20Bの面との間にはわずかな段差30が形成されている。このため、中間転写体4の弾性層28が、第1の部分20Aから第2の部分20Bへと移行したとき、当該弾性層28は、第2の部分20Bから大きな力を受けて圧縮変形する。次いで、その圧縮変形した弾性層が第2の部分20Bを出た瞬間、第2の部分20Bによる加圧を解除されるので、その弾性層28は急激に元の形態に弾性復帰する。このときの弾性層28の動きによって、トナーTが中間転写体4から離れやすくなる。このため、記録材Pに転写されたトナー像に虫喰いが発生することを防止することができる。このように、弾性層28を有する転写元像担持体(図6においては中間転写体4)を用い、転写ニップNにおいて、弾性層28を圧縮変形させ、その弾性層28が転写ニップNを出たときに、当該弾性層28を元の形態に弾性復帰させることにより、転写元像担持体からトナーを分離しやすくして、虫喰いの発生を防止するのである。また、かかる構成を採用することによって、転写電界の強さを下げることができるので、入口領域INにおける転写チリの発生を抑制することができる。
また、図6に示した画像形成装置においては、転写部材20の第1の部分20Aが絶縁性材料で構成され、第2の部分20Bが導電性材料により構成されている。この構成によれば、その第2の部分20Bに電源25によってバイアス電圧を印加することにより、記録材Pと中間転写体4との間に、中間転写体4上のトナー像を記録材Pに転写する転写電界を形成でき、しかも第2の部分20Bよりも記録材搬送方向上流側の第1の部分20Aは絶縁性材料より成るので、入口領域INにおける電界の強さを弱めることができ、これによって入口領域INにおける放電や、中間転写体4から記録材Pへのトナーのプレ転写の発生を防止でき、入口領域INにおける転写チリの発生をより効果的に防止することができる。
図6における絶縁性材料より成る第1の部分20Aは、転写ニップよりも上流側における転写元像担持体と転写先像担持体との間の空間(入口領域)に形成される電界を弱める手段の一例を構成している。
図7に示した画像形成装置は、無端ベルト状に形成された中間転写体4が支持ローラ21,22に巻き掛けられて矢印A方向に走行駆動され、転写ローラより成る転写部材20が記録材Pと中間転写体4を介して支持ローラ22に圧接し、これによって転写ニップNが形成されている。転写部材20は反時計方向に回転し、記録材Pは、転写部材20と中間転写体4との間に、矢印Cで示すように送り込まれる。このとき、転写部材20には電源25によってバイアス電圧が印加され、これによって中間転写体4上に転写されたトナー像が記録材Pに転写される。
この画像形成装置においても、凝集度が15%以上のトナーによって中間転写体4上にトナー像が形成されるとともに、転写元像担持体の一例である中間転写体4と転写先像担持体の一例である記録材Pとの圧接により形成された転写ニップNにおける転写圧が100g/cm以上に設定されている。これにより、記録材Pに転写されたトナー像のまわりにトナーが散った状態で存在する転写チリの発生が抑えられる。しかも、無端ベルト状に形成された転写元像担持体の一例である中間転写体4が、支持ローラ22に案内されて、転写ニップNを通過した直後に、その中間転写体4の曲率が急激に大きくなっている。転写ニップNを出た直後の中間転写体4より成る転写元像担持体の曲率が、転写ニップNを通過する転写元像担持体の曲率よりも大きくなるように、その転写元像担持体を案内するのである。これにより、転写ニップNを出た直後の中間転写体4の表面からトナーが離れやすくなり、これによって記録材Pに転写されたトナー像に虫喰いが発生することを防止できる。しかも、転写電界の強さを弱くすることができるので、入口領域INにおける放電と、中間転写体4から記録材Pへのプレ転写の発生を抑え、転写チリの発生自体を効果的に抑制することができる。
以上説明した各画像形成装置においては、凝集度の高いトナーを用いると共に、転写圧を高めることによって転写チリの発生を抑えることを第1の特徴とし、その第1の特徴の構成を採用することによって生じる虫喰いを防止するために、転写元像担持体とトナーとの付着力を弱めることを第2の特徴としている。図8乃至図11は、これらの点を説明する図である。これらの図における○は転写チリや虫喰いの発生が極めて少なく、問題のないことを示し、△は転写チリや虫喰いのわずかな発生が認められることを示し、×は転写チリと虫喰いの発生が著しいレベルであることを示している。
図8から判るように、トナーの凝集度が15%以上で、転写圧が100g/cm以上であると、転写チリの発生はほとんど認められない。図8においては、この範囲に斜線を付してある。
一方、転写元像担持体とトナーとの付着力の低減の手段を施さなかったときは、図9に斜線を付して示す狭い範囲で虫喰いの発生がないか、その発生が少なくなるだけであり、図8に示した転写チリの発生しない範囲と、図9に示した虫喰いの発生しない範囲は、ほとんど重なることはない。これに対し、図10は、転写元像担持体とトナーとの付着力を低減する手段、例えば図3に示した超音波振動子23を設けたときの虫喰いの発生状態を示している。この図から判るように、転写元像担持体とトナーとの付着力を弱める手段を設けることにより、トナーの凝集度と転写圧が高い範囲においても、虫喰いの発生を防止することができる。図8と図10を重ねた図が図11である。この図から判るように、転写元像担持体とトナーとの付着力を弱める手段を設け、かつ凝集度が15%以上のトナーを用い、しかも転写圧を100g/cm以上に設定することによって、転写チリの発生と、虫喰いの発生を共に防止することができ、高品質な画像を形成することができる。
画像形成装置の一例を示す部分断面概略図である。 画像形成装置の他の例を示す部分断面概略図である。 図1に示した画像形成装置の一部を拡大して示す説明図である。 図1に示した画像形成装置の他の部分を拡大して示す説明図である。 図2に示した画像形成装置の一部を拡大して示す説明図である。 画像形成装置の他の例を示す説明図である。 画像形成装置のさらに他の例を示す説明図である。 転写チリの発生状態を説明する図である。 虫喰いの発生状態を説明する図である。 転写元像担持体とトナーとの付着力を弱める手段を設けることによって、虫喰いの発生を防止できることを示す図である。 転写元像担持体とトナーとの付着力を弱める手段を設け、しかもトナーの凝集度を15%以上、転写圧を100g/cm以上に設定することにより、転写チリの発生と虫喰いの発生を共に防止できることを説明する図である。
符号の説明
0 転写部材
20A 第1の部分
20B 第2の部分
28 弾性層
29 加圧ベルト
30 段差
N 転写ニップ

Claims (1)

  1. 転写元像担持体に形成されたトナー像を、転写部材にバイアス電圧を印加することにより、転写先像担持体に静電的に転写する画像形成装置において、凝集度が15%以上のトナーによってトナー像形成され、転写元像担持体と転写先像担持体との圧接により形成される転写ニップにおける転写圧100g/cm以上に設定され前記転写元像担持体として、弾性層を有する像担持体が用いられ、前記転写部材は、加圧ベルトと前記転写先像担持体とを介して前記転写元像担持体に圧接したブロック状に形成され、かつ当該転写部材は、前記転写ニップのうちで上流側に設けられた第1の部分と、下流側に設けられた第2の部分とからなり、前記第1の部分が絶縁性材料で構成され、前記第2の部分が導電性材料により構成され、前記転写バイアスが前記第2の部分に印加され、前記転写先像担持体に対向する側の前記第1の部分の面が、転写先像担持体に対向する側の前記第2の部分の面よりも低く形成されることにより、該第1の部分の面と第2の部分の面の間に段差が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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