JP4628703B2 - 引き裂かれ箇所を備えた扁平物体 - Google Patents
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扁平部材と、この扁平部材の引き裂かれ予定箇所に密着されたものであって一方向の引き裂きが容易な結晶領域の配列の方向性を有する合成樹脂シートとを備え、かつ、この合成樹脂シートの引き裂き開始側の端部が前記扁平部材の端縁にまで配置されていること、および、
前記扁平部材と前記合成樹脂シートとを同時に引き裂くための引き裂かれ箇所として、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む箇所が選定され、かつ、その引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とに施された引き裂き開始案内用の切れ目が設けられていること、および、
前記合成樹脂シートを前記切れ目からその合成樹脂シートの結晶領域の配列方向へと引き裂くことで前記扁平部材も同時に引き裂かれるものであること
を前提とする扁平物体において、
前記切れ目における先端部分の向きと、前記合成樹脂シートにおける結晶領域の配列方向とが互いに一致しているものであること、および、
前記切れ目が当該切れ目の先端部分と前記扁平部材の端縁とにわたるカーブノッチを有するとともに、そのカーブノッチが前記切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけて徐々に下降しているものであること、および、
前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む前記引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートの幅よりも広幅のポイントシールが施されているとともに、そのポイントシールが前記切れ目を有する部分にも及んでいること、および、
前記切れ目の先端部分に向かう前記カーブノッチの出発部分が、前記扁平部材と前記合成樹脂シートとの密着部分外にあること
を特徴とする。
<02> 本発明は第2の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第3課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<01>に記載されたものにおいて、
前記扁平部材が袋体を構成しているとともに、その袋体を構成している前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所に前記合成樹脂シートが密着しており、前記切れ目の先端部分がこの合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に一致していてその切れ目の先端部分に連続する前記カーブノッチが当該切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけて徐々に下降していることを特徴とする。
<03> 本発明は第3の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第3課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<02>に記載されたものにおいて、
前記袋体が前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所の下方に開口部を有するものであり、当該袋体の開口部には、その開口部を再開閉するためのファスナーが設けられていることを特徴とする。
<04> 本発明は第4の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第5課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<02>または<03>に記載されたものにおいて、
前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記ポイントシール幅を下回るものであることを特徴とする。
<05> 本発明は第5の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第5課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<03>または<04>に記載されたものにおいて、
前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記合成樹脂シート幅を下回るものであることを特徴とする。
<06> 本発明は第6の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第6課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<04>または<05>に記載されたものにおいて、
前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシールが前記ポイントシールと連続していることを特徴とする。
<11> 切れ目の先端部分を合成樹脂シートの一方向の引き裂きが容易な結晶領域の配列方向に一致させて形成したことにより、開封時の引き裂き方向が安定して得られる。
<12> 切れ目の先端部分と連続して、扁平部材の端縁にかけて徐々に下降するカーブノッチを設けたことにより、切れ目の近くに位置するコーナー部の本体側が曲線状となり、開封時に手指を傷つけることがなくなり、非本体側の除去部分は切れ目と一体化しているのでノッチ屑の発生がなくなる。
<13> 切れ目には外力が直接伝わることがないため不時の開口が防止される。
<14> 前記カーブノッチの出発部分を、扁平部材と合成樹脂シートとの密着部分外におくことで、除去される切れ目の外側部分によって手指が傷つけられることを防止する。その理由は、該部が扁平部材と合成樹脂シートとの密着部分よりも薄肉で幅が狭いことから腰が弱く、手指を傷つけるには至らないからである。
<15> 前記扁平部材で袋体が構成される。この袋体の引き裂かれ予定箇所に密着された前記合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に一致させて形成した切れ目の先端部分と連続するカーブノッチの切れ目部分を、前記扁平部材の端縁に近接させて形成したことにより、切れ目の外側部分の幅を可及的に狭くすることができ、該部の腰が弱く、前述の手指を傷つけることが確実に防止される。
<16> 袋体を構成する扁平部材の引き裂かれ箇所の下方に位置する開口部に、この開口部を再開閉するファスナーを設けたことにより、ファスナー付き袋体のメリットを持たせることができる。
2 サイドシール
3 ボトムシール
4 トップシール
5 合成樹脂シート
6 引き裂かれ予定箇所
7 切れ目
7a 先端部分
7b カーブノッチ
7c カーブノッチの出発部分
7d 先端部分
8 ファスナー
9 ポイントシール
10 カーブノッチの出発部分の近傍の幅
Claims (6)
- 扁平部材と、この扁平部材の引き裂かれ予定箇所に密着されたものであって一方向の引き裂きが容易な結晶領域の配列の方向性を有する合成樹脂シートとを備え、かつ、この合成樹脂シートの引き裂き開始側の端部が前記扁平部材の端縁にまで配置されていること、および、
前記扁平部材と前記合成樹脂シートとを同時に引き裂くための引き裂かれ箇所として、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む箇所が選定され、かつ、その引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部や当該端部を配置された前記扁平部材の端縁に引き裂き開始案内用の切れ目が設けられていること、および、
前記合成樹脂シートを前記切れ目からその合成樹脂シートの結晶領域の配列方向へと引き裂くことで前記扁平部材も同時に引き裂かれるものであること
を前提とする扁平物体において、
前記切れ目における先端部分の向きと、前記合成樹脂シートにおける結晶領域の配列方向とが互いに一致しているものであること、および、
前記切れ目が当該切れ目の先端部分と前記扁平部材の端縁とにわたるカーブノッチを有するとともに、そのカーブノッチが前記切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけて徐々に下降しているものであること、および、
前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む前記引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートの幅よりも広幅のポイントシールが施されているとともに、そのポイントシールが前記切れ目を有する部分にも及んでいること、および、
前記切れ目の先端部分に向かう前記カーブノッチの出発部分が、前記扁平部材と前記合成樹脂シートとの密着部分外にあること
を特徴とする引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。 - 前記扁平部材が袋体を構成しているとともに、その袋体を構成している前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所に前記合成樹脂シートが密着しており、前記切れ目の先端部分がこの合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に一致していてその切れ目の先端部分に連続する前記カーブノッチが当該切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけて徐々に下降している請求項1に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
- 前記袋体が前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所の下方に開口部を有するものであり、当該袋体の開口部には、その開口部を再開閉するためのファスナーが設けられている請求項1に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
- 前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記ポイントシール幅を下回るものである請求項2または3に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
- 前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記合成樹脂シート幅を下回るものである請求項2または3に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
- 前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシールが前記ポイントシールと連続している請求項4または5に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
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