JP4628703B2 - 引き裂かれ箇所を備えた扁平物体 - Google Patents

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本発明は、密封された包装用袋のように必要な時に引き裂き使用される扁平物体に関するものである。
扁平部材と、この扁平部材の引き裂かれ予定箇所に密着され、一方向の引き裂きが容易なように結晶領域の配列が方向性を有する合成樹脂シートと、この合成樹脂シートの端部に形成された引き裂き開始案内用の切れ目とを備え、この切れ目から前記合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に引き裂かれることにより扁平部材も同時に引き裂かれるようになっている引き裂かれ箇所を備えた扁平物体に関しては下記の特許文献1により開示されている。また、引き裂き開始案内用の切れ目を備えた包装用袋において、開封時に手指を傷つけないよう切れ目の近くに位置するコーナー部を曲線状としたものが下記の特許文献2に開示されている。
特許文献1の発明においては、一方向の引き裂きが容易なように結晶領域の配列が方向性を有する合成樹脂シートにより開封時の引き裂き方向が安定しており、その結果に関する使用者の評価は得られるが、切れ目はV字カットであるため、切れ目の近くに位置するコーナー部は鋭利な角を持ち、これによって開封時に手指を傷つける恐れがある。また、特許文献2の発明においては、開封時に手指を傷つける恐れは解消しているが、開封時の引き裂き方向性が不安定であるため、引き裂き線が所定の状態とはならず斜めに切れたりする。この状況は、開封後も繰り返し再開閉して使用されるファスナー付き袋の場合好ましくない。
上記何れにおいても、切れ目の切欠成形時のノッチ屑が袋内に紛れ込む恐れがあり、さらに、袋の積み重ね等で切れ目部分に外力が直接的に加わって不時の開口を生じる場合があり、内容物がこぼれたり、内容物の品質劣化を招くという懸念がある。
特公昭53−12216号公報 特開2002−29548号公報
本発明はこのような課題に鑑み、開封時の引き裂き方向性が安定し、袋体扱い時に手指を傷つけることがなく、切れ目成形時ノッチ屑の発生がなくかつ、外力による不時の開口を防止した引き裂かれ箇所を備えた扁平物体を提供しようとするものである。
<01> 本発明は第1の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第1課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、
扁平部材と、この扁平部材の引き裂かれ予定箇所に密着されたものであって一方向の引き裂きが容易な結晶領域の配列の方向性を有する合成樹脂シートとを備え、かつ、この合成樹脂シートの引き裂き開始側の端部が前記扁平部材の端縁にまで配置されていること、および、
前記扁平部材と前記合成樹脂シートとを同時に引き裂くための引き裂かれ箇所として、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む箇所が選定され、かつ、その引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とに施された引き裂き開始案内用の切れ目が設けられていること、および、
前記合成樹脂シートを前記切れ目からその合成樹脂シートの結晶領域の配列方向へと引き裂くことで前記扁平部材も同時に引き裂かれるものであること
を前提とする扁平物体において、
前記切れ目における先端部分の向きと、前記合成樹脂シートにおける結晶領域の配列方向とが互いに一致しているものであること、および、
前記切れ目が当該切れ目の先端部分と前記扁平部材の端縁とにわたるカーブノッチを有するとともに、そのカーブノッチが前記切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけ徐々に下降しているものであること、および、
前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む前記引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートの幅よりも広幅のポイントシールが施されているとともに、そのポイントシールが前記切れ目を有する部分にも及んでいること、および、
記切れ目の先端部分に向かう前記カーブノッチの出発部分が、前記扁平部材と前記合成樹脂シートとの密着部分外にあること
を特徴とする。
<02> 本発明は第2の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第3課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<01>に記載されたものにおいて、
前記扁平部材袋体を構成しているとともに、その袋体を構成している前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所に前記合成樹脂シートが密着しており、前記切れ目の先端部分がこの合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に一致していてその切れ目の先端部分連続する前記カーブノッチが当該切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけて徐々に下降していることを特徴とする。
<03> 本発明は第3の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第3課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<02>に記載されたものにおいて、
前記袋体が前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所の下方に開口部を有するものであり、当該袋体の開口部には、その開口部を再開閉するためのファスナー設けられていることを特徴とす
<04> 本発明は第4の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第5課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<02>または<03>に記載されたものにおいて、
前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記ポイントシール幅を下回るものであることを特徴とする。
<05> 本発明は第5の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第5課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<03>または<04>に記載されたものにおいて、
前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記合成樹脂シート幅を下回るものであることを特徴とする。
<06> 本発明は第6の課題解決手段は下記のような「引き裂かれ箇所を備えた扁平物体」を特徴とする。すなわち、本発明の第6課題解決手段に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体は、前記<04>または<05>に記載されたものにおいて、
前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシールが前記ポイントシールと連続していることを特徴とする。
本発明に係る引き裂かれ箇所を備えた扁平物体つぎのような効果を有する。
<11> 切れ目の先端部分を合成樹脂シートの一方向の引き裂きが容易な結晶領域の配列方向に一致させて形成したことにより、開封時の引き裂き方向が安定して得られる。
<12> 切れ目の先端部分と連続して扁平部材の端縁にかけ徐々に下降するカーブノッチを設けたことにより、切れ目の近くに位置するコーナー部の本体側が曲線状となり、開封時に手指を傷つけることがなくなり、非本体側の除去部分は切れ目と一体化しているのでノッチ屑の発生がなくなる。
<13> 切れ目には外力が直接伝わることがないため不時の開口が防止される。
<14> 前記カーブノッチの出発部分を、扁平部材と合成樹脂シートとの密着部分外におくこと、除去される切れ目の外側部分によって手指が傷つけられることを防止する。その理由は、該部が扁平部材と合成樹脂シートとの密着部分よりも薄肉で幅が狭いことから腰が弱く、手指を傷つけるには至らないからである。
<15> 前記扁平部材で袋体が構成される。この袋体の引き裂かれ予定箇所に密着された前記合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に一致させて形成した切れ目の先端部分と連続するカーブノッチの切れ目部分を、前記扁平部材の端縁に近接させて形成したことにより、切れ目の外側部分の幅を可及的に狭くすることができ、該部の腰が弱く、前述の手指を傷つけることが確実に防止される。
<16> 袋体を構成する扁平部材の引き裂かれ箇所の下方に位置する開口部に、この開口部を再開閉するファスナーを設けたことにより、ファスナー付き袋体のメリットを持たせることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1を示す。図1において、1は扁平部材であり、両側にサイドシール2、底部にボトムシール3、上端部にトップシール4が施されている密封された袋体を構成している。この扁平部材1は合成樹脂単層フィルム、合成樹脂複層フィルム、合成樹脂とアルミ箔やアルミ蒸着の複層フィルム、合成樹脂と紙、合成紙、不織布等の各種複層フィルムで作製されている。
この扁平部材1の上方の引き裂かれ予定箇所6に、一方向の引き裂きが容易なように結晶領域の配列が方向性を有する合成樹脂シート5(テアテープ)が密着されており、この合成樹脂シート5の端部に引き裂き開始案内用の切れ目7を形成している。前記合成樹脂シート5の密着は熱圧着や適当な接着剤が用いられ、扁平部材が袋体である場合は袋体の表裏に密着される。
前記引き裂き開始案内用の切れ目7は、先端部分7aを前記合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に一致するよう一部が直線を呈しており、この先端部分7aと連続して扁平部材1の端縁にかけて、徐々に下降するカーブノッチ7bを扁平部材1の幅方向の一端又は両端に設けたものである。
前記切れ目7の先端部分7aに向かうカーブノッチ7bの出発部分7cは、扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分内においてもよいし、図1のように扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外においてもよい。
本発明の実施例1は上記の形態であるから、手で切れ目7に引き裂き力を付与するその引き裂き力が出発部分7cからカーブノッチ7bを経由して先端部分7aまで波及する。この先端部分7aは合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向一致しているため、引き裂き力は合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に直接作用することになり、引き裂かれ予定箇所6は容易かつ安定して引き裂かれて開封する。
この引き裂かれ予定箇所6が引き裂かれて開封した本体側(袋体側)の切れ目7の近くに位置するコーナー部はカーブノッチ7bによって丸味のある曲線状となり、手指の傷つけを防止する。カーブノッチ7bは曲線に限定されるものではないが、該部に角をもたせないようカーブしている。
一方、引き裂かれて本体側から分離して除去される非本体側の切れ目7の近くに位置する部分には鋭角部分を生じる。この鋭角部分はカーブノッチ7bが扁平部材1の端縁側において徐々に下降するものであるため多くの場合問題ならない。これに対して問題となる場合、例え素材として合成樹脂とアルミ箔の複層フィルムや、比較的厚手の合成樹脂複層フィルムが用いられる場合は、カーブノッチ7bの出発部分7cを図1のように扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外におくことが望ましい。すなわち、扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分は厚肉で腰が強いため、当該部分よりも薄肉で腰が弱い扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外にカーブノッチ7bの出発部分7cをおくことにより手指を傷つけるに至らないという目的を達成することができる
さらに、前記非本体側の除去部分は切れ目7と一体化しているのでノッチ屑は発生することがなくノッチ屑が袋内に紛れ込むことがない。また、切れ目7については、その先端部分7aのみが合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に沿うものであるため、例えば、袋体の積み重ねによる外力が切れ目7の先端部分7aに直接伝わることがなく不時の開口が防止される。
図2は本発明の実施例2を示す。この実施例2は実施例1における扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外にカーブノッチ7bの出発部分7cをおく考え方を発展させたものである。すなわち、扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外にカーブノッチ7bの出発部分7cをおくと共に、前記鋭角部分10の幅を細くして、より一層該部の腰を弱くし手指の傷つけを防止したものである。この鋭角部分10の幅を細くするためには、切れ目7の先端部分7aと連続するカーブノッチ7bの切れ目部分を、扁平部材1の端縁に近接するようにして形成し、そのカーブの程度を緩やかなものではなく、急カーブとすることによってなされる。
この実施例2も実施例1と同様に、引き裂かれ予定箇所6が引き裂かれて開封した本体側(袋体側)の切れ目7の近くに位置するコーナー部はカーブノッチ7bによって丸味のある曲線状となり、手指の傷つけを防止する。また、引き裂かれて本体側から分離して除去される非本体側の切れ目7はカーブノッチ7bの出発部分7cが扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外におくことにより扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分よりも薄肉で腰が弱いため、さらには鋭角部分10の幅をより細くする工夫によって、手指を傷つけるに至らず、非本体側の除去部分は切れ目7と一体化しているのでノッチ屑は発生することがなくノッチ屑が袋内に紛れ込むことがない。また、切れ目7については、その先端部分7aのみが合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に沿うものであるため、例えば、袋体の積み重ねによる外力が切れ目7の先端部分7aに直接伝わることがなく不時の開口が防止される。
図3は本発明の実施例3を示す。この実施例3はサイドシール2の幅が狭い場合、切れ目7を施す部位に広幅のポイントシール9を形成し、このポイントシール9に切れ目7を施した形態である。この場合の切れ目7は実施例1の切れ目7と同様に先端部分7aを合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に一致するよう一部が直線を呈しており、この先端部分7aと連続して扁平部材1の端縁にかけて、徐々に下降するカーブノッチ7bを扁平部材1の幅方向の一端又は両端に設け、前記切れ目7の先端部分7aに向かうカーブノッチ7bの出発部分7cは図示のごとく扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外においてもよいし、密着部分内におく形態でもよい。この実施例3も上記実施例1及び2と同様な作用効果を有する。
図4は本発明の実施例4を示す。この実施例4は切れ目7のカーブノッチ7bの先端部分7dを合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に少しだけ一致させ、先端部分7dに向かうカーブノッチ7bの出発部分7cは、扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分と非密着部分の境界においた形態である。この場合は上記実施例1乃至3に比較して扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分が薄肉で腰が弱いものに採用される。尚、実施例4においては、切れ目7の先端部分を、合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に少しだけ一致させた先端7dとしたが、本発明におけるように切れ目7の方向と引き裂き方向が一致しない場合は、少しだけであっても一致させた部分を持たせることが重要で、これによって引き裂き力が合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に誘導され、続いて引き裂かれ予定箇所6が引き裂かれて開封するものである。この一致させた部分を持たない場合は、引き裂き力は引き裂き力が強く働く方向に作用して、安定した引き裂きが得られないものである。
この実施例4も実施例1乃至3と同様に、引き裂かれ予定箇所6が引き裂かれて開封した本体側(袋体側)の切れ目7の近くに位置するコーナー部はカーブノッチ7bによって丸みのある曲線状となり、手指の傷つけを防止する。また、非本体側の除去部分は切れ目7と一体化しているのでノッチ屑は発生することがなくノッチ屑が袋内に紛れ込むことがない。この実施例4での切れ目7についても、その先端部分7dのみが合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に沿うものであるため、例えば、袋体の積み重ねによる外力が切れ目7の先端部分7dに直接伝わることがなく不時の開口が防止される。
図5は本発明の実施例5を示す。この実施例5は上記実施例4の変形例であり、上記実施例4は先端部分7dに向かうカーブノッチ7bの出発部分7cを扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分内で合成樹脂シート5の下縁においたが、この実施例5は扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分内で合成樹脂シート5の下縁より幾分上位にカーブノッチ7bの出発部分7cをおいた形態である。この実施例5も上記実施例4と同様な作用効果を有する。
図6は本発明の実施例6を示す。この実施例6は上記実施例3の変形例である。この実施例6は、サイドが折り返しで形成されているサイドシール2を持たない扁平部材1(袋体)であり、切れ目7を施す部位に広幅のポイントシール9を形成し、このポイントシール9に切れ目7を施した形態である。この切れ目7はポイントシール9内における扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分内において、合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に一致する先端部分7dに向かうカーブノッチ7bの出発部分7cをおいた切れ目7である。この実施例6も上記実施例4と同様な作用効果を有する。また、実施例3を参考にしてポイントシール9内における扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分外にカーブノッチ7bの出発部分7cをおいてもよい。
図7は本発明の実施例7を示す。この実施例7は扁平部材1の上方のコーナー部を斜め方向に引き裂くようにした形態である。すなわち、扁平部材1の上方のコーナー部のサイドシール2とトップシール4とに渡って斜め角度で合成樹脂シート5を密着し、サイドシール2とトップシール4の何れか一方あるいは両方の扁平部材1と合成樹脂シート5との密着部分内において、合成樹脂シート5の結晶領域の配列方向に一致する先端部分7dに向かうカーブノッチ7bの出発部分7cをおいた切れ目7を設けた形態である。この実施例7においてはコーナー部が斜め方向に引き裂かれるが、上記実施例4乃至6と同様な作用効果を有する。
上記実施例1〜7においては、開口部にファスナー無しの扁平部材1(袋体)に本発明を適用しているが、図1に示すように開口部にファスナー8を設けることにより、ファスナー付き袋体のメリットを持たせることができる。また、この発明に係る扁平物体は袋に限られることはなく、例えば、シート若しくはフィルムのようなものでもよく、材質並びに形状に規定されず、必要な時に所定線に沿って引き裂いて使用するものならば如何なるものでもよい。
本発明による実施例1の正面図 本発明による実施例2の要部正面図 本発明による実施例3の要部正面図 本発明による実施例4の要部正面図 本発明による実施例5の要部正面図 本発明による実施例6の要部正面図 本発明による実施例7の要部正面図
1 扁平部材
2 サイドシール
3 ボトムシール
4 トップシール
5 合成樹脂シート
6 引き裂かれ予定箇所
7 切れ目
7a 先端部分
7b カーブノッチ
7c カーブノッチの出発部分
7d 先端部分
8 ファスナー
9 ポイントシール
10 カーブノッチの出発部分の近傍の幅

Claims (6)

  1. 扁平部材と、この扁平部材の引き裂かれ予定箇所に密着されたものであって一方向の引き裂きが容易な結晶領域の配列の方向性を有する合成樹脂シートとを備え、かつ、この合成樹脂シートの引き裂き開始側の端部が前記扁平部材の端縁にまで配置されていること、および、
    前記扁平部材と前記合成樹脂シートとを同時に引き裂くための引き裂かれ箇所として、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む箇所が選定され、かつ、その引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部や当該端部を配置された前記扁平部材の端縁に引き裂き開始案内用の切れ目が設けられていること、および、
    前記合成樹脂シートを前記切れ目からその合成樹脂シートの結晶領域の配列方向へと引き裂くことで前記扁平部材も同時に引き裂かれるものであること
    を前提とする扁平物体において、
    前記切れ目における先端部分の向きと、前記合成樹脂シートにおける結晶領域の配列方向とが互いに一致しているものであること、および、
    前記切れ目が当該切れ目の先端部分と前記扁平部材の端縁とにわたるカーブノッチを有するとともに、そのカーブノッチが前記切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけ徐々に下降しているものであること、および、
    前記合成樹脂シートにおける引き裂き開始側の端部と当該端部を配置された前記扁平部材の端縁とを含む前記引き裂かれ箇所には、前記合成樹脂シートの幅よりも広幅のポイントシールが施されているとともに、そのポイントシールが前記切れ目を有する部分にも及んでいること、および、
    前記切れ目の先端部分に向かう前記カーブノッチの出発部分が、前記扁平部材と前記合成樹脂シートとの密着部分外にあること
    を特徴とする引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
  2. 前記扁平部材袋体を構成しているとともに、その袋体を構成している前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所に前記合成樹脂シートが密着しており、前記切れ目の先端部分がこの合成樹脂シートの結晶領域の配列方向に一致していてその切れ目の先端部分連続する前記カーブノッチが当該切れ目の先端部分から前記扁平部材の端縁にかけて徐々に下降している請求項1に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
  3. 前記袋体が前記扁平部材の引き裂かれ予定箇所の下方に開口部を有するものであり、当該袋体の開口部には、その開口部を再開閉するためのファスナー設けられている請求項1に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
  4. 前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記ポイントシール幅を下回るものである請求項2または3に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
  5. 前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシール幅が前記合成樹脂シート幅を下回るものである請求項2または3に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
  6. 前記袋体の両側にサイドシールがあり、そのサイドシールが前記ポイントシールと連続している請求項4または5に記載の引き裂かれ箇所を備えた扁平物体。
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