JP4628114B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、メモリセルがフローティングゲートを有する積層型電界効果トランジスタで構成され、フローティングゲートに電荷を蓄積してデータを記憶する不揮発性半導体記憶装置に関する。より特定的には、この発明は、基板領域表面に形成される反転層をビット線として利用するAG(アシストゲート)−AND型フラッシュメモリにおける読出マージンを改善するための構成に関する。
不揮発性半導体記憶装置においては、記憶データに応じてメモリセルトランジスタのしきい値電圧を異ならせる。メモリセルトランジスタのコントロールゲートに一定のレベルの電圧を印加し、メモリセルトランジスタを流れる電流量をセンスアンプで検出することにより、データの読出を行なう。このデータ読出時、メモリセルトランジスタのドレイン側に一定の電流および電圧を供給し、ソース側は、ソース線を介して接地される。この接地は、メモリアレイの一方側に配置された共通ソース線(コモン線)にソース線を接続することにより行われる。このソース線には配線抵抗が存在し、接地ノードからメモリセルトランジスタの位置までに、その距離に応じたソース線抵抗が存在する。
ソース線に電流が流れる場合、このソース線抵抗に応じた電圧降下が生じ、メモリセルトランジスタのソース電位が上昇する。ソース電位が上昇した場合、コントロールゲートに一定の電圧が印加された場合、コントロールゲート−ソース間電圧Vgsが低くなり、また基板効果によりしきい値電圧の絶対値が大きくなる。したがって、このメモリセルトランジスタが選択時導通状態となる場合においても、十分に導通状態とならず、読出電流を十分な大きさに駆動することができず、誤読出が生じる可能性がある。
特に、このソース線が拡散層または反転層で形成される場合その抵抗値が、金属配線で形成される場合に比べて大きくなり、また温度依存性も大きいため、メモリセルトランジスタのソース線抵抗のメモリセルのアレイ内位置に応じて大きくばらつく影響が大きくなる。特に、反転層でソース線が形成される場合、拡散層に比べてさらにその抵抗値が大きいため、その影響がより大きくなる。
このようなソース線抵抗のアレイ内の位置に対する依存性を低減するための構成が、特許文献1(特開2000−285692号公報)において示されている。この特許文献1に示される構成においては、ソース線接地ノードからの距離に応じてワード線(コントロールゲート)に印加する電圧レベルを変更する。ソース電位の上昇分をワード線電圧を高くして補償する。これにより、各メモリセルにおいて、コントロールゲート―ソース間電圧Vgsを同じとする。
特開2000−285692号公報
上述の特許文献1においては、ソース線抵抗の大きさ、すなわちメモリセルの位置に応じてワード線の選択電圧レベルを変更しており、選択行に応じてワード線印加電圧を変更する必要があり、ワード線選択時の制御が複雑となるという問題が生じる。
それゆえ、この発明の目的は、簡易な回路構成で、メモリセルトランジスタのソース線抵抗のアレイ内位置依存性および温度依存性を低減することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、行列状に配列され、各々が不揮発的にデータを記憶する複数のメモリセルを有するメモリアレイと、このメモリアレイの一端にメモリセルと整列して行方向に配列される各々が固定データを格納する複数のダミーセルの行と、各メモリセル列に対応して配置されるとともに、各メモリセル列両側に配線される複数のビット線と、メモリセル行に対応して配設される複数のワード線と、ダミーセル行に対応して配置されるダミーワード線と、データ読出時、アドレス信号に従って複数のワード線からアドレス指定された行のワード線を選択しかつダミーワード線を選択する行選択手段とを含む。選択行のメモリセルと選択ダミーセルとは、第1のビット線を共有する。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、さらに、データ読出時、アドレス信号に従って、アドレス指定された列のメモリセルが接続する第2のビット線に読出電圧を供給し、かつダミーセルが接続する第3のビット線に第1のビット線に読出時に供給される電圧と同一電圧レベルの電圧を第1のビット線への電圧供給側と対向する側から供給する列選択/電圧供給手段とを備える。
ダミーセルを、第1および第3のビット線の間に接続し、ダミーセルを介して、第1のビット線に基準電圧を供給する。したがって、第1のビット線は両端から基準電圧が供給され、この第1のビット線の両端が、基準電圧ノードに接続され、この第1のビット線に接続するメモリセルの位置に応じた第1のビット線の抵抗の分布を低減することができる。これにより、複雑な回路構成を設けることなく、メモリセルアレイ内でのメモリセル位置に対するソース線抵抗の依存性を低減することができ、応じて温度依存性を低減することができ、読出マージンを改善することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1において、不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリブロックMBa−MBnに分割されるメモリマット1を含む。メモリブロックMBa−MBnそれぞれにおいては、データを記憶するメモリセルが接続されるワード線WLと、メモリセルと同様の構成でかつ固定データを格納するダミーセルが接続されるダミーワード線DWLが配設される。後に詳細に説明するように、ダミーワード線DWLに接続されるダミーセルを利用して、選択メモリセルのソース線の抵抗を低減する。
この不揮発性半導体記憶装置は、さらに、メモリブロックMBa−MBnそれぞれに対して配置され、データ読出時対応のメモリブロックにおいてダミーワード線を選択するダミーデコーダ2a−2nと、メモリブロックMBa−MBnそれぞれに対応して配置されアドレス信号に従って、選択時、対応のメモリブロックMBa−MBnからワード線を選択するXデコーダ3a−3nを含む。
ダミーデコーダおよびXデコーダにより、行を選択するロウデコーダが形成され、図1においては、メモリブロックMBa−MBnに、それぞれ、ロウデコーダ4a−4nが配設されるように示す。ダミーデコーダへは、偶数列/奇数列を示すYアドレス信号が与えられ、Xデコーダへは、ワード線を指定するXアドレス信号が与えられる。
このメモリマット1においては、メモリブロックMBa−MBnに共通に、グローバルビット線GBLが配設される。このグローバルビット線は、メモリブロックMBa−MBn各々のビット線に対応して配置され、選択メモリブロックのビット線(ローカルビット線)が、対応のグローバルビット線に結合される。
不揮発性半導体記憶装置は、さらに、図示しないYアドレス信号をデコードして列選択信号を生成するYデコーダ5と、データ書込時の書込データを格納するデータレジスタ6と、Yデコーダ5からの列選択信号に従って選択列に対応するグローバルビット線を選択し、かつデータ読出時またはベリファイ時に、そのグローバルビット線のデータを検出するセンスアンプを含むYゲート/センスアンプブロック7と、Yゲート/センスアンプブロック7のYゲートを介して選択されたグローバルビット線と外部との間にデータの入出力を行なう入出力回路8を含む。
データレジスタ6へは、グローバルビット線GBLが接続され、データ書込時、書込データに応じた電位がグローバルビット線GBLに伝達される。
メモリブロック選択には、ブロックアドレス信号を受けるブロックデコーダ9からのブロック選択信号に基づいて行なわれる。
図2は、メモリブロックとグローバルビット線との接続をより具体的に示す図である。図2においては、メモリブロックMBiおよびMBj(j=i+1)の部分の構成を代表的に示す。
メモリブロックMBiおよびMBjに共通にグローバルビット線GBLが配設される。メモリブロックMBiは、メモリセルおよびダミーセルが配設されるメモリアレイMAiと、ブロック選択制御信号STSiに従ってメモリアレイMAiの各ドレイン側ローカルビット線をグローバルビット線GBLに接続するドレイン側ブロック選択回路DSKiと、選択制御信号STDiに従ってメモリアレイMAiの各ソース側ローカルビット線をコモン線CDiに接続するソース側ブロック選択回路SSKiを含む。
メモリブロックMBjは、メモリセルおよびダミーセルが配列されるメモリアレイMAjと、ブロック選択制御信号STSjに従ってメモリアレイMAjのドレイン側ローカルビット線をグローバルビット線GBLに接続するドレイン側ブロック選択回路DSKjと、ブロック選択制御信号STDjに従ってメモリアレイMAjのソース側ローカルビット線をコモン線CDjに接続するソース側ブロック選択回路SSKjを含む。
コモン線CDiおよびCDjは、個々に、その電圧レベルが設定可能とされてもよく、また共通にグローバル接地線に結合されてもよい。
ローカルビット線が隣接列のメモリセルにより共有されており、1つのローカルビット線が、選択メモリセル列に応じて、ドレインまたはソースとして用いられる。選択列において、いずれのローカルビット線がドレインまたはソース線として利用されるかは、選択列を指定するYアドレス信号を用いて判定される。
ブロック選択制御信号STSi,STSj,STDiおよびSTDjは、図1に示すブロックデコーダ9から与えられる。したがって、選択メモリブロックのメモリアレイが、グローバルビット線GBLおよびコモン線に接続されて、データの書込/読出が行なわれる。
図3は、図2に示すメモリブロックMBiのより詳細構成を示す図である。図3においては、2ビットデータの書込/読出を行なう部分の構成を代表的に示す。図3において、メモリアレイMAiは、行列状に配列され、各々がデータを不揮発的に記憶するメモリセルMCと、メモリセルMCと整列して形成されるダミーセルDMLおよびDMHを含む。
メモリセルMCならびにダミーセルDMHおよびDMLは同一構成であり、フローティングゲートに電荷を蓄積することにより情報を記憶する(しきい値電圧が設定される)積層型電界効果トランジスタで構成される。メモリセルMCの各行に対応してワード線WL0−WL255が配設され、ワード線WL0−WL255それぞれに対応の行のメモリセルのコントロールゲートが接続される。
ダミーセルDMLおよびDMHは、行方向(ワード線延在方向)において2ビット単位で交互に配置され、また、列方向においてはダミーセルDMLおよびDMHが整列して2行に配列される。ダミーセルDMHは、そのしきい値電圧Vthが、たとえば4.0Vに設定され、ダミーセルDMLは、そのしきい値電圧Vthが、たとえば1.0Vに設定される。従って、ダミーセルDMHおよびDMLは、データ読出時、コントロールゲートに中間の例えば3.0V電圧が印加され、それぞれ、非導通状態および導通状態とされる。
ダミーセルDMLおよびDMHの各行に対応してダミーワード線DWL0およびDWL1が配設される。各列において、ダミーワード線DWL0およびDWL1の一方にしきい値電圧の低いダミーセルDMLが接続される場合、他方のダミーワード線にはしきい値電圧の高いダミーセルDMHが接続される。
メモリセル列に対応して、アシストゲート線AGL0−AGL3が順次配設される。アシストゲート線AGL0−AGL3には、それぞれ、アシストゲート制御信号AG0−AG3が与えられる。アシストゲート線AGL0およびAGL2は、アシストゲート制御信号AG1およびAG3の伝達線と対向する端部においてそれぞれアシストゲート制御信号AG0およびAG2を受ける。したがって、アシストゲート線AGL0−AGL3は、交互に対向する端部で、それぞれ対応のアシストゲート制御信号AG0−AG3を受ける。これらのアシストゲート線AGL0−AGL3は、後に、その構成は詳細に説明するが、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)のゲートに対応し、その下部の半導体基板領域に、アシストゲート制御信号に従って反転層を形成する。この反転層により、ローカルビット線が形成される。図3においては、アシストゲート線AGL0およびAGL2によりドレイン側ローカルビット線LBLm1−LBL3がそれぞれ形成され、アシストゲート線AGL1およびAGL3により、ソース側ローカルビット線SLB0−SLB3が形成される。
ドレイン側ローカルビット線LBLm1−LBL3は、それぞれグローバルビット線GBLm1−GBLm3に、ドレイン側選択ゲートTGSm1−TGS3を介して結合される。これらのドレイン側選択ゲートTGSm1−TGS3へは、ブロック選択制御信号STS(STSi)が共通に与えられる。ドレイン側ブロック選択ゲートTGSm1−TGS3は、図2に示すドレイン側ブロック選択回路DSKiの構成要素に対応する。
、ソース側ローカルビット線SLB0−SLB3は、それぞれに対応して設けられるソース側ブロック選択ゲートTGDm1−TGD2を介してコモン線CDに結合される。これらのソース側ブロック選択ゲートTGDm1−TGD2へは共通に、ブロック選択制御信号STD(STDi)が共通に与えられる。ソース側ブロック選択ゲートTGDm1−TGD2は、図2に示すソース側ブロック選択回路SSKiの構成要素に対応する。
このソース側ローカルビット線SLBは、同様、アシストゲート線AGL1およびAGL3下部に形成される反転層により形成される。
図4は、図3に示すメモリアレイのメモリセルMCの断面構造を概略的に示す図である。図4において、アシストゲート線AGL0−AGL3が半導体基板領域SUB表面に間を置いて形成される。これらのアシストゲート線AGL0−AGL3の間に、フローティングゲートFGが各メモリセルMCごとに配設される。
アシストゲート線AGL0およびAGL2下部には、ローカルビット線LBL0およびLBL1がそれぞれ形成され、アシストゲート線AGL1およびAGL3下部には、ソース側ローカルビット線SLB1およびSLB2が形成される。基板領域SUBがP型の場合、これらのアシストゲート線AGL0−AGL3に正の電圧を印加することにより、アシストゲート線下部の基板領域表面に反転層が形成されて、電荷の流れる経路が形成される。これらのアシストゲート線AGL0−AGL3が非選択状態であり、たとえば接地電圧レベル以下の電圧レベルに設定されるときには、これらのアシストゲート線下部のローカルビット線領域に反転層が形成されず、電荷が流れる経路は遮断される。
これらのフローティングゲートFG上層にアシストゲート線と交差する方向にコントロールゲート線(ワード線)CGが形成される。このコントロールゲート線CGがワード線に対応する。ダミーセルDMCも、図4に示すメモリセルMCと同様の構成を有する。コントロールゲート線CGが、ダミーワード線DWLとして用いられる。
図5は、メモリセルへの書込時の印加電圧の1例を示す図である。ここで、メモリセルの書込状態は、フローティングゲートFGに電子が注入された状態を示す。
図5においては、メモリセルMCcにデータを書込む場合の印加電圧が一例として示される。この場合、アシストゲート線AGL2には、電圧8Vが印加され、アシストゲート線AGL1には1Vの電圧が印加され、アシストゲート線AGL0へは、5Vの電圧が印加される。図5には示していないが、アシストゲート線AGL3へは、接地電圧0Vまたは−2.0Vの負電圧が供給される。
アシストゲート線AGL2下部のローカルビット線LBL1には、グローバルビット線を介してドレイン電圧Vd=4.5Vが供給される。一方、アシストゲート線AGL0下部のローカルビット線LBL0には、グローバルビット線を介してコモン線からソース電圧Vs=0Vが印加される。
この状態において、アシストゲート線AGL1には1Vの電圧が供給されており、下部のソース側ローカルビット線SLB1には、弱い反転層ができるだけであり、そのチャネル抵抗値は高い。一方、アシストゲート線AGL2へは、8Vの電圧が印加され、強い反転層が形成され、十分に、ドレイン電圧Vd=4.5Vが供給される。同様、アシストゲート線AGL0にも5Vが印加され、その下部のローカルビット線LBL0に反転層が形成され、接地電圧0Vに設定される。
この書込条件下では、ローカルビット線LBL1からローカルビット線LBL0へ電流が流れる。アシストゲート線AGL1下部には、弱い反転層が形成されており、チャネル抵抗が高いため、高電界が発生する。したがって、このメモリセルMCcのフローティングゲートへ、アシストゲート線AGL1下部に形成される高電界によりホットキャリア(ホットエレクトロン)が生成され、図示しないコントロールゲート線に高電圧(たとえば15V)が供給されると、その高電圧により電子が引き寄せられ、フローティングゲートFGに、ホットキャリア(ホットエレクトロン)が注入される。
残りのドレイン電流は、アシストゲート線AGL0下部のローカルビット線LBL0へ流れ、次いで、コモン線に放電される。データの書込時においては、ソース側ローカルビット線SLB1は、その高いチャネル抵抗により高電界を発生するために利用されており、図3に示すコモン線CDへの放電はほとんど行なわれない。
図6は、メモリセルデータ読出時の印加電圧の一例を示す図である。図6においても、メモリセルMCcの記憶データを読出す場合の印加電圧が一例として示される。この場合、アシストゲート線AGL0およびAGL3へは、接地電圧(0V)が印加される。したがって、これらのアシストゲート線AGL0およびAGL3下部には反転層は形成されない。一方、アシストゲート線AGL2およびAGL1へはともに4Vの電圧が印加される。この場合、アシストゲート線AGL2下部に反転層が形成され、ローカルビット線LBL1は低抵抗状態とされ、対応のグローバルビット線を介して読出電圧として1Vのドレイン電圧Vdが印加される。一方、ソース側サブビット線SLB1は、図3に示す選択ゲートTGD0を介してコモン線CDに接続され、接地電圧(0V)がソース電圧Vsとして供給される。
図示しないコントロールゲート線(ワード線)へは、2ないし5Vの読出電圧が印加される。このとき、フローティングゲートFGが書込状態であり、電子が注入されている場合には、このフローティングゲートFG下部には、反転層は形成されず、メモリセル電流は流れない。一方、フローティングゲートFGから電子が引抜かれた状態(消去状態と称す)の場合には、メモリセルMCcのしきい値電圧は低く、ローカルビット線LBL1からソース側ローカルビット線SLB1へ電流が流れる。このメモリセルMCcを流れる電流を、グローバルビット線を介してセンスアンプで検出することにより、メモリセルMCcの記憶データが読出される。
このセンスアンプは、グローバルビット線の電圧が、プリチャージ電圧(1V)より低下したかを判定する電圧センス型センスアンプであってもよく、基準電流以上の電流が流れたかを検出する電流センス型センスアンプのいずれが用いられてもよい。
図6に示すように、データ読出時においては、ソース側ローカルビット線SLB1へ、メモリセルMCの記憶データに応じて電流が流れる(メモリセルMCcが消去状態のとき)。このため、従来のダミーセルが設けられていない構成においては、ソース側ローカルビット線SLB1が、反転層で形成されている場合、拡散層で形成される場合に比べて、抵抗値が高く、このソース電位の浮き上がりが、メモリセルの位置に応じて異なる程度が大きくなる(ソース側ローカルビット線においてメモリセル電流が流れる長さが異なるため)。
本発明においては、このソース側ローカルビット線の抵抗値を、ダミーセルDMLを用いて等価的に低減して、そのメモリアレイ内でのメモリセル位置依存性を低減しまた温度依存性を低減する。
ダミーセルDMLおよびDMHのしきい値電圧の調整は、上述の書込手法を用いてしきい値電圧の高いダミーセルを実現する。しきい値電圧の低いダミーセルは、通常製造工程完了後においては、フローティングゲートにはキャリア(エレクトロン)が蓄積されていない状態であることが多く、初期状態がしきい値電圧の低い状態であり、特にダミーセルのしきい値電圧を低くする工程は行われなくても良い。しかしながら、フローティングゲートと半導体基板領域またはコントロールゲートとの間でキャリアを移動させてフローティングゲートのキャリアを引く抜く消去工程が実行されてもよい。
図7は、ドレイン側ローカルビット線LBLおよびソース側ローカルビット線SLBの抵抗分布を概略的に示す図である。図7において、ダミーワード線DWL0およびDWL1に、ダミーセルDMが接続され、ワード線WL0−WL255それぞれに、メモリセルMCが接続される。ダミーセルDMおよびメモリセルMCの両側にアシストゲート線AGL0/2(AGL0またはAGL2)およびAGL1/3(AGL1またはAGL3)が配設される。選択時、これらのアシストゲート線AGL0/2およびAGL1/3下部に反転層が形成される。図7においては、この反転層を、MOSトランジスタAGMで示す。反転層において、MOSトランジスタ(アシストゲートトランジスタ)AGMのチャネル抵抗Rpが分布ずる。したがって、アシストゲート線AGL0/2においては、ドレイン側ノードDN(グローバルビット線にブロック選択ゲートSTSを介して接続されるノード)から、ワード線WL255に接続されるメモリセルMCに対応するアシストゲートトランジスタAGMは、全部で合計259個存在し、この反転層の合計抵抗Rallは、259・Rpとなる。
同様、アシストゲート線AGL1/3下部に形成されるアシストゲートトランジスタAGMも259個存在し、この合計抵抗Rallは、259・Rpとなる。
アシストゲート線AGL1/3下部に形成されるローカルビット線は、ソース側ノードSNを介して、選択ゲートSTDを介してコモン線CDに接続される。このソース側ローカルビット線を構成するアシストゲート線AGL1/3に隣接して、同様、ダミーセルDMが配設され、このダミーセルDMも、同様、アシストゲートトランジスタAGMを介して、仮想ソースノードVSNに結合される。仮想ソースノードは、ブロック選択ゲートを介して対応のグローバルビット線に結合される。
図8は、ワード線WL0選択時のメモリセル電流の流れる経路を概略的に示す図である。この場合、ダミーワード線DWL0に3V程度の電圧が印加され、しきい値電圧の低いダミーセルDMLが導通状態とされ、しきい値電圧の高いダミーセルDMHは非導通状態に維持される。仮想ソースノードVSNへは、グローバルビット線GBLから0Vが供給される。ソース側ノードSNへは接地電圧0Vが、コモン線CDから供給される。ドレイン側ノードDNへは、1Vの読出電圧がプリチャージ電圧としてグローバルビット線GBLから供給される。
このグローバルビット線GBLからの電圧によりドレイン側ローカルビット線が1Vにプリチャージされた状態で、ワード線WL0が選択されると、メモリセル電流Icellが、アシストゲート線AGL0/2下部に形成されるドレイン側ローカルビット線を介してメモリセルMCを流れ、次いで、アシストゲート線AGL1/3下部に形成されるソース側ローカルビット線を介してソース側ノードSNへ流れる。このメモリセル電流Icellは、さらに、低しきい値電圧のダミーセルDMLを介して仮想ソースノードVSNへも分流する。
ドレイン側ローカルビット線における抵抗値Rdは、アシストゲートトランジスタAGMが3個存在するため、3・Rpとなる。ワード線WL0に接続されるメモリセルMCからソース側ノードSNまでへは、アシストゲートトランジスタAGMが256個存在し、ソース側ノードSNまでの第1のソース線抵抗Rs1が、256・Rpとなる。また、選択ワード線WL0に接続されるメモリセルMCからダミーセルDMLを介して仮想ソースノードVSNへ流れる経路の抵抗値は、アシストゲートトランジスタAGMが3個存在し、また、ダミーセルDMLのチャネル抵抗Rcellが存在するため、この経路の抵抗、すなわち、第2のソース線抵抗Rs2は、3・Rp+Rcellとなる。
したがって、このワード線WL0に接続されるメモリセルMCのソース線抵抗は、抵抗Rs1およびRs2の並列抵抗となり、ダミーセルDMLが設けられていない場合のソース線抵抗Rs1に比べて大幅に低減することができる。
図9は、ソース側ノードSNに最も近いワード線WL255が選択されるときのメモリセル電流Icellを流れる経路を概略的に示す図である。この図9に示す構成においても、ドレイン側ノードDNへは、グローバルビット線GBL(例えばグローバルビット線GBL1)を介して1Vの電圧が供給され、仮想ソースノードVSNへも、対応のグローバルビット線GBL(例えばGBLm1)から接地電圧(0V)が供給される。ソース側ノードSNに対してもコモン線から選択ゲートを介して接地電圧(0V)が供給される。
ワード線WL255の選択時、ダミーワード線DWL0を選択し、選択ダミーワード線DWL0に3V程度の電圧を印加する。選択メモリセルと同一列で選択ダミーワード線に接続されるダミーセルは、しきい値電圧の高いダミーセルDMHであり、非導通状態を維持しメモリセル電流には影響を及ぼさない。ダミーワード線DWL1は、非選択状態であり、例えば接地電圧0Vに維持される。このダミーワード線DWLに接続されるダミーセルDMLおよびDMHは非導通状態である。
ワード線WL255に接続されるメモリセルMCに対してドレイン側ノードDNとの間に、アシストゲートトランジスタAGMが258個接続され、ドレイン側ローカルビット線の抵抗Rdは、258・Rpとなる。一方、ソース側ローカルビット線については、このワード線WL255に接続されるメモリセルMCからソース側ノードSNまでは、アシストゲートトランジスタAGMが1個であり、従って、第1のソース線抵抗Rs1は、Rpとなる。一方、ダミーセルDMLが選択されるため、このワード線WL255のメモリセルMCからダミーセルDMLを介して仮想ソースノードVSNに至る経路の抵抗値(第2のソース線抵抗)Rs2は、アシストゲート線AGL1/2下層の反転層にゲートトランジスタAGMが257個接続され、また、ダミーセルDMLと仮想ソースノードVSNの間に、アシストゲートトランジスタが1個存在するため、第2のソース線抵抗Rs2は、合計、258・Rp+Rcellとなる。ここで、Rcellは、図8の場合と同様、ダミーセルDMLの導通時のチャネル抵抗(オン抵抗)を示す。
ダミーワード線DWL0選択時、選択メモリセルMCと同一列に配設されるダミーセルは、しきい値電圧の高いダミーセルDMHであり、非導通状態を維持し、メモリセル電流には影響は及ぼさない。
したがって、この場合においても、ワード線WL255に接続されるメモリセルMCのソース線抵抗は、抵抗Rs1およびRs2の並列抵抗となり、ソース線抵抗を低くすることができる。
仮想ソースノードVSNをドレインノードとして利用し、ドレインノードDNが仮想ソースノードとして利用される場合には、ダミーワード線DWL1が選択される。この場合においてもダミーセルを介してのソース線抵抗は、反転層の抵抗分布は同じであり、上述の図8および図9に示す場合と同じである。
図10は、この発明の実施の形態1におけるソース側ローカルビット線(LBL)の抵抗とコモン線CDから選択メモリセルまでのワード線(WL)の数(距離)の関係を示す図である。図10において、縦軸にソース側ローカルビット線(LBL)の抵抗を示し、横軸にコモン線CDから選択メモリセルまでのワード線WLの数を示す。この図10においては、ダミーセルが設けられていない場合(黒丸印)、ダミーセルのチャネル抵抗Rcellが、20KΩ(四角印)、ダミーセルの抵抗Rcellが、100KΩ(菱形)、ダミーセルの抵抗Rcellが、300KΩの場合(三角印)、およびダミーセルの抵抗値Rcellが、1MΩの場合(白丸印)でそれぞれ示す。反転層の全抵抗Rallは、3.0MΩを想定する。
図10に示すように、ソース側ローカルビット線の抵抗値の分布が低減されているのが見られる。具体的に、メモリブロック内のグローバルビット線から反転層終端部までの抵抗値(259・Rp)を3MΩ、ダミーセル単体の抵抗値Rcellを、300KΩとすると、ソース側ローカルビット線の抵抗値が絶対値で約1/4倍に低減され、このソース側ローカルビット線の抵抗値の位置依存性をそれに伴って、約1/4倍に低減されることが見られる。
図11は、4値データを1つのメモリセルMCが記憶する場合の読出シーケンスを一覧にして示す図である。この場合、グローバルビット線の1Vへのプリチャージ後、まず選択ワード線上に電圧3Vを印加する。このときの、グローバルビット線GBLの放電後の電位が0Vであるか1Vであるかの判定を行なう。次いで、選択ワード線上に、電圧4Vを供給し、そのときの、グローバルビット線GBLの電位が、プリチャージ電圧レベルの1Vであるか、放電された0Vであるかの判定を行なう。次いで、選択ワード線上に読出ワード線電圧として、2Vを供給し、グローバルビット線GBLの放電後のグローバルビット線の電圧が0Vであるか1Vであるかの判定を行なう。
この読出ワード線電圧1から3(電圧3V、4V、および2V)いずれにおいても、グローバルビット線GBLが放電される場合、メモリセルのしきい値電圧Vthは、電圧2Vよりも低い状態であり、データ“11”が読出される。一方、読出ワード線電圧1および2の3Vおよび4Vのときに、グローバルビット線GBLが放電され、読出ワード線電圧が2Vのときに(読出ワード線電圧3のときに)、グローバルビット線GBLが1Vのプリチャージ電圧レベルに維持される場合には、メモリセルのしきい値電圧Vthは、2Vから3Vの間であり、データ“10”が読出される。
一方、読出ワード線電圧が3Vのときに、グローバルビット線GBLがプリチャージ電圧レベルの1Vを維持し、読出ワード線電圧が4Vのときに、グローバルビット線GBLが0Vに放電される場合、読出ワード線電圧3として2V印加されても、このグローバルビット線GBLは、放電されないため、メモリセルのしきい値電圧Vthは3Vから4Vの間であり、データ“00”が読出される。
一方、読出ワード線電圧1から3のいずれの状態においてもグローバルビット線GBLが放電されずプリチャージ電圧1Vの電圧レベルに維持される場合には、メモリセルのしきい値電圧Vthは4V以上であり、データ“01”が読出される。
したがって、この選択ワード線上に読出ワード線電圧のレベルを異ならせて複数回供給することにより、4値データを読出すことができる。このような4値データ格納時には、しきい値電圧の分布幅をできるだけ小さくする必要がある。本発明のように、ソース線電位のばらつきを抑制することにより、正確にメモリセルトランジスタのしきい値に応じた電流を流すことができ、正確なデータの読出を実現することができる。
図12は、図3に示すメモリセルMCa−MCdの記憶データを読出すときの関連の信号線に対する印加電圧を一覧にして示す図である。メモリセルMCa−MCdの記憶データを読出す場合、ブロック選択制御信号STSおよびSTDはともに5Vに設定され、ブロック選択ゲートTGSおよびTGBが導通状態に設定されて、グローバルビット線が対応のドレイン側ローカルビット線LBLに接続され、またコモン線CDがソース側ローカルビット線SLBに接続される。コモン線CDは、接地電圧(0V)に維持される。
メモリセルMCaおよびMCb読出時には、グローバルビット線GBL0に1Vのプリチャージ電圧が供給され、対応のドレイン側のローカルビット線がプリチャージされる。このとき、グローバルビット線GBL1は、0Vに設定される。ダミーワード線DWL0が3Vに設定され、ダミーワード線DWL1が−2Vの非選択状態に設定される。メモリセルMCaおよびMCbの選択時には、アシストゲート制御信号AG0およびAG2が5Vに設定される。メモリセルMCa選択時には、アシストゲート制御信号AG1およびAG3が、それぞれ、−2Vおよび5Vに設定され、一方、メモリセルMCb選択時には、アシストゲート制御信号AG1およびAG3が、それぞれ5Vおよび−2Vに設定される。したがって、メモリセルMCaのデータ読出時には、グローバルビット線GBLm1がダミーセルDMLを介してソース側ローカルビット線SLB0に結合され、一方、メモリセルMCbの選択時には、グローバルビット線GBL1が、ダミーセルを介してソース側ローカルビット線SLB1に結合される。メモリセルMCaおよびMCbのいずれが選択される場合においても、グローバルビット線GBL0のプリチャージ電圧の変化の有無に応じてデータの読出が行なわれる。
メモリセルMCcおよびMCdの選択時には、グローバルビット線GBL0が0Vに設定され、グローバルビット線GBL1が1Vにプリチャージされ、その電圧変化が検出される。メモリセルMCcおよびMCd選択時においては、ダミーワード線DWL0が−2Vに設定され、ダミーワード線DWL1が、3Vに設定される。アシストゲート制御信号は、AG0およびAG2がともに5VにメモリセルMCcおよびMCd選択時に設定される。メモリセルMCcの選択時、アシストゲート制御信号AG1およびAG3が、それぞれ、5Vおよび−2Vに設定され、逆に、メモリセルMCd選択時には、アシストゲート線制御信号AG1およびAG3が、それぞれ−2Vおよび5Vに設定される。したがって、メモリセルMCcの選択時には、グローバルビット線GBL0が、ソース側ローカルビット線SLB1にダミーセルDMLを介して結合され、グローバルビット線GBL1のプリチャージ電圧の変化が起きる。このとき、ソース側ローカルビット線SLB2は、アシストゲート制御信号AG3が、−2Vであり、反転層は形成されないため、隣接メモリセルMCdを介して電流が流れるのを防止する。
メモリセルMCdの選択時には、グローバルビット線GBL1にプリチャージ電圧(1V)が供給され、グローバルビット線GBL2が、下層ソース電圧を供給し、メモリセルMCdのソース線抵抗の低減が行なわれる。このとき、アシストゲート制御信号AG1が、負電圧であり、ソース側ローカルビット線SLB1は、反転層が形成されず高抵抗状態であり、電流は流れない。したがって、正確に、グローバルビット線GBL1からコモン線CDおよびグローバルビット線GBL2へ流れる電流の大きさに応じて、メモリセルMCdの記憶データを読出すことができる。
なおアシストゲート制御信号AG0は、グローバルビット線に対応して配置されるローカルビット線を選択状態へ駆動し(反転層を形成する)、またアシストゲート制御信号AG1およびAG3は、コモン線CDに接続されるソース側サブビット線SLBの反転層形成状態を制御する(データ読出時において)。したがって、メモリセルMCaのデータをグローバルビット線GBL0において読出すとき、図3に示すメモリセルMCaaのデータも同様、グローバルビット線GBL2を介して読出すことができる。この場合、メモリセルMCaaに対するソース線は、ソース側ローカルビット線SLB2およびグローバルビット線GBL1となる。したがって、このグローバルビット線に対するセンスアンプ回路(データ読出回路)を多く設けることにより、4ビット、8ビット、および16ビット等の多ビットデータを同時に読出すことができる。この場合、グローバルビット線においては、データ読出時、偶数グローバルビット線のデータまたは奇数グローバルビット線のデータを読出すことになる(他方のグローバルビット線が仮想ソースノードへソース電圧を供給するために用いられる必要があるため)。
なお、仮想ソースノードVSNへグローバルビット線を介して接地電圧を供給する構成は、単に、Yアドレス信号に従って非選択グローバルビット線に全て接地電圧を供給する構成により実現される。例えば、各グローバルビット線に対してスタンバイ時に接地電圧レベルにリセットするリセットゲートが設けられている場合、読出時の列選択信号に従って、選択列のグローバルビット線のリセットゲートのみを非活性状態として接地電圧レベルへのリセットを停止し、残りの非選択列のグローバルビット線のリセットゲートを活性状態として接地電圧レベルに維持する。選択列のグローバルビット線の両側のグローバルビット線が接地電圧に維持されても、非選択列のメモリセルのアシストゲート制御信号は非活性状態(−2V)であり、選択列のメモリセルに対してソース側ローカルビット線が形成されてグローバルビット線にダミーセルを介して接続され、正確に選択列のメモリセルのデータを読出すことができる。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、ダミーセルを、グローバルビット線に近いアレイブロック端部に配置し、選択メモリセル列に対するソース側ローカルビット線をこのダミーセルを介してグローバルビット線に接続している。したがって、特別に余分の回路または配線を配設することなく、選択メモリセルのソース線抵抗を低減することができ、メモリセルのしきい値電圧またはソース電圧のメモリアレイ(ブロック内)の位置に対する依存性を低減することができ、また温度依存性の影響も抑制することができる。したがって、これらメモリセルのソース電圧の位置/温度依存性を補償するために、広い範囲にわたって補償を行う補償特性勾配の大きな回路を用いる必要がなく、これらの補償回路の構成を簡略化することができる(調整範囲を小さくすることができるため)。
[実施の形態2]
図13は、この発明の実施の形態2に従うメモリブロックのメモリアレイMAiの構成を示す図である。この図13に示すメモリアレイMAiにおいては、ワード線WL127およびWL128の間に、さらに、ダミーワード線DWL2およびDWL3が設けられる。このダミーワード線DWL2においては、しきい値電圧が1.0VのダミーセルDMLとしきい値電圧が4.0VのダミーセルDMHが、2ビットずつ交互に配置され、ダミーワード線DWL0と同じメモリセル配置を有する。
ダミーワード線DWL3も同様、ダミーセルDMHおよびDMLが、2ビットずつ交互に配置され、ダミーワード線DWL1と同じメモリセル配置を有する。この図13に示すメモリアレイMAiの他の構成は、図3に示すメモリアレイMAiの構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
この図13に示すメモリアレイ構造においては、ダミーワード線DWL0およびDWL2が同時に選択され、また、ダミーワード線DWL1およびDWL3が同時に選択される。したがって、選択メモリセルに対するソース側ローカルビット線SLBが、その終端部においてダミーセルDMLを介して隣接非選択グローバルビット線GBLに接続され、さらに、ソース側ローカルビット線SLBは、その中央部においてもダミーセルDMLを介して隣接非選択グローバルビット線に結合される。このソース側ローカルビット線は、その一端(始端)が、ブロック選択ゲートTGDを介してコモン線CDに結合される。
図14は、図13に示すメモリアレイMAiにおける反転層ローカルビット線の抵抗分布を概略的に示す図である。この図14に示すように、ダミーワード線DWL2およびDWL3が、ワード線WL127およびWL128の間に配設され、このため、アシストゲートトランジスタAGMが図7に示す抵抗分布に比べて2個増大する。したがって、このアシストゲート線AGL0/2下層の形成される反転層においては、261・Rpの抵抗が分布し、またアシストゲート線AGL1/3下部に形成される反転層(ソース側ローカルビット線)においては、アシストゲートトランジスタAGMが同様、261個存在し、同様、261・Rpの抵抗の分布が存在する。
この図14に示す抵抗分布の他の構成は、図7に示す抵抗分布の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図15は、図14に示す配置におけるワード線WL0選択時にメモリセル電流が流れる経路を概略的に示す図である。ドレイン側ローカルビット線に接続されるグローバルビット線GBLに1.0Vが供給され、仮想ソースノードVSNに接続されるグローバルビット線には接地電圧0Vが供給される。
図15において、ワード線WL0に接続されるメモリセルMCについて、ドレイン抵抗Rdは、3個のアシストゲートトランジスタAGMにより、3・Rpとなる。メモリセルMCを介して流れる電流は、ソース側ローカルビット線を介して分流する。ダミーワード線DWL0およびDWL2が選択された状態を考えると、ダミーワード線DWL0に接続されるダミーセルDM(DML)を介して流れる電流に対する抵抗Rs21は、3個のアシストゲートトランジスタAGMにより、3・Rp+Rcellとなる。ここで、Rcellは、ダミーセルDMLのチャネル抵抗を示す。
このソース側ローカルビット線を介して流れる電流は、さらに、ダミーワード線DWL2に接続されるダミーセルDM(DML)においてさらに分流する。ダミーワード線DWL2に接続されるダミーセルDMまでの反転層ソース側ローカルビット線のの抵抗Rs11は、128個のアシストゲートトランジスタAGMが存在するため、128・Rpとなる。
ダミーワード線DWL2に接続されるダミーセルDM(DML)を介して反転層ローカルビット線を流れる電流に対する抵抗Rs22は、仮想ソースノードVSNまでに、131個のアシストゲートトランジスタAGMが存在するため、131・Rp+Rcellとなる。また、反転層ソース側ローカルビット線を介してさらにソースノードSNまで流れる電流に対するソース線抵抗Rs12は、ソースノードSNまでに130個のアシストゲートトランジスタAGMが存在するため、130・Rpとなる。
このソース側ローカルビット線および仮想ソース側ローカルビット線の並列合成抵抗が、ワード線WL0に接続されるメモリセルMCに対するソース線抵抗として寄与する。ダミーセルが存在しない場合のソース線抵抗Rsが、256・Rpであり、大幅にソース線抵抗を低減することができる。
図16は、ソースノードSNに最も近いワード線WL255が選択されたときのメモリセル電流の流れる経路を概略的に示す図である。この図16においても、ダミーワード線DWL0およびDWL2が選択される場合の電流の経路を示す。ワード線WL255に対して、ドレイン側ノードDNに接続される反転層ローカルビット線の抵抗Rdは、260・Rpとなる。
ワード線WL255に接続されるメモリセルMCを介して流れるセル電流IcellがソースノードSNに流れる経路においては、ソース線抵抗Rs12は、Rpである。ワード線WL255から、ダミーワード線DWL2の間の経路においては、129個のアシストゲートトランジスタAGMが存在するため、抵抗Rs22は、129・Rpとなる。ダミーワード線DWL2に接続されるダミーセルDM(DML)を介して流れる電流の、仮想ソース側ローカルビット線に関しての抵抗は、この電流経路には131個のアシストゲートトランジスタAGMが存在するため、131・Rp+Rcellで表わされる。
一方、ダミーワード線DWL0に接続されるダミーセルDM(DML)を介して流れる電流に対する抵抗Rs21は、ダミーワード線DWL2に接続されるダミーセルDMからダミーワード線DWL0に接続されるダミーセルDMまでの間に、130個のアシストゲートトランジスタが存在するため、合計131・Rp+Rcellとなる。
したがって、この場合においても、各電流の分流経路における抵抗のネットワークの合成抵抗が、ワード線WL255に接続されるメモリセルMCに対するソース線抵抗として寄与し、ソース線抵抗の増大を抑制することができる。
図17は、この発明の実施の形態2における反転層ソース側ローカルビット線(LBL)の抵抗値のコモン線(CD)から選択メモリセルまでのワード線(WL)の本数(距離)に対する依存性を示す図である。図17において、縦軸にソース側LBLの抵抗値を示し、横軸に、コモン線CDから選択メモリセルまでの選択ワード線まで数(距離)を示す。ローカルビット線の反転層全長の抵抗値は3MΩとする。ダミーセルが設けられていない場合のソース線抵抗を黒丸印で示し、ダミーセルの抵抗値が30KΩの場合を白抜き四角印で示し、ダミーセルの抵抗値が100KΩの場合を白抜き菱形印で示し、ダミーセルの抵抗値が300KΩの場合を白抜き三角印で示し、ダミーセルの抵抗値が1Ωの場合を、白抜き丸印で示す。
この図17に示すように、先の実施の形態1に比べて、さらに、メモリアレイ中央部にダミーセルを設けてソース線並列抵抗ネットワークを構成しており、メモリアレイ中央部(ワード線の本数が128本)に関して対称的なソース側LBLの抵抗分布を得ることができ、実施の形態1に比べてさらに、ソース線抵抗のばらつきを低減することができる。
なお、メモリセルの選択位置に応じたアシストゲート制御信号AG0−AG3およびダミーワード線DWL0−DWL3の電圧印加態様は、図12に示すものと、ダミーワード線DWL0およびDWL2が同時に選択され、ダミーワード線DWL1およびDWL3が同時に選択されることを除いて同じである。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、メモリアレイのグローバルビット線(ドレイン側ノード)に近い端部にダミーセルを設け、かつメモリアレイの中央部にもソース線シャント用のダミーセルを設けており、選択メモリセルのソース線抵抗のアレイ内位置依存性を低減でき、応じて温度依存性も低減することができる。
[実施の形態3]
図18は、この発明の実施の形態3に従うメモリアレイMAiの構成を示す図である。この図18に示す構成においては、ダミーセルとして、フローティングゲートとコントロールゲートとが短絡されたフローティングゲートトランジスタFTが、しきい値電圧の低いダミーセル(DML)として用いられる。しきい値電圧が高いメモリセルは設けられず、したがって、ダミーワード線DWL0およびDWL1それぞれにおいて、2列単位でフローティングゲートトランジスタFTが交互に配置される。この図18に示すメモリアレイMAiの他の構成は、図3に示す実施の形態1に従うメモリアレイMAiの配置と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
しきい値電圧がたとえば1.0Vのダミーセルとして、フローティングゲートトランジスタFTを用いることにより、ダミーセルにデータを書込む必要がなくなり、製造工程を簡略化することができる。すなわち、フローティングゲートトランジスタFTは、コントロールゲートとフローティングゲートとが短絡されており、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)と同じ機能を有する。したがって、ダミーワード線DWL0およびDWL1に印加される電圧レベルを調節することにより、このフローティングゲートトランジスタFTを導通状態および非導通状態に選択的に設定することができる。また、しきい値電圧の高いダミーセルを設ける必要がなくなり、このしきい値電圧の高いダミーセルの寄生抵抗および寄生容量を低減することができ、ダミーワード線の充放電を高速に行なうことができる。また、ダミーワード線駆動回路は、駆動負荷が軽減され、消費電力を低減することができる。
図19は、ダミーワード線DWL0およびDWL1の平面レイアウトを概略的に示す図である。図19において、メモリアレイ終端部においては、パターンの規則性を維持するために、ワード線WLと平行に、ダミーコントロールゲート線DCG0およびDCG1が、形状ダミーワード線として配設される。
このダミーコントロールゲート線DCG0およびDCG1と交差する方向に、アシストゲート線AGL0−AGL3が順次サイクリックな順序で配設される。メモリアレイ終端部において、アシストゲート線AGL0およびAGL2に対してアシストゲート制御信号AG0およびAG2を印加するためのコンタクト領域が形成される。アシストゲート線AGL1およびAGL3に対しては、このメモリアレイの図示しない他方端部において、対応のアシストゲート制御信号AG1およびAG3をそれぞれ受けるコンタクトが設けられる。
このメモリアレイ終端部において、フローティングゲートを形成するフローティングゲート終端部FGE0−FGE3が、それぞれアシストゲート線AGL1およびAGL3を間に置いて形成される。このフローティングゲート終端部FGE0−FGE3は、一体的に形成され、その下層にアシストゲート線AGL0またはAGL2が配設される。このフローティングゲート終端部FGE0−FGE3は、それぞれダミーコントロールゲートDCG1下層領域において、フローティングゲートFG0−FG7にそれぞれ分割されて、メモリセルに対するフローティングゲートのパターニングの規則性を維持する。各メモリセルにおいて、フローティングゲートが対応して分離される。
これらのダミーコントロールゲート線DCG0およびDCG1の間の領域において、フローティングゲート終端部FGE0−FGE3それぞれに、コンタクトCNT0−CNT3を設ける。これらのコンタクトCNT0−CNT3は、ダミーコントロールゲート線DCG1およびDCG0上層にたとえば第1層メタルで形成されるダミーワード線DWL1およびDWL0に交互に電気的に接続される。すなわち、このダミーワード線DWL0およびDWL1を櫛状に形成し、これらのダミーワード線DWL0およびDWL1の歯部(突出部分)を交互に形成することにより、ダミーワード線DWL0およびDWL1に交互に、2ビットのフローティングゲートトランジスタを接続することができる。
図20は、図19に示す線20A−20Bに沿った断面構造を概略的に示す図である。図20において、半導体基板領域20(SUBに対応)表面に、絶縁膜22を介して、フローティングゲートとアシストゲート線が交互に配置される。フローティングゲート終端部FGE0−FGEBは、アーチ状にその下部断面形状が形成され、このアーチ状部分の下部に、アシストゲート線AGL0−AGL3が順に配設される。アシストゲート線AGL0−AGL3表面には、たとえばシリコン窒化膜で構成される層間絶縁膜24が形成される。
フローティングゲート終端部FGE0−FGE3各々は、その上部の断面形状が矩形状に形成され、このフローティングゲート終端部FGE0−FGE3上部にコンタクトCNT0−CNT3が形成される。こレらのコンタクトCNT0−CNT3それぞれに、たとえば第1層メタルで形成されるダミーワード線DWL1およびDWL0が交互に接続される。
したがって、ダミーワード線DWL0およびDWL1各々には、積層ゲート型トランジスタのフローティングゲートに接続される。ダミーワード線DWL0およびDWL1それぞれに接続されるフローティングゲートトランジスタは、各ダミーワード線DWL0およびDWL1の露出部分においてそれぞれアシストゲート線AGL0およびAGL2により分離され、ダミーワード線DWL0およびDWL1各々の各歯部において2ビットのダミーセルが配置される。すなわち、実施の形態1および2においてしきい値電圧の大きいダミーセルおよびしきい値電圧の低いダミーセルが2つずつ交互に配置される構成と同様の構成を実現することができる。
なお、この発明において、データ読出時、グローバルビット線を仮想ソース線として利用している。この場合、選択グローバルビット線の両側のグローバルビット線に接地電圧を供給する。非選択列のダミーセルに対しては、ソース側ローカルビット線に反転層が形成されないため、誤読出は確実に防止することができ、簡易な回路構成で、グローバルビット線を仮想的なソース線として利用することができる。
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、ソース側ローカルビット線抵抗低減用のダミーセルとして、フローティングゲートトランジスタを用いており、ダミーセルへ固定データを書込む工程が不要となり、製造工程を簡略化することができる。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置のダミーセルを用いる構成は、ソース線抵抗が無視できない不揮発性半導体記憶装置に対して使用することができる。ソース線とビット線が別々に設けられている場合でも、各ソース線に対してダミーセルを隣接ビット線との間に接続することにより、隣接ビット線を仮想ソース線として利用してソース抵抗を低減することができる。
また、ビット線が、ソース線として利用される構成の場合は、拡散ビット線が用いられる場合においても同様に、本発明を適用することができる。またメモリセル構造として、絶縁膜に電荷を格納することによりデータを記憶する不揮発性メモリに対しても同様に適用することができる。
この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。 図1に示すメモリブロックの構成をより具体的に示す図である。 図2に示すメモリアレイの構成を詳細に示す図である。 図3に示すメモリセルアレイの断面構造を概略的に示す図である。 図4に示すメモリセルアレイのデータ書込時の印加電圧および電流の流れを概略的に示す図である。 図4に示すメモリセルアレイ構造におけるデータ読出時の印加電圧および電流の流れを概略的に示す図である。 この発明の実施の形態1における反転層ローカルビット線の抵抗分布を概略的に示す図である。 グローバルビット線に最も近いワード線選択時のメモリセル電流の流れを概略的に示す図である。 ソース側ノードに最も近いワード線選択時におけるメモリセル電流の流れを概略的に示す図である。 この発明の実施の形態1におけるソース線抵抗のメモリセルアレイ内位置依存性を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態1の変更例における多値データ読出時の印加電圧を一覧にして示す図である。 図3に示すメモリセルアレイのメモリセル選択時における各信号の印加電圧を一覧にして示す図である。 この発明の実施の形態2に従うメモリセルアレイの構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における反転層ローカルビット線の抵抗分布を概略的に示す図である。 ドレイン側ノードに最も近いワード線選択時のメモリセル電流の流れる経路を概略的に示す図である。 ソース側ノードに最も近いメモリセル選択時におけるメモリセル電流が流れる経路を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態2におけるソース線抵抗のメモリセルアレイ内位置依存性を示す図である。 この発明の実施の形態3に従うメモリアレイの構成を示す図である。 図18に示すダミーワード線の平面レイアウトを示す図である。 図19に示す線20A−20Bに沿った断面構造を概略的に示す図である。
符号の説明
2a−2n ダミーデコーダ、3a−3n Xデコーダ、4a−4n ロウデコーダ、5 Yデコーダ、MBa−MBn メモリブロック、MAi,MAj メモリアレイ、CDICDi,CD コモン線、DWL0,DWL1,DWL2,DWL3 ダミーワード線、WL0−WL255 ワード線、AGL0−AGL3 アシストゲート線、LBLm1,LBL0−LBL3 ドレイン側ローカルビット線、SDL0−SDL3 ソース側ローカルビット線、DML,DMH,DM ダミーセル。

Claims (7)

  1. 行列状に配列され、各々が情報を不揮発的に記憶する複数の不揮発性メモリセルを有するメモリアレイ、
    前記メモリアレイの一端に前記メモリセルと整列して行方向に配列され、各々が固定データを格納する複数のダミーセルの行、
    各メモリセル列両側に配設されるように各メモリセル列に対応して配置される複数のビット線、
    前記メモリセル行に対応して配置される複数のワード線、
    前記ダミーセルの行に対応して配置されるダミーワード線、および
    データ読出時、アドレス信号に従って前記複数のワード線からアドレス指定された行に対応するワード線を選択しかつダミーワード線を選択する行選択手段を備え、前記選択されたメモリセルおよびダミーセルは、第1のビット線を共有し、かつ前記選択されたダミーセルは導通状態となり、
    前記データ読出時、アドレス信号に従ってアドレス指定された列のメモリセルが接続する第2のビット線に読出電圧を供給しかつ前記選択されたダミーセルが接続する第3のビット線に前記第1のビット線に前記データ読出時に供給される電圧と同一電圧レベルの電圧を前記第1のビット線への電圧供給側と対抗する側から供給する列選択/電圧供給手段を備える、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ビット線は、基板表面上に配設されるアシストゲートにより形成される反転層で構成される、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記列選択手段により選択されるメモリセルと同一列には、しきい値電圧の絶対値の高いダミーセルが配置され、かつ前記選択されるメモリセルと前記第1のビット線を共有するダミーセルはそのしきい値電圧の絶対値が小さくされる、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリアレイ一端に行方向に延在して所定の電圧を伝達しかつデータ読出時前記第1のビット線と電気的に結合されるコモン線がさらに配設され、
    前記ダミーワード線は前記メモリアレイの前記コモン線と対向する端部に配置される、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記メモリアレイの中央部に前記行方向に延在してダミーワード線がさらに配置される、請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記メモリセルは、電荷を蓄積するフローティングゲートを有する積層型トランジスタを備え、
    前記ダミーセルは、前記メモリセルと同一構造でありかつコントロールゲートとフローティングゲートとが接続されるフローティングゲートトランジスタを備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 複数のグローバルビット線をさらに備え、
    前記列選択/電圧供給手段は、選択列の第2および第3のビット線をそれぞれ異なるグローバルビット線に結合する手段を備える、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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