JP4660163B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体記憶装置に関する。
FBC(Floating Body Cell)メモリは、SOI基板上に形成される揮発性メモリであり、トランジスタのフローティングボディにホールが蓄積されているか否かによってデータ“1”または“0”を記憶するメモリである。メモリセルに記憶されたデータ“1”または“0”を識別するために、データ“1”を記憶する基準メモリセルおよびデータ“0”を記憶する基準メモリセルをショートさせることによってデータ“1”とデータ“0”との中間電位を有する基準電位を生成する。センスアンプは、或る情報を格納するメモリセルから読み出されたデータの電位と基準電位とを比較する。これにより、メモリセルに記憶されたデータが“1”または“0”であることを識別することができる。
このように基準電位の生成のために、データ“1” を格納した基準メモリセルおよびデータ“0” を格納した基準メモリセルが必要である。
一般に、FBCメモリセルは、データ“1”の場合には、すでにフローティングボディにホールが蓄積されているのでリテンションの影響を受けない。しかし、データ“0”の場合には、リテンションによりフローティングボディ内にホールが徐々に入り込んでくるため、データが“1”に変化してしまう。このように、FBCメモリセルは、情報を格納するメモリセルだけでなく、基準メモリセルに使用しているデータ“0”の基準メモリセルもリテンションの影響を受ける。そのため、リテンションによる基準電位変動を防止するためにリフレッシュ動作を必要とする。したがって、半導体記憶装置の消費電力の低減が困難であるという問題が生じていた。
また、データ“1”を格納した基準メモリセルおよびデータ“0”を格納した基準メモリセルを用いて基準電位を生成すると、基準電位がばらつく。この基準電位のばらつきは、データ“1”の基準メモリセルのばらつきとデータ“0”の基準メモリセルのばらつきの平均である。基準電位のばらつきが大きいと、基準電位のばらつきの範囲がメモリセルのばらつきの範囲と重複する場合が生じる。これは、半導体記憶装置の歩留まりに悪影響を及ぼす。従って、基準電位のばらつきの範囲がメモリセルのばらつきの範囲と重複しないように、データ“1”とデータ“0”との間の電位差の幅を大きくする必要がある。しかし、半導体記憶装置が益々微細化されている状況の下で、データ“1”とデータ“0”との間の電位差の幅を大きくすることは困難である。
米国特許第6,567,330号
ばらつきが少ない基準電位を生成し尚且つリフレッシュ動作を必要としない基準メモリセルを備えた半導体記憶装置を提供することである。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のボディに電荷が蓄積された状態を示す第1のデータ、もしくは、前記ボディに電荷が蓄積されていない状態を示す第2のデータを記憶する複数の情報メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各行の前記情報メモリセルに接続された情報ワード線と、前記メモリセルアレイの各列の前記情報メモリセルに接続された情報ビット線と、前記情報メモリセルのデータを判別するために用いられる基準電位を電源との間で生成し、前記第1のデータのみを格納する基準メモリセルと、前記基準メモリセルに接続された基準ビット線と、前記情報ビット線および前記基準ビット線に接続されたセンスアンプとを備え、
データのリテンション時において、前記情報メモリセルはリフレッシュ動作の対象であり、前記基準メモリセルには前記リフレッシュ動作を行うことなしに前記第1のデータが保持されており、
前記情報メモリセルからデータを読み出すときに、前記情報ワード線は、
Vt1≦Vg≦Vt0
(Vgは前記情報ワード線の電位、Vt1は前記第1のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧、Vt0は前記第2のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧)
を満たすことを特徴とする。
本発明に係る他の実施形態に従った半導体記憶装置は、電気的に浮遊状態のボディに電荷が蓄積された状態を示す第1のデータ、もしくは、前記ボディに電荷が蓄積されていない状態を示す第2のデータを記憶する複数の情報メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各行に接続された情報ワード線と、前記メモリセルアレイの各列に接続されたビット線と、前記メモリセルのデータを判別するために用いられる基準電圧を電源との間で生成し、前記第1のデータのみを格納し、同一メモリセルアレイ内において2本の前記ビット線ごとに1つずつ設けられた基準メモリセルと、同一メモリセルアレイ内において隣接する2本の前記ビット線間に接続され、前記基準電圧を生成するときに導通状態になる平均化トランジスタと、2つの前記メモリセルアレイのそれぞれに含まれる2本のビット線に接続され、該2本のビット線のうち一方のビット線から前記情報メモリセルのデータを受け、他方のビット線から前記基準メモリセルおよび前記平均化トランジスタによって生成された前記基準電圧を受け、該基準電圧に基づいて前記情報メモリセルからのデータを検出するセンスアンプとを備え、
データのリテンション時において、前記情報メモリセルはリフレッシュ動作の対象であり、前記基準メモリセルには前記リフレッシュ動作を行うことなしに前記第1のデータが保持されており、
前記情報メモリセルからデータを読み出すときに、前記情報ワード線は、
Vt1≦Vg≦Vt0
(Vgは前記情報ワード線の電位、Vt1は前記第1のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧、Vt0は前記第2のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧)
を満たすことを特徴とする。
本発明による半導体記憶装置は、電位のばらつきが少ない基準データを生成することができ尚且つリフレッシュ動作を必要としない基準メモリセルを備える。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。本発明に係る実施形態は、単一種類のデジタルデータ“1”で基準電位を生成する。これにより、リテンションによる基準メモリセルのデータ劣化を防止し、基準電位のばらつきを小さくすることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体記憶装置100の部分的な回路図である。半導体記憶装置100は、情報メモリセルMC(以下、単に、メモリセルともいう)、情報ワード線(以下、単に、ワード線ともいう)WL0〜WLm、情報ビット線(以下、単に、ビット線ともいう)BL0〜BLn、基準メモリセルDMC0、基準ビット線DBL0、DBL1、センスアンプSA0〜SAn、選択トランジスタTBS0〜TBSn、クランプトランジスタTFAITおよび負荷電流トランジスタTCL0、TCL1を備えている。mおよびnは自然数である。
メモリセルアレイMCAは、マトリクス状に配置されたメモリセルMCの配列である。メモリセルMCは、データの書込み/読出しが可能なn型のFBCメモリセルである。本実施形態では、メモリセルMCのデータは、フローティングボディ(図示せず)にホールを蓄積した状態がデータ“1”であり、メモリセルMCのフローティングボディにホールが蓄積されていない状態がデータ“0”である。このとき、データ“1”を格納するメモリセルMCの閾値電圧Vt1は、データ“0”を格納するメモリセルMCの閾値電圧Vt0よりも低くなる。この閾値電圧Vt1とVt0との差によるメモリセルMCに流れる電流差を電圧変換し、この電圧差によってセンスアンプSAでデータを判別する。また、データの読出し時には、例えば、ワード線に1.5Vを印加し、並びに、ビット線に0.2Vを印加することによって、メモリセルMCを線形領域で駆動させる。
ワード線WL0〜WLmは、それぞれメモリセルアレイMCAの行方向に配列されたメモリセルMCのゲートに接続されている。ビット線BL0〜BLnは、それぞれメモリセルアレイMCAの列方向に配列されたメモリセルMCのゲートに接続されている。尚、本実施形態では、ワード線WL0〜WLmが延伸する方向を行方向とし、ビット線BL0〜BLnが延伸する方向を列方向としている。
センスアンプSA0〜SAnは、ビット線BL0〜BLnのそれぞれに対して設けられており、メモリセルMC内のデータを検出する。選択トランジスタTBS0〜TBSnは、それぞれビット線BL0〜BLnと各センスアンプSA0〜SAnとの間に接続されている。
メモリセルMCのデータを読み出すときには、ワード線WL0〜WLmのいずれかに電圧を印加するとともに、選択トランジスタTBS0〜TBSnのいずれかをオンすることによってビット線BL0〜BLnのいずれかをセンスアンプの一方の入力に接続する。例えば、ビット線WL1およびビット線BL1を選択した場合、メモリセルMCSが選択される。選択トランジスタTBS1をオンにすることによって、メモリセルMCSがセンスアンプSA1に接続される。さらに、負荷電流トランジスタTCL1がオンすることによって、電源V0がメモリセルMCSと接続され、メモリセルMCSに電流Iが流れる。これにより、メモリセルMCSのデータ(“0”または“1”)に依存した電位がセンスアンプSA1の一方の入力に伝達される。
ここで、ワード線に印加する駆動電圧Vgは、データ“1”を格納するメモリセルMCの閾値電圧Vt1以上かつデータ“0”を格納するメモリセルMCの閾値電圧Vt0以下の電圧であることに注意されたい。即ち、駆動電圧Vgは式1を満たす。
Vt1≦Vg≦Vt0 (式1)
駆動電圧Vgが閾値電圧Vt0以下であるので、メモリセルMCSのデータが“0”である場合には、メモリセルMCSはオンしない。よって、データ“0”を搬送するビット線の電位は、電源電圧と等しいV0となる。一方、駆動電圧Vgは閾値電圧Vt1以上であるので、メモリセルMCSのデータが“1”である場合には、メモリセルMCSはオンする。よって、データ“1”を搬送するビット線の電位は、電源電圧V0よりも低いV1となる。式1を満たす電圧Vgをワード線に印加する理由は図2を参照して後述される。
尚、このときクランプトランジスタTFAITは、ビット線BL0〜BLnの電位が過剰に上昇することを防止するために設けられている。クランプトランジスタTFAITは、常時オンと考えて良い。
メモリセルアレイMCAは、基準メモリセルDMC0、DMC1をさらに含む。基準メモリセルDMC0は、情報メモリセルMCと同じ構成を有し、列方向に配列されている。基準メモリセルDMC0は、ワード線WL0〜WLmのそれぞれに対して設けられている。基準メモリセルDMC0の各ゲートはそれぞれワード線WL0〜WLmに接続されている。基準メモリセルDMC0のドレインは基準ビット線DBL0に共通に接続されている。リテンションによるデータ劣化を防止するために単一種類のデジタルデータとして“1”が基準メモリセルDMC0に格納されている。基準電位は、メモリセルMCのデータを判別するために用いられる基準データの電位である。
基準メモリセルDMC1は、半導体記憶装置100の動作に関係しないので、存在しなくてもよい。さらに、図1では、基準メモリセルDMC1と基準ビット線DBL1とが切断されているが、基準メモリセルDMC1とグランドとが切断されていてもよい。
選択トランジスタTDBS0、TDBS1は、それぞれ基準ビット線DBL0、DBL1とセンスアンプSAとの間に接続されている。データの読出し時に選択トランジスタTDBS0およびTDBS1がともにオンする。これにより2本の基準ビット線DBL0およびDBL1がセンスアンプSAの他方の入力に接続される。例えば、ビット線WL1を選択した場合、基準メモリセルDMCSが選択される。この場合、基準メモリセルDMCSがセンスアンプSAの他方の入力に電気的に接続される。さらに、負荷電流トランジスタTDCL0およびTDCL1がオンすることによって、2つの電源V0が基準メモリセルDMCSに並列に接続される。
ここで、上述のとおり、ワード線に印加する駆動電圧Vgは式1を満たす。基準メモリセルDMC0はデータ“1”を格納しているので、基準メモリセルDMC0はオンする。よって、基準ビット線DBL0の電位は、電源電圧V0よりも低いV1になろうとする。一方、本実施形態では、基準メモリセルDMC1は基準ビット線DBL1に接続されていない。よって、基準ビット線DBL1の電位は、電源電圧と等しいV0になろうとする。しかし、基準ビット線DBL0およびDBL1はショートしている。従って、基準ビット線DBL0および基準ビット線DBL1の平均電位が基準ビット線DBL0および基準ビット線DBL1によって搬送される。即ち、式2で示される基準電位VrefがセンスアンプSA1の他の入力に搬送される。
Vref=1/2(V0+V1) (式2)
図2は、読出し時に選択されたワード線に印加される駆動電位VgとメモリセルMCSに流れるセル電流Icellとの関係を示すグラフである。図3は、読出し時に、データ“1”を伝達するセンスノード(ビット線)の電位、データ“0”を伝達するセンスノード(ビット線)の電位および基準電位Vrefを伝達するセンスノード(ビット線)の電位を示すグラフである。
図2に示すように、従来においては、駆動電位Vg0がワード線に印加されていた。駆動電位Vg0は、データ“1”のメモリセルおよびデータ“0”のメモリセルがともに線形状態でオンする電圧である。データ“1”のメモリセルのセル電流Icellは、データ“0”のメモリセルのそれよりも大きい。このセル電流Icellの差によって、図3に示すようにデータ“1”を伝達するビット線とデータ“0”を伝達するビット線との間に電位差が生じる。
図3の破線曲線Cb0、Cb1およびCbrefが従来のデータ“0”、データ“1”および基準電位に対応する曲線である。時点t0は、読出し時にセンスアンプSAがデータを検出する時点である。この破線曲線Cb0およびCb1を参照すると、データ“1” を伝達するビット線とデータ“0” を伝達するビット線とに電位差が生じている。また、破線曲線Cbrefを参照すると、データ“1” のビット線の電位とデータ“0” のビット線の電位との中間電位が基準電位となる。
一方、本実施形態によれば、図2に示すように、駆動電位Vg1がワード線に印加される。駆動電位Vg1は、データ“0”を格納する情報メモリセルMCSがカットオフ(cut off)された状態のまま、データ“1”を格納する情報メモリセルがオンする電圧である。このとき、電流Icellは、データ“1”を格納する情報メモリセルには流れるが、データ“0”を格納する情報メモリセルには流れない。これによりデータ“1” のビット線とデータ“0” のビット線との間に電位差が生じる。
図3の実線曲線Ca0、Ca1およびCarefが本実施形態におけるデータ“0”、データ“1”および基準電位に対応する曲線である。実線曲線Ca1に示すように、本実施形態におけるデータ“1” を伝達するセンスノード(ビット線)の電位V1は、従来のデータ“1”を伝達するセンスノード(ビット線)の電位よりも高くなる。しかし、データ“0”を格納する情報メモリセルはカットオフされているので、データ“0”を伝達するビット線の電位はV0で一定であり、従来のそれよりも高くなる。これにより、データ“1”とデータ“0”との電位差の幅が維持される、あるいは、この電位差を広げることができる。
実線曲線Carefを参照すると、時点t0において、データ“1” のビット線の電位とデータ“0” のビット線の電位との中間電位が基準電位Vrefとなることがわかる。
ここで、読出し時のワード線の駆動電圧Vgを式1のように制限する理由を説明する。仮に、本実施形態においてワード線の駆動電圧Vg1が電位Vt0より高いとすると、データ“0”の情報メモリセルMCはオンする。従って、データ“0”のビット線の電位はV0から低下する。これは、データ“0”の情報メモリセルMCSの電位が基準電位Vref側へ寄ってしまうことを意味する。即ち、基準電位Vrefが、データ“1”とデータ“0”との中間電位ではなくなってしまう。これは、データ“0”とデータ“1”との識別を困難にする可能性がある。また、仮に、ワード線の駆動電圧Vg1が電位Vt1より低いとすると、データ“1”の基準メモリセルDMCSがオンしないので、V1=V0となり、式2から基準電位VrefがV0になってしまう。これは、データ“0”とデータ“1”との識別を不可能にしてしまう。以上の理由から、Vgは、式1を満たす必要がある。
尚、読出し時のワード線の駆動電圧Vgが、データ“0”を格納するメモリセルの閾値電圧Vt0よりも低ければ、基準メモリセルDMC1は基準ビット線DBL1に接続されていてもよいと考えるかもしれない。しかし、基準メモリセルDMC1が基準ビット線DBL1に接続されていると、基準メモリセルDMC1のデータはリテンションにより“0”から“1”へ変化してしまう。よって、ワード線の駆動電圧Vgが電圧Vt0よりも低い場合であっても、基準メモリセルDMC1は基準ビット線DBL1から切断されている必要がある。
本実施形態において、基準ビット線DBL0およびDBL1の対は、各ビット線ごとに設けてもよく、複数のビット線ごとに設けてもよい。また、基準ビット線DBL0およびDBL1の対は、メモリセルアレイごとに設けてもよい。
本実施形態によれば、基準電位Vrefは、データ“1”を格納する基準メモリセルDMC0のみによって生成される。従って、基準メモリセルに対するリフレッシュが不要となり、消費電力が低減する。また、データ“0” の基準セルを使用しないので基準電位のばらつきは、従来よりも小さくできる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明に係る第2の実施形態に従った半導体記憶装置200の部分的な回路図である。第2の実施形態では、1本の基準ビット線DBL0に対して1つの基準メモリセルDMC0が接続されている。また、基準ワード線DWLがこの基準メモリセルDMC0に対して設けられている。第2の実施形態の他の構成要素は、第1の実施形態の構成要素と同じでよい。
第2の実施形態では、読み出し時にワード線WL0〜WLmのいずれかおよびビット線BL0〜BLnのいずれかを選択するとともに、基準ワード線DWLおよび基準ビット線DBL0をも選択する。例えば、メモリセルMCSのデータを読み出す場合には、ワード線WL1が駆動され、かつ、選択トランジスタTBS1をオンにする。これによって、メモリセルMCSがセンスアンプSA1の一方の入力に接続される。ワード線WL1には、式1に従った電圧Vgが印加される。さらに負荷電流トランジスタTCL1をオンにすることによって、電源V0からメモリセルMCSへ電流Iが流れる。これによって、メモリセルMCSのデータ“0”または“1”に依存した電位V0またはV1がセンスアンプSA1の一方の入力に伝達される。
また、基準ワード線DWLが駆動され、かつ、選択トランジスタTDBS0、TDBS1をオンにする。これにより、基準メモリセルDMC0がセンスアンプSA1の他方の入力に接続される。基準ワード線DWL0にも、式1に従った電圧Vgが印加される。このとき、負荷電流トランジスタTDCL0およびTDCL1をオンにすることによって、2つの電源V0が基準メモリセルDMC0に並列接続される。
本実施形態において、基準ビット線DBL0およびDBL1の対は、各ビット線ごとに設けられてもよく、複数のビット線ごとに設けられてもよい。また、基準ビット線DBL0およびDBL1の対は、メモリセルアレイごとに設けられてもよい。
基準メモリセルDMC1は、半導体記憶装置200の動作に関係しないので、存在しなくてもよい。さらに、図4では、基準メモリセルDMC1と基準ビット線DBL1とが切断されているが、基準メモリセルDMC1とグランドとが切断されていてもよい。
第2の実施形態の他の動作は、第1の実施形態の動作と同様である。よって、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を有する。さらに、基準メモリセルDMC1は各基準ビット線DBL0に対して1つしか設けられていないので、メモリセル領域の面積を小さくすることができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明に係る第3の実施形態に従った半導体記憶装置300の部分的な回路図である。半導体記憶装置300は、オープンビット線構成を有する。従って、各センスアンプSA0〜SAnは、2つのメモリセルアレイMCA1およびMCA2の間に設けられている。各センスアンプSA0〜SAnは、メモリセルアレイMCA1およびMCA2のそれぞれに含まれるビット線BL0L〜BLnLおよびBL0R〜BLnRに接続されている。各メモリセルアレイMCA1およびMCA2は、それぞれ基準ワード線DWLLおよびDWLRを備えている。基準メモリセルDMC0およびDMC1は、行方向に交互に配列されている。基準メモリセルDMC0およびDMC1のゲートは基準ワード線DWLLまたはDWLRに接続されている。基準メモリセルDMC0はビット線に接続されているが、基準メモリセルDMC1はビット線に接続されていない。基準メモリセルDMC0はデータ“1”を格納している。隣り合う2つのビット線は対を成し、このビット線対の間に平均化トランジスタTAVRLおよびTAVRRが接続されている。
メモリセルMCからデータを読み出すときには、センスアンプSA0〜SAnは、メモリセルアレイMCA1およびMCA2のうち一方のメモリセルアレイに含まれるビット線から情報データを受け取り、他方のメモリセルアレイに含まれるビット線から基準データを受け取る。センスアンプSA0〜SAnは、基準データに基づいて情報データを識別する。第3の実施形態は、オープンビット線構成を有するので、同一のメモリセルアレイ内の隣り合う2つのビット線によって基準データを生成する。
例えば、メモリセルMCS0およびMCS1のデータを識別する場合、選択トランジスタTBS0RおよびTBS1Rがオンになることによって、メモリセルMCS0およびMCS1がそれぞれセンスアンプSA0およびSA1の一方の入力に接続される。次に、ワード線WL2Rが駆動され、かつ、負荷電流トランジスタTCLR0およびTCLR1をオン状態にすることによって、メモリセルMCS0およびMCS1のそれぞれデータがセンスアンプSA0およびSA1に伝達される。このとき、ワード線WL2Rに印加する電圧は、式1を満たす電位Vgである。尚、平均化トランジスタTAVRRはオフ状態である。
一方、メモリセルアレイMCA1では、基準メモリセルDMCS0のデータを用いて基準データを生成する。まず、平均化トランジスタTAVRLがオン状態になる。これによって、基準ビット線BL0LおよびBL1Lはショートし、選択トランジスタTBS0LおよびTBS1Lがオンする。これによって、基準メモリセルDMCS0が、センスアンプSA0およびSA1の他方の入力に接続される。さらに、基準ワード線DWLLが駆動され、かつ、負荷電流トランジスタTCLL0およびTCLL1をオンにする。このとき、ワード線DWLLに印加する電圧は式1を満たす電位Vgである。ここで、基準メモリセルDMCS1はビット線BL1Lに接続されていないので、2つの電源V0は、基準メモリセルDMCS0に対して並列に接続される。よって、式2に従った基準電位VrefがセンスアンプSA0およびSA1に伝達される。その後、センスアンプSA0およびSA1は、基準電位Vrefに基づいてメモリセルMCS0およびMCS1のそれぞれデータを検出する。
基準メモリセルDMC1は、半導体記憶装置300の動作に関係しないので、存在しなくてもよい。さらに、図5では、基準メモリセルDMC1と基準ビット線DBL1とが切断されているが、基準メモリセルDMC1とグランドとが切断されていてもよい。
第3の実施形態は、オープンビット線構成を有するものの、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明に係る第4の実施形態に従った半導体記憶装置400の部分的な回路図である。半導体記憶装置400は、メモリセルアレイMCAにおいて、情報メモリセルMCおよび基準メモリセルDMCは、隣り合う行および隣り合う列においてそれぞれ半ピッチずれるように配置されている。
ビット線BLは、選択トランジスタTBSLまたはTBSR、および、クランプトランジスタTFAITを介してセンスアンプSALまたはSARの一方の入力に接続されている。また、ビット線BLは、選択トランジスタTBSLまたはTBSR、クランプトランジスタTFAIT、および、負荷電流トランジスタTCLLまたはTCLRを介して電源電圧V0に接続されている。
基準メモリセルDMCは、総てデータ“1”を格納している。基準メモリセルDMCは、2列に配列され、2つの基準ビット線DBLのいずれかに接続されている。この2つの基準ビット線DBLは互いに接続されており、ショートしている。基準ビット線DBLは、選択トランジスタTDBSLまたはTDBSR、および、クランプトランジスタTFAITを介してセンスアンプSALまたはSARの他方の入力に接続されている。また、各基準ビット線DBLは、選択トランジスタTDBSLまたはTDBSR、クランプトランジスタTFAIT、および、負荷電流トランジスタTDCLLまたはTDCLRを介して2つの電源電圧V0に並列に接続されている。尚、本実施形態では、データ“0”を格納している基準メモリセルは形成されていない。
メモリセルMCからデータを読み出すときには、センスアンプSALまたはSARは、ビット線BLから情報データを受け取り、基準ビット線DBLから基準データを受け取る。センスアンプSALまたはSARは、基準データに基づいて情報データのデジタル値を識別する。
例えば、センスアンプSALが情報メモリセルMCSの情報データを識別する場合、選択トランジスタTBSLおよびクランプトランジスタTCLLがオンになる。さらに、式1に従った電圧Vgがワード線WL0に印加される。これによって、情報メモリセルMCSは、センスアンプSALの一方の入力に接続され、情報メモリセルMCSの情報データがセンスアンプSALへ伝達される。このとき、情報メモリセルMCSに流れる電流をIとする。
一方、選択トランジスタTDBSLおよびクランプトランジスタTDCLLをオンにすることによって、2つの電源電圧V0が1つの基準メモリセルDMCSに接続される。さらに、ワード線WL0を駆動することによって、基準メモリセルDMCのうちDMCSがセンスアンプSALの他方の入力に接続される。このとき、ワード線WL0に印加する電圧は、式1を満たす電位Vgである。その結果、センスアンプSALは、基準電位Vrefに基づいてメモリセルMCSのデータを検出することができる。
第4の実施形態では、情報メモリセルMCおよび基準メモリセルDMCが半ピッチずれている構成を有するが、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第4の実施形態は、データ“0”を格納する基準メモリセルが形成されていないので、セル面積が小さくなる。
(第5の実施形態)
図7は、本発明に係る第5の実施形態に従った半導体記憶装置500の部分的な回路図である。第5の実施形態は、基準メモリセルDMCが4列に配置されており、4つの基準ビット線DBLのいずれかに接続されている点で第4の実施形態と異なる。2つの基準ビット線DBLは対を成し、互いに接続されている。第4の実施形態では、基準ビット線DBL対は1つであったが、第5の実施形態では、基準ビット線DBL対は2つ形成されている。基準メモリセルDMCは、総てデータ“1”を格納している。
第5の実施形態の動作は、第4の実施形態の動作と同様である。ただし、第5の実施形態は、2つの基準ビット線対が同じ動作を実行する。これにより、2つの基準メモリセルDMCが基準データを生成するためにセンスアンプSALまたはSARに接続される。これにより、第5の実施形態は、安定した基準電位をセンスアンプSALまたはSARに供給することができる。第5の実施形態は、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
図8は、本発明に係る第6の実施形態に従った半導体記憶装置600の部分的な回路図である。半導体記憶装置600は、オープンビット線構成を有する。センスアンプSA0、SA1は、それぞれ4つのメモリセルアレイMCA0〜MCA3のビット線に接続されている。本実施形態では、サブビット線SBLL0およびSBLL1がメモリセルアレイMCA0に、サブビット線SBLL2およびSBLL3がメモリセルアレイMCA1に、サブビット線SBLR0およびSBLR1がメモリセルアレイMCA2に、並びに、サブビット線SBLR2およびSBLR3がメモリセルアレイMCA3に設けられている。
サブビット線SBLL0およびSBLL2は、それぞれビット線選択トランジスタTBS0LおよびTBS2Lを介してメインビット線MBLL0に接続されている。サブビット線SBLL1およびSBLL3は、それぞれビット線選択トランジスタTBS1LおよびTBS3Lを介してメインビット線MBLL1に接続されている。サブビット線SBLR0およびSBLR2は、それぞれビット線選択トランジスタTBS0RおよびTBS2Rを介してメインビット線MBLR0に接続されている。サブビット線SBLR1およびSBLR3は、それぞれビット線選択トランジスタTBS1RおよびTBS3Rを介してメインビット線MBLR1に接続されている。
メインビット線MBLL0およびMBLR0は、センスアンプSA0に接続されている。メインビット線MBLL1およびMBLR1は、センスアンプSA1に接続されている。
センスアンプSA0およびSA1がデータを検出するときには、センスアンプSA0およびSA1は、メインビット線MBLL0およびMBLR0のいずれか一方から情報データを得て、他方から基準データを得る。センスアンプSA0およびSA1は、この基準データに基づいて情報データを識別する。例えば、センスアンプSA0およびSA1がメモリセルアレイMCA0内の2つの情報メモリセルMCS0およびMCS1のデータを読み出す場合、ビット線選択信号BS0LおよびBS1Lを駆動し、ビット線選択トランジスタTBS0LおよびTBS1Lをオンにする。これにより、サブビット線SBLL0およびSBLL2がそれぞれメインビット線MBLL0およびMBLL1に接続される。さらに、式1に従った電圧Vgがワード線WL0Lに印加され、且つ、負荷電流トランジスタTCLL0およびTCLL1をオンにする。これによって、情報メモリセルMCS0およびMCS1のデータがそれぞれセンスアンプSA0およびSA1へ伝達される。尚、平均化トランジスタTAVELはオフ状態を維持する。
一方、基準データを生成するために、メモリセルアレイMCA2内の基準メモリセルDMCSを用いると仮定する。まず、平均化トランジスタTAVERをオンにする。これにより、メインビット線MBLR0およびMBLR1が接続される。ビット線選択信号BS0RおよびBS3Rを駆動し、ビット線選択トランジスタTBS0RおよびTBS3Rをオンにする。これにより、サブビット線SBLR0およびSBLR3はメインビット線MBLR0、MBLR1および平均化トランジスタTAVERを介して接続される。また、基準メモリセルDMCSは、センスアンプSA0およびSA1の他方の入力に電気的に接続される。さらに、負荷電流トランジスタTCLR0およびTCLR1をオンにすることによって、2つの電源電圧V0が基準メモリセルDMCSに並列接続され、かつ、式1に従った電圧Vgが基準ワード線DWL0Rに印加される。これによって、式2に従った基準電位VrefがセンスアンプSA0およびSA1へ伝達される。その結果、センスアンプSA0およびSA1は、基準電位Vrefに基づいて情報メモリセルMCS0およびMCS1のデータを検出することができる。
メモリセルアレイMCA1内のメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ビット線選択信号BS2LおよびBS3Lを駆動すればよい。また、メモリセルアレイMCA2またはMCA3内のメモリセルMCのデータを読み出す場合には、メモリセルアレイMCA0またはMCA1内の基準メモリセルDMCを用いればよい。
第6の実施形態では、2つのサブビット線が1つのメインビット線に接続されているが、3以上サブビット線を1つのメインビット線に接続してもよい。第7の実施形態は、4本のサブビット線を1つのメインビット線に接続した実施形態である。第6の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
図9は、本発明に係る第7の実施形態に従った半導体記憶装置700の部分的な回路図である。第7の実施形態は、メインビット線に対して複数のサブビット線が設けられている点で第6の実施形態と同様である。しかし、第7の実施形態では、1本のメインビット線に対して4本のサブビット線が設けられている点で第6の実施形態と異なる。また、第7の実施形態では、メモリセルMCが隣り合う行および隣り合う列においてそれぞれ半ピッチずれるように配置されている。
サブビット線SBLL0〜SBLL3がそれぞれビット線選択トランジスタTBS0L〜TBS3Lを介してメインビット線MBLL0に接続されている。サブビット線SBLL4〜SBLL7がそれぞれビット線選択トランジスタTBS4L〜TBS7Lを介してメインビット線MBLL1に接続されている。サブビット線SBLR0〜SBLR3がそれぞれビット線選択トランジスタTBS0R〜TBS3Rを介してメインビット線MBLR0に接続されている。サブビット線SBLR4〜SBLR7がそれぞれビット線選択トランジスタTBS4R〜TBS7Rを介してメインビット線MBLR1に接続されている。
センスアンプSA0およびSA1がデータを検出するときには、メインビット線MBLL0およびMBLR0のいずれか一方から情報データを得て、他方から基準データを得る。センスアンプSA0およびSA1は、この基準データに基づいて情報データを識別する。例えば、メモリセルアレイMCA0内の情報メモリセルMCS0およびMCS1のデータを読み出す場合、ビット線選択信号BS0LおよびBS4Lを駆動し、ビット線選択トランジスタTBS0LおよびTBS4Lをオンにする。これにより、サブビット線SBLL0およびSBLL4がそれぞれメインビット線MBLL0およびMBLL1に接続される。これにより情報メモリセルMCS0およびMCS1はそれぞれセンスアンプSA0およびSA1の一方の入力に電気的に接続される。負荷電流トランジスタTCLL0およびTCLL1をオンにし、かつ、式1に従った電圧Vgがワード線WL1Lに印加される。これにより、電流Iが情報メモリセルMCS0およびMCS1に流れ、情報メモリセルMCSのデータがセンスアンプSA0およびSA1へ伝達される。尚、平均化トランジスタTAVELはオフ状態を維持する。
一方、基準データを生成するために、メモリセルアレイMCA2内の基準メモリセルDMCSを用いるとする。まず、平均化トランジスタTAVERをオンにする。これにより、メインビット線MBLR0およびMBLR1が接続される。ビット線選択信号BS0RおよびBS5Rを駆動し、ビット線選択トランジスタTBS0RおよびTBS5Rをオンにする。これにより、サブビット線SBLR0およびSBLR5がメインビット線MBLR0、MBLR1および平均化トランジスタTAVERを介して接続される。また、基準メモリセルDMCSは、センスアンプSA0およびSA1の他方の入力に電気的に接続される。さらに、サブビット線SBLR0およびSBLR5がそれぞれメインビット線MBLR0およびMBLR1に接続される。これにより、基準メモリセルDMCSは、センスアンプSA0およびSA1の他方の入力に電気的に接続される。さらに、負荷電流トランジスタTCLR0およびTCLR1をオンにすることによって、2つの電源電圧V0が基準メモリセルDMCSに並列接続され、さらに、式1に従った電圧Vgが基準ワード線DWL1Rに印加される。これにより、式2に従った基準電位VrefがセンスアンプSA0およびSA1へ伝達される。その結果、センスアンプSA0およびSA1は、基準電位Vrefに基づいて情報メモリセルMCS0およびMCS1のデータを検出することができる。
ワード線WL0Lに接続されたメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ビット線選択信号BS1LおよびBS5Lを駆動すればよい。また、メモリセルアレイMCA1内のメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ビット線選択信号BS2LおよびBS6L、あるいは、BS3LおよびBS7Lを駆動すればよい。さらに、メモリセルアレイMCA2またはMCA3内のメモリセルMCのデータを読み出す場合には、メモリセルアレイMCA0またはMCA1内の基準メモリセルDMCを用いればよい。
第7の実施形態では、情報メモリセルMCおよび基準メモリセルDMCが半ピッチずれている構成を有するが、第6の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図10は、非反転増幅回路の一例を示す図である。図1、図4、図6および図7に示した実施形態において、センスアンプと基準ビット線との間に比較的長い配線が存在する場合、基準データVrefが遅延してしまう虞がある。そこで、図1、図4、図6および図7の各図に示した波線枠Cに図10に示す非反転増幅回路を接続する。これにより、基準データVrefの配線遅延を防止することができる。
以上の実施形態において、メモリセルの個数、ビット線の数、ワード線の数は限定しない。また、基準ビット線は、1つの情報ビット線ごとに設けられてもよく、複数の情報ビット線ごとに設けられてもよい。さらに、基準ビット線は、メモリセルアレイごとに設けられてもよい。
本発明に係る第1の実施形態に従った半導体記憶装置100の部分的な回路図。 読出し時にワード線に印加される駆動電位VgとメモリセルMCSに流れるセル電流Icellとの関係を示すグラフ。 読出し時に、データ“1”を伝達するビット線の電位、データ“0”を伝達するビット線の電位および基準電位Vrefを伝達するビット線の電位を示すグラフ。 本発明に係る第2の実施形態に従った半導体記憶装置200の部分的な回路図。 本発明に係る第3の実施形態に従った半導体記憶装置300の部分的な回路図。 本発明に係る第4の実施形態に従った半導体記憶装置400の部分的な回路図。 本発明に係る第5の実施形態に従った半導体記憶装置500の部分的な回路図。 本発明に係る第6の実施形態に従った半導体記憶装置600の部分的な回路図。 本発明に係る第7の実施形態に従った半導体記憶装置700の部分的な回路図。 非反転増幅回路の一例を示す図。
符号の説明
100 半導体記憶装置
MC 情報メモリセル
MCA メモリセルアレイ
WL0〜WLm 情報ワード線
BL0〜BLn 情報ビット線
DMC0 基準メモリセル
DBL0、DBL1 基準ビット線
SA1〜SAn センスアンプ
BS0〜TBSn 選択トランジスタ
FAIT クランプトランジスタ
CL0、TCL1 負荷電流トランジスタ

Claims (2)

  1. 電気的に浮遊状態のボディに電荷が蓄積された状態を示す第1のデータ、もしくは、前記ボディに電荷が蓄積されていない状態を示す第2のデータを記憶する複数の情報メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの各行の前記情報メモリセルに接続された情報ワード線と、
    前記メモリセルアレイの各列の前記情報メモリセルに接続された情報ビット線と、
    前記情報メモリセルのデータを判別するために用いられる基準電位を電源との間で生成し、前記第1のデータのみを格納する基準メモリセルと、
    前記基準メモリセルに接続された基準ビット線と、
    前記情報ビット線および前記基準ビット線に接続されたセンスアンプとを備え、
    データのリテンション時において、前記情報メモリセルはリフレッシュ動作の対象であり、前記基準メモリセルには前記リフレッシュ動作を行うことなしに前記第1のデータが保持されており、
    前記情報メモリセルからデータを読み出すときに、前記情報ワード線は、
    Vt1≦Vg≦Vt0
    (Vgは前記情報ワード線の電位、Vt1は前記第1のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧、Vt0は前記第2のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧)
    を満たすことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 電気的に浮遊状態のボディに電荷が蓄積された状態を示す第1のデータ、もしくは、前記ボディに電荷が蓄積されていない状態を示す第2のデータを記憶する複数の情報メモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの各行に接続された情報ワード線と、
    前記メモリセルアレイの各列に接続されたビット線と、
    前記メモリセルのデータを判別するために用いられる基準電圧を電源との間で生成し、前記第1のデータのみを格納し、同一メモリセルアレイ内において2本の前記ビット線ごとに1つずつ接続された基準メモリセルと、
    同一メモリセルアレイ内において隣接する2本の前記ビット線間に接続され、前記基準電圧を生成するときに導通状態になる平均化トランジスタと、
    2つの前記メモリセルアレイのそれぞれに含まれる2本のビット線に接続され、該2本のビット線のうち一方のビット線から前記情報メモリセルのデータを受け、他方のビット線から前記基準メモリセルおよび前記平均化トランジスタによって生成された前記基準電圧を受け、該基準電圧に基づいて前記情報メモリセルからのデータを検出するセンスアンプとを備え、
    データのリテンション時において、前記情報メモリセルはリフレッシュ動作の対象であり、前記基準メモリセルには前記リフレッシュ動作を行うことなしに前記第1のデータが保持されており、
    前記情報メモリセルからデータを読み出すときに、前記情報ワード線は、
    Vt1≦Vg≦Vt0
    (Vgは前記情報ワード線の電位、Vt1は前記第1のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧、Vt0は前記第2のデータを格納する前記情報メモリセルの閾値電圧)
    を満たすことを特徴とする半導体記憶装置。
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