JP4625876B2 - 麺線剥離板及び麺線切出し装置 - Google Patents
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Description
本願は、2008年10月11日に出願された特願2008−264700号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
生麺線は、生麺、乾麺、蒸麺、即席麺等の各種麺類の最終製品の形状に応じて、裁断処理又は蒸煮処理等の所要の処理工程を経て、加工製造されている。
従来の麺線切出し装置においては、一対の切刃ロールが水平に又は適宜の傾斜を有するように配設され、切刃ロールの直下には誘導管が設けられている。誘導管は、麺線搬送用コンベアの進行方向に対して、垂直方向又は傾斜方向に延びている。切刃ロールによって切出された麺線は、誘導管を通過する際に、直線状から屈曲状に変形される。また、屈曲状に変形された麺線は、誘導管の下方に配設された搬送コンベアに導かれる。搬送コンベアは、垂直(上下)方向に屈曲状態の麺線を蒸煮装置に移行させている。蒸煮装置においては、所要の屈曲蒸煮麺が得られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、切刃ロールの下方には、製麺用の麺線剥離板が配設されている。麺線剥離板は、一段階又は複数段階に鈍角を有するように折り曲げられた一枚の板体によって構成されている。また、麺線剥離板における一方の長辺には、櫛歯状に形成された多数の剥離歯が設けられている。麺線剥離板は、切刃ロールの環状溝部に剥離歯が係合ないし嵌合するように、切刃ロールの下方に配置されている。
前記切刃ロールにより麺帯を麺線に切断する、即ち、切出しする際には、互いに対向する双方のロールのうち、一方のロールの切刃が他方のロールの溝部内に麺帯を押し込むようにして、麺生地(麺帯)を剪断しているため、剪断によって形成された麺線が環状溝部に入り込む。
そのため、乾燥していない麺線の剪断面(切断面)が溝部内面に付着した場合、切出し後も溝部に残留し、切刃ロールから麺線を離脱・落下させることが困難である。
また、切刃ロールから切出された麺線が離脱され難くなるといった離脱不良が生じ、離脱不良に起因してロールに麺線が引き込まれた状態でロールが回転する。その結果、切刃ロールの周囲に麺線が絡みつき、切刃ロールを継続的に稼動させることが不可能になる。
これによって、回転中の切刃ロールから麺線を円滑に離脱・落下させること可能である。
このような櫛歯状の麺線剥離板は、麺線掻き取り板、スクレーパ又はスクレーパ本体と称されている。また、各々の櫛歯に対応している剥離歯は、剥離刃、掻き取り刃、又はスクレーパと称されている。
図2の切刃ロール13、13´に用いられる麺線剥離板は、櫛形状となるように剥離歯の歯長が等しく均一である形状を有する。また、麺線剥離板は、図3に示すように、長歯長の剥離歯と短歯長の剥離歯とが単純に交互に繰返すように設けられた形状であった。このような麺線剥離板を用いて切刃ロール13、13´から麺線を切出すと、切出された麺線は各切刃ロールから麺線剥離板の歯長に合わせて、一列に整列された状態で剥離され、離脱して、切刃ロールの直下に設けられた誘導管又は麺線搬送コンベアに落下し、麺線搬送コンベアによって麺線が蒸煮装置に移送され、麺線が蒸煮処理されていた。
このため、切出し麺線を単純に束状で蒸煮すると、麺線の切出し切断面の相互間又は麺線の圧延面の相互間において、麺線の付着又は膠着が生じ、麺線の付着部又は膠着部における蒸煮不良・蒸煮(α化)不足を招く。その結果、商品価値が毀損してしまうという問題があった。また、麺線を復元するために調理する際、即ち、煮熱調理の際に、麺線が適切にほぐれないといった麺線ほぐれ不良、或いは調理不良等が生じてしまい、麺線を喫食する点において食味及び食感の品質が低下するという問題もあった。
更に、蒸煮による加熱作用に起因して、麺線成分が変化し、屈曲麺における屈曲形状が固定され、互いに隣接する屈曲麺の接着部が膠着・固着し、屈曲形状が強固になる。そのため、麺線が固着している部分は、不均一に蒸煮(α化)され、最終製品における麺線が適切にほぐれないといった麺線ほぐれ不良、或いは、調理不良が生じるという問題があった。
従って、麺線剥離板における剥離歯の形状に応じて、一つの切刃ロールから切出される麺線群が2グループに分割される。更に、一つの麺線群において、同列で切出される麺線が互いに隣接する間隙を拡大することにより、互いに隣接する麺線の間において、麺線が結着したり、膠着したりすることが防止される。
特許文献5においては、剥離歯をロール周方向の前位置及び後位置に係合させるために、短い剥離歯のロールに対する係合角度が大きくなるように剥離歯が折り曲げられていることが開示されている。このような技術は、特許文献6,7にも開示されている。
(1)麺線を切刃ロールから剥離する際に、複数の麺線をグループ毎に分割した場合であっても、切刃ロールから麺線が離脱し、落下するのに伴って、麺線が相互に接近し、互いに隣接する麺線が接着したり、付着したりするという問題がある。また、切刃ロールの下方に配設された搬送コンベア上に着地した麺線の状態に応じて、或いは、複数のグループに分割された麺線群が積層される形状に応じて、複数の麺線群が同調して配置されるという問題点がある。これによって、複数の麺線群が同様の屈曲形状を有しながら、互いに隣接する麺線が接着したり、付着したりするという問題点がある。
(2)また、一つのグループとして切出された麺線は、整列した状態で切刃ロールから剥離され、離脱し、落下するので、同じ列に切出された麺線は1本ずつ間引きされて形成されている。しかしながら、互いに隣接する麺線の間隙は狭い。そのため、間隔が狭い複数の麺線が同調するように搬送コンベア上に着地した場合、同列にて互いに隣接する麺線の剪断面が接着し、付着してしまうという問題点がある。
しかしながら、この方法においても、前位置にて切出される麺線群と後位置にて切出される麺線群とを分離させることが不充分である。また、2つの切刃ロールから切出された4グループの麺線の各々が、同一周期で屈曲するように形成され、積層され、蒸煮される。従って、互いに隣接する麺線群が付着・接着されてしまうこと、及び一つのグループ内において互いに隣接する麺線が付着・接着されてしまうことは解消されていない。このため、最終製品での麺線ほぐれ不良等の問題点が依然として残っている。
このため蒸煮処理を伴うそば・うどんの連続的な大量生産においては、調理後に直線状の麺線を製造することが困難という問題点がある。そのため、屈曲形状を有するそば・うどんの提供においては、消費者の不満が依然として解消されていない。
長手方向に沿って延在する屈曲部を有する板体と、長さが最も大きい歯長を有する複数の
第1剥離歯と、前記第1剥離歯よりも歯長が短い複数の第2剥離歯とを含み、複数の前記
第1剥離歯及び複数の前記第2剥離歯は、前記板体の一方の長辺に櫛歯状に互い違いに設
けられ、前記第2剥離歯は、歯根元部又は歯中間部を有し、前記歯根元部又は前記歯中間
部は、折り曲げられた形状又は湾曲している形状を有し、前記第1剥離歯又は前記第2剥
離歯の歯先部は、前記歯先部の延在方向に直交する縦断面視において傾斜している傾斜面を有することを特徴とする。
曲部を有する板体と、長さが最も大きい歯長を有する複数の第1剥離歯と、前記第1剥離
歯よりも歯長が短い複数の第2剥離歯と、前記第1剥離歯より歯長が短くかつ前記第2剥
離歯よりも歯長が長い複数の第3剥離歯とを含み、複数の前記第1剥離歯,複数の前記第
2剥離歯,及び複数の前記第3剥離歯は、前記板体の一方の長辺に櫛歯状に互い違いに設
けられ、前記第2剥離歯又は前記第3剥離歯は、歯根元部又は歯中間部を有し、前記歯根
元部又は前記歯中間部は、折り曲げられた形状又は湾曲している形状を有し、前記第1剥
離歯,前記第2剥離歯,又は前記第3剥離歯の歯先部は、前記歯先部の延在方向に直交する縦断面視において傾斜している傾斜面を有することを特徴とする。
ここで、屈曲部とは、板体が鈍角を有するV字状に曲げられた部位又は数段階に曲げられた部位である。
そのため麺線群の直線性と空隙率を高めたまま、麺線群を蒸煮できるので、蒸煮によって麺線が屈曲されることを防止できる。
また互いに隣接する麺線の接触点の数が劇的に減少するため、調理時にはこの接触点が容易に解離する。これにより、調理後の麺線を、麺線を切出した時と同様に直線状の麺線に復元できる。
このため、同じ列から切り出される麺線群、或いは他の麺線群のいずれにおいても、麺線の付着部分の数が低減し、蒸煮処理において麺線が互いに付着・膠着することが防止される。これによって、最終製品の麺線が付着することに起因する調理不良・ほぐれ不良を解消できる。
なお、以下に説明において、麺類とは、穀物,米粉,小麦粉,そば粉,マメ等の粉を主原料として、線状に加工された食品であり、茹でたり、煮たりして、蒸煮したりすることによって調理される食品である。
また、麺線とは、麺線切出し装置によって機械的に麺帯が切り出される麺を意味し、麺類の中でも「切り麺系列」の麺類を意味する。「切り麺系列」とは、刃物を用いて、薄く延ばされた麺生地を線状に切ることによって加工された麺を意味する。このような麺線は、機械化された生産ラインを用いた製麺技術によって得られる。このような製麺技術は、一般的な製麺工場において用いられる技術に限られず、うどん屋,そば屋等の小型店舗においても用いられる。
また、本発明における麺類とは、うどん・そばに限らない。本発明における麺類は、上記主原料を含む材料を混練し、帯状の麺帯を得て、麺帯を切り分けることによって製麺される麺類であり、本発明の麺線切出し装置によって切り分けられる麺類である。
図1は、本発明に係る麺線切出し装置と、麺線切出し工程の前工程と、麺線切出し工程の後工程とを模式的に示す側面図であって、麺線が加工される状態及び麺線が移動する状態を示す。
まず、小麦粉、でん粉等の一般的な製麺原料を公知の方法を用いて混合、混練することにより、麺生地(ドウ)得る。その後、麺生地を数段階の圧延ロール間に通過させて圧延し、所定の厚さを有する帯状の麺帯を得る。
最終段階の圧延ロール2、2´の間隔は、所定の厚さを有する麺帯を形成するために調整されている。圧延ロール2、2´を通過した麺帯1は、麺線切出し装置3の一対の切刃ロール4、4´間を通過する。一対の切刃ロール4、4´の各々は、複数の環状溝部を有している。そのため、麺帯1は、切刃ロール4、4´間を通過しながら、複数の環状溝部によって多数の麺線5a〜5dに切出される。
各切刃ロール4、4´の下方には、麺線剥離板6、6´が配設されている。麺線剥離板6、6´は、切刃ロール4、4´の各々の環状溝部(図示省略)に係合又は嵌合される複数の剥離歯(後述)を有する。また、複数の剥離歯は、複数段階の長さを有し、即ち、長さが異なる剥離歯を含む。切刃ロール4、4´から切出された麺線5a、5b、5c、5dは、麺線剥離板6、6´により、切刃ロール4、4´の周方向における所定の剥離位置(前位置又は後位置)において剥離される。また、麺線5a、5b、5c、5dは、剥離される位置が前後に異なるように切刃ロール4、4´から垂下する。換言すると、切出し麺線5a、5b、5c、5dは、剥離歯の長さに応じた所定の剥離位置、即ち、長い剥離歯又は短い剥離歯の位置に応じた所定の剥離位置において剥離される。これによって、切出し麺線5a、5b、5c、5dは、切刃ロール4、4´の各々において、前後2列の剥離位置に応じて分離され、垂下する。
切刃ロール4、4´の下方には本発明の誘導部である誘導樋等7(9)が配置されている。誘導樋等7(9)は、切出し麺線5a、5b、5c、5dが垂下する方向に対して傾斜する傾斜面を有する。換言すれば、誘導樋等7(9)は、麺線搬送コンベア8によって搬送される麺線が移動する方向に対して傾斜する傾斜面を有する。誘導樋等7(9)において、傾斜面の上端は切刃ロール4又は麺線剥離板6の下方に位置し、傾斜面の下端は麺線搬送コンベア8(搬送コンベア)の搬送面の上方に位置する。麺線搬送コンベア8は、誘導樋等7(9)の下方に配設されている。
切刃ロール4、4´から切出された麺線5a、5b、5c、5dは、誘導樋等7(9)の傾斜面に到達し、誘導樋等7(9)の傾斜面上において複数の麺線群が順次積層され、複数の麺線群は誘導樋等7(9)の傾斜面に沿って下降するように移送される。積層された複数の麺線群は、誘導樋等7(9)から麺線搬送コンベア8に移送される。
麺線搬送コンベア8によって移送された積層麺線群5a、5b、5c、5dは、麺線搬送コンベア8から蒸煮コンベア11に移送される。積層麺線群5a、5b、5c、5dは、蒸煮コンベア11に移乗して蒸煮装置10内に移送され、蒸煮装置10において蒸煮等の加工が施される。
また、誘導樋7は、搬送コンベア8によって麺線が移送される方向に対して下方に傾斜しており、切出し麺線5a〜5dを滑らせるための滑り台として機能する。
このような複数の第1溝部及び第2溝部は、深さの差異に応じて、交互に繰り返し連設されて形成されている。
また、切刃ロール4、4´の環状溝部が、3段階以上の深さを有する複数の溝を含む場合、切刃ロール4、4´の環状溝部は、第1溝及び第2溝部に加えて、第1溝部よりも深さが大きくかつ前記第2溝部よりも深さが小さい第3溝部を含む。この場合、複数の第1溝,第2溝,及び第3溝は、各々の深さが順に異なるように切刃ロール4、4´に繰り返し配置されている。また、第1溝,第2溝,及び第3溝の深さが順に異なっている配置ではない場合、第1溝,第2溝,及び第3溝は、適宜の配列に応じて、その順序で繰り返し配置されてもよい。
また、本実施形態においては、角刃切刃ロールに替えて、丸刃切刃ロールを用いることもできる。
また、第1溝,第2溝,及び第3溝を有する場合に限らず、切刃ロール4、4´は、第3溝よりも深さが大きい第4溝を含む4段階以上の溝を含んでもよい。
切刃ロール13、13´に係合される一般的な麺線剥離板15は、長さが同じでり、櫛歯状の複数の剥離歯16を有する。例えば、図3に示すように、長い剥離歯16´と短い剥離歯16´´とが交互に配列された構成は、特許文献4に参照されているように、一般的に知られている。
図3に示す従来の麺線剥離板15を使用して麺帯を切出すと、図18に示すように、切出し麺線17a〜17dは、切刃ロール13、13´の各々において2群に分離されて垂下する。しかしながら、切刃ロール13、13´の溝部14の深さは1種類であって、1段階の溝によって形成されている。更に、1段階の溝である溝部14は、比較的浅い。このため、全4群17a〜17dの分離幅W´が狭い。これにより、切刃ロール13、13´から切出された複数の麺線の動きが同調し、複数の麺線が切刃ロール13、13´から垂下している際に、前後左右において互いに隣接する複数の麺線が多面的に付着し易くなる。
切刃ロール13、13´の下方に配置された麺線搬送コンベアに複数の麺線が到達する際に、互いに隣接する複数の麺線が多面的に付着している状態で積層されると、蒸煮処理によって複数の麺線が互いに付着・膠着してしまい、致命的な欠陥が生じてしまう。従って、従来においては、このような欠陥を防止することができず、互いに隣接する複数の麺線を充分に分離することができない。
また、図5に示すように、本発明に係る麺線剥離板21は、長歯長の剥離歯22(第1剥離歯)及び短歯長の剥離歯23(第2剥離歯)を有し、長短2段階の歯長を有する剥離歯によって構成されている。複数の剥離歯22及び複数の剥離歯23は、交互に連続的に、麺線剥離板21が延在する方向に配置されている。切刃ロール18の浅溝20には、長歯長の剥離歯22が係合するように配設されている。切刃ロール18の深溝19には、短歯長の剥離歯23が、係合するように配設されている。
まず、2段階深さを有する環状溝部と、環状溝部に係合する麺線剥離板とについて説明する。
また、本実施形態において、短歯長の剥離歯23は、図9〜図17に示すように、歯根元部24又は歯中間部25にて折り曲げられた形状又は湾曲形状を有する。これにより、剥離歯23は、剥離歯23が係合される切刃ロールの溝部の底部に向くように、折り曲げられ又は湾曲されている。短歯長の剥離歯23がこのような形状を有することにより、図19,図22,及び図23に示すように、曲面を有する深溝19の接線に対して急角度に、剥離歯23が深溝19に嵌まり込むことができる。これによって、切刃ロールから切出された麺線5a、5dが剥離・離脱される位置を切刃ロールの各々の下端部に近付けることができる。
これに対し、図22及び図23に示すように、深溝19に係合される剥離歯23の歯長を短歯長とすることにより、切刃ロールの周方向において麺線が剥離される前位置と後位置との幅を拡大することができる。
この結果、切刃ロール18、18´の各々の深溝19、19´から切出される麺線5a,5dの分離幅W(図19)は、図18に示す従来方法によって得られる分離幅W´(図18)よりも拡大される。これによって、切刃ロール18、18´から麺線が垂下されている間に、互いに隣接する麺線が付着することを低減させることができる。その結果、蒸煮によって麺線が付着・膠着することを低減・防止できるという効果が得られる。
長歯長の剥離歯22が上記折り曲げ部27又は湾曲部28を有することにより、図19に示すように剥離歯22の歯先部26は、切刃ロール18、18´の浅溝20に確実に嵌まり込む。また、剥離歯22の歯先部26と浅溝20とが係合される位置を切刃ロール18、18´の切出し線29に近付けることができる。これによって、切刃ロール18、18´の周方向において麺線が剥離される前位置と後位置との間の距離が拡大する。従って、深溝19、19´から切出された麺線5a、5dが剥離される位置と、浅溝20、20´から切出された麺線5b、5cが剥離される位置との相対的な間隔P(図22、図23)を拡大することができる。
この結果、切刃ロール18、18´から切出される麺線の前後方向において、麺線の間隔が更に拡大され、互いに隣接する複数の麺線が付着・膠着することが低減される。
本発明に係る麺線剥離板において用いられる長歯長及び短歯長の剥離歯において、剥離歯の折り曲げ角度,剥離歯が湾曲される程度(例えば、曲率半径の大きさ等),又は直線状の剥離歯における折り曲げ位置或いは湾曲位置を、適宜調整して設定することができる。例えば、切刃ロール18、18´から切出される複数の麺線が分離する状況、又は互いに隣接する複数の麺線の距離の大きさ等、その他必要に応じて、剥離歯の形状に関する上記条件が適宜調整される。
このように歯先部26に傾斜面34が形成されている場合、切刃ロール18、18´によって切出された浅溝20内の麺線は、傾斜面34に当接しながら、剥離歯22によって剥離され、浅溝20から離脱される。このように麺線が剥離・離脱される過程において、切出し麺線の離脱方向は、傾斜面34に沿って傾斜し、剥離歯22の側方(歯先部26の延在方向に直交する方向)に転向する。これによって、麺線の軸方向に対して捩じれ作用が生じ、浅溝20から切り出される麺線に回転作用による変位が生じる。
図12は、剥離歯22の歯先部26に設けられた傾斜面を示す斜視図である。ここで、傾斜面34aは、単一平面を有し、折り曲げ部27の外周側32と歯先部26の先端部33とを含む部分に形成され、かつ、歯先部26の片側に形成されている。また、傾斜面34aは、図9に示す歯先部26を斜め方向に切削することによって得られている。
図13は、剥離歯22の歯先部26に設けられた傾斜面の第1変形例を示す斜視図である。ここで、傾斜面34bは、2つの平面34b´及び34b´´からなる複合面を有し、折り曲げ部27の外周側32と歯先部26の先端部33とを含む部分に形成され、かつ、歯先部26の片側に形成されている。また、傾斜面34bは、図9に示す歯先部26を斜め方向に切削することによって得られている。
図14は、剥離歯22の歯先部26に設けられた傾斜面の第2変形例を示す斜視図である。ここで、傾斜面34cは、凹状の溝が形成された曲面を有し、折り曲げ部27の外周側32と歯先部26の先端部33とを含む部分に形成され、かつ、歯先部26の片側に形成されている。また、傾斜面34cは、図9に示す歯先部26を凹状に切削することによって得られている。また、傾斜面34cは、円柱面を有する。
図15は、剥離歯22の歯先部26に設けられた傾斜面の第3変形例を示す斜視図である。ここで、傾斜面34dは、球面状の溝が形成された曲面を有し、折り曲げ部27の外周側32と歯先部26の先端部33とを含む部分に形成され、かつ、歯先部26の片側に形成されている。また、傾斜面34dは、図9に示す歯先部26を凹状に切削することによって得られている。
このような傾斜面は、折り曲げ部27又は湾曲部28の片側に形成され、歯先部26の上面から歯先部26の下方に向けて(多少の凹凸形状を含む)に傾斜する形状を得るように切削することによって形成されている。傾斜面を得るための切削方法は、限定されない。
図6は、本発明に係る麺線切出し装置を底面側から見た底面図である。図6においては、図5に示す長歯長の剥離歯と短歯長の剥離歯とが交互に配置された麺線剥離板21を用いている。また、長歯長の剥離歯として、折り曲げ部27に傾斜面34が形成された長歯長の剥離歯22を用いている。図6においては、このような麺線剥離板21の剥離歯が図4に示す角刃切刃ロール18、18´の溝部に係合されている。具体的に、角刃切刃ロール18、18´は、深溝19、19´及び浅溝20、20´によって構成され、2段階の深さを有する環状溝部を有しており、深溝19、19´に短歯長の剥離歯23が係合され、浅溝20、20´に長歯長の剥離歯22が係合されている。
図7は、図6に示す麺線切出し装置において麺線が切出される状態を説明するための図であって、麺線切出し装置を底面側から見た底面図である。図7においては、切刃ロール18、18´から切出された複数の麺線が分離し、移動する状態を模式的に示している。
また、図19は、切刃ロール18、18´及び麺線剥離板21、21´によって連続的に切出された麺線の状態を模式的に示す側面図である。
図7に示すように、切刃ロール18、18´の切出し線35において切出された麺線は、互いに係合する環状溝部内に押し込められ、環状溝部の内壁に付着し、切刃ロール18、18´の回転と共に、切刃ロール18、18´の下方に移行する。符号5a´、5b´、5c´、5d´は、切刃ロール18、18´の下方に移行した麺線を示している。
次に、麺線5a´、5b´、5c´、5d´は、麺線剥離板21、21´と深溝19、19´とが係合している係合部と、麺線剥離板21、21´と浅溝20、20´とが契合している係合部とに到達すると、麺線剥離板21、21´によって浅溝20、20´及び深溝19、19´から麺線が剥離される。符号5a、5b、5c、5dは、浅溝20、20´及び深溝19、19´から剥離された麺線を示している。これによって、複数の麺線5a、5b、5c、5dは、切刃ロール18、18´から離脱する。
ここで、麺線剥離板21、21´は、折り曲げを有すると共に長短2段階の歯長を有する剥離歯、即ち、長歯長の剥離歯22及び短歯長の剥離歯23を有する。このため、切刃ロール18、18´の各々から切出された麺線は、切刃ロール18、18´の周方向における前位置及び後位置からなる2列(前列及び後列)において、大きく分離するように剥離される。即ち、前位置と後位置との距離が離れるように、麺線が剥離される。このような2列の麺線群は、切刃ロールの軸方向に延在する列を形成している。各列において隣り合う麺線の間隔は、麺線が1本ずつ間引きされた間隔であり、溝部(19、19´、20、20´)の3本分の幅に相当する間隙となるように広く設定されている。これによって、前後左右に互いに隣接する複数の麺線は、分離した状態で、切刃ロール18、18´から垂下し、複数の麺線が互いに接触し及び付着してしまうことが極めて低減される。
一方、深溝19、19´から切出された麺線5a、5dにおいては、切刃ロール18、18´の回転力に起因する切刃ロール18、18´の直下への押出し力と、麺線の重量(自重)に起因する重力との合力が生じ、麺線5a、5dは直線的に垂下する。
このような麺線5a、5dとは異なり、浅溝20、20´から切出された麺線5b、5cにおいては、切刃ロールの回転力と、麺線の重量に起因する重力との合力に加え、捩じれ力又は回転作用による変位力が更に生じる。このような捩じれ力又は回転作用による変位力は、傾斜面34に麺線が衝突することの反作用によって切刃ロールの回転力の一部が転換された力である。特に、歯先部26の片側に設けられた傾斜面34によって、切刃ロールの回転方向に対して斜め方向に麺線が押し出され、これによって麺線が剥離される方向が転向されるという転向作用が生じる。その結果、図19の符号5b,5cと図20に示すように、傾斜面34によって剥離された麺線を切刃ロール18、18´からスパイラル状に降下させることができる。
ここで「スパイラル状」とは、図20に示すように、例えば、コイルばね(コイル状スプリング)の形状、或いは、コイルばねを斜め側方から平面に投影した線状の形状を意味する(コイルばねを斜視することによって平面に投影された線状の形状)。
上記のように、浅溝20、20´から切出された互いに隣接する麺線5b、5c、又は浅溝20、20´から切出された麺線5b、5cと、深溝19、19´から切出された互いに隣接する麺線5a、5dとが得られる。ここで、麺線5b、5cと麺線5a、5dとの相互間の接点は、麺線が互いに交差する交差点のみである。これによって、線状に延在しながら麺線が接触することが防止される。麺線5b、5cと麺線5a、5dとが接触した場合であっても、麺線の単位長さあたりにおける接触面積を最小にすることができる。これによって、互いに隣接する麺線の剪断面において、麺線が相互に接着したり、付着したりすることが防止される。従って、蒸煮によって複数の麺線が互いに付着・膠着するという問題点を大幅に解消することができる。
図21は、説明を簡便にするために、一対の切刃ロール4、4´のうち図1の符号4´で示された切刃ロールと麺線剥離板6、6´とを省略している。また、図21においては、切刃ロール4、4´から切り出される麺線の数を限定している。
切刃ロール4、4´から切出された麺線5a、5b、5c、5dは、図19に示すように垂下する。また、図7に示すように、麺線5a、5b、5c、5dは、麺線剥離板の底面から分離して降下する。即ち、上記のように、麺線5b,5cはスパイラル状に降下し、麺線5a、5dは直線的に降下する。
このように切刃ロール4、4´から切出された麺線5a、5b、5c、5dは、麺線剥離板(図示略)の下方に配設された誘導樋7に到達する。誘導樋7においては、切刃ロールの幅に対応するように両側に側板12が設けられているが、側板12が設けられていない構成、即ち、誘導板9のみが設けられた構成を採用してもよい。
誘導板9は、麺線搬送コンベア8のベルトが進行する方向に対し傾斜するように、即ち、切刃ロール4から麺線搬送コンベア8に向けてスロープを有するように配設されている。このため、深溝から切出された麺線5a、浅溝から切出された麺線5b、浅溝から切出された麺線(図19において符号5cで示された麺線であり、図21においては省略されている)、深溝から切出された麺線(図19において符号5dで示された麺線であり、図21においては省略されている)の順で、誘導板9に到達し、これらの麺線群は順次堆積しながら誘導板9の下方に滑降する。このような4つ麺線は、積層され、誘導板9の下方に配設された麺線搬送コンベア8に移乗する。
このとき、深溝から切出された麺線群5aは垂下して誘導板9に到達後、誘導板9の材質又は傾斜度に起因して、誘導板9と麺線群との間には摩擦が生じる。これによって、符号37に示すように、麺線群5aは、傾斜している誘導板9上を蛇行するように滑降する。これに対し、浅溝から切出された麺線群5bは、図20のようにスパイラル状に降下し、誘導板9上と、先に誘導板9上に到達している麺線群5a上とに、スパイラル状に堆積する。これによって麺線群5a,5bは積層される。また、積層された麺線群5a,5bは、誘導板9上を滑降する。
以降、麺線の継続的な切り出しに従って、上記と同様に浅溝から切出された麺線群5bは、誘導板9上と先に誘導板9上に到達している麺線群5a上に到達・堆積し、誘導板9上を滑降する。更に、誘導板9上の麺線群は、麺線搬送コンベア8に移乗し、移送される。これによって、スパイラル状に切出された麺線群5bが、一点を中心とする円形を形成するような、無制限に輪状に積層することが防止される。また、麺線群5a,5bが誘導板9上を滑降する作用と、麺線搬送コンベア8によって麺線5a,5bが移動される作用とに伴って、切刃ロールから切出された麺線群5bは、円弧を繰り返し描くように降下し、スパイラル状に重なった形状(符号38)を有しながら麺線群5a上に堆積される。このように積層された麺線群5a,5bは、麺線搬送コンベア8によって移送される。
上記のように、麺線群5a,5bが形成されているので、両群を積層し場合であっても、麺線群5a,5bの各々の堆積状態が全く異なるので、互いに隣接する麺線が接触する接触点、或いは、互いに付着する付着点は、麺線の交差点だけに限定される。しかも、麺線の交差点は、ランダムに分散される。これによって、麺線の交差点の数を極めて低減することができ、微小部分に限定して交差点が形成される。
また、従来方法による麺線群の積層状態においては、相互に隣接する麺線は、線接触、面接触、或いは線接触及び面接触によって付着していた。これに対し、本発明においては、蛇行しながら配置される麺線(所定振幅と所定位相を有する波形形状を含むように形成された麺線)と、スパイラル状の麺線(複数の輪状麺線部と中継麺線部とを有する麺線)とが積層されている。この場合、麺線の両者が積層した際に接触する部分は、交差点のみであり、点状である。そのため、麺線が点状に付着し、付着部分が微小な「点」に限定されているため、蒸煮工程において複数の麺線が付着して膠着した状態であっても、製品の調理・復元時に付着部分が速やかに解離し、麺線がほぐれ易くなる。これによって、調理不良・品質不良の問題点を解消することができる。
従って、麺線が誘導板に到達された状態と麺線が積層されている状態とが阻害されることを防止することが可能であれば、不測の麺線逸脱を防止するために用いられる管状の誘導管を誘導板として採用することもできる。この場合、剥離かつ離脱された麺線を物理的に強制屈曲させないように、誘導管を配置する必要がある。具体的には、ベースとなる誘導板と、この誘導板を囲う管における互いに対向する内面との間隙が十分に有するように誘導管を配置する必要がある。従来の麺線切出し装置において用いられる誘導管は、切刃ロールから切出された麺線を強制的に屈曲させるために使用される。これに対し、本発明で使用される誘導管は、上記の点で、目的,作用,及び効果が従来の誘導管とは全く異なる。
また、図22は、切刃ロール18の浅溝20に係合している剥離歯22の折り曲げ部27の位置と、切刃ロール18の外周面39の位置とが一致している状態を模式的に示している。言い換えれば、浅溝20の底部から折り曲げ部27の位置までの高さと、浅溝20の底部から外周面39の位置までの高さとがほぼ同じである状態を示している。
また、図23は、切刃ロール18の浅溝20に係合している剥離歯22の折り曲げ部27が、切刃ロール18の外周面39の位置よりも外側に配置されている状態を模式的に示している。言い換えれば、浅溝20の底部から折り曲げ部27の位置までの高さが、浅溝20の底部から外周面39の位置までの高さよりも高い状態を示している。
一方、図24は、比較例を示しており、図22及び図23の切刃ロールに従来の麺線剥離板の剥離歯が係合されている状態を模式的に示す側断面図である。具体的に、図24は、同じ歯長を有する複数の剥離歯40を含む麺線剥離板100が切刃ロールに係合された状態を模式的に示す側面図である。
このように、間隔Pが間隔P´よりも拡大されている理由は、長歯長の剥離歯22が折り曲げ部27を有することにより、切刃ロール18の周方向における前位置と後位置との間隔が拡大されているためである。
上記のように間隔Pが拡大されていることにより、剥離歯22によって麺線が剥離される位置と、剥離歯23によって麺線が剥離される位置との間隔が広がり、麺線群を離間させて、確実に分離することができる。
更に、折り曲げ部27の位置と切刃ロール18の外周面39の位置とを一致させることにより、或いは、折り曲げ部27を切刃ロール18の外周面39の位置よりも外側に配置することにより、切刃ロール18の外側に麺線を確実に離脱し、排出することができる。
図25は図22に対応する斜視図であり、切刃ロールに麺線剥離板が係合されている状態を示す図である。図26は図23に対応する斜視図であり、切刃ロールに麺線剥離板が係合されている状態を示す図である。図27は図24に対応する斜視図であり、切刃ロールに麺線剥離板が係合されている状態を示す図である。
なお、上記の積層構造上に積層されるスパイラル状の麺線層及び蛇行しながら配置される麺線層において、互いに隣接する麺線の接触状況又は付着状況は、図20及び図21を参照して述べた状態と同じである。従って、従来の製麺工程において生じていた調理不良・品質不良の問題点を解消することができる。
また、切刃ロールの回転速度,誘導板(樋)の材質,誘導板(樋)の傾斜度,傾斜面に麺線が着地する点から傾斜面の下端部までの距離,麺線搬送コンベアの搬送速度等は、適切に加減され、調整される。これにより、深溝から切出されて蛇行しながら配置される麺線群の状態、浅溝から切出されてスパイラル状に落下して配置される麺線群(複数の輪状麺線部を有する麺線群)が積層される状態を調整することができる。また、このような条件を、蒸煮条件又は製品品質に応じて適宜設定することができる。
(3階深さを有する環状溝部)
次に、3段階深さを有する環状溝部と、環状溝部に係合する麺線剥離板とについて説明する。
なお、第2実施形態においては、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化する。
図28は、3段階の深さを有する切刃ロールを模式的に示す断面図であって、切刃ロールの軸線45、45´における縦断面図である。切刃ロール44、44´は、深さが最も小さい浅溝43(第1溝部,環状溝部)と、深さが最も大きい深溝41(第2溝部,環状溝部)と、浅溝43よりも深さが大きくかつ深溝41よりも深さが小さい中溝42(第3溝部,環状溝部)とを有する。この切刃ロール44、44´においては、切刃ロールの軸方向に沿って順に深さが増加するように溝部41,42,43が設けられ、また、溝部41,42,43によって構成されたグループが複数回に繰返すように切刃ロールの軸方向に沿って設けられている。
図29は、図28に示す切刃ロール44に係合される剥離歯を有する麺線剥離板を模式的に示す平面図である。麺線剥離板49は、長い歯長を有する剥離歯48(第1剥離歯,長歯長の剥離歯)と、剥離歯48よりも歯長が短い剥離歯46(第2剥離歯,短歯長の剥離歯)と、剥離歯48より歯長が短くかつ剥離歯46よりも歯長が長い剥離歯47(第3剥離歯,中歯長の剥離歯)とを有する。即ち、麺線剥離板49は、短・中・長3段階の歯長を有する剥離歯によって構成されている。また、剥離歯48が浅溝43に係合されるように、剥離歯47が中溝42に係合されるように、剥離歯46が深溝41に係合されるように、麺線剥離板49は切刃ロール44に対して位置決めされる。
図30は、図28に示す切刃ロール44、44´と、図29に示す麺線剥離板49とが係合された状態を模式的に示す図であって、麺線切出し装置を底面側から見た底面図である。図30に示すように、深溝41には短歯長の剥離歯46が係合(嵌合)され、中溝42には中歯長の剥離歯47が係合(嵌合)され、浅溝43には長歯長の剥離歯48が係合(嵌合)されている。これによって、切刃ロール44、44´に麺線剥離板49、49´が係合されている。
図31は、図30に示す麺線切出し装置において麺線が切出される状態(麺線が分離される状況,及び麺線が剥離・離脱される状況)を説明するための図であって、麺線切出し装置を底面側から見た底面図である。
図30及び図31に示すように、長歯長の剥離歯48、48´の歯先部には、折り曲げ部51、51´と、傾斜面50、50´とが形成されている。
次に、このような構成を有する切刃ロール44、44´及び麺線剥離板49、49´を用いて麺線を切出す場合について説明する。
まず、切刃ロール44、44´の間に挿入された麺帯は、切刃ロール44、44´の回転に伴って、溝部41,42,43に押し込まれながら、複数の麺線に切り出される。複数の麺線の各々は、溝部41,42,43に押し込まれた状態で、切刃ロール44、44´の回転に伴って切刃ロール44、44´の下方に移る。上記のように、溝部41,42,43の各々には剥離歯46、47、48が係合されているので、麺線は、剥離歯46、47、48に衝突することにより剥離される。これによって、切刃ロール44、44´から剥離され、かつ、複数に分離された麺線54、55、56が得られる。
更に、浅溝43から切出された麺線56は、浅溝43に対応する剥離歯48に設けられた傾斜面50によって、図31の符号57に示す方向に剥離される。即ち、傾斜面50によって、麺線56の剥離方向が切刃ロールの回転方向から符号57に示す方向に転向される。これによって、浅溝43から剥離された後には、図20に示すように、麺線56はスパイラル状に降下する。また、麺線56は、上述したように、切刃ロールの下方に設けられた誘導板によって誘導され、誘導板上に積層される。また、麺線56は、積層された状態で麺線搬送コンベアによって移送される。この結果、麺線が積層されている状態において、麺線が交差することによって生じる麺線付着部分の数が劇的に減少し、麺線の密度が疎になる。これによって、麺線群の各々において複数の麺線が互いに接着し付着する回数又は箇所の数、又は複数の麺線の層が互いに接着し付着する回数又は箇所の数を大幅に低減することができる。
また、図31に示すように、1つの切刃ロールから3群の麺線が得られ、即ち、2つの切刃ロールから6群の麺線が得られる。スパイラル状に降下しながら積層される麺線群56,56´である2列は、6列麺線群における中央の2列に位置する。従って、6列の麺線群が図1に示すように誘導板9に到達すると、6列の麺線群は6層の麺線群となり、誘導板9上を滑り、麺線搬送コンベア8によって蒸煮処理装置に移送される。
ここで、麺線搬送コンベア8上における6層の麺線群のうち、中心部に相当する2層は、スパイラル状に降下しながら積層された麺線群56,56´である。従って、麺線群56,56´においては麺線密度が疎になるので、6層の麺線群を蒸気が円滑に流通し、中心部における蒸煮不良等の問題が解消される。
図32は、3段階の深さを有する切刃ロールの変形例を示す断面図であって、切刃ロールの軸線における縦断面図である。上記の第2実施形態においては、切刃ロールの軸方向に沿って順に深さが増加するように溝部41,42,43が配列されている構成が示されている。一方、図32は、深さが異なる3段階の溝部の順列が第2実施形態とは異なるように設定されている切刃ロール58、58´を示している。
図33は、図32に示す切刃ロールに係合される剥離歯を有する麺線剥離板59を模式的に示す平面図である。
図34は、図32に示す切刃ロール58、58´と、図33に示す麺線剥離板59とが係合された状態を模式的に示す図であって、麺線切出し装置を底面側から見た底面図である。図34に示すように、深溝60(第2溝部,環状溝部)には短歯長の剥離歯63(第2剥離歯)が係合(嵌合)され、中溝61(第3溝部,環状溝部)には中歯長の剥離歯64(第3剥離歯)が係合(嵌合)され、浅溝62(第1溝部,環状溝部)には長歯長の剥離歯65(第1剥離歯)が係合(嵌合)されている。これによって、切刃ロール58、58´に麺線剥離板59、59´が係合されている。
更に、本変形例においては、以下のように図29に示された方法とは異なる効果が得られる。即ち、複数の浅溝62から切出される一列の麺線群において、互いに隣接する麺線の間隔は、溝部(60,61,62)の7本分の幅に相当しており、7本分の幅で複数の麺線は離間されている。また、複数の中溝61から切出される一列の麺線群においても、浅溝62と同様に、7本分の幅に相当する間隙で、複数の麺線が離間している。従って、各列においては7本分の溝部の幅によって複数の麺線が離間しているので、麺線の接触箇所の数が低減され、相互に隣接する麺線が接着し付着することが防止される。また、蒸煮工程において、互いに隣接する麺線の接触点の数を低減し、麺線が互いに付着して膠着することを防止できる。
また、図29に示す麺線剥離板と同様に、長歯長の剥離歯65の折り曲げ部66に傾斜面69が形成されている場合においては、剥離歯65によって剥離された麺線が傾斜面69に沿って離脱し、離脱方向が斜め方向に転向され、麺線をスパイラル状に降下させることができる。
ただし、切刃ロールから切出され剥離歯によって剥離された複数の麺線が互いに衝突し、干渉し、付着してしまうことを防止するために、剥離された複数の麺線の各々を円滑にスパイラル状に切刃ロールから降下させる必要がある。このようなスパイラル状の麺線を得るために、複数の剥離板の各々に設けられた傾斜面の向きが同一であることが望ましい。
本発明は、このように麺線剥離板に設けられた傾斜面の配列を限定していない。例えば、図7を参照して説明すると、麺線剥離板21によって剥離される麺線の剥離方向と、麺線剥離板21´によって剥離される麺線の剥離方向とが互いに同じとなるように、麺線剥離板21,21´に傾斜面が配列されていてもよい。
ただし、麺線剥離板の各々における傾斜面から剥離される複数の麺線が互いに衝突し、干渉し、付着してしまうことを回避するために、剥離された複数の麺線の各々を円滑にスパイラル状に切刃ロールから降下させる必要がある。このようなスパイラル状の麺線を得るために、図7及び図31に示されているように傾斜面が麺線剥離板の剥離歯に形成されていることが望ましい。これによって、麺線剥離板によって剥離された麺線を速やかに互いに反対方向に離反させ、離脱させることができる。
このように傾斜面が剥離歯に設けられている構造は、積層された麺線群が付着したり膠着したりする頻度に応じて、適切に調整され、選択され、設定される。具体的に、蒸煮処理において麺線が付着・膠着してしまう頻度を低減するため、或いは、製品の麺線が付着することを解消するために、傾斜面が剥離歯に設けられている構造は適切に調整される。更に、調理後に復元された複数の麺線が互いに付着することを解消するため、或いは、麺線のほぐれ状態を改善するため等の目的に応じて、本発明の効果を考慮しながら、傾斜面が剥離歯に設けられている構造は適切に調整される。
Claims (6)
- 麺線剥離板であって、
長手方向に沿って延在する屈曲部を有する板体と、
長さが最も大きい歯長を有する複数の第1剥離歯と、
前記第1剥離歯よりも歯長が短い複数の第2剥離歯と、
を含み、
複数の前記第1剥離歯及び複数の前記第2剥離歯は、前記板体の一方の長辺に櫛歯状に互い違いに設けられ、
前記第2剥離歯は、歯根元部又は歯中間部を有し、
前記歯根元部又は前記歯中間部は、折り曲げられた形状又は湾曲している形状を有し、
前記第1剥離歯又は前記第2剥離歯の歯先部は、前記歯先部の延在方向に直交する縦断面視において傾斜している傾斜面を有する
ことを特徴とする麺線剥離板。 - 請求項1に記載の麺線剥離板であって、
前記第1剥離歯の歯先部は、折り曲げられた形状又は湾曲している形状を有すること、
を特徴とする麺線剥離板。 - 麺線剥離板であって、
長手方向に沿って延在する屈曲部を有する板体と、
長さが最も大きい歯長を有する複数の第1剥離歯と、
前記第1剥離歯よりも歯長が短い複数の第2剥離歯と、
前記第1剥離歯より歯長が短くかつ前記第2剥離歯よりも歯長が長い複数の第3剥離歯と、
を含み、
複数の前記第1剥離歯,複数の前記第2剥離歯,及び複数の前記第3剥離歯は、前記板体の一方の長辺に櫛歯状に互い違いに設けられ、
前記第2剥離歯又は前記第3剥離歯は、歯根元部又は歯中間部を有し、
前記歯根元部又は前記歯中間部は、折り曲げられた形状又は湾曲している形状を有し、 前記第1剥離歯,前記第2剥離歯,又は前記第3剥離歯の歯先部は、前記歯先部の延在
方向に直交する縦断面視において傾斜している傾斜面を有する
ことを特徴とする麺線剥離板。 - 請求項3に記載の麺線剥離板であって、
複数の前記第1剥離歯,複数の前記第2剥離歯,及び複数の前記第3剥離歯は、歯長が減少する順番で又は所定の順番で配列されており、
前記第1剥離歯のみ、又は前記第1剥離歯及び前記第3剥離歯の歯先部は、折り曲げられた形状又は湾曲している形状を有すること、
を特徴とする麺線剥離板。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の麺線剥離板と、
2段階以上の深さを有して交互又は順次に配列するように形成された複数の環状溝部が設けられ、麺帯を多数の麺線に切出す一対の切刃ロールと、
を備えたことを特徴とする麺線切出し装置。 - 請求項5に記載の麺線切出し装置であって、
前記麺線剥離板の下方に設置され、前記切刃ロールから剥離されて垂下された前記複数の麺線を移送する誘導部と、
前記誘導部の下方に設置され、前記複数の麺線を搬送する搬送コンベアと、
を含み、
複数の前記剥離歯の各々は歯先部を有し、複数の歯先部は、前記剥離歯が係合される前記環状溝部の深さに応じて、前記切刃ロールの周方向における前位置及び後位置において、前記複数の環状溝部に係合していることを特徴とする麺線切出し装置。
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