JP4623454B2 - 光重合用歯科用光照射器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光重合用歯科用光照射器に関し、詳しくは、複数の発光素子(例えばLED(発光ダイオード)ペレット,LD(レーザーダイオード)を使用することによって、高強度発光が可能となり、狭小な口腔内での使用を容易に行うことができる小型構成の光化学反応用光照射器でもある光重合用歯科用光照射器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯科治療分野においては、400〜500nmの波長を含むハロゲンランプ又はキセノンランプを用いた光重合用歯科用光照射器が一般的に使用されている。
【0003】
また、LEDや半導体レーザを用いた光重合用歯科用光照射器も現在使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、LEDからなる発光素子を使用する場合に、LED1個当たり500mW/m2 程度の光強度しか得られず、また、その全体光量も現在一般的に光重合用歯科用光照射器として用いられているハロゲンランプ又はキセノンランプの場合の数分の一程度にしか過ぎないという問題がある。
【0005】
そこで、LEDを使用した光重合用歯科用光照射器の光効率を改善するために複数個のLEDからの照射光をレンズ等で集光したり、又は光伝送用の光ファイバーを短くしたり、更には光ファイバーを使用せずに直接患部を照射するようにしたりして使用せざるを得なかった。
【0006】
LEDによる発光強度や光量を増すためには、複数個のLEDを必要とするが、しかし、LEDは通常小さいもので直径が6mm前後あり、口腔内の限られた部位を照射するにはLEDの使用個数に限度があった。
【0007】
更に、LEDからの照射光は、ハロゲンランプやキセノンランプの場合よりも著しく狭い指向性を持ち、かつ、複数のLEDからの照射光で直接的に重合対象物(作用面)を照射し、光重合等を行う場合には重合むらが生じてしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、光の減衰を起こすレンズ、光ファイバー等の光学的な集光や伝送手段を不要とし、かつ、十分に重合可能な光強度、光量の光出力が得られる光重合用歯科用光照射器を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の光重合用歯科用光照射器は、手持ち部材の先端部近傍に少なくとも一対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路に電極を導通させた複数の発光素子を配置し、該発光素子から発光する光の最大強度の概ね60%強度の光の広がり角度をαとし、該発光素子の発光面と重合対象物(作用面)との距離をDとしたとき、隣接する発光素子間の距離が2Dtanαよりも小さく、前記基板上の一対の導電路を形成する陰極用導体と陽極用導体とを、絶縁体を挟み互いにかみ合うように配置したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2記載の発明の光重合用歯科用光照射器は、手持ち部材の先端部近傍に少なくとも一対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路に電極を導通させた複数の発光素子を配置し、該発光素子から発光する光の最大強度の概ね60%強度の光の広がり角度をαとし、該発光素子の発光面と重合対象物(作用面)との距離をDとしたとき、隣接する発光素子間の距離が2Dtanαよりも小さく、前記基板上の一対の導電路を分割し、少なくとも第1の発光素子群と第2の発光素子群とを電気的に独立に制御可能としたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、この光重合用歯科用光照射器は、例えば片手で把持可能な丸棒状の手持ち部材5から突出させた腕部5aの先端部に、円板状の基板1を連結し、基板1上に少なくとも一対の導電路、即ち、円環状の導体2及び円板状の導体3を形成して、導体2、導体3間に本実施の形態1では4個の発光素子であるLEDペレット4を90度間隔で接続することにより構成している。尚、図1では導体2、導体3、及びLEDペレット4に各々ハッチングを付して示す。
【0013】
前記基板1としては、従来から公知のプリント基板を使用し、通常のエッチング処理により前記導体2、3を形成している。
【0014】
前記基板1上へのLEDペレットの接続方法は、一組の導体2、3に並列接続されるように複数のLEDペレット4を配置し、LEDペレット4の電極を基板1上の導体2、3に直接ボンデイングすることにより行う。
【0015】
前記LEDペレット4は、通常500μm角以下であるため、基板1の直径を10mmとすると、この基板1にボンディングの為のスペースを考慮に入れても数十個のLEDペレット4を楽に配置することができる。
【0016】
基板1を手持ち部材5の腕部5aの先端部に配置すれば、複数のLEDペレット4からの光を重合して直接図示しない患部に照射することができる。
【0017】
前記LEDペレット4から放射される光に基づく患部への入射光の相対的強度について図2を参照して説明する。図2、図3に示すように、入射光の相対的強度はLEDペレット4の表面略中央部鉛直線上が一番強く、鉛直線からずれるほど弱くなる。
【0018】
また、図2に示すように、前記LEDペレット4からの入射光の最大強度の少なくとも概ね60%以上の光を発生する角度をαとし、図4に示すように、Dを各LEDペレット4の発光面7から重合対象物の作用面6までの最短距離とすれば、前記LEDペレット4からの光の強度が一番強い中央部の点8と点9間の距離Lは、L=2Dtanαで表すことができる。換言すれば、一つのLEDペレット4からL=2Dtanα又はこれよりも少ない距離だけ離れたところに次のLEDペレット4を配置すれば、重合対象物の作用面6には少なくとも2つのLEDペレット4からの最大強度の概ね60%以上の強度をもった入射光が届くことになる。
【0019】
すなわち、これらのLEDペレット群を平面的に複数配置して構成した光重合用歯科用光照射器によれば、患部への入射光の強度、光量とも歯科向けの光重合用として充分なものとなる。
【0020】
図5は、基板1上に数十個のLEDペレット4を配置した例を示すものである。図5に示す例では、基板1A上に、陰極用導体11と陽極用導体12とを絶縁物13、14を介して櫛歯状に互いにかみ合うような配置に形成し、合計51個のLEDペレット4群を陰極用導体11、陽極用導体12に各々接続ワイヤ11a、12aを用いて接続した高密度な構成となっている。
【0021】
ここで、図5中の15は短絡防止用のツェナーダイオードであり、陽極用導体12上に接続配置し接続ワイヤ15aを用いて陰極用導体11にも接続している。ツェナーダイオード15は前記LEDペレット4に正負逆方向の電圧を印加するとある電圧で急激に電流が流れ始め短絡故障につながることを考慮したものである。また、図5中の16a、16bは配線用の穴である。
【0022】
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、この光重合用歯科用光照射器は、基板1、LEDペレット4、通電用のリード線17から構成に加えて、滅菌性を考慮して短いガラスロッド20を使用する。又は、プラスチックファイバーロッドを使用した場合には、透明素材でできたカバーを使用することが可能である。
【0023】
実施の形態2の構成によれば、ガラスロッド20からなる導光部材を使用し、LEDペレット4からの光を導光して作用面6に向けて照射するようにしているので、実質的に作用面6に相対する側の端面20aで各LEDペレット4からの光束が重なり合い、これにより、患部への入射光の強度、光量とも歯科向けの光重合用として充分なものとなる。
【0024】
(実施の形態3)
図7、図8は、実施の形態3の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、光の減衰と効率のトレードオフ(平均を取ること)を参考にしての対応となるが、図7に示すように、各々のLEDペレット4の間に各々LEDペレットに対して傾斜した反射面21a、21bを有する微小な反射板21を配置した光重合用歯科用光照射器や、図8に示すようにLEDペレット4上にマイクロレンズ22を付加した光重合用歯科用光照射器とすることもできる。
【0025】
これらの光重合用歯科用光照射器によれば、個々のLEDペレット4から放射される光の広がり角のバラツキを矯正することができる。即ち、反射板21やマイクロレンズ22による矯正後の光束が作用面6で少なくとも隣接するようになり、LEDペレット4からの光束は重なり合い、光の強度は強まることとなって、個々のLEDペレット4からの光束を別途にレンズ等で集光する必要のない構成とすることができる。
【0026】
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、基板1上の左右周辺部のLEDペレット4を、各々基板中央に関して対象配置に傾斜させるようにして配置したものである。この光重合用歯科用光照射器によれば、光学的なロスを発生させずに基板中央を通る鉛直線上にLEDペレット4群からの光束を集中することができ、患部に照射する光の強度をより増すことができる。
【0027】
この場合、フレキシブルな素材でできた基板1を使用すれば平らな状態で該LEDペレット4をボンデイングした後、前記基板の素材の柔軟性を利用してこの基板1上の周辺部のLEDペレット4の向きを変えることができる。
【0028】
(実施の形態5)
図10は、実施の形態5の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、LEDペレット4群の集積度は、ボンディングマシンの先端ホーンスペースにより決定される。つまり、ある程度の間隔を開けて配置しないとLEDペレット4上から基板1上の導体部分にワイヤーボンディングができない。
【0029】
この場合には、図10に示す光重合用歯科用光照射器のように、基板1a、1b、1cのように複数枚用い、各基板1a、1b、1cに通電用の一組の導体31、32を絶縁体33を介在させつつ各々形成し、LEDペレット4を基板1a、1b、1c上に列状態で配置し、各々接続ワイヤ35により接続する。
【0030】
この場合、前記各基板1a、1b、1c間に、極めて薄い絶縁体33を介在させるか、又は微小スペースを開けつつ前記基板を1a、1b、1cを密着して配置することにより、全体として前記LEDペレット4群の密集度を高めることができる。
【0031】
(実施の形態6)
図11は、実施の形態6の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、基板1の外周側に周辺部LEDペレット用導体41a、41bと、基板1の中心部側に中心部LEDペレット用導体42a、42bを形成し、周辺部LEDペレット用導体41a、41b間、中心部LEDペレット用導体42a、42b間にそれぞれLEDペレット4(図11には図示せず)群を接続して、これらを各々独立に点灯制御するように構成している。
【0032】
この構成によれば、光の重合収縮を軽減するために光の強度を段階的に変化させる点灯制御を、出力の調整可能な電源装置を使用することなく実現することが可能となる。
【0033】
即ち、最初に周辺部LEDペレット用導体41a、41bに配置されたLEDペレット群を点灯し、その後中心部LEDペレット用導体42a、42bに配置したLEDペレット群も点灯させれば、単純なスイッチの付加のみで光の強度を段階的に調整することができるとともに、患部における充填部位の形状により充填材料の外側又は内側を先に重合させることにより重合レジンにかかるストレスを軽減でき、収縮や内部応力を軽減できる。
【0034】
(実施の形態7)
図12乃至図14は、実施の形態7の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、この光重合用歯科用光照射器は、基板1上に複数のLEDペレット4を配置し、光透過性樹脂51でモールドした構成としたものである。
【0035】
図12は、各LEDペレット4をモールドして放射面50を凸状(球面体状)にした例である。この場合、各LEDペレット4からの放射光は、光透過性樹脂51でモールドされた表面により屈折を起こし、集束される。従って、この光重合用歯科用光照射器の放射光は集光となる。
【0036】
また、図13は、指向性の強い(放射角の小さい)LEDペレット4aを使用する場合である。LEDペレット4aを光透過性樹脂51でモールドして表面を平坦にすると、放射光は槻ねLEDペレット4aから垂直(基板1に対して垂直)放射される状態となり、この光重合用歯科用光照射器の放射光は平行光となる。
【0037】
次に、図14は、指向性の弱い(放射角の大きい)LEDペレット4bを使用する場合であり、LEDペレット4bを光透過性樹脂51でモールドして表面を僅かに凸状(図12に示す場合より凸状の程度が小さい球面体状)にすると、LEDペレット4bから放射される放射光は屈折を起こすが、図12に示したような大きな屈折とはならず、LEDペレット4bから垂直(基板1に対して垂直)及び斜めに放射される放射光は概ね平行光になる。すなわち、この光重合用歯科用光照射器の放射光は全体として平行光となる。
【0038】
尚、前記実施の形態7において、放射面の凸状を中心(凸状の最上部)から外周に向かい曲率を連続的に変化させ非球面体状にすることにより、LEDペレット4の横方向(基板1と平行)からの放射光に対しても、より平行性の高い平行光とすることができる。
【0039】
(実施の形態8)
図15は実施の形態8の光重合用歯科用光照射器を示すものであり、この光重合用歯科用光照射器は、通常、青色LEDペレットは図15に示すサファイア基板層61上に窒化ガリウム層62を形成した上で、活性層を形成し、さらに最上部面に金属電極層(Au、Al等)を形成し、金属電極層を透過した光が利用されている。
【0040】
そこで、さらに光強度を増すために、LEDペレットを基板であるサファイア基板層61を上面にして基板1上に配置すれば、金属電極層に光が遮られることなく透過するので2乃至3割程度の光強度を図れる。
【0041】
また、このとき、ボールバンプ63による半田付けを行えば、LEDペレットの密集度はさらに高まり、低輝度のLEDペレットを使用することが可能となって低コスト化が可能である。また、高輝度のLEDペレットを使用すれば、より短時間で重合を終了することができる。
【0042】
本発明の実施の形態の他の変形例について説明すると、導体(LEDペレット用導体)を渦巻き状に配置したり、又は、図16に示すように、基板1の厚み方向に設けられたスルーホール71を利用し、基板1の表裏を電気的に接続するスルーホールタイプの構成も挙げることができる。尚、図16中、72は絶縁体、73、74は接続導体である。尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えばLEDペレットをLDに置き換ることも可能であることはいうまでもない。
【0043】
以上、光重合用歯科用光照射器について説明したが、近年においては歯を漂白するための漂白剤の効果を増すために光重合用歯科用光照射器を使用する例が増えている。漂由には光による効果の他、熱による効果もあるので、LEDペレット4の一部を赤外光又は赤外線を発光するLEDペレットに置き換えれば、漂白用の光照射器としても十分に機能させることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、多数の発光素子を密集させて配列しているので放射光が重なり合って照射されることになり、重合対象物(作用面)における照射光のむらを減少させつつ十分に重合可能な光強度、光量の光出力を得ことができる光重合用歯科用光照射器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光重合用歯科用光照射器を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の光重合用歯科用光照射器における入射光の相対的強度を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1の光重合用歯科用光照射器におけるLEDペレットによる入射光の相対的強度を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1の光重合用歯科用光照射器における2個のLEDペレットによる入射光の相対的強度を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1の光重合用歯科用光照射器の高密度実装構成の基板部分を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態2の光重合用歯科用光照射器を示す概略断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3の光重合用歯科用光照射器の基板及びLEDペレットを示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態3の光重合用歯科用光照射器の他例の基板及びLEDペレットを示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態4の光重合用歯科用光照射器の基板及びLEDペレットを示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態5の光重合用歯科用光照射器を示す概略斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態6の光重合用歯科用光照射器の基板及びLEDペレットを示す平面概略平面図である。
【図12】本発明の実施の形態7の光重合用歯科用光照射器の放射光を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態7の他例の光重合用歯科用光照射器の放射光を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態7のさらに他例の光重合用歯科用光照射器の放射光を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態8の光重合用歯科用光照射器を示す概略断面図である。
【図16】本発明の実施の形態の変形例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 基板
1A 基板
1a,1b,1c 基板
2 導体
3 導体 4 LEDペレット
4a LEDペレット
4b LEDペレット
5 手持ち部材
5a 腕部
6 作用面
7 発光面
8 点
9 点
11 陰極用導体
12 陽極用導体
14 絶縁物
15 ツェナーダイオード
16a、16b 穴
17 リード線
19 リード線カバー
20 ガラスロッド
21 反射板
22 マイクロレンズ
31 導体
32 導体
33 絶縁体
35 接続ワイヤ
41a、41b 周辺部LEDペレット用導体
42a、42b 中心部LEDペレット用導体
50 放射面
51 光透過性樹脂
61 サファイア基板層
62 窒化ガリウム層
63 ボールバンプ
71 スルーホール
Claims (2)
- 手持ち部材の先端部近傍に少なくとも一対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路に電極を導通させた複数の発光素子を配置し、該発光素子から発光する光の最大強度の概ね60%強度の光の広がり角度をαとし、該発光素子の発光面と重合対象物(作用面)との距離をDとしたとき、隣接する発光素子間の距離が2Dtanαよりも小さく、前記基板上の一対の導電路を形成する陰極用導体と陽極用導体とを、絶縁体を挟み互いにかみ合うように配置したことを特徴とする光重合用歯科用光照射器。
- 手持ち部材の先端部近傍に少なくとも一対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路に電極を導通させた複数の発光素子を配置し、該発光素子から発光する光の最大強度の概ね60%強度の光の広がり角度をαとし、該発光素子の発光面と重合対象物(作用面)との距離をDとしたとき、隣接する発光素子間の距離が2Dtanαよりも小さく、前記基板上の一対の導電路を分割し、少なくとも第1の発光素子群と第2の発光素子群とを電気的に独立に制御可能としたことを特徴とする光重合用歯科用光照射器。
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