JP4620559B2 - 室内用及び屋外用アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばUHF帯の地上放送波の受信、通信等に使用される室内用及び屋外用アンテナに関する。
地上デジタル(テレビジョン)放送(ISTB-T:Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting)は、UHF帯の電波が使用され、その周波数帯は470〜770MHz(13〜62チャンネル)が使用される。また、770MHzの以上の周波数帯においても需要が見込まれている。
UHF帯の電波を受信する室内用アンテナとしては、従来、ループアンテナやダイポールアンテナが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。このダイポールアンテナは、導体パイプにより構成したもので、広帯域性、高利得性が一般に知られているが、全長が下端周波数の0.5λ(波長)程度必要であり、また、放射特性は単一指向性である。
また、UHF帯の電波を受信する屋外用アンテナとしては、八木式アンテナ、反射板付ダイポールアンテナに代表される単一指向性アンテナが使用されており、特定方向の受信に対して良好な受信性能を示している。
しかし、上記屋外用アンテナは、占有面積が大きく、また、単一指向性であるので、到来電波の方向が放送局によって異なる場合には、各到来電波の方向に向けて別個にアンテナを設置する必要がある。
図21は、到来方向が異なる電波に対応させて2つの八木式アンテナを設置した場合の例を示したものである。
1a、1bは水平偏波用の八木式アンテナで、アンテナマスト2の頂部に所定の間隔で装着される。この場合、2つの八木式アンテナ1a、1bは、それぞれ到来電波の方向に向けて設置される。上記八木式アンテナ1a、1bの給電部3a、3bには、それぞれ給電ケーブル4a、4bが接続される。この給電ケーブル4a、4bは、アンテナマスト2に沿って保持され、該アンテナマスト2の途中に取付けた混合器5に接続される。この混合器5にて八木式アンテナ1a、1bの受信信号が混合され、出力ケーブル6により家屋内のTV受像機に供給される。なお、上記アンテナマスト2の基部には、このアンテナマスト2を例えば屋根等に固定するための保持部材7が取付けられている。
上記のように単一指向性アンテナの場合、到来電波の方向が放送局によって異なる場合には、複数のアンテナを設置する必要があり、混合器の設置やケーブル配線が複雑になるなど、工事が非常に面倒である。
また、最近では、上記八木式アンテナやダイポールアンテナに代わって、スリット構造を持つ板状放射素子と板状反射素子で構成される広帯域アンテナが使用されるようになってきている(例えば、特許文献2参照。)。
図22は、従来の広帯域アンテナ10の構成例を示したもので、(a)は一部を断面して示す斜視図、(b)は設置スペース投影面を示す図(平面図)である。上記広帯域アンテナ10は、スリット構造を有する板状放射素子11と、その背面に所定の間隔で設けられる板状反射素子12からなり、樹脂カバー13内に収納される。そして、図23に示すように、例えば上記樹脂カバー13の背面側に取付金具14が装着され、この取付金具14が更にベランダ金具15を介してベランダ16等に取付けられる。
上記広帯域アンテナ10は、UHF帯の地上デジタル放送を受信でき、広帯域、高利得の特性を有しているが、電界面長さ(横幅)が使用帯域における下端周波数の0.5λ程度必要であり、図22(b)に示すように投影面積Sbが大きくなる。
特開平7−249922号公報 意匠登録第1235674号公報
上記従来の広帯域アンテナ10は、広帯域に亘って利得や前後比など、安定した電気的特性を有しているが、電界面方向の投影長さが下端周波数の0.5λ程度必要であり、投影面積Sbが大きい。このため設置スペースに余裕がないと設置が困難で、設置の自由度が少ないという問題があった。また、上記広帯域アンテナ10は、単一指向性であるので、設置した際に、図23に示すように取付金具14の部分においてアンテナ本体を回転させ、最良受信状態が得られるよう調整している。図23において、17はアンテナ本体を回転させたときの専有面積を示している。従来の広帯域アンテナ10は、電界面方向の投影長さが0.5λ程度必要であるので、調整時におけるアンテナ回転半径が大きくなり、ベランダ金具15も大型のものが必要であった。
また、上記広帯域アンテナ10は、上部投影面積が大きいので、雪が積もり易く、積雪による電気的影響や積雪加重に耐えるためにアンテナ自体の強度を増す必要があった。
また、従来の室内用アンテナは、指向性を有しているので、良好な受信状態を得るためにアンテナ本体を回転させて調整する必要があり、最良受信状態を探すのに時間がかかると共に、テレビ受像機の脇等に設置する場合、最良受信の方向がテレビ受像機の向きと同じにならず、美観を大きく損ねていた。しかも、単一指向性のアンテナは、ある誘電率を持った物体、例えば人などが近付くと大幅に受信レベルが低下するという問題があった。
また、従来の八木式アンテナや広帯域アンテナは、単一指向性を有しているので、到来電波の方向が放送局によって異なる場合には、各到来電波の方向に向けて複数のアンテナを設置する必要があり、設置場所が限られる共に設置費用が高価になるという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で小型化が可能であり、設置スペースが狭い場合であっても容易に設置でき、また、複数の方向から電波が到来する場合であっても1つのアンテナで対応でき、且つ屋外、室内用アンテナへの利用が可能な室内用及び屋外用アンテナを提供することを目的とする。
第1の発明に係る室内用アンテナは、基台と、前記基台上に設けられ、1枚の略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した垂直方向にスリットを有する板状放射素子からなり、前記スリットの両側近傍に1対の給電点を備えた水平偏波用の無指向性アンテナと、前記アンテナを覆う筒状のカバーと、前記アンテナにより受信された信号を外部に出力する手段とを具備し、
前記筒状のカバーは、偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成し、前記スリットは、前記板状放射素子の左右中央に上下両端部の少なくとも一方の端部を残して設け、該スリットの左右に板状ダイポール素子を形成したことを特徴とする。
第2の発明に係る屋外用アンテナは、1枚の略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した垂直方向にスリットを有する板状放射素子からなり、前記スリットの両側近傍に1対の給電点を備えた水平偏波用の無指向性アンテナと、前記アンテナを覆う筒状のカバーと、前記カバーに直接あるいは支持部材を介して装着される屋外用取付金具と、前記アンテナにより受信された信号を外部に出力する手段とを具備し、
前記筒状のカバーは、偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成し、前記スリットは、前記板状放射素子の左右中央に上下両端部の少なくとも一方の端部を残して設け、該スリットの左右に板状ダイポール素子を形成したことを特徴とする。
第3の発明に係る室内・屋外兼用アンテナは、1枚の略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した垂直方向にスリットを有する板状放射素子からなり、前記スリットの両側近傍に1対の給電点を備えた水平偏波用の無指向性アンテナと、前記アンテナを覆う筒状のカバーと、前記カバーに一体あるいは連結して設けられ、室内設置用の基台と屋外用取付金具とを選択的に取付けできる機構を備えた支持部材と、前記アンテナにより受信された信号を外部に出力する手段とを具備し、
前記筒状のカバーは、偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成し、前記スリットは、前記板状放射素子の左右中央に上下両端部の少なくとも一方の端部を残して設け、該スリットの左右に板状ダイポール素子を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した板状放射素子を使用して無指向性アンテナを構成することにより、アンテナのカバーを偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成することができるので、室内用アンテナとして使用する場合の設置スペースを従来の室内用アンテナに比較して非常に小さくでき、設置の自由度が大きく、狭い場所であっても容易に設置することが可能となる。
また、水平面の指向性が無指向性であるので、アンテナを回転させて受信特性を調整する必要がなく、調整時間を大幅に減らすことができる。また、無指向性とすることで反射波を受信し易くなり、直接波方向が遮蔽されても反射波を受信することで、受信レベルの低下を避けることができる。
更に、室内用アンテナをテレビ受像機の脇等に設置する場合、電波環境によらない受信性能を発揮でき、テレビ受像機の向きとアンテナの向きを同一として美観を保つことができ、しかも、人が近付いたときの指向性の変化が小さく、受信レベルの低下量を従来の単一指向性のアンテナに比較して軽減することができる。
また、屋内外共用機能を備えることにより、室内設置時にテレビ放送電波を良好に受信できない場合でも、屋内設置用の基台を屋外用取付金具に交換することによって屋外に取付けることができ、アンテナを返品する手間や再度アンテナを買いに行く手間を省くことができる。また、到来電波の方向が放送局によって異なる場合であっても、1本のアンテナで対応でき、従来のように複数本のアンテナを設置する必要がない。このためケーブル配線も容易であり、アンテナ設置工事を短時間で完了することができる。
また、室内・屋外兼用アンテナをベランダにベランダ金具を介して取付けた場合、アンテナ本体を回転させて最良受信状態を得る場合、回転半径がアンテナ本体の寸法と変わらないため、ベランダ金具も小型になり、必要な設置スペースを小さくすることができる。
また、積雪地方に設置した場合、上部投影面積が小さいので、積雪面積が大幅に小さくなり、アンテナ上部に雪が積もっても積雪加重を大幅に軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明を室内用アンテナ20Aに実施した場合の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。
図1において、21は例えば合成樹脂により例えば円状に形成した基台で、この基台21上に支持筒22を介して第1のアンテナ本体30Aが装着され、更に、この第1のアンテナ本体30Aの上に支持筒23を介して第2のアンテナ本体30Bが装着される。
上記基台21は、直径が約0.22λ(約140mm)程度に設定される。基台21には、底板24が例えばネジにより着脱可能に設けられており、内部に混合基板25が配設される。この混合基板25には、第1のアンテナ本体30A及び第2のアンテナ本体30Bの受信信号を混合する混合回路が設けられ、その混合出力が出力ケーブル26を介して基台21の外部に導出される。上記出力ケーブル26の先端には、出力用接栓27が装着されている。この出力用接栓27は、室内に設置されているテレビ受像機(図示せず)のアンテナ端子に接続される。
上記第1のアンテナ本体30Aは、合成樹脂を用いて円筒状に形成したアンテナカバー31aと、このアンテナカバー31a内に設けられる広帯域アンテナ32aにより構成され、アンテナカバー31aが上記支持筒22の上部に装着される。上記広帯域アンテナ32aは、給電点33aが給電ケーブル34aを介して上記基台21内の混合基板25に半田付け等により接続される。
上記広帯域アンテナ32aは、詳細を後述するように例えば略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した無指向性の板状放射素子を用いて構成され、UHF帯のTV放送電波を受信する。
また、第2のアンテナ本体30Bは、第1のアンテナ本体30Aと同様に合成樹脂を用いて円筒状に形成したアンテナカバー31bと、このアンテナカバー31b内に設けられる広帯域アンテナ32bにより構成され、アンテナカバー31bが上記支持筒23を介して第1のアンテナ本体30Aのアンテナカバー31b上に装着される。上記広帯域アンテナ32bの給電点33bには、給電ケーブル34bが接続される。この給電ケーブル34bは、第1のアンテナ本体30A内の中心部を通り、上記基台21内の混合基板25に接続される。また、上記アンテナカバー31bの上部開口部には、蓋35が固定あるいは着脱可能に設けられる。上記広帯域アンテナ32a、32bは、詳細を後述するように偏波面の最大長さが約0.16λに設定される。上記λは使用周波数帯における下端周波数の波長を示している。
上記アンテナカバー31a、31bは、偏波面側の長さ(電界方向投影長さ)da、この場合の例では直径が上記広帯域アンテナ32a、32bの偏波面の最大長さ0.16λより若干長く例えば約0.17λに設定される。また、アンテナカバー31a、31bの長さL、即ち交差偏波面側の長さは、偏波面側の長さdaより長い値となっている。
上記のようにアンテナ本体30A、30Bは、略長方形の金属板を四角形以上の多角形に折り曲げて広帯域アンテナ32a、32bを構成することにより、アンテナカバー31a、31bの偏波面側の長さdaを略0.17λ程度として、交差偏波面側の長さLより短く形成でき、基台21の直径を約0.22λ(約140mm)程度に小さく設定することができるので、その占有面積が従来の広帯域アンテナに比較してかなり小さくなり、狭いスペースに設置することが可能となっている。
なお、上記実施形態では、アンテナカバー31a、31bを円筒状に形成した場合について示したが、その他、例えば六角形や八角形等の多角形、あるいは円錐形や多角錐等の形状に形成しても良い。
また、上記室内用アンテナ20Aは、一般的に室内の床や畳の上、あるいは台の上などに載置して使用するが、その他、例えば図2(a)に示すように天井36に取付けたり、図2(b)に示すように家の軒下37に取付けて使用することも可能である。この場合、室内用アンテナ20Aは、上下を反転させて基台21を室内の天井36あるいは家の軒下37に取付ける。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係る室内アンテナ20Bの構成例を示し、(a)は外観構成を示す斜視図、(b)は基台21a部分を含む要部の構成を示す一部断面図である。
上記第1実施形態では、第1のアンテナ本体30Aと第2のアンテナ本体30Bに対し、それぞれ別個のアンテナカバー31a、31bを設け、該アンテナカバー31a、31b間を支持筒23により連結した場合について示したが、この第2実施形態ではアンテナ本体30を1つのアンテナカバー31で保護している。このアンテナカバー31は、例えば半円筒状に形成したカバー素子311、312を合わせ、その中央部においてネジ313により固定している。また、アンテナカバー31は、上端部を傾斜させて形成している。
上記アンテナ本体30は、アンテナカバー31の下端部が小径に形成され、基台21aに着脱可能に設けられる。なお、第2実施形態では、アンテナ本体30側に混合基板25を設けると共にアンテナ本体30の下端部に接栓43を設けている。また、基台21aに出力用接栓27を直接装着している。
上記アンテナカバー31内には、第1実施形態で示した広帯域アンテナ32a、32bが設けられ、その給電点が給電ケーブルを介して混合基板25の混合回路に接続される。そして、この混合回路で混合された信号が接栓43から給電ケーブル(図示せず)を介して出力用接栓27へ送られる。その他の構成は、第1実施形態に示した室内アンテナ20Aと同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。
上記のように構成された室内アンテナ20Bは、第1実施形態に係る室内アンテナ20Aと同様の効果を得ることができる。また、上記第2実施形態に係る室内アンテナ20Bにおいても、図2(a)、(b)に示したように天井36に取付けたり、家の軒下37に取付けて使用することができる。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナ20Cの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。
この第3実施形態は、第1実施形態における基台21及び支持筒22部分が異なるだけであり、その他は第1実施形態と同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4において、21bは室内設置用の基台で、支持筒22に対して着脱可能に設けられる。例えば基台21bと支持筒22との間はロック式の構造で、支持筒22に対して基台21bを所定角度回動することにより着脱できるようになっている。また、基台21bに設けられた出力ケーブル26には、基台21b内に挿入された先端に接栓41が装着される。
一方、支持筒22内に混合基板25が設けられ、この混合基板25と広帯域アンテナ32a、32bの給電点33a、33bとの間が給電ケーブル34a、34bにより接続される。また、上記混合基板25には、混合出力側に給電ケーブル42が接続され、この給電ケーブル42の先端に接栓43が装着される。この接栓43は、例えば支持筒22の底板44の中央部に保持される。
そして、上記支持筒22に対して基台21bを装着する場合に、接栓43に出力ケーブル26側の接栓41を接続する。
また、上記支持筒22は、基台21bを取り外した状態で、図5に示すように屋外用取付金具51を装着できるようになっている。図5(a)は、室内・屋外兼用アンテナ20Cの正面図、同図(b)は底面図、同図(c)は側面図、同図(d)は室内・屋外兼用アンテナ20Cをアンテナマストに取付けた状態を示す断面図である。
上記屋外用取付金具51は、取付基板52の両側に棒状の取付部材53a、53bが固定して設けられ、この取付部材53a、53bの先端にネジ部が形成される。上記取付部材53a、53bの先端に押え金具54を介在して例えば蝶型のナット55a、55bが螺着される。上記取付基板52は、支持筒22にボルトによって固着される。
上記屋外用取付金具51は、図5(d)に示すように取付基板52と押え金具54との間にアンテナマスト56を介在させ、ナット55a、55bを締め付けることにより、室内・屋外兼用アンテナ20Cをアンテナマスト56に取付ける。
そして、支持筒22の底板44に保持されている接栓43に対して出力ケーブル57の接栓58を接続する。上記出力ケーブル57は、アンテナマスト56に沿って保持されると共に屋内に導入されてテレビ受像機のアンテナ端子に接続される。
上記のように構成された室内・屋外兼用アンテナ20Cを室内用アンテナとして利用する場合は、図4に示したように支持筒22に室内設置用の基台21bを取付ける。このとき基台21b内に挿入されている出力ケーブル26の接栓41を支持筒22側の接栓43に接続する。これによりアンテナ本体30A、30Bの広帯域アンテナ32a、広帯域アンテナ32bで受信された信号が給電ケーブル34a、34bにより基台21b内の混合基板25に導かれて混合され、その混合出力が出力ケーブル26によりテレビ受像機へ送られる。
上記のように支持筒22に室内設置用の基台21bを取付けることにより、アンテナ本体30A、30Bを基台21bで垂直状態に保持でき、室内用アンテナとして使用することができる。
また、室内・屋外兼用アンテナ20Cを屋外用アンテナとして利用する場合は、支持筒22から室内設置用の基台21bを取り外した後、図5(a)〜(c)に示したように支持筒22に屋外用取付金具51を装着する。そして、図5(d)に示したように室内・屋外兼用アンテナ20Cを屋外用取付金具51によりアンテナマスト56に取付ける。このとき支持筒22の底板44に保持されている接栓43に対して出力ケーブル57の接栓58を接続する。これによりアンテナ本体30A、30Bの広帯域アンテナ32a、広帯域アンテナ32bで受信された信号が給電ケーブル34a、34bにより支持筒22内の混合基板25に導かれて混合され、その混合出力が出力ケーブル57によりテレビ受像機へ送られる。
上記のように支持筒22に屋外用取付金具51を装着することにより、アンテナ本体30A、30Bをアンテナマスト56に取付けることができ、屋外用アンテナとして使用することができる。
なお、上記図5(d)では、室内・屋外兼用アンテナ20Cをアンテナマスト56に取付けた場合について示したが、その他、例えば図6に示すようにベランダ81に取付けたベランダ金具82に対し、室内・屋外兼用アンテナ20CをBS・CSアンテナ83と共に取付けることも可能である。この場合、ベランダ金具82の途中にBS・CSアンテナ83を取付け、ベランダ金具82の頂部に室内・屋外兼用アンテナ20Cを取付けている。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナ20Dの構成例を示す分解斜視図である。
この第4実施形態は、上記第2実施形態で示したアンテナ本体30を使用して室内・屋外兼用アンテナ20Dを構成したものである。この室内・屋外兼用アンテナ20Dは、アンテナ本体30に対して室内設置用の基台21aと屋外設置用の基台21cが着脱可能に設けられる。例えばアンテナ本体30と基台21a、21cとの間はロック式の構造で、アンテナ本体30に対して室内設置用の基台21a、屋外設置用の基台21cを所定角度回動することにより着脱できるようになっている。
そして、アンテナ本体30の下端部中央に接栓43が設けられると共に、基台21aの内側中央に接栓41が設けられ、アンテナ本体30を基台21aに装着した際に接栓43と接栓41が接続されるようになっている。この接栓41は、給電ケーブルを介して出力用接栓27に接続されている。
また、屋外設置用の基台21cは、円筒状部材46により構成され、この円筒状部材46の外側に屋外用取付金具51が取付けられる。この屋外用取付金具51は、第3実施形態で示したものと同様の構成であるので、同一部部には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8(a)はアンテナ本体30に屋外設置用の基台21cを装着した状態を示す斜視図、同図(b)は基台21cを装着した部分の一部断面図である。屋外設置用の基台21cは、下側が開口しており、アンテナ本体30に基台21cを装着した場合、アンテナ本体30の下端部に設けた接栓43が基台21cの下部開口部分に位置する。従って、この開口部分において、接栓43に外部接続用の同軸ケーブルを接続することができる。
上記のように構成された室内・屋外兼用アンテナ20Dは、室内アンテナとして使用する場合はアンテナ本体30に室内設置用の基台21aを装着し、また、屋外アンテナとして使用する場合はアンテナ本体30に屋外設置用の基台21cを装着する。
また、室内・屋外兼用アンテナ20Dを屋外アンテナとして使用する場合、上記第3実施形態の図5(d)に示したように屋外用取付金具51によりアンテナマスト56に取付け、あるいは図6に示したようにベランダ81に取付けたベランダ金具82に対し、BS・CSアンテナ83と共に取付けることが可能である。
次に、上記第1及び第2実施形態におけるアンテナ本体30A、30Bの広帯域アンテナ32a、32bの構成例について説明する。
(第1構成例)
図9は、基本となる広帯域アンテナ32−1について示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図10は上記広帯域アンテナ32−1を平面状に展開して示す正面図である。
図9及び図10において、61は例えば略長方形の金属板を使用した板状放射素子で、略四角形、例えばコの字状に折り曲げ形成している。上記金属板の厚さは、例えば約0.002λ以下のものが使用される。上記板状放射素子61は、中央部において、下側から上側近傍まで第1のスリット62が垂直に設けられ、左右に板状のダイポール素子63a、63bが形成される。また、上記板状放射素子61には、左端近傍から右端近傍まで、上辺と平行に第2のスリット64が設けられ、上部に折返し素子65が形成される。
上記板状放射素子61は、例えば全長(横幅)Lが約0.35λ、前面の幅L1及び側面の幅L2が約0.12λ、高さHが約0.05λ以上、第1のスリット62の間隔D1及び第2のスリット64の間隔D2が約0.01λに設定される。λは上記したように使用周波数帯における下端周波数の波長を示している。また、第2のスリット64は、側面における長さL3が約0.09λに設定される。上記板状放射素子61は、前面の幅L1及び側面の幅L2が約0.12λであるので、偏波面における最大長さ(素子の対角線の長さ)は約0.16λである。
また、上記ダイポール素子63a、63bには、相対向する側、すなわち第1のスリット62側の下端部を下方に所定長さ突出してなる給電用突部76a、76bが形成され、この給電用突部76a、76bに給電点67a、67bが設けられる。
上記図9に示した広帯域アンテナ32−1において、給電部よりダイポール素子63a、63bの給電点67a、67bに給電されると、図10に矢印aで示したように、給電点67a、67bからダイポール素子63a、63bの周縁に沿って給電電流が流れるようになり、2線式折返しダイポールと同様の動作が行なわれる。この結果、2線式折返しダイポールと同様の効果を発揮し、広帯域化を図ると共にインピーダンスを補正することができる。このためアンテナの小型化を図りながら良好なVSWR(電圧定在波比)特性を実現することができる。
(第2構成例)
図11は、第2構成例に係る広帯域アンテナ32−2を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。上記第1構成例に係る広帯域アンテナ32−1が板状放射素子61をコの字状に折曲げ形成したものであるのに対し、この第2構成例に係る広帯域アンテナ32−2は板状放射素子61を略六角形状に折曲げ形成したものである。この場合、板状放射素子61の各辺の幅L4を約0.07λに設定すると共に、背面側に位置する辺の幅L5を約0.03λとし、ダイポール素子63a、63bの先端、すなわち背面側の端部間に所定の間隔を設けている。その他の構成及び寸法は、図9に示したアンテナと同様であるので詳細な説明は省略する。
上記したように板状放射素子61を略六角形状に折曲げ形成することにより、コの字状に折曲げ形成した場合に比較してヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。
なお、上記図11の例では、板状放射素子61を略六角形状に折曲げ形成した場合について示したが、八角形等の多角形に形成しても、また、円形に形成しても良い。
(第3構成例)
図12は、第3構成例に係る広帯域アンテナ32−3を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第3構成例は、図9に示したコの字状に形成した広帯域アンテナ32−1を2つ上下対称に配置し、これを1枚の金属板からなる板状放射素子61aによりアンテナを構成したものである。この場合、板状放射素子61aは、高さHを図9における板状放射素子61の2倍の約0.1λ以上とし、中央の給電用突部76a、76bを残して左右に水平方向のスリット71を設け、上部アンテナと下部アンテナを形成している。そして、上記給電用突部76a、76bに給電点67a、67bを設けている。また、上記板状放射素子61aの上辺及び下辺に平行してそれぞれ第2のスリット64を設けて折返し素子65を形成している。
また、板状放射素子61aは、第2のスリット64の長さを第1構成例の場合より短くし、第2のスリット64の側面における長さL3を約0.035λに設定している。その他の各部の寸法は、図9の第1構成例に示したアンテナと同じである。
上記のように板状放射素子61aの高さHを図9に示した板状放射素子61の約2倍とし、その中央に設けた給電点67a、67bから給電するセンター給電方式を用いることにより、1つの板状放射素子61a上に上部アンテナと下部アンテナを構成してスタック効果を得ることができる。
(第4構成例)
図13は、第4構成例に係る広帯域アンテナ32−4を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第4構成例に係る広帯域アンテナ32−4は、上記図12に示した第3構成例の広帯域アンテナ32−3において、板状放射素子61aの中央に設けられているスリット71を省略したものである。このアンテナの各部の寸法は、図12に示したアンテナと同様である。
(第5構成例)
図14は、第5構成例に係る広帯域アンテナ32−5を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第5構成例は、図12に示した第3構成例に係る広帯域アンテナ32−3において、板状放射素子11aを図11に示した広帯域アンテナ32−2と同様に略六角形状に折曲げ形成したもので、前面及び左右の辺の幅L4は約0.07λ、背面側に位置する辺の幅L5は約0.03λである。その他の構成は、図12に示した広帯域アンテナ32−3と同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、上記各構成例における給電点67a、67bは、上記各実施形態における広帯域アンテナ32a、32bの給電点33a33bにそれぞれ対応している。
図15は、上記第5構成例に係る広帯域アンテナ32−5の470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図16は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図17は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
上記広帯域アンテナ32−5を使用することにより、水平面指向性を無指向性とすることができる。また、上記第1ないし第4構成例に示した広帯域アンテナ32−1〜32−4においても、水平面指向性を無指向性とすることができる。
なお、上記第5構成例に示した広帯域アンテナ32−5において、第4構成例の広帯域アンテナ32−4と同様に、板状放射素子61aの中央に設けられているスリット71を省略しても良い。
また、上記第2及び第5構成例では、板状放射素子61、61aを六角形状に折曲げて広帯域アンテナ32−2、32−5を構成した場合について示したが、更には八角形等の多角形に形成しても良い。
上記各実施形態では、広帯域アンテナ32a、32bとして上記図14に示した第5構成例に係る広帯域アンテナ32−5を使用した場合を例としているが、第1ないし第4構成例に係る広帯域アンテナ32−1〜32−4を使用しても良いことは勿論である。
上記第1ないし第5構成例に係る広帯域アンテナ32−1〜32−5では、前面の幅L1及び側面の幅L2が約0.12λ、偏波面の最大長さが約0.16λである。従って、各実施形態におけるアンテナカバー31a、31bの偏波面側の長さ、すなわち横幅daを図1に示すように約0.17λに設定することができる。
この結果、各実施形態に示した室内用アンテナ20A、20B及び室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dにおいて、室内アンテナ用の基台21、21a、21bの直径を約0.22λ(約140mm)程度に小さく設定することができる。
図1(a)に示す室内用アンテナ20A(20B)の設置スペースの投影面積Saは、例えば図22に示した従来の広帯域アンテナ10の投影面積Sbに比較して約25%である。これは第3、第4実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dを室内用アンテナとして使用する場合においても同じである。
上記のように第1、第2実施形態に係る室内用アンテナ20A、20Bの設置スペース、及び第3、第4実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dを室内用アンテナとして使用する場合の設置スペースは、従来のアンテナに比較して非常に小さいので、設置の自由度が大きく、狭い場所であっても容易に設置することが可能である。
図18は、上記第1実施形態に係る室内用アンテナ20A及び従来の広帯域アンテナ10を同じ高さの基台85上に設置した場合の電波受信状態を比較して示したものである。
一般に室内の電界強度は、横方向及び縦方向ともに位置によって大きく異なっている。横方向の電界強度の変化については、アンテナの設置場所を電界強度の強い所に移動することで対応が可能である。しかし、上記従来の広帯域アンテナ10は、高さが低いので、設置場所の影響を大きく受け、安定した受信を行なうことが困難になる。例えば電糧強度が50dBμVであった場合、従来の広帯域アンテナ10では約30dBμVの信号出力しか得ることができない。
これに対し本発明の第1実施形態に係る室内用アンテナ20Aは、第1のアンテナ30A及び第2のアンテナ30Bがそれぞれ従来の広帯域アンテナ10の2倍程度の長さを有し、全体では従来の広帯域アンテナ10の4〜5倍の長さとなる。このため一方のアンテナの電界強度が低くても、他方のアンテナの電界強度が強くなる確率が高く、安定した受信を行なうことが可能になる。例えば第1のアンテナ本体30Aにおける電界強度が50dBμVであっても、第2のアンテナ本体30Bにおける電界強度が70dBμVであれば、約40dBμVの信号出力が得られ、安定した受信を行なうことが可能になる。このため一方のアンテナの受信レベルが低下しても、他方のアンテナの受信レベルが保持されていれば、急激な受信レベルの低下を防ぐことができる。また、他の実施形態に係る室内アンテナ20B、室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dにおいても、同様の効果を得ることができる。
更に、アンテナの指向性を無指向性とすることで反射波を受信し易くなり、直接波方向が遮蔽されても反射波を受信することで、受信レベルの低下を避けることができる。
また、本発明の各実施形態に係る室内用アンテナ20A、20B及び室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dは、無指向性であるので、アンテナを回転させて受信特性を調整する必要がなく、調整時間を大幅に減らすことができる。また、アンテナ形状が円形、あるいは円形に近い形状であるので、受信特性を微調整するためにアンテナを回転させたとしても設置スペースが変化することはない。
また、無指向性アンテナは、室内で人が近付いたときの指向性の変化が小さく、受信レベルの低下量を従来の単一指向性のアンテナに比較して軽減することができる。
また、室内用アンテナ20A、20B及び室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dをテレビ受像機の脇等に設置する場合、無指向性であるので、電波環境によらない受信性能を発揮でき、テレビ受像機の向きとアンテナの向きを同一として美観を保つことができる。
また、本発明の第3、第4実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dは、屋内外共用機能を備えているので、室内設置時にテレビ放送電波を良好に受信できない場合でも、屋内設置用の基台21a、21bを交換することによって屋外に取付けることができ、アンテナを返品する手間や再度アンテナを買いに行く手間を省くことができる。
また、上記室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dを屋外に設置する場合、到来電波の方向が放送局によって異なる場合であっても、無指向性であるので1本のアンテナで対応でき、従来のように複数本のアンテナを設置する必要がない。このため混合器を新たに設置する必要がなく、ケーブル配線も容易であり、アンテナ設置工事を短時間で完了することができる。
また、上記室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dを屋外用とし、図19に示すように例えば壁面あるいはベランダ81にベランダ金具82を介して取付けた場合、アンテナ本体を回転させて最良受信状態を得る場合、回転半径がアンテナ本体の寸法と変わらないため、ベランダ金具82も小型になり、必要な設置スペースを小さくすることができる。
また、上記室内・屋外兼用アンテナ20C、20Dを図20に示すように屋外用とし、積雪地方においてベランダ81にベランダ金具82を介して取付けて使用した場合、図22に示した従来の広帯域アンテナ10と比較して上部投影面積が小さいので、積雪面積が大幅に小さくなり、アンテナ上部に積雪84があった場合、積雪加重が大幅に軽減される。また、アンテナ放射器自体がアンテナカバー31a、31b(31)で覆われており、また、アンテナカバー31a、31b(31)が垂直になっているなど着雪し難い構造になっているので、着雪による電気的影響が軽減される。この際、アンテナカバー31a、31b(31)に撥水塗料を塗ることで、着雪防止の効果を増すことができる。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係る室内用アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。 同実施形態に係る室内用アンテナを天井及び家の軒下に取付けた場合の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る室内用アンテナの構成例を示し、(a)は斜視図、(b)は要部を一部断面して示す図である。 本発明の第3実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。 同実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナを屋外用アンテナとして使用する場合の構成例を示し、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)はアンテナマストに取付けた状態を示す断面図である。 同実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナをBS・CSアンテナと共用してベランダに取付けた場合の例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナの構成例を示分解斜視図である。 同実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナを屋外用アンテナとして使用する場合の構成例を示し、(a)は斜視図、(b)は要部を一部断面して示す図である。 上記各実施形態で使用される広帯域アンテナの第1構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図9における広帯域アンテナを平面状に展開して示す正面図である。 各実施形態で使用される広帯域アンテナの第2構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 各実施形態で使用される広帯域アンテナの第3構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 各実施形態で使用される広帯域アンテナの第4構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 各実施形態で使用される広帯域アンテナの第5構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 上記第5構成例に係る広帯域アンテナの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示す図である。 上記第5構成例に係る広帯域アンテナの680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示す図である。 上記第5構成例に係る広帯域アンテナの890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る室内用アンテナ及び従来の広帯域アンテナを同じ高さの基台上に設置した場合の電波受信状態を比較して示す図である。 本発明の第3実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナをベランダに設置した状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る室内・屋外兼用アンテナを屋外に設置した場合におけるアンテナへの積雪状態を示す図である。 到来方向が異なる電波に対応させて2つの八木式アンテナを設置した場合の例を示す図である。 従来の広帯域アンテナの構成例を示し、(a)は一部を断面して示す斜視図、(b)は平面図である。 従来の広帯域アンテナをベランダに装着した場合の例を示す図である。
符号の説明
10…広帯域アンテナ、11、11a…板状放射素子、12…板状反射素子、13…樹脂カバー、14…取付金具、15…ベランダ金具、16…ベランダ、20A、20B…室内アンテナ、20C、20D…室内・屋外兼用アンテナ、21、21a〜21c…基台、22、23…支持筒、24…底板、25…混合基板、26…出力ケーブル、27…出力用接栓、30、30A、30B…アンテナ本体、31a、31b…アンテナカバー、32、32a、32b…広帯域アンテナ、33a、33b…給電点、34a、34b…給電ケーブル、35…蓋、36…天井、37…軒下、41…接栓、42…給電ケーブル、43…接栓、44…底板、46…円筒状部材、51…屋外用取付金具、52…取付基板、53a、53b…取付部材、54…金具、55a、55b…ナット、56…アンテナマスト、57…出力ケーブル、58…接栓、61、61a…板状放射素子、62…第1のスリット、63a、63b…ダイポール素子、64…第2のスリット、65…折返し素子、67a、67b…給電点、71…スリット、76a、76b…給電用突部、81…ベランダ、82…ベランダ金具、83…BS・CSアンテナ、84…積雪、85…基台、311、312…カバー素子、313…ネジ。

Claims (3)

  1. 基台と、前記基台上に設けられ、1枚の略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した垂直方向にスリットを有する板状放射素子からなり、前記スリットの両側近傍に1対の給電点を備えた水平偏波用の無指向性アンテナと、前記アンテナを覆う筒状のカバーと、前記アンテナにより受信された信号を外部に出力する手段とを具備し、
    前記筒状のカバーは、偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成し、
    前記スリットは、前記板状放射素子の左右中央に上下両端部の少なくとも一方の端部を残して設け、該スリットの左右に板状ダイポール素子を形成したことを特徴とする室内用アンテナ。
  2. 1枚の略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した垂直方向にスリットを有する板状放射素子からなり、前記スリットの両側近傍に1対の給電点を備えた水平偏波用の無指向性アンテナと、前記アンテナを覆う筒状のカバーと、前記カバーに直接あるいは支持部材を介して装着される屋外用取付金具と、前記アンテナにより受信された信号を外部に出力する手段とを具備し、
    前記筒状のカバーは、偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成し、
    前記スリットは、前記板状放射素子の左右中央に上下両端部の少なくとも一方の端部を残して設け、該スリットの左右に板状ダイポール素子を形成したことを特徴とする屋外用アンテナ。
  3. 1枚の略長方形の金属板を四角形以上の多角形又は円形に折り曲げ形成した垂直方向にスリットを有する板状放射素子からなり、前記スリットの両側近傍に1対の給電点を備えた水平偏波用の無指向性アンテナと、前記アンテナを覆う筒状のカバーと、前記カバーに一体あるいは連結して設けられ、室内設置用の基台と屋外用取付金具とを選択的に取付けできる機構を備えた支持部材と、前記アンテナにより受信された信号を外部に出力する手段とを具備し、
    前記筒状のカバーは、偏波面の長さより交差偏波面側を長く構成し、
    前記スリットは、前記板状放射素子の左右中央に上下両端部の少なくとも一方の端部を残して設け、該スリットの左右に板状ダイポール素子を形成したことを特徴とする室内・屋外兼用アンテナ。
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