JP4431632B2 - Uhf帯アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばUHF帯の地上放送波、通信等に使用されるUHF帯アンテナに関する。
地上デジタル(テレビジョン)放送(ISTB-T:Terrestrial Integrated Services Digital Broadcasting)は、UHF帯の電波が使用され、その周波数帯は470〜770MHz(13〜62チャンネル)が使用される。また、770MHzの以上の周波数帯においても需要が見込まれている。
UHF帯の電波を受信するアンテナとしては、従来、2線式ダイポールアンテナが知られている。この2線式ダイポールアンテナは、導体パイプにより構成したもので、広帯域性、高利得性が一般に知られているが、全長が下端周波数の0.5λ程度必要であり、また、放射特性は単一指向性である。更に上記2線式ダイポールアンテナは、給電インピーダンスが200〜300Ω程度において広帯域性があるので、一般に使用されている75Ωにするためにはインピーダンス変換回路が必要になる。
このため最近では、上記2線式ダイポールアンテナに代わって、スリット構造を持つ板状放射素子と反射板とから構成される板状広帯域アンテナが使用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照。)。
図39は従来の板状広帯域アンテナの概略構成を示す斜視図である。図39において、1は板状放射素子で、その中央部にスリット2を形成し、このスリット2の開放している下端部側を給電点3として給電部4から給電している。そして、上記板状放射素子1の背面側に所定の間隔を保って反射板5を設けている。
特開2005−27116号公報
上記従来の板状広帯域アンテナは、広帯域に亘って利得や前後比など、安定した電気的特性を有しているが、アンテナ形状が大きくなるため板状放射素子1や反射板5への風圧荷重が大きく、長期間の使用に耐えないという問題がある。また、上記板状広帯域アンテナは、放射特性が単一指向性となっている。また、上記従来の板状広帯域アンテナは、アンテナ形状が大きいので、室内アンテナへの利用が困難であった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、低コスト化、小型化、高性能化が可能で、かつ室内アンテナへの利用が可能なUHF帯アンテナを提供することを目的とする。
第1の発明に係るUHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナは、アンテナの使用周波数帯の下端周波数の波長λとして、約0.35λの横幅を有する1枚の長方形の金属板に前記横幅の長さに対し、約54.3%の長さの長尺状の水平方向スリットを上下に所定の間隔を空けて並設することにより、前記各水平方向スリットでそれぞれ分離され、しかも、各水平方向スリットの両端で互いに連結された3つの導体部を形成すると共に、該3つの導体部のうち、前記各スリットに挟まれる中間導体部には、前記各水平方向スリットの略中央で垂直方向に連結する垂直方向スリットを形成してなる板状放射素子からなり、該板状放射素子を、前記垂直方向スリットに略平行な中心軸周りに多角形若しくは円形に湾曲させ、前記垂直方向スリットで分離された2つの中間導体部の対向端部に一対の給電点を形成してなることを特徴とする。
第2の発明に係るUHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナは、前記第1の発明におけるUHF帯アンテナの中心軸に一致させて配置する筒状に形成された前記アンテナを収納する保護部材と、該保護部材の中心軸が垂直方向となるよう、前記保護部材を載置する基部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、小型化を図りながら広帯域特性を実現することができ、屋外アンテナだけでなく室内アンテナにも利用可能であり、また、構成が簡易で極めて容易にかつ安価に製作することができる。
本発明の第1実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同実施形態における広帯域アンテナを平面状に展開して示す正面図である。 同実施形態における広帯域アンテナのVSWR特性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数470MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数890MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの周波数構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同実施形態における広帯域アンテナのVSWR特性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数470MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数890MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るUHF帯用室内アンテナの構成例を示し、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。 本発明の第4実施形態に係るアンテナスタック時の給電方法を示す図である。 同実施形態における給電方法を用いた広帯域アンテナの周波数470MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態における給電方法を用いた広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態における給電方法を用いた広帯域アンテナの周波数890MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナのVSWR特性を示す図である。 同実施形態における広帯域アンテナの周波数470MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数890MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 本発明の第6実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナを用いて垂直にスタックする場合の構成例を示す図である。 本発明の第7実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナのVSWR特性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数470MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数890MHzにおける水平偏波水平面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナを2段にスタック(垂直)した場合の周波数680MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示す図である。 本発明の第8実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第9実施形態に係るUHF帯用室内アンテナの構成例を示し、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。 本発明の第10実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナの構成例を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数470MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数680MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示す図である。 同実施形態に係る広帯域アンテナの周波数890MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示す図である。 同実施形態において、スタックされる広帯域アンテナの給電位相を可変コンデンサ、給電ラインの長さによって調整する場合の構成例を示す図である。 従来の板状広帯域アンテナの概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係るUHF帯用の広帯域アンテナ10Aの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図2は、上記広帯域アンテナ10Aを平面状に展開して示す正面図である。
図1及び図2において、11は例えば略長方形の金属板を使用した板状放射素子で、略四角形、例えばコの字状に折り曲げ形成している。上記金属板の厚さは、例えば約0.002λ以下のものが使用される。上記板状放射素子11は、中央部において、下側から上側近傍まで第1のスリット12が垂直に設けられ、左右に板状のダイポール素子13a、13bが形成される。また、上記板状放射素子11には、左端近傍から右端近傍まで、上辺と平行に第2のスリット14が設けられ、上部に折返し素子15が形成される。
上記板状放射素子11は、例えば全長(横幅)Lが約0.35λ、前面の幅L1及び側面の幅L2が約0.12λ、高さHが約0.05λ以上、第1のスリット12の間隔D1及び第2のスリット14の間隔D2が約0.01λに設定される。上記λは、使用周波数帯における下端周波数の波長を示している。また、第2のスリット14は、側面における長さL3が約0.09λに設定される。
また、上記ダイポール素子13a、13bには、相対向する側、すなわち第1のスリット12側の下端部を下方に所定長さ突出してなる給電用突部16a、16bが形成され、この給電用突部16a、16bに給電点17a、17bが設けられる。そして、この給電点17a、17bに給電部18より給電される。
なお、上記給電点17a、17bは、例えば穴のみを設けたものでも、この穴に給電用端子を装着したものでも良い。
また、上記の例では、ダイポール素子13a、13bが相対向する側の下端部に給電用突部16a、16bを形成して給電点17a、17bを設けた場合について示したが、特に給電用突部16a、16bを形成する必要はなく、ダイポール素子13a、13bの相対向する側の下端隅部に給電点17a、17bを設けても良い。
上記図1に示した広帯域アンテナ10Aにおいて、給電部18よりダイポール素子13a、13bの給電点17a、17bに給電されると、図2に矢印aで示したように、給電点17a、17bからダイポール素子13a、13bの周縁に沿って給電電流が流れるようになり、2線式折返しダイポールと同様の動作が行なわれる。この結果、2線式折返しダイポールと同様の効果を発揮し、広帯域化を図ると共にインピーダンスを補正することができる。このためアンテナの小型化を図りながら良好なVSWR(電圧定在波比)特性を実現することができる。
なお、板状放射素子11の長さ、すなわち、ダイポール素子13a、13bの全体の長さLを半波長より短い値例えば0.35λに設定すると、共振周波数帯域が高域へシフトするが、ダイポール素子13a、13bの高さHを従来の導体パイプにより構成したダイポール素子の直径(約0.015λ)に比較して十分に長い0.05λ以上に設定することにより、リアクタンス分を持たせて電気長の補正を行なうことができる。
図3は、上記第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aにおいて、周波数帯域を470〜890MHzに設定して水平偏波のアンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。
上記広帯域アンテナ10Aによれば、比帯域48%以上において、VSWR特性を2.5以下とすることができた。
また、図4は、上記広帯域アンテナ10Aの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性(dB目盛極座標)、図5は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図6は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
上記水平偏波アンテナでは、比帯域60%において、ヌル点を10dB以下に抑えることができた。
上記第1実施形態によれば、板状放射素子11にスリット12、14を設けてダイポール素子13a、13b及び折返し素子15を形成することにより、2線式折返しダイポールと同等の効果を発揮し、広帯域化を図ると共にインピーダンスを補正することができる。このため良好なVSWR特性を実現でき、比帯域が広い周波数帯で使用することが可能となり、インピーダンス変換トランスを不要とすることができる。
そして、板状放射素子11の全長Lを半波長より短い0.35λに設定すると共にコの字状に折り曲げた構成とすることにより、小型化を図ることができると共にヌルを小さくして指向性の偏差を無くすことができ、様々な方向から到来する電波を受信することが可能になる。更に、アンテナ素子の小型化により、屋外の使用だけでなく室内用アンテナとして使用することが可能になる。また、地上デジタルテレビジョン放送では、建物等により反射した電波でも、その信号レベルが高ければ利用することができるので、無指向性のアンテナを用いてTV放送波を受信することができる。
第2実施形態
次に本発明の第2実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るUHF帯用の広帯域アンテナ10Bの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。上記第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aが板状放射素子11をコの字状に折曲げ形成したものであるのに対し、この第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bは、板状放射素子11を略六角形状に折曲げ形成したものである。この場合、広帯域アンテナ10Bは、板状放射素子11の各辺の幅L4を約0.07λに設定すると共に、背面側に位置する辺の幅L5を約0.03λとし、ダイポール素子13a、13bの先端、すなわち背面側の端部間に所定の間隔を設けている。その他の寸法は上記広帯域アンテナ10Aと同様である。また、その他の構成は、第1実施形態に示した広帯域アンテナ10Aと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記第2実施形態で示したように板状放射素子11を略六角形状に折曲げ形成することにより、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aに比較して更にヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。
図8は、上記第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bにおいて、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aと同様の条件で水平偏波のアンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。この水平偏波のアンテナでは、比帯域48%以上においてVSWR特性を2.6以下とすることができた。
また、図9は上記広帯域アンテナ10Bの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図10は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図11は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。また、図12は、上記広帯域アンテナ10Bの周波数680MHzにおける水平偏波垂直面指向性を示したものである。
上記水平偏波アンテナでは、比帯域60%において、ヌル点を6dB以下に抑えることができた。
上記第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られると共に、更にヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。また、アンテナ素子の小型化により、屋外の使用だけでなく室内用アンテナとして使用することが可能になる。
なお、上記第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bは、板状放射素子11を略六角形状に折曲げて形成した場合について示したが、その他、例えば八角形等の多角形や円状に形成しても良い。
第3実施形態
次に本発明の第3実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図13は、上記第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを使用して室内アンテナを構成した場合の例を示したもので、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。
図13において、21はアンテナ保持用のスタンド、22はスタンド21の上側中央に装着される合成樹脂製のアンテナカバー22である。上記スタンド21は、例えば合成樹脂を用いて円状に形成されており、その外周縁から中央に向かって高くなるようにテーパ状に形成され、その中央開口部に上記アンテナカバー22が着脱可能に設けられる。
上記スタンド21内には、例えば円板状の支持基板23が配置され、スタンド21の内側に一体に設けられた複数の支持体24に対してネジ25により装着される。また、上記スタンド21には、中心部にアンテナ支持筒26が垂直に設けられ、このアンテナ支持筒26に上記広帯域アンテナ10Bが装着される。
そして、上記広帯域アンテナ10Bの給電点17a、17bに、同軸ケーブル27の上端側の中心導体及び外導体が半田付け等により接続される。上記給電点17a、17bに接続された同軸ケーブル27は、アンテナ支持筒26内を通って下側から支持基板23上に導出される。この場合、アンテナ支持筒26には、広帯域アンテナ10Bの下側近傍及び支持基板23の近傍に同軸ケーブル27を挿通するための穴が設けられている。上記支持基板23上に導出された同軸ケーブル27は、スタンド21の背面側に設けられた出力用接栓28に接続される。
上記のように広帯域アンテナ10Bを使用することにより、小型で広帯域の特性を有する室内アンテナを構成することができる。また、広帯域アンテナ10Bは、指向性の偏差が少ないので、到来電波が家屋内で多方向に反射している場合であっても確実に受信でき、安定したTV画像を表示することができる。
第4実施形態
次に本発明の第4実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
この第4実施形態は、上記第1実施形態に係る広帯域アンテナ10A、あるいは第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを多段にスタックして構成し、且つ給電点を略90°ずつ回転させて配置したものである。
図14は、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aを複数使用し、例えば第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4を使用し、支持柱19に対して支持部材20により取付け、所定の間隔Daで垂直にスタックとした場合の構成例を示し、(a)〜(d)は順次90°ずつ異なる位置から見た側面図、(e)は平面図である。上記広帯域アンテナ10A1〜10A4の各間隔Daは、例えば約0.1λに設定する。
そして、第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4を支持柱19に装着する際、各広帯域アンテナ10A1〜10A4の給電点17(17a、17b)を順次90°ずつ回転させて配置する。
上記のように第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4の給電点17(17a、17b)を90°ずつ回転させてスタックすることにより、アンテナ利得を向上することができると共に、総合の水平面指向性を改善でき、略無指向性とすることができる。
図15は、上記図14に示したように第1〜第4の広帯域アンテナ10A1〜10A4の給電点17(17a、17b)を90°ずつ回転させて垂直にスタックし、水平偏波アンテナとした場合の470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図16は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図17は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
上記のように4方向合成して水平偏波アンテナを構成した場合、比帯域が約60%において、ヌルを3dB以下とすることができ、指向性の偏差を無くすことができる。
また、第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを4段にスタックする際、図14の場合と同様に各広帯域アンテナ10Bの給電点17a、17bを順次90°ずつ回転させてスタックするようにしても良い。このように第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを多段にスタックした場合においても、第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aを使用した場合と同様にアンテナ利得を向上でき、且つ総合の水平面指向性を無指向性とすることができる。
なお、上記第4実施形態では、広帯域アンテナ10A、あるいは広帯域アンテナ10Bを4段にスタックする場合について示したが、2〜3段あるいは4段以上にスタックしても良いことは勿論である。この場合、各アンテナの給電点を90°ずつ回転させずに、すなわち各アンテナの給電点を同じ方向に位置させた状態でスタックすることも可能である。
第5実施形態
次に本発明の第5実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図18は、本発明の第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第5実施形態は、第1実施形態に係るコの字状に形成した広帯域アンテナ10Aを2つ上下対称に配置し、これを1枚の金属板からなる板状放射素子11aにより広帯域アンテナ10Cを構成したものである。この場合、板状放射素子11aは、高さHを第1実施形態に係る板状放射素子11の2倍の約0.1λ以上とし、中央の給電用突部16a、16bを残して左右に水平方向のスリット31を設け、上部アンテナと下部アンテナを形成している。そして、上記給電用突部16a、16bに給電点17a、17bを設けている。また、上記板状放射素子11aの上辺及び下辺に平行してそれぞれ第2のスリット14を設けて折返し素子15を形成している。
また、板状放射素子11aは、第2のスリット14の長さを第1実施形態に係る広帯域アンテナ10Aの場合より短くし、第2のスリット14の側面における長さL3を約0.035λに設定している。その他の各部の寸法は、上記広帯域アンテナ10Aと同じである。
上記のように板状放射素子11aの高さHを第1実施形態に係る板状放射素子11の約2倍とし、その中央に設けた給電点17a、17bから給電するセンター給電方式を用いることにより、1つの板状放射素子11a上に上部アンテナと下部アンテナを構成してスタック効果を得ることができる。また、1つの板状放射素子11aでスタック効果が得られるので、スタック用の混合器を用いる必要がなく、混合器の通過損失分だけ利得を向上することができる。
図19は、上記第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cの受信周波数帯を470〜890MHzに設定して水平偏波のアンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。水平偏波のアンテナで比帯域45%以上において、VSWR特性を2.8以下とすることができた。
また、図20は、上記広帯域アンテナ10Cの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図21は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図22は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示している。
上記第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cでは、比帯域60%において、ヌル点を10dB以下に抑えることができた。
第6実施形態
次に本発明の第6実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図23は、本発明の第6実施形態に係る広帯域アンテナ10Dの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第6実施形態に係る広帯域アンテナ10Dは、上記第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cにおいて、板状放射素子11aの中央に設けられているスリット31を省略したものである。上記広帯域アンテナ10Dの各部の寸法は、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cと同様である。
上記のようにスリット31を省略した場合においても、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cと同様に1つの板状放射素子11aの上部と下部でスタック効果を得ることができる。また、1つの板状放射素子11aでスタック効果が得られるので、スタック用の混合器を用いる必要がなく、混合器の通過損失分だけ利得を向上することができる。
上記図18に示した広帯域アンテナ10C及びを図23に示した広帯域アンテナ10Dは、1つのアンテナでスタック効果を得ることができるが、更に、図24(a)、(b)に示すように支持柱19に所定の間隔Da(約0.1λ)で装着して垂直にスタックするようにしても良い。
上記のようにスタック効果のある広帯域アンテナ10Cあるいは広帯域アンテナ10Dを更にスタックすることにより、利得を大きく向上することができる。
また、上記広帯域アンテナ10Cあるいは広帯域アンテナ10Dを複数段にスタックする場合、図14に示したように各アンテナの給電点17a、17bを90°ずつ回転させてスタックするようにしても良い。
第7実施形態
次に本発明の第7実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図25は、本発明の第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。この第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eは、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cにおいて、板状放射素子11aを図7に示した広帯域アンテナ10Bと同様に略六角形状に折曲げ形成したもので、前面及び左右の辺の幅L4は約0.07λ、背面側に位置する辺の幅L5は約0.03λである。その他の構成は、第5実施形態の図18に示した広帯域アンテナ10Cと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記第7実施形態は、図25に示したように板状放射素子11aを略六角形状に折曲げ形成することにより、第5実施形態に係る広帯域アンテナ10Cに比較して更にヌルを小さくして指向性の偏差を少なくすることができる。
図26は、上記第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eの受信周波数帯を470〜890MHzに設定して水平偏波アンテナとした場合のVSWR特性を示し、横軸に周波数(MHz)、縦軸にVSWR(電圧定在波比)をとって示した。上記広帯域アンテナ10Eは、比帯域45%以上において、VSWR特性を3以下とすることができた。従って、インピーダンス変換トランスを使用することなく広帯域受信が可能である。
また、図27は、上記広帯域アンテナ10Eの470MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図28は同680MHzの周波数における水平偏波水平面指向性、図29は同890MHzの周波数における水平偏波水平面指向性を示したものである。
また、図30は、上記広帯域アンテナ10Eの680MHzの周波数における水平偏波垂直面指向性を示したものである。
上記広帯域アンテナ10Eによる水平偏波アンテナでは、比帯域60%において、ヌル点を6dB以下に抑えることができた。
上記第7実施形態に示した広帯域アンテナ10Eは、1つのアンテナでスタック効果を得ることができるが、更に、上記図24に示した場合と同様に所定の間隔で装着して垂直にスタックするようにしても良い。
図31は、上記広帯域アンテナ10Eを約0.1λの間隔で、2段にスタック(垂直)した場合の680MHzの周波数における水平偏波垂直面指向性を示したものである。
第8実施形態
次に本発明の第8実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図32は、本発明の第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fの構成例を示したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
この第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fは、第7実施形態の図25に示した広帯域アンテナ10Eにおいて、スリット31を無くしたものである。その他の構成は、第7実施形態における広帯域アンテナ10Eと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fは、第7実施形態に示した広帯域アンテナ10Eと同等の効果を得ることができる。
上記第8実施形態に示した広帯域アンテナ10Fは、1つのアンテナでスタック効果を得ることができるが、更に、図24に示した場合と同様に所定の間隔で装着して垂直にスタックするようにしても良い。
第9実施形態
次に本発明の第9実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図33は、上記第7実施形態に係る広帯域アンテナ10Eを使用して室内アンテナを構成した場合の例を示したもので、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。
この第9実施形態に係る室内アンテナは、図13の第3実施形態に示した室内アンテナにおいて、広帯域アンテナ10Bに代えて広帯域アンテナ10Eを使用したものであり、その他の構成は第3実施形態の室内アンテナと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、広帯域アンテナ10Eは、板状放射素子11aの中央部に設けられている給電点17a、17bに対して同軸ケーブル27の上端側の中心導体及び外導体が半田付け等により接続される。上記同軸ケーブル27は、アンテナ支持筒26内を通って下側から支持基板23上に導出され、スタンド21の背面側に設けられた出力用接栓28に接続される。
上記のように広帯域アンテナ10Eを使用することにより、1つの板状放射素子11aの上部と下部でスタック効果を得ることができるので、小型で広帯域の特性を有し、且つ高利得の室内アンテナを構成することができる。また、上記広帯域アンテナ10Eは、指向性の偏差が少ないので、到来電波が家屋内で多方向に反射している場合であっても確実に受信でき、安定したTV画像を表示することができる。
なお、上記第9実施形態に係る室内アンテナでは、広帯域アンテナ10Eを用いて構成した場合について示したが、広帯域アンテナ10Eに代えて第8実施形態に係る広帯域アンテナ10Fを使用しても良いことは勿論である。
第10実施形態
次に本発明の第10実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナについて説明する。
図34は、本発明の第10実施形態に係る広帯域アンテナの給電方法を示す図である。
この第10実施形態は、上記各実施形態に係るアンテナ、例えば図7に示した第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを2つ使用して垂直にスタックし、その給電位相を変えることによって指向性を可変できるように構成したものである。
すなわち、図34において、10B1はベースアンテナとなる水平偏波の第1の広帯域アンテナで、この第1の広帯域アンテナ10B1の上方に所定の間隔Daを保って水平偏波の第2の広帯域アンテナ10B2が配置される。上記広帯域アンテナ10B1、10B2は、例えば支持柱19に装着されて垂直にスタックされるもので、その間隔Daは例えば約0.1λに設定される。また、41は可変移相器で、広帯域アンテナ10B1、10B2と給電部18との間に設けられる。上記可変移相器41は、2つの給電用端子42a、42bを備え、一方の給電用端子42aからは給電部18から給電される信号と同相、すなわち位相0°の信号が出力され、他方の給電用端子42bからは位相差を持つ信号、すなわち移相信号が出力される。この移相信号の位相は、可変移相器41で任意に調整することができる。
上記可変移相器41の給電用端子42aから出力される位相0°の信号は、同軸ケーブル43aを介して第1の広帯域アンテナ10B1の給電点17a、17bに給電される。また、可変移相器41の給電用端子42bから出力される移相信号は、同軸ケーブル43bを介して第2広帯域アンテナ10B2給電点17a、17bに給電される。
上記のように垂直スタックされた広帯域アンテナ10B1、10B2に位相差給電し、その位相差を可変することにより、水平偏波垂直面の指向性を可変、すなわち、ビームチルトさせることができる。従って、上記アンテナを例えば室内アンテナに利用した場合、TV放送電波が建物によって乱反射している場合でも、乱反射された電波を受信できるように可変移相器41によって指向性を調整することにより、TV放送電波の受信率を向上することができる。
また、広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を調整して指向性を可変することにより、広い周波数範囲に亘り、周波数特性が安定した状態で指向性を可変することができ、受信周波数が多岐に渡る場合でも周波数による差をなくして安定した受信が可能となる。
図35〜図37は、上記第10実施形態に示した広帯域アンテナにおける水平偏波垂直面の指向性を示したものである。
図35(a)は周波数470MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差が無い場合、同図(b)は周波数470MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差を90°とした場合の水平偏波垂直面指向性である。
図36(a)は周波数680MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差が無い場合、同図(b)は周波数680MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差を90°とした場合の水平偏波垂直面指向性である。
図37(a)は周波数890MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差が無い場合、同図(b)は周波数890MHzで広帯域アンテナ10B1、10B2間の位相差を90°とした場合の水平偏波垂直面指向性である。
上記第10実施形態によれば、図35〜図37の特性からも明らかなように、垂直スタックされた広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相によって垂直面の指向性を調整することができると共に、広い周波数範囲に亘って特性を安定した状態に保持することができ、受信周波数が多岐に渡る場合でも周波数による差をなくして安定した受信が可能となる。従って、室内アンテナに利用した場合等において、指向性を調整することにより、室内で乱反射しているTV放送電波を効率よく受信することができる。
なお、上記第10実施形態では、第2実施形態に係る広帯域アンテナ10Bを使用した場合について示したが、他の実施形態で示した広帯域アンテナを使用しても同様にして構成し得るものである。
また、上記第10実施形態では、可変移相器41を設けて広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を調整するようにしたが、その他、各広帯域アンテナ10B1、10B2の給電ケーブルの長さによって給電位相を調整するようにしても良い。
図38(a)、(b)は、それぞれスタックされる広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を可変コンデンサ、給電ラインの長さによって調整する場合の構成例を示したものである。
図38(a)において、51は広帯域アンテナ10B1、10b2の受信信号を混合する高周波混合器で、広帯域アンテナ10B1と高周波混合器51との間を接続する給電用の同軸ケーブル43aにバランス調整用アッテネータ52及び移相可変ライン53を直列に設けている。この移相可変ライン53は、複数例えば2つのライン54a、54bを切替スイッチ55a、55bにより切替えている。上記移相可変ライン53は、一方のライン54aに対して他方のライン54bの電気長が180°異なるように設定される。
また、広帯域アンテナ10B2と高周波混合器51との間を接続する給電用の同軸ケーブル43bには可変コンデンサ55及びバランス調整用アッテネータ56が直列に設けられる。そして、上記高周波混合器51で混合された信号は、同軸ケーブル57及び外部接続端子58を介して外部に出力される。
上記の構成において、移相可変ライン53によって広帯域アンテナ10B1の給電位相を切替設定し、また、可変コンデンサ55によって広帯域アンテナ10B2の給電位相を調整することにより、即ち、広帯域アンテナ10B1、10B2の給電位相を相対的に変えることにより、上記第10実施形態で説明したように水平偏波垂直面の指向性を可変することができる。なお、広帯域アンテナ10B1、10B2の受信信号のレベルは、バランス調整用アッテネータ52、56によって調整する。
図38(b)は、上記図38(a)における可変コンデンサ55に代えて位相可変ライン61を設けた場合の構成例を示したものである。位相可変ライン61は、複数例えば3つのライン62a〜62cを切替スイッチ63a、63bにより切替えている。上記ライン62a〜62cは、それぞれ電気長が異なる値に設定される。
上記のように位相可変ライン61を設けて広帯域アンテナ10B1の給電位相を調整するようにした場合においても、上記可変コンデンサ55を設けた場合と同様に水平偏波垂直面の指向性を可変することができる。
なお、上記第10実施形態では、アンテナを2段にスタックする場合について示したが、3段以上にスタックする場合においても、同様にして実施し得るものである。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
10A…第1実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10B…第2実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10C…第5実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10D…第6実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10E…第7実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、10F…第8実施形態に係るUHF帯用広帯域アンテナ、11、11a…板状放射素子、12…第1のスリット、13a、13b…ダイポール素子、14…第2のスリット、15…折返し素子、16a、16b…給電用突部、17a、17b…給電点、18…給電部、19…支持柱、20…支持部材、21…スタンド、22…アンテナカバー、23…支持基板、24…支持体、25…ネジ、26…アンテナ支持筒、27…同軸ケーブル、28…出力用接栓、31…スリット、41…可変移相器、42a、42b…給電用端子、43a、43b…同軸ケーブル、51…高周波混合器、52…バランス調整用アッテネータ、53…移相可変ライン、54a、54b…ライン、55a、55b…切替スイッチ、56…バランス調整用アッテネータ、57…同軸ケーブル、58…外部接続端子、61…位相可変ライン、62a〜62c…ライン、63a、63b…切替スイッチ。

Claims (2)

  1. アンテナの使用周波数帯の下端周波数の波長λとして、約0.35λの横幅を有する1枚の長方形の金属板に前記横幅の長さに対し、約54.3%の長さの長尺状の水平方向スリットを上下に所定の間隔を空けて並設することにより、前記各水平方向スリットでそれぞれ分離され、しかも、各水平方向スリットの両端で互いに連結された3つの導体部を形成すると共に、該3つの導体部のうち、前記各スリットに挟まれる中間導体部には、前記各水平方向スリットの略中央で垂直方向に連結する垂直方向スリットを形成してなる板状放射素子からなり、
    該板状放射素子を、前記垂直方向スリットに略平行な中心軸周りに多角形若しくは円形に湾曲させ、前記垂直方向スリットで分離された2つの中間導体部の対向端部に一対の給電点を形成してなることを特徴とするUHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナ。
  2. 請求項1に記載のUHF帯アンテナの中心軸に一致させて配置する筒状に形成された前記アンテナを収納する保護部材と、
    該保護部材の中心軸が垂直方向となるよう、前記保護部材を載置する基部を備えたことを特徴とするUHF帯水平偏波水平面無指向性アンテナ。
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