JP5228208B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナに関し、特に、水平偏波を受信するループアンテナに関する。
テレビジョン放送の電波は大部分が水平偏波であり、この水平偏波を受信するためのアンテナが開発されている。このようなアンテナとしてはたとえばダイポールアンテナがあげられる。ダイポールアンテナでは、水平方向に全体で共振波長の1/2の長さが必要である。
ここで、アンテナの形状には縦型および横型があるが、垂直方向の長さと比べて水平方向の長さの小さい縦型は、受風面積等が小さいことから屋外設置される場合に有用であり、また、美観および設置性の観点から、特に屋内設置される場合に有用である。
このような縦型アンテナの一例として、いわゆるヘンテナがある。ヘンテナは、ループアンテナの一種であり、縦の2長辺がアンテナの共振波長の1/2の長さを有し、横の2短辺がアンテナの共振波長の1/6の長さを有する矩形状のアンテナである。
ヘンテナを用いたアンテナの一例として、たとえば、特許文献1には、以下のようなアンテナが開示されている。すなわち、縦2分の1波長、横6分の1波長を基本とする長方形状を形成した金属銅線の長辺の基端から約6分の1波長付近に電気的整合のための調整点を設け、この調整点から給電線を結合した枠型アンテナの単体を単一水平面上に90度間隔で4個配設し、各枠型アンテナの単体を4分の1サイクル間隔で同時励振させ、アンテナエレメントを支持する。
特開平4−167707号公報
しかしながら、特許文献1記載のアンテナでは、水平方向の長さが枠型アンテナの単体2つ分となり大きくなってしまう。
それゆえに、本発明の目的は、水平偏波を受信する小型の縦型アンテナを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるアンテナは、第1の長辺導体、第2の長辺導体、第1の短辺導体および第2の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第1のループアンテナ素子と、第3の長辺導体、第4の長辺導体、第1の短辺導体と交差している第3の短辺導体および第2の短辺導体と交差している第4の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第2のループアンテナ素子と、第1の長辺導体の延伸方向における中心から第1の短辺導体への方向に離れた位置において第1の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第1の長辺導体および第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第1の給電線路と、第2の長辺導体の延伸方向における中心から第1の短辺導体への方向に離れた位置において第2の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第1の長辺導体および第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第2の給電線路と、第3の長辺導体の延伸方向における中心から第3の短辺導体への方向に離れた位置において第3の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第3の長辺導体および第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第3の給電線路と、第4の長辺導体の
延伸方向における中心から第3の短辺導体への方向に離れた位置において第4の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第3の長辺導体および第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第4の給電線路と、第1および第3の短辺導体の交差位置、および、第2および第4の短辺導体の交差位置に配置されて、第1の短辺導体および第3の短辺導体の交差角度、ならびに第2の短辺導体および第4の短辺導体の交差角度を調整するための可動部とを備える。
好ましくは、第1の短辺導体および第3の短辺導体は互いに略直角に交差し、かつ第2の短辺導体および第4の短辺導体は互いに略直角に交差している。
好ましくは、第1の短辺導体および第3の短辺導体は互いに近接するように交差し、かつ第2の短辺導体および第4の短辺導体は互いに近接するように交差している。
好ましくは、第1の長辺導体ないし第4の長辺導体はアンテナの共振波長の略1/2の長さを有し、第1の短辺導体ないし第4の短辺導体はアンテナの共振波長の略1/6の長さを有する。
好ましくは、第1の短辺導体および第2の短辺導体は、第1のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲し、第3の短辺導体および第4の短辺導体は、第2のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している。
好ましくは、アンテナは、さらに、第1の給電線路の第2端に接続された内部導体と、第2の給電線路の第2端に接続された外部導体とを有する第1の同軸線路と、第3の給電線路の第2端に接続された内部導体と、第4の給電線路の第2端に接続された外部導体とを有する第2の同軸線路と、第1の同軸線路および第2の同軸線路を通してそれぞれ伝達される電気信号を合成する合成器とを備える。
この発明の他の局面に係わるアンテナは、第1の長辺導体、第2の長辺導体、第1の短辺導体および第2の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第1のループアンテナ素子と、第3の長辺導体、第4の長辺導体、第1の短辺導体と交差している第3の短辺導体および第2の短辺導体と交差している第4の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第2のループアンテナ素子と、第1の長辺導体の延伸方向における中心から第1の短辺導体への方向に離れた位置において第1の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第1の長辺導体および第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第1の給電線路と、第2の長辺導体の延伸方向における中心から第1の短辺導体への方向に離れた位置において第2の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第1の長辺導体および第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第2の給電線路と、第3の長辺導体の延伸方向における中心から第3の短辺導体への方向に離れた位置において第3の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第3の長辺導体および第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第3の給電線路と、第4の長辺導体の延伸方向における中心から第3の短辺導体への方向に離れた位置において第4の長辺導体に接続された第1端と、第1端の反対側かつ第3の長辺導体および第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第4の給電線路とを備え、第1の短辺導体および第2の短辺導体は、第1のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲し、第3の短辺導体および第4の短辺導体は、第2のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している。
本発明によれば、水平偏波を受信する小型の縦型アンテナを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。
図1を参照して、アンテナ101は、ループアンテナ素子21,22と、給電線路LN11,LN12,LN21,LN22と、同軸ケーブルCBL1,CBL2と、合成器51と、可動部52とを備える。
ループアンテナ素子21は、長辺導体LP11、長辺導体LP12、短辺導体SP11および短辺導体SP12を有し、略矩形状に周回している。
ループアンテナ素子22は、長辺導体LP21、長辺導体LP22、短辺導体SP11と交差している短辺導体SP21および短辺導体SP12と交差している短辺導体SP22を有し、略矩形状に周回している。
ループアンテナ素子21の各導体およびループアンテナ素子22の各導体、ならびに給電線路LN11,LN12,LN21,LN22は、たとえば導体板すなわち平板状の導体である。
図2は、図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図1のA1方向から見た図である。図3は、図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図1のB1方向から見た図である。図4は、図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図1のC1方向から見た図である。
図1〜図4は、短辺導体SP11および短辺導体SP21が互いに略直角に交差し、かつ短辺導体SP12および短辺導体SP22が互いに略直角に交差している状態を示している。
図1〜図4を参照して、アンテナ101は、短辺導体SP12およびSP22を下側にして設置される。
たとえば、長辺導体LP11、長辺導体LP12、長辺導体LP21および長辺導体LP22は略同じ長さを有しており、略平行に延伸している。また、短辺導体SP11、短辺導体SP12、短辺導体SP21および短辺導体SP12は略同じ長さを有しており、略平行に延伸している。
以下、長辺導体LP11、長辺導体LP12、長辺導体LP21および長辺導体LP22の延伸方向をアンテナ101の垂直方向と称する。短辺導体SP11、短辺導体SP12、短辺導体SP21および短辺導体SP12の延伸方向をアンテナ101の水平方向と称する。また、アンテナ101の設置状態において上側となる短辺導体SP11およびSP21から下側となる短辺導体SP12およびSP22への垂直方向を垂直下方向と称し、その反対方向を垂直上方向と称する。
給電線路LN11は、長辺導体LP11の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP11に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP11および長辺導体LP12の間に位置する第2端とを有する。
給電線路LN12は、長辺導体LP12の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP12に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP11および長辺導体LP12の間に位置する第2端とを有する。
給電線路LN21は、長辺導体LP21の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP21に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP21および長辺導体LP22の間に位置する第2端とを有する。
給電線路LN22は、長辺導体LP22の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP22に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP21および長辺導体LP22の間に位置する第2端とを有する。
たとえば、給電線路LN11,LN12,LN21,LN22は、アンテナ101の設置面から略同じ高さにおいて長辺導体LP11、長辺導体LP12、長辺導体LP21および長辺導体LP22とそれぞれ接続されている。また、給電線路LN11,LN12,LN21,LN22は、短辺導体SP11、短辺導体SP12、短辺導体SP21および短辺導体SP12と略平行に延伸している。給電線路LN11は長辺導体LP11から長辺導体LP12への方向に延伸し、給電線路LN12は長辺導体LP12から長辺導体LP11への方向に延伸し、給電線路LN21は長辺導体LP21から長辺導体LP22への方向に延伸し、給電線路LN22は長辺導体LP22から長辺導体LP21への方向に延伸している。
また、給電線路LN11,LN12,LN21,LN22の各々の第2端は他の給電線路の第2端と接触しないように、長辺導体LP11および長辺導体LP12間の中心付近かつ長辺導体LP21および長辺導体LP22間の中心付近に設けられている。
ループアンテナ素子21および22は、たとえばヘンテナである。すなわち、長辺導体LP11、長辺導体LP12、長辺導体LP21および長辺導体LP22は、アンテナ101の共振波長λすなわちアンテナ101が受信すべき波長の略1/2の長さを有する。短辺導体SP11、短辺導体SP12、短辺導体SP21および短辺導体SP22は、アンテナ101の共振波長λすなわちアンテナ101が受信すべき波長の略1/6の長さを有する。
同軸ケーブルCBL1は、給電線路LN11の第2端における給電点FD1に接続された内部導体CI1と、給電線路LN12の第2端における給電点FD2に接続された外部導体CO1とを有する。
同軸ケーブルCBL2は、給電線路LN21の第2端における給電点FD3に接続された内部導体CI2と、給電線路LN22の第2端における給電点FD4に接続された外部導体CO2とを有する。同軸ケーブルCBL1,CBL2の電気長は互いにλ/4異なるように調整されている。
合成器51は、同軸ケーブルCBL1および同軸ケーブルCBL2を通してそれぞれ伝達される電気信号を合成する。
可動部52は、短辺導体SP11および短辺導体SP21の交差角度ならびに短辺導体SP12および短辺導体SP22の交差角度を調整する。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。図6は、図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図5のB2方向から見た図である。図7は、図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図5のC2方向から見た図である。
図5〜図7は、短辺導体SP11および短辺導体SP21が互いに近接するように交差し、かつ短辺導体SP12および短辺導体SP22が互いに近接するように交差している状態を示している。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの性能を具体的に説明する。なお、以下に説明するアンテナ101の性能は、日本におけるUHFテレビ放送の周波数帯(470〜770MHz)の電波が送受信可能なようにアンテナ101を構成することによって得られたものである。具体的には、アンテナ101が上記UHF帯の電波の送受信に適したアンテナとなるよう、アンテナ101における各部位の長さ、幅、および距離のパラメータを設計した。なお、この周波数帯は日本における地上デジタル放送の周波数帯(470〜710MHz)を含んでいる。
また、以下では、アンテナ101の性能として指向性パターン、利得およびVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を示す。利得を示す数値が高いほどアンテナの性能が優れている。また、VSWRを示す数値が低いほどアンテナの特性が優れている。
図8は、図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。
図8に示す470MHz、530MHzおよび590MHzの指向性パターンを参照して、アンテナ101は、UHF帯を含む470MHz〜770MHzにおいて、水平偏波に対して良好な無指向性すなわち略楕円状または略円状の無指向性を実現している。
図9は、図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。
図9を参照して、アンテナ101の利得は、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において0dB〜−2.5dBであり、良好な特性が実現されている。
図10は、図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。
図10を参照して、アンテナ101のVSWRは、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において1.0〜2.0であり、良好な特性が実現されている。
図11は、図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。
図11に示す470MHz、590MHzおよび710MHzの指向性パターンを参照して、アンテナ101は、UHF帯を含む470MHz〜770MHzにおいて、水平偏波に対して良好な指向性を実現している。
図12は、図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。
図12を参照して、アンテナ101の利得は、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において−0.5dB〜−3.0dBであり、良好な特性が実現されている。特に、低周波数側においては後述するアンテナ102と比べて高い利得が得られている。
図13は、図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。
図13を参照して、アンテナ101のVSWRは、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において1.0〜2.5であり、良好な特性が実現されている。
ところで、水平偏波を受信するアンテナの一例であるダイポールアンテナでは、水平方向に全体で共振波長の1/2の長さが必要となり、縦型アンテナには適さないという問題点があった。また、ヘンテナを用いたアンテナの一例である特許文献1記載のアンテナでは、水平方向の長さが枠型アンテナの単体2つ分となり大きくなってしまうという問題点があった。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナでは、図1〜図4または図5〜図7に示すような構成により、水平偏波に対して図8〜図13に示すような良好な特性を有する小型の縦型アンテナを提供することができる。
また、単にループアンテナを交差させる構成では、アンテナ全体の水平方向の長さが大きくなってしまう。しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナでは、長辺導体LP11、長辺導体LP12、長辺導体LP21および長辺導体LP22は、アンテナ101の共振波長の略1/2の長さを有する。短辺導体SP11、短辺導体SP12、短辺導体SP21および短辺導体SP22は、アンテナ101の共振波長の略1/6の長さを有する。このように、ループアンテナ素子21および22をそれぞれヘンテナとすることにより、高利得を実現するとともに水平方向の長さを小さくすることができる。
また、ループアンテナ素子11および12を交差させることにより、特許文献1記載のアンテナのように複数のヘンテナを同一平面状に配置する構成と比べて、水平方向の長さを小さくし、小型化を図ることができる。
また、アンテナが屋内に配置される場合には、反射が多く発生するため、無指向性よりも指向性を有している方が有利な場合がある。そこで、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナでは、可動部52を設けている。このような構成により、ループアンテナ素子21および22の交差角度を調整することができるため、図1〜図4に示すようにアンテナ101を無指向性アンテナとするか、図5〜図7に示すようにアンテナ101を指向性アンテナとするかをユーザが容易に選択することができる。これにより、特にアンテナ101を屋内に配置した場合に、使用環境に応じた適切な指向性を実現することができ、アンテナの設置環境に関わらず良好な受信特性を得ることができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナは、可動部52を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。アンテナ101が可動部52を備えず、図1〜図4に示すように、短辺導体SP11および短辺導体SP21が互いに略直角に交差し、かつ短辺導体SP12および短辺導体SP22が互いに略直角に交差している状態でループアンテナ素子21および22が固定されていてもよい。また、アンテナ101が可動部52を備えず、図5〜図7に示すように、短辺導体SP11および短辺導体SP21が互いに近接するように交差し、かつ短辺導体SP12および短辺導体SP22が互いに近接するように交差している状態でループアンテナ素子21および22が固定されていてもよい。このような構成であっても、水平偏波を受信する小型の縦型アンテナを提供することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るアンテナと比べて小型化を図ったアンテナに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係るアンテナと同様である。
図14は、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。
図14を参照して、アンテナ102は、ループアンテナ素子11,12と、給電線路LN31,LN32,LN41,LN42と、同軸ケーブルCBL1,CBL2と、コンデンサ31,32と、合成器51と、可動部52とを備える。
ループアンテナ素子11は、長辺導体LP31、長辺導体LP32、短辺導体SP31および短辺導体SP32を有し、略矩形状に周回している。
ループアンテナ素子12は、長辺導体LP41、長辺導体LP42、短辺導体SP31と交差している短辺導体SP41および短辺導体SP32と交差している短辺導体SP42を有し、略矩形状に周回している。
ループアンテナ素子11の各導体およびループアンテナ素子12の各導体、ならびに給電線路LN31,LN32,LN41,LN42は、たとえば導体板すなわち平板状の導体である。
図15は、図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図14のA3方向から見た図である。図16は、図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図14のB3方向から見た図である。図17は、図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図14のC3方向から見た図である。
図14〜図17は、短辺導体SP31および短辺導体SP41が互いに略直角に交差し、かつ短辺導体SP32および短辺導体SP42が互いに略直角に交差している状態を示している。
図14〜図17を参照して、アンテナ102は、短辺導体SP32およびSP42を下側にして設置される。
以下、長辺導体LP31、長辺導体LP32、長辺導体LP41および長辺導体LP42の延伸方向をアンテナ102の垂直方向と称する。また、この垂直方向に対して垂直な方向をアンテナ102の水平方向と称する。また、アンテナ102の設置状態において上側となる短辺導体SP31およびSP41から下側となる短辺導体SP32およびSP42への垂直方向を垂直下方向と称し、その反対方向を垂直上方向と称する。
給電線路LN31は、長辺導体LP31の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP31に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP31および長辺導体LP32の間に位置する第2端とを有する。
給電線路LN32は、長辺導体LP32の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP32に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP31および長辺導体LP32の間に位置する第2端とを有する。
給電線路LN41は、長辺導体LP41の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP41に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP41および長辺導体LP42の間に位置する第2端とを有する。
給電線路LN42は、長辺導体LP42の延伸方向における中心からその延伸方向たとえば垂直下方向に離れた位置において長辺導体LP42に接続された第1端と、その第1端の反対側かつ長辺導体LP41および長辺導体LP42の間に位置する第2端とを有する。
たとえば、長辺導体LP31、長辺導体LP32、長辺導体LP41および長辺導体LP42は略同じ長さを有しており、略平行に延伸している。
短辺導体SP31、短辺導体SP32、短辺導体SP41および短辺導体SP42は略同じ長さを有している。短辺導体SP31および短辺導体SP32は、ループアンテナ素子11で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している。短辺導体SP41および短辺導体SP42は、ループアンテナ素子12で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している。言い換えれば、短辺導体SP31および短辺導体SP32の各々は、ループアンテナ素子11で囲まれた空間の方向に凹んだ凹み部を有している。短辺導体SP41および短辺導体SP42の各々は、ループアンテナ素子12で囲まれた空間の方向に凹んだ凹み部を有している。
より詳細には、ループアンテナ素子11において、短辺導体SP31は、長辺導体LP31の端部から水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP32側へ90度折れ曲がり、垂直下方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP32側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP32と反対側へ90度折れ曲がり、垂直上方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP32側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP32の端部に接続される形状を有する。
短辺導体SP32は、長辺導体LP31の端部から水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP31側へ90度折れ曲がり、垂直上方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP32側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP31と反対側へ90度折れ曲がり、垂直下方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP32側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP32の端部に接続される形状を有する。
ループアンテナ素子12において、短辺導体SP41は、長辺導体LP41の端部から水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP42側へ90度折れ曲がり、垂直下方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP42側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP42と反対側へ90度折れ曲がり、垂直上方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP42側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP42の端部に接続される形状を有する。
短辺導体SP42は、長辺導体LP41の端部から水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP41側へ90度折れ曲がり、垂直上方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP42側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、短辺導体SP41と反対側へ90度折れ曲がり、垂直下方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP42側へ90度折れ曲がり、水平方向に所定距離延伸した後、長辺導体LP42の端部に接続される形状を有する。
給電線路LN31およびLN32は、たとえば、アンテナ102の設置面から略同じ高さにおいて長辺導体LP31および長辺導体LP32とそれぞれ接続されている。給電線路LN41,LN42は、たとえば、アンテナ102の設置面から略同じ高さかつ給電線路LN31およびLN32と比べて低い位置において長辺導体LP41および長辺導体LP42とそれぞれ接続されている。
また、給電線路LN31,LN32,LN41,LN42は、アンテナ102の水平方向すなわち長辺導体LP31,LP32,LP41,LP42と略垂直な方向に延伸している。給電線路LN31は長辺導体LP31から長辺導体LP32への方向に延伸し、給電線路LN32は長辺導体LP32から長辺導体LP31への方向に延伸し、給電線路LN41は長辺導体LP41から長辺導体LP42への方向に延伸し、給電線路LN42は長辺導体LP42から長辺導体LP41への方向に延伸している。
また、給電線路LN31,LN32,LN41,LN42の各々の第2端は他の給電線路の第2端と接触しないように、長辺導体LP31および長辺導体LP32間の中心付近かつ長辺導体LP41および長辺導体LP42間の中心付近に設けられている。
コンデンサ31は、給電線路LN31の第2端と給電線路LN32の第2端との間に接続されている。コンデンサ32は、給電線路LN41の第2端と給電線路LN42の第2端との間に接続されている。コンデンサ31および32は、アンテナ102のインピーダンスを調整するために設けられる。なお、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナにおいても、給電線路LN11の第2端と給電線路LN12の第2端との間にコンデンサが接続され、かつ給電線路LN21の第2端と給電線路LN22の第2端との間にコンデンサが接続されていてもよい。
ループアンテナ素子11および12は、たとえばヘンテナである。すなわち、長辺導体LP31、長辺導体LP32、長辺導体LP41および長辺導体LP42は、アンテナ102の共振波長λすなわちアンテナ102が受信すべき波長の略1/2の長さを有する。短辺導体SP31、短辺導体SP32、短辺導体SP41および短辺導体SP42は、アンテナ102の共振波長λすなわちアンテナ102が受信すべき波長の略1/6の長さを有する。
同軸ケーブルCBL1は、給電線路LN31の第2端における給電点FD1に接続された内部導体CI1と、給電線路LN32の第2端における給電点FD2に接続された外部導体CO1とを有する。
同軸ケーブルCBL2は、給電線路LN41の第2端における給電点FD3に接続された内部導体CI2と、給電線路LN42の第2端における給電点FD4に接続された外部導体CO2とを有する。同軸ケーブルCBL1,CBL2の電気長は互いにλ/4異なるように調整されている。
合成器51は、同軸ケーブルCBL1および同軸ケーブルCBL2を通してそれぞれ伝達される電気信号を合成する。
可動部52は、短辺導体SP31および短辺導体SP41の交差角度ならびに短辺導体SP32および短辺導体SP42の交差角度を調整する。
図18は、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。図19は、図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図18のB4方向から見た図である。図20は、図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図18のC4方向から見た図である。
図18〜図20は、短辺導体SP31および短辺導体SP41が互いに近接するように交差し、かつ短辺導体SP32および短辺導体SP42が互いに近接するように交差している状態を示している。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの性能を具体的に説明する。なお、以下に説明するアンテナ102の性能は、日本におけるUHFテレビ放送の周波数帯(470〜770MHz)の電波が送受信可能なようにアンテナ102を構成することによって得られたものである。具体的には、アンテナ102が上記UHF帯の電波の送受信に適したアンテナとなるよう、アンテナ102における各部位の長さ、幅、および距離のパラメータを設計した。なお、この周波数帯は日本における地上デジタル放送の周波数帯(470〜710MHz)を含んでいる。
また、以下では、アンテナ102の性能として指向性パターン、利得およびVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を示す。利得を示す数値が高いほどアンテナの性能が優れている。また、VSWRを示す数値が低いほどアンテナの特性が優れている。
図21は、図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。
図21に示す500MHz、590MHzおよび680MHzの指向性パターンを参照して、アンテナ102は、UHF帯を含む470MHz〜770MHzにおいて、水平偏波に対して良好な無指向性すなわち略楕円状または略円状の無指向性を実現している。
図22は、図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。
図22を参照して、アンテナ102の利得は、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において0dB〜−6dBであり、良好な特性が実現されている。
図23は、図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。
図23を参照して、アンテナ102のVSWRは、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において1.0〜2.75であり、良好な特性が実現されている。
図24は、図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。
図24に示す470MHz、590MHzおよび710MHzの指向性パターンを参照して、アンテナ102は、UHF帯を含む470MHz〜770MHzにおいて、水平偏波に対して良好な指向性を実現している。
図25は、図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。
図25を参照して、アンテナ102の利得は、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において−0.5dB〜−6.5dBであり、良好な特性が実現されている。
図26は、図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。
図26を参照して、アンテナ102のVSWRは、UHF帯を含む470〜800MHzの周波数範囲において1.0〜3.5であり、良好な特性が実現されている。
ところで、水平偏波を受信するアンテナの一例であるダイポールアンテナでは、水平方向に全体で共振波長の1/2の長さが必要となり、縦型アンテナには適さないという問題点があった。また、ヘンテナを用いたアンテナの一例である特許文献1記載のアンテナでは、水平方向の長さが枠型アンテナの単体2つ分となり大きくなってしまうという問題点があった。
しかしながら、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナでは、図14〜図17または図18〜図20に示すような構成により、水平偏波に対して図21〜図26に示すような良好な特性を有する小型の縦型アンテナを提供することができる。
また、単にループアンテナを交差させる構成では、アンテナ全体の水平方向の長さが大きくなってしまう。しかしながら、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナでは、長辺導体LP31、長辺導体LP32、長辺導体LP41および長辺導体LP42は、アンテナ102の共振波長の略1/2の長さを有する。短辺導体SP31、短辺導体SP32、短辺導体SP41および短辺導体SP42は、アンテナ102の共振波長の略1/6の長さを有する。このように、ループアンテナ素子11および12をそれぞれヘンテナとすることにより、高利得を実現するとともに水平方向の長さを小さくすることができる。
また、ループアンテナ素子11および12を交差させることにより、特許文献1記載のアンテナのように複数のヘンテナを同一平面状に配置する構成と比べて、水平方向の長さを小さくし、小型化を図ることができる。
また、アンテナが屋内に配置される場合には、反射が多く発生するため、無指向性よりも指向性を有している方が有利な場合がある。そこで、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナでは、可動部52を設けている。このような構成により、ループアンテナ素子11および12の交差角度を調整することができるため、図14〜図17に示すようにアンテナ102を無指向性アンテナとするか、図18〜図20に示すようにアンテナ102を指向性アンテナとするかをユーザが容易に選択することができる。これにより、特にアンテナ102を屋内に配置した場合に、使用環境に応じた適切な指向性を実現することができ、アンテナの設置環境に関わらず良好な受信特性を得ることができる。
なお、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナは、可動部52を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。アンテナ102が可動部52を備えず、図14〜図17に示すように、短辺導体SP31および短辺導体SP41が互いに略直角に交差し、かつ短辺導体SP32および短辺導体SP42が互いに略直角に交差している状態でループアンテナ素子11および12が固定されていてもよい。また、アンテナ102が可動部52を備えず、図18〜図20に示すように、短辺導体SP31および短辺導体SP41が互いに近接するように交差し、かつ短辺導体SP32および短辺導体SP42が互いに近接するように交差している状態でループアンテナ素子11および12が固定されていてもよい。このような構成であっても、水平偏波を受信する小型の縦型アンテナを提供することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナでは、短辺導体SP31および短辺導体SP32は、ループアンテナ素子11で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している。短辺導体SP41および短辺導体SP42は、ループアンテナ素子12で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している。このような構成により、低周波数の電波についてアンテナ101と同様の良好な受信特性を得ることができるとともに、アンテナ全体の水平方向の長さすなわち長辺導体LP31および長辺導体LP32の間隔と長辺導体LP41および長辺導体LP42の間隔とを短くすることができる。アンテナ101の水平方向の長さは、500MHzの約1/6波長すなわち約130mmである。これに対して、アンテナ102の水平方向の長さを約100mmとすることができ、アンテナ101と比べて小型化を図ることができる。
また、アンテナ102の垂直方向における給電線路LN31およびLN32の給電点FD1,FD2の位置と、給電線路LN41およびLN42の給電点FD3,FD4の位置とをずらすことにより、ループアンテナ素子11および12の相互干渉を低減することができ、アンテナ101と比べてさらに良好な受信特性を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。 図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図1のA1方向から見た図である。 図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図1のB1方向から見た図である。 図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図1のC1方向から見た図である。 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。 図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図5のB2方向から見た図である。 図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナを図5のC2方向から見た図である。 図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。 図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。 図1に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。 図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。 図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。 図5に示す状態における本発明の第1の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。 図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図14のA3方向から見た図である。 図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図14のB3方向から見た図である。 図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図14のC3方向から見た図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの斜視図である。 図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図18のB4方向から見た図である。 図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナを図18のC4方向から見た図である。 図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。 図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。 図14に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。 図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの水平偏波に対する指向性パターンを示す図である。 図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナの利得特性を示す図である。 図18に示す状態における本発明の第2の実施の形態に係るアンテナのVSWR特性を示す図である。
符号の説明
11,12,21,22 ループアンテナ素子、31,32 コンデンサ、51 合成器、52 可動部、101,102 アンテナ、LN11,LN12,LN21,LN22,LN31,LN32,LN41,LN42 給電線路、CBL1,CBL2 同軸ケーブル、LP11,LP12,LP21,LP22,LP31,LP32,LP41,LP42 長辺導体、SP11,SP12,SP21,SP22,SP31,SP32,SP41,SP42 短辺導体。

Claims (7)

  1. 第1の長辺導体、第2の長辺導体、第1の短辺導体および第2の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第1のループアンテナ素子と、
    第3の長辺導体、第4の長辺導体、前記第1の短辺導体と交差している第3の短辺導体および前記第2の短辺導体と交差している第4の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第2のループアンテナ素子と、
    前記第1の長辺導体の延伸方向における中心から前記第1の短辺導体への方向に離れた位置において前記第1の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第1の長辺導体および前記第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第1の給電線路と、
    前記第2の長辺導体の延伸方向における中心から前記第1の短辺導体への方向に離れた位置において前記第2の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第1の長辺導体および前記第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第2の給電線路と、
    前記第3の長辺導体の延伸方向における中心から前記第3の短辺導体への方向に離れた位置において前記第3の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第3の長辺導体および前記第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第3の給電線路と、
    前記第4の長辺導体の延伸方向における中心から前記第3の短辺導体への方向に離れた位置において前記第4の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第3の長辺導体および前記第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第4の給電線路と
    前記第1および第3の短辺導体の交差位置、および、前記第2および第4の短辺導体の交差位置に配置されて、前記第1の短辺導体および前記第3の短辺導体の交差角度、ならびに前記第2の短辺導体および前記第4の短辺導体の交差角度を調整するための可動部とを備えるアンテナ。
  2. 前記第1の短辺導体および前記第3の短辺導体は互いに略直角に交差し、かつ前記第2の短辺導体および前記第4の短辺導体は互いに略直角に交差している請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1の短辺導体および前記第3の短辺導体は互いに近接するように交差し、かつ前記第2の短辺導体および前記第4の短辺導体は互いに近接するように交差している請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記第1の長辺導体ないし前記第4の長辺導体は前記アンテナの共振波長の略1/2の長さを有し、
    前記第1の短辺導体ないし前記第4の短辺導体は前記アンテナの共振波長の略1/6の長さを有する請求項1に記載のアンテナ。
  5. 前記第1の短辺導体および前記第2の短辺導体は、前記第1のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲し、
    前記第3の短辺導体および前記第4の短辺導体は、前記第2のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している請求項1に記載のアンテナ。
  6. 前記アンテナは、さらに、
    前記第1の給電線路の第2端に接続された内部導体と、前記第2の給電線路の第2端に接続された外部導体とを有する第1の同軸線路と、
    前記第3の給電線路の第2端に接続された内部導体と、前記第4の給電線路の第2端に接続された外部導体とを有する第2の同軸線路と、
    前記第1の同軸線路および前記第2の同軸線路を通してそれぞれ伝達される電気信号を合成する合成器とを備える請求項1に記載のアンテナ。
  7. 第1の長辺導体、第2の長辺導体、第1の短辺導体および第2の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第1のループアンテナ素子と、
    第3の長辺導体、第4の長辺導体、前記第1の短辺導体と交差している第3の短辺導体および前記第2の短辺導体と交差している第4の短辺導体を有し、略矩形状に周回している第2のループアンテナ素子と、
    前記第1の長辺導体の延伸方向における中心から前記第1の短辺導体への方向に離れた位置において前記第1の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第1の長辺導体および前記第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第1の給電線路と、
    前記第2の長辺導体の延伸方向における中心から前記第1の短辺導体への方向に離れた位置において前記第2の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第1の長辺導体および前記第2の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第2の給電線路と、
    前記第3の長辺導体の延伸方向における中心から前記第3の短辺導体への方向に離れた位置において前記第3の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第3の長辺導体および前記第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第3の給電線路と、
    前記第4の長辺導体の延伸方向における中心から前記第3の短辺導体への方向に離れた位置において前記第4の長辺導体に接続された第1端と、前記第1端の反対側かつ前記第3の長辺導体および前記第4の長辺導体の間に位置する第2端とを有する第4の給電線路とを備え、
    前記第1の短辺導体および前記第2の短辺導体は、前記第1のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲し、
    前記第3の短辺導体および前記第4の短辺導体は、前記第2のループアンテナ素子で囲まれた空間の体積を減じる方向に屈曲している、アンテナ。
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