JP4618833B2 - 固形洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はN−アシル中性アミノ酸化合物を含有する固形洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固形洗浄剤組成物は、一般にアニオン界面活性剤を主成分としており、なかでも石鹸即ち高級脂肪酸塩が最も汎用的に使用されている。石鹸は泡立ちおよびさっぱり感に優れているものの、すすぎ時に石鹸スカム(高級脂肪酸カルシウム塩)を発生して肌に付着するため、きしみ感やつっぱり感を生じると言う問題があった。また、高級脂肪酸塩が界面活性効果を発現するのは人皮膚のpHに比べアルカリ領域なので、アルカリ刺激に弱い体質の人には石鹸を使用できない。
【0003】
高級脂肪酸塩以外のアニオン界面活性剤としては、イセチオン酸塩やN−アシルグルタミン酸塩等が知られている。これらのアニオン界面活性剤は、皮膚と同等の弱酸性領域でも、充分な界面活性を有し、低刺激性においては優れているものの、泡の立ち上がりが悪く、ぬめり感があるという問題点があった。
【0004】
低刺激性であり、泡の立ち上がりに優れ、適度なサッパリ感で洗浄できるアニオン界面活性剤としては、N−アシル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩およびN−アシルアラニン塩等が知られている。しかし、これらの界面活性剤は、水溶性が強いため固形洗浄剤とすると、溶け崩れが激しいという問題点があり、さらに中和度によっては固形化すら困難である。
【0005】
特開平5−156298号公報には、 N−アシル−β−アラニン塩固形物に関しては溶け崩れの改善のために、高級アルコールまたは高級脂肪酸を併用することがに開示されている。しかしながら、高級アルコールのみでは溶け崩れの改善が不十分であり、溶け崩れを防ぐために高級脂肪酸を多量に併用してpHを下げると、泡立ちが悪くなるという問題点があった。
【0006】
また、特開平11−172278号公報においては、泡立ちを向上するために高級脂肪酸に代えて有機酸および/または無機酸を併用する技術が開示されているが、本法により調製された固形洗浄剤は、浴場の様な高湿度下に放置すると固形洗浄剤表面に水滴が生じるという問題点があった。
【0007】
このように、N−アシル中性アミノ酸塩の固形化物は、固形化成形性、吸湿性に難点が有り、工業的製造、使用には未だ困難が伴い、これらの改良が望まれていた。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、N−アシル中性アミノ酸塩の固形化物において、低刺激であり、泡立ちおよびさっぱり感に優れ、ぬめり感、つっぱり感、きしみ感及び付着感が少なく、溶け崩れしにくく、高湿度下における保存性に優れた、成形性の良い、固形洗浄剤組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、特定のポリマーを配合することにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、本発明は、N−アシル中性アミノ酸化合物を含む固形洗浄剤組成物において、カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルギン酸塩を0.5〜10.0重量%含有し、固形洗浄剤の1%水溶液のpHが、25℃の条件下で5.5〜7.0であることを特徴とする固形洗浄剤組成物に関するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明の固形洗浄剤組成物におけるN−アシル中性アミノ酸化合物とは、一般式(1)
【0013】
【化3】
[式中R1COは炭素数8〜22の直鎖もしくは分枝鎖の飽和または不飽和脂肪酸残基を示し、Xは水素原子またはメチル基を示す。M1は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アミン類および塩基性アミノ酸から選ばれる少なくとも1種のカチオンを示す。]
および/または一般式(2)
【0014】
【化4】
[式中R2COは炭素数8〜22の直鎖もしくは分枝鎖の飽和または不飽和脂肪酸残基を示し、M2は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アミン類および塩基性アミノ酸から選ばれる少なくとも1種のカチオンを示す。]
で表される化合物である。
【0015】
これらのN−アシル中性アミノ酸化合物を製造するには、脂肪酸クロライドや脂肪酸エステルの脂肪酸ソースと中性アミノ酸をシェッテンバウマン法等の従来技術により反応させ、中性アミノ酸をアシル化した後、水洗、中和後固形化の原料とする目的で、スプレードライなどで水分を除去して粉末、フレークまたはペレット状に成形すればよい。
【0016】
N−アシル中性アミノ酸化合物のアシル基は、炭素数8〜20の直鎖もしくは分枝鎖の飽和または不飽和脂肪酸残基である。N−アシル中性アミノ酸化合物の親水基となる中性アミノ酸は、D体、L体及びDL体のいずれも使用することができる。中性アミノ酸の種類としては、一般式(1)に対応するものとしてグリシン、α−アラニンを、一般式(2)に対応するものとしてβ−アラニンが挙げられるが泡立ちの点でグリシンが最も好ましく、ついでα−アラニンが好ましい。
【0017】
上記N−アシル中性アミノ酸化合物は未中和のまま、未中和と塩の混合物あるいは塩の形のいずれでも使用できる。また、2種以上の混合物も使用できる。さらに、必要に応じてアルカノールアミド等を併用する事も出来る。
【0018】
また、上記N−アシル中性アミノ酸塩の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等のアミン塩、アルギニン塩、リジン塩等の塩基性アミノ酸塩が挙げられ、特に好ましくはナトリウム塩、カリウム塩である。
【0019】
本発明の主剤となるN−アシル中性アミノ酸塩の具体例としては、N−ラウロイルグリシンナトリウム、N−ラウロイル−β−アラニンナトリウム、N−ラウロイル−α−アラニンナトリウム、N−パーム脂肪酸グリシンナトリウム、N−パーム脂肪酸−β−アラニンナトリウム、N−パーム脂肪酸−α−アラニンナトリウム、N−混合脂肪酸(ヤシ脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸)グリシンナトリウム、N−混合脂肪酸(ヤシ脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸)−β−アラニンナトリウム、N−混合脂肪酸(ヤシ脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸)−α−アラニンナトリウム、N−ラウロイルグリシンカリウム、N−パーム脂肪酸グリシンカリウム、N−混合脂肪酸(ヤシ脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸)グリシンカリウム、N−ラウロイルグリシントリエタノールアミン塩、N−パーム脂肪酸グリシンアルギニン塩、N−混合脂肪酸(ヤシ脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸)−β−アラニントリエタノールアミン塩等が上げられる。本発明おける洗浄剤組成物に用いるN−アシル中性アミノアミノ酸化合物は、これらの混合物でも構わないが、入手の容易性、価格の点からN−アシルグリシンナトリウム塩が特に望ましい。
【0020】
本発明における固形洗浄剤組成物において、固形洗浄剤組成物当たりの界面活性剤成分が50重量%以上であり、界面活性剤成分当たりの前記N−アシル中性アミノ酸化合物の比率が20〜100重量%であることが好ましい。固形洗浄剤組成物当たりの界面活性剤成分が50重量%未満では、固形洗浄剤の泡立ちが悪くなり、好ましくない。また、N−アシル中性アミノ酸化合物の比率が20重量%未満では、N−アシル中性アミノ酸塩の配合効果が出現せず好ましくない。
【0021】
本発明において、特定の高分子を添加することにより、高湿度下における固形洗浄料表面の濡れ、ひいては溶け崩れを改善することができる。
【0022】
本発明に用いられる高分子は、カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルギン酸塩である。
【0023】
さらに詳しくは、カルボキシビニルポリマーはアクリル酸の重合体で平均分子量がおよそ450,000〜4,000,000(重合度がおよそ5,900〜52,600)のものであり、「カーボポール941」や「カーボポール940」(商品名、B.F.GOODRICH社製)などが挙げられる。
【0024】
アルギン酸塩は褐藻類から抽出された炭水化物であるβ−d−マンヌロン酸とα−l−グルロン酸からなるポリウロン酸の塩であり、「ダックアルギン」(商品名、紀文フードケミファ(株)製)などが挙げられる。
【0025】
本発明の固形洗浄剤組成物におけるカルボキシビニルポリマーおよび/またはアルギン酸塩の配合量は、幅広く採用可能であるが、好ましくは0.1〜10.0重量%であり、特に好ましくは0.5〜5.0重量%である。0.1重量%未満では、本発明の効果が十分に発揮されない場合があり、10.0重量%を超えると、使用感が低下する場合がある。
【0026】
本発明者らの検討によれば、高分子であれば、何でも効果が有るわけではなく、例えば増量剤として良く用いられるカルボシメチルセルロース等では高湿度下の安定性改善に寄与しない。詳細な理由は不明であるが高分子と水の親和性に関連があると思われる。
【0027】
本発明の固形洗浄剤組成物の1%水溶液のpHは、25℃の条件下で5.5〜7.0が好ましく、特に好ましくは5.5〜6.5である。pHが5.5未満では泡立ちが不十分な場合があり、7.0を超える条件では、溶け崩れが激しい場合がある。
【0028】
本発明の固形洗浄剤組成物の1%水溶液のpHを上記範囲に調製するには、あらかじめN−アシル中性アミノ酸を固形化時所定のpH5.5〜7.0になるように中和度をコントロールして固形洗剤の原料として使用する方法もあるが、N−アシル中性アミノ酸塩は中和度により、乾燥工程においてその油性的な性質により、低水分化 できない場合もあり、0.8〜1.0当量で中和製造後粉末化して、有機酸および/または無機酸を配合して、固形洗浄剤組成物の1%水溶液のpHを5.5〜7.0となる ように調整してもよい。
【0029】
pH調整に用いられる有機酸としては、例えばクエン酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸、グルタミン酸及びその誘導体、グリコール酸、ピロリドンカルボン酸等が挙げられ、いずれの光学異性体も使用できる。
高級脂肪酸は多量に使用すると泡立ちが低下するため、好ましくない。
【0030】
pH調整に用いられる無機酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸等が挙げられる。
【0031】
本発明の固形洗浄剤組成物には、他のシンデッドバー成形性改良技術を併用してもよい。例えば、特許第1294295号に開示されるデキストリン類、特許第1324345号に開示されるポリオキシアルキレン誘導体を配合してもよい。
【0032】
また、増量、成形安定剤として、セタノールやベヘニルアルコールの固形高級アルコールを単独で配合してもよく、さらにこれらの固形高級アルコールとイソステアリルアルコールなどの液状高級アルコールと併用して配合してもよい。
【0033】
本発明の固形洗浄料組成物は、シャンプー、固形洗浄剤、髭剃り用石鹸等各種の固形洗浄剤として用いることができる。
【0034】
本発明の固形洗浄剤組成物には他の成分、例えば、動物、植物、魚貝類、微生物由来の抽出物、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、被膜剤、紫外線吸収剤、消炎剤、金属封鎖剤、低級アルコール、糖類、アミノ酸類、有機アミン類、合成樹脂エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水などを必要に応じて1種ないしは2種以上用いてもよい。
【0035】
動物、植物、魚貝類、微生物由来の抽出物としては、例えば茶エキス、アロエエキス、イチョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニクエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ニンジンエキス、ヘチマエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出物、海草エキス等の抽出物及びそれらの薬効成分を精製したものを併用したものをあげることができる。
【0036】
粉末成分としては、無機粉末、例えばタルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーキュムライト、炭酸マグネシウム、珪酸ジルコニウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸カルシウム、珪酸亜鉛、珪酸マグネシウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、燐酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素等が例示され、有機粉末として、例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末を挙げることができる。無機顔料として、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、黄酸化鉄、黄土、黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、群青、紺青等を挙げることができる。
【0037】
パール顔料としては、例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等を挙げることができる。金属粉末顔料として、例えばアルミニウムパウダー、カッパーパウダー等を挙げることができる。有機顔料として、例えば赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号等を挙げることができる。天然色素としては、例えばクロロフィル、β−カロチン等を挙げることができる。
【0038】
これらの粉末はそのままでも配合できるが、メチルハイドロジェンポリシロキサンやシランカップリング剤等のシリコーン処理、金属石鹸処理、パーフルオロアルキル燐酸ジエタノールアミン塩やパーフルオロアルキルシランなどのフッ素処理剤を配合してで疎水化処理してもよい。
【0039】
液体油脂としては、例えばアボガド油、ツバキ油、グレープシード油、タートル油、マカディミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ヒマワリ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等を挙げることができる。
【0040】
固体油脂としては、例えばカカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核脂、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油を挙げることができる。
【0041】
ロウ類としては、例えばミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水添ラノリンアルコールエーテルなどを挙げることができる。
【0042】
炭化水素油としては、例えば流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックスなどが挙げられる。
【0043】
高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム脂肪酸、パーム核脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などを挙げることができる。
【0044】
合成エステル油としては、例えばミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチルなどを挙げることができる。
【0045】
シリコーンとしては、例えばジメチルシリコーンオイル、例えばメチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、高重合度メチルポリシロキサン、環状ポリシロキサン、例えばデカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサン等を挙げることができる。ポリエーテル変性シリコーンとして、例えばジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体等を挙げることができる。アミノ変性シリコーンとして、例えばアモジメチコーン等を挙げることができる。その他メチルフェニルポリシロキサンとして、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン、トリメチルシロキシ珪酸、3次元網目構造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴムなどを挙げることができる。
【0046】
アニオン界面活性剤としては、例えばセッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ヤシカリセッケン等の脂肪酸セッケン、例えばPOEラウリルエーテルカルボン酸塩、POP・POEエーテルミリスチン酸塩等のエーテルカルボン酸、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等の高級アルキル硫酸エステル塩、例えばPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、例えばラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルグリシンナトリウム、ラウロイル−β−アラニンナトリウム、ラウロイル−N−メチル-β-アラニンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジエタノールアミン、ヤシ脂肪酸シルクペプチド等のN−アシルアミノ酸塩、例えばN−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、POEラウリルアミドエーテルスルホン酸ナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、例えばPOEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸、POEラウリルアミドエーテルリン酸ナトリウム等のリン酸エステル塩、例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、例えばリニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、例えば硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ロート油などの硫酸化油、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、カゼインナトリウムなどが挙げられる。
【0047】
カチオン性界面活性剤としては、例えば塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、例えば塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、例えば塩化セチルピリジウム等のアルキルピリジウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウムなどを挙げることができる。
【0048】
両性界面活性剤としては、例えば2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等のアミドアミン系両性界面活性剤、例えばヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン等のアミド酢酸ベタイン型両性界面活性剤、例えばラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等のアミドスルホベタイン型両性界面活性剤、例えばラウリルトリメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド等のアミンオキサイド型両性界面活性剤、アルキル酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
【0049】
非イオン界面活性剤としては、例えばモノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル類、例えばモノステアリン酸POEグリセリル、モノオレイン酸POEグリセリル、ポリグリセリン脂肪酸エステル類等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、例えばモノステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、例えばモノラウリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、例えばモノヤシ脂肪酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、例えばモノラウリン酸POEソルビット、テトラオレイン酸POEソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、例えばモノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、例えばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、例えばPOE・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル、POE分鎖オクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、例えばPOEステアリルアミン、POEオレイルアミン等のポリオキシエチレンアルキルアミン類、例えばヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類、例えばPOEラウリン酸モノエタノールアミド、POEヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、POE牛脂脂肪酸モノエタノールアミド等のポリオキシエチレンアルカノールアミド類、その他アセチレングリコール、POEアセチレングリコール、POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POEフィトステロール、POEコレスタノール、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物などが挙げられる。
【0050】
消炎剤としては、例えばグリチルリチン酸アンモニウム、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン等を挙げることができる。
【0051】
これらの添加成分は、ミキサー混合機でN−アシル中性アミノ酸化合物と精製水と同時に配合し、全体が均一に混ざるようにミキシングした後、ロール処理をして、押出し機に投入して、棒状固形洗浄剤を得て、所定の大きさに裁断加圧成形して目的の固形洗浄剤を得る。この時添加物の融点が高い場合や結晶性の強いものの場合には、投入する精製水に加熱溶解させて、混合ミキシングすると、均一に早く混ざりやすい。
【0052】
また、従来のN−アシル中性アミノ酸塩の固形化物は、裁断加圧成形の際、その構造的な粘弾性により、連続処理が困難であったが、カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルギン酸塩を添加することにより、裁断加圧成形性が向上し、製造しやすくなる効果も有する。
【0053】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0054】
実施例1〜2、比較例1〜3
表1に示す配合比率(重量%)で各成分をミキシングし、ロール掛け5回の後に押出し機に投入し、押出される固形洗浄剤の空気が抜けたことを確認して、押出し口温度50度で棒状固形洗浄剤組成物を定型の金型で4.9MPaの圧力で加圧成型した。サンプル製造時に製造性を評価し、成形した各サンプルに対して官能評価、保存安定性を測定した。
【0055】
【表1】
【0056】
(注1) 乾燥残分0.1%のフレーク品
(注2) カーボポール941(グットリッチ社製)
(注3) ダックアルギン(紀文フード社製)
(注4)CMCダイセル1280(ダイセル化学工業社製)
(注5) 固形化時固形物が柔らかすぎて形態を維持できず測定不可
なお表中、製造性、使用感および安定性の評価は以下のように行なった。
【0057】
1.製造性の評価に関して
評価の基準は比較例1の製造性を平均として以下の基準で行った。評価×の処方は、工業的に製造困難な程に成形性が悪い。
【0058】
(a)押し出し機での押し出しやすさ
◎:比較例1より押し出しやすい
○:比較例1よりやや押し出しやすい
△:比較例1と同等
×:比較例1より押し出しにくい
【0059】
(b)型打ち時の型離れの良さ
◎:比較例1より型離れが良い
○:比較例1よりやや型離れが良い
△:比較例1と同等
×:比較例1より型離れが悪い
【0060】
2.官能評価に関して
成形された各固形洗浄剤について、パネラー10名により、手洗いによる使用試験を行い、使用時の泡立ち、使用時のヌメリ感の無さ、すすぎ後のさっぱり感、使用後のつっぱり感の無さ、使用後のきしみ感の無さ、固形洗浄剤の硬さについて官能試験を行った。
【0061】
なお、評価は表2の比較例1を標準3点とした5段階相対評価とし、評価結果の平均点を算出し、算出された平均値が
4.5以上の場合を 非常に良好(◎)
3.5〜4.5の場合を 良好(○)
2.5〜3.4の場合を 普通(△)
2.4以下の場合を 不良(×)
として行った。その結果、本発明の範囲内での吸水性高分子の配合は、使用感に影響を与える事無く、固形洗浄剤の固さが上昇している事を示す結果となった。
【0062】
各評価基準は以下の通りに行なった。
(a)泡立ち
5:比較例1より泡立ちが良い
4:比較例1よりやや泡立ちが良い
3:比較例1と同等
2:比較例1よりやや泡立ちが悪い
1:比較例1より泡立ちが悪い
【0063】
(b)ヌメリ感の無さ
5:比較例1よりヌメリ感が少ない
4:比較例1よりややヌメリ感が少ない
3:比較例1と同等
2:比較例1よりややヌメリ感がある
1:比較例1よりヌメリ感がある
【0064】
(c)さっぱり感
5:比較例1よりさっぱり感がある
4:比較例1よりややさっぱり感がある
3:比較例1と同等
2:比較例1よりややさっぱり感が少ない
1:比較例1よりさっぱり感が少ない
【0065】
(d)つっぱり感の無さ
5:比較例1よりつっぱり感が少ない
4:比較例1よりややつっぱり感が少ない
3:比較例1と同等
2:比較例1よりややつっぱり感がある
1:比較例1よりつっぱり感がある
【0066】
(e)きしみ感の無さ
5:比較例1よりきしみ感が少ない
4:比較例1よりややきしみ感が少ない
3:比較例1と同等
2:比較例1よりややきしみ感がある
1:比較例1よりきしみ感がある
【0067】
(f)固形洗浄剤の硬さ
5:比較例1より硬い
4:比較例1よりやや硬い
3:比較例1と同等
2:比較例1よりやや軟らかい
1:比較例1より軟らかい
【0068】
3.保存安定性
表1に示す組成の固形洗浄剤を調製し、高湿度下(25℃、95%RH)に固形洗浄剤を静置し、表面の外観を2週間観察した。吸湿性高分子を配合したサンプルは、固形洗浄剤表面に水滴を発生させず、高湿度下でも安定な形状安定性が確認された。
【0069】
安定性評価基準
(a)固形洗浄剤表面の濡れ
◎ :表面に水滴を発生させない。
○ :表面にわずかに水滴が発生する。
×:表面に水滴が多量に発生する。
【0070】
(b)重量変化
◎:重量増減が8%以下
○:重量増減が8%〜10%以下
△:重量増減が10〜12%以下
×:重量増減が12%以上
【0071】
実施例3
N−ヤシ脂肪酸グリシンナトリウム塩 42.00
ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム(注6) 42.00
カルボキシビニルポリマー(注2) 1.00
クエン酸 4.00
酸化チタン 0.10
精製水 残分
注6:「ホスタポンSCI−65」(商品名、クラリアント社製)
クエン酸を精製水に溶かし、他の成分をミキサーに投入しドライブレンド後クエン酸水をミキサーに加え、全体がソボロ状から餅状に軟化するまでミキシングを行った。その後3本ロールに3回通し、押し出し成形機に投入して棒状の固形洗浄剤を取り出し、一定の大きさに金型成形機を用いて成形した。
【0072】
実施例4
N−ヤシ脂肪酸グリシンナトリウム塩 82.00
N−ヤシ脂肪酸N−メチル−β−アラニンナトリウム 3.00
アルギン酸ナトリウム(注3) 1.00
クエン酸 7.03
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10
EDTA・2Na 0.10
酸化チタン 0.10
精製水 残分
クエン酸及びN−ヤシ脂肪酸N−メチル−β−アラニンナトリウムを精製水に溶かし、他の成分をミキサーに投入しドライブレンド後クエン酸水をミキサーに加え、全体がソボロ状から餅状に軟化するまでミキシングを行った。その後3本ロールに3回通し、押し出し成形機に投入して棒状の固形洗浄剤を取り出し、一定の大きさに金型成形機を用いて成形した。
【0073】
実施例5
N−ヤシ脂肪酸グリシンナトリウム塩 30.0
ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム 30.0
デキストリン 20.0
カルボキシビニルポリマー(注2) 0.5
ミリスチン酸 8.0
PEG4000 5.0
クエン酸 2.0
アラントイン 0.2
酸化チタン 0.1
精製水 残分
クエン酸を精製水に溶かし、他の成分をミキサーに投入しドライブレンド後クエン酸水をミキサーに加え、全体がソボロ状から餅状に軟化するまでミキシングを行った。その後3本ロールに3回通し、押し出し成形機に投入して棒状の固形洗浄剤を取り出し、一定の大きさに金型成形機を用いて成形した。
【0074】
実施例6
N−ヤシ脂肪酸グリシンナトリウム塩 20.00
ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム 50.00
デキストリン 10.00
ミリスチルアルコール 5.00
ミリスチン酸 5.00
カルボキシビニルポリマー(注2) 1.00
クエン酸 2.00
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.20
酸化チタン 0.10
精製水 残分
ミリスチルアルコールとミリスチン酸はあらかじめ加熱溶解しておき、ミリスチルアルコール、ミリスチン酸、クエン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、精製水以外の物質をミキサーに投入しドライブレンド後、溶融させたミリスチルアルコール及び、クエン酸及びヒドロキシエタンジホスホン酸を溶解させた精製水を加え全体がソボロ状から餅状に軟化するまでミキシングを行った。その後3本ロールに3回通し、押し出し成形機に投入して棒状の固形洗浄剤を取り出し、一定の大きさに金型成形機を用いて成形した。
【0075】
実施例4〜6で試作した固形洗浄剤の評価を表2に示す。表2から明らかなように、いずれも高湿度下の安定性に優れる、使用感の良い固形洗浄剤組成物であった。
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】
本発明の固形洗浄剤組成物によれば、低刺激であり、泡立ち及びさっぱり感に優れ、ヌメリ感、つっぱり感、きしみ感が少なく、高湿度下において汗かきが少ない固形洗浄剤を得ることができる。また、本発明の固形洗浄剤組成物は、裁断加圧成形性が向上し、製造しやすくなる効果も有する。
Claims (4)
- N−アシル中性アミノ酸化合物を含む固形洗浄剤組成物において、カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルギン酸塩を0.5〜10.0重量%含有し、固形洗浄剤の1%水溶液のpHが、25℃の条件下で5.5〜7.0であることを特徴とする固形洗浄剤組成物。
- 固形洗浄剤組成物当たりの界面活性剤成分が50重量%以上であり、界面活性剤成分当たりの前記N−アシル中性アミノ酸化合物の比率が20〜100重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の固形洗浄剤組成物。
- 有機酸および/または無機酸を配合することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の固形洗浄剤組成物。
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