JP4616798B2 - 基板処理装置及び基板処理装置の表示方法 - Google Patents
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従来のプロセス制御モジュールは、基板処理を実施する際に、外部からのインターロック(H2リーク、O2濃度検知異常、H2濃度検知異常等)やガス流量の上限値、下限値、及びガス流量比率のチェックを、基板処理のステップ毎に、ハードウエアとソフトウエアで二重にチェックし、チェック内容やチェック項目を画面に表示させるようになっている。
そして、異常と判定されたときに、チェック内容の表示やチェック項目の表示を赤色に変更することで装置作業者に警告し、その後に、予め設定されていたエラー処理を実施する。
また、エラー処理では、次回の正常な使用を可能とするためリカバリー処理を実施する。このリカバリー処理は、マニュアル操作でN2バルブを開(OPEN)として炉内の危険なガスをN2ガスにより排気管に押し出すといった処理である。
しかし、チェック項目等がテキスト形式で、しかもステップ毎の情報のみがモニタに表示されるので、ハードウエア、ソフトウエアでチェックしている期間が明確でないという問題があり(図11、A参照)、チェックの実施中かどうかも分からない。また、H2バルブの開閉を示す表示(図11、B参照)があってもどこに何のバルブがあるのか分からない。
また、チェック異常が発生した場合、リカバリー処理として、装置作業者がマニュアル操作でN2バルブを開(OPEN)として炉内の危険なガスをN2ガスで押し出した後、基板処理装置の復旧作業が実施される。ところが、前記プロセス制御モジュールは、ステップ毎の情報のみをモニタに表示させるシステムとなっていて、事前のステップの画面情報を現在のステップで書き換えてしまい、チェック異常時のモニタの表示情報だけでは情報が足らず、復旧作業の終了までに多くの時間が掛かってしまうという問題がある(図11)。
本発明の目的は、操作画面に基板処理のシーケンス(レシピ)をステップ順に並べて表示するとともに、各ステップで行なわれる内容を把握できるように表示させることで、レシピの全ステップの内容を把握できるようにすることにある。
ここで、「アイコン」とは、ステップ内で行なわれる基板処理の内容を一目で把握する図柄が施されたアイコンのことである。操作画面に、各ステップ名とともにステップ名に対応したアイコンが表示されると、一連のステップからなるレシピ(基板処理のシーケンス)が一目で把握できる。
ガス配管図(ガスフロー図)が表示されると、各ステップでのガス供給用または排気用のバルブ開閉状態やポンプのON/OFFだけでなくOリングのリール状態やH2ガスに対するインターロックが生じているかを一目で把握できるので、作業効率が向上する。
エラーチェック項目が表示されると、各ステップで生じているエラーの状態が一目で把握できるのでエラーが発生しても迅速な対応が可能となる。また、エラーチェック項目内のアイコン(エラーアイコン)が表示されるので、エラーの種類を容易に把握することが可能となる。
ここで、エラーアイコンとは、エラーチェック項目の内容を示すアイコンのことである。
このようにすると、ステップ毎に、バルブやセンサの情報等が得られるので装置の状態を一目で把握できる。また、各ステップでエラーが発生してもどのバルブやセンサが原因でどのようなエラーが発生しているか一目で把握でき、復旧作業がしやすくなる。
このようにすると、必要な情報を必要な画面で得ることができるので、が使い勝手が大幅に向上する。
筐体111の正面壁111aにはポッド搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。
ポッド搬入搬出口112の正面前方側にはロードポート(基板収容器受渡し台)114が設置されており、ロードポート114はポッド110を載置されて位置合わせするように構成されている。ポッド110はロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出されるようになっている。
ポッドオープナ121はポッド110を載置する載置台122、122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構(蓋体着脱機構)123、123とを備えている。ポッドオープナ121は載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉するように構成されている。
図9に模式的に示されているようにウエハ移載装置エレベータ125bは、耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の移載室124前方領域右端部との間に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
図9および図10に示されているように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ロードポート114の上のポッド110はポッド搬送装置118によって筐体111の内部へポッド搬入搬出口112から搬入される。
搬入されたポッド110は回転式ポッド棚105の指定された棚板117に、ポッド搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは直接、ポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120はキャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。例えば、移載室124にはクリーンエア133として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、筐体111の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遥かに低く設定されている。
ポッド110がポッドオープナ121によって開放されると、ウエハ200はポッド110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、ノッチ合わせ装置135にてウエハを整合した後、移載室124の後方にある待機部126へ搬入され、ボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはポッド110に戻り、次のウエハ200をボート217に装填する。
処理後は、ノッチ合わせ装置135でのウエハの整合工程を除き、上述の逆の手順で、ウエハ200およびポッド110は筐体111の外部へ払出される。
従って、ABORTレシピ22のテーブル番号が検索され、テーブル番号で検索されると、テーブル番号で検索したABORTレシピ22が実行され、このABORTレシピ22に定められた手順、内容でリカバリー処理を実施することが可能となる。なお、前記プロセスレシピ20にはエラーチェックを実行するシーケンスが含まれている。
図2に示す操作画面を機能上、アウトライン表示画面と呼び、図4に示す操作画面を機能上、エラー表示画面と呼び、図5及び図6に示す操作画面をそれぞれ機能上、シーケンス表示(モニタ)画面と呼ぶ。
なお、アウトライン表示画面G1上に表示するシーケンスのステータス名は、プロセスレシピ20のステップ毎の検索により取得される。
配管系としては、処理室202にアニールガス、例えば、H2ガスを供給するアニールガス供給管66と、処理室202にN2パージガスを供給するパージガス配管51と、処理室202にロードするボートと処理室202の間をシールするシール部としての二重Oリングシール部52のOリングシール用配管53と、二重Oリングシール部52のリークをチェックするためのリークチェック配管54と、処理室202から処理室内雰囲気を排気する排気管65と減圧排気装置としての真空ポンプ64とが表示される。
また、前記アウトライン表示画面G1には、前記したように、操作画面を切り替えるため「アウトライン」、「詳細」、「シーケンス」のボックスが表示され、操作部2が、これらのボックスが選択されると、それぞれアウトライン表示画面G1、エラー表示画面G2、シーケンスモニタ画面G3を表示させるようになっている。なお、各画面で現在表示しているボックスをオンとした場合、操作部2はオン操作を無効として表示していた画面の表示を継続するようになっている。
このシーケンス画面G3では、各ステップ(ステータス)におけるバルブ開閉状態、エラーチェック項目、H2バルブOPEN許可条件、ボートアンロード許可条件が表示されている。
図5には、各ステータスにおけるバルブ開閉状況とエラーチェック状況が表示されている。
このバルブ開閉状態は図2で示されるガス配管図とリンクされている。また、エラーチェック状況は図4で示されるエラーチェック項目とリンクされている。この図5では、エラーチェックとともにどのバルブがそのエラーに関与しているか一目で把握できるようになっている。
このシーケンス表示画面G3では、アニール(H2アニール)処理のシーケンスの実行中に実施されたソフトインターロックの項目(種類)と、チェック範囲とが明確に表示される。ソフトインターロックのチェック項目には、「Oリング排気」、「OリングVAC」、「OリングATM」、「メインVAC」、「メインATM」、「O2濃度」、「N2濃度」、「N2積算流量」、「排気温度」、「アニール温度」、「H2リークマスク」等の種類があり、図中、枠内に点模様を施した領域がチェック範囲を示している。例えば、図示例では、Oリング排気が、前記シール部52(図2参照)に対してORingSealのときに実施され、排気温度のチェックはPreEVAC、H2アニール、AfterEVACの際に実施される。操作部2は、各チェック項目について、チェックが開始されたときから終了するまで表示する。エラーが発生したときには、枠内に点模様を施したエラーチェックの範囲を例えば、チェック前の緑色の状態から赤色に変化させる。このため、エラーチェック項目とそのチェック範囲を一目で把握することが可能となる。
アニールのシーケンスが開始されると、図2で説明したように、「idle」→「BoatLoad」→「PreEVAC」→「LeekCheck」→「H2Aneal」→「N2AfterPuge」→「AfterEVAC」→「Leak」→「ORingLeak」→「BoatUnload」のステップ順にアニール処理のシーケンスが実施される。
「IDLE」は、装置のアイドル(待機)状態であり、このステップでは、前記ボートエレベータ115は下降しており、処理室202内は大気状態でボート217は移載室124に存在している。
このステータスでは、移載室124からボート217を搬送し、処理室202内へ挿入(Load)している状態であり、ボート217の挿入が正常に完了したかどうかのチェックを実施する。ボート217のロードが正常に完了しなかった場合は、レシピ条件待ちHOLDとする。ボート217のロードが正常に完了すると次のステータスに遷移する。
Oリングシールでは、2本のOリング(図示せず)による二重Oリングシール部52、すなわち、同心状に配置された2本のOリング間の雰囲気を排気し真空度を上げることよってシールする。二重Oリングシール部52と前記真空ポンプ64とを接続するOリングシール用配管53の排気バルブ55を開閉する弁コントローラに対して開信号を出力することによって開(OPEN)とし、真空ポンプ64による二重Oリングシール部52の雰囲気を真空引き(排気)する。
真空ポンプ64による真空引き開始後は、二重Oリングシール部52のシールが正常となるまで圧力をチェックし、正常となった段階で次のステータスに移行する。
二重Oリングシール部52の大気圧センサ61がOFFの場合には、図5に示すように、シーケンス表示画面G3ではチェック・タイマ OリングVACの帯が黄色状態(チェック完了または、未実施状態)と変更され、次のステータスであるPreEVAC:H2アニール前の炉内真空引き処理へ遷移される。
このステップでは、メイン排気バルブ57がOPENとされ、処理室202内を前記真空ポンプ64で引き所望の真空状態になるかどうかチェックする。チェックは、処理室202内の真空センサ(MainVAC)62がON状態になるまでチェックを実施しない。処理室202内の真空センサ62がONになると、図4の反応室VAC検出待ち時間がカウントUPする。また、図5に示すチェック/タイマ メインVACの帯が緑色(チェック中)状態となる。その後、途中で処理室202内の真空センサ62がOFFになった場合には最初からカウントUPし直しとなる。検出待ち時間がPMCコンフィグファイル23で設定された時間に到達した場合、処理室202内の大気圧センサ63がON状態かどうかチェックし、ON状態の場合にはアラームを発生させエラー処理を実施する。
このとき、図4に示す反応室(処理室)VACのアイコンは赤色表示となり、図5のチェック/タイマ メインVACの帯が赤色(エラー中)状態となる。エラー処理はPMCコンフィグパラメータ23で設定されているエラー処理(BUZZER/RESET/END/ABORT RECIPE)のうちABORT RECIPEが実施され、H2アニールのステータスはH2 CLOSEとなる。
処理室202炉内の大気圧センサ63がOFFの場合には、図5に示すチェック・タイマ メインVACの帯が黄色状態(チェック完了または、未実施状態)とされ、次のステータスへ遷移する。
弁(メイン排気バルブ)57がCLOSE状態で、処理室202炉内のリークチェックを実施する(図2のリークチェックのステップのアイコンかつ図4のリークチェックエリアの状態が実施中を表示)リークチェックでNG(図2のリークチェックステップのアイコンかつ図4のリークチェックステップのアイコンエリアの状態がエラー表示)になった場合には、アラームを発生させ、リークチェックテーブルの設定に従ってエラー処理を実施する。H2アニールのステータスはH2 CLOSEとなる。リークチェックOKの場合には次のステータスへ遷移する。
H2バルブH2−1、H2−2、H2−3がOPEN状態で以下に示すチェックを実施する。
〔1〕アニール温度チェックステップ
アニールが実施される前(タイミング的には、アニール用のメインH2バルブの開設定時)かつアニ―ル中(開状態時)に、処理室202内の温度をチェックする。4ゾーンまたは5ゾーン,ヒータ制御またはカスケード制御中のいずれにおいても処理室202内のゾーン温度のいずれかがPMCコンフィグファイル23に設定されたアニール温度を超えているかのチェックを実施し、超えている場合にはアラームを発生させエラー処理としてRESETモードへ移行する。H2バルブH2−1,H2−2,H2−3は強制CLOSEとされる。このとき、図4のアニール温度の項目を示すエラーチェックアイコンI20や図5のアニール温度の部分は赤色(帯)に変化し、H2アニールのステータスはH2 CLOSEとされる。
〔2〕H2リークステップ
PMCコンフィグファイル23にて設定したH2 LEAKのH/W インターロックが発生した場合はアラームを発生させ、エラー処理としてアラーム条件テーブル21に設定されているエラー処理を実施し、H2バルブH2−1、H2−2、H2−3は強制CLOSEとなり、このとき、図4に示すH2リークを示すアイコンI24は赤色に変化し、H2アニールのステータスはH2 CLOSEとなる。
〔3〕排気温度チェックステップ
メイン排気バルブ57を開く前(タイミング的には、メイン排気用のメイン排気バルブの開設定時)かつ排気中(開状態時)に炉内の温度をチェック実施する。
処理室202内のゾーン温度((4ゾーンまたは5ゾーン),(カスケード制御中))のいずれかがPMCコンフィグファイル23で設定した排気温度を超えているかのチェックを実施し、超えている場合にはアラームを発生させエラー処理としてRESETモードへ移行し、H2バルブH2−1、H2−2、H2−3は強制CLOSEとなる。この場合、図4のアニール温度の項目を示すエラーアイコンI20や図5に示す排気温度の部分(帯)は赤色に変化し、H2アニールのステータスはH2 CLOSEとなる。
H2バルブCLOSE状態でパージ弁N2−1、N2−2、N2−3のいずれかをOPENにして処理室202内のN2パージを実施する。
〔1〕N2積算流量チェックステップ
処理室202内に流れ込むパージ弁N−1,N−2,N−3の総和を累積し、PMCコンフィグファイル23に設定されているN2パージ積算流量に到達するかどうかを毎秒チェックする。チェックが開始されたと同時にPMCコンフィグファイル23に設定されている積算流量監視時間もカウントダウンする。積算流量監視時間が0になり、かつ積算流量もOKになった時点で次のステータスに以降できる条件が成立したことになる。NGになった場合にはアラームを発生させ、レシピはOK条件となるまで条件待ちHOLDとなる。このとき、図5に示すN2積算流量の帯は赤色となる。
メイン排気バルブ57をOPENとし、この状態で、処理室202内を真空ポンプ64で引き真空状態になるまでチェックする。チェックは、炉内の真空センサ62がON状態になるまでチェックを実施しない。
処理室202内の真空センサ62がONになると図4に示す反応室VAC検出待ち時間がカウントUPする。また、図5に示すチェック/タイマ メインVACの帯が緑色(チェック中)状態とされる。その後、途中で処理室202内の真空センサ62がOFFになった場合は最初からカウントUPし直しとなる。検出待ち時間がPMCコンフィグファイル23で設定された時間に到達した場合、処理室202内の大気圧センサ63がON状態かどうかをチェックし、ON状態の場合にはアラームを発生させエラー処理を実施する。このとき、図4に示す反応室VACのエラーアイコンI14は赤色表示となり、図5に示すチェック/タイマ メインVACの帯が赤色(エラー中)状態)となり、エラー処理はPMCコンフィグファイル23で設定されているBUZZER/RESET/END/ABORT RECIPEのうちABORT RECIPEを実施し、H2アニールのステータスはH2 CLOSEとされる。処理室202炉内の大気圧センサ63がOFFの場合には、図5に示すチェック・タイマ メインVACの帯は黄色状態(チェック完了または、未実施状態)とされ、次のステータスへ遷移する。
メイン排気バルブ57をCLOSEとし、この状態でパージ弁N2−1、N2−2、N2−3のいずれかをOPENにして処理室202内のN2パージを実施する。処理室202内の大気圧センサ(MainATM)63がON状態になるまでチェックを実施しない。処理室202内の大気圧センサ63がONになると図4の反応室ATM検出待ち時間がカウントUPする。また、チェック/タイマ メインATMの帯が緑色(チェック中)状態となる。その後、途中で処理室202内の大気圧センサ63がOFFになった場合には最初からカウントUPし直しとなる。検出待ち時間がPMCコンフィグファイル23で設定された時間に到達した場合に、処理室202内の真空センサ62がON状態かどうかチェックし、ON状態の場合にはアラームを発生させエラー処理を実施する。このとき、図4に示す反応室ATMのエラーアイコンI16は赤色表示となり、チェック/タイマ メインATMの帯が赤色(エラー中)状態)とされ、PMCコンフィグファイル23で設定されているBUZZER/RESET/END/ABORT RECIPEのうちABORT RECIPEが実施され、H2アニールのステータスはH2 CLOSEとなる。処理室202内の真空センサ62がOFFの場合には、チェック・タイマ メインATMの帯は黄色状態(チェック完了または、未実施状態)とされ、次のステータスへ遷移する。
Oリング排気バルブ55がCLOSE状態で、二重Oリングシール部52をパージ弁N2−1、N2−2、N2−3のいずれかを開(OPEN)として二重Oリングシール部52が大気圧状態になるまでN2パージを実施する。チェックは、二重Oリングシール部52の大気圧センサ(ORing ATM)61がONになるまで開始しない。二重Oリングシール部52の大気圧センサ61がONになると図4に示すOリングATM 検出待ち時間がカウントUPする。また、チェック/タイマ OリングATMの帯が緑色(チェック中)状態)とされる。その後、途中で二重Oリングシール部52部の大気圧センサ61がOFFになった場合には最初からカウントUPし直しとなる。検出待ち時間がPMCコンフィグファイル23で設定された時間に到達した場合に、二重Oリングシール部52の真空センサ60がON状態かどうかチェックし、ON状態の場合にはアラームを発生させエラー処理を実施する。この時、図4のOリングATMのエラーアイコンI15は赤色表示になり、チェック/タイマ OリングATMの帯が赤色(エラー中)状態とされ、エラー処理はPMCコンフィグファイル23のパラメータで設定されているBUZZER/RESET/END/ABORT RECIPEのうちABORT RECIPEを実施する。H2アニールのステータスはH2 CLOSEとなる。二重Oリングシール部52の真空センサ60がOFFの場合には、チェック・タイマ OリングATMの帯は黄色状態(チェック完了または、未実施状態)にして次のステータスへ遷移する。
Boat UNLoad(ボートアンロード)が正常完了したかどうかのチェックを実施する。正常に完了しなかった場合にはレシピ条件待ちHOLDとなる。正常に完了した場合にはH2アニールのシーケンスが完了したものとし、ステータスはIDLEとされる。
〔1〕Oリングシール監視中(H2アニールのステータス=ORing Seal〜Leak)にOリングシール部52の真空センサ60がOFFするかどうかをチェックする。実際に真空センサ60がOFFを検出した場合には、アラームを発生させPMCコンフィグファイル23に設定されているBUZZER/RESET/END/ABORT RECIPEのいずれかのエラー処理を実施する。H2バルブH2−1、H2−2、H2−3がOPEN状態の場合にはH2バルブH2−1、H2−2、H2−3を強制的に閉じ(CLOSE)、H2アニールのステータスをH2 CLOSEとする。
〔2〕CAPセンサチェック
Oリングシール監視中(H2アニールのステータス=ORing Seal〜Leak)にCAPセンサ(図示せず)がOFFかどうかをチェックする。実際にCAPセンサがOFFを検出した場合にはアラームを発生させPMCコンフィグファイル23に設定されているBUZZER/RESET/END/ABORT RECIPEのいずれかのエラー処理を実施する。H2バルブがOPEN状態の場合にはH2バルブH2−1、H2−2、H2−3を強制的に閉じ、H2アニールのステータスをH2 CLOSEとする。
〔3〕Oリング排気チェック
H2アニールステータスをORing Seal状態としてOリング排気バルブ55を開とし、PMCコンフィグファイル23のOリング排気チェック時間経過後、Oリング真空状態を検出するかどうかのチェック(図5に示すOリング排気)。実際にOリング真空状態を検出した場合にはアラームを発生させPMCコンフィグファイル23に設定されているBUZZER/RESET/END/ABORT RECIPEのいずれかのエラー処理を実施する。
H2バルブH2−1、H2−2、H2−3がOPEN状態の場合にはH2バルブH2−1、H2−2、H2−3を強制的に閉とし、H2アニールのステータスをH2 CLOSEとする。このようにいろいろなチェックを実施し、エラー状態になった場合には危険なバルブを強制CLOSEとし、H2アニールのステータスをH2 CLOSEとする。
エラーが発生した後に、装置を安全に使用する為にはリカバリー処理が必要となってくるがH2アニールのステータスがどこからH2 CLOSEへ遷移したかによってリカバリー処理が異なっている。この場合、前記PMCコンフィグファイル23内エラー処理取得モジュール18が、ABORTレシピ22をテーブル番号で検索し、リカバリー処理を実施する。
(実施形態の効果)
以上、説明したように、本実施形態においては、特殊なガスのシーケンスを必要とするアニール、すなわち、熱処理工程において、実行済みのステップ、実施前のステップ、実行中のステップをアイコン化し、表示することによって視認性を向上させ、シーケンスの状態を容易に把握すること、及び、障害発生時の復旧作業を迅速に開始させることができるという効果がある。また、実際にエラーが発生した場合には、リカバリー処理を実施するかどうかが判断され、実施すると場合にはステップ毎に、自動でABORTレシピ22がテーブル単位で実施されるので、エラーが発生したステータス(H2アニールのステータス)に応じてリカバリー処理が自動で実行され、リカバリー操作が自動で実施でき、労力と時間は減少される傾向になる。従って、オペレータの作業量の軽減・リカバリー時間の短縮を図れることで生産性の向上が実現される。
また、本発明は、基板処理装置として半導体製造装置だけでなく、LCD装置のようなガラス基板を処理する装置でも適用することができる。また、縦型装置だけでなく、枚葉装置や横型装置にも適用が可能である。
2 操作部(表示制御手段)
7 モニタ(表示手段)
20 プロセスレシピ
G1 アウトライン表示画面(操作画面)
G2 エラー表示画面(操作画面)
G3 シーケンス表示画面(操作画面)
I1〜I12 アイコン
Claims (4)
- 複数のステップから構成されるレシピの作成を行うための操作画面と、この操作画面を有する表示手段と、前記レシピを制御する制御手段とを有し、前記レシピを実行させることにより基板の処理を行う基板処理装置において、
前記操作画面に、前記レシピの各ステップ名を表示させると共に、前記ステップ内で行なわれる基板処理の内容を示すアイコンを前記レシピの各ステップ名に対応させて、前記ステップ名と前記アイコンとを近傍に並べて表示させる表示制御手段を備えた
ことを特徴とする基板処理装置。 - 複数のステップから構成されるレシピの作成を行うための操作画面と、この操作画面を有する表示手段と、前記レシピを制御する制御手段とを有し、前記レシピを実行させることにより基板の処理を行う基板処理装置により実施される基板処理装置の表示方法において、
前記操作画面に、前記レシピの各ステップ名を表示させると共に、前記ステップ内で行なわれる基板処理の内容を示すアイコンを前記レシピの各ステップ名に対応させて、前記ステップ名と前記アイコンとを近傍に並べて表示させる
ことを特徴とする基板処理装置の表示方法。 - 複数のステップから構成されるレシピの作成を行うための操作画面に、前記レシピの各ステップ名を表示させると共に、前記ステップ内で行われる基板処理の内容を示すアイコンを前記レシピの各ステップ名に対応させて、前記ステップ名と前記アイコンとを近傍に並べて表示させる表示制御手段を備えた
ことを特徴とする基板処理装置。 - 複数のステップから構成されるレシピの作成を行うための操作画面に、前記レシピの各ステップ名を表示させると共に、前記ステップ内で行われる基板処理の内容を示すアイコンを前記レシピの各ステップ名に対応させて、前記ステップ名と前記アイコンとを近傍に並べて表示させる
ことを特徴とする基板処理装置の表示方法。
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