JP4616258B2 - 多容量型吸入器 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、薬剤を投与する吸入器に関する。本発明は、特に、多容量型吸入器に関し、より詳細には、複数の薬剤区画を有する穿孔可能な密閉カートリッジと共に使用される吸入器に関する。上述の吸入器により、所定の投与量の薬剤(一般に、乾燥粉末薬剤)の投与を可能にする。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】
米国特許出願公開第2002/0032409号 様々な多容量型吸入器が、現在市販されており、患者による所定の多数の投与量の薬剤の吸入のために設計されている。従来の吸入器の1つの例は、所定量の薬剤が保持される複数のキャビティを備える薬剤の円形カートリッジを囲む頂部部分と底部部分とを有する。使用者(例えば、患者)によって操作可能なスパイク部材が、手によって押し下げられて、カートリッジを密閉するホイルを穿孔する。患者は次に、マウスピースを介して薬剤を吸入することができる。1つのキャビティからの薬剤の吸入を完了すると、新たな薬剤キャビティが、手でスパイクを持ち上げて、次に、底部部分に対して頂部部分を回転することによって、吸入位置にもたらされる。このタイプの吸入器を使用する際に、使用者が多数の操作を行う必要があることは理解されるであろう。これらの多数の操作は、従来のタイプの吸入器を使用することをきわめて不便にさせる。 添付の独立請求項1のプリアンブルによる吸入器が、米国特許出願公開第2002/0032409号に開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、互いに移動可能な第1の構成要素および第2の構成要素と、薬剤を含有する複数の区画を備える薬剤カートリッジを受容する手段と、受容されたカートリッジの区画に隣接して位置し、それによって、ここからの薬剤の抽出を可能にする薬剤抽出促進手段と、使用者によって始動されるとき、薬剤抽出促進手段に対する所定の位置に受容されたカートリッジのカートリッジ区画を前進し、前記前進された区画に隣接する位置に薬剤抽出促進手段を延長して、使用者による吸入時の薬剤抽出を可能にする操作手段とを備える吸入器装置であって、操作手段は、使用者によって互いに移動される前記第1の構成要素および第2の構成要素に応じて始動されるように、前記第1の構成要素および第2の構成要素に対して取り付けられる吸入器装置が、以下に記載される。
したがって吸入器装置を使用する際、使用者が、第1の構成要素と第2の構成要素とを互いに移動し、そうする際に、スパイクなどの薬剤抽出促進手段に対する適切な位置に薬剤を含有するカートリッジ区画を前進し、さらに、薬剤が前進された区画から抽出されることを可能にする位置に薬剤抽出促進手段を延長することは、理解されるであろう。したがって、使用者による単一の作用の結果として、多数の操作が吸入器装置内で行われる。このように、吸入器装置は、きわめて便利に使用できる。
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、添付の独立請求項1に記載されるような吸入器装置を提供する。
本発明の第2の態様は、添付の独立請求項2に記載されるような吸入器装置を提供する。
添付の従属請求項3から20は、本発明の別の特性を備える吸入器装置を定義する。
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の実施形態は、ここでは、添付図面を参照して説明される。
図1は、本発明による吸入器装置の分解断面側面図である。
吸入器装置2は、マウスピース8およびマウスピースカバー10が径方向に突出して、吸入器装置2の残りの構成要素が収容される円形ディスク形状本体を形成するように、互いにスナップ嵌合する頂部本体部分4と底部本体部分6とを備える。下記により詳細に論じられるように、マウスピース8が頂部本体部分4に対して固定されているのに対して、マウスピースカバー10は底部本体部分6に対して固定されている。マウスピースカバー10は、底部本体部分6に対して独立して製造されて、弾性スナップ嵌合取り付け手段によって底部本体部分に取り付けられることができる。しかしながら、図示された実施形態において、マウスピースカバー10は、底部本体部分6と一体的に設けられている。
【0008】
頂部本体部分4と底部本体部分6との取り付けは、本体部分4、6が互いに回転することを可能にさせるようなものであり、そのために、マウスピースカバー10は、マウスピースカバー10がマウスピース8を塞ぎ、吸入器装置2に貯蔵構成をもたらすマウスピースのカバーされた位置と、マウスピース8を開口し、薬剤の次の吸入を可能にするように、マウスピースカバー10がマウスピース8から周方向に間隔が空けられるマウスピースのカバーされない位置との間に、移動されることが可能である。
【0009】
吸入器装置2の使用者が、前述の貯蔵位置から前述の使用位置に頂部本体部分4と底部本体部分6とを互いに回転するとき、多数の投与量の薬剤を備える円形ディス形状のカートリッジ12が、自動的に回転され、そのために、投薬される次の投与分の薬剤を含有する区画が、先ず、スパイク14などの(添付図面に示されるような)薬剤抽出促進手段と一列に並んで移動され、次に前記スパイク14によって穿孔される。使用者が、カバーされないマウスピース8によって、穿孔された区画内に保持される投与量の薬剤をその後吸入することができる。
【0010】
使用者が前述の使用位置から前述の貯蔵位置に、頂部本体部分4と底部本体部分6とを互いに回転するとき、スパイク14は、穿孔された区画から自動的に引っ込められ、カートリッジ12は、自動的にさらに前進され、そのために、未使用の投与分の薬剤の最新の数が、頂部本体部分4のウインドウに表示される。吸入器装置2は、それゆえ、吸入によって1回分の薬剤を投与するきわめて便利で、使い勝手の良い手段を提供する。
【0011】
頂部本体部分4と底部本体部分6との間に収容されるような、前述の様々な構成要素は、主として組み立てやすくするために、円形皿形状スプリングドラム部材18内に保持される、スパイラルねじりスプリング16を含む。前述の薬剤カートリッジ12は環状形状であり、これの内径は、スプリングドラム部材18の外径とほぼ同じである。これらの構成要素16、18、12の相対形状は、組み立てられた吸入器装置2において、ねじりスプリング16が、スプリングドラム部材18の環状直立壁20内に位置され、ドラム部材18が、環状カートリッジ12によって画定される円形スペースに位置されるようなものである。以下に説明されるように、手段(スプリングドラム部材18)は、カートリッジ12にねじりスプリング16の径方向外側端部を固定し、頂部本体部分4にスプリング16の末端径方向内側端部を固定するために設けられいる。スプリング16の内側端部および外側端部は、それに対して保持される(すなわち、両端部が、前記構成要素に必ずしも接合される必要がない)ように、これらの構成要素のまわりに前記端部ループと同じ程度に、頂部本体部分4およびドラム部材18にそれぞれ固定されていることは理解されるであろう。このように、ドラム部材18は、ねじりスプリング16を適切に巻き付けるように吸入器装置2の組み立ての間、頂部本体部分4に対して回転されることができる。結果として、前記スプリング16は、巻き付け方向に対向する方向に、頂部本体部分4に対してカートリッジ12を回転する傾向がある、回転付勢力を印加する。下記の説明からよく理解されるように、ねじりスプリング16は、それによって、薬剤投与量区画がスパイク14と一列に並んで移動されることを可能にする駆動力をもたらす。
【0012】
しかしながら、さらに別の実施形態において、ストップ部材が、頂部本体部分4および/または中央本体部分22上の193でストップ部材に係合するために、カートリッジ12上の192に設けられている。これらのカートリッジおよび本体ストップ部材が互いに係合するとき、本体に対するカートリッジ12の回転は防止される。その構成は、カートリッジ12が、すべての薬剤投与量を投与するために、1回のフル回転あるいは十分な回転を完了することができ、その後さらなる回転が防止されるような構成である。これらのストップ部材のための特定の構成が、カートリッジ12の詳細な説明の間に以下に記載される。
【0013】
本体ストップ部材が頂部本体部分4に設けられるとき、組み立てプロセスの間にスプリング16を巻き付ける際のカートリッジ12の回転は、互いに係合する本体ストップ部材とカートリッジストップ部材とによって妨げられることは明らかである。このような状況において、カートリッジ部材12およびドラム部材18が、独立した構成要素(上述のような一体化した構成要素ではなくて)であり、ドラム部材18だけが、スプリング16を巻き付けるときに回転されることが好ましい。スプリング16が巻き付けられると、カートリッジは、ドラム部材18と係合状態に配置される。
【0014】
頂部本体部分4と底部本体部分6との間に収容される別の構成要素は、組み立てられた吸入器装置2において、頂部本体部分4に対して固定され、マウスピース8のための取り付けポイント、および薬剤投与量区画の前述の自動索引付け部および穿孔部と連結される内側構成要素のための他の多数の取り付けポイント、あるいは線形ガイド通路をもたらし、構成要素が吸入器本体内で回転する、あるいは直線的にスライドする、中央本体部分22を含む。詳細には、これらの移動構成要素は、中央本体部分22において対向して配置された溝24、26内で直線的にスライド可能な前述のスパイク14(図11を参照)と、中央本体部分22において対向して配置された凹部、あるいはスロット30、32(理想的には矩形、あるいは円形穴)に旋回するように配置されて、穿孔された薬剤投与量区画からスパイク14を引っ込めるように作動するレバー28(図11を参照)と、中央本体部分22内に画定されている円筒形ガイド通路36、38内でそれぞれが直線的にスライド可能な、2つの同一のスプリング付勢ピン34(図11を参照)とである。下記の説明から明らかなように、スパイク14、レバー28およびピン34は、底部本体部分6から立ち上がる4つのカム部材40、42、44、46の異なる1つとのそれらの係合のそれぞれの結果として、中央本体部分22に対して移動される。各カム部材は、頂部本体部分4、底部本体部分6およびカートリッジ12の相対回転の軸48を中心とする、一部円形の、あるいは円形ラインに縦方向に配置されている。頂部本体部分4および底部本体部分6が互いに回転されるとき、スパイク14、レバー28およびピン34は、薬剤投与量区画を前進して穿孔するように、それぞれのカム部材40、42、44、46に追随して適切に移動されることは、それゆえ理解されるであろう。
【0015】
図1に示される吸入器装置2の構成要素は、ここでは、添付図面の最初の20図を参照して、今まで以上に詳しく個々に説明される。
【0016】
添付図面の図2および図3を参照すると、底部本体部分6は、それの周辺から立ち上がる環状壁52を有する円形平面ベース50を有することが分かる。円筒形スタッド54が、さらに、ベース50の中心から上方に突出し、組み立てられた吸入器装置2において、そのスタッド54は、(i)レバー28、(ii)中央本体部分22および(iii)カートリッジ12、ねじりスプリング16およびスプリングドラム部材18の組み立ての開口を通して突出し、頂部本体部分4の中央にスナップ嵌合する。頂部本体部分4および底部本体部分6のスナップ嵌合は、スタッド54の上方端部から径方向外方に突出し、互いの方に向って径方向内方に弾性的にプレスされることができる2つの肩部部材56、58を備える、従来のタイプのクリップ留め具によって容易にされる。組み立てられた吸入器装置2において、肩部部材56、58は、頂部本体部分4に設けられる上方に面する環状肩部60にラッチされる。その構成は、頂部本体部分4および底部本体部分6が、軸48まわりに互いに回転されることができるような構成である。
【0017】
マウスピースカバー10は、頂部本体部分4および底部本体部分6が互いに回転されるとき、カバー10がマウスピース8全体にわたり移動されることを可能にするのに十分な距離だけ、底部本体部分6の周辺壁52から径方向に突出する。マウスピースカバー10は、頂部表面62と、底部表面64と、端部表面66と、1つの側面表面68とを備える。第1の側面表面68に対向する第2の側面表面が設けられず、頂部本体部分4と底部本体部分6との相対回転時、マウスピース8がマウスピースカバー10の内側に横にスライドすることを可能にする。頂部本体部分4および底部本体部分6の相対回転が、マウスピース8と、マウスピースカバー10の1つの側面表面68とのアバットメントによって、1つの回転方向に制限されることは理解されるであろう。下記の説明からいっそう十分に理解されるように、対向する回転方向における頂部本体部分4と底部本体部分6との相対回転が、レバー28と、底部本体部分6のベース50から立ち上がるストップ突出部70とのアバットメントによって制限される。
【0018】
前述の4つのカム部材40、42、44、46は、さらに、底部本体部分6のベース50から上方に突出する。各カム部材40、42、44、46は、回転軸48を中心とする部分円形ラインに追随する。回転軸48からの各カム部材の径方向距離は、各カム部材がカム作用を受けるこれのそれぞれの構成要素(すなわち、スパイク14、レバー28およびピン34のうち1つ)の下に位置するような距離である。図示された実施形態において、2つのカム部材44、46が、それぞれピン34の異なる1つにカム作用を与えるように、回転軸48から同じ径方向距離で配置され、互いに周方向にオフセットされる。同様に、残りの2つのカム部材40、42は、もう一方の2つのカム部材44、46の径方向内方に配置される。これらのカム部材40、42は、再度、互いに周方向にオフセットされて、回転軸48から同じ径方向距離で配置される。これらのカム部材40、42の径方向および周方向の位置決めは、前記カム部材40の1つが、スパイク14にカム作用を与えるように位置し、前記カム部材のもう一方が、吸入器装置2の使用の間レバー28にカム作用を与えるように位置するようなものである。
【0019】
ストップ突出部70がレバー28に接することによって、頂部本体部分4と底部本体部部6との回転の動きを都合よく制限するために、ストップ突出部70は、レバー28に連結されるカム部材42と同じ回転軸48からの径方向スペーシングを有する。ストップ突出部70は、再度、回転軸48から同じ径方向スペーシングを有するカム部材40、42に対して周方向にオフセットされ、頂部本体部分4と底部本体部分との間に所定の程度の相対回転運動をもたらすように周方向に位置決めされる。添付図面に示される吸入器装置2において、ストップ突出部70は周方向に位置決めされ、そのために、頂部本体部分4および底部本体部分6は、マウスピース8がマウスピースカバー10によって閉鎖される貯蔵構成と、マウスピースカバー10がマウスピース8を開口するようにマウスピース8の1つの側面に位置される使用構成との間で、互いにほぼ90゜移動することができる。
【0020】
カム部材40、42、44、46およびストップ突出部70には、図示された実施形態において、共通の径方向位置が設けられているが、吸入器装置2は、それらすべてが異なる径方向位置を有するように配置されることが可能であることは理解されるであろう。
【0021】
カム部材40、42、44、46それぞれは、使用中、延長位置と引っ込み位置との間で、吸入器装置2の連結構成要素を移動するように作動する。これらの位置間のそれぞれの構成要素の動きは、回転軸48と平行な(底部本体部分6の平面ベース50に直交する)方向である。連結構成要素を移動するために、各カム部材は、低部部分「a」と、傾斜部分「b」と、高部部分「c」とを備える。低部部分aおよび高部部分cは、傾斜部分bによって接続される。スパイク14と連結されるカム部材40の覆われていない側面輪郭が、一例として図3aに示される。カム部材の低部部分a、傾斜部分bおよび高部部分cの周方向スパンは、図2に示されるようなものであるが、他のカム部材42、44、46は、図3aに示されるカム部材40の輪郭に類似する輪郭を有する。
【0022】
各カム部材の傾斜部分bの目的は、底部本体部分6に対する頂部本体部分4の特定の角度方向付けで、延長位置と引っ込み位置との間に連結構成要素の制御されたカム作用をもたらすことであることは理解されるであろう。カム部材の傾斜部分40b、42b、44b、46bの相対角度位置が、薬剤投与量区画の適切な索引付けおよび穿孔を可能にするような状況に応じたやり方で、連結構成要素の引っ込みおよび延長を確実とする際に重要であるということは、吸入器装置2の作動に関する下記の説明から理解されるであろう。このことについて、図21および図22に関連する下記の説明を参照されたい。
【0023】
ストップ突出部70は、レバー28とのアバットメントを確実にするように、底部本体部分6のベース50からカム部材の高部部分cと同じ程度延出する。
添付図面の図4および図5を参照すると、レバー28は、支点軸76で互いに相互接続する、第1の細長い部分72と第2の細長い部分74とを備えることが分かるであろう。レバー部分72、74は、レバーカム部材42による効率的なカム作用を確実にするように、互いに適切な角度で方向付けられる。第1のレバー部分72および第2のレバー部分74は、細長い矩形平面形状を有する下方レバー表面78を形成するように組み合せる。側壁80は、下方表面78のそれぞれ長い側面から上方に延出する。ボス82が、レバー支点軸76のラインに沿って各側壁80から横方向外方に突出する。さらに、開口84が下方レバー表面78に設けられ、底部本体部分6のスタッド54はここを通って、組み立てられた吸入器装置2内に貫通する。開口84は、形状が長円形あるいは細長く、スタッド54が、支点軸76まわりのレバー28の回転を制止することを防止する。
【0024】
組み立てられた吸入器装置2において、レバー28のボス82は、中央本体部分22のレバー凹部30、32内にスナップ嵌合方式で位置する。
【0025】
使用する際に、レバー28は、スパイク14がスパイクカム部材40の傾斜部分40bによって延長位置にカム作用を受けるとき、レバー凹部30、32内で第1の方向に回転し、レバーの第1の部分72がレバーカム部材42の傾斜部分42bによって延長位置に移動されるとき、対向する第2の方向に回転する。
【0026】
組み立てられた吸入器装置2において、第1のレバー部分72の下方表面は、傾斜レバーカム部分42bと高部レバーカム部分42cとに係合するのに対して、第2のレバー部分74の下方表面は、スパイク14に係合する。レバー28の主たる目的は、スパイク14が薬剤投与量区画を貫通する延長位置から、スパイク14が薬剤カートリッジ12から一定の間隔を空けた引っ込み位置に、スパイク14を移動させることであり、そのために、前記カートリッジ12が回転することができ、新たな投与量の薬剤がそれによって適切に前進されることは、下記の説明から理解されるであろう。
【0027】
スパイク14は、ピン34の場合と同様に、(ヘリカル圧縮スプリングなどの)スプリング付勢手段によってではなく、レバー28によるカム作用によって延長位置から引っ込み位置に移動されることは、強調されるべきである。スプリング付勢手段がスパイク14に対して使用されることが可能であるが、カム作用によってスパイク14を延長するおよび引っ込めるという両方の利点は、2つの部分を有する。第1に、スパイク14を延長位置から引っ込み位置に移動する際にスパイク14に印加される力は、付勢手段の付勢力(それは、圧力スプリングの場合、圧縮の程度に左右され、圧縮の程度で減少する)によって制限されない。したがって、例えばスパイク14によって穿孔される材料によって延長位置に保持されるスパイク14の可能性は、かなり減少される。デュアルカム作用の第2の利点は、スパイク14が、(i)完全な引っ込み位置から移動し始め、(ii)最後に完全な引っ込み位置に戻って位置するときの、頂部本体部分4と底部本体部分6との相対角度位置は、異なるように行われ、同様に、スパイク14が、(i)先ず、完全な延長位置に位置し、(ii)完全な延長位置から移動し始めるときの、頂部本体部分4と底部本体部分6との相対角度位置は、異なるように行われることができることである。このことは、穿孔および索引付け機能を共働させる際に有益である。
【0028】
添付図面の図9から図10に示されるようなマウスピース8は、外側チューブ88内に同軸に配列されて、外側チューブ88に接続される内側チューブ86を備える。内側チューブ86は、中央本体部分22の径方向に延在するチューブ90全体にわたり、締り嵌合で位置するような形状および大きさに作られる。あらゆる他の適切な手段が、チューブにマウスピースを取り付けるのに使用され得る。マウスピース8の外側チューブ88は、使用者の口と吸入器装置との間に、便利で心地よい密閉を形成することができ、それによって、薬剤投与量の素早い吸入を容易にすることができるような形状および大きさに作られる。
【0029】
スパイク14は、添付図面の図6および図7に示される。スパイク14は、入口94と出口96とを有する第1の流体通路92と、入口100を有し、第1の流体通路92内の制止部102で第1の流体通路92と結合する第2の流体通路98とから作られる、T形状の流体通路を画定する。吸入器装置2の使用の間、使用者の吸入は、第1の流体通路92を通って、入り口94から制止部102を通って、出口96に空気を吸い込むことが理解されるであろう。制止部102は、ベンチュリを設け、局部静止流体圧力を減少することが、さらに理解されるであろう。結果として、流体が、入口100から第2の流体通路98を通って流動するように促進される。マウスピース8がカバーされないで、使用できる状態であるとき、入口100は穿孔された投与量区画内に位置され、したがって、入口100から第2の流体通路98を通って、出口96を経由してマウスピース8に流動する流体は、穿孔された投与量区画内に含有される薬剤(乾燥粉末薬剤)と共に取り込まれることが多い。制止部102は、任意であることは明らかであるが、これは薬剤の吸入を容易にするので、これは好ましい特性であると考慮される。
【0030】
T形状の流体通路は、本体104内に画定される。本体104は、スパイクカム部材40によって係合されるカム表面106を有する。スパイク本体104の別の表面108が、吸入器装置2の使用の間、レバー28の第2の部分74によって係合されるように設けられている。この表面108は、スパイク14を引っ込めるようにレバー28によって押し付けられる。
【0031】
図7を参照すると、使用中、薬剤投与量区画を穿孔するスパイク14の部分110は、スパイク本体104の残りの部分に接続される独立した構成要素として設けられているということが分かるであろう。スパイク本体104は、単一の構成要素として作られることが可能であるのに対して、独立した構成要素として穿孔部分110を設けることにより、穿孔部分110が、スパイク本体104の残りの部分とは異なる材料から作られることを可能にする。理想的には、穿孔部分110は耐摩耗金属材料から製造されるのに対して、スパイク本体104の残りの部分はプラスチック材料から製造される。穿孔部分110の先端は、投与量区画を穿孔するのに効果的である円錐形状を有する。周方向溝112が、それらの穿孔先端に隣接する穿孔部分110に設けられる。切頭円錐表面114が、穿孔先端と周辺溝112との間に配置される。切頭円錐表面114は、使用中、穿孔部分110の全長に沿って、周方向溝112の方へ軸方向に投与量区画の穿孔された材料(例えば、ホイル)にカム作用を与えるように作動する。このように穿孔プロセスは改良されて、穿孔された材料と穿孔部部分110との間のいっそう効果的な密閉が設けられる。このようにして、薬剤を抽出する際の使用者の吸入の効率が改善される。
【0032】
添付図面の図6を参照すると、スパイク本体104には、穿孔部分110の長手方向の軸に平行な方向に長手方向に延在する、2つの細長い突出部116、118が設けられることが分かるであろう。突出部116、118はそれぞれ、中央本体部分22の溝24、26内に位置し、それによって、延長位置と引っ込み位置との間の線形移動へのスパイク14の動きを制約する。換言すれば、突出部116、118は使用中、溝24、26に沿ってスライドし、それによって、スパイク14の望ましくない動きを制限する。
【0033】
図11および図12を参照すると、中央本体部分22は、レバー28およびスパイク14が位置する中央の直径に沿うように延在する凹部120を有する、円形のディスク形状構成要素であることが分かるであろう。前述の凹部30、32および溝24、26は、溝120の側壁122、124に設けられる。回転軸48を中心とする開口126は、中央本体部分22に設けられる。組み立てられた吸入器装置2において、底部本体部分6のスタッド54は開口126を延通する。別の開口128が、さらに中央本体部分22に設けられ、この開口を通って、使用中、スパイクが延長されるときに穿孔部分110が突出する。
【0034】
中央本体部分22が、前述の2つの円筒形ピンガイド通路36、38を画定することが、図11および図12からさらに分かるであろう。各ガイド通路36、38は、連結ピン34を付勢するヘリカル圧縮スプリング132(図1を参照)が接する環状肩部130を備える。
【0035】
各ピン34は、さらに、連結圧縮スプリング132が接する環状肩部134(図1を参照)を備える。各ピンガイド通路36、38内の環状肩部130は、組み立てられた吸入器装置において、連結ピン34が貫通して突出するさらに別の開口136を画定する。連結ピン34が連結ピンカム部材44、46と接触した状態のままであることを確実にするように、圧縮スプリング132は、各環状肩部130、134を押圧することは理解されるであろう。スプリング32は、連結ピン34が連結ピンカム部材の部分a、b、cの少なくとも1つと常に接触した状態のままであることを確実にする。
【0036】
薬剤カートリッジ12は、1回分の薬剤を貯蔵する複数の区画140を収容する環状本体138を備える。各区画140は、スパイク14によって穿孔されることが可能な部分を有する。添付図面に示されるカートリッジ12において、合計30の薬剤投与量区画140が円形に配列され、カートリッジ本体138と一体化されて形成されている。カートリッジには、異なる数の投与量区画が設けられ得ることはいうまでもない。各区画140の下方側は、カートリッジ138を製造するとき開口したままであり、各区画140に、適切な投与量の薬剤が充填されることを可能にする。各区画140に、一旦薬剤が充填されると、各区画140は、穿孔可能な材料142(例えば、金属ホイル)によって密閉するように閉鎖される。穿孔可能な材料は、カートリッジ本体138に固定されることができ、各区画の開口の周辺に塗布される接着剤、あるいは加熱密閉テクニックなどの適切な手段によって、各区画140を密閉するように閉鎖する。吸入器装置2を使用するとき、スパイク14の穿孔部分110は、穿孔可能な材料142を穿孔して、前記区画内に含有される薬剤にきわめて接近して関連区画140の開口を延通する。
【0037】
カートリッジ本体138は、さらに、30の突出部144(すなわち、各区画140に対して1つの突出部)を備える。1つの突出部は、上述のようにカートリッジストップ部材を設けるように延長位置に配置されることができる。突出部144のそれぞれの構成は、それらそれぞれが、頂部本体部分4の193でのストップ部材の傾斜下方表面に対応する傾斜上方表面145を有するようなものである。突出部144は、それによって、193でのストップ部材を通り過ぎて移動することができる。しかしながら、192での1つの突出部144は、193での部材に接するストップ部材を設けるように、上述の傾斜部分がないことで特徴付けられてよい。各突出部144は、環状本体部分の外側周辺から径方向に延出する。各突出部144は、さらに、隣接する区画140の間で周方向に位置される。突出部144は、使用中、ピンカム部材44、46によって制御されるという状況に応じてピン34によって係合および解離され、マウスピース8がマウスピースカバー10によって開口および閉鎖される毎に、カートリッジ12が、(スパイラルねじりスプリング16の付勢作用を受けて)単一の区画140ずつ前進されることを確実にする。この索引付けプロセスの前述の説明から明らかなように、一方では、カートリッジ突出部144の周方向厚さおよびスペーシング、および他方では、ピン34の直径は、カートリッジ12が前進できることを確実にするのに重要である。突出部144の周方向スペーシングに対するピン34の直径が大きすぎる場合、カートリッジ12は前進することができない(図21および図22)ことは理解されるであろう。
【0038】
環状本体138の外側周辺から径方向外方に延出するカートリッジ突出部144に加えて、別の単一の突出部146が、環状本体138の内側周辺から径方向内方に延出する。さらなる突出部146の目的は、単に、スプリングドラム部材18の環状壁20の外側表面における対応する凹部147と係合することであり、それによって、カートリッジ12とスプリングドラム部材18との間の相対回転運動を防止する(図15を参照)。
【0039】
最後に、カートリッジ12について、穿孔可能な材料がもたらされる側面に対向する各区画140の側面は、関連区画140内に含有される薬剤の投与量に特定の印(indicia)148によるものだとされる。添付図面に示されるカートリッジ12において、30の区画140の列は、1から30まで連続して番号付けされ、印18は、特定の区画140の番号を表示する。マウスピース8が、組み立てられた吸入器装置2においてマウスピースカバー10によってカバーされるとき、印148は、頂部本体部分4のウインドウまたは開口150を通して使用者に可視であり、添付図面に示される吸入器装置2において、印148は、使用者に、まだ使用されておらず、吸入される薬剤が充填されたままである区画140の番号を表示する。マウスピース8が開口されて、マウスピースカバー10で閉鎖される毎に、カートリッジ12は1つの区画140ずつ前進し、ウインドウ150に示される数は1つずつ減少する。
【0040】
スプリングドラム部材18は、添付図面の図15および図16に示される。ドラム18は、円形ベース152から周方向周辺から立ち上がる環状壁20を有する円形皿形状を有する。開口154が、環状壁20と同軸にベース152に位置決めされる。組み立てられた吸入器装置2において、スタッド54は、開口154を延通する。スロット156が、環状壁20の全厚さおよび深さを通って、壁20の径方向外側表面の凹部158の方へ延入する。組み立てられた吸入器装置2において、ねじりスプリング16の端部160は、スロット156を延通し、壁20の径方向外側表面と同一平面の凹部158に位置する。スプリング16の端部160は、それによって、スプリングドラム18に対して固定される。
【0041】
最後に、スプリングドラム18について、2つの穴162、164は、環状壁20の全深さを延通し、互いに全く反対側に位置される。したがって穴162、164が回転軸48と平行な方向に延在することは、理解されるであろう。穴162、164の長手方向軸は、頂部本体部分4における対応する穴166、168の長手方向軸と一列に並んでいる。4つの穴162、164、166、168は、吸入器装置2の実際の操作の間でなくて、吸入器装置2の組み立ての間に使用される。組み立てられた吸入器装置2において、カートリッジ12は、ねじりスプリング16によってカートリッジ12に印加される付勢力に対向してピン34によって保持される。スプリング16によってカートリッジ12に印加される回転力は、(以下に説明されるように)頂部本体部分4に対して反作用される。しかしながら、吸入器装置2の組み立ての間(すなわち、ピン34が、カートリッジ12の径方向突出部144と係合される前)、スプリング付勢に対抗して、頂部本体部分4に対して適所にカートリッジ12を保持するために、ワイヤ、あるいは他の剛性なツールが、ドラム18および頂部本体部分4の一列に並んだ穴162、164、166、168を押し通される。このように、(ねじりスプリング16の付勢にもかかわらず)ドラム18と頂部本体部分4との相対回転が防止される。吸入器装置2が完全に組み立てられて、カートリッジ12がピン34によって回転することを防止されると、ワイヤ、あるいは、ツールは、各対の一列に並んだ穴162、164、166、168から除去されることができる。
【0042】
ねじりスプリング16は、添付図面の図17および図18に示される。スプリング16の第1の端部160には、前に説明したように、スプリングドラム18の凹部158に位置するU形状フックが設けられている。スプリング16のもう1つの端部170には、頂部本体部分4の対応する類似の形状部分172まわりに位置する、四角形、矩形、あるいはあらゆる他の円形でない形状が設けられる。スプリング16の第2の端部170は、前記部分172に回転するように固定されたままであるように、頂部本体部分4の前記部分172まわりに位置する。ドラム18にスプリング16の第1の端部160を保持し、頂部本体部分4にスプリング16の第2の端部170を保持する、他の適切な手段が設けられることができる。
【0043】
図19および図20に示されるような頂部本体部分4は、円形ベース176の周方向周辺から立ち上がる環状壁174を備える。環状壁174の径方向外側表面の少なくとも一部分には、頂部本体部分4を握る際に使用者の助けになる複数の隆起部分178が設けられる。底部本体部分6にも、類似の隆起部分が設けられ得る。これらの本体隆起部分は任意である。スロット180がさらに、環状壁174の厚さを延通する。組み立てられた吸入器装置2において、中央本体部分22の径方向に延在するチューブ90は、スロット180内に位置する。環状壁174には、さらに、この壁の厚さを通る1つ以上の開口182が設けられ、薬剤がカートリッジ12から吸入されるとき、空気が吸入器本体の内側に入ることを可能にする。理想的には、空気入口開口は、中央本体部分22に設けられる類似の空気入口開口184と一列に並ぶように、環状の壁174に配置される。このように、入ってくる空気は、スパイク14の入口94の方へ向って中央本体部分22の凹部120に沿って方向付けられる。
【0044】
最後に、頂部本体部分4について、ベース176の開口には、スナップ嵌合式に、スタッド54の肩部部材56、58を受容する環状壁174が、同軸に設けられる。
【0045】
マウスピース8およびマウスピースカバー10が回転軸48まわりに互いに回転されるとき、それらの連結カム部材40、42、44、46およびストップ突出部70に対するピン34、スパイク14およびレバー28の様々な位置は、図21および図22の添付図面に示される。頂部本体部分4および中央本体部分22(および、それらに取り付けられるスパイク14、レバー28およびピン34)は、底部本体部分6に対する回転軸48まわりに単一のユニットとして回転することは、上記の説明から理解されるであろう。カートリッジ12およびねじりスプリング16は、同様に、底部本体部分6に対して回転するが、さらに、カートリッジ12がねじりスプリング16の付勢作用を受けて前進するとき、頂部本体部分4に対して回転する。
【0046】
頂部本体部分4と底部本体部分6とを互いに回転するときの操作の第1の段階は、下記の表に図21および図22を参照して説明される。図21および図22において、P1(ピン1)は、第1のピン34のことであり、P2(ピン2)は、第2のピン34のことであり、Lは、レバー28のことであり、Sは、スパイク14のことである。下付き文字番号は、下記の表に特定される操作の8つの主な段階のことである。ピン34、レバー28およびスパイク14は、頂部本体部分4および底部本体部分6が回転軸48まわりに互いに回転されるとき、カム部材40、42、44、46によってカム作用を受ける結果として、各主な段階の位置間に移動することは、さらに理解されるであろう。
【0047】
(マウスピースのカバーされた構成から、マウスピースのカバーされない構成への動き(図21))
(1)完全にカバーされたマウスピース
・ピン1は、カートリッジから引っ込められる、
・ピン2は、カートリッジ投与量区画12に延入され、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックする、
・レバーは、スパイク(すなわち、薬剤抽出促進手段)を引っ込めるように延長される、
・カートリッジ投与量区画番号19が、ウインドウに示される。
【0048】
(2)半分カバーされないマウスピース
・ピン1は、カートリッジ投与量区画26に延入されるが、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックしない、
・ピン2は、カートリッジ投与量区画12に延入され、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックする、
・スパイクは、カートリッジから引っ込められる、
・レバーは、スパイクを引っ込めるように延長される、
・同じカートリッジ投与量区画番号19は、ウインドウに示される。
【0049】
(3)4分の3カバーされないマウスピース
・ピン1は、カートリッジ投与量区画12に延入され、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックする、
・ピン2は、カートリッジから引っ込められ、次のカートリッジ投与量区画11に隣接して位置される、
・スパイクはカートリッジから引っ込められる、
・レバーは、カートリッジへのスパイクの延長を可能にするように、レバーカムから間隔が空けられる、
・カートリッジ投与量区画番号は、ウインドウにおいて変化する−番号は示されない、
・ウインドウに予め示されるカートリッジ投与量区画は、スパイクと一列に並べられる。
【0050】
(4)完全にカバーされないマウスピース
・ピン1は、(3)のとおりである、
・ピン2は、(3)のとおりである、
・スパイクは穿孔し、一列に並んだカートリッジ投与量区画のホイルに延入する、
・レバーは、(3)のとおりである、
・ウインドウのカートリッジ投与量区画番号は、(3)のとおりである。
【0051】
(5)一方では、底部本体部分とマウスピースカバーとの連続する回転、他方では、中央/頂部本体部分とマウスピースに対する連続する回転が、底部本体部分から上方に延在するストップ突出部へのレバーのアバットメントによって制限される。最大相対角度運動は、90゜である。
【0052】
(マウスピースのカバーされない構成から、マウスピースのカバーされた構成への動き(図22))
(6)完全にカバーされないマウスピース
・ピン1は、(3)のとおりである、
・ピン2は、(3)のとおりである、
・スパイクは、(3)のとおりにカートリッジに配置されるが、カートリッジからのスパイクの引っ込みを可能にするように、スパイクカムから間隔が空けられる、
・レバーは、レバーカムと係合される、
・ウインドウのカートリッジ投与量区画番号は、(3)のとおりである。
【0053】
(7)半分カバーされたマウスピース
(ピン2ではなく、ピン1がスプリング付勢に対抗してカートリッジをロックすることを除いて、(2)に対するのと同じ相対角度位置)
・ピン1は、カートリッジ投与量区画26に延入され、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックする、
・ピン2は、カートリッジ投与量11に延入されるが、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックしない、
・スパイクは、カートリッジから引っ込められる、
・レバーは、スパイクを引っ込めるように、延長される、
・ウインドウのカートリッジ投与量区画番号は、(3)のとおりである。
【0054】
(8)完全にカバーされたマウスピース
(カートリッジが1回分ずつ移動することを除いて(1)と同じ)
・ピン1は、カートリッジから引っ込められる、
・ピン2は、カートリッジ投与量11から延入され、スプリング付勢に対抗してカートリッジをロックする、
・スパイクは、カートリッジから引っ込められる、
・レバーは、スパイクを引っ込めるように、延長される、
・カートリッジ投与量区画番号18が、ウインドウに示される。
【0055】
添付図面に関して説明されるように、吸入器装置2は、薬剤抽出促進手段(スパイク14)が引っ込み位置から延長位置へ上方に移動するように方向付けられる。既に論じられているように、スパイク14は、それによってカートリッジ区画140の下方に面する表面を穿孔する。しかしながら、吸入器装置2の使用中、吸入器装置2は、スパイク14が引っ込み位置から延長位置へ移動するとき、下方向に移動するように方向付けられるように、180゜まで回転されることが好ましい。したがって、頂部本体部分4は、底部本体部分6の下に位置されることが理解されるであろう。換言すれば、使用中、吸入器装置2は、図1に示される位置まで反対に方向付けられることが望ましい。この好ましい使用方向付けのための1つの注目すべき理由は、カートリッジ区画内の薬剤が、重力の作用を受けて、スパイク14によって穿孔される区画表面から離れて移動するからである。穿孔された区画140内の薬剤は、その場合、スパイク14のまわりに集まらない傾向があり、スパイク14の入口100からわずかに間隔が空けられたままである。この構成により、薬剤がいっそう容易に吸入されることを可能にする。
【0056】
本発明は、上記に説明される特定の実施形態に限定されるものではない。別の変更および適切な材料が、これを読む当業者には明らかである。
【0057】
別の実施形態の一例として、頂部本体部分4および底部本体部分6は、90゜ずつ互いに回転可能であるように説明されているが、カム部材40、42、44、46およびストップ突出部70(および連結構成要素)の構成は、これらの本体部分4、6が、カートリッジ区画140を前進し、穿孔するために、ほぼ90゜(例えば、45゜)ずつ互いに回転される必要があるようなものでことは理解されるであろう。しかしながら、頂部本体部分4と底部本体部分6との相対回転は、マウスピース8がマウスピースカバー10から外れることを可能にするのに十分である必要があることが、分かるであろう。別の方法として、マウスピースカバー10は、マウスピース8が使用のためにカバーされないとき、吸入器装置2の残りの部分から完全に除去される独立した構成要素として設けられることができる。さらに別の方法の構成において、マウスピースカバーは、マウスピース8が、頂部本体部分4と底部本体部分6との相対運動なしに開口されることを可能にするために、回転するように(おそらくは、ヒンジによるフラップのように、また理想的にはマウスピース8に)固定されることができる。
【0058】
本発明のさらに別の実施形態において、スパイク14内のベンチュリの先細通路および末広通路は、わずかな制止をもたらすように配置されることができる。換言すれば、スパイク14の第1の流体通路92は、添付部面の図7に示されるものと比べてより小さい程度に先細にすることができる。ベンチュリの2つの円錐状体の先細部および末広部の角度は、適切に変更されることができる。しかしながら、第2の流体通路98に隣接する制止部は、第2の流体通路98よりも大きい直径であることが望ましい。別のスパイク14’が、添付図面の図23に示される。この図面を参照すると、第1の流体通路92’は、入口94’から出口96’へ先細であることが分かるであろう。第1の流体通路92’は、出口96’への流体フローの方向に末広になっていない。
【0059】
さらに、別の方法の実施形態において、使用者に残りのカートリッジ区画140の数を表示する印は、吸入器本体の円形側面壁を通して使用者が見ることができるように、カートリッジ12、あるいはドラム部材18に設けられることができる。適切なウインドウは、使用者に呈される印を見ることができるように、吸入器本体の側面壁に設けられることができる。この構成により、吸入器装置2が使用方向に配置されるとき、印を使用者が容易に見えるようにすることは、理解されるであろう。印は、カートリッジ12の径方向外側周方向壁に(おそらくは、カートリッジ突出部144のそれぞれに)設けられることができる、あるいは、ドラム部材18から径方向に延在するアームに呈されることができる。しかしながら、カウンタの設備は任意であることは、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明による吸入器装置の分解断面側面図である。
【図2】図1に示される吸入器装置の底部本体部分の頂部平面図である。
【図3】図2の線A−Aに沿った図2の底部本体部分の断面側面図である。
【図3a】図3の底部本体部分のカム部材の覆われていない側面輪郭図である。
【図4】図1に示される吸入器装置のレバーの底平面図である。
【図5】図4の線B−Bに沿った図4のレバーの断面側面図である。
【図6】図1に示される吸入器装置の薬剤抽出促進手段(例えば、スパイク)の底部平面図である。
【図7】図6の線C−Cに沿った図6の薬剤抽出促進手段の断面側面図である。
【図8】図1に示される吸入器装置のマウスピースの正面図である。
【図9】図8の線D−Dに沿った図8のマウスピースの断面側面図である。
【図10】図8の線E−Eに沿った図8のマウスピースの断面底面図である。
【図11】図1に示される吸入器装置の中央本体部分の頂部平面図である。
【図12】図11の線F−Fに沿った図11の中央本体部分の断面側面図である。
【図13】図1に示される吸入器の薬剤カートリッジの頂部平面図である。
【図14】図13の線G−Gに沿った図13の薬剤カートリッジの断面側面図である。
【図15】図1に示される吸入器装置のスプリングドラムの頂部平面図である。
【図16】図15の線H−Hに沿った図15のスプリングドラムの断面側面図である。
【図17】図1に示される吸入器装置のスパイラルねじりスプリングの頂部平面図である。
【図18】図17の線I−Iに沿った図17のスパイラルねじりスプリングの断面側面図である。
【図19】図1に示される吸入器装置の頂部本体部分の底部平面図である。
【図20】図19の線J−Jに沿った図19の頂部本体部分の断面側面図である。
【図21】図1に示される吸入器装置の底部本体部分の頂部平面図であり、マウスピースカバーが、マウスピースのカバーされた位置からマウスピースのカバーされない位置へ90゜まで回転されるときの、カム部材に対する様々な構成要素の位置が示されている。
【図22】図1に示される吸入器装置の底部本体部分の頂部平面図であり、マウスピースカバーが、マウスピースのカバーされない位置からマウスピースのカバーされた位置へ90゜まで回転されるときの、カム部材に対する前記様々な構成要素の位置が示されている。
【図23】別の薬剤抽出促進手段の断面側面図である。
Claims (17)
- 互いに移動可能な第1の構成要素(4)および第2の構成要素(6)と、薬剤を含有する複数の区画(140)を備える薬剤カートリッジ(12)を受容するカートリッジ受容手段と、受容されたカートリッジ(12)の区画(140)に隣接して位置し、それによって、前記区画(140)からの薬剤の抽出を可能にする薬剤抽出促進手段(14)と、使用者によって始動されるとき、前記薬剤抽出促進手段(14)に対する所定の位置に受容されたカートリッジ(12)のカートリッジ区画(140)を前進し、前記前進された区画(140)に隣接する位置に前記薬剤抽出促進手段(14)を延長して、使用者による吸入時に薬剤抽出を可能にする操作手段(16、28、34、40、42、44、46)と、を備える吸入器装置(2)であって、
前記操作手段は、使用者によって互いに移動される前記第1の構成要素(4)および第2の構成要素(6)に応じて始動されるように、前記第1の構成要素(4)および第2の構成要素(6)に対して取り付けられ、
前記操作手段は、前記操作手段の始動時、前記所定の位置の方へ向って前記区画(140)を前進する、受容されたカートリッジ(12)に付勢力を印加するカートリッジ付勢手段(16)を備え、
前記吸入器装置(2)は、前記カートリッジ受容手段および前記カートリッジ付勢手段(16)が、前記第1の構成要素(4)に固定されることと、
前記操作手段が、2つのピン(34)をさらに備え、このピンは、それぞれ、前記それぞれのピンが、前記付勢力によって生じられる前記カートリッジの前進を制限するように受容されたカートリッジ(12)と係合可能な延長位置と、前記それぞれのピンが、カートリッジの前進を制限しないように受容されたカートリッジ(12)から間隔が空けられる引っ込み位置との間でそれぞれが移動可能なように、前記第1の構成要素(4)にさらに固定されることと、
を特徴とする、吸入器装置(2)。 - 前記操作手段は、前記第2の構成要素(6)に固定される2つのカム部材(44、46)をさらに備え、これらは、それぞれ、使用者によって互いに移動される前記第1の構成要素(4)および第2の構成要素(6)に応じて、前記2つのピン(34)の異なる1つを移動するように配置される、請求項1に記載の吸入器装置(2)。
- 前記2つのピンのカム部材(44、46)は、少なくとも1つのピンが、前記第2の構成要素に対する前記第1の構成要素の位置に関係なく、前記延長位置に位置されることを確実にするように配置される、請求項2に記載の吸入器装置(2)。
- 薬剤カートリッジ(12)とピン(34)との間にスペースが設けられ、前記ピン(34)は引っ込み位置から前記ピン(34)が係合状態ある延長位置まで移動可能であり、前記スペースは、第1のピン(34)が延長位置から引っ込み位置へ移動するとき、係合される前記カートリッジ(12)と第2のピン(34)との間の前記スペースは、前記カートリッジ(12)が前記付勢手段(16)の付勢を受けて前進するときに閉鎖されるようなものである、請求項3に記載の吸入器装置(2)。
- 前記操作手段は、使用者によってさらに始動されるとき、前進された前記区画(140)に隣接する位置から前記薬剤抽出促進手段を引っ込め、前記操作手段は、使用者によって互いに移動される前記第1の構成要素および第2の構成要素に応じてさらに始動されるように、前記第1の構成要素(4)および第2の構成要素(6)に対して取り付けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- 前記薬剤抽出促進手段(14)は、前記抽出促進手段(14)が、そこから薬剤抽出を可能にするカートリッジ区画(140)に隣接して位置される延長位置と、前記抽出促進手段(14)が、カートリッジの前進を制限しないように前記カートリッジ区画(140)から間隔が空けられる引っ込み位置との間を移動可能なように、前記第1の構成要素(4)に固定され、前記操作手段は、使用者によって互いに移動される前記第1の構成要素(4)および第2の構成要素(6)に応じて、前記抽出促進手段(14)を移動するように配置される前記第2の構成要素(6)に固定されるカム手段(40、42)を備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- 前記カム手段(40、42)は、2つの独立したカム部材(40、42)を備え、第1のカム部材(40)が、前記抽出促進手段(14)を前記延長位置の方へ向って移動させ、第2のカム部材(42)は、前記抽出促進手段(14)を前記引っ込み位置の方へ向って移動させる、請求項6に記載の吸入器装置(2)。
- 前記操作手段は、前記第1の構成要素(4)に旋回するように固定され、前記2つの独立したカム部材(40、42)の1つに前記抽出促進手段(14)を接続するレバー(28)を備える、請求項7に記載の吸入器装置(2)。
- 前進させるために残っている区画(140)の数を使用者に表示するカウント手段(148、150)をさらに備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- 前記カウント手段は、印を供給する部材と、区画(140)が前進されるとき、ウインドウ全体にわたり前記部材を移動させる手段とを備える、請求項9に記載の吸入器装置(2)。
- 前記第1及び第2の構成要素(4、6)の1つに、前記薬剤抽出促進手段(14)と流体連通状態に固定されるマウスピース(8)と、前記第1及び第2の構成要素(4、6)の他方に固定されるマウスピースカバー(10)とをさらに備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- マウスピース(8)と、前記マウスピースをカバーするマウスピースカバーとを備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- 前記マウスピースカバーは、前記マウスピースがカバーされる第1の構成と、前記マウスピースがカバーされない第2の構成との間の、前記マウスピースとマウスピースカバーとの相対回転運動を可能にするように前記マウスピースに固定される、請求項12に記載の吸入器装置(2)。
- 前記抽出促進手段(14)は、ベンチュリを画定する流体通路を備える、請求項1から13のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- 前記抽出促進手段(14)は、区画(140)を穿孔する手段を備える、請求項1から14のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- 前記薬剤抽出促進手段(14)が、一旦前記カートリッジ(12)の各区画(140)に隣接して位置されると、前記カートリッジ(12)の前進を防止する手段が設けられる、請求項1から15のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
- ストップ部材が前記カートリッジに設けられ、このカートリッジは、前記第1の構成要素および第2の構成要素の1つに設けられるストップ部材と係合されるとき、最後の投与量以外への前記カートリッジ(12)の動きを防止する、請求項1から16のいずれか1項に記載の吸入器装置(2)。
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