JP4612164B2 - 病院情報システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院における各患者に対する診断を円滑に実施するための病院情報システムに関し、特に、投薬、検査等の診療上の指示情報を入力し、関連する部門及びサブシステムへ当該情報を伝達するオーダーエントリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の病院情報システムでは、患者に対する各種の検査結果をレポート情報としてサーバーに蓄積しておき、医師等が端末を操作して前記レポート情報を表示画面上に表示することが一般的に行われている。
【0003】
従来このようなレポート情報は、各患者に対応して各々形成されるが、例えば一人の患者については、検査が行われた実施日に対応して所見等の医師の判断が書き込まれてゆくために、このようなレポート情報が表示される表示態様は複雑なものとなっていた。
【0004】
すなわち、一人の患者のレポート情報は、実施日単位で時系列に診療科目、検査項目(モダリティ)、検査部位、指示医等の種別に拘らず、所見等の医師が書き留めておく内容を書き並べた状態で表示を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような表示態様でレポート情報が表示されてしまうと、例えば医師が当該患者に対する診療過程を分析するためにレポート情報を参照する上で、所望の情報を抽出する際には、画面上にてスクロール等の操作を行い、日付順に書き並べられた情報の中から、例えば各検査部位にだけ関連する項目の箇所を探し出すために、何度もスクロール操作を繰り返さなければならず、所望の情報を抽出しずらいという問題があった。
【0006】
特に、大規模病院においては、例えば放射線検査一つをとってみても、その検査項目、検査部位は多義に亘っており、膨大な情報の中から診療に必要な情報を探し出すのは、非常に手間のかかるものとなっていた。
【0007】
また、このようなことは、医師にとっては、レポート情報参照の際に、余計な情報に惑わされることにより、患者に対する的確な診断を行うことができなくなる恐れがあった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、患者に関する検査結果のレポートを参照する際に、医師が所望する情報を容易に抽出することのできる病院情報システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数のユーザー端末と、この複数のユーザー端末とネットワーク網を介して通信可能に接続され、少なくとも履歴情報が関連付けられたレポート情報が、患部の画像に対する見解のカテゴリを含む第1分類カテゴリと、前記第1分類カテゴリとは異なる第2分類カテゴリとに分けて格納されたデータベースを有するレポートサーバーとを備え、前記ユーザー端末からの要求に応じて前記レポート情報を前記ユーザー端末に表示する病院情報システムであって、前記ユーザー端末は、少なくとも患者情報とその患者の検査種類とを含む検索情報をもとに抽出されたレポート情報を表示するための第1表示切替タブと、前記履歴情報を、少なくとも科、検査、部位を含む履歴分類項目により指定可能に、かつ指定された履歴分類項目に該当する前記履歴情報を表示可能に構成された履歴表示部と、第1分類カテゴリに関するレポート情報を検索し表示するための第2表示切替タブと、第2分類カテゴリに関するレポート情報を検索し表示するための第3表示切替タブと、を表示可能に構成され、前記ユーザー端末から少なくとも患者情報とその患者の検査種類とを含む検索情報を前記レポートサーバーに送信し、前記レポートサーバーは、前記ユーザー端末からの前記検索情報に基づき、当該患者の前記レポート情報を抽出して前記ユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末は、受信した前記レポート情報に含まれる前記履歴情報を前記履歴表示部に表示するとともに、前記第1表示切替タブのレポート表示部に受信した前記レポート情報の内容を前記履歴情報に連動して表示し、前記ユーザー端末は、表示された前記履歴分類項目の一つの指定を受け、指定された前記履歴分類項目に該当する前記レポート情報を、前記データベースから検索して前記第1表示切替タブのレポート表示部に表示し、さらに、前記第2表示切替タブまたは前記第3表示切替タブの指定を受け、前記指定された履歴分類項目に該当する前記レポート情報のうち、指定されたタブに該当する第1分類カテゴリまたは第2分類カテゴリに分類されたレポート情報を、前記データベースから検索して前記指定されたタブのレポート表示部に表示することを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、前記第1分類カテゴリに関するレポート情報は患者の画像に対する見解に関するレポート情報であり、前記第2分類カテゴリに関するレポート情報は前記画像の見た目の印象に関するレポート情報であることを特徴としている。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、前記履歴分類項目の指定を受け、指定された前記履歴分類項目に該当する前記レポート情報を、前記データベースから検索して前記第1表示切替タブのレポート表示部に表示するとき、前記レポートサーバーは前記レポート情報を検索対象と検索対象外に分けて前記ユーザー端末へ送信することを特徴としている。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、前記ユーザー端末は、受信した前記検索対象の前記レポート情報に含まれる前記履歴情報を前記履歴表示部の上覧に表示すると共に、前記検索対象外の前記レポート情報に含まれる前記履歴情報を前記履歴表示部の下覧に表示し、更に、前記上覧に表示された前記履歴情報に連動して前記検索対象の前記レポート情報の内容を前記第2表示切替タブ又は前記第3表示切替タブのレポート表示部に表示することを特徴としている。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、前記レポート情報は、前記第1分類カテゴリおよび前記第2分類カテゴリに分類され、少なくとも実施日、科、検査、部位の項目とシノニムによって表現されたレポート内容によって構成されていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0017】
(システム構成)
先ず、本発明の病院情報システムの全体の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、本例の病院情報システムの全体構成を示すブロック図である。
【0018】
本例の病院情報システム1は、例えば病院等にて利用されるシステムであり、図1に示すように、放射線検査用のレポート情報システム3aと、生理検査用のレポート情報システム3bと、各レポート情報を格納するためのTOSRIMシステム(レポート情報作製システム)3cと、これらの各システムの全体を司るHIS(病院情報システム)ホスト9と、がネットワーク網10を介して接続されることで構成される。なお、この他各種検査内容に応じて各種検査用のレポート情報システムがHISホスト9にネットワーク網10を介して接続される。
【0019】
放射線検査用のレポート情報システム3aは、放射線検査に関する各種のデータが格納されたデータベースを運用する放射線検査用のレポートサーバー4と、前記放射線検査用のレポートサーバー4にアクセス可能なユーザー端末である医師用端末5と、指示情報(オーダー情報)並びに患者情報を格納しておくHISサーバー6と、がネットワーク網10を介して接続されている。
【0020】
レポートサーバー4は、患者IDに対するレポート情報やその他医師用端末5に表示される画面情報を所持しており、患者選択後のレポートの検索等を行うものである。
【0021】
HISサーバー6は、患者IDと患者の詳細情報である患者基本情報(患者ID、仮名氏名、漢字氏名、生年月日、)等を格納している。これにより、患者の詳細情報の取得を医師用端末5から行える。なお、必要に応じて、レポートサーバー4に患者情報等を有する構成としてもよい。
【0022】
生理検査用のレポート情報システム3bも、上記の放射線検査用のレポート情報システム3aとほぼ同様の構成をしており、例えば生理検査レポートサーバー11を含んでいる。なお、上記の医師用端末5からもこの生理検査レポートサーバー11にアクセス可能に構成されている。
【0023】
TOSRIMシステム3cは、レポートサーバー4に接続されたTOSRIMレポートシステム7と、TOSRIMサーバー8と、を有する。
【0024】
TOSRIMレポートシステム7は、放射線検査用のレポートサーバー4と繋がり、レポート情報システム3bのレポートを作製する機能を有し、その情報を貯めておくTOSRIMサーバー8に接続されている。
【0025】
HISホスト9は、各種検査内容に応じた患者情報の各HISサーバー6等を制御する機能を有する。
【0026】
上記のような構成の病院情報システム1において、レポート作成時にあっては、レポートが作成される度に、レポートサーバー4に情報を送信し、該情報を受信してどの患者のレポートかを識別し、レポートサーバー4に書き込む。これを患者単位で行い、1人の患者が選択された時点で、全て情報をレポートサーバー4に送る。
【0027】
一方、レポート情報を閲覧する際には、医師は、医師用端末5から患者基本情報(患者ID、仮名氏名、漢字氏名、生年月日、)をHISサーバー6から取得する。そして、取得した患者IDに対応するレポート情報をレポートサーバー4から必要に応じてデータを取り出し、当該医師用端末5上の表示画面に表示する。
【0028】
以後、医師用端末5から要求がくる度に、情報をレポートサーバー4から読み出されることとなる。
【0029】
なお、検査レポート情報の検査内容としては、放射線検査以外にも、例えば生理検査レポート等を表示できるように構成されている。ここで、生理検査としては、例えば妊婦の腹部エコー等を採る超音波検査、脳波検査、肺機能、心電図、等の検査が挙げられる。
【0030】
このように本例の病院情報システム1は、関連する部門であるHISホスト9や、そのサブシステムであるTOSRIMサーバー8及びTOSRIMレポートシステム7等に、情報を伝達するオーダーエントリーシステムである。これにより、レポート作成時に、TOSRIMサーバー経由で情報をリンクできる。
【0031】
(レポート情報の構造)
次に、レポート情報のデータベース管理について述べる。図2は、上記放射線検査のレポート情報システム3aのレポート情報の構造が概念的に示されている。
【0032】
同図に示すように、例えば1つのレポート情報20には、複数例えば3つのシノニム21、シノニム22、シノニム23が構成されている。
【0033】
レポート情報20においては、追記が発生する度にシノニム(21、22、23)を付けてこれを識別する。シノニム(21、22、23)には、1つのレポート情報の書込終了後に追記をする場合に、該レポート情報に対する何回目の追記かを番号情報としてカウントアップし、所定の画面上に表示する。
【0034】
例えば、図2の例では、シノニム21では番号「01」が記されており、追記のないレポート情報であることを示し、シノニム22では番号「02」が記されており、最初に追記された分のレポート情報であることを示し、シノニム23では番号「03」が記されており、2番目に追記された分のレポート情報であることを示す。以下、追記される度に図示しないが「04」、「05」とシノニムが追加されてく。なお、本例では、これらのシノニムのレポート情報は、番号が大きくなるシノニムを下方に形成し、下に向かうほど最新のデータが形成されるように構成しているが、下方にシノニム「01」を形成して上方に最新のデータが形成されるように構成してもよい。
【0035】
ここで、1つのシノニムは、複数のレポート分類から構成される。分類は、各病院の運用により決定されるが、本例では例えば2つの分類、画像所見、Impressionにより構成している。
【0036】
例えば、図2の例では、シノニム21「01」には、分類が画像所見に関する内容のデータ21a、分類がImpressionに関する内容のデータ21bが構成されている。
【0037】
シノニム22「02」には、分類がImpressionに関する内容のデータ22aが構成されている。
【0038】
シノニム23「03」には、分類が画像所見に関する内容のデータ23aが構成されている。
【0039】
このような構造のレポート情報20において、シノニム21「01」は、追記のないレポート情報を示している。ここで、例えば、ある判断でImpressionを記入したが、この記載内容に関して医師が後から診断の間違い等に気付いたような場合に、前記Impressionの記述は誤りである旨の記載を記入した場合には、シノニム22「02」としてImpression22aの追記がなされる。
【0040】
さらに、この後、画像所見についても追記を記入した場合には、シノニム23「0」として、画像所見23aの追記がなされる。このようにして、訂正、追記に関する履歴を残しておく。
【0041】
なお、図示しないが、例えば、シノニム「04」として画像所見とImpressionがある場合も考えられるが、このような2つある場合であって2つが同一番号である場合は、これらのレポート情報は、同じ時期に作成(追記)されたことを意味する。
【0042】
上記のようなシノニムの番号「01」、「02」、・・等は、例えば、レポート情報のある箇所の表示画面、レポート情報を呼び出すメニュー画面等に表示されることが好ましい(不図示)。例えば、オーダーシステムの指示を入力する際の業務画面上に、結果01、結果02等の表示のシノニムを付ける。
【0043】
ここで、ユーザーは、これらの数値を見ることで、例えば01の場合は、初期の状態であって追記のない場合を示し、02の場合は追記がある場合を示すというようにレポート情報の履歴について判断できることとなる。これにより、ユーザーは、番号を見ただけで、一つのレポート情報に対する追記の有無を確認できる。
【0044】
(図3の表示画面について)
図3には、上述の病院情報システムにおけるレポート情報の表示画面の一例が開示されている。
【0045】
図3に示す表示画面30に至るには、前提として、医師用端末5を用いて以下の操作を行う必要がある。
【0046】
先ず、オーダーシステムの指示を入力する業務画面(不図示)にて、「レポート」ボタンを押すことで、表示画面30に切り替わる。
【0047】
あるいは、前記業務画面の日付に各々対応する指示内容が記載された履歴が表示されるエリアにて、例えば実施日(何月何日):画像、結果と表示される(不図示)が、この「結果」という箇所をクリック等により操作することで、表示画面30に至ることができる。また、上述のシノニムの数値もこの「結果」の横に表示される。
【0048】
なお、「結果」の操作にて表示画面30を表示した場合には、当該表示画面30のレポート情報は、上述の実施日の特定の検査例えば画像に対するレポート情報であり、「レポート」ボタンを押して表示画面30を表示した場合には、当該表示画面は、最新のレポート情報が表示されることとなる。
【0049】
説明を表示画面30に戻すと、図3に示すように、この表示画面30では、「通常」、「画像所見」、「Impression」などのレポートの分類(レポート分類項目)を選択するためのレポート分類選択手段32と、このレポート分類選択手段32にて選択されたレポート分類に基づいて当該内容を表示するレポート表示手段33(画面状態によって符号を変化、例えば図3の画面では33a、図4では33b、図5では33cとし、以下例えば「〜手段」の総称は符号例えば「33」で示し、各図の画面に応じて表示内容が異なる場合にその各部を示す場合には、符号例えば「(33a)」を用いる。以下、他の「〜手段」についても同様)と、このレポート表示手段33の隣接位置にて表示され、レポート表示手段33の表示内容と連動した形で履歴情報が時系列で表示される履歴表示手段35(35a・35b・35c)と、当該履歴情報の中から所望の分類情報(履歴分類項目)に基づいて履歴情報の検索指示を行うための検索指示手段である履歴検索手段34(34a・34b・34c)と、例えば放射線画像検査用のレポート表示と生理検査用のレポート表示との画面表示を切り替える検査選択手段である検査選択部37と、が表示形成されている。
【0050】
レポート分類選択手段32では、「通常」の場合は全てのレポート情報を履歴検索手段34の履歴順に、レポート表示手段33に表示する。分類の項目(例示の「画像所見」、「Impression」)のタブを選択すると、指定した分類の項目のレポート情報のみ抽出し、レポート表示手段33に表示する。
【0051】
図3のレポート表示手段33は、レポート分類選択手段32が「通常」を選択している場合の画面を示しており、この通常の画面では、時系列毎に実施日の指示医、分類「Impression」の内容「〇〇〇〇」(白丸)、分類「画像所見」の内容「●●●●」(黒丸)が箇条書きに表示されている。
【0052】
レポート情報は、複数の分類(カテゴリー)例えば、「画像所見」、「Impression」等に分けて入れられている。ここで、「画像所見」は、画像に対する見解を書き込む項目であり、例えば「この画像に1センチ程度の腫瘍がある」等の情報が記入される。「Impression」は、見た目の印象を書き込む項目であり、例えば「診断の・・の疑い」等の情報が記入される。
【0053】
なお、このカテゴリーは、上述のようなものに限定されるものではなく、当該カテゴリーは変更可能に構成される。しかも、カテゴリーとしては、「画像所見」と「Impression」以外に、種類として例えば99個のカテゴリーのタブが持てるように構成される。ここで、このカテゴリーのデータは、例えば1番が画像所見、2番がImpression、3番・・、という具合に、数字で所有しているため、所望のカテゴリーを追加、変更できる。
【0054】
さらに、レポート表示手段33には、履歴検索手段34(34a)にて指示したキー、例えば科、検査(モダリティ)、撮影部位、指示医等に基づき、情報を抽出し、選択されたレポート情報の分類のみをこの履歴順に従ってレポート情報が表示される。
【0055】
図4の例では、内科、全ての検査、全ての撮影部位の「画像所見」を指定した場合を示す。履歴表示手段35の区切り線の上に内科の検査履歴が表示され、下にそれ以外の科の履歴を表示している。図5の例は全ての科、全ての検査、部位腹部の「Impression」を指定した場合を示す。
【0056】
なお、このレポート表示手段33の情報は、例えばテキストデータ等にて構成され、履歴表示手段35の上欄35―1に表示された項目に対応する分のレポート情報が表示される。また、1つの項目における内容は、文字数にして例えば50〜60文字×数行の約200〜300文字程度が掲載されるため、レポート表示手段33に表示される項目は、実際には例えば2項目程度となり他の項目を表示するにはスクロール等の処理が必要である。このため、レポート表示手段33にはスクロールバー38が形成され、スクロールにより参照することができる。
【0057】
さらにまた、レポート表示手段33を縮小拡大表示できるように構成してもよい。
【0058】
また、レポート表示手段33には、テキストデータ以外にビットマップ等も貼り付け可能である。この場合には、履歴検索手段にも、ビットマップ等のイメージデータも表示可能に構成してもよい。
【0059】
履歴検索手段34(34a)は、履歴表示手段35(35a)の上欄35―1(35a―1)に表示された各履歴の中から、キー指定により指定に該当する履歴のみ検索抽出する。この検索キーとしては、例えば「科」、「検査」、「撮影部位」、「指示医」等、(実施日以外)等が挙げられ、検索結果は履歴表示手段35aにて実施日順に並ぶ。
【0060】
履歴表示手段35(35a)は、この履歴検索手段34(34a)の下欄に形成され、患者単位の過去の検査レポートの履歴を表示する機能を有し、履歴検索手段34(34a)にて検索された検索結果を表示する履歴表示手段35(35a)の上欄35―1(35a−1)と、前記検索の対象外となった情報を表示する履歴表示手段35(35a)の下欄35―2(35a−2)と、を含んで形成される。なお、履歴表示手段35(35a)では例えば検索結果として例えば20項目位迄表示でき、表示エリア外にまで検索結果が及ぶ場合には、履歴表示手段35(35a)に形成されたスクロールバー39を操作することで表示できる。
【0061】
履歴表示手段35(35a)の上欄35―1(35a−1)には、実施日を基準として時系列で履歴データが表示されている。履歴データには、実施日に対応して、「科」、「検査」、「部位」などが表示されている。例えば実施日が00―02―28であれば、「科」は内科であり、「検査」はXP検査であり、「部位」は胸部を表示している。
【0062】
なお、「科」の項目としては、例えば内科、外科、整形等が挙げられ、「検査」の項目としては、例えばXP、CT、MR等が挙げられ、「部位」の項目としては、例えば胸部、左足、腹部、等が挙げられる。ここで、これら内科等で本発明の履歴分類項目を構成する。
【0063】
ここで、区切り線により上の領域の上欄35―1(35a―1)で指定したキーにより検索し、該当検索結果の履歴を区切り線の上の上欄35―1(35a―1)に、それ以外の検索対象外となった履歴を区切り線の下の下欄35―1(35b―2)に表示する。
【0064】
これらのレポートの履歴の検索条件を指定する場合には、以下に示すような指定の方法が考えられる。
【0065】
先ず、第1の方法としては、履歴表示手段35(35a)の上欄35―1(35a―1)における履歴において、指示科、撮影部位等の情報について、各履歴の当該部分例えば内科を直接指定する(マウス等でクリック)方法である。
【0066】
例えば図6に示すように、「内科」36をカーソル50を用いて直接クリックすると、内科のみが抽出される状態で履歴が配列表示される。この内科等の各種項目が本発明の履歴分類項目である。
【0067】
また、第2の方法として、例えば図7に示すように、いずれかの項目、「科」、「検査」、「部位」(第1の項目)をカーソル50を用いてクリックすることによって、候補画面40を生成させる。
【0068】
履歴検索手段34の列名称例えば「科」をクリックした時に生成される候補画面40には、例えば「全ての診療科」40a、「内科」40b、「外科」40c、「整形外科」40d、「全て解除」40e等の各項目(第2の項目)が表示されることとなる。
【0069】
これらの各項目の中から所望の項目を、カーソル50を用いてクリック等を行い指定することで選択を行う。
【0070】
図7の例では、表示される候補画面40から内科40bと整形外科40dの複数候補を選択している。この場合には、履歴表示手段35において整形外科と内科とを一緒に見ることができる。なお、複数選択の場合の並び順は、実施日に基づいており、実施日でソーティングされる。このように形成することで、履歴検索手段34の使い勝手がさらに向上する。
【0071】
また、履歴検索手段34においては、「科」で検索して、加えて「検査」で検索するというような複合検索をも行うことができる。
【0072】
さらに、上述した「科」以外にも、「部位」においても複数部位の候補画面が表示でき、2つ以上のキーを持てるように構成される。この場合には、「部位」を直接選択して、複数の部位名称を表示し、その中から部位名称を複数選んで選択することとなる。
【0073】
なお、「部位」の項目としては、例えばCTの検査を例に挙げると、例えば50〜60項目を有する。さらに、例えば単純X線の検査を例に挙げると、例えば100項目以上有する。さらにまた、「検査」の項目数は、放射線の場合を例に挙げると、例えば単純X線、造影、CT、RI、MRI等があり、例えば10〜20項目程度有する。
【0074】
検査選択部37は、画面上に、画像検査用のレポート表示を表示画面30として選択出力するための「画像」タブ37a、生理検査用のレポート表示を表示画面30として選択出力等の「生理」タブ37bを形成し、複数のタブの階層画面を構成している。これらのタブ37a、37bのいずれかを選択すると、生理検査のレポート表示や画像検査(放射線検査)のレポート表示に切り替わる。なお、本例では、タブにより画面を切り換える構成としたが、複数の検査のレポート情報を一つの表示画面上から全部見られるような構成であってもよい。
【0075】
次に、本例の表示画面30は、例えば、レポート表示手段33(33a)は、履歴表示手段35(35a)と連動するように構成されており、履歴表示手段35(35a)の並び順に併せてレポート表示手段33(33a)の並び順が変わる。
【0076】
因みに、履歴表示手段35(35a)の履歴の並びは項目のみなので、全項目が表示されているが、レポート表示手段33(33a)は、各項目に対してコメントを有している為、画面の表示領域の関係上途中までしか表示されていない。実際には、履歴表示手段35(35a)の検索結果に対応した履歴の並びに従って、レポート表示手段33(33a)には対応する並びが全て出力される。
【0077】
なお、履歴表示手段35(35a)に表示されている履歴を、時系列の日付順の並びに従って表示出力しておき、所望の履歴を選択すると、その選択箇所が履歴表示手段35(35a)に表示される先頭となり、前記レポート表示手段33(33a)においても、前記選択箇所の日付に対応する項目が表示画面の先頭となるように構成してもよい。
【0078】
さらに、レポート表示手段33(33a)のスクロールバー38によるスクロールと、履歴表示手段35(35a)のスクロールバー39によるスクロールと、が連動するように構成してもよい。
【0079】
上述のように形成された表示画面30において、履歴表示手段35(35a)において例えば内科を選択しつつ、レポート分類選択手段32の画像所見32bを選択指定すると、履歴表示手段35(35a)には内科の項目のみが抽出表示され、かつ、それらの中から画像所見に関するレポート情報がレポート表示手段33(33a)に表示される。
【0080】
(図4の表示画面について)
次に、図4には、レポート分類選択手段32において、画像所見の項目を選択した場合の表示画面の一例が開示されている。
【0081】
図4に示すように、この場合のレポート表示手段33(33b)には、実施日における担当医とその画像所見の内容のみが一覧表示されることとなる。
【0082】
ここで、履歴表示手段35(35b)の上欄35b―1(35b―1)においては、上述のように、履歴検索手段34や履歴表示手段35において検索項目として内科を指定した場合の検索結果、すなわち、抽出された内科に関連する履歴情報のみが時系列で一覧表示されている。さらに、履歴表示手段35(35b)の破線の下の下欄35―2(35b―2)においては、この検索項目「内科」による検索の結果、検索対象外となった残りの履歴情報が、時系列で一覧表示される。
【0083】
このため、履歴表示手段35(35b)の上覧35―1(35b―1)の並び順と連動するレポート表示手段33(33b)には、内科に関連するレポート情報であって、かつ、画像所見に関するレポート情報が表示されることとなる。当然のことながら、このレポート表示手段33(33b)の画像所見のレポート情報の並び順は、履歴表示手段35(35b)の上欄35―1(35b―1)の並び順に対応することとなる。
【0084】
(図5の表示画面について)
次に、図5には、レポート分類選択手段32において、Impressionの項目を選択した場合の表示画面の一例が開示されている。
【0085】
この例でも上記の画像所見の場合と同様に、先ず、履歴検索手段34(34c)や履歴表示手段35(35c)において、所望の項目例えば「部位」の腹部を基準として検索を開始すると、履歴表示手段35(35c)の上欄35―1(35c―1)には、腹部に関連する履歴情報が時系列で抽出表示される一方、検索対象外となった残りの履歴情報が履歴表示手段35(35c)の下欄35c―2(35c―2)に時系列に一覧表示されることとなる。
【0086】
さらに加えて、Impression32cタブを選択することにより、レポート表示手段32(32c)には、履歴表示手段35(35c)の上欄35―1(35c―1)と同じ並び順の腹部に関連するレポート情報であって、かつ、Impressionに関するレポート情報が表示されることになる。このようにして、複雑な情報の中からユーザーが注目する情報を比較的容易に抽出することができる。
【0087】
これによって、医師が例えば腹部の部位のImpressionだけ見るという参照の仕方を要望する場合には、上述のような選択の仕方をすることによって、所望のレポート情報を抽出して、情報として必要なサマリー情報(関連事項)を纏めて閲覧することができる。
【0088】
従って、腹部に関するX線CT等の全ての検査のImpressionのみを時系列表示でき、この情報から腹部の病巣の時間的変化の要約情報を簡単に得ることができる。これにより、医師は余計な情報に惑わされることなく的確な診断を行うことができる。
【0089】
(レポートサーバー)
次に、上述のような表示画面及び検索機能を達成するためのレポートサーバーの具体的構成について医師用端末の機能と併せて、図8を参照して説明する。図8は、本例のレポートサーバーを機能的に表した機能ブロック図である。
【0090】
医師用端末5は、上述のようにレポート分類選択手段32と、レポート表示手段33と、検査指示手段である履歴検索手段34と、履歴表示手段(上欄、第1の表示部)35―1と、履歴表示手段(下欄、第2の表示部)35―2と、を含んで構成される。
【0091】
レポート分類選択手段32は、「通常」タブを構成する通常選択手段32aと、「画像所見」タブを構成する画像所見選択手段32bと、「Impression」タブを構成するImpression選択手段32cと、を含む。
【0092】
レポートサーバー4は、レポート分類選択手段32でのレポート分類項目の選択に基づき、当該選択処理を行う選択処理手段60と、この選択処理手段60での選択に対応するように、レポート情報を検索して並べ替える検索並べ替え手段61と、履歴検索の結果に基づき、検索並べ替え手段61での並べ替え結果をさらに上記履歴検索と対応するように抽出整合させる検索整合手段62と、履歴検索手段34での検索項目(履歴分類項目)の選択に基づき、検索を処理する履歴情報検索手段である検索手段70と、この検索手段70にて検索された検索結果に基づき、検索結果の項目と検索対象外項目とを分離する分離手段である検索結果項目・検索対象外項目分離手段80と、この検索結果項目・検索対象項目分離手段80で分離された検索結果項目を履歴表示手段35―1に表示すべく情報出力される検索結果項目出力処理手段81と、検索対象外項目を履歴表示手段35―2に表示すべく情報出力される検索対象外項目出力処理手段82と、検索の対象となる各種情報を格納した記憶手段90と、を含み構成される。
【0093】
検索手段70は、検索項目の一つである科を検索するための科検索手段71と、検索項目の一つである検査を検索するための検査検索手段72と、検索項目の一つである部位を検索するための部位検索手段73と、検索項目の一つである指示医を検索する指示医検索手段74と、例えば検索項目の科においてさらに細分化された各種の詳細項目例えば内科、整形外科等を検索キーとして関連項目を並べ替えるための各詳細項目別検索手段77と、これらの各詳細項目を複数同時に選択するための複数詳細項目同時検索手段78と、全科目を指定して検索する場合の全科目指定検索手段75と、全項目を解除するための全項目解除手段76と、科・検査・部位・指示医のいずれかを同時に選択するための同時選択処理手段79と、を含んで構成される。
【0094】
記憶手段90は、レポート情報を記憶するためのレポート情報記憶手段91を含んで構成される。このレポート情報記憶手段91には、上述の患者IDに対応したレポート情報が格納されている。なお、独自に患者基本情報(患者ID、仮名氏名、漢字氏名、生年月日、)等を格納しておいてもよい。
【0095】
なお、本例の選択処理手段、検索並べ替え手段とで本発明の抽出手段を構成し、本例の検索整合手段で本発明の制御手段を構成している。これら上述の各手段は、種々のソフトウエア及びハードウエアの組み合わせにより実現できる。
【0096】
(病院情報システムの処理について)
次に、上述のような構成の病院情報システムの処理について図9を参照して説明する。
【0097】
先ず、ユーザーは、医師用端末5を用いて、患者を選択する(ステップ、以下「S」101)。すると、患者に関する情報をHISサ―バー6より取得する処理を行う(S102)。
【0098】
次に、画像検査、生理検査等の検査種類の選択を行う(S103)。この選択は、オーダーシステムの指示を入力する業務画面(不図示)にて、「レポート」ボタンを押した後、図3に示すような表示画面上のタブ37a、37bを選択することにより行われる。
【0099】
いずれかの選択を行うと、対応するレポートサーバーに基づき、レポート情報の表示画面を医師用端末5に表示させる処理を行う(S104)。
【0100】
例えば、画像検査の画像タブ37aを選択した場合には、画像検査レポート情報の表示画面30が表示される。
【0101】
次いで、履歴検索手段34において検索操作が行われた否かの判断処理を行う(S105)。この判断処理において、検索操作が行われていないと判断された場合には、S110へ進む。一方、この判断処理において、検索操作が行われていると判断された場合には、履歴検索処理を行う(S106)。
【0102】
例えば、図3の表示画面30において、履歴検索手段34(34a)の科をクリックした後に各項目を指定(図7の方法)したり、又は履歴表示手段35(35a)から直接該当項目をクリックして指定する方法を用いて、例えば内科を選択すると、この内科をキーとして履歴表示手段35(35a)の上欄35―1(35a―1)に表示された履歴情報に対して検索処理を行う。
【0103】
ここで、履歴検索手段34において、科を指定してから項目を指定するやり方では、図8における検索手段70にて科検索手段71を構成する各詳細項目別検索手段77にて検索が行われる。
【0104】
仮に、内科と外科のような複数の指定が行われた場合には、加えて、複数詳細項目同時検索手段78での検索も実行される。さらに、内科と腹部を同時に指定したような場合には、加えて、部位検索手段73及び同時選択処理手段79を用いて検索を行う。このようにして検索処理の分散処理を行うことで効率良く高速な検索を行うことができる。
【0105】
図9に説明を戻し、検索が完了すると、検索結果を履歴表示手段35の上欄35―1に表示する処理を行い(S107)、同様にして検索対象外の情報を履歴表示手段35の下欄35―2に表示する処理を行う(S108)。
【0106】
例えば、図4の例では、内科をキーとして検索した結果、履歴表示手段35(35b)の上欄35―1(35b―1)には、内科に関連する履歴情報が抽出表示され、下欄35―2(35b―2)には、検索項目である「内科」以外の履歴情報が一覧表示される。
【0107】
この処理は、図8では、検索結果を検索結果項目・検索対象外項目分離手段80にて、内科に関連する履歴情報と、それ以外の他の履歴情報とに分離し、検索結果項目出力処理手段81より内科に関連する履歴情報を上欄35―1に表示し、検索対象外項目出力処理手段82よりその他の履歴情報を下欄35―2に表示することとなる。
【0108】
再び、図9に説明を戻し、検索結果に対応して、レポート表示手段33に表示されるべき情報を並べ替える処理を行う(S109)。
【0109】
例えば、検索前にレポート表示手段33に表示されているレポート情報(図3参照)を、一旦、内科をキーとして並べ替える。
【0110】
次に、レポート表示手段33のいずれかのタブを選択したか否かの判断処理を行う(S110)。
【0111】
この判断処理において、通常のタブ32aを選択したと判断された場合には、レポート表示手段33に通常の表示画面を表示する処理を行う(S111)。この場合の例が例えば図3の表示画面におけるレポート表示手段33(33a)に表示されるようなレイアウトとなる。
【0112】
上記判断処理において、画像所見のタブ32bを選択したと判断された場合には、レポート表示手段33に画像所見の関連記載を抽出して画像所見の表示画面を表示する処理を行う(S112)。
【0113】
この場合の例が例えば図4の表示画面におけるレポート表示手段33(33b)に表示されるようなレイアウトとなる。
【0114】
ここで、上述の処理は、図8においては、先ず、レポート分類選択手段32において画像所見選択手段32bが選択されると、選択処理手段60は、医師用端末5においてどの選択が行われたかを判断するとともに、例えば画像所見の場合には、検索並べ替え手段61において画像所見をキーとしてレポート情報を検索(抽出)するように指示する。なお、例えば通常を選択した場合のように、並べ替えが必要とならない場合には、選択処理手段60は、検索並べ替え手段61での並べ替えを行わないように指示する。
【0115】
次に、検索並べ替え手段61において、画像所見をキーとした並べ替え処理が完了すると、さらに、検索整合手段62において、履歴表示手段35での並び順に従って、画像所見をキーとして並べ替えたレポート情報を、内科をキーとして再度検索並べ替えを行う。
【0116】
そして、検索整合手段62の検索結果がレポート表示手段33に表示されることとなる。
【0117】
なお、履歴表示手段35で何も検索操作が行われていない場合には、検索並べ替え手段61の検索結果がレポート表示手段33に表示される。
【0118】
再び、図9に説明を戻すと、上記判断処理において、Impressionのタブを選択したと判断された場合には、レポート表示手段にImpressionの表示画面を表示する処理を行う(S113)。この場合の例が例えば図5の表示画面におけるレポート表示手段33(33c)に表示されるようなレイアウトとなる。この場合の処理も、選択内容が異なるのみで、上記S112同様の方法で行われる。このようにして、これらの各々についてその検索処理が終了する。
【0119】
以上のように本実施の形態によれば、検査結果レポート内に存在する複数のレポート情報の中から、注目したいレポートの分類情報を、注目したい履歴順に抽出して、レポート情報の必要部分をサマリ的にレポート表示手段に表示させることができる。これにより、例えば、医師は検査の撮影部位が同一のレポートの内容を参照することが可能となり、医師は余計な情報に惑わされることなく的確な診断を行うことが可能となる。
【0120】
なお、本発明にかかる装置と方法は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、放射線検査(画像検査)に用いるレポートサーバーについて説明したが、他の種々の検査(検体検査、生理検査等)におけるレポートサーバーにも利用でき、しかもシステムとして一又は複数のレポートサーバーを用いて、これらを併用することもできる。この場合には、端末には、複数の検査内容に応じたレポート情報を選択する検査選択手段を有し、レポートサーバーは、選択に基づき、各検査内容に切り換え可能な切り換え制御手段を有することが好ましい。
【0121】
また、レポート表示部のスクロールと履歴表示部のスクロールとを連動したり、履歴表示部での注目履歴箇所の指定に応じて、その指定箇所に対応するレポート表示部の表示箇所が拡大、又は指定外箇所が縮小表示したり、単にレポート表示部内の表示が拡大縮小する構成であってもよい。この場合には、レポートサーバーは、スクロール連動制御手段や拡大縮小制御手段等を有することとなる。
【0122】
さらに、レポート表示部や履歴表示部はいわゆるウインドウ表示として画面サイズの編集や移動等を可能に構成することもできる。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、注目したいレポートの分類情報を注目したい履歴順に表示させることで、医師は余計な情報に惑わされることなく的確な診断を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の病院情報システムの全体の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1の病院情報システムの放射線検査サーバーのレポート情報の構造の一例を概念的に示す説明図である。
【図3】図1の病院情報システムのレポート情報の表示画面の一例を示す説明図である。
【図4】図1の病院情報システムのレポート情報の表示画面の一例を示す説明図である。
【図5】図1の病院情報システムのレポート情報の表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】図1の病院情報システムの履歴の検索条件を指定する表示画面の一例を示す説明図である。
【図7】図1の病院情報システムの履歴の検索条件を指定する表示画面の一例を示す説明図である。
【図8】図1の病院情報システムのレポートサーバーの構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図9】図1の病院情報システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 病院情報システム
4 レポートサーバー
5 医師用端末
30 表示画面
32 レポート分類選択手段
33 レポート表示手段
34 履歴検索手段
35 履歴表示手段

Claims (5)

  1. 複数のユーザー端末と、この複数のユーザー端末とネットワーク網を介して通信可能に接続され、少なくとも履歴情報が関連付けられたレポート情報が、患部の画像に対する見解のカテゴリを含む第1分類カテゴリと、前記第1分類カテゴリとは異なる第2分類カテゴリとに分けて格納されたデータベースを有するレポートサーバーとを備え、前記ユーザー端末からの要求に応じて前記レポート情報を前記ユーザー端末に表示する病院情報システムであって、
    前記ユーザー端末は、少なくとも患者情報とその患者の検査種類とを含む検索情報をもとに抽出されたレポート情報を表示するための第1表示切替タブと、前記履歴情報を、少なくとも科、検査、部位を含む履歴分類項目により指定可能に、かつ指定された履歴分類項目に該当する前記履歴情報を表示可能に構成された履歴表示部と、第1分類カテゴリに関するレポート情報を検索し表示するための第2表示切替タブと、第2分類カテゴリに関するレポート情報を検索し表示するための第3表示切替タブと、を表示可能に構成され、
    前記ユーザー端末から少なくとも患者情報とその患者の検査種類とを含む検索情報を前記レポートサーバーに送信し、
    前記レポートサーバーは、前記ユーザー端末からの前記検索情報に基づき、当該患者の前記レポート情報を抽出して前記ユーザー端末へ送信し、
    前記ユーザー端末は、受信した前記レポート情報に含まれる前記履歴情報を前記履歴表示部に表示するとともに、前記第1表示切替タブのレポート表示部に受信した前記レポート情報の内容を前記履歴情報に連動して表示し、
    前記ユーザー端末は、表示された前記履歴分類項目の一つの指定を受け、指定された前記履歴分類項目に該当する前記レポート情報を、前記データベースから検索して前記第1表示切替タブのレポート表示部に表示し、さらに、前記第2表示切替タブまたは前記第3表示切替タブの指定を受け、前記指定された履歴分類項目に該当する前記レポート情報のうち、指定されたタブに該当する第1分類カテゴリまたは第2分類カテゴリに分類されたレポート情報を、前記データベースから検索して前記指定されたタブのレポート表示部に表示することを特徴とする病院情報システム。
  2. 前記第1分類カテゴリに関するレポート情報は患者の画像に対する見解に関するレポート情報であり、前記第2分類カテゴリに関するレポート情報は前記画像の見た目の印象に関するレポート情報であることを特徴とする請求項1に記載の病院情報システム。
  3. 前記履歴分類項目の指定を受け、指定された前記履歴分類項目に該当する前記レポート情報を、前記データベースから検索して前記第1表示切替タブのレポート表示部に表示するとき、前記レポートサーバーは前記レポート情報を検索対象と検索対象外に分けて前記ユーザー端末へ送信することを特徴とする請求項2に記載の病院情報システム。
  4. 前記ユーザー端末は、
    受信した前記検索対象の前記レポート情報に含まれる前記履歴情報を前記履歴表示部の上覧に表示すると共に、前記検索対象外の前記レポート情報に含まれる前記履歴情報を前記履歴表示部の下覧に表示し、
    更に、前記上覧に表示された前記履歴情報に連動して前記検索対象の前記レポート情報の内容を前記第2表示切替タブ又は前記第3表示切替タブのレポート表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載の病院情報システム。
  5. 前記レポート情報は、前記第1分類カテゴリおよび前記第2分類カテゴリに分類され、少なくとも実施日、科、検査、部位の項目とシノニムによって表現されたレポート内容によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の病院情報システム。
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