JP4611044B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機や複写機の機能にプリンタやファクシミリ装置などの機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置に関する。
近年、複写機や複写機の機能にプリンタやファクシミリ装置などの機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置が汎用されている。これらの画像形成装置は、オフィスなどで用いるものでは床面に設置するようにしたものであり、健常者であるオペレータが床面に立った状態で操作し易くする必要があることから、液晶表示部などを備えた操作パネルが高い位置に設置されている。
一方、近年における身障者の社会進出に伴い、車椅子に座った状態の低い位置で操作パネルを操作する頻度が高まってきている。このため、車椅子に座った状態で操作パネルを操作する場合、従来の画像形成装置では操作パネル面を傾斜した角度で見ることになってパネル面が見づらくなることから、操作パネルの角度をオペレータの視点の位置に合わせて変更可能にすることで健常者にも身障者にも操作パネル面が見づらくならないようにし、操作パネルに対する視認性を改善するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−119498号公報
このように操作パネルの角度をオペレータの視点の位置に合わせて変更可能にすることで操作パネルに対する視認性が従来のものに比べて改善されるとはいうものの、車椅子に座った状態では操作パネルとの距離が不可避的に長くなってしまうことなどにより、操作パネルを操作するのに健常者の場合よりも長い時間を要する場合がある。こうした場合、操作パネルの操作が完了していないうちにオートクリア機能が作動して先に設定した入力値が初期設定値に戻ってしまう虞があり、車椅子を利用する身障者にとって視認性は改善されても操作性が改善されているとはいい難い面があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、健常者にとっても身障者にとっても操作パネルに対する視認性及び操作性を十分に確保することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像形成に関連する入力値を設定する操作パネルが設けられると共に、画像形成に関連する付随機能を備えた画像形成装置であって、前記操作パネルを水平面に対して所定の角度をなす第1の位置と当該第1の位置よりも大きい角度をなす第2の位置とに選択的に変更可能にする操作パネル駆動部と、前記操作パネルが第2の位置にある場合、前記操作パネルが第1の位置にある場合に前記付随機能が作動するまでの時間である第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときに前記付随機能を作動させるか又は前記付随機能を作動させないようにすると共に、前記操作パネルが第2の位置から第1の位置に復帰した場合、前記付随機能が作動するまでの時間を前記第1の時間に復帰させて当該付随機能を作動させる機能制御部とを備え、前記画像形成に関連する付随機能は、前記操作パネルで初期設定値とは異なる値に設定された画像形成に関連する入力値を入力操作後の所定時間が経過したときに初期設定値に自動的に復帰させるオートクリア機能であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に係るものにおいて、前記操作パネルが第2の位置にある場合、前記操作パネルが第1の位置にある場合に前記付随機能が作動するまでの時間である第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときに前記付随機能を作動させるか又は前記付随機能を作動させないようにすると共に、前記操作パネルが第2の位置から第1の位置に復帰した場合、前記付随機能が作動するまでの時間を前記第1の時間に復帰させて当該付随機能を作動させる第1の機能モードと、前記操作パネルが第2の位置にある場合でも第1の位置にある場合と同一の前記第1の時間が経過したときに前記オートクリア機能が作動するようにする第2の機能モードとを択一的に選択する機能モード選択部を備えたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに係るものにおいて、前記操作パネル駆動部が、前記操作パネルを第1の位置と第2の位置とに選択的に移動させる駆動源を備え、前記駆動源の動作を制御するものであって、前記操作パネルを第1の位置から第2の位置に移動させる一方、当該操作パネルが第2の位置に移動されたのち所定時間が経過しているにも拘わらず画像形成動作が開始されない場合又は画像形成動作が終了したのち所定時間が経過した場合に当該操作パネルを第2の位置から第1の位置に復帰させる駆動源制御部と、前記操作パネルを第2の位置から第1の位置に復帰させるまでの前記所定時間を設定変更する時間設定部とを備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、操作パネルが第2の位置にある場合、第1の位置にある場合よりも長い第2の時間が経過したときに画像形成に関連する付随機能が作動されるか、あるいは、付随機能が作動されないようになるので、操作パネルの入力操作が完了していないうちに画像形成に関連する付随機能が作動されて操作パネルで先に設定した入力値が初期設定値に復帰してしまうなどの入力操作が無効になるような事態が効果的に回避されて車椅子を利用する身障者にも操作パネルに対する操作性が高められると共に、操作パネルが第2の位置から第1の位置に復帰した場合、付随機能が作動するまでの時間が第1の時間に復帰されて付随機能が作動されるので、健常者が操作パネルを操作する場合にも不都合が生じるようなことがなくなる結果、健常者にとっても身障者にとっても操作パネルに対する視認性及び操作性を十分に確保することができる。
また、請求項の発明によれば、操作パネルが第2の位置にある場合、第1の位置にある場合よりも長い第2の時間が経過したときにオートクリア機能が作動されるか、あるいは、オートクリア機能が作動されないようになるので、操作パネルの入力操作が完了していないうちにオートクリア機能が作動されて操作パネルで先に設定した入力値が初期設定値に復帰してしまう事態が効果的に回避されて車椅子を利用する身障者にも操作パネルに対する操作性が高められると共に、操作パネルが第2の位置から第1の位置に復帰した場合、オートクリア機能が作動するまでの時間が第1の時間に復帰されてオートクリア機能が作動されるので、健常者が操作パネルを操作する場合にも不都合が生じるようなことがなくなる結果、健常者にとっても身障者にとっても操作パネルに対する視認性及び操作性を十分に確保することができる。
請求項3の発明によれば、第1の機能モードと第2の機能モードとを選択することができるので、操作パネルが第2の位置にある場合、身障者などでも不都合が生じない場合は第2の機能モードを選択することによりオートクリア機能を作動させるまでの時間を変更処理するのに要する時間が不要となる結果、僅かであっても作業時間を短縮することができ、健常者にとっても身障者にとっても操作パネルに対する視認性及び操作性を十分に確保することができる。
請求項4の発明によれば、操作パネルが第2の位置に移動されたのち所定時間が経過しているにも拘わらず画像形成動作が開始されない場合や画像形成動作が終了したのち所定時間が経過した場合に操作パネルが第1の位置に自動的に復帰されるまでの時間を設定変更することができるので、操作パネルの操作が完了していないうちに第1の位置に自動的に復帰されないようにすることで車椅子を利用する身障者にも操作パネルに対する操作性が高められる結果、健常者にとっても身障者にとっても操作パネルに対する視認性及び操作性を十分に確保することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外部構成を概略的に示す図であり、図2は、その内部構成を概略的に示す図である。これらの図において、画像形成装置10は、タンデム型のカラー複写機を構成するものであり、原稿画像を読み取る原稿読取部12と、原稿読取部12の下方に配設され、読み取った原稿画像を記録紙に形成する本体部14と、本体部14の左方に配設され、本体部12で画像の形成された記録紙が排出される記録紙排出部16と、本体部14上端の手前側に配設された操作パネル18と、本体部14における操作パネル18の近傍位置に配設されたパネル駆動ボタン20とから構成されている。
原稿読取部12は、開閉可能な原稿押え22と、原稿を載置するコンタクトガラス24と、本体部12の上部においてコンタクトガラス24と対向する位置にコンタクトガラス24の裏面に沿って移動可能に配設されたスキャナを有する光学系ユニット26とを備えている。なお、原稿押え22の上方に原稿押え22と一体に構成された自動原稿給送装置28が配設されている。
本体部14は、筐体30内の下部に配設され、記録紙を収納する給紙カセット32と、筐体30内の中央部に配設され、原稿読取部12で読み取って得た画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部34と、給紙カセット32から繰り出された記録紙を画像形成部34に搬送する第1の搬送路36と、筐体30内の左部に配設され、画像形成部34で画像の形成された記録紙に対し定着処理を行う定着ユニット38と、定着処理の行われた記録紙を記録紙排出部16に搬送する第2の搬送路40とを備えている。
給紙カセット32は、筐体30の外部に引き出すことにより記録紙の補充を可能にしたもので、サイズの異なる記録紙が収納される複数のカセット42,44,46,48を備えており、原稿サイズに対応して何れかのカセットが選択され、選択されたカセットに収納されている記録紙が給紙ローラにより1枚ずつ第1の搬送路36側に繰り出される。
画像形成部34は、ブラックのトナー画像を形成する第1の画像形成ユニット50と、シアンのトナー画像を形成する第2の画像形成ユニット52と、マゼンタのトナー画像を形成する第3の画像形成ユニット54と、イエローのトナー画像を形成する第4の画像形成ユニット56と、各画像形成ユニットで形成されるトナー画像を記録紙に転写する転写搬送部58とを備えている。
各画像形成ユニット50,52,54,56は、感光体ドラム60と、感光体ドラム60の周面に対向して配設された帯電部62と、帯電部62の下流側であって感光体ドラム60の周面に対向して配設された露光部64と、露光部64の下流側であって感光体ドラム60の周面に対向して配設された現像部66と、現像部66の下流側であって感光体ドラム60の周面に対向して配設されたクリーニング部68とを備えている。なお、各画像形成ユニットの現像部66には、各トナーボックスにブラックトナー、シアントナー、マゼンタトナー及びイエロートナーの対応する所定のトナーが収納されている。
転写搬送部58は、駆動ローラ70と、従動ローラ72と、駆動ローラ70と従動ローラ72とに跨って配設された転写ベルト74と、各画像形成ユニットの感光体ドラム60における現像部66の下流側の位置に転写ベルト74を介して圧接可能に配設された4つの転写ローラ76とを備えている。この転写搬送部58では、第1の搬送路36から搬送されてきた記録紙を図略の駆動モータにより回転駆動される駆動ローラ70により図示の反時計方向に回転する転写ベルト74上に静電吸着して下流側に搬送すると共に、各画像形成ユニットの転写ローラ76の位置で記録紙に対してトナー像が転写される。
第1の搬送路36は、給紙カセット32から繰り出されてきた記録紙を転写搬送部58側に搬送するものであり、所定位置に配設された複数の搬送ローラ対78と、転写搬送部58の手前に配設され、画像形成部34における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取るためのレジストローラ対80とを備えている。
なお、レジストローラ対80の手前にフォトインタラプタなどで構成された図略のレジストセンサが設けられており、記録紙の先端がレジストローラ対80に当接する位置にまで搬送されてくると、レジストセンサからの出力信号に基づき電磁クラッチが遮断されて搬送ローラ対78の回転駆動が停止され、記録紙の搬送が一旦停止される。
定着ユニット38は、画像形成部34でトナー像が転写された記録紙を加熱することにより定着処理を行うものであり、内蔵されたヒータにより加熱される定着ローラ84と、定着ローラ84に圧接して配設された加圧ローラ86とを備えている。
第2の搬送路40は、定着ユニット38で定着処理の行われた記録紙を記録紙排出部16に搬送するものであり、所定位置に複数の搬送ローラ対88が配設されると共に、出口側に排出ローラ対90が配設されている。記録紙排出部16は、第2の搬送路40に搬送されてきた定着処理の終了している記録紙を順次集積する。
操作パネル18は、筐体30の一部を構成する枠体92の凹部空間94位置において、床面である水平面に対し所定の角度をなす第1の位置(倒伏した状態となる位置)と、この第1の位置よりも大きい角度をなす第2の位置(所定角度で起き上がった状態となる位置)とに選択的に変更可能となるように配設されたものであり、略中央に配設された液晶表示部96と、液晶表示部96の右方に隣接して配設されたテンキー98と、テンキー98の右方に隣接して配設されたスタートボタン100と、液晶表示部96の左方に隣接して配設された機能モード選択ボタン102と、機能モード選択ボタン102の上方に隣接して配設された滞留時間設定ボタン104とを備えている。
パネル駆動ボタン20は、起動ボタン20aと復帰ボタン20bとで構成されており、起動ボタン20aを押圧操作することで操作パネル18が第1の位置から第2の位置に自動的に移動し、復帰ボタン20bを押圧操作することで操作パネル18が第2の位置から第1の位置に自動的に復帰するものである。なお、操作パネル18は、第2の位置に移動されたのち所定時間が経過しているにも拘わらず未だ複写動作(画像形成動作)が開始されていないとき、あるいは、複写動作(画像形成動作)が終了したのち所定時間が経過したときに第1の位置に自動的に復帰する。
この自動的に復帰する場合の操作パネル18が第2の位置に滞留している時間(すなわち、複写動作が開始されていないために自動的に復帰する場合では、第1の位置から移動されたのちの経過時間であり、複写動作が終了したことにより自動復帰する場合では、複写動作が終了したのちの経過時間)を本発明では操作パネル18の滞留時間と呼ぶ。なお、この操作パネル18を第1の位置と第2の位置とに選択的に変更可能にするための構成については後述する。
液晶表示部96は、指先をタッチさせることで画像形成の条件設定を行うタッチパネルを構成するものであり、記録紙の種類などを設定する用紙設定部、複写倍率などを設定する倍率設定部、複写濃度などを設定する濃度設定部、ステープル処理やパンチ孔処理などを設定する用紙処理設定部、両面印刷や分割印刷などの各種機能を設定する機能設定部などが順に配設された画面が表示される。
この液晶表示部96で設定される画像形成の条件は、各設定部について予め定められた初期設定値に設定されている。例えば、用紙設定部では原稿サイズに対応した記録紙サイズに設定される「自動用紙」に設定され、倍率設定部では原稿サイズと同一サイズである「100%」に設定され、濃度設定部では原稿画像の濃度に対応させる「自動濃度」に設定されている。
これらの条件は、各設定部をタッチすることで所定の入力値に設定変更することができるが、所定の入力値に設定変更したのち所定時間が経過しているにも拘わらず未だ複写動作(画像形成動作)が開始されていない場合に、あるいは複写動作(画像形成動作)が終了したのち所定時間が経過した場合にオートクリア機能が作動することで入力値が初期設定値に自動的に復帰する。
このオートクリア機能が作動するまでの時間(すなわち、複写動作が開始されていないために自動復帰する場合では、所定の入力値に設定変更するための入力操作が行われたのちの経過時間であり、複写動作が終了したことにより自動復帰する場合では、複写動作が終了したのちの経過時間)を本発明では機能実現時間(オートクリアタイム)と呼ぶ。
本発明では、操作パネル18が第2の位置にある場合の機能実現時間である第2の時間が第1の位置にある場合の機能実現時間である第1の時間よりも所定時間だけ長くなるように設定されているため、操作パネル18の入力操作が完了していないうちにオートクリア機能が作動されて操作パネル18で先に設定した入力値が初期設定値に復帰してしまう事態が効果的に回避され、車椅子を利用する身障者にも操作パネル18に対する操作性が高められることになる。また、操作パネル18が第2の位置から第1の位置に復帰した場合、第1の時間よりも所定時間だけ長くなるように設定されていた機能実現時間が第1の時間に復帰されるので、健常者が操作パネルを操作する場合にも不都合が生じるようなことはない。
テンキー98は、複写枚数などを設定するためのものであり、スタートボタン100は、複写動作の開始を指示するためのものである。機能モード選択ボタン102は、操作パネル18が第2の位置にある場合、操作パネル18が第1の位置にある場合にオートクリア機能が作動するまでの時間である第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときにオートクリア機能を作動させると共に、操作パネル18が第2の位置から第1の位置に復帰した場合、オートクリア機能が作動するまでの時間を第1の時間に復帰させてオートクリア機能を作動させる第1の機能モードと、操作パネル18が第2の位置にある場合でも第1の位置にある場合と同一の第1の時間が経過したときにオートクリア機能が作動するようにする第2の機能モードとを択一的に選択するためのものである。
滞留時間設定ボタン104は、操作パネル18の滞留時間を予め設定されている時間のうち1の時間を選択設定するためのものである。このように、滞留時間設定ボタン104の操作により滞留時間を設定変更することができるので、操作パネル18における入力操作が完了していないうちに第2の位置にある操作パネル18が第1の位置に自動的に復帰されないようにすることができ、車椅子を利用する身障者にとって操作パネル18に対する操作性を高めることができる。
図3は、操作パネル18を倒伏した状態となる第1の位置と、所定角度で起き上がった状態となる第2の位置とに選択的に変更可能にする操作パネル駆動部110の構成例を説明するための概略図である。この操作パネル駆動部110は、図3(a)乃至(c)に示すように、操作パネル18の前端部両側面において左右方向に同軸状に延び、筐体30の一部を構成する枠体92(図1)に回動可能に取り付けられた軸体112,114と、一方の軸体112に回転駆動力を与えるためのステッピングモータからなる駆動源116とで構成されている。この駆動源116の回転力は、その回転駆動軸118に設けられたギア120が軸体112に設けられたギア122に歯合されることで軸体112に伝達され、これにより操作パネル18が軸体112,114の回りに回動可能にされる。
すなわち、操作パネル18は、図3(b)に示すように、床面と同一の水平面Hに対して角度θ1(θ1が0°である場合を含む。)をなす第1の位置と、図3(c)に示すように、水平面Hに対して角度θ2(θ2>θ1で、θ2が90°である場合を含む。)をなす第2の位置との間を操作パネル18に対して駆動源116により回転駆動力が加えられることで回動し、オペレータが健常者である場合は初期設定位置となる図3(b)に示す第1の位置に設定され、オペレータが車椅子を利用する身障者である場合は図3(c)に示す第2の位置に設定される。
なお、図1は操作パネル18が図3(b)に示す第1の位置にある場合の画像形成装置10を示すものであるが、操作パネル18が図3(c)に示す第2の位置にある場合の画像形成装置10を図4に示す。また、操作パネル18は、図略の電源スイッチがオンにされたときの初期時には初期設定位置となる図3(b)に示す第1の位置に設定され、起動ボタン20aを操作することで図3(c)に示す第2の位置に設定される。この第2の位置は、車椅子を利用した身障者の座高に応じて起動ボタン20aの操作時間を調整することで起き上がり角度(図3(b)の角度θ2)が調整される。
また、操作パネル駆動部110を構成する一方の軸体112には、操作パネル18が第1の位置にあるか、あるいは、第2の位置にあるかを検出するための位置検出部を構成する角度センサ130が取り付けられている。この角度センサ130は、操作パネル18の回転角を検出するためのポテンショメータなどの可変抵抗器からなるものであり、操作パネル18が回動されることで角度センサ130の回転軸が連動されて抵抗値が変化し、この変化する抵抗値に基づいて操作パネル18が第1の位置にあるか、あるいは、第2の位置にあるかが検出される。
図5は、画像形成装置10の制御構成を説明するためのブロック図である。すなわち、画像形成装置10は、その画像形成動作を制御する制御部140を備えている。この制御部140は、演算処理を実行するCPU、処理プログラムやデータなどを記憶するROM、及び、データを一時的に記憶するRAMを備えたマイクロコンピュータなどで構成され、操作パネル18で設定された記録紙サイズ、倍率、濃度、複写部数などの画像形成条件に基づいて原稿読取部12、画像形成部34、第1の搬送路36、定着ユニット38及び第2の搬送路40における各動作を制御するものである。また、制御部140には、操作パネル18に対して回転駆動力を与える駆動源116と、画像読取部12で読み取った画像データを記憶する画像メモリ142と、液晶表示部96に表示される画面の内容を記憶する表示メモリ144と、時間をカウントするためのタイマー146とが接続されている。
また、制御部140には、パネル設定判別部150、駆動源制御部152、位置判別部154、機能モード判別部156、機能実現時間変更部158、時間判別部160、入力操作判別部162、機能制御部164、画像形成指示判別部166、及び、画像形成制御部168の各機能実現部を備えている。
ここで、パネル設定判別部150は、パネル駆動ボタン20が操作されることで操作パネル18が第1の位置に設定指示されたか、あるいは、第2の位置に設定指示されたかを判別するものである。
駆動源制御部152は、操作パネル18に対して回転駆動力を与える駆動源116の動作を制御するものであり、パネル駆動ボタン20の起動ボタン20aが操作されることで操作パネル18を第1の位置から第2の位置に移動させる一方、復帰ボタン20bが操作されることで第2の位置にある操作パネル18を第1の位置に復帰させるものである。また、この駆動源制御部152は、操作パネル18が第2の位置に移動されたのち所定時間経過しているにも拘わらず複写動作(画像形成動作)が開始されない場合に、あるいは、複写動作(画像形成動作)が終了したのち所定時間が経過した場合に第2の位置にある操作パネル18を第1の位置に復帰させる。
位置判別部154は、操作パネル18の回動角度に対応して変化する角度センサ130の抵抗値により操作パネル18が倒伏した状態となる第1の位置にあるか、あるいは、所定角度で起き上がった状態となる第2の位置にあるかを判別するものである。すなわち、位置判別部152は、例えば、角度センサ130の抵抗値が所定値を超える場合に操作パネル18が第2の位置にあると判別し、角度センサ130の抵抗値が所定値以下である場合に操作パネル18が第1の位置にあると判別する。なお、操作パネル18の第2の位置は車椅子を利用する身障者の座高に応じて調整されるため、第2の位置にあると判別するための角度センサ130の抵抗値は調整される角度範囲を考慮して設定される。
機能モード判別部156は、操作パネル18が第2の位置にある場合、操作パネル18が第1の位置にある場合にオートクリア機能が作動するまでの時間である第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときにオートクリア機能を作動させると共に、操作パネル18が第2の位置から第1の位置に復帰した場合、オートクリア機能が作動するまでの時間を第1の時間に復帰させてオートクリア機能を作動させる第1の機能モードが選択されたか、あるいは、操作パネル18が第2の位置にある場合でも第1の位置にある場合と同一の第1の時間が経過したときにオートクリア機能が作動するようにする第2の機能モードが選択されたかを判別するものである。
機能実現時間設定部158は、第1の機能モードに設定された場合に、操作パネル18が第2の位置にある場合のオートクリア機能が作動するまでの機能実現時間(オートクリアタイム)を操作パネル18が第1の位置にある場合の機能実現時間である第1の時間に比べて所定時間だけ長くなる第2の時間に設定変更するものである。また、この機能実現時間設定部158は、操作パネル18が第2の位置から第1の位置に復帰されると、操作パネル18が第2の位置にある場合の機能実現時間である第2の時間から第1の位置にある場合の機能実現時間である第1の時間に復帰させる。
時間判別部160は、タイマー146で時間をカウントすることにより、操作パネル18で初期設定値とは異なる入力値に設定変更されたのちの経過時間が複写動作(画像形成動作)が実行されない状態(スタートボタン100が操作されない状態)で機能実現時間を経過したか否かを判別すると共に、複写動作(画像形成動作)が終了したのちの経過時間が機能実現時間を経過したか否かを判別するものである。また、この時間判別部160は、タイマー146で時間をカウントすることにより、操作パネル18を第2の位置から第1の位置に自動的に復帰させる場合の第2の位置における操作パネル18の滞留時間が、滞留時間設定ボタン104の操作による設定値を経過したか否かを判別する。
入力操作判別部162は、操作パネル18で所定の入力値の入力操作が行われたか否かを判別するものである。この入力操作が行われたか否かの判別は、例えば入力操作時に生成される入力信号などに基づいて行うことができる。
機能制御部164は、オートクリア機能を作動させるものである。すなわち、操作パネル18で初期設定値とは異なる入力値に設定変更されたのちの経過時間が複写動作(画像形成動作)が実行されない状態で機能実現時間を経過した場合に、あるいは、複写動作(画像形成動作)が終了したのちの経過時間が機能実現時間を経過した場合に、操作パネル18における入力値を初期設定値に自動的に復帰させるものである。
すなわち、この機能制御部164は、機能モード選択ボタン102が操作されることで第1の機能モードが選択された場合、操作パネル18が第2の位置にある場合に、操作パネル18が第1の位置にある場合の機能実現時間である第1の時間に比べて所定時間だけ長くなるように設定された機能実現時間である第2の時間が経過したときに操作パネル18での入力値を初期設定値に復帰させると共に、操作パネル18が第2の位置から第1の位置に復帰した場合に、機能実現時間を第1の時間に復帰させて操作パネル18での入力値を初期設定値に復帰させる一方、機能モード選択ボタン102が操作されることで第2の機能モードが選択された場合、操作パネル18が第2の位置にある場合でも第1の位置にある場合と同一の機能実現時間である第1の時間が経過したときに操作パネル18での入力値を初期設定値に復帰させる。
画像形成指示判別部166は、スタートボタン100がオンされたか否かを判別することで記録紙への画像の形成指示が行われたか否かを判別するものである。画像形成制御部168は、画像形成部34などを動作させることによって画像メモリ142に記憶されている画像データに基づいて記録紙に画像を形成するものである。
図6は、画像形成装置10における記録紙に画像を形成する場合の第1の動作例を説明するためのフローチャートである。この動作例では、第1の位置にある操作パネル18を第2の位置に移動させた状態で初期設定値とは異なる入力値を設定して複写動作(画像形成動作)を実行させる場合について説明する。
まず、第1の位置にある操作パネル18を第2の位置に移動させるべく起動ボタン20aが操作されることで第2の位置に設定指示されたか否かがパネル設定判別部150により判別される(ステップS1)。このステップS1での判別が肯定されると、駆動源116が駆動源制御部152により駆動制御されることで操作パネル18が第1の位置から第2の位置に移動する(ステップS3)。
次いで、操作パネル18が第2の位置にあるか否かが位置判別部154により判別される(ステップS5)。このステップS5での判別が肯定されると、機能モード選択ボタン102が操作されることで第1の機能モードが選択されているか否かが機能モード判別部156により判別される(ステップS7)。
このステップS7での判別が肯定されると、操作パネル18が第2の位置にある場合のオートクリア機能が作動するまでの機能実現時間が、機能実現時間設定部158により操作パネル18が第1の位置にある場合の第1の時間に比べて所定時間だけ長くなる第2の時間に設定変更される(ステップS9)。
次いで、操作パネル18が第2の位置に移動したのちのタイマー146でカウントされている時間がステップS9で設定変更された機能実現時間を経過したか否かが時間判別部160により判別される(ステップS11)。このステップS11での判別が否定されると、操作パネル18で入力操作が行われたか否かが入力操作判別部162で判別される(ステップS13)。このステップS13での判別が肯定されると、第2の位置における操作パネル18の滞留時間が経過したか否かが時間判別部160により判別される(ステップS15)。
このステップS15での判別が否定されると、画像形成指示が行われた否かが画像形成指示判別部166により判別される(ステップS17)。このステップS17での判別が肯定されると、画像形成制御部168により画像形成部34などが駆動制御されて記録紙に画像が形成される(ステップS19)。
なお、ステップS1における判別が否定されると、判別が肯定されるまで待機し、ステップS5における判別が否定されると、ステップS3に移行して以降のステップが実行される。また、ステップS7における判別が否定されると、ステップS11に移行して以降のステップが実行される。また、ステップS11での判別が肯定されると、オートクリア機能が作動されて操作パネル18での入力値が初期設定値に復帰することで初期の目的が達せられないことから画像形成動作を終了することになる。
また、ステップS13での判別が否定されると、ステップS11に移行して以降のステップが実行され、ステップS15での判別が肯定されると、操作パネル18が第1の位置に自動的に復帰する(ステップS21)。この場合、初期の目的が達せられないことから画像形成動作を終了することになる。また、ステップS17での判別が否定されると、判別が肯定されるまで待機する。
図7は、画像形成装置10における記録紙に画像を形成する場合の第2の動作例を説明するためのフローチャートである。この動作例では、第2の位置にある操作パネル18を第1の位置に移動させた状態で初期設定値とは異なる入力値を設定して複写動作(画像形成動作)を実行させる場合について説明する。
まず、第2の位置にある操作パネル18を第1の位置に移動させるべく復帰ボタン20bが操作されることで第1の位置に設定指示されたか否かがパネル設定判別部150により判別される(ステップS51)。このステップS51での判別が肯定されると、駆動源116が駆動源制御部152により駆動制御されることで操作パネル18が第2の位置から第1の位置に移動する(ステップS53)。
次いで、操作パネル18が第1の位置にあるか否かが位置判別部154により判別される(ステップS55)。このステップS55での判別が肯定されると、機能実現時間設定部158によりオートクリア機能が作動するまでの機能実現時間が、操作パネル18が第1の位置にある場合の機能実現時間である第1の時間に設定変更(復帰)される(ステップS57)。
次いで、操作パネル18が第1の位置に移動したのちのタイマー146でカウントされている時間がステップS57で設定変更された機能実現時間を経過したか否かが時間判別部160により判別される(ステップS59)。このステップS59での判別が否定されると、操作パネル18で入力操作が行われたか否かが入力操作判別部162で判別される(ステップS61)。
このステップS61での判別が肯定されると、画像形成指示が行われた否かが画像形成指示判別部166により判別される(ステップS63)。このステップS63での判別が肯定されると、画像形成制御部168により画像形成部34などが駆動制御されて記録紙に画像が形成される(ステップS65)。
なお、ステップS51における判別が否定されると、判別が肯定されるまで待機し、ステップS55における判別が否定されると、ステップS53に移行して以降のステップが実行される。また、ステップS59での判別が肯定されると、オートクリア機能が作動されて操作パネル18での入力値が初期設定値に復帰することで初期の目的が達せられないことから画像形成動作を終了することになる。また、ステップS61での判別が否定されると、ステップS59に移行して以降のステップが実行され、ステップS63での判別が否定されると、判別が肯定されるまで待機する。
本発明の画像形成装置10は、上記実施形態に示すように構成され、操作パネル18が第2の位置にある場合、第1の位置にある場合よりも長い第2の時間が経過したときにオートクリア機能が作動されるので、操作パネル18の入力操作が完了していないうちにオートクリア機能が作動されて操作パネル18で先に設定した入力値が初期設定値に復帰してしまう事態が効果的に回避されて車椅子を利用する身障者にも操作パネル18に対する操作性が高められると共に、操作パネル18が第2の位置から第1の位置に復帰した場合、オートクリア機能が作動するまでの時間が第1の時間に復帰されてオートクリア機能が作動されるので、健常者が操作パネルを操作する場合にも不都合が生じるようなことがなくなる結果、健常者にとっても身障者にとっても操作パネルに対する視認性及び操作性を十分に確保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、例えば以下に述べるような種々の変形態様を必要に応じて採用することができる。
(1)上記実施形態では、操作パネル18を第1の位置と第2の位置とに選択的に変更可能にするための操作パネル駆動部110は、軸体112,114とステッピングモータからなる駆動源116とにより構成されたものであるが、これに限るものではない。例えば、駆動源116として、ステッピングモータに代えてソレノイドなどの他の手段を用いることもできる。また、操作パネル駆動部110は、手動で作動させるようにしたものでもよく、軸体112,114と操作パネル18の背面に配設したオイルダンパとによっても実現可能である。また、操作パネル18を軸体112,114の回りに回動させる構造ではなく、操作パネル18を曲面台座上にスライドさせる構造によっても実現可能である。
(2)上記実施形態では、操作パネル18が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを角度センサ130により検出するようにしているが、これに限るものではない。例えば、第1の位置となる個所及び第2の位置となる個所に光センサを設けておき、この光センサで操作パネル18が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを検出するようにしてもよい。また、第1の位置となる個所及び第2の位置となる個所にマイクロスイッチなどを設けておき、操作パネル18によりマイクロスイッチが押圧されるようにすることで操作パネル18が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを検出することもできる。
(3)上記実施形態では、操作パネル18での入力値を初期設定値に自動的に復帰させるオートクリア機能が作動するまでの時間である機能実現時間が、操作パネル18が第2の位置にある場合で、所定の入力値に設定変更したのち所定時間が経過しているにも拘わらず未だ複写動作(画像形成動作)が開始されていない場合、及び、複写動作(画像形成動作)が終了したのち所定時間が経過した場合に、第1の位置にある場合よりも長くなるようにされているが、これに限るものではない。例えば、機能実現時間を、操作パネル18が第2の位置にある場合で、所定の入力値に設定変更したのち所定時間が経過しているにも拘わらず未だ複写動作(画像形成動作)が開始されていない場合にのみ、第1の位置にある場合よりも長くなるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、画像形成に関連する付随機能は、初期設定値とは異なる値に設定された操作パネル18での入力値を初期設定値に自動的に復帰させるオートクリア機能であるが、これに限るものではない。たとえば、画像形成に関連する付随機能が、複写動作(画像形成動作)が終了して所定時間が経過した場合に、操作系などの一部を除いて電源をオフにすることで節電するスリープ機能、複写動作(画像形成動作)が終了して所定時間が経過した場合に、定着ユニットなどの熱源の温度を下げることで節電するプレヒート機能などであってもよい。このように、画像形成に関連する付随機能がスリープ機能やプレヒート機能などのオートクリア機能以外の他の機能であっても、操作パネル18が機能しなくなって先に設定した入力値が初期設定値に復帰してしまうなどの入力操作が無効になるような事態が生じるため、本発明の構成を適用することでオートクリア機能と同様の作用効果を得ることができる。
(5)上記実施形態では、機能制御部162は、操作パネル18が第2の位置にある場合に、画像形成に関連するオートクリア機能などの付随機能が作動するまでの機能実現時間を操作パネル18が第1の位置にある場合に比べて長くするようにしたものであるが、これに限るものではない。例えば、機能制御部162は、操作パネル18が第2の位置にある場合に、画像形成に関連するオートクリア機能などの付随機能が作動しないようにするものであってもよい。すなわち、操作パネル18での入力値を初期設定値に自動的に復帰させるオートクリア機能の場合には、液晶表示部96の表示動作駆動部の動作を制御することで実行可能である。
(6)上記実施形態では、操作パネル18が第2の位置に移動されたのち所定の滞留時間が経過しているにも拘わらず画像形成動作が開始されない場合、あるいは、画像形成動作が終了したのち所定の滞留時間が経過した場合に操作パネル18を第2の位置から第1の位置に復帰させるようにしているが、これに限るものではない。例えば、操作パネル18が第2の位置に移動されたのち所定の滞留時間が経過しているにも拘わらず画像形成動作が開始されない場合や画像形成動作が終了したのち所定の滞留時間が経過した場合であっても、操作パネル18を第2の位置から第1の位置に自動的に復帰させないようにしてもよい。この場合では、滞留時間設定ボタン104は不要となる。また、上記実施形態では、滞留時間設定ボタン104の操作により滞留時間を設定変更可能にしたものであるが、この滞留時間は固定値とすることもできる。
(7)上記実施形態では、機能モード選択ボタン102の操作により第1の機能モードと第2の機能モードとを選択するようにしたものであるが、これに限るものではない。例えば、常に第1の機能モードが設定された状態とすることもできる。この場合では、機能モード選択ボタン102は不要となる。
(8)上記実施形態では、操作パネル18が第2の位置にあることを検出した上で、画像形成に関連するオートクリア機能などの付随機能が作動するまでの機能実現時間を設定変更するようにしているが、これに限るものではない。例えば、パネル駆動ボタン20が操作されたことで機能実現時間を設定変更するようにすることもできる。
(9)上記実施形態では、画像形成装置10はタンデム型のカラー複写機を構成するものであるが、これに限るものではない。例えば、感光体ドラムを1つしか有していない構造のカラー複写機であってもよく、画像を単色で形成するモノクロ複写機であってもよい。また、複写機としての機能に加えてプリンタとしての機能やファクシミリ装置としての機能を併せ持つ複合機などであってもよく、床面に設置する構造のファクシミリ装置であってもよい。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外部構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。 図1に示す画像形成装置の操作パネル駆動部の構成例を説明するための図であり、(a)は操作パネルの要部斜視図、(b)は操作パネルが倒伏した状態となる第1の位置にある場合の側面図、(c)は操作パネルが所定角度で起き上がった状態となる第2の位置にある場合の側面図である。 操作パネルが所定角度で起き上がった状態となる第2の位置にある場合の画像形成装置の外部構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
18 操作パネル
20 パネル駆動ボタン
102 機能モード選択ボタン(機能モード選択部)
104 滞留時間設定ボタン(時間設定部)
110 操作パネル駆動部
130 角度センサ(位置検出部)
140 制御部
150 パネル設定判別部
152 駆動源制御部
154 位置判別部
156 機能モード判別部
158 機能実現時間設定部
160 時間判別部
162 入力操作判別部
164 機能制御部
166 画像形成指示判別部
168 画像形成制御部

Claims (4)

  1. 画像形成に関連する入力値を設定する操作パネルが設けられると共に、画像形成に関連する付随機能を備えた画像形成装置であって、
    前記操作パネルを水平面に対して所定の角度をなす第1の位置と当該第1の位置よりも大きい角度をなす第2の位置とに選択的に変更可能にする操作パネル駆動部と、
    前記操作パネルが第2の位置にある場合、前記操作パネルが第1の位置にある場合に前記付随機能が作動するまでの時間である第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときに前記付随機能を作動させるか又は前記付随機能を作動させないようにすると共に、前記操作パネルが第2の位置から第1の位置に復帰した場合、前記付随機能が作動するまでの時間を前記第1の時間に復帰させて当該付随機能を作動させる機能制御部とを備え
    前記画像形成に関連する付随機能は、前記操作パネルで初期設定値とは異なる値に設定された画像形成に関連する入力値を入力操作後の所定時間が経過したときに初期設定値に自動的に復帰させるオートクリア機能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作パネルの回転角度に対応して抵抗値が変化する角度センサと、
    前記角度センサの抵抗値により前記操作パネルが前記第1の位置にあるか、前記第2の位置にあるかを判別する位置判別部とを更に備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記操作パネルが第2の位置にある場合、前記操作パネルが第1の位置にある場合に前記付随機能が作動するまでの時間である第1の時間よりも長い第2の時間が経過したときに前記付随機能を作動させるか又は前記付随機能を作動させないようにすると共に、前記操作パネルが第2の位置から第1の位置に復帰した場合、前記付随機能が作動するまでの時間を前記第1の時間に復帰させて当該付随機能を作動させる第1の機能モードと、前記操作パネルが第2の位置にある場合でも第1の位置にある場合と同一の前記第1の時間が経過したときに前記オートクリア機能が作動するようにする第2の機能モードとを択一的に選択する機能モード選択部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記操作パネル駆動部は、前記操作パネルを第1の位置と第2の位置とに選択的に移動させる駆動源を備え、前記駆動源の動作を制御するものであって、前記操作パネルを第1の位置から第2の位置に移動させる一方、当該操作パネルが第2の位置に移動されたのち所定時間が経過しているにも拘わらず画像形成動作が開始されない場合又は画像形成動作が終了したのち所定時間が経過した場合に当該操作パネルを第2の位置から第1の位置に復帰させる駆動源制御部と、前記操作パネルを第2の位置から第1の位置に復帰させるまでの前記所定時間を設定変更する時間設定部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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