JP4609981B2 - 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
基板と、
この基板の上に、エアーベアリング面から内方に延在し、平坦な表面を有するように形成された磁性材料より成り、下部ポールを構成する第1の磁性材料膜と、
この第1の磁性材料膜の、前記基板とは反対側の平坦な表面上に、前記エアーベアリング面からスロートハイト零の基準位置を越えて内方に延在するように形成され、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と、
前記第1の磁性材料膜の平坦な表面に、これから絶縁分離されると共に相互に絶縁分離された複数のコイル巻回体を有し、前記第1の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第2の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成された薄膜コイルと、
この薄膜コイルおよび前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の上に、薄膜コイルを覆うと共に第2の磁性材料膜の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在する絶縁膜と、
前記第2の磁性材料膜の、前記絶縁膜で覆われていない残余の部分を覆って下部トラックポールの一部分を構成し、前記第2の磁性材料膜とは反対側の表面が前記絶縁膜の薄膜コイルとは反対側の表面と同一平坦面となるように形成された第3の磁性材料膜と、
前記絶縁膜および第3の磁性材料膜の平坦な表面に平坦に形成された非磁性材料より成るライトギャップ膜と、
このライトギャップ膜の、前記第3の磁性材料膜および絶縁膜と接触する表面とは反対側の表面に形成され、前記第2の磁性材料膜および前記第3の磁性材料膜で構成された下部トラックポールと整列された上部トラックポールを有する上部ポールを構成する第4の磁性材料膜と、
を具えるものである。
基板と、
この基板上に、エアーベアリング面から内方に延在し、平坦な表面を有するように形成された磁性材料より成り、下部ポールを構成する第1の磁性材料膜と、
この第1の磁性材料膜の、前記基板とは反対側の平坦な表面上に、前記エアーベアリング面からスロートハイト零の基準位置を越えて内方に延在するように形成され、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と、
前記第1の磁性材料膜の一方の平坦な表面に、これから絶縁分離されると共に相互に絶縁分離された複数のコイル巻回体を有し、前記第1の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第2の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成された薄膜コイルと、
この薄膜コイルおよび前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の上に、薄膜コイルを覆うと共に第2の磁性材料膜の一部分を覆い、スロートハイト零の基準位置よりも内側まで延在する第1の絶縁膜と、
前記第2の磁性材料膜の、前記第1の絶縁膜で覆われていない残余の部分を覆って下部トラックポールの一部分を構成し、前記第2の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第1の絶縁膜の薄膜コイルとは反対側の表面と同一平坦面となるように形成された第3の磁性材料膜と、
前記第1の絶縁膜および第3の磁性材料膜の平坦な表面に、第1の絶縁膜を覆うと共に前記第3の磁性材料膜の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在するように形成された第2の絶縁膜と、
前記第3の磁性材料膜の、前記第2の絶縁膜で覆われていない残余の部分を覆い、下部トラックポールの一部分を構成し、前記第3の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第2の絶縁膜の表面と同一平坦面となるように形成された第4の磁性材料膜と、
前記第2の絶縁膜および第4の磁性材料膜の平坦な表面に平坦に形成された非磁性材料より成るライトギャップ膜と、
このライトギャップ膜の、前記第4の磁性材料膜および第2の絶縁膜と接触する表面とは反対側の平坦な表面に形成され、前記第2、第3および第4の磁性材料膜で構成された下部トラックポールと整列された上部トラックポールを有する上部ポールを構成するように形成された第5の磁性材料膜と、
を具え、スロートハイトを0.5μm以下とし、前記下部トラックポールを構成する第2〜第4の磁性材料膜の前記エアーベアリング面からの長さを、前記ライトギャップ膜から遠去かるに従って長くなるようにしたものである。
基板と、
この基板上に、エアーベアリング面から内方に延在し、平坦な表面を有するように形成された磁性材料より成り、下部ポールを構成する第1の磁性材料膜と、
この第1の磁性材料膜の、前記基板とは反対側の平坦な表面上に、前記エアーベアリング面からスロートハイト零の基準位置を越えて内方に延在するよう形成され、下部トラックポールを構成する第2の磁性材料膜と、
前記第1の磁性材料膜の一方の表面に、これから絶縁分離されると共に相互に絶縁分離された複数のコイル巻回体を有し、前記第1の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第2の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成された薄膜コイルと、
この薄膜コイルおよび前記第2の磁性材料膜の平坦な表面上に、薄膜コイルを覆うと共に第2の磁性材料膜の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在する絶縁膜と、
前記第2の磁性材料膜の、前記絶縁膜で覆われていない残余の表面を覆い、さらに第2の磁性材料膜と前記絶縁膜との段差を越えてこの絶縁膜の表面を覆うように形成された非磁性材料より成るライトギャップ膜と、
このライトギャップ膜の上に、前記第2の磁性材料膜と対向するように形成され、前記第2の磁性材料膜によって構成される下部トラックポールと整列された上部トラックポールの一部分を構成し、前記ライトギャップ膜とは反対側の表面が前記絶縁膜の上のライトギャップ膜と同一平坦面を構成するように形成された第3の磁性材料膜と、
前記ライトギャップ膜および第3の磁性材料膜の平坦な表面に平坦に形成され、前記第2の磁性材料膜によって構成される下部トラックポールと整列された上部トラックポールを構成する部分を有する第4の磁性材料膜と、
を具えるものである。
所定の間隔を置いて形成されたコイル巻回体を有する第1の薄膜コイル半部と、
この第1の薄膜コイル半部の順次のコイル巻回体の間に、第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体と層間絶縁膜を介して自己整合的に形成され、少なくとも一部分が、CVDで形成された第1の導電膜と、電解メッキで形成された第2の導電膜を含む2層構造を有するコイル巻回体を有する第2の薄膜コイル半部と、
前記第1および第2の薄膜コイル半部のいずれか一方の最内周のコイル巻回体と、他方の薄膜コイル半部の最外周のコイル巻回体との間を前記絶縁膜に形成された開口を経て電気的に接続する第1のジャンパ配線と、
前記絶縁膜に形成された開口を経て他方の薄膜コイル半部の最内周のコイル巻回体に一端が接続された第2のジャンパ配線と、
を具えるものである。
下部ポールを構成する第1の磁性材料膜を、基板によって支持されるように平坦に形成する工程と、
この第1の磁性材料膜の平坦な表面に、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と薄膜コイルを同一の平坦な表面を有するように形成する工程と、
前記第2の磁性材料膜および薄膜コイルの平坦な表面に、前記薄膜コイルを覆うとともに前記第2の磁性材料膜の一部分の表面を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在するように絶縁膜を形成する工程と、
表面全体に、前記絶縁膜よりも膜厚の厚い磁性材料膜を形成する工程と、
この磁性材料膜を研磨して、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の、前記絶縁膜で覆われていない部分を覆い、下部トラックポールの一部分を構成する第3の磁性材料膜を、前記絶縁膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
この第3の磁性材料膜および前記絶縁膜の平坦な表面に、ライトギャップ膜を構成する非磁性材料より成る非磁性材料膜を平坦に形成する工程と、
この非磁性材料膜の表面に、上部トラックポールおよび上部ポールを構成する平坦な第4の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第4の磁性材料膜、非磁性材料膜および第3の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成するエッチング工程と、
を具えるものである。
下部ポールを構成する第1の磁性材料膜を、基板によって支持されるように平坦に形成する工程と、
この第1の磁性材料膜の平坦な表面に、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と薄膜コイルを同一の平坦な表面を有するように形成する工程と、
前記第2の磁性材料膜および薄膜コイルの平坦な表面に、前記第2の磁性材料膜の一部分の表面を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在し、下部トラックポールの一部分を構成する第3の磁性材料膜を形成する工程と、
表面全体に、この第3の磁性材料膜よりも膜厚の厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜を研磨して、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第3の磁性材料膜で覆われていない部分を覆うと共に前記薄膜コイルを覆う絶縁膜を、第3の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第3の磁性材料膜および絶縁膜の平坦な表面に、ライトギャップ膜を構成する非磁性材料より成る非磁性材料膜を平坦に形成する工程と、
この非磁性材料膜の表面に、上部トラックポールおよび上部ポールを構成する平坦な第4の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第4の磁性材料膜、非磁性材料膜および第3の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成するエッチング工程と、
を具えるものである。
下部ポールを構成する第1の磁性材料膜を、基板によって支持されるように平坦に形成する工程と、
この第1の磁性材料膜の平坦な表面に、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と薄膜コイルを、同一の平坦面となるように形成する工程と、
前記第2の磁性材料膜および薄膜コイルの平坦な表面に、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置よりも内方に延在し、下部トラックポールの一部分を構成する第3の磁性材料膜を形成する工程と、
表面全体に、この第3の磁性材料膜よりも膜厚の厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜を研磨して、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第3の磁性材料膜で覆われていない部分を覆うと共に前記薄膜コイルを覆う第1の絶縁膜を、第3の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第3の磁性材料膜および第1の絶縁膜の平坦な表面に、前記第3の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在し、下部トラックポールの一部分を構成する第4の磁性材料膜を形成する工程と、
表面全体に、この第4の磁性材料膜よりも膜厚の厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜を研磨して、前記第3の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第4の磁性材料膜で覆われていない部分を覆うと共に前記第1の絶縁膜を覆う第2の絶縁膜を、第4の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第4の磁性材料膜および第2の絶縁膜の平坦な表面に、ライトギャップ膜を構成する非磁性材料より成る非磁性材料膜を平坦に形成する工程と、
この非磁性材料膜の表面に、上部トラックポールおよび上部ポールを構成する平坦な第5の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第5の磁性材料膜、非磁性材料膜および第4の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成するエッチング工程と、
を具え、スロートハイトを0.5μm以下とし、前記下部トラックポールを構成する第2〜第4の磁性材料膜の前記エアーベアリング面からの長さを、前記ライトギャップ膜から遠去かるに従って長くなるようにするものである。
下部ポールを構成する第1の磁性材料膜を、基板によって支持されるように平坦に形成する工程と、
この第1の磁性材料膜の平坦な表面に、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と薄膜コイルを、同一の平坦面となるように形成する工程と、
前記第2の磁性材料膜および薄膜コイルの平坦な表面に、薄膜コイルを覆うと共に第2の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置よりも内方に延在する第1の絶縁膜を形成する工程と、
表面全体に、この第1の絶縁膜よりも膜厚の厚い磁性材料膜を形成する工程と、
この磁性材料膜を研磨して、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第1の絶縁膜で覆われていない部分を覆ってスロートハイト零の基準位置よりも内方に延在する第3の磁性材料膜を、第1の絶縁膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第3の磁性材料膜および第1の絶縁膜の平坦な表面に、第1の絶縁膜を覆うと共に第3の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在する第2の絶縁膜を形成する工程と、
表面全体に、この第2の絶縁膜よりも膜厚の厚い磁性材料膜を形成する工程と、
この磁性材料膜を研磨して、前記第3の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第2の絶縁膜で覆われていない部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在する第4の磁性材料膜を、第2の絶縁膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第4の磁性材料膜および第2の絶縁膜の平坦な表面に、ライトギャップ膜を構成する非磁性材料より成る非磁性材料膜を平坦に形成する工程と、
この非磁性材料膜の表面に、上部トラックポールおよび上部ポールを構成する平坦な第5の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第5の磁性材料膜、非磁性材料膜および第4の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成するエッチング工程と、
を具えるものである。
下部ポールを構成する第1の磁性材料膜を基板によって支持されるように平坦に形成する工程と、
この第1の磁性材料膜の平坦な表面に、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第1の磁性材料膜の表面に、これから絶縁分離されると共に前記第2の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように薄膜コイルを形成する工程と、
この第2の磁性材料膜および薄膜コイルの平坦な表面に、前記薄膜コイルを覆うとともに前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在するように絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の磁性材料膜の、前記絶縁膜で覆われていない表面を覆うとともに、前記第2の磁性材料膜の第1の部分と前記絶縁膜との段差を越えてその表面を覆うようにライトギャップ膜を構成する非磁性材料膜を形成する工程と、
表面全体に前記第2の磁性材料膜および絶縁膜の膜厚の和よりも厚い磁性材料膜を形成する工程と、
この磁性材料膜を研磨して、前記非磁性材料膜を介して前記第2の磁性材料膜の、前記絶縁膜で覆われていない部分と対向する上部トラックポールを構成する第3の磁性材料膜を、絶縁膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
この第3の磁性材料膜および非磁性材料膜の平坦な表面に、上部トラックポールおよび上部ポールを構成する平坦な第4の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第4の磁性材料膜、第3の磁性材料膜、非磁性材料膜および第2の磁性材料膜を選択的に除去して、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成するエッチング工程と、
を具えるものである。
第1の薄膜コイル半部の複数のコイル巻回体を、前記第1の磁性材料膜から絶縁分離されるように形成する工程と、
この第1の薄膜コイル半部を含む表面全体を覆うように層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体間に画成された凹部を含む表面に第1の導電膜をCVDおよび/またはスパッタリングで形成する工程と、
この第1の導電膜を電極として用い、第2の薄膜コイル半部を形成すべき部分以外にマスクを形成した電解メッキによって第2の導電膜を選択的に形成する工程と、
この第2の導電膜をマスクとするエッチングにより前記第1の導電膜を選択的に除去する工程と、
表面全体に、前記第2の磁性材料膜の膜厚よりも厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜および前記第1および第2の導電膜を、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の表面が露出するまで研磨して、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の間に画成された凹部内に前記層間絶縁膜を介して配置されたコイル巻回体を有する第2の薄膜コイル半部を形成するとともに、前記第2の磁性材料膜、薄膜コイルおよびこれらを囲む絶縁膜を同一平坦面とする研磨工程と、
を具えるものである。
第1の薄膜コイル半部の複数のコイル巻回体を、前記第1の磁性材料膜から絶縁分離されるように形成する工程と、
この第1の薄膜コイル半部を含む表面全体を覆うように層間絶縁膜を形成する工程と、
第2の薄膜コイル半部を形成すべき領域に、マスクを選択的に形成した後、表面全体に、前記第2の磁性材料膜よりも膜厚の厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜をCMPによって研磨して、マスクを露出させる工程と、
この露出したマスクをエッチングより除去し、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体間に凹部を画成して前記層間絶縁膜を露出させる工程と、
前記前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体間に画成された凹部を含む表面全体に第1の導電膜をCVDおよび/またはスパッタリングで形成する工程と、
この第1の導電膜を電極として用いる電解メッキによって前記凹部を埋めるように第2の導電膜を形成する工程と、
この第2の導電膜を、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の表面が露出するまで研磨して、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の間に画成された凹部内に前記層間絶縁膜を介して配置されたコイル巻回体を有する第2の薄膜コイル半部を形成するとともに、前記第2の磁性材料膜、薄膜コイルおよびこれらを囲む絶縁膜を同一平坦面とする研磨工程と、
を具えるものである。
前記第2の磁性材料膜を、下部トラックポールを構成する第1の部分と、前記薄膜コイルのコンタクト部と接触するジャンパ配線の一部を構成する第2の部分とを有するように形成し、
前記第3の磁性材料膜を、前記第2の磁性材料膜の第1の部分の、前記第1の絶縁膜で覆われていない部分を覆って下部トラックポールを構成する第1の部分と、前記絶縁膜に形成された開口を経て前記第2の磁性材料膜の第2の部分と接触して橋絡部の残部を構成する第2の部分と、前記絶縁膜に形成された開口を経て前記薄膜コイルのコンタクト部と接触するジャンパ配線の一部を構成する第3の部分とを有するように形成し、
前記第4の磁性材料膜を、前記第3の磁性材料膜の橋絡部を構成する第2の部分およびジャンパ配線を構成する第3の部分と接触するように形成し、
前記第4の磁性材料膜、非磁性材料膜および第3の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成すると共に薄膜コイルに接続されたジャンパ配線を形成する。
前記第2の磁性材料膜を、下部トラックポールを構成する第1の部分と、前記薄膜コイルのコンタクト部と接触するジャンパ配線の一部を構成する第2の部分とを有するように形成し、
前記第3の磁性材料膜を、前記第2の磁性材料膜の第1の部分の、前記第1の絶縁膜で覆われていない部分を覆って下部トラックポールを構成する第1の部分と、前記第1の絶縁膜に形成された開口を経て前記第2の磁性材料膜の第2の部分と接触して橋絡部の一部を構成する第2の部分と、前記第1の絶縁膜に形成された開口を経て前記薄膜コイルのコンタクト部と接触するジャンパ配線の一部を構成する第3の部分とを有するように形成し、
前記第4の磁性材料膜を、前記第3の磁性材料膜の第1の部分の、前記第2の絶縁膜で覆われていない部分を覆って下部トラックポールを構成する第1の部分と、前記第2の絶縁膜に形成された開口を経て前記第3の磁性材料膜の第2の部分と接触して橋絡部の一部を構成する第2の部分と、前記第2の絶縁膜に形成された開口を経て前記第3の磁性材料膜の第3の部分と接触するジャンパ配線の一部を構成する第3の部分とを有するように形成し、
前記第5の磁性材料膜を、前記第4の磁性材料膜の橋絡部を構成する第2の部分およびジャンパ配線の一部を構成する第3の部分と接触するように形成し、
前記第5の磁性材料膜、非磁性材料膜および第4の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成すると共に薄膜コイルに接続されたジャンパ配線を形成する。
図10Aおよび10B〜図23Aおよび23Bは、本発明による複合型薄膜磁気ヘッドの第1の実施例を製造する方法の順次の工程を示す断面図および平面図であり、断面図において、Aはエアーベアリング面に垂直な断面図、Bは磁極部分をエアーベアリング面に平行な平面で切って示す断面図である。読み取り用の磁気抵抗型薄膜磁気ヘッドであるGMRヘッド素子の構成およびその製造方法は従来のものとほぼ同じである。図10A、10Bに示すように、AlTiCより成る基板31の上に、アルミナより成る絶縁膜32を約3μmの膜厚に堆積し、さらにその上に読み出し用のGMRヘッド素子に対する磁気シールドを行うために、パーマロイより成る下部シールド膜33を、フォトレジスト膜をマスクとするメッキ法によって所定のパターンにしたがってほぼ2〜3μmの膜厚に形成する。
Claims (29)
- 基板と、
この基板上に、エアーベアリング面から内方に延在し、平坦な表面を有するように形成された磁性材料より成り、下部ポールを構成する第1の磁性材料膜と、
この第1の磁性材料膜の、前記基板とは反対側の平坦な表面上に、前記エアーベアリング面からスロートハイト零の基準位置を越えて内方に延在するように形成され、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と、
前記第1の磁性材料膜の一方の平坦な表面に、これから絶縁分離されると共に相互に絶縁分離された複数のコイル巻回体を有し、前記第1の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第2の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成された薄膜コイルと、
この薄膜コイルおよび前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の上に、薄膜コイルを覆うと共に第2の磁性材料膜の一部分を覆い、スロートハイト零の基準位置よりも内側まで延在する第1の絶縁膜と、
前記第2の磁性材料膜の、前記第1の絶縁膜で覆われていない残余の部分を覆って下部トラックポールの一部分を構成し、前記第2の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第1の絶縁膜の薄膜コイルとは反対側の表面と同一平坦面となるように形成された第3の磁性材料膜と、
前記第1の絶縁膜および第3の磁性材料膜の平坦な表面に、第1の絶縁膜を覆うと共に前記第3の磁性材料膜の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在するように形成された第2の絶縁膜と、
前記第3の磁性材料膜の、前記第2の絶縁膜で覆われていない残余の部分を覆い、下部トラックポールの一部分を構成し、前記第3の磁性材料膜とは反対側の表面が前記第2の絶縁膜の表面と同一平坦面となるように形成された第4の磁性材料膜と、
前記第2の絶縁膜および第4の磁性材料膜の平坦な表面に平坦に形成された非磁性材料より成るライトギャップ膜と、
このライトギャップ膜の、前記第4の磁性材料膜および第2の絶縁膜と接触する表面とは反対側の平坦な表面に形成され、前記第2、第3および第4の磁性材料膜で構成された下部トラックポールと整列された上部トラックポールを有する上部ポールを構成するように形成された第5の磁性材料膜と、
を具え、スロートハイトを0.5μm以下とし、前記下部トラックポールを構成する第2〜第4の磁性材料膜の前記エアーベアリング面からの長さを、前記ライトギャップ膜から遠去かるに従って長くなるようにした薄膜磁気ヘッド。 - 前記下部トラックポールを構成する磁性材料膜および上部トラックポールを構成する磁性材料膜の少なくとも一方を、FeN、FeCo、CoNiFe、FeAlN、FeZrN、NiFeおよびCoFeNより成る群から選択した磁性材料で形成した請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記下部トラックポールを構成する磁性材料膜および上部トラックポールを構成する磁性材料膜の少なくとも一方を、CoNiFe、NiFeまたはFeCoのメッキ膜で形成した請求項2に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記下部トラックポールを構成する磁性材料膜および上部トラックポールを構成する磁性材料膜の少なくとも一方を、FeN、FeCo、CoNiFe、FeAlN、FeZrNまたはCoFeNのスパッタ膜で形成した請求項2に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記薄膜コイルが、
所定の間隔を置いて形成されたコイル巻回体を有する第1の薄膜コイル半部と、
この第1の薄膜コイル半部の順次のコイル巻回体の間に、第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体と自己整合的に形成されたコイル巻回体を有する第2の薄膜コイル半部と、
これら第1および第2の薄膜コイル半部の順次のコイル巻回体間のスペースを埋めるように形成された層間絶縁膜と、
前記第1および第2の薄膜コイル半部のいずれか一方の最内周のコイル巻回体の端部と、他方の薄膜コイル半部の最外周のコイル巻回体の端部との間を電気的に接続する第1のジャンパ配線と、
前記絶縁膜に形成された開口を経て他方の薄膜コイル半部の最内周のコイル巻回体の端部に一端が接続された第2のジャンパ配線と、
を具える請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。 - 前記第1の薄膜コイル半部が銅の電解メッキで形成したコイル巻回体を有し、前記第2の薄膜コイル半部がCu-CVDで形成したコイル巻回体を有する請求項5に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記第1の薄膜コイル半部が銅の電解メッキで形成されたコイル巻回体を有し、前記第2の薄膜コイル半部がCu-CVDおよび銅のスパッタリングの少なくとも一方で形成されたシード層を用いる銅の電解メッキで形成されたコイル巻回体を有する請求項5に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記薄膜コイルの最外周のコイル巻回体および最内周のコイル巻回体を第2の薄膜コイル半部のコイル巻回体で構成し、これらコイル巻回体の幅を残余のコイル巻回体の幅よりも広くした請求項5記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記第1および第2のジャンパ配線を、前記上部トラックポールを構成する磁性材料膜と同じ材料で形成した請求項5に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記第1および第2の薄膜コイル半部の隣接するコイル巻回体間に配設された前記層間絶縁膜の膜厚を0.03〜0.15μmとした請求項5に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記第1および第2の薄膜コイル半部の隣接するコイル巻回体間に配設された前記層間絶縁膜を、アルミナ、酸化シリコンおよび窒化シリコンより成る群から選択した無機絶縁材料で形成した請求項10に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記第1および第2の薄膜コイル半部の隣接するコイル巻回体間に配設された前記層間絶縁膜をアルミナ-CVDで形成した請求項11に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記第1および第2の薄膜コイル半部の最内周のコイル巻回体の端部と、バックギャップ部との間に、前記層間絶縁膜よりも厚い絶縁膜を配設した請求項5に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 前記上部トラックポールの少なくとも一部を構成する磁性材料膜を2層以上の磁性材料膜で形成した請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。
- 下部ポールを構成する第1の磁性材料膜を、基板によって支持されるように平坦に形成する工程と、
この第1の磁性材料膜の平坦な表面に、下部トラックポールの一部分を構成する第2の磁性材料膜と薄膜コイルを、同一の平坦面となるように形成する工程と、
前記第2の磁性材料膜および薄膜コイルの平坦な表面に、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置よりも内方に延在し、下部トラックポールの一部分を構成する第3の磁性材料膜を形成する工程と、
表面全体に、この第3の磁性材料膜よりも膜厚の厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜を研磨して、前記第2の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第3の磁性材料膜で覆われていない部分を覆うと共に前記薄膜コイルを覆う第1の絶縁膜を、第3の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第3の磁性材料膜および第1の絶縁膜の平坦な表面に、前記第3の磁性材料膜の平坦な表面の一部分を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在し、下部トラックポールの一部分を構成する第4の磁性材料膜を形成する工程と、
表面全体に、この第4の磁性材料膜よりも膜厚の厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜を研磨して、前記第3の磁性材料膜の平坦な表面の、前記第4の磁性材料膜で覆われていない部分を覆うと共に前記第1の絶縁膜を覆う第2の絶縁膜を、第4の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成する工程と、
前記第4の磁性材料膜および第2の絶縁膜の平坦な表面に、ライトギャップ膜を構成する非磁性材料より成る非磁性材料膜を平坦に形成する工程と、
この非磁性材料膜の表面に、上部トラックポールおよび上部ポールを構成する平坦な第5の磁性材料膜を形成する工程と、
前記第5の磁性材料膜、非磁性材料膜および第4の磁性材料膜を選択的にエッチングして、互いに整列された上部トラックポール、ライトギャップ膜および下部トラックポールを形成するエッチング工程と、
を具え、スロートハイトを0.5μm以下とし、前記下部トラックポールを構成する第2〜第4の磁性材料膜の前記エアーベアリング面からの長さを、前記ライトギャップ膜から遠去かるに従って長くなるようにする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 前記第3の磁性材料膜および第1の絶縁膜の平坦な表面に前記第4の磁性材料膜を形成する工程が、
前記第3の磁性材料膜および第1の絶縁膜の平坦な表面全体を覆うように磁性材料膜を形成する工程と、
この磁性材料膜の上に、エアベアリング面からスロートハイト零の基準位置まで延在する磁性材料より成るメッキ膜を形成する工程と、
このメッキ膜をマスクとして前記磁性材料膜をドライエッチングして、前記第3の磁性材料膜一部分の表面を覆ってスロートハイト零の基準位置まで延在し、下部トラックポールの一部分を構成する第4の磁性材料膜を形成する工程と、
を含む請求項15に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 前記エッチング工程をリアクティブ・イオン・エッチングで行い、前記第4の磁性材料膜をエッチングして下部トラックポールを形成した後もリアクティブ・イオン・エッチングを続けてトリム構造を形成する請求項15に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記上部トラックポールおよび上部ポールを構成する磁性材料膜を、FeN、FeCo、CoNiFe、FeAlN、FeZrNまたはCoFeNで形成し、前記下部トラックポールを構成する磁性材料膜を、FeN、FeCo、CoNiFe、FeAlN、FeZrN、NiFeまたはCoFeNで形成し、下部トラックポールおよび上部トラックポールを形成するためのリアクティブイオンエッチングを、Cl2にBCl2などのホウ素系ガスを混合した混合ガスにO2,Ar, N2の少なくとも一つのガスを混合した混合ガス雰囲気中で、50〜300℃のエッチング温度で行う請求項17に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記リアクティブ・イオン・エッチングを200〜300℃のエッチング温度で行う請求項18に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記薄膜コイルを形成する方法が、
前記第1および第2の磁性材料膜の表面を覆うように第1の層間絶縁膜を形成する工程と、
この第1の層間絶縁膜の上に第1の薄膜コイル半部の複数のコイル巻回体を形成する工程と、
前記第1の層間絶縁膜の露出した表面および第1の薄膜コイル半部を含む表面全体を覆うように第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体間に画成された凹部を含む表面に第1の導電膜をCVDおよび/またはスパッタリングで形成する工程と、
この第1の導電膜を電極として用い、第2の薄膜コイル半部を形成すべき部分以外にマスクを形成した電解メッキによって第2の導電膜を選択的に形成する工程と、
このマスクを除去した後、前記第2の導電膜をマスクとするエッチングにより前記第1の導電膜を選択的に除去する工程と、
表面全体に、前記第2の磁性材料膜の膜厚と、前記第1および第2の層間絶縁膜の膜厚の和よりも厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜、第1および第2の導電膜および第2の層間絶縁膜を、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の表面が露出するまで研磨して、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の間に画成された凹部内に前記第2の層間絶縁膜を介して配置されたコイル巻回体を有する第2の薄膜コイル半部を、前記第2の磁性材料膜の表面と同一平坦面となるように形成する研磨工程と、
を具える請求項15〜19の何れかに記載の薄膜ヘッドの製造方法。 - 前記第1の薄膜コイル半部を、その最内周のコイル巻回体の端部とバックギャップとの間に凹部が形成されるように形成し、前記絶縁膜をこの凹部をも埋めるように形成し、前記研磨工程によって、この凹部を埋める絶縁膜の表面が、前記薄膜コイルおよび第2の磁性材料膜の表面と同一の平坦となる請求項20に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記薄膜コイルの最外周および最内周のコイル巻回体を第2の薄膜コイル半部を以って形成し、これらのコイル巻回体の幅を残余のコイル巻回体の幅よりも広く形成する請求項20に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記第1および第2の薄膜コイル半部のいずれか一方の最内周のコイル巻回体の端部と、他方の薄膜コイル半部の最外周のコイル巻回体の端部との間を電気的に接続する第1のジャンパ配線と、前記絶縁膜に形成された開口を経て他方の薄膜コイル半部の最内周のコイル巻回体の端部に一端が接続された第2のジャンパ配線とを、前記下部トラックポールおよび上部トラックポールの少なくとも一部を構成する磁性材料膜と同じ材料で同時に形成する請求項20に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記第1の層間絶縁膜の露出した表面および第1の薄膜コイル半部を含む表面全体を覆う第2の層間絶縁膜をアルミナで形成する工程が、1〜2Torrの減圧状態に保ったCVDチャンバにウエファを収容し、100〜300℃の温度で、Al(CH3)3またはAlCl3と、H2O,
N2,N2OあるいはH2O2とを交互に断続的に噴射し、ケミカル反応によって堆積形成するアトミックレイヤー法を含む請求項20に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 前記マスクを除去した後、前記第2の導電膜をマスクとするエッチングにより前記第1の導電膜を選択的に除去する工程を、希硫酸、希塩酸,希硝酸より成るエッチング液を用いるウエットエッチングで行う請求項20に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記薄膜コイルを形成する方法が、
前記第1および第2の磁性材料膜の表面を覆うように第1の層間絶縁膜を形成する工程と、
この第1の層間絶縁膜の上に第1の薄膜コイル半部の複数のコイル巻回体を形成する工程と、
この第1の薄膜コイル半部を含む表面全体を覆うように第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
第2の薄膜コイル半部を形成すべき領域に、マスクを選択的に形成した後、表面全体に、前記第2の磁性材料膜の膜厚と、前記第1および第2の層間絶縁膜の膜厚の和よりも厚い絶縁膜を形成する工程と、
この絶縁膜をCMPによって研磨して、マスクを露出させる工程と、
この露出したマスクをエッチングより除去し、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体間に凹部を画成して前記第2の層間絶縁膜を露出させる工程と、
前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体間に画成された凹部を含む表面全体に第1の導電膜をCVDおよび/またはスパッタリングで形成する工程と、
この第1の導電膜を電極として用いる電解メッキによって前記凹部を埋めるように第2の導電膜を形成する工程と、
この第2の導電膜を、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の表面が露出するまで研磨して、前記第1の薄膜コイル半部のコイル巻回体の間に画成された凹部内に前記第2の層間絶縁膜を介して配置されたコイル巻回体を有する第2の薄膜コイル半部を、前記第2の磁性材料膜と同一平坦面となるように形成する研磨工程と、
を具える請求項15〜19の何れかに記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 前記第1の薄膜コイル半部を、その最内周のコイル巻回体の端部とバックギャップとの間に凹部が形成されるように形成し、前記絶縁膜をこの凹部をも埋めるように形成し、前記研磨工程によって、この凹部を埋める絶縁膜の表面が、前記薄膜コイルおよび第2の磁性材料膜の表面と同一の平坦とする請求項26に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記薄膜コイルの最外周および最内周のコイル巻回体を第2の薄膜コイル半部を以って形成し、これらのコイル巻回体の幅を残余のコイル巻回体の幅よりも広く形成する請求項26に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
- 前記第1および第2の薄膜コイル半部のいずれか一方の最内周のコイル巻回体の端部と、他方の薄膜コイル半部の最外周のコイル巻回体の端部との間を電気的に接続する第1のジャンパ配線と、前記絶縁膜に形成された開口を経て他方の薄膜コイル半部の最内周のコイル巻回体の端部に一端が接続された第2のジャンパ配線とを、前記下部トラックポールおよび上部トラックポールの少なくとも一部を構成する磁性材料膜と同じ材料で同時に形成する請求項26に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
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