JP4608119B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた作像装置に用いられ非磁性一成分トナーを使用する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図1は、この種の現像装置の構成を示す断面図、図2はその部分図である。図中1はトナーホッパ、2はパドル、3はスポンジローラ、4は現像ローラ、5はドクタローラ、6はトナー保持部材である。
【0003】
トナーホッパ1内に充填された非磁性一成分トナーは、回転するパドル2により現像部に送られる。現像部においてスポンジローラ3が約0.5mm程度の食い込みを持って現像ローラ4とカウンター方向に当接しつつ回転している。トナーホッパ1からパドル2の回転によってスポンジローラ3に送られたトナーは、スポンジローラ3の回転に伴いトナー保持部材6上を現像ローラ4の方向に移動する。
【0004】
トナー保持部材6上のトナーは、現像ローラ4、スポンジローラ3およびトナー保持部材6とで形成される空間Xに保持され、その中でスポンジローラ3近傍のトナーは現像ローラ4との接触部に入り、そこで摩擦帯電され、現像ローラ4の表面に静電的に付着する。その後現像ローラ4上のトナー層はドクタローラ5によって薄層化されて現像に寄与することとなる。
【0005】
図示の現像装置は、トナー薄層化部材としてドクターローラ5を使用するが、ドクターローラ5には弾性ゴムローラが用いられ、一方、現像ローラ4には金属ローラ表面に樹脂を塗布した形態のハードローラが用いられる。このようなドクターローラ5と現像ローラ4とが接する部分では、3〜4mmのニップ幅を持つが、このニップ部にトナー塊が進入してトナー薄層上に縦白スジが発生したりする。そこで、ドクターローラ5上にトナーの融着等が起こらないよう、各現像動作の終了毎に現像ローラ4とともにドクターローラ5を所定角度(それまでのニップ部分が装置内に逃げる程度)回転させ、常に接触面を新しく保つよう設定されている。
【0006】
この現像装置のように、現像ローラ4、スポンジローラ3およびスポンジローラ3下部のトナー保持部材6で形成される空間Xにトナーを保持すると、通常の作像を行うにあたっては問題はないが、連続して一定濃度のベタ画像を出力する場合には現像ローラ4上に十分な量のトナーを供給することができず、追従性が追いつかないことがある。これは、トナー保持部材6と現像ローラ4との間の隙間から、保持しているトナーが逃げることによりトナーの保持量が不足することに起因する。
【0007】
この問題を解決するため、たとえば国際公開WО98/21628号(特願平10−522361)公報に開示の装置では、現像ロールにトナーを供給するトナー供給室と、規制ブレードによって規制されたトナーを回収するトナー回収室とをシート状部材で分離することにより、現像ロールへのトナーの供給と回収の安定化を図り、高画質記録が可能な現像器を提供するとしている。すなわち同公報においてはウレタン樹脂のフィルムをトナー保持部材端部に取り付けて現像ローラ表面に接触させ、トナーの保持を図る方法が述べられている。
【0008】
しかしながら、そのような構造の現像装置では、定期的にドクターローラの回転とともに現像ローラも同様の逆回転を行うので、その際に上記フィルムは逆に反ることとなってしまい、ともすれば現像ローラ上のトナーを剥ぎ取るといった望ましくない副作用を起こす恐れがある。
【0009】
本発明はこのような従来の問題にかんがみ、良好なベタ追従性を呈し得る現像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る現像装置は、上記目的を達成するために、非磁性一成分トナーを使用し、現像ローラとそれに当接しつつ回転するスポンジローラと、該スポンジローラ下部に位置するトナー保持部材と、前記現像ローラに当接し、作像動作終了時に前記現像ローラの回転とは逆方向に所定の角度分の回転を行うドクターローラを有する現像装置において、前記トナー保持部材と前記現像ローラとの間に前記トナー保持部材端部に固定され前記現像ローラに当接する弾性を有する円筒状部材を有することを特徴とする。
【0011】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1の現像装置において、前記円筒状部材外周が導電性を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下本発明の実施の形態及び実施例を図面を参照して説明する。なお以下では従来と共通する部分には共通する符号を付すにとどめ重複する説明は省略する。
図3は本発明に係る現像装置の一実施形態を示す図2相当の側面断面図である。本実施形態では、ドクタローラ5と現像ローラ4の逆転が行われた場合にも問題が起きないように、トナー保持部材6と現像ローラ4との間に、フィルム状のものではなく図示のようなウレタンフィルムをチューブ状にしたトナー保持弾性部材10を用いて構成してある。この形状のトナー保持弾性部材10を用いると、ドクタローラ5と現像ローラ4とが逆転を起こした場合にでもフィルムの様に反り方向が逆になることはない。
【0013】
実際に図3に示した構成の現像装置を使用して画像だしを行ったところ、経時に渡り良好な画像を得ることができ、またベタを含む画像も同様に経時で安定して出力することができた。
【0014】
<実施例>
トナー保持弾性部材6の外周面に導電処理を施し、図4に示すように、電源11、12から現像時に現像ローラ4に対して電位差を持った直流バイアスに交流バイアスを重畳させたものを印加した。具体的には負帯電の非磁性一成分トナーを用い、現像ローラに−280Vの現像バイアスが印加された際にトナー保持弾性部材に直流成分−200V、交流成分500〜1000V/1K〜2KHzのバイアスを使用した。そのような条件で画像だしを行ったところ、さらに画像が安定し、また一成分現像で問題となるトナー補給時地汚れもなく良好な画像を得ることができた。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に係る現像装置は、以上説明してきたように、非磁性一成分トナーを使用し、現像ローラとそれに当接しつつ回転するスポンジローラと、このスポンジローラ下部に位置するトナー保持部材と、現像ローラに当接し、作像動作終了時に現像ローラの回転とは逆方向に所定の角度分の回転を行うドクターローラを有する現像装置において、トナー保持部材と現像ローラーの隙間にチューブ状のトナー保持弾性部材を使用するようにしたので、現像ローラ上へのトナーの追従性が安定し、経時に渡り良好な画像を得られるようになるという効果がある。
【0016】
請求項2に係る現像装置は、以上説明してきたように、トナー保持弾性部材の外周面に導電処理を施し、作像時に適切なバイアスを印加することで、上記共通の効果に加え、経時に渡りトナーの追従性が安定し、さらにトナー補給時地汚れのない良好な画像を得られるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1の現像装置の側面断面図である。
【図3】本発明に係る現像装置の一実施形態を示す側面断面図である。
【図4】本発明に係る現像装置を用いた実施例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 トナーホッパ
2 パドル
3 スポンジローラ
4 現像ローラ
5 ドクタローラ
6 トナー保持部材
10 トナー保持弾性部材
11、12 電源
X 空間
Claims (2)
- 非磁性一成分トナーを使用し、現像ローラとそれに当接しつつ回転するスポンジローラと、該スポンジローラ下部に位置するトナー保持部材と、前記現像ローラに当接し、作像動作終了時に前記現像ローラの回転とは逆方向に所定の角度分の回転を行うドクターローラを有する現像装置において、前記トナー保持部材と前記現像ローラとの間に前記トナー保持部材端部に固定され前記現像ローラに当接する弾性を有する円筒状部材を有することを特徴とする現像装置。
- 請求項1の現像装置において、前記円筒状部材外周が導電性を有することを特徴とする現像装置。
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- 2001-03-16 JP JP2001075448A patent/JP4608119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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