JPH11174828A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JPH11174828A
JPH11174828A JP36182897A JP36182897A JPH11174828A JP H11174828 A JPH11174828 A JP H11174828A JP 36182897 A JP36182897 A JP 36182897A JP 36182897 A JP36182897 A JP 36182897A JP H11174828 A JPH11174828 A JP H11174828A
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JP
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toner
developing roller
regulating member
developing device
image
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JP36182897A
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English (en)
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Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Kiyonari Ogawa
研也 小川
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規制ブレードに起因する現像ローラの弾性体
または表層コート材の削れを防止し、高品質の画像を長
期間にわたって得る。 【解決手段】 規制ブレード3の長手方向直線部分Bの
長さを現像ローラ2のトナー担持領域Aより大きく設定
し、規制ブレード3のトナー担持領域Aより外側から規
制ブレード3の端部に向かって半径r=10mmおよび
角度θ=60度の曲率を有するような構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等の電子写真方式あるいは静電記
録方式の画像形成装置およびその現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来、この種の現像
装置101は、図中X方向に回転する像担持体である感
光体100に接触し、図中Y方向に回転しながら感光体
100上の静電潜像を現像する現像剤担持体である現像
ローラ102、現像ローラ102に非磁性トナーTを図
中Z方向に回転することによって供給する現像剤供給手
段である供給ローラ104、現像ローラ102上のトナ
ーTの塗布量および帯電量を規制するトナー規制部材で
ある規制ブレード103、トナーTを蓄えるホッパー1
06、現像ローラ102の下側からホッパー106内の
トナーTの飛散を防ぐための吹き出し防止シート10
5、および感光体100上の転写残トナーを除去するク
リーニング装置107等からなる。
【0003】現像装置101は、不図示の電源から現像
ローラ102に現像バイアスを印加することによって現
像電界を形成し、感光体100表面に不図示の手段にて
形成された静電潜像を、現像ローラ102の表面に鏡映
力にて担持されているトナーTを現像し、可視化する。
この現像時に現像ローラ102表面に残留した残留トナ
ーT’は、供給ローラ104を介してホッパー106内
に回収される。
【0004】感光体100に現像されたトナーは不図示
の転写手段で転写され、転写残トナーはクリーニング装
置107に収容される。
【0005】この現像装置101は、基本的には、絶縁
性の非磁性一成分トナーを用いるものであり、また、供
給ローラ104から現像ローラ102へのトナーTの供
給は、供給ローラ104と現像ローラ102との摺擦領
域においてトナーTが摩擦帯電することにより生ずる鏡
映力にて行われる。また、トナーTの現像ローラ102
への供給量の調整は、現像ローラ102と供給ローラ1
04の周速差で行われる。
【0006】また、上記形式の現像装置101は、トナ
ーTの搬送に磁気力を必要としないので、トナーが非磁
性化されており、特にカラー画像形成には有利である。
【0007】この種の現像装置においては、現像ローラ
102を感光体100に押圧もしくは接触させて行うた
め、適度な弾性を有する現像ローラ102を用いること
が必要となる。特に静電潜像保持体すなわち感光体が剛
体である場合には、これを傷つけるのを避けるため、現
像ローラ102を弾性体で構成することが必須条件とな
る。通常、現像ローラ102にはステンレスまたはアル
ミ剛体の芯金の周りに、ソリッドタイプのシリコーンゴ
ムを厚さ数mm形成し、ローラ形状にした現像ローラも
しくはトナーへの電荷付与性を高める材料を上記シリコ
ーンゴム上にコートした現像ローラが用いられる。
【0008】さらに、現像剤(トナー)規制部材である
規制ブレード103は、現像ローラ102上に十分帯電
されたトナーTを薄層に担持させるために、ステンレス
等の剛体のエッジ部分を現像ローラ102に食い込ませ
る構成が好ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ステンレス等の剛体の規制ブレード103を
弾性を有する現像ローラ102に当接させる構成にして
いるため、以下のような欠点があった。
【0010】図10に現像装置の長手方向の断面図を示
す。図10に示すように、規制ブレード103が現像ロ
ーラ102に食い込んだ状態となっている。そのため、
規制ブレード103の両端部においては、現像ローラ1
02の弾性体であるシリコーンゴムが現像ブレード10
3との摺擦により削られ、削れ溝108が発生する。
【0011】規制ブレード103と現像ローラ102上
のトナー担持領域の長手幅が同じ場合においては、現像
ローラ102の削れ溝108にトナーが多く入り込み、
現像ローラ102のトナー担持領域端部のトナーコート
量が増大し、やがては現像ローラ102の端部トナー漏
れやトナー飛散等の悪影響を与える。
【0012】また、シリコーンゴムの削り粉が現像装置
101内に入り、規制ブレード103と現像ローラ10
2の接触部であるトナー規制部に詰まってトナー担持を
阻害してしまう。その結果、現像ローラ102にトナー
が部分的に担持されない部分が発生し、転写紙上の画像
においても転写紙の搬送方向に画像が抜けてしまう、い
わゆる”白スジ”200が発生する(図11参照)。
【0013】また、規制ブレード103の長手幅が現像
ローラ102上のトナー担持領域の長手幅より広い場合
においては、シリコーンゴムの削り粉は機内に飛散した
り、感光ドラム100とクリーニング装置107との間
に入り込み、クリーニング不良を発生させる等の悪影響
を与える。
【0014】さらに弾性体であるシリコーンゴム上にト
ナーへの電荷付与性を高める材料をコートした現像ロー
ラ、例えば負帯電性トナーに対して負帯電付与性を有す
るナイロン等をコートした現像ローラ102において
は、現像ローラ102上のナイロンコート層を規制ブレ
ード103の端部が削ってしまい、削られた部分を起点
として現像ローラ102の表層コート材の膜が剥がれる
いわゆる”膜はがれ”が発生する。
【0015】これまで、現像ローラに対し、エッジ当接
する規制ブレードについて説明してきたが、以上のこと
は、例えば、ステンレス製の薄板を弾性の現像ローラへ
面当接させた場合も、現像ブレード両端も現像ローラの
弾性層へ食い込む状態になるため、同様の欠点を生じ
る。
【0016】以上述べた不具合は、規制ブレード103
の長手方向両端部が現像ローラ102に食い込み、現像
ローラ102にかかる圧力が集中することにより増大
し、その結果、規制ブレード103と現像ローラ102
間の摩擦力が上昇し、規制ブレード103より柔らか
い、ゴムなどで形成されている現像ローラ102が削ら
れるために発生する。
【0017】このように弾性を有する現像ローラに、現
像ローラより硬い材料で形成された、例えば剛体ブレー
ド等を当接させる従来の現像装置においては長期間にわ
たり安定した画像形成を行うことは困難であった。
【0018】従って、本発明の目的は、トナー規制部材
による現像剤担持体の弾性体または表層コート材の削れ
を防止し、端部トナー漏れやトナー飛散をなくし、高品
質の画像を長期間にわたって得ることのできる現像装置
および画像形成装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置および画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、像担持体に対向配置された弾性体を含む
現像剤担持体と、該現像剤担持体の表面に形成されるト
ナー層を規制するトナー規制部材とを具備し、前記現像
剤担持体に形成されたトナー薄層を前記像担持体に近接
または接触させることによって、前記像担持体に形成さ
れた静電潜像を可視化する現像装置において、前記トナ
ー規制部材の両端部と前記現像剤担持体との摩擦力を低
減する手段を有することを特徴とする現像装置である。
【0020】本発明による他の態様によれば、潜像が形
成される像担持体を有し、該像担持体に対向配置された
弾性体を含む現像剤担持体と、該現像剤担持体の表面に
形成されるトナー層を規制するトナー規制部材とを具備
し、前記現像剤担持体に形成されたトナー薄層を前記像
担持体に近接または接触させることによって、前記像担
持体上の静電潜像を可視化する現像装置を有する画像形
成装置において、前記トナー規制部材の両端部と前記現
像剤担持体との摩擦力を低減する手段を有することを特
徴とする画像形成装置が提供される。
【0021】上記発明において、前記摩擦力低減手段は
前記トナー規制部材の前記現像剤担持体に対する垂直荷
重を低減する手段であることが好ましい。前記摩擦力低
減手段は、前記現像剤担持体と接触する、前記トナー規
制部材の長手方向両端部に曲面形状を有することが好ま
しい。前記トナー規制部材の長手方向両端部の曲面形状
は、楕円面であることが好ましい。
【0022】前記トナー規制部材の長手方向両端部の曲
面の曲率は、曲率半径をr(mm)、曲率を有する円弧
の中心角をθ(度)、前記トナー規制部材の前記現像剤
担持体への食い込み量をS(mm)としたとき、r(1
−cos(θ))−S≧0を満足することが好ましい。
前記トナー規制部材の長手方向両端部における曲面の位
置は、前記現像剤担持体上のトナー担持領域以外と接す
る位置であることが好ましい。
【0023】前記摩擦力低減手段は、前記トナー規制部
材の前記現像剤担持体と接触する長手方向両端部に一体
的に設けられた端部被覆部材と、前記現像剤担持体に設
けられた前記端部被覆部材と嵌合する嵌合溝とを有する
ことが好ましい。前記摩擦力低減手段は、前記トナー規
制部材を支持するトナー規制部材支持手段を有し、前記
トナー規制部材支持手段の長手方向幅は、前記現像剤担
持体に担持されるトナーの長手方向幅より大きく、前記
トナー規制部材の長手方向幅より小さいことが好まし
い。前記トナー規制部材の長手方向両端部の曲面、前記
端部被覆部材または前記嵌合溝、および前記現像剤担持
体に担持されるトナーの長手方向幅より外側に相当する
前記トナー規制部材の表面に低摩擦材料をコーティング
することが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置およ
び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0025】実施例1 本発明の第1実施例について図1および図2により説明
する。
【0026】図2に示す本実施例の画像形成装置におい
て、周速100mm/secで矢印X方向に回転する像
担持体としての感光体ドラム10は、一次帯電ローラ8
に接続した不図示の高圧電源から帯電バイアスを印加す
ることにより表面を一様に帯電され、露光装置9からの
露光9aにより、その表面上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム10上の静電潜像は、不図示の高圧電源に
より現像バイアスが印加された現像装置1によって一成
分非磁性現像剤であるトナーTで現像されてトナー像と
して可視化され、得られたトナー像は不図示のレジスト
ローラにより感光体ドラム10と転写ローラ11との接
触部に搬送された転写紙P上に転写される。トナー像を
転写された転写紙Pは定着ローラ12aと加圧ローラ1
2bによって構成される定着器12によって定着され、
トナー像が転写紙Pの繊維上に溶融固着される。転写部
により転写紙P上に転写されず感光体ドラム10上に残
ったトナーは次の画像形成のためにクリーニング装置7
により感光体ドラム10上から除去される。
【0027】現像装置1はトナーTを収容するホッパー
6、周速120mm/secで矢印Y方向に回転する現
像剤担持体としての現像ローラ2、現像ローラ2上にト
ナーTを塗布し、そして現像に寄与しないで残ったトナ
ーT’を現像ローラ2上から掻き落とすための周速15
0mm/secで矢印Z方向に回転する供給ローラ4、
現像ローラ2上のトナー層厚を規制およびトナーTを帯
電させるためのトナー規制部材としての規制ブレード
3、および現像ローラ2の下側からホッパー6内のトナ
ーTの飛散を防ぐための吹き出しシート5が配設され
る。
【0028】現像装置1のホッパー6内のトナーTは供
給ローラ4と現像ローラ2の摺擦により電荷付与され、
現像ローラ2上に塗布される。現像ローラ2上に塗布さ
れたトナーTは規制ブレード3に運ばれ、規制ブレード
3と現像ローラ2の摺擦により電荷付与および規制さ
れ、現像ローラ2上に薄層に担持される。現像ローラ2
上に担持されたトナーTは、現像ローラ2と感光体ドラ
ム10との接触部において、不図示の現像バイアスによ
り感光体ドラム10上の静電潜像に現像される。現像さ
れずに残ったトナーT’は、吹き出し防止シート5を通
過して、供給ローラ4によって現像ローラ2上から剥ぎ
取られる。
【0029】本実施例においては、現像ローラ2は直径
12mmのステンレス製の芯金の周囲に弾性層として厚
さ3mmのシリコーンゴムを成形し、直径18mmの現
像ローラ2としている。該現像ローラ2のゴム硬度は、
JIS Aで40度である。現像ローラ2上に塗布され
たトナーTを規制および電荷付与する規制ブレード3と
しては、厚み1mmのステンレス製の規制ブレード3で
あり、現像ローラ2に対し、規制ブレード3のエッジ部
が約0.2mm食い込むように設定されている。
【0030】そして、規制ブレード3の現像ローラ2へ
の食い込み圧としては、約25g/cmである。さら
に、規制ブレード3は、図1に示すように、現像ローラ
2のトナー担持領域Aよりも長手幅が広くなるように形
成されている。そして、図1中Bは現像ローラ2の当接
する規制ブレード3の直線部分の長さであり、トナー担
持領域Aより長く配設されている。これにより、トナー
担持領域Aにおける規制ブレード3の当接圧は長手方向
において一定になる。また規制ブレード3は、トナー担
持領域Aより外側に向かって半径rおよび角度θの曲率
を有する構成としている。本実施例では、rを10m
m、そしてθを60度に設定した。
【0031】規制ブレード3の両端面は直線部分Bから
連続的に曲線部分になるため、長手方向において規制ブ
レード3のエッジ部分が現像ローラ2に当接することは
ない。その結果、規制ブレード長手方向端部の圧力集中
および現像ローラとの摩擦力アップがなく、従来例で発
生したような規制ブレードの両端エッジ部分による現像
ローラ2の削れによる溝は発生しない。本実施例で示し
た構成により、約3000枚のプリントを行った結果、
規制ブレード3による現像ローラ2の端部の削れの溝は
発生せず、良好な結果が得られた。
【0032】本実施例においては、規制ブレード3の長
手方向端部曲率の半径rを10mm、角度θを60度に
設定したが、これに限定されるものではない。図1と同
様に規制ブレード端部曲率の半径をr(mm)、角度を
θ(度)、そして規制ブレード3の現像ローラへの食い
込み量をS(mm)としたとき、 r(1−cosθ)−S≧0(mm) を満足させるように、半径r(mm)およびθ(度)を
選ぶことにより、規制ブレード3のエッジ部分が現像ロ
ーラ2に接触することはない。
【0033】なお、本実施例においては、規制ブレード
3は自由端が現像ローラ2の回転に対して先行する、い
わゆるアゲインストの位置とされているが、ウィズの位
置としてもよい。
【0034】さらに本実施例においては、規制ブレード
3の自由端が現像ローラ2に食い込む形で当接している
が、面当接した場合においても、同様の効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0035】また本実施例においては、現像ローラ2の
ゴム硬度をJIS Aで40度としたがこれに限定され
るものではなく、25〜70度程度の弾性層を有する現
像ローラにおいて使用可能である。
【0036】また、本実施例においては、現像ローラ2
として芯金周囲にシリコーンゴムの弾性層を形成した現
像ローラ2を用いたが、トナーへの電荷付与をさらに向
上させる目的で、シリコーンゴム弾性層上に適当なコー
ト剤を塗った現像ローラを本実施例に使用することも可
能である。コート剤としては、トナーが負帯電性のもの
であればナイロン等のコート剤をシリコーンゴム弾性層
上に塗ることができる。コート剤を塗った現像ローラに
おいても、現像ブレードの長手方向両エッジ部が現像ロ
ーラに当接することがないので、従来例で示したような
不具合は生じない。
【0037】なお、本実施例では、現像方式として接触
方式の一成分現像を例に説明したが、本発明はかかる実
施例に限定されるものではなく、例えば、いわゆるジャ
ンピング現像法などの非接触の方式でも同様に適用する
ことができ、接触式の現像剤規制部材と弾性を有する現
像ローラを採用した全ての現像方式において効果を発揮
できる。
【0038】以上述べたように、弾性を有する現像ロー
ラ上のトナーを現像ローラより硬い材料で形成された、
例えば剛性を有する現像ブレードを用いてトナー規制お
よび電荷付与を行う現像装置において、現像ブレードの
長手方向両端部が曲率を有することにより、従来例で示
した現像ローラの端部削れ溝の発生を防止し、端部トナ
ー漏れやトナー飛散をなくし、かつ高品質な画像を長期
間にわたって得ることが可能となる。
【0039】実施例2 つぎに本発明の第2実施例について図3に基づいて説明
する。なお、第1実施例と同一部材には同一符号を付し
て詳しい説明を省略する。
【0040】図3に示すように、本実施例は、規制ブレ
ードの長手方向端部の形状を楕円曲面とすることで、第
1実施例の効果に加え、規制ブレードの長手方向幅を短
くでき、小型化が可能であるという効果を有する。
【0041】図3に示すように、現像ローラ2に対して
規制ブレード14が食い込むように配設されている。規
制ブレード14は、ステンレス製でトナー担持領域Aよ
り規制ブレード14の直線部分Bが長く構成される。そ
して、直線部分Bよりさらに外側に規制ブレード端部楕
円面13を有する。規制ブレード端部楕円面13は半短
軸fおよび半長軸gで形成される楕円面からなる。
【0042】本実施例においては、現像ローラ2は第1
実施例の現像ローラを用いた。そして、現像ローラ2に
対し、規制ブレード14のエッジ部が第1実施例と同様
約0.2mm食い込むように設定されている。また、規
制ブレード端部楕円面13の半短軸をf=5mm、長短
軸をg=10mmとした。
【0043】規制ブレード14の両端面は直線部分Bか
ら連続的に規制ブレード端部楕円面13になるため、長
手方向において現像ローラ2に規制ブレード14の圧が
一点に集中することがない。その結果、規制ブレード端
部の摩擦力アップがなく、従来例で発生したような規制
ブレードの両端エッジ部分による現像ローラの削れは発
生しない。さらに、規制ブレード端部を楕円面にするこ
とで、規制ブレードの長手幅を短くでき、現像装置の小
型化が可能である。
【0044】実施例3 つぎに本発明の第3実施例について図4に基づいて説明
する。
【0045】図4に示すように、本実施例は第2実施例
の規制ブレード端部楕円面13に低摩擦性樹脂をコーテ
ィングすることを特徴としている。
【0046】規制ブレード端部楕円面13に低摩擦性樹
脂をコーティングすることにより、規制ブレード端部楕
円面13と現像ローラ2間にかかる摩擦力を低減し、前
記実施例よりもさらに長期にわたって高画質画像を出力
可能であり、現像ローラ2の回転トルク低減につなが
る。
【0047】図4に示すように、現像ローラ2に対して
現像ブレード14が食い込むように配設されている。規
制ブレード14の端部にあるブレード端部楕円面13に
はPFA(四フッ化エチレン−フロロアルキルビニルエ
ーテル共重合樹脂)またはPTFE(四フッ化エチレン
樹脂)の層を50〜300μmの厚さで形成し、端部コ
ート層15としている。
【0048】本実施例においては、トナーTとして負帯
電性のトナーを用いたことにより、正電荷付与性のPF
AおよびPTFEを、トナー担持領域Aと接しない領域
に端部コート層15として設けることが望ましい。
【0049】端部コート層15の条件として、 1.規制ブレード端部と現像ローラ間の摩擦力を低減す
る低摩擦係数の材料であること、 2.現像ローラと摺擦されるため、耐磨耗性が高いこ
と、が必要である。
【0050】これらの条件に対しPFAおよびPTFE
は好適であり、本実施例で示した構成において、約2万
枚のプリントを行った結果、現像ローラ2の端部の削れ
溝は発生せず、良好な結果が得られた。
【0051】以上述べたように、本実施例によれば、規
制ブレード端部曲面と現像ローラ間にかかる摩擦力を低
減し、長期間にわたって高画質画像を出力可能であり、
現像ローラの回転トルク低減を達成できる。
【0052】実施例4 つぎに、本発明の第4実施例について図5および図6に
基づいて説明する。なお、第1〜第3実施例との共通部
材については同一符号を付し、説明を省略する。
【0053】図5において、現像ローラ16は、感光体
ドラム10に対し接触しており、現像ローラ16には、
トナー規制部材としての規制ブレード17が接触配置さ
れている。
【0054】また図5および図6に示すように、現像ロ
ーラ16のトナー担持領域Aより外側の端部に嵌合溝1
9が予め形成され、さらに、規制ブレード17の両端部
には規制ブレード17と一体的に端部被覆部材18が取
り付けられており、端部被覆部材18の一部が現像ロー
ラ16の嵌合溝19と嵌合するように形成されている。
【0055】本実施例において、現像ローラ16は直径
10mmのステンレス製の芯金にシリコーンゴムを厚さ
4mm成形し、直径18mmの現像ローラ16とした。
嵌合溝19は、幅5mm、深さ2.5mmに設定した。
規制ブレード17としては、リン青銅製の厚さ0.1m
mの薄板であり、自由端側を折り曲げ、現像ローラ16
に対しエッジ当接される。
【0056】そして、規制ブレード17の両端部にPO
M(ポリアセタール樹脂)製の端部被覆部材18が規制
ブレード17の端部を覆うように一体的に取り付けら
れ、嵌合溝19と嵌合している。
【0057】このように規制ブレード17の端部を端部
被覆部材18により被覆し、規制ブレード17の端部を
直接現像ローラ16に当接させないようにすることで、
上記実施例と同様に、削れ溝の発生を防止できる。ま
た、嵌合溝19と端部被覆部材18が嵌合状態にあるた
め、現像ローラ16の組立性が容易になり、さらに、現
像ローラ16の回転駆動による現像ローラ16の長手方
向の移動を抑えることが可能である。
【0058】本実施例では、端部被覆部材18の材料を
POMとしたが、これに限定されるものではなく、現像
ローラ16を削らない材料であれば十分である。ただ
し、摩擦抵抗の高い材料だと、現像ローラ16駆動時の
トルクアップになるので、低摩擦抵抗の材料が好まし
い。さらに端部被覆部材18にフッ素等のすべり性の高
い樹脂をコートして、低摩擦にすることも可能である。
これにより、材料の選択肢が広がる。
【0059】また、現像ローラ16の嵌合溝19と端部
被覆部材18の形状はこれに限定されるものではなく、
例えば、端部被覆部材18をV字形状にしたり、曲線を
持たせU字形状にすることなどが可能である。
【0060】以上述べたように、規制ブレード両端部に
端部被覆部材を設け、現像ローラの嵌合溝と嵌合させる
ことにより、従来例で述べた現像ローラの削れを防止で
きるのに加え、組立性の簡易化、および現像ローラの駆
動による現像ローラの長手方向の捻れを抑えることがで
きる。これにより、高画質画像を長期にわたって出力可
能となる。
【0061】実施例5 つぎに、本発明の第5実施例を図7および図8に基づい
て説明する。
【0062】図7において、現像ローラ20は感光体ド
ラム10に対し接触しており、現像ローラ20にはトナ
ー規制部材としての規制ブレード21が接触配置され
る。規制ブレード21は規制ブレード支持部材22およ
び規制ブレードカバー部材23で挟まれ、現像装置24
に取り付けられている。規制ブレード21は図8に示す
ように四角形状の薄板で、現像ローラ20に対して面当
接されている。材質はリン青銅薄板であり、厚さは0.
1mmである。
【0063】図8において、規制ブレード支持部材22
は、現像ローラ20のトナー担持領域Aより長手幅が長
く、かつ、規制ブレード21より短く形成されている。
そのため、規制ブレード21の両端部自由端は、現像ロ
ーラ20に対する圧力が減少するとともに、現像ローラ
20の弾性反発力により、現像装置内側方向に戻される
ことになる。さらに、トナー担持領域Aについては、規
制ブレード支持部材22で規制ブレード21が保持され
ているため、一定の圧力が現像ローラ20にかかり、均
一なトナーコート層の形成が可能である。
【0064】このように、規制ブレード支持部材22の
長手幅を規制ブレード21より短くすることで、規制ブ
レード21の両端部の現像ローラ20に対する圧力を低
減することにより、簡易な構成で規制ブレード21の両
端部と現像ローラ20間の摩擦力を低減することが可能
である。
【0065】本実施例においては、規制ブレード支持部
材の形状は四角形状としたが、規制ブレード支持部材の
端部形状を曲面として規制ブレード端部自由端との距離
を離すことにより、さらに本実施例の効果を増すことが
できる。
【0066】さらに第3実施例で述べたように、本実施
例の規制ブレード端部に低摩擦材料をコーティングする
ことにより、本実施例の効果を増大できる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の現像装置および画像形成装置によれば、トナー規制部
材の両端部と前記現像剤担持体との摩擦力を低減する手
段を有することにより、前記トナー規制ブレードの長手
方向両端部による前記現像剤担持体の弾性層もしくは表
層コート材の削れを防止することができ、端部トナー漏
れやトナー飛散をなくし、高品質画像を長期間にわたっ
て得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る規制ブレードの長手
方向概略図である。
【図2】第1実施例の現像装置を含む画像形成装置の概
略構成図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る規制ブレードの長手
方向概略図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る規制ブレードの長手
方向概略図である。
【図5】第4実施例の現像装置の要部を示す概略図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例に係る規制ブレードの長手
方向概略図である。
【図7】第5実施例の現像装置の要部を示す概略図であ
る。
【図8】本発明の第5実施例に係る規制ブレードの長手
方向概略図である。
【図9】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図10】従来の規制ブレードの長手方向を示す概略図
である。
【図11】図10の規制ブレードを含む図9の画像形成
装置により形成された白スジのある画像の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1、24 現像装置 2、16、20 現像ローラ(現像剤担持体) 3、14、17、21 規制ブレード(トナー規制部
材) 10 感光体ドラム(像担持体) 13 規制ブレード端部楕円面 15 端部コート層 18 端部被覆部材 19 嵌合溝 22 規制ブレード支持部材 23 規制ブレードカバー部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に対向配置された弾性体を含む
    現像剤担持体と、該現像剤担持体の表面に形成されたト
    ナー層を規制するトナー規制部材とを具備し、前記現像
    剤担持体に形成されたトナー薄層を前記像担持体に近接
    または接触させることによって、前記像担持体に形成さ
    れた静電潜像を可視化する現像装置において、 前記トナー規制部材の両端部と前記現像剤担持体との摩
    擦力を低減する手段を有することを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦力低減手段は前記トナー規制部
    材の前記現像剤担持体に対する垂直荷重を低減する手段
    であることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦力低減手段は、前記現像剤担持
    体と接触する、前記トナー規制部材の長手方向両端部に
    曲面形状を有することを特徴とする請求項1または2の
    現像装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー規制部材の長手方向両端部の
    曲面形状は、楕円面であることを特徴とする請求項3の
    現像装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー規制部材の長手方向両端部の
    曲面の曲率は、曲率半径をr(mm)、曲率を有する円
    弧の中心角をθ(度)、前記トナー規制部材の前記現像
    剤担持体への食い込み量をS(mm)としたとき、 r(1−cos(θ))−S≧0 を満足することを特徴とする請求項3の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー規制部材の長手方向両端部に
    おける曲面の位置は、前記現像剤担持体上のトナー担持
    領域以外と接する位置であることを特徴とする請求項
    3、4、または5の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記摩擦力低減手段は、前記トナー規制
    部材の前記現像剤担持体と接触する長手方向両端部に一
    体的に設けられた端部被覆部材と、前記現像剤担持体に
    設けられた前記端部被覆部材と嵌合する嵌合溝とを有す
    ることを特徴とする請求項1または2の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記摩擦力低減手段は、前記トナー規制
    部材を支持するトナー規制部材支持手段を有し、前記ト
    ナー規制部材支持手段の長手方向幅は、前記現像剤担持
    体に担持されるトナーの長手方向幅より大きく、前記ト
    ナー規制部材の長手方向幅より小さいことを特徴とする
    請求項1または2の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記トナー規制部材の長手方向両端部の
    曲面、前記端部被覆部材または前記嵌合溝、および前記
    現像剤担持体に担持されるトナーの長手方向幅より外側
    に相当する前記トナー規制部材の表面に低摩擦材料をコ
    ーティングすることを特徴とする請求項3から8のいず
    れかの現像装置。
  10. 【請求項10】 潜像が形成される像担持体を有し、該
    像担持体に対向配置された弾性体を含む現像剤担持体
    と、該現像剤担持体の表面に形成されるトナー層を規制
    するトナー規制部材とを具備し、前記現像剤担持体に形
    成されるトナー薄層を前記像担持体に近接または接触さ
    せることによって、前記像担持体上の静電潜像を可視化
    する現像装置を有する画像形成装置において、 前記トナー規制部材の両端部と前記現像剤担持体との摩
    擦力を低減する手段を有することを特徴とする画像形成
    装置。
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