JP3246850B2 - 帯電部材、及びそれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電部材、及びそれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP3246850B2
JP3246850B2 JP10390195A JP10390195A JP3246850B2 JP 3246850 B2 JP3246850 B2 JP 3246850B2 JP 10390195 A JP10390195 A JP 10390195A JP 10390195 A JP10390195 A JP 10390195A JP 3246850 B2 JP3246850 B2 JP 3246850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンター
等、電子写真方式を利用した画像形成装置の帯電装置に
関する。
【0002】更に、支持部材上に導電性ゴム等よりなる
一層以上の層を設け、表面を感光ドラムに接触させて電
圧を印加することによって感光ドラムを帯電させる接触
帯電装置における帯電部材、及びそれを有するプロセス
カートリッジ及び画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図4は従来の画像形成装置の一例を表し
た図である。同図において、17は画像形成装置本体で
ある。1は潜像担持体たる円筒状の感光ドラムであり、
その軸を中心に一方向に回転する。該感光ドラム1は帯
電装置(帯電部材)2にその表面を一様に帯電された
後、露光装置15により潜像を形成される。また、現像
装置6はトナー7の貯蔵・保管を行うホッパー8と、現
像剤担持体たる現像スリーブ3とを備えており、感光ド
ラム1上に形成した潜像トナー7を供給して可視化す
る。なお、現像スリーブ3の近傍には現像剤規制部材た
る現像ブレード4が配置されている。そして、感光ドラ
ム1と現像スリーブ3の間には直流バイアスに交流バイ
アスを重畳したバイアス供給電源(不図示)が接続され
ており、適正な現像バイアスを与えるようになってい
る。
【0004】このように、トナー7により可視化された
感光ドラム1の像は転写装置9により転写材12に転写
される。まず、カセット13の転写材12は給紙ローラ
14で給紙され、レジストローラ(不図示)により感光
ドラム1上の像と同期が取られて転写装置9に送られ
る。そして、転写材12に転写されたトナー7による可
視像は、転写材12と共に定着装置16に搬送され、熱
もしくは圧力により定着され、記録画像になる。一方、
転写後に転写されず感光ドラム1上に残った現像剤はク
リーニングブレード10を有するクリーニング装置11
により除かれ、廃トナー容器18に蓄積される。その
後、感光ドラム1表面は再び帯電装置2により帯電され
上述の工程を繰り返す。
【0005】図4を用いて従来の画像形成装置の帯電装
置について詳述する。
【0006】接触帯電装置は、電圧を印加した帯電部材
2を感光ドラム1に当接させて、感光ドラム1に電荷を
直接的に転移させて感光ドラム表面を所定の電位に帯電
するので、帯電装置として従来より広く利用されている
コロナ放電装置に比べて、感光ドラム面に所望の電位を
得るのに必要とされる印加電圧の低電圧化が図れるこ
と、帯電過程で発生するオゾン量が極微量であること、
構成が簡単である等の利点を有しているため、感光体、
誘電体等の像担持体、その他の感光ドラムを帯電処理す
る手段としてコロナ放電装置に代わるものとして注目さ
れ、実用化されている。
【0007】この接触帯電方法または装置に関して、均
一な帯電処理のため、交流電圧に直流電圧を重畳した振
動電圧を接触帯電部材に印加し、この接触帯電部材を感
光ドラム1に当接させて帯電を行う方式がある。
【0008】ここで接触帯電装置の帯電部材たる帯電ロ
ーラ2について詳述する。図5に示すように、帯電ロー
ラは芯金21上に導電性ゴム等よりなる弾性層(弾性
体)22を設け、その上に抵抗層たる表層23を設けた
構成になっている。
【0009】また、帯電ローラ2は、バネ26により押
圧された軸受け24により、所定の圧で感光ドラム1に
押しつけられ、固定されている。このとき片側または両
側の軸受けを、導電性の物質を用いた導電性軸受けとし
て、電源27より導通を取る場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、図6に示すように、帯電ローラ端部では、表層塗工
時に表層塗料が溜り易いため、帯電ローラの他の部分に
くらべて盛り上りや凹み等の変形部分41が生じ易い。
このような帯電ローラの形状により、図7のように感光
ドラム1に帯電ローラ2を押圧したときに空隙42が生
じる。この空隙42で帯電時の放電が他の領域に比べて
大きくなる現象が発生する。これらの現象が起こった領
域の感光ドラム表面は他の領域よりも特に劣化し易くな
り、この部分をクリーニングブレード等が他の部分と同
様に擦過しても、その削れ量はより大きなものとなる。
【0011】また一般に、感光ドラムの端部では感光層
膜厚が中央部よりも不均一であり、端部の感光層が立ち
上がる部分は膜厚が薄いということも端部削れを押し進
める一つの要因となる。更に、帯電ローラの端部は感光
ドラムの感光層が立ち上がる部分に当接する場合が少な
くない。近年においては、個人用小型プリンター等に使
用される画像形成装置の小型化が進むにつれ、感光ドラ
ムや帯電ローラの長手寸法も画像形成幅(画像領域)ギ
リギリまで短く設計せざるを得ないからである。これら
の要因が重なり、感光ドラム端部での摩耗は著しく進行
する。また、このまま摩耗が進むとその摩耗スピードが
速い感光ドラム端部で耐圧低下が発生し、その部分に電
流が集中し、感光ドラム長手全域均一に帯電できず、カ
ブリが発生する。
【0012】帯電ローラ端部側面にまで表層たる抵抗層
が及ぶ場合、図9に示すように、帯電ローラ端部におい
ては、表層が側面を覆うことによって、中央部ではd1
の厚みの表層の影響を考慮すればいいのに対して、帯電
ローラ端部において、表層材料が端部側面を覆っている
場合、d2 の厚みの表層の影響を受けることになる。従
って、表層の硬度が基材の硬度に比較して相対的に高い
場合、帯電ローラ端部は他の部分に比べて硬度が高くな
る。
【0013】帯電ローラ端部の硬度が高くなった場合、
端部でのドラムへの当接が均一でなくなり、前に述べた
ような空隙が生じ、ドラム削れを生じさせる。更に、帯
電ローラ端部の硬度が高くなった場合、図8のように端
部に押圧して帯電ローラを固定した場合、帯電ローラ端
部の硬度の高い部分を支点にして、中央部に向かって、
帯電ローラの浮きが生じる。このように帯電ローラ中央
部が浮いてしまった場合、浮いた部分では放電領域の面
積が広がり、感光ドラム削れがそれ以外の部分に比べて
顕著になる。従って、浮いた部分ではそれ以外の部分よ
りも画像欠陥が生じ易くなってしまう。
【0014】また、帯電ローラ中央部に浮きを生じる
と、中央の浮いた部分において転写残トナーの内、更に
クリーニングブレードをもすり抜けてきたトナーや、感
光ドラム表層が放電によるアタックにより削れた際に生
じる削れ粉が付着する可能性が高くなる。このような粉
体が付着し、中央部に堆積することによって、帯電ロー
ラ中央部の抵抗がそれ以外の部分よりも高くなり、その
結果、長手中央部での帯電不良を起こし易くなってしま
う。
【0015】本発明の目的は、端部の硬度を小さく抑
え、ドラム削れ及び帯電不良を防止した帯電部材、及び
それを有するプロセスカートリッジ及び画像形成装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の本発明
は、支持部材と該支持部材により保持された弾性体を有
し、該弾性体を像保持体に接触させ、該支持部材に電圧
を印加することによって該像担持体を帯電する帯電部材
において、該弾性体を覆う抵抗層としての表層を有し、
かつ、該弾性体端部が該支持部材に対して90度未満の
角度θを持った傾斜を描き、該角度θが帯電部材表面の
国際ゴム硬度(IRHD)Wとの間に、Wをcosθで
割った値が90未満であるという関係を満たすことを特
徴とする帯電部材である。該構成により、帯電部材の端
部の硬度を小さく抑え、ドラム削れ及び帯電不良を防止
している。
【0017】第2の本発明は、支持部材と該支持部材に
より保持された弾性体を有し、該弾性体を像保持体に接
触させ、該支持部材に電圧を印加することによって該像
担持体を帯電する帯電部材において、該弾性体端部が該
支持部材に対して90度未満の角度θを持った傾斜を描
き、該支持体表面上の傾斜の付き始めの点と傾斜線の延
長線と支持部材が交差する点との間に、支持部材に対し
て略垂直な面を有し、該略垂直な面を除いた該弾性体の
表面に抵抗層としての表層を有し、該略垂直な面には抵
抗層としての表層を有しないことを特徴とする帯電部材
である。該構成により、帯電部材の端部の硬度を小さく
抑え、ドラム削れ及び帯電不良を防止している。
【0018】第3の本発明は、少なくとも像担持体と、
請求項1または2記載の帯電部材と、該像担持体及び帯
電部材を一体にして収容するカートリッジ容器とを有
し、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装着す
ることを特徴とするプロセスカートリッジである。該構
成により、ドラム削れを防止し、長寿命で、しかも帯電
不良を防止している。
【0019】また、第4の本発明は、像担持体と、請求
項1または2記載の帯電部材と、像担持体を露光して静
電潜像を形成する露光手段とを有することを特徴とする
画像形成装置である。ドラム削れを防止し、長寿命で、
しかも帯電不良を防止している。
【0020】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の第一実施例の帯電ローラ2
の端部の断面図を示す。
【0021】この帯電ローラ2は、支持部材としてのス
テンレス等の材質の芯金21と、この芯金21の外周に
同心一体にローラ状に形成した弾性層(弾性体)22
と、この弾性層22の外周面を覆う抵抗層たる表層23
を設けたものである。
【0022】本実施例の特徴とするところは、弾性層2
2の端部が芯金21に対して90度未満の角度θを形成
するように傾斜を設けてあり、この角度θが帯電ローラ
2の表面の国際ゴム硬度(IRHD)Wとの間に、Wを
cosθで割った値が90未満であるという関係を満た
すことにある。これにより、帯電ローラ2端部の硬度を
小さく抑えることが可能となる。
【0023】弾性層22は、例えば、ポリスチレン、ポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド系等の発泡体や、EPDM(エチレンプロピレンジエ
ンの3元共重合体)を発泡させた柔軟な部材に、カーボ
ン、酸化錫等の導電性粉体を分散させて体積抵抗率を調
整した層である。
【0024】本実施例では、発泡させたポリウレタンに
カーボンを分散させている。
【0025】抵抗層としての表層23としては、フッ化
ビニリデン系ゴム、四フッ化エチレン−プロピレンゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム等のゴム
や、フッ化樹脂等にカーボン、酸化錫等を分散したもの
を用いる。本実施例では、ウレタンゴムにカーボンを分
散したものを用いた。
【0026】本実施例における帯電ローラの仕様は以下
のとおり。
【0027】芯金21:直径6mm、長さ260mmの
ステンレス丸棒。
【0028】弾性層22:発泡ウレタンにカーボンを分
散した。
【0029】体積抵抗値105 Ω・cm 層厚2.8mm、長さ230mm 端部に角度θ=25°の傾斜を形成した。
【0030】抵抗層23:ウレタンゴムにカーボンを分
散した。
【0031】体積抵抗値108 Ω・cm 層厚d1 =100μm この構成で、帯電ローラ2の表面の高分子計器製マイク
ロゴム硬度計MD−1型により測定した国際ゴム硬度
(IRHD)Wは、72度であった。これから、W/c
osθ=72/cos25°=79.4であり、90未
満であった。
【0032】この帯電ローラを図5の従来の帯電ローラ
と同様に芯金21の両端部を軸受け24を保持させ、か
つ加圧バネ26で感光ドラム1の方向へ押圧付勢させて
感光ドラム1表面に所定の押圧力、本実施例では総圧
9.8Nで圧接させてあり、感光ドラム1の回転に伴い
従動回転する。この帯電ローラ2にはバイアス電源27
から、芯金21に接触させた摺動電極25を介して、 交流電圧:2.0kVpp、350Hz 直流電圧:目標帯電位に相当する直流電圧 との重畳振動電圧(Vac+Vdc)(帯電バイアスと
呼ぶ)が印加される。これにより感光ドラム1の表面が
AC印加方式で目標帯電電位に均一に接触帯電処理され
る。
【0033】この帯電ローラによれば、端部の硬度が高
くなることがないので、端部での感光ドラムへの当接が
均一になり、端部でのドラム削れの発生はなかった。更
に、長手に渡って均一に当接するので長手中央部での帯
電不良の発生もなかった。
【0034】この効果のあらわれるのは次の理由によ
る。
【0035】帯電ローラ端部が芯金21に対して90度
の角度を形成するとき、表層23の影響は図9に示した
ようにd2 の分だけ受けることになるが、帯電ローラ端
部が芯金に対してθの角度を形成する本実施例の場合に
は、帯電ローラ端部の硬度上昇は、図1に示したように
3 =d1 /cosθの分しか影響を受けないことにな
る。これにより、帯電ローラ端部の硬度上昇が小さく抑
えられるため、前に述べたような効果を奏する。
【0036】帯電ローラ2の表面の硬度は、同一の材質
であれば表層23の膜厚にほぼ比例するので、帯電ロー
ラ2の端部の硬度は上の関係式から、ほぼW/cosθ
程度となる。本件発明者らが、表層23の膜厚と弾性層
22の端部の角度θを変え実験したところによれば、W
/cosθが90未満という関係を満たせば、帯電ロー
ラ2の端部の硬度上昇については問題なく、前に述べた
効果が奏されるということが見出された。
【0037】(実施例2)図2に本発明の第2の実施例
の帯電ローラ2の端部の断面図を示す。
【0038】この帯電ローラ2は、支持部材としてのス
テンレス等の材質の芯金21と、この芯金21の外周に
同心一体にローラ状に形成した発泡体の弾性層(弾性
体)22と、この弾性層22の外周面を覆う抵抗層とし
ての表層23を設けたものである。
【0039】本実施例の特徴とするところは、弾性層2
2の端部において、芯金21に対して90度未満の角度
θを形成するように傾斜を設けてあり、この傾斜の付き
始めの点Aと、傾斜線の延長線pが芯金21と交差する
点Bとの間に、芯金21に略垂直な面を形成したもので
あり、この略垂直な面を除いた弾性層22の外周面を覆
うように抵抗層としての表層23を設けたものである。
【0040】これにより、帯電ローラ2の端部に発泡体
からなる弾性層22を露出させたことにより、帯電ロー
ラ2端部に力を受けた時に表層23がつっ張ってしまっ
て変形しなくなることがなくなり、弾性層22の弾性が
生かされることになる。また、この露出面を除いた弾性
層22の外周面を覆うように抵抗層としての表層23を
設けているので、帯電ローラ2端部からの帯電バイアス
のリークは生じない。
【0041】本発明における帯電ローラの仕様は以下の
とおり。
【0042】芯金21:直径8mm、長さ330mmの
ステンレス丸棒 弾性層22:EPDM発泡体にカーボンを分散した。
【0043】体積抵抗値106 Ω・cm 層厚3.4mm、長さ310mm 端部に角度θ=30°の傾斜を形成した。
【0044】抵抗層23:エピクロルヒドリンゴムにカ
ーボンを分散した。
【0045】体積抵抗値107 Ω・cm 層厚200μm 芯金21の上に、弾性層22を形成し、弾性層22の端
部を研摩により、角度θ=30°の傾斜を形成し、その
上に抵抗層23を全体に塗布した後、傾斜部の途中で芯
金21長手方向に垂直な面で切除して、図2に示すよう
な形状の帯電ローラ2を作製した。
【0046】この構成で、図5の従来の帯電ローラと同
様に芯金21の両端部を軸受け部材24で保持させ、か
つ加圧バネ26で感光ドラム1の方向へ押圧付勢させて
感光ドラム1表面に所定の押圧力、本実施例では総圧
9.8Nで圧接させてあり、感光ドラム1の回転に伴い
従動回転する。この帯電ローラ2にはバイアス電源27
から、芯金21に接触させた摺動電極25を介して、−
1300Vの直流電圧が印加される。
【0047】これにより、感光ドラム1の表面が均一に
接触帯電処理される。
【0048】この帯電ローラによれば、端部の硬度が高
くなることがないので、端部での感光ドラムへの当接が
均一になり、端部でのドラムの削れの発生はなかった。
更に、長手に渡って均一に当接するので長手中央部での
帯電不良の発生もなかった。
【0049】(実施例3)図3に本発明のプロセスカー
トリッジの断面図を示す。
【0050】トナー7の貯蔵・保管を行うホッパー6
と、現像材担持体としての現像スリーブ3とを備えてお
り、現像ブレード4により規制されたトナー7により、
感光ドラム1上に形成した潜像を可視化する現像装置
を、現像プロセスユニット102とし、感光ドラム1、
帯電ローラ2、及びクリーニング装置11を一体化して
画像形成プロセス・クリーニングユニット101とした
ものである。更に上記2つのユニットをプロセスカート
リッジとしてもよい。これらプロセスユニットからなる
カートリッジを装置本体に着脱自在な構成として設置す
る。
【0051】ここで、このプロセスカートリッジに用い
られる帯電ローラ2としては、実施例及び実施例2の帯
電ローラが用いられる。
【0052】このプロセスカートリッジを、画像形成装
置に取り付けると、画像形成装置より感光ドラム1、現
像スリーブ3の駆動が与えられ、帯電ローラ2、現像ス
リーブ3へバイアスが印加されると共に像形成のための
露光を与えることにより、画像形成が行れる。この像を
転写ローラ9により、転写材12に転写する。転写材1
2は、定着装置16に搬送され、熱または圧力により定
着され、記録画像となる。本実施例によれば、帯電ロー
ラ2として端部の硬度が高くならないローラを用いたの
で、端部での感光ドラムへの当接が均一になり、端部で
のドラム削れの発生はなかった。これにより、プロセス
カートリッジの長寿命化が図られる。更に、長手に渡っ
て均一に当接するので長手中央部での帯電不良の発生も
なかった。
【0053】
【発明の効果】第1の本発明によれば、支持部材と該支
持部材により保持された弾性体を有し、該弾性体を像保
持体に接触させ、該支持部材に電圧を印加することによ
って該像担持体を帯電する帯電部材において、該弾性体
を覆う抵抗層としての表層を有し、かつ、該弾性体端部
が該支持部材に対して90度未満の角度θを持った傾斜
を描き、該角度θが帯電部材表面の国際ゴム硬度(IR
HD)Wとの間に、Wをcosθで割った値が90未満
であるという関係を満たすことを特徴とする帯電部材と
することにより、帯電部材の端部の硬度を小さく抑え、
ドラム削れ及び帯電不良を防止する効果がある。
【0054】第2の本発明によれば、支持部材と該支持
部材により保持された弾性体を有し、該弾性体を像保持
体に接触させ、該支持部材に電圧を印加することによっ
て該像担持体を帯電する帯電部材において、該弾性体端
部が該支持部材に対して90度未満の角度θを持った傾
斜を描き、該支持体表面上の傾斜の付き始めの点と傾斜
線の延長線と支持部材が交差する点との間に、支持部材
に対して略垂直な面を有し、該略垂直な面を除いた該弾
性体の表面に抵抗層としての表層を有し、該略垂直な面
には抵抗層としての表層を有しないことを特徴とする帯
電部材とすることにより、帯電部材の端部の硬度を小さ
く抑え、ドラム削れ及び帯電不良を防止する効果があ
る。
【0055】第3の本発明によれば、少なくとも像担持
体と、請求項1または2記載の帯電部材と、該像担持体
及び帯電部材を一体にして収容するカートリッジ容器と
を有し、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装
着することを特徴とするプロセスカートリッジとするこ
とにより、ドラム削れを防止し、長寿命で、しかも帯電
不良を防止したプロセスカートリッジを提供できるとい
う効果がある。
【0056】また、第4の本発明によれば、像担持体
と、請求項1または2記載の帯電部材と、像担持体を露
光して静電潜像を形成する露光手段とを有することを特
徴とする画像形成装置とすることにより、ドラム削れを
防止し、長寿命で、しかも帯電不良を防止した画像形成
装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の帯電ローラの断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の帯電ローラの断面図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例のプロセスカートリッジの
断面図である。
【図4】従来の画像形成装置の断面図である。
【図5】従来の接触帯電装置の構成を表わす図である。
【図6】従来の帯電ローラの端部形状を表わす図であ
る。
【図7】従来の帯電ローラを用いたときの感光ドラム削
れを説明する図である。
【図8】従来の帯電ローラを用いたときの帯電ローラの
浮きを説明する図である。
【図9】従来の帯電ローラの断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像保持体) 2 帯電ローラ、帯電装置(帯電部材) 21 芯金(支持部材) 22 弾性層(弾性体) 23 表層
フロントページの続き (72)発明者 安藤 温敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−160714(JP,A) 特開 昭63−208877(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材と該支持部材により保持された
    弾性体を有し、該弾性体を像保持体に接触させ、該支持
    部材に電圧を印加することによって該像担持体を帯電す
    る帯電部材において、該弾性体を覆う抵抗層としての表
    層を有し、かつ、該弾性体端部が該支持部材に対して9
    0度未満の角度θを持った傾斜を描き、該角度θが帯電
    部材表面の国際ゴム硬度(IRHD)Wとの間に、Wを
    cosθで割った値が90未満であるという関係を満た
    すことを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 支持部材と該支持部材により保持された
    弾性体を有し、該弾性体を像保持体に接触させ、該支持
    部材に電圧を印加することによって該像担持体を帯電す
    る帯電部材において、該弾性体端部が該支持部材に対し
    て90度未満の角度θを持った傾斜を描き、該支持体表
    面上の傾斜の付き始めの点と傾斜線の延長線と支持部材
    が交差する点との間に、支持部材に対して略垂直な面を
    有し、該略垂直な面を除いた該弾性体の表面に抵抗層と
    しての表層を有し、該略垂直な面には抵抗層としての表
    層を有しないことを特徴とする帯電部材。
  3. 【請求項3】 少なくとも像担持体と、請求項1または
    2記載の帯電部材と、該像担持体及び帯電部材を一体に
    して収容するカートリッジ容器とを有し、画像形成装置
    の装置本体に対して着脱自在に装着することを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 像担持体と、請求項1または2記載の帯
    電部材と、像担持体を露光して静電潜像を形成する露光
    手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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