JP4607592B2 - 5−アルキル−7−アミノトリアゾロピリミジン、その調製方法とそれを調製するのに必要な中間体生成物、該化合物を含有する農薬、および、有害菌類を攻撃するためのその使用 - Google Patents

5−アルキル−7−アミノトリアゾロピリミジン、その調製方法とそれを調製するのに必要な中間体生成物、該化合物を含有する農薬、および、有害菌類を攻撃するためのその使用 Download PDF

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Description

本発明は、次の式 I
Figure 0004607592
[式中、
R1、R2は、水素、C1〜C10-アルキル、C2〜C10-アルケニル、C2〜C10-アルキニル、C1〜C10-ハロアルキル、C3〜C8-シクロアルキル、フェニル、ナフチルであるか、または、
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員または6員の飽和、不飽和または芳香族ヘテロシクリルであるか、または、
R1とR2は、その架橋窒素原子と一緒に、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員もしくは6員の環を形成していてもよく、
但しR1とR2が水素でない場合は、それらは互いに独立して、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよく、および/または、基Raから選択される1〜3個の基を有していてもよく、
ここで、Raは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C3〜C6-シクロアルキル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C1〜C6-アルキルチオ、C1〜C6-アルキルアミノ、ジ-C1〜C6-アルキルアミノ、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-アルケニルオキシ、C2〜C6-アルキニル、C3〜C6-アルキニルオキシ、および非ハロゲン化もしくはハロゲン化オキシ-C1〜C4-アルキレンオキシであり、
この場合これらの脂肪族基、脂環式基、または芳香族基は、それら自体、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、あるいは、1〜3個の基Rb(ここで、Rbは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニルであり、この場合、これらの基の内のアルキル基は1〜6個の炭素原子を含んでおり、これらの基に挙げられているアルケニル基またはアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含んでいる)を有していてもよく、および/または、1〜3個の以下の基:シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ(この場合、この環式系は3〜10個の環員を含んでいる)、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール-C1〜C6-アルコキシ、アリール-C1〜C6-アルキル、ヘタリール、ヘタリールオキシ、ヘタリールチオ(この場合、このアリール基は好ましくは6〜10個の環員を含んでおり、ヘタリール基は5個もしくは6個の環員を含んでおり、またこの環式系は部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、あるいは、アルキル基またはハロアルキル基で置換されていてもよい)を有していてもよく、
R3は、C3〜C14-シクロアルキルまたはC6〜C14-ビシクロアルキルであり、この場合R3は不置換であってもよいし、または、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、および/または、基Raから選択される1〜3個の基を有していてもよく、
Xは、C1〜C6-アルキルまたはC1〜C2-ハロアルキルである]
で表わされる5-アルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンとその塩に関する。
加えて、本発明は、化合物 Iを調製する方法および中間体、および組成物、ならびに植物病原性有害菌類を防除するための化合物 Iの使用にも関する。
6-アリールトリアゾロピリミジンはWO 98/46608およびEP-A 550 113に開示されている。芳香族基で特異的に置換された、医薬的な作用をもつ6-ベンジルトリアゾロピリミジンがUS 5,231,094およびUS 5,387,747に記載されている。EP-A 141 317には、5位にアルキル基をもっていてもよい6-アリール-7-アミノトリアゾロピリミジンおよび6-アリールアルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンが開示されている。5位に各種の基をもつ6-シクロアルキルトリアゾロピリミジンが、EP-A 613 900で言及されている。5-アルキル-6-フェニル-7-アミノトリアゾロピリミジンがUS 5,994,360に記載されている。
WO 98/46608、EP-A 550 113、EP-A 141 317、EP-A 613 900、およびUS 5,994,360に記載されている化合物は、有害菌類に対する作物処理剤として使用するのに好適である。
しかしながら、多くの場合、上記した化合物の作用性は不十分なものである。本発明の課題は、改良された作用性をもつ化合物を提供することである。
この課題は、式 Iで表わされる5-アルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンにより達成された。さらに、本発明者は、化合物 Iを調製するための中間体および製法、ならびに化合物 Iおよびそれを含む組成物の、植物病原性有害菌類を防除するための使用も見出した。
式 Iで表わされる化合物は、上記した文献で知られる化合物とは、トリアゾロピリミジン骨格上の5-アルキル基と、単環式もしくは二環式シクロアルキル基R3との組み合せが異なる。
式 Iで表わされる7-アミノトリアゾロピリミジンは、3-アミノ-1,2,4-トリアゾールを、以下の式 IIで表わされるジカルボニル化合物[式中、AはC1〜C10-アルコキシ、特にC1〜C4-アルコキシルであり、R3およびXは式 Iに対して定義したとおりである]と反応させて、以下の式 IIIで表わされる7-ヒドロキシトリアゾロピリミジンを得ることにより有利に得ることができる。
Figure 0004607592
この反応は通常塩基の存在下で、温度25℃〜210℃、好ましくは120℃〜180℃で行われる[EP-A-770 615参照]。
好適な塩基は一般に、有機塩基例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、N-メチルピペリジンなどの第三級アミンやピリジンである。特に好ましいのは、トリエチルアミンおよびトリブチルアミンである。
一般に塩基は、触媒量で用いられるが、等モル量で、過剰量で、あるいは適切な場合は溶媒として用いることもできる。
出発物質は一般に互いに等モル量で反応させられる。収率の点からは、アミノトリアゾールを基準にしてIIの過剰量を用いるのが有利と思われる。
化合物 Iを調製するのに必要とされる出発物質は文献に記載されている、つまり、引用の文献[Heterocycl. 1996, 1031; Tetrahedron Lett. 24 (1966), 2661; Chem. Pharm. Bull. 1961, 801]に従って調製することができるし、あるいは、市販もされている。
式 IIIの7-ヒドロキシトリアゾロピリミジンを、次にハロゲン化剤と反応させて以下の式 IVで表わされる7-ハロトリアゾロピリミジンを得る。
Figure 0004607592
この反応は通常、温度0〜150℃、好ましくは80〜125℃で、不活性有機溶媒中または溶媒の不存在下で行う[EP-A-770 615参照]。
好ましいハロゲン化剤は、溶媒不存在下または溶媒存在下の、オキシ臭化リンやオキシ塩化リンなどの臭素化剤または塩素化剤である。
好適な溶媒は、脂肪族炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテルなど、芳香族炭化水素例えばトルエン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレンなど、特に好ましくはトルエン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレンである。また上記した溶媒の混合物を用いることもできる。
式 IVのハロトリアゾロピリミジンを以下の式 Vで表わされるアミンと反応させて、式 Iの7-アミノトリアゾロピリミジンを得る。
Figure 0004607592
この反応は通常温度0〜70℃、好ましくは10〜35℃で、不活性有機溶媒中、塩基の存在下に行う[EP-A 550 113参照]。
好適な溶媒は、芳香族炭化水素例えばトルエン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレンなど、ハロゲン化炭化水素例えば塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼンなど、エーテル類例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチル メチルエーテル、ジオキサン、アニソール、テトラヒドロフランなどである。
好適な塩基は一般に、無機化合物例えばアルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属酸化物およびアルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属水素化物およびアルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩(例えば炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム)、ならびにアルカリ金属重炭酸塩(例えば重炭酸ナトリウム)、有機金属化合物特にアルカリ金属アルキル、アルキルマグネシウムハロゲン化物、ならびにアルカリ金属アルコキシドおよびアルカリ土類金属アルコキシド、およびジメトキシマグネシウム、さらには有機塩基例えば第三級アミン(例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、N-メチルピペリジンなど)、ピリジン、置換ピリジン、ならびに二環式アミンもである。特に好ましいのは、トリエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムである。
塩基は一般に触媒量で用いられるが、等モル量で、過剰量で、あるいは適切な場合は溶媒として用いることもできる。別のやり方としては、化合物Vの過剰量は塩基として働くこともできる。
出発物質は一般に互いに等モル量で反応させる。収率の点からは、IVを基準にして、Vの過剰量を用いるのが有利であると思われる。
反応混合物は慣用の方法で後処理されるが、例えば、水と混ぜ、相を分離し、適切な場合は粗生成物をクロマトグラフィー精製することで行われる。一部の例では、中間体および最終生成物は無色または若干茶色がかった粘稠な油状物の形態で得られるが、減圧下また少し高めの温度でこれから揮発性成分を除くこと、またはこれを精製することができる。中間体および最終生成物が固体として得られる場合は、再結晶または蒸解により精製を行なうことができる。
個々の化合物 Iが上述した経路では得られない場合は、他の化合物 Iの誘導体化により調製することができる。
XおよびR3が式 Iで定義されたとおりであり、Halがハロゲン特に塩素または臭素であるそれぞれ式 IIIおよび式 IVで表わされる7-ヒドロキシトリアゾロピリミジンおよび7-ハロトリアゾロピリミジンは、新規である。
上記化学式中で使われた化学名称の定義には、集合的な用語が用いられたが、これらは一般には、以下の置換基を表わす。
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素;
アルキル:1〜4、6、8、または10個の炭素原子をもつ飽和、直鎖もしくは分枝鎖炭化水素基、例えばC1〜C6-アルキルで、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル、1-エチル-2-メチルプロピルなど;
ハロアルキル:1〜10個の炭素原子をもつ直鎖もしくは分枝鎖アルキル基で(上記したとおり)、この場合これらの基にある水素原子のいくつか例えば1〜3個、または全部が上記したハロゲン原子で置換されていてもよく、例えばC1〜C2-ハロアルキルで、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチルなど;
アルケニル:2〜6または10個の炭素原子と任意の位置に1つの二重結合をもつ不飽和、直鎖もしくは分枝鎖炭化水素基、例えばC2〜C6-アルケニルで、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニル、1-エチル-2-メチル-2-プロペニルなど;
アルキニル:2〜6または10個の炭素原子と任意の位置に1つの三重結合をもつ直鎖もしくは分枝鎖炭化水素基、例えばC2〜C6-アルキニルで、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメチル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメチル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-ブチニル、2-エチル-3-ブチニル、1-エチル-1-メチル-2-プロピニルなど;
シクロアルキル:3〜5、6、または8個の炭素環員をもつ単環式、飽和炭化水素基、例えばC3〜C8-シクロアルキルで、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなど;
ビシクロアルキル:6〜14個、特に7〜10個の炭素環員をもつ二環式、飽和炭化水素基で、これらの基は5員、6員、および/または7員環系を構成する。
5員もしくは6員ヘテロシクリル(飽和へテロシクリル)で、これらは1〜3個の窒素原子および/または1個の酸素もしくは硫黄原子、または、1個もしくは2個の酸素および/または硫黄原子を含んでおり、例えば2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、2-ピロリジニル、3-ピロリジニル、3-イソオキサゾリジニル、4-イソオキサゾリジニル、5-イソオキサゾリジニル、3-イソチアゾリジニル、4-イソチアゾリジニル、5-イソチアゾリジニル、3-ピラゾリジニル、4-ピラゾリジニル、5-ピラゾリジニル、2-オキサゾリジニル、4-オキサゾリジニル、5-オキサゾリジニル、2-チアゾリジニル、4-チアゾリジニル、5-チアゾリジニル、2-イミダゾリジニル、4-イミダゾリジニル、2-ピロリン-2-イル、2-ピロリン-3-イル、3-ピロリン-2-イル、3-ピロリン-3-イル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、1,3-ジオキサン-5-イル、2-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-ヘキサヒドロピリダジニル、4-ヘキサヒドロピリダジニル、2-ヘキサヒドロピリミジニル、4-ヘキサヒドロピリミジニル、5-ヘキサヒドロピリミジニル、2-ピペラジニルなど;
5員もしくは6員へテロシクリル(不飽和へテロシクリル)で、これらは1〜3個の窒素原子および/または1個の酸素もしくは硫黄原子、または、1個もしくは2個の酸素および/または硫黄原子と、1つもしくは2つのC=C二重結合を含んでおり、例えば3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-イルまたは2,5-ジヒドロピロール-1-イルなど;
1〜4個の窒素原子、もしくは、1〜3個の窒素原子と1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員ヘテロアリール(芳香族へテロシクリル):5員ヘテロアリール基で、炭素原子に加えて1〜4個の窒素原子、もしくは、1〜3個の窒素原子と1個の硫黄もしくは酸素原子を環員として含んでいてもよく、例えば2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、1,3,4-トリアゾール-2-イルなど;
1〜3個、または、1〜4個の窒素原子を含んでいる6員ヘテロアリール(芳香族へテロシクリル):6員ヘテロアリール基で、炭素原子に加えて1〜3個、または、1〜4個の窒素原子を環員として含んでいてもよく、例えば2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル、2-ピラジニルなど;
オキシアルキレンオキシ:1〜3個のCH2基からなる二価非分枝鎖であり、この場合2つの結合価はその骨格に酸素原子を介して結合しており、例えばOCH2O、OCH2CH2O、OCH2CH2CH2Oなど。
式 Iの化合物はまたその農業上有用な塩の形態で存在することができるが、この場合その塩のタイプは一般に重要ではない。好適な塩は一般に、そのカチオンおよびアニオンが、それぞれ化合物 Iの殺菌作用に対して悪影響をもたないもののカチオンの塩、またはそのようなものの酸の酸付加塩である。
好適なカチオンは特にアルカリ金属好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウムのイオン;アルカリ土類金属好ましくはカルシウム、マグネシウムのイオン;遷移金属好ましくはマンガン、銅、亜鉛、鉄のイオン;ならびにアンモニウムのイオン(この場合、所望なら、1〜4個の水素原子は、C1〜C4-アルキル、ヒドロキシ-C1〜C4-アルキル、C1〜C4-アルコキシ-C1〜C4-アルキル、ヒドロキシ-C1〜C4-アルコキシ-C1〜C4-アルキル、フェニル、またはベンジルで置換されていてもよい)である。好ましいのは、アンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、2-(2-ヒドロキシエタ-1-オキシ)エタ-1-イルアンモニウム、ジ(2-ヒドロキシエタ-1-イル)アンモニウム、トリメチルベンジルアンモニウム、さらにはホスホニウムイオン、スルホニウムイオン、好ましくはトリ(C1〜C4-アルキル)スルホニウムイオンおよびスルホキソニウムイオン好ましくはトリ(C1〜C4-アルキル)スルホキソニウムイオンである。
有用な酸付加塩のアニオンは基本的には塩化物、臭化物、フッ化物、硫酸水素、硫酸、リン酸二水素、リン酸水素、硝酸、炭酸水素、炭酸、ヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロリン酸、安息香酸、ならびにアルカン酸のアニオン好ましくはギ酸、酢酸、プロピオン酸、および酪酸である。
R1および/またはR2がキラル中心をもつ場合は、式 Iで表わされる化合物の(R)-異性体および(S)-異性体ならびにラセミ化合物は本発明の範囲に含まれる。
可変部に関しては、特に好ましい中間体の実施形態は、式 Iにおける特に好ましい基R3およびXのものに対応する。
式 Iの5-アルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンの意図される用途を鑑みると、特に好ましいのは、置換基が、それぞれの場合それ自体でまたは組み合せで、以下の意味をもつ場合である。
好ましいのは、R1とR2が水素、C1〜C10-アルキル、またはC1〜C6-ハロアルキル、好ましくは水素、C1〜C6-アルキル、またはC1〜C4-ハロアルキル、特に水素、1-メチルプロピル、イソプロピル、または1,1,1-トリフルオロ-2-プロピルである化合物 Iである。
また、R1とR2がその架橋窒素原子と一緒に、1個の酸素もしくは硫黄原子を含んでいてもよい5員もしくは6員の環を形成している化合物 Iも好ましく、例えばピロリジン-1-イル、ピロール-1-イル、ピラゾール-1-イル、イミダゾール-1-イル、ピペリジン-1-イル、モルホリン-4-イル、チオモルホリン-4-イル、3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-イル、2,5-ジヒドロピロール-1-イルであり、この場合この記載された基は、1〜3個の基Ra、好ましくはC1〜C4-アルキル例えばメチルまたはエチルなどで置換されていてもよい。特に好ましいのは、R1とR2が一緒に4-メチルピペリジン-1-イル基を形成している化合物 Iである。
特に好ましいのは、R1が水素ではない化合物 Iである。
加えてまた、R1が水素、C1〜C6-アルキル、またはC1〜C4-ハロアルキルであり、R2が水素またはC1〜C4-アルキル、特に水素である化合物 Iも特に好ましい。
さらに、R1とR2が基Rbをもたない化合物 I、特にR1とR2が基Raをもたない化合物 Iも好ましい。
さらに好ましい目標化合物は、R1とR2が水素である化合物 Iである。
また、R3がC3〜C12-シクロアルキル、好ましくはシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、またはシクロドデシル、あるいはビシクロヘプチルであり、この場合R3は1〜3個の基Raをもっていてもよい化合物 Iも特に好ましい。好ましくは、R3は不置換である。
さらに、特に好ましいのは、XがC1〜C4-アルキル、特にメチルである化合物 Iである。
化合物 Iの用途を鑑みると、特に好ましいのは、以下の各表にまとめられている化合物 Iである。さらに、表に置換基として記載されている基はそれ自体、それらが記載されている組み合せに関係なく、当該の置換基の特に好ましい実施形態でもある。
表 1
R3がシクロプロピルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 2
R3がシクロプロピルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 3
R3がシクロプロピルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 4
R3がシクロプロピルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 5
R3がシクロペンチルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 6
R3がシクロペンチルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 7
R3がシクロペンチルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 8
R3がシクロペンチルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 9
R3がシクロヘキシルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 10
R3がシクロヘキシルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 11
R3がシクロヘキシルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 12
R3がシクロヘキシルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 13
R3がシクロヘプチルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 14
R3がシクロヘプチルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 15
R3がシクロヘプチルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 16
R3がシクロヘプチルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 17
R3がシクロオクチルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 18
R3がシクロオクチルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 19
R3がシクロオクチルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 20
R3がシクロオクチルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 21
R3がシクロドデシルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 22
R3がシクロドデシルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 23
R3がシクロドデシルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 24
R3がシクロドデシルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 25
R3がビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 26
R3がビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 27
R3がビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 28
R3がビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 29
R3が2-メチルシクロペンチルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 30
R3が2-メチルシクロペンチルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 31
R3が2-メチルシクロペンチルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 32
R3が2-メチルシクロペンチルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 33
R3が3-メチルシクロペンチルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 34
R3が3-メチルシクロペンチルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 35
R3が3-メチルシクロペンチルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 36
R3が3-メチルシクロペンチルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 37
R3が2-メチルシクロヘキシルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 38
R3が2-メチルシクロヘキシルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 39
R3が2-メチルシクロヘキシルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 40
R3が2-メチルシクロヘキシルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 41
R3が3-メチルシクロヘキシルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 42
R3が3-メチルシクロヘキシルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 43
R3が3-メチルシクロヘキシルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 44
R3が3-メチルシクロヘキシルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 45
R3が4-メチルシクロヘキシルであり、Xがメチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 46
R3が4-メチルシクロヘキシルであり、Xがエチルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 47
R3が4-メチルシクロヘキシルであり、Xがn-プロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 48
R3が4-メチルシクロヘキシルであり、Xがイソプロピルであり、化合物の基R1とR2の組み合せがそれぞれの場合表 Aの1つの行に対応している式 Iの化合物。
表 A
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化合物(I)は殺菌剤として適している。化合物(I)は、広範囲の植物病原性菌類、特に、アスコマイセテス(子嚢菌類、Ascomycetes)、デウテロマイセテス(不完全菌類、Deuteromycetes)、オオマイセテス(卵菌類、Oomycetes)及びバシディオマイセテス(担子菌類、Basidiomycetes)の類に属する植物病原性菌類に対して顕著な効果を有することを特徴とする。それらの中には浸透移行的な効果を有するものがある。また、それらは、茎葉殺菌剤及び土壌殺菌剤として植物保護に使用することができる。
それらは、コムギ、ライムギ、オオムギ、カラスムギ、イネ、トウモロコシ、牧草、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、各種果樹、各種観賞用植物及び各種野菜(例えば、キュウリ、インゲンマメ、トマト、ジャガイモ及びウリ科植物など)などの種々の栽培植物並びにそれら栽培植物の種子における多くの菌類を防除する上で特に重要である。
それらは、特に、以下に示す植物病害を防除するのに適している:
・ 果樹及び野菜における、アルテルナリア属(Alternaria species);
・ 禾穀類、イネ及び芝生における、ビポラリス属(Bipolaris species)及びドレクスレラ属(Drechslera species);
・ 禾穀類における、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(ウドンコ病);
・ イチゴ、野菜、観賞用植物及びブドウにおける、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色カビ病);
・ ウリ科植物における、エリシフェ・シコラセアルム(Erysiphe cichoracearum)及びスファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea);
・ 種々植物における、フザリウム属(Fusarium species)及びベルチシリウム属(Verticillium species);
・ 禾穀類、バナナ及びラッカセイにおける、マイコスファエレラ属(Mycosphaerella species);
・ ジャガイモ及びトマトにおける、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans);
・ ブドウにおける、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);
・ リンゴにおける、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha);
・ コムギ及びオオムギにおける、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides);
・ ホップ及びキュウリにおける、シュードペロノスポラ属(Pseudoperonospora species);
・ 禾穀類における、プッシニア属(Puccinia species);
・ イネにおける、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae);
・ ワタ、イネ及び芝生における、リゾクトニア属(Rhizoctonia species);
・ コムギにおける、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)及びスタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum);
・ ブドウにおける、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator);
・ 禾穀類及びサトウキビにおける、ウスチラゴ属(Ustilago species);
及び、
・ リンゴ及び西洋ナシにおける、ベンツリア属(Venturia species)(そうか病)。
さらに、化合物(I)は、材料物質(例えば、木材、紙、塗料分散液、繊維又は薄織物など)の保護及び貯蔵生産物の保護における、パエシロマイセス・バリオチイ(Paecilomyces variotii)などの有害な菌類を防除するのにも適している。
化合物(I)は、殺菌剤として有効量の該活性化合物で、上記菌類を処理するか、又は、菌類の攻撃から保護すべき植物体、種子、材料物質若しくは土壌を処理することにより使用する。材料物質、植物体又は種子に菌類が感染する前及び感染した後のいずれにおいても施用することができる。
該殺菌剤組成物は、一般に、0.1〜95重量%、好ましくは、0.5〜90重量%の活性化合物を含有する。
植物の保護に使用する場合、施用量は、所望する効果の質に応じて、1ヘクタール当たり活性化合物0.01〜2.0kgである。
種子の処理においては、一般に、種子1kg当たり、0.001〜1gの活性化合物、好ましくは、0.01〜0.05gの活性化合物が必要である。
材料物質又は貯蔵生産物の保護に使用する場合、活性化合物の施用量は、施用領域の種類と所望する効果の質に依存する。材料物質の保護における通常の施用量は、例えば、処理する材料物質1立方メートル当たり活性化合物0.001g〜2kg、好ましくは、0.005g〜1kgである。
化合物(I)は、慣習的な製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸濁製剤、粉剤(dust)、粉状剤(powder)、ペースト剤及び粒剤などに変換することができる。施用形態は、特定の用途に依存するが、いずれの場合も、本発明化合物が確実に微細且つ均一に分配されるようなものであるべきである。
該製剤は、公知方法で、例えば、望ましい場合には乳化剤及び分散剤を用いて、活性化合物を溶媒及び/又は担体で希釈することにより調製する。適する溶媒/補助剤は、本質的に以下のものである:
・ 水、芳香族溶媒(例えば、Solvesso製品、キシレン)、パラフィン(例えば、無機画分)、アルコール類(例えば、メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(例えば、 シクロヘキサノン、ガンマ-ブチロラクトン)、ピロリドン類(NMP, NOP)、酢酸エステル類(グリコールジアセテート)、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド類、脂肪酸類及び脂肪酸エステル類。概ね、溶媒混合物も使用することができる。
・ 担体、例えば、粉砕した天然鉱物(例えば、カオリン、粘土、タルク、チョーク)、及び、粉砕した合成鉱物(例えば、高分散シリカ(highly disperse silica)、シリケート); 乳化剤、例えば、非イオン性乳化剤及びアニオン性乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、アルキルスルホネート類及びアリールスルホネート類)、並びに、分散剤、例えば、リグノスルファイト廃液及びメチルセルロースなどである。
適する界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、脂肪アルコールスルフェート、脂肪酸及び硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル類のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、さらに、スルホン化ナフタレンとナフタレン誘導体のホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル類、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール類、アルコール及び脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル類、リグノスルファイト廃液、並びに、メチルセルロースである。
直接散布可能な溶液、エマルション、ペースト又は油性分散液を調製するのに適している物質は、中〜高沸点の鉱油画分、例えば、灯油若しくはジーゼル油、さらに、コールタール油、及び、植物油若しくは動物油、脂肪族炭化水素類、環状炭化水素類及び芳香族炭化水素類、例えば、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン若しくはそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン及び水などである。
粉状剤、分散用物質(materials for spreading)及び散粉用製剤(dustable product)は、活性物質を固体担体と混合するか又は同時に粉砕することにより調製することができる。
粒剤、例えば、被覆粒剤(coated granule)、含浸粒剤(impregnated granule)及び均質粒剤(homogeneous granule)などは、活性化合物を固体担体に結合させることにより調製することができる。固体担体の例は、鉱物質土壌(mineral earth)、例えば、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレー(attaclay)、石灰石、石灰、チョーク、膠灰粘土、黄土、粘土、ドロマイト、ケイ藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕された合成材料、肥料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム又は尿素、及び、植物に由来する生成物、例えば、穀類粉、樹皮粉、木粉及び堅果殻粉、セルロース粉末、並びに、別の固体担体などである。
一般に、上記製剤は、0.01〜95重量%、好ましくは、0.1〜90重量%の活性化合物を含有する。該活性化合物は、90%〜100%の純度、好ましくは、95%〜100%の純度(NMRスペクトルによる)のものを使用する。
以下に示してあるのは製剤の例である。
1.水で希釈するための製剤
A 水溶剤(SL)
10重量部の本発明化合物を、水又は水溶性溶媒に溶解させる。別法として、湿潤剤又は別の補助剤を添加する。水で希釈した際、活性化合物は溶解する。
B 分散性濃厚物(dispersible concentrate)(DC)
20重量部の本発明化合物を、分散剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を加えてあるシクロヘキサノンに溶解させる。水で希釈することにより、分散液が得られる。
C 乳剤(EC)
15重量部の本発明化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも、5%)を加えてあるキシレンに溶解させる。水で希釈することにより、エマルションが得られる。
D エマルション剤(EW, EO)
40重量部の本発明化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも、5%)を加えてあるキシレンに溶解させる。この混合物を、乳化剤(Ultraturax)を用いて水に導入し、均質なエマルションとする。水で希釈することにより、エマルションが得られる。
E 懸濁製剤(SC, OD)
撹拌下にあるボールミル内で、20重量部の本発明化合物に分散剤、湿潤剤及び水又は有機溶媒を添加し、粉砕することにより、活性化合物の微細懸濁液が得られる。水で希釈することにより、活性化合物の安定した懸濁液が得られる。
F 顆粒水和剤及び水溶性粒剤(WG, SG)
50重量部の本発明化合物に分散剤及び湿潤剤を添加し、微粉砕し、専用の装置(例えば、押出機、噴霧塔、流動床など)を用いて顆粒水和剤又は水溶性粒剤とする。水で希釈することにより、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。
G 水和剤及び水溶剤(WP, SP)
ローター-ステータミル内で、75重量部の本発明化合物に分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを添加し、粉砕する。水で希釈することにより、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。
2.希釈せずに施用する製品
H 散粉性粉状剤(dustable powder)(DP)
5重量部の本発明化合物を微粉砕し、95%の微粉砕カオリンと充分に混合する。これにより粉剤(dust)が得られる。
I 粒剤(GR, FG, GG, MG)
0.5重量部の本発明化合物を微粉砕し、95.5%の担体と組み合わせる。現行方法は、押出、噴霧乾燥又は流動床である。これにより、希釈せずに施用する粒剤が得られる。
J ULV溶液(UL)
10重量部の本発明化合物を、有機溶媒(例えば、キシレン)に溶解させる。これにより、希釈せずに施用する製品が得られる。
該活性化合物は、散布、噴霧、散粉、広幅散布(broadcasting)又は流し込み(pouring)により、それ自体で、それらの製剤形態で、又は、該製剤形態から調製した使用形態で、例えば、直接散布可能な溶液、粉末、懸濁液若しくは分散液、エマルション、油性分散液、ペースト、粉剤、広幅散布用組成物又は粒剤の形態で使用することができる。使用形態は、もっぱらその意図された用途に依存するが、いずれの場合も、本発明の活性化合物が確実に微細に分配され得るようなものであるべきである。
水性の使用形態は、水を加えることにより、乳剤、ペースト剤又は水和剤(散布可能粉末(sprayable powders)、油性分散液)から調製することができる。エマルション、ペースト又は油性懸濁液を調製するために、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤を用いて、該物質をそのまま水中で均質化することができるか、又は、該物質を油若しくは溶媒に溶解させた状態で、水中で均質化することができる。あるいは、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤と、適切な場合には、さらに、溶媒又は油とから構成される、水で希釈するのに適した濃厚物を調製することも可能である。
直ぐに使用するための調製物における該活性化合物の濃度は、比較的広い範囲で変えることができる。一般に、それらは、0.0001〜10%、好ましくは、0.01〜1%である。
本発明の活性化合物は、微量散布法(ultra-low-volume process)(ULV)に用いて良好な結果を得ることも可能である。微量散布法では、95重量%を超える量の活性化合物を含有する製剤を施用することが可能であり、又は、該活性化合物を添加剤無しで施用することも可能である。
本発明の活性化合物には、様々なタイプの油、湿潤剤、アジュバント、除草剤、殺菌剤、別の農薬又は殺細菌剤を添加することが可能であり、適切な場合には、使用直前に添加することもできる(タンクミックス)。これらの物質は、本発明の作用物質と、1:10〜10:1の重量比で混合することができる。
本発明の調製物は、殺菌剤としての施用形態において、別の活性化合物、例えば、除草剤、殺虫剤、成長調節剤若しくは殺菌剤と共存させることも可能であり、又は、肥料と共存させることも可能である。化合物(I)又は殺菌剤としての施用形態にある化合物(I)含有調製物を別の殺菌剤と混合することにより、多くの場合、殺菌活性スペクトルが拡大される。
本発明化合物と一緒に使用することができる殺菌剤の下記リストは、可能な組合せを例示することを目的とするものであって、それらを限定するものではない。
・ アシルアラニン系、例えば、ベナラキシル、メタラキシル、オフラセ、又は、オキサジキシル;
・ アミン誘導体、例えば、アルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミン、又は、トリデモルフ;
・ アニリノピリミジン系、例えば、ピリメタニル、メパニピリム、又は、シロジニル:
・ 抗生物質、例えば、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン、又は、ストレプトマイシン;
・ アゾール系、例えば、ビテルタノール、ブロムコナゾール(bromoconazole)、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニトロコナゾール(dinitroconazole)、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール(prothioconazole)、テブコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、又は、トリチコナゾール;
・ ジカルボキシイミド系、例えば、イプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、又は、ビンクロゾリン;
・ ジチオカーバメート系、例えば、フェルバム、ナバム、マネブ、マンゼブ、メタム、メチラム、プロピネブ、ポリカーバメート、チラム、ジラム、又は、ジネブ;
・ ヘテロ環化合物、例えば、アニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンダジン、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメット、ジチアノン、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモール、フベリダゾール、フルトラニル、フラメトピル、イソプロチオラン、メプロニル、ヌアリモール、プロベナゾール、プロキナジド(proquinazid)、ピリフェノックス、ピロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート-メチル、チアジニル、トリシクラゾール、又は、トリホリン;
・ 銅殺菌剤、例えば、ボルドー液、酢酸銅、オキシ塩化銅、又は、塩基性硫酸銅;
・ ニトロフェニル誘導体、例えば、ビナパクリル、ジノカップ、ジノブトン、又は、ニトロフタル-イソプロピル;
・ フェニルピロール系、例えば、フェンピクロニル、又は、フルジオキソニル;
・ 硫黄;
・ 別の殺菌剤、例えば、アシベンゾラル-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ダゾメット、ジクロメジン、ジクロシメット、ジエトフェンカルブ、エジフェンホス、エタボキサム、フェンヘキサミド、酢酸トリフェニルスズ、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、ホセチル、ホセチル-アルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシクロン、プロパモカルブ、フタリド、トロクロホス-メチル(toloclofos-methyl)、キントゼン、又は、ゾキサミド;
・ ストロビルリン系、例えば、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、クレソキシム-メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、又は、トリフロキシストロビン;
・ スルフェン酸誘導体、例えば、キャプタホール、キャプタン、ジクロフルアニド、ホルペット、又は、トリルフルアニド;
・ シンナミド系(cinnamides)及び類似化合物、例えば、ジメトモルフ、フルメトベル(flumetover)、又は、フルモルフ(flumorph)。
合成の実施例
出発化合物の必要な変換を行い、以下の合成の実施例に示されている手順に従い、さらなる化合物 Iを得た。得られた化合物は物性データとともに後の表に掲載してある。
実施例 1:エチル2-シクロペンチル-3-オキソブタノエートの調製
エタノール(100mL)中のエチル3-オキソブタノエート(0.5モル)、シクロペンチルブロミド(0.5モル)、およびナトリウムエトキシド(0.5モル)の混合物を還流下に15時間加熱した。この反応混合物を約20〜25℃に冷まし、表題化合物71gをこのあと蒸留(96〜100℃、0.25ミリバール)により単離した。
実施例 2:5-メチル-6-シクロペンチル-7-ヒドロキシ[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジンの調製
3-アミノ-1,2,4-トリアゾール(14g)、エチル 2-シクロペンチル-3-オキソブタノエート(0.17モル、実施例 1)、およびトリブチルアミン(50mL)の混合物を180℃で6時間加熱した。この反応混合物を約70℃まで冷まし、次にNaOH水溶液(H2O 200mL中21g)を加え、この溶液をもう30分撹拌した。ジエチルエーテルを用いた相分離と抽出を行った後、水相を濃HCl溶液で酸性化した。沈殿により標題化合物19gを得た。
実施例 3:5-メチル-6-シクロペンチル-7-クロロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジンの調製
5-メチル-6-シクロペンチル-7-ヒドロキシ[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン(17g、実施例 2)およびPOCl3(50mL)の混合物を還流下で8時間加熱した。この操作の間にPOCl3の一部が留去された。この残留物を、ジクロロメタンと水の混合物中に注いだ。有機相を分離し、脱水させた。溶媒の除去により、融点が87℃の標題化合物11gを得た。
実施例 4:5-メチル-6-シクロペンチル-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン [I-1]の調製
撹拌しながら、ジクロロメタン10mL中の4-メチルピペリジン(1.5ミリモル)およびトリエチルアミン(1.5ミリモル)の溶液をジクロロメタン20mL中の5-メチル-6-シクロペンチル-7-クロロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン(1.5ミリモル、実施例 3)の溶液に加えた。この反応混合物を20〜25℃で約16時間撹拌し、そのあと5%濃度のHCl溶液で洗った。この有機相を分離し、脱水させた。溶媒を蒸留により除去し、シリカゲルでのクロマトグラフィー処理により、融点が145℃の標題化合物を0.26g得た。
表 I:式 Iの化合物
Figure 0004607592
有害菌類に対する作用例
式 Iの化合物の殺菌作用を以下の実験により検証した。
作用性化合物を、アセトンまたはDMSO中に作用性化合物を0.25重量%含む原液として個々に調剤した。乳化剤Uniperol[登録商標] EL(エトキシル化アルキルフェノール系の、乳化作用と分散作用をもつ湿潤剤)1重量%をこの溶液に加えた。作用性化合物の原液を、記載されている濃度まで水で希釈した。
作用例 1:Alternaria solani[トマト輪紋病菌]が原因のトマト夏疫病に対する活性
鉢植した栽培品種「Grosse Fleischtomate St. Pierre」植物の葉に、後に記載する作用性化合物濃度の水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。次の日、この葉を、胞子密度が0.17×106 胞子/mLの、バイオモルト2%濃度溶液中のAlternaria solani胞子水性懸濁液で感染させた。この植物をこのあと20〜22℃の飽和水蒸気室に入れた。5日後、この農薬処理はしていないが胞子感染をさせた対照用植物の夏疫病は、その感染が目により%で測定できる程度まで進展していた。
この試験では、作用性化合物 I-1 250ppmで処理をしてある植物は感染を示さなかったが、未処理の植物は90%感染していた。
作用例 2:Botrytis cinerea[灰色カビ病菌]が原因のピーマンの葉の灰色カビ病に対する活性、予防的適用
栽培品種「Neusiedler Ideal Elite」ピーマンの苗木を、4〜5葉が十分育った後、後に記載する作用性化合物濃度の水性懸濁液で流れ落ちる程度までスプレーした。次の日、この処理を施してある植物に、2%濃度バイオモルト水溶液中に1.7×106胞子/mLを含有するBotrytis cinerea胞子懸濁液を接種した。この試験植物をこのあと22〜24℃と高雰囲気湿度の条件に設定された気候室に入れた。5日後、葉の菌類感染の程度は、目により%で測定することができた。
この試験では、活性化合物 I-1またはI-3 250ppmで処理をしてある植物は最大20%の感染を示したが、未処理の植物は90%感染していた。
作用例 3:Sphaerotheca fuliginea[キュウリウドンコ病菌]が原因のキュウリの葉のウドンコ病に対する活性、予防的適用
栽培品種「Chinese Snake」の鉢植えキュウリ苗木の葉に、分葉段階において、後に記載する作用性化合物濃度の水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。このスプレーコーティングが乾燥した後20時間において、この植物にキュウリウドンコ病(Sphaerotheca fuliginea)の胞子水性懸濁液を接種した。この植物をこのあと温度が20〜24℃で相対雰囲気湿度が60〜80%の温室中で7日間生育させた。ウドンコ病進展の程度はこのあと分葉部の感染を目により%で測定した。
この試験では、作用性化合物 I-1またはI-3 250ppmで処理を施してある植物は3%以下の感染を示したが、未処理の植物は90%感染していた。

Claims (9)

  1. 次の式 I
    Figure 0004607592
    [式中、
    R1、R2は、水素、C1〜C10-アルキル、C2〜C10-アルケニル、C2〜C10-アルキニル、C1〜C10-ハロアルキル、C3〜C8-シクロアルキル、フェニル、ナフチルであるか、または、
    1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員または6員の飽和、不飽和または芳香族ヘテロシクリルであるか、または、
    R1とR2は、その架橋窒素原子と一緒に、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員もしくは6員の環を形成していてもよく、
    但しR1とR2が水素でない場合は、それらは互いに独立して、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよく、および/または、基Raから選択される1〜3個の基を有していてもよく、
    ここで、Raは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C3〜C6-シクロアルキル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C1〜C6-アルキルチオ、C1〜C6-アルキルアミノ、ジ-C1〜C6-アルキルアミノ、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-アルケニルオキシ、C2〜C6-アルキニル、C3〜C6-アルキニルオキシ、および非ハロゲン化もしくはハロゲン化オキシ-C1〜C4-アルキレンオキシであり、
    この場合これらの脂肪族基、または脂環式基は、それら自体、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、あるいは、1〜3個の基Rb(ここで、Rbは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニルであり、この場合、これらの基の内のアルキル基は1〜6個の炭素原子を含んでおり、これらの基に挙げられているアルケニル基またはアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含んでいる)を有していてもよく、および/または、1〜3個の以下の基:シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ(この場合、この環式系は3〜10個の環員を含んでいる)、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール-C1〜C6-アルコキシ、アリール-C1〜C6-アルキル、ヘタリール、ヘタリールオキシ、ヘタリールチオ(この場合、このアリール基は6〜10個の環員を含んでおり、ヘタリール基は5個もしくは6個の環員を含んでおり、またこの環式系は部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、あるいは、アルキル基またはハロアルキル基で置換されていてもよい)を有していてもよく、
    R3は、C3〜C14-シクロアルキルまたはC6〜C14-ビシクロアルキルであり、この場合R3は不置換であってもよいし、または、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、および/または、基Raから選択される1〜3個の基を有していてもよく、
    Xは、C1〜C6-アルキルまたはC1〜C2-ハロアルキルである]
    で表わされる5-アルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンまたはその塩。
  2. R1、R2が、水素、C1〜C10-アルキル、C2〜C10-アルケニル、C2〜C10-アルキニル、C1〜C10-ハロアルキル、C3〜C8-シクロアルキル、フェニル、ナフチルであるか、または、
    1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員もしくは6員の飽和、不飽和、または芳香族ヘテロシクリルであるか、または、
    R1とR2が、その架橋窒素原子と一緒に、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員もしくは6員の環を形成していてもよく、
    但しR1とR2が水素でない場合は、それらは互いに独立して、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよく、および/または、基Raから選択される1〜3個の基を有していてもよく、
    Raは、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C3〜C6-シクロアルキル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C1〜C6-アルキルチオ、C1〜C6-アルキルアミノ、ジ-C1〜C6-アルキルアミノ、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-アルケニルオキシ、C2〜C6-アルキニル、C3〜C6-アルキニルオキシ、および非ハロゲン化もしくはハロゲン化オキシ-C1〜C4-アルキレンオキシであり、
    R3が、C3〜C14-シクロアルキルまたはC6〜C14-ビシクロアルキルであり、この場合R3は不置換であってもよいし、または、部分的もしくは完全にハロゲン化されていてもよいし、および/または、基Raから選択される1〜3個の基を有していてもよく、
    XがC1〜C6-アルキルである、
    請求項1に記載の式Iで表わされる5-アルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンまたはその塩。
  3. Xがメチルである、請求項1または2に記載の式 Iで表わされる化合物。
  4. 請求項1に記載の式 Iの化合物の調製方法であって、式 II
    Figure 0004607592
    [式中、AはC1〜C10-アルコキシであり、R3およびXは式 Iに対して定義したとおりである]
    で表わされるジカルボニル化合物を3-アミノ-1,2,4-トリアゾールと環化させて式 III
    Figure 0004607592
    で表わされる7-ヒドロキシトリアゾロピリミジンを得、IIIをハロゲン化剤でハロゲン化して式 IV
    Figure 0004607592
    [式中Halはハロゲンである]
    で表わされる7-ハロゲントリアゾロピリミジンを得、次いで式 V
    Figure 0004607592
    [式中R1とR2は式 Iで定義したとおりである]
    で表わされるアミンと反応させて、式 Iで表わされる5-アルキル-7-アミノトリアゾロピリミジンを得ることを含んでなる調製方法。
  5. 請求項4に記載の式 IIIまたはIVで表わされる化合物。
  6. 植物病原性有害菌類を防除するのに好適な組成物であって、請求項1に記載の式 Iで表わされる化合物と、固体または液体担体とを含む組成物。
  7. 請求項1に記載の式 Iで表わされる化合物を、0.001〜1g/kgの量で含む種子。
  8. 有害菌類を防除するのに好適な組成物を調製するための、請求項1に記載の式 Iで表わされる化合物の使用。
  9. 菌類そのもの、もしくは、菌類の攻撃から保護すべき材料、植物、土壌、または種子を、請求項1に記載の式 Iで表わされる化合物の有効量で処理することを含んでなる、植物病原性有害菌類の防除方法。
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