JP2006515845A - 殺真菌性トリアゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害真菌を抑制するためのそれらの使用、並びにそれらを含む組成物 - Google Patents

殺真菌性トリアゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害真菌を抑制するためのそれらの使用、並びにそれらを含む組成物 Download PDF

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Abstract

【化1】
Figure 2006515845

式(I)のトリアゾロピリミジンが開示されており、式中のインデックス及び置換基は下記の意味を有する:RはC-C10アルキル、C-C10アルケニル、C-C10アルキニル、C-C10シクロアルキル、C-C10シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、又は炭素を介してトリアゾロピリミジンに結合しており、そしてO、N及びSの群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり;Rはハロゲン、シアノ、ニトロ又はC-Cアルコキシで置換されていてもよいC-Cアルキルであり;nは0又は1〜4の整数であり;Rは明細書で定義した意味を有し;XはSO-R、NR又はNR-(C=O)-Rであり;mは0又は1〜3の整数である。また、本発明の化合物の製造方法、該化合物を含む作用剤、及び有害真菌を抑制するためのその使用が開示されている。

Description

本発明は、式I:
Figure 2006515845
[式中、インデックス及び置換基は以下に定義するとおりである:
はC-C10-アルキル、C-C10-アルケニル、C-C10-アルキニル、C-C10-シクロアルキル、C-C10-シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、又は炭素を介してトリアゾロピリミジンに結合しており、そしてO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり、ここで、Rは部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜4個の同一若しくは異なる基Rで置換されていてもよく:
はハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルキルカルボニル、C-C-シクロアルキル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルキルチオ、C-C-アルキルアミノ、ジ-C-C-アルキルアミノ、C-C-アルケニル、C-C-アルケニルオキシ、C-C-アルキニルオキシ、C-C-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり、ここで、これらの脂肪族、脂環族又は芳香族の基はそれら自身が部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜3個の基Rを有していてもよく:
はハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル(ここで、これらの基中のアルキル基は1〜6個の炭素原子を含み、そしてこれらの基中の上記アルケニル又はアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含み、そして上記の基は部分的又は完全にハロゲン化されていてもよい);及び/又は下記の基:
シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ(ここで、上記環式系は3〜10個の環員を含む);アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール-C-C-アルコキシ、アリール -C-C-アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ(ここで、上記アリール基は好ましくは6〜10個の環員を含み、そして上記ヘテロアリール基は5又は6個の環員を含み、ここで、上記環式系は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又はアルキル若しくはハロアルキル基で置換されていてもよい)の1〜3個
であり;
はハロゲン、シアノ、ニトロ又はC-C-アルコキシで置換されていてもよいC-C-アルキルであり;
nは0又は1〜4の整数であり;
Rはハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C10-アルケニル、C-C10-アルキニル、C-C-ハロアルキル、C-C10-ハロアルケニル、C-C-アルコキシ、C-C10-アルケニルオキシ、C-C10-アルキニルオキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニル、C-C-シクロアルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C10-アルケニルオキシカルボニル、C-C10-アルキニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C-C-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C-)アルキルアミノカルボニル、C-C-アルコキシイミノアルキル、C-C10-アルケニルオキシイミノアルキル、C-C10-アルキニルオキシイミノアルキル、C-C-アルキルカルボニル、C-C10-アルケニルカルボニル、C-C10-アルキニルカルボニル、C-C-シクロアルキルカルボニル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり;
XはSO-R、NR又はNR-(C=O)-Rであり;
、Rは:水素、C-C-アルキル、C-C10-アルケニル、C-C10-アルキニル、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニルであり、ここで、上記の基は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又はシアノ、C-C-アルコキシイミノ、C-C-アルケニルオキシイミノ、C-C-アルキニルオキシイミノ若しくはC-C-アルコキシで置換されていてもよく;
mは0又は1〜3の整数である。]
のトリアゾロピリミジンに関する。
さらに、本発明は、これらの化合物の製造方法、それらを含む組成物及び有害真菌を抑制するためのそれらの使用に関する。
有害真菌を抑制するための5-クロロトリアゾロピリミジンは、EP-A 71 792、 EP-A 550 113、 WO-A 94/20501、 EP-A 834 513、 WO-A 98/46608 及び WO-A 99/41255 に開示されている。
しかしながら、多くの場合、それらの活性は不十分である。
本発明の目的は、改善された活性を有する化合物を提供することである。
本発明者らは、この目的が冒頭で定義した化合物により達成されることを見出した。さらに、本発明者らは、それらの製造方法、それらを含む組成物及び化合物Iを用いて有害真菌を抑制する方法を見出した。
式Iの化合物は、5-アルキル基を、炭素を介して結合している7位の基と組み合わせた点で上記刊行物の化合物と異なっている。
公知の化合物と比較して、式Iの化合物は有害真菌に対して増大した活性を有する。
化合物Iは異なる経路で得ることができる;有利には、式IIの5-アミノトリアゾールを出発材料として用い、そして式IIIのジカルボニル化合物と縮合させる:
Figure 2006515845
この反応は、通常80℃〜250℃、好ましくは120℃〜180℃の温度で、溶剤の非存在下に又は不活性有機溶剤中で、塩基の存在下に [EP-A 770 615 参照] 又は酢酸の存在下に Adv. Het. Chem. 57 (1993), 81 ff から公知の条件下で行われる。
好適な溶剤は、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o-、m-及びp-キシレン、ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリル、ケトン、アルコール、そしてまた、N-メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドである。反応は、溶剤の非存在下に又はエチレングリコールジメチルエーテル、クロロベンゼン、キシレン、ジメチルスルホキシド若しくはN-メチルピロリドンの中で特に好ましく行われる。上記溶剤の混合物を用いることも可能である。
好適な塩基は、一般的に、無機化合物、例えば水酸化アルカリ金属及びアルカリ土類金属、酸化アルカリ金属及びアルカリ土類金属、水素化アルカリ金属及びアルカリ土類金属、アルカリ金属アミド、炭酸アルカリ金属及びアルカリ土類金属、そしてまた重炭酸アルカリ金属及びアルカリ土類金属、有機金属化合物、特にアルカリ金属アルキル、ハロゲン化アルキルマグネシウム、そしてまたアルカリ金属及びアルカリ土類金属アルコキシド及びジメトキシマグネシウム、さらに有機塩基、例えば第3アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン及びN-メチルピペリジン、N-メチルモルホリン、ピリジン、置換ピリジン、例えばコリジン、ルチジ及び4-ジメチルアミノピリジン、そしてまた二環式アミンである。第3アミン、例えばトリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、N-メチルモルホリン又はN-メチルピペリジンが特に好ましい。
塩基は一般的に触媒量で採用される;しかしながら、それらは等モル量で、過剰量で、又は適切ならば溶剤として採用することもできる。
出発材料は、一般的に相互に等モル量で反応させる。収率の点で、IIに対して過剰量の塩基及びジケトンIIIを採用することが有利な場合がある。
ジケトンIIIは、文献から公知の方法と同様にして、例えば上記刊行物に記載されたように製造することができる。アシルアミノ置換基を有するジケトンは、例えば、対応アミノ基化合物からアシル化により得ることができる。一般的に、アミノ基は、好適なニトロ前駆体の還元によりフェニル環に導入することができる。スルホン酸基は、硫酸又は発煙硫酸を用いて好適な前駆体を直接スルホニル化することによりフェニル環に導入することができる。しかしながら、スルホン酸基は、好適なジアゾニウム塩から三酸化硫黄を用いるザントマイヤー反応により合成することもできる。ジアゾニウム塩は上記アミノ化合物から得ることができる。スルホキシド及びスルホンは、対応アルキルアリール硫化物を文献から公知の方法により、例えば過酸化水素、過酸又は二酸化セレンを用いて酸化することによって製造することができる。
式Iの化合物は、式IVの5-ハロトリアゾロピリミジン(ここで、Yはハロゲン、特に塩素又は臭素である)を式VIIの有機金属試薬と結合させることによっても得ることができる:
Figure 2006515845
式VIIにおいて、MはY価を有する金属イオン、例えばB、Zn、Mg又はSnなどである。この方法の一つの実施形態において、反応は遷移金属触媒作用、例えばNi又はPd触媒作用により行われる。この反応は、例えば次の方法: J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 (1994), 1187, ibid (1996), 2345; WO-A 99/41255; Aust. J. Chem. 43 (1990), 733; J. Org. Chem. 43 (1978), 358; J. Chem. Soc. Chem. Commun. (1979), 866; Tetrahedron Lett. 34 (1993), 8267; ibid 33 (1992), 413 と同様に行うことができる。MがZn又はMgである場合には特に、反応を触媒の非存在下に行うこともできる。化合物IVは冒頭で引用した刊行物から公知である。それらは、特に、5,7-ジクロロトリアゾロピリミジンから上記と同様の有機金属方法を用いて基Rを導入することにより得られる。
本発明に係る式I’の化合物は、式IVの5-クロロトリアゾロピリミジンを式Vの置換マロン酸エステル(ここで、RはC-C-アルキル、アリル、フェニル又はベンジルである)と反応させ、次いで得られたエステルVIを加水分解し、そしてカルボン酸VIaを脱炭酸することによっても得ることができる。
Figure 2006515845
式IVにおいて、Yはハロゲン、特に塩素又は臭素である。化合物IVは冒頭で引用した刊行物から公知である。式I’において、n、R及びRは式Iについて記載した定義を有し、そしてRは水素、又はハロゲン、シアノ、ニトロ若しくはC-C-アルコキシで置換されていてもよいC-C-アルキルである。
本発明に係る方法の好ましい実施形態において、Rは水素又はメチル、特に水素である。
出発材料Vは文献 [J. Am. Chem. Soc. 64 (1942), 2714; J. Org. Chem. 39 (1974), 2172; Helv. Chim. Acta 61 (1978), 1565] から公知であるか、又はそれらは引用した文献に従って製造することができる。
後続のエステルの加水分解は、一般的に公知の条件下で行われる [Greene & Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley (1991), p. 224 ff. 参照: Pd触媒作用下のアルキルエステルの開裂 (p. 248); ベンジルエステルの加水分解 (p. 251); リチウム塩、例えばLiI (p. 232)、LiBr若しくはLiClの存在下の; 又は酸性若しくはアルカリ性条件下の、メチル又はエチルエステルの開裂]。構造要素R、R及びRに応じて、化合物VIのアルカリ性又は酸性加水分解が有利なことがある。I’への完全又は部分的な脱炭酸をエステル加水分解の条件下でも行うことが可能である。
脱炭酸は、通常は、20℃〜180℃、好ましくは50℃〜120℃の温度で、不活性溶剤中で、適切ならば酸の存在下に行われる。
好適な酸は、塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸である。好適な溶剤は、水、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン及び石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o-、m-及びp-キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン、ニトリル、例えばアセトニトリル及びプロピオニトリル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert-ブチルメチルケトン、アルコール、例えばメタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノール、そしてまたジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドである;反応は塩酸又は酢酸の中で特に好ましく行われる。上記溶剤の混合物を用いることも可能である。
反応混合物は、慣用方法で、例えば水との混合、相分離、そして必要に応じて粗生成物のクロマトグラフィー精製により後処理される。若干の中間体及び目的生成物は無色又は僅かに褐色を帯びた粘稠油状物の形態で得られ、該油状物は減圧下に適度に高められた温度で精製されるか又は揮発性成分が除去される。中間体及び目的生成物が固体として得られた場合には、精製は再結晶又は温浸(digestion)により行うこともできる。
個々の化合物Iを上記経路で得ることができない場合には、それらは他の化合物Iの誘導体化により製造することができる。
合成が異性体混合物を生成する場合には、分離は一般的に必ずしも必要ではない。なぜならば、若干の場合、個々の異性体は使用のための準備中又は使用時に(例えば光、酸又は塩基の作用下に)相互に変換できるからである。同様の変換は、使用後に、例えば植物を処理する際に植物中で又は抑制すべき有害真菌若しくは有害小動物中でも起こりうる。
上記式において与えた記号の定義では集合語を用いたが、これらは下記の置換基を一般的に示す:
ハロゲン: フッ素、塩素、臭素及びヨウ素;
アルキル: 1〜4、6、8又は10個の炭素原子を有する飽和の直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えばC-C-アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル及び1-エチル-2-メチルプロピル;
ハロアルキル: 1〜10個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基(上記のとおり)、ここで、これらの基の水素原子の全て又は若干は上記のハロゲン原子で置換されていてもよい、例えばC-C-ハロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル及びペンタフルオロエチル;
アルケニル: 2〜4、6、8又は10個の炭素原子及び任意の位置に二重結合を有する不飽和の直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えばC-C-アルケニル、例えばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-3-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニル及び1-エチル-2メチル-2-プロペニル;
ハロアルケニル: 2〜10個の炭素原子及び任意の位置に三重結合を有する不飽和の直鎖状又は分枝状の炭化水素基(上記のとおり)、ここで、これらの基の水素原子の全て又は若干は上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素で置換されていてもよい;
アルキニル: 2〜4、6、8又は10個の炭素原子及び任意の位置に三重結合を有する不飽和の直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えばC-C-アルキニル、例えばエチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメチル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメチル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-ブチニル、2-エチル-3-ブチニル及び1-エチル-1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル: 3〜6、8、10又は12個の炭素環員を有する単環式又は二環式の飽和炭化水素基、例えばC-C-シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチル、又はC-C12-ビシクロアルキル;
アリール: 6〜14個の炭素環員を含む単核〜三核芳香族の環式系、例えばフェニル、ナフチル及びアントラセニル;
炭素を介してトリアゾロピリミジンに結合しており、そしてO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族ヘテロ環:
-5又は6員のヘテロシクリル これは1〜3個の窒素原子、及び/又は1個の酸素若しくは硫黄原子又は1若しくは2個の酸素及び/又は硫黄原子を含む、例えば2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、2-ピロリジニル、3-ピロリジニル、3-イソキサゾリジニル、4-イソキサゾリジニル、5-イソキサゾリジニル、3-イソチアゾリジニル、4-イソチアゾリジニル、5-イソチアゾリジニル、3-ピラゾリジニル、4-ピラゾリジニル、5-ピラゾリジニル、2-オキサゾリジニル、4-オキサゾリジニル、5-オキサゾリジニル、2-チアゾリジニル、4-チアゾリジニル、5-チアゾリジニル、2-イミダゾリジニル、4-イミダゾリジニル、1,2,4-オキサジアゾリジン-3-イル、1,2,4-オキサジアゾリジン-5-イル、1,2,4-チアジアゾリジン-3-イル、1,2,4-チアジアゾリジン-5-イル、1,2,4-トリアゾリジン-3-イル、1,3,4-オキサジアゾリジン-2-イル、1,3,4-チアジアゾリジン-2-イル、1,3,4-トリアゾリジン-2-イル、2,3-ジヒドロフラ-2-イル、2,3-ジヒドロフラ-3-イル、2,4-ジヒドロフラ-2-イル、2,4-ジヒドロフラ-3-イル、2,3-ジヒドロチエン-2-イル、2,3-ジヒドロチエン-3-イル、2,4-ジヒドロチエン-2-イル、2,4-ジヒドロチエン-3-イル、2-ピロリン-2-イル、2-ピロリン-3-イル、3-ピロリン-2-イル、3-ピロリン-3-イル、2-イソキサゾリン-3-イル、3-イソキサゾリン-3-イル、4-イソキサゾリン-3-イル、2-イソキサゾリン-4-イル、3-イソキサゾリン-4-イル、4-イソキサゾリン-4-イル、2-イソキサゾリン-5-イル、3-イソキサゾリン-5-イル、4-イソキサゾリン-5-イル、2-イソチアゾリン-3-イル、3-イソチアゾリン-3-イル、4-イソチアゾリン-3-イル、2-イソチアゾリン-4-イル、3-イソチアゾリン-4-イル、4-イソチアゾリン-4-イル、2-イソチアゾリン-5-イル、3-イソチアゾリン-5-イル、4-イソチアゾリン-5-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-1-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-2-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-3-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-4-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-5-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-1-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-3-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-4-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-5-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-1-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-3-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-4-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-5-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-2-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-3-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-4-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-5-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-2-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-3-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-4-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-5-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-2-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-3-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-4-イル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、1,3-ジオキサン-5-イル、2-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-ヘキサヒドロピリダジニル、4-ヘキサヒドロピリダジニル、2-ヘキサヒドロピリミジニル、4-ヘキサヒドロピリミジニル、5-ヘキサヒドロピリミジニル、2-ピペラジニル、1,3,5-ヘキサヒドロ-トリアジン-2-イル及び1,2,4-ヘキサヒドロトリアジン-3-イル;
-5員のヘテロアリール これは1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の酸素と1個の硫黄若しくは酸素原子を含む:すなわち、炭素原子に加えて、環員として1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含んでいてもよい5員のヘテロアリール、例えば2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-イソキサゾリル、4-イソキサゾリル、5-イソキサゾリル、3-イソチアゾリル、4-イソチアゾリル、5-イソチアゾリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、1,2,4-オキサジアゾール-3-イル、1,2,4-オキサジアゾール-5-イル、1,2,4-チアジアゾール-3-イル、1,2,4-チアジアゾール-5-イル、1,2,4-トリアゾール-3-イル、1,3,4-オキサジアゾール-2-イル、1,3,4-チアジアゾール-2-イル及び1,3,4-トリアゾール-2-イル;
-ベンゾ縮合した5員のヘテロアリール これは1〜3個の窒素原子、又は1個の窒素原子と1個の酸素若しくは硫黄原子を含む:すなわち、炭素原子に加えて、環員として1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含んでいてもよく、そして2個の隣接する炭素環員、又は1個の窒素及び隣接する炭素環員はブタ-1,3-ジエン-1,4-ジイル基により架橋されていてもよい5員のヘテロアリール;
-6員のヘテロアリール これは1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含む:すなわち、炭素原子に加えて、環員として1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含んでいてもよい6員のヘテロアリール基、例えば2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル、2-ピラジニル、1,3,5-トリアジン-2-イル及び1,2,4-トリアジン-3-イル。
本発明の範囲は、キラル中心を有する式Iの化合物の(R)及び(S)異性体並びにラセミ体を包含する。
式Iのトリアゾロピリミジンの意図する使用を目的として、それぞれの場合に置換基の下記の意味が、それら自身として又は組み合わせて特に好ましい:
がC-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-シクロアルキル又はC-C-シクロアルケニルである化合物Iが好ましい。
がC-C-アルキル又はC-C-ハロアルキルである化合物Iが特に好ましい。
さらに、RがC-C10-アルキニル、そして特にC-C10-アルケニルである化合物Iが好ましい。分枝状のC-C10-アルケニルが特に好ましい。
同様に、Rが炭素を介して結合している5又は6員の飽和又は不飽和ヘテロ環が好ましい。
さらに、RがC-C-シクロアルキル又はC-C-アルキルで置換されていてもよいC-C-シクロアルキルである化合物Iが特に好ましい。
がハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-アルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルコキシイミノ、C-C-アルケニルオキシイミノ、C-C-アルキニルオキシイミノ、C-C-シクロアルキル又はC-C-シクロアルケニルであり、ここで、上記脂肪族又は脂環族の基はそれ自身が部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜3個の基Rを有していてもよい化合物Iが特に好ましい。
がハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-アルキルカルボニル、C-C-ハロアルキルカルボニル又はC-C-アルコキシである化合物Iが特に好ましい。
また、Rがハロゲンで置換されていてもよいC-C-アルキルである化合物Iが特に好ましい。
同様に、Rがメチルである化合物Iが特に好ましい。
加えて、Rがハロメチルである化合物Iが好ましい。
また、置換基Rが2位にあり、そしてnが1〜3の整数、特に1又は2である化合物Iが特に好ましい。
さらに、nが2又は3であり、そして置換基Rが2位にある化合物Iが特に好ましい。
その上、Rがフッ素、塩素、臭素、シアノ、C-C-アルキル又はC-C-アルコキシである化合物Iが特に好ましい。
同様に、Rがフッ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル又はメトキシである化合物Iが特に好ましい。
加えて、Rが2-クロロ、2-フルオロ、2-メチル、2-メトキシ、2-トリフルオロメチル、2-トリフルオロメチル-6-クロロ、2-クロロ-6-フルオロ、2,6-ジフルオロ、2-フルオロ-6-メチル、2,4-ジフルオロ、2-フルオロ-4-クロロ、2-フルオロ-3-メチル、2-フルオロ-4-メチル、2-クロロ-4-フルオロ、2,4-ジクロロ、2-クロロ-4-メチル、2-クロロ-3-メチル、2,6-ジクロロ、2-クロロ-6-メチル、2-メチル-4-フルオロ、2-メチル-4-クロロ、2,4-ジメチル、2,3-ジメチル、2-メチル-6-フルオロ、2-メチル-6-クロロ又は2,6-ジメチルである化合物Iが特に好ましい。
さらに、XがC-C-アルキルスルホニル、C-C-アルキルスルフェニル、C-C-アルキルスルホキシル、C-C-アルキルメルカプト、アミノ、C-C-アルキルアミノ、ジ-(C-C-アルキル)アミノ、C-C-アルキルカルボニルアミノ、C-C-アルキルカルボニル(C-C-アルキル)アミノである化合物Iが特に好ましい。
Xがフェニル環上の3位又は5位にある化合物Iが好ましい。
置換基Xがフェニル環上の4位にある化合物Iがとりわけ好ましい。
同様に、mが1又は2である化合物Iが特に好ましい。硫黄原子はフェニル環に直接結合していることが好ましい。mが2又は3である場合には、硫黄は酸素を介してフェニル環に結合していてもよい。
式I’:
Figure 2006515845
[式中、インデックス及び置換基は以下に定義するとおりである:
はC-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニルであり;ここで、Rは部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜4個の同一若しくは異なる基Rで置換されていてもよく:
はハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-アルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルコキシイミノ、C-C-アルケニルオキシイミノ、C-C-アルキニルオキシイミノであり;
はハロゲンで置換されていてもよいC-C-アルキルであり;
nは0〜2の整数であり;
Rはフッ素、塩素、臭素、シアノ、C-C-アルキル、C-C-アルコキシであり;
XはSO-R、SO-R又はNR-(C=O)-Rであり;
、Rは:水素、C-C-アルキル、C-C-アルケニル又はC-C-シクロアルキルであり、ここで、上記の基は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよい。]
のトリアゾロピリミジンが特に好ましい。
それらの使用を目的として、以下の表にまとめて示した化合物IAが最も特別に好ましい。さらに、置換基について表に述べた群はそれら自身が、該群を述べた組み合わせとは独立して、当該置換基の特に好ましい実施形態である。
Figure 2006515845
表1
が2-クロロであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表2
が2-フルオロであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表3
が2-メチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表4
が2,6-ジクロロであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表5
が2,6-ジフルオロであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表6
が2,6-ジメチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表7
が2-クロロ-3-メチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表8
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表9
が2,3-ジメチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表10
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表11
が2-クロロ-6-メチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表12
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xがアセチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表13
が2-クロロであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表14
が2-フルオロであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表15
が2-メチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表16
が2,6-ジクロロであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表17
が2,6-ジフルオロであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表18
が2,6-ジメチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表19
が2-クロロ-3-メチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表20
が2-フルオロ-3-メチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表21
が2,3-ジメチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表22
が2-クロロ-6-フルオロであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表23
が2-クロロ-6-メチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表24
が2-フルオロ-6-メチルであり、XがN-アセチル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表25
が2-クロロであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表26
が2-フルオロであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表27
が2-メチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表28
が2,6-ジクロロであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表29
が2,6-ジフルオロであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表30
が2,6-ジメチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表31
が2-クロロ-3-メチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表32
が2-フルオロ-3-メチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表33
が2,3-ジメチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表34
が2-クロロ-6-フルオロであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表35
が2-クロロ-6-メチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表36
が2-フルオロ-6-メチルであり、XがN-アセチル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表37
が2-クロロであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表38
が2-フルオロであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表39
が2-メチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表40
が2,6-ジクロロであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表41
が2,6-ジフルオロであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表42
が2,6-ジメチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表43
が2-クロロ-3-メチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表44
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表45
が2,3-ジメチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表46
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表47
が2-クロロ-6-メチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表48
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xがプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表49
が2-クロロであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表50
が2-フルオロであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表51
が2-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表52
が2,6-ジクロロであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表53
が2,6-ジフルオロであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表54
が2,6-ジメチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表55
が2-クロロ-3-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表56
が2-フルオロ-3-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表57
が2,3-ジメチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表58
が2-クロロ-6-フルオロであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表59
が2-クロロ-6-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表60
が2-フルオロ-6-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表61
が2-クロロであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表62
が2-フルオロであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表63
が2-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表64
が2,6-ジクロロであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表65
が2,6-ジフルオロであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表66
が2,6-ジメチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表67
が2-クロロ-3-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表68
が2-フルオロ-3-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表69
が2,3-ジメチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表70
が2-クロロ-6-フルオロであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表71
が2-クロロ-6-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表72
が2-フルオロ-6-メチルであり、XがN-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表73
が2-クロロであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表74
が2-フルオロであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表75
が2-メチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表76
が2,6-ジクロロであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表77
が2,6-ジフルオロであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表78
が2,6-ジメチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表79
が2-クロロ-3-メチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表80
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表81
が2,3-ジメチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表82
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表83
が2-クロロ-6-メチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表84
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xが2-メチルプロピオニルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表85
が2-クロロであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表86
が2-フルオロであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表87
が2-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表88
が2,6-ジクロロであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表89
が2,6-ジフルオロであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表90
が2,6-ジメチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表91
が2-クロロ-3-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表92
が2-フルオロ-3-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表93
が2,3-ジメチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表94
が2-クロロ-6-フルオロであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表95
が2-クロロ-6-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表96
が2-フルオロ-6-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-メチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表97
が2-クロロであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表98
が2-フルオロであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表99
が2-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表100
が2,6-ジクロロであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表101
が2,6-ジフルオロであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表102
が2,6-ジメチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表103
が2-クロロ-3-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表104
が2-フルオロ-3-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表105
が2,3-ジメチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表106
が2-クロロ-6-フルオロであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表107
が2-クロロ-6-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表108
が2-フルオロ-6-メチルであり、XがN-2-プロピオニル-N-エチルアミノであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表109
が2-クロロであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表110
が2-フルオロであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表111
が2-メチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表112
が2,6-ジクロロであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表113
が2,6-ジフルオロであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表114
が2,6-ジメチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表115
が2-クロロ-3-メチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表116
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表117
が2,3-ジメチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表118
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表119
が2-クロロ-6-メチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表120
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xがメチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表121
が2-クロロであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表122
が2-フルオロであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表123
が2-メチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表124
が2,6-ジクロロであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表125
が2,6-ジフルオロであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表126
が2,6-ジメチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表127
が2-クロロ-3-メチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表128
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表129
が2,3-ジメチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表130
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表131
が2-クロロ-6-メチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表132
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xがエチルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表133
が2-クロロであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表134
が2-フルオロであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表135
が2-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表136
が2,6-ジクロロであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表137
が2,6-ジフルオロであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表138
が2,6-ジメチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表139
が2-クロロ-3-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表140
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表141
が2,3-ジメチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表142
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表143
が2-クロロ-6-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表144
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホニルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表145
が2-クロロであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表146
が2-フルオロであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表147
が2-メチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表148
が2,6-ジクロロであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表149
が2,6-ジフルオロであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表150
が2,6-ジメチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表151
が2-クロロ-3-メチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表152
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表153
が2,3-ジメチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表154
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表155
が2-クロロ-6-メチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表156
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xがメチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表157
が2-クロロであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表158
が2-フルオロであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表159
が2-メチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表160
が2,6-ジクロロであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表161
が2,6-ジフルオロであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表162
が2,6-ジメチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表163
が2-クロロ-3-メチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表164
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表165
が2,3-ジメチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表166
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表167
が2-クロロ-6-メチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表168
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xがエチルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表169
が2-クロロであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表170
が2-フルオロであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表171
が2-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表172
が2,6-ジクロロであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表173
が2,6-ジフルオロであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表174
が2,6-ジメチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表175
が2-クロロ-3-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表176
が2-フルオロ-3-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表177
が2,3-ジメチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表178
が2-クロロ-6-フルオロであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表179
が2-クロロ-6-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
表180
が2-フルオロ-6-メチルであり、Xが2-メチルプロピルスルホキシルであり、そして各化合物のためのRが表Aの1つの横列に対応する式IAの化合物
Figure 2006515845
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化合物Iは殺真菌剤として適している。それらは植物病原性真菌の広域スペクトル、特に子嚢菌類 (Ascomycetes)、不完全菌類 (Deuteromycetes)、卵菌類 (Oomycetes) 及び担子菌類 (Basidiomycetes) の綱からの真菌に対して優れた活性を有する。それらの若干は全身的に作用し、そして農作物の保護において葉面及び土壌作用性殺真菌剤として採用することができる。
本化合物は、種々の農作物植物、例えばコムギ、ライムギ、オオムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ、イネ科植物 (grass)、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サトウキビ、ブドウの木、果実の種、観賞植物及び野菜の種、例えばキュウリ、マメ類、トマト、ジャガイモ及びウリ類、そしてまた、これらの植物の種子における多数の真菌を抑制するために特に重要である。
具体的には、本化合物は下記の植物病の抑制に適している:
・野菜及び果実におけるアルテルナリア属 (Alternaria) の種、
・穀類、イネ及び芝生におけるビポラリス属 (Bipolaris) 及びドレクスレラ属 (Drechslera) の種、
・穀類におけるブルメリア・グラミニス (Blumeria graminis)(ウドンコ病)、
・イチゴ、野菜、観賞植物及びブドウの木におけるボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色カビ病)、
・ウリ類におけるエルシフェ・シコラセアルム (Erysiphe cichoracearum) 及びスフェロテカ・フリギネア (Sphaerotheca fuliginea)、
・種々の植物におけるフザリウム属 (Fusarium) 及びベルティシリウム属 (Verticillium) の種、
・穀類、バナナ及びラッカセイにおけるマイコスフェレラ属 (Mycosphaerella) の種、
・ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフィトラ・インフェスタンス (Phytophthora infestans)、
・ブドウの木におけるプラスモパラ・ビティコラ (Plasmopara viticola)、
・リンゴにおけるポドスフェラ・ロイコトリカ (Podosphaera leucotricha)、
・コムギ及びオオムギにおけるシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)、
・ホップ及びキュウリにおけるシュードペロノスポラ属 (Pseudoperonospora) の種、
・穀類におけるプクシニア属 (Puccinia) の種、
・イネにおける ピリクラリア・オリザエ (Pyricularia oryzae)、
・ワタ、イネ及び芝生におけるリゾクトニア属 (Rhizoctonia) の種、
・コムギにおけるセプトリア・トリティシ (Septoria tritici) 及びスタゴノスポラ・ノドルム (Stagonospora nodorum)、
・ブドウの木にけるウンシヌラ・ネカトール (Uncinula necator)、
・穀類及びサトウキビにおけるウスティラゴ属の (Ustilago) 種、並びに
・リンゴ及びナシにおけるベンチュリア属の (Venturia) 種 (scab)。
また、化合物Iは材料(例えば木材、紙、ペイント分散液、繊維又は織物)の保護及び貯蔵製品の保護における有害真菌、例えばペシロマイセス・バリオティイ (Paecilomyces variotii) の抑制に適している。
化合物Iは、真菌又は真菌の攻撃に対して保護すべき植物、種子、材料若しくは土壌を、活性化合物の殺真菌有効量で処理することにより採用される。施用は材料、植物又は種子が真菌に感染する前又は後に行うことができる。
殺真菌性組成物は、一般的に0.1〜95、好ましくは0.5〜90重量%の活性化合物を含む。
農作物の保護に使用するために、施用量は、所望の効果の種類に応じて、1ヘクタール当たり0.01〜2.0kgの活性化合物である。
種子の処理は、1kgの種子当たり一般的に0.001〜0.1g、好ましくは0.01〜0.05gの活性化合物量を必要とする。
材料又は貯蔵製品の保護に使用するために、活性化合物の施用量は施用分野の種類及び所望の効果に依存する。材料の保護における慣用の施用量は、例えば、処理される材料の1立方メートル当たり0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgの活性化合物である。
化合物Iは慣用の製剤、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、微分、粉末、ペースト及び顆粒に変換することができる。使用形態は特定の意図する使用に依存する;いずれにしても、本発明に係る化合物の微細かつ一様な分布を確保すべきである。
製剤は公知方法で、例えば活性化合物を溶剤及び/又は担体で、所望により乳化剤及び分散剤を用いて増量することにより製造される。好適である溶剤/助剤は本質的に下記のものである:
−水、芳香族溶剤(例えばソルベッソ製品、キシレン)、パラフィン(例えば鉱油分画)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン(例えば、シクロヘキサノン、ガンマ-ブチロラクトン)、ピロリドン(NMP、NOP)、アセテート(グリコールジアセテート)、グリコール、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸及び脂肪酸エステル。原則として溶剤混合物も使用できる、
−担体、例えば粉砕した天然鉱物(例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク)及び粉砕した合成鉱物(例えば微粉砕したシリカ、シリケート);乳化剤、例えば非イオン及び陰イオン乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホネート及びアリールスルホネート)、並びに分散剤、例えばリグノサルファイト廃液及びメチルセルロース。
使用できる好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸及びジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、脂肪アルコールスルフェート、脂肪酸及び硫酸化した脂肪アルコールグリコールエーテル、さらにスルホン化したナフタレン及びナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化したイソオクチルフェノール、オクチルフェノール及びノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコール及び脂肪アルコールエチレンオキシド縮合物、エトキシル化したヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化したポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、リグノサルファイト廃液及びメチルセルロースが適している。
直接噴霧可能な溶液、エマルジョン、ペースト又は油性分散液は、中〜高沸点を有する鉱油分画、例えばケロシン、ディーゼル燃料、さらに植物又は動物起源のコールタール油及び油、脂肪族、環式及び芳香族の炭化水素、例えば、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化したナフタレン又はその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶剤、例えばジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン又は水である。
粉剤、散布及び粉衣のための組成物は、活性物質と固体担体との混合又は共粉砕により製造することができる。
顆粒剤、例えばコート顆粒剤、含浸顆粒剤及び均質顆粒剤は、活性化を固体担体に結合させることにより製造することができる。固体担体は、例えば鉱物土壌、例えばシリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレー、石灰石、石灰、チョーク、ボール粘土、黄土、クレー、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕した合成材料、肥料、例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素及び植物起源の生成物、例えば穀物ミール、樹皮ミール、木材ミール及び堅果殻ミール、セルロース粉末並びに他の固体担体である。
製剤は一般的に0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の活性化合物を含む。活性化合物は90%〜100%、好ましくは95%〜100%の純度(NMRスペクトルによる)で採用される。
製剤の例は以下のものである:
1.水で希釈するための生成物
A)水溶性濃縮物(SL)
10重量部の本発明に係る化合物を水又は水溶性溶剤に溶解する。別法として、湿潤剤又は他の助剤を加える。活性化合物は水での希釈時に溶解する。
B)分散性濃縮物(DC)
20重量部の本発明に係る化合物を分散剤、例えばポリビニルピロリドンの添加によりシクロヘキサノンに溶解する。水での希釈は分散液を与える。
C)乳剤(EC)
15重量部の本発明に係る化合物をドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(各場合に5%)の添加によりキシレンに溶解する。水での希釈はエマルジョンを与える。
D)乳濁液(EW、EO)
40重量部の本発明に係る化合物をドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(各場合に5%)の添加によりキシレンに溶解する。この混合物を乳化機 (Ultraturrax) により水中に導入し、均質なエマルジョンにする。水での希釈はエマルジョンを与える。
E)懸濁液(SC、OD)
攪拌式ボールミル中で、20重量部の本発明に係る化合物を分散剤、湿潤剤及び水又は有機溶剤の添加により粉砕して、微細な活性化合物懸濁液を与える。水での希釈は活性化合物の安定な懸濁液を与える。
F)水分散性顆粒剤及び水溶性顆粒剤(WG、SG)
50重量部の本発明に係る化合物を分散剤及び湿潤剤の添加により微粉砕し、そして技術的装置(例えば押出し、噴霧塔、流動床)により水分散性顆粒剤又は水溶性顆粒剤にする。水での希釈は活性化合物の安定な分散液又は溶液を与える。
G)水分散性粉剤及び水溶性粉剤(WP、SP)
75重量部の本発明に係る化合物を回転子-固定子ミル中で分散剤、湿潤剤及びシリカゲルの添加により粉砕する。水での希釈は活性化合物の安定な懸濁液又は溶液を与える。
2.希釈しないで施用される生成物
H)散布粉剤(DP)
5重量部の本発明に係る化合物を微粉砕し、そして95%の微粉砕カオリンと均質に混合する。これは散布粉剤を与える。
I)顆粒剤(GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の本発明に係る化合物を微粉砕し、そして95.5%の担体と会合させる。現行の方法は押出し、噴霧乾燥又は流動床である。これは希釈しないで施用される顆粒剤を与える。
J)ULV液剤(UL)
10重量部の本発明に係る化合物を有機溶剤、例えばキシレンに溶解する。これは希釈しないで施用される生成物を与える。
活性化合物は、それら自体として、それらの製剤の形態で又はそれらから製造した施用形態で、例えば直接に噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液若しくは分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、微粉末、散布用組成物又は顆粒の形態で、噴霧、霧吹き、粉衣、散布又は散水により施用することができる。施用形態は意図する用途に完全に依存する;いずれにしても、施用形態は本発明に係る活性化合物の極めて微細な分散を確保すべきである。
水性使用形態は、エマルジョン濃縮物、ペースト又は水和剤(噴霧用粉剤、油性分散液)から水の添加により製造することができる。エマルジョン、ペースト又は油性分散液を製造するために、物質を、それら自体として水中にホモジナイズするか、又は湿潤剤、粘着付与剤、分散剤若しくは乳化剤により、油若しくは溶剤に溶解することができる。しかしながら、活性化合物、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、そして場合によっては水での希釈に適する溶剤又は油を含む濃縮物を製造することもできる。
すぐに使用できる(ready-to-use)調製物中の活性化合物濃度は、比較的に広範囲で変化できる。一般的に、それらは0.0001〜10%、好ましくは0.01〜1%である。
活性化合物を超低用量法(ULV)により高い成功率で使用することも可能であるが、95重量%を超える活性化合物を含む製剤、又は添加物なしの活性化合物でさえも施用することが可能である。
所望により施用直前でさえも、種々の種類の油、湿潤剤、助剤、除草剤、殺真菌剤、他の農薬及び殺菌剤を活性化合物に加えることができる(タンクミックス)。これらの物質は本発明に係る組成物に1:10〜10:1の重量比で加えることができる。
殺真菌剤としての使用形態にある本発明に係る組成物は、他の活性化合物、例えば除草剤、殺虫剤、成長調節剤、殺真菌剤、又はそのほかに肥料と組み合わせて存在することもできる。多くの場合に、化合物I又はそれらを含む殺真菌剤としての使用形態にある組成物を、他の殺真菌剤と混合すると、より広域の殺真菌活性スペクトルを生じる。
本発明に係る化合物と組み合わせて使用できる殺真菌剤の下記のリストは、可能な組み合わせの説明を意図するものであって、如何なる限定も強いることを意図するものではない:
・アシルアラニン、例えばベナラキシル、メタラキシル、オフレース又はオキサジキシル、
・アミン誘導体、例えばアルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミン又はトリデモルフ、
・アニリノピリミジン、例えばピリメタニル、メパニピリム又はシプロジニル、
・抗生物質、例えばシクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン又はストレプトマイシン、
・アゾール、例えばビテルタノール、ブロモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェンコナゾール、ジニトロコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリフルミゾール又はトリチコナゾール、
・ジカルボキシイミド、例えばイプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン又はビンクロゾリン、
・ジチオカルバメート、例えばフェルバム、ナバム、マネブ、ナンコゼブ、メタム、メチラム、プロピネブ、ポリカルバメート、チラム、ジラム又はジネブ、
・ヘテロ環式化合物、例えばアニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンザジム、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメト、ジチアノン、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモル、フベリダゾール、フルトラニル、フラメトピル、イソプロチオラン、メプロニル、ヌアリモル、プロベナゾール、プロキナジド、ピリフェノクス、ピロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チルルザミド、チオファネート-メチル、チアジニル、トリシクラゾール又はトリフォリン、
・銅殺真菌剤、例えばボルドー混合物、酢酸銅、オキシ塩化銅又は塩基性硫酸銅、
・ニトロフェニル誘導体、例えばビナパクリル、ジノカプ、ジノブトン又はニトロフタル-イソプロピル、
・フェニルピロール、例えばフェンピクロニル又はフルジオキソニル、
・硫黄、
・他の殺真菌剤、例えばアシバンゾラル-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ダゾメト、ジクロメジン、ジクロシメト、ジエトフェンカルブ、エジフェンフォス、エタボキサム、フェンヘキサミド、フェンチンアセテート、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、フォセチル、フォセチル-アルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシキュロン、プロパモカルブ、フタリド、トルクロフォス-メチル、キントゼン又はゾキサミド、
・ストロビルリン、例えばアゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クロゾキシム-メチル、メトミノストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン又はトリフロキシストロビン、
・スルフェン酸誘導体、例えばカプタフォル、カプタン、ジクロフルアニド、フォルペト又はトリルフルアニド、
・シンナミド及び類似化合物、例えばジメトモルフ、フルメトベル又はフルモルフ。
合成例
以下の製造例に記載する手順は、出発化合物の適切な変更により、さらなる化合物Iを製造するために用いられた。こうして得られた化合物は物性データと共に以下の表に掲載される。
実施例1. 5-メチル-6-(2-クロロ-4-アセチルアミノ-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(I-16)の製造
Figure 2006515845
1.1. 5-メチル-6-(2-クロロ-4-アミノ-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン
3g(8.3mmol)の5-メチル-6-(2-クロロ-4-ニトロ-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(WO 03/004465 と同様に製造)、100mlの酢酸、1mlの濃硫酸及び0.5gの10%パラジウム担持炭素の混合物を、水素雰囲気中で一夜攪拌した。
次いで、反応混合物を多孔質珪藻土に通して吸引濾過し、酢酸エチル相を水で希釈し、水相を塩化メチレンで3回抽出した。一緒にした有機相を中性になるまでNaHCO溶液及び水で洗浄し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによりシクロヘキサン/酢酸エチル混合物を用いて精製した。
これは、2.1g(80%)の表題の化合物1.1.を無色固体として与えた。
1H-NMR (CDCl3, δ in ppm): 8.45 (s, 1H); 7.0 (d, broad, 1H); 6.9 (s, broad, 1H); 6.7 (d, broad, 1H); 3.6 - 4.1 (s, very broad, 2 H); 3.1 (dd, 0.5 H); 2.95 (dd, 0.5 H); 2.85 (dd, 0.5 H); 2.7 (dd, 0.5 H); 2.4 (s, 3H), 2.1 (m, 1H); 1.0 - 1.4 (m, 2H); 0.7 - 0.85 (m, 6H)。
1.2. 5-メチル-6-(2-クロロ-4-アセチルアミノ-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン
0.25g(3mmol)のピリジン及び0.2g(2.5mmol)の塩化アセチルを、0.5g(1.5mmol)の5-メチル-6-(2-クロロ-4-アミノ-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(製造例1.1.)及び10mlの塩化メチレンの混合物に加え、この混合物を室温で約1時間攪拌した。
次いで、反応混合物を希塩酸及び水で洗浄し、濃縮した。得られた残留物は0.5g(88%)の表題の化合物1.2.であった。
1H-NMR (CDCl3, δ in ppm): 8.45 (s, 1H); 8.15 (s, broad, 1H); 7.95 (s, broad, 1H); 7.65 (m, 1H); 7.2 (m, 1H); 3.1 (dd, 0.5 H); 2.95 (dd, 0.5 H); 2.85 (dd, 0.5 H); 2.65 (dd, 0.5 H); 2.4 (s, 3H); 2.3 (s, 3H); 2.1 (m, 1H); 1.0 - 1.35 (m, 1H); 0.7 - 0.85 (m, 6H)。
実施例2. 5-メチル-6-(2,6-ジフルオロ-4-ベンジルチオフェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(I-3)の製造
Figure 2006515845
窒素雰囲気中で、0.3g(12.5mmol)の水素化ナトリウムを、50mlのN-メチルピロリドン中の1.3g(10mmol)のベンジルメルカプタンに加え、この混合物を室温で水素の発生が止むまで(約15分間)攪拌した。
次いで、3.3g(10mmol)の5-メチル-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(WO 03/004465 と同様に製造)を加え、この混合物を室温で約2時間攪拌した。次いで、反応混合物を水で希釈し、水相をメチルt-ブチルエーテルで3回抽出した。一緒にした有機相を水で2回洗浄し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルRP-18上のMPLCによりアセトニトリル/水混合物を用いて精製した。これは、2.1g(50%)の表題の化合物2を淡黄色粘稠物質として与えた。
1H-NMR (CDCl3, δ in ppm): 8.45 (s, 1H); 7.4 (m, 5H); 6.95 (d, 2H); 4.25 (s, 2H); 3.0 (dd, 1H); 2.75 (dd, 1H); 2.45 (s, 3H); 2.05 (m, 1H); 1.25 (m, 1H); 1.1 (m, 1H); 0.8 (t, 3H); 0.7 (d, 3H)。
実施例3. 5-メチル-6-(2,6-ジフルオロ-4-ベンジルスルホキシル-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(I-5)の製造
Figure 2006515845
0.5g(2.2mmol)の77%濃度のm-クロロ過安息香酸を、30mlの塩化メチレン中の0.9g(2mmol)の5-メチル-6-(2,6-ジフルオロ-4-ベンジル-チオフェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(製造例2)に加え、この混合物を室温で約2時間攪拌した。
次いで、希水酸化ナトリウム水溶液を反応混合物に加え、相を分離し、有機相を水で2回抽出した。有機相を濃縮し、残留物をシリカゲルRP-18上のMPLCによりアセトニトリル/水混合物を用いて精製した。これは、0.7g(77%)の表題の化合物3を淡黄色油状物として与えた。
1H-NMR (CDCl3, δ in ppm): 8.5 (s, 1H); 7.35 (m, 3H); 7.1 (m, 4H); 4.2 (dd, 2H); 3.05 (dd, 1H); 2.7 (dd, 1H); 2.45 (s, 3H); 2.1 (m, 1H); 1.3 (m, 1H); 1.1 (m, 1H); 0.8 (t, 3H); 0.75 (d, broad, 3H)。
実施例4. 5-メチル-6-(2,6-ジフルオロ-4-ベンジルスルホニル-フェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(I-6)の製造
Figure 2006515845
0.3g(1.3mmol)の77%濃度のm-クロロ過安息香酸を、10mlの塩化メチレン中の0.4g(1mmol)の5-メチル-6-(2,6-ジフルオロ-4-ベンジル-スルホキシルフェニル)-7-(2-メチルブチル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(製造例3)に加え、この混合物を室温で約1時間攪拌した。
次いで、反応混合物を希水酸化ナトリウム水溶液で抽出して濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーによりシクロヘキサン/酢酸エチル混合物を用いて精製した。これは、0.25g(53%)の表題の化合物4を淡黄色油状物として与えた。
1H-NMR (CDCl3, δ in ppm): 8.5 (s, 1H); 7.35 (m, 5H); 7.2 (d, 2H); 4.45 (s, 2H); 3.0 (dd, 1H); 2.7 (dd, 1H); 2.4 (s, 3H); 2.1 (m, 1H); 1.3 (m, 1H); 1.1 (m, 1H); 0.8 (t, 3H); 0.7 (d, 3H)。
Figure 2006515845
有害真菌に対する活性の例
式Iの化合物の殺真菌活性を下記の実験により実証した:
活性化を別個に、アセトン又はDMSO中に0.25重量%の活性化合物を含むストック溶液として製剤化した。1重量%の乳化剤Uniperol(登録商標)EL(乳化及び分散作用を有するエトキシル化アルキルフェノールに基づく湿潤剤)をこの溶液に加えた。活性化合物のストック溶液を水で指定した濃度に希釈した。
使用例
使用例1: スフェロテカ・フリギネアに起因するキュウリの葉のウドンコ病に対する活性、保護的施用
鉢で育てた品種「チャイニーズ・スネーク」のキュウリ苗の葉に、子葉期で、以下に示す活性化合物濃度の水性懸濁液を流出点まで噴霧した。20時間後に噴霧コートは乾燥し、植物にキュウリのウドンコ病菌(スフェロテカ・フリギネア)の水性胞子懸濁液を接種した。次いで、植物を20〜24℃及び60〜80%の相対湿度の温室内で7日間栽培した。次いで、ウドンコ病の発症の程度を肉眼的に子葉面積の%感染として測定した。
この試験において、250ppmの化合物I-7及びI-8で処理した植物は20%以下の感染率を示したのに対し、未処理の対照植物は90%がウドンコ病に感染した。
使用例2: アルテルナリア・ソラニ (Alternaria solani) に起因するトマトの夏疫病(胴枯れ病)に対する活性
品種「ゴールデン・プリンセス」の鉢植え植物の葉に、以下に示す活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、葉に0.17×10胞子/mlの密度を有する2%バイオモルト溶液中のアルテルナリア・ソラニの水性胞子懸濁液を感染させた。次いで、植物を20〜22℃の温度の水蒸気飽和チャンバーに入れた。5日後、未処理では胴枯れ病が発症したが、感染させた対照植物は感染を肉眼的に%として測定できる程度まで発症した。
この試験において、250ppmの化合物I-4、I-7、I-12及びI-13で処理した植物は30%以下の感染率を示したのに対し、未処理(対照)植物は真菌感染により90%の被害を受けた。
使用例3: プラスモパラ・ビティコラに起因するブドウの木のペロノスポラ病に対する活性
鉢植えブドウの葉に、以下に示す活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、葉の裏面にプラスモパラ・ビティコラの水性胞子懸濁液を接種した。ブドウの木を、最初は24℃の水蒸気飽和屋内に48時間、次いで20〜20℃の温度の温室内に5日間入れた。この時間の後、植物を再び多湿室内に16時間入れ、胞子嚢柄の発生を促進させた。次いで、葉の裏面上の感染の発症の程度を肉眼的に測定した。
この試験において、250ppmの化合物I-4〜I-7で処理した植物は30%以下の感染率を示したのに対し、未処理(対照)植物は80%が有害真菌に感染した。

Claims (7)

  1. 式I:
    Figure 2006515845
    [式中、インデックス及び置換基は以下に定義するとおりである:
    はC-C10-アルキル、C-C10-アルケニル、C-C10-アルキニル、C-C10-シクロアルキル、C-C10-シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、又は炭素を介してトリアゾロピリミジンに結合しており、そしてO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり、ここで、Rは部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜4個の同一若しくは異なる基Rで置換されていてもよく:
    はハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルキルカルボニル、C-C-シクロアルキル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルキルチオ、C-C-アルキルアミノ、ジ-C-C-アルキルアミノ、C-C-アルケニル、C-C-アルケニルオキシ、C-C-アルキニルオキシ、C-C-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり、ここで、これらの脂肪族、脂環族又は芳香族の基はそれら自身が部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜3個の基Rを有していてもよく:
    はハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル(ここで、これらの基中のアルキル基は1〜6個の炭素原子を含み、そしてこれらの基中の上記アルケニル又はアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含み、そして上記の基は部分的又は完全にハロゲン化されていてもよい);及び/又は下記の基:
    シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ(ここで、上記環式系は3〜10個の環員を含む);アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール-C-C-アルコキシ、アリール -C-C-アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ(ここで、上記アリール基は好ましくは6〜10個の環員を含み、そして上記ヘテロアリール基は5又は6個の環員を含み、ここで、上記環式系は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又はアルキル若しくはハロアルキル基で置換されていてもよい)の1〜3個
    であり;
    はハロゲン、シアノ、ニトロ又はC-C-アルコキシで置換されていてもよいC-C-アルキルであり;
    nは0又は1〜4の整数であり;
    Rはハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C10-アルケニル、C-C10-アルキニル、C-C-ハロアルキル、C-C10-ハロアルケニル、C-C-アルコキシ、C-C10-アルケニルオキシ、C-C10-アルキニルオキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニル、C-C-シクロアルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C10-アルケニルオキシカルボニル、C-C10-アルキニルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C-C-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C-C-)アルキルアミノカルボニル、C-C-アルコキシイミノアルキル、C-C10-アルケニルオキシイミノアルキル、C-C10-アルキニルオキシイミノアルキル、C-C-アルキルカルボニル、C-C10-アルケニルカルボニル、C-C10-アルキニルカルボニル、C-C-シクロアルキルカルボニル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含む5〜10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族ヘテロ環であり;
    XはSO-R、NR又はNR-(C=O)-Rであり;
    、Rは:水素、C-C-アルキル、C-C10-アルケニル、C-C10-アルキニル、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニルであり、ここで、上記の基は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又はシアノ、C-C-アルコキシイミノ、C-C-アルケニルオキシイミノ、C-C-アルキニルオキシイミノ若しくはC-C-アルコキシで置換されていてもよく;
    mは0又は1〜3の整数である。]
    のトリアゾロピリミジン。
  2. 式I’:
    Figure 2006515845
    [式中、インデックス及び置換基は以下に定義するとおりである:
    はC-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニルであり;ここで、Rは部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜4個の同一若しくは異なる基Rで置換されていてもよく:
    はハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-アルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルコキシイミノ、C-C-アルケニルオキシイミノ、C-C-アルキニルオキシイミノ、C-C-シクロアルキル、C-C-シクロアルケニルであり、ここで、これらの脂肪族又は脂環族の基はそれら自身が部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、又は1〜3個の基Rを有していてもよく:
    はハロゲン、シアノ、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルケニル、C-C-アルキニル、C-C-アルキルカルボニル、C-C-ハロアルキルカルボニル又はC-C-アルコキシであり;
    はハロゲンで置換されていてもよいC-C-アルキルであり;
    nは0〜2の整数であり;
    Rはフッ素、塩素、臭素、シアノ、C-C-アルキル、C-C-アルコキシであり;
    XはSO-R、SO-R又はNR-(C=O)-Rであり;
    、Rは:水素、C-C-アルキル、C-C-アルケニル又はC-C-シクロアルキルであり、ここで、上記の基は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよい。]
    のトリアゾロピリミジン。
  3. 式II:
    Figure 2006515845
    の5-アミノトリアゾールを式III:
    Figure 2006515845
    [式中、置換基R、X、R及びR並びにインデックスnは請求項1で定義したとおりである。]
    のジカルボニル化合物と反応させることを含む、請求項1又は2に記載の式Iの化合物の製造方法
  4. 請求項3で定義される式IIIのジカルボニル化合物。
  5. 固体又は液体担体及び請求項1に記載の式Iの化合物を含む、有害真菌の抑制に適する組成物。
  6. 有害真菌の抑制に適する組成物を製造するための、請求項1に記載の式Iの化合物の使用。
  7. 有害真菌又は真菌の攻撃に対して保護すべき材料、植物、土壌若しくは種子を請求項1に記載の式Iの化合物の有効量で処理することを含む、有害真菌の抑制方法。
JP2004560423A 2002-12-17 2003-12-16 殺真菌性トリアゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害真菌を抑制するためのそれらの使用、並びにそれらを含む組成物 Withdrawn JP2006515845A (ja)

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