JP2006526583A - 置換ピラゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害菌の防除のためのそれらの使用、並びにそれらを含む組成物 - Google Patents

置換ピラゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害菌の防除のためのそれらの使用、並びにそれらを含む組成物 Download PDF

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Abstract

Figure 2006526583

本発明は、式(I)の化合物に関し、式中、置換基は下記の定義を有する:Lはハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アミノ、NHR、NR、シアノ、S(=O)又はC(=O)Aであり、Rはアルキル又はアルキルカルボニルであり;Aは水素、ヒドロキシル、アルキル、アルキルアミノ又はジアルキルアミノであり;nは0、1又は2であり;Aはアルケニル、アルコキシ、ハロアルコキシ又はAで挙げた基の1個であり;mは0、1、2、3、4又は5であり;Rは、ルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルケニル、アルカジエニル、ハロアルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル又はシクロアルキニル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり;Rは水素又はRで挙げた基の1個であり;R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって5又は6員の環を形成してもよく、該環はO、N及びSからなる群からの原子が介在していてもよく、ここで、R及び/又はRは明細書に記載したように置換されていてもよく;Xはハロゲン、シアノ、OH、アルキル、アルコキシ又はハロアルコキシであり;Yは明細書に記載した5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環、又は基X又は基は明細書に記載した別の基あり;pは1又は2であり、p=2である場合には、Yは異なっていてもよく、Xが明細書に記載した基である場合にはpは0である。本発明はまた、該化合物を製造するための方法及び中間生成物、それらを含有する組成物、並びに植物病原性菌を防除するためのそれらの使用に関する。

Description

本発明は、式I:
Figure 2006526583
[式中、置換基は以下に定義するとおりである:
Lは、互いに独立して、ハロゲン、C-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルコキシ、アミノ、NHR、NR、シアノ、S(=O)又はC(=O)Aであり;
Rは、C-C-アルキル又はC-C-アルキルカルボニルであり;
は、水素、ヒドロキシル、C-C-アルキル、C-C-アルキルアミノ又はジ-(C-C-アルキル)アミノであり;
nは、0、1又は2であり;
は、C-C-アルケニル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ又はAで挙げた基の1個であり;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
は、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-シクロアルキル、C-C-ハロシクロアルキル、C-C-アルケニル、C-C10-アルカジエニル、C-C-ハロアルケニル、C-C-シクロアルケニル、C-C-アルキニル、C-C-ハロアルキニル又はC-C-シクロアルキニル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり;
は、水素又はRで挙げた基の1個であり;
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって5又は6員の環を形成してもよく、該環はO、N及びSからなる群からの原子が介在していてもよく、及び/又は該環はハロゲン、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル及びオキシ-C-C-アルケンオキシからなる群からの1個以上の置換基を有していてもよく、又は該環において、窒素原子及び隣接する炭素原子はC-C-アルキレン鎖により連結されていてもよく;
ここで、R及び/又はRは、1〜4個の同一又は異なる基Rで置換されていてもよく:
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルキルカルボニル、C-C-シクロアルキル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルキルチオ、C-C-アルキルアミノ、ジ-C-C-アルキルアミノ、C-C-アルケニル、C-C-アルケニルオキシ、C-Cアルキニルオキシ、C-C-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり(ここで、これらの脂肪族、脂環式又は芳香族の基は、それらとして、部分的又は完全にハロゲン化さていてもよく、又は1〜3個のRを有していてもよい);
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル(これらの基中のアルキル基は1〜6個の炭素原子を含有し、そしてこれらの基で挙げたアルケニル又はアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含有する);及び/又は下記の基の1〜3個:
シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ(これらの環式系は3〜10個の環員を含有する);アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール-C-C-アルコキシ、アリール-C-C-アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ(これらのアリール基は好ましくは6〜10個の環員を含有し、そしてこれらのヘテロアリール基は5又は6個の環員を含有する)であり、ここで、上記環式系は部分的に又は完全にハロゲン化されていてもよく、又はアルキル又はハロアルキル基で置換されていてもよく;
Xは、ハロゲン、シアノ、OH、C-C-アルキル、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシであり;
Yは、O、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環、又はXで挙げた基(これらの基は1〜4個の同一又は異なる基Rで置換されていてもよい)、ニトロ、アミノ、-CHO、-NHCO-NH-C1-C6-アルキル、-NHCO-O-C1-C6-アルキル、-CO-NH2の1個であり;
pは、1又は2であり、ここで、p=2である場合には、Yは異なっていてもよく;
基Xがシアノ、C-C-アルキル、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシである場合には、pは0である。]
の置換ピラゾロピリミジンに関する。
さらに、本発明は、これらの化合物を製造するための方法及び中間体、それらを含む組成物、並びに植物病原性有害菌の防除のためのそれらの使用に関する。
ピラゾロピリミジンは、US 4 567 263、WO 96/35690 及び US 5 817 663 から一般的に公知である。WO 02/48151 は、6-フェニルピラゾロピリミジンを開示しており、そのフェニル基は、1〜4個の基で置換されている。EP-A 71 792 は、7-アミノ-ピラゾロピリミジンを記載しており、これは2位及び/又は3位で置換されていてもよい。JP 2002-308878A 及び JP 2002-308879A は、2位で置換されたピラゾロピリミジンを開示している。刊行物に記載された化合物は、有害菌の防除用に公知である。
しかしながら、公知化合物の活性は多くの場合に不満足である。
本発明の課題は、改善された活性及び/又はより広域の活性スペクトルを有する化合物を提供することである。
この課題は、冒頭で定義した化合物により達成されることを我々は見出した。さらに、我々は、これらの化合物を製造するための方法及び中間体、それらを含む組成物、並びに化合物Iを用いる有害菌の防除方法を見出した。
本発明に係る化合物は、EP-A 71 792 から公知の化合物、WO 02/48151 に記載された化合物、並びに JP 2002-308878A 及び JP 2002-308879A から公知の化合物とは、それぞれ 7-アミノ基、ピラゾロピリミジン骨格の2位及び/又は3位の置換、ならびに 5-位の置換基が異なっている。
式Iの化合物は、有害菌に対して公知化合物よりも高い活性を有する。
本発明に係る化合物は、種々の経路で得ることができる。一般的に、置換アミノピラゾールII 及び 2-フェニルマロン酸エステルIII から、WO 02/48151 から公知の条件下で得ることができる。式III において、RはC-C-アルキル基、特にメチル又はエチルである。ピラゾールII の幾つかは市販されているか、又は一般的に公知の条件下で製造することができる。出発原料III の製造は、EP-A 10 02 788 から公知の条件下で有利に行うことができる。
Figure 2006526583
この方法で得られた 5,7-ジヒドロキシ-6-フェニルピラゾロピリミジンIV を、ハロゲン化剤 [HAL] と反応させて、式V の 7-ヒドロキシピラゾロピリミジンを得る。
Figure 2006526583
式IV 及び V において、基の定義は式Iのための定義に対応し、そして「Hal」はハロゲン原子、好ましくは臭素又は塩素である。
塩素化剤又は臭素化剤、例えばオキシ臭化リン、オキシ塩化リン、塩化チオニル又は塩化スルフリルが好ましい。反応は溶媒の不存在又は存在下で行うことができる。通常の反応温度は0〜150℃、又は好ましくは80〜125℃である。
式V の化合物は、式VI のアミンとの反応により、Xがハロゲンである式Iのピラゾロピリミジンを得る。それらは本発明の好ましい対象である。基Yを3位に有するピラゾロピリミジンが特に好ましい。
Figure 2006526583
V とアミンVI との反応は、0℃〜70℃、好ましくは 10℃〜35℃で有利に行われ、不活性溶媒、例えばエーテル、例えばジオキサン、ジエチルエーテル又は特にテトラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、及び芳香族炭化水素、例えばトルエンなどを存在させることが好ましい [WO 98/46608; WO 02/48151 参照]。
塩基、例えば3級アミン、例えばトリエチルアミン又は有機塩基、例えば炭酸カリウムを用いることが好ましく;過剰の式VIのアミンを塩基として役立てることも可能である。
基Yを3位に有する式Iの化合物は、5,7-ジヒドロキシピラゾロピリミジンVII から、ハロゲン化剤との反応により有利に得られる。この方法で得ることのできるトリハロピラゾロピリミジンVIII は、式Iの化合物を製造するための有用な中間体である。
Figure 2006526583
式VII 及び VIII において、基の定義は式Iのための定義に対応し、そして「Hal」はハロゲン原子、好ましくは臭素又は塩素である。ハロゲン化は化合物IV のハロゲン化と同様に行われる。
化合物VIII から、アミンVI と上記の条件下で縮合させることにより、化合物I.A を得ることが可能である。それらは本発明の特に好ましい対象である。化合物I.A もまた、他の化合物Iを製造するための有用な中間体である。
Figure 2006526583
式II の 5,7-ジヒドロキシピラゾロピリミジンは WO 02/48151 から公知である。式VI のアミンの幾つかは公知であるか、市販されているか、又は公知方法により製造することができる。
5位のXがシアノ、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシである化合物I(式I.B)は、式I.A の出発原料から、下記の経路により有利に製造することができる。
Figure 2006526583
化合物I(X=Hal)を化合物M-X’(式IX)と反応させて、化合物I.B を得る。導入すべき基X’の意味に応じて、化合物IX は無機シアン化物又はアルコキシドである。反応は不活性溶媒の存在下で有利に行われる。式IX において、カチオンMはあまり重要ではなく;実際上の理由では、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩が通常好ましい。反応温度は通常0〜120℃、好ましくは10〜40℃である [J. Heterocycl. Chem. 12 (1975), pp. 861-863 参照]。
好適な溶媒は、エーテル、例えばジオキサン、ジエチルエーテル及び好ましくはテトラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、及び芳香族炭化水素、例えばトルエンを包含する。
XがC-C-アルキル又はC-C-ハロアルキルである化合物I(式I.C)は、Xがハロゲンである式Iの化合物から、下記の経路により有利に製造することができる。
X”がC-C-アルキルである式I.C の化合物は、式IV.A の 5-ハロトリアゾロピリミジンを式X の有機金属試薬と結合させることにより得ることができる。この方法の一つの実施形態において、反応は遷移金属触媒作用、例えばNi又はPd触媒作用の下で行われる。
Figure 2006526583
式X において、X”はC-C-アルキル基であり、そしてM”は原子価yの金属イオン、例えばB、Zn又はSnなどである。この反応は、例えば次の方法と同様に行うことができる:J. Chem. Soc. Perkin Trans. I, 1187 (1994), ibid 1, 2345 (1996); WO 99/41255; Aust. J. Chem., 43 (1990), 733; J. Org. Chem., 43 (1978), 358; J. Chem. Soc. Chem. Commun. (1979), 866; Tetrahedron Lett., 34 (1993), 8267; ibid 33 (1992), 413。
XがC-C-アルキル又はC-C-ハロアルキルである式Iの化合物(式I.C)はまた、下記の合成経路によっても有利に製造することができる:
5-アルキル-7-ヒドロキシ-6-フェニルピラゾロピリミジンXII は、置換アミノピラゾール誘導体II 及びケトエステルXI から得られる。式XI において、RはC-C-アルキル基、特にメチル又はエチルであり、そしてX”はC-C-アルキルである。X”=CHである容易に得られる 2-フェニルアセト酢酸エステルIa を用いて、5-メチル-7-ヒドロキシ-6-フェニルピラゾロピリミジンが得られる [Chem. Pharm. Bull., 9 (1961), 801 参照]。出発化合物XI は、EP-A 10 02 788 から公知の条件下で有利に製造される。
Figure 2006526583
この方法で得られた 5-アルキル-7-ヒドロキシ-6-フェニルピラゾロピリミジンXII を、化合物IV と同様にハロゲン化剤 [Hal] と反応させて、式XIII の 7-ハロピラゾロピリミジンを得る。
Figure 2006526583
XIII とアミン VI との反応は、化合物V 及び VI の反応と同様に行われる。
別法として、式I.C の化合物は、化合物I.A 及び式XIV のマロン酸エステルから製造することもできる。式XIV において、X”’は水素又はC-C-アルキルであり、そしてRはC-C-アルキルである。これらの化合物を式XV の化合物に変換し、そして脱炭酸して式I.C の化合物を得る [US 5 994 360 参照]。
Figure 2006526583
マロン酸エステルXIV は文献 [J. Am. Chem. Soc. 64 (1942), 2714; J. Org. Chem. 39 (1974), 2172; Helv. Chim. Acta 61 (1978), 1565] から公知であるか、又はそれらはこの引用文献に従って製造することができる。
エステルXV の後続の加水分解は一般的に慣用の条件下で行われ;異なる構造要素に応じて、化合物XV のアルカリ又は酸加水分解が有利なことがある。I.C への部分的又は完全な脱炭酸反応は、エステル加水分解の条件下でも行うことができる。
Figure 2006526583
通常、脱炭酸反応は、不活性溶媒中で、場合により酸の存在下で、20℃〜180℃、好ましくは 50℃〜120℃の温度で行われる。
XがCN又はC-C-アルコキシである式Iの化合物(式I.D)は、下記の経路により得ることができる:
選択的加水分解により、式V の 5,7-ジハロピラゾロピリミジンを、Chem. Pharm. Bull. 1961, 9801 (トリアゾロピリミジン) 又は J. Agric. Food Chem. 41, 12, 1993, 2411 (ピリミジン) と同様にして、又は Khim. Geterotsikl. Soedin, RU, 21, 3, 1985, 378 (ピリミジン) に従い、ジオキサン中の 10%濃度の HCl を用いる酸触媒作用により、式Va の 5-ハロ-7-ヒドロキシピラゾロピリミジンに変換する。
Figure 2006526583
この方法で得られた 5-ハロ-7-ヒドロキシピラゾロピリミジンVa を、式IX の有機金属試薬を用いて、化合物XIIa
Figure 2006526583
(式中、X’はCN又はC-C-アルコキシである)に変換し、続いてXIIa をハロゲン化して、式XIIIa の化合物
Figure 2006526583
を得て、そしてXIIIa を式VI のアミンと反応させて、式I.A の化合物の製造と同様にして、式I.D の化合物を得る。
Figure 2006526583
好適な酸は、塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸である。好適な溶媒は、水、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン及び石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o-、m-及び p-キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン、ニトリル、例えばアセトニトリル及びプロピオニトリル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及び tert-ブチルメチルケトン、アルコール、例えばメタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール及び tert-ブタノール、そしてまたジメチルスルホキシド、ジチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり;反応を塩酸又は酢酸中で行うことが特に好ましい。上記溶媒の混合物を用いることも可能である。
反応混合物を慣用方法で、例えば水と混合し、相を分離し、そして場合により粗生成物をクロマトグラフィーで精製することにより仕上げ処理する。中間体及び目的生成物の幾つかは、無色又は僅かに褐色を帯びた粘稠油状物として得られ、これらは減圧下及び適度に高められた温度で精製するか又は揮発性成分を除去することができる。中間体及び目的生成物が固体として得られた場合には、精製は再結晶又は温浸により行うこともできる。
個々の化合物Iが上記経路により得られない場合には、それらは他の化合物Iの誘導体化により製造することができる。
合成により異性体の混合物が生成した場合には、分離は必ずしも必要でない。なぜならば、若干の場合に、個々の異性体は、使用のための仕上げ処理中又は施用中に(例えば光、酸又は塩基の作用により)、相互変換できるからである。このような変換は使用後に、例えば植物の処理中、処理された植物中又は防除すべき有害菌中で起こるこもある。
上記の式で与えた記号の定義において、下記の置換基を一般的に代表する集合語を用いた:
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素及びヨウ素;
アルキル:1〜4、6、8又は10個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基、例えばC-C-アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル 1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル及び 1-エチル-2-メチルプロピル;
ハロアルキル:1〜2、4又は6個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基(上記のとおり)であって、これらの基中の幾つか又は全ての水素原子が上記のようにハロゲン原子で置換されていてもよいもの;特にC-C-ハロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル又は 1,1,1-トリフルオロプロパ-2-イル;
アルケニル:2〜4、6、8又は10個の炭素原子及び任意の位置に1又は2個の二重結合を有する直鎖状又は分枝状の不飽和脂肪族炭化水素基、例えばC-C-アルケニル、例えばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニル及び 1-エチル-2-メチル-2-プロペニル;
ハロアルケニル:2〜10個の炭素原子及び任意の位置に1又は2個の二重結合を有する直鎖状又は分枝状の不飽和脂肪族炭化水素基(上記のとおり)であって、これらの基中の幾つか又は全ての水素原子が上記のようにハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素で置換されていてもよいもの;
アルキニル:2〜4、6、8又は10個の炭素原子及び任意の位置に1又は2個の三重結合を有する直鎖状又は分枝状の不飽和脂肪族炭化水素基、例えばC-C-アルキニル、例えばエチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ビチニル、2-ビチニル、3-ビチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ビチニル、1-メチル-3-ビチニル、2-メチル-3-ビチニル、3-メチル-1-ビチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ビチニル、1,1-ジメチル-3-ビチニル、1,2-ジメチル-3-ビチニル、2,2-ジメチル-3-ビチニル、3,3-ジメチル-1-ビチニル、1-エチル-2-ビチニル、1-エチル-3-ビチニル、2-エチル-3-ブチニル及び 1-エチル-1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル:3〜6又は8個の炭素環員を有する単環式又は二環式の飽和脂肪族炭化水素基、例えばC-C-シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチル;
O、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環:
− 1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸素又は硫黄原子又は1又は2個の酸素及び/又は硫黄原子を含有する5又は6員の部分不飽和ヘテロシクリル、例えば 3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-イル及び 2,5-ジヒドロピロール-1-イル;
− 1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸素又は硫黄原子又は1又は2個の酸素及び/又は硫黄原子を含有する5又は6員の飽和ヘテロシクリル、例えば 2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、2-ピロリジニル、3-ピロリジニル、3-イソキサゾリジニル、4-イソキサゾリジニル、5-イソキサゾリジニル、3-イソチアゾリジニル、4-イソチアゾリジニル、5-イソチアゾリジニル、3-ピラゾリジニル、4-ピラゾリジニル、5-ピラゾリジニル、2-オキサゾリジニル、4-オキサゾリジニル、5-オキサゾリジニル、2-チアゾリジニル、4-チアゾリジニル、5-チアゾリジニル、2-イミダゾリジニル、4-イミダゾリジニル、2-ピロリジン-2-イル、2-ピロリジン-3-イル、3-ピロリジン-2-イル、3-ピロリジン-3-イル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、1,3-ジオキサン-5-イル、2-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-ヘキサヒドロピリダジニル、4-ヘキサヒドロピリダジニル、2-ヘキサヒドロピリミジニル、4-ヘキサヒドロピリミジニル、5-ヘキサヒドロピリミジニル及び 2-ピペラジニル;
− 1〜4個の窒素原子又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄又は酸素原子を含有する5員のヘテロアリール:炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄又は酸素原子を環員として含有していてもよい5員のヘテロアリール、例えば2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル及び 1,3,4-トリアゾール-2-イル;
− 1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含有する6員のヘテロアリール:炭素原子に加えて、1〜3個又は1〜4個の窒素原子を環員として含有していてもよい6員のヘテロアリール基、例えば 2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル及び 2-ピラジニル。
アルキレン:3〜5個のCH基を有する2価の非分枝状鎖、例えばCH、CHCH、CHCHCH、CHCHCHCH及びCHCHCHCHCH
オキシアルキレン:2〜4個のCH基を有する2価の非分枝状鎖であって、一方の原子価が酸素原子を介して骨格に結合しているもの、例えばOCHCH、OCHCHCH及びOCHCHCHCH
オキシアルキレンオキシ:1〜3個のCH基を有する2価の非分枝状鎖であって、両方の原子価が酸素原子を介して骨格に結合しているもの、例えばOCHO、OCHCHO及びOCHCHCHO。
本発明の範囲は、キラル中心を有する式Iの化合物の (R)-及び (S)-異性体並びにラセミ体を包含する。
基について中間体の特に好ましい実施形態は、式Iの基L、R、R、X及びYのものに対応する。
式Iのピラゾロピリミジンの意図した使用を目的として、置換基が何れの場合にも、それら自身で又は組み合わせとして、下記の意味を有するものが特に好ましい:
がC-C-アルキル、C-C-アルケニル又はC-C-ハロアルキルである化合物Iが好ましい。
がα炭素原子において分枝しているアルケニル又はアルキニル基である化合物Iが特に好ましい。これらの場合、基Rは、基A:
Figure 2006526583
に対応し、式中、#は窒素原子との結合点であり、そして
11は、C-C-アルキル又はC-C-ハロアルキルであり;
12は、水素、C-C-アルキル又はC-C-ハロアルキルであり;
13は、C-C10-アルケニル又はC-C-アルキニルであり、ここで、R13は、非置換であってよく、又は部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、及び/又は1〜3個の基Rを有していてもよい。
同様に、Rが、O、N及びSからなる群からの1又は2個のヘテロ原子を含有し、そして1又は2個のアルキル又はハロアルキル基で置換されていてもよい5又は6員の飽和又は芳香族のヘテロ環である化合物Iが好ましい。
が、基B:
Figure 2006526583
である化合物Iが好ましく、式中、
は、水素、フッ素又はC-C-フルオロアルキルであり、
は、水素又はフッ素であり、又はZ及びZは、一緒になって二重結合を形成し;
qは、0又は1であり;そして
は、水素又はメチルである。
さらに、Rが、C-C-アルキルで置換されていてもよいC-C-シクロアルキルである化合物Iが好ましい。
が水素である化合物Iが特に好ましい。
同様に、Rがメチル又はエチルである化合物Iが好ましい。
及び/又はRがキラル中心を有するハロアルキル又はハロアルケニル基を含む場合には、これらの基にとって (S)-異性体が好ましい。R又はRにキラル中心を有するハロゲン不含のアルキル又はアルケニル基の場合には、(R)-配置の異性体が好ましい。
さらに、R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって6又は7員環を形成し、該環がO、N及びSからなる群からの原子が介在していてもよく、及び/又はハロゲン、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル及びオキシ-C-C-アルキレンオキシからなる群からの1個以上の置換基を有していてもよく、又は該環において、2個の隣接する環員がC-C-アルキレン鎖により連結されていてもよい化合物Iが好ましい。
及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になってピペリジニル、モルホリニル又はチオモルホリニル環、特にピペリジニル環を形成し、該環が非置換であるか、又は1〜3個のハロゲン、C-C-アルキル又はC-C-ハロアルキル基、特に 4-メチルで置換されている化合物Iが特に好ましい。
本発明のもう一つの好ましい対象は、R又はRが、それらが結合している窒素原子と一緒になってピラゾール環を形成し、該環が非置換であるか、又は1又は2個のハロゲン、C-C-アルキル又はC-C-ハロアルキル基、特に 3,5-ジメチル又は 3,5-ジ(トリフルオロメチル) で置換されている化合物Iである。
少なくとも1個の基Lがトリアゾロピリミジン骨格との結合点に対してオルト位にある化合物I、特にnが1、2又は3の値を有する化合物が好ましい。
がハロゲン、メチル、エチル、C-ハロアルキル、メトキシ又は-C(=O)Aであり、ここで、Aが水素、ヒドロキシル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-アルキルアミノ又はジ-C-C-アルキルアミノである化合物Iが好ましい。
さらに、Lで置換されたフェニル基が、基C
Figure 2006526583
である化合物Iが特に好ましく、式中、#は、トリアゾロピリミジン骨格との結合点であり、そして
は、フッ素、塩素、CH又はCFであり;
、Lは、互いに独立して水素又はフッ素であり;
は、水素、フッ素、塩素、シアノ、CH、OCH又はCOOCHであり;そして
は、水素、フッ素又はCHである。
Xがハロゲン、CN、OH、C-C-アルキル又はC-C-アルコキシである化合物Iが好ましい。
さらに、Xがハロゲン、CN又はC-C-アルキルである化合物Iが好ましい。
Xがハロゲン又はC-C-アルキル、例えば塩素又はメチル、特にハロゲン、例えば塩素である化合物Iが特に好ましい。
加えて、Yが、ハロゲン、特にフッ素若しくは塩素、又はアルキル、特にメチルである化合物Iが好ましい。本発明の特に好ましい実施形態において、基Xは塩素原子であり,そして基Yはフッ素、塩素又はメチルである。
さらに、インデックスp=1である化合物Iが好ましい。
加えて、基Yがピリミジン骨格の3位にある化合物Iが好ましい(式I.1):
Figure 2006526583
本発明の別の好ましい実施形態において、基Yはピリミジン骨格の2位にある(式I.2):
Figure 2006526583
式I.A の化合物は本発明の特に好ましい対象である:
Figure 2006526583
特にそれらの使用を目的として、以下の表にまとめて示す化合物Iが好ましい。さらに、これらの表中で置換基のために挙げる基は、それら自身で、それらが挙げられている組み合わせとは独立して、問題の置換基の特に好ましい実施形態である。
表1
X及びYが塩素であり、Lが 2-フルオロ-6-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表2
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表3
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジクロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表4
X及びYが塩素であり、Lが 2-フルオロ-6-メチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表5
X及びYが塩素であり、Lが 2,4,6-トリフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表6
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジフルオロで-4-メトキシあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表7
X及びYが塩素であり、Lが ペンタジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表8
X及びYが塩素であり、Lが 2-メチル-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表9
X及びYが塩素であり、Lが 2-トリフルオロメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表10
X及びYが塩素であり、Lが 2-メトキシ-6-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表11
X及びYが塩素であり、Lが 2-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表12
X及びYが塩素であり、Lが 2-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表13
X及びYが塩素であり、Lが 2,4-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表14
X及びYが塩素であり、Lが 2-フルオロ-4-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表15
X及びYが塩素であり、Lが 2-クロロ-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表16
X及びYが塩素であり、Lが 2,3-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表17
X及びYが塩素であり、Lが 2,5-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表18
X及びYが塩素であり、Lが 2,3,4-トリフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表19
X及びYが塩素であり、Lが 2-メチルあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表20
X及びYが塩素であり、Lが 2,4-ジメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表21
X及びYが塩素であり、Lが 2-メチル-4-クロロあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表22
X及びYが塩素であり、Lが 2-フルオロ-4-メチルあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表23
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表24
X及びYが塩素であり、Lが 2,4,6-トリメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表25
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-シアノであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表26
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-メチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表27
X及びYが塩素であり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-メトキシカルボニルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表28
X及びYが塩素であり、Lが 2-トリフルオロメチル-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表29
X及びYが塩素であり、Lが 2-トリフルオロメチル-5-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表30
X及びYが塩素であり、Lが 2-トリフルオロメチル-5-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.1 の化合物
表31
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-トリフルオロメチル-6-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表32
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表33
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジクロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表34
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-フルオロ-6-メチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表35
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,4,6-トリフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表36
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジフルオロで-4-メトキシあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表37
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが ペンタジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表38
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-メチル-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表39
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-トリフルオロメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表40
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-メトキシ-6-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表41
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表42
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表43
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,4-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表44
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-フルオロ-4-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表45
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-クロロ-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表46
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,3-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表47
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,5-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表48
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,3,4-トリフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表49
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-メチルあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表50
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,4-ジメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表51
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-メチル-4-クロロあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表52
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-フルオロ-4-メチルあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表53
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表54
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,4,6-トリメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表55
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-シアノであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表56
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-メチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表57
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-メトキシカルボニルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表58
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-トリフルオロメチル-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表59
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-トリフルオロメチル-5-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表60
Xが塩素であり、Yがメチルであり、Lが 2-トリフルオロメチル-5-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.2 の化合物
表61
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-フルオロ-6-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表62
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表63
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジクロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表64
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-フルオロ-6-メチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表65
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,4,6-トリフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表66
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジフルオロで-4-メトキシあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表67
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが ペンタジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表68
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-メチル-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表69
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-トリフルオロメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表70
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-メトキシ-6-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表71
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表72
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表73
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,4-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表74
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-フルオロ-4-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表75
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-クロロ-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表76
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,3-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表77
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,5-ジフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表78
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,3,4-トリフルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表79
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-メチルあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表80
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,4-ジメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表81
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-メチル-4-クロロあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表82
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-フルオロ-4-メチルあり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表83
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表84
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,4,6-トリメチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表85
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-シアノであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表86
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-メチルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表87
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2,6-ジフルオロ-4-メトキシカルボニルであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表88
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-トリフルオロメチル-4-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表89
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-トリフルオロメチル-5-フルオロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
表90
Xがメチルであり、Yが水素であり、Lが 2-トリフルオロメチル-5-クロロであり、そしてR及びRの組み合わせが各化合物に対して表Aの一つの列に対応する式I.3 の化合物
Figure 2006526583
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化合物Iは殺菌剤として適している。それらは広いスペクトルの植物病原菌、特に子嚢菌 (Acomycetes)、不完全菌類 (Deuteromycetes)、卵菌類 (Oomycetes) 及び担子菌類 (Basidiomycetes) のクラスからの病原菌に対する顕著な有効性によって区別される。幾つかは系統的に有効であり、それらは葉面及び土壌殺菌剤として植物保護に用いることができる。
それらは、種々の栽培農作物、特にコムギ、ライムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ、牧草、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果物及び観賞植物、及び野菜、例えばキュウリ、マメ、トマト、ジャガイモ及びウリ、並びにこれらの植物の種子における数多くの菌を防除する上で特に重要である。
それらは、下記の植物病の防除に特に適している:
・果物及び野菜におけるアルテルナリア属(Alternaria)の種
・穀草類、イネ及び芝生におけるビプダリス属(Bipdaris)及びドレクスレラ属(Drechslera)の種
・穀草類におけるアルテルナリア属(Alternaria)の種
・イチゴ、野菜、観賞植物及びブドウのつるにおけるビプダリス属(Bipdaris)及びドレクスレラ属(Drechslera)の種
・キュウリにおけるブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(うどん粉病)
・種々の植物におけるボトリティス・シネラ(Botrytis cinerea)(灰色カビ病)
・穀草類におけるエリシフェ・シコラセアルム(Erysiphe cichoracearum)及びスフェロテカ・フリギナ(Sphaerotheca fuliginea)
・穀草類、バナナ及びラッカセイにおけるフザリウム属(Fusarium)及びベルチシリウム属(Verticillium)の種
・ジャガイモ及びトマトにおけるヘルミントスポリウム属(Helminthosporium)の種
・ブドウのつるにおけるマイコスフェレラ属(Mycosphaerella)の種
・リンゴにおけるポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)
・コムギ及びオオムギにおけるシュードセルコスポレラ属(Pseudocercosporella)の種
・ホップ及びキュウリにおけるシュードペロノスポラ属(Pseudoperonospora)の種
・穀草類におけるプクシニア属(Puccinia)の種
・イネにおけるピリクラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)
・ワタ、イネ及び芝生におけるリゾクトニア属(Rhizoctonia)の種
・コムギにおけるセプトリア・トリティキ(Septoria tritici)及びスタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)
・ブドウのつるにおけるウンシヌラ属(Uncinula)の種
・穀草類及びサトウキビにおけるウスチラゴ属(Ustilago)の種、並びに
・リンゴ及びナシにおけるベントリア属(Venturia)の種。
化合物Iはまた、材料(例えば羊毛、紙、塗料分散液、繊維又は織物)の保護及び貯蔵製品の保護において、有害菌、例えばペシロマイセス・バリオティ(Paecilomyces varioti)を防除するためにも適している。
化合物Iは、菌又は菌の攻撃から保護すべき植物、種子、材料若しくは土壌を、殺菌有効量の活性化合物で処理することにより用いられる。施用は、菌による材料、植物又は種子が菌に感染する前及び後の両方で行うことができる。
殺菌組成物は、一般的に重量基準で 0.1〜95重量%、好ましくは 0.5〜90重量%の活性化合物を含む。
植物保護の用いる場合、施用量は、所望の効果の種類に応じて、1ヘクタール当たり 0.01〜2.0 kg の活性化合物である。
種子処理においては、種子1kg 当たり 0.001〜0.1g、好ましくは 0.01〜0.05gの活性化合物の量が一般的に必要である。
材料又は貯蔵製品の保護に用いる場合、活性化合物の使用量は、施用分野及び所望の効果の種類に依存する。
材料の保護に通常施用される量は、例えば、1立方メートルの被処理材料当たり 0.001〜2kg、好ましくは 0.005〜1kg の活性化合物である。
化合物Iは、慣用の製剤、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、ダスト、粉末、ペースト及び顆粒に変換することができる。施用形態は特定の目的に依存し;何れの場合にも本発明に係る化合物の微細かつ一様な分布を確保すべきである。
製剤は公知の方法で、例えば、所望により乳化剤及び分散剤を用いて、活性化を溶媒及び/又は担体で増量することにより製造される。好適である溶媒/助剤は、本質的に下記のものである:
水、芳香族溶媒(例えば Solvesso 製品、キシレン)、パラフィン(例えば鉱油留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン、ガンマ-ブチロラクトン)、ピロリドン(NMP、NOP)、アセテート(例えばグリコールジアセテート)、グリコール、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸及び脂肪酸エステル。原則として、溶媒混合物も使用することができる。
担体、例えば粉砕天然鉱物(例えばカオリン、クレー、タルク、白亜)及び粉砕合成鉱物(例えば高度分散シリカ、シリケート);乳化剤、例えば非イオン及びアニオン乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホン酸塩及びアリールスルホン酸塩)、及び分散剤、例えばリグノ亜硫酸塩廃液及びメチルセルロース。
好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル流酸塩、アルキルスルホン酸塩、脂肪アルコール硫酸塩、脂肪酸及び硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル、さらにスルホン酸化ナフタレン及びナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコールと脂肪アルコール/エチレンオキシドとの縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル。リグノ亜流酸塩廃液及びメチルセルロースである。
直接噴霧できる溶液、エマルジョン、ペースト又は油性分散液の製造に適するものは、中〜高沸点の鉱油留分、例えばケロシン又はジーゼル油、さらにコールタール油、及び植物又は動物起源の油、脂肪族、環式及び芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン又はそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン及び水である。
展着及び散布用生成物である粉末は、活性物質を固体担体と混合するか又は同時粉砕することにより製造することができる。
顆粒、例えば被覆顆粒、含浸顆粒及び均質顆粒は、活性化合物を固体支持体に結合させることにより製造することができる。固体担体の例は、鉱物土、例えばシリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレー、石灰石、石灰、白亜、黄土、クレー、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕合成鉱物、肥料、例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素など、植物起源の生成物、例えば穀類ミール、樹皮ミール、木材ミール及び堅果殻ミール、セルロース粉末及び他の固体担体である。
一般的に、製剤は 0.01〜95重量%、好ましくは 0.1〜90重量%のかせ化合物を含む。活性化合物は 90%〜100%、好ましくは 95%〜100%の純度(NMR スペクトルによる)で用いられる。
下記は製剤の例である:1.水で希釈するための生成物
A 水溶性濃縮物(SL)
本発明に係る化合物 10 重量部を水又は水溶性溶媒に溶解する。別法として、湿潤剤又の助剤を加える。活性化合物は水で希釈すると、溶解する。
B 分散性濃縮物(DC)
本発明に係る化合物 20 重量部を、分散剤、例えばポリビニルピロリドンを加えて、シクロヘキサノンに溶解する。水で希釈すると、分散液を得る。
C 乳化性濃縮物(EC)
本発明に係る化合物 15 重量部を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(何れの場合も5%)を加えて、キシレンに溶解する。水で希釈すると、エマルジョンを得る。
D エマルジョン(EW、EO)
本発明に係る化合物 40 重量部を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(何れの場合も5%)を加えて、キシレンに溶解する。この混合物を乳化機により水中に導入し、均質エマルジョンにする。水で希釈すると、エマルジョンを得る。
E 懸濁液(SC、OD)
攪拌式ボールミル中で、本発明に係る化合物 20 重量部を、分散剤、湿潤剤及び水又は有機溶媒を加えて粉砕し、微細活性化合物懸濁液を得る。水で希釈すると、活性化合物の安定な懸濁液を得る。
F 水分散性顆粒及び水溶性顆粒(WG、SG)
本発明に係る化合物 50 重量部を、分散剤及び湿潤剤を加えて微細に粉砕し、工業装置(例えば押出機、噴霧塔、流動床)により水分散性又は水溶性顆粒にする。水で希釈すると、活性化合物の安定な分散液又は溶液を得る。
G 水分散性粉末及び水溶性粉末(WP、SP)
本発明に係る化合物 75 重量部を、ローター-スターターミル中で分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを加えて粉砕する。水で希釈すると、活性化合物の安定な分散液又は溶液を得る。
希釈しないで施用する生成物
H 散布用粉末(DP)
本発明に係る化合物5重量部を微細に粉砕し、微粉化カオリン 95%とよく混合する。これは散布用生成物を得る。
I 顆粒(GR、FG、GG、MG)
本発明に係る化合物 0.5 重量部を微細に粉砕し、担体 95.5%と合併させる。現行の方法は押出し、噴霧乾燥又は流動床である。これは希釈しないで施用する顆粒を得る。
J ULV溶液(UL)
本発明に係る化合物 10 重量部を、有機溶媒、例えばキシレンに溶解する。これは希釈しないで施用する生成物を得る。
活性化合物はそのままで、それらの製剤の形態又はそれらから製造した使用形態で、例えば直接噴霧用の溶液、粉末、懸濁液若しくは分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、散布用生成物、展着用材料、又は顆粒の形態で、噴霧、霧吹き、散布、展着又は注入によって用いることができる。使用形態は全く意図する目的に依存し、この意図は何れの場合にも、本発明に係る化合物のできるだけ微細な分布を確保することである。
水性使用形態は、エマルジョン濃縮物、ペースト又は湿潤性粉末(噴霧用の粉末、油性分散液)から水を加えて製造することができる。エマルジョン、ペースト又は油性分散液を製造するために、そのままの又は油若しくは溶媒に溶解した物質を、湿潤剤、粘着剤、分散剤又は乳化剤により、水中に均質化することができる。別法として、活性化合物、湿潤剤、粘着剤、分散剤又は乳化剤、及び場合により溶媒又は油からなる濃縮物を製造することが可能である。
すぐに使える調製物中の活性化合物濃度は、比較的に広い範囲内で変化することができる。一般的に、濃度は 0.0001〜10%、好ましくは0.01〜1%である。
活性化合物はまた、95重量%を超える活性化合物を含む製剤の施用を、又は添加物なしの活性化合物の施用さえも可能にする超低量法(ULV)で成功裏に用いることもできる。
各種の油、湿潤剤、助剤、除草剤、殺菌剤、他の農薬又は殺菌剤を、活性化合物に、場合により使用直前になってから加えることもできる(タンクミックス)。これらの物質は、本発明に係る物質と 1:10〜10:1 の重量比で混合することができる。
殺菌剤の使用形態にある本発明に係る化合物は、他の活性化合物、例えば除草剤、殺虫剤、成長調節剤、殺菌剤又はそのほかに肥料と一緒に存在することができる。化合物I又は殺菌剤としての施用形態でそれらを含む組成物を他の殺菌剤と混合すると、多くの場合、得られる活性の殺菌スペクトルの拡大をもたらす。
本発明に係る化合物と一緒に使用できる下記の殺菌剤のリストは、可能な組み合わせの説明を意図するものであって、そられに限定されるものではない:
・アシルアラニン、例えばベナラキシル、メタラキシル、オフレース又はオキサジキシル、
・アミン誘導体、例えばアルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミン又はトリデモルフ、
・アニリノピリミジン、例えばピリメタニル、メパニピリム又はシプロジニル、
・抗生物質、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、なたマイシン、ポリオキシン又はストレプトマイシン、
・アゾール、例えばビテルノール、ブロモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェンコナゾール、ジニトロコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メトコナゾール、マイクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリフルミゾール又はトリチコナゾール、
・ジカルボキシミド、例えばイプロジン、マイクロゾリン、プロシミドン又はビンクロゾリン、
・ジチオカルバメート、例えばフェルバム、ナバム、メネブ、メンコゼブ、メタム、メチラム、プロピネブ、ポリカルバメート、チラム、ジラム又はジネブ、
・ヘテロ環式化合物、例えばアニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンダジム、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメト、ジチアノン、ファモキサドン、メプロニル、ヌアリモール、プロベナゾール、プロキナジド、ピリフェノクス、ピロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チフルザミド、チオフェネート-メチル、チアジニル、トリシクラゾール又はトリフォリン、
・銅殺菌剤、例えばボルドー混合物、酢酸銅、オキシ塩化銅又は塩基性硫酸銅、
・ニトロフェニル誘導体、例えばビナパクリル、ジノカプ、ジノブトン又は二とロフタル-イソプロピル、
・フェニルピロール、例えばフェンピクロニル又はフルジオキソニル、
・硫黄、
・他の殺菌剤、例えばアシベンゾラー-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ダゾメト、ジクロメジン、ジクロシメト、ジエトフェンカルブ、エジフェンフォス、エタボキサム、フェンヘキサミド、酢酸フェンチン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、フォセチル、フォセチル-アルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシキュロン、プロパモカルブ、フタリド、トルクロフォス-メチル、キントゼン又はゾキサミド、
・ストロビルリン、例えばアゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレゾキシム-メチル、メトミノストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン又はトリフロキシストロビン、
・スルフェン酸誘導体、例えばカプタフォル、カプタン、ジクロフラニド、フォルペト又はトリルフルアニド、
・シンンミド及び類似化合物、例えばジメトモルフ、フルメトベル又はフルモルフ。
合成例
以下の合成例に記載する手順を用いて、出発化合物の適切な変更により、さらなる化合物を製造した。こうして得られた化合物を、物理データとともに下記の表に示す。
実施例1: 2-メチル-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5,7-ジオール [I-1]
2-(2,4,6-トリフルオロフェニル)マロン酸ジエチル3g(10.3 mmol)、3-アミノ-5-メチルピラゾール1g(10.3 mmol)及びトリブチルアミン 2.11g(11.4 mmol)の混合物を、140℃で5時間攪拌し、生成したエタノールを蒸留により除去した。20〜25℃に冷却した後、約 10%濃度の NaOH 溶液を加えた。この混合物をメチル tert-ブチルエーテル(MTBE)で抽出し、水相を希 HCl 溶液で酸性化した。生成した沈殿結晶を濾別し、乾燥した。これは融点 304℃の表題の化合物3gを得た。
実施例2: 3,5,7-トリクロロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン [II-1]
6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5,7-ジオール(WO 02/48151 参照)3.0g(10.7 mmol)、五塩化リン2.22g(10.7 mmol)及び塩化ベンジルトリエチルアンモニウム 9.72g(42.6 mmol)を、塩化ホスホリル 40 ml 及びアセトニトリル 35 ml の溶液中で 20時間還流した。冷却した後、揮発性成分を反応混合物から除去し、残渣をジクロロメタンに吸収させた。この溶液を氷水中に注ぎ、炭酸ナトリウム溶液で中和した。相を分離した後、有機相を水洗して乾燥し、溶媒を除去した。残渣は、シリカゲル上でのクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル混合物)の後、融点 128 ℃の表題の化合物 0.5gを得た。
実施例3: 3,5-ジクロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン [III-1]
ジクロロメタン1ml 中の 3,5,7-トリクロロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ [1,5-a]ピリミジン(実施例2)0.1g(0.284 mmol)、4-メチルピペリジン 0.03g(0.284 mmol)及びトリエチルアミン 0.03gの溶液を、20〜25℃で4時間攪拌した。水を加え、相を分離し、次いで有機相を希 HCl 溶液及び水で洗浄して乾燥し、溶媒を除去した。残渣から融点 138℃の表題の化合物 0.102gを得た。
実施例4: 5-メチル-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン
工程a: 5-メチル-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール
Figure 2006526583
3-オキソ-2-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ブタン酸メチル2g(0.0081 mol)、3-アミノピラゾール 0.68g(0.0081 mol)及びトリブチルアミン 1.66g(0.0089 mol)の混合物を、160℃で4時間攪拌し、生成したメタノールを蒸留除去した。冷却した後、10%濃度の水酸化ナトリウム溶液を加えた。この混合物をメチル tert-ブチルエーテルで抽出し、水相を希塩酸溶液で酸性化した。水相から沈殿した結晶を濾別し、乾燥した。これは異性体混合物 1.9gを得て、その 15%は表題の化合物からなり、その 85%は 7-メチル-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オールからなっていた。この異性体混合物を、さらに精製することなく反応させた。
工程b: 7-クロロ-5-メチル-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン
Figure 2006526583
上記で得られた異性体混合物 2.8g(0.01 mol)を、オキシ塩化リン 10 ml 中で還流下に6時間加熱した。冷却した後、反応混合物を氷水中に注意深く注ぎ、炭酸ナトリウム溶液を用いて pH 7〜8に調節し、酢酸エチルで2回抽出し、一緒にした有機相を乾燥した。濃縮は異性体混合物 2.6gを得て、その約 15%は表題の化合物からなっていた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル混合物)は、約 80%の表題の化合物を含有する異性体混合物 400 mg を得た。
工程c: 5-メチル-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン
Figure 2006526583
上記で得られた異性体混合物 0.4g(0.0013 mol)及び 4-メチルピペリジン 0.25g(0.0025 mol)を、40℃で4時間、そして室温で 12 時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルに吸収させ、5%濃度の塩酸で2回、次いで水で洗浄し、乾燥して濃縮した。残渣をクロマトグラフィーで処理し、約 80%の表題の化合物を含有する異性体混合物 0.176gを得た。
Figure 2006526583
Figure 2006526583
Figure 2006526583
Figure 2006526583
有害菌に対する作用の例
式Iの化合物の殺菌作用を下記の実験により実証した:
活性化合物を別個に、アセトン又は DMSO 中の 0.25重量%の活性化合物のストック溶液として調製した。この溶液に、1重量%の乳化剤 Uniperol(登録商標)EL(エトキシル化アルキルフェノールに基づく乳化及び分散作用を有する湿潤剤)を加え、この溶液を水で所望の濃度に希釈した。
使用例1 − ボトリティス・シネラ(Botrytis cinerea)に起因するトウガラシの葉における灰色カビ病に対する活性、予防的施用
品種 “Neusiedler Ideal Elite” のトウガラシの苗に、4〜5枚の葉が完全に成長した後、以下に述べる活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日に、処理した植物に、2%濃度のバイオモルト水溶液中の 1.7×106 胞子/ml を含むボトリティス・シネラの胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を 22〜24℃及び高い大気湿度の気候順応室に入れた。5日後に、葉における菌感染の程度を肉眼で%として決定することができた。
この試験において、表IIIの活性化合物III-1 又は III-6 の 250 ppm による処理は、最高で7%の感染を示したのに対し、未処理の植物は 90%が感染した。
使用例2 − スフェロテカ・フリギナ(Sphaerotheca fuliginea)に起因するキュウリの葉におけるうどん粉病に対する活性、予防的施用
品種 “Chinese snake” の鉢植えキュウリの葉に、双葉期で、以下に述べる活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。噴霧コーティングが乾燥してしまってから 20 時間後に、キュウリうどん粉病菌(スフェロテカ・フリギナ)の水性胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を 20〜24℃及び 60〜80%の相対大気湿度の温室中で7日間栽培した。次いで、うどん粉病の発現を肉眼で双葉面積の%感染として決定した。
この試験において、表IIIの活性化合物III-1 又は III-6 の 250 ppm による処理は、感染を全く示さなかったのに対し、未処理の植物は 90%が感染した。

Claims (16)

  1. 式I:
    Figure 2006526583
    [式中、置換基は以下に定義するとおりである:
    Lは、互いに独立して、ハロゲン、C-C-アルキル、C-C-アルケニル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルコキシ、アミノ、NHR、NR、シアノ、S(=O)又はC(=O)Aであり;
    Rは、C-C-アルキル又はC-C-アルキルカルボニルであり;
    は、水素、ヒドロキシル、C-C-アルキル、C-C-アルキルアミノ又はジ-(C-C-アルキル)アミノであり;
    nは、0、1又は2であり;
    は、C-C-アルケニル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ又はAで挙げた基の1個であり;
    mは、0、1、2、3、4又は5であり;
    は、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-シクロアルキル、C-C-ハロシクロアルキル、C-C-アルケニル、C-C10-アルカジエニル、C-C-ハロアルケニル、C-C-シクロアルケニル、C-C-アルキニル、C-C-ハロアルキニル又はC-C-シクロアルキニル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり;
    は、水素又はRで挙げた基の1個であり;
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって5又は6員の環を形成してもよく、該環はO、N及びSからなる群からの原子が介在していてもよく、及び/又は該環はハロゲン、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル及びオキシ-C-C-アルケンオキシからなる群からの1個以上の置換基を有していてもよく、又は該環において、窒素原子及び隣接する炭素原子はC-C-アルキレン鎖により連結されていてもよく;
    ここで、R及び/又はRは、1〜4個の同一又は異なる基Rで置換されていてもよく:
    は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-アルキルカルボニル、C-C-シクロアルキル、C-C-アルコキシ、C-C-ハロアルコキシ、C-C-アルコキシカルボニル、C-C-アルキルチオ、C-C-アルキルアミノ、ジ-C-C-アルキルアミノ、C-C-アルケニル、C-C-アルケニルオキシ、C-Cアルキニルオキシ、C-C-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり(ここで、これらの脂肪族、脂環式又は芳香族の基は、それらとして、部分的又は完全にハロゲン化さていてもよく、又は1〜3個のRを有していてもよい);
    は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル(これらの基中のアルキル基は1〜6個の炭素原子を含有し、そしてこれらの基で挙げたアルケニル又はアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含有する);及び/又は下記の基の1〜3個:
    シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ(これらの環式系は3〜10個の環員を含有する);アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール-C-C-アルコキシ、アリール-C-C-アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ(これらのアリール基は好ましくは6〜10個の環員を含有し、そしてこれらのヘテロアリール基は5又は6個の環員を含有する)であり、ここで、上記環式系は部分的に又は完全にハロゲン化されていてもよく、又はアルキル又はハロアルキル基で置換されていてもよく;
    Xは、ハロゲン、シアノ、OH、C-C-アルキル、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシであり;
    Yは、O、N及びSからなる群からの1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環、又はXで挙げた基(これらの基は1〜4個の同一又は異なる基Rで置換されていてもよい)、ニトロ、アミノ、-CHO、-NHCO-NH-C1-C6-アルキル、-NHCO-O-C1-C6-アルキル、-CO-NH2の1個であり;
    pは、1又は2であり、ここで、p=2である場合には、Yは異なっていてもよく;
    基Xがシアノ、C-C-アルキル、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシである場合には、pは0である。]
    の置換ピラゾロピリミジン。
  2. Xがハロゲン、CN、OH、C-C-アルキル又はC-C-アルコキシである、請求項1に記載の式Iの化合物。
  3. Xがハロゲン、CN又はC-C-アルキルである、請求項1に記載の式Iの化合物。
  4. Xがハロゲン又はC-C-アルキルである、請求項1に記載の式Iの化合物。
  5. Xがハロゲンである、請求項1に記載の式Iの化合物。
  6. 及びRが以下に定義するとおりである、請求項1〜5のいずれかに記載の式Iの化合物:
    は、C-C-アルキル、C-C-ハロアルキル、C-C-シクロアルキル、C-C-ハロシクロアルキル、C-C-アルケニル、C-C-ハロアルケニル又はC-C-アルキニルであり;そして
    は、水素又はC-C-アルキルであり;又は
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって5又は6員の飽和又は不飽和の環を形成してもよく、該環はハロゲン、C-C-アルキル及びC-C-ハロアルキルからなる群からの1又は2個の置換基を有していてもよい。
  7. で置換されたフェニル基が、基Cである、請求項1〜6のいずれかに記載の式Iの化合物:
    Figure 2006526583
    式中、#は、トリアゾロピリミジン骨格との結合点であり、そして
    は、フッ素、塩素、CH又はCFであり;
    、Lは、互いに独立して水素又はフッ素であり;
    は、水素、フッ素、塩素、シアノ、CH、OCH又はCOOCHであり;そして
    は、水素、フッ素又はCHである。
  8. Xがハロゲンである請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、この方法は、Yが請求項1の式Iで定義したとおりである式IIの置換3-アミノピラゾール誘導体
    Figure 2006526583
    及び 2-フェニルマロン酸エステルIII
    Figure 2006526583
    を反応させて、ジヒドロキシピラゾロピリミジンIV
    Figure 2006526583
    を得て、IV をハロゲン化して、ハロゲンピラゾロピリミジンV
    Figure 2006526583
    を得て、そして、V を式VI のアミン
    Figure 2006526583
    と反応させることによる上記方法。
  9. 基X及びYがハロゲンであり、そしてYがピラゾロピリミジン骨格の3位にある請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、この方法は、式VII の化合物
    Figure 2006526583
    (式中、各基は式Iについて定義したとおりであり、そして Hal はハロゲン原子である)をハロゲン化して、式VIII のトリハロピラゾロピリミジン
    Figure 2006526583
    を得て、そして VIII を請求項5に記載の式VI のアミンと反応させて、式I.A の化合物
    Figure 2006526583
    を得ることによる上記方法。
  10. Xがシアノ、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシである請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、この方法は、Xがハロゲンである式Iのハロピラゾロピリミジンを、式IXの化合物
    M-X’ IX
    (式中、X’はシアノ、C-C-アルコキシ又はC-C-ハロアルコキシであり、そしてMはアンモニウム、テトラアルキルアンモニウム又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属カチオンである)と反応させて、式I.B の化合物
    Figure 2006526583
    を得ることによる上記方法。
  11. XがC-C-アルキルである請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、この方法は、Xがハロゲンである式Iのハロピラゾロピリミジンを、式X の化合物
    (X”) X
    (式中、X”はC-C-アルキル基であり、そしてM”は原子価yの金属イオン、特にB、Zn又はSnである)と、不活性溶媒又は希釈剤中で遷移金属触媒作用下に反応させて、式I.C の化合物
    Figure 2006526583
    (式中、X”はC-C-アルキル基である)を得ることによる上記方法。
  12. XがC-C-アルキルである請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、この方法は、請求項5に記載の式II の置換 3-アミノピラゾール誘導体を、式XI のケトエステル
    Figure 2006526583
    (式中、RはC-C-アルキル基であり、X”はC-C-アルキル基である)と反応させて、式XII のヒドロキシピラゾロピリミジン
    Figure 2006526583
    を得て、そして、XII をハロゲン化して、式XIII の化合物
    Figure 2006526583
    を得て、そして、XIII を請求項5に記載の式VI のアミンと反応させて、XがC-C-アルキル基である式Iの化合物を得ることによる上記方法。
  13. XがCN又はC-C-アルコキシである請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、この方法は、請求項5に記載の式V の 5,7-ジハロピラゾロピリミジンを、水酸化ナトリウム水溶液で部分加水分解して、5-ハロ-7-ヒドロキシピラゾロピリミジンVa
    Figure 2006526583
    を得て、Va を請求項10に記載の式IX の有機金属化合物と反応させて、式XIIa の化合物
    Figure 2006526583
    (式中、X’はCN又はC-C-アルコキシであり、そしてMは請求項10で定義したとおりである)を得て;続いて XIIa をハロゲン化して、式XIIIa の化合物
    Figure 2006526583
    を得て、そして式XIIIa の化合物を請求項8に記載の式VI のアミンと反応させて、式I.D の化合物
    Figure 2006526583
    を得ることによる上記方法。
  14. 請求項8、9、12及び13に記載の式IV、V、Va、VIII、XII、XIIa、XIII 又は XIIIa の中間体。
  15. 固体又は液体担体、及び有効量の請求項1に記載の式Iの化合物を含む、有害菌を防除するための組成物。
  16. 植物病原性有害菌、又は菌の攻撃に対して保護すべき材料、植物、土壌若しくは種子を有効量の請求項1に記載の式Iの化合物で処理することを含む、植物病原性有害菌の防除方法。
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