JP2007512276A - 6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−トリアゾロピリミジン、その製造方法、有害真菌類を防除するためのその使用、およびそれを含有している材料 - Google Patents

6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−トリアゾロピリミジン、その製造方法、有害真菌類を防除するためのその使用、およびそれを含有している材料 Download PDF

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Abstract

開示されるのは式(I)で表される6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンである。式中、各置換基は、以下の意味をもっている:R1は、アルキル、ハロゲン化アルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、シクロアルキニル、フェニル、ナフチル、あるいはO、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員もしくは6員飽和、部分飽和または芳香族へテロ環を表し;R2は水素、またはR1で記載した基の内のひとつを表し;またR1とR2は、それらが結合している窒素原子と一緒に、5員もしくは6員環を形成していてもよく(該形成された環はO、NおよびSからなる群から選択される原子によって分断されている)、および/またはR1および/またはR2は本明細書の記載に従って置換されていてもよく;Xは、シアノ、C1〜C4-アルコキシ、C3〜C4-アルケニルオキシ、C1〜C2-ハロゲン化アルコキシ、またはC3〜C4-ハロアルケニルオキシを表す。そのような化合物の製造方法、そのような化合物を含有している物質、および植物病原性真菌類を防除するためのそのような化合物の使用も開示される。

Description

本発明は、次の式I:
Figure 2007512276
[式中の各置換基は以下の意味をもっている:
R1は、C1〜C8-アルキル、C1〜C8-ハロアルキル、C3〜C8-シクロアルキル、C3〜C8-ハロシクロアルキル、C2〜C8-アルケニル、C2〜C8-ハロアルケニル、C3〜C6-シクロアルケニル、C3〜C6-ハロシクロアルケニル、C2〜C8-アルキニル、C2〜C8-ハロアルキニル、フェニル、ナフチル、あるいはO、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員もしくは6員飽和、部分不飽和または芳香族ヘテロ環であり、
R2は水素、またはR1で記載した基のうちのひとつであり、
R1とR2はまた、それらが結合している窒素原子と一緒に5員もしくは6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成していてもよく、そして形成された基はNを介して結合されており、またO、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成員として含んでいてもよくおよび/またはハロゲン、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-ハロアルケニル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C3〜C6-アルケニルオキシ、C3〜C6-ハロアルケニルオキシ、C1〜C6-アルキレンおよびオキシ-C1〜C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1個または複数個の置換基を有していてもよく;
R1および/またはR2は、1〜4個の同じまたは異なるRa基を有していてもよく、
Raは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C1〜C6-アルキルカルボニル、C3〜C6-シクロアルキル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C1〜C6-アルコキシカルボニル、C1〜C6-アルキルチオ、C1〜C6-アルキルアミノ、ジ(C1〜C6-アルキル)アミノ、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-アルケニルオキシ、C3〜C6-アルキニルオキシ、オキシ-C1〜C3-アルキレンオキシ、C3〜C6-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、あるいはO、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員もしくは6員飽和、部分不飽和または芳香族ヘテロ環であり、
これらの脂肪族基、脂環式基または芳香族基はそれら自体部分的または完全にハロゲン化されていてもよく;
Xは、シアノ、C1〜C4-アルコキシ、C3〜C4-アルケニルオキシ、C1〜C2-ハロアルコキシまたはC3〜C4-ハロアルケニルオキシである]
で表される6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンに関する。
加えて、本発明はこれらの化合物の調製方法、これらの化合物を含んでいる調製物、および植物病原性有害真菌類の防除におけるその使用にも関する。
5-ハロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンについては、WO 98/46607に概説されている。5-シアノ-および5-アルコキシトリアゾロピリミジンは、WO 02/083677に開示されている。7位に光学的に活性なアミノ置換基をもつトリアゾロピリミジンは、WO 02/38565に、一般化して提案されている。
上記した文献に開示されている化合物は、有害真菌類を防除するのに適している。
しかしながらその作用は、必ずしもすべての点において完全に十分なものではない。本発明の目的は、改良された作用および/または広くなった活性のスペクトルをもつ化合物を提供することにある。
本発明者は、この目的が、冒頭に定義した化合物によって達成されることを見出した。さらに、その調製方法、それを含んでいる調製物、および化合物Iを用いることによる有害真菌類の防除方法も見出した。
本発明による化合物は、トリアゾロピリミジン骨格の5位における置換基によって、上記した文献に開示されている化合物とは区別される。
式Iで表される化合物は、これまでに知られている化合物と比較して、有害真菌類に対して向上した作用または広くなった活性のスペクトルを有している。
本発明によるこの化合物は、いろいろな方法で得ることができる。都合よくは、この化合物は、WO 98/46607に記載されている式IIの5-ハロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンから出発して、化合物M-X(式III)と反応させることで得られる。この化合物IIIは、導入されるX基の内容に応じて、無機シアン化物またはアルコキシドを表す。この反応は、不活性溶媒の存在下で好都合に行われる。式III中のカチオンMはほとんど重要でない。実用上の理由から、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、またはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属塩が通常好ましい。
Figure 2007512276
反応温度は通常0〜120℃、好ましくは10〜40℃である[参照:J. Heterocycl. Chem., Vol. 12, pp. 861-863 (1975)]。
R2が水素を表す場合は、開裂可能な保護基が、IIIと反応させる前に好都合に導入される[参照:Greene, Protective Groups in Organic Chemistry, J. Wiley & Sons (1981)]。
好適な溶媒としては、エーテル(例えばジオキサン、ジエチルエーテル、および好ましくはテトラヒドロフラン)、ハロゲン化炭化水素(例えばジクロロメタン)、芳香族炭化水素(例えばトルエン)、またはアセトニトリルが挙げられる。
得られる反応混合物は通常の方法で後処理され、例えば水と混合し、その相を分離し、そして適切であれば得られた粗生成物をクロマトグラフィ精製する。中間体および最終生成物の一部は無色または少し茶色をした粘稠な油状物の形態で得られる。そしてこれから、減圧下および中程度の高温下で、揮発性の成分が除去されて精製される。中間体および最終生成物が固形物として得られる場合は、精製は、再結晶または摩砕によって行うこともできる。
上記した経路により個々の化合物Iが得られない場合は、それらは他の化合物Iを誘導体化することにより調製することができる。
この合成で異性体の混合物が得られる場合は、個々の異性体は、場合によっては、施用のための後処理中に、あるいは施用において、(例えば光、酸または塩基の作用下で)、互いの異性体に変換されることがあるので、異性体の分離は、一般には必ずしも必要なものでもない。施用の後にもそのような変換が起こることがある。例えば、植物の処理中に、処理された植物中で、あるいは防除されるべき有害真菌類中で起こることがある。
上記式中に記載されている記号の定義においては集合的な用語を使用した。この集合的な用語は一般に以下の置換基を表す。
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素およびヨウ素;
アルキル:1〜4、6または8個の炭素原子をもつ飽和、直鎖もしくは分枝鎖炭化水素基、例えばC1〜C6-アルキルで、例えばメチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピルおよび1-エチル-2-メチルプロピル;
ハロアルキル:(上記した)1〜2、4、6または8個の炭素原子をもつ直鎖または分枝鎖アルキル基でこの場合これらの基にある水素原子が上記したハロゲン原子で部分的または完全に置換されたもので、好ましくはC1〜C2-ハロアルキルで、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチルまたは1,1,1-トリフルオロプロパ-2-イル;
アルケニル:2〜4、6、8または10個の炭素原子と任意の位置に1つまたは2つの二重結合をもつ不飽和直鎖または分枝鎖炭化水素基で、例えばC2〜C6-アルケニルで、例えばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニルおよび1-エチル-2-メチル-2-プロペニル;
ハロアルケニル:(上記した)2〜8個の炭素原子と任意の位置に1つまたは2つの二重結合をもつ不飽和直鎖または分枝鎖炭化水素基でこの場合これらの基にある水素原子が上記したハロゲン原子特にフッ素、塩素および臭素で部分的または完全に置換されたもの;
アルキニル:2〜4、6または8個の炭素原子と任意の位置に1つまたは2つの三重結合をもつ直鎖または分枝鎖炭化水素基で、例えばC2〜C6-アルキニルで、例えばエチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメチル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメチル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-ブチニル、2-エチル-3-ブチニルおよび1-エチル-1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル:3〜6または8個の炭素環構成員をもつ一環式または二環式飽和炭化水素基で、例えばC3〜C8-シクロアルキルで、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル;
O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員もしくは6員飽和、部分不飽和または芳香族へテロ環:
・1〜3個の窒素原子および/または1個の酸素もしくは硫黄原子または1個または2個の酸素原子および/または硫黄原子を含んでいる5員もしくは6員へテロシクリルで、例えば2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、2-ピロリジニル、3-ピロリジニル、3-イソオキサゾリジニル、4-イソオキサゾリジニル、5-イソオキサゾリジニル、3-イソチアゾリジニル、4-イソチアゾリジニル、5-イソチアゾリジニル、3-ピラゾリジニル、4-ピラゾリジニル、5-ピラゾリジニル、2-オキサゾリジニル、4-オキサゾリジニル、5-オキサゾリジニル、2-チアゾリジニル、4-チアゾリジニル、5-チアゾリジニル、2-イミダゾリジニル、4-イミダゾリジニル、2-ピロリン-2-イル、2-ピロリン-3-イル、3-ピロリン-2-イル、3-ピロリン-3-イル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、1,3-ジオキサ-5-イル、2-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-ヘキサヒドロピリダジニル、4-ヘキサヒドロピリダジニル、2-ヘキサヒドロピリミジニル、4-ヘキサヒドロピリミジニル、5-ヘキサヒドロピリミジニルおよび2-ピペラジニル;
・1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄もしくは酸素原子を含んでいる5員へテロアリール:炭素原子に加えて1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄もしくは酸素原子を環構成員として含むことができる5員環へテロアリール基で、例えば2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリルおよび1,3,4-トリアゾール-2-イル;
・1〜3個または1〜4個の窒素原子を含んでいる6員へテロアリール:炭素原子に加えて1〜3個または1〜4個の窒素原子を環構成員として含むことができる6員環へテロアリール基で、例えば2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニルおよび2-ピラジニル;
アルキレン:二重結合を介して骨格に結合されている1〜4または6個の炭素原子をもつ飽和直鎖または分枝鎖炭化水素基で、例えば=CH2、=CH-CH3、=CH-CH2-CH3
オキシアルキレンオキシ:1〜3個のCH2基から形成される非分枝二価の鎖でこの場合両方の価が骨格に酸素原子を介して結合されており、例えばOCH2O、OCH2CH2OおよびOCH2CH2CH2O。
本発明の範囲には、キラル中心をもっている式Iで表される化合物の(R)-および(S)-異性体およびラセミ化合物も包含される。
式Iで表されるトリアゾロピリミジンの意図される使用を鑑みると、置換基が、それぞれの場合単独でまたは組み合せで、以下の意味をもっているのが特に好ましい。
好ましいのは、R1がC1〜C4-アルキル、C2〜C6-アルケニルまたはC1〜C8-ハロアルキルである化合物Iである。
好ましいのは、R1が基Aである化合物Iである:
Figure 2007512276
式中
Z1は、水素、フッ素またはC1〜C6-フルオロアルキルであり、
Z2は、水素またはフッ素であるか、または
Z1とZ2は、一緒に二重結合を形成しており;
qは、0または1であり;
R3は、水素またはメチルを表す。
さらに、好ましいのは、R1が、C1〜C4-アルキルで置換されていてもよいC3〜C6-シクロアルキルである化合物Iである。
特に好ましいのは、R2が水素である化合物Iである。
同様に好ましいのは、R2がメチルまたはエチルである化合物Iである。
R1および/またはR2がキラル中心をもつハロアルキルまたはハロアルケニル基を含んでいる場合は、その(S)異性体がこれらの群については好ましい。R1またはR2中にキラル中心をもつハロゲン無しのアルキル基またはアルケニル基の場合は、好ましいのは(R)配置の異性体である。
本発明の好ましい実施形態は、次の式I.1で表される化合物に関する:
Figure 2007512276
式中
Gは、C2〜C6-アルキル(好ましくはエチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、s-ブチルまたはt-ブチル)、C1〜C4-アルコキシメチル(好ましくはエトキシメチル)、またはC3〜C6-シクロアルキル(好ましくはシクロペンチルまたはシクロヘキシル)を表し;
R2は、水素またはメチルを表し;
Xは、シアノ、メトキシまたはエトキシを表す。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、次の式I.2で表される化合物に関する:
Figure 2007512276
式中Yは水素またはC1〜C4-アルキル(好ましくはメチルおよびエチル)であり、Xはシアノ、メトキシまたはエトキシである。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、R1とR2が、それらが結合している窒素原子と一緒に、Nを介して結合されている、またO、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成員として含んでいてもよい、および/またはハロゲン、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-ハロアルケニル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C3〜C6-アルケニルオキシ、C3〜C6-ハロアルケニルオキシ、C1〜C6-アルキレンおよびオキシ-C1〜C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1個または複数個の置換基を有していてもよい5員もしくは6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成している化合物に関するものである。これらの化合物は、好ましくは式I.3に対応している:
Figure 2007512276
式中、
Dは、窒素原子と一緒に、Nを介して結合されている、またO、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成員として含んでいてもよい、および/またはハロゲン、C1〜C4-アルキル、C1〜C4-アルコキシおよびC1〜C2-ハロアルキルからなる群から選択される1個または複数個の置換基を有していてもよい5員もしくは6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成しており;
Xは、シアノ、メトキシまたはエトキシを表す。
好ましいのはさらに、R1とR2が、それらが結合している窒素原子と一緒にピペリジニル、モルホリニルまたはチオモルホリニル環、特にピペリジニル環を形成している化合物Iであり、これらは、適切な場合は、1〜3個のハロゲン基、C1〜C4-アルキルまたはC1〜C4-ハロアルキル基で置換されている。特に好ましいのは、R1とR2が、それらが結合している窒素原子と一緒に4-メチルピペリジン環を形成している化合物である。
本発明のさらなる好ましい目的物は、R1とR2が、それらが結合している窒素原子と一緒にピラゾール環を形成している化合物Iであり、このピラゾール環は、適切な場合は、1個または2個のハロゲン、C1〜C4-アルキルまたはC1〜C4-ハロアルキル基、好ましくは3,5-ジメチルまたは3,5-ジ(トリフルオロメチル)で置換されている。
さらに、特に好ましいのは、式IにおいてR1がCH(CH3)-CH2CH3、CH(CH3)-CH(CH3)2、CH(CH3)-C(CH3)3、CH(CH3)-CF3、CH2C(CH3)=CH2、CH2CH=CH2、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し;R2が水素またはメチルを表すか;またはR1とR2が一緒に-(CH2)2CH(CH3)(CH2)2-、-(CH2)2CH(CF3)(CH2)2-または-(CH2)2O(CH2)2-を表す化合物である。
特に好ましいのはさらに、Xが、シアノ、メトキシまたはエトキシ、特にシアノまたはメトキシを表す化合物Iである。
化合物の使用を鑑みた場合、特に好ましいのは、以下の表にまとめられている化合物Iである。さらに、1つの置換基に対してその表に記載されている各基は、それらが記載されている組み合せとは独立に、それ自体、当該の置換基の特に好ましい形態である。
表 1
式IにおいてXがシアノを表し、ひとつの化合物に対するR1とR2の組み合せがそれぞれの場合表Aにあるひとつの行に対応している化合物
表 2
式IにおいてXがメトキシを表し、ひとつの化合物に対するR1とR2の組み合せがそれぞれの場合表Aにあるひとつの行に対応している化合物
表 3
式IにおいてXがエトキシを表し、ひとつの化合物に対するR1とR2の組み合せがそれぞれの場合表Aにあるひとつの行に対応している化合物
表 A
Figure 2007512276
Figure 2007512276
Figure 2007512276
Figure 2007512276
化合物Iは殺菌剤として好適である。これらは、広い範囲の植物病原性菌類、特に子嚢菌綱[Ascomycetes]、不完全菌綱[Deuteromycetes]、卵菌綱[Oomycetes]および担子菌綱[Basidiomycetes]のクラスからの菌類に対する抜きん出た効果で区別される。一部のものは浸透的に作用し、それらは、植物保護において、葉面殺菌剤および土壌殺菌剤として使用することができる。
これらは、コムギ、ライムギ、オオムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ、牧草、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒーの木、サトウキビ、ブドウの木、果物の木、観葉植物などの様々な作物植物、およびキュウリ、マメ、トマト、ジャガイモ、ウリなどの野菜、ならびにこれらの植物の種子につく数多くの菌類の防除において特に重要である。
これらは、以下の植物の病気の防除に特に適している:
果物および野菜につくアルテルナリア種[Alternaria species]、
禾穀類、イネおよび芝生につくビポラリス種[Bipolaris species]およびドレクスレラ種[Drechslera species]、
禾穀類につくブルメリア・グラミニス[Blumeria graminis](ウドンコ病)、
イチゴ、野菜、観葉植物、およびブドウの木につくボトリチス・シネレア[Botrytis cinerea](灰色カビ病)、
ウリ科植物につくエリシフェ・シコラセアルム[Erysiphe cichoracearum]およびスファエロテカ・フリギネア[Sphaerotheca fuliginea]、
様々な植物につくフサリウム種[Fusarium species]およびベルチシリウム種[Verticillium species]、
禾穀類、バナナおよびラッカセイにつくマイコスファエレラ種[Mycosphaerella species]、
ジャガイモおよびトマトにつくフィトフトラ・インフェスタンス[Phytophthora infestans]、
ブドウの木につくプラスモパラ・ビチコーラ[Plasmopara viticola]、
リンゴの木につくポドスファエラ・ロイコトリカ[Podosphaera leucotricha]、
コムギおよびオオムギにつくシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス[Pseudocercosporella herpotrichoides]、
ホップおよびキュウリにつくシュードペロノスポラ種[Pseudoperonospora species]、
禾穀類につくプッシニア種[Puccinia species]、
イネにつくピリクラリア・オリザエ[Pyricularia oryzae]、
ワタ、イネおよび芝生につくリゾクトニア種[Rhizoctonia species]、
コムギにつくセプトリア・トリチシ[Septoria tritici]およびスタゴノスポラ・ノドラム[Stagonospora nodorum]、
ブドウの木につくウンシヌラ・ネカトール[Uncinula necator]、
禾穀類およびサトウキビにつくウスチラゴ種[Ustilago species]、
リンゴの木およびナシの木につくベンチュリア種[Venturia species](疥癬)。
化合物Iは、材料(例えば木材、紙、塗料分散液、繊維、または織物)や保存製品の保護における有害菌類(例えばパエシロマイセス・バリオチイ[Paecilomyces variotii]など)の防除にも適している。
化合物Iを用いるには、菌類、または菌類の攻撃から守るべき植物、種子、材料、もしくは土壌を、活性化合物の殺菌に有効な量で処理する。施用は、菌による材料、植物、または種子の感染の前および後のいずれでも行うことができる。
殺菌性組成物は一般に活性化合物を重量で0.1〜95%、好ましくは0.5〜90%含んでいる。
植物保護で用いる場合は、施用される量は、所望の効果の種類に応じて、1ヘクタール(ha)当たり活性化合物0.01〜2.0kgである。
種子の処理では、種子100キログラム当たり1〜1000g、好ましくは5〜100gの活性化合物の量が一般に必要である。
材料または保存製品の保護で用いる場合は、施用する活性化合物の量は、施用土地の種類および所望の効果によって決まる。材料の保護で通常に施用される量は、処理される材料1立米当たり、例えば活性化合物0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
化合物Iは、慣用の製剤、例えば溶液剤、乳液剤、懸濁液剤、散剤、粉剤、ペースト剤、顆粒剤などに変換することができる。施用剤形は、その特定の意図する用途によって決まるものであり、それぞれの場合本発明による化合物の細かくて均一な分散が確実になされていなければならない。
製剤は公知の方法、例えば、所望の場合は乳化剤や分散剤を用いて、本活性化合物を溶媒、および/または担体でのばすことにより調製される。好適である溶剤/助剤は基本的には以下である:
・水、芳香族溶剤(例えば、Solvessoの製品、キシレン)、パラフィン類(例えば、石油留分)、アルコール類(例えばメタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(例えば、シクロヘキサノン、γ-ブチロラクトン)、ピロリドン(NMP、NOP)、酢酸エステル(二酢酸グリコール)、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸、および脂肪酸エステル(基本的には、溶剤混合物も用いることができる)、
・担体としては粉砕天然鉱物(例えば、カオリン、クレイ、タルク、チョーク)や粉砕合成鉱物(例えば、高度分散シリカ、シリケート);乳化剤としては非イオン性乳化剤やイオン性乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホネート、アリールスルホネートなど)、および分散剤としてはリグノ亜硫酸廃液やメチルセルロース。
好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、およびアンモニウム塩;アリールスルホン酸アルキル、硫酸アルキル、スルホン酸アルキル、硫酸脂肪アルコール;脂肪酸;および硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル;さらにはスルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体とホルムアルデヒドの縮合物、ナフタレンまたはナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドの縮合物;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル;エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール;アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル;アルキルアリールポリエーテルアルコール;アルコールと脂肪アルコール/エチレンオキシドの縮合物;エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、リグノ亜硫酸廃液、およびメチルセルロースである。
直接散布可能な溶液剤、乳液剤、ペースト剤、またはオイル分散液剤を調製するのに適している物質は、中〜高沸点の石油留分例えばケロシンやディーゼルオイルさらにはコールタールオイル、および植物または動物由来の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素例えばトルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレンもしくはその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶剤例えばジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、および水、である。
粉剤、広域散布用材料および粉散性製品は、本活性物質と固体担体を混ぜるまたは同時に粉砕することによって調製することができる。
粒剤(例えば、被覆粒剤[coated granule]、含浸粒剤[impregnated granule]、均質粒剤[homogeneous granule]など)は、本活性化合物を固体担体に結合させることにより調製することができる。固体担体の例は、鉱物質土類[mineral earth](例えば、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレー[attaclay]、石灰石、石灰、チョーク、膠灰粘土、黄土、粘土、ドロマイト、ケイ藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウムなど)、粉砕された合成材料、肥料(例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素など)、栽培植物の産物(例えば、穀粉、樹皮粉、木粉、堅果殻粉など)、セルロース粉末、およびその他の固体担体である。
一般に、本製剤は、本活性化合物を0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%含んでいる。本活性化合物は、純度90%〜100%、好ましくは95%〜100%(NMRスペクトルによる)で用いる。
以下は製剤の例である。
1.水で希釈する製品
A 液剤[water-solbule concentrates](SL)
10重量部の本発明化合物を、水または水溶性溶媒に溶解させる。別法として、湿潤剤または他の補助剤を添加する。本活性化合物は、水で希釈すると溶解する。
B 分散製剤[dispersible concentrates](DC)
20重量部の本発明化合物を、シクロヘキサノンに分散剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を加えて溶解させる。水で希釈することにより、分散液が得られる。
C 乳剤[emulsifiable concentrates](EC)
15重量部の本発明化合物を、キシレンにドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも、5%濃度)を加えて溶解させる。水で希釈することにより、乳液が得られる。
D エマルション製剤[emulsions](EW、EO)
40重量部の本発明化合物を、キシレンにドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも、5%濃度)を加えて溶解させる。この混合物を、乳化剤(Ultraturax)を用いて水に導入し、均質なエマルションとする。水で希釈することにより、乳液が得られる。
E 懸濁製剤[suspensions](SC、OD)
撹拌下にあるボールミル内で、20重量部の本発明化合物に分散剤、湿潤剤および水または有機溶媒を添加して細分することにより、活性化合物の微細懸濁液が得られる。水で希釈することにより、活性化合物の安定した懸濁液が得られる。
F 顆粒水和剤[water dispersible granule]および顆粒水溶剤[water-soluble granules](WG、SG)
50重量部の本発明化合物に分散剤および湿潤剤を添加して微粉砕し、専用の装置(例えば、押出機、噴霧塔、流動床など)を用いて顆粒水和剤または顆粒水溶剤とする。水で希釈することにより、本活性化合物の安定な分散液または溶液が得られる。
G 水和剤[water-dispersible powders]および水溶剤[water-soluble powders](WP、SP)
ローター・ステーターミル[rotor-stator mill]内で、75重量部の本発明化合物に分散剤、湿潤剤およびシリカゲルを添加して粉砕する。水で希釈することにより、本活性化合物の安定な分散液または溶液が得られる。
2.希釈せずに施用する製品
H 粉剤[dust](DP)
5重量部の本発明化合物を微粉砕し、95%の微粉砕カオリンと充分に混合する。これにより散粉製品(dust)が得られる。
I 粒剤[granules](GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の本発明化合物を微粉砕し、95.5%の担体と組み合わせる。通常の方法は、押出、噴霧乾燥、または流動床である。これにより直接施用する顆粒が得られる。
J ULV溶液剤(UL)
10重量部の本発明化合物を、有機溶媒(例えば、キシレン)に溶解させる。これにより、直接施用する製品が得られる。
本活性化合物は、散布[spraying]、噴霧[atomizing]、散粉[dusting]、広域散布[broadcasting]、または散水[watering]により、その製剤の形態または該製剤から調製された施用の形態例えば直接散布可能な溶液、粉末、懸濁液若しくは分散液、乳液、油性分散液、ペースト、粉散性製品、広域散布用製品、または顆粒の形態で使用することができる。施用の形態は、もっぱらその意図された用途に依存するが、いずれの場合も、本発明の活性化合物が確実に可能な限り微細に分散されるようなものであるべきである。
水性の施用形態のものは、乳剤、ペースト剤、または水和剤(散布用粉剤[spray powders]、油性分散剤)から、水を加えることにより調製することができる。乳液、ペースト、または油性分散液を調製するには、本物質を、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤、または乳化剤を用いて、そのまま水にあるいは油または溶媒に溶解させて均質化することができる。しかしながら、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤もしくは乳化剤、およびおそらくは水で希釈するのに適している溶媒もしくは油、を含んでいる濃厚物を調製することもできる。
直ぐに使える調製物中における本活性化合物の濃度は、比較的広い範囲で変り得る。一般に、それらは、0.0001〜10%、好ましくは、0.01〜1%である。
本活性化合物は、超微量散布(ULV[ultra-low volume])法で用いても成功することができ、活性化合物95重量%超の製剤あるいは添加物なしの本活性化合物そのものを施用することができる。
本活性化合物には、必要であれば、また、使用直前に、各種のタイプの油、湿潤剤、アジュバント、除草剤、殺菌剤、他の農薬、殺菌剤などを添加することもできる(タンクミックス)。これらの薬剤は、本発明による調製物に、1:10〜10:1の重量比で加えることができる。
本発明による調製物は、殺菌剤としての施用形態において、他の活性化合物例えば除草剤、殺虫剤、生長調節剤、殺菌剤、あるいは肥料とも、一緒に存在させることもできる。殺菌剤としての施用形態にある化合物Iまたはそれを含んでいる調製物を他の殺菌剤と混ぜると、多くの場合、殺菌活性スペクトルの拡大が得られる。
本発明による化合物と一緒に使用することができる殺菌剤についての下記リストは、可能な組合せを例示することを目的とするものであって、それらを限定するものではない。
・ アシルアラニン系、例えば、ベナラキシル、メタラキシル、オフレース、またはオキサジキシル;
・ アミン誘導体、例えば、アルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミン、またはトリデモルフ;
・ アニリノピリミジン系、例えば、ピリメタニル、メパニピリム、またはシロジニル:
・ 抗生物質、例えば、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン、またはストレプトマイシン;
・ アゾール系、例えば、ビテルタノール、ブロモコナゾール(bromoconazole)、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール(prothioconazole)、テブコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、またはトリチコナゾール;
・ ジカルボキシイミド系、例えば、イプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、またはビンクロゾリン;
・ ジチオカーバメート系、例えば、フェルバム、ナバム、マネブ、マンコゼブ、メタム、メチラム、プロピネブ、ポリカーバメート、チラム、ジラム、またはジネブ;
・ ヘテロ環化合物、例えば、アニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンダジン、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメット、ジチアノン、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモール、フベリダゾール、フルトラニル、フラメトピル、イソプロチオラン、メプロニル、ヌアリモール、プロベナゾール、プロキナジド(proquinazid)、ピリフェノックス、ピロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート-メチル、チアジニル、トリシクラゾール、またはトリホリン;
・ 銅殺菌剤、例えば、ボルドー液、酢酸銅、オキシ塩化銅、または塩基性硫酸銅;
・ ニトロフェニル誘導体、例えば、ビナパクリル、ジノカップ、ジノブトン、またはニトロタール-イソプロピル;
・ フェニルピロール系、例えば、フェンピクロニル、またはフルジオキソニル;
・ 硫黄;
・ その他の殺菌剤、例えば、アシベンゾラル-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ダゾメット、ジクロメジン、ジクロシメット、ジエトフェンカルブ、エジフェンホス、エタボキサム、フェンヘキサミド、酢酸フェンチン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、ホセチル、ホセチル-アルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシクロン、プロパモカルブ、フタリド、トルクロホス-メチル、キントゼン、またはゾキサミド;
・ ストロビルリン系、例えば、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、クレソキシム-メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、またはトリフロキシストロビン;
・ スルフェン酸誘導体、例えば、キャプタホール、キャプタン、ジクロフルアニド、ホルペット、またはトリルフルアニド;
・ シンナムアミド系および類似化合物、例えば、ジメトモルフ、フルメトベル(flumetover)、またはフルモルフ(flumorph)。
合成の実施例
以下の合成の実施例に記載されている手順を用いて、出発化合物を適切に変換することでさらなる化合物Iを調製した。そのようにして得られた化合物を、物理データと一緒に、後の表に掲載する。
実施例 1:5-メトキシ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-7-(4-メチルピペリジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
メタノール10 mL中5-クロロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-7-(4-メチルピペリジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(参照:WO 98/46607)0.6 g(1.5ミリモル)溶液を30%ナトリウムメトキシド溶液0.32 g(1.8ミリモル)で処理し、一晩20〜25℃にて撹拌した。この反応混合物を希塩酸で希釈したあと、水相をメチルt-ブチルエーテル(MTBE)で抽出し、そしてその相を分離したのち、その合わせた有機相を濃縮した。得られた残留物を、アセトニトリル/水の混合物によるシリカゲルRP-18のMPLCを用いて精製した。表題化合物0.3 gを、灰色の結晶性の物質(融点:172〜174℃)として得た。
1H NMR (CDCL3, δ[ppm]):8.25 (s, 1H), 6.8 (t, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.6 (d, 2H), 2.8 (m, 2H), 1.65 (m, 2H), 1.55 (m, 1H), 1.35 (m, 2H), 1.0 (d, 3H)。
実施例 2:5-シアノ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-7-(4-メチルピペリジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
アセトニトリル20 mL中5-クロロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-7-(4-メチルピペリジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(WO 98/46607)1 g(2.5ミリモル)溶液をシアン化テトラブチルアンモニウム1.9 g(6.5ミリモル) で処理し、一晩20〜25℃にて撹拌した。この反応混合物を希塩酸で希釈し、その水相をメチルt-ブチルエーテル(MTBE)で抽出し、そしてその相を分離したあと、その合わせた有機相を濃縮した。得られた残留物を、アセトニトリル/水の混合物によるシリカゲルRP-18のMPLCを用いて精製した。表題化合物0.3 gを、灰色の結晶性の物質(融点:205〜206℃)として得た。
1H NMR (CDCL3, δ[ppm]):8.5 (s, 1H), 7.9 (t, 2H), 3.8 (d, 2H), 2.9 (m, 2H), 1.7 (m, 2H), 1.6 (m, 1H), 1.35 (m, 2H), 1.0 (d, 3H)。
表 I:式 Iの化合物
Figure 2007512276
有害真菌類に対する活性の例
式Iの化合物の殺真菌類活性は、以下の試験により検証することができる。
活性化合物を、アセトンまたはDMSO中に活性化合物0.25重量%を含有するストック溶液として、別々にまたは一緒に調製した。この溶液に乳化剤Uniperol[登録商標] EL(乳化作用と分散作用があるエトキシル化アルキルフェノール系湿潤剤)1重量%を加え、適宜に水で所望濃度に希釈した。
作用例 1:スファエロテカ・フリギネアによって引き起こされるキュウリの葉のうどん粉病に対する保護的施用における活性
子葉段階にあるキュウリ品種「Chinese Snake」の鉢植え苗木の葉を後に述べる活性化合物濃度を有している水性懸濁液で流れ落ちる程度までスプレーした。このスプレーコーティングが乾いたあと20時間に、この植物にキュウリうどん粉病(スファエロテカ・フリギネア)の胞子水性懸濁液を接種した。この植物をこのあと、温度が20〜24℃で相対雰囲気湿度が60〜80%にある温室で7日間栽培した。うどん粉病発生の程度をこのあと目により子葉部の感染の%で決定した。
この試験では、化合物I-1、I-2、I-3またはI-5 63 ppmで処理した植物は感染を示さなかったが、処理していない植物は100%感染していた。
作用例 2:ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)によって引き起こされるオオムギの網斑病に対する1日での保護的施用における活性
鉢植えのオオムギ苗木の葉に、後に述べる活性化合物濃度の水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。このスプレーコーティングが乾いたあと24時間に、試験植物に、網斑病の原因因子であるピレノホラ[ドレクスレラと同じ]・テレスの胞子水性懸濁液を接種した。試験植物をこのあと、温度が20〜24℃で相対雰囲気湿度が95〜100%にある温室に入れた。6日後、病気の発生の程度を、目により、葉の全面積の感染%で決定した。
この試験では、化合物I-1、I-2、I-3またはI-5 63 ppmで処理した植物は感染を示さなかったが、処理していない植物は90%感染していた。

Claims (11)

  1. 次の式I:
    Figure 2007512276
    [式中の各置換基は以下の意味をもっている:
    R1は、C1〜C8-アルキル、C1〜C8-ハロアルキル、C3〜C8-シクロアルキル、C3〜C8-ハロシクロアルキル、C2〜C8-アルケニル、C2〜C8-ハロアルケニル、C3〜C6-シクロアルケニル、C3〜C6-ハロシクロアルケニル、C2〜C8-アルキニル、C2〜C8-ハロアルキニル、フェニル、ナフチル、あるいはO、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員もしくは6員飽和、部分不飽和または芳香族ヘテロ環であり、
    R2は水素、またはR1で記載した基のうちのひとつであり、
    R1とR2はまた、それらが結合している窒素原子と一緒に5員もしくは6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成していてもよく、そして形成された基はNを介して結合されており、またO、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成員として含んでいてもよくおよび/またはハロゲン、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-ハロアルケニル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C3〜C6-アルケニルオキシ、C3〜C6-ハロアルケニルオキシ、C1〜C6-アルキレンおよびオキシ-C1〜C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1個または複数個の置換基を有していてもよく;
    R1および/またはR2は、1〜4個の同じまたは異なるRa基を有していてもよく、
    Raは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-ハロアルキル、C1〜C6-アルキルカルボニル、C3〜C6-シクロアルキル、C1〜C6-アルコキシ、C1〜C6-ハロアルコキシ、C1〜C6-アルコキシカルボニル、C1〜C6-アルキルチオ、C1〜C6-アルキルアミノ、ジ(C1〜C6-アルキル)アミノ、C2〜C6-アルケニル、C2〜C6-アルケニルオキシ、C3〜C6-アルキニルオキシ、オキシ-C1〜C3-アルキレンオキシ、C3〜C6-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、あるいはO、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員もしくは6員飽和、部分不飽和または芳香族ヘテロ環であり、
    これらの脂肪族基、脂環式基または芳香族基はそれら自体部分的または完全にハロゲン化されていてもよく;
    Xは、シアノ、C1〜C4-アルコキシ、C3〜C4-アルケニルオキシ、C1〜C2-ハロアルコキシまたはC3〜C4-ハロアルケニルオキシである。]
    で表される6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジン。
  2. Xがシアノである、請求項1に記載の式Iで表される化合物。
  3. Xがメトキシである、請求項1に記載の式Iで表される化合物。
  4. R1とR2が以下の意味をもっている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物:
    R1は、CH(CH3)-CH2CH3、CH(CH3)-CH(CH3)2、CH(CH3)-C(CH3)3、CH(CH3)-CF3、CH2C(CH3)=CH2、CH2CH=CH2、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり;
    R2は、水素またはメチルであり;または
    R1とR2は一緒に-(CH2)2CH(CH3)(CH2)2-、-(CH2)2CH(CF3)(CH2)2-または-(CH2)2O(CH2)2-を形成している。
  5. 次の式I.1:
    Figure 2007512276
    [式中、
    Gは、C2〜C6-アルキル、C1〜C4-アルコキシメチルまたはC3〜C6-シクロアルキルを表し;
    R2は、水素またはメチルを表し;
    Xは、シアノ、メトキシまたはエトキシを表す。]
    で表される化合物。
  6. 次の式I.2:
    Figure 2007512276
    [式中、Yは水素またはC1〜C4-アルキルであり、Xはシアノ、メトキシまたはエトキシである。]
    で表される化合物。
  7. 次の式I.3:
    Figure 2007512276
    [式中、
    Dは窒素原子と一緒に5員もしくは6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成しており、そしてこの形成された基はNを介して結合されており、またO、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成員として含んでいてもよくおよび/またはハロゲン、C1〜C4-アルキル、C1〜C4-アルコキシおよびC1〜C2-ハロアルキルからなる群から選択される1個または複数個の置換基を有していてもよく;
    Xはシアノ、メトキシまたはエトキシを表す。]
    で表される化合物。
  8. 請求項1に記載の式Iで表される化合物の調製方法であって、次の式II:
    Figure 2007512276
    [式中、Halはハロゲン原子である]
    で表される5-ハロ-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンと、次の式III:
    M-X III
    [式中、Mはアンモニウム、テトラアルキルアンモニウムまたはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属カチオンであり、Xは請求項1に記載した意味をもっている]
    で表される化合物とを反応させることを含む方法。
  9. 請求項1に記載の式Iで表される化合物および固体または液体の担体を含む調製物。
  10. 請求項1に記載の式Iで表される化合物を1〜1000 g/100 kgの量で含む種子。
  11. 植物病原性有害真菌類の防除方法であって、請求項1に記載の式Iで表される化合物の有効量で、真菌類、あるいは真菌類の攻撃から守られるべき物質、植物、土壌または種子を処理することを含む方法。
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