JP2007514678A - 6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジン、その調製および有害真菌防除のためのその使用、ならびに当該化合物を含んでなる組成物 - Google Patents
6−(2,3,6−トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジン、その調製および有害真菌防除のためのその使用、ならびに当該化合物を含んでなる組成物 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、式Iの6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンに関するものであって、式中、置換基は下記のように定義される:R1は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロシクロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、シクロアルケニル、ハロシクロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、またはフェニル、ナフチル、または飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)であり;R2は水素またはR1の項に記載の群のうちの1つであり;R1およびR2は、これらに結合した窒素原子とともに、5員環または6員環のヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく、これはNを介して結合し、O、NおよびSからなる群から選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を環構成原子として含むことができ;R1および/またはR2は、明細書にしたがって、置換されていてもよく;Xは、シアノ、アルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、またはハロアルケニルオキシである。
本発明はまた、前記化合物を製造する方法、それらを含有する薬剤、ならびに植物病原菌を防除するためのその使用に関する。
本発明はまた、前記化合物を製造する方法、それらを含有する薬剤、ならびに植物病原菌を防除するためのその使用に関する。
Description
式中、置換基は下記のように定義される:
R1は、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C3-C8-ハロシクロアルキル、C2-C8-アルケニル、C2-C8-ハロアルケニル、C3-C6-シクロアルケニル、C3-C6-ハロシクロアルケニル、C2-C8-アルキニル、C2-C8-ハロアルキニル、あるいはフェニル、ナフチル、または飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)であり、
R2は水素またはR1の項に記載の群のうちの1つであり、
R1およびR2は、これらに結合した窒素原子とともに、5員環または6員環のヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく、これはNを介して結合し、環構成原子としてO、NおよびSからなる群から選択される1〜3個のさらなるヘテロ原子、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、(exo)-C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を含んでもよく、
R1および/またはR2は1〜4個の同一もしくは異なるRa基を有していてもよく、
Raは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C1-C6-アルキルカルボニル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C1-C6-アルコキシカルボニル、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ-C1-C6-アルキルアミノ、C2-C8-アルケニル、C2-C8-ハロアルケニル、C2-C6-アルケニルオキシ、C2-C8-アルキニル、C2-C8-ハロアルキニル、C3-C6-アルキニルオキシ、オキシ-C1-C3-アルキレンオキシ、C3-C8-シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、このヘテロ環において、脂肪族基、脂環式基、もしくは芳香族基は、その一部について、部分的に、もしくは完全にハロゲン化されていてもよい)であり、
Xは、シアノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C3-C4-アルケニルオキシ、C1-C2-ハロアルコキシ、またはC3-C4-ハロアルケニルオキシである、前記化合物に関する。
R1は、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C3-C8-ハロシクロアルキル、C2-C8-アルケニル、C2-C8-ハロアルケニル、C3-C6-シクロアルケニル、C3-C6-ハロシクロアルケニル、C2-C8-アルキニル、C2-C8-ハロアルキニル、あるいはフェニル、ナフチル、または飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)であり、
R2は水素またはR1の項に記載の群のうちの1つであり、
R1およびR2は、これらに結合した窒素原子とともに、5員環または6員環のヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく、これはNを介して結合し、環構成原子としてO、NおよびSからなる群から選択される1〜3個のさらなるヘテロ原子、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、(exo)-C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を含んでもよく、
R1および/またはR2は1〜4個の同一もしくは異なるRa基を有していてもよく、
Raは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C1-C6-アルキルカルボニル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C1-C6-アルコキシカルボニル、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ-C1-C6-アルキルアミノ、C2-C8-アルケニル、C2-C8-ハロアルケニル、C2-C6-アルケニルオキシ、C2-C8-アルキニル、C2-C8-ハロアルキニル、C3-C6-アルキニルオキシ、オキシ-C1-C3-アルキレンオキシ、C3-C8-シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、このヘテロ環において、脂肪族基、脂環式基、もしくは芳香族基は、その一部について、部分的に、もしくは完全にハロゲン化されていてもよい)であり、
Xは、シアノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C3-C4-アルケニルオキシ、C1-C2-ハロアルコキシ、またはC3-C4-ハロアルケニルオキシである、前記化合物に関する。
さらに、本発明は、上記化合物を調製する方法、それらを含んでなる組成物、および有害な植物病原菌を防除するためのその使用に関する。
5-ハロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンは、欧州特許EP-A-945453により一般に広く知られている。5-シアノ-および5-アルコキシトリアゾロピリミジンは、国際公開WO02/083677に開示されている。7位に光学活性アミノ置換基を有するトリアゾロピリミジン類が、国際公開WO02/38565において一般に提案されている。
上記の刊行物に記載された化合物は、有害真菌を防除するのに適している。
しかしながら、上記化合物は必ずしも完全に満足できるものではない。こうしたことを基礎として、より改善された活性、および/またはより広範な活性スペクトルを有する化合物を提供することが本発明の目的である。
したがって、本発明者らは冒頭に定義した化合物を見出した。さらに、それらの調製方法、それらを含んでなる組成物、ならびに、化合物Iを用いて有害真菌を防除する方法を見出した。
本発明の化合物は、トリアゾロピリミジン骨格の5位の置換による、上記刊行物に記載の化合物とは異なる。
既知の化合物と比較して、式Iの化合物は、活性の増加および/または有害真菌に対するより広範な活性スペクトルを示した。
本発明の化合物は、さまざまな経路で得ることができる。好都合なことに、これらの化合物は、欧州特許EP-A-945453で知られている式IIの5-ハロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンから、化合物M-X(式III)との反応によって得られる。導入されるべき基Xの意味するものに応じて、化合物IIIは無機シアン化物もしくはアルコキシドである。反応は不活性溶媒の存在下で良好に行われる。式IIIのカチオンMは、ほとんど重要でない。実用的な理由から、通常、アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、またはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属塩が好ましい。
反応温度は、通常、0〜120℃、好ましくは10〜40℃である(J. Heterocycl. Chem., Vol. 12, pp.861-863(1975))。
R2が水素である場合、IIIとの反応に先立って、除去可能な保護基を導入すると好都合である(Greene, Protective Groups in Organic Chemistry, J. Wiley & Sons, (1981))。
適当な溶媒としては、エーテル類、たとえばジオキサン、ジエチルエーテル、および好ましくはテトラヒドロフラン;アルコール類、たとえばメタノールもしくはエタノール;ハロゲン化炭化水素、たとえば、ジクロロメタン;ならびに芳香族炭化水素、たとえばトルエンもしくはアセトニトリルがある。
式VIの5-アルキル-7-ヒドロキシ-6-フェニルトリアゾロピリミジンは、式IVの2-アミノトリアゾールおよび式Vのケトエステル(式中RはC1-C4-アルキルである)から得られる。式VおよびVIにおいて、X1はC1-C4-アルキルである。容易に得られる2-フェニルアセト酢酸エステル(式VでX1=CH3)を用いて、本発明の好ましい対象物である5-メチル-7-ヒドロキシ-6-フェニルトリアゾロピリミジンが得られる(Chem. Pharm. Bull., 9, 801, (1961))。2-アミノトリアゾールIVは市販されている。出発物質Vは、欧州特許EP-A-1002788に記載の条件下で、有利に調製される。
このようにして得られる5-アルキル-7-ヒドロキシ-6-フェニルトリアゾロピリミジン類は、ハロゲン化剤(HAL)を用いて、国際公開WO-A-94/20501で知られる条件下で、式VIIのハロピリミジンに変換されるが、この式においてHalはハロゲン原子、好ましくは臭素もしくは塩素原子であり、特に塩素原子である。有利なハロゲン化剤(HAL)は、塩素化剤もしくは臭素化剤、たとえば、オキシ臭化リン、オキシ塩化リン、塩化チオニル、臭化チオニル、または塩化スルフリルである。
VIIの、アミンVIII(R1およびR2は式Iに関する定義のとおりである)との反応は、0℃〜70℃、好ましくは10℃〜35℃で、好ましくは、不活性溶媒(例をあげると、エーテル、たとえば、ジオキサン、ジエチルエーテル、もしくは特にテトラヒドロフラン;ハロゲン化炭化水素、たとえば、ジクロロメタン;または芳香族炭化水素、たとえばトルエン)の存在下で、有利に実施される(国際公開WO-A-98/46608)。
塩基を使用することが好ましく、この塩基は、たとえば、トリエチルアミンのような第三級アミン、または炭酸カリウムのような無機塩基である;過剰量の式VIIIのアミンが塩基として機能することもありうる。
あるいは、XがC1-C4-アルキルである式Iの化合物は、Xがハロゲン、特に塩素である化合物I、および式IXのマロン酸エステルから調製することもできる。式IXにおいて、Xは、ハロゲンまたはC1-C3-アルキルであり、RはC1-C4-アルキルである。これらは式Xの化合物に変換され、脱炭酸されて化合物Iとなる(米国特許第5994360号)。
マロン酸エステルIXは文献(J. Am. Chem. Soc. 64 (1942), 2714; J. Org. Chem. 39 (1974), 2172; Helv. Chim. Acta 61 (1978), 1565)で知られており、その引用文献にしたがって調製することができる。
その後エステルXの加水分解を、概して通常の条件下で行う。異なる構造上の要素に応じて、化合物Xのアルカリ加水分解または酸加水分解が有利となりうる。エステル加水分解の条件下で、化合物Iの完全な、もしくは部分的な、脱炭酸がすでに起こりうる。
脱炭酸は通常、20℃〜180℃、好ましくは50℃〜120℃の温度で、不活性溶媒中で、適切な場合には酸の存在下で、行われる。
好適な酸は、塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸である。好適な溶媒は、水;脂肪族炭化水素、たとえば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサンおよび石油エーテル;芳香族炭化水素、たとえば、トルエン、o-、m-およびp-キシレン;ハロゲン化炭化水素、たとえば、塩化メチレン、クロロホルムおよびクロロベンゼン;エーテル類、たとえば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソールおよびテトラヒドロフラン;ニトリル類、たとえば、アセトニトリルおよびプロピオニトリル;ケトン類、たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンおよびtert-ブチルメチルケトン;アルコール類、たとえば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノールおよびtert-ブタノールであるが、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドもまた適当な溶媒である;特に好ましくは、塩酸もしくは酢酸中で反応を行う。上記溶媒の混合物を使用することも可能である。
XがC1-C4-アルキルである式Iの化合物は、Xがハロゲンである式Iの5-ハロトリアゾロピリミジンを式XIの有機金属試薬とカップリングさせて得ることもできる。この方法の一実施形態では、反応は、NiもしくはPd触媒作用のような遷移金属の触媒作用によって進行する。
式XIにおいて、Mは価数Yの金属イオン、たとえば、B、ZnもしくはSnであり、X"は、C1-C3-アルキルである。たとえば下記の方法と同様にしてこの反応を行うことができる:J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, (1994), 1187, ebid. 1 (1996), 2345; 国際公開WO-A-99/41255; Aust. J. Chem. 43 (1990), 733; J. Org. Chem. 43, (1978), 358; J. Chem. Soc. Chem. Commun. (1979), 866; Tetrahedron Lett. 34 (1993), 8267; ebid. 33 (1992), 413。
反応混合物は、従来の方法で、たとえば、水と混合し、相分離し、適切な場合には、粗生成物をクロマトグラフィー精製することによって、分離精製される。中間体および最終生成物の一部は、無色もしくはわずかに褐色がかった粘稠の油状物として得られ、これを減圧下で、緩やかに温度を上昇させて精製し、もしくは揮発性成分を除くことができる。中間体および最終生成物が固体として得られる場合には、再結晶もしくは温浸によって精製を行うこともできる。
特定の化合物Iが上記の経路で得られない場合には、他の化合物Iを誘導体化することによってそうした化合物を調製することができる。
合成によって異性体混合物が生じる場合には、分離は一般に必ずしも必要ではないが、それは個々の異性体が場合によっては、使用のために準備する際に、または適用時に(たとえば、光、酸、もしくは塩基の作用下で)相互変換される可能性があるためである。こうした変換は、たとえば植物の処理において、処理された植物において、または防除されるべき有害菌において、使用後にも起こりうる。
上記の式で使用される記号の定義において、集合語は下記の置換基を一般的に意味するものとして使用した:
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素およびヨウ素;
アルキル:1〜4、6もしくは8個の炭素原子を有する、飽和直鎖もしくは分枝炭化水素基、例として、C1-C6-アルキル、たとえば、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピルおよび1-エチル-2-メチルプロピル;
ハロアルキル:(上記のように)1〜2、4、6もしくは8個の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝アルキル基であって、これらの基において水素原子の一部もしくはすべてが上記のハロゲン原子によって置換されている;特に、C1-C2-ハロアルキル、たとえば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチルまたは1,1,1-トリフルオロプロパ-2-イル;
アルケニル:2〜4、6、8もしくは10個の炭素原子、ならびに1もしくは2個の二重結合を任意の位置に有する、不飽和直鎖もしくは分枝炭化水素基;例としてはC2-C6-アルケニル、たとえば、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニルおよび1-エチル-2-メチル-2-プロペニル;
ハロアルケニル:2〜8個の炭素原子、ならびに1もしくは2個の二重結合を任意の位置に有する、不飽和直鎖もしくは分枝炭化水素基(上述のとおり)であって、これらの基において水素原子の一部もしくはすべてが上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素および臭素によって置換されているもの;
アルキニル:2〜4、6、もしくは8個の炭素原子、ならびに1もしくは2個の三重結合を任意の位置に有する、直鎖もしくは分枝炭化水素基;例としてはC2-C6-アルキニル、たとえば、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメチル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメチル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-ブチニル、2-エチル-3-ブチニルおよび1-エチル-1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル:3個〜6個もしくは8個の環炭素原子を有する単環式もしくは二環式飽和炭化水素基、例としては、C3-C8-シクロアルキル、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル;
O、NおよびSからなる群から選択される1個〜4個のヘテロ原子を含有する、飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環または6員環:
- 1個〜3個の窒素原子、および/または1個の酸素もしくは硫黄原子、または1個もしくは2個の酸素および/または硫黄原子を含有する、ヘテロ5員環もしくは6員環、たとえば、2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、2-ピロリジニル、3-ピロリジニル、3-イソオキサゾリジニル、4-イソオキサゾリジニル、5-イソオキサゾリジニル、3-イソチアゾリジニル、4-イソチアゾリジニル、5-イソチアゾリジニル、3-ピラゾリジニル、4-ピラゾリジニル、5-ピラゾリジニル、2-オキサゾリジニル、4-オキサゾリジニル、5-オキサゾリジニル、2-チアゾリジニル、4-チアゾリジニル、5-チアゾリジニル、2-イミダゾリジニル、4-イミダゾリジニル、2-ピロリン-2-イル、2-ピロリン-3-イル、3-ピロリン-2-イル、3-ピロリン-3-イル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、1,3-ジオキサン-5-イル、2-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-ヘキサヒドロピリダジニル、4-ヘキサヒドロピリダジニル、2-ヘキサヒドロピリミジニル、4-ヘキサヒドロピリミジニル、5-ヘキサヒドロピリミジニルおよび2-ピペラジニル;
- 1個〜4個の窒素原子、または1個〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を含有する、5員環ヘテロアリール:炭素原子の他に1個〜4個の窒素原子、または1個〜3個の窒素原子および1個の硫黄もしくは酸素原子を環構成原子として含有する、5員環ヘテロアリール基、たとえば、2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリルおよび1,3,4-トリアゾール-2-イル;
- 1個〜3個、または1個〜4個の窒素原子を含有する6員環ヘテロアリール:炭素原子の他に、1個〜3個、または1個〜4個の窒素原子を環構成原子として含有する、6員環ヘテロアリール基、たとえば、2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニルおよび2-ピラジニル;
アルキレン:1〜4もしくは6個の炭素原子を有する飽和直鎖もしくは分子炭化水素基であって、二重結合を介して骨格に結合する基、たとえば、=CH2、=CH-CH3、=CH-CH2-CH3;
オキシアルキレンオキシ:1〜3個のCH2基からなる二価非分枝鎖であって、二価の結合価がいずれも酸素原子を介して骨格に結合するもの、たとえば、OCH2O、OCH2CH2OおよびOCH2CH2CH2O。
本発明の範囲には、不斉中心を有する式Iの化合物の、(R)-および(S)-異性体ならびにラセミ体も含まれる。
式Iのトリアゾロピリミジンの使用目的を考えると、個々の場合に、それ自体として、または組み合わせて、次のような内容の置換基が特に好ましい:
R1がC1-C4-アルキル、C2-C6-アルケニル、またはC1-C8-ハロアルキルである、化合物Iが好ましい。
[式中、
Z1は水素、フッ素もしくはC1-C6-フルオロアルキルであり、
Z2は水素もしくはフッ素であり、または
Z1およびZ2は一緒になって二重結合を形成し;
qは0または1であり;ならびに
R3は水素もしくはメチルである]である、化合物Iが好ましい。
Z1は水素、フッ素もしくはC1-C6-フルオロアルキルであり、
Z2は水素もしくはフッ素であり、または
Z1およびZ2は一緒になって二重結合を形成し;
qは0または1であり;ならびに
R3は水素もしくはメチルである]である、化合物Iが好ましい。
さらに、R1が、C3-C6-シクロアルキル(これはC1-C4-アルキルで置換されていてもよい)である、化合物Iが好ましい。
特に好ましいのはR2が水素である化合物Iである。
同様に、R2がメチルもしくはエチルである化合物Iも好ましい。
R1および/またはR2が、不斉中心を有するハロアルキルもしくはハロアルケニル基を含む場合には、(S)-異性体がこれらの基には好ましい。R1もしくはR2中に不斉中心を有する、ハロゲンのないアルキルもしくはアルケニル基の場合には、(R)-配置の異性体が好ましい。
式中、
Gは、C2-C6-アルキル、特に、エチル、n-およびイソプロピル、n-、sec-、tert-ブチル、ならびにC1-C4-アルコキシメチル、特に、エトキシメチル、またはC3-C6-シクロアルキル、特にシクロペンチルもしくはシクロヘキシルであり;
R2は水素もしくはメチルであり;ならびに
Xは式Iにしたがって定義されるが、特にシアノ、メトキシもしくはエトキシである、前記化合物に関する。
Gは、C2-C6-アルキル、特に、エチル、n-およびイソプロピル、n-、sec-、tert-ブチル、ならびにC1-C4-アルコキシメチル、特に、エトキシメチル、またはC3-C6-シクロアルキル、特にシクロペンチルもしくはシクロヘキシルであり;
R2は水素もしくはメチルであり;ならびに
Xは式Iにしたがって定義されるが、特にシアノ、メトキシもしくはエトキシである、前記化合物に関する。
式中、Yは水素もしくはC1-C4-アルキル、特にメチルおよびエチルであり、Xは式Iにしたがって定義されるが、特にシアノ、メトキシもしくはエトキシである、前記化合物に関する。
本発明のさらに好ましい実施形態は、R1およびR2が、それらが結合した窒素原子とともに5員環もしくは6員環ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する化合物に関し、このヘテロ環は、Nを介して連結され、O、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成原子として含有してもよく、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を有していてもよい。これらの化合物は、具体的には式I.3に相当し、
式中、
Dは、窒素原子とともに5員環もしくは6員環ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、このヘテロ環はNを介して連結され、O、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成原子として含有してもよく、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニルC1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、(exo)-C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を有していてもよく;さらに
Xは、式Iにしたがって定義され、具体的には、シアノ、メトキシまたはエトキシである。
Dは、窒素原子とともに5員環もしくは6員環ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、このヘテロ環はNを介して連結され、O、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成原子として含有してもよく、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニルC1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、(exo)-C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を有していてもよく;さらに
Xは、式Iにしたがって定義され、具体的には、シアノ、メトキシまたはエトキシである。
さらに好ましいのは、R1およびR2が、それらが結合した窒素原子とともにピペリジニル、モルホリニルもしくはチオモルホリニル環、特にピペリジニル環を形成し、これら環が、適切な場合には、1〜3個の基、ハロゲン、C1-C4-アルキルまたはC1-C4-ハロアルキルにより置換されている、化合物Iである。特に好ましいのは、R1およびR2が、それらが結合した窒素原子とともに4-メチルピペリジン環を形成している化合物である。
さらに好ましくは、本発明は、R1およびR2が、それらが結合した窒素原子とともにピラゾール環を形成し、このピラゾール環が、適切な場合には、1つもしくは2つの基、ハロゲン、C1-C4-アルキルまたはC1-C4-ハロアルキルによって、特に、3,5-ジメチルまたは3,5-ジ-(トリフルオロメチル)によって置換されている、化合物Iを提供する。
加えて、式Iの化合物であって、R1が、CH(CH3)-CH2CH3、CH(CH3)-CH(CH3)2、CH(CH3)-C(CH3)3、CH(CH3)-CF3、CH2C(CH3)=CH2、CH2CH=CH2、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルであり;R2が水素もしくはメチルであり;またはR1およびR2が一緒になって、-(CH2)2CH(CH3)(CH2)2-、-(CH2)2CH(CF3)(CH2)2-、または-(CH2)2O(CH2)2-である、前記化合物が特に好ましい。
Xがシアノ、メトキシ、またはエトキシであり、特にシアノまたはメトキシである、化合物Iがさらに特に好ましい。
式Iの化合物の別の好ましい実施形態においては、XはC1-C4-アルキル、特にメチルである。
特に、化合物を使用する目的では、下記の表にまとめられた化合物が好ましい。さらに、表中で置換基として記載された基は、それらが記載されている組み合わせとは無関係に、当該置換基の特に好ましい実施形態である。
表1
Xがシアノであり、R1およびR2の組み合わせが各化合物について表Aの一つの行に対応する、式Iの化合物
Xがシアノであり、R1およびR2の組み合わせが各化合物について表Aの一つの行に対応する、式Iの化合物
表2
Xがメトキシであり、R1およびR2の組み合わせが各化合物について表Aの一つの行に対応する、式Iの化合物
Xがメトキシであり、R1およびR2の組み合わせが各化合物について表Aの一つの行に対応する、式Iの化合物
表3
Xがエトキシであり、R1およびR2の組み合わせが各化合物について表Aの一つの行に対応する、式Iの化合物
Xがエトキシであり、R1およびR2の組み合わせが各化合物について表Aの一つの行に対応する、式Iの化合物
化合物Iは、殺菌剤として適している。化合物Iは、特に子嚢菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)、ミズカビ綱(Oomycetes)および担子菌類(Basidiomycetes)に属する、広範囲の植物病原菌に対する顕著な有効性によって特徴付けられる。一部は植物体の全体にわたって有効であるが、それらを葉面および土壌殺菌剤として植物防疫に使用することができる。
これらの化合物は、さまざまな栽培植物、たとえば、小麦、ライ麦、大麦、オート麦、イネ、コーン、牧草、バナナ、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、蔓植物、果樹および観賞植物、ならびに野菜、たとえば、キュウリ、豆、トマト、ジャガイモおよびウリに対して、さらにこれらの植物の種子に対して、多数の真菌を防除するのに特に重要である。
上記化合物は、下記の植物の病気を防除するのに特に適している:
・ 果実および野菜に対するAlternaria属菌、
・ 穀物、イネおよび芝生に対するBipolaris属菌およびDrechslera属菌、
・ 穀物に対するうどんこ病菌(Blumeria graminis)
・ イチゴ、野菜、観賞植物およびブドウに対する灰色カビ病菌(Botrytis cinerea)、
・ ウリ科植物に対するうどんこ病菌(Erysiphe cichoracearumおよびSphaerotheca fuliginea)、
・ さまざまな植物に対するFusarium属菌およびVerticillium属菌、
・ 穀物、バナナ、およびラッカセイに対するMycosphaerella属菌、
・ ジャガイモおよびトマトに対する疫病菌(Phytophthora infestans)、
・ ブドウに対するべと病菌(Plasmopara viticola)、
・ リンゴに対するうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)、
・ 小麦および大麦に対する眼紋病菌(Pseudocercosporella herpotrichoides)、
・ ホップおよびキュウリに対するべと病菌(Pseudoperonospora属菌)、
・ 穀物に対するさび病菌(Puccinia属菌)、
・ イネに対するイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)、
・ 綿花、イネおよび芝生に対するRhizoctonia属菌、
・ 小麦に対するSeptoria triticiおよびStagonospora nodorum、
・ ブドウに対するうどんこ病菌(Uncinula necator)、
・ 穀物およびサトウキビに対する黒穂病菌(Ustilago属菌)、および
・ リンゴおよび西洋ナシに対する黒星病菌(Venturia属菌)。
・ 果実および野菜に対するAlternaria属菌、
・ 穀物、イネおよび芝生に対するBipolaris属菌およびDrechslera属菌、
・ 穀物に対するうどんこ病菌(Blumeria graminis)
・ イチゴ、野菜、観賞植物およびブドウに対する灰色カビ病菌(Botrytis cinerea)、
・ ウリ科植物に対するうどんこ病菌(Erysiphe cichoracearumおよびSphaerotheca fuliginea)、
・ さまざまな植物に対するFusarium属菌およびVerticillium属菌、
・ 穀物、バナナ、およびラッカセイに対するMycosphaerella属菌、
・ ジャガイモおよびトマトに対する疫病菌(Phytophthora infestans)、
・ ブドウに対するべと病菌(Plasmopara viticola)、
・ リンゴに対するうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)、
・ 小麦および大麦に対する眼紋病菌(Pseudocercosporella herpotrichoides)、
・ ホップおよびキュウリに対するべと病菌(Pseudoperonospora属菌)、
・ 穀物に対するさび病菌(Puccinia属菌)、
・ イネに対するイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)、
・ 綿花、イネおよび芝生に対するRhizoctonia属菌、
・ 小麦に対するSeptoria triticiおよびStagonospora nodorum、
・ ブドウに対するうどんこ病菌(Uncinula necator)、
・ 穀物およびサトウキビに対する黒穂病菌(Ustilago属菌)、および
・ リンゴおよび西洋ナシに対する黒星病菌(Venturia属菌)。
化合物Iはまた、資材(たとえば、木材、紙、分散塗料、線維または織物)、および保存製品の防御において、Paecilomyces variotiiのような有害真菌を防除することにも適している。
化合物Iは、真菌を、または真菌の攻撃から保護すべき植物、種子、資材もしくは土壌を、殺菌剤として有効な量の活性化合物で処理することによって使用される。資材、植物もしくは種子が真菌によって感染を受ける前後いずれでも、適用することができる。
殺菌組成物は、概ね、重量で0.1から95%の間、好ましくは0.5から90%の間の活性化合物を含んでなる。
植物防疫に使用する場合、適用される量は、求める効果の種類に応じて、ヘクタール当たりの活性化合物として0.01から2.0kgの間である。
種子処理では、種子100キログラム当たり1〜1000g、好ましくは5〜100gの活性化合物の量が一般に必要とされる。
資材もしくは保存製品の防御に使用する場合、適用される活性化合物の量は、適用領域の性質、および求められる効果に応じて決まる。資材の防御に通常使用される量は、処理する材料の立法メートル当たり、たとえば、0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
化合物Iは、通常の製剤、たとえば、溶液剤、乳剤、懸濁剤、粉剤、粉末、ペースト剤および粒剤に加工することができる。適用形態は、個別の目的によって決まる;いずれの場合も、本発明の化合物の緻密で均一な分布を保証すべきである。
製剤は既知の方法で、たとえば、活性化合物を溶媒および/または担体で増量することによって、必要ならば乳化剤および分散剤を用いて調製される。適当な溶媒/助剤は基本的に下記の通りである:
- 水、芳香族溶媒(たとえば、Solvesso製品、キシレン)、パラフィン類(たとえば、鉱油画分)、アルコール類(たとえば、メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(たとえば、シクロヘキサノン、γ-ブチロラクトン)、ピロリドン類(NMP, NOP)、アセタート類(グリコールジアセタート)、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸および脂肪酸エステル。原則として、溶媒混合物も使用することができる。
- 担体、たとえば粉砕した天然鉱物(たとえばカオリン、粘土、タルク、チョーク)、および粉砕した合成鉱物(たとえば、高分散シリカ、ケイ酸塩);乳化剤、たとえば、非イオン系および陰イオン系乳化剤(たとえば、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、アルキルスルホン酸塩およびアリールスルホン酸塩)、ならびに分散剤、たとえば、亜硫酸パルプ廃液およびメチルセルロース。
好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属およびアンモニウム塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、脂肪酸および硫酸化高級アルコールグリコールエーテル、さらに、スルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体のホルムアルデヒド縮合物、ナフタレンもしくはナフタレンスルホン酸のフェノールおよびホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコールおよび高級アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ひまし油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、亜硫酸パルプ廃液およびメチルセルロースである。
そのまま噴霧することができる溶液、エマルジョン、ペーストもしくは油分散液の調製に適しているのは、中程度から高沸点の鉱油画分、たとえば、ケロシンもしくは軽油、さらにコールタール油および植物もしくは動物起源の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素、たとえば、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレンもしくはその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、高極性溶媒、たとえば、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドンおよび水である。
粉末、散布材料、および粉剤は、活性物質を固体担体と混合する、もしくは同時に粉砕することによって調製することができる。
粒剤、たとえばコーティング粒剤、含浸粒剤および均一な粒剤は、活性化合物を固体担体に結合することによって調製することができる。固体担体の例としては、土壌鉱物、たとえば、シリカゲル、ケイ酸塩、タルク、カオリン、attaclay(アタパルジャイト)、石灰石、石灰、チョーク、ボール、レス(黄土)、クレー、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕された合成材料、肥料、たとえば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、ならびに植物起源の製品、たとえば、穀物粉、樹皮粉、木粉および堅果の殻の粉、セルロース粉末、ならびに他の固体担体がある。
一般に、製剤は重量比で0.01〜95%、好ましくは重量比で0.1〜90%の活性成分を含む。活性成分は純度90%〜100%、好ましくは95%〜100%のものを用いる(NMRスペクトルによる)。
下記は製剤の例である:
1. 水で希釈するための製品
A. 水溶性濃縮物(SL)
重量比で10%の本発明の化合物を水または水溶性溶媒に溶解する。別の方法として、ウェッターもしくは助剤を添加する。活性化合物は水で希釈することによって溶解する。
重量比で10%の本発明の化合物を水または水溶性溶媒に溶解する。別の方法として、ウェッターもしくは助剤を添加する。活性化合物は水で希釈することによって溶解する。
B. 分散性濃縮物(DC)
重量比で20%の本発明の化合物を、たとえば、ポリビニルピロリドンのような分散剤を添加してシクロヘキサノン中に溶解する。水で希釈することによって分散系を得る。
重量比で20%の本発明の化合物を、たとえば、ポリビニルピロリドンのような分散剤を添加してシクロヘキサノン中に溶解する。水で希釈することによって分散系を得る。
C. 乳剤(EC)
重量比で15%の本発明の化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムおよびエトキシル化ひまし油を添加して(いずれの場合も5%)、キシレン中に溶解する。水で希釈することによってエマルジョンが与えられる。
重量比で15%の本発明の化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムおよびエトキシル化ひまし油を添加して(いずれの場合も5%)、キシレン中に溶解する。水で希釈することによってエマルジョンが与えられる。
D. エマルジョン製剤(EW, EO)
重量比で40%の本発明の化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムおよびエトキシル化ひまし油を添加して(いずれの場合も5%)、キシレン中に溶解する。この混合物を、乳化装置(Ultraturrax)によって水中に導入し、均一なエマルジョン製剤とする。水で希釈することによってエマルジョンが与えられる。
重量比で40%の本発明の化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムおよびエトキシル化ひまし油を添加して(いずれの場合も5%)、キシレン中に溶解する。この混合物を、乳化装置(Ultraturrax)によって水中に導入し、均一なエマルジョン製剤とする。水で希釈することによってエマルジョンが与えられる。
E. 懸濁製剤(SC, OD)
撹拌ボールミルにおいて、重量比で20%の本発明の化合物を、分散剤、ウェッターおよび水、または有機溶媒を添加して粉砕して、微細な活性成分の懸濁製剤を得る。水で希釈することによって、活性成分の安定した懸濁液が与えられる。
撹拌ボールミルにおいて、重量比で20%の本発明の化合物を、分散剤、ウェッターおよび水、または有機溶媒を添加して粉砕して、微細な活性成分の懸濁製剤を得る。水で希釈することによって、活性成分の安定した懸濁液が与えられる。
F. 分散性顆粒および水溶性顆粒(WG, SG)
重量比で50%の本発明の化合物を、分散剤およびウェッターを添加して微細に粉砕し、技術的装置(たとえば、押し出し成形、噴霧塔、流動層)によって水分散性、または水溶性顆粒とする。水で希釈することによって、活性成分の安定した分散系もしくは溶液が与えられる。
重量比で50%の本発明の化合物を、分散剤およびウェッターを添加して微細に粉砕し、技術的装置(たとえば、押し出し成形、噴霧塔、流動層)によって水分散性、または水溶性顆粒とする。水で希釈することによって、活性成分の安定した分散系もしくは溶液が与えられる。
G. 分散性粉末および水溶性粉末(WP, SP)
重量比で75%の本発明の化合物を、分散剤、ウェッター、およびシリカゲルを添加して、ローター-固定子ミル内で粉砕する。水で希釈することによって、活性成分の安定した分散系もしくは溶液が与えられる。
重量比で75%の本発明の化合物を、分散剤、ウェッター、およびシリカゲルを添加して、ローター-固定子ミル内で粉砕する。水で希釈することによって、活性成分の安定した分散系もしくは溶液が与えられる。
2. 希釈せずに適用される製品
H. 粉剤(DP)
重量比で5%の本発明の化合物を細かく粉砕し、95%の微細に分割したカオリンと十分に混合する。こうして粉剤が与えられる。
重量比で5%の本発明の化合物を細かく粉砕し、95%の微細に分割したカオリンと十分に混合する。こうして粉剤が与えられる。
I. 粒剤(GR, FG, GG, MG)
重量比で0.5%の本発明の化合物を細かく粉砕し、95.5%の担体と合わせる。現行の方法は、押し出し成形、噴霧乾燥、もしくは流動層である。こうして、希釈せずに適用される粒剤が与えられる。
重量比で0.5%の本発明の化合物を細かく粉砕し、95.5%の担体と合わせる。現行の方法は、押し出し成形、噴霧乾燥、もしくは流動層である。こうして、希釈せずに適用される粒剤が与えられる。
J. ULV溶液(UL)
重量比で10%の本発明の化合物を、たとえばキシレンのような有機溶媒に溶解する。こうして、希釈せずに適用される製品が与えられる。
重量比で10%の本発明の化合物を、たとえばキシレンのような有機溶媒に溶解する。こうして、希釈せずに適用される製品が与えられる。
活性化合物を、そのままの製剤の形態で、または製剤から調製される使用形態として、たとえば、そのまま噴霧できる液剤、粉末、懸濁剤もしくは分散液、エマルジョン、油分散液、ペースト剤、粉剤、散布材料、または粒剤として、スプレーする、霧化する、まぶす、散布する、もしくは注ぐことによって使用することができる。使用形態は、もっぱら使用目的によって決まる;いずれの場合にも本発明は、本発明の活性化合物の、可能な限りもっとも微細な分布を保証することを目的とする。
水性の使用形態は、エマルジョン濃縮物、ペースト剤、または湿潤性粉末(噴霧可能な粉末、油分散液)から、水の添加によって調製することができる。エマルジョン、ペースト剤、もしくは油分散液を調製するために、物質は、そのままで、または油もしくは溶媒中に溶解して、ウェッター、粘着付与剤、分散剤もしくは乳化剤を用いて、水中で均質化することができる。あるいは、活性物質、ウェッター、粘着付与剤、分散剤もしくは乳化剤、および、適切な場合には、溶媒もしくは油からなる濃縮物を調製することができ、そのような濃縮物は水による希釈に適している。
そのまま使用できる製品中の活性化合物濃度は、比較的広範囲に変えることができる。一般に、0.0001〜10%であるが、好ましくは0.01〜1%である。
超微量プロセス(ULV)において、活性化合物をうまく使用することもでき、それによって、重量比で95%を超える活性化合物を含む製剤を適用すること、または、添加物なしで活性化合物を適用することも可能である。
いろいろな種類の油、ウェッター、アジュバント、除草剤、殺真菌剤、その他の殺虫剤、または殺菌剤を、適切ならば、使用直前に活性化合物に添加することができる。これらの薬剤は、本発明の薬剤と重量比1:10〜10:1の割合で混合することができる。
本発明の組成物は、殺菌剤としての使用形態において、他の活性化合物、たとえば、除草剤、殺虫剤、成長調節物質、殺菌剤あるいは肥料と共存していてもよい。化合物I、もしくは殺菌剤として適用する形でそれを含んでなる組成物と、他の殺菌剤との混合は、多くの場合、結果的に、得られる活性の殺菌スペクトルの広がりをもたらす。
下記の殺菌剤リストは、本発明の化合物と併用できるものであるが、考えられる組み合わせを示す目的であって、限定することを意図しない。
・ アシルアラニン系、たとえばベナラキシル、メタラキシル、オフレースまたはオキサジキシル、
・ アミン誘導体、たとえば、アルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミンまたはトリデモルフ、
・ アニリノピリミジン系、たとえば、ピリメタニル、メパニピリムまたはシプロジニル、
・ 抗生物質類、たとえば、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン、またはストレプトマイシン、
・ アゾール系、たとえば、ビテルタノール、ブロモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニトロコナゾール、エニルコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾールまたはトリチコナゾール、
・ カルボキシイミド系、たとえば、イプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、またはビンクロゾリン、
・ ジチオカーバメート系、たとえば、フェルバム、ナバム、マンネブ、マンコゼブ、メタム、メチラム、プロピネブ、ポリカーバメート、チウラム、ジラムまたはジネブ、
・ ヘテロ環系化合物、たとえば、アニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンダジム、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメット、ジチアノン、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモル、フベリダゾール、フルトラニル、フラメトピル、イソプロチオラン、メプロニル、ヌアリモル、プロベナゾール、プロキナジド、ピリフェノックス、ピロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネートメチル、チアジニル、トリシクラゾールまたはトリホリン、
・ 銅殺菌剤、たとえば、ボルドー混合液、酢酸銅、オキシ塩化銅または塩基性硫酸銅、
・ ニトロフェニル誘導体、たとえば、ビナパクリル、ジノカップ、ジノブトン、またはニトロフタルイソプロピル、
・ フェニルピロール系、たとえば、フェンピクロニル、またはフルジオキソニル、
・ 硫黄、
・ 他の殺菌剤、たとえば、アシベンゾラル-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ダゾメット、ジクロメジン、ジクロシメット、ジエトフェンカルブ、エジフェンホス、エタボキサム、フェンヘキサミド、酢酸フェンチン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、ホセチル、ホセチルアルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシクロン、プロパモカルブ、フサライド、トルクロホスメチル、キントゼン、またはゾキサミド、
・ ストロビルリン系、たとえば、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム-メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、またはトリフロキシストロビン、
・ スルフェン酸誘導体、たとえば、カプタホル、キャプタン、ジクロフルアニド、ホルペット、またはトリルフルアニド、
・ 経皮酸アミドおよび類縁化合物、たとえば、ジメトモルフ、flumetoverまたはflumorph。
・ アミン誘導体、たとえば、アルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミンまたはトリデモルフ、
・ アニリノピリミジン系、たとえば、ピリメタニル、メパニピリムまたはシプロジニル、
・ 抗生物質類、たとえば、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン、またはストレプトマイシン、
・ アゾール系、たとえば、ビテルタノール、ブロモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニトロコナゾール、エニルコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾールまたはトリチコナゾール、
・ カルボキシイミド系、たとえば、イプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、またはビンクロゾリン、
・ ジチオカーバメート系、たとえば、フェルバム、ナバム、マンネブ、マンコゼブ、メタム、メチラム、プロピネブ、ポリカーバメート、チウラム、ジラムまたはジネブ、
・ ヘテロ環系化合物、たとえば、アニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンダジム、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメット、ジチアノン、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモル、フベリダゾール、フルトラニル、フラメトピル、イソプロチオラン、メプロニル、ヌアリモル、プロベナゾール、プロキナジド、ピリフェノックス、ピロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネートメチル、チアジニル、トリシクラゾールまたはトリホリン、
・ 銅殺菌剤、たとえば、ボルドー混合液、酢酸銅、オキシ塩化銅または塩基性硫酸銅、
・ ニトロフェニル誘導体、たとえば、ビナパクリル、ジノカップ、ジノブトン、またはニトロフタルイソプロピル、
・ フェニルピロール系、たとえば、フェンピクロニル、またはフルジオキソニル、
・ 硫黄、
・ 他の殺菌剤、たとえば、アシベンゾラル-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ダゾメット、ジクロメジン、ジクロシメット、ジエトフェンカルブ、エジフェンホス、エタボキサム、フェンヘキサミド、酢酸フェンチン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、ホセチル、ホセチルアルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシクロン、プロパモカルブ、フサライド、トルクロホスメチル、キントゼン、またはゾキサミド、
・ ストロビルリン系、たとえば、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム-メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、またはトリフロキシストロビン、
・ スルフェン酸誘導体、たとえば、カプタホル、キャプタン、ジクロフルアニド、ホルペット、またはトリルフルアニド、
・ 経皮酸アミドおよび類縁化合物、たとえば、ジメトモルフ、flumetoverまたはflumorph。
合成例
出発化合物を適切に修飾して、下記の合成例に示した方法を使用し、さらなる化合物Iを得た。こうして得られた化合物を下記の表に物理的データとともに記載する。
出発化合物を適切に修飾して、下記の合成例に示した方法を使用し、さらなる化合物Iを得た。こうして得られた化合物を下記の表に物理的データとともに記載する。
(実施例1)
5-シアノ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
0.2g(0.5mmol)の5-クロロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(欧州特許EP-A-945453参照)、および0.5g(3.3mmol)のシアン化テトラブチルアンモニウムを2mlアセトニトリル中に含む溶液を20〜25℃にて14時間撹拌した。次に、反応混合物を減圧下で蒸発させて、残渣を、シリカゲルRP-18でアセトニトリル/水混合物を用いて、調製用MPLCによって精製した。溶出液から0.13gの標記化合物が、融点173〜177℃の無色固体として得られた。
5-シアノ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
0.2g(0.5mmol)の5-クロロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(欧州特許EP-A-945453参照)、および0.5g(3.3mmol)のシアン化テトラブチルアンモニウムを2mlアセトニトリル中に含む溶液を20〜25℃にて14時間撹拌した。次に、反応混合物を減圧下で蒸発させて、残渣を、シリカゲルRP-18でアセトニトリル/水混合物を用いて、調製用MPLCによって精製した。溶出液から0.13gの標記化合物が、融点173〜177℃の無色固体として得られた。
1H-NMR(CDCl3, δ in ppm): 8.5 (s, 1H); 7.4 (m, 1H); 7.1 (m, 1H); 4.65 (m, 1H); 3.1-3.4 (m, 2H); 1.8-1.9 (m, 1H); 1.6-1.8 (m, 3H); 1.5 (m, 2H); 1.25 (m, 3H)。
(実施例2)
5-メトキシ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-シクロペンチルアミノ-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
30%濃度のナトリウムメトキシド溶液を0.12g添加した後、0.2g(0.5mmol)の5-クロロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-シクロペンチルアミノ-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(欧州特許EP945453参照)を5mlメタノール中に含む溶液を20〜25℃にて24時間撹拌し、次に50℃にて3時間撹拌し、30%濃度のナトリウムメトキシド溶液をさらに0.12g添加した後、50℃にて8時間撹拌し、30%濃度のナトリウムメトキシド溶液0.2gを追加した後、60℃にて4時間、その後20〜25℃にて18時間撹拌した。つぎに、反応混合物を減圧下で蒸発させて、残渣を、シリカゲルRP-18でアセトニトリル/水混合物を用いて、調製用MPLCによって精製した。溶出液から0.13gの標記化合物が、黄色の樹脂状物質として与えられた。
5-メトキシ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-シクロペンチルアミノ-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
30%濃度のナトリウムメトキシド溶液を0.12g添加した後、0.2g(0.5mmol)の5-クロロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-シクロペンチルアミノ-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(欧州特許EP945453参照)を5mlメタノール中に含む溶液を20〜25℃にて24時間撹拌し、次に50℃にて3時間撹拌し、30%濃度のナトリウムメトキシド溶液をさらに0.12g添加した後、50℃にて8時間撹拌し、30%濃度のナトリウムメトキシド溶液0.2gを追加した後、60℃にて4時間、その後20〜25℃にて18時間撹拌した。つぎに、反応混合物を減圧下で蒸発させて、残渣を、シリカゲルRP-18でアセトニトリル/水混合物を用いて、調製用MPLCによって精製した。溶出液から0.13gの標記化合物が、黄色の樹脂状物質として与えられた。
1H-NMR(CDCl3, δ in ppm): 8.2 (s, 1H); 7.3 (m, 1H); 6.95 (m, 1H); 6.2 (d, 1H); 4.0 (s, 3H); 3.55 (m, 1H); 1.65 (m, 4H); 1.5 (m, 4H)。
(実施例3)
5-メチル-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
0.6g(1.6mmol)の5-クロロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(欧州特許EP945453参照)および0.6g(4mmol)のジメチルマロン酸ナトリウムを5mlアセトニトリル中に含む溶液を80℃にて約5時間撹拌した。黄色固形物が沈澱した。その後、反応混合物を、シリカゲルを通して吸引して濾別し、黄色固形物を塩化メチレンおよび希塩酸中に懸濁し、その懸濁液を20〜25℃にて約15分間撹拌した。その後相分離し、有機相を乾燥させ、溶媒を除去した。
5-メチル-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンの調製
0.6g(1.6mmol)の5-クロロ-6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)-7-(2-メチルピペリジニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジン(欧州特許EP945453参照)および0.6g(4mmol)のジメチルマロン酸ナトリウムを5mlアセトニトリル中に含む溶液を80℃にて約5時間撹拌した。黄色固形物が沈澱した。その後、反応混合物を、シリカゲルを通して吸引して濾別し、黄色固形物を塩化メチレンおよび希塩酸中に懸濁し、その懸濁液を20〜25℃にて約15分間撹拌した。その後相分離し、有機相を乾燥させ、溶媒を除去した。
得られた残渣を、精製することなく、濃塩酸10ml中に溶解し、反応混合物を80〜90℃で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で希釈し、水相を塩化メチレンで抽出した。有機層を合わせて乾燥させ、溶媒を除去した。残渣を、シリカゲルRP-18でアセトニトリル/水混合物を用いた調製用MPLC、およびヘキサン中の温浸によって精製した。こうして、0.2gの標記化合物が、融点108〜110℃の透明な固体として得られた。
1H-NMR(CDCl3, δ in ppm): 8.4 (s, 1H); 7.3 (m, 1H); 7.0 (m, 1H); 4.2 (m, 1H); 3.05-3.25 (m, 2H); 2.4 (s, 3H); 1.25-1.75 (m, 6H); 1.05 (m, 3H)。
有害真菌に対する作用に関する実施例
式Iの化合物の殺菌作用は、下記の試験によって実証された。
活性化合物は原液として調製されたが、これは25mgの活性化合物を含有し、アセトンおよび/またはDMSOおよび乳化剤Uniperol(登録商標)EL(エトキシル化アルキルフェノール類をベースとする、乳化分散作用を有するウェッティング剤)の混合物(溶媒/乳化剤の用量比は99対1)を用いて10mlとなるように調合された。次に、この混合物を水で100mlとした。この原液を、記載された溶媒/乳化剤/水の混合物で、下記の活性化合物濃度に希釈した。
活性化合物は原液として調製されたが、これは25mgの活性化合物を含有し、アセトンおよび/またはDMSOおよび乳化剤Uniperol(登録商標)EL(エトキシル化アルキルフェノール類をベースとする、乳化分散作用を有するウェッティング剤)の混合物(溶媒/乳化剤の用量比は99対1)を用いて10mlとなるように調合された。次に、この混合物を水で100mlとした。この原液を、記載された溶媒/乳化剤/水の混合物で、下記の活性化合物濃度に希釈した。
(使用例1)
Pyrenophora teresによって引き起こされるオオムギ網斑病に対する活性、防御適用
"Hanna"という品種の鉢植えのオオムギ苗の葉に、下記の濃度の活性化合物を有する水性懸濁液を、流出する程度まで噴霧した。噴霧コーティングが乾いた24時間後に、被験植物に網斑病病原体であるPyrenophora(Drechsleraも同じ)teresの水性胞子懸濁液を接種した。その後、被験植物を20から24℃の間の温度で湿度95〜100%の温室に入れた。6日後、病気の発生の程度を、目視により、全葉面積の感染%として判定した。
この試験において、250ppmの化合物I-1、I-2、I-3またはI-4で処理した植物は、7%以下の感染を示したが、これに対して非処理植物は100%感染した。
Pyrenophora teresによって引き起こされるオオムギ網斑病に対する活性、防御適用
"Hanna"という品種の鉢植えのオオムギ苗の葉に、下記の濃度の活性化合物を有する水性懸濁液を、流出する程度まで噴霧した。噴霧コーティングが乾いた24時間後に、被験植物に網斑病病原体であるPyrenophora(Drechsleraも同じ)teresの水性胞子懸濁液を接種した。その後、被験植物を20から24℃の間の温度で湿度95〜100%の温室に入れた。6日後、病気の発生の程度を、目視により、全葉面積の感染%として判定した。
この試験において、250ppmの化合物I-1、I-2、I-3またはI-4で処理した植物は、7%以下の感染を示したが、これに対して非処理植物は100%感染した。
(使用例2)
Botrytis cinereaによって引き起こされるピーマン葉の灰色カビ病に対する活性、防御適用
"Neusiedler Ideal Elite"という品種のピーマン苗の葉が2,3枚、十分に生長した後、これに、下記の濃度の活性化合物を有する水性懸濁液を、流出する程度まで噴霧した。翌日、処理した植物にBotrytis cinereaの胞子懸濁液を接種した。これは2%biomalt水溶液中に胞子1.7×106個/mlを含有している。その後、被験植物を、22〜24℃で高湿度の気候条件に対応した暗いチャンバー内に置いた。5日後、葉面の真菌感染の程度を、目視により%として判断した。
この試験において、250ppmの化合物I-1、I-2、I-3またはI-4で処理した植物は、感染を示さなかったが、これに対して非処理植物は90%感染した。
Botrytis cinereaによって引き起こされるピーマン葉の灰色カビ病に対する活性、防御適用
"Neusiedler Ideal Elite"という品種のピーマン苗の葉が2,3枚、十分に生長した後、これに、下記の濃度の活性化合物を有する水性懸濁液を、流出する程度まで噴霧した。翌日、処理した植物にBotrytis cinereaの胞子懸濁液を接種した。これは2%biomalt水溶液中に胞子1.7×106個/mlを含有している。その後、被験植物を、22〜24℃で高湿度の気候条件に対応した暗いチャンバー内に置いた。5日後、葉面の真菌感染の程度を、目視により%として判断した。
この試験において、250ppmの化合物I-1、I-2、I-3またはI-4で処理した植物は、感染を示さなかったが、これに対して非処理植物は90%感染した。
Claims (14)
- 式Iの6-(2,3,6-トリフルオロフェニル)トリアゾロピリミジンであって、
R1は、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロアルキル、C3-C8-シクロアルキル、C3-C8-ハロシクロアルキル、C2-C8-アルケニル、C2-C8-ハロアルケニル、C3-C6-シクロアルケニル、C3-C6-ハロシクロアルケニル、C2-C8-アルキニル、C2-C8-ハロアルキニル、あるいはフェニル、ナフチル、または飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)であり、
R2は水素またはR1の項に記載の群のうちの1つであり、
R1およびR2は、これらに結合した窒素原子とともに、Nを介して結合した5員環または6員環のヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく、環構成原子としてO、NおよびSからなる群から選択される1〜3個のさらなるヘテロ原子、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、(exo)-C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を含んでいてもよく、
R1および/またはR2は1〜4個の同一もしくは異なるRa基を有していてもよく、
Raは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C1-C6-アルキルカルボニル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C1-C6-アルコキシカルボニル、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ-C1-C6-アルキルアミノ、C2-C8-アルケニル、C2-C8-ハロアルケニル、C2-C6-アルケニルオキシ、C2-C8-アルキニル、C2-C8-ハロアルキニル、C3-C6-アルキニルオキシ、オキシ-C1-C3-アルキレンオキシ、C3-C8-シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、飽和、部分不飽和、もしくは芳香族のヘテロ5員環もしくはヘテロ6員環(O、NおよびSからなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、このヘテロ環において、脂肪族基、脂環式基、もしくは芳香族基は、その一部が部分的に、もしくは完全にハロゲン化されていてもよい)であり、
Xは、シアノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C3-C4-アルケニルオキシ、C1-C2-ハロアルコキシ、またはC3-C4-ハロアルケニルオキシである、
前記化合物。 - Xが、シアノ、C1-C4-アルコキシ、C3-C4-アルケニルオキシ、C1-C2-ハロアルコキシ、またはC3-C4-ハロアルケニルオキシである、請求項1に記載の式Iの化合物。
- Xがシアノである、請求項1または2に記載の式Iの化合物。
- Xがメチルである、請求項1に記載の式Iの化合物。
- Xがメトキシである、請求項1または2に記載の式Iの化合物。
- R1およびR2が下記に定義される、請求項1〜5のいずれかに記載の式Iの化合物であって:
R1は、CH(CH3)-CH2CH3、CH(CH3)-CH(CH3)2、CH(CH3)-C(CH3)3、CH(CH3)-CF3、CH2C(CH3)=CH2、CH2CH=CH2、シクロペンチルもしくはシクロヘキシルであり;
R2は水素もしくはメチルであり;または
R1およびR2は一緒になって、-(CH2)2CH(CH3)(CH2)2-、-(CH2)2CH(CF3)(CH2)2-、または-(CH2)2O(CH2)2-を形成する、
前記化合物。 - 式I.3の化合物であって、
Dは、窒素原子とともに5員環もしくは6員環ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、このヘテロ環はNを介して連結され、O、NおよびSからなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を環構成原子として含有してもよく、および/または、ハロゲン、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C2-C6-アルケニル、C2-C6-ハロアルケニル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ、C3-C6-ハロアルケニルオキシ、(exo)-C1-C6-アルキレンおよびオキシ-C1-C3-アルキレンオキシからなる群から選択される1つもしくは複数の置換基を有していてもよく;ならびに
Xは、シアノ、メチル、メトキシまたはエトキシである、
前記化合物。 - 固体または液体担体、および請求項1または2に記載の式Iの化合物を含む、組成物。
- 請求項1または2に記載の式Iの化合物を、1〜1000g/100kgの量で含む、種子。
- 植物病原性の有害真菌を防除する方法であって、真菌、または真菌の攻撃から保護すべき資材、植物、土壌または種子を、有効量の、請求項1または2に記載の式Iの化合物で処理することを含む、前記方法。
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DE10359442 | 2003-12-17 | ||
PCT/EP2004/014206 WO2005058902A1 (de) | 2003-12-17 | 2004-12-14 | 6-(2,3,6-trifluorphenyl)-triazolopyrimidine zur bekämpfung von schadpilzen |
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TW460476B (en) * | 1997-04-14 | 2001-10-21 | American Cyanamid Co | Fungicidal trifluoromethylalkylamino-triazolopyrimidines |
US5994360A (en) * | 1997-07-14 | 1999-11-30 | American Cyanamid Company | Fungicidal 5-alkyl-triazolopyrimidines |
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