JP4606213B2 - クレセント付サッシ - Google Patents

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本発明は引き違い状の内外障子の召合せ框に設けられるクレセント受けを有したクレセント付サッシに関し、特に空掛け防止機能を有したクレセントのクレセント受けを有したクレセント付サッシに関する。
従来から内外障子を引き違い状としてなるサッシが知られている。このようなサッシでは、内障子の召合せ框にクレセントを設け、外障子の召合せ框には受部を設け、クレセントのハンドルを回動させることで、それに連動して爪状の掛部が回動し、外障子の受部に係合して障子を施錠することができるようにされている。このようなクレセントを有した引き違い障子のサッシは例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2002−180755号公報
クレセントは、内外障子が閉じた状態でなければ掛部が受部に係合しないので、障子が開いた状態ではハンドルを回動させても空掛け状態となり施錠されない。このように、空掛け状態ともなるクレセントでは、ハンドルを回動させても施錠されないことがあるので、防犯上好ましくない。また、空掛け状態で障子を走行させると、爪状の掛部が障子の框に傷を付けたり変形したりすることがある。そこで、特許文献2や特許文献3に示すように、空掛け防止機能を備えたクレセントが知られている。従来の空掛け防止機能付きクレセントは、掛部に揺動体を設けてそれが受部または框に当接することでハンドルのロックを解除し、当接しない場合にはハンドルをロックするようにしていた。
特開平9−158584号公報 特開平9−158585号公報
しかし、従来の空掛け防止機能付きクレセントは、掛部に揺動体を設けてそれが受部ないし外障子の召合せ框を検出することでロックを解除するようにしていたので、揺動体が室外側から見える状態となる。防犯に関係する機能が室外側から見えると、防犯上の効果が低くなる。
また、掛部に揺動体を設けると、空掛けの状態でクレセントのハンドルを回動させた場合、途中でハンドルの回動がロックされるので、一旦ハンドルを元の位置に戻し、障子を閉めた上でもう一度ハンドルを回動させる必要があった。ここで、クレセントのハンドルを手で保持したまま障子を閉じようとすると、揺動体は受部ないし外障子の召合せ框に干渉するので、これらを破損する恐れがあった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、防犯上の効果が高く、また空掛け防止機能により障子を破損することのないクレセントに対応したクレセント受けを有するクレセント付サッシを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るクレセント付サッシは、枠体内に内外障子を設け、上記外障子の召合せ框に設けられるものであって、上記内障子の召合せ框に設けられボックス部と回動自在な掛部とからなるクレセントの掛部が係合する受部を備えた受具本体を有したクレセント受けを備えたクレセント付サッシにおいて、
上記受具本体は、上記受部を有した受金具と、該受金具の室内面のうち前記ボックス部と対向する部分のみを帯状に覆う金具カバーとからなり、該金具カバーは上記受部より見付方向外側となる位置に室内側に突出する突部を有し、該突部は、上記受部に対して上方または下方の水平位置に配置されると共に、上記クレセントのボックス部に設けられ上記掛部の回動に伴って室外側に突出自在なトリガ部が掛部の回動規制解除位置で当接することを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るクレセント付サッシは、上記突部の先端部は円弧状または多角形状に形成され上記トリガ部の先端部が側方から傾斜状に当接自在としてなることを特徴として構成されている。
本発明に係るクレセント付サッシによれば、受具本体は受部より見付方向外側となる位置に室内側に突出する突部を有し、突部はクレセントのボックス部に設けられ掛部の回動に伴って室外側に突出自在なトリガ部が掛部の回動規制解除位置で当接することにより、突部とクレセントのボックス部から突出するトリガ部とによって障子が閉じているか否かを検出するので、室外側に空掛け防止機能のための構成が露出しない防犯性の高いクレセントに対応するクレセント受けを有したクレセント付サッシとすることができる。
また、本発明に係るクレセント付サッシによれば、突部は受部に対して上方または下方の水平位置に配置されてなることにより、クレセント側のトリガ部を受部に対して上方または下方に配置させることができ、トリガ部が突出した状態で障子を移動させても、トリガ部が受部と干渉することがなく、受部を破損させることがない。
さらに、本発明に係るクレセント付サッシによれば、突部の先端部は円弧状または多角形状に形成されトリガ部の先端部が側方から傾斜状に当接自在としてなることにより、ハンドルがロックされた状態のまま障子を移動させた場合に、その移動に伴ってトリガ部が突部に対して円滑に押圧されるようにすることができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態におけるサッシを室内側から見た正面図である。この図に示すように、本実施形態におけるサッシは、建物開口部に方形状の枠体1を設け、その内部に2枚の障子4、4を引き違い状に納めてなるものである。
障子4は上框70と下框80及び左右の縦框90、90を方形状に框組みしてなる框体2にガラス体3を納めてなるものである。そして、内障子4aの召合せ框91にはクレセント10が設けられ、外障子4bの召合せ框91には受金具15が設けられる。
クレセント10は、召合せ框91に固定されるボックス部11と、ボックス部11に回動自在に取付けられたハンドル13と、ハンドル13に固定され共に回動する爪状の掛部12とを備えている。受金具15は、内障子4aと外障子4bが閉じた状態でクレセント10の掛部12が回動することで係合する受部16を備えている。
図2には、クレセント10を室外側から見た正面図を示している。この図に示すように、ボックス部11は上下方向に長い箱状に形成されており、ハンドル13はボックス部11に隣接するように回動自在に設けられている。また、掛部12はハンドル13が上向きに配置されているときに室外面となる面に取付けられている。
ボックス部11内部にはハンドル13を回動させる回動機構と、掛部12の空掛け状態の場合にハンドル13の回動をロックする回動規制機構20とが納められている。また、図3に示すように、回動規制機構20の一部であるトリガ部23がハンドル13の回動に伴って突出するための開口部11aがボックス部11の室外面に2か所設けられている。本実施形態では、上側の開口部11aからトリガ部23が突出する。回動規制機構20の詳細については後述する。
図3には、受金具15を室内側から見た正面図を示している。受金具15は、図3で示す右半分は召合せ框91に対する固定部17として形成され、左半分はクレセント10の掛部12に対する受部16として形成されている。受部16は方形状で中央部が中空状とされた枠形状に形成されており、左端部にはクレセント10の掛部12に係合する被係合部16aを有している。また、受部16の室内面には樹脂材からなる金具カバー30が設けられている。
金具カバー30は、受部16を略覆うように中央部を中空状とした枠形状に形成されている。ただし、被係合部16aは室内側に露出させるようにしている。また、金具カバー30には、その上部から被係合部16aと中空状の部分を介して対向する側部にかけて略L字状に突出させた突起部31が形成され、さらにそれと上下対称形状となるように下部にも同様に突起部31が形成される。これにより金具カバー30は、受部16の被係合部16aよりも見付方向外側位置に突起部31が形成されていることになる。またその突起部31は、被係合部16aに対して水平位置が上方及び下方に位置している。
図4には内障子4aと外障子4bを閉じた状態における召合せ框91、91の横断面図であって、クレセント10による施錠がなされていない状態の図を示している。この図に示すように、この状態ではクレセント10のハンドル13は下向きに配置され、また掛部12は室内側に配置されている。外障子4bの受部16に形成された被係合部16aは、内障子4aと外障子4bを閉じた状態でクレセント10の掛部12に対向する位置に配置されている。また、金具カバー30に形成された突起部31は、クレセント10のボックス部11に対向する位置に配置されている。
図5には図4の状態からクレセント10による施錠を行った状態の図を示している。この図に示すように、この状態ではクレセント10のハンドル13は上向きに配置され、また掛部12は受部16の被係合部16aに係合している。ここで、クレセント10のボックス部11からはその内部に設けられた回動規制機構20のトリガ部23が突出し、その先端部23aが金具カバー30の突起部31の先端部31aに当接している。
このように、内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態で、クレセント10の掛部12が受部16の被係合部16aに係合可能な状態においては、クレセント10のハンドル13の回動に伴ってボックス部11から室外側に向かって突出するトリガ部23が、受部16の被係合部16aよりも見付方向外側に形成された金具カバー30の突起部31に当接し、これによって回動規制機構20はハンドル13の回動に対するロックを解除する。すなわち、内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態では、クレセント10のハンドル13は、回動規制機構20に回動を規制されることなく掛部12が受部16の被係合部16aに係合する位置まで回動させることができる。
図6には内障子4aと外障子4bが閉じていない状態における召合せ框91、91の横断面図を示している。この図に示すように、この状態でクレセント10のハンドル13を回動させると、ボックス部11から回動規制機構20のトリガ部23が突出し、この場合はトリガ部23の突出方向に突起部31のような障害物がないため、図5の場合よりさらに室外側まで突出する。すると、回動規制機構20はハンドル13の回動をロックし、それ以上ハンドル13を施錠方向に回動できないようにする。これにより内障子4aと外障子4bが完全には閉じていない際に生じるクレセントの空掛けを防止することができる。
図6の状態において、クレセント10のハンドル13をロックされた状態で保持したまま内障子4aまたは外障子4bを移動させ、完全に閉じた状態にしようとすると、クレセント10側のトリガ部23が受部16側の突起部31に干渉する。しかし、トリガ部23はハンドル13がロックされた状態でも室内側に押圧すると引っ込むように形成されており、またトリガ部23の先端部23aと突起部31の先端部31aはいずれも角部が面取りされて多角形状に形成されていることにより、ハンドル13がロックされたまま内障子4aまたは外障子4bを移動させても、トリガ部23は突起部31に対し傾斜状に当接する。そのため、突起部31によってトリガ部23がボックス部11内部に押し込まれ、それにより図5の状態となって回動規制機構20によるハンドル13のロックは解除される。なお、トリガ部23の先端部23a及び突起部31の先端部31aは、多角形状だけでなく、円弧状に形成してもよい。また、突起部31だけを多角形状ないし円弧状としてもよい。
さらに、内障子4aと外障子4bが図6の状態よりも大きく開いており、トリガ部23が受部16の被係合部16aよりも内障子4aの見付方向内側位置に向かって突出した場合においても、突起部31は受部16の被係合部16aよりも上方及び下方に形成されており、そのうち上方に形成された突起部31に対して当接するようにトリガ部23が設けられているので、ボックス部11から室外側に突出したトリガ部23は、受部16の被係合部16aに干渉することがない。そのため、この場合においてもハンドル13がロックされた状態のまま障子4、4を移動させて完全に閉めた状態にすることができる。
このように、受部16において被係合部16aよりも見付方向外側位置に突起部31が形成され、一方クレセント10のボックス部11からトリガ部23が突出して突起部31に当接することでハンドル13に対するロックを解除するようにしたことで、掛部12は空掛け防止機能を有しないクレセントのものと同様であり、回動規制機構20が室外側から見えないようにすることができるので、防犯上の効果が高いサッシとすることができる。また、トリガ部23及び突起部31の水平位置が、受部16の被係合部16aに対して上方または下方とされていることにより、障子が完全には閉じておらずトリガ部23が突出した状態のまま障子を移動させても、受部16の被係合部16aと干渉することがなく、トリガ部23により受部16を破損させる恐れのないサッシとすることができる。
また、クレセント10のハンドル13がロックされた状態、すなわちトリガ部23が最も室外側に突出した状態で、掛部12の先端はトリガ部23の先端よりも室内側に配置される。これにより、クレセント10を空掛け状態としたまま障子を移動させても、掛部12はトリガ部23の先端より室外側に突出しないので、受部16に干渉することがなく、掛部12により受部16を破損させる恐れのないサッシとすることができる。
次に、ボックス部11に納められる回動規制機構20について説明する。図7はボックス部11の内部構造を示したクレセント10の正面図である。この図に示すように、ボックス部11の内部には、ハンドル13と連動して回動する回転体21と、この回転体21と連係しスライドするスライド部22と、スライド部22に取付けられスライド部22のスライドに伴ってボックス部11の開口部11aから外側に突出するトリガ部23とが納められて回動規制機構20を構成している。ここで、スライド部22は図示しないバネによってトリガ部23の突出方向に付勢された状態となっている。以下、回動規制機構20を構成する回転体21とスライド部22及びトリガ部23のみを取り出して説明する。
図8には、回動規制機構20の斜視図であって、開錠した状態、すなわちハンドル13が下向きに配置されている状態の図を示している。この図に示すように、回転体21のスライド部22と対向する面には、切欠状の係止部21aが形成されている。また、スライド部22の回転体21と対向する面には、回転体21の方に向かって突出するストッパ22aが形成されている。また、スライド部22とトリガ部23は一体的に形成されている。
図9には、図8の回動規制機構20を反対側から見た斜視図を示している。この図に示すように、回転体21の係止部21aが形成されている面には、棒状に突出した被押圧部21bが形成されており、一方スライド部22には、図9の状態では被押圧部21bに圧接するように切欠状の押圧部22bが形成されている。上述のようにスライド部22は、トリガ部23の突出方向にバネにより付勢されているので、図8や図9の状態においては、スライド部22の押圧部22bが回転体21の被押圧部21bを押圧し、その反力によりスライド部22が静止した状態となっている。
図10〜図14には、回動規制機構20の正面図を示している。図10は図8や図9と同様に開錠状態であってクレセント10のハンドル13が下方に向いた状態を示している。この状態では、トリガ部23はボックス部11から突出することなく納まっている。ただし、障子の開閉に支障がない程度にトリガ部23がボックス部11から突出していてもよい。また、スライド部22の押圧部22bは回転体21の被押圧部21bに圧接し、付勢されたスライド部22を静止させている。
図11は、図10の状態からクレセント10のハンドル13をわずかに回動させた状態を示している。回転体21は、ハンドル13の回動に伴って回動し、被押圧部21bが外側に向かって移動する。それに伴って、外側に向かって付勢されたスライド部22も外側に向かって移動し、トリガ部23がボックス部11の開口部11aから突出する。
図12は、図11の状態からさらにクレセント10のハンドル13を回動させた状態を示している。回転体21の回動に伴って、スライド部22及びそれと一体形成されたトリガ部23は外側に向かって移動し、トリガ部23はボックス部11の開口部11aから大きく突出する。これは、トリガ部23の突出に対する障害物がない場合であり、内障子4aと外障子4bが完全には閉じていない場合に図12の状態となる。すると、回転体21の係止部21aがスライド部22のストッパ22aに当接し、それ以上回転体21が回動できなくなる。すなわち、ハンドル13がロックされた状態となる。
図13は、トリガ部23が金具カバー30の突起部31に当接した状態を示している。すなわち、この場合は、内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態となっている。トリガ部23の先端部23aが突起部31の先端部31aに当接すると、スライド部22及びトリガ部23はそれ以上外側に向かって移動しないようになる。この状態では、スライド部22のストッパ22aも内側で静止した状態となるので、回転体21の係止部21aはスライド部22のストッパ22aと干渉することがなく、回転体21は自在に回動することができる。
図14は、図13の状態からハンドル13をさらに回動させてクレセント10を施錠した状態を示している。トリガ部23が突起部31に当接した状態でさらにハンドル13を回動させても、スライド部22及びトリガ部23は突起部31により静止したままであるため、回転体21はスライド部22のストッパ22aに干渉されることなく回動する。ハンドル13の回動を続けると、掛部12が受部16の被係合部16aに係合し、施錠がなされる。
回動規制機構20は、以上のような構成により、内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態、すなわちトリガ部23が金具カバー30の突起部31に当接する場合には、ハンドル13のロックを解除し、内障子4aと外障子4bが完全には閉じていない状態、すなわちトリガ部23の突出に対する障害物が存在しない場合には、ハンドル13をロックする。
次に、本発明を適用した別の実施形態について説明する。図15は本実施形態における受金具15の正面図である。これ以外の構成、すなわち障子4やクレセント10のボックス部11や掛部12及び回動規制機構20などについては、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、外障子4b側に設けられる受金具15の形状と金具カバー30の形状が異なっている。
図15に示すように、本実施形態の受金具15は、受部16が略台形状に形成され、先端側が折り返されて被係合部16aを形成している。金具カバー30は、受金具15のうち固定部17と受部16の底辺側の一部の室内面を覆っている。すなわち、受部16の先端側については金属材が露出した状態とされている。このように、金具カバー30は受部16の一部を覆っていればよい。
そして、金具カバー30のうち受部16を覆っている部分には、突起部31が縦方向略全長に渡って形成されている。突起部31は、断面略台形状となるように形成されている。この場合も、第1の実施形態と同様に突起部31は被係合部16aよりも見付方向外側に位置し、また被係合部16aに対する水平位置が上方及び下方にも突起部31が伸びている。したがって、この受金具15及び金具カバー30によっても、第1の実施形態の受金具15及び金具カバー30と同様の機能を果たすことができる。
さらに、第3の実施形態について説明する。図16は受金具15のさらに別の形態を示した正面図である。これ以外の構成、すなわち障子4やクレセント10のボックス部11や掛部12及び回動規制機構20などについては、第1の実施形態と同様である。
図16に示すように、本実施形態の受金具15は、第1の実施形態における受金具15と略同様の形状を有しており、図16で示す右半分は召合せ框91に対する固定部17として形成され、左半分はクレセント10の掛部12に対する受部16として形成されている。受部16は方形状で中央部が中空状とされた枠形状に形成されており、左端部にはクレセント10の掛部12に係合する被係合部16aを有している。
受金具15の室内面には金具カバー30が設けられる。金具カバー30は、延べ棒状に形成され、受金具15の受部16と固定部30の境界上に取付けられる。また、金具カバー30は裏側に受部16の中空状に形成された部分の縁部に係合する取付部30aを有している。さらに、金具カバー30は室内面の上部及び下部にそれぞれ突起部31が形成される。これにより金具カバー30は、受部16の被係合部16aよりも見付方向外側位置に突起部31が形成されていることになる。またその突起部31は、被係合部16aに対して水平位置が上方及び下方に位置している。したがって、この受金具15及び金具カバー30によっても、第1及び第2の実施形態の受金具15及び金具カバー30と同様の機能を果たすことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、本発明を引き違いサッシに適用したが、これに限られずクレセントを用いるサッシであれば適用できる。例えば、内外障子の一方を走行自在とし、他方を嵌め殺しとしたサッシや上げ下げ窓サッシなどにも適用することができる。
また、本実施形態で突起部31は受金具15を覆う金具カバー30に形成されているが、これには限られず、クレセント10のボックス部11から突出するトリガ部23を受けることのできる位置、すなわち外障子4bの召合せ框91において掛部12よりも見付方向外側となる位置に設けられていればよい。そのため、例えば突起部31は外障子4bの召合せ框91の室内面に直接形成するようにしてもよい。また、外障子4bの召合せ框91に受金具15とは別体であって突起部31を有する当接部材を設け、この当接部材の突起部31に対し、クレセント10のボックス部11から突出するトリガ部23を当接させるようにしてもよい。なお、当接部材は受金具15とは重ならないようにしてもよいし、一部重なるようにしてもよい。さらに、受金具15に曲げ加工等を施して掛部12よりも見付方向外側となる位置に突起部31を形成するようにしてもよい。
本実施形態におけるサッシを室内側から見た正面図である。 クレセントを室外側から見た正面図である。 受金具を室内側から見た正面図である。 内障子と外障子を閉じた状態における召合せ框の横断面図であって、クレセントによる施錠がなされていない状態の図である。 図4の状態からクレセントによる施錠を行った状態の図である。 内障子と外障子が閉じていない状態における召合せ框の横断面図である。 ボックス部の内部構造を示したクレセントの正面図である。 回動規制機構の斜視図であってハンドルが下向きに配置されている状態の図である。 図8の回動規制機構を反対側から見た斜視図である。 開錠状態でクレセントのハンドルが下方に向いた状態における回動規制機構の正面図である。 図10の状態からクレセントのハンドルをわずかに回動させた状態における回動規制機構の正面図である。 図11の状態からさらにクレセントのハンドルを回動させた状態における回動規制機構の正面図である。 トリガ部が金具カバーの突起部に当接した状態における回動規制機構の正面図である。 図13の状態からハンドルをさらに回動させてクレセントを施錠した状態における回動規制機構の正面図である。 受金具の第2形態の正面図である。 受金具の第3形態の正面図である。
符号の説明
1 枠体
2 框体
3 ガラス体
4 障子
4a 内障子
4b 外障子
10 クレセント
11 ボックス部
11a 開口部
12 掛部
13 ハンドル
15 受金具
16 受部
16a 被係合部
20 回動規制機構
21 回転体
21a 係止部
21b 被押圧部
22 スライド部
22a ストッパ
22b 押圧部
23 トリガ部
23a 先端部
30 金具カバー
31 突起部
31a 先端部
90 縦框
91 召合せ框

Claims (2)

  1. 枠体内に内外障子を設け、上記外障子の召合せ框に設けられるものであって、上記内障子の召合せ框に設けられボックス部と回動自在な掛部とからなるクレセントの掛部が係合する受部を備えた受具本体を有したクレセント受けを備えたクレセント付サッシにおいて、
    上記受具本体は、上記受部を有した受金具と、該受金具の室内面のうち前記ボックス部と対向する部分のみを帯状に覆う金具カバーとからなり、該金具カバーは上記受部より見付方向外側となる位置に室内側に突出する突部を有し、該突部は、上記受部に対して上方または下方の水平位置に配置されると共に、上記クレセントのボックス部に設けられ上記掛部の回動に伴って室外側に突出自在なトリガ部が掛部の回動規制解除位置で当接することを特徴とするクレセント付サッシ。
  2. 上記突部の先端部は円弧状または多角形状に形成され上記トリガ部の先端部が側方から傾斜状に当接自在としてなることを特徴とする請求項記載のクレセント付サッシ。
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