JP3650196B2 - サッシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレセント錠を備えたサッシに係り、特に内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるときにのみクレセント錠の施錠操作が行なえ、かつ施錠位置で自動ロックするようにしたサッシに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、引き違い窓等のサッシにおいては、防犯等の目的で内障子と外障子を互に閉鎖位置で固定するクレセント錠が装備されている。このクレセント錠は、内障子の召合せ框に設けられ、ハンドルの回動により回動しつつ延出する掛け部(クレセントともいう)を有し、外障子の召合せ框には上記掛け部が係合するクレセント受け(受け金具ともいう)が設けられている。
【0003】
また、上記クレセント錠においては、更に防犯機能を高めるために、ハンドルを施錠位置まで回動させたときに解錠方向へ回動しないようにロックする手動式あるいは自動式のロック機構を設けたものが種々提案されている(実開昭52−98700号公報、実開平7−40948号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したクレセント錠を備えたサッシにおいては、内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるときだけでなく、正常閉鎖位置以外の不十分な閉鎖位置ないし開放位置にあるときでもクレセント錠のハンドルを施錠方向へ回動操作し、かつロックすることが可能であった。このため、ロックしたからといって必ずしも障子が確実に閉っているとは限らず、防犯機能が発揮されない場合があった。
【0005】
また、内障子および外障子が正常閉鎖位置にないときに、ハンドルを施錠方向に回動し、かつロックした場合、その都度ロックを解除して施錠し直す必要があり、操作が煩わしいという問題があった。また、内障子および外障子が正常閉鎖位置にないままクレセント錠のハンドルを施錠方向へ回動し、掛け部が外障子側に延出したままの状態で内障子や外障子を開閉すると、上記掛け部と外障子の縦框等が衝突して変形または損傷し、耐久性の低下を招く問題もあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるときにのみクレセント錠のハンドルを施錠方向に回動操作することができると共に自動ロックすることができるサッシを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のうち請求項1に係るサッシは、内障子の召合せ框にハンドルおよび掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記クレセント錠の掛け部を含む回動側に、該回動側の回動でクレセント受けに当接するか否かにより上記内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるか否かを感知し、正常閉鎖位置にあるときにのみ上記ハンドルの施錠方向への回動を許容すると共に施錠位置でハンドルが解錠方向へ回動しないように自動的にロックする回動制御機構を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係るサッシは、内障子の召合せ框にハンドルおよび掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に係止部を設けると共に、固定側に回動側の施錠方向への回動により上記係止部が解錠位置で施錠方向へ回動しないように係合する第1係合部および施錠位置で解錠方向へ回動しないように係合する第2係合部を設け、上記回動側に該回動側の回動でクレセント受けに当接することにより上記内障子および外障子が正常閉鎖位置にあることを感知して上記係止部と第1係合部の係合を解除する感知部を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係るサッシは、請求項2に係るサッシにおいて、上記感知部が押されることにより上記係止部と上記第2係合部の係合が解除されるように構成されていることを特徴としている。
【0010】
【実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】
図1においては、1は引き違い式のサッシで、建物の躯体の開口部に取り付けられる方形に組み立てられた枠体2を有している。この枠体2内には、内障子3と外障子4がスライド開閉可能に取り付けられている。内障子3および外障子4は、上框5a,6a、下框5b,6bおよび両側の縦框5c,5d,6c,6dにより方形に組み立てられた框体5,6の内側にガラス7を嵌めて構成されている。
【0012】
上記内障子3の召合せ框5cには図2ないし図3にも示すようにハンドル8の回動操作により回動しつつ外障子4側に延出する掛け部9を有するクレセント錠10が取り付けられ、外障子4の召合せ框6cには上記掛け部9が係合するクレセント受け11が取り付けられている。上記掛け部9は、剛性を有する板材、好ましくは金属板からなる取付基板12を有し、この取付基板12の一部を略円弧状に折り曲げ加工して形成されている。上記クレセント受け11は、剛性を有する板材、好ましくは金属板からなり、先端が内障子3側にU字状に折り曲げられ、且つ上記掛け部9が係合しやすいように断面円弧状に加工された受部13を有している。
【0013】
上記クレセント錠10には、上記内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にあるか否かを感知し、正常閉鎖位置にあるときにのみ上記ハンドル8の回動を許容すると共に施錠位置で自動的にロックする回動制御機構14が設けられている。更に具体的には、上記クレセント錠10の掛け部9を含む回動側に係止部15が設けられると共に、固定側には上記係止部15が解錠位置で係合する第1係合部16および施錠位置で係合する第2係合部17が設けられ、上記回動側には上記内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にあることを感知して上記係止部15と第1係合部16の係合を解除する感知部18が設けられている。すなわち、上記回動制御機構14は、上記係止部15、感知部18、第1係合部16および第2係合部17により主に構成されており、これらの関連構成について以下に詳述する。
【0014】
上記クレセント錠10は、これを内障子3の召合せ框5cの端面に取り付けるための箱状の台座19を有し、この台座19には上記ハンドル8に設けられた回動軸20を回動可能に支持する孔部21が設けられている。上記ハンドル8の基部には、上記回動軸20が直角に突設されており、この回動軸20にはキー22が突設されている。上記掛け部9の取付基板12には、上記ハンドル8のキー22を含む回動軸20が嵌合するキー溝23付きの嵌合穴24が設けられ、取付基板12を含む掛け部9がハンドル8と一体に回動するようになっている。また、上記台座19には、上記回動軸20のキー22を収容し、このキー22を介してハンドル8の回動を一定範囲、図示例では図7にも示すように下向きから上向きまでの略180度の範囲に規制する回動規制溝25が設けられている。
【0015】
上記掛け部9の取付基板12とハンドル8には、支軸26が嵌合する孔部27,28が設けられ、取付基板12とハンドル8の間には、剛性を有する板材、好ましくは金属板からなる上記揺動体29が支軸26を介して揺動可能に取り付けられている。上記揺動体29の一端には台座16側へ突出した爪状の上記係止部(爪部ともいう)15が形成され、揺動体29の他端には上記クレセント受け11、具体的にはクレセント受け11の受部13に当接される面状の上記感知部18が形成されている。
【0016】
上記揺動体29の支軸26には、上記係止部15を取付基板12の一部に当接させ、上記感知部18を掛け部9の始端側に保持するように付勢する復帰バネ30が取り付けられている。また、固定側である上記台座19には、ハンドル8を下向きの解除位置イから施錠方向へ所定角度(感知部18がクレセント受け11の受部13に当接するのに必要な回動角度、例えば70度程度)回動すると、上記揺動体29の係止部15が係合して、ハンドル8のそれ以上の回動を阻止する凹状の上記第1係合部16が設けられている(図4参照)。
【0017】
一方、上記揺動体29は、内外の障子3,4が正常閉鎖位置にあるときにハンドル8を解錠位置イから施錠方向へ回動すると、感知部18がクレセント受け11の受部13に当接し、更に復帰バネ30の付勢力に抗して支軸26を支点に掛け部9の内側後方へ倒れ、その反力ないし反作用で係止部15が取付基板12および上記第1係合部16から離反され、回動阻止が解除されるようになっている。上記回動阻止が解除されることにより、ハンドル8を上向きの施錠位置ロまで回動することができる(図5参照)。
【0018】
上記台座19には、上記第1係合部16から離反された係止部15を上記感知部18が倒れた状態を維持するように案内する円弧状の案内部31が設けられている。この案内部31の終端側には、上記係止部15が施錠位置ロで係合し、ハンドル8が解錠方向へ回動しないようにロックするための凹状の第2係合部17が設けられている。これにより、ハンドル8を施錠位置ロまで回動すると、上記係止部15が第2係合部17に係合し、施錠位置ロに自動的にロックされるようになっている。上記台座19の内部において、上記ハンドル8の回動軸20の端部には、図7に示すように抜け止め用の端板32がネジ33で取り付けられ、この端板32にはハンドル8の回動に伴ってハンドル8を解錠位置イ方向もしくは施錠位置ロ方向へ選択的に付勢するバネ34が取り付けられている。
【0019】
次に、以上のように構成されたサッシの作用について述べる。通常、クレセント錠10は、内障子3および外障子4を閉鎖してから施錠するのであるが、内障子3および外障子4の閉鎖が不十分な状態、或いは内障子3や外障子4が開放された状態で誤って施錠操作を行なってしまう場合がある。このような場合、クレセント錠10のハンドル8を図4の(a)、(b)に示すように解錠位置イから施錠方向に回動操作すると、感知部18がクレセント受け11の受部13に当接しないため、揺動体29の係止部15が台座19側の第1係合部16に係合し、ハンドル8の回動が阻止される。従って、ハンドル8をそれ以上施錠方向へ回動することができないため、誤って施錠を行なうことが未然に防止され、また自動ロックされることもない。
【0020】
また、ハンドル8を解放すると、ハンドル8がバネ34によって解除位置イに自動的に戻るため、クレセント錠10の掛け部9が施錠方向に延出したままになることがない。従って、その後、内障子3や外障子4を開閉しても、上記掛け部9と外障子4の縦框6d等が衝突して変形または損傷するようなことはなく、耐久性の向上が図れる。
【0021】
一方、上記内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にある場合には、図5の(a)、(b)に示すようにクレセント錠10のハンドル8を解錠位置イから施錠方向へ回動操作すると、上記ハンドル8の回動に伴って掛け部9および揺動体29の感知部18がクレセント受け11に接近し、更に図5の(c)に示すように感知部18がクレセント受け11の受部13に当接して復帰バネ30の付勢力に抗して支軸26を支点に倒れ、その反力ないし反作用で揺動体29の係止部15が台座19側の第1係合部16から離反する。
【0022】
従って、上記揺動体29の係止部15が第1係合部16に係合せず、図5の(d)に示すようにハンドル8をそのまま施錠位置ロまで回動することが可能となり、掛け部9をクレセント受け11の受部13に十分に係合させて確実に施錠することができる。また、上記第1係合部16から離反した係止部15はそのまま案内部31に沿って案内された後、施錠位置ロで第2係合部17に係合して自動ロックされるため、図6に示すようにハンドル8を解錠方向へ回動しようとしても、それ以上回動することができない。
【0023】
クレセント錠10を解錠する場合には、揺動体19の感知部18を図6の矢印Fで示すように指等で押して係止部15を第2係合部17から離反させることによりロックを解除し、ハンドル8を解錠方向へ回動操作すればよく、上記とは逆の順序で掛け部9および揺動体29の感知部18がクレセント受け11から離反され、感知部18がクレセント受け11の受部13に引っ掛かることがなく、確実且つ容易に解錠することができる。
【0024】
このように上記サッシによれば、クレセント錠10のハンドル8の回動を利用して内障子3と外障子4が正常閉鎖位置にあるか否かを感知することができ、正常閉鎖位置にあるときにのみハンドル8を施錠方向に十分に回動させて確実に施錠することができると共に自動ロックすることができる。このため、ロック状態では必ず障子が確実に閉っているため、防犯機能が確実に発揮される。また、内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にないときには、ハンドル8を施錠方向に回動することができず、自動ロックすることもないので、正常閉鎖位置では直ちに施錠操作を行なうことができ、操作性がよい。
【0025】
なお、従来のクレセント錠においては、外障子側へ突出した状態でハンドルの回動を阻止している突出部(感知部)を有し、内障子および外障子を閉鎖したときに上記突出部が外障子の召合せ框に接触して没入することによりハンドルの回動阻止状態が解除されるようにしたものも提案されている(例えば、実公昭57−52303号公報等参照)。しかしながら、このようなクレセント錠を備えた従来のサッシは、感知部である突出部が常時突出していて障子の開閉の度に外障子の縦框等と接触するため、摩耗損傷を受け易く、耐久性の低下を招き易い。これに対して、本実施の形態のサッシにおいては、感知部18は、クレセント錠10の回動側である掛け部9の始端側に配置されており、施錠時にのみ掛け部9と共に外障子4側へ延出される構造であるため、摩耗損傷を受けにくく、耐久性の向上が図れる。
【0026】
図8〜図11は、クレセント錠の他の例を示している。上述したクレセント錠と同一部分には同一参照符合を付してその部分の説明は省略する。図示するようにこのクレセント錠10は、その掛け部9を含む回動側に、上記揺動体29に代わる摺動体35を備えている。この摺動体35には、ハンドル8のキー22を含む回動軸20に径方向の一方向に摺動可能に嵌合する長穴36が設けられている。また、摺動体35の摺動方向一端には、掛け部9の始端側に位置される山形カム状の感知部18が形成され、摺動体35の他端に上記係止部15が形成されている。上記ハンドル8には、摺動体35の他端を上記感知部18が掛け部9の始端に当接する方向へ付勢する復帰バネ37が取り付けられている。
【0027】
上記クレセント錠10においては、内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にない場合に、ハンドル8を図の(a)、(b)に示すように解錠位置イから施錠方向に回動操作すると、摺動体35の感知部18がクレセント受け11の受部13に当接しないため、摺動体35の係止部15が台座側の第1係合部16に係止され、ハンドル8の回動が阻止される。従って、ハンドル8をそれ以上施錠方向へ回動することができないため、誤って施錠操作を行なうことが未然に防止され、自動ロックされることもない。
【0028】
一方、上記内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にある場合には、図10の(a)、(b)に示すようにクレセント錠10のハンドル8を解錠位置イから施錠方向へ回動操作すると、上記ハンドル8の回動に伴って掛け部9および摺動体35の感知部18がクレセント受け11に接近し、更に図10の(c)に示すように感知部18がクレセント受け11の受部13に当接して復帰バネ37の付勢力に抗して押し込まれ、その反力ないし反作用で摺動体35の係止部15が台座19側の第1係合部16から離反する。
【0029】
これにより、上記摺動体35の係止部15が第1係合部16に係合されないため、図10の(d)に示すようにハンドル8をそのまま施錠位置ロまで回動することが可能となり、掛け部9をクレセント受け11に十分に係合させて確実に施錠することができると共に、上記係止部15が第2係合部17に係合して自動ロックすることができる。このロックを解除して解錠するには、図11に矢印Fで示すように感知部18を指等でおして係止部15と第2係合部17の係合を解除し、ハンドル8を解錠方向へ回動すればよい。従って、本例のサッシにおいても、上述したサッシと同様の作用効果が得られる。
【0030】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、上記実施の形態では、内外2枚の障子を有するサッシが例示されているが、本発明は3枚以上複数枚の障子を有するサッシにも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。
【0032】
(1)請求項1に係るサッシによれば、クレセント錠の掛け部を含む回動側に、該回動側の回動でクレセント受けに当接するか否かにより内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるか否かを感知し、正常閉鎖位置にあるときにのみ上記ハンドルの施錠方向への回動を許容すると共に施錠位置でハンドルが解錠方向へ回動しないように自動的にロックする回動制御機構を設けているため、内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるときにのみクレセント錠のハンドルを施錠方向に回動操作することができると共に自動ロックすることができ、防犯性、操作性および耐久性の向上が図れる。
【0033】
(2)請求項2に係るサッシによれば、クレセント錠の掛け部を含む回動側に係止部を設けると共に、固定側に回動側の施錠方向への回動により上記係止部が解錠位置で施錠方向へ回動しないように係合する第1係合部および施錠位置で解錠方向へ回動しないように係合する第2係合部を設け、上記回動側に該回動側の回動でクレセント受けに当接することにより上記内障子および外障子が正常閉鎖位置にあることを感知して上記係止部と第1係合部の係合を解除する感知部を設けているため、クレセント錠のハンドルの回動を利用して内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるか否かを感知することができ、正常閉鎖位置にあるときにのみクレセント錠のハンドルを施錠方向に十分に回動させて確実に施錠することができると共に自動ロックすることができるようになる。
【0034】
(3)請求項3に係るサッシによれば、上記感知部が押されることにより上記係止部と上記第2係合部の係合が解除されるように構成されているため、簡単な操作で自動ロックを容易に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したサッシを室内側から見た正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図2に示されたクレセント錠の分解斜視図である。
【図4】クレセント錠の作動を説明する説明図である。
【図5】クレセント錠の作動を説明する説明図である。
【図6】クレセント錠のロック状態を説明する説明図である。
【図7】クレセント錠の台座部の背面図である。
【図8】クレセント錠の他の例を示す分解斜視図である。
【図9】図8のクレセント錠の作動を説明する説明図である。
【図10】クレセント錠の作動を説明する説明図である。
【図11】クレセント錠のロック状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 サッシ
3 内障子
4 外障子
5c 内障子の召合せ框
6c 外障子の召合せ框
8 ハンドル
9 掛け部
10 クレセント錠
11 クレセント受け
14 回動制御機構
15 係止部
16 第1係合部
17 第2係合部
18 感知部
Claims (3)
- 内障子の召合せ框にハンドルおよび掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記クレセント錠の掛け部を含む回動側に、該回動側の回動でクレセント受けに当接するか否かにより上記内障子および外障子が正常閉鎖位置にあるか否かを感知し、正常閉鎖位置にあるときにのみ上記ハンドルの施錠方向への回動を許容すると共に施錠位置でハンドルが解錠方向へ回動しないように自動的にロックする回動制御機構を設けたことを特徴とするサッシ。
- 内障子の召合せ框にハンドルおよび掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に係止部を設けると共に、固定側に回動側の施錠方向への回動により上記係止部が解錠位置で施錠方向へ回動しないように係合する第1係合部および施錠位置で解錠方向へ回動しないように係合する第2係合部を設け、上記回動側に該回動側の回動でクレセント受けに当接することにより上記内障子および外障子が正常閉鎖位置にあることを感知して上記係止部と第1係合部の係合を解除する感知部を設けたことを特徴とするサッシ。
- 上記感知部が押されることにより上記係止部と上記第2係合部の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のサッシ。
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JP34565095A JP3650196B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | サッシ |
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JP34565095A Expired - Lifetime JP3650196B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | サッシ |
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- 1995-12-08 JP JP34565095A patent/JP3650196B2/ja not_active Expired - Lifetime
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