JP4229900B2 - 建具 - Google Patents
建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4229900B2 JP4229900B2 JP2004340605A JP2004340605A JP4229900B2 JP 4229900 B2 JP4229900 B2 JP 4229900B2 JP 2004340605 A JP2004340605 A JP 2004340605A JP 2004340605 A JP2004340605 A JP 2004340605A JP 4229900 B2 JP4229900 B2 JP 4229900B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- indoor
- bowl
- outdoor
- shoji
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
さらに、従来の錠装置では、クレセント錠が内召合せ框の見付け方向外側面(見込み面)に取り付けられ、錠受けが外召合せ框の見付け方向内側に取り付けられているため、障子のガラスパネルを通して室外から視認されやすくなっている。このため、施錠または解錠のいずれの状態であるかが室外から一目で分かってしまうとともに、施錠状態であっても錠装置の位置が特定され、ガラス破り等による不法行為を抑止しにくくなってしまうことから、防犯性の向上が期待できなかった。
ここで、本発明の建具としては、引違い窓や片引き窓、上げ下げ窓等の引違い形式のサッシ窓が好適である。
さらに、室内露出面部、または室内露出面部よりも室外寄りにクレセント錠の操作部が設けられているので、室外から操作部を視認することができず、施錠または解錠のいずれの状態であるかが分からないとともに、クレセント錠の位置が特定できないためガラス破り等を抑止することができ、防犯性を向上させることができる。
このような構成によれば、錠受けを内召合せ框の室外側側面や内召合せ框の内部に設ける、すなわち、錠受けに係合する部材(鎌錠)を内召合せ框の見込み方向に重なる位置に設けることで、室内露出面部の幅寸法として、操作部の操作に必要な寸法だけ確保すればよくなり、外召合せ框の見付け寸法を小さくすることができる。さらに、錠受けや鎌錠が内外の召合せ框の重なる位置に設けられることで、室外のみならず室内からも見えなくなるため、防犯性がより一層高められるとともに、意匠性も向上させることができる。
このような構成によれば、外召合せ框の内部を通して外気を取り入れ、あるいは内気を排気する換気機能を付加することができる。そして、室内側通気口が室内露出面部に形成されているので、換気機能を付加しても外召合せ框の見込み寸法を大きくする必要がなく、内召合せ框を加工する必要もないため、簡単かつ安価に製造することができる。
一方、従来の建具において、このような換気機能を上框や下框、戸先框に付加することが可能であったが、このようにすると上框や下框、戸先框の加工が必要になってしまう。これに対して、外召合せ框に換気機能を付加した本発明では、前記錠装置の取付加工と併せて室内外の側通気口の加工や開閉部材や操作部の取付加工を行うことができ、加工手間を軽減することができる。
このような構成によれば、室外から見えない位置である室内露出面部に設けた補助錠装置によって防犯性をより向上させることができる。一方、従来の建具において、このような補助錠装置が上框や下框に設けられることがあったが、このようにすると上框や下框の加工が必要になってしまう。これに対して、外召合せ框に補助錠装置を設けた本発明では、前記錠装置の取付加工と併せて補助錠装置の取付加工を行うことができ、加工手間を軽減することができるとともに、上下框の高さ位置に限定されずに、外召合せ框に沿った任意の高さ位置に取り付けることもできる。
このような構成によれば、前述と略同様の効果を有した内動片引き形式の建具を構成することができる。この際、面材としては、袖壁等の建物躯体であってもよく、またガラスパネル等を有した窓であってもよい。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である引違い窓1を示す室内側から見た正面図である。図2(A),(B)は、引違い窓1の召合せ框に設けられた錠装置10を示す斜視図である。図3(A),(B)は、それぞれ錠装置10の解錠状態および施錠状態を示す横断面図である。図4(A),(B)は、錠装置10の解錠状態を示す縦断面図および側面図である。図5(A),(B)は、錠装置10の施錠状態を示す縦断面図および側面図である。
錠装置10は、外召合せ框7Bに設けられたクレセント錠11と、内召合せ框7Aに設けられた錠受け12とを有して構成されている。クレセント錠11は、外召合せ框7Bに内蔵されるとともに、外召合せ框7Bの室内側側面に設けられた開口7Dを介して操作可能になっている。錠受け12は、内召合せ框7Aの内部にビス止め固定されており、内召合せ框7Aの室外側側面に設けられた開口7Eを介してクレセント錠11と錠受け12とが係合可能になっている。
台座13は、外召合せ框7Bの内部側面に室内側からビス止め固定されている。そして、台座13から室外側障子3の戸先框6に向かって見付け方向に延びて回動軸14が設けられており、この回動軸14の途中位置に鎌錠15が固定され、回動軸14の先端にハンドル16が固定されている。ハンドル16は、クレセント錠11の解錠状態において、図3(A)および図4に示すように、回動軸14の上方に位置し、施錠状態において、図3(B)および図5に示すように、回動軸14の下方に位置し、解錠状態および施錠状態において、室内露出面部7Cから室内側に突出しない、つまり室内露出面部7Cよりも室外寄りに設けられている。また、外召合せ框7Bの開口7Dは、ハンドル16の回動範囲である室内露出面部7Cと、鎌錠15の回動範囲とに連続して設けられている。
一方、図2(B)に示すように、室内外の障子2,3が閉じていない状態においは、外召合せ框7Bの室内露出面部7Cおよびハンドル16が内召合せ框7Aや室内側障子2のガラスパネル8に重なり、ハンドル16の回動操作が不能になる。すなわち、鎌錠15と錠受け12とが係合不能な状態ではハンドル16の操作ができないようになっており、これにより空掛けが防止できるようになっている。
図6は、換気装置20を示す側面図である。図7(A),(B)は、換気装置20の動作を示す横断面図である。
図6、7において、換気装置20は、外召合せ框7Bの室内露出面部7Cに設けられた室内側通気口21と、外召合せ框7Bの室外空間に面した見込み面に設けられた室外側通気口22と、外召合せ框7Bに内蔵された操作部材23および開閉部材24とを備えて構成されている。
室内側通気口21は、室内露出面部7Cを貫通してスリット状に複数形成され、室内空間と外召合せ框7B内部とを連通させるものである。そして、室内側通気口21のうちの最も下側に形成されたものは、操作部材23を操作するための操作用通気口21Aとなっている。また、室外側通気口22は、室内側通気口21と同様に、スリット状に複数形成され、室外空間と外召合せ框7B内部とを連通させるようになっている。
図8は、補助錠装置30を示す横断面図である。
図8において、補助錠装置30は、外召合せ框7Bの室内露出面部7Cに固定された補助錠支持部材31と、この補助錠支持部材31に回動自在に支持された補助錠回動部材32とを有して構成されている。補助錠回動部材32は、指等で回動操作することにより、室内露出面部7Cと略フラットになる解錠位置と、一端部(図中、右側端部)である突出部32Aが室内露出面部7Cよりも室内側に突出する施錠位置との間を回動するようになっている。そして、施錠位置に回動された補助錠回動部材32の突出部32Aが内召合せ框7Aの見込み面に当接することで、室内外の障子2,3の開閉移動が規制されるようになっている。
(1)すなわち、障子2,3を閉じた状態において室内露出面部7Cが室内側に露出し、この室内露出面部7Cの開口7Dを介してハンドル16が操作可能になり、障子2,3を閉じていない状態においては、室内露出面部7Cが内召合せ框7Aや室内側障子2のガラスパネル8に重なって、ハンドル16が操作不能になる。従って、障子2,3を閉じなければクレセント錠11を操作することができないため、空掛けを防止することができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る建具である片引き窓1Aを示す横断面図である。
本実施形態の片引き窓1Aは、前記第1実施形態の引違い窓1における室外側障子3に替えて袖壁9を有した内動片引き窓である点が相違するものであって、その他の構成(室内側障子2等)は略同様である。以下、相違点について詳しく説明する。
なお、面材としては、袖壁9のような躯体に限られず、ガラスパネルや方立等を有したサッシやカーテンウォール等の窓でもよく、その方立に凹部が形成されていてもよい。
例えば、前記第1実施形態においては、引違い窓1に錠装置10を設けた例を示したが、本発明の建具はこのような引違い窓1に限られず、片引き窓や上げ下げ窓等であってもよい。片引き窓としては、外動片引き窓および内動片引き窓のいずれであってもよく、外動片引き窓の場合には、室内側障子が固定障子となってその縦骨が内召合せ框となり、内動片引き窓の場合には、室外側障子が固定障子となってその縦骨が外召合せ框となる。
さらに、前記実施形態では、クレセント錠11の操作部として回動操作可能なハンドル16を用いたが、これに限らず、スライド操作可能なレバーやつまみを室内露出面部7Cまたは袖壁9の召合せ部に設けてもよい。この際、レバーやつまみは、室内側障子2が干渉しない範囲で、室内露出面部7Cや袖壁9の室内側側面よりも若干室内側に突出して設けられていてもよい。そして、レバーやつまみのスライド操作を鎌錠15の回動に変換する機構としては、適宜なリンク機構等が採用可能である。
また、前記実施形態では、引違い窓1に換気装置20や補助錠装置30を設けたが、これらの換気装置20や補助錠装置30は、本発明の建具において必須要件ではなく、省略してもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 少なくとも一方が開閉可能に設けられた室内外一対の障子を備え、当該室内側障子の内召合せ框と室外側障子の外召合せ框とが重なって閉じるとともに、これら内外の召合せ框に設けられた錠装置によって施錠可能な建具であって、
前記外召合せ框は、前記内召合せ框よりも見付け寸法が大きく、かつ前記障子を閉じた状態で当該外召合せ框の室内側側面の一部が室内空間に露出する室内露出面部を有して形成され、
前記錠装置は、解錠位置と施錠位置との間を操作可能に前記外召合せ框に設けられたクレセント錠と、このクレセント錠が係合可能に前記内召合せ框に設けられた錠受けとを有して構成され、
前記クレセント錠は、前記外召合せ框に内蔵されるとともに、前記錠受けに係合可能な鎌錠と、この鎌錠を回動操作するハンドルとを有して構成され、
前記外召合せ框の室内露出面部には、前記ハンドルの回動範囲に渡って開口が設けられている建具。 - 前記錠受けは、前記内召合せ框の室外側側面または当該内召合せ框の内部に設けられている請求項1に記載の建具。
- 前記外召合せ框の室内露出面部には、室内側通気口が形成され、
前記外召合せ框における室外空間に露出した部分には、室外側通気口が形成され、
前記外召合せ框の内部には、前記室内側通気口および室外側通気口の少なくとも一方を開閉する開閉部材が設けられ、この開閉部材を操作するための開閉操作部が前記室内露出面部に設けられている請求項1または請求項2に記載の建具。 - 前記外召合せ框の室内露出面部には、見込み方向に突没自在に設けられかつ室内側に突出した状態で前記内召合せ框の見込み面に当接する突出部を有した補助錠装置が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
- 面材と、この面材の室内側に開閉可能に設けられた室内側障子とを備え、当該面材の召合せ部と室内側障子の内召合せ框とが重なって閉じるとともに、これらの召合せ部および内召合せ框に設けられた錠装置によって施錠可能な建具であって、
前記錠装置は、解錠位置と施錠位置との間を操作可能に前記面材に設けられたクレセント錠と、このクレセント錠が係合可能に前記内召合せ框に設けられた錠受けとを有して構成され、
前記面材の召合せ部の室内側側面には、室外側に凹んだ凹部が形成され、
前記クレセント錠は、前記凹部に設けられるとともに、前記錠受けに係合可能な鎌錠と、この鎌錠を回動操作するハンドルとを有して構成され、
前記凹部は、前記ハンドルの回動範囲に渡って開口して形成されている建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004340605A JP4229900B2 (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004340605A JP4229900B2 (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006152558A JP2006152558A (ja) | 2006-06-15 |
JP4229900B2 true JP4229900B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=36631170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004340605A Expired - Fee Related JP4229900B2 (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4229900B2 (ja) |
-
2004
- 2004-11-25 JP JP2004340605A patent/JP4229900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006152558A (ja) | 2006-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4875953B2 (ja) | 開閉手段を備える開口部装置 | |
JP2007032122A (ja) | 建具 | |
JP4229900B2 (ja) | 建具 | |
JP5507925B2 (ja) | サッシ | |
JP4538413B2 (ja) | 錠装置および建具 | |
JP2006249728A (ja) | 開閉機構を備える開口部装置 | |
JP2017089367A (ja) | 建具 | |
JP4416711B2 (ja) | 建具 | |
JP6557580B2 (ja) | 建具 | |
JP4220540B2 (ja) | 錠装置および建具 | |
JP4392394B2 (ja) | 錠装置および建具 | |
JP2005061000A (ja) | 障子開閉用ハンドル | |
JP2019173330A (ja) | 建具 | |
JP4559261B2 (ja) | クレセント及びクレセント付サッシ | |
JP3777431B2 (ja) | 引違い窓及び片引き窓の換気機構付き施錠装置 | |
JP2001193334A (ja) | 換気ロック | |
JP4088580B2 (ja) | 施錠機構付き引手装置、およびこれを備えたサッシ窓 | |
JP2006241670A (ja) | 建具 | |
JP5232402B2 (ja) | 換気装置 | |
JP6780916B2 (ja) | 建具 | |
JP2015178767A (ja) | 建具 | |
JPH0542219Y2 (ja) | ||
JPS5926041Y2 (ja) | 雨戸の施錠装置 | |
JP6494324B2 (ja) | 建具 | |
JP4411190B2 (ja) | 錠装置および建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060901 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070704 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080902 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |