JP2017089367A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 換気装置を障子の見込み内に納めた建具の提供。【解決手段】 枠1と障子2a,2bとを備え、障子2a,2bは框3の内周側に沿って換気装置4を有し、換気装置4は、室外に面した換気口5と、換気口5を開閉する内開き式の扉6を有し、換気装置4が框3の見込み寸法内に納まっている。【選択図】 図12

Description

本発明は、障子に換気装置が組み込まれた建具に関する。
特許文献1には、引違いサッシの内障子2の下框2bの内周側に沿って換気用小窓4を設け、換気用小窓4を開けることで障子を閉めたままで換気が行えるサッシが記載されている。換気用小窓4は、見込み寸法が下框2bの見込み寸法よりも大きく、下框2bの室内側面より換気用小窓4が室内側に飛び出すため、外障子3には換気用小窓4を設置することができなかった。
特許第3619997号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、換気装置を障子の見込み内に納めた建具の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による建具は、枠と障子とを備え、障子は框の内周側に沿って換気装置を有し、換気装置は、室外に面した換気口と、換気口を開閉する内開き式の扉を有し、換気装置が框の見込み寸法内に納まっていることを特徴とする。
本発明の建具は、換気装置は、室外側端部に設けた室外側扉重合片と、見込方向の中間部に設けた室内側扉重合片を有し、室外側扉重合片と室内側扉重合片に扉に当接するタイト材をそれぞれ設けてあることを特徴とする。
本発明の建具は、室外側と室内側の二つの扉重合片が扉と重合すると共に、各扉重合片に扉に当接するタイト材が設けてあることで、扉の周囲からの風雨の吹き込みを確実に防止できる。
本発明の建具は、扉の周囲の枠材のうち扉の回転軸側に位置する枠材は、室外側扉重合片と室内側扉重合片を有し、室内側扉重合片に扉の回転軸を受ける軸受け部が設けてあり、軸受け部の室内側に扉に当接するタイト材が設けてあることを特徴とする。
この構成によれば、扉の回転軸と枠材の軸受け部の間に雨水が浸入しても、軸受け部の室内側に扉に当接するタイト材が設けてあることで、室内まで雨水が浸入しない。
請求項1記載の発明による建具は、障子の框の内周側に沿って換気装置を有し、換気装置は、室外に面した換気口と、換気口を開閉する内開き式の扉を有し、換気装置を框の見込み寸法内に納めたことで、内障子と外障子のどちらにも換気装置を取付けることができる。
図5のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。 図5のB−B断面図であって、換気装置の扉を開けた状態を示す。 扉の操作部の側面図である。 本発明の建具の第1実施形態を示す室内側正面図である。 本発明の建具の第2実施形態を示す室内側正面図である。 図6のC−C断面図である。 図6のD−D断面図である。 本発明の建具の第3実施形態を示す室内側正面図である。 図9のE−E断面図である。 本発明の建具の第4実施形態を示す室内側正面図である。 図11のF−F断面図である。 図11のF−F断面図であって、換気装置の扉を開けた状態を示す。 図11のG−G断面図である。 (a)は第4実施形態の建具の換気装置の扉の操作部の周辺を拡大して示す室内側正面図であり、(b)はH−H断面図である。 本発明の建具の第5実施形態を示す室内側正面図である。 本発明の建具の第6実施形態を示す室内側正面図である。 図17のH−H断面図である。 図17のI−I断面図である。 同建具の換気装置の扉の操作部を示す室内側正面図であって、(a)は施錠時の状態、(b)は解錠時の状態を示している。 同建具の換気装置の扉を開けた状態を示す横断面図である。 本発明の建具の第7実施形態を示す室内側正面図である。 図22のJ−J断面図である。 図22のK−K断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜5は、本発明の建具の第1実施形態を示している。本建具は、図5に示すように、躯体開口部に取付けられる枠1と、枠1内に引違い状に開閉自在に収めた内障子2aと外障子2bを備える。枠1は、アルミニウム合金の押出形材よりなる上枠10と下枠11と左右の縦枠12,12とを四周枠組みして構成されている。外障子2bは、上框13と下框14と戸先框3と召合せ框15を四周框組みし、その内側にガラスパネル(複層ガラス)23を嵌め込んで構成してある。内障子2aは、上框13と下框14と戸先框3と召合せ框15を四周框組みすると共に、戸先框3の内周側に沿って換気装置4を設け、上框13と下框14と召合せ框15と換気装置4とで形成される開口部にガラスパネル23を嵌め込んで構成してある。
換気装置4は、図1,2,5に示すように、一対の長尺枠材16a,16bと一対の短尺枠材17a,17bとを四周枠組みしてなり、室外に面した換気口5を有する枠18と、枠18に取付けられ換気口5を開閉する内開き式の扉6とを備えるユニットになっている。
枠18は、図1,2に示すように、内障子2aの見込み内に納まっており、枠18の室外側面は内障子2aの框3,13,14の室外側面と略面一であり、枠18の室内側面は内障子2aの框3,13,14の室内側面と略面一である。扉6は、枠18の見込み内に納まっており、扉6の室内側面が枠18の室内側面と面一になっている。
外周側の長尺枠材16aの外周部には、図2に示すように、戸先框3のガラス保持溝19内に挿入すると弾発的に係止して抜け止めされる一対の係止片20,20を有し、室内側の係止片20にはパッキン21が設けてある。内周側の長尺枠材16bの内周部には、ガラス保持溝22が戸先框3のガラス保持溝19と同じ溝幅で形成されており、そのガラス保持溝22にガラスパネル23の端部を挿入し、シール材24で固定してある。上下の短尺枠材17a,17bは、図1に示すように、外周部に上框13と下框14のガラス保持溝19内にそれぞれ挿入係止される一対の係止片25,25を有している。
枠1の換気口5には、外部カバー26が取付けてある。外部カバー26は、横長のスリット孔27が上下方向に間隔をおいて多数形成してあり、室内側面に図示しない花粉・防塵フィルターが取付けてある。外部カバー26は、左右両側に設けた突起28を長尺枠材16a,16bの室外側壁の室内側に係止すると共に、上下端部に設けた突起29を短尺枠材17a,17bの室外側壁の室外側に係止して、換気口5から脱落しないようにしてある。
扉6は、図1,2に示すように、アルミ製の形材30の上下端部に樹脂製の端部キャップ31a,31bを取付けて構成してある。端部キャップ31a,31bは略板状に形成され、形材30の上下端部に嵌合取付けしてあり、形材30の小口をカバーしている。形材30は、図2に示すように、外周側面に回転軸32が長手方向に沿って設けてあり、回転軸32を外周側の長尺枠材16aに設けた軸受け部33と抜け止め部材34間に係止することで、図3に示すように、扉6が回転軸32を支点として室内側に回動自在となっている。
形材30の室内側面には、内障子2aの内周側に延出する延出部35を有し、延出部35の室内側面に扉6を開閉操作するための操作部9を取付けてある。操作部9は、図4に示すように、横軸36を支点に回動自在に設けたロック片37を有し、ロック片37の室内側端部にはツマミ38が設けてあり、ロック片37の室外側端部には内周側の短尺枠材16bに取付けたロック受け39に係脱する係合部40が設けてある。図4中に実線で示すように、ツマミ38を下位置にしたときは係合部40がロック受け39と係合し、扉6が閉鎖状態でロックされている。図4中に二点鎖線で示すように、ツマミ38を上位置に動かすと、係合部40がロック受け39から外れるので、そのままツマミ38を持って室内側に引くことで、扉6を開けることができる。
図1,2に示すように、各枠材16a,16b,17a,17bの室外側壁の内周側端部には、室内側に向けてタイト材41が設けてあり、閉鎖した扉6の室外側面にタイト材41が圧着している。
上下の短尺枠材17a,17bの室内側壁の内周部には、図1に示すように、タイト材42が内周側に向けて設けてあり、扉6の上下の端部キャップ31a,31bの室内側端部にこのタイト材42が当接している。また、内周側の長尺枠材16bの室内側壁の内周部にも、図2に示すように、タイト材43が内周側に向けて設けてあり、扉6の形材30の延出部35の先端部室外側にこのタイト材43が当接している。これらのタイト材41,42,43により、枠18と扉6間の水密性・気密性が確保されている。
本建具は、図1,2に示すように、扉6の形材30の室内側面に凹部7が長手方向に沿って設けてあり、凹部7の下部より室外に連通する排水経路8が設けてある。より詳細には、扉6の下側の端部キャップ31bに、形材30の凹部7内の領域の室外側縁に沿う形で排水孔44が設けてあり、下側の短尺枠材17bの見込み壁にも排水孔45が設けてある。端部キャップ31bの排水孔44は、タイト材42の室外側に位置している。さらに、下框14にはガラス保持溝19内に浸入した水を室外に排水するための排水孔46a,46bが設けてある。したがって、扉6の室内側面に結露水47が発生すると、その結露水47は形材30の凹部7を伝って流下した後、上述の排水孔44,45,46a,46bを順次流れ落ちて室外へと排水される。
以上に述べたように本建具は、内障子2aの戸先框3の内周側に沿って換気装置4を有し、換気装置4は、室外に面した換気口5と、換気口5を開閉する内開き式の扉6を有し、扉6は、室内側面に凹部7を長手方向に沿って有し、凹部7の下部より室外に連通する排水経路8が設けてあることで、換気装置4に生じた結露水47を排水経路8から室外に排水できる。よって、換気装置4に生じた結露水で室内の床等が濡れるのを防止できる。
扉6が形材30と、形材30の上下端部に取付けた端部キャップ31a,31bを有し、扉6の周囲の枠18に端部キャップ31a,31bに当接するタイト材42を有し、下側の端部キャップ31bの凹部7内の領域に排水孔44が設けてあることで、扉を簡単に製作できると共に、扉6とその周囲の枠18との間の水密性・気密性が良好になる。
換気装置4は、四周枠組みした枠18に扉6を組み込んでユニット化してあり、枠18の周囲の四方の縁部のうち内障子2aの框3,13,14と連続する三方の縁部には、内障子2aの框3,13,14のガラス保持溝19内に挿入係止される係止片20,25が設けてあり、残る一方の縁部にはガラス保持溝22が形成してあるので、内障子2aを組み立てる際に換気装置4を容易に取付けできる。また、もともと換気装置の付いていない障子を一旦ばらして換気装置4を組み込み、新しいガラスを取り付けることで、既存の障子を換気装置4付きの障子に改修することも容易である。
また換気装置4は、扉6を内開き式に開くことで換気口5を全開することが可能なため、従来の換気框のようにスライド式に開閉するものと比べて換気量を多くすることができ、換気効率が良い。
図6〜8は、本発明の建具の第2実施形態を示している。第1実施形態では、換気装置4を縦向きにして内障子2aの戸先框3の内周側に沿って配置していたが、本実施形態では換気装置4を横向きにして内障子2aの上框13の内周側に沿って配置している。換気装置4は、長手方向の長さ寸法が異なるだけで第1実施形態のものと同じ構造のものであり、枠18や扉6に使用している形材も第1実施形態のものとほとんど共通である(扉6の開き勝手が異なる関係で、長尺枠材16a,16bのみが若干異なる。)。扉6は、図7に示すように、回転軸32が下側に設けられ、回転軸32を支点として内倒し式に開くようになっている。なお、換気装置4を横向きに設置する場合は、縦向きに設置する場合ほど結露水を排水する必要性がないため、第1実施形態のような結露水を室外に排出するための対策はとられていない。
図9,10は、本発明の建具の第3実施形態を示している。本実施形態では、第2実施形態と同様に換気装置4を横向きとし、上框13ではなく下框14の内周側に沿って換気装置4を配置してある。このタイプでは、長尺枠材16a,16bも第1実施形態と共通化できる。
このように本建具は、換気装置4の枠18や扉6を構成する部材の兼用化を図りつつ、換気装置4を縦向きと横向きの何れの向きでも設置することができ、横向きの場合に上下何れにも設置できる(上下両方に設置することもできる)ので、低コストで換気装置4の取付位置にバリエーションを持たせられ、合理的である。
図11〜15は、本発明の建具の第4実施形態を示している。本実施形態は、図11に示すように、第1実施形態と同様に、換気装置4を縦向きとし、戸先框3の内周側に沿って換気装置4を取付けている。第1実施形態では、内障子2aにだけ換気装置4を取付けていたが、本実施形態では内障子2aと外障子2bの両方に換気装置4を取付けている。
本実施形態の建具の換気装置4は、図12に示すように、扉6の形材30と操作部9が第1実施形態と異なっており(枠18は第1実施形態と共通)、操作部9を含めて換気装置4全体が框3,13,14の見込み寸法内に納まっている。扉6の形材30は、室内側面に凹部7を長手方向に沿って設けてあり、凹部7内の空間を利用して操作部9を設けることで、操作部9が扉6の室内側面から飛び出さないようにしている。操作部9は、図15に示すように、凹部7の底壁に形成した孔に嵌め込んでネジで固着されるハウジング50と、ハウジング50の前面に設けられたボタン48及び引手49と、ハウジング50の後方に設けられ室内外方向の軸を支点に回動するロック片37を備えており、ハウジング50の前部の板状の部分50aが凹部7内の空間に配置されている。ロック片37がロック受け39と係合したロック状態では、引手49が操作部9の前面と面一になっており、ボタン48を押すと、図15中に二点鎖線で示すように、ロック片37が回動してロック受け39から外れると共に、引手49が前方に飛び出し、引手49を持って扉6を開閉操作することができる。
このように本実施形態の建具は、換気装置4を扉6の操作部9も含めて障子2a,2bの框3,13,14の見込み寸法内に納めたことで、換気装置4を外障子2bにも設けることが可能となり、内外障子2a,2bの両方に換気装置4を設けることで、換気効率をより一層向上することができる。扉6の室内側面に凹部7を長手方向に沿って設け、凹部7内の空間を利用して操作部9を設けることで、操作部9を扉6の室内側に飛び出さないように設置するのが容易である。
図16は、本発明の建具の第5実施形態を示している。本実施形態は、換気装置4を横向きとし、内外両方の障子2a,2bの上框13の内周側に沿って換気装置4を配置している。換気装置4は、第4実施形態のものと同様に、扉6の操作部9も含めて全体が框3,13,14の見込み寸法内に納まっており、そのため外障子2bに換気装置4を設けても障子2a,2bの開閉に支障がない。
図示のものは、上框13の内周側に沿って換気装置4を配置しているが、図9に示す第3実施形態のように、下框14の内周側に沿って換気装置4を配置することもできる。
図17〜21は、本発明の建具の第6実施形態を示している。本建具は、第1実施形態と同様に、換気装置4を内障子2aの戸先框3の内周側に沿って配置してある。換気装置4の四周の枠材16a,16b,17a,17bは、図18,19に示すように、室外側端部に室外側扉重合片51a,51b,51c,51dが、見込方向の中間部に室内側扉重合片52a,52b,52c,52dがそれぞれ枠18の内周側に突出して形成してあり、室外側扉重合片51a,51b,51c,51d及び室内側扉重合片52a,52b,52c,52dの先端部には、タイト材53,54がそれぞれ室内側に向けて取付けてある。
内周側の長尺枠材16bは、図18に示すように、ガラス保持溝22の外周側に中空部55が設けてある。外周側の長尺枠材16aは、室内側扉重合片52bに扉6の回転軸32を受ける軸受け部33が設けてあり、軸受け部33の室内側に扉6に当接するタイト材54が設けてある。扉6の回転軸32は、扉6の見込み方向の略中央部に位置している。扉6は、図18,19に示すように、室内側端部に左右方向及び上下方向に延出する延出部56a,56b,56c,56dを有し、延出部56a,56b,56c,56dの室外側面にタイト材54がそれぞれ圧着している。
下側の短尺枠材17bは、図19に示すように、換気装置4内に浸入した水を一時的に溜めることのできる中空部57が設けてある。中空部57の内周側(上側)の壁には、図19,21に示すように、換気装置4内に浸入した水を前記中空部57に落すための水抜き孔58が設けてある。中空部57の室外側の壁の下部には、図19に示すように、中空部57に溜まった水を室外に排水するための排水孔59が設けてあり、排水孔59には排水弁60が取付けてある。また、中空部57の室内側壁の上部には、扉6に生じた結露水を受ける結露水受け部61が室内側に突出して設けてあり、結露水受け部61の室外側に隣接して形成された傾斜面62に排水弁63が設けてあり、結露水受け部61で受けた結露水はこの排水弁63を通じて中空部57へと導かれる。
換気装置4の枠18は、図18,19に示すように、結露水受け部61が室内側に突出しているのを除いて、内障子2aの見込み寸法内に納まっている。換気装置4の扉6は、枠18の見込寸法内に納まっている。
扉6は、図18に示すように、室内側面が凹部7を有しないフラットな面となっており、上下方向の中間部の室内側面に操作部9が取付けてある。操作部9は、いわゆる平面ハンドルを用いたものであり、扉6の室内側面に形成した孔から中空部64内に埋め込んで固定されるハウジング50と、ハウジング50の前面に設けたボタン48及び引手49と、ハウジング50の後方に設けたロック片37を有している。引手49は、ハウジング50の室内側面と面一となるように収納されており、ボタン48を押すと室内側に飛び出すようになっている。このように、操作部9に平面ハンドルを用いることで、扉6の室内側面に凹部7がなくても、操作部9が内障子2aの室内側に飛び出さないようにできる。
図17,18に示すように、扉6の中空部64の内周側の壁には、連動棒65が上下方向に摺動可能に保持してあり、連動棒65は操作部9のロック片37と係合している。内周側の長尺枠材16bの外周側面には、上部と中間部と下部の3箇所にロックピン66が取付けてあり、連動棒65には各ロックピン66と係合するロック受け67が取付けてある。すなわち扉6は、上部と中間部と下部の3カ所でロックされている。扉6を開ける際には、操作部9のボタン48を押して引手49を室内側に飛び出させ、図20(b)に示すように、引手49を反時計回りに回動させるとロック片37がそれに連動して回動し、ロック片37を介して連動棒65が下方にスライドして3カ所のロック受け67が一斉にロックピン66から外れるので、後は引手49を引くことで扉6を開けることができる。
図22〜24は、本発明の建具の第7実施形態を示している。換気装置4は、内障子2aではなく外障子2bの戸先框3の内周側に沿って設けてある。換気装置4は、基本的に第6実施形態のものと同じものであり、第6実施形態のものとは左右勝手違いになっている(図18,23参照)。図24に示すように、換気装置4の下側の短尺枠材17bは結露水受け部61を無くしてあり、扉6の操作部9は第6実施形態と同じく平面ハンドルを用いており、換気装置4は全体が外障子2bの見込み寸法内に納まっている。したがって、外障子2b又は内障子2aを開けたときに換気装置4が内障子2aと干渉することがなく、換気装置4によって建具の最大開口幅が狭められない。
以上に述べたように、第6実施形態及び第7実施形態の建具は、換気装置4の扉6の周囲の枠材16a,16b,17a,17bに、室外側端部に設けた室外側扉重合片51a,51b,51c,51dと、見込方向の中間部に設けた室内側扉重合片52a,52b,52c,52dを有し、室外側扉重合片51a,51b,51c,51dと室内側扉重合片52a,52b,52c,52dに扉6に当接するタイト材53,54をそれぞれ設けてあることで、水密性を向上することができ、扉6の周囲からの風雨の吹き込みを確実に防止できる。
特に、扉6の回転軸32側に位置する枠材(長尺枠材16a)は、室内側扉重合片52bに扉6の回転軸32を受ける軸受け部33が設けてあり、軸受け部33の室内側に扉6に当接するタイト材54が設けてあることで、扉6の回転軸32と枠材16aの軸受け部33の間に雨水が浸入しても、軸受け部33の室内側のタイト材54が雨水を堰き止めるので、室内まで雨水が浸入しない。
ガラス間口側の枠材(長尺枠材16b)は、ガラス保持溝22の外周側に中空部55を設けたので、ガラスパネル23に強い風圧を受けても同枠材16bが撓み難い上、中空部55の外周側に室外側扉重合片51aと室内側扉重合片52aを有し、室外側扉重合片51aと室内側戸重合片52aに扉6に当接するタイト材53,54がそれぞれ設けてあるので、耐風圧性・水密性が優れている。
さらに換気装置4は、扉6の戸先部を上下方向の複数箇所でロックすることで、ガラス間口側の枠材16bに中空部55を設けたことと相まって、耐風圧性をより一層高めることができる。
下側の枠材(短尺枠材17b)は、図19,24に示すように、換気装置4内に浸入した水を溜める中空部57を有し、中空部57の室外側の壁に排水孔59が設けてあることで、換気装置4内に浸入した水を、図中の矢印68に示すように、障子下框14のガラス保持溝19を通さずに室外に排水できるので、排水性が良い。
さらに第6実施形態は、下側の枠材17bに結露水受け部61を有しており、結露水受け部61で受けた結露水を中空部57へと導き、中空部57の室外側の排水孔59から室外に排水することができる。
扉6の操作部9に平面ハンドルを用いることで、操作部9が障子2a,2bの框3,13,14よりも室内側に飛び出さず、換気装置4を内障子2aと外障子2bのどちらにも設けることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。換気装置の枠や扉の形状、材質等は、適宜変更することができる。換気装置は、枠と扉は框の見込寸法内に納まっている必要があるが、操作部は、障子の開閉に支障がなければ、框よりも室内側に飛び出していてもよい。障子は、枠に固定した嵌め殺し障子であってもよい。本発明は、引違い窓に限らず、片引き窓、開き窓、玄関戸など、あらゆる建具に適用することができる。
1 枠
2a 内障子(障子)
2b 外障子(障子)
3 戸先框(縦框、框)
4 換気装置
5 換気口
6 扉
7 凹部
8 排水経路
9 操作部
13 上框(框)
14 下框(框)
18 扉の周囲の枠
30 扉の形材
31a,31b 端部キャップ
42 タイト材
44 排水孔

Claims (1)

  1. 枠と障子とを備え、障子は框の内周側に沿って換気装置を有し、換気装置は、室外に面した換気口と、換気口を開閉する内開き式の扉を有し、換気装置が框の見込み寸法内に納まっていることを特徴とする建具。
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