JPH11324519A - 建物等の扉用室内外気圧差解消装置 - Google Patents

建物等の扉用室内外気圧差解消装置

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JPH11324519A
JPH11324519A JP14212198A JP14212198A JPH11324519A JP H11324519 A JPH11324519 A JP H11324519A JP 14212198 A JP14212198 A JP 14212198A JP 14212198 A JP14212198 A JP 14212198A JP H11324519 A JPH11324519 A JP H11324519A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定板にスライド可能に装着される装置の主要
部(作動部材)の組み合わせを簡単に行うことができ、
かつ、作動部材を備えた固定部材を扉に簡単に取付ける
ことができること。 【解決手段】扉に装備された錠の操作ハンドルを回転操
作すると、錠側の昇降棒の移動に対応して室内外気圧差
解消窓孔用開閉板が開放する建物等の扉用室内外気圧差
解消装置に於いて、前記扉1の一側壁1aに小切欠開口
部11を形成し、この小切欠開口部11に当てがうよう
に上下方向に摺動可能な作動部材6を備えた固定板5を
該一側壁1aに固着し、かつ、作動部材6の背面側に突
出状態に設けた係止腕18を錠2側の昇降棒3に連結状
態に係止させ、一方、作動部材6の表側に突出状態に設
けた駆動係合杆28と、一端部が軸着された室内外気圧
差解消窓孔8用開閉板7の下端部に固着された案内板9
の斜め方向の案内係合部38とを互いに係合させこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の扉用室内
外気圧差解消装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアに装備された錠側の昇降連結
棒と連動する連動部材及びこの連動部材によって開閉す
る窓孔用開閉板をそれぞれ利用して外気を室内に入れ、
室内の負圧化を防止する建物等の扉用室内外気圧差解消
装置の一実施例としては、特公平4−66988号公報
に記載されたものが提案されている。
【0003】この一実施例は、図8で示すように、ドア
60の開放端部に埋設された空錠61の操作ハンドル6
2と、この操作ハンドル62に連結された連結棒63に
連結され、かつ、ドア60の下部に固定されたケース6
4に内装されたレバーを有する連動装置65と、この連
動装置65によって所定量回転するようにケース64の
後壁に軸着された角軸66と、この角軸66と共働する
ようにドア60の下部に形成された1個の窓孔67に設
けられた換気ドア68とから成る。
【0004】しかしながら、上記構成に於いては、連動
装置65が回動レバー、付勢バネ、偏心ピン、ドア軸等
の多数の部材からなるので、各構成部材の組合わせが面
倒であると言う問題点があった。また連動装置65をド
アに取付ける場合も、例えば連結棒63に連動ケース内
を上下方向に摺動するガイド板に連動装置65の回動レ
バーを枢支しなければならないので、連結棒63や換気
ドア68に対する取付けも容易でないと言う問題点があ
った。さらに、換気ドア68が回転方式なので、装置を
構成する各部材が劣化あるいは摩耗すると、多少傾倒す
ると言う欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、まず第1の目的は、室内外の気圧差
を生じさせている建物等の開閉を容易にすることを目的
とする。具体的には、錠の操作ハンドルを操作すると、
錠側の昇降棒の移動に対応して作動部材及び室内外気圧
差解消窓孔用開閉板が円滑に移動し、よって、建物等の
室内外の気圧差を迅速に解消させることができることで
ある。次に第2の目的は、固定板にスライド可能に装着
される装置の主要部(作動部材)の組み合わせを簡単に
行うことができると共に、作動部材を備えた固定部材を
扉に簡単に取付けることができることである。また固定
部材に一体化された作動部材の駆動係合杆に対する錠側
の昇降棒や開閉板側の案内板の係合をそれぞれ容易に行
うことができることである。第3の目的は、各部材が劣
化あるいは摩耗しても、室内外気圧差解消窓孔用開閉板
が多少なりとも傾倒しないことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の建物等の扉用室
内外気圧差解消装置は、扉に装備された錠の操作ハンド
ルを回転操作すると、錠側の昇降棒の移動に対応して室
内外気圧差解消窓孔用開閉板が開放する建物等の扉用室
内外気圧差解消装置に於いて、前記扉1の一側壁1aに
小切欠開口部11を形成し、この小切欠開口部11に当
てがうように上下方向に摺動可能な作動部材6を備えた
固定板5を該一側壁1aに固着し、かつ、前記作動部材
6の背面側に突出状態に設けた係止腕18を錠2側の昇
降棒3に連結状態に係止させ、一方、作動部材6の表側
に突出状態に設けた駆動係合杆28と、一端部が軸着さ
れた室内外気圧差解消窓孔8用開閉板7の下端部に固着
された案内板9の斜め方向の案内係合部38とを互いに
係合させことを特徴とする。
【0007】ここで、「建物等」とは、建物又はトンネ
ル立坑を言う。したがって、「扉」には、建物の扉やト
ンネル立坑のエアタイト扉が含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図7に示す第1実
施例の室内外気圧差解消装置Xの主要部材或いは装置に
ついて説明する。1は建物等の扉、例えば建物に取付け
られた防音或いは防火用扉、トンネル立坑に於けるエア
タイト付気密扉等の扉である。2は扉1に取付けられた
錠(例えばグレモン錠)、3は錠2の操作ハンドル4の
回動操作によって上下方向に移動する昇降棒、5は錠2
を基準にし、本実施例では扉1の上部に固定された固定
板、6は固定板に上下動可能に取付けられ、かつ、前記
昇降棒3と連動する作動部材、7は扉1に形成された室
内外気圧差解消用窓孔8を有する回動式開閉板、9は回
動式開閉板の一側面に固定的に取付けられ、かつ、前記
作動部材と係合する案内板である。
【0009】次に上記主要部材を中心に説明する。扉1
は、例えば高層マンションやトンネル立坑の建物等の室
内の出入り口に軸着される。この種の扉1は、普通一般
に金属で出来ており、かつ、中空構造体である。
【0010】錠2は扉1の開放側端部の中央部に取付け
られ、その錠箱は錠ケース2aとフロント板2bから成
る。そして、錠箱には内外に操作ハンドル4、4が取付
けられる。また錠箱には、特に図示しないが操作ハンド
ル4によって作動する駆動板や上下の昇降棒3、3用の
牽引手段が内装されている。操作ハンドル4の握り部4
aは、本実施例では扉1の閉鎖時には下方(真下)を指
向し、例えば操作ハンドル4を反時計方向へ60度回転
させると、上下の昇降棒3、3は錠箱内の駆動板や牽引
手段を介して錠2方向へ移動する。したがって、図1は
扉1の閉鎖時の状態であり、この場合錠2のデッドボル
ト10が施錠(ロック)方向へ突出していると共に、上
下の昇降棒3、3もそれぞれ施錠(ロック)方向へ移動
している。つまり、扉1は3点で施錠されている。また
固定板5に上下方向にスライド可能に装着された作動部
材6は、本実施例では上方の方に位置している。そのた
め、案内板9を介して回転する開閉板7は、窓孔8を閉
じている。
【0011】固定板5は、例えば刀の角型鍔形状に形成
された金属板である。この金属製の鍔状固定板5は、扉
1の開放側端部の一側壁(図1を基準にすると正面)1
aの上部に形成した小切欠開口部11に合わせるように
該一側壁1aに複数個の固着具12を介して固定されて
いる。したがって、固定板5の矩形状開口13は、扉1
の前記小切欠開口部11と連通状態に符合する。
【0012】作動部材6は、各板の製作や組合わせの容
易性、固定板5に対する取付けの容易性、メンテナンス
の便利性等の利点を考慮し、本実施例では前面スライド
板と、支持ブロックと、背面スライド板と、駆動係合杆
の4つに大別されている。
【0013】まず15は固定板5の前面を摺動する前面
スライド板である。この前面スライド板15の背面には
段差状或いはやや肉厚状のストッパー用突起部16が形
成されている。ストッパー用突起部16は、固定板5の
矩形状開口13内に余裕をもって入り込み、その上方水
平面及び下方水平面はそれぞれ固定板5の開口13の縁
面に当接可能である。そして、突起部16が形成された
前面スライド板15の上部寄りの部位と下部寄りの部位
には、水平貫通孔17,17がそれぞれ形成されてい
る。また前面スライド板15の背面には、さらに前記突
起部16に連設する上下一対の対向係止腕18、18が
突出形成され、これらの対向係止腕18、18内には、
昇降棒3の適宜部位に固定的に設けられたフランジ部3
aが係合状態に入り込んでいる。つまり、上下一対の対
向係止腕18、18は昇降棒3をそのフランジ部3aを
介して挾持状態に係止している。具体的には各対向係止
腕18、18は、半径方向に昇降棒3を受け入れる切欠
部19をそれぞれ有し、各切欠部19の径は、昇降棒3
の外径に対応して任意に設定されている。
【0014】次に20は前面スライド板15の前面に固
着手段としての固定ボルト21を介して固定された支持
ブロックである。この支持ブロック20の接合面側に
は、前述した前面スライド板15の水平貫通孔17,1
7にそれぞれ連通するメネジ穴22,22が形成されて
いる。そして、支持ブロック20の垂直側面20aに
は、水平方向の螺合穴23が形成されている。なお、こ
の螺合穴23は前記メネジ穴22に対して交差方向に位
置する。
【0015】次に25は前面スライド板15の突起部1
6に固定ボルト21を介して一体的に取付けられ、か
つ、該前面スライド板15と相俟って固定板5をサンド
イッチ状に挟む背面スライド板である。この背面スライ
ド板25の中央部には、前面スライド板15の対向係止
腕18、18が貫通する矩形状の嵌合孔26が形成され
ている。また背面スライド板25の上下の部位には、固
定ボルト21用の貫通孔27が形成されている。
【0016】したがって、上述した3つの構成部品1
5、20、25は、背面スライド板25の貫通孔27並
びに前面スライド板15の水平貫通孔17をそれぞれ貫
通し、かつ、支持ブック20のメネジ穴22と螺合する
固定ボルト21を介して一体的に構成される。
【0017】最後に28は、一端部に支持ブロック20
の螺合穴23に螺合する螺杆部29を、一方、他端部に
案内板9に係合する係合杆部30をそれぞれ有する駆動
係合杆である。この駆動係合杆28は、中央部に一端面
が支持ブロック20の垂直側面20aに当接する大径部
31を有し、この大径部31の両端部に前記螺杆部29
と係合杆部30がそれぞれ直線状に設けられている。
【0018】中空の開閉板7は矩形状に形成され、その
下端部は、左右一対の蝶板35、35に軸着されてい
る。また開閉板7の回転により開口する窓孔8は、やや
大きめに形成され、その回りにはパッキン部材36が固
定的に設けられている。
【0019】開閉板7の一端部(図1を基準にすると、
左側端部)の下部に第2の固着具37を介して固定され
た案内板9は、アングル状に形成され、前記固着具37
により開閉板7の前面7aに固定される取付け板部9a
と、この取付け板部9aから直交方向に延び、かつ、図
6及び図7で示すように斜め方向に案内長孔38を有す
る案内板部9bとから成る。そして、前述した作動部材
6の駆動係合杆28の係合杆部30は、案内板9の前記
案内長孔38に常時係合している。
【0020】上記構成に於いて、まず固定板5と作動部
材6との組合わせについて説明する。本実施例では予め
作動部材6を固定板5に一体的に取付け,しかる後にス
ライド可能な作動部材6と共に固定板5を固着具12を
介して扉1の小切欠開口11に合わせるように一側壁1
aに固着する。作動部材6は、前述の説明から明らかな
ように、3つの構成部品15、20、25と開閉板7側
の案内板9に係合する駆動係合杆28とから成る。
【0021】そこで、例えば作動部材6の前面スライド
板15の対向係合腕18、18を固定板5の矩形状開口
13に差し入れると共に、固定板5の裏側にあてがった
背面スライド板25の嵌合孔26にも該対向係合腕1
8、18を差し入れる。そうすると、固定板5は前面ス
ライド板15と背面スライド板25によりサイドイッチ
状態になる。このサイドイッチ状態で固定ボルト21を
背面スライド板25の貫通孔27並びに前面スライド板
15の水平貫通孔17にそれぞれ貫通し、かつ、前面ス
ライド板15の前面に合わせた支持ブロック20のメネ
ジ穴22にも螺合させる。そうすると、複数個の固定ボ
ルト21、21を介して3つの構成部品25、15、2
0は一体的に成る。そこで、駆動係合杆28の螺杆部2
9を支持ブック20の螺合穴23に螺合させる。これで
作動部材6が出来上がる。この場合固定ボルト21、2
1を締めても、作動部材6は固定板5に対して上下方向
に摺動可能になるように設定されている。
【0022】このように固定板5と作動部材6とを一体
化したならば、固定板5を複数個の固着具12を介して
扉1の一側壁1aに固着する。この時作動部材6の対向
係止腕18、18内に錠側の昇降棒3のフランジ部3a
を係合させる。なお、開閉板7側の案内板8は、その案
内長孔38を駆動係合杆28の係合杆部30の適宜係合
させ、第2の固着具37によりその前面7aの下部に固
着される。
【0023】次に開閉板7の開放について説明する。あ
る意味では室内を仕切るこの種の扉1は、例えば火災が
発生した場合室内の負圧化現象が発生し、このため容易
に開けることができない時がある。このような時操作ハ
ンドル4を回転し、開閉板7を開放する。前述したよう
に図1は扉1が閉鎖状態の時である。この場合開閉板7
は窓孔8を閉鎖している。
【0024】そこで、図6で示すように操作ハンドル4
を反時計方向に約60度回転すると、上下の昇降棒3、
3は錠2側へ牽引される。そこで、上方の昇降棒3が矢
印A側に移動すると、開閉板7は蝶板35を支点に上方
から矢印B側に約20度回転する。すなわち、昇降棒3
の移動と共に作動部材6も固定板5をスライドするの
で、作動部材6の駆動係合杆28がそのまま真下に下降
する。その結果、開閉板7の案内板9はその案内長孔3
8を介して駆動係合杆28の係合杆部30に押し下げら
れる格好となり、蝶板35を支点に上方から回転開放す
る。そこで、外気が窓孔8を通って室内側に流れ込み、
室内の負圧状態が解消される。
【0025】
【実施例】第1実施例の室内外気圧差解消装置Xでは、
室内外気圧差解消用窓孔8が扉1の上部に形成されてい
るので、固定板5、作動部材6、案内板9等の主要部材
を扉1の上部に配設している。したがって、室内外気圧
差解消用窓孔8が扉1の下部に形成されている場合に
は、当然、扉1の下部に配設される。また前記作動部材
6に於いて、例えば前面スライド板15と支持ブロック
20を1つの部材となるように形成しても良い。作動部
材6は、要は扉1に固定前の固定板5にスライド可能に
取付けることができる形態であれば良い。また、案内板
9の案内長孔38は、案内係合部の一例であるから、案
内長孔38の機能を有するガイド用切欠部、ガイド用係
合突起、ガイド用係合溝等も当業者の均等の範囲に含ま
れる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)錠の操作ハンドルを操作すると、錠側の昇降棒の
移動に対応して作動部材及び室内外気圧差解消窓孔用開
閉板が円滑に移動する。よって、室内外の気圧差を迅速
に解消させることができる。 (2)固定板にスライド可能に装着される装置の主要部
(作動部材)の組み合わせを簡単に行うことができる。 (3)作動部材を備えた固定部材を扉に簡単に取付ける
ことができる。 (4)固定部材に一体化された作動部材の駆動係合杆に
対する錠側の昇降棒や開閉板側の案内板の係合をそれぞ
れ容易に行うことができる。 (5)各部材が劣化あるいは摩耗しても、室内外気圧差
解消窓孔用開閉板が多少なりとも傾倒しない。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図7は本発明の第1実施例を示す各説明図。図
8は従来の一例を示す概略説明図。
【図1】扉の一側壁の一部を示す概略説明図。
【図2】図1の2−2線を拡大した概略断面説明図。
【図3】図1の3−3線を拡大した概略断面説明図。
【図4】固定板と作動部材との関係を示す分解(一部仮
想線で示す)説明図。
【図5】扉の小切欠開口部、昇降棒、作動部材を備えた
固定板との関係を示す説明図。
【図6】操作ハンドルの操作により開閉板が開放した状
態を示す概略説明図。
【図7】図6に於いて、主要部を示す概略断面説明図。
【図8】従来の一例を示す概略説明図。
【符号の説明】
1…扉、2…錠、3…昇降棒、4…操作ハンドル、5…
固定板、6…作動部材、7…開閉板、8…窓孔、9…案
内板、11…小切欠部、15…前面スライド板、16…
突起部、18…係止腕、20…支持ブロック、21…固
定手段、23…螺合穴、25…背面スライド板、26…
嵌合孔、27…貫通孔、28…駆動係合杆、30…係合
杆部、35…蝶板、36…パッキン部材、37、44…
固着具、38…案内係合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野正文 神奈川県横浜市鶴見区4−1東京瓦斯株式 会社扇島建設所内 (72)発明者 根本光男 神奈川県横浜市鶴見区4−1東京瓦斯株式 会社扇島建設所内 (72)発明者 多田幸夫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号鹿島建設 株式会社内 (72)発明者 出倉康次 千葉県柏市十余二380番鐵矢工業株式会社 柏工場内 (72)発明者 木野瀬将明 東京都港区芝3丁目1番12号美和ロック株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に装備された錠の操作ハンドルを回転
    操作すると、錠側の昇降棒の移動に対応して室内外気圧
    差解消窓孔用開閉板が開放する建物等の扉用室内外気圧
    差解消装置に於いて、前記扉1の一側壁1aに小切欠開
    口部11を形成し、この小切欠開口部11に当てがうよ
    うに上下方向に摺動可能な作動部材6を備えた固定板5
    を該一側壁1aに固着し、かつ、前記作動部材6の背面
    側に突出状態に設けた係止腕18を錠2側の昇降棒3に
    連結状態に係止させ、一方、作動部材6の表側に突出状
    態に設けた駆動係合杆28と、一端部が軸着された室内
    外気圧差解消窓孔8用開閉板7の下端部に固着された案
    内板9の斜め方向の案内係合部38とを互いに係合させ
    ことを特徴とする建物等の扉用室内外気圧差解消装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、固定板5は、前面と
    背面のスライド板15,25を有する作動部材6にサン
    ドイッチ状に挟まれ、予めこの作動部材6と一体化され
    た状態で小切欠開口部11に当てがうように扉1の一側
    壁1aに固着されることを特徴とする建物等の扉用室内
    外気圧差解消装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、作動部材6は、固定
    板5を基準にし、係止腕18を有する前面スライド板1
    5と、前記係止腕18を差込み状態に受け入れる嵌合孔
    26を有する背面スライド板25と、固着手段21を介
    して結合する背面スライド板25、前面スライド板15
    及び前面スライド板15に接合する支持ブロック20
    と、この支持ブロック20に螺着される駆動係合杆28
    とから成ることを特徴とする建物等の扉用室内外気圧差
    解消装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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