JP2015178767A - 建具 - Google Patents

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【課題】 パネル間の水密性が良好な建具の提供。【解決手段】 複数のパネル体5,5,…で構成した扉6を備え、各パネル体5は、左右方向の一方側を支点に回動自在であり、支点側の端部又は回動端側の端部のいずれか一方に室外側に向けて設けた室内側ガスケット26と、他方に室内側に向けて設けた室外側ガスケット27を有し、扉6の全閉時に隣接するパネル体5,5の室内側ガスケット26と室外側ガスケット27とが見込方向に重なり合う。【選択図】 図10

Description

本発明は、伸縮自在な扉を備える建具に関する。
特許文献1には、パンタグラフ式リンク機構に複数枚のパネルを取付け、開閉時に各パネルが左右いずれか一方側の軸を支点として回動し、ルーバー状態にできる扉が開示されている。
通常の折戸では、扉が閉まるにつれて隣接するパネルの見込面間の隙間が狭まるから、パネルの見込面にガスケットを設けておけば、扉の全閉時にはガスケットが隣接するパネルの見込面に押された状態となり、パネル間の水密性が確保される。しかし、特許文献1のように各パネルが左右いずれか一方側の軸を支点として回動するものの場合は、パネルの見込面にガスケットを設けても、全閉時にガスケットが他方のパネルの見込面にしっかり当たらず、パネル間の水密性が不十分となるおそれがあり、反対にガスケットの当たりが強すぎると、扉を閉じ切る際に抵抗が生じたり、隣接するパネル同士が面一にならなかったりする不都合がある。
特開2009−249888号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、パネル間の水密性が良好な建具の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による建具は、複数のパネル体で構成した扉を備え、各パネル体は、左右方向の一方側を支点に回動自在であり、支点側の端部又は回動端側の端部のいずれか一方に室外側に向けて設けた室内側ガスケットと、他方に室内側に向けて設けた室外側ガスケットを有し、扉の全閉時に隣接するパネル体の室内側ガスケットと室外側ガスケットとが見込方向に重なり合うことを特徴とする。
請求項1記載の発明による建具は、各パネル体が左右方向の一方側を支点に回動自在であって、支点側の端部又は回動端側の端部のいずれか一方に室外側に向けて設けた室内側ガスケットと、他方に室内側に向けて設けた室外側ガスケットを有しており、扉の全閉時に隣接するパネル体の室内側ガスケットと室外側ガスケットとが見込方向に重なり合うことで、パネル間の水密性が良好となる。
(a)は扉を全閉した状態での拡大横断面図であり、(b)は換気時の状態での拡大横断面図である。 本発明の建具の第1実施形態を示す正面図である。 図2のA−A位置における断面図であって、(a)は扉を全閉した状態、(b)は換気時の状態、(c)は扉を全開した状態を示す。 図2のB−B位置における断面図であって、(a)は扉を全閉した状態、(b)は換気時の状態、(c)は扉を全開した状態を示す。 図2のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 扉の戸先側を室内側から見た拡大正面図であって、扉を全閉した状態を示す。 扉の戸先側を室内側から見た拡大正面図であって、換気時の状態を示す。 引手框とパネル体との連結部を拡大して示す平面図であって、扉が開くにつれて横移動軸と前後移動軸が移動する様子を示している。 パネル体同士の隙間の部分を拡大して示す横断面図であって、扉が閉まるにつれて室外側ガスケットと室内側ガスケットとが接近し、当接する様子を示している。 第1実施形態の建具の変形例を示す横断面図であって、(a)は扉を全閉した状態、(b)は換気時の状態、(c)は扉全開時の状態を示す。 本発明の建具の第2実施形態を示す横断面図であって、(a)は扉を全閉した状態、(b)は換気時の状態を示す。 第2実施形態の建具において、扉を全開した状態の横断面図である。 パネル体同士の隙間に設けられるガスケットの他の実施形態を示す横断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜10は、本発明の建具の第1実施形態であって、住宅の外壁にくっつけて設置されるガーデンルーム10の側面の開口部に適用したものを示している。本建具は、図2に示すように、上枠1と下枠2と竪枠3,4とで構成される開口部に、4枚のパネル体5,5,…で伸縮自在に構成された扉6を取付けたものである。
扉6は、図2,3に示すように、上部と下部とにパンタグラフ式のリンク機構7を備えている。リンク機構7は、図3に示すように、一対のバー状のリンク構成部材8a,8bを中間部で中間軸9により交差状に軸支したものを、連結軸11a,11bで連結して構成してある。リンク機構7の戸尻側端部の軸12は、上枠1と下枠2とに金具で固定してある。図5に示すように、上部のリンク機構7の室内側の連結軸11aには吊車13が取付けてあり、下部のリンク機構7の室内側の連結軸11aにはスライダー14が取付けてあり、吊車13は上枠1に設けられた上レール15に案内され、スライダー14は下枠2に設けられた下レール16に案内されている。パネル体5は、一対のリンク構成部材8a,8bのうちの一方のリンク構成部材8aに取付けられている。したがって扉6は、図3,4に示すように、リンク機構7が伸縮するのに伴い、各パネル体5,5,…が戸先側(室内側から見て左側)の連結軸11aを支点に回動して開閉する。扉6を全閉したときには、図3(a)、図4(a)に示すように、リンク機構7が一直線になり、各パネル体5,5,…が面一状となる。
扉6の戸先側端部には、図1〜3に示すように、扉6を開閉操作するための引手框17が設けてある。引手框17は、図7,9に示すように、上下端部をパネル体5と連結具18で連結してある。連結具18は、引手框17の上下端部に取付けられるプレート19と、パネル体5の上下面から突出する横移動軸20及び前後移動軸21とを備えている。プレート19には、横移動軸20が係合する横方向の長孔22と、前後移動軸21が係合する前後方向の長孔23が設けてある。前後方向の長孔23は、横方向の長孔22の長さ方向の略中央部の室外側に配置されており、前後方向に対してまっすぐではなく、室外側に向かうにつれて戸尻側(室内側から見て右側)に傾けて設けてある。仮に、前後移動軸21の位置が固定された状態でパネル体5が回動しようとすると、図9(a)に示すように、横移動軸20は前後移動軸21を中心とする円弧24上を移動することになるが、横移動軸20は横方向の長孔22により戸尻側にまっすぐ移動するように規制されているため、この円弧24が横方向の長孔22から最も離れる距離Y分だけ前後移動軸21が前後方向に動けるように、前後方向の長孔23が設けてある。横移動軸20には、図7に示すように、吊車13とスライダー14が取付けられ、吊車13は上枠1の上レール15に、スライダー14は下枠2の下レール16に案内されている。
扉6が全閉した状態では、図9(a)に示すように、横移動軸20は横方向の長孔22の戸先側(室内側から見て左側)の端部に位置し、前後移動軸21は前後方向の長孔23の室内側の端部に位置している。引手框17を戸尻側に移動して扉6を開けると、図9(b)に示すように、それにつれて横移動軸20は横方向の長孔22内を戸尻側に移動し、前後移動軸21は前後方向の長孔23内を室外側に移動する。横移動軸20及び前後移動軸21が移動するのに伴い、パネル体5も開放方向に回転しながら戸尻側及び室外側に移動するため、パネル体5と引手框17との干渉を避けることができる。このとき、前後方向の長孔23が室外側に向かうにつれて戸尻側に傾けて設けてあることで、パネル体5の戸先側端部が戸尻側に若干移動するから、パネル体5の戸先側端部が引手框17と干渉するのをより確実に避けることができる。扉6を全開した状態では、図9(c)に示すように、横移動軸20は横方向の長孔22の戸尻側端部まで移動し、前後移動軸21は前後方向の長孔23内で室内側に向かって少し戻る。
また、扉6が全開した状態から引手框17を戸先側に移動して扉6を閉めると、横移動軸20は横方向の長孔22内を戸先側に移動し、前後移動軸21は前後方向の長孔23内を室内方向に移動する。横移動軸20及び前後移動軸21が移動するのに伴い、パネル体5も閉鎖方向に回転しながら戸先側及び室内側に移動するため、閉鎖状態においてパネル体5の戸先側端部と引手框17とを隣接させ、隙間25を小さくすることができる。
上述のように本扉6は、引手框17とパネル体5とを横移動軸20と前後移動軸21の2軸構造の連結具18で連結し、パネル体5が開くにつれて横移動軸20が戸尻側に移動し、前後移動軸21が前後移動することで、開閉時に引手框17とパネル体5の位置を可変することが可能になるため、図9(a)に示すように、全閉時に引手框17とパネル体5の間の隙間25を小さくできる。これにより、扉6の外観意匠が向上すると共に、引手框17とパネル体5との隙間25から雨水等が浸入するのを防ぐことができる。なお、パネル体5の戸先側端部には、後述する室内側ガスケット26が設けてあり、扉6の全閉時には室内側ガスケット26が引手框17の室内側に当接して、引手框17とパネル体5間が水密される。また、パネル体5の戸先側端部が戸尻側に移動しながらパネル体5が回動するため、図9(c)に示すように、全開時にパネル体5と引手框17が当たるのを回避できる。さらに、前後方向の長孔23を室外側に向かうにつれて戸尻側に傾けて設けたことで、図9(b)に示すように、扉6が開く途中でパネル体5の戸先側端部が引手框17と干渉することもない。
本建具は、図1に示すように、戸先框17の先端に可動枠28を有している。可動枠28は、図6,7に示すように、上端部に吊車13が、下端部にスライダー14がそれぞれ設けてあり、吊車13は上枠1の上レール15に案内され、スライダー14は下枠2の下レール16に案内されている。上枠1と下枠2には、図1,6,7に示すように、可動枠28の可動範囲を規制するストッパー29が設けてあり、可動枠28はストッパー29に当接する位置まで戸尻側に移動できるようになっている。
図1(a)に示す扉6を全閉した状態では、可動枠28は竪枠3の見込面3aと引手框17の見込面17aとに挟まれた位置にあり、その位置でフランス落し30により固定できるようになっている。フランス落し30は、図7に示すように、可動枠28の室内側面に設けた操作部31を操作することで、可動枠28の上下端部よりロッド32が出没するもので、突出したロッド32が上枠1と下枠2に設けられた受け金具33の孔に係合することで、可動枠28を動かないようにロックするものである。
引手框17には、図2,7に示すように、中間部に引手34が設けてあると共に、その下方に錠35が設けてある。錠35は、室外側からは鍵を差し込んで操作し、室内側からはサムターンで操作することで、引手框17の戸先側の見込面より鎌が出没し、鎌が可動枠28の戸尻側の見込面に設けた錠受けに係脱するものである。そして、扉6を全閉状態とし、可動枠28をフランス落し30によりロックし、錠35を施錠状態とすることで、扉6が全閉状態でロックされる。
竪枠3は、図1に示すように、見込面の室外側に戸尻側に向けて突出する板状の隙間隠し部36を有している。隙間隠し部36は、可動枠28の横幅と略同じ長さ戸尻側に突出しており、図1(a)に示す扉6を全閉した状態では、可動枠28の室外側に重なっている。
本建具は、先に説明したように扉6を全閉した状態でロックできる他、図1(b)に示すように、扉6を人が出入りできない範囲で開けた状態でロックし、防犯性を確保しながら換気を行える機能を備えている。そのようにするときの手順を説明すると、まず、引手框17の錠35は施錠されたままの状態で、可動枠28のフランス落し30を解除する。次に、引手框17の引手34に手を掛け、引手框17を戸尻側に移動させる。すると、引手框17と一緒に可動枠28も戸尻側に移動し、可動枠28がストッパー29に当たる位置まで移動してストップする。そうして引手框17が戸尻側に移動するのに伴い、各パネル体5,5,…が戸先側の軸を支点として室外側に回動して開く。その後、可動枠28のフランス落し30の操作部31を操作してロッド32を突出させ、図8に示すように、ロッド32を上下枠1,2の受け金具33の孔に係合させる。これにより、可動枠28が移動した位置でロックされ、可動枠28と引手框17とは錠35により施錠されているため、扉6が図1(b)に示すように少し開いた状態でロックされる。
扉6を全開するときには、可動枠28のフランス落し30は施錠状態のままで引手框17の錠35のみを解錠し、図3(c)と図4(c)に示すように、引手框17を可動枠28と分離して戸尻側に移動させる。
上記のように扉6を少し開いた状態でロックすると、パネル体5同士の間に隙間37ができ、その隙間37を通じて換気が行える。このとき、図1(b)に示すように、竪枠3と引手框17との間の隙間38が、竪枠3の隙間隠し部36と可動枠28とで隠れているので、室外側から竪枠3と引手框17の間から手を入れてフランス落し30や錠35を解除することはできず、したがって換気を行いつつ防犯性を確保することができる。竪枠3と引手框17との間に可動枠28を設け、扉6の全閉時及び全開時には可動枠28は竪枠3の隙間隠し部36と重なり、扉6を少し開けた状態で固定するときには可動枠28を引手框17と共に戸尻側に移動させ、竪枠3と引手框17との間の隙間38を竪枠3の隙間隠し部36と可動枠28とで隠すようにしたことで、扉6を全開にしたときの有効開口W(図4(c)参照)を広くすることができる。また、扉6を全閉したときに扉6と隙間隠し部36とが重ならないため、扉6のパネル体5をガラス戸にしたとしてもガラス越しに隙間隠し部36が見えるなどの不都合が生じない。
上述の換気状態とする際の扉6の開ける量は、人が出入りできない範囲であればよいが、隣接するパネル体5同士の隙間37の広さが、腕が入らない程度の隙間37となるように設定することが好ましい。そうすることで、パネル体5同士の隙間37から腕を入れてフランス落し30や錠35を不正に解除されるのを防ぐことができる。実施形態のものは、換気状態のときのパネル体5同士の隙間37が、約28mmとなるように換気時の扉6の開き量を設定している。
図11は、第1実施形態の建具の変形例を示している。この例では、隙間隠し部36を、縦枠3ではなく可動枠28に設けている。隙間隠し部36は、可動枠28の戸先側の見込面から室外側に突出させた上で、戸先側に向かってのびており、図11(a)に示す扉6の全閉時と、図11(c)に示す扉6の全開時には、隙間隠し部36は縦枠3の室外側の見付面と重なっている。図11(b)に示す換気時の状態では、縦枠3と引手框17との隙間38が隙間隠し部36により隠される。このように、隙間隠し部36を可動枠28に設けた場合も、先の実施形態と同様に換気時の防犯性を確保でき、尚且つ扉6全開時の有効開口を広くできる効果がある。
なお、可動枠28は省略することができ、その場合は隙間隠し部36を引手框17に設けることができる。
扉6の各パネル体5は、図1,2,5に示すように、上框39と下框40と竪框41a,41bとを框組みし、その内側にガラス等のパネル49を嵌め込んで構成してある。戸先側の竪框41aは、図1,10に示すように、外周側の見込面の室内側の位置に室内側ガスケット26が室外側に向けて設けてあり、戸尻側の竪框41bは、外周側の見込面の室外側の位置に室外側ガスケット27が室内側に向けて設けてある。室内側ガスケット26は、中空部42aと、中空部42aの室外側端部より室外側に突出して設けたヒレ片43aを有している。室外側ガスケット27は、中空部42bと、中空部42bの室内側端部より室内側に突出して設けたヒレ片43bを有している。
扉6が全閉した状態では、図10(c)に示すように、室内側ガスケット26と室外側ガスケット27とが見込方向に重なり合い、両ガスケット26,27のヒレ片43a,43b同士が当接し、これによりパネル体5,5間の水密性が確保される。また、扉6の全閉状態で、室内側ガスケット26とこれに隣接する戸尻側の竪框41bの見込面との間には隙間44aがあり、室外側ガスケット27とこれに隣接する戸先側の竪框41aの見込面との間には隙間44bがある。
本扉6は、各パネル体5,5,…が戸先側の軸を支点に回動して開閉するため、図10に示すように、扉6が閉まる際にパネル体5の戸先側端部と、これに隣接するパネル体5の戸尻側端部とが、見込み方向から接近する。そこで本扉6では、パネル体5の見込面にガスケットを押し付けるのではなく、戸先側の竪框41aに室内側ガスケット26を、戸尻側の竪框41bに室外側ガスケット27をそれぞれ設け、扉6の全閉時に室内側ガスケット26と室外側ガスケット27が見込み方向に重なり合うことで、パネル体5,5間の水密性が良好となる。さらに、室内側ガスケット26と室外側ガスケット27とにヒレ片43a,43bをそれぞれ設け、ヒレ片43a,43b同士が当接することにより、水密性がより一層確実なものとなり、尚且つガスケット26,27同士が擦れて扉6を閉じ切る際に抵抗が生じたりすることもない。本扉6が閉じているときは、ヒレ片43a,43bが左右方向に当接しているため、より気密性が良い。また、室内側ガスケット26と室外側ガスケット27に中空部42a,42bが設けてあることで、パネル体5,5間に指などを挟んでも、けがをするのを防ぐことができる。
図14は、室内側ガスケット26及び室外側ガスケット27の他の実施形態を示している。図10のものと異なる点について説明すると、両ガスケット26,27は、竪框41a,41bへの取付部62から見込み方向に離間した位置に倒れ防止片63を突設し、倒れ防止片63の先端を竪框41a,41bの見込み面に当接している。室内側ガスケット26は、室外側の先端部にフィン43aが戸先側に傾斜して設けてあり、室外側ガスケット27は、室内側の先端部にフィン43bが戸尻側に傾斜して設けてあり、扉6の全閉時にお互いのフィン43a,43b同士が見込み方向に重なり、それぞれの先端が他方のガスケット26,27に当接するようになっている。フィン43a,43bは、付け根の部分に溝65を形成することで、根元から柔軟に曲がるようにしてある。また両ガスケット26,27は、内部に仕切り壁64を設け、中空部42a,42bを室内外に仕切ってある。
本実施形態のガスケット26,27は、倒れ防止片63を設けたことによりガスケット26,27の竪框41a,41b側への倒れが規制されるため、扉6の全閉時にガスケット26,27を確実に当接させられ、高い水密性が安定して得られる。また、フィン43a,43bを傾斜して設け、扉6の全閉時にフィン43a,43b同士が見込み方向に重なるようにしてあり、さらにフィン43a,43bの根元部に溝65を設け、フィン43a,43bが根元から柔軟に曲がるようにしたことで、水密性を向上できると共に、扉6を閉じ切る際の抵抗を一層軽減できる。さらに、中空部42a,42b内に仕切り壁64を設けたことで、ガスケット26,27の形態が安定し、耐久性も向上する。
リンク構成部材8a,8b同士を連結する室外側の連結軸11bは、図3(a)に示すように、扉6の全閉状態で扉6よりも室外側に突出した位置に配置されている。そのため、扉6を全閉した状態から扉6を開けるために、引手框17に戸尻側に向けて力45を加えると、前記連結軸11bに室外側に蹴り出す力46が働き、これにより扉6を開け始めるときの力を小さくできる。
上枠1の室外側面には、図5に示すように、庇47が室外側に張り出して設けてある。庇47の室外側に張り出す長さは、図1(b)に示すように、換気時の状態における扉6の見込み幅に対応して設定されている。したがって、換気時の状態のときに扉6の上方が庇47で覆われるため、雨が室内に落ちるのを防ぐことができる。
図12,13は、本発明の建具の第2実施形態を示している。本実施形態では、扉6の戸尻側端部に換気時操作用の引手框48が設けてあり、その引手框48にリンク機構7の戸尻側端部の軸12を連結してある。換気時操作用の引手框48は、第1実施形態における可動枠28と同様に、例えば上下枠1,2に設けたストッパー29により、可動範囲が縦枠4と引手框48の間から人が出入りできない所定の範囲に制限されている。扉6の戸先側には、可動枠28を設けていない。扉6を全開するときには、図13に示すように、戸先側の引手框17を戸尻側に操作する。
換気時には、図12(b)に示すように、戸尻側端部の換気時操作用の引手框48に手を掛けてストッパー29に当たる位置まで戸先側に移動させると、扉6が少し開いた状態となり、引手框48は移動した位置でフランス落し30により固定できるようにしてある。戸尻側の竪枠4には隙間隠し部50が戸先側に突出して設けてあり、引手框48と竪枠4との隙間38が隙間隠し部50により隠れる。これにより、パネル体5,5間の隙間37を通じて換気を行いつつ、防犯性を確保できる。本実施形態によれば、戸先側には隙間隠し部36も可動枠28も不要であり、戸尻側の隙間隠し部50は、図13に示すように、扉6の全開時には邪魔にならないので、有効開口Wを広くできる。
隙間隠し部50は、図11に示すように、換気時操作用の引手框48に設けることもできる。また隙間隠し部50は、省略することもできる。隙間隠し部50を省略したとしても、換気時操作用の引手框48は可動範囲を人が出入りできない範囲に制限されているため、換気時に換気時操作用の引手框48と縦枠4との間の隙間38から侵入されることがなく、錠35を不正に解錠されることもないから、防犯性を確保できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。扉は、パネル体が室内側に回動するものであってもよい。パネル体やリンク機構等の構成は、適宜変更することができる。前後方向の長孔は、パネル体が被連結部材と干渉することなく回転及び移動できる配置であれば、必ずしも前後方向に対して傾いていなくてもよい。連結具によりパネル体と連結される被連結部材は、引手框ではなく竪枠や横枠等であってもよい。開閉操作用の引手框を扉の戸尻側端部に設けたり、換気時操作用の引手框を扉の戸先側端部に設けることもできる。可動枠と隙間隠し部は、省略することもできる。また隙間隠し部は、扉側に設けることもできる。本発明の建具は、ガーデンルームに限らず、あらゆる建物、簡易構造物等の開口部に適用することができる。
1 上枠
2 下枠
3 竪枠(戸先側)
4 竪枠(戸尻側)
5 パネル体
6 扉
17 引手框(被連結部材)
18 連結具
19 プレート
20 横移動軸
21 前後移動軸
22 横方向の長孔
23 前後方向の長孔
26 室内側ガスケット
27 室外側ガスケット
28 可動枠
36 隙間隠し部
48 換気時操作用の引手框
50 隙間隠し部

Claims (1)

  1. 複数のパネル体で構成した扉を備え、各パネル体は、左右方向の一方側を支点に回動自在であり、支点側の端部又は回動端側の端部のいずれか一方に室外側に向けて設けた室内側ガスケットと、他方に室内側に向けて設けた室外側ガスケットを有し、扉の全閉時に隣接するパネル体の室内側ガスケットと室外側ガスケットとが見込方向に重なり合うことを特徴とする建具。
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