JP4605337B2 - 立体3次元ディスプレイおよび2次元ディスプレイ用の画像投写法 - Google Patents
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Description
本発明は、1998年5月19日付け発行の米国特許第5754147号、1999年9月21日付け発行の米国特許第5954414号、1998年12月22日付け出願の米国特許出願第09/218938号、および1999年2月20日付出願の米国特許出願第09/253656号に関連する。
【0002】
【発明の背景】
本発明は一般に、カラーまたはグレー機能のない空間光変調器(SLM)を用いて、カラーまたはグレースケール画像を生成するための、画像投写方法および装置に関する。この手法は、立体3次元ディスプレイ(Volumetric 3D display)におけるカラーおよびグレースケール画像の表示に特に有用である。立体3次元ディスプレイは、3次元画像を3次元実空間に表示する。立体画像中の各「ポクセル」は、それがあるべき空間位置に実際かつ物理的に位置しており、その位置から、光線が多方向に直接的に伝播して、観察者の目に実際の画像を形成する。この結果、立体表示は、生理学的および心理学的な奥行き情報(depth cues)におけるすべての主要素を含んでおり、特殊な眼鏡を必要とすることなく複数の観察者による、360度の移動観察(walk−around viewing)を可能にする。例えば、〔Tsao等、1998〕および〔Tsao、1999〕には、光学的インターフェイス(interfacing)メカニズムを用いて、SLM上で生成されて静止プロジェクタから投写される2次元画像の全フレームを移動スクリーンに円滑に送達し、これをスクリーン上に表示するアプローチに基づく、立体3次元ディスプレイが開示されている。このスクリーンの移動によって、スクリーン上に表示された2次元画像フレームが、空間内に有効に分布する。これらの空間内に分布する画像フレームは、人の目の残像効果によって、観察者の目に立体3次元画像を生成する。さらに、この発明は、2次元画像の投写や光学的相関器用の高フレームレート画像ディスプレイなどの、2次元ディスプレイ用途にも有用である。
【0003】
SLMの多くは、カラーあるいはグレースケール機能を備えていない。例えば液晶ディスプレイ(LCD)は一般に、ピクセルセル中の液晶分子の配向性を利用して、ピクセルを透過または反射する光量を変調している。したがってLCDデバイスは、2値画像(白黒)またはグレースケール画像の機能のみを有し、カラー機能を有していない。LCDを用いてカラー表示をする最も一般的な方法は、ピクセルセル上にカラーフィルタモザイクを構築する方法であり、これはカラートライアドまたはカラーストライプ構造とも呼ばれる。これらのカラー化されたピクセルセルを用いることによって、カラー画像を表示することができる。カラーフィルタモザイクを使用してカラートライアド構造を生成する方法には、これらのカラーフィルタのいずれか1つを通過する白色光は、その約3分の1だけであるために、光学的なスループットが低いという欠点がある。このために屈折光学系またはホログラフィック素子を用いる空間色カラー照明技術(spatio-chromatic colored illumination)が開発され、高い光学的スループットが得られるようになった。例えば[Joubert]には、回折格子を用いてRGBカラーをマイクロスケールで分離し、次いでマイクロレンズアレイを用いて異なるピクセル位置にRGBスポットを集束させる方法が記載されている。同等に、この回折格子システムとマイクロレンズアレイの機能を、ホログラフィック・マイクロレンズアレイを用いて一体化することができる。別法として、[Morris]に記載されているように、回折格子を内臓するマイクロレンズアレイを用いて、この機能を実現することもできる。したがって、これらの技術を用いると、高い光学スループットのカラートライアドパターンを得ることができる。
【0004】
代替手法としては、それぞれが異なるカラーで照明されたいくつかのLCDからの投写を組み合わせることによって、カラー画像を表示することも可能である。例えば、それぞれを赤、緑、青のビームで照明した3つのLCDを用いて、さまざまな色の組合せを投写によって生成することができる。強誘電体液晶(FLCDと呼ばれる)をベースとするデバイスなどの、高いフレームレートを有するLCDに対しては、フィールド順次技術(field sequential technique)を適用することによって、カラートライアドのない単一の表示デバイスを用いて、カラー画像を生成することができる[Displaytech]。
LCD以外にも、2値画像またはグレースケール画像機能のみを有するデバイスがある。例えば、デジタル・マイクロミラーデバイス(DMD)は、アクチュエータ付きの微小リフレクタのマトリックスで構成されている。マトリックスに、光ビームを当てて、各リフレクタの位置を切り替えることによって、デバイス上に任意の画像を生成し、それを投写することができる[Thompson]。別の例として、薄膜マイクロミラーアレイ(TMA)も、ピエゾアクチュエータ付きのマイクロミラーのマトリックスで構成され、各ミラーを複数の位置で作動させて、グレースケールを生成することができる[Kim & Huang]。またこの他にも多くのマイクロミラーをベースとするデバイスがある。
【0005】
立体3次元ディスプレイまたは高速光学的相関器の画像供給源として使用する場合には、ディスプレイデバイスは、高いフレームレイトを有することが必要である。立体3次元ディスプレイ用については、フレームレートが高いと、画像ボリューム当たりのフレーム数が大きくなり、したがってスクリーン走査方向の解像度が高くなる。光学相関器用については、フレームレートが高いと、(相関)処理スループットが高くなる。これらの用途においては、2値画像機能のディスプレイデバイスでは、従来方式のカラー構成手法を使用することにより、限られたカラー/グレースケール能力だけを得ることができる。特にフィールド順序技術は、それぞれの単一フレームがカラー/グレーでなくてはならないという理由で、適していない。3つのディスプレイデバイス(それぞれR、G、B)を用いてカラーを得ることはできるが、多くのデイバスを用いることでコストが高くなる。カラートライアド技術を適用することは可能であるが、表示デバイス上のカラーフィルタモザイックの製造はコストが高く、特にFLCDおよびDMDなどの多くの高フレームレートデバイスは、反射型ディスプレイであり、10ミクロンオーダーのピッチの微細ピクセルを有する。前述の空間色カラー照明技術も、これらの反射型ディスプレイに応用するのは困難である。カラーパターンを生成するのに使用する、回折格子、マイクロレンズ(または同等のホログラフィック光学素子)は、一般に透過型LCDの背面に近接して装着または配置する。反射型SLM上に屈折光学系を構築すること、またはSLMに装着することは、望ましくない。
【0006】
カラートライアド技術を応用して、2次元カラー画像を生成する場合には、モアレパターンのようなカラーエリアジングなどのアーティファクトが現れることがあるが、これはR、G、Bサブピクセルが空間に完全に混合されないためである。
したがって本発明の目的は、カラートライアド光学系をディスプレイデバイスに内蔵する必要がなく、単一の2値SLMを使用して、カラーおよびグレー画像を生成することを可能にする方法と、光学装置を提供することである。また、それに限定されるものではないが、特にSLMを用いる立体3次元ディスプレイのカラー/グレー能力を向上させることも、本発明の目的である。さらに、本発明を応用することによって、スクリーン移動方向における立体3次元ディスプレイシステムの解像度を向上させることができる。本発明はまた2次元プロジェクタに応用し、カラートライアド構造を有する単一のディスプレイパネルを用いて、カラートライアドのアーティファクトのない画像を投写することができる。
【0007】
【発明の概要】
一般に、パターン投写技法(Pattern Projection technique)では、異なる物理特性値を有する光の2次元分布を含む光パターンを用いて、SLMを照明する。SLM上では、複数のピクセル(pixel)(またはサブピクセルsub−pixelと呼ばれる)が1つのコンポジット画像ピクセルを表わすグループに分けられる。SLM上への光パターンの照明は、1つのピクセルの各サブピクセルが、光強度(light intensity)などの選択された光の物理的特性について異なる値を有する光で照明されるように配設される。SLM上の選択されたサブピクセルのスイッチを入れたり、切ったりすることによって、例えば異なる光強度を有する選択されたサブピクセルで構成されたグレーレベルを有する画像を表示することができる。照明光パターンは、SLMから離れた場所で生成し、次いでSLM上に投写することができる。SLMをプロジェクタの画像供給源として用いる場合には、この照明パターンをプロジェクタの光源としても用いる必要がある。照明パターンは、SLMの作動表面に近接する近接パターンプレートを用いて生成することもできる。光学の分野の習慣に従って、「投写」はターゲット上にソースイメージを転送する有限/有限な共役(finite/finite coniugates)光学手段である。上記の場合では、ソースイメージは照明パターンであり、ターゲットはSLMである。代わりとなる翻訳は投影、投射およびプロジェクションを含んでいる。
【0008】
したがってこの手法は、単一のSLMを複数のサブパネルに定義、かつ分離して、次いでこれらのパネルを、多重ディスプレイパネルを使用するかのように使用することができる。例えば、サブピクセルを緊密に相互結合された領域として定義し、異なる原色(primary color)で照明する場合には、SLMはピクセルがカラートライアド(color triad)構造を有するかの如く、多数のカラーで画像を表示することができる。したがって、ディスプレイデバイスに上に内蔵のカラーフィルタトライアドを必要としない。
SLM上の異なるサブパネル上の画像は、時間分散照明システム(time−distributed illumination system)を用いて異なる光特性を有するサブパネルを時間領域で分離することによって、サブフレームに分離して、SLMの有効フレームレートを増大させることもできる。
【0009】
SLM上の異なるサブパネル上の照度(illumination intensity)は、適切な比に変倍することによって、SLM上のコンポジット画像が、変倍しない照明によるよりも大きな強度レベル(intensity level)(またはグレーレベル)になるようにすることもできる。またこの変倍照明を、構造パターン中のSLM上の隣接ピクセルおよびサブピクセル間に応用して、同様な結果を得ることができる。
SLM上の複数サブパネルを、単一のサブパネルに光学的に併合することもできる。これによってカラートライアドを有するディスプレイに関連する画像アーティファクトを除去する助けとなる。
SLM上のサブパネルは、隔離、かつ一体化した領域として定義することもできる。
照明パターンを生成するには多くの方法があり、それにはマイクロレンズアレイ、反射マイクロパッドのシャドーマスク、または透明な開口を有する開口プレートなどに光を通過させる方法がある。
【0010】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、カラーまたはグレー機能のない空間光変調器(SLM)を用いてカラーおよびグレースケール画像を生成する画像投写方法および装置に関する。
パターン投写の基本アプローチは、単一SLMパネル上のピクセルを、複数のグループに分割し、次いで各グループを異なる原色で照明することである。次いで単一パネルのコンテンツは、異なる原色で照明される複数の「サブパネル」が存在するかの如くプログラミングされる。したがってパネル上の結合画像は、多数カラーの画像を表示する。
【0011】
パターン投写手法においては、ピクセルの観点からは、複数のピクセル(またはサブピクセルと呼ばれる)を、1つのコンポジット画像ピクセルを表わすグループに分け、かつ各サブピクセルを異なるカラーで照明することによって、カラーまたはグレーレベルのコンポジット画像ピクセルが生成される。1つのSMLパネル上の選択したサブピクセルのスイッチを入れたり切ったりすることによって、異なるカラーと強度を有する選択されたサブピクセルで構成される、カラーレベルを有する画像を表示することができる。
上記の方法で、複数サブパネルを定義し照明するために、光パターンをSLMパネル上に配光する必要がある。この照明パターンによって、物理的特性の異なる光の特性値の2次元分布が得られる。この物理的特性は、周波数(カラー)に限定されない。それは、光強度(または振幅)、偏極(polarization)、または位相であってもよい。例えば、各ピクセルが同一の強度、または異なる強度の同一カラーで照明される場合には、全パネルの画像が、そのカラーの多数のグレーレベルを有するように見える。
【0012】
複数サブパネル(すなわち複数ピクセルグループ)の定義と照明は、まずマイクロ光スポットのパターンを生成し、次いでステップオン投写(step−on projection)によって、このマイクロ光スポットのパターンをサブパネル内に導入することによって達成することができる。例えば、光スポットのパターンは、マイクロレンズアレイを用いて生成することができる。マイクロレンズアレイとは、マイクロ加工された微細レンズのマトリックスである。図1aに示すように、光ビーム101にマイクロレンズ110の2次元アレイを通過させると、光ビームは、微細光スポットのマトリックス100に変換される。次いでこの光スポットのパターン100が、新光源として使用され、例えば一対のコンデンサレンズ(condenser lens)120aおよび120bを用いて、SLMパネル130の動作領域上に投写される。マイクロレンズアレイの分布の幾何形状とピッチ、およびコンデンサレンズの倍率に応じて、SLMパネル上の選択されたピクセルだけをカバーするように、光スポットを位置合わせすることができる。
図1bに示すように、隣接する4つのピクセル1301ごとに、1つのピクセルだけが光スポットのパターン100によって照明される。照明されるピクセルは、こうしてディスプレイパネル上で1つの「サブパネル」を形成する。
【0013】
4つのパターンの光スポットを使用することによって、単一のSLMパネル上でそのような4つのサブパネルを定義することができる。実際には、適切なビーム分光光学系を用いて照明経路を分離することによって、単一のマイクロレンズアレイで、十分な数のパターンを生成することができる。図2aは、光学装置の例を示している。2つのコンデンサレンズ120aおよび120bの間で、ビームスプリッタ(beam splitter)220や偏光ビームスプリッタ(polarizing beam splitter)2211および2212のようなビーム分割光学系の装置を加えることによって、光ビームを4つの経路201A〜201Dに分離し、それぞれの経路が同じ光スポットのパターンを搬送するようにすることができる。再び2つの偏光ビームスプリッタ2221および2222と、TIR(全内部反射)プリズム223を用いて、4つの経路を再結合して、ディスプレイパネルに投写することができる。ミラー224、225およびTIR223を調整することによって、各パターンが異なるグループのピクセルを対象とするように、4つの経路をわずかにオフセットさせることができる。すなわち4つの経路が、ディスプレイパネル上の4つのサブパネルを画定する。図2bに示すように、光スポット100cによって画定されるサブパネルは、経路201Cからの照明を受けている。同様に、光スポット100a、100b、および100dで画定されるサブパネルは、それぞれ経路201A、201B、および201Dからの光源を受けている。
【0014】
カラーフィルタを分離した照明経路(201A〜201D)に加えることによって、別個のサブパネルが別個の原色によって照明され、ディスプレイパネル上にカラーフィルタのモザイクを必要とすることなくカラートライアドシステムを、形成できる。一例が、図3aに示してある。図3aと2aとの違いは、偏光ビームスプリッタ221が、非偏光キューブ式ビームスプリッタ220の代わりに用いられ、2つの「カラーセレクト」フィルタ(ColorSelect filters)321GMおよび321BYが、追加で配設される。「カラーセレクト」フィルタは、直線的に偏光された光を通し、原色カラーバンドの偏光状態を90度回転させ、一方では相補的カラーバンドが、偏光の入力状態を保持している。例えば、図3aのカラーセレクタフィルタ321GMは、入力されたS偏光された光を通し、そのブルー(B)バンドをP偏光に回転し、一方相補バンド(グリーン+レッド=イエロー)はS偏光のままである。この結果、Bバンドは偏光ビームスプリッタ2212を通過するが、Yバンドは偏光ビームスプリッタ2211で反射する。
【0015】
コロラド州ボールダ(Boulder of Colorado state、USA)のColorlink社は、この種のカラーフィルタを販売している。2つの異なる「カラーセレクト」フィルタ321BYおよび321GMは、光ビームをそれぞれが異なるカラー、すなわちM(マジェンタ、R+B)、G(グリーン)、YおよびBの4つの経路に分離する(301M、301G、301Y、301B)。(このカラー分離方法においては、ほとんど無駄になる光がないことに留意すべきである。)異なるカラーの4つの光スポットパターンが、対応するサブパネルを照明すると、SLM上の隣接する4つのピクセル毎に、4つのカラーすなわちM、G、YおよびBを含むようになる。すなわち4つごとのピクセルが、図3bに示すように、4つの異なるカラー100M、100G、100Yおよび100Bによって照明される4つのサブピクセルの組合せとして、4ビットカラーを有するコンポジットピクセル3301を形成する。
図3cはパターン投写用光学装置の別の例を示し、この例では2組の二色性(ダイクロイック)カラーフィルタ(dichroic color filter)331R−331Bおよび332R−332Bを使用し、白色光ビーム101を3つの経路391R−391Bに分離し、それぞれのパスが異なるカラーを有して、SLM上の異なるサブパネルを照明する。図では、照明パターンは、図3dに示すように光ストライプのアレイ300を含む(これは後述するようにマイクロレンズアレイを使用し生成することができる)、この一組のストライプは、3つの組に分離され、各セットが異なるカラー(R、GまたはB)を有し、図3eに示すように、異なるサブパネル300R〜300Bを画定する。
【0016】
SML上の多重サブパネルは、有効フレームレートを増加させるために、「サブフレーム」に分離することも可能である。全体フレーム投写に基づく立体3次元ディスプレイにおいては、有効フレームレートの増加は、スクリーン移動の方向における画像解像度の増加を意味する。これは、各サブピクセルを、異なるタイミングと、元のディスプレイデバイスのフレーム周期よりも短い時間周期で、照明することによって達成できる。例えば、図3aの場合には、偏光ローテータ350を加えることができる。偏光ローテータは、線形に偏光された光を取り入れ、偏光状態を、入力電圧信号に応じて、90度または0度切り替えることができる。すなわち、P偏光した光は、回転してS偏光となり、またその逆に回転することができる。デバイスを「回転なし」に設定することもできる。次いで偏光状態が不変に維持される。偏光ローテータを切り替えることによって、偏光スプリッタ140を通過し、SLMに到達するための、経路301B+301M(両者ともP偏光)または301G+301Y(両者ともS偏光)を効果的に選択する。言い換えると、照明すべきサブパネル100Bおよび100M(M+B)、または100Gおよび100Y(G+Y)を選択する。偏光ローテータの状態を各フレーム周期の中間で変更することによって、図3fに示すように、元の1フレームの時間周期内に、サブパネルB+MおよびG+Y上の画像を順番に、それぞれを元の1フレームの2分の1の期間、投写することができる。図3gは、この2つの投写されたサブフレームの様子を示している。サブフレームB+Mは、サブパネル100Bおよび100Mからの画像を含み、サブフレームG+Yは、サブパネル100Gおよび100Yからの画像を含む。それぞれの元のフルフレームが、2つのサブフレームに分離されるために、有効フレームレートは2倍となる。
【0017】
立体3次元ディスプレイの応用に対して、このサブフレーム手法は、本質的にスクリーン移動の方向にピクセルを再分布させることによって、その方向における有効フレーム数を増大させる方法である。したがって、各サブフレームにおけるピクセル数は、図3gの場合には元の数の半分に低減する必要がある。しかし、図3に示すような各サブフレーム上のチェッカーボード状のピクセル配置では、フルフレームのピクセル数の半分だけしか含まないものの、位置誤差は1ピクセルで、フルフレームと解像度は同じであることに留意すべきである。
【0018】
時間分散照明システム(time-distributed illumination system)を備える多重SLMを用いることによっても、有効フレームレートを増大させることができる。1つのSLMが1秒間にN個の異なるフレームを生成できる場合に、M個のデバイスは1秒間にM×Nフレームを同時に生成することができる。図4aは、2つのSLMである130A、130Bを使用する好ましい例を示している。各SLMは、TIRプリズム(140Aまたは140B)を介して、光ビーム(101Aまたは101B)によって照明される。高速度シャッター(450Aまたは450B)が各照明のオンオフを変調させる。反射されたビーム画像は、第3のTIRプリズム140Cを介して結合され、次いで投写レンズ160を介して180にあるスクリーン(図示せず)に投写される。図4bには、2つのシャッターを用いて、それぞれ異なるSLMからの2つの異なる画像フレームを、単一フレームのタイミング周期に配置する方法を示してある。SLM130Aは、時間周期Δtの間、コンテンツA1を表示する。同じ周期の間、SLM130Bは、コンテンツB1を表示する。シャッター450Aは、この周期の前半の間は開き、後半の周期中は閉じている。この作用によって、コンテンツA1は時間周期の前半にのみ投写される。シャッター450Bは、この時間周期の前半中は閉じており、次いで後半周期に開く。この作用によって、コンテンツB1は後半周期の間にのみ投写される。結果的に、Δtの時間周期中に、異なるコンテンツの2つのフレームが表示される。したがってフレームレートが倍増される。高速シャッターの開放/閉止周波数は、システム内にM個のSLMを用いる場合は、少なくともSLMの最大フレームレートのM倍である必要がある。2個以上のSLMを使用する場合には、画像結合のためにさらに多くのTIRプリズムを、図4aのシステムに追加することができる。
【0019】
図5は、図4aよりも簡単な配設が可能な、多重パネル技術の別の好ましい例を示す。ITRプリズムの代わりに、偏光ビームスプリッタ540を用いて2つのSLMからの画像を結合する。偏光ビームスプリッタはまた、1つの入力光ビーム101を、それぞれが2つのSLMを照明する2つのビーム(101Aおよび101B)に分離する。この偏光ビームスプリッタの作用によって、SLM130Aに向けられたビーム101AはP偏光し、SLM130Bに向けられたビーム101BはS偏光される。SLMによって反射された後に、SLM130Aからの画像ビームが、偏光ビームスプリッタ表面で投写レンズ160の方向に反射されるためには、101Sで示されるように、S偏光画像を含んでいなくてはならない。他方、SLM130Bからの画像ビームは、偏光ビームスプリッタ表面を通過するためには、101Pで示すように、P偏光されている必要がある。
【0020】
結果的に、SLMに向けられたビームの偏光軸は、反射後に90度回転されなくてはならない。SLMがDMDまたはTMAデバイスなどのマイクロミラーディスプレイである場合には、反射ビームの偏光は入射ビームと同じになる。この場合には、1/4波長リターダプレート520A、520Bを用いて、SLMから反射されたビームの偏光軸を90度回転させる(PをSに回転させ、SをPに回転させる)必要がある。SLMがFLCSLMなどの液晶ディスプレイベースである場合には、この偏光回転は、一般にSLMを用いて行うことができる。この場合には、1/4波長リターダは必要ではない。2つの画像ビーム(101S、101P)間に偏光差があるために、偏光ローテータ550aおよびリニア偏光550bを備える、偏光セレクタ550を用いて、投写レンズ160に進むいずれかのビームを選択することができる。これは図4aの装置における2つのシャッターに相当する機能である。ビーム101Sが偏光セレクタを通過する状態は、シャッター450Aが開き、450Bが閉じた状態に相当する。ビーム101Pが通過する状態は、シャッター450Aが閉じて、450Bが開いた状態に相当する。
【0021】
前節においては、多数のカラー画像を投写するために異なるサブパネルにカラー照明をする例を用いて、パターン投写技術を説明した。同一カラー(例えば白)ではあるが、強度を倍率変更した照明を、異なるサブパネルに応用することによって、多数のグレーレベルの画像を生成することができる。例えば、図2aの装置を参照すると、4つの分離経路(201A、201B、201Cおよび201D)の光強度は、4つの経路に適当な開口の開口絞りを挿入することによって8:4:2:1に倍率変更することができる。結果的に、4つの経路によって照明される4つのサブパネルも、図6aに示すように、8:4:2:1の輝度変倍となる。4つのサブピクセルからなるコンポジットピクセル6301は、したがってそれぞれが異なる輝度を有する4つのサブピクセルの組合せによって、16のグレーレベル(0〜15)のコンポジット輝度を表示することができる。この方法は、「変倍照明」(Scaled Illumination)と呼ぶことができる。
【0022】
異なるサブパネル上の照度を倍率変更する他に、変倍照明を、単一光パターンを用いてSLM上の隣接ピクセルに応用することもできる。例えば、図6bに示すように、照明パターン中の各光スポット100が、オフセット位置にある隣接する4つのサブピクセルを照明することによって、4つの隣接するサブピクセルのそれぞれに対する照度を、各ピクセル内の数字が示すように、1:2:4:8に変倍することができる。同様に、長方形照明スポット(これは2つのマイクロ・シリンダ・レンズのアレイを交差積層することによって得られる)によっても、図6cに示すように、同じことが可能である。ピクセルが6つのサブピクセルを有する場合には、図6dに示すように64のグレーレベルを得ることができる。照明パターンが光ストライプを含む場合には、各ストライプが3列のピクセルを対象として、図6eに示すように、1:2:4の照明倍率を生成することができる。
【0023】
前節で述べた方法によって、投写されたカラー画像は、SLM上の各サブピクセルが1つまたは数ピクセルだけ分離されているために、なおカラートライアド構造の「様相」を含んでいる。これによって、カラー画像中に望ましくないアーティファクトが現れる可能性がある。光パターンをディスプレイパネル上に投写する場合と同様の、投写および経路結合の光学システムを応用すれば、物理的に分離されたサブピクセルを結合し、かつR、G、Bサブピクセルを1つのピクセルにすること、すなわちカラートライアドの様相を除去することが可能である。この基本コンセプトは図7aに示してある。経路分離光学系および結合光学系は、類似のものであるので、SLMが反射型である場合には、1組の分離/結合光学システム780のみが必要となる。レンズ120は、パターンプレート110を照明することで得られる光パターン100を、SLM130上に投写し、投写レンズ160は、SLMからの画像をスクリーン(図示せず)に投写する。経路分離/結合光学系は照明ビームをディスプレイパネルにつながる複数の経路781に分離し、ディスプレイパネルを4つのサブパネル700に分割する。同じ光学系が、4つのサブピクセルから反射された画像を再結合して、それぞれが異なるサブピクセル790からの4つのピクセルの重ね合わせたピクセルを有する、単一パネルに併合する。
【0024】
図7bは、この方法の一例を示す。図3で用いられた経路分離光学系は、経路分離用と結合用の光学系の両方として用いられる。レンズ120aおよび120bは、パターンプレート110上の光パターンを、4つのサブピクセルを画定する4つの分離された経路で、SLM130上に投写する。レンズ120bおよび160は、投写レンズとして作用し、距離180に再結合された画像を投写する。この複合レンズは、コンデンサレンズ式でも、シュリーレン光学系方式でもよい。望ましい場合には、複合レンズに2つ以上の構成要素を使用して、必要であればこれらの構成要素が分離/結合光学系の間に散在しもよい。TIRプリズム740は、照明ビームを画像ビームから分離する。
【0025】
図7cは、図3cで用いた経路分離光学系の別の装置例を示す。この装置は、2セットの3つの二色性リフレクタ(331、332)を使用して、光ビームをR、G、Bの3つの経路に分離する。各二色性リフレクタは、選択された光のバンド(R、G、B)だけを反射し、残部を通過させる。投写レンズ120は、光パターンをSLM上に投写する。3つの二色性リフレクタを2組、図のように配列し、各経路が同じ長さとなるようにする。(これは、標準の投写レンズを用いる場合に好ましい。シュリーレン投写光学系を応用して、投写ビームが平行ビームである場合には、3つの二色性ミラーで十分となる。)各二色性リフレクタの角度を調整することによって、3つの経路をわずかにオフセットさせて、3つのサブピクセルを画定することができる。SLMで反射された画像ビームは、再結合されて投写レンズ160によって投写される。3つのサブパネルが1つに併合される。
【0026】
上記の説明において、経路/カラー分離および結合光学系は、SLMと投写レンズの間に配置される。この配設は、ディスプレイパネルと投写レンズとの間に大きな光学経路長を必要とする。代替手法としては、分離光学系780AをSLM前方に(すなわち光経路の上流に)配置し、投写レンズの後に経路/カラー併合光学系780Bを使用する。図8aは一般的なアイデアを示す。複数のサブパネルを1つに併合するために、各サブパネルは異なる光特性を有し、これによって併合光学系が各サブパネルに関連するビームを独立に位置合わせできなくてはならない。サブパネルの併合は、異なるカラー(カラー投写を生成する場合)に基づくか、または異なる偏光状態に基づくこともできる(白黒または、グレースケール画像を投写する場合)。
例えば図8は、(2セットの二色性ミラーを使用する)照明装置が図3cと類似のものであり、さらに投写装置も2組の二色性ミラー333および334を含む。それぞれの二色性ミラーの傾斜角度を調整することによって、分離したサブパネルを単一のパネルに位置合わせすることができる。
【0027】
サブパネルが区別することができない物理的特性が付いている光で照明される場合には、サブパネルの併合は、異なるサブパネルを通過する光学経路を空間的に分解し、各経路をそれぞれ異なるリフレクタに導き、次いで各リフレクタの角度を調整してそれらを併合することによって実施できる。図8cは光学装置の例を示している。簡単にするために、説明には透過型のディスプレイパネルを使用する。反射型については、原理は同じである。3つの分離された照明ビーム(801A〜C)は、3つの所定のサブパネルを有するSLMを照明する。各ビームのそれぞれの対応するサブパネルとの位置合わせは、リフレクタ820A〜Cを調整することによって達成される。SLMへのビームの入射角度は、ビームが距離の離れたディスプレイパネルから離れると、互いに重畳しないように選択される。3つのレンズ160A〜Cを用いて画像をディスプレイパネル上に投写し、それぞれの投写レンズが、1つのサブパネルからの1つのビームを受ける。この結果、各投写レンズは、ただ1つのサブパネルの画像だけを投写し、別の2つのサブパネルのものは投写しない。したがって、各サブパネルに対応する投写経路は、どのようなカラーであっても、あるいは偏光がされていようとも、空間的にも分解される。したがってリフレクタ830のシステムを用いて、投写経路を方向変更することによって、距離の離れた場所でそれを併合することができる。
【0028】
ここまでSLM上のサブパネルは、例えば図2bで示すように、異なるピクセルの密接に相互結合されたグループとして定義された。代替的なサブパネルの定義方法としては、図9bに示すように、ディスプレイパネルを、3つの完全分離、かつ隔離された領域(130R、130G、130B)に分離し、各領域を異なるカラー(900R、900G、900B)の一体の連続した長方形ビームで照明する方法がある。この照明パターンは、図9aに示すように、開口プレートまたは透明な開口900を有するシャドーマスク910を照明することによって生成することができる。次いで結合光学系が、図9cに示すように、3つのサブパネルを1つに再結合する。先述の照明光学系および併合光学系は、照明パターンをサブパネルに位置合わせするために、リフレクタをより大きな角度でオフセットさせなくてはならないこと以外は、ここでも適用できる。サブパネルを、隔離かつ分離された領域として定義することには、少なくとも2つの利点がある。第1に、複雑なパターンプレートが開口プレートに置き換えられる。第2には、開口画像をディスプレイパネル上に投写する照明光学系に対する要件が、微細パターンを投写し、それをディスプレイパネル上の選択されたピクセルに位置合わせするための照明光学系の要件よりも、要求される厳密さが低いことがある。したがって以下に示す好ましい例は、開口プレートで画定される、隔離かつ分離されたサブパネルに基づいて説明する。しかし、以下の手法は原理的に、密接に相互連結されたサブパネルにも適用できることに留意すべきである。
【0029】
図10a〜10cは、好ましいカラープロジェクタの例を示す。SLMは、DMDまたTMAなどの照明光の偏光に依存しない種類のものである。簡単にするために、図10aの光学配置は、SLMが透過型であると仮定して示してある。反射型SLMを使用する原理は同じである。それぞれの二色性リフレクタ331R〜Bの角度を設定することによって、開口プレート910の開口の画像を、それぞれが異なる原色を帯びた、3つのサブパネル130R〜Bに分離して向けることができる。したがってこのSLMは、それぞれが異なる原色で照明された3つのサブパネルを有する。投写レンズ333R〜Bの後に置かれた2色性リフレクタのそれぞれは、対応する原色を有する1つの、かつ唯一のサブパネルからのビームだけを反射する。リフレクタの角度を適切に調節することによって、3つのサブパネルの画像を、距離の離れた位置180の投写スクリーン上で併合することができる。このようにしてカラー画像を投写することができる。
【0030】
最善の結果を得るには、3つの分離されたサブパネルの照明は、光の損失を最小に押える必要がある。これは、照明経路を投写レンズの画像経路と一致させることによって達成できる。図10aに示すように、光源開口プレート910からの光ビームは、最初に第1の集光レンズ120aによって平行化される。次いで平行化されたビームは1組の二色性ミラー331を用いて、それぞれが原色を帯びる3つの照明ビーム1001R〜Bに分離される。各照明ビームの角度は、第2の集光レンズ120bを通過後に、各照明ビームの光円錐が対応するサブパネルを通過して、投写レンズ160の入射瞳(entrance pupil)に達するように選択される。
結果的に、各照明ビームは、対応するサブパネルのみを照明し、ランプからの光のほとんどが、投写レンズにおいて集光される。
【0031】
FLCD、DMD、TMAなどの反射型ディスプレイデバイス用としては、図10bに示すように、TIRプリズムまたは偏光ビームスプリッタ140を使用して、投写ビームを折り畳むことができる。このような場合の好ましい例は、照明ビーム光の分離と投写ビームの折り畳みを異なる面で行うことである。図10bに示すように、投写ビーム1050の折り畳みは、x−z面上である。図10bの上面図である図10cは、照明ビームの分離はx−y面であることを示している。結果的に、これらの照明ビーム1001R〜Bのすべてが、TIRプリズムに入射し、x−z面上で見た場合と同じ角度でTIR表面1401に当たる。したがってx−y面上で見たこれらの照明ビームの角度差が、TIRプリズムまたは偏光ビームスプリッタの性能に与える影響は最小である。
DMDやTMAなどのマイクロミラー型のSLMを用いる場合には、ディスプレイパネルを、マイクロミラーの傾斜面が照明ビームの分離面と同じ面とならない(すなわち図10cにおけるx−y面ではない)ように位置合わせするのが好ましい。またこうすることによって、これらのディスプレイ装置は基本的にピクセルの反射強度を制御するのにマイクロミラーの傾斜角度を用いるために、分離された照明ビームの角度差が、これらのディスプレイ装置の性能に与える影響を最小にする。
【0032】
FLC式SLMを画像供給源として用いる場合には、各FLCセルの電極に印加する電荷は、投写しようとする各ポジティブフレーム(非逆転)に、逆フレーム(inverted frame)を表示することによってバランスさせる必要がある。逆フレームにおいては、画像を搬送する光の偏光軸は、ポジティブフレーム上の画像光の偏光軸に直角である。ポジティブフレームおよび逆転フレームの両方を投写し、両者を全ポジティブ画像として見えるようにするために、偏光ローテータを使用して各逆転フレームの軸の偏光を切り替え、これによって逆転フレームをポジティブフレームに変換することができる。しかしながら、FLC型SLMは、反射型ディスプレイであるために、これは照明ビームおよび反射ビームがパネル前方で多くの共通スペースを共有する必要があり、偏光スイッチングの配設は投写光学系設計によって複合化される。基本的な解決策は、軸ずれ投写原理とTIR(total internal reflection)プリズムの使用を組み合わせることである。
【0033】
好ましい装置を図11に示してある。TIRプリズム140は、照明ビーム1101Aおよび反射ビーム1101Bの緊密な折畳みを可能とし、これによって照明端および反射端での光学系が干渉することなく適合させることができる。これは、投写ビーム1101BがFLC型SLM1305の表面に垂直な軸からずれているために、軸ずれ投写(off-axis projection)と呼ばれる。TIR装置における基本要件は、照明ビームおよび反射ビームが、TIR表面1401と2つのわずかに異なる角度で、交差することであり、1つは全内部反射に対応し、1つは透過に対応する。リニア偏光子1160は、光がSLM130に達する以前に、すべての照明光を偏光する。偏光ローテータは、1170A、1170Bまたは1180Cに配置することが可能であり、SLM上の画像フレームの状態に応じて動作する。クリーンアップ偏光子1161を、投写レンズ160の後に配置して、すべての投写されたフレームが好ましく偏光されることを確実にすることができる。
【0034】
通常FLC型SLM上では、FLCセルに印加される電荷をバランスさせるために、逆画像フレームは、1つのポジティブ(非逆転)フレームを表示した直後に表示される。これに応じて、切り替え式偏光ローテータは、各フレームで状態を変更しなくてはならない。FLCは有限の応答時間を有するので、SLMがその画像を逆転させる場合に、短い遷移期間がある。この遷移期間中には、画像のコントラストが低い。フレームレートが高くなるにつれて、この遷移期間の影響が現れる可能性がある。またこの電荷バランス方法は、偏光ローテータの後では2つの連続するフレーム毎にそれらが同じフレームに見えるために、有効フレームレートを低下させる。前記の「フレーム・バイ・フレーム」式のバランスの代わりに、電荷をバランスさせる好ましい方法は、「スタック・バイ・スタック」式のバランスであり、これはいくつかの全ポジティブ画像を連続して表示し、次いでその逆フレームを連続して表示する。切り替え式偏光ローテータが、スタック毎に状態を変化させる。この表示方法によって、高フレームレートにおけるコントラストが改善される。
【0035】
図12aは、好ましいグレースケールプロジェクタの例を示す。SLMは、DMDまたはTMAなどの照明光の偏光に依存しない形式のものである。ここでも説明を簡単にするために、図ではSLMが透過型であると仮定している。偏光ビームスプリッタ1220、TIRプリズム223および2つのリフレクタ224、225が照明ビームを2つの経路に分離する。ディスプレイパネル130は、したがって2つのサブパネルで画定され、それぞれのサブパネルが異なる偏光(PまたはS)の光で照明されている。投写レンズを通過後は、同様の光学系が2つのサブパネルを、距離の離れた投写スクリーン上で併合する。第2の開口プレート911は、2つの経路の一方に挿入されて、2つのサブパネル上に変倍照明を生成する。例えば、各サブパネル上で1つのピクセルがサイズの等しい4つのサブピクセルを含む場合には、1つのピクセルのグレーレベルは5(0〜4)となる。2つのサブパネルへの照度が1:5に倍率変更されると、結合グレーレベルは、25(5×5)となる。
【0036】
図12bは、好ましいグレースケール用プロジェクタの例を示している。ディスプレイパネルは、FLC式SLMなどの偏光に基づく形式のものである。装置は、いくつかの追加の構成部品を除くと、基本的に図12aと同様である。照明経路の分離および2つのサブパネルの併合に、偏光差が使用される。しかしながら、表示画像もまた偏光差に基づくために、追加の構成要素を用いた特別な処理が必要となる。第1に、2つのサブパネル上の画像は、常に異なる偏光状態を持つように定義される。すなわち、サブパネル130AがP状態の画像とS状態の背景を表示し、次いでサブパネル130BがS状態の画像とP状態の背景を表示する。このようにして、2つのサブパネルからの画像は、偏光ビームスプリッタ1221によって2つの経路に分離され、次いで距離を置いた位置180で互いに併合される。したがって、2つの画像の一方の偏光軸を90度回転させて、両方の画像が同じ偏光状態で投写されるようにするために、1/2波長プレートが必要となる。スクリーン開口1212は、望ましくないハーフ画像がスクリーンに到達するのを防ぐために、必要である。また、偏光ローテータ1270が、逆画像フレームを投写するために使用される。
【0037】
上記のカラートライアド型のディスプレイパネルからの画像を結合および併合する方法は、カラートライアドもしくはパターン投写手法によって生成されたサブパネル構造だけでなく、カラートライアドを内蔵するか、あるいは分離かつ隔離されたサブパネルを内蔵する、どのディスプレイパネルにも適用できる。サブパネルがSLM上の分離かつ隔離された領域として定義される場合には、すべてのサブパネルを白色光で照明し、次いで二色性ミラーを用いて各サブパネルから所望のカラーをフィルタリングし、次いでそれらを1つの画像に併合することも可能である。この方法の難点は、この方法が3分の2の光を放棄することである。同様に、図12aに示したようなグレースケール用プロジェクタにおいて、SLMは偏光しない光で照明することも可能である。投写レンズ150の後の併合光学系が、所望のサブパネル画像をフィルタ抽出し、2分の1の光を放棄して、サブパネル画像を1つの画像に併合することも可能である。
【0038】
マイクロレンズアレイを使用する方法に加えて、光スポットまたは光ストライプを生成するには、多くの別の方法がある。光の操方法に応じて、大別すると3つの方法に分かれる。
(1)光変向素子(light re-directing element)アレイの使用:光変向素子は、光の方向を変えて所望の光のパターンを生成する。一例としては球形マイクロレンズがあり、これはすでに図1aで述べたように円形スポットのアレイを生成するのに使用することができる。他の例としては図13aに示したマイクロシリンダ型レンズがあり、これは図3dに示したように、ストライプのアレイを生成することができる。図13bに示すように、マイクロシリンダ型レンズのアレイを、直交する方向に2つ積重ねることによって、図6b、6cに示すような正方形光スポットを生成することができる。別の例としては、光ファイバ束があり、この場合には各光ファイバが、他端を照明されると、図13cに示すように1つの光スポットとなる。凹型の反射面のアレイによっても、図13dに示すように、光のスポットまたはストライプを生成することができる。
(2)光マスキング素子の使用:図13e〜gに示すように、シャドーマスクは、透明なガラス上に反射パターン(マスク)をコーティングした形態にすることができる。シャドーマスクは、ポジティブ(すなわち光スポットは、非マスク領域であり、残部がマスク領域)(図13f)でも、ネガティブ(すなわち光スポットは、反射膜をコーティングした領域)(図13g)でも可能である。図中では、斜線領域は反射膜を示す。シャドーマスクをパターンプレートとして使用することによって、画像光の経路と照明光の経路とが結合解除される。図14は、一対の集光レンズを画像レンズとして使用する例を示している。経路分離・再結合プリズムなどの光学系は、間隔dで配置することができる。Ss=2f3の場合には、dは2(f3+f4)とすることができ、Ss’=2f4となる。Ss<2f3の場合には、dはd>2(f3+f4)となり、Ss>2f3の場合は、d<2(f3+f4)となる。
(3)光フィルタ素子アレイの使用:個別の目的に応じて、異なる光特性用フィルタリング素子を応用することができる。例えば、マイクロカラーフィルタのモザイクでカラーのパターンを生成することができる。強度差パターンのフィルムは、異なる輝度の光スポットまたは光ストライプを生成することができる。位相差パターンを生成するには、異なる厚さ、または屈折率の異なるガラスプレートを用いるか、あるいは異なる液晶方向が照明光の異なる位相減衰を起こす、異なる方位の液晶を含むセルのモザイクを用いることができる。
【0039】
カラー光パターンを生成には、まだ別の方法がある。図15は、カラーパターンを生成するために、マイクロレンズアレイを備える回折格子(diffraction grating)を応用し、カラーパターンをSLM上に投写する例を示している。最初に、光ビーム1501に回折格子1505を通過させ・次いで円筒マイクロレンズのアレイ110を通過させて、光ストライプのアレイを生成する。R、G、Bのカラー順序が交代に並ぶ光ストライプ1500のアレイが、マイクロレンズ焦点面1001近くに生成される。面1001近くの光ストライプの画像が、次いで画像レンズ(imaging lens)120を用いて、SLM130の作動領域上に投写される。さらに、円筒形マイクロレンズ、球形マイクロレンズの2次元アレイを使用することもできる。マイクロレンズを球形にし、6方充填(hex−packed)することで、非ストライプ型のRGBパターンを生成することもできる。格子とマイクロレンズアレイは、もちろん一体型ホログラフィック光学素子で置き換えることができる。〔Joubert〕は上記のRGBパターンを生成する方法を開示している。
【0040】
シャドーマスクを使用して光パターンを生成する場合、特にシャドーマスクがマイクロ反射パターンを含む場合に重要な問題は、光効率を高めるために、マスク除去された光を再利用する必要があることである。マスク除去された光を再利用する方法は多数ある。図16aは、ランプからの収束光線を楕円リフレクタ2を用いて再利用する一例を示している。シャドーマスク(ポジティブ)1610を、焦点F2に配置することによって、反射光のかなりの量を再利用することができる。図16bは、ランプからの発散光線を、楕円リフレクタを用いて再利用する別の方法を示している。シャドーマスクから反射された光線を集光するために、球形ミラーR1が使用される。C2は、シャドーマスクのリフレクタによって結像されるF2の鏡像である。曲率R1の中心がC2に近接して配置され、これによってシャドーマスクによって反射されたすべての光線が集光されて、シャドーマスクに返還される。R1の中心穴は、ランプからの光線がF2に達するようにするために必要である。
【0041】
図16cは、内蔵リフレクタを備えないランプからの発散光線を再利用する例を示している。したがってC1にあるランプからの光線を集光し、返還するのに、球形リフレクタR2が必要である。ここでも球形ミラーR1を使用して、シャドーマスクから反射された光線を集める。C2は、シャドーマスクのリフレクタで結像された、C1のミラーイメージであり、曲率R1の中心がC2に近接して配置される。図16dは、ポジティブシャドーマスクを用いる場合の、平行光線の再利用の例を示す。基本コンセプトは、光線を再利用するのに、プリズムまたはリフレクタを使用することである。図15d側面に示すように、入力光線1601は、シャドーマスクで反射された光線がプリズムBに入射できるようにわずかに傾斜させてある。プリズムBもまた、シャドーマスクに対して傾斜させてあり、これによって一面1625上に施した反射コーティングによって、シャドーマスクに光線を送り返すことができる。傾斜角度は、シャドーマスクで反射された光線が、所望の位置ずれd1、例えばN×1/2(シャドーマスク上のスポットパターンのピッチ)をもたせてシャドーマスクに送り返し、これによって光線がマスクを通過できるように選択される。
【0042】
図16d上面は、左の図の上面図である。プリズムBは、d1と同じ理由で、水平方向に反射ずれd2を与えるためにわずかに回転させてある。図16eは、ネガティブシャドーマスクを用いる場合に、平行光線を再利用する別の例を示している。この装置では、1組の直角プリズムが用いられる。図16e側面は、側面図を示す。プリズムAは、プリズムBとわずかに異なる寸法であり、これによって再利用された光線が、シャドーマスク上の異なる場所に送られる。シャドーマスクは直角プリズムの端面に対してわずかに傾斜しており、これによって反射光がプリズムBから出ることができる。2つのミラーを、プリズムAの代わりに用いて、同様な機能を達成することもできる。プリズムAの寸法は、再利用された光線が、マスクの前面に、所望の位置ずれd1で返還されるように、選択することができる。d1の値を、N*1/2(マスク上のスポットパターンのピッチ)とすることで、光線をマスクによって反射されるようにすることができる。
【0043】
図16eは、左側の図の上面図である。プリズムAは、d1と同じ理由で、水平方向の反射ずれd2を与えるために、わずかに回転させてある。図16fは、ランプからの平行光線を、楕円リフクレタを用いて再利用する光学系である。その基本コンセプトは、放物面リフレクタを使用して、光線を直接的に再利用することである。図16gは、ランプからの平行光線を放物面リフレクタを用いて再利用する別の例を示している。この例では、2つのレンズ1608を備えるインテグレータ1607を使用し、シャドーマスクに到達する平行ビームをより均一にすることができる。F1に中心を有する、球形ミラーR1は、光軸(中心領域)回りの、放物面ランプリフレクタに反射して戻る光線を再利用する。ランプ光線の再利用方法についてのさらなる検討と方法については、[Rosenbluth and R. N. Singh]に記載されている。
【0044】
上記の説明においては、単一のパターンプレート(マイクロレンズアレイ、シャドーマスク、または開口プレートなど)を用いて照明パターンを生成することに焦点を当てたが、複数のパターンプレートを用いて、複数の光スポットまたはストライプの幾何学的配設を含む照明パターンを生成することが可能である。複数の光特性を、照明パターンに含めることも可能である。例えば、SLMに4つのサブパネルを持たせ、その3つをRGB3原色で照明し、1つを白色光で照明してもよい。
【0045】
照明パターンのステップオン投写に加えて、SLMを光パターンで照明する別の方法として、近接パターンプレートを用いて白色光でそのプレートを照明する方法がある。図17a、bは、マイクロレンズアレイを近接パターンプレートとして使用する例を示している。マイクロレンズアレイ1710は、入力ビーム1701Aで照明されると、各マイクロレンズの対応する光スポットが形成され、オフセット位置にある隣接する4つのピクセルをカバーするように配設されている。図に示したSLM130は反射型である。偏光ビームスプリッタ1740またはTIRプリズムを使用することによって、入力ビーム1701Aを反射画像ビーム1701Bと分離することができる。一般に、SLMの作用表面は、マイクロレンズアレイの焦点面の近傍に配置することができる。マイクロレンズ配列の存在によって、SLMからの反射画像は、それぞれが4つのピクセルを対象とし、16レベルの光強度を有する複合ピクセルから構成されるように見える。同様に、マイクロ開口を含むシャドーマスクを、SLMに近接して用い、図17cに示すように、隣接するピクセル上への変倍照明を生成することもできる。
【0046】
上記の説明は、グレースケール機能のない空間光変調器に焦点を当てたが、上記の手法はTMAまたは、ある種のFLC式SLMなどのグレースケール機能を備えるSLMにも適用が可能である。パターン生成と照明の原理は、同じであり、各ピクセル自体がより多くグレーまたはカラーレベルを有するために、より多くのカラーまたはグレーレベルを生成することが可能である。
【0047】
上記の手法は、複数のSLMを用いるディスプレイシステムにも適用が可能である。このような場合には、各SLMからの画像を併合かつ表示することができる。例えば、二色性カラーキューブを用いると、白色光照明パターンをRGB3原色に分離し、それぞれが1つのSLMを照明することや、この3つのSLMからの画像を併合することもできる。別の例では、それぞれが1つのSLMを表す103R〜130Bと共に、図10aに類似する光学装置を用いることもできる。多重SLMを用いることにより、異なるSLMからのサブパネルを任意選択でオーバラップし、また必要があれば表示することができる。
【0048】
上記の方法および光学装置は、単一の2値SLMを使用して、ディスプレイデバイスに内蔵されるカラートライアドの必要なく、カラーおよびグレーレベル画像を生成することを可能にする。本発明の例は、プロジェクタの形態において説明されているが、上記に開示する技法はプロジェクタに限定されるものではない。例えば、SLM上の画像を、45度ハーフ銀面ミラーの補助付きもしくは補助なしで、あるいは画像を拡大する眼鏡を使用するか、もしくは使用しないで、直接的に観察することもできる。同様の状況が、光学相関器としての応用にも当てはまる。光学相関器の応用としては、人の目は画像を直接は観察しないので、画像の外観は、SLM上のデータコンテンツよりも重要度が低い。例えば、図17a〜bのような装置を光学相関用に用いる場合には、各コンポジットピクセルの4つのサブピクセルが正しい「ビット情報」を表示する限り、近接パターンプレートは必要ではない。したがってユーザは、光学相関器のグレースケール画像を表示する2つの方法がある。第1の方法は、人の目がグレースケール画像を見る場合のように、近接パターンプレート(またはパターンのステップオン照明)を使用する方法である。第2の方法は、照明パターンを除去し、各ピクセルに同じ照度を与えながら、なお所定のコンポジットピクセル構造(またはサブピクセル構造)を維持し、かつコンポジットピクセルとそのサブピクセル間の「データ符号化関係」を保存することである。このようにすることで、対象画像の「ビット情報」のコンテンツは、人の目には保存されないが、光学的計算のために保存される。
【0049】
この技法はまた、限定はされないが、特に2値SLMを使用する立体3次元ディスプレイのカラー/グレー能力を増大させることに応用ができる。立体3次元ディスプレイに用いる場合には、それは移動スクリーン式ディスプレイに限定されない。2つのビームの内の1つを本発明で開示する投写技法を用いて投写することによって2段階刺激型のディスプレイにも、応用可能である。さらに、スクリーン移動方向における立体3次ディスプレイシステムの解像度を向上させるのにも応用できる。カラートライアド構造を有する単一のディスプレイパネルを用いて、2次元プロジェクタに適用して、カラートライアドのアーティファクトのない画像を投写することができる。
[参考文献]
【外1】
【図面の簡単な説明】
【図1a】照明パターンをRLMに投写することによって照明パターンの生成と、サブパネルを画定する基本アプローチを示す図である。
【図1b】照明パターンをRLMに投写することによって照明パターンの生成と、サブパネルを画定する基本アプローチを示す図である。
【図2a】SLM上の複数サブパネルを定義し、かつ照明するための光学装置の例を示す図である。
【図2b】SLM上の複数サブパネルを定義し、かつ照明するための光学装置の例を示す図である。
【図3a】第1のカラープロジェクタの例を示す図である。
【図3b】コンポジットピクセルの構成を示す図である。
【図3c】第2のカラープロジェクタの例を示す図である。
【図3d】光ストライプのアレイを含む照明パターンを示す図である。
【図3e】SML上のサブパネルの構成を説明する図である。
【図3f】 時間領域で、異なるサブパネル上の画像を分離する原理を示す図である。
【図3g】投写されたサブフレームの構成を説明する図である。
【図4a】異なるSLMからの画像フレームをマージさせて、時間領域に分布させる装置の原理と例を示す図である。
【図4b】異なるSLMからの画像フレームをマージさせて、時間領域に分布させる装置の原理と例を示す図である。
【図5】異なるSLMからの画像フレームをマージさせて、時間領域に分布させる装置の原理と例を示す図である。
【図6a】変倍照明の基本コンセプトを示す図である。
【図6b】変倍照明の基本コンセプトを示す図である。
【図6c】変倍照明の基本コンセプトを示す図である。
【図6d】変倍照明の基本コンセプトを示す図である。
【図6e】変倍照明の基本コンセプトを示す図である。
【図7a】異なるサブパネルからの画像を、単一のサブパネルのフォーマットに併合する手法を示す図である。
【図7b】異なるサブパネルからの画像を、単一のサブパネルのフォーマットに併合する装置例を示す図である。
【図7c】図3cで用いた経路分離光学の別の装置例を示す図である。
【図8a】異なるサブパネルからの画像を、単一のサブパネルのフォーマットに併合する手法を示す図である。
【図8b】異なるサブパネルからの画像を、単一のサブパネルのフォーマットに併合する装置例を示す図である。
【図8c】異なるサブパネルからの画像を、単一のサブパネルのフォーマットに併合する装置例を示す図である。
【図9a】SLM上の隔離かつ分離されて画定されたサブパネルを示す図である。
【図9b】SLM上の隔離かつ分離されて画定されたサブパネルを示す図である。
【図9c】SLM上の隔離かつ分離されて画定されたサブパネルを示す図である。
【図10a】第3のカラープロジェクタ例を示す図である。
【図10b】第3のカラープロジェクタ例を示す図である。
【図10c】第3のカラープロジェクタ例を示す図である。
【図11】FLC式SLMを用いる第4のプロジェクタ例を示す図である。
【図12a】グレーイメージを表示する第5のプロジェクタ例を示す図である。
【図12b】グレーイメージを表示する、第6のプロジェクタ例を示す図である。
【図13a】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図13b】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図13c】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図13d】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図13e】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図13f】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図13g】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図14】一対の集光レンズを画像レンズとして使用する例を示す図である。
【図15】照明パターンを生成するための追加の手法を示す図である。
【図16a】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図16b】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図16c】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図16d】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図16e】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図16f】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図16g】マスク除去された照明光を再利用する方法の例を示す図である。
【図17a】変倍照明用の近接パターンプレートを用いる概念を示す図である。
【図17b】変倍照明用の近接パターンプレートを用いる概念を示す図である。
【図17c】変倍照明用の近接パターンプレートを用いる概念を示す図である。
Claims (26)
- 2D画像または立体3D画像の1フレームを表示する用途に対して、空間光変調器の1画像フレームを使用してカラーおよびグレー2D画像フレームを生成する方法であって、
(1)前記空間光変調器のピクセルを、ある数の群に分割し、各群をサブパネルとして定義するステップ;
(2)パターン生成手段によって照明パターンを生成するステップであって、前記照明パターンが、前記空間光変調器から離れた場所で生成し、光の1つの物理的性質の2D分布を含み、前記物理的性質が、色、または輝度、または偏光、または位相を、含む前記照明パターンを生成するステップ;
(3)前記照明パターンを投写光学系によって前記空間光変調器上に投写するとともに、前記サブパネルのそれぞれを前記物理的性質の異なる値の光で照明するステップであって、それによって前記サブパネルのそれぞれが、前記物理的性質の異なる値の照明ビームを有し、その照明のために、前記サブパネルのそれぞれも、前記サブパネルの画像を伝える、前記物理的性質の異なる値の出力ビームを有する前記照明するステップ;
(4)前記サブパネルの画像を画像結合手段によって再結合して、前記2D画像フレームを生成するステップであって、それによって前記2D画像フレームが、その基本ピクチャ要素としてコンポジットピクセルを含み、前記コンポジットピクセルのそれぞれが、ある数のサブピクセルを有し、それぞれの前記ある数のサブピクセルが、異なる前記サブパネルに属するピクセルである前記ステップを含む、前記方法。 - 前記パターン生成手段が、パターンプレートを光源で照明することによって、光の基本パターンを生成する、前記基本パターンが光スポットのアレイ、または光ストライプのアレイ、または光の一体の連続の領域を含む、
前記投写光学系が前記基本パターンを投写する、
前記パターン生成手段がビーム分割手段を含み、前記ビーム分割手段が前記基本パターンの投写の道を複数経路に分割する、
前記パターン生成手段が変調手段を含み、前記変調手段が、各々の前記経路が前記物理的性質の異なる値を有するように、各々の前記経路の光学特性を調節する、
前記投写光学系が各々の前記経路の基本パターンを1つの前記サブパネル上に投写する、請求項1に記載の方法。 - 前記投写光学系が一組の第1のレンズと第2のレンズを含み、レンズの組は1つの端の焦点の前記パターンプレートおよびもう一方の端の焦点の前記空間光変調器とのコンデンサレンズ構成を形作り、前記ビーム分割手段が前記複数経路に前記第1のレンズと第2のレンズ間の光学経路を分割する、請求項2に記載の方法。
- 前記物理的性質が色であり、前記物理的性質の異なる値が異なる原色であり、前記ビーム分割手段および前記変調手段が、以下の組み合わせ:
(A)前記ビーム分割手段が1組の非偏光ビームスプリッタを含み、前記変調手段が1組のカラーフィルタを含む;
(B)前記ビーム分割手段が1組の偏光ビームスプリッタを含み、前記変調手段が1組の「カラーセレクト」(ColorSelect、登録商標)フィルタを含む、
(C)ビーム分割と変調の両方に対して、1組の二色性カラーリフレクタを含む;の内の1つを含み、それによって各々の前記経路が異なる原色を有する、請求項2に記載の方法。 - 前記物理的性質が輝度であり、前記物理的性質の異なる値が異なる輝度強度であり、前記変調手段が、開口絞りなどの輝度調節手段を含み、該輝度調節手段が、異なる前記経路の照明の強度を事前設定比に倍率変更する、請求項2に記載の方法。
- 前記パターンプレートが、以下の手段:
(A)その表面上に反射パターンを備える、透明プレートを含むシャドーマスク;
(B)伝播または反射した光を回収するための収集手段をさらに含む、その表面上に反射パターンを備える、透明プレートを含むシャドーマスク;
(C)1つの透明領域または反射領域を備える開口プレート;または
(D)マイクロレンズまたはマイクロ凹型リフレクタなどの光変向素子のアレイ;の内の1つを含む、請求項2に記載の方法。 - 前記照明するステップが、各々の前記光スポットまたは光ストライプが前記空間光変調器上に数の隣接するピクセルを覆うステップを含み、それによって前記隣接ピクセル上の平均照明強度が事前設定比に倍率変更され、前記隣接ピクセルのそれぞれは、異なる前記サブパネルに属し、前記事前設定比は、前記サブパネルのそれぞれに異なる輝度強度を与える、請求項6に記載の方法。
- 前記空間光変調器が、ディジタルマイクロミラーデバイス、または薄膜マイクロミラーアレイ、または強誘電体液晶ディスプレイを含む、請求項7に記載の方法。
- 前記ステップ(1)が、完全分離、かつ隔離されたサブパネルにピクセルを分割し、
前記画像結合手段が光学フィルタ手段を含み、該光学フィルタ手段は、異なるサブパネルの画像をそれらの異なる基本構成要素によって区別して分離し、前記画像結合手段は、また、リフレクタ手段を含み、該リフレクタ手段は、異なるサブパネルの画像を再結合かつ重ね合わせて1つの画像フレームにする、請求項6に記載の方法。 - 前記物理的性質が色であり、前記物理的性質の異なる値が異なる原色であり、
前記光学フィルタ手段が1組の二色性カラーリフレクタを含み、前記リフレクタ手段が同一の組の二色性カラーリフレクタを含み、
前記画像結合手段が、画像投写光学系をさらに含み、該画像投写光学系が、サブパネルの画像を、ディスプレイ手段に表示し、前記2D画像フレームを生成し、
前記照明ビームの入射角を、それぞれの前記出力ビームが前記画像投写光学系に最少の光損失で進入するように、配置するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。 - 前記空間光変調器が、ディジタルマイクロミラーデバイス、または薄膜マイクロミラーアレイ、または強誘電体液晶ディスプレイを含む、請求項10に記載の方法。
- 前記ステップ(1)が、完全分離、かつ隔離されたサブパネルにピクセルを分割し、
前記ステップ(4)が、前記照明ビームの入射角を、前記出力ビームが空間光変調器の後の距離において互いに交差しないように、配置するステップを含み、
前記画像結合手段が、ある数の画像投写レンズであって、該画像投写レンズのそれぞれが1つの前記出力ビームと対応して、1つのサブパネルの画像をディスプレイ手段に投写する前記ある数の画像投写レンズを含み、前記画像結合手段は、また、画像投写レンズの後に一組のリフレクタを含み、異なるサブパネルから投写された画像の方向を再配向し、それらを前記ディスプレイ手段上で1つの画像フレームに重ね合わせて併合する、請求項6に記載の方法。 - 前記空間光変調器が反射タイプであり、前記画像結合手段は、前記ビーム分割手段を含むが、逆方向に動作し、前記画像結合手段が、サブパネルの画像を1つの重畳フレーム中に併合する、請求項2に記載の方法。
- 前記物理的性質が輝度であり、前記物理的性質の異なる値が異なる輝度強度であり、
前記照明パターンが、スポットまたはストライプなどの光要素のアレイを含み、前記光要素のそれぞれは、前記空間光変調器上にある数の隣接するピクセルを照明し、それによって前記隣接ピクセル上の平均照明強度が事前設定比に倍率変更され、前記隣接ピクセルのそれぞれは、異なる前記サブパネルに属し、前記事前設定比は、前記サブパネルのそれぞれに異なる輝度強度を与える、請求項1に記載の方法。 - 前記照明パターンを生成するステップが、パターンプレートを光源で照明するステップを含み、前記パターンプレートが、以下の手段:
(A)マイクロカラーフィルタのアレイ;
(B)マイクロ偏光要素のアレイ;
(C)異なる厚さまたは異なる屈折率の透明セルのアレイ;
(D)異なる位相減衰効果を有する異なる方位の液晶を包含する透明セルのアレイ;の内の1つを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記物理的性質が色または輝度であり、
前記ステップ(1)が、密接に相互結合された群にピクセルを分割し、それぞれの群のピクセル位置が前記空間光変調器上に広がっており、異なる群のピクセル位置が密接に相互結合されており、前記密接に相互結合された群のそれぞれをサブパネルとして定義し、
前記画像結合手段が、前記空間光変調器の画像を全フレームで表示し、すべての前記サブパネルの画像が結合して、人の眼で見たときに、色または輝度の複数レベルの前記2D画像フレームを提示する、請求項1に記載の方法。 - 前記画像結合手段が光学フィルタ手段を含み、該光学フィルタ手段は、異なるサブパネルの画像をそれらの異なる基本構成要素によって区別して分離し、前記画像結合手段は、また、リフレクタ手段を含み、該リフレクタ手段は、異なるサブパネルの画像を再結合かつ重ね合わせて1つの画像フレームにする、請求項1に記載の方法。
- 前記物理的性質が色であり、前記物理的性質の異なる値が異なる原色であり、光学フィタ手段が1組の二色性カラーリフレクタを含み、リフレクタ手段が同一の組の二色性カラーリフレクタを含む、請求項17に記載の方法。
- 前記物理的性質が輝度であり、前記物理的性質の異なる値が異なる輝度強度であり、
前記空間光変調器が、マイクロミラー型であるとともに、ディジタルマイクロミラーデバイスまたは薄膜マイクロミラーアレイなどの、非偏光照明下で動作が可能であり、
前記サブパネルを定義するステップが、2つのサブパネル、すなわちs−サブパネルおよびp−サブパネルを定義することを含み、
前記照明するステップが、偏光光学系によって照明ビームを偏光するとともに、p−偏光照明ビームでp−サブパネルを照明し、s−偏光照明ビームでs−サブパネルを照明するステップを含み、また、2つのビームの照明強度を、輝度調節手段によって事前設定比に倍率変更するステップを含み、
前記光学フィルタ手段が、前記s−サブパネルおよび前記p−サブパネル上の画像を分離するための偏光ビームスプリッタを含み、前記リフレクタ手段が、2つの前記サブパネルの画像を再配向かつ再結合するための、一組のリフレクタおよびTIRプリズムを含む、請求項17に記載の方法。 - 前記物理的性質が輝度であり、前記物理的性質の異なる値が異なる輝度強度であり、
前記空間光変調器が、強誘電体液晶ディスプレイなどの液晶ディスプレイ型であり、
前記サブパネルを定義するステップが、2つのサブパネルを定義することを含み、
前記照明するステップが、偏光光学系によって照明ビームを偏光するとともに、p−偏光照明ビームでp−サブパネルを照明し、s−偏光照明ビームで他方を照明するステップを含み、また、2つのビームの照明強度を、輝度調節手段によって事前設定比に倍率変更するステップを含み、
前記光学フィルタ手段が、両方の前記サブパネルからs−およびp−光を分離するための偏光ビームスプリッタを含み、前記リフレクタ手段が、2つのサブパネルの画像を再配向かつ再結合するための、一組のリフレクタおよびTIRプリズムを含み、
s−状態の画像とp−状態の背景とを含む画像を、1つの前記サブパネル上に表示し、他方のサブパネル上にp−状態の画像とs−状態の背景とを含む画像を表示するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。 - 前記画像結合手段が、画像投写光学系をさらに含み、該画像投写光学系が、サブパネルの画像を、ディスプレイ手段に表示し、2D画像フレームを生成し、
前記照明ビームの入射角を、それぞれの前記出力ビームが画像投写光学系に最少の光損失で進入するように、配置するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。 - 前記ステップ(4)が、前記照明ビームの入射角を、前記出力ビームが空間光変調器の後の距離において互いに交差しないように、配置するステップを含み、
前記画像結合手段が、ある数の画像投写レンズであって、該画像投写レンズのそれぞれが1つの前記出力ビームと対応して、1つのサブパネルの画像をディスプレイ手段に投写する前記ある数の画像投写レンズを含み、前記画像結合手段は、また、画像投写レンズの後に一組のリフレクタを含み、異なるサブパネルから投写された画像の方向を再配向し、それらを前記ディスプレイ手段上で1つの画像フレームに重ね合わせて併合する、請求項1に記載の方法。 - 2D画像または立体3D画像の1フレームを表示する用途に対して、反射型空間光変調器の1つの画像フレームを用いて、複数グレースケールの2D画像フレームを生成する方法であって、
(1)前記空間光変調器上にコンポジットピクセルを定義するステップであって、前記コンポジットピクセルのそれぞれが、前記空間変調器の前記ある数の隣接ピクセルを含み、1つのコンポジットピクセルの前記隣接ピクセルのそれぞれを前記コンポジットピクセルのサブピクセルとして定義する、前記ステップ、
(2)前記空間光変調器の作用表面を近接して覆うパターンプレートを設けるステップであって、前記パターンプレートが、光変向または光マスキングマイクロ素子を含む、前記ステップ、
(3)前記空間光変調器をパターンプレートを介して照明し、前記パターンプレートを置く変倍照明のステップであって、それによって前記コンポジットピクセルのそれぞれにおける前記サブピクセルにわたる平均照明強度が、所定設定比に倍率変更されており、前記空間光変調器からの反射の後そして前記パターンプレートを通る、前記コンポジットピクセルのそれぞれが、そのサブピクセルの異なる照明強度の異なる組み合わせによって複数レベルの輝度を表示し、反射された画像フレームが2D画像フレームを形成する前記変倍照明のステップ、を含む前記方法。 - 前記空間光変調器が、ディジタルマイクロミラーデバイス、または薄膜マイクロミラーアレイ、または強誘電体液晶ディスプレイを含み、
方法は、表示手段に映写レンズによって前記反射された画像フレームの投影のステップが含む、請求項23に記載の方法。 - 2D画像または立体3D画像を表示する用途に対して、空間光変調器を使用してカラー2D画像フレームを生成するシステムであって、
前記空間光変調器のピクセルがある数の群に分けられ、各群がサブパネルとして定義される、
前記システムはパターン生成手段を含み、前記パターン生成手段がある数の光の基本パターンを生成し、各々の前記光の基本パターンの色が異なって、原色の1つであり、前記光の基本パターンが光スポットのアレイ、または光ストライプのアレイ、または光の一体の連続の領域を含み、前記パターン生成手段が少なくとも1つのパターンプレートおよび1つの光源を含み、前記パターンプレートを前記光源で照明することによって、前記光の基本パターンを生成する、
前記システムはパターン投写光学系を含み、前記パターン投写光学系が前記ある数の光の基本パターンを前記空間光変調器上に投写し、各々の前記光の基本パターンが各々の前記サブパネルを照らし、それによって前記サブパネルのそれぞれが、異なる原色の照明を有する、前記システム。 - 各々の前記サブパネルが、完全分離、かつ隔離された領域と定義される、
前記システムは画像結合手段を含み、前記画像結合手段が1組の二色性カラーリフレクタを含み、前記画像結合手段が各々の前記サブパネルの画像を前記2D画像フレームに結合する、
前記システムは画像投写光学系を含み、前記画像投写光学系が前記2D画像フレームをディスプレイ手段に投写する、請求項25に記載のシステム。
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