JP4604776B2 - 遠隔制御装置 - Google Patents

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本発明は、遠隔制御装置に係り、特に、車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置に関する。
従来から、車両使用者に携帯・操作される操作端末と、駆動可能な車載機器を備える車載機と、からなる遠隔制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムにおいては、操作端末が車両使用者により所定車載機器が駆動されるように操作されると、操作端末から車載機へ所定車載機器を駆動するための要求信号が送信されることによりその所定車載機器が駆動される。従って、上記したシステムによれば、車両使用者が車両から位置的に離れている場所においても操作端末を操作することによって遠隔的に、車両に搭載された所定車載機器を駆動することが可能となる。
特開2001−349108号公報
ところで、上記したシステムにおいては、操作端末の操作に従って車両ドアのロック(施錠)が要求されると、ドアロックアクチュエータが駆動されてドアがリモートロックされると共に、車両が盗難を警戒するセキュリティモード(警戒状態)にセットされる。しかし、このように車両ドアのリモートドアロックが行われた際に常にセキュリティモードが通常どおりセットされるものとすると、車内に残されている不審人物でない人や動物(例えば子供やペットなど)が存在する場合においても、その人などが車両ドアをアンロックさせたり開けたりした際に通常どおり大音量での警報がなされる不都合が発生する。従って、かかる不都合を回避するうえでは、操作端末による車載機器のリモート操作時に単純に車両のセキュリティモードをセットすることは適切でない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、車載機器のリモート操作を車内に存在する物体に対応させて適切に実行することが可能な遠隔制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置であって、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、該駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制する遠隔駆動規制手段と、を備える遠隔制御装置により達成される。
この態様の発明において、車両使用者による操作端末の操作に従って操作端末から車載機器の駆動要求がなされた場合において、その際に検出される車内に存在する物体の種類に応じて、その駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動が規制される。かかる構成によれば、車内に存在する物体の種類によっては、駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動が完全に実行される場合もあれば、その一部又は全部について実行されずに規制される場合もある。従って、車内の物体に対応させて適切に車載機器の遠隔駆動を実行することが可能となる。
この場合、上記した遠隔制御装置において、前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、車内に存在する物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段を備え、前記遠隔駆動規制手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が車載機器の遠隔駆動の規制を車両使用者が承認した旨のものであるときに、前記駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制することとすれば、車載機器の駆動要求を行った車両使用者に車内に存在する物体の如何を知らせたうえでその使用者から承認を得た場合に限り車載機器の遠隔駆動を規制するので、車内の物体に対応させて適切に車載機器の遠隔駆動を実行することが可能となる。
また、上記の目的は、車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置であって、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、遠隔駆動すべき内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加する遠隔駆動内容変更手段と、を備える遠隔制御装置により達成される。
この態様の発明において、車両使用者による操作端末の操作に従って操作端末から車載機器の駆動要求がなされた場合において、その際に検出される車内に存在する物体の種類に応じて、遠隔駆動すべき内容が駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更され或いは追加される。かかる構成によれば、車内に存在する物体の種類によっては、駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動がそのまま実行される場合もあれば、その内容が一部又は全部について変更され或いは追加されて、異なる車載機器の遠隔駆動或いは同一の車載機器の異なる遠隔駆動が実行される場合もある。従って、車内の物体に対応させて適切に車載機器の遠隔駆動を実行することが可能となる。
この場合、上記した遠隔制御装置において、前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、車内に存在する物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段を備え、前記遠隔駆動内容変更手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が遠隔駆動すべき内容の変更を車両使用者が承認した旨のものであるときに、遠隔駆動する内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加することとすれば、車載機器の駆動要求を行った車両使用者に車内に存在する物体の如何を知らせたうえでその使用者から承認を得た場合に限り遠隔駆動すべき内容を変更・追加するので、車内の物体に対応させて適切に車載機器の遠隔駆動を実行することが可能となる。
また、上記の目的は、車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置であって、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類が子供であるか否かを判別する子供判別手段と、車両のセキュリティモード中に前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類が子供であるか否かに応じて、以後に操作端末から駆動要求が可能な車載機器の対象を該子供を保護するためのもの又は車両の安全を確保するためのものに限定する操作対象限定手段と、を備える遠隔制御装置により達成される。
この態様の発明において、車両のセキュリティモード中に車内に子供が存在する場合、操作端末から駆動要求が可能な車載機器の対象が子供を保護するためのもの又は車両の安全を確保するためのものに限定される。かかる構成においては、車内に存在する物体の種類が子供であるときは、車両使用者が遠隔駆動を要求する際にその駆動要求が可能な車載機器のみを指定するように誘導されることとなる。従って、車内の物体に対応させて適切に車載機器の遠隔駆動を実行することが可能となる。
尚、上記の目的は、車両使用者に携帯される操作端末と、前記操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより該車載機器を遠隔駆動する車載機と、を備える遠隔制御システムであって、前記車載機は、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、該物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、該駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制する遠隔駆動規制手段と、を有し、前記操作端末は、前記物体存在通知手段から送信される前記物体の情報を車両使用者に提供する情報提供手段と、前記情報提供手段による情報提供後、前記駆動要求がなされていた車載機器の遠隔駆動を規制すべきか否かの車両使用者による承認情報を前記車載機に対して送信する送信手段と、を有し、前記遠隔駆動規制手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が車載機器の遠隔駆動の規制を車両使用者が承認した旨のものであるときに、前記駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制する遠隔制御システムによっても達成される。
また、上記の目的は、車両使用者に携帯される操作端末と、前記操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより該車載機器を遠隔駆動する車載機と、を備える遠隔制御システムであって、前記車載機は、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、該物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、遠隔駆動すべき内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加する遠隔駆動内容変更手段と、を有し、前記操作端末は、前記物体存在通知手段から送信される前記物体の情報を車両使用者に提供する情報提供手段と、前記情報提供手段による情報提供後、遠隔駆動すべき内容を変更すべきか否かの車両使用者による承認情報を前記車載機に対して送信する送信手段と、を有し、前記遠隔駆動内容変更手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が遠隔駆動すべき内容の変更を車両使用者が承認した旨のものであるときに、遠隔駆動する内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加する遠隔制御システムによっても達成される。
本発明によれば、車載機器の遠隔駆動を車内に存在する物体に合わせて適切に実行することができる。
以下、図面を参照して、本発明の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である遠隔制御システムの構成図を示す。本実施例のシステムは、車両に搭載される車載機10と、その車両の運転者や所有者などの正規の車両使用者に携帯される携帯電話やパソコン,PDA等の操作端末12と、車載機10と操作端末12との間における情報を管理するセンタ14と、により構成されている。本実施例の遠隔制御システムは、車両使用者が操作端末12に対して所定の操作を行うことにより車両に搭載される車載機器の駆動を遠隔的に行うためのシステムである。
車載機10は、電子制御ユニット(以下、車載ECUと称す)20を備えている。車載ECU20は、コンピュータを主体にして構成されており、ROMなどの記憶装置に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する。車載ECU20は、自車両の電話番号を含む識別情報及び上記したセンタ14の電話番号などを格納する記憶装置を有している。車載ECU20には、データ通信アンテナを有するデータコミュニケーションモジュール(DCM)などの送受信機22が接続されている。送受信機22は、所定の通信ネットワークを通じてセンタ14と無線通信を行うことが可能となっている。送受信機22は、車載機10側の情報を通信ネットワークを介してセンタ14へ送信する機能、及び、センタ14から通信ネットワークを介して送信される情報を車載機10に受信する機能を有している。車載ECU20は、送受信機22との間で送信データ及び受信データの授受を行う。
車載ECU20には、また、共に車室内に配設されたカメラ24及びマイク26が接続されている。カメラ24は、特に車内の全域の状況を撮影し得るカメラである。尚、カメラ24は、一台の広角カメラであってもよいし、また、複数台の通常カメラであってもよい。カメラ24の撮像画像は、車載ECU20に供給される。車載ECU20は、内蔵する画像処理装置によりカメラ24の撮影した撮像画像を処理する。また、マイク26は、特に車内で発生する音が入力されるマイクである。マイク26に入力された音は、音声データとして車載ECU20に供給される。車載ECU20は、マイク26による音声データを処理する。
本実施例において、車載機10を搭載する車両の使用に際しては、上記した操作端末12とは別に車両運転者等に携帯される車両キーが利用され得る。この車両キーは、車両ドアのロック・アンロックやイグニションの切り替えなどに用いられる。尚、この車両キーは、機械的なキーであっても、携帯者によるスイッチ操作が行われることにより或いは車両からの要求信号を受信した際に応答してその機能を発揮させるための指令信号を車両に対して無線送信するいわゆるワイヤレスキーやスマートキーであってもよい。以下、この車両キーを利用した車両における操作を「ローカル操作」と称す。
車載ECU20には、また、車両盗難時に行われる行為を検出するための行為検出センサ28が接続されている。この行為検出センサ28としては、例えばカメラ画像や電波,超音波,赤外線,シート荷重を用いて車室内に存在する人や物体の動きを検知し或いはフロントガラスやリアガラス,車両ドアに設けられた窓ガラスが割れる際の音や振動を検知するための侵入センサ、車両の水平からの前後方向軸回り及び左右方向軸回りの傾斜角(すなわち、ロール角及びピッチ角)を検出するための傾斜センサ、又は、フロントやリア,ラッゲージなどの車両ドアや車両のフロントフードの開閉を検出するためのカーテシスイッチやフードスイッチなどがある。
車載ECU20は、車両のイグニションキーシリンダに車両乗員の携帯する車両キーが差し込まれていない状態ですべてのウィンドウ及びすべての車両ドアが閉じられかつ施錠がなされた場合に、車両を盗難や不正行為を監視・警戒するセキュリティモード(警戒状態)にセットする。また、そのセキュリティモード中又はそのモードセット時において、行為検出センサ28の出力信号に基づいて、車両侵入者が存在しているか否か、窓ガラスが割られているか否か、車両の意図しないレッカー移動やジャッキアップが行われているか否か、及び、車両ドア又は車両フードがこじ開けられているか否かを判定し、上記の如き車両に対する不正行為の有無を検出する。
車載ECU20には、また、入出力部30が接続されている。入出力部30は、車両に乗車した人により操作され得ると共に、車両に乗車した人へ向けてスピーカによる音声・警報出力及びディスプレイによる表示出力を行い、また、車両周囲の人へ向けてホーンやブザー,外部スピーカによる音声・警報出力を行う。車載ECU20は、入出力部30に対する操作を検出し、また、入出力部30から出力を行うべき際にその入出力部30に対して指令信号を供給する。
車載ECU20には、更に、遠隔駆動され得る車載機器を駆動するための各種アクチュエータ32が接続されている。遠隔駆動され得る車載機器としては、オン・オフされるエアコンやエンジン、開閉操作されるウィンドウや車両ドア及びトランク,バックドア,エンジンフード,スライドルーフなどの開閉ドア、ロック・アンロックされる車両ドア、点灯・消灯するヘッドランプやフォグランプ,スモールランプ,ハザードランプ,ウィンカー,ルームランプなどの灯火類、子供乗車時に車内から車両ドアの開放を不可能にするチャイルドプルーフ機構などがある。尚、上記した入出力部30のホーンやブザー,外部スピーカなども、車載ECU20により遠隔駆動される車載機器である。
各種アクチュエータ32はそれぞれ、車両動力であるエンジンを始動させる機器、各車両ドアに設けられたウィンドウを開閉する機器、各車両ドアを施解錠する機器、或いは灯火類を点灯・消灯するスイッチなどであり、車載ECU20から供給される指令に従って当該車載機器を駆動する。車載ECU20は、その車両に対応する車両キー等を用いて車室内又は車室外において直接操作等が行われた場合、及び、センタ14を経由して操作端末12からの駆動要求を送受信機22で受けた場合に、適当なアクチュエータ32に対してその機能を発揮させるための指令信号を供給する。
操作端末12は、電子制御ユニット(以下、携帯ECUと称す)40を備えている。携帯ECU40は、コンピュータを搭載し、ROMなどの記憶装置に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する。携帯ECU40は、自操作端末12に対応する車両(車載機10)の電話番号及び自操作端末12のメールアドレスや電話番号を含む識別情報並びに上記したセンタ14の電話番号などを格納する記憶装置を有している。携帯ECU40には、データ通信アンテナを有する送受信機42が接続されている。送受信機42は、所定の通信ネットワークを通じてセンタ14と無線通信を行うことが可能となっている。送受信機42は、操作端末12側の情報を通信ネットワークを介してセンタ14へ送信する機能、及び、センタ14から通信ネットワークを介して送信される情報を操作端末12に受信する機能を有している。携帯ECU40は、送受信機42との間で送信データ及び受信データの授受を行う。
携帯ECU40には、車両使用者により手動入力操作されると共に、車両使用者へ向けて表示出力や音声出力を行う入出力部44が接続されている。操作端末12は、webブラウザを有しており、入出力部44への入力操作により通信ネットワークを介して外部のwebサーバーに蓄積されたファイルやデータ等を閲覧可能であり、センタ14の提供する各種の情報例えば後述の車載機器のリモート操作を要求するためのweb画面を取得可能である。
センタ14は、高速演算可能なホストコンピュータ50を備えている。ホストコンピュータ50は、ROMなどの記憶装置に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する。ホストコンピュータ50には、大容量のデータベース52が接続されている。データベース52には、センタ14を利用する利用者である車両の正規使用者の識別情報や操作端末12のメールアドレス,電話番号及び車両の識別情報や電話番号などの顧客情報が格納されている。
センタ14には、データ通信アンテナを有する送受信機54が接続されている。送受信機54は、所定の通信ネットワークを通じて車載機10及び操作端末12と無線通信を行うことが可能となっている。送受信機54は、センタ14側の情報を通信ネットワークを介して車載機10及び操作端末12へ送信する機能、並びに、車載機10及び操作端末12から通信ネットワークを介して送信される情報をセンタ14に受信する機能を有している。センタ14のホストコンピュータ50は、送受信機54との間で送信データ及び受信データの授受を行う。
以下、本実施例の遠隔制御システムの動作について説明する。まず、基本的な動作から説明する。本実施例において、車両使用者は、暖機等のためエンジンを始動させること、盗難防止等のため車両ドアのウィンドウを完全に若しくはある程度開閉させ若しくは車両ドアをロックさせること、車室内温度の上昇抑制等のため車両ドアのウィンドウを閉まっている状態からある程度若しくは完全に開けること、搭乗等のため車両ドアをアンロックさせること、点灯中の灯火類(特にハザードランプ)を消灯することなどを希望する場合、操作端末12の入出力部44を操作してwebブラウザを起動させる。
センタ14は、操作端末12での操作によって遠隔的に車両の有する車載機器を駆動させるのに必要なリモート操作を要求するためのフォーマットを格納している。操作端末12は、webブラウザを起動した状態で車両使用者が所定操作を行うことによりセンタ14と通信ネットワークを介して無線通信接続して、センタ14の有するリモート操作を要求するためのweb画面を提供するようにセンタ14に要求する。センタ14は、操作端末12から要求された場合、リモート操作を要求するためのweb画面を操作端末12に提供する。操作端末12は、上記処理に従ってセンタ14からリモート操作を要求するためのweb画面を取得する。
このweb画面には、操作端末12の操作によって遠隔制御することが可能なリモート操作の項目が設けられている。操作端末12は、遠隔制御可能な車載機器のリモート操作の項目ごとに設けられたチェックボックスにおけるチェックの有無に基づいて、何れの車載機器の遠隔駆動が車両使用者に希望されているか否かを判別する。操作端末12は、車両使用者による操作によって上記何れかのチェックボックスにチェックが入った状態で送信要求がなされることにより、そのチェックに対応する車載機器の遠隔駆動が希望されていることをセンタ14に通知すべくそのリモート操作要求情報をセンタ14に対して送信する。
センタ14は、リモート操作を要求するためのweb画面を操作端末12に提供した後に、その操作端末12から送信されるリモート操作要求情報を受信した場合、操作端末12における操作によって特定の車載機器の遠隔駆動が要求されていることを示すリモート操作要求情報を車載機10に対して送信する。車載機10は、センタ14から送信されるリモート操作要求情報を受信した場合、そのリモート操作要求に応じた車載機器の駆動を実行する。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車載機器の駆動が、操作端末12が操作されることによってセンタ14を介して遠隔的に行われる。このため、車両使用者は、車両に搭乗していなくても車両から離れた場所において車載機器を駆動させることが可能である。従って、本実施例のシステムによれば、アクチュエータ32による車載機器の駆動を遠隔的なリモート操作によって実現することが可能となっている。
また、本実施例においては、上記の如く、すべてのウィンドウ及びすべての車両ドアが閉じられかつドアロックがなされると、車両が盗難や不正行為を監視・警戒するセキュリティモードにセットされる。そして、かかるセキュリティモード中に行為検出センサ28により車両に対して不正行為が行われていると判定されると、セキュリティが作動状態となり、入出力部30によるホーン吹鳴やブザー警報,ハザードランプの点滅などが実行されると共に、カメラ24による車内の撮影が開始されかつマイク26による車内録音が開始されて、その画像情報や音声情報がセンタ14を介してその車両の使用者の有する操作端末12へ送信されることとなる。従って、車両使用者が車両から離れた場合などのセキュリティモード中に車両に対して不正行為が行われた際に、車両周囲の人や更には操作端末12を通じて車両使用者にその不正行為を視覚的或いは聴覚的に知らせると共に、侵入者を威嚇することができる。
ところで、車両使用者は、自分の子供や飼い犬や飼い猫などのペットを車内に残したまま、車両から離れた場所から操作端末12による操作により車両ドアをリモートロックしようとする場合がある。しかし、このように車内に不審でない人や動物が残された状態で車両ドアがリモートロックされることによって、常に上記したセキュリティモードがセットされるものとすると、その車内の人や動物の動作や行為などに起因してセキュリティが作動状態となり、通常どおり大音量でのホーン吹鳴やブザー警報などがなされるおそれがあり、車両周囲の人に迷惑がかかるなどの不都合が生じ得る。
また、車両使用者によって車両ドアのリモートロックがなされ、そのドアロック状態がその後ロック解除操作がなされるまで長時間にわたって維持されるものとすると、車内に不審でないドアロックの解除方法を知らない或いはドアロックを解除できない子供などが車内に閉じ込められ車外へ出られなくなることが起こり得る。かかる事態が生じた場合においては、車内温度が上昇したときや車内の子供らが車外から何者かに連れ去られようとするときでも、その子供らの身の安全を確保することができなくなるおそれがある。また、車内に閉じ込められた子供らが仮に車両ドアを開放して車外へ出られたとしても、その後車両がドアアンロック状態に維持され続けて放置されることは、車両の安全を保つうえで好ましくない。
更に、車両使用者が降車時にウィンドウを閉め忘れたまま車両が放置されると、自己が所有等するペットではない動物などが車内に侵入することがある。このように動物などが車内に侵入した状態で車両使用者が遠隔地からウィンドウのリモート閉め操作を行った場合には、その動物などが長時間車内に居座ることとなり、車両安全上好ましくない。一方、車両使用者が所有等するペットなどが車内に置かれている状態でその車両使用者がウィンドウを閉め忘れたことに気づいて遠隔地からウィンドウのリモート閉め操作を行った場合には、そのペットが車内に閉じ込められ、生命等が脅かされるおそれがある。
そこで、本実施例のシステムにおいては、上記の如き不都合を回避すべく、操作端末12の操作に基づく車載機器のリモート操作を車内に存在する物体(人や動物を含む)の種類に対応させて適切に行う点に特徴を有している。以下、図2乃至図5を参照して、本実施例の特徴部について説明する。
図2は、本実施例の遠隔制御システムにおけるリモート操作要求時の動作を説明するためのフローチャートを示す。尚、センタ14は、車両の車載機10と車両使用者の操作端末12との間においてゲートウェイ的な機能を果たすので、図2においてはセンタ14における処理を省略している。
本実施例において、車両使用者が車両ドアのロックを希望して操作端末12の入出力部44を操作してwebブラウザを起動させ、センタ14に車載機器のリモート操作を要求するためのweb画面を提供するように要求すると、その要求に応答して、センタ14はリモート操作を要求するためのweb画面をその操作端末12に提供する。操作端末12は、センタ14から提供されるリモート操作要求のためのweb画面を取得した後、車両使用者による入力操作に従ってweb画面上でそのリモートドアロック操作に関するチェックボックスにチェックが入った状態で送信要求がなされると、そのリモートドアロック操作を要求する旨の情報を送受信機42からセンタ14を通じて車載機10宛てに送信する(ステップ100)。センタ14は、操作端末12からのリモートドアロック操作要求情報を送受信機54で受信した場合、その操作端末12の識別情報からその操作端末12に対応する車両(車載機10)の情報を読み出して、その車載機10宛てにリモートドアロック操作が要求されていることを示す情報を送信する。
車載機10は、操作端末12からセンタ14を通じて送信されるリモートドアロック操作要求情報を受信した場合、まず、その受信時点で行為検出センサ28(特に侵入センサ)が不正行為を検知して反応しているか否かを判別する(ステップ120)。その結果、行為検出センサ28が何ら反応していないと判別された場合は、通常どおり、車両ドアをロックするアクチュエータ32に対して指令信号を供給して車両ドアをロックすると共に、車両をセキュリティモードにセットする(ステップ122)。
一方、行為検出センサ28が反応すると判別された場合は、次に、カメラ24及びマイク26の作動を開始して、車室内全域が撮影された撮像画像データおよび特に車室内で発生する音声データをセンタ14を通じて操作端末12宛てに送信する(ステップ124)。また、そのカメラ24を用いて撮影された車室内の撮像画像データを画像処理することにより、車内に存在する物体が正規の車両使用者の親戚や身内,子供,ペットなどであるか否かを判別する(ステップ126)。尚、この判別に際しては、車両使用者の子供などのカメラ画像に映り得る外見上の身体的特徴(例えば顔面などの骨格的特徴など)を車載機10に予め登録しておくことが必要である。また、車内に存在する物体の判別手法は、カメラ画像を用いるものに限定されるものではなく、虹彩や声紋,指紋,静脈などを用いること更にはそれらを組み合わせることとしてもよい。
その結果、車内に存在する物体が予め登録した人物でないと判別された場合は、車内に行為検出センサ28が反応する不審な人物が存在するものと判断できるので、車両周囲の人にその旨を知らせかつ侵入者を威嚇すべくセキュリティを作動状態にして、入出力部30によるホーン吹鳴やブザー警報,ハザードランプの点滅などを実行すると共に、更にはその時点でGPS等を用いて特定される自車両の位置へセンタ14の契約する警備会社から警備員を派遣するように要請する旨の情報をセンタ14に対して送信する(ステップ128)。センタ14は、車載機10から送信される警備会社から警備員を派遣するように要請する旨の情報を受信すると、警備会社に警備員を派遣するように要請する。
一方、車内に存在する物体が予め登録した人物であると判別された場合は、その登録した人物の存在によって行為検出センサ28が反応したと判断できるので、リモートドアロックと共に或いはリモートドアロックに代えて、その車内の人物を保護するための車載機器の駆動を準備する(ステップ130)。
この車内の人物を保護するための車載機器の駆動としては、例えば、操作端末12からのリモートドアロック操作要求に従ってアクチュエータ32を駆動してリモートドアロックを実行するが、条件が成立しても車両をセキュリティモードにセットしない若しくはセキュリティモードのセットは許容するがそのモード中に行為検出センサ28が反応してもセキュリティを作動状態としないこと、セキュリティが作動状態となっても音量を下げた状態でホーンやブザーを鳴らすこと、通常のドアロックとは異なり車室内のドアノブがドア開放操作されたときにはドアロックの解除操作なしにドアを開放すること、又は、車内に設けられた各種スイッチ(例えばエンジンスタートスイッチやシフトレバー,パワーウィンドウやパワードア,パワーシートの開放スイッチなど)がオン操作され若しくはローカル操作が行われてもそのスイッチ操作を無効とすることなどがある。
また、操作端末12は、車載機10からセンタ14を通じて送信される車室内全域が撮影された撮像画像データおよび特に車室内で発生する音声データを受信する(ステップ102)と、その撮像画像及び音声を入出力部44のディスプレイやスピーカに表示・出力すると共に、次に、センタ14から提供されるリモート操作要求のためのweb画面を取得し(ステップ104)、車内の人物を保護するための車載機器のリモート操作を促す操作画面を表示する(ステップ106)。この表示画面は、通常のリモート操作要求のためのweb画面では現れない、リモートドアロック操作要求時に車内に登録した人物などが存在する際に実行することの可能なリモート操作の内容を示しており、例えば図3に示す如く簡易なスクロール操作で実行すべきリモート操作を指定できるようになっている。但し、かかる表示手法に代えて、すべてのリモート操作の項目のうち実行可能なリモート操作の項目のみをチェック可能にアクティブ表示することとしてもよい。尚、この入出力部44に表示されるリモート操作の内容は、車載機10において上記のステップ130の処理により準備される車載機器の駆動内容と対応している。
操作端末12を所持する車両使用者は、操作端末12の入出力部44から表示・出力される撮像画像や音を視聴することで、車内の状況を確認して、実行すべき車内の人物を保護するための車載機器のリモート操作を選択することが可能である。操作端末12は、車内の人物を保護するための車載機器のリモート操作を促す操作画面上で、車両使用者による入力操作に従って実行すべきリモート操作が指定されると、そのリモート操作を要求する旨の情報を送受信機42からセンタ14を通じて車載機10宛てに送信する(ステップ108)。そして、車載機10は、操作端末12からセンタ14を通じて送信される車内人物保護のためのリモート操作要求情報を受信した場合、そのリモート操作を実行するアクチュエータ32に対して指令信号を供給してそのリモート操作を実行する(ステップ132)。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車両使用者による操作端末12の操作に従って車両ドアのリモートドアロックが要求された際、車内に何ら物体が存在しないときは、要求どおりその車両ドアをリモートロックすることができる。一方、車内に何らかの物体が存在する状況下でその物体が予め登録した人や動物でないときは、車両ドアがロックされていなくても、不審者が車内にいることを車両周囲の人に知らせると共にその不審者を威嚇すべくホーンの吹鳴やブザー警報などのセキュリティを作動させることができる。
また、車内に何らかの物体が存在する状況下でその物体が予め登録した人や動物であるときは、通常どおりのリモートドアロックを禁止又は規制して、車両において実行する内容をその乗員などの車内人物を保護するリモート操作へ変更し追加することができる。例えば、リモートドアロックを実行するがセキュリティを非作動状態とし或いは作動時の音量を下げ、車室内からのドア開放を許容し、又はリモートドアロックを実行するが車内での各種スイッチ操作を無効とすることが可能となる。
尚、かかる構成において、車両使用者は、車両ドアのリモート操作を実現すべく操作端末12を操作した際に車内に物体が存在するとき、車載機10から送られるカメラ24やマイク26による車内映像や音声を操作端末12で視聴することによって車内に存在する物体を把握することができ、これにより、通常のリモートドアロック操作が適切であるかを判断することができる。そして、その通常のリモートドアロック操作が適切でないと判断したときは、そのリモートドアロック操作を禁止又は規制することを承認して、車内の人物を保護するための実行すべき車載機器のリモート操作を選択して実行させることができる。
この点、本実施例のシステムによれば、リモートドアロック要求時に検出される車内に存在する物体の種類に応じて具体的にはその物体が予め登録した人や動物等であるか否かに応じて、リモート操作要求がなされたドアロック操作がその一部又は全部について規制され、リモート操作内容が変更・追加される。操作端末12を所持する車両使用者が例えば子供やペットを車内に残したまま操作端末12を用いたリモートドアロック操作を行った場合には、例えば車両においてリモートドアロックを行ったうえで、車両周囲に迷惑がかからないようにセキュリティ作動が禁止されたり、若しくは、セキュリティ作動が許容されても出力音量が低いものに制限されたり、車内に残された幼児などの乗員が容易に車外へ出易くなるなどの乗員の安全性が確保されるように車室内からのドア開放が許容されたり、車両での安全性が確保されるように車内での各種スイッチ操作が無効とされる。従って、車内に存在する物体の種類に対応させて適切に車載機器のリモート操作を実行することが可能となっている。
また、リモートドアロック要求時に車内に物体が存在するときは、その物体の如何を操作端末12を通じて車両使用者に知らせたうえでその車両使用者の承認が得られた場合に、その実行要求がなされたリモートドアロックが禁止又は規制される。このため、リモートドアロック要求時に車内に存在する物体の如何に応じて車内の人物を保護するための措置を実行させることが可能となっている。
図4は、本実施例の遠隔制御システムにおけるリモートドアロック後のセキュリティモードセット中での車載機10の動作を説明するためのフローチャートを示す。本実施例において、車両使用者が操作端末12の操作により車両のリモートドアロックを要求すると、車両において実際にそのリモートドアロックが行われる。そして、そのリモートドアロックが完了する(ステップ200)と、車載機10は、車両を監視するセキュリティモードのセット条件が成立していることを確認して、以後、行為検出センサ28(特に侵入センサ)が不正行為を検出して反応するか否かを判別する(ステップ202)。その結果、行為検出センサ28が何ら反応していないと判別された場合は、今回のルーチンを終了する。
一方、行為検出センサ28が反応していると判別された場合は、次に、カメラ24及びマイク26を作動させて、車室内全域が撮影された撮像画像データおよび特に車室内で発生する音声データをセンタ14を通じて操作端末12宛てに送信する(ステップ204)。また、そのカメラ24による車室内の撮像画像データを画像処理することにより、車内に正規の車両使用者の子供が存在するか否かを判別する(ステップ206)。尚、この判別に際しては、車両使用者の子供のカメラ画像に映り得る外見上の身体的特徴を車載機10に予め登録しておくことが必要である。また、車内に子供が存在するか否かの判別手法は、カメラ画像を用いるものに限定されるものではなく、虹彩や声紋,指紋,静脈などを用いること更にはそれらを組み合わせることとしてもよい。
その結果、車内に子供が存在しないと判別された場合は、今回のルーチンを終了するが、一方、車内に子供が存在すると判別された場合は、行為検出センサ28が予め登録した子供の存在によって反応したと判断できるので、以後車両使用者による操作端末12の操作に従ってリモート操作要求が可能な車載機器を主に車内の乗員(子供)を保護するためのものに限定するように要求する情報を、センタ14に対して送信する(ステップ208)。このリモート操作要求が可能な車載機器としては、例えば、(1)車両周囲に迷惑がかからない範囲で車両からの子供の誘拐を防止すべく、車両ドアのロック状態を車内側からのみ解除してセキュリティを無効化したり(尚、車外側からのロック状態は依然として継続させてそのセキュリティは有効とする。)更に車内からの車両ドアの開放を不可能にするチャイルドプルーフ機構を解除すること、(2)車内の子供の安全を確保すべく、車両ドアをリモートアンロックしたうえでホーン吹鳴やブザー警報,ハザードランプの点滅などを実行して或いは操作端末12の音声通話機能を利用して車載機10から車外に対して車内にいる子供の助けを求めること、(3)車両の安全を確保すべく、車両ドアが開放されてその後閉じられたときにはその後にその車両ドアをリモートロックし若しくは自動的にロックしかつウィンドウをリモート閉駆動する或いは自動的に閉駆動することなどがある。
また、操作端末12は、車載機10からセンタ14を通じて送信される車室内全域が撮影された撮像画像データおよび特に車室内で発生する音声データを受信すると、その撮像画像及び音声を車両使用者に認知させるべく入出力部44のディスプレイやスピーカに表示・出力する。この場合、車両使用者は、操作端末12の入出力部44から車両における映像や音声を視聴することにより車内の状況を把握することができ、その後、その把握結果に応じた車載機器のリモート操作を行うべく操作端末12を操作することができる。
一方、センタ14は、車載機10からリモート操作が可能な車載機器を限定する旨の要求を受信すると、以後、リモート操作要求を行うことのできる車載機器の対象をその一部である車内の乗員(子供)を保護するためのものや車両の安全を確保するためのものに限定する。この限定の手法としては、センタ14から操作端末12へ提供するリモート操作要求のためのweb画面において図3に示す如くリモート操作要求可能な車載機器のみをアクティブに表示したり、若しくは、逆にリモート操作要求不可能な車載機器をチェック不可能に表示したりすることである。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車両使用者による操作端末12の操作に従って車両ドアのリモートドアロックが要求されて完了した後のセキュリティモードセット中、車内にその車両使用者の子供がいることが検出された場合に、その後、車両使用者による操作端末12の操作に従ってリモート操作要求が可能な車載機器を、その一部である上記の(1)〜(3)に示す如き車内の乗員(子供)を保護するためのものや車両の安全を確保するためのものに限定することが可能となる。かかる構成においては、リモートドアロック完了後に車両使用者が車内に子供のいることを認知した場合、その後、車両使用者が車載機器のリモート操作を要求する際にその要求可能なものを一部に限定して指定するように促され誘導されることとなる。
従って、本実施例のシステムによれば、リモートドアロック後のセキュリティモードセット中、車内に存在する物体の種類に応じて具体的にはその物体が予め登録した車両使用者の子供であるか否かに応じて、操作端末12の操作によるリモート操作要求が可能な車載機器がその一部に限定されることで、車内の物体の種類に対応させて迅速かつ適切に車載機器のリモート操作を実行させることが可能となっている。これにより、ホーン吹鳴やハザード点滅等による車両周囲への迷惑をかけることなく子供が車外へ逃れるのを容易にして車両からの子供の誘拐を防止し、ホーン吹鳴やハザード点滅等を行って車内の子供の安全を確保し、また、車内の子供が車外へ逃れた後に車両がドアロックが解除されたまま等で放置されるのを防止して車両の安全を確保することが可能である。
図5は、本実施例の遠隔制御システムにおけるリモートウィンドウ閉後のセキュリティモード中での車載機10の動作を説明するためのフローチャートを示す。本実施例において、車両使用者が、車両から離れた位置等でウィンドウを閉じ忘れたことに気づいた場合など、操作端末12の操作により車両のリモートウィンドウ閉を要求すると、車両において実際にそのそのリモートウィンドウ閉が行われる。そして、そのリモートウィンドウ閉が完了する(ステップ300)と、車載機10は、車両を監視するセキュリティモードのセット条件が成立していることを確認して、以後、行為検出センサ28(特に侵入センサ)が不正行為を検出して反応するか否かを判別する(ステップ302)。その結果、行為検出センサ28が何ら反応していないと判別された場合は、今回のルーチンを終了する。
一方、行為検出センサ28が反応していると判別された場合は、次に、カメラ24を作動させて車室内全域を撮影し、そのカメラ24による車室内の撮像画像データを画像処理することにより、車内に存在する物体が動物であるか人であるかを判別する(ステップ304)。尚、この判別に際しては、人とその他の動物とを区別するためのカメラ画像に映り得る外見上の身体的特徴を車載機10に予め登録しておくことが必要である。また、この車内物体の判別手法は、カメラ画像を用いるものに限定されるものではなく、虹彩や声紋,指紋,静脈,重量などを用いること更にはそれらを組み合わせることとしてもよい。
その結果、車内に存在する物体が人であると判別された場合は、車内に行為検出センサ28が反応する不審な人物が存在するものと判断できるので、車両周囲の人にその旨を知らせかつ侵入者を威嚇すべくセキュリティを作動状態にして、入出力部30によるホーン吹鳴やブザー警報,ハザードランプの点滅などを実行すると共に、更にはその時点でGPS等を用いて特定される自車両の位置へセンタ14の契約する警備会社から警備員を派遣するように要請する旨の情報をセンタ14に対して送信する(ステップ306)。尚、このセキュリティの作動は、車内の人が車両使用者の親戚や子供等でない場合にのみ行うこととすればよい。センタ14は、車載機10から送信される警備会社から警備員を派遣するように要請する旨の情報を受信すると、警備会社に警備員を派遣するように要請する。
一方、車内に存在する物体が動物であると判別された場合は、次に、その車内にいる動物が自車両の使用者の飼っているペットであるか否かを判別する(ステップ308)。尚、この判別に際しては、ペットのカメラ画像に映り得る外見上の身体的特徴又は装飾(首輪など)を車載機10に予め登録しておくことが必要である。また、ペットの判別手法は、カメラ画像を用いるものに限定されるものではなく、虹彩や声紋,指紋,静脈,重量などを用いること更にはそれらを組み合わせることとしてもよい。
その結果、車内の動物が車両使用者の飼っているペットであると判別された場合は、そのペットの存在によって行為検出センサ28が反応したと判断できるので、そのペットを保護するための車載機器の駆動を自動的に行う(ステップ310)。例えば、空調エアコンをオンにしたり、換気のためウィンドウを少しだけ開けたり、或いは、その時点でGPS等を用いて特定される自車両の位置へセンタ14の契約する警備会社から警備員を派遣するように要請する旨の情報をセンタ14に対して送信する。センタ14は、車載機10から送信される警備会社から警備員を派遣するように要請する旨の情報を受信すると、警備会社に警備員を派遣するように要請する。
一方、車内の動物がペット以外であると判別された場合は、ウィンドウが開いているリモートウィンドウ閉完了前にペット以外の動物が車内に侵入し、その状態でリモートウィンドウ閉操作が行われてその動物が車内に閉じ込められ、その動物の存在によって行為検出センサ28が反応したと判断できるので、その車内の動物を車外へ追い出すための車載機器の駆動を自動的に行う(ステップ312)。例えば、入出力部30によるホーン吹鳴やブザー警報,オーディオスピーカによる威嚇音の発生などを実行し、更には、動物を車外へ追い出すべくウィンドウを開ける。尚、動物を車外へ追い出した後は、車両のセキュリティを確保すべくウィンドウを自動的に閉めることとするのが好適である。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車両使用者による操作端末12の操作に従って車両ウィンドウのリモート閉操作が要求されて完了した後のセキュリティモードセット中、車内に不審な人が存在するときは、車両周囲の人にその旨を知らせかつ侵入者を威嚇すべくセキュリティを作動させることができる。また、車内にその車両使用者のペットが存在するときは、そのペットを保護するための車載機器の駆動を実行することができ、一方、車内にペット以外の動物が存在するときは、そのリモートウィンドウ閉操作が行われる前のウィンドウ開時に車内に侵入したと推定される動物を、車内から車外へ追い出すための車載機器の駆動を実行することができる。
この点、本実施例のシステムによれば、リモートウィンドウ閉操作後のセキュリティモードセット中、車内に存在する物体の種類に応じて具体的にはその物体が予め登録した車両使用者のペットであるか否かに応じて、ペットを保護する措置又はウィンドウ開時に車内に侵入した動物を車外へ追い出す措置が車載機10で自動的に行われることで、車内に存在する物体の種類に対応させて適切に車載機器の駆動を実行することが可能となっている。これにより、リモートウィンドウ閉操作前のウィンドウ開時に侵入した動物によって車内が荒されるのをできるだけ抑止することが可能であり、また、車両使用者のペットを日射や高温等による生命の危険に晒すのを回避することが可能である。
尚、上記の実施例においては、車載機10が特許請求の範囲に記載した「遠隔制御装置」に相当していると共に、車載機10の車載ECU20が、行為検出センサ28を用いて不正行為を検出することにより特許請求の範囲に記載した「車内物体検出手段」が、図2に示すルーチン中ステップ124の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「物体存在通知手段」が、ステップ132の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「遠隔駆動規制手段」及び「遠隔駆動内容変更手段」が、図4に示すルーチン中ステップ208の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「操作対象限定手段」が、図5に示すルーチン中ステップ306、310、及び312の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「駆動制御手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、車内の物体の種類に応じて各種制御を行うか否かを車載機10に判別させることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車内状況を含む各種情報を車載機10からセンタ14へアップデートしたうえでセンタ14に判別させることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、操作端末12がセンタ14から取得するweb画面に、操作端末12の操作によってリモート操作要求が可能な車載機器の項目と、その項目ごとに車両使用者の操作によりチェック可能なチェックボックスとが設けられるが、複数のリモート操作を同時に要求することが可能な項目と、その項目ごとにチェック可能なチェックボックスとを設け、そのチェックボックスがチェックされた状態でリモート要求がなされた場合にそれら複数のリモート操作を同時に行うようにしてもよい。
例えば、車両の耐盗難性を確保するためのリモート操作(全車両ドアのロックや全ウィンドウ閉じ,全車両ドアの閉じ,室内カーテン閉じ,警戒モードのセットなど)を実現するチェックボックス、車両乗車時における乗員の快適性を確保するためのリモート操作(エアコン作動やデフォッガ作動,デフロスタ作動,乗車直後のオーディオ自動再生のための待機状態への移行,次の目的地への経路探索など)を実現するチェックボックス、又は寒冷地における運転容易性を確保するためのリモート操作(サイドブレーキの解除やウィンドウへの温風の送風,エアコン温度設定値の上昇など)を実現するチェックボックスなどを設ける。かかる構成によれば、車両使用者による単一のチェック操作で複数のリモート操作を同時に行うことが可能となるため、ある共通の目的をもった複数のリモート操作について車両使用者によるチェック操作の簡便化を図ることが可能となる。尚、これは、車内に存在する物体の種類に応じて当初のリモート操作を禁止若しくは規制し若しくはリモート操作の内容を変更し追加するうえで車両使用者による承認を得るのに、図3に示す如き個別のものに代えて適用することとしてもよく、また、リモート操作要求が可能な車載機器の対象が一部に限定された際に適用することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両使用者による操作端末12の操作によりリモートドアロック要求がなされた際に、車内に存在する物体の種類に応じて、一旦車両使用者の承認を得たうえで、そのリモート操作要求がなされたドアロック操作が規制され或いはリモート操作内容がドアロック操作から変更・追加されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、かかるリモートドアロック要求がなされた際にまず通常どおりそのリモートドアロックを実行したうえで、その後に車両使用者の承認が得られたときに、そのリモートドアロックをキャンセルしてドアロック操作を規制し或いはリモート操作内容をドアロック操作から変更・追加することとしてもよい。かかる構成によれば、車両使用者によるリモート操作要求に対するドアロックの即時性を確保しつつ、車内に存在する物体の種類に対応させて適切に車載機器の駆動を実行することが可能となる。
更に、上記の実施例においては、遠隔制御システムを、車両に搭載される車載機10と、車両使用者に携帯される操作端末12と、情報管理を行うセンタ14とにより構成するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、センタ14を有さない車載機10と操作端末12とにより構成されるシステムに適用することとしてもよい。
本発明の一実施例である遠隔制御システムの構成図である。 本実施例の遠隔制御システムにおけるリモート操作要求時の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施例の遠隔制御システムにおいてリモートドアロック要求がなされた状況で車内に物体が存在する場合に操作端末の表示画面に現れるweb画面を表した図である。 本実施例の遠隔制御システムにおけるリモートドアロック完了後のセキュリティモードセット中での車載機の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施例の遠隔制御システムにおけるリモートウィンドウ閉完了後のセキュリティモードセット中での車載機の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 車載機
12 操作端末
14 センタ
24 カメラ
32 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置であって、
    車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、
    前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、該物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段と、
    前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、該駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制する遠隔駆動規制手段と、を備え、
    前記遠隔駆動規制手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が車載機器の遠隔駆動の規制を車両使用者が承認した旨のものであるときに、前記駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制することを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置であって、
    車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、
    前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、該物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段と、
    前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、遠隔駆動すべき内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加する遠隔駆動内容変更手段と、を備え、
    前記遠隔駆動内容変更手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が遠隔駆動すべき内容の変更又は追加を車両使用者が承認した旨のものであるときに、遠隔駆動する内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加することを特徴とする遠隔制御装置。
  3. 前記物体存在通知手段は、カメラを用いて車室内全域が撮影される撮像画像データ又はマイクを用いて入力される車室内で発生する音声データを前記操作端末に対して送信することを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔制御装置。
  4. 車両使用者による操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより、該車載機器を遠隔駆動する遠隔制御装置であって、
    車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、
    前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類が子供であるか否かを判別する子供判別手段と、
    車両のセキュリティモード中に前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類が子供であるか否かに応じて、以後に操作端末から駆動要求が可能な車載機器の対象を該子供を保護するためのもの又は車両の安全を確保するためのものに限定する操作対象限定手段と、
    を備えることを特徴とする遠隔制御装置。
  5. 車両使用者に携帯される操作端末と、前記操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより該車載機器を遠隔駆動する車載機と、を備える遠隔制御システムであって、
    前記車載機は、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、該物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、該駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制する遠隔駆動規制手段と、を有し、
    前記操作端末は、前記物体存在通知手段から送信される前記物体の情報を車両使用者に提供する情報提供手段と、前記情報提供手段による情報提供後、前記駆動要求がなされていた車載機器の遠隔駆動を規制すべきか否かの車両使用者による承認情報を前記車載機に対して送信する送信手段と、を有し、
    前記遠隔駆動規制手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が車載機器の遠隔駆動の規制を車両使用者が承認した旨のものであるときに、前記駆動要求がなされた車載機器の遠隔駆動を規制することを特徴とする遠隔制御システム。
  6. 車両使用者に携帯される操作端末と、前記操作端末の操作に従って該操作端末から車載機器の駆動要求がなされることにより該車載機器を遠隔駆動する車載機と、を備える遠隔制御システムであって、
    前記車載機は、車内に存在する物体を検出する車内物体検出手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた際に前記車内物体検出手段により前記物体が検出される場合、該物体の情報を車両使用者に知らせるべく前記操作端末に対して送信する物体存在通知手段と、前記操作端末から前記駆動要求がなされた場合において、前記車内物体検出手段により検出される前記物体の種類に応じて、遠隔駆動すべき内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加する遠隔駆動内容変更手段と、を有し、
    前記操作端末は、前記物体存在通知手段から送信される前記物体の情報を車両使用者に提供する情報提供手段と、前記情報提供手段による情報提供後、遠隔駆動すべき内容を変更又は追加すべきか否かの車両使用者による承認情報を前記車載機に対して送信する送信手段と、を有し、
    前記遠隔駆動内容変更手段は、前記物体存在通知手段による情報送信後、前記操作端末から送信される情報が遠隔駆動すべき内容の変更又は追加を車両使用者が承認した旨のものであるときに、遠隔駆動する内容を前記駆動要求がなされたものから少なくとも一部変更又は追加することを特徴とする遠隔制御システム。
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