JP4603723B2 - 金属成形品の製造装置 - Google Patents

金属成形品の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4603723B2
JP4603723B2 JP2001146840A JP2001146840A JP4603723B2 JP 4603723 B2 JP4603723 B2 JP 4603723B2 JP 2001146840 A JP2001146840 A JP 2001146840A JP 2001146840 A JP2001146840 A JP 2001146840A JP 4603723 B2 JP4603723 B2 JP 4603723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
metal
molten metal
semi
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001146840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002336946A (ja
Inventor
孝一 黒木
和明 小林
龍司 大出
昇克 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001146840A priority Critical patent/JP4603723B2/ja
Publication of JP2002336946A publication Critical patent/JP2002336946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603723B2 publication Critical patent/JP4603723B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融金属から所定の金属成形品を得るための金属成形品の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、アルミニウムやマグネシウム、またはそれぞれの合金等の溶融金属を使用し、成形用に1ショット分の半凝固金属、すなわち、スラリーを製造する作業が行われている。スラリーを使用した成形作業では、特に成形品の表面精度および内部品質に優れる等の利点があることが知られている。
【0003】
例えば、断熱性るつぼ(容器)に供給された溶融金属内で、この溶融金属の温度以下に冷却された冷し金を回転させることによりスラリー化した半凝固金属を得た後、前記半凝固金属を前記断熱性るつぼから成形機に投入して成形処理を施し、所定の形状を有する金属成形品を製造する半凝固金属鋳造方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、鋳造される製品には、品質等をあまり考慮する必要がないことから、迅速な鋳造作業が可能なダイカスト鋳造方法に適した金属成形品がある。しかしながら、この種の金属成形品を上記の半凝固金属鋳造方法により鋳造しようとすると、サイクルタイムが長くなってしまい、効率的な鋳造作業が遂行されないという問題が指摘されている。
【0005】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、半凝固金属鋳造とダイカスト鋳造とを選択的に行うことができ、簡単な構成で、種々の金属成形品を効率的に得ることが可能な金属成形品の製造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る金属成形品の製造装置では、保持炉から所定量の溶融金属が第1容器に供給されると、この第1容器は半凝固金属製造機構に搬送されて、冷却部材により前記第1容器内の前記溶融金属が所定のスラリー状態に撹拌されて半凝固金属が得られる。次いで、半凝固金属は、多関節ロボットを介して第1容器と一体的に成形機構に搬送され、この半凝固金属により所定形状に成形された金属成形品が得られる。
【0007】
一方、所定量の溶融金属が、保持炉から溶融金属保持機構を構成する第2容器に供給されると、多関節ロボットを介してこの第2容器と一体的に成形機構に搬送される。このため、溶融金属により所定形状に成形された金属成形品が迅速に得られる。
【0008】
このように、半凝固金属を用いた半凝固金属鋳造方法と、溶融金属を用いたダイカスト鋳造方法とを、設備を共用して選択的に行うことができ、種々の金属成形品に応じて、高精度な鋳造作業や迅速な鋳造作業が容易に遂行される。これにより、簡単な構成で、効率的な鋳造作業が確実に行われる。
【0009】
また、半凝固金属製造機構は、第1容器を保温する第1保温手段を備える一方、溶融金属保持機構は、第2容器を保温する第2保温手段を備えており、前記第1保温手段と前記第2保温手段とは、兼用型制御機構を介して選択的に制御される。従って、設備構成が有効に簡素化かつ小型化され、製造装置全体を経済的に得ることが可能になる。
【0010】
さらにまた、半凝固金属製造機構に隣接して、冷却部材が所望の機能を有するように復元処理を施す冷却部材復元機構が設けられている。このため、冷却部材の復元処理が高速で遂行され、半凝固金属による鋳造作業全体を効率的に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る金属成形品の製造装置10の概略斜視説明図であり、図2は、前記製造装置10の平面説明図である。
【0012】
製造装置10は、アルミニウム、その合金、マグネシウム、またはその合金等の溶融金属からなる溶湯12を保持する溶湯保持炉14と、この溶湯保持炉14内から所定量(1ショット分)の溶湯12を汲み出す溶湯汲み出しロボット16と、前記溶湯汲み出しロボット16により汲み出された該溶湯12を注湯する断熱性るつぼ等の第1容器18を設けるとともに、冷し金(冷却部材)19により前記第1容器18内の前記溶湯12を所定のスラリー状態に撹拌して半凝固金属20を得る半凝固金属製造機構22と、所定量の前記溶湯12が収容される断熱性るつぼ等の第2容器24を設けるとともに、前記第2容器24内の該溶湯12を保温する溶融金属保持機構26と、前記第1容器18内の前記半凝固金属20、または前記第2容器24内の前記溶湯12を選択的に供給し、所定形状の金属成形品を得る成形機構28と、前記第1容器18または前記第2容器24を選択的に保持し、前記半凝固金属20または前記溶湯12を前記成形機構28に供給可能な多関節ロボット30とを備える。半凝固金属製造機構22に隣接して、冷し金19が所望の機能を有するように復元処理を施すための冷却部材復元機構32が配置されている。
【0013】
溶湯汲み出しロボット16は、支柱34上に旋回自在に設けられるアーム36を備え、このアーム36の先端にラドル38が傾動可能に装着される。成形機構28は、スラリー用射出スリーブ40とダイカスト用射出スリーブ42とを交換可能に備えている。射出スリーブ40には、その上部側にスラリー投入用開口部44が形成されており、この開口部44が金型46内に形成される図示しないキャビティに連通する。射出スリーブ42には、その上部側に溶湯投入用開口部48が形成され、この開口部48が金型50内のキャビティ(図示せず)に連通する。金型46、50は、射出スリーブ40、42と一体的に交換される。
【0014】
半凝固金属製造機構22は、第1容器18を配置してこの第1容器18内の溶湯12を冷却および撹拌する第1乃至第3撹拌機52a〜52cを備える。なお、第1乃至第3撹拌機52a〜52cは同様に構成されており、以下、主に第1撹拌機52aを例に説明する。
【0015】
第1撹拌機52aは、図3に示すように、第1容器18を離脱自在に配置するるつぼ受台54と、この第1容器18の溶湯12内で冷し金19を回転させる駆動部56とを備える。このるつぼ受台54の内部には、第1容器18を周回するようにしてるつぼヒータ(第1保温手段)58が埋設されている。
【0016】
冷し金19は、溶湯12として使用される、例えば、アルミニウム溶湯の溶湯温度で溶けない材質、例えば、銅やステンレス等により構成されている。この冷し金19の外形は、円柱形状に設定されるとともに、下方に向かって抜き勾配を有している。
【0017】
駆動部56は、支柱60に装着されてX軸、Y軸およびZ軸の3軸方向に移動可能な3軸ロボット62を備え、この3軸ロボット62の先端に2つの冷し金19が着脱自在に装着されるとともに、前記冷し金19は、前記3軸ロボット62を介して回転駆動される。冷し金19は、溶湯12の撹拌および冷却を行う毎(1ショット毎)に3軸ロボット62から取り外されて冷却部材復元機構32に送られる。
【0018】
この冷却部材復元機構32は、第1乃至第3撹拌機52a〜52cに近接して配置される第1乃至第3処理部68a、68bおよび68cを備える。図4および図5A乃至図5Dに示すように、第1処理部68aは、冷し金19に冷却処理を施す冷却手段70と、前記冷し金19の表面に付着するアルミニウム凝固物を除去する凝固物除去手段72と、前記冷し金19に離型剤(セラミック材)をコーティングするコーティング手段74と、前記冷し金19に乾燥処理および保温を施す乾燥手段76と、前記冷し金19を着脱自在に構成するとともに、該冷し金19を把持して前記冷却手段70、前記凝固物除去手段72、前記コーティング手段74および前記乾燥手段76に、順次、搬送可能な搬送手段78とを備える。
【0019】
冷却手段70は、冷却水等の冷却媒体により2つの冷し金19を同時に冷却するための冷却槽80を備えるとともに、この冷却槽80の上方には、凝固物除去手段72を構成するエアブロー用ケーシング82a、82bがアクチュエータ84を介して開閉可能に配置されており、このアクチュエータ84が3軸ロボット62を支持する支柱60に固定されている(図4参照)。ケーシング82a、82b内の上部には、冷し金19に付着するアルミニウム凝固物を除去するために複数のエアブローノズル83が配置されている(図5B参照)。
【0020】
コーティング手段74は上下動シリンダ86を備え、この上下動シリンダ86から上方に延在するロッド88には、取り付け部材90を介してコーティング槽92が支持される。このコーティング槽92内にはセラミック材のコーティング液が貯留されており、冷し金19のコーティング時間を変更するために、前記コーティング槽92が上下動シリンダ86を介して単独で上下動可能に構成されている。
【0021】
乾燥手段76は、コーティング処理後の冷し金19をヒータ94により乾燥および保温させる乾燥予熱炉96を備え、この乾燥予熱炉96の入口側および出口側には、それぞれシリンダ98a、98bを介して開閉自在な蓋部材100a、100bが設けられている。
【0022】
搬送手段78は、昇降シリンダ102a、102bを介して昇降自在な基台104を備え、この基台104上には、水平方向に進退可能なロッドレスシリンダ106を介して周回走行可能なチェーン108が設けられる。チェーン108は、複数のスプロケット110により支持されるとともに、このチェーン108に複数のプレート部材112が連結される。
【0023】
プレート部材112には、冷し金19が挿入される凹部114が設けられており、この凹部114にボールプランジャ116を介して前記冷し金19が保持される。ロッドレスシリンダ106は、一定のストローク長で進退可能であり、このロッドレスシリンダ106は、一方向に移動する際にのみチェーン108に係合してこのチェーン108を一定の距離だけ矢印B方向に移動させるように構成されている。
【0024】
多関節ロボット30は、第1乃至第3撹拌機52a〜52cの配列方向(矢印A方向)に延在するレール122に沿って進退自在である(図1参照)。多関節ロボット30は、例えば、6軸ロボットで構成されており、図6に示すように、基台124上にS軸回りに回転自在な回転台126が設けられ、この回転台126には、第1アーム128がH軸方向に揺動自在に設けられる。
【0025】
第1アーム128には、第2アーム130がV軸に沿って揺動自在に設けられるとともに、この第2アーム130の先端部にR2軸回りに回転する旋回軸132が構成される。旋回軸132に手首部134がB軸回りに回動自在に装着され、前記手首部134には、R1軸方向に回転自在な回転軸135が設けられて前記回転軸135に把持部136が装着される。
【0026】
図7に示すように、把持部136は、第1容器18の第1係合部174(後述する)または第2容器24の第2係合部186を把持する第1クランプ手段138と、前記第1または第2係合部174、186を直接把持している前記第1クランプ手段138を、前記第1または第2容器18、24と一体的に把持する第2クランプ手段140とを備える。第1クランプ手段138は、回転軸135に固定される固定板体144を備え、この固定板体144にメインクランプ用の第1シリンダ146が装着される。第1シリンダ146は、互いに近接および離間変位する可動台148a、148bを有するとともに、前記可動台148a、148bには、第1および第2クランプ爪150a、150bが固着される。
【0027】
第2クランプ手段140は、固定板体144に固着されるサブクランプ用の第2シリンダ152a、152bを備え、前記第2シリンダ152a、152bから突出するロッド154a、154bに可動板体156が固着される。ロッド154a、154bを挟んで一対のガイドバー158が配置されており、前記ガイドバー158は、可動板体156に固着されるとともに、第2シリンダ152a、152bに挿入されている。
【0028】
可動板体156は、その中央部に第1および第2クランプ爪150a、150bを挿通するための開口部160が形成されるとともに、前記第1および第2クランプ爪150a、150bの各テーパ面162に摺接して前記第1および第2クランプ爪150a、150bを互いに近接する方向に押圧保持するための一対のテーパ面164を設けている。可動板体156の四隅に引っ張り用スプリング166の一端が係合するとともに、前記スプリング166の他端が固定板体144に取り付けられている。可動板体156は、スプリング166の弾性力を介して、常時、第1および第2クランプ爪150a、150bを固定する方向に付勢されている。
【0029】
第1容器18は、射出スリーブ40の開口部44と略同一形状の開口部170を有するとともに、この第1容器18の一側面172に第1係合部174が設けられる。第1係合部174が第1容器18の深さ方向(矢印D方向)に平行な2つの面178a、178bを有するとともに、前記面178a、178bには矢印D方向に沿って係合用溝部180a、180bが形成される。
【0030】
図8に示すように、第2容器24はじょうろ形状に構成されており、その一端側には上方に向かって幅狭となる給湯口182が設けられる。この第2容器24には、給湯口182とは反対側に取り付け部184が設けられるとともに、この取り付け部184に第2係合部186が固着される。第2係合部186は、第1係合部174と同様に第2容器24の深さ方向(矢印D方向)に平行な2つの面188a、188bを有し、前記面188a、188bには、矢印D方向に沿って係合用溝部190a、190bが形成される。取り付け部184の底面には、位置決め用溝部192が設けられている。
【0031】
図1に示すように、溶湯汲み出しロボット16により汲み出された溶湯12を第1または第2容器18、24に注湯する位置に対応して、基台200が設けられる。この基台200上には、第1容器18が一旦載置されるスラリー用受台202と、溶融金属保持機構26を構成するダイカスト用受台204とが選択的に取り付けられる。
【0032】
図9に示すように、スラリー用受台202には、多関節ロボット30を介して第1容器18がこのスラリー用受台202上の所定の位置に配置されたことを自動的に検出するために、リミットスイッチ等の近接スイッチ206が設けられている。
【0033】
図10に示すように、ダイカスト用受台204には、同様に多関節ロボット30を介して第2容器24が配置されたことを自動的に検出するために、近接スイッチ208が設けられるとともに、このダイカスト用受台204上には、受皿209を介して載置用枠体210が固定される。受皿209は、載置用枠体210から溶湯12が漏れた際に、この溶湯12により他の設備が破損することを防止するために用いられている。
【0034】
載置用枠体210には、第2容器24の給湯口182の形状に対応して傾斜し、この給湯口182を載置して位置決めするための載置面212が形成される。載置用枠体210内には、ヒータ(第2保温手段)214が断熱材216に埋設されて収容されている。ダイカスト用受台204には、第2容器24の取り付け部184に形成されている溝部192に係合して前記第2容器24の位置決めを行う位置決め板218が固定されている。
【0035】
第1保温手段であるるつぼヒータ58と第2保温手段であるヒータ214とは、兼用型制御機構220を介して選択的に制御される(図10参照)。制御機構220は制御用温度調節器222を備え、この制御用温度調節器222にサイリスタ224が接続されるとともに、このサイリスタ224は第1切換スイッチ226を介して、るつぼヒータ58とヒータ214とに選択的に接続可能である。
【0036】
るつぼヒータ58とヒータ214とは、過昇温検出温度調節器228に第2切換スイッチ230を介して選択的に接続可能である。このヒータ214は、コネクタ232を介して制御機構220に電気的に接続される。
【0037】
このように構成される製造装置10の動作について、以下に説明する。
【0038】
まず、半凝固金属製造機構22を使用して半凝固金属20を製造し、この半凝固金属20から金属成形品を鋳造する半凝固金属鋳造を行う場合について説明する。
【0039】
基台200上には、スラリー用受台202が配置されるとともに、成形機構28には、スラリー用射出スリーブ40および金型46が組み付けられる。一方、図11に示すように、制御機構220では、第1切換スイッチ226の切換作用下に、るつぼヒータ58がサイリスタ224に接続されるとともに、第2切換スイッチ230の切換作用下に、このるつぼヒータ58が過昇温検出温度調節器228に接続される。
【0040】
このような構成において、図12に示すフローチャートに沿って金属成形品の製造作業が行われる。
【0041】
すなわち、まず、溶湯保持炉14内で溶湯12が650℃程度に加熱保持された状態で、溶湯汲み出しロボット16が駆動される。溶湯汲み出しロボット16では、アーム36の作用下にラドル38が溶湯保持炉14内に挿入され、このラドル38が傾動することにより1ショット分の溶湯12が該ラドル38により汲み出される。溶湯12が汲み出されたラドル38は、溶湯12の注湯位置に移動される一方、この注湯位置に設けられたスラリー用受台202には、多関節ロボット30が把持部136により空の第1容器18を保持して配置されている。
【0042】
そこで、ラドル38が傾動されて第1容器18内に1ショット分の溶湯12が給湯されると(ステップS1)、多関節ロボット30は、前記第1容器18を第1乃至第3撹拌機52a〜52cの所定の位置、例えば、第1撹拌機52aを構成するるつぼ受台54に配置する(ステップS2)。図3に示すように、るつぼ受台54では、るつぼヒータ58が駆動されて予め所定の温度に維持されており、第1容器18内の溶湯12が周囲から一挙に冷却されることを防止している。
【0043】
第1撹拌機52aでは、2つの冷し金19が、水分除去および冷却条件の安定化のために予め100℃程度に加熱保持されており、前記冷し金19が、3軸ロボット62を介して比較的低速で所定方向に回転しながら第1容器18内の溶湯12中に浸漬される。その後、3軸ロボット62の作用下に冷し金19が溶湯12中で回転速度を上げることにより、この溶湯12を冷却しながら迅速に撹拌する(ステップS3)。
【0044】
冷し金19が、予め設定された時間だけ、あるいはスラリー供給信号が入力されるまで溶湯12の撹拌を行った後、この冷し金19が回転しながら第1容器18から引き上げられる。このため、第1容器18内には、全体的に一定温度に保持された半凝固金属20が製造される。
【0045】
一方、多関節ロボット30は、第1乃至第3撹拌機52a〜52cの中、所望のスラリー状態に冷却および撹拌された半凝固金属20を有する、例えば、第3撹拌機52cに対応して移動される。第3撹拌機52cでは、駆動部56が上方に待機するとともに、冷し金19が取り外されており、多関節ロボット30は、この第3撹拌機52cのるつぼ受台54に配置されている第1容器18を把持し、この第1容器18を前記第3撹拌機52cから取り出す。
【0046】
具体的には、図7に示すように、第2クランプ手段140を構成する第2シリンダ152a、152bが駆動され、可動板体156がスプリング166の弾性力に抗して前方(矢印C1方向)に突出している。このため、第1クランプ手段138を構成する第1および第2クランプ爪150a、150bは、互いに近接および離間する方向に変位可能であり、第1シリンダ146が駆動されることによって、可動台148a、148bと一体的に前記第1および第2クランプ爪150a、150bが互いに離間する方向に配置される。
【0047】
そこで、多関節ロボット30を構成する回転軸135が、第3撹拌機52cに配置されている第1容器18側に移動し、この第1容器18の一側面172に固着されている第1係合部174が第1および第2クランプ爪150a、150b間に配置される。次に、第1シリンダ146が駆動され、可動台148a、148bと一体的に第1および第2クランプ爪150a、150bが互いに近接する方向に変位し、前記第1および第2クランプ爪150a、150bにより第1係合部174が把持される。
【0048】
この状態で、第2クランプ手段140を構成する第2シリンダ152a、152bが駆動され、可動板体156が回転軸135側(矢印C2方向)に移動する。このため、可動板体156に設けられているテーパ面164が第1および第2クランプ爪150a、150bに設けられているテーパ面162に摺接し、前記第1および第2クランプ爪150a、150bが互いに近接する方向に押圧保持される。これにより、第1容器18に設けられた第1係合部174は、第1および第2クランプ手段138、140を介して強固かつ確実に把持され、多関節ロボット30は、この第1容器18を成形機構28の開口部44に対応して水平姿勢に配置される(ステップS4)。一方、成形機構28では、型締めが行われている(ステップS5)。
【0049】
さらに、図13に示すように、多関節ロボット30は、把持部136により把持されている第1容器18を成形機構28の開口部44に対して配置した後、この第1容器18を反転させる。これにより、第1容器18内の半凝固金属20は、開口部44に向かって落下供給される(ステップS6)。そして、成形機構28では、半凝固金属20を用いた射出処理が行われ(ステップS7)、所定の金属成形品が得られることになる。
【0050】
多関節ロボット30は、空になった第1容器18を図示しないエアブロー位置に移動してエアブロー処理を施すことにより(ステップS8)、この第1容器18内に残存するアルミニウムが除去される。次いで、第1容器18の内部にブラッシング処理が施された後(ステップS9)、この第1容器18の内部にセラミック材等によるコーティングが行われ(ステップS10)、さらに前記第1容器18が注湯位置のスラリー用受台202上に配置される。その際、近接スイッチ206を介して第1容器18の有無が自動的に検出される。
【0051】
第1撹拌機52aでは、溶湯12の冷却および撹拌が行われて上方に取り出された冷し金19が、3軸ロボット62を介して冷却部材復元機構32を構成する第1処理部68a側に移動される。図4に示すように、この第1処理部68aでは、搬送手段78に設けられている受け渡し位置P1において3軸ロボット62から前記搬送手段78に2つの冷し金19が受け渡される。ここで、各冷し金19は、搬送手段78を構成するプレート部材112に設けられた凹部114に挿入され、ボールプランジャ116を介して前記プレート部材112に保持される。
【0052】
3軸ロボット62は、冷し金19を搬送手段78に受け渡した後、所定の待機位置に配置される。一方、この搬送手段78では、ロッドレスシリンダ106の作用下にチェーン108が矢印B方向に間欠搬送され、受け渡し位置P1で受け渡された2つの冷し金19が、まず、冷却手段70上に配置される。そこで、昇降シリンダ102a、102bが駆動され、基台104が下方向に移動して搬送手段78に保持されている2つの冷し金19が、冷却手段70を構成する冷却槽80内に浸漬されて冷却処理が施される(図5A参照)。
【0053】
次に、昇降シリンダ102a、102bを介して基台104が上昇し、2つの冷し金19が凝固物除去手段72に対応して配置される。凝固物除去手段72では、アクチュエータ84の作用下にケーシング82a、82bが互いに近接する方向に揺動し、前記ケーシング82a、82b内に2つの冷し金19が収容される。この状態で、複数のエアブローノズル83から各冷し金19に向かってエアが噴射され、前記冷し金19の表面に付着しているアルミニウム凝固物が除去される(図5B参照)。
【0054】
凝固物除去手段72および冷却手段70で冷し金19の表面から除去されたアルミニウム凝固物は、外部に排出される。そして、ケーシング82a、82bが互いに離間する方向に揺動した後、搬送手段78を介して2つの冷し金19がコーティング手段74に対応して配置される。
【0055】
このコーティング手段74では、コーティング槽92が下降端位置に配置されており、昇降シリンダ102a、102bの作用下に基台104と一体的に2つの冷し金19が下降し、かつ前記コーティング槽92が上昇することにより、前記冷し金19が前記コーティング槽92内のコーティング液に浸漬される。このため、冷し金19の表面にセラミック材がコーティングされる(図5C参照)。その際、コーティングが短い時間に変更されると、上下動シリンダ86が駆動され、ロッド88および取り付け部材90を介してコーティング槽92が下降し、冷し金19がコーティング液から離脱されることになる。
【0056】
コーティング処理後の冷し金19は、搬送手段78を介して乾燥手段76側に搬送され、この乾燥手段76を構成する蓋部材100aがシリンダ98aを介して開閉することにより、前記冷し金19が乾燥予熱炉96内に搬入される。この乾燥予熱炉96内には、図5Dに示すように、ヒータ94が設けられており、前記冷し金19は、乾燥処理を施されるとともに、所定の温度に予熱される。
【0057】
乾燥処理後の冷し金19は、図4に示すように、蓋部材100bの開閉作用下に乾燥予熱炉96から導出され、受け取り位置P2に配置される。この受け取り位置P2において、3軸ロボット62は所定の復元処理を施された2つの冷し金19を受け取り、この冷し金19を介して第1撹拌機52aでの溶湯12の冷却および撹拌処理が行われる。
【0058】
上記のように半凝固金属製造機構22を介して半凝固金属20を製造し、この半凝固金属20を用いて成形機構28が所定数の金属成形品を製造することにより(ステップS11中、YES)、半凝固金属鋳造方法が終了する。
【0059】
次いで、製造装置10において、溶湯12を、直接、成形機構28に注湯してダイカスト鋳造方法を行う場合について説明する。
【0060】
まず、注湯位置に設けられている基台200に対して、スラリー用受台202を取り外してダイカスト用受台204が取り付けられる。その際、ダイカスト用受台204に設けられているコネクタ232が制御機構220に接続されて、ヒータ214がこの制御機構220に電気的に接続可能となる。
【0061】
そこで、図11に示すように、第1および第2切換スイッチ226、230が、実線の位置から二点鎖線の位置に切り換え作動される。このため、ヒータ214は、サイリスタ224を介して制御用温度調節器222に接続されるとともに、過昇温検出温度調節器228に接続される。一方、成形機構28では、射出スリーブ40および金型46に代えて、射出スリーブ42および金型50が組み付けられる。
【0062】
次に、図14に示すフローチャートに沿って、製造装置10によるダイカスト鋳造方法について説明する。
【0063】
多関節ロボット30では、第1容器18と同様に、第2容器24に取り付けられている第2係合部186が把持部136により把持された状態で、この第2容器24が、溶融金属保持機構26を構成するダイカスト用受台204上に配置される。
【0064】
その際、近接スイッチ208が駆動されて、載置用枠体210上に第2容器24が配置されていることが自動的に検出される。この第2容器24では、載置用枠体210に設けられている載置面212に給湯口182が保持されるとともに、位置決め板218が取り付け部184の溝部192に係合し、前記第2容器24が位置決め保持されている。
【0065】
この状態で、溶湯汲み出しロボット16が駆動され、ラドル38を介して1ショット分の溶湯12が汲み出され、このラドル38が第2容器24側に移動して傾動されることにより、前記溶湯12が前記第2容器24内に給湯される(ステップS21)。溶融金属保持機構26では、載置用枠体210に断熱材216を介してヒータ214が埋設されており、このヒータ214が付勢されることによって、第2容器24内の溶湯12が凝固することはない。
【0066】
次に、多関節ロボット30は、第2容器24を載置用枠体210から取り外し、成形機構28の開口部48に対応して配置する(ステップS22)。成形機構28の型締めがなされた後(ステップS23)、多関節ロボット30は、第2容器24を傾動させてこの第2容器24内の溶湯12を開口部48に供給する(ステップS24)。
【0067】
ここで、図15に示すように、多関節ロボット30は、第2容器24を給湯口182側を下方に傾動させるようにして、この第2容器24内の溶湯12を前記給湯口182側から開口部48に給湯する動作を行っている。これにより、第2容器24内の溶湯12は、開口部48を介して射出スリーブ42内に注湯され、次いで、成形機構28による射出処理が行われる(ステップS25)。成形機構28内では、溶湯12を用いたダイカスト鋳造が行われ、所定の金属成形品が得られることになる。
【0068】
多関節ロボット30は、空になった第2容器24をエアブロー位置に移動してエアブロー処理を施した後(ステップS26)、この第2容器24を注湯位置のダイカスト用受台204上に配置する。そして、上記のダイカスト鋳造によって所定数の金属成形品が得られたとき(ステップS27中、YES)、このダイカスト鋳造作業が終了する。
【0069】
この場合、本実施形態に係る製造装置10では、溶湯12から半凝固金属20を得、この半凝固金属20を用いて所定の金属成形品を製造する半凝固金属鋳造と、前記溶湯12から、直接、所定の金属成形品を製造するダイカスト鋳造とを、設備を共用して選択的に行うことができ、種々の金属成形品に応じて高精度かつ迅速な鋳造作業が容易に遂行されるという効果が得られる。
【0070】
具体的には、スラリー用の第1容器18とダイカスト用の第2容器24とが、同一構成の第1および第2係合部174、186を設けており、多関節ロボット30を構成する把持部136を介して前記第1容器18と前記第2容器24とを選択的に把持することが可能になる。
【0071】
さらに、基台200上に選択的に取り付けられるスラリー用受台202またはダイカスト用受台204上に第1容器18または第2容器24が配置され、この第1容器18またはこの第2容器24に対して、単一の溶湯汲み出しロボット16を用いて所定量の溶湯12を注湯することができる。これにより、製造装置10全体の構成が有効に簡素化されるとともに、効率的な鋳造作業が確実に行われるという効果が得られる。
【0072】
さらに、制御機構220は、図11に示すように、半凝固金属製造機構22を構成するるつぼヒータ58と、溶融金属保持機構26を構成するヒータ214とを、第1および第2切換スイッチ226、230の切り換え作用下に選択的に制御している。従って、制御機構220の構成が有効に簡素化かつ小型化され、製造装置10全体を経済的に得ることができるという利点がある。
【0073】
なお、上述した本実施形態では、溶湯保持炉14と多関節ロボット30との間に1ショット分の溶湯を汲み出すための溶湯汲み出しロボット16を設けているが、多関節ロボット30に保持されている第1容器18または第2容器24に溶湯保持炉14から1ショット分の溶湯12を直接給湯するように構成すれば、この溶湯汲み出しロボット16を必ずしも用いなくてもよい。
【0074】
また、本実施形態では、基台200に対してスラリー用受台202とダイカスト用受台204とを交換可能に構成しているが、前記スラリー用受台202と前記ダイカスト用受台204とを、前記基台200に対して自動的に配置させる一方、成形機構28に半凝固金属鋳造とダイカスト鋳造とに兼用し得る金型および射出スリーブを設けるように構成してもよく、あるいは半凝固金属鋳造とダイカスト鋳造とに適した2台の金型を並列して自動的に切換制御するように構成してもよい。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係る金属成形品の製造装置では、半凝固金属を用いた半凝固金属鋳造方法と、直接、溶融金属を用いたダイカスト鋳造方法とを、設備を共用して行うことができ、種々の鋳造品(金属成形品)に応じて高精度な鋳造作業や迅速な鋳造作業が容易に遂行される。これにより、簡単な構成で、効率的な鋳造作業が確実に行われるとともに、汎用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る金属成形品の製造装置の概略斜視説明図である。
【図2】前記製造装置の平面説明図である。
【図3】前記製造装置を構成する撹拌機の正面説明図である。
【図4】前記製造装置を構成する冷却部材復元機構の平面説明図である。
【図5】図5A乃至図5Dは、前記冷却部材復元機構の動作説明図である。
【図6】前記製造装置を構成する多関節ロボットの斜視説明図である。
【図7】前記多関節ロボットを構成する把持部および第1容器の一部分解斜視説明図である。
【図8】前記製造装置を構成する第2容器の斜視説明図である。
【図9】前記製造装置を構成するスラリー用受台の斜視説明図である。
【図10】前記製造装置を構成するダイカスト用受台の説明図である。
【図11】前記製造装置を構成する制御機構の構成説明図である。
【図12】半凝固金属鋳造を説明するフローチャートである。
【図13】半凝固金属を射出スリーブに投入する際の説明図である。
【図14】ダイカスト鋳造を説明するフローチャートである。
【図15】前記第2容器から溶湯を射出スリーブに注湯する際の動作説明図である。
【符号の説明】
10…製造装置 12…溶湯
14…溶湯保持炉 16…溶湯汲み出しロボット
18、24…容器 20…半凝固金属
22…半凝固金属製造機構 26…溶融金属保持機構
28…成形機構 30…多関節ロボット
32…冷却部材復元機構 40、42…射出スリーブ
44、48…開口部 46、50…金型
52a〜52c…攪拌機 58…るつぼヒータ
68a〜68c…処理部 70…冷却手段
72…凝固物除去手段 74…コーティング手段
76…乾燥手段 78…搬送手段
135…回転軸 136…把持部
138、140…クランプ手段 174、186…係合部
182…給湯口 200…基台
202…スラリー用受台 204…ダイカスト用受台
206、208…近接スイッチ 212…載置面
218…位置決め板 220…制御機構
222…制御用温度調節器 224…サイリスタ
226、230…切換スイッチ 228…過昇温検出温度調節器

Claims (3)

  1. 溶融金属を保持する保持炉と、
    所定量の前記溶融金属が収容される第1容器を設けるとともに、冷却部材により前記第1容器内の該溶融金属を所定のスラリー状態に撹拌して半凝固金属を得る半凝固金属製造機構と、
    所定量の前記溶融金属が収容される第2容器を設けるとともに、前記第2容器内の該溶融金属を保温する溶融金属保持機構と、
    前記第1容器内の前記半凝固金属または前記第2容器内の前記溶融金属を選択的に供給し、所定形状の金属成形品を得る成形機構と、
    前記第1容器または前記第2容器を選択的に保持し、前記半凝固金属または前記溶融金属を前記成形機構に供給可能な多関節ロボットと、
    を備え
    前記半凝固金属製造機構は、前記第1容器を保温する第1保温手段を備え、
    前記溶融金属保持機構は、前記第2容器を載置する載置用枠体を備えるとともに、
    前記載置用枠体内には、前記第2容器を保温する第2保温手段が収容されることを特徴とする金属成形品の製造装置。
  2. 請求項1記載の製造装置において、前記第1保温手段と前記第2保温手段とを選択的に制御用温度調節器に接続して温度調節するための兼用型制御機構が設けられることを特徴とする金属成形品の製造装置。
  3. 請求項1または2記載の製造装置において、前記半凝固金属製造機構に隣接して配置され、前記冷却部材が所望の機能を有するように復元処理を施す冷却部材復元機構が設けられ
    前記復元機構は、前記冷却部材に冷却処理を施す冷却手段と、前記冷却部材の表面に付着する凝固物を除去する凝固物除去手段と、前記冷却部材に離型剤をコーティングするコーティング手段と、前記冷却部材に乾燥処理および保温を施す乾燥手段と、前記冷却部材を着脱自在に構成するとともに、該冷却部材を把持して前記冷却手段、前記凝固物除去手段、前記コーティング手段および前記乾燥手段に、順次、搬送可能な搬送手段とを備えることを特徴とする金属成形品の製造装置。
JP2001146840A 2001-05-16 2001-05-16 金属成形品の製造装置 Expired - Fee Related JP4603723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146840A JP4603723B2 (ja) 2001-05-16 2001-05-16 金属成形品の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146840A JP4603723B2 (ja) 2001-05-16 2001-05-16 金属成形品の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002336946A JP2002336946A (ja) 2002-11-26
JP4603723B2 true JP4603723B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=18992418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001146840A Expired - Fee Related JP4603723B2 (ja) 2001-05-16 2001-05-16 金属成形品の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603723B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1649951B1 (en) * 2003-07-02 2013-02-20 Honda Motor Co., Ltd. Molding of slurry-form semi-solidified metal
JP3990654B2 (ja) * 2003-07-02 2007-10-17 本田技研工業株式会社 半凝固金属スラリーの製造装置及びその制御方法並びに半凝固金属スラリーの製造方法
JP4603280B2 (ja) * 2004-03-23 2010-12-22 本田技研工業株式会社 金属成形品の製造ライン及び容器の復元方法
JP2012148319A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Kochi Univ Of Technology ダイカスト装置及びダイカスト方法
KR101307233B1 (ko) 2011-11-14 2013-09-11 주식회사 케이에이치바텍 반응고 성형에 의한 박판의 제조방법 및 장치
KR101330610B1 (ko) * 2012-07-16 2013-11-18 최성일 용탕 단조 장치 및 이를 이용한 용탕 단조 방법
JP6475962B2 (ja) * 2014-12-04 2019-02-27 株式会社豊電子工業 金属粗材の溶解供給システム及び溶解装置
CN108907144B (zh) * 2018-06-14 2020-07-24 苏州慧驰轻合金精密成型科技有限公司 一种半固态挤压铸造振动制胚设备
KR102151852B1 (ko) * 2018-10-19 2020-09-03 엄영호 주물 래들용 로봇암
CN109317641B (zh) * 2018-11-22 2024-01-16 金雅豪精密金属科技(深圳)股份有限公司 铝、镁合金定量胚料连续快速熔化压铸成型装置
CN110216267A (zh) * 2019-06-19 2019-09-10 周芮冬 一种压铸机用新型智能联动式给汤机
CN114101626A (zh) * 2021-11-30 2022-03-01 张俊杰 一种全自动伺服铸铝机

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417347U (ja) * 1990-05-30 1992-02-13
JPH09168852A (ja) * 1995-12-21 1997-06-30 Ube Ind Ltd 半溶融金属スラリの温度管理装置
JPH11197814A (ja) * 1998-01-20 1999-07-27 Honda Motor Co Ltd 半凝固金属の製造方法
JP2000141015A (ja) * 1998-11-06 2000-05-23 Toshiba Mach Co Ltd 鋳造機の金属材料移送装置
JP2000280277A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Hitachi Metals Ltd 金型構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417347U (ja) * 1990-05-30 1992-02-13
JPH09168852A (ja) * 1995-12-21 1997-06-30 Ube Ind Ltd 半溶融金属スラリの温度管理装置
JPH11197814A (ja) * 1998-01-20 1999-07-27 Honda Motor Co Ltd 半凝固金属の製造方法
JP2000141015A (ja) * 1998-11-06 2000-05-23 Toshiba Mach Co Ltd 鋳造機の金属材料移送装置
JP2000280277A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Hitachi Metals Ltd 金型構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002336946A (ja) 2002-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4603723B2 (ja) 金属成形品の製造装置
EP0903193B1 (en) Apparatus for producing metal to be semimolten-molded
KR20170137697A (ko) 데이터 관리 시스템
CN108463298B (zh) 用于铸造的装置
CA2328097C (en) Apparatus and method for producing metal formed product
JPH11197814A (ja) 半凝固金属の製造方法
CN109332668A (zh) 活塞自动浇铸工艺
CN105251941A (zh) 一种沾浆设备
JP3525085B2 (ja) 金属成形品の製造装置
CN211939017U (zh) 一种金属制品制造用浇铸装置
JP4010389B2 (ja) 金属成形品の製造装置
CN205147223U (zh) 一种沾浆设备
JP4658538B2 (ja) スラリー処理供給装置
JP4245104B2 (ja) 半凝固金属の供給方法
JP3993726B2 (ja) 金属成形品の製造装置
CN112338158A (zh) 半固态制浆方法及半固态制浆装置
JP3525086B2 (ja) 金属成形品の製造装置
JP2002144015A (ja) ダイカスト装置
JP3926018B2 (ja) 半凝固金属の製造方法および装置
CA2242407C (en) Apparatus for producing semisolid shaping metals
JP4257015B2 (ja) 半凝固金属の射出方法および装置
JPH10296417A (ja) 半溶融金属の成形装置
JP4603280B2 (ja) 金属成形品の製造ライン及び容器の復元方法
JP2980965B2 (ja) スラッシュモールディング装置
KR200295364Y1 (ko) 내연기관용 흡,배기밸브 자동 제조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees