JP4603127B2 - ポールスタンド - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、店頭でのディスプレー等に用いる紙製のポールスタンドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、店頭での広告用ディスプレーとして、金属製のスタンドによりポールを直立状態で支持し、そのポールに立体的な展示物を固定するものが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような金属製のスタンドは、可燃ごみとして廃棄できないため、キャンペーン等の一時的な使用には向かないという問題がある。
【０００４】
そこで、この発明は、廃棄が容易な紙を素材としてポールスタンドを構成しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、紙製シートの中央部へ向けてＶ字状の山折線を放射状に形成すると共に、山折線の夾角を２等分する谷折線を形成し、紙製シートの中央部に貫通穴を、各谷折線上に切込穴をそれぞれ設け、各切込穴の端縁に突起を形成し、山折線及び谷折線沿いに紙製シートを折り曲げて脚材を形成し、突起を寄せ合わせ、ポールを貫通穴を介して突起に差し込むようにしたのである。
【０００６】
このポールスタンドは、１枚の紙製シートを折り曲げるだけで組み立てられ、突起へのポールの差し込みにより形状が維持されて、放射状に開いた脚材によりポールを直立状態で確実に支持する。また、紙製であるので、可燃ごみとして容易に廃棄できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【０００８】
図１に示すスタンドＳのブランクは、紙製シートから成り、その中央部へ向けてＶ字状の山折線１が放射状に４本形成されている。山折線１の谷部は円弧状に屈曲し、その夾角は谷折線２により２等分されている。ブランクの中央部には貫通穴３が、各谷折線２上には切込穴４がそれぞれ設けられ、各切込穴４の端縁には突起５が形成されている。各谷折線２の一側にはクッション付きの両面テープ６が貼着されている。
【０００９】
一方、図２に示す円盤Ｄのブランクもまた板紙製のシートから成り、その外周部には切起片７が４ヶ所に形成されている。各切起片７には両面テープ８が貼着されている。
【００１０】
このようなブランクを組み立てるには、図３に示すように、山折線１及び谷折線２沿いに紙製シートを折り曲げて脚材９を形成し、突起５を寄せ合わせ、図４に示すように、ポールＰを貫通穴３を介して突起５に差し込む。この差し込みにより、スタンドＳの形状が維持され、放射状に開いた脚材９により、ポールＰが直立状態で確実に支持される。
【００１１】
ここで、両面テープ６により、脚材９の下端基部で紙製シートを貼り合わせると、ポールＰが突起５から抜けてもスタンドＳの形状が維持され、さらに、切起片７を起こして両面テープ８で脚材９に貼り着け、円盤ＤをスタンドＳに取り付けると、安定性が向上する。
【００１２】
このスタンドＳを、例えば店頭でのキャンペーンに使用する際には、図５に示すように、ポールＰを継ぎ足して、そのポールＰに展示具の本体Ｂを挿着し、本体Ｂにプレゼントの対象品であるジャケットＪを掛ける。
【００１３】
この展示状態において、本体ＢはスタンドＳにより安定して支持され、スタンドＳはプラスチック成形品のように見えて良好な外観を呈する。
【００１４】
そして、キャンペーン終了後には、紙製であるこのスタンドＳは、可燃ごみとして容易に廃棄できる。
【００１５】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係るポールスタンドは、１枚の紙製シートを折り曲げるだけで組み立てられ、突起へのポールの差し込みにより形状が維持されて、放射状に開いた脚材によりポールを直立状態で確実に支持する。また、紙製であるので、可燃ごみとして容易に廃棄できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るポールスタンドのブランクを示す図
【図２】同上の円盤のブランクを示す図
【図３】同上の組立過程を示す斜視図
【図４】同上の縦断側面図
【図５】同上の使用状態の斜視図
【符号の説明】
Ｓ スタンド
Ｄ 円盤
Ｐ ポール
１ 山折線
２ 谷折線
３ 貫通穴
４ 切込穴
５ 突起
９ 脚材
【発明の属する技術分野】
この発明は、店頭でのディスプレー等に用いる紙製のポールスタンドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、店頭での広告用ディスプレーとして、金属製のスタンドによりポールを直立状態で支持し、そのポールに立体的な展示物を固定するものが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような金属製のスタンドは、可燃ごみとして廃棄できないため、キャンペーン等の一時的な使用には向かないという問題がある。
【０００４】
そこで、この発明は、廃棄が容易な紙を素材としてポールスタンドを構成しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、紙製シートの中央部へ向けてＶ字状の山折線を放射状に形成すると共に、山折線の夾角を２等分する谷折線を形成し、紙製シートの中央部に貫通穴を、各谷折線上に切込穴をそれぞれ設け、各切込穴の端縁に突起を形成し、山折線及び谷折線沿いに紙製シートを折り曲げて脚材を形成し、突起を寄せ合わせ、ポールを貫通穴を介して突起に差し込むようにしたのである。
【０００６】
このポールスタンドは、１枚の紙製シートを折り曲げるだけで組み立てられ、突起へのポールの差し込みにより形状が維持されて、放射状に開いた脚材によりポールを直立状態で確実に支持する。また、紙製であるので、可燃ごみとして容易に廃棄できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【０００８】
図１に示すスタンドＳのブランクは、紙製シートから成り、その中央部へ向けてＶ字状の山折線１が放射状に４本形成されている。山折線１の谷部は円弧状に屈曲し、その夾角は谷折線２により２等分されている。ブランクの中央部には貫通穴３が、各谷折線２上には切込穴４がそれぞれ設けられ、各切込穴４の端縁には突起５が形成されている。各谷折線２の一側にはクッション付きの両面テープ６が貼着されている。
【０００９】
一方、図２に示す円盤Ｄのブランクもまた板紙製のシートから成り、その外周部には切起片７が４ヶ所に形成されている。各切起片７には両面テープ８が貼着されている。
【００１０】
このようなブランクを組み立てるには、図３に示すように、山折線１及び谷折線２沿いに紙製シートを折り曲げて脚材９を形成し、突起５を寄せ合わせ、図４に示すように、ポールＰを貫通穴３を介して突起５に差し込む。この差し込みにより、スタンドＳの形状が維持され、放射状に開いた脚材９により、ポールＰが直立状態で確実に支持される。
【００１１】
ここで、両面テープ６により、脚材９の下端基部で紙製シートを貼り合わせると、ポールＰが突起５から抜けてもスタンドＳの形状が維持され、さらに、切起片７を起こして両面テープ８で脚材９に貼り着け、円盤ＤをスタンドＳに取り付けると、安定性が向上する。
【００１２】
このスタンドＳを、例えば店頭でのキャンペーンに使用する際には、図５に示すように、ポールＰを継ぎ足して、そのポールＰに展示具の本体Ｂを挿着し、本体Ｂにプレゼントの対象品であるジャケットＪを掛ける。
【００１３】
この展示状態において、本体ＢはスタンドＳにより安定して支持され、スタンドＳはプラスチック成形品のように見えて良好な外観を呈する。
【００１４】
そして、キャンペーン終了後には、紙製であるこのスタンドＳは、可燃ごみとして容易に廃棄できる。
【００１５】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係るポールスタンドは、１枚の紙製シートを折り曲げるだけで組み立てられ、突起へのポールの差し込みにより形状が維持されて、放射状に開いた脚材によりポールを直立状態で確実に支持する。また、紙製であるので、可燃ごみとして容易に廃棄できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るポールスタンドのブランクを示す図
【図２】同上の円盤のブランクを示す図
【図３】同上の組立過程を示す斜視図
【図４】同上の縦断側面図
【図５】同上の使用状態の斜視図
【符号の説明】
Ｓ スタンド
Ｄ 円盤
Ｐ ポール
１ 山折線
２ 谷折線
３ 貫通穴
４ 切込穴
５ 突起
９ 脚材
Claims (1)
- 紙製シートの中央部へ向けてＶ字状の山折線１を放射状に形成すると共に、山折線１の夾角を２等分する谷折線２を形成し、紙製シートの中央部に貫通穴３を、各谷折線２上に切込穴４をそれぞれ設け、各切込穴４の端縁に突起５を形成し、山折線１及び谷折線２沿いに紙製シートを折り曲げて脚材９を形成し、突起５を寄せ合わせ、ポールＰを貫通穴３を介して突起５に差し込むようにしたポールスタンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000168961A JP4603127B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | ポールスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000168961A JP4603127B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | ポールスタンド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001340188A JP2001340188A (ja) | 2001-12-11 |
| JP4603127B2 true JP4603127B2 (ja) | 2010-12-22 |
Family
ID=18671895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000168961A Expired - Fee Related JP4603127B2 (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | ポールスタンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4603127B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR3004911B1 (fr) * | 2013-04-30 | 2016-09-02 | Sitco | Dispositif support |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52142394U (ja) * | 1976-04-21 | 1977-10-28 | ||
| JPS5788170U (ja) * | 1980-11-20 | 1982-05-31 | ||
| JPS62128472U (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-14 |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000168961A patent/JP4603127B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52142394U (ja) * | 1976-04-21 | 1977-10-28 | ||
| JPS5788170U (ja) * | 1980-11-20 | 1982-05-31 | ||
| JPS62128472U (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001340188A (ja) | 2001-12-11 |
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