JP3041311U

JP3041311U - 商品ディスプレイ用台紙

Info

Publication number: JP3041311U
Application number: JP1997001518U
Authority: JP
Inventors: 法雄畑野
Original assignee: 有限会社フリー企画
Priority date: 1997-03-11
Filing date: 1997-03-11
Publication date: 1997-09-19
Anticipated expiration: 2003-03-11

Abstract

(57)【要約】【課題】キーホルダー等の商品を美麗に包装するため
の、コスト安価で商品装着の際に繁雑な手間を要しない
包装用台紙を提供する。【解決手段】スリット２を形成した方形の台紙１と、
スリット２に二つ折りした両端部を表面側から挿入して
裏面側でその両端部を適宜固定する細長紙片３とから構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、キーホルダーなどの商品を包装するために使用する商品ディスプレイ用台紙に関するもので、包装が美麗に仕上げれられるものである。

【０００２】

【従来の技術】

キーホルダーなどの商品を包装して販売することがあるが、その場合、従来では、図３に示すように、透明な包装用袋１０に、キーホルダー１２を固定した台紙１１を挿入して行っている。キーホルダー１２は台紙１１にステープラー針１３で吊支部１４を台紙１１に固定していた。また、図４に示すように、台紙１６にスリット１７を形成するとともに、そのスリット１７に挿入する細長い舌片部１８を台紙１６の一端部に形成し、台紙１６の一端部を折り返して舌片部１８にキーホルダー１９の吊支環２０を挿通して舌片部１８をスリット１７に挿入し、図４に示すように、舌片部１８を裏面側で折り曲げ、透明粘着テープ２１で台紙１６に固定して容易に外れないようにしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、ステープラー針１３で吊支部１４を止めて固定するのは見映えが良くないので商品価値が低下するから、ステープラー針１３を隠蔽する紙片１５等を貼付したりする必要性に迫られ、手間を要して包装コストの上昇を招来していた。また、台紙１６の端部に舌片部１８を形成して端部を折り返す台紙１６は、台紙１６の無駄が多くて原料コストを上昇させ、ひいては商品価格に悪影響する惧れがあった。

【０００４】そこで、この考案は、上記事情に鑑み、原料コストの低下をもたらして商品価格に悪影響することがない台紙を提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この考案にかかる商品ディスプレイ用台紙は、スリットを形成した方形の台紙と、該スリットに二つ折りした両端部を表面側から挿入して裏面側で適宜固定する細長紙片とからなることを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下この考案の実施の形態を図に基づき説明する。図１に示すように、方形の台紙１に側端部付近で辺縁と平行に形成されたスリット２と、キーホルダー４等の吊支環５を挿通してＵ字形に曲げ、その両端部をそのスリット２に差し込む細長紙片３とからなる。

【０００７】台紙１は、キーホルダー４の性質上長方形が最適であるが、これに限定するものではない。この台紙１はキーホルダー４を引き立てるための着色等の適宜の美麗仕上げがなされている。スリット２は細長紙片３を挿通し易いように形成された所定幅のものである。

【０００８】細長紙片３はキーホルダー４の吊支環５に挿通でき、しかも二つ折に曲げて台紙１の表面側から裏面側に至ることができるものであればどのようなサイズでもよいが、台紙１と同じ材質の紙であって、台紙１の表面に施されている着色等と同じ美麗仕上げが施されている。しかしながら、細長紙片３の美麗仕上げについては必ずしも必須のものではなく、どのようなものでもよい。

【０００９】したがって、図２に示すように、キーホルダー４の吊支環５に細長紙片３を挿通して二つ折りしてその両端部をスリット２に台紙１の表面側から差し込んで裏面側に回し、かつ、粘着テープ６にて裏面側に固定すると、キーホルダー４は台紙１から外れることなく、そのまま透明の袋７に挿入し、袋７を閉じて流通に供することができる。

【００１０】なお、図１，２において、台紙１の一端部９を折り返して細長紙片２を隠蔽する構成としたことについては美麗仕上げのためのものであって任意であり、この一端部９はなくともよい。

【００１１】なお、細長紙片３はキーホルダー４の吊支環５に挿通したので、キーホルダー４が台紙１に固定されずに残るため、袋７内ではキーホルダー４が揺動するため、必要によっては、キーホルダー４又は吊支鎖８にも細長紙片３と同じような細長紙片を用いて台紙１に固定することもできる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したこの考案によれば、台紙に形成したスリットに、商品を挿通して二つ折りした細長紙片の両端部を、表面側から裏面側に差込み、台紙の裏面側に固定できるようにしたので、台紙は最小限のサイズで足り、しかも、スリットを形成するだけのことで製造コストも安価で、そのうえ、商品を挿通し二つ折してスリットに差し込むだけの簡単な商品装着作業で手間を要さず美麗な商品ディスプレイ又は商品包装ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施の形態を示す分解斜視図

【図２】図１の縦断側面図

【図３】従来例を示す分解斜視図

【図４】他の従来例を示す分解斜視図

【図５】図４の縦断側面図

【符号の説明】

１…台紙２…スリット３…細長紙片４…キーホルダー（商品）

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】スリットを形成した方形の台紙本体と、
該スリットに二つ折りした両端部を表面側から挿入して
裏面側で適宜固定する細長紙片とからなることを特徴と
する商品ディスプレイ用台紙。