JPH0556477U - 粘着のり付きクリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】丈夫な厚紙の内側に粘着のりをつけて、カレン
ダーや書類などを両側からはさみ込んで接着固定して、
多少頭の大きな釘にでも引掛て吊せるように引掛穴を大
きくした粘着のり付きクリップに関する。 【構成】（イ）、丈夫な厚紙で、楕円形、円形、角形、
花模様、動物形などの形状の台紙１を形成する。 （ロ）、台紙１の中央で一方側に、Ｕ字形、Ｕ形の切溝
２を設ける。 （ハ）、切溝２の中に引掛穴３を従来の２倍程と大きく
し、例えば１センチメートル程で切抜き設ける。そし
て、引掛穴３が大きくなった分引掛部４も大きく設け
る。 （ニ）、台紙１の内側となる面に粘着のり５を塗着し、
その上に剥離紙６を貼りつける。

Description

【考案の詳細な説明】 〔０００１〕 〔産業上の利用分野〕 この考案は、厚紙の内側に粘着のりをつけて、カレンダーや書類などを両側か らはさみ込んで接着固定して、頭の大きな釘にでも引掛て吊せる粘着のり付きク リップに関するものである。

〔０００２〕 〔従来の技術〕 従来、釘などに引掛て吊すカレンダーは、その引掛穴が小さく作ってあるので その引掛穴にひもや針金などを通し、輪を大きくつくり釘の頭に通るようにして 二重の手間をかけて吊していた。又、バネなどを利用してはさみ込むクリップで はさみ込み書類などを吊していた。

〔０００３〕 〔考案が解決しようとする課題〕 これには次のような欠点があった。

（イ）、穴が小さいので、カレンダーの引掛穴にさらにひもや針金などを通して 大きな輪を作るといった二重の手間を要した。

（ロ）、カレンダーの引掛部が小さく、どうしても引掛穴を大きくできなかった 。

（ハ）、他の書類などはバネなどを利用したクリップではさんで吊していたが、 書類の重みでクリップより外れて落ちることがあった。

本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

〔０００４〕 〔課題を解決するための手段〕 （イ）、丈夫な厚紙で、楕円形、円形、角形、花模様形などの形状の台紙（１） を形成する。

（ハ）、切溝（２）の中に引掛穴（３）を従来の２倍程と大きく１センチメート ル程で切抜き設ける。そして、引掛穴（３）が大きくなった分、引掛部（４）も 大きく設ける。

（ニ）、台紙（１）の内側となる面に粘着のり（５）を塗着し、その上に剥離紙 （６）を貼りつける。

本考案は、以上のような構成よりなり、カレンダーなどを両側よりはさみ込み 粘着のりで固定して吊す粘着のり付きクリップ。

〔０００５〕 〔作用〕 これを使用する時は、図１に示すＡ−Ａ′線で台紙（１）を図３、図４のよう に下方へ折り曲げて、剥離紙（６）をはがす。引掛部（４）は上へ折り曲げる。

次に、折り曲げた台紙（１）の間にカレンダー（８）を入れ、両側よりはさみ 込み、粘着のり（５）で接着固定し、引掛穴（３）を釘などに引掛てカレンダー を吊す。

〔０００６〕 〔実施例〕 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。まず、第１実施 例を図１、図２、図３において、 （イ）、丈夫な厚紙で、楕円形、円形、角形など、いろんな形状の台紙（１）を 形成する。

その切溝（２）は従来の２倍は大きくする。例えば、高さ、幅とも２センチメ ートル程に大きくする。

（ハ）、切溝（２）の中に引掛穴（３）を頭の大きな釘にでも通るように、１セ ンチメートル程とし切抜き設ける。そして、引掛部（４）を設ける。

（ニ）、台紙（１）の内側となる面に粘着のり（５）を塗着する。

（ホ）、粘着のり（５）の上に剥離紙（６）を貼りつける。

粘着のり（５）の代用として両面テープでも使用できる。

本考案は、以上のように構成したものである。

次に、第２実施例を説明する。図５において、台紙（１）の周り、及び、Ｕ字 形の切溝（２）を花模様の形としたものである。その他、虫や動物の形ともする こともできる。

次に、第３実施例を説明する。図６において、全体をプラスチックなど合成樹 脂を素材として、∩形に弾力性のある形で本体（７）を作る。内側には両面テー プや粘着のり（５）をつける。本体（７）の上の中央に引掛部（４）を設け、そ の中に引掛穴（３）を設ける。

〔０００７〕 〔考案の効果〕 （イ）、厚紙を使用してあるので丈夫であり、カレンダーや書類などを両側より はさみ込み、粘着のりで接着固定するので、外れて落ちることがない。

（ロ）、カレンダーなどの中央に、剥離紙をはがし、折り曲げて使用でき、使い 方が簡単である。

（ハ）、釘にでも楽に吊すことができる。

（ニ）、紙で作ってあるので量産が可能であり、しかも安くできる。

（ホ）、花、虫、動物などの形とすることもでき、見た目にも美くしく、興味深 きクリップとなる。

【図面の簡単な説明】

〔図１〕本考案の第１実施例を示す全体平面図である。 〔図２〕本考案の第１実施例を示す図１中のＡ−Ａ′線
の一部分欠載拡大断面図である。 〔図３〕本考案の第１実施例を示す折り曲げた状態を示
す全体の正面図である。 〔図４〕本考案の第１実施例を示す図３中Ｂ−Ｂ′線の
断面図である。一部分使用例を示す想像線で示す。 〔図５〕本考案の第２実施例を示す全体平面図である。
一部分使用例を示す。 〔図６〕本考案の第３実施例を示す全体の斜面図であ
る。 〔符号の説明〕 １ 台紙 ２ 切溝 ３ 引掛穴 ４ 引掛部 ５ 粘着のり ６ 剥離紙 ７ 本体 ８ カレンダー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 〔請求項１〕（イ）、丈夫な厚紙で、楕円形、円形、角
   形、花模様形などの形状の台紙（１）を形成する。 （ハ）、切溝（２）の中に引掛穴（３）を切抜き設け、
   引掛部（４）を設ける。 （ニ）、台紙（１）の内側となる面に粘着のり（５）を
   塗着し、その上に剥離紙（６）を貼りつける。 本考案は、以上のように構成されたもので、カレンダー
   などを両側よりはさみ込み粘着のりで固定して吊すこと
   を特徴とする粘着のり付きクリップ。