JP4600652B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に半導体基板上に形成された容量素子及びヒューズ素子を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
下記の特許文献1に、容量素子、抵抗素子、及びMOSFETのゲート電極を、2回のフォトリソグラフィ工程で形成する方法が開示されている。この方法によると、容量素子の下部電極用の導電層を形成した後、容量誘電体膜を形成してパターニングする。その後、容量素子の上部電極となる導電層を形成する。この導電層は、ポリシリコン層と金属シリサイド層との2層で構成される。上部電極を残すためのエッチングマスクを形成して、上部電極となる導電層をエッチングする。容量誘電体膜の一部が露出した後もエッチングを続け、下部電極となる導電層をパターニングする。
これにより、容量誘電体膜をパターニングする工程と、上部電極をパターニングする工程との2回のフォトリソグラフィ工程で、容量素子が形成される。抵抗素子は、容量素子の下部電極と同一の導電層により形成される。
特許文献2〜6に、ポリシリコンと金属シリサイドとの2層構造を有するヒューズ素子が開示されている。このような構成とすることにより、ヒューズ素子の低抵抗化を図り、予期せぬ断線の発生を防止することができる。
特許第3092790号公報 特開昭60−261154号公報 特開昭62−238658号公報 特開平4−365351号公報 特開平6−283665号公報 特開平7−130861号公報
容量素子と抵抗素子のみならず、ヒューズ素子をも有する半導体装置の製造において、フォトリソグラフィ工程の回数を低減させることができれば、生産性の向上、製造コストの低減を図ることができる。
本発明の目的は、容量素子及びヒューズ素子を有し、フォトリソグラフィ工程を追加することなく製造可能な半導体装置、及びその製造方法を提供することである。
本発明の一観点によると、半導体基板の表面の一部の領域上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下部電極、容量誘電体膜、シリコンからなる第1の上部電極、及び該第1の上部電極よりも抵抗率の低い材料からなる第2の上部電極が積層された容量素子と、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層、中層、及び上層が積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該中層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有する第1のヒューズ素子とを有する半導体装置が提供される。
本発明の他の観点によると、半導体基板の表面の一部の領域上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下部電極、容量誘電体膜、シリコンからなる第1の上部電極、及び該第1の上部電極よりも抵抗率の低い材料からなる第2の上部電極が積層された容量素子と、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層と上層とが積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記容量誘電体膜と同一の材料で形成され、かつ該容量誘電体膜と同一の厚さを有する台座と、前記台座の上に配置され、下層と上層とが積層された積層構造を有し、該下層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有する第2のヒューズ素子とを有する半導体装置が提供される。
本発明の他の観点によると、半導体基板の表面に形成された絶縁膜の上に、下部電極、容量誘電体膜、第1の上部電極、及び第2の上部電極がこの順番に積層された容量素子と、第1のヒューズ素子とを形成する方法であって、(a)半導体基板の表面の一部の領域上に絶縁膜を形成する工程と、(b)前記絶縁膜を覆うように、前記半導体基板の上に、第1の導電層を形成する工程と、(c)前記第1の導電層の上に、第1の誘電体層を形成する工程と、(d)前記第1の誘電体層をパターニングし、前記絶縁膜の一部の領域上に、該第1の誘電体層からなる容量誘電体膜を残す工程と、(e)前記容量誘電体膜を覆うように、前記第1の導電層の上に、シリコンからなる第2の導電層を形成する工程と、(f)前記第2の導電層の上に、該第2の導電層よりも抵抗率の低い材料からなる第3の導電層を形成する工程と、(g)前記第3の導電層の表面のうち、前記容量誘電体膜に内包される領域、及び前記第1のヒューズ素子が形成される領域を、レジストパターンで覆う工程と、(h)前記レジストパターンをマスクとして、前記第3の導電層、前記第2の導電層をエッチングし、前記容量誘電体膜の一部が露出した後は、該レジストパターンと共に該容量誘電体膜をもマスクとして、前記第1の導電層をエッチングすることにより、該容量誘電体膜の下に該第1の導電層からなる下部電極を残し、該容量誘電体膜の一部の領域上に、該第2の導電層からなる第1の上部電極及び該第3の導電層からなる第2の上部電極を残し、前記絶縁膜上であって該容量誘電体膜から離れた領域に、該第1の導電層、第2の導電層、及び第3の導電層からなる第1のヒューズ素子を残す工程と、(i)前記レジストパターンを除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の観点によると、半導体基板の表面に形成された絶縁膜の上に、下部電極、容量誘電体膜、第1の上部電極、及び第2の上部電極がこの順番に積層された容量素子と、第2のヒューズ素子とを形成する方法であって、(p)半導体基板の表面の一部の領域上に絶縁膜を形成する工程と、(q)前記絶縁膜を覆うように、前記半導体基板の上に、第1の導電層を形成する工程と、(r)前記第1の導電層の上に、第1の誘電体層を形成する工程と、(s)前記第1の誘電体層をパターニングし、前記絶縁膜の一部の領域上に、該第1の誘電体層からなる容量誘電体膜を残すと共に、形成すべき第2のヒューズ素子を内包する領域に該第1の誘電体層からなる第5の膜を残す工程と、(t)前記容量誘電体膜及び第5の膜を覆うように、前記第1の導電層の上に、シリコンからなる第2の導電層を形成する工程と、(u)前記第2の導電層の上に、該第2の導電層よりも抵抗率の低い材料からなる第3の導電層を形成する工程と、(v)前記第3の導電層の表面のうち、前記容量誘電体膜に内包される領域、及び前記第2のヒューズ素子を形成すべき領域を、レジストパターンで覆う工程と、(w)前記レジストパターンをマスクとして、前記第3の導電層、前記第2の導電層をエッチングし、前記容量誘電体膜及び第5の膜の一部が露出した後は、該レジストパターンと共に該容量誘電体膜及び第5の膜をもマスクとして、前記第1の導電層をエッチングすることにより、該容量誘電体膜の下に該第1の導電層からなる下部電極を残し、該容量誘電体膜の一部の領域上に、該第2の導電層からなる第1の上部電極及び該第3の導電層からなる第2の上部電極を残し、前記第5の膜の上に前記第2の導電層及び第3の導電層で構成された第2のヒューズ素子を残す工程と、(x)前記レジストパターンを除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
第1のヒューズ素子の下層と容量素子の下部電極、第1のヒューズ素子の中層と容量素子の第1の上部電極、第1のヒューズ素子の上層と容量素子の第2の上部電極を、それぞれ同一の成膜工程及び同一のパターニング工程で形成することにより、工程数を増加させることなくヒューズ素子を形成することができる。
第2のヒューズ素子の下層と容量素子の第1の上部電極、第2のヒューズ素子の上層と容量素子の第2の上部電極を、それぞれ同一の成膜工程及び同一のパターニング工程で形成することにより、工程数を増加させることなくヒューズ素子を形成することができる。
図1に、第1の実施例による半導体装置の一部の平面図を示す。図1の左から右に向かって、NMOSFET50、PMOSFET40、配線70、第1のヒューズ素子20、第2のヒューズ素子30、抵抗素子60、及び容量素子10がこの順番に配置されている。NMOSFET50のゲート電極50Gが活性領域を横切り、PMOSFET40のゲート電極40Gが、他の活性領域を横切っている。ゲート電極50Gの両側に、NMOSFET50のソース領域50Sとドレイン領域50Dとが画定され、ゲート電極40Gの両側に、PMOSFET40のソース領域40Sとドレイン領域40Dとが画定されている。ゲート電極50Gは、配線55を経由してゲート電極40Gに連続している。第2のヒューズ素子30は、台座35の内側に配置されている。
ソース領域40S、ドレイン領域40D、ソース領域50S、及びドレイン領域50Dの内部に、それぞれコンタクトホールCH7、CH8、CH9、及びCH10が配置されている。配線55の内部に、コンタクトホールCH11が配置されている。
配線70の両端に、コンタクトホールCH14及びCH15が配置されている。第1のヒューズ素子20の両端にコンタクトホールCH3及びCH4が配置されている。第2のヒューズ素子30の両端にコンタクトホールCH5及びCH6が配置されている。抵抗素子60の両端にコンタクトホールCH12及びCH13が配置されている。
容量素子10は、下部電極10aと、それに内包される上部電極10c、10dを含む。下部電極10aの内部であって上部電極10c、10dの外側に、コンタクトホールCH1が配置され、上部電極10c、10dの内部にコンタクトホールCH2が配置されている。
図2に、図1の一点鎖線A2−A2における断面図を示す。p型シリコンからなる半導体基板1の表面の一部が素子分離絶縁膜(フィールド酸化膜)5で覆われ、素子分離絶縁膜で囲まれた複数の活性領域が画定されている。一つの活性領域がp型ウェル51内に配置され、もう一つの活性領域がn型ウェル41内に配置されている。p型ウェル51に内包された活性領域内にNMOSFET50が配置され、n型ウェル41に内包された活性領域内にPMOSFET40が配置されている。素子分離絶縁膜5の上に、配線70、第1のヒューズ素子20、第2のヒューズ素子30、抵抗素子60、及び容量素子10が配置されている。素子分離絶縁膜5の下面に接する表層部のうち、第1のヒューズ素子20、第2のヒューズ素子30、抵抗素子60、及び容量素子10の下方の領域に、それぞれn型ウェル22、32、62、及び12が形成されている。
NMOSFET50は、ソース領域50S、ドレイン領域50D、ゲート絶縁膜50I、及びゲート電極50Gを含んで構成される。PMOSFET40は、ソース領域40S、ドレイン領域40D、ゲート絶縁膜40I、及びゲート電極40Gを含んで構成される。NMOSFET50及びPMOSFET40のソース及びドレイン領域は、低濃度ドレイン構造(LDD構造)とされている。ゲート電極50Gは、ポリシリコンからなる下層50Ga、中層50Gb、及び金属シリサイドからなる上層50Gcを含む3層構造を有し、ゲート電極40Gも、ポリシリコンからなる下層40Ga、中層40Gb、及び金属シリサイドからなる上層40Gcを含む3層構造を有する。
配線70は、ポリシリコンからなる下層70a、中層70b、及び金属シリサイドからなる上層70cを含む3層構造を有する。第1のヒューズ素子20は、ポリシリコンからなる下層20a、中層20b、及び金属シリサイドからなる上層20cを含む3層構造を有する。第2のヒューズ素子30は、素子分離絶縁膜5上の台座35の上に配置されている。基板法線に平行な視線で見たとき、第2のヒューズ素子30は、台座35に内包される。台座35は、ポリシリコンからなる下層35aと誘電体からなる上層35bとの2層構造を有する。第2のヒューズ素子30は、ポリシリコンからなる下層30aと金属シリサイドからなる上層30bとの2層構造を有する。抵抗素子60はポリシリコンの単層で構成され、その上面が、絶縁膜61で覆われている。
容量素子10は、ポリシリコンからなる下部電極10a、容量誘電体膜10b、ポリシリコンからなる第1の上部電極10c、及び金属シリサイドからなる第2の上部電極10dがこの順番に積層された積層構造を有する。下部電極10aは、容量誘電体膜10bと同一の平面パターンを有する。第1の上部電極10cは、第2の上部電極10dと同一の平面パターンを有する。基板法線に平行な視線で見たとき、第1の上部電極10c及び第2の上部電極10dは、下部電極10aに内包される。
これらの素子を覆うように、半導体基板1の上に層間絶縁膜80が形成されている。層間絶縁膜80に、図1に示したコンタクトホールCH1〜CH15が形成されている。図2の断面図には、コンタクトホールCH1、CH2、CH7〜CH10、CH13、及びCH15が現れている。コンタクトホールCH1は、容量素子10の下部電極10aまで達し、コンタクトホールCH2は第2の上部電極10dまで達する。コンタクトホールCH13は、抵抗素子60まで達する。コンタクトホールCh15は、配線70の上層70cまで達する。コンタクトホールCH7及びCH8は、それぞれソース領域40S及びドレイン領域40Dまで達する。コンタクトホールCH9及びCH10は、それぞれソース領域50S及びドレイン領域50Dまで達する。これらのコンタクトホールCH1〜CH15内に、タングステン等からなる導電プラグが充填されている。層間絶縁膜80の上に複数の上層配線90が形成されている。上層配線90の各々は、コンタクトホール内に充填された導電プラグを介して、その下の素子に接続される。
次に、第1の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。
図3(A)に示すように、p型シリコンからなる半導体基板1の表層部に、イオン注入により、p型ウェル51、n型ウェル41、及びn型ウェル12、22、32、62を形成する。基板1の表面の一部の領域に、LOCOS法により厚さ約500nmの素子分離絶縁膜5を形成する。素子分離絶縁膜5により活性領域が画定される。なお、シャロートレンチアイソレーション(STI)法により素子分離絶縁膜5を形成してもよい。必要に応じて、MOSFETが形成される活性領域の表層部に、チャネル濃度調整のためのイオン注入を行う。活性領域の表面を希フッ酸に晒した後、熱酸化により酸化シリコンからなるゲート絶縁膜40I及び50Iを形成する。
図3(B)に示すように、素子分離絶縁膜5及びゲート絶縁膜40I、50Iの上に、ポリシリコンからなる第1の導電層111を形成する。第1の導電層111は、例えば、シラン(SH)と窒素(N)とを用いた化学気相成長(CVD)により形成される。第1の導電層111の膜厚の好適な範囲は50〜1000nmであり、より好適な範囲は100〜300nmであり、さらに好適な範囲は150〜200nmである。第1の導電層111に、不純物濃度が1×1020cm−3程度になるように、リン(P)を拡散させる。
第1の導電層111の上に、誘電体層113を形成する。誘電体層113は、酸化シリコンの単層構造、酸窒化シリコンの単層構造、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との2層構造、酸化シリコン膜と酸窒化シリコン膜との2層構造、窒化シリコン膜を酸化シリコン膜で挟んだ3層構造、酸化タンタル膜と酸化シリコン膜との2層構造、酸化タンタル膜と窒化シリコン膜との2層構造、酸化タンタル膜を酸化シリコン膜または窒化シリコン膜で挟んだ3層構造等とすることができる。これらの膜は、例えばプラズマ励起型CVDまたは電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマを用いたCVDにより形成することができる。酸化シリコン膜の形成には、原料ガスとして、例えばテトラエチルオルソシリケート(TEOS)とオゾン(O)とを用いる。窒化シリコン膜及び酸窒化シリコン膜の形成には、原料ガスとして、例えばTEOS、酸素またはオゾン、及び窒素酸化物(NOx)の混合ガスを用いる。
なお、酸化シリコン膜に代えて、フォスフォシリケートガラス(PSG)膜またはボロフォスフォシリケートガラス(BPSG)膜を用いてもよい。PSG膜またはBPSG膜は、例えばプラズマ励起型CVDまたはECRプラズマを用いたCVDにより形成することができる。
誘電体層113は、容量素子の容量誘電体膜になる。従って、誘電体膜113の厚さは、容量素子に求められる静電容量等から決定される。誘電体層113の上にレジストパターン120を形成する。レジストパターン120は、図1に示した容量素子10の下部電極10a、第2のヒューズ素子30、及び抵抗素子60の平面パターンに対応する。レジストパターン120をマスクとして、誘電体層113をエッチングする。エッチング後、レジストパターン120を除去する。
図3(C)に示すように、容量素子の形成される領域に、容量誘電体膜10bが残り、抵抗素子が形成される領域に誘電体膜61が残り、第2のヒューズ素子が形成される領域に誘電体膜35bが残る。
図3(D)に示すように、第1の導電層111の上に、ポリシリコンからなる第2の導電層123を形成する。第2の導電層123は、容量誘電体膜10b、誘電体膜61及び35bを覆う。第2の導電層123の成膜方法及び成膜条件は、第1の導電層111のそれと同じである。第2の導電層123の厚さの好適な範囲は20〜1000nmであり、より好適な範囲は80〜300nmであり、さらに好適な範囲は100〜150nmである。第2の導電層123に、不純物濃度が1×1016〜1×1020cm−3程度になるように、好ましくは1×1020cm−3程度になるようにリンをドープする。
リンをイオン注入法によりドープしてもよい。この場合、第2の導電層123にドープする不純物を濃度を高精度に制御できる結果、第2の導電層123の抵抗値を高精度に制御することができる。イオン注入法と熱拡散法とを併用してもよい。なお、容量素子を逆極性にしたときの対称性を考慮した場合、下部電極となる第1の導電層111及び上部電極となる第2の導電層123の不純物濃度を等しくすることが好ましい。
第2の導電層123を形成する前に、熱処理を行ってもよい。この熱処理により、容量誘電体膜10bの電気的、物理的性質が改善される。さらに、熱処理時に、容量誘電体膜10bからのデガスが生ずることにより、その上に形成される第2の導電層123が剥がれにくくなる。特に、容量誘電体膜10bと第2の導電層123との界面における密着性が高まる。これにより、最終的に形成される容量素子の信頼性を向上させることができる。
第2の導電層123の上に、高融点金属のシリサイド、例えばタングステンシリサイド(WSi)からなる第3の導電層125を形成する。第3の導電層125は、例えばターゲットとしてWSi板を用い、スパッタリングガスとしてArを用いたDCマグネトロンスパッタリングにより形成することができる。第3の導電層125の膜厚の好適な範囲は、25〜500nmであり、より好ましい範囲は80〜200nmである。
なお、原料ガスとしてWFとSiHを用いたCVDによっても、第3の導電層125を形成することが可能である。また、第2の導電層123の上に、シリコンとシリサイド反応する金属膜を形成した後、熱処理を行ってシリサイド反応を起こさせることにより、第3の導電層125を形成することも可能である。
第3の導電層125を、WSi以外に、第2の導電層123よりも抵抗率の低い材料で形成してもよい。例えば、WSi以外の高融点金属シリサイド、例えばMoSi、TiSi、TaSi等で形成してもよい。その他に、例えばMo、Ti、Ta、W、Co、Cr、Hf、Ir、Nb、Pt、Zr、Ni、またはこれらの合金で形成してもよい。特に、NiやCoは、比較的低温でシリサイドを形成することができ、シリサイド膜の抵抗を低くできる。このため、低抵抗化の観点から、第3の導電層135の材料としてNiSiやCoSiを選択することが好ましい。また、NiSiやCoSiの融点が比較的低いため、比較的容易にヒューズ素子を切断することができる。
第3の導電層125の上に、レジストパターン130を形成する。レジストパターン130は、図1に示したゲート電極50G、40G、配線55、配線70、第1のヒューズ素子20、第2のヒューズ素子30、及び上部電極10c、10dが形成される領域を覆う。レジストパターン130をマスクとして、第3の導電層125及び第2の導電層123をエッチングする。第2の導電層123がエッチングされると、誘電体膜35bの一部、誘電体膜61、及び容量誘電体膜10bの一部が露出する。これらの誘電体膜が露出した後も、エッチングを続ける。露出した誘電体膜もマスクとなり、第1の導電層111がエッチングされる。エッチング後、レジストパターン130を除去する。このエッチングは、例えばClとOとの混合ガスを用いたECRプラズマエッチングにより行う。
図3(E)に示すように、容量誘電体膜10bの下に、第1の導電層111からなる下部電極10aが残る。容量誘電体膜10bの一部の領域上に、第2の導電層123からなる第1の上部電極10c、及び第3の導電層125からなる第2の上部電極10dが残る。下部電極10a、容量誘電体膜10b、第1の上部電極10c、及び第2の上部電極10dにより容量素子10が構成される。
誘電体膜61の下に、第1の導電層111からなる抵抗素子60が残る。誘電体膜35bの下に、第1の導電層111からなる下層35aが残る。下層35aと誘電体膜(上層)35bとにより台座35が構成される。台座35の上に、第2の導電層123からなる下層30aが残り、その上に、第3の導電層125からなる上層30bが残る。下層30aと上層30bとにより、第2のヒューズ素子30が構成される。
さらに第1のヒューズ素子20、配線70、ゲート電極40G、50Gが形成される。第1のヒューズ素子20は、第1の配線層111からなる下層20a、第2の配線層123からなる中層20b、及び第3の配線層125からなる上層20cが積層された3層構造を有する。同様に、配線70は、第1の配線層111からなる下層70a、第2の配線層123からなる中層70b、及び第3の配線層125からなる上層70cが積層された3層構造を有する。ゲート電極40Gは、第1の配線層111からなる下層40Ga、第2の配線層123からなる中層40Gb、及び第3の配線層125からなる上層40Gcが積層された3層構造を有する。ゲート電極50Gは、第1の配線層111からなる下層50Ga、第2の配線層123からなる中層50Gb、及び第3の配線層125からなる上層50Gcが積層された3層構造を有する。
図3(F)に示すように、周知の方法で、LDD構造を有するソース及びドレイン領域を形成する。以下、ソース及びドレイン領域の形成方法を簡単に説明する。PMOSFET40が配置される領域に開口を有するレジストパターンをマスクとして、低濃度領域を形成するためのイオン注入を行う。次に、NMOSFET50が配置される領域に開口を有するレジストパターンをマスクとして、低濃度領域を形成するためのイオン注入を行う。ゲート電極40G及び50Gの側壁上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサSWを形成する。このとき、第1のヒューズ素子20、第2のヒューズ素子30、台座35、配線70。抵抗素子60、容量素子10の側壁上にもサイドウォールスペーサSWが形成される。
PMOSFET40が配置される領域に開口を有するレジストパターン及びサイドウォールスペーサSWをマスクとして、高濃度領域を形成するためのイオン注入を行う。次に、NMOSFET50が配置される領域に開口を有するレジストパターン及びサイドウォールスペーサSWをマスクとして、高濃度領域を形成するためのイオン注入を行う。これにより、ソース領域40S、50S、及びドレイン領域40D、50Dが形成される。イオン注入後、活性化アニールを行う。
図2に示すように、層間絶縁膜80の形成、コンタクトホールCH1〜CH15の形成、導電プラグの充填、上層配線90の形成工程を経て、第1の実施例による半導体装置が得られる。
第1の実施例では、容量素子10の下部電極10a、第1のヒューズ素子20の下層20a、台座35の下層35a、抵抗素子60、配線70の下層70a、ゲート電極40Gの下層40Ga、及びゲート電極50Gの下層50Gaが、同一の成膜工程で成膜される。このため、これらの膜は同一の材料で形成され、かつ同一の厚さを有する。同様に、容量素子10の第1の上部電極10c、第1のヒューズ素子20の中層20b、第2のヒューズ素子30の下層30a、配線70の中層70b、ゲート電極40Gの中層40Gb、及びゲート電極50Gの中層50Gbが、同一の材料で形成され、かつ同一の厚さを有する。容量素子10の第2の上部電極10d、第1のヒューズ素子20の上層20c、第2のヒューズ素子30の上層30b、配線70の上層70c、ゲート電極40Gの上層40Gc、及びゲート電極50Gの上層50Gcが、同一の材料で形成され、かつ同一の厚さを有する。台座35の上層35bと容量誘電体膜10bとが、同一の材料で形成され、かつ同一の厚さを有する。
第1の実施例では、3層構造を有する第1のヒューズ素子20と、2層構造を有する第2のヒューズ素子30とが形成される。3層構造になるか2層構造になるかの違いは、図3(B)に示した工程で、レジストパターン120で覆われるか否かにより決定される。このため、切断特性の異なる2種類のヒューズを、工程数の増加を伴うことなく形成することができる。第1のヒューズ素子20は3層構造を有するために、第2のヒューズ素子30よりも低抵抗化を図ることが容易である。これに対し、第2のヒューズ素子30は2層構造であるため、より小さな電流で切断することが可能である。例えば、第1のヒューズ素子20は第1の電流電圧条件で切断されるが、第2の電流電圧条件では切断されず、第2のヒューズ素子30は第2の電流電圧条件でも切断されるような組み合わせにすることができる。ヒューズ素子に求められる切断特性及び電気的特性により、3層構造とするか2層構造とするか、適宜選択することができる。
図3(B)に示したレジストパターン120は、容量素子10の容量誘電体膜10bを形成するためのマスクとなる。図3(D)に示したレジストパターン130は、容量素子10の上部電極10c、10dを形成するためのマスクとなる。このため、容量素子10を形成するための2回のフォトリソグラフィ工程を増加させることなく、2種類のヒューズ素子20及び30を形成することができる。
第1の実施例による半導体装置では、ヒューズ素子20及び30の下方に、n型ウェル22及び32が形成されている。ヒューズ素子の切断時の発熱により、基板にダメージが残った場合にも、n型ウェル22及び32を形成しておくことにより、基板への不要なリーク電流の発生を防止することができる。抵抗素子60及び容量素子10の下方のn型ウェル62及び12は、抵抗素子60や容量素子10と半導体基板1との間の寄生容量を低減させる機能を有する。半導体基板1としてn型のシリコン基板を用いる場合には、n型ウェル12、22、32、62に代えてp型ウェルを形成すればよい。
図4(A)に、第2の実施例による半導体装置の平面図を示す。半導体基板上に、ヒューズ素子220と配線270とが配置されている。ヒューズ素子220の一端が配線270の一端に接続されている。両者の相互接続点にコンタクトホールCH21が配置されている。ヒューズ素子220の他端にコンタクトホールCH20が配置され、配線270の他端にコンタクトホールCH22が配置されている。
ヒューズ素子220の一方の縁に切り欠き220aが形成されている。これにより電流の集中が発生し、ヒューズ素子220が切断されやすくなる。
図4(B)に、図4(A)の一点鎖線B4−B4における断面図を示す。シリコンからなる半導体基板200の表面に、素子分離絶縁膜205が形成されている。素子分離絶縁膜205の上に、ヒューズ素子220及び配線270が形成されている。ヒューズ素子220及び配線270は、それぞれ図2に示した第1の実施例による半導体装置の第1のヒューズ素子20及び配線70と同じ積層構造を有する。すなわち、ヒューズ素子220は、ポリシリコンからなる下層220a、中層220b、及び金属シリサイドからなる上層220cが積層された3層構造を有する。配線270も、ポリシリコンからなる下層270a、中層270b、及び金属シリサイドからなる上層270cが積層された3層構造を有する。
ヒューズ素子220の下層220aと配線270の下層270aとは、連続する1つのポリシリコン層で構成される。同様に、ヒューズ素子220と配線270との中層同士も、連続する1つのポリシリコン層で構成される。また、上層同士は、連続する1つの金属シリサイド層で構成される。
ヒューズ素子220及び配線270を覆うように、半導体基板200の上に層間絶縁膜280が形成されている。層間絶縁膜280に、コンタクトホールCH20〜CH22が形成されている。コンタクトホールCH20〜CH22内に、導電プラグが充填されている。層間絶縁膜280の上に、上層配線29が形成されている。
ヒューズ素子220を切断する際には、コンタクトホールCH20内の導電プラグと、もう一方のコンタクトホールCH21内の導電プラグとに所定の電圧を印加して、ヒューズ素子220に電流を流せばよい。
図5(A)及び(B)に、それぞれ第3の実施例による半導体装置の平面図及び断面図を示す。図5(B)は、図5(A)の一点鎖線B5−B5における断面図を示す。第3の実施例による半導体装置では、図4(A)に示した第2の実施例による半導体装置のヒューズ素子220の代わりに、構造の異なるヒューズ素子230が配置されている。第5の実施例では、ヒューズ素子230が、図2に示した第1の実施例による半導体装置の第2のヒューズ素子30と同様の2層構造を有する。2層構造のヒューズ素子230の下に、台座235が配置されている。ヒューズ素子230は、ポリシリコンからなる下層230aと金属シリサイドからなる上層230bとで構成される。台座235は、ポリシリコンからなる下層235aと、誘電体からなる上層235bとで構成される。
台座235の下層235aと配線270の下層270aとは、連続する1つのポリシリコン層で構成される。ヒューズ素子230の下層230aと配線270の中層270bとが、連続する1つのポリシリコン層で構成される。ヒューズ素子230の上層230cと配線270の上層270cとが、連続する1つの金属シリサイド層で構成される。
第2及び第3の実施例のように、ヒューズ素子と配線とを、ヒューズ素子及び配線が形成された層内に閉じて、相互に接続することができる。
図6(A)に、第4の実施例による半導体装置の平面図を示す。半導体基板上に、ヒューズ素子420及び抵抗素子460が形成されている。ヒューズ素子420の一端と抵抗素子460の一端とが相互に接続されている。抵抗素子460は、所望の長さを確保するために複数回折れ曲がった形状を有する。両者の相互接続点にコンタクトホールCH41が配置されている。ヒューズ素子420の他端にコンタクトホールCH40が配置され、抵抗素子460の他端にコンタクトホールCH42が配置されている。
図6(B)に、図6(A)の一点鎖線B6−B6における断面図を示す。シリコンからなる半導体基板400の表面に素子分離絶縁膜405が形成されている。素子分離絶縁膜405の上に、ヒューズ素子420及び抵抗素子460が形成されている。ヒューズ素子420は、図2に示した第1の実施例による半導体装置の第1のヒューズ素子20と同じ積層構造を有する。すなわち、ポリシリコンからなる下層420a、中層420b、及び金属シリサイドからなる上層420cが積層された3層構造を有する。抵抗素子460は、図2に示した第1の実施例による半導体装置の抵抗素子60と同じポリシリコンの単層構造を有する。抵抗素子460の上面が、誘電体膜461で覆われている。ヒューズ素子420の下層420aと抵抗素子460とが、連続する1つのポリシリコン層で形成されている。
ヒューズ素子420及び抵抗素子460を層間絶縁膜480が覆う。層間絶縁膜480にコンタクトホールCH40〜CH42が形成されている。コンタクトホールCH40〜CH42内に導電プラグが充填されている。層間絶縁膜480の上に上層配線490が形成されている。
図6(C)に、図6(B)に示したコンタクトホールCH42の部分の他の構成例を示す。図6(B)の構造では、3層構造のヒューズ素子420の下層420aと同時に堆積されたポリシリコン層に、コンタクトホールCH42内の導電プラグが接していた。図6(C)の構成においては、抵抗素子460の端部が、下層460a、中層460b、及び上層460cの3層構造になっている。この下層460a、中層460b、及び上層460cは、それぞれヒューズ素子420の下層420a、中層420b、及び上層420cと同時に成膜された層である。このように、抵抗素子460の端部を3層構造とすることにより、抵抗素子460の端部のコンタクトホールCH42の深さを、ヒューズ素子420の両端のコンタクトホールCH40及びCH41の深さに揃えることができる。このため、製造工程が容易になる。
図7(A)及び(B)に、それぞれ第5の実施例による半導体装置の平面図及び断面図を示す。図7(B)は、図7(A)の一点鎖線B7−B7における断面図を示す。以下、図6に示した第4の実施例による半導体装置との相違点について説明する。第4の実施例では、ヒューズ素子420が3層構造を有していたが、第5の実施例では、図2に示した第1の実施例による半導体装置の第2のヒューズ素子30と同様の積層構造を有する。すなわち、ポリシリコンからなる下層430aと金属シリサイドからなる上層430bとが積層された2層構造を有する。
ヒューズ素子430の下に、台座435が配置されている。台座435は、ポリシリコンからなる下層435aと誘電体からなる上層435bとが積層された2層構造を有する。台座435の下層435aと抵抗素子460とが、連続する1つのポリシリコン層で形成されている。ヒューズ素子430の、抵抗素子460側の端部に、誘電体からなる上層435bの配置されていない領域が確保され、この領域で、ヒューズ素子430が、下層435a及び抵抗素子460を構成するポリシリコン層に電気的に接続されている。
第4及び第5の実施例のように、ヒューズ素子と抵抗素子とを、層間絶縁膜480よりも上層の配線を介することなく相互に接続することができる。
抵抗素子560の、コンタクトホールCH52側の端部を、図6(C)に示した積層構造と同様に3層構造にしてもよい。
図8(A)に、第6の実施例による半導体装置の平面図を示す。半導体基板上に、ヒューズ素子630及び容量素子610が形成されている。容量素子610は、下部電極610a及び上部電極610c、610dを含んで構成される。ヒューズ素子630が、上部電極610c、610dに接続されている。ヒューズ素子630と上部電極610c、610dとの相互接続点に、コンタクトホールCH61が配置されている。ヒューズ素子630の他端にコンタクトホールCH60が配置されている。下部電極610aの内部であって、かつ上部電極610c、610dの外側に、コンタクトホールCH62が配置されている。
図8(B)に、図8(A)の一点鎖線B8−B8における断面図を示す。半導体基板600の表面に素子分離絶縁膜605が形成され、その上に、ヒューズ素子630及び容量素子610が形成されている。層間絶縁膜680が、ヒューズ素子630及び容量素子610を覆う。層間絶縁膜680にコンタクトホールCH60〜CH62が形成され、その中に導電プラグが充填されている。層間絶縁膜680の上に上層配線690が形成されている。
ヒューズ素子630は、図2に示した第1の実施例による半導体装置の第2のヒューズ素子30と同様の積層構造を有する。すなわち、ポリシリコンからなる下層630aと、金属シリサイドからなる上層630bとの2層構造を有する。ヒューズ素子630の下に、台座635が配置されている。台座635は、ポリシリコンからなる下層635aと、誘電体からなる上層635bとが積層された2層構造を有する。
容量素子610は、図2に示した第1の実施例による半導体装置の容量素子10と同様の積層構造を有する。すなわち、ポリシリコンからなる下部電極610a、容量誘電体膜610b、ポリシリコンからなる第1の上部電極610c、及び金属シリサイドからなる第2の上部電極610dで構成される。
台座635の下層635aと下部電極610aとが、連続した1つのポリシリコン層で形成されている。台座635の上層635bと容量誘電体膜610bとが、連続した1つの誘電体層で形成されている。ヒューズ素子630の下層630aと第1の上部電極610cとが、連続した1つのポリシリコン層で形成されている。ヒューズ素子630の上層630bと第2の上部電極610dとが、連続した1つの金属シリサイド層で形成されている。このように、ヒューズ素子630は、ヒューズ素子630が形成された配線層内に閉じて、容量素子610に接続される。
コンタクトホールCH60内の導電プラグが、ヒューズ素子630の一端に接続され、コンタクトホールCH61内の導電プラグが、ヒューズ素子630と容量素子610の上部電極610c、610dとの相互接続点に接続されている。コンタクトホールCH62内の導電プラグが、容量素子610の下部電極610aに接続されている。なお、コンタクトホールCH62内の導電プラグと下部電極610aとの接続箇所に、上部電極610c及び610dと同時に成膜されたポリシリコン層と金属シリサイド層とを残し、図6(C)と同様の3層構造にしてもよい。
図4〜図8に示した実施例においては、ヒューズ素子が、同一配線層内に配置された抵抗素子や容量素子に、他の配線層を経由することなく接続される。このため、上層のAl配線等を経由して接続する場合に比べて、集積度を向上させることができる。
図9を参照して、上述の実施例によるヒューズ素子を用いた抵抗トリミング回路について説明する。
図9(A)に、抵抗トリミング回路の一構成例を示す。抵抗素子Rとヒューズ素子Fとが並列に接続された第1の回路Pと、抵抗素子Rとヒューズ素子Fとが並列に接続された第2の回路Pとが、相互に並列に接続されている。第1の回路P及び第2の回路Pの各々は、例えば図6(A)〜図6(C)または図7に示された実施例による半導体装置と同様の構造を有する。第1の回路Pと第2の回路Pとの並列回路に、抵抗素子Rが直列に接続されている。
この回路の合成抵抗は、R+1/((1/R)+(1/F)+(1/R)+(1/F))となる。ヒューズ素子Fを切断したときの合成抵抗は、R+1/((1/R)+(1/R)+(1/F))となる。2本のヒューズ素子F及びFを切断したときの合成抵抗は、R+1/((1/R)+(1/R))となる。
一方のヒューズ素子Fは、第1の電流電圧条件で切断されるが第2の電流電圧条件では切断されず、他方のヒューズ素子Fは、第2の電流電圧条件でも切断されるとする。ヒューズ素子F及びFに同時に第2の電流電圧条件の電気信号を印加すると、ヒューズ素子Fのみを切断することができる。ヒューズ素子F及びFに同時に第1の電流電圧条件の電気信号を印加すると、両方のヒューズ素子F及びFを切断することができる。このように、2本のヒューズ素子の一方に選択的に切断信号を印加するためのヒューズ選択回路を設けることなく、印加する電流電圧条件を適当に選択することにより、一方のヒューズ素子Fのみを切断することもできるし、両方のヒューズ素子F及びFを切断することもできる。このように、ヒューズ素子の切断状態により、3種類の合成抵抗を実現することができる。
図9(B)に、他の抵抗トリミング回路を示す。抵抗素子Rとヒューズ素子Fとが直列に接続された第1の回路S、抵抗素子Rとヒューズ素子Fとが直列に接続された第2の回路S、及び抵抗素子RC2が、並列に接続されている。この並列回路に抵抗素子RC1が直列に接続されている。
図9(C)に、さらに他のトリミング回路を示す。抵抗素子Rとヒューズ素子Fとが並列に接続された第1の回路P、抵抗素子Rとヒューズ素子Fとが並列に接続された第2の回路P、及びもう一つの抵抗素子Rが、直列に接続されている。
図9(B)及び図9(C)に示した抵抗トリミング回路においても、図9(A)に示した回路と同様に、ヒューズ素子に印加する切断信号の電圧電流条件を適当に選択することにより、3種類の合成抵抗を実現することができる。
図10を参照して、上述の実施例によるヒューズ素子を用いた容量トリミング回路について説明する。
図10(A)に、容量トリミング回路の一構成例を示す。キャパシタCとヒューズ素子Fとが並列に接続された第1の回路P、キャパシタCとヒューズ素子Fとが並列に接続された第2の回路P、及びもう一つのキャパシタCが直列に接続されている。第1の回路P1及び第2の回路P2の各々は、例えば図8に示した実施例による半導体装置と同様の構造を有する。
ヒューズ素子F及びFが切断されていない状態では、合成容量はCになる。ヒューズ素子Fを切断すると、合成容量は、1/((1/C)+(1/C))になる。ヒューズ素子F及びFの両方を切断すると、合成容量は、1/((1/C)+(1/C)+(1/C))になる。このように、3種類の合成容量を実現することができる。
図10(B)に、容量トリミング回路の他の構成例を示す。キャパシタCとヒューズ素子Fとが直列に接続された回路と、キャパシタCC1とが並列に接続されて第1の回路Pを構成する。キャパシタCとヒューズ素子Fとが直列に接続された回路と、キャパシタCC2とが並列に接続されて第2の回路Pを構成する。第1の回路Pと第2の回路Pとが直列に接続されている。キャパシタCとヒューズ素子Fとの直列回路、及びキャパシタCとヒューズ素子Fとの直列回路の各々は、例えば、図8に示した半導体装置と同様の構造を有する。この構成例においても、3種類の合成容量を実現することができる。
図10(C)に、容量トリミング回路のさらに他の構成例を示す。キャパシタCとヒューズ素子Fとが並列に接続されて第1の回路Pを構成する。キャパシタCとヒューズ素子Fとが直列に接続された回路と、もう一つのキャパシタCとが並列に接続された第2の回路Pを構成する。第1の回路Pと第2の回路Pとが直列に接続されている。キャパシタCとヒューズ素子Fとからなる並列回路、及びキャパシタCとヒューズ素子Fとからなる直列回路の各々は、例えば図8に示した半導体装置と同様の構造を有する。ヒューズ素子Fを切断すると合成容量は小さくなり、さらにヒューズ素子Fを切断すると、合成容量はより小さくなる。この構成例においても、3種類の合成容量を実現することができる。
図11(A)及び図11(B)に、それぞれ図9(C)の抵抗トリミング回路と図10(A)の容量トリミング回路とを並列に接続したトリミング回路及び直列に接続したトリミング回路を示す。このように、抵抗トリミング回路と容量トリミング回路とを種々に組み合わせることも可能である。
ヒューズ選択回路を集積回路上に形成すれば、切断条件の相違によってヒューズ素子を選択的に切断する方法とヒューズ選択回路とを併用することにより、さらに多段の抵抗とヒューズ素子とを用いた複雑なトリミング回路を形成することも可能になる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
第1の実施例による半導体装置の平面図である。 第1の実施例による半導体装置の断面図である。 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における装置の断面図(その1)である。 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における装置の断面図(その2)である。 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における装置の断面図(その3)である。 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における装置の断面図(その4)である。 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における装置の断面図(その5)である。 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための製造途中における装置の断面図(その6)である。 第2の実施例による半導体装置の平面図である。 第2の実施例による半導体装置の断面図である。 第3の実施例による半導体装置の平面図である。 第3の実施例による半導体装置の断面図である。 第4の実施例による半導体装置の平面図である。 第4の実施例による半導体装置の断面図である。 第4の実施例による半導体装置の抵抗素子の端部と導電プラグとの接続箇所の他の構成例を示す断面図である。 第5の実施例による半導体装置の平面図である。 第5の実施例による半導体装置の断面図である。 第6の実施例による半導体装置の平面図ある。 第6の実施例による半導体装置の断面図である。 上記実施例による半導体装置を用いた抵抗トリミング回路の一構成例を示す等価回路図である。 上記実施例による半導体装置を用いた抵抗トリミング回路の他の構成例を示す等価回路図である。 上記実施例による半導体装置を用いた抵抗トリミング回路の他の構成例を示す等価回路図である。 上記実施例による半導体装置を用いた容量トリミング回路の一構成例を示す等価回路図である。 上記実施例による半導体装置を用いた容量トリミング回路の他の構成例を示す等価回路図である。 上記実施例による半導体装置を用いた容量トリミング回路の他の構成例を示す等価回路図である。 抵抗及び容量トリミング回路の一構成例を示す等価回路図である。 抵抗及び容量トリミング回路の他の構成例を示す等価回路図である。
符号の説明
1、200、400、600 半導体基板、 5、205、405、605 素子分離絶縁膜、 10、610 容量素子、 12、22、32、62 n型ウェル、 20 第1のヒューズ素子、 30 第2のヒューズ素子、 35、435、635 台座、 40 PMOSFET、 50 NMOSFET、 51 p型ウェル、 41 n型ウェル、 55、270 配線、 60、460 抵抗素子、 70 配線、 80、280、480、680 層間絶縁膜、 90、290、490、690 上層配線、 220、230、420、430、630 ヒューズ素子

Claims (14)

  1. 半導体基板の表面の一部の領域上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下部電極、容量誘電体膜、シリコンからなる第1の上部電極、及び該第1の上部電極よりも抵抗率の低い材料からなる第2の上部電極が積層された容量素子と、
    前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層、中層、及び上層が積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該中層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有する第1のヒューズ素子と
    を有する半導体装置。
  2. さらに、
    前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層と上層とが積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記容量誘電体膜と同一の材料で形成され、かつ該容量誘電体膜と同一の厚さを有する台座と、
    前記台座の上に配置され、下層と上層とが積層された積層構造を有し、該下層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有する第2のヒューズ素子と
    を含む請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板の表面に、前記絶縁膜で囲まれた活性領域が画定されており、
    さらに、前記活性領域内に、ソース領域、ドレイン領域、ゲート絶縁膜、及びゲート電極を含むMISFETを有し、該ゲート電極は、基板側から順番に、下層、中層、及び上層が積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該中層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有する請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. さらに、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層、中層、及び上層が積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該中層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有し、前記第1のヒューズ素子に接続された配線を有し、
    前記第1のヒューズ素子と前記配線との下層同士が、連続する1つの層で構成され、前記第1のヒューズ素子と前記配線との中層同士が、連続する1つの層で構成され、前記第1のヒューズ素子と前記配線との上層同士が、連続する1つの層で構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. さらに、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、前記第1のヒューズ素子に接続された抵抗素子を有し、
    前記第1のヒューズ素子の下層と前記抵抗素子とが、連続する1つの層で構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 半導体基板の表面の一部の領域上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下部電極、容量誘電体膜、シリコンからなる第1の上部電極、及び該第1の上部電極よりも抵抗率の低い材料からなる第2の上部電極が積層された容量素子と、
    前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層と上層とが積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記容量誘電体膜と同一の材料で形成され、かつ該容量誘電体膜と同一の厚さを有する台座と、
    前記台座の上に配置され、下層と上層とが積層された積層構造を有し、該下層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有する第2のヒューズ素子と
    を有する半導体装置。
  7. さらに、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、基板側から順番に、下層、中層、及び上層が積層された積層構造を有し、該下層が、前記下部電極と同一の材料で形成され、かつ該下部電極と同一の厚さを有し、該中層が、前記第1の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第1の上部電極と同一の厚さを有し、該上層が、前記第2の上部電極と同一の材料で形成され、かつ該第2の上部電極と同一の厚さを有し、前記第のヒューズ素子に接続された配線を有し、
    前記台座の下層と前記配線の下層とが、連続する1つの層で構成され、前記第2のヒューズ素子の下層と前記配線の中層とが、連続する1つの層で構成され、前記第2のヒューズ素子の上層と前記配線の上層とが、連続する1つの層で構成されている請求項6に記載の半導体装置。
  8. さらに、前記絶縁膜の一部の領域上に配置され、前記第2のヒューズ素子に接続された抵抗素子を有し、
    前記台座の下層と前記抵抗素子とが、連続する1つの層で構成されており、前記第2のヒューズ素子と前記抵抗素子との接続箇所において、前記第2のヒューズ素子の下層の底面が、前記抵抗素子の上面に接する請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. 前記第2のヒューズ素子が、前記容量素子の第1及び第2の上部電極に接続されており、前記台座の下層と前記容量素子の下部電極とが、連続する1つの層で構成され、該台座の上層と該容量素子の容量誘電体膜とが、連続する1つの層で構成され、前記第2のヒューズ素子の下層と前記第1の上部電極とが、連続する1つの層で構成され、該第2のヒューズ素子の上層と前記第2の上部電極とが、連続する1つの層で構成されている請求項6〜8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 半導体基板の表面に形成された絶縁膜の上に、下部電極、容量誘電体膜、第1の上部電極、及び第2の上部電極がこの順番に積層された容量素子と、第1のヒューズ素子とを形成する方法であって、
    (a)半導体基板の表面の一部の領域上に絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記絶縁膜を覆うように、前記半導体基板の上に、第1の導電層を形成する工程と、
    (c)前記第1の導電層の上に、第1の誘電体層を形成する工程と、
    (d)前記第1の誘電体層をパターニングし、前記絶縁膜の一部の領域上に、該第1の誘電体層からなる容量誘電体膜を残す工程と、
    (e)前記容量誘電体膜を覆うように、前記第1の導電層の上に、シリコンからなる第2の導電層を形成する工程と、
    (f)前記第2の導電層の上に、該第2の導電層よりも抵抗率の低い材料からなる第3の導電層を形成する工程と、
    (g)前記第3の導電層の表面のうち、前記容量誘電体膜に内包される領域、及び前記第1のヒューズ素子が形成される領域を、レジストパターンで覆う工程と、
    (h)前記レジストパターンをマスクとして、前記第3の導電層、前記第2の導電層をエッチングし、前記容量誘電体膜の一部が露出した後は、該レジストパターンと共に該容量誘電体膜をもマスクとして、前記第1の導電層をエッチングすることにより、該容量誘電体膜の下に該第1の導電層からなる下部電極を残し、該容量誘電体膜の一部の領域上に、該第2の導電層からなる第1の上部電極及び該第3の導電層からなる第2の上部電極を残し、前記絶縁膜上であって該容量誘電体膜から離れた領域に、該第1の導電層、第2の導電層、及び第3の導電層からなる第1のヒューズ素子を残す工程と、
    (i)前記レジストパターンを除去する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  11. 前記工程aが、前記絶縁膜で囲まれた活性領域上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記工程bで形成される第1の導電層が前記ゲート絶縁膜の上にも形成され、
    前記工程gにおいて、前記レジストパターンの一部が前記活性領域を跨ぐように前記レジストパターンを形成し、
    前記工程hにおいて、前記ゲート絶縁膜の一部の領域上に、前記第1の導電層、第2の導電層、及び第3の導電層からなるゲート電極を残し、
    前記工程iの後に、さらに、
    (j)前記ゲート電極の両側の半導体基板の表層部に、ソース及びドレイン領域を形成する工程を含む請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記工程dにおいて、形成されるべき第2のヒューズ素子を内包する領域に、前記第1の誘電体層からなる第5の膜を残し、
    前記工程gにおいて、前記レジストパターンの一部が、形成すべき第2のヒューズ素子に対応する領域を覆うように前記レジストパターンを形成し、
    前記工程hにおいて、前記第5の膜が露出した後は、該第5の膜をもマスクとして前記第1の導電層をエッチングし、該第5の膜、及びその下の該第1の導電層からなる第4の膜で構成された台座を形成するとともに、該台座の上に残された前記第2の導電層及び第3の導電層で構成された第2のヒューズ素子を形成する請求項10または11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 半導体基板の表面に形成された絶縁膜の上に、下部電極、容量誘電体膜、第1の上部電極、及び第2の上部電極がこの順番に積層された容量素子と、第2のヒューズ素子とを形成する方法であって、
    (p)半導体基板の表面の一部の領域上に絶縁膜を形成する工程と、
    (q)前記絶縁膜を覆うように、前記半導体基板の上に、第1の導電層を形成する工程と、
    (r)前記第1の導電層の上に、第1の誘電体層を形成する工程と、
    (s)前記第1の誘電体層をパターニングし、前記絶縁膜の一部の領域上に、該第1の誘電体層からなる容量誘電体膜を残すと共に、形成すべき第2のヒューズ素子を内包する領域に該第1の誘電体層からなる第5の膜を残す工程と、
    (t)前記容量誘電体膜及び第5の膜を覆うように、前記第1の導電層の上に、シリコンからなる第2の導電層を形成する工程と、
    (u)前記第2の導電層の上に、該第2の導電層よりも抵抗率の低い材料からなる第3の導電層を形成する工程と、
    (v)前記第3の導電層の表面のうち、前記容量誘電体膜に内包される領域、及び前記第2のヒューズ素子を形成すべき領域を、レジストパターンで覆う工程と、
    (w)前記レジストパターンをマスクとして、前記第3の導電層、前記第2の導電層をエッチングし、前記容量誘電体膜及び第5の膜の一部が露出した後は、該レジストパターンと共に該容量誘電体膜及び第5の膜をもマスクとして、前記第1の導電層をエッチングすることにより、該容量誘電体膜の下に該第1の導電層からなる下部電極を残し、該容量誘電体膜の一部の領域上に、該第2の導電層からなる第1の上部電極及び該第3の導電層からなる第2の上部電極を残し、前記第5の膜の上に前記第2の導電層及び第3の導電層で構成された第2のヒューズ素子を残す工程と、
    (x)前記レジストパターンを除去する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  14. 前記工程pが、前記絶縁膜で囲まれた活性領域上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記工程qで形成される第1の導電層が前記ゲート絶縁膜の上にも形成され、
    前記工程vにおいて、前記レジストパターンの一部が前記活性領域を跨ぐように前記レジストパターンを形成し、
    前記工程wにおいて、前記ゲート絶縁膜の一部の領域上に、前記第1の導電層、第2の導電層、及び第3の導電層からなるゲート電極を残し、
    前記工程xの後に、さらに、
    (y)前記ゲート電極の両側の半導体基板の表層部に、ソース及びドレイン領域を形成する工程を含む請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
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