JP4599671B2 - 遠隔診断装置、遠隔診断方法及び遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体 - Google Patents

遠隔診断装置、遠隔診断方法及び遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録紙に印刷するプリンタの状態を通信媒体を経由して遠隔的に診断する遠隔診断装置、遠隔診断方法及び遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報産業の発達によって、オフィスや家庭においてコンピュータが普及しており、コンピュータに接続されたプリンタによって印刷することが多くなっている。プリンタは、インクを記録紙に印刷することで文字や画像等を印刷するものであり、印刷を行えばインクの残量が減少していく。従来、例えばインクジェットプリンタにおけるインクの残量を検出する手法としては、機械式、光学式、電気式等の様々な手法が提案されている。具体的には、従来のインク残量検出手法としては、インクの残量がインクタンクの総容量の何%といった表示や、インクの残りがわずかとなったことをユーザに知らせるアラームが行われていた。
【0003】
このようなプリンタの状態(パラメータ)の診断結果は、特開平10−271261号公報に示されるように各時間毎にプリンタに記憶しておく必要があった。つまり、その診断結果を貯蓄するには、プリンタに接続されたコンピュータのハードディスク等にログファイルを作る必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように、コンピュータにログファイルを記憶する方法では、プリンタの診断のサンプリング回数に比例してログファイルのデータサイズが大きくなっていく欠点があった。このように、ログファイルのデータサイズが大きくなると、コンピュータの記憶容量を大きくする必要が生ずるばかりでなく、この大きなログファイルを処理するコンピュータの処理能力に負担をかけてしまうこととなる。
【0005】
そこで本発明は上記課題を解消し、プリンタの負担を小さくしつつ、プリンタの使用状況に応じた具体的な診断を遠隔的に行うことができる遠隔診断装置、遠隔診断方法及び遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明にあっては、記録紙に印刷するプリンタの、上面及び側面にそれぞれ光を透過する材質でなる部分を有するインクタンクに設けられ、インクの残量を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記プリンタのインクの残量を通信媒体を経由して遠隔的に診断し、前記プリンタのインクの残量の診断結果を前記通信媒体を経由して前記プリンタに送信する診断手段と、前記診断結果を表示する表示手段とを備え、前記検出手段は、所定の電圧が加えられると、インクタンク内のインクに対して光を照射するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに対して所定の電圧を加える印加部と、受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力するフォトディテクタと、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクを透過し、前記インクタンク内の底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を前記フォトディテクタに導くプリズムと、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する計測部とを有し、前記フォトダイオード及び前記印加部は、前記インクタンクの上面の外側に設けられ、前記フォトディテクタ及び前記計測部は、前記インクタンクの側面の外側に設けられ、前記プリズム及び前記反射部は、前記インクタンク内に設けられ、前記検出手段は、前記印加部が、前記フォトダイオードに所定の電圧を加え、前記フォトダイオードが、前記インクタンクの上面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介し前記プリズムを経由して、前記インクタンク内のインクに対して光を照射し、前記プリズムが、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクタンク内の底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を、前記フォトディテクタに、前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導き、前記フォトディテクタが、前記インクを透過し前記プリズムを経由して前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導かれた光を受光し、該受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力し、前記計測部が、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する遠隔診断装置により、達成される。請求項1の構成によれば、まず、記録紙に印刷するプリンタのインクの残量が検出される。検出手段が検出したプリンタのインクの残量は、通信媒体を経由して遠隔的に診断され、その診断結果が通信媒体を経由してプリンタに送信され、表示される。従って、プリンタは、そのインクの残量の診断結果を自らが保持する必要がなくなる。また、プリンタは、検出されたインクの残量を自ら診断する必要がないので、処理の負担が小さくなる。このため、プリンタは、高い処理能力を必要とせず、安価なものとすることができる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、前記診断手段は前記インクの残量が減少する傾向から前記インクが不足する時期を予測することを特徴とする。請求項2の構成によれば、請求項1の作用に加えてインクの残量が減少する傾向からインクが不足する時期を予測する。従って、プリンタは、外部の機能を利用し、現状のインクの使用量であればインクがどの程度使用できるかを遠隔的に診断し、その診断結果としてのインクが不足する時期を外部に表示することができる。このため、プリンタは、常にインクの残量を一定量以上とすることができる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の構成において、前記診断手段は前記インクの残量によって印刷可能なサンプル画像の枚数を演算することを特徴とする。請求項3の構成によれば、請求項1の作用に加えて、プリンタは、外部の機能を利用し、現状のインクの使用量であればインクがどの程度使用できるかを遠隔的に診断し、その診断結果として具体的に予め決められたサンプル画像が何枚印刷することができるかを外部に表示することができる。このため、プリンタのユーザは、インクの残量を具体的に把握することができるようになる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1の構成において、前記プリンタは、前記検出手段が検出した前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を記憶する記憶手段と、前記通信媒体を経由してデータ通信可能となったときに、前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。請求項4の構成によれば、請求項1の作用に加えて、プリンタは、検出されたその状態をまとめて送信する必要がないので、1回に送信するプリンタの状態のデータ量を小さくすることができる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1の構成において、前記通信媒体は、インターネットを利用してデータ通信を行うことを特徴とする。
【0011】
上記目的は、請求項6の発明にあっては、記録紙に印刷するプリンタのインクの残量を、該プリンタの、上面及び側面に光を透過する材質でなる部分を有するインクタンクに設けられた検出手段が検出する検出ステップと、通信媒体を経由して前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量を遠隔的に診断し、前記プリンタのインクの残量の診断結果を前記通信媒体を経由して前記プリンタに送信する診断ステップと、前記診断結果を表示する表示ステップとを有し、前記検出手段は、所定の電圧が加えられると、インクタンク内のインクに対して光を照射するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに対して所定の電圧を加える印加部と、受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力するフォトディテクタと、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクを透過し、前記インクタンク内の底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を前記フォトディテクタに導くプリズムと、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する計測部とを有し、前記フォトダイオード及び前記印加部は、前記インクタンクの上面の外側に設けられ、前記フォトディテクタ及び前記計測部は、前記インクタンクの側面の外側に設けられ、前記プリズム及び前記反射部は、前記インクタンク内に設けられ、前記検出ステップでは、前記印加部が、前記フォトダイオードに所定の電圧を加え、前記フォトダイオードが、前記インクタンクの上面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介し前記プリズムを経由して、前記インクタンク内のインクに対して光を照射し、前記プリズムが、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクタンク内の底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を、前記フォトディテクタに、前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導き、前記フォトディテクタが、前記インクを透過し前記プリズムを経由して前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導かれた光を受光し、該受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力し、前記計測部が、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する遠隔診断方法により、達成される。請求項6の構成によれば、まず、記録紙に印刷するプリンタのインクの残量が検出される。検出したプリンタのインクの残量は、通信媒体を経由して遠隔的に診断され、その診断結果が通信媒体を経由してプリンタに送信され、表示される。従って、プリンタは、そのインクの残量の診断結果を自らが保持する必要がなくなる。また、プリンタは、検出されたインクの残量を自ら診断する必要がないので、処理の負担が小さくなる。このため、プリンタは、高い処理能力を必要とせず、安価なものとすることができる。
【0012】
請求項7の発明は、請求項6の構成において、前記診断ステップでは前記インクの残量が減少する傾向から前記インクが不足する時期を予測することを特徴とする。請求項7の構成によれば、請求項6の作用に加えてインクの残量が減少する傾向からインクが不足する時期を予測する。従って、プリンタは、外部の機能を利用し、現状のインクの使用量であればインクがどの程度使用できるかを遠隔的に診断し、その診断結果としてのインクが不足する時期を外部に表示することができる。このため、プリンタは、常にインクの残量を一定量以上とすることができる。
【0013】
請求項8の発明は、請求項6の構成において、前記診断ステップでは前記インクの残量によって印刷可能なサンプル画像の枚数を演算することを特徴とする。請求項8の構成によれば、請求項6の作用に加えて、プリンタは、外部の機能を利用し、現状のインクの使用量であればインクがどの程度使用できるかを遠隔的に診断し、その診断結果として具体的に予め決められたサンプル画像が何枚印刷することができるかを外部に表示することができる。このため、プリンタのユーザは、インクの残量を具体的に把握することができるようになる。
【0014】
請求項9の発明は、請求項6の構成において、前記プリンタは、前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を記憶しておき、前記通信媒体を経由してデータ通信可能となったときに、前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を送信することを特徴とする。請求項9の構成によれば、請求項6の作用に加えて、プリンタは、検出されたその状態をまとめて送信する必要がないので、1回に送信するプリンタの状態のデータ量を小さくすることができる。
【0015】
請求項10の発明は、請求項6の構成において、前記通信媒体は、インターネットを利用してデータ通信を行うことを特徴とする。
【0016】
上記目的は、請求項11の発明にあっては、記録紙に印刷するプリンタのインクの残量を、該プリンタの、上面及び側面に光を透過する材質でなる部分を有するインクタンクに設けられた検出手段が検出する検出ステップと、通信媒体を経由して前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量を遠隔的に診断し、前記プリンタのインクの残量の診断結果を前記通信媒体を経由して前記プリンタに送信する診断ステップと、前記診断結果を表示する表示ステップとを有し、前記検出手段は、所定の電圧が加えられると、インクタンク内のインクに対して光を照射するフォトダイオードと、前記フォトダイオードに対して所定の電圧を加える印加部と、受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力するフォトディテクタと、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクを透過し、前記インクタンク内の底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を前記フォトディテクタに導くプリズムと、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する計測部とを有し、前記フォトダイオード及び前記印加部は、前記インクタンクの上面の外側に設けられ、前記フォトディテクタ及び前記計測部は、前記インクタンクの側面の外側に設けられ、前記プリズム及び前記反射部は、前記インクタンク内に設けられ、前記検出ステップでは、前記印加部が、前記フォトダイオードに所定の電圧を加え、前記フォトダイオードが、前記インクタンクの上面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介し前記プリズムを経由して、前記インクタンク内のインクに対して光を照射し、前記プリズムが、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクタンク内の底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を、前記フォトディテクタに、前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導き、前記フォトディテクタが、前記インクを透過し前記プリズムを経由して前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導かれた光を受光し、該受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力し、前記計測部が、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体により、達成される。請求項11の構成によれば、まず、記録紙に印刷するプリンタのインクの残量が検出される。検出ステップにて検出したプリンタのインクの残量は、通信媒体を経由して遠隔的に診断され、その診断結果が通信媒体を経由してプリンタに送信され、表示される。従って、プリンタは、そのインクの残量の診断結果を自らが保持する必要がなくなる。また、プリンタは、検出されたインクの残量を自ら診断する必要がないので、処理の負担が小さくなる。このため、プリンタは、高い処理能力を必要とせず、安価なものとすることができる。
【0017】
請求項12の発明は、請求項11の構成において、前記診断ステップでは前記インクの残量が減少する傾向から前記インクが不足する時期を予測する遠隔診断機能を有するプログラムを記録したことを特徴とする。請求項12の構成によれば、請求項11の作用に加えてインクの残量が減少する傾向からインクが不足する時期を予測する。従って、プリンタは、外部の機能を利用し、現状のインクの使用量であればインクがどの程度使用できるかを遠隔的に診断し、その診断結果としてのインクが不足する時期を外部に表示することができる。このため、プリンタは、常にインクの残量を一定量以上とすることができる。
【0018】
請求項13の発明は、請求項11の構成において、前記診断ステップでは前記インクの残量によって印刷可能なサンプル画像の枚数を演算する遠隔診断機能を有するプログラムを記録したことを特徴とする。請求項13の構成によれば、請求項11の作用に加えて、プリンタは、外部の機能を利用し、現状のインクの使用量であればインクがどの程度使用できるかを遠隔的に診断し、その診断結果として具体的に予め決められたサンプル画像が何枚印刷することができるかを外部に表示することができる。このため、プリンタのユーザは、インクの残量を具体的に把握することができるようになる。
【0019】
請求項14の発明は、請求項11の構成において、前記プリンタは、前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を記憶しておき、前記通信媒体を経由してデータ通信可能となったときに、前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を送信する遠隔診断機能を有するプログラムを記録したことを特徴とする。請求項14の構成によれば、請求項11の作用に加えて、プリンタは、検出されたその状態をまとめて送信する必要がないので、1回に送信するプリンタの状態のデータ量を小さくすることができる。
【0020】
請求項15の発明は、請求項11の構成において、前記通信媒体がインターネットを利用してデータ通信を行う遠隔診断機能を有するプログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0022】
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態としての遠隔診断システム100の概略構成例を示すブロック図である。尚、図1は、遠隔診断システム100の概略構成であるので、プリンタ5等の外観も一例である。
遠隔診断システム100は、サービスセンタサーバ23、コンピュータ17、プリンタ5並びに、サービスセンタサーバ23及びコンピュータ17の間でデータ通信を行うための通信媒体を有する。サービスセンタサーバ23及びコンピュータ17の間に設けられた通信媒体としては、例えば2台のモデム71及び電話回線72であってもよいし、ネットワーク89、ルータ21及びネットワーク90であってもよい。後者の場合には、サーバ24を含んでいても良い。以下の説明では、ネットワーク90がインターネットであると例示して説明する。
【0023】
このネットワーク90がインターネットであるとすると、サーバ24は、例えばインターネットプロバイダにおけるサ−バコンピュータを示している。従って、遠隔診断システム100は、サービスセンタサーバ4及びコンピュータ17の間でデータ通信を行うことができる。
【0024】
上記サービスセンタサーバ23は、コンピュータ17にプリンタケーブルやネットワークにて接続されたプリンタ5の状態を取得し診断するサービスを行うサービスセンタに設けられたサーバコンピュータである。また、コンピュータ17は、プリンタ5に対して文字や画像を印刷する際に印刷指示をかける電子機器の一例である。そして、プリンタ5は、コンピュータ17の指示によって記録紙27に文字や画像を印刷するための装置である。上記ルータ21及びネットワーク89は、複数のコンピュータ17を接続するLAN(Local Area Network)を形成している。
【0025】
図2は、図1のプリンタ5及びコンピュータ17の外観の一例を示す斜視図である。
コンピュータ17は、例えばノートブック型のいわゆるパーソナルコンピュータであり、プリンタ5に対してプリンタケーブル15aを経由して接続されている。尚、コンピュータ17は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータであってもよいことはいうまでもない。コンピュータ17は、その外観上、少なくとも表示部76a及び操作部94を有する。表示部76aは、例えば液晶ディスプレイであり、後述するようにプリンタ5の状態から診断された診断結果を表示するための表示部である。この診断結果を表示するのは、コンピュータ17の表示部76aでなく、プリンタ5の表示部76であってもよいことはいうまでもない。また、操作部94は、タッチパネルやマウス、キーボードであり、ユーザがコンピュータ17に対して操作を行うためのものである。
【0026】
図3は、図2におけるプリンタ5の構成例を示す透過斜視図であり、図4は、図3のプリンタ5においてヘッドアセンブリ7を取り外した様子の一例を示す透過斜視図である。
プリンタ5は、ヘッドアセンブリ7を装着した際に着脱可能に保持するためのホルダ33が設けられている。このホルダ33は、ヘッドアセンブリ7を装着すると、ヘッドアセンブリ7におけるインクを吐出する吐出ヘッド35が下を向くようにヘッドアセンブリ7を保持する。下を向いた吐出ヘッド35は、プリンタ機構部10によってトレイ8から給紙されて送られる記録紙27に多少の隙間を保持して対面する。吐出ヘッド35は、所定のプリンタ制御部の制御によって、記録紙27に対してインクを吐出し、所定の文字や画像を印刷する。ここで、プリンタ機構部10とは、プリンタ5における機構的な部分全般を示しており、例えばトレイ8から記録紙27を給紙する給紙部、記録紙を送るローラ等を有する紙送り部、印刷された記録紙を排出する排出部及び、その他プリンタ5の動作に必要とする機構を示している。
【0027】
図5は、図4のヘッドアセンブリ7の構成例を示す分解斜視図である。
ヘッドアセンブリ7は、主にヘッドカートリッジ51及びインクカートリッジ37を有する。
インクカートリッジ37は、少なくとも1色のインクを格納するためのインクタンクを有する。具体的には、インクカートリッジ37は、例えば黄(Yellow)のインクタンク37a、マゼンタ(Magenta)のインクタンク37b、シアン(Cyan)のインクタンク37c及び黒(Black)のインクタンク37dの4色分のインクタンクを有する。これらのインクタンク37a〜7dは、それぞれインクカートリッジホルダ49との対面に、各インクを供給したり格納するための図示しないインク供給・格納部が設けられている。
【0028】
本発明において特徴的なことは、各インクタンク37a〜37dに、各色のインクの残量をそれぞれ検出するためのインク残量検出装置68a〜68d(診断手段、遠隔診断装置)が設けられていることである。インク残量検出装置68a〜68dの詳細については、後述する。
【0029】
ヘッドカートリッジ51は、蓋41、インクカートリッジホルダ49及び上記吐出ヘッド35を有する。この吐出ヘッド35は、フレーム43、ヘッドチップ47及びプレート45を有する。また、ヘッドチップ47は、第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dで構成されている。
インクカートリッジホルダ49は、上記インクタンク37a〜37dをそれぞれ着脱可能に保持することができるように、インクタンク37a〜37dの数に応じてそれぞれ凹部が形成された部材である。これらの凹部の底には、それぞれ上記インクタンク37a〜37dのインク供給・格納部が配置される穴49a〜49dが設けられている。また、インクカートリッジホルダ49は、インクタンク37a〜37dが上記凹部にそれぞれ配置されると、インクタンク37a〜37dの上面を覆うように蓋41が取り付けられる。つまり、インクタンク37a〜37dは、それぞれ密閉されることになる。
【0030】
一方、上記第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dは、4色のインクをそれぞれ吐出するためのチップである。これらの第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dは、短冊状の部材であり、長手方向が互いに並行になるように配置された状態で、プレート45及びフレーム43の間に挟み込まれている。また、フレーム43は、平板状の部材であり、ほぼ第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dの形状に沿った細長い溝状の穴が設けられている。フレーム43は、インクカートリッジホルダ49の下面に取り付けられている。また、プレート45は、平板状の部材であり、挟み込む第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dの形状に沿ってほぼ一直線にノズル穴が形成されている。
【0031】
図6は、図5のインク残量検出装置68a〜68dの構成例を示す断面図である。
インク残量検出装置68a〜68dは、それぞれ同様の構成であるので、インク残量検出装置68aについてのみ説明する。インク残量検出装置68aは、印加部64、フォトダイオード56、プリズム70、反射部62、フォトディテクタ58及び計測部66を有する。
印加部64は、フォトダイオード56に対して所定の電圧を加えるための電源及びその制御部である。フォトダイオード56は、所定の電圧が加えられることにより光60をプリズム70を経由してインクIに対して照射する機能を有する。プリズム70は、フォトダイオード56からの光60を透過するとともに、反射部62にて反射して戻った光60をフォトディテクタ58に導く機能を有する。フォトディテクタ58は、インクIを透過した光60を受光する機能を有し、受光した光60の光量に応じて所定の電圧を出力する機能を有する。計測部66は、フォトディテクタ58の出力を計測する機能を有する。尚、図6において光60がインカートリッジ37a等を貫通している部分には、穴や光60が透過する材質でなる部材が設けられているものとする。
従って、インク残量検出装置68aは、インク量が多いと光60の減衰が大きく、インク量が少ないと光60の減衰が小さいことから、光60の光量の大小によりフォトディテクタ58の出力電圧が変化することを測定し、インク残量を検知することができる。
【0032】
図7は、図6のインク残量検出装置68aが検出したインク量レベルに対するフォトディテクタ58の出力の一例を示す図である。
図7では、図6のインクカートリッジ37aにおけるインク量レベルを複数に、例えばインクIの残量がない「Empty(例えば0cc)」、インクIの残量がやや少ない「レベル2」、インクIの残量がやや多い「レベル1」、インクIの残量が満量である「Full(例えば15cc)」の4つのレベルに設定している。インク残量検出装置68aは、インクIの残量が減少するとインク量レベルが「Full」から「レベル1」へと変化し、図6のフォトディテクタ58の出力が徐々に増加する。この変化は、インク残量レベルが下がるにつれてほぼ同様の特性を示す。そして、インク残量レベルが例えば「レベル2」になると、インクIの残量が少ないとしてアラームを出力すべきと判断する。このアラームを出力すべきインクIの残量は、プリンタ5の仕様に合わせて任意に設定することができる。
【0033】
図8は、図2のプリンタ5の電気的な構成例を示すブロック図である。
プリンタ5は、RAM(Random Access Memory)61、ROM(Read Only Memory)63、CPU(CentralProcessing Unit)67、ヘッド駆動部73、ヘッドアセンブリ7、ヘッド検出部75、プリンタ制御部77、プリンタ機構部10及びインターフェース65を有し、また表示部76及びプリンタ診断部79を有していても良い。
【0034】
RAM61は、書き込み読み出し可能な情報記憶媒体であり、CPU67の作業領域である。ROM63は、読み出し可能な情報記憶媒体であり、CPU67に記録している情報を提供する。尚、ROM63は、情報を書き換え可能であっても良い。CPU67は、RAM61、ROM63、ヘッド駆動部73、ヘッド検出部75、プリンタ制御部77、プリンタ診断部79、表示部76及びインターフェース65に接続されており、これらを制御したりこれらからデータを取得している。
【0035】
上記ヘッド駆動部73は、CPU67の制御によって、ヘッドアセンブリ7の動作を制御している。このヘッドアセンブリ7は、上記インクカートリッジ及び、インクを吐出するヘッドカートリッジを有する。また、ヘッド検出部75は、プリンタ5に着脱可能なヘッドアセンブリ7から所定の情報を取得する機能を有し、例えばヘッドアセンブリ7がプリンタ5に装着されたことを検出する。
【0036】
上記プリンタ制御部77は、CPU67の制御によってプリンタ機構部10の動作の制御を行う。このプリンタ機構部10は、プリンタ5における印刷するための機構全体を示している。また、プリンタ機構部10は、プリンタ診断部79によってその状態が診断される。
【0037】
また、表示部76は、CPU67の制御によって、所定の画像や文字を表示する。そして、インターフェース65は、例えばセントロニクスによりプリンタケーブルが接続されたり、ネットワークによりLAN(Local Area Network)ケーブルが接続されることで、印刷したい画像等のデータを通信するためのインターフェースである。
プリンタ5において特徴的なことは、ヘッド検出部75の一部としての上記インク残量検出装置68a〜68dが設けられていることである。
【0038】
図9は、図1のサービスセンタサーバ4及びコンピュータ17それぞれの電気的な構成例を示すハードウェア構成図である。
サービスセンタサーバ4及びコンピュータ17は、サービスセンタサーバ4の方が処理能力を必要とする点を除いて、コンピュータ等の電子機器である点で電気的な構成が類似している。従って、以下の説明では、主にコンピュータ17について説明し、サービスセンタサーバ4における異なる点はその都度説明する。
【0039】
コンピュータ17は、制御部93、表示部76、記憶部96、インターフェース97、通信制御部95及び操作部94を有する。尚、サービスセンタサーバ4は、表示部76、インターフェース97及び操作部94を有していなくても良い。
制御部93は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、コンピュータ17全体を制御するための演算部である。記憶部96は、RAM(Random Access Memory)等の書き込み読み出し可能な記憶媒体、ROM(Read Only Memory)等の読み出し専用記憶媒体及び、ハードディスク等の大容量記憶媒体を含んでいる。制御部93は、記憶部96のRAM等を作業領域としてソフトウェア等を動作する。また、表示部76は、制御部93の制御によって所定の文字や画像を表示する機能を有する。インターフェース97は、例えばセントロニクスやUSB(Universal Serial Bus)といったユーザインターフェースを示している。また、通信制御部95は、データ通信を行うためのネットワークインターフェースにおけるデータ通信の制御を行う機能を有する。操作部94は、上述したようにキーボード等のユーザインターフェースを示している。
【0040】
図10は、図1の遠隔診断システム100のソフトウェアの構成例を示すソフトウェア構成図である。
サービスセンタサーバ4及びコンピュータ17は、それぞれオペレーティングシステム114及びオペレーティングシステム14が動作している。オペレーティングシステム14,114は、それぞれいわゆる基本ソフトを示しており、プリンタ5において動作するソフトウェア等の動作を制御するためのソフトウェアである。尚、オペレーティングシステム14,114は、それぞれ他のソフトウェアがその機能を兼ねて、省略しても良い。
【0041】
サービスセンタサーバ4は、上記オペレーティングシステム114、診断項目テーブル152、ログファイル154、診断モジュール173(診断手段、遠隔診断機能を有するプログラム)及び通信モジュール176(診断手段、遠隔診断機能を有するプログラム)を有する。
診断項目テーブル152は、プリンタ5の状態を診断する項目に関する情報を格納している。この診断項目テーブル152は、例えばプリンタ5の状態としてのインクの残量の診断を行うことに関する情報を有する。ログファイル154は、プリンタ5の状態を診断した結果を検出日時毎に格納している。ログファイル154は、図8のRAM61に作成される。図10に示すように、通信モジュール176は、診断モジュール173の制御によって、コンピュータ17の通信モジュール175(診断手段、遠隔診断機能を有するプログラム)との間でデータ通信を行う機能を有する。また、診断モジュール173は、診断項目テーブル152に格納されている診断項目を読み出し、その診断項目に応じた検出指示177をコンピュータ17に対して送信する。ここで、検出指示177は、例えばヘッドアセンブリ7におけるインクの残量を取得すべき旨の指示である。この検出指示177は、プリンタ5における診断項目に応じて任意に設定することができる。
【0042】
また、通信モジュール176は、コンピュータ17からの検出結果179(プリンタ5の状態)を受信する機能を有する。この検出結果179としては、インクの残量に関する情報である。
ここで、上記インクの残量に関する情報は、インクの残量を検出した際における少なくとも、インクの色に関する情報(色情報)、日時に関する情報(検出日時)及びインクの残量を有する。
【0043】
また、診断モジュール173は、上記インクの残量に関する情報に基づいてインクの残量の減り方の傾向を演算し、その傾向から各インク毎にいつインクが不足するかについて予測を行う。つまり、診断モジュール173は、プリンタ5の使用状況に応じたインクの減少傾向を把握することができるようになる。また、診断モジュール173は、インクの残量の内最も不足する時期が早いインクについて情報を表示することができる。診断モジュール173が行う詳細な演算等については、後述する。
【0044】
さらに、診断モジュール173は、コンピュータ17に対して診断結果181を出力するように通信モジュール176を制御する機能も有する。
【0045】
コンピュータ17は、上記オペレーティングシステム14、通信モジュール175(遠隔診断機能を有するプログラム)及び検出モジュール172(検出手段、遠隔診断機能を有するプログラム)及びデバイスドライバ2を有する。
デバイスドライバ2は、図8のヘッド駆動部73及びプリンタ制御部77等を制御し、CPU67に接続された各ブロックを管理するためのソフトウェアである。
【0046】
図10の検出モジュール172は、デバイスドライバ2を制御し、図8におけるインク残量検出装置68a〜68dに対してヘッドアセンブリ7のインクの残量を検出する指示を与え、検出結果179を得る機能を有する。この検出モジュール172がプリンタ5の状態を診断する項目は、例えば図8のROM63に予め格納されている。尚、ROM63が書き換え可能なROMであれば、この項目を変更することができるようにしても良い。また、通信モジュール175は、この検出結果179をサービスセンタサーバ4に対して送信する機能を有する。
【0047】
遠隔診断システム100を有するプリンタ5は以上のような構成であり、次に図1〜図10を参照しつつその遠隔診断方法について説明する。
遠隔診断システム100は、簡単に表現すると、プリンタ5のユーザがそれまでの印刷ペースで印刷した場合にあと何日印刷が可能(印刷可能期間)かを遠隔的にそのユーザに知らせるシステムである。
【0048】
読み取り指示(検出ステップ)
図1に示すサービスセンタサーバ4は、プリンタ5が接続されたコンピュータ17に対して診断を行うべく、診断モジュール173を動作する。診断モジュール173は、診断項目テーブル152からインクの残量を取得すべき旨の診断項目を取得し、通信モジュール176を制御して検出指示179をコンピュータ17に対して送信する。コンピュータ17は、検出指示179を通信モジュール175にて受信し、検出モジュール172を駆動する。
【0049】
読み取り動作(診断ステップ)
検出モジュール172は、プリンタ5におけるインクカートリッジ7のインクの残量等を、各色毎に検出する。具体的には、図8のCPU61の制御によって、検出モジュール172は、デバイスドライバ2を制御し、図8のヘッド検出部75の一部としてのインク残量検出装置68a〜68dにそれぞれインク残量読み取りの指示を送る。インク残量検出装置68a〜68dは、そのインク残量読み取りの指示を受けると、既に図6にて説明したように、各インク毎にフォトデイテクタ58の出力を読み取る。検出モジュール172によって検出された検出結果179は、通信モジュール175にてサービスセンタサーバ4に送信される。
【0050】
サービスセンタサーバ4は、検出結果179を通信モジュール176によって受信し、診断モジュール173に引き渡す。診断モジュール173は、図7に示すフォトデイテクタ58の出力に対するインク残量レベル特性から残ったインクの残量を算出する。そして、診断モジュール173は、図11に示すようにインクの残量に加えて、色情報及び検出日時をログファイル154に書き込む。
【0051】
図10の診断モジュール173は、上記のように検出指示177をコンピュータ17に与えた場合のみならず、検知モジュール172が一定時間毎に検知した検知結果179を取得するようにしても良い。このようにして、診断モジュール173は、上記色情報、検出日時及びインクの残量をインクの残量履歴(ログ)としてログファイル154に記録する。このログファイル154は、図9における記憶部96のRAMやハードディスクに記録する。その結果、図11に示すように、ログファイル154には、時間の経過とともにインクの残量が減少する傾向が記録される。
【0052】
演算動作
図10の診断モジュール173は、ユーザの要求又は任意の時に、図7におけるインク残量レベルが「Empty」となる時期(以下「インクの使用期限」という)の計算を行う。すると、図10の診断モジュール173は、ログファイル154に既に記録されたインクの残量履歴から、各色毎に以下に示す演算を行う。
【0053】
すなわち、インクの色としてシアンを例示すると、診断モジュール173は、図11に記録された検出日時(2000年1月1日の11時21分)におけるインクの残量Cは15ccと検出し、これを図13に示すようにプロットする。続いて、診断モジュール173は、図13に示すように各時刻におけるインクの残量Cは13cc、11cc及び4ccと検出し、それぞれプロットする。尚、図11においては、黄のインクの残量をYとし、マゼンタのインクの残量をMとし、黒のインクの残量をBと示している。
【0054】
診断モジュール173は、例えば最小二乗法により、インクの残量=a×検出日時+b(a:定数、b:満量時におけるインクの量)を求め、例えばインクの残量が0となる検出日時(つまり上記インクの使用期限)を求める。この検出日時が、図示の「予想される使い切る年月日」である。診断モジュール173は、図12に示すように色別のインクの使用期限(色別期限)を所定のファイルに書きこむ。
【0055】
また、診断モジュール173は、色別のインクの使用期限の内使用期限までの時間が一番短い使用期限(2000年4月21日)を図示の「総合判断」の項目に書き込む。さらに、診断モジュール173は、この判断を行った年月日を、「判断日(調査日)」の項目に書き込む。このようにすると、図10の診断モジュール173は、インクの残量についていつ判断されたのかについて情報を残すことができるようになる。
【0056】
診断モジュール173は、このようにして得られた診断結果179を通信モジュール176を制御してコンピュータ17に送信する。コンピュータ17は、通信モジュール175を制御してその診断結果179を受信する。
【0057】
表示ステップ
そして、診断モジュール173は、デバイスドライバ2を制御し、図14に示すようにインクの使用期限及び判断日を図2の表示部76又は表示部76aに表示する。また同時に、コンピュータ17は、ユーザにアラームを通知するようにしても良い。このようにすると、ユーザは、プリンタ5におけるインクの使用期限を視認することができるようになるので、プリンタ5がインク切れとなることを防止することができる。
【0058】
本発明の第1実施形態によれば、ユーザがそれまでの印刷ペースで印刷した場合にあとどのくらいの期間、現在の印刷ペースで印刷が可能(印刷可能期間)かといった情報が遠隔的に診断されユーザに通知されるので、ユーザはいつ替えインクを補充又はインクを交換すればいいか、自分の使用予定に合わせて、正確に判断できるようになる。また、プリンタ5における診断モジュール173によれば、ユーザーが具体的にいつまでに交換インクを用意しなければならないかがつかめず、不意にインク切れを起こすなどのトラブルを起こさなくてすむようになる。従って、プリンタ5は、いつでも確実に印刷することができるようになる。
【0059】
また、本発明の第1実施形態における特徴的な効果としては、プリンタ5の状態の診断結果をプリンタ5やコンピュータ17が保持する必要がないので、プリンタ5は、印刷のための最小限の記憶容量を有していればよいことである。また、プリンタ5は、検出された状態を自ら診断する必要がないので、処理の負担が小さくなる。このため、プリンタ5は、高い処理能力を必要としないようにすることができるので、安価なものとすることができる。
【0060】
また、本発明の第1実施形態によれば、サービスセンタサーバ4は、プリンタ5から検出結果181を取得するので、この検出結果181を把握し、在庫すべきインク量等を正確に予測することができる。また、サービスセンタサーバ4を有するサービスセンタが多くの種類のインクを販売している場合には、ユーザの好みのインクやその種類を把握することができるので、マーケティング調査を容易に行うことができる。
【0061】
第2実施形態
第2実施形態としての遠隔診断システム100a(遠隔診断装置)やこれを有するプリンタ5aは、図1〜図13においてそれぞれ第1実施形態としての遠隔診断システム100やこれを有するプリンタ5とほぼ同様の構成であるので同一の構成は図1〜図13における符号を用いて、異なる点を中心として説明する。
遠隔診断システム100では、プリンタ5のインクの残量が所定の量となる時期をユーザに通知していたのに対して、遠隔診断システム100aでは、ユーザにプリンタ5aのインクの残量を通知するのに、所定のサンプル画像をあと何枚印刷することができるかを具体的に示している点が異なっている。従って、遠隔診断システム100aは、図8における診断モジュール173a(診断手段)、通信モジュール176,175、ログファイル154及び診断項目テーブル152の機能が遠隔診断システム100におけるそれらの機能とやや異なっている。
【0062】
図15は、上記サンプル画像を印刷するのに必要とするインク量等に関する情報の一例を示す図である。
サンプル画像を印刷する場合に必要なインク量(以下「サンプル画像情報」という)は、図10における診断項目テーブル152に格納されている。また、診断項目テーブル152には、それ以外にもサンプル画像毎に、印刷サイズ及び画像種類が格納されている。必要なインク量は、黄においてはYo、マゼンタにおいてはMo、シアンにおいてはCo、黒においてはBoにて示している。尚、この診断項目テーブル152に格納されたデータは、プリンタ5のCPU67あるいは診断モジュール173a内に予め記憶しておくようにしてもよい。
【0063】
診断モジュール173aは、第1実施形態の説明で示した検出方法によりあるいは図10のログファイル154から取り出すことにより、図16に示すように黄のインク残量Y、マゼンタのインク残量M、シアンのインク残量C、黒のインク残量Bを取得する。そして、診断モジュール173aは、各色のインクの残量Y、M、C、Bを、ある印刷サイズ/サンプル画像を印刷するのに必要な各色のインク量Yo、Mo、Co、Boでそれぞれ割り、各インク量の商Y/Y。、M/Mo、C/Co、B/B。を求める。次に、診断モジュール173aは、[Y/Yo]、[M/Mo]、[C/Co]、[B/Bo]のように整数処理する。そして、診断モジュール173aは、求まった整数の中でもっとも小さな数字を、ある印刷サイズ/サンプル画像で印刷可能な枚数として図17に示す表のような情報を取得する。或いは、診断モジュール173aは、図10のログファイル154に記録する。最後に、診断モジュール173aは、図2の表示部76に、図18に示すサンプル画像のサンプル名、印刷可能枚数及び調査日を表示する。
【0064】
本発明の第2実施形態によれば、第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮することができるとともに、これに加えて、所定のサンプル画像を印刷する場合に、あと何枚印刷可能(印刷可能枚数)といった具体的な情報が表示されるので、プリンタ5において不意にインク切れを生ずるなどのトラブルを起こさなくてすむようになる。従って、ユーザは、インクを充填又は交換すべきタイミングを知ることができるので、プリンタ5aはいつでもさらに確実に印刷することができるようになる。
【0065】
ところで本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、プリンタ5,5aそれぞれにおけるインクの残量を診断しているがこれに限らず、プリンタ5,5aそれぞれにおけるその他の項目について診断しても良いことはいうまでもない。
上記実施形態では、プリンタ5,5aがそれぞれインクジェット方式を採用しているものとして説明しているがこれに限らず、レーザ方式を採用しているプリンタに適用しても良いことはいうまでもない。つまり、上記実施形態は、印刷によりインクが減少するプリンタに適用することができる。
また、上記実施形態においてプリンタ5,5aは、それぞれ、検出したプリンタの状態の少なくとも一部を記憶するメモリ等の記憶手段及び、ネットワーク90等の通信媒体を経由してデータ通信可能となったときにプリンタ5,5aの状態の少なくとも一部を送信する送信手段を備えていてもよい。このようにすると、プリンタは、検出されたその状態をまとめてサービスセンタサーバ23に送信する必要がないので、1回に送信するプリンタ5,5aの状態のデータ量を小さくすることができる。
また、上述した一連の処理を実行する遠隔診断機能を有するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられるプログラム格納媒体としては、例えばフロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディスクなどで実現しても良い。これらプログラム格納媒体にプログラムを格納する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送などの有線および無線通信媒体を利用しても良く、ルーターやモデム等の各種通信インターフェースを介在させて格納するようにしてもよい。また、上述したサービスセンタサーバ4及びプリンタ5,5aは、それぞれ上記プログラム格納媒体の情報を少なくとも読み取ることができるドライブ装置を備えていても良いことはいうまでもない。
また、遠隔診断システム100,100aは、それぞれプリンタ5,5aがコンピュータ17が有する機能を備えることで、コンピュータ17を省略しても良いことはいうまでもない。
また、上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリンタの負担を小さくしつつ、プリンタの使用状況に応じた具体的な診断を遠隔的に行うことができる遠隔診断装置、遠隔診断方法及び遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての遠隔診断システムの概略構成例を示すブロック図
【図2】本発明の第1実施形態としての遠隔診断システムを有するプリンタの外観の一例を示す斜視図。
【図3】図2におけるプリンタの構成例を示す透過斜視図。
【図4】図3のプリンタにおいてヘッドアセンブリを取り外した様子の一例を示す透過斜視図。
【図5】図4のヘッドアセンブリの構成例を示す分解斜視図。
【図6】図5のインク残量検出装置の構成例を示す断面図。
【図7】図6のインク残量検出装置が検出したインク量レベルに対するフォトディテクタの出力の一例を示す図
【図8】図2のプリンタの電気的な構成例を示すブロック図。
【図9】図1のサービスセンタサーバ及びコンピュータそれぞれの電気的な構成例を示すハードウェア構成図。
【図10】図1の遠隔診断システムのソフトウェアの構成例を示すソフトウェア構成図。
【図11】各検出日時におけるプリンタのインクの残量の一例を示す図。
【図12】インクの使用期限の一例を示す図。
【図13】サンプル画像を印刷するのに必要とするインク量に関する情報の一例を示す図。
【図14】表示部の表示例を示す図。
【図15】サンプル画像を印刷するのに必要とするインク量等に関する情報の一例を示す図。
【図16】ある時点におけるプリンタのインク残量の一例を示す図。
【図17】サンプル画像の情報の一例を示す図。
【図18】プリンタのインク残量によって印刷できるサンプル画像の枚数の一例を示す図。
【符号の説明】
5,5a・・・プリンタ、21・・・ルータ(通信媒体)、24・・・サーバ(通信媒体)、68a〜68d・・・残量検出装置(検出手段、遠隔診断装置)、71・・・モデム(通信媒体)、72・・・電話回線(通信媒体)、76,76a・・・表示部(表示手段、遠隔診断装置)、89・・・ネットワーク(通信媒体)、90・・・ネットワーク(通信媒体)、100,100a・・・遠隔診断システム(遠隔診断装置)、152・・・診断項目テーブル(遠隔診断装置)、154・・・ログファイル(遠隔診断装置)、172・・・検出モジュール(検出手段、遠隔診断機能を有するプログラム)、173,173a・・・診断モジュール(診断手段、遠隔診断機能を有するプログラム)、175,176・・・通信モジュール(診断手段、遠隔診断機能を有するプログラム)、I・・・インク

Claims (15)

  1. 記録紙に印刷するプリンタの、上面及び側面にそれぞれ光を透過する材質でなる部分を有するインクタンクに設けられ、インクの残量を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記プリンタのインクの残量を通信媒体を経由して遠隔的に診断し、前記プリンタのインクの残量の診断結果を前記通信媒体を経由して前記プリンタに送信する診断手段と、
    前記診断結果を表示する表示手段とを備え、
    前記検出手段は、
    所定の電圧が加えられると、インクタンク内のインクに対して光を照射するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに対して所定の電圧を加える印加部と、
    受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力するフォトディテクタと、
    前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクを透過し、前記インクタンクの底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を前記フォトディテクタに導くプリズムと、
    前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する計測部とを有し、
    前記フォトダイオード及び前記印加部は、前記インクタンクの上面の外側に設けられ、
    前記フォトディテクタ及び前記計測部は、前記インクタンクの側面の外側に設けられ、
    前記プリズム及び前記反射部は、前記インクタンク内に設けられ、
    前記検出手段は、
    前記印加部が、前記フォトダイオードに所定の電圧を加え、前記フォトダイオードが、前記インクタンクの上面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介し前記プリズムを経由して前記インクタンク内のインクに対して光を照射し、前記プリズムが、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクタンクの底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を、前記フォトディテクタに、前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導き、前記フォトディテクタが、前記インクを透過し前記プリズムを経由して前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導かれた光を受光し、該受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力し、前記計測部が、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する遠隔診断装置。
  2. 前記診断手段は、前記インクが減少する傾向から前記インクが不足する時期を予測する請求項1に記載の遠隔診断装置。
  3. 前記診断手段は、前記インクの残量によって印刷可能なサンプル画像の枚数を演算する請求項1又は請求項2に記載の遠隔診断装置。
  4. 前記プリンタは、前記検出手段が検出した前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を記憶する記憶手段と、
    前記通信媒体を経由してデータ通信可能となったときに、前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を送信する送信手段とを備える請求項1乃至請求項3のうち何れか1記載の遠隔診断装置。
  5. 前記通信媒体は、インターネットを利用してデータ通信を行う請求項1乃至請求項4のうち何れか1記載の遠隔診断装置。
  6. 記録紙に印刷するプリンタのインクの残量を、該プリンタの、上面及び側面に光を透過する材質でなる部分を有するインクタンクに設けられた検出手段が検出する検出ステップと、
    通信媒体を経由して前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量を遠隔的に診断し、前記プリンタのインクの残量の診断結果を前記通信媒体を経由して前記プリンタに送信する診断ステップと、
    前記診断結果を表示する表示ステップとを有し、
    前記検出手段は、
    所定の電圧が加えられると、インクタンク内のインクに対して光を照射するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに対して所定の電圧を加える印加部と、
    受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力するフォトディテクタと、
    前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクを透過し、前記インクタンクの底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を前記フォトディテクタに導くプリズムと、
    前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する計測部とを有し、
    前記フォトダイオード及び前記印加部は、前記インクタンクの上面の外側に設けられ、
    前記フォトディテクタ及び前記計測部は、前記インクタンクの側面の外側に設けられ、
    前記プリズム及び前記反射部は、前記インクタンク内に設けられ、
    前記検出ステップでは、
    前記印加部が、前記フォトダイオードに所定の電圧を加え、前記フォトダイオードが、前記インクタンクの上面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介し前記プリズムを経由して前記インクタンク内のインクに対して光を照射し、前記プリズムが、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクタンクの底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を、前記フォトディテクタに、前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導き、前記フォトディテクタが、前記インクを透過し前記プリズムを経由して前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導かれた光を受光し、該受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力し、前記計測部が、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する遠隔診断方法。
  7. 前記診断ステップでは、前記インクの残量が減少する傾向から前記インクが不足する時期を予測する請求項6に記載の遠隔診断方法。
  8. 前記診断ステップでは、前記インクの残量によって印刷可能なサンプル画像の枚数を演算する請求項6又は請求項7に記載の遠隔診断方法。
  9. 前記プリンタは、前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を記憶しておき、前記通信媒体を経由してデータ通信可能となったときに、前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を送信する請求項6乃至請求項8のうち何れか1記載の遠隔診断方法。
  10. 前記通信媒体は、インターネットを利用してデータ通信を行う請求項6乃至請求項9のうち何れか1記載の遠隔診断方法。
  11. 記録紙に印刷するプリンタのインクの残量を、該プリンタの、上面及び側面に光を透過する材質でなる部分を有するインクタンクに設けられた検出手段が検出する検出ステップと、
    通信媒体を経由して前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量を遠隔的に診断し、前記プリンタのインクの残量の診断結果を前記通信媒体を経由して前記プリンタに送信する診断ステップと、
    前記診断結果を表示する表示ステップとを有し、
    前記検出手段は、
    所定の電圧が加えられると、インクタンク内のインクに対して光を照射するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに対して所定の電圧を加える印加部と、
    受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力するフォトディテクタと、
    前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクを透過し、前記インクタンクの底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を前記フォトディテクタに導くプリズムと、
    前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する計測部とを有し、
    前記フォトダイオード及び前記印加部は、前記インクタンクの上面の外側に設けられ、
    前記フォトディテクタ及び前記計測部は、前記インクタンクの側面の外側に設けられ、
    前記プリズム及び前記反射部は、前記インクタンク内に設けられ、
    前記検出ステップでは、
    前記印加部が、前記フォトダイオードに所定の電圧を加え、前記フォトダイオードが、前記インクタンクの上面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介し前記プリズムを経由して前記インクタンク内のインクに対して光を照射し、前記プリズムが、前記フォトダイオードからの光を透過するとともに、前記インクタンクの底部に設けられた反射部にて反射して戻った光を、前記フォトディテクタに、前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導き、前記フォトディテクタが、前記インクを透過し前記プリズムを経由して前記インクタンクの側面に設けられた光を透過する材質でなる部分を介して導かれた光を受光し、該受光した光の光量に応じて所定の電圧を出力し、前記計測部が、前記フォトディテクタの出力を計測して、前記インクタンク内のインクの残量を検出する遠隔診断機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
  12. 前記診断ステップでは、前記インクの残量が減少する傾向から前記インクが不足する時期を予測する遠隔診断機能を有するプログラムを記録した請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
  13. 前記診断ステップでは、前記インクの残量によって印刷可能なサンプル画像の枚数を演算する遠隔診断機能を有するプログラムを記録した請求項11又は請求項12に記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
  14. 前記プリンタは、前記検出ステップにて検出した前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を記憶しておき、前記通信媒体を経由してデータ通信可能となったときに、前記プリンタのインクの残量の少なくとも一部を送信する遠隔診断機能を有するプログラムを記録した請求項11乃至請求項13のうち何れか1記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
  15. 前記通信媒体がインターネットを利用してデータ通信を行う遠隔診断機能を有するプログラムを記録した請求項11乃至請求項14のうち何れか1記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
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