JP4613399B2 - カートリッジ管理装置、カートリッジ管理方法、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体 - Google Patents

カートリッジ管理装置、カートリッジ管理方法、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタに着脱可能なカートリッジを管理するカートリッジ管理装置、カートリッジ管理方法、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハードコピーを目的とした代表的な記録装置に用いられる方式としては、電子写真方式、インクジェット方式、ワイヤドット方式、感熱記録方式、熱転写方式が良く知られている。これらの方式の中において、文字品質と写真画質の両立、コンピュータ、デジタルカメラ等広範囲な入力方式への対応、印画速度の速さ、動作時の静粛性等の理由から、近年、インクジェット方式が広く用いられるようになった。このインクジェット方式は、吐出ヘッド上の微細なインク吐出部からインクを非転写物に対して吐出させる方式であり、この方式を採用したプリンタは、騒音が少なく、比較的小型化が容易なことから、近年特にその市場規模が拡大している。
【0003】
このインクジェット方式を用いたプリンタは、簡便さや汎用性から、家庭やオフィス環境で使用されることが多い。このため、使用されるインク量は、工業用途に比べると比較的少なく、プリンタ内に設置された小容量のインクタンク内に保持されることが多い。
【0004】
プリンタ内のインクタンクと吐出ヘッドとの間の構造は、インクタンクと吐出ヘッドが分離しており、インク通路が可撓性チューブ等で連結されている形態がある。一方、この構造は、インクタンクと吐出ヘッドが一体となっており、インクは吐出ヘッドに直接に注入される形態もある。さらに、インクタンクと吐出ヘッドが一体構造であるものの中にも、インクタンクと吐出ヘッドが分離できる形態のものと、インクタンクと吐出ヘッドが一体となり分離できない形態のものが存在する。これらいずれの形態においても、消耗品であるインクを使い切れば印字できなくなるので、インクが不足した時にはインクの追加が必要になる。
【0005】
ここで、インク追加の要否を判断する方法としては、印字後にインクの付着状態を確認し、インク不足を認知することが確実である。また、目視によらず自動的に確認する方法として、インクタンクないの保持されたインク量に対して使用したであろうインク量を装置が記憶し比較によって知らしめる方法がある。さらに、インク追加の要否を判断する方法としては、インクの液面を工学的や電気的に観察し残量を検知する方法や、インクタンク内の体積減少を利用しその変化を機械的に検知する方法等もある。
【0006】
インク追加が必要と判断した場合には追加操作を行うが、上記インクタンクと吐出ヘッドの形態によりインクの追加方法は異なる。インクタンクと吐出ヘッドが分離できない形態のものは、インクタンクと吐出ヘッド一体のインクカートリッジ自体を交換することになる。一方、インクタンクと吐出ヘッドが分離できる形態のものは、インクタンクを持つインクカートリッジを交換する。これらどちらの形態にしてもインクが不足すると、インクを追加するのではなく、インクカートリッジ毎交換されることになる。
【0007】
消耗品であるインクだけを追加せずにインクカートリッジを交換するのは、使用者にインクを直接触れさせ汚さないようにするという配慮によるものである。
一方で、このように交換を行うのは、インクタンク内の部品をある使用期間で交換したい、インクタンク内の圧力状態を保ちたい、付加価値をつけたいというような製造者側の都合も大きい。そして、交換のためプリンタから外されたインクカートリッジは、その後用途を失い廃棄されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年、廃棄物処理の問題やエコロジーの観点から、プリンタから排出される廃棄物はできるだけ少ないのが望ましい。特にインクを追加する度にインクカートリッジを廃棄する現在の方法では、多くの産業廃棄物が発生し、環境汚染の原因になりかねない。また、今後のプリンタの普及に対しても、悪影響を与える可能性がある。
【0009】
このため、インクカートリッジを廃棄せずにインクを再充填する方法としては、特別に製作されたインク注入手段を用いてインクだけをインクカートリッジ内に充填するキットが用いられる方法がある。しかし、この方法では、プリンタ製造業者とは異なる業者がプリンタ製造業者の許可を得ずに、そのキットを販売している場合が多い。これでは、プリンタ製造業者がプリンタに対して適切な付加価値を提供していないばかりでなく、購入したプリンタが、プリンタ製造業者とは異なる業者によってメンテナンスされるようになり、信頼性の維持が難しかった。
【0010】
そこで本発明は上記課題を解消し、カートリッジを適切に管理し、カートリッジの品質や信頼性を向上することができるとともに、産業廃棄物を減少させることができるカートリッジ管理装置、カートリッジ管理方法、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明に係るカートリッジ管理装置は、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジ着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動し印刷を行うプリンタと、前記プリンタに、前記カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を、ネットワークを経由して、直接提供するサービスセンタサーバとを備え、前記サービスセンタサーバは、回収した前記カートリッジの駆動状態を診断し、該駆動状態情報を取得する診断手段と、前記診断手段で取得された駆動状態情報を、前記カートリッジ毎に管理する管理手段と、前記プリンタから送信されたヘッドIDを受信する受信手段と、前記受信手段で受信されたヘッドIDに該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する送信手段とを有し、前記プリンタは、サービスセンタから返却されて装着された前記カートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出手段と、前記検出手段で検出されたヘッドIDを、前記ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信する送信手段と、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する受信手段とを有し、前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、サービスセンタから返却されて装着された前記カートリッジを駆動する。
【0012】
また、本発明に係るカートリッジ管理装置は、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジ着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動し印刷を行うプリンタと、前記プリンタに、前記カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を、ネットワークを経由して、直接提供するサービスセンタサーバとを備え、前記プリンタは、装着された前記カートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出手段と、装着された前記カートリッジの駆動状態を自己診断する自己診断手段と、前記ヘッドIDと前記自己診断手段による診断結果とを、前記ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信する送信手段と、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する受信手段とを有し、前記サービスセンタサーバは、前記プリンタから送信されたヘッドIDと診断結果とを受信する受信手段と、前記受信手段で受信された診断結果を、前記カートリッジ毎に管理する管理手段と、前記ヘッドID及び前記診断結果に該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する送信手段とを有し、前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、装着された前記カートリッジを駆動する。
【0013】
また、本発明に係るカートリッジ管理方法は、サービスセンタサーバが、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジが着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動して印刷を行うプリンタから回収した該カートリッジの駆動状態を診断し、該カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を取得する診断ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記診断ステップで取得された駆動状態情報を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと、前記プリンタに、サービスセンタから返却された前記カートリッジを装着する装着ステップと、前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDを受信するヘッドID受信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信されたヘッドIDに該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記カートリッジが装着されたプリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップとを有し、前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、サービスセンタから返却されて装着された前記カートリッジを駆動する。
【0014】
また、本発明に係るカートリッジ管理方法は、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジを駆動し印刷を行うプリンタに、該カートリッジを装着する装着ステップと、前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジの駆動状態を自己診断する自己診断ステップと、前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDと前記自己診断ステップでの診断結果とを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDと診断結果とを受信するヘッドID受信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信された診断結果を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID及び前記診断結果に該当するカートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップとを有し、前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、前記装着されたカートリッジを駆動する。
【0015】
また、本発明に係るカートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体は、コンピュータに、サービスセンタサーバが、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジが着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動して印刷を行うプリンタから回収した該カートリッジの駆動状態を診断し、該カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を取得する診断ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記診断ステップで取得された駆動状態情報を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと前記サービスセンタから返却された前記カートリッジが装着されたプリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDを受信するヘッドID受信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信されたヘッドIDに該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記カートリッジが装着されたプリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップとを実行させる
【0016】
また、本発明に係るカートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体は、コンピュータに、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジを駆動し印刷を行う前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジの駆動状態を自己診断する自己診断ステップと、前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDと前記自己診断ステップでの診断結果とを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDと診断結果とを受信するヘッドID受信ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信された診断結果を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと、前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID及び前記診断結果に該当するカートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップとを実行させる
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0033】
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100を有するプリンタ5の外観の一例を示す斜視図である。
プリンタ5は、例えばインクジェット方式により記録紙に印刷を行うプリンタ装置であり、インクを吐出するヘッドアセンブリ7(カートリッジ)を内蔵している。プリンタ5は、一部に切り欠きを有するほぼ直方体の筐体29が外装なしており、筐体29の上面にはヘッドアセンブリ7を着脱するためのヘッドアセンブリ着脱口31が設けられている。筐体29の正面には、図示しない記録紙を格納するトレイ8を着脱するためのトレイ着脱口8a及び、筐体29における上記きり欠きに記録紙の排出口25が設けられている。また、筐体29の後面には、電源線や信号線としてのケーブル15が設けられている。
【0034】
また、ヘッドアセンブリ管理システム100(カートリッジ管理装置)は、上記プリンタ5単独のみならず、プリンタ5にコンピュータ17が接続されている形態でもよい。
図2は、ヘッドアセンブリ管理システム100を有するプリンタ5及びコンピュータ17の外観の一例を示す斜視図である。
コンピュータ17は、例えばノートブック型のいわゆるパーソナルコンピュータであり、プリンタ5に対してプリンタケーブル15aを経由して接続されている。尚、コンピュータ17は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータであってもよいことはいうまでもない。コンピュータ17は、その外観上、少なくとも表示部76a及び操作部94を有する。表示部76aは、例えば液晶ディスプレイであり、所定の情報を表示する機能を有する。また、操作部94は、タッチパネルやマウス、キーボードであり、ユーザがコンピュータ17に対して操作を行うためのものである。
【0035】
図3は、図1におけるプリンタ5の構成例を示す透過斜視図であり、図4は、図3のプリンタ5においてヘッドアセンブリ7を取り外した様子の一例を示す透過斜視図である。
プリンタ5は、ヘッドアセンブリ7を装着した際に着脱可能に保持するためのホルダ33が設けられている。このホルダ33は、ヘッドアセンブリ7を装着すると、ヘッドアセンブリ7におけるインクを吐出する吐出ヘッド35(ヘッド)が下を向くようにヘッドアセンブリ7を保持する。下を向いた吐出ヘッド35は、プリンタ機構部10によってトレイ8から給紙されて送られる記録紙27に多少の隙間を保持して対面する。吐出ヘッド35は、所定のプリンタ制御部の制御によって、記録紙27に対してインクを吐出し、所定の文字や画像を印刷する。ここで、プリンタ機構部10とは、プリンタ5における機構的な部分全般を示しており、例えばトレイ8から記録紙27を給紙する給紙部、記録紙を送るローラ等を有する紙送り部、印刷された記録紙を排出する排出部及び、その他プリンタ5の動作に必要とする機構を示している。
【0036】
本発明において特徴的なことは、プリンタ5がヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39の情報を少なくとも読み取る機能(検出部53)を備えていることである。
【0037】
また、本発明において特徴的なことは、上記個体情報39は、ヘッドアセンブリ7に関する情報、例えば他のヘッドアセンブリと区別するための識別子としてのヘッドID(IDentification)や、さらにこれに加えてヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の状態に関する情報(駆動状態情報)を含んでいることである。この駆動状態情報(パラメータ)は、ヘッドアセンブリ7における吐出ヘッド35の駆動状態を定量化した情報であり、例えばインクの吐出量である。また、個体情報39は、ヘッドアセンブリ7の駆動状態に関するその他の情報の他、吐出ヘッド35の使用履歴、吐出ヘッド35の吐出方向又はインクの種類等に関する情報を含んでいても良い。プリンタ5は、この個体情報39に含まれる駆動状態情報を認識し、この駆動状態情報に基づいてヘッドアセンブリ7やその吐出ヘッド35を駆動することができる。このようにすると、プリンタ5は、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の駆動特性に基づいて適切な印刷を行うことができるようになる。
【0038】
図5は、図4のヘッドアセンブリ7の構成例を示す分解斜視図である。
ヘッドアセンブリ7は、主にヘッドカートリッジ51及びインクカートリッジ37を有する。
インクカートリッジ37は、少なくとも1色のインクを格納するためのインクタンクを有する。具体的には、インクカートリッジ37は、例えば黄(Yellow)のインクタンク37a、マゼンタ(Magenta)のインクタンク37b、シアン(Cyan)のインクタンク37c及び黒(Black)のインクタンク37dの4色分のインクタンクを有する。これらのインクタンク37a〜7dは、それぞれインクカートリッジホルダ49との対面に、各インクを供給したり格納するための図示しないインク供給・格納部が設けられている。
【0039】
ヘッドカートリッジ51は、蓋41、インクカートリッジホルダ49及び上記吐出ヘッド35を有する。この吐出ヘッド35は、フレーム43、ヘッドチップ47及びプレート45を有する。また、ヘッドチップ47は、第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dで構成されている。
インクカートリッジホルダ49は、上記インクタンク37a〜37dをそれぞれ着脱可能に保持することができるように、インクタンク37a〜37dの数に応じてそれぞれ凹部が形成された部材である。これらの凹部の底には、それぞれ上記インクタンク37a〜37dのインク供給・格納部が配置される穴49a〜49dが設けられている。また、インクカートリッジホルダ49は、インクタンク37a〜37dが上記凹部にそれぞれ配置されると、インクタンク37a〜37dの上面を覆うように蓋41が取り付けられる。つまり、インクタンク37a〜37dは、それぞれ密閉されることになる。
【0040】
一方、上記第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dは、4色のインクをそれぞれ吐出するためのチップである。これらの第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dは、短冊状の部材であり、長手方向が互いに並行になるように配置された状態で、プレート45及びフレーム43の間に挟み込まれている。また、フレーム43は、平板状の部材であり、ほぼ第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dの形状に沿った細長い溝状の穴が設けられている。フレーム43は、インクカートリッジホルダ49の下面に取り付けられている。また、プレート45は、平板状の部材であり、挟み込む第1のヘッドチップ47a〜第4のヘッドチップ47dの形状に沿ってほぼ一直線にノズル穴が形成されている。
【0041】
本発明において特徴的なことは、ヘッドアセンブリ7に個体情報39が設けられていることである。具体的には、個体情報39は、例えばインクカートリッジホルダ49のいずれかの場所(側面55等)に設けられている。また、個体情報39は、例えば所定の情報記録媒体に格納された状態でヘッドアセンブリ7に添付されているようにしても良い。この個体情報39は、少なくともヘッドアセンブリ7を他のヘッドアセンブリ7から識別するための識別子を有する。尚、ヘッドアセンブリ7への個体情報39の具体的な付加方法は、後述する。
【0042】
図6(A)〜図6(C)、図7(A)〜図7(C)、図8(A)〜図8(C)及び図10(A)〜図10(C)は、それぞれヘッドアセンブリ7に設けた個体情報39の構成例を示す斜視図である。以下の説明においては、図3の検出部53(検出手段)は、個体情報39の種類に応じてその情報を少なくとも読み取る機能を有するものとする。
個体情報39は、図6(A)に示すように1次元バーコードにより所定の情報を示すようにしても良いし、図6(B)に示すように2次元ドットコードにより所定の情報を示すようにしてもよい。ここで、2次元ドットコードとは、平面において散点的に配置されたドットが所定の情報を示す識別子である。このようにすると、個体情報39は、図6(A)に示すバーコードを用いるときよりもさらに多くの情報を保持することができるようになる。
また、個体情報39は、図6(C)に示すように色材による部分的な色変化によって所定の情報を示す識別子としてもよい。このようにすると、個体情報39は、色変化の持つ情報により、より多くの情報を持たせることが可能である。また、この個体情報39をプリンタ5が書き換え可能であれば、プリンタ5が書き換えることで個体情報39を簡単に作ることができるようになる。
【0043】
また、個体情報39は、図7(A)に示すように電気接点による符号化によって所定の情報を示すようにしても良い。つまり、図7(A)に示す個体情報39は、例えば複数の電極を露出させ、その中での導通可能部分を図3の検出部53が選択すれば複数ビットの情報が得られ、これを上記所定の情報とするものである。このようにすると、個体情報39は、ヘッドアセンブリ7等のロット毎、形状等の大きな変化に対して(大量に変化するものに対して)の判別が容易となる。また、この方法は、それらの変化に対して有効な符号化である。
【0044】
また、個体情報39は、図7(B)に示すようにIC(IntegratedCircuit)チップが有する所定の情報を示すようにしても良い。このICチップは、所定の端子を有し、図3の検出部53に設けられた端子と直接接触して、情報をデータ通信する機能を有する。このようにすると、個体情報39は、大量の情報を保持することができる。具体的には、個体情報39は、例えばデータの書き換えにより、インクの使用量等をカウントした結果を保持することができる。
【0045】
また、個体情報39は、図7(C)に示すように非接触ICチップによって所定の情報を示すようにしても良い。つまり、この非接触ICチップは、所定のアンテナを有し、図3の検出部53との間で非接触で情報をデータ通信する機能を有する。このようにすると、検出部53が個体情報39に接触することが無いので、プリンタ5は、損傷による故障を防止し、信頼性を向上することができる。
【0046】
また、個体情報39は、図8(A)に示すように磁気信号によって所定の情報を示すようにしても良い。このようにすると、個体情報39が図3の検出部3との間で非接触でデータが交換されるので、プリンタ5は、検出部53と個体情報39の接触を原因とする損傷による故障を防止し、信頼性を向上することができる。
【0047】
また、個体情報39は、図8(B)に示すように光学信号によって所定の情報を示すようにしても良い。つまり、この個体情報39は、図3の検出部53との間で非接触で交換される。このようにすると、図8(B)の個体情報39が図3の検出部3との間で非接触でデータが交換されるので、プリンタ5は、検出部53と個体情報39の接触を原因とする損傷による故障を防止し、信頼性を向上することができる。
【0048】
また、個体情報39は、図8(C)に示すように溝59の形状や配置によって所定の情報を示すようにしても良い。つまり、図3の検出部53は、接触或いは非接触で溝59の形状や配置を把握し、その形状や配置が示す所定の情報を取得する。このようにすると、図8(C)の個体情報39は、簡単な構造でありながら所定の情報を示すことができる。また、個体情報39は非接触でも情報を取得することができるので、プリンタ5は、溝59と図3の検出部53との接触を原因とする損傷による故障を防止し、信頼性を向上することができる。
【0049】
また、図9に示すように、個体情報39の溝59は、ホルダ33aに形成した凸部57に嵌合できるようにしても良い。このようにすると、ヘッドアセンブリ7は、正確に位置決めされホルダ33aの所定の位置に配置されることになる。
このような構成によれば、プリンタ5は、ヘッドアセンブリ7の誤挿入を防止することができる。
【0050】
また、個体情報39は、図10(A)に示すように穴60の形状や配置によって所定の情報を示すようにしても良い。つまり、図3の検出部53は、接触或いは非接触で穴60の形状や配置を把握し、その形状や配置が示す所定の情報を取得する。このようにすると、個体情報39は、簡単な構造でありながら、所定の情報を示すことができる。また、図3の検出部53は非接触でも個体情報39を取得することができるので、プリンタ5は、穴60と図3の検出部53の接触を原因とする損傷による故障を防止し、信頼性を向上することができる。
【0051】
また、個体情報39は、ヘッドアセンブリ7のいずれかの場所に設けなくとも、図10(B)に示すようにメモリカード56に保持させ、ヘッドアセンブリ7に添付するようにしても良い。つまり、図3の検出部53は、メモリカード用のドライブ装置としてプリンタ5に設けられており、メモリカード56に保持された個体情報39を少なくとも読み取る機能を有する。このようにすると、個体情報39は、大量のデータを保持することができるため、吐出ヘッド35の特性で吐出口1つ1つの吐出量や吐出方向の制御に必要なパラメータといった大量のデータを取り扱うことができるようになる。さらに、個体情報39は、吐出ヘッド35の特性に合ったプリンタドライバを格納しており、ヘッドアセンブリ7をプリンタ5に装着することでプリンタドライバを組み込みインストールすることもできる。
【0052】
また、個体情報39は、ヘッドアセンブリ7のいずれかの場所に設けなくとも、図10(C)に示すように磁気カード58に所定の情報を保持させ、ヘッドアセンブリ7に添付するようにしても良い。つまり、図3の検出部53は、磁気カード用のドライブ装置としてプリンタ5に設けられており、磁気カード58に保持された所定の情報を少なくとも読み取る機能を有する。このようにすると、個体情報39は、大量のデータを保持することができるため、吐出ヘッド35の特性で吐出口1つ1つの吐出量や吐出方向の制御に必要なパラメータといった大量のデータを取り扱うことができるようになる。さらに、個体情報39は、吐出ヘッド35の特性に合ったプリンタドライバを格納しており、ヘッドアセンブリ7をプリンタ5に装着することでプリンタドライバを組み込みインストールすることもできる。
【0053】
ここで、ヘッドアセンブリ7は、上述したような構成のみならず、図11に示すような構成(ヘッドアセンブリ7a)であってもよい。つまり、ヘッドアセンブリ7a(カートリッジ)は、図5のヘッドアセンブリ7とは第1のインクカートリッジ37a〜第4のインクカートリッジ37dの配列方向が異なっており、併せてインクホルダ49等の形状も異なっている。この他の点におけるヘッドアセンブリ7aと図5のヘッドアセンブリ7とは、ほぼ同様の構成及び機能であるので、説明を省略する。
【0054】
図12は、図1のプリンタ5の電気的な構成例を示すブロック図である。
プリンタ5は、RAM(Random Access Memory)61、ROM(Read Only Memory)63、CPU(Central
Processing Unit)67、ヘッド駆動部73、ヘッドアセンブリ7、ヘッド検出部75、プリンタ制御部77、プリンタ機構部10及びインターフェース65を有する。
【0055】
RAM61は、書き込み読み出し可能な情報記憶媒体であり、CPU67の作業領域である。ROM63は、読み出し可能な情報記憶媒体であり、CPU67に記録している情報を提供する。尚、ROM63は、情報を書き換え可能であっても良い。CPU67は、RAM61、ROM63、ヘッド駆動部73、ヘッド検出部75、プリンタ制御部77、プリンタ診断部79及びインターフェース65に接続されており、これらを制御したりこれらからデータを取得している。
【0056】
上記ヘッド駆動部73は、CPU67の制御によって、ヘッドアセンブリ7の動作を制御している。このヘッドアセンブリ7は、上記インクカートリッジ及び、インクを吐出するヘッドカートリッジを有する。また、ヘッド検出部75は、プリンタ5に着脱可能なヘッドアセンブリ7から所定の情報を取得する機能を有し、例えばヘッドアセンブリ7がプリンタ5に装着されたことを検出する。また、ヘッド検出部75は、ヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39を検出する上記検出部53を有する。
【0057】
上記プリンタ制御部77は、CPU67の制御によってプリンタ機構部10の動作の制御を行う。このプリンタ機構部10は、プリンタ5における印刷するための機構全体を示している。また、プリンタ機構部10は、プリンタ診断部79によってその状態が診断される。
【0058】
インターフェース65は、例えばセントロニクスによりプリンタケーブルが接続されたり、ネットワークによりLAN(Local Area Network)ケーブルが接続されることで、印刷したい画像等のデータを通信するためのインターフェースである。
【0059】
ヘッドアセンブリ管理システム100は以上のような構成であり、次に図1〜図12を参照しつつプリンタ5におけるヘッドアセンブリ7の管理方法について説明する。以下の説明では、一例としてヘッドアセンブリ7には、図5に示すように例えば側面55に個体情報39が設けられているものとして説明する。また、個体情報39は、上記ヘッドIDや駆動状態情報を含んでいる。
【0060】
装着ステップ
図4に示すように、個体情報39を有するヘッドアセンブリ7は、プリンタ5の上面に設けられたヘッドアセンブリ着脱口31の上部に配置される。ヘッドアセンブリ着脱口31からは、ホルダ33が露出している。このホルダ33は、上述のようにヘッドアセンブリ7を着脱可能なように固定するための保持部材である。ホルダ33の下部には、印刷する際に記録紙27の印刷面が通過するようになっている。つまり、ヘッドアセンブリ7の下部には、インクを吐出するヘッド35が設けられており、図3に示すようにヘッドアセンブリ7がホルダ33によって保持されると、ヘッド35が記録紙27に多少の隙間を空けて配置されることになる。
【0061】
検出ステップ
ヘッドアセンブリ7がホルダ33によって保持されると、ヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39は、プリンタ5に設けられた検出部53に対面するように配置される。この検出部53は、上述のようにヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39の情報の提示方法に合わせて、その情報を検出する機能を有する。従って、検出部53は、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35に付されたヘッドIDや駆動状態情報を取得することができる。
【0062】
従って、プリンタ5は、どのヘッドアセンブリが装着されたのかについて情報を得ることができるようになる。また、プリンタ5は、この吐出ヘッド35の駆動状態情報を取得することができるようになる。これにより、プリンタ5は、この駆動状態情報に基づいて、ヘッドアセンブリ7を適切に駆動し、記録紙27に文字や画像を印刷することができる。
【0063】
また、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の駆動状態情報は、例えばヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35がとり得る駆動状態を、複数に区分した内の1つの状態を示す区分(駆動区分)であってもよい。つまり、駆動区分は、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の駆動状態を区分した1つの区分を示している。このようにすると、プリンタ5は、検出部53によって検出された個体情報39に含まれる駆動区分を取得し、その駆動区分に合わせてヘッドアセンブリ7を段階的に、適切に駆動することができるようになる。
【0064】
本発明の第1実施形態によれば、プリンタ5は、装着されたヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39を検出することができる。また、プリンタ5は、検出した個体情報39に基づいて、例えばヘッドアセンブリ7における吐出ヘッド35のインクの吐出ムラ等の駆動状態に合わせて、ヘッドアセンブリ7を適切に駆動することができる。従って、プリンアタ5は、ヘッドアセンブリ7が交換されても、装着されたヘッドアセンブリ7の駆動特性に応じてヘッドアセンブリ7を適切に或いは段階的に駆動し、印刷処理を適切に行うことができる。
【0065】
第2実施形態
図13は、第2実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100a等の概念的な構成例を示す図である。
第2実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100a(ヘッドアセンブリ管理装置)は、図1〜図12において第1実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100とほぼ同様の構成であるので、同一の構成は図1〜図5における符号を用いて、異なる点を中心として説明する。
【0066】
第1実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100は、プリンタ5及びヘッドアセンブリ7を有していたのに対して、第2実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100aは、これらに加えてさらに、サービスセンタ3(提供手段、管理手段)を有する点が異なる。また、プリンタ5aは、サービスセンタ3との間でデータ通信を行う機能を有する。さらに、第1実施形態における個体情報39は、ヘッドID及び駆動状態特性を有していたが、第2実施形態における個体情報39は、ヘッドIDのみを有している。
【0067】
第1実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム100におけるプリンタ5とほぼ同様の構成のプリンタ5aは、サービスセンタ3との間で、例えばヘッドアセンブリ7のメンテナンスサービスを受けることができる契約を結んでいる。つまり、プリンタ5aは、例えば購入した各ユーザがサービスセンタ3にメンテナンスを受ける契約をした少なくとも1台のプリンタを示している。また、サービスセンタ3は、プリンタ5aのヘッドアセンブリ7の部品の材料を再生するための材料再生センタ9との間で、ヘッドアセンブリ7自体やヘッドアセンブリ7の部品を交換することができる。つまり、材料再生センタ9では、サービスセンタ3から送られた故障や破損したヘッドアセンブリ7自体やヘッドアセンブリ7の部品を再生し、サービスセンタ3に送る作業が行われる。
【0068】
また、材料再生センタ9は、再生できないヘッドアセンブリ7自体やヘッドアセンブリ7の部品を資源再生センタ11に送る。資源再生センタ11では、ヘッドアセンブリ7自体やヘッドアセンブリ7の部品を、再利用できる部分と、再生できない部分とに分類する。そして、材料再生センタ9は、それぞれヘッドアセンブリ7自体やヘッドアセンブリ7の部品を粉砕し、再利用できる部分を再資源化し、再利用できない部分を廃棄する処理を行う。
【0069】
図14は、図13のヘッドアセンブリ管理システム100aの処理手順の具体例を示す概念図である。図14では、インクカートリッジ37が移動するように図示されているが、インクカートリッジ37が装着されたヘッドアセンブリ7が移動するようにしてもよい。従って、以下の説明では、ヘッドアセンブリ7が移動するものとして説明する。
ユーザ4は、使用しているプリンタ5aのインクが不足したため、例えばトラックによる輸送を含む輸送手段13によってヘッドアセンブリ7をサービスセンタ3に輸送する。尚、ヘッドアセンブリ7は、ユーザ4自身が持参してもよいことはいうまでもない。このサービスセンタ3は、例えばプリンタ5aの製造業者が運営するサービスセンタ、コンビニエンスストア及びその他の店舗のいずれか又はこれらの組み合わせであり、プリンタ5aに対してインクの補充等のメンテナンスサービスを提供する。以下では、サービスセンタ3がインクカートリッジ37にて不足したインクの補充を行うメンテナンスサービスを行うものとして説明する。
【0070】
サービスセンタ3での作業の概略は、インク注入工程38にてヘッドアセンブリ7の各色のインクのうち不足しているインクを注入し、検査工程40にてインクを注入したヘッドアセンブリ7の吐出ヘッドの状態を検査している。この検査が終了すると、上記輸送手段13は、インクカートリッジ37をユーザ4又はその他のユーザに返却する。また、サービスセンタ3は、プリンタ5aからの要求に応じて、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の駆動状態に関する情報をプリンタ5aに提供する。
【0071】
次に、サービスセンタ3におけるヘッドアセンブリ7のメンテナンスの一例について説明する。
サービスセンタ3では、ヘッドアセンブリ7のメンテナンスとして、インクカートリッジ37のインク残量を測定し、充填する作業を行っている。図5のインクカートリッジ37における第1のインクカートリッジ37a〜第4のインクカートリッジ37dには、それぞれ第1のインク残量検出装置68a〜第4のインク残量検出装置68d(診断手段)が装着される。第1のインク残量検出装置68a〜第4のインク残量検出装置68dは、それぞれ第1のインクカートリッジ37a〜第4のインクカートリッジ37dのインクの残量を計測する。
【0072】
図15は、インク残量検出装置68a〜68dの構成例を示す断面図である。
インク残量検出装置68a〜68dは、それぞれ同様の構成であるので、インク残量検出装置68aについてのみ説明する。インク残量検出装置68aは、印加部64、フォトダイオード56、プリズム70、反射部62、フォトディテクタ58及び計測部66を有する。
印加部64は、フォトダイオード56に対して所定の電圧を加えるための電源及びその制御部である。フォトダイオード56は、所定の電圧が加えられることにより光60をプリズム70を経由してインクIに対して照射する機能を有する。プリズム70は、フォトダイオード56からの光60を透過するとともに、反射部62にて反射して戻った光60をフォトディテクタ58に導く機能を有する。フォトディテクタ58は、インクIを透過した光60を受光する機能を有し、受光した光60の光量に応じて所定の電圧を出力する機能を有する。計測部66は、フォトディテクタ58の出力を計測する機能を有する。尚、図15において光60がインカートリッジ37a等を貫通している部分には、穴や光60が透過する材質でなる部材が設けられているものとする。
従って、インク残量検出装置68aは、インク量が多いと光60の減衰が大きく、インク量が少ないと光60の減衰が小さいことから、光60の光量の大小によりフォトディテクタ58の出力電圧が変化することを測定し、インク残量を検知することができる。
【0073】
図16は、図15のインク残量検出装置68aが検出したインク量レベルに対するフォトディテクタ58の出力の一例を示す図である。
図16では、図15のインクカートリッジ37aにおけるインク量レベルを複数に、例えばインクIの残量がない「Empty(例えば0cc)」、インクIの残量がやや少ない「レベル2」、インクIの残量がやや多い「レベル1」、インクIの残量が満量である「Full(例えば15cc)」の4つのレベルに設定している。インク残量検出装置68aは、インクIの残量が減少するとインク量レベルが「Full」から「レベル1」へと変化し、図15のフォトディテクタ58の出力が徐々に増加する。この変化は、インク残量レベルが下がるにつれてほぼ同様の特性を示す。そして、インク残量レベルが例えば「レベル2」になると、インクIの残量が少ないとしてアラームを出力すべきと判断する。このアラームを出力すべきインクIの残量は、プリンタ5aの仕様に合わせて任意に設定することができる。
【0074】
次に、ヘッドアセンブリ管理システム100aのソフトウェア構成について説明する。
図17は、図13のヘッドアセンブリ管理システム100aの概略構成例を示すブロック図である。尚、図17は、ヘッドアセンブリ管理システム100aの概略構成であるので、プリンタ5a等の外観も一例である。
ヘッドアセンブリ管理システム100aは、サービスセンタサーバ23(提供手段、管理手段)、コンピュータ17、プリンタ5a並びに、サービスセンタサーバ23及びコンピュータ17の間でデータ通信を行うための通信媒体(通信手段)を有する。サービスセンタサーバ23及びコンピュータ17の間に設けられた通信媒体としては、例えば2台のモデム71及び電話回線72であってもよいし、ネットワーク89、ルータ21及びネットワーク90であってもよい。ネットワーク90は、例えばインターネットである。また、後者の場合には、サーバ24を含んでいても良い。以下の説明では、後者の場合であると例示して説明する。
【0075】
このネットワーク90がインターネットであるとすると、サーバ24は、インターネットプロバイダにおけるサ−バコンピュータを示している。従って、ヘッドアセンブリ管理システム100aは、サービスセンタサーバ4及びコンピュータ17の間でデータ通信を行うことができる。
【0076】
上記サービスセンタサーバ23は、コンピュータ17にプリンタケーブルやネットワークにて接続されたプリンタ5aの状態を取得し診断するサービスを行うサービスセンタに設けられたサーバコンピュータである。また、コンピュータ17は、プリンタ5aに対して文字や画像を印刷する際に印刷指示をかける電子機器の一例である。そして、プリンタ5aは、コンピュータ17の指示によって記録紙27に文字や画像を印刷するための装置である。上記ルータ21及びネットワーク89は、複数のコンピュータ17を接続するLAN(Local Area Network)を形成している。
【0077】
ここで、プリンタ5aは、コンピュータ17によってネットワーク90等を経由してサービスセンタサーバ23に接続する形態でも良いし、コンピュータ17を不要とし、直接ネットワーク90等を経由してサービスセンタサーバ23に接続する形態であっても良い。後者の場合には、プリンタ5aは、以下のような構成である必要がある。
【0078】
図18は、図13のプリンタ5aの電気的な構成例を示すブロック図である。
プリンタ5aは、図12の第1実施形態におけるプリンタ5の電気的な構成とほぼ同様であるが、図18に示すように通信制御部69(個体情報送信手段、駆動状態情報受信手段)及びモデム71(個体情報送信手段、駆動状態情報受信手段)を有する点が異なっている。
通信制御部69は、CPU67の制御によって、モデム71を制御している。
通信制御部69は、プリンタ5の通信における制御を行う。モデム71は、通信制御部69からのデジタルデータをアナログデータに変換している。尚、通信制御部69は、例えばいわゆるLAN接続によりアナログデータを介さずに、デジタルデータによって直接通信を行うような形態でもよい。このような場合には、モデム71が不要となり、その代わりにネットワークカード等のインターフェースが必要となる。
【0079】
次に、ヘッドアセンブリ管理システム100aのソフトウェア構成の一例について説明する。
図19は、図13のサービスセンタ3に設けられたサービスセンタサーバ23のソフトウェアの構成例を示すソフトウェア構成図であり、図20(A)〜図20(G)は、それぞれ図19の各テーブルの項目の一例を示す図である。
サービスセンタサーバ23は、例えば図示しない所定の基本ソフトが動作しており、その基本ソフト上では所定のデータベースソフトウェア、管理モジュール209(管理手段)及び通信モジュール211(個体情報受信手段、駆動情報送信手段)が動作している。
【0080】
上記データベースソフトウェアでは、図19に示すデータベースDB(管理手段)が管理されている。このデータベースDBは、例えばプリンタID認識テーブル201、個体情報認識テーブル202、プリンタ診断テーブル203、ヘッド受入検査テーブル204、ヘッド状況テーブル205及び総合管理テーブル207を有し、好ましくはさらにインク量・課金テーブル206を有する。データベースDBは、これらのテーブル201〜206を管理している。尚、データベースDBは、これらのテーブル201〜206の全てを有している必要はなく、これらのテーブル201〜206のいずれか又はこれらを組み合わせたテーブルを有していても良いことはいうまでもない。
【0081】
プリンタID認識テーブル201は、サービスセンタ3が受け入れたユーザのプリンタ5aに関する情報を有している。プリンタID認識テーブル201は、図20(A)に示すように例えばプリンタID、型式、製造ロット、仕向、ドライババージョン、ユーザ及び使用ヘッド履歴に関する情報を有する。プリンタIDとは、プリンタ5a毎に付された識別子である。また、仕向とは、プリンタ5aが出荷された国名を示すコードを示している。ドライババージョンとは、プリンタ5aのドライバソフトウェアのバージョンを示している。使用ヘッド履歴とは、プリンタ5aに装着されたヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の使用履歴を示している。
【0082】
図19の個体情報認識テーブル202は、ヘッドアセンブリ7の個体情報39に含まれる情報の少なくとも一部を有している。個体情報認識テーブル202は、図20(B)に示すように例えばヘッドID、型式、製造ロット、仕向、使用履歴、ユーザ履歴及び状況に関する情報を有する。ヘッドIDとは、ヘッドアセンブリ7を他のヘッドアセンブリから識別するための識別子である。ユーザ履歴とは、あるユーザから他のユーザへと使いまわされるヘッドアセンブリ7を使ったユーザの履歴を示している。
【0083】
図19のプリンタ診断テーブル203は、ヘッドアセンブリ7やインクカートリッジ37を診断した結果に関する情報を有している。プリンタ診断テーブル203は、図20(C)に示すように例えばプリンタID、インク状態、給紙状態、使用頻度、運用傾向、接続方法及びヘルプに関する情報を有している。
【0084】
図19のヘッド受入検査テーブル204は、ヘッドアセンブリ7又はインクカートリッジ37を受け入れた際に行われる検査結果に関する情報を有する。ヘッド受入検査テーブル204は、図20(D)に示すように例えばヘッドID、受入日、測定インク残量、ヘッド状態、出荷前状態、比較結果、再利用判定に関する情報を有する。ヘッド状態とは、吐出ヘッド35の状態に関する情報を示している。
【0085】
図19のヘッド状況テーブル205は、サービスセンタ3におけるヘッドアセンブリ7又はインクカートリッジ37における吐出ヘッド35の現在の状況等に関する情報を有する。ヘッド状況テーブル205は、図20(E)に示すように例えばヘッドID、再利用方法、必要条件、ルート、現在位置、仕分け状況及び最終判定に関する情報を有する。再利用方法とは、吐出ヘッド35をどのように再利用することができるかに関する情報を示している。必要条件とは、ヘッドアセンブリ7等の吐出ヘッド35をどのように処理するかに関する情報を有する。最終判定とは、最終的に吐出ヘッド35をどのようにするのかに関する情報を示している。
【0086】
図19の総合管理テーブル207は、サービスセンタ3におけるヘッドアセンブリ7等を管理するための情報を有する。総合管理テーブル207は、図20(F)に示すように例えばユーザID、契約内容、課金方法、インク使用量、ヘッド交換、講座番号及び課金状況に関する情報を有する。
【0087】
図19のインク量・課金テーブル206は、プリンタ5aにおけるインクの使用量やその使用量に対する課金に関する情報を有する。インク量・課金テーブル206は、図20(G)に示すようにプリンタID、ヘッドID、プリンタ診断結果、受入検査結果、ヘッド状態、課金状況及び総合判定に関する情報を有する。このヘッド状態とは、メンテナンスサービスを受けた後の吐出ヘッド35の駆動状態に関する情報(駆動状態情報)を示している。この駆動状態に関する情報は、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35がとり得る複数の駆動状態の区分のうちの1つを示していても良い。
【0088】
図19の管理モジュール209は、データベースDBのプリンタID認識テーブル201、個体情報認識テーブル202、プリンタ診断テーブル203、ヘッド受入検査テーブル204、ヘッド状況テーブル205及び総合管理テーブル207や、好ましくはインク量・課金テーブル206に対して情報を追加、更新及び削除する機能を有する。また、管理モジュール209は、総合管理テーブル207のヘッド状態に関する情報を、対応するヘッドアセンブリ7が装着されるプリンタ5aに、通信モジュール211の機能を利用して送信する。通信モジュール211は、管理モジュール209の指示によってサービスセンタサーバ23の外部、例えばプリンタ5aとの間でデータ通信を行う。
【0089】
ヘッドアセンブリ管理システム100a等は以上のような構成であり、次に図1〜図11及び図13〜図20を参照しつつプリンタ5aにおけるヘッドアセンブリ7の管理方法について説明する。
ユーザは、例えばカラー印刷可能なプリンタ5aを使用していたが1色のインクの残量が不足したため、図4に示すようにヘッドアセンブリ7をプリンタ5aから取り外す。図14のユーザ4は、サービスセンタ3とプリンタ5aのメンテナンスサービスを受ける契約をしており、ヘッドアセンブリ7(又はヘッドアセンブリ7を分解したインクカートリッジ37のみ)を上述のような輸送手段13によってサービスセンタ3に送る。
【0090】
サービスセンタ3では、図示しない所定の検出部によって図3のヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39を検出し、さらにこの個体情報39からヘッドIDを取得する。また、図5に示すように、サービスセンタ3では、ヘッドアセンブリ7をヘッドカートリッジ51及びインクカートリッジ37に分解し、インクカートリッジ37を取り出す。
【0091】
取り出されたインクカートリッジ37は、第1実施形態でも説明したように、図15のインク残量検出装置68a〜68dによって各色毎にインクの残量や状態が測定される。検出されたインクの残量等は、図19の管理モジュール209によって、プリンタID毎に図20(C)のプリンタ診断テーブル203におえkる「インク状態」の項目や、ヘッドID毎に図20(D)ヘッド受入検査テーブル204における「測定インク残量」の項目に格納される。ここで、プリンタIDは、プリンタ5a毎に付与されたID(IDentification)である。また、インクの残量から算出したインクの使用量が、ユーザID毎に図20(F)のインク量・課金テーブル206に格納される。ここで、このユーザIDは、プリンタ5aのメンテナンスサービスを受けることを、サービスセンタと契約したユーザに付与されるIDである。
【0092】
また、上述のように、サービスセンタ3では、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の状態が検査される(検査ステップ)。この検出された状態は、図19の管理モジュール209によって、図20(D)のヘッド受入検査テーブル204における「ヘッド状態」の項目に格納される。このようにして、サービスセンタ3は、受け入れたヘッドアセンブリ7について管理する業務を行っている(管理ステップ)。
【0093】
また、サービスセンタ3では、その他にもヘッドアセンブリ7へのメンテナンスサービスを行っている。メンテナンスが完了したヘッドアセンブリ7は、輸送手段13等によって元のユーザや、元のユーザとは異なるユーザに返却される。
【0094】
プリンタ5aのユーザは、返却されたヘッドアセンブリ7をプリンタ5aに装着する(装着ステップ)。プリンタ5aは、ヘッドアセンブリ7に設けられた個体情報39を検出し(検出ステップ)、この個体情報39を図17のネットワーク90等を経由してサービスセンタサーバ23に送信する(個体情報送信ステップ)。
【0095】
図19のサービスセンタサーバ23における通信モジュール211は、プリンタ5aが送信したヘッドアセンブリ7の個体情報39を受信する(個体情報受信ステップ)。
【0096】
提供ステップ
サービスセンタサーバ23では、通信モジュール211が受信した個体情報39を管理モジュール209が取得する。この管理モジュール209は、この個体情報39を検索キーとして、総合管理テーブル207を検索して「ヘッド状態」の項目に関する情報を取得する。具体的には、管理モジュール209は、個体情報39に含まれる「ヘッドID」を検索キーとして、図20(G)に示すように「ヘッド状態」の項目に関する情報(駆動状態情報)を取得する。
【0097】
この駆動状態情報は、管理モジュール209の制御によって、通信モジュール211により要求元のプリンタ5aに送信される。つまり、ヘッドアセンブリ7の駆動状態情報は、ヘッドアセンブリ7を装着したプリンタ5aに対してネットワーク90等を経由して送信される(駆動状態情報送信ステップ)。このプリンタ5aは、この駆動状態情報を受信する(駆動状態情報受信ステップ)。そして、プリンタ5aは、駆動状態情報に基づいてヘッドアセンブリ7を駆動することで、適切に文字や画像を印刷することができるようになる。
【0098】
また、ヘッドアセンブリ7の駆動状態情報は、例えばヘッドアセンブリ7(の吐出ヘッド35)がとり得る駆動状態を、複数に区分した内の1つの状態を示す区分(駆動区分)であってもよい。つまり、駆動区分は、ヘッドアセンブリ7の吐出ヘッド35の駆動状態を段階的に区分した1つの区分を示している。このようにすると、プリンタ5aは、検出部53(検出手段)によって検出された個体情報39に含まれる駆動区分を取得し、その駆動区分に合わせてヘッドアセンブリ7を段階的に適切に駆動することができるようになる。
【0099】
本発明の第2実施形態によれば、第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮することができるとともに、これに加えて、ヘッドアセンブリ7を個体情報39で適切に管理し、ヘッドアセンブリ7がプリンタ5aやそれ以外のプリンタに返却された場合でもそのヘッドアセンブリ7に合わせてプリンタ5a等が動作することができるようになる。従って、ヘッドアセンブリ管理ステム100aによれば、カートリッジの品質やプリンタの信頼性を維持することができる。また、上述のようにヘッドアセンブリ7を複数のプリンタで使いまわすようにすれば、ヘッドアセンブリ管理システム100aは、ヘッドアセンブリ7やその部品等の産業廃棄物を減少することができるようになる。
【0100】
ところで本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
また、上記第2実施形態では、ヘッドアセンブリ7等の駆動状態をサービスセンタ3にて検査しているが、これに限られず、プリンタ5aが自らの状態を診断するようにしてもよい(自己診断ステップ)。この駆動状態の診断項目がヘッドアセンブリ7のインク残量であれば、インク残量検出装置68a〜68d(自己診断手段)は、サービスセンタ3ではなく、図5に示すようにプリンタ5a側のヘッドアセンブリ7に設けられている必要がある。従って、サービスセンタ3におけるサービスセンタサーバ23は、ヘッドアセンブリ7等の駆動状態情報を管理する機能のみを有していればよい。
この場合、プリンタ5aからサービスセンタサーバ23に送信される個体情報39には、駆動状態情報が含められることになる。そして、この駆動状態情報に該当するヘッドアセンブリ7等が装着されたプリンタ5aは、個体情報39をサービスセンタサーバ23に送信し、ヘッドアセンブリ7等に該当する駆動状態情報を取得することができる。
【0101】
また、上記実施形態では、サービスセンタサーバ3にて管理されているヘッドアセンブリ7等についての情報がヘッドアセンブリ7における駆動状態であると例示しているが、ヘッドアセンブリ7におけるこれ以外の情報であってもよいことはいうまでもない。
【0102】
上記実施形態では、個体情報39がヘッドアセンブリ7に設けられていると説明しているがこれに限らず、インクカートリッジ37に設けられているようにしても良い。このようにすると、第2実施形態における図14の説明では、ヘッドアセンブリ7が移動するとしているがこれに限らず、個体情報39をインクカートリッジ37に設けて、インクカートリッジ37自体をサービスセンタ3に送るようにしても良い。
【0103】
上記個体情報39は、図6(A)〜図8(C)及び図10(A)〜図10(C)のいずれかのみならず、これらを組み合わせることで実現しても良い。また、上記個体情報39は、ヘッドID等を手動入力するようにしても良い。このようにしても、プリンタ5等は、CPU67の制御によってヘッドアセンブリ7等のヘッドIDを認識できるとともに、再装着されたヘッドアセンブリ7等のインクが再充填されたものであることを判断することができる。
【0104】
また、上記実施形態におけるプリンタ5等は、装着されたヘッドアセンブリ7の個体情報39等によって、ヘッドアセンブリ7のバージョンの違い、4色ヘッドであったり、用途によっては黒専用、あるいはその他特色を持つようにヘッドアセンブリ7等を駆動するようにしても良い。
【0105】
また、上記実施形態は、異なる種類のプリンタ、異なる種類のヘッドアセンブリを同じメーカで使用もしくはメーカで製作した場合でも、プリンタへの装着とヘッドID認識のフォーマットを共通化するようにしても良い。このようにすると、それぞれのプリンタは、吐出ヘッドのヘッドアセンブリに対応した駆動を行うことができるようになる。また、このようにすると、プリンタのフォーマット統一といった大きな課題を実現することも可能となる。
【0106】
上述した一連の処理を実行するヘッドアセンブリ管理機能を有するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられるプログラム格納媒体としては、例えばフロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディスクなどで実現しても良い。これらプログラム格納媒体にプログラムを格納する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送などの有線および無線通信媒体を利用しても良く、ルーターやモデム等の各種通信インターフェースを介在させて格納するようにしてもよい。
また、ヘッドアセンブリ管理機能を有するプログラムがインストールされる電子機器には、上記プログラム格納媒体の情報を少なくとも読み取ることのできるドライブ装置が設けられていても良い。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カートリッジを適切に管理し、カートリッジの品質や信頼性を向上することができるとともに、産業廃棄物を減少させることができるカートリッジ管理装置、カートリッジ管理方法、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システムを有するプリンタの外観の一例を示す斜視図。
【図2】ヘッドアセンブリ管理システムを有するプリンタ及びコンピュータの外観の一例を示す斜視図。
【図3】図1におけるプリンタの構成例を示す透過斜視図。
【図4】図3のプリンタにおいてヘッドアセンブリを取り外した様子の一例を示す透過斜視図。
【図5】図4のヘッドアセンブリの構成例を示す分解斜視図。
【図6】ヘッドアセンブリに設けた個体情報の構成例を示す斜視図。
【図7】ヘッドアセンブリに設けた個体情報の構成例を示す斜視図。
【図8】ヘッドアセンブリに設けた個体情報の構成例を示す斜視図。
【図9】図8(C)におけるヘッドアセンブリ7等の構成例を示す斜視図。
【図10】ヘッドアセンブリに設けた個体情報の構成例を示す斜視図。
【図11】ヘッドアセンブリの変形例を示す斜視図。
【図12】図1のプリンタの電気的な構成例を示すブロック図。
【図13】第2実施形態としてのヘッドアセンブリ管理システム等の概念的な構成例を示す図。
【図14】図13のヘッドアセンブリ管理システムの処理手順の具体例を示す概念図。
【図15】インク残量検出装置の構成例を示す断面図。
【図16】図15のインク残量検出装置が検出したインク量レベルに対するフォトディテクタの出力の一例を示す図
【図17】図13のヘッドアセンブリ管理システムの概略構成例を示すブロック図。
【図18】図13のプリンタの電気的な構成例を示すブロック図。
【図19】図13のサービスセンタに設けられたサービスセンタサーバのソフトウェアの構成例を示すソフトウェア構成図。
【図20】図19の各テーブルの項目の一例を示す図。
【符号の説明】
3・・・サービスセンタ(提供手段、管理手段)、5,5a・・・プリンタ、7,7a・・・ヘッドアセンブリ(カートリッジ)、23・・・サービスセンタサーバ(提供手段、管理手段)、35・・・吐出ヘッド(ヘッド)、39・・・個体情報、53・・・検出部(検出手段)、68a〜68d・・・インク残量検出装置(診断手段、自己診断手段)、69・・・通信制御部(個体情報送信手段、駆動状態情報受信手段)、71・・・モデム(個体情報送信手段、駆動状態情報受信手段)、100,100a・・・ヘッドアセンブリ管理システム(ヘッドアセンブリ管理装置)、209・・・管理モジュール(管理手段)、211・・・通信モジュール(個体情報受信手段、駆動情報送信手段)、DB・・・データベース(管理手段)、I・・・インク

Claims (6)

  1. インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジが着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動して印刷を行うプリンタと、
    前記プリンタに、前記カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を、ネットワークを経由して、直接提供するサービスセンタサーバとを備え、
    前記サービスセンタサーバは、
    回収した前記カートリッジの駆動状態を診断し、該駆動状態情報を取得する診断手段と、
    前記診断手段で取得された駆動状態情報を、前記カートリッジ毎に管理する管理手段と、
    前記プリンタから送信されたヘッドIDを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたヘッドIDに該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する送信手段とを有し、
    前記プリンタは、
    サービスセンタから返却されて装着された前記カートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出されたヘッドIDを、前記ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信する送信手段と、
    前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する受信手段とを有し、
    前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、サービスセンタから返却されて装着された前記カートリッジを駆動するカートリッジ管理装置。
  2. インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジが着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動して印刷を行うプリンタと、
    前記プリンタに、前記カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を、ネットワークを経由して、直接提供するサービスセンタサーバとを備え、
    前記プリンタは、
    装着された前記カートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出手段と、
    装着された前記カートリッジの駆動状態を自己診断する自己診断手段と、
    前記ヘッドIDと前記自己診断手段による診断結果とを、前記ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信する送信手段と、
    前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する受信手段とを有し、
    前記サービスセンタサーバは、
    前記プリンタから送信されたヘッドIDと診断結果とを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信された診断結果を、前記カートリッジ毎に管理する管理手段と、
    前記ヘッドID及び前記診断結果に該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する送信手段とを有し、
    前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、装着された前記カートリッジを駆動するカートリッジ管理装置。
  3. サービスセンタサーバが、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジが着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動して印刷を行うプリンタから回収した該カートリッジの駆動状態を診断し、該カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を取得する診断ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記診断ステップで取得された駆動状態情報を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと、
    前記プリンタに、サービスセンタから返却された前記カートリッジを装着する装着ステップと、
    前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、
    前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDを受信するヘッドID受信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信されたヘッドIDに該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記カートリッジが装着されたプリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、
    前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップと
    を有し、
    前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、サービスセンタから返却されて装着された前記カートリッジを駆動するカートリッジ管理方法。
  4. インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジを駆動し印刷を行うプリンタに、該カートリッジを装着する装着ステップと、
    前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、
    前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジの駆動状態を自己診断する自己診断ステップと、
    前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDと前記自己診断ステップでの診断結果とを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDと診断結果とを受信するヘッドID受信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信された診断結果を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID及び前記診断結果に該当するカートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、
    前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップと
    を有し、
    前記プリンタは、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報に基づいて、前記装着されたカートリッジを駆動するカートリッジ管理方法。
  5. コンピュータに、
    サービスセンタサーバが、インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジが着脱可能に設けられ、該カートリッジを駆動して印刷を行うプリンタから回収した該カートリッジの駆動状態を診断し、該カートリッジの駆動状態に関する駆動状態情報を取得する診断ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記診断ステップで取得された駆動状態情報を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと
    前記サービスセンタから返却された前記カートリッジが装着されたプリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、
    前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDを受信するヘッドID受信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信されたヘッドIDに該当する前記カートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記カートリッジが装着されたプリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、
    前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップと
    実行させる、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
  6. コンピュータに、
    インクを吐出するヘッドを有するとともに自らを識別するヘッドIDが設けられたカートリッジを駆動し印刷を行うプリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジに設けられたヘッドIDを検出する検出ステップと、
    前記プリンタが、該プリンタに装着されたカートリッジの駆動状態を自己診断する自己診断ステップと、
    前記プリンタが、前記検出ステップで検出されたヘッドIDと前記自己診断ステップでの診断結果とを、ネットワークを経由して、前記サービスセンタサーバに直接送信するヘッドID送信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記プリンタから送信されたヘッドIDと診断結果とを受信するヘッドID受信ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID受信ステップで受信された診断結果を、前記カートリッジ毎に管理する管理ステップと、
    前記サービスセンタサーバが、前記ヘッドID及び前記診断結果に該当するカートリッジに対応する駆動状態情報を、前記ネットワークを経由して、前記プリンタに直接送信する駆動状態情報送信ステップと、
    前記プリンタが、前記サービスセンタサーバから送信された駆動状態情報を受信する駆動状態情報受信ステップと
    実行させる、カートリッジ管理機能を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体。
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