JPH06155758A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH06155758A JPH06155758A JP31533692A JP31533692A JPH06155758A JP H06155758 A JPH06155758 A JP H06155758A JP 31533692 A JP31533692 A JP 31533692A JP 31533692 A JP31533692 A JP 31533692A JP H06155758 A JPH06155758 A JP H06155758A
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- cartridge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同一のインクジェットヘッドに対してインク
の特性に適合したヘッド駆動波形を生成するインクジェ
ット記録装置を提供する。 【構成】 インクカートリッジに付与されたインク特性
識別情報と、これを認識し識別情報に対応した信号を出
力するカートリッジ検出部とによって、インク識別情報
に対応したヘッド駆動信号を生成し、同一印字ヘッドに
おいてインクの特性に応じたヘッド駆動条件を選択す
る。
の特性に適合したヘッド駆動波形を生成するインクジェ
ット記録装置を提供する。 【構成】 インクカートリッジに付与されたインク特性
識別情報と、これを認識し識別情報に対応した信号を出
力するカートリッジ検出部とによって、インク識別情報
に対応したヘッド駆動信号を生成し、同一印字ヘッドに
おいてインクの特性に応じたヘッド駆動条件を選択す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録において良好な印字
品質を保証するためには、印字ヘッドから吐出されるイ
ンクの特性に適応した印字ヘッド駆動が重要である。印
字ヘッドから吐出されるインク滴の重量、形状はインク
の粘度、表面張力等に左右され、印字品質に影響を及ぼ
す。そのため、良好な印字品質を得られるインク滴を発
生させるための印字ヘッド駆動条件はインクの特性によ
り制限される。
品質を保証するためには、印字ヘッドから吐出されるイ
ンクの特性に適応した印字ヘッド駆動が重要である。印
字ヘッドから吐出されるインク滴の重量、形状はインク
の粘度、表面張力等に左右され、印字品質に影響を及ぼ
す。そのため、良好な印字品質を得られるインク滴を発
生させるための印字ヘッド駆動条件はインクの特性によ
り制限される。
【０００３】一方、良好な印字品質を得られるインク特
性は記録媒体によって異なる。例えば、吸水性が高くに
じみやすい記録媒体に対しては、浸透性が低く、粘度の
高いインクが適しており、吸水性が低くインクドットが
広がらない記録媒体には浸透性が高く、乾燥しやすいイ
ンクが適している。このように多種多様な記録媒体各々
に良好な印字品質を保証するためには、特性の異なる複
数種類のインクを記録媒体に合わせて選択できることが
好ましい。
性は記録媒体によって異なる。例えば、吸水性が高くに
じみやすい記録媒体に対しては、浸透性が低く、粘度の
高いインクが適しており、吸水性が低くインクドットが
広がらない記録媒体には浸透性が高く、乾燥しやすいイ
ンクが適している。このように多種多様な記録媒体各々
に良好な印字品質を保証するためには、特性の異なる複
数種類のインクを記録媒体に合わせて選択できることが
好ましい。
【０００４】このため、特性の異なるインクを同一のヘ
ッドで使用する場合には、印字ヘッドの駆動条件をイン
ク特性に合わせて変更しなければならない。
ッドで使用する場合には、印字ヘッドの駆動条件をイン
ク特性に合わせて変更しなければならない。
【０００５】印字ヘッドのノズル駆動素子として圧電素
子を選択した場合、インク粘度とノズルへのインク供給
には重要な関係が有る。圧電素子の変形によりインクの
供給、吐出を行なうとき、粘度が上がるほどインク供給
のために必要な圧電素子の変位量は大きくなる傾向にあ
る。即ち、インク粘度が大きくなるほど、駆動電圧は高
くなる。また、一定の重量をもつインク滴を吐出する場
合についてもインク粘度が大きくなるほど駆動電圧は高
くなる。
子を選択した場合、インク粘度とノズルへのインク供給
には重要な関係が有る。圧電素子の変形によりインクの
供給、吐出を行なうとき、粘度が上がるほどインク供給
のために必要な圧電素子の変位量は大きくなる傾向にあ
る。即ち、インク粘度が大きくなるほど、駆動電圧は高
くなる。また、一定の重量をもつインク滴を吐出する場
合についてもインク粘度が大きくなるほど駆動電圧は高
くなる。
【０００６】特開平２−１８７３４３号公報ではインク
カートリッジと印字ヘッドを一体化し、交換可能とした
もの（以後ヘッドユニットと呼ぶ）が示されている。ヘ
ッドユニット上には印字ヘッドを駆動するための信号と
印字ヘッドの動作特性を補償する識別信号の接触端子が
有る。キャリッジ上に設けられたこれと対応する接点部
から識別信号を読み取り、印字ヘッド駆動電圧を変化さ
せている。
カートリッジと印字ヘッドを一体化し、交換可能とした
もの（以後ヘッドユニットと呼ぶ）が示されている。ヘ
ッドユニット上には印字ヘッドを駆動するための信号と
印字ヘッドの動作特性を補償する識別信号の接触端子が
有る。キャリッジ上に設けられたこれと対応する接点部
から識別信号を読み取り、印字ヘッド駆動電圧を変化さ
せている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このように、印字ヘッ
ドの駆動条件を切り変えるためにはなんらかの識別情報
を交換部品に付与することが必要となる。しかしなが
ら、ヘッドユニット上に識別情報を付与すると、印字ヘ
ッドを含むヘッドユニットを脱着可能な構造としなけれ
ばならず、取り付け位置精度のばらつきにより印字位置
精度の保証は困難なものとなる。また、識別情報と印字
ヘッド駆動信号が接点を介して伝達されるため、全接点
の導通を保証しなければならず、取り付け部の構造に制
限が加わる。一方、数種類のインクを使用したい場合に
は、インクカートリッジのみならず印字ヘッドも含めた
ヘッドユニットごと購入しなければならないため、ユ−
ザ−の経済的負担は大きなものとなる。
ドの駆動条件を切り変えるためにはなんらかの識別情報
を交換部品に付与することが必要となる。しかしなが
ら、ヘッドユニット上に識別情報を付与すると、印字ヘ
ッドを含むヘッドユニットを脱着可能な構造としなけれ
ばならず、取り付け位置精度のばらつきにより印字位置
精度の保証は困難なものとなる。また、識別情報と印字
ヘッド駆動信号が接点を介して伝達されるため、全接点
の導通を保証しなければならず、取り付け部の構造に制
限が加わる。一方、数種類のインクを使用したい場合に
は、インクカートリッジのみならず印字ヘッドも含めた
ヘッドユニットごと購入しなければならないため、ユ−
ザ−の経済的負担は大きなものとなる。
【０００８】インクカートリッジのみを交換する従来の
インクジェット記録装置においては、インクカートリッ
ジにインク識別情報が無いために記録媒体に適合した特
性を有するインクを選択する自由度がなかった。
インクジェット記録装置においては、インクカートリッ
ジにインク識別情報が無いために記録媒体に適合した特
性を有するインクを選択する自由度がなかった。
【０００９】本発明は上述の欠点に鑑みなされたもの
で、インクカートリッジにインク識別情報を付加するこ
とにより、１個の印字ヘッドにおいて記録媒体に適合し
た特性を有するインクを選択的に使用できるインクジェ
ット記録装置を提供するものである。
で、インクカートリッジにインク識別情報を付加するこ
とにより、１個の印字ヘッドにおいて記録媒体に適合し
た特性を有するインクを選択的に使用できるインクジェ
ット記録装置を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】インク識別情報を備え、
印字ヘッドと分離可能なインクカートリッジと、前記イ
ンク識別情報を認識し、前記インク識別情報に対応した
信号を出力するカートリッジ検出部とを有し、前記イン
ク識別情報に対応して前記印字ヘッドの駆動条件を変更
し、前記インクカートリッジの前記インク識別情報によ
り前記印字ヘッドの保守動作を変更し、前記インク識別
情報を保持する記憶手段と、前記記憶手段に保持された
前記インク識別情報と認識された前記インク識別情報と
を比較する比較手段を有し、前記インクカートリッジの
交換時において、前記記憶手段に保持された交換前の前
記インクカートリッジの前記インク識別情報と、交換後
の前記インクカートリッジの前記インク識別情報との比
較結果により、前記インクの充填動作を切り変え、前記
インク識別情報からカートリッジ非実装信号を生成する
ことを特徴とする。
印字ヘッドと分離可能なインクカートリッジと、前記イ
ンク識別情報を認識し、前記インク識別情報に対応した
信号を出力するカートリッジ検出部とを有し、前記イン
ク識別情報に対応して前記印字ヘッドの駆動条件を変更
し、前記インクカートリッジの前記インク識別情報によ
り前記印字ヘッドの保守動作を変更し、前記インク識別
情報を保持する記憶手段と、前記記憶手段に保持された
前記インク識別情報と認識された前記インク識別情報と
を比較する比較手段を有し、前記インクカートリッジの
交換時において、前記記憶手段に保持された交換前の前
記インクカートリッジの前記インク識別情報と、交換後
の前記インクカートリッジの前記インク識別情報との比
較結果により、前記インクの充填動作を切り変え、前記
インク識別情報からカートリッジ非実装信号を生成する
ことを特徴とする。
【００１１】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【００１２】図１は本発明におけるインクジェット記録
装置の一実施例の構成を示す斜視図である。インクカー
トリッジ３はカートリッジガイド２に沿って挿入され、
印字ヘッド１にインクを供給する。インクカートリッジ
３には導電箔４が取り付けられており、導電箔４はカー
トリッジガイド２に沿って挿入される際、カートリッジ
ガイド２上に設けられたカートリッジ検出部６と密に接
触する。カートリッジ検出部６は導電箔４から得られる
信号をカートリッジ検出端子５に出力する。ここで、導
電箔４はインクカートリッジ３に内包されるインクの特
性を示す識別情報の一例として使用されている。
装置の一実施例の構成を示す斜視図である。インクカー
トリッジ３はカートリッジガイド２に沿って挿入され、
印字ヘッド１にインクを供給する。インクカートリッジ
３には導電箔４が取り付けられており、導電箔４はカー
トリッジガイド２に沿って挿入される際、カートリッジ
ガイド２上に設けられたカートリッジ検出部６と密に接
触する。カートリッジ検出部６は導電箔４から得られる
信号をカートリッジ検出端子５に出力する。ここで、導
電箔４はインクカートリッジ３に内包されるインクの特
性を示す識別情報の一例として使用されている。
【００１３】図２はカートリッジ検出部６と導電箔４と
の関係を示す詳細図である。インクカートリッジ３がカ
ートリッジガイド２に沿って挿入されると、導電箔４と
カートリッジ検出部６の検出接点７は電気的に密に接触
する。カートリッジ検出端子５−１は検出接点７−１に
接続され、抵抗Ｒ１によりプルアップされている。検出
接点７−２〜７−４は各々抵抗Ｒ２〜Ｒ５を介してカー
トリッジ検出端子５−２に接続されている。導電箔４に
はカートリッジ３に内包されるインクの特性を示すため
のカット位置Ｐ１〜Ｐ３が有る。Ｐ１〜Ｐ３の何れかを
カットすることにより、抵抗Ｒ１〜Ｒ５によって構成さ
れる回路が変わり、カートリッジ検出端子に出力される
電圧が変化する。また、インクカートリッジ３が挿入さ
れていない状態においては、導電箔４は検出接点７とは
接触しておらず、カートリッジ検出端子５にはこの回路
における最高電圧＋Ｖの電圧が出力される。カット位置
とカートリッジ検出端子５に出力される電圧の関係を表
１に示す。
の関係を示す詳細図である。インクカートリッジ３がカ
ートリッジガイド２に沿って挿入されると、導電箔４と
カートリッジ検出部６の検出接点７は電気的に密に接触
する。カートリッジ検出端子５−１は検出接点７−１に
接続され、抵抗Ｒ１によりプルアップされている。検出
接点７−２〜７−４は各々抵抗Ｒ２〜Ｒ５を介してカー
トリッジ検出端子５−２に接続されている。導電箔４に
はカートリッジ３に内包されるインクの特性を示すため
のカット位置Ｐ１〜Ｐ３が有る。Ｐ１〜Ｐ３の何れかを
カットすることにより、抵抗Ｒ１〜Ｒ５によって構成さ
れる回路が変わり、カートリッジ検出端子に出力される
電圧が変化する。また、インクカートリッジ３が挿入さ
れていない状態においては、導電箔４は検出接点７とは
接触しておらず、カートリッジ検出端子５にはこの回路
における最高電圧＋Ｖの電圧が出力される。カット位置
とカートリッジ検出端子５に出力される電圧の関係を表
１に示す。
【００１４】
【表１】
【００１５】図３は本発明におけるインクジェット記録
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。また、
図４は本発明におけるインクジェット記録装置の一実施
例のヘッド駆動部１１の構成を示す回路図である。
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。また、
図４は本発明におけるインクジェット記録装置の一実施
例のヘッド駆動部１１の構成を示す回路図である。
【００１６】印字データ２０により各ノズルに対応する
圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎに接続されたトランジスタ
Ｔｒ１〜Ｔｒｎが駆動される。共通端子２５には台形波
状のヘッド駆動パルス１９が印加される。印字データ２
０によりトランジスタＴｒ１は’オン’、Ｔｒ２は’オ
フ’になったとする。
圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎに接続されたトランジスタ
Ｔｒ１〜Ｔｒｎが駆動される。共通端子２５には台形波
状のヘッド駆動パルス１９が印加される。印字データ２
０によりトランジスタＴｒ１は’オン’、Ｔｒ２は’オ
フ’になったとする。
【００１７】ヘッド駆動パルス１９の電圧が上昇する
と、圧電素子ＰＺＴ１には電荷が供給されて変形し、イ
ンクが供給される。一方Ｔｒ２が’オフ’状態であるた
め、圧電素子ＰＺＴ２には電流は供給されない。
と、圧電素子ＰＺＴ１には電荷が供給されて変形し、イ
ンクが供給される。一方Ｔｒ２が’オフ’状態であるた
め、圧電素子ＰＺＴ２には電流は供給されない。
【００１８】ヘッド駆動パルス１９の電圧が降下しはじ
めると、圧電素子ＰＺＴ１に蓄積された電荷はＴｒ１と
並列に接続されたダイオードＤ１を介して放電される。
これにより電荷供給により発生した変形は戻り、インク
が吐出される。
めると、圧電素子ＰＺＴ１に蓄積された電荷はＴｒ１と
並列に接続されたダイオードＤ１を介して放電される。
これにより電荷供給により発生した変形は戻り、インク
が吐出される。
【００１９】このように、印字データ２０に基づくトラ
ンジスタＴｒ１〜Ｔｒｎのオン−オフ制御と、共通端子
２５に印加されるヘッド駆動パルス１９の電圧変化によ
り各ノズルから選択的にインクを吐出させることができ
る。
ンジスタＴｒ１〜Ｔｒｎのオン−オフ制御と、共通端子
２５に印加されるヘッド駆動パルス１９の電圧変化によ
り各ノズルから選択的にインクを吐出させることができ
る。
【００２０】カートリッジ検出端子５から出力される電
圧信号はＡ／Ｄ変換部１２によりデジタル信号に変換さ
れてデ−タバス２１を介してＭＰＵ８に読み取られる。
ＲＯＭ１３にはＡ／Ｄ変換部１２から読み取られたデジ
タル信号に対応したデ−タテーブルが有り、印字ヘッド
１を駆動するための充電信号１７及び放電信号１８のカ
ウンタ値、インクの特性を示すインク番号２４（図示せ
ず）等がデ−タとして書込まれている。ＲＯＭ１３に書
込まれているデ−タはＲＡＭ１４にコピーされ、必要に
応じて参照される。
圧信号はＡ／Ｄ変換部１２によりデジタル信号に変換さ
れてデ−タバス２１を介してＭＰＵ８に読み取られる。
ＲＯＭ１３にはＡ／Ｄ変換部１２から読み取られたデジ
タル信号に対応したデ−タテーブルが有り、印字ヘッド
１を駆動するための充電信号１７及び放電信号１８のカ
ウンタ値、インクの特性を示すインク番号２４（図示せ
ず）等がデ−タとして書込まれている。ＲＯＭ１３に書
込まれているデ−タはＲＡＭ１４にコピーされ、必要に
応じて参照される。
【００２１】印字動作においては、印字タイミングに応
じてＭＰＵ８から印字トリガ１５とカウントクロック１
６が駆動信号発生部９に出力される。これをうけて駆動
信号発生部９はヘッド配列に対応した印字デ−タ２０を
ヘッド駆動部１１に出力する。また、ＲＡＭ１４に予め
セットされた充電信号１７及び放電信号１８のカウンタ
値をロードし、カウントクロック１６を計数することに
よりカートリッジ３に内包されるインクの特性に適合し
た時間幅を有する充電信号１７、放電信号１８を出力す
る。これをうけて駆動電圧発生部１０はインクの特性に
適合した波形をもつヘッド駆動パルス１９を出力する。
ヘッド駆動部１１は印字データ２０とヘッド駆動パルス
１９により印字ヘッド１のノズルを選択的に駆動しドッ
トパターンを形成する。
じてＭＰＵ８から印字トリガ１５とカウントクロック１
６が駆動信号発生部９に出力される。これをうけて駆動
信号発生部９はヘッド配列に対応した印字デ−タ２０を
ヘッド駆動部１１に出力する。また、ＲＡＭ１４に予め
セットされた充電信号１７及び放電信号１８のカウンタ
値をロードし、カウントクロック１６を計数することに
よりカートリッジ３に内包されるインクの特性に適合し
た時間幅を有する充電信号１７、放電信号１８を出力す
る。これをうけて駆動電圧発生部１０はインクの特性に
適合した波形をもつヘッド駆動パルス１９を出力する。
ヘッド駆動部１１は印字データ２０とヘッド駆動パルス
１９により印字ヘッド１のノズルを選択的に駆動しドッ
トパターンを形成する。
【００２２】インク特性とカット位置Ｐ１〜Ｐ３及びイ
ンク番号２４と充電信号１７の関係を表すデータテーブ
ルの一例を表２に示す。
ンク番号２４と充電信号１７の関係を表すデータテーブ
ルの一例を表２に示す。
【００２３】
【表２】
【００２４】図５はインク特性によるヘッド駆動パルス
１９の変化を示す波形図である。図５及び表２を用いて
本実施例の動作を説明する。
１９の変化を示す波形図である。図５及び表２を用いて
本実施例の動作を説明する。
【００２５】図５（ａ）は粘度１のインクを内包するイ
ンクカートリッジ３を使用したときのヘッド駆動パルス
１９の生成を示す波形図である。
ンクカートリッジ３を使用したときのヘッド駆動パルス
１９の生成を示す波形図である。
【００２６】粘度１のインクを内包するインクカートリ
ッジ３がカートリッジガイド２に挿入されると、カート
リッジ検出部６は導電箔４のカット位置Ｐ１がカットさ
れていることにより、カートリッジ検出端子５に電圧＋
Ｖ／２の信号を出力する。ＭＰＵ８はＡ／Ｄ変換部１２
を介してこれをデジタル化し、ＲＯＭ１３から粘度１に
対応したインク番号２３として’１’を充電信号１７の
カウンタ値として’ｔ１’をＲＡＭ１４へコピーする。
ッジ３がカートリッジガイド２に挿入されると、カート
リッジ検出部６は導電箔４のカット位置Ｐ１がカットさ
れていることにより、カートリッジ検出端子５に電圧＋
Ｖ／２の信号を出力する。ＭＰＵ８はＡ／Ｄ変換部１２
を介してこれをデジタル化し、ＲＯＭ１３から粘度１に
対応したインク番号２３として’１’を充電信号１７の
カウンタ値として’ｔ１’をＲＡＭ１４へコピーする。
【００２７】印字タイミングが発生すると、ＭＰＵ８は
印字トリガ１５を出力する。これをうけて駆動信号発生
部９はＲＡＭ１４にコピーされた充電信号１７のカウン
タ値’ｔ１’をロードし、カウンタクロック１６を計数
して’ｔ１’の時間幅を持つ充電信号１７を出力する。
駆動電圧発生部１０は充電信号１７がロウレベルの間ヘ
ッド駆動パルス１９の電圧を上昇させる。このとき印字
ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは充電され、ノ
ズルにはインクが供給される。充電信号１７の立上りエ
ッジにより休止信号２２（図示せず）がトリガされる。
充電信号１７がハイレベルとなったことにより、ヘッド
駆動パルス１９の電圧上昇は停止する。ヘッド駆動パル
ス１９の電圧レベルは休止信号２２がロウレベルである
間保持される。このヘッド駆動パルス１９の到達電圧レ
ベルＶ１は充電信号１７の時間幅’ｔ１’により決定さ
れる電圧で、インクの粘度１に適合した電圧である。休
止信号２２の立上りエッジにより放電信号１８がトリガ
される。駆動電圧発生部１０は放電信号１７がロウレベ
ルの間ヘッド駆動パルス１９の電圧を降下させる。この
とき印字ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは放電
され、ノズルからはインクが吐出される。
印字トリガ１５を出力する。これをうけて駆動信号発生
部９はＲＡＭ１４にコピーされた充電信号１７のカウン
タ値’ｔ１’をロードし、カウンタクロック１６を計数
して’ｔ１’の時間幅を持つ充電信号１７を出力する。
駆動電圧発生部１０は充電信号１７がロウレベルの間ヘ
ッド駆動パルス１９の電圧を上昇させる。このとき印字
ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは充電され、ノ
ズルにはインクが供給される。充電信号１７の立上りエ
ッジにより休止信号２２（図示せず）がトリガされる。
充電信号１７がハイレベルとなったことにより、ヘッド
駆動パルス１９の電圧上昇は停止する。ヘッド駆動パル
ス１９の電圧レベルは休止信号２２がロウレベルである
間保持される。このヘッド駆動パルス１９の到達電圧レ
ベルＶ１は充電信号１７の時間幅’ｔ１’により決定さ
れる電圧で、インクの粘度１に適合した電圧である。休
止信号２２の立上りエッジにより放電信号１８がトリガ
される。駆動電圧発生部１０は放電信号１７がロウレベ
ルの間ヘッド駆動パルス１９の電圧を降下させる。この
とき印字ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは放電
され、ノズルからはインクが吐出される。
【００２８】図５（ｂ）は粘度２のインクを内包するイ
ンクカートリッジ３を使用したときのヘッド駆動パルス
１９の生成を示す波形図である。
ンクカートリッジ３を使用したときのヘッド駆動パルス
１９の生成を示す波形図である。
【００２９】粘度２のインクを内包するインクカートリ
ッジ３がカートリッジガイド２に挿入されると、カート
リッジ検出部６は導電箔４のカット位置Ｐ２がカットさ
れていることにより、カートリッジ検出端子５に電圧＋
Ｖ／３の信号を出力する。ＭＰＵ８はＡ／Ｄ変換部１２
を介してこれをデジタル化し、ＲＯＭ１３から粘度１に
対応したインク番号２３として’２’を充電信号１７の
カウンタ値として’ｔ２’をＲＡＭ１４へコピーする。
ッジ３がカートリッジガイド２に挿入されると、カート
リッジ検出部６は導電箔４のカット位置Ｐ２がカットさ
れていることにより、カートリッジ検出端子５に電圧＋
Ｖ／３の信号を出力する。ＭＰＵ８はＡ／Ｄ変換部１２
を介してこれをデジタル化し、ＲＯＭ１３から粘度１に
対応したインク番号２３として’２’を充電信号１７の
カウンタ値として’ｔ２’をＲＡＭ１４へコピーする。
【００３０】印字タイミングが発生すると、ＭＰＵ８は
印字トリガ１５を出力する。これをうけて駆動信号発生
部９はＲＡＭ１４にコピーされた充電信号１７のカウン
タ値’ｔ２’をロードし、カウンタクロック１６を計数
して’ｔ２’の時間幅を持つ充電信号１７を出力する。
駆動電圧発生部１０は充電信号１７がロウレベルの間ヘ
ッド駆動パルス１９の電圧を上昇させる。このとき印字
ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは充電され、ノ
ズルにはインクが供給される。充電信号１７の立上りエ
ッジにより休止信号２２がトリガされる。充電信号１７
がハイレベルとなったことにより、ヘッド駆動パルス１
９の電圧上昇は停止する。ヘッド駆動パルス１９の電圧
レベルは休止信号２２がロウレベルである間保持され
る。このヘッド駆動パルス１９の到達電圧レベルＶ２は
充電信号１７の時間幅’ｔ２’により決定される電圧
で、インクの粘度２に適合した電圧である。休止信号２
２の立上りエッジにより放電信号１８がトリガされる。
駆動電圧発生部１０は放電信号１７がロウレベルの間ヘ
ッド駆動パルス１９の電圧を降下させる。このとき印字
ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは放電され、ノ
ズルからはインクが吐出される。
印字トリガ１５を出力する。これをうけて駆動信号発生
部９はＲＡＭ１４にコピーされた充電信号１７のカウン
タ値’ｔ２’をロードし、カウンタクロック１６を計数
して’ｔ２’の時間幅を持つ充電信号１７を出力する。
駆動電圧発生部１０は充電信号１７がロウレベルの間ヘ
ッド駆動パルス１９の電圧を上昇させる。このとき印字
ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは充電され、ノ
ズルにはインクが供給される。充電信号１７の立上りエ
ッジにより休止信号２２がトリガされる。充電信号１７
がハイレベルとなったことにより、ヘッド駆動パルス１
９の電圧上昇は停止する。ヘッド駆動パルス１９の電圧
レベルは休止信号２２がロウレベルである間保持され
る。このヘッド駆動パルス１９の到達電圧レベルＶ２は
充電信号１７の時間幅’ｔ２’により決定される電圧
で、インクの粘度２に適合した電圧である。休止信号２
２の立上りエッジにより放電信号１８がトリガされる。
駆動電圧発生部１０は放電信号１７がロウレベルの間ヘ
ッド駆動パルス１９の電圧を降下させる。このとき印字
ヘッド１の圧電素子ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎは放電され、ノ
ズルからはインクが吐出される。
【００３１】このように、インクカートリッジ３に内包
されたインクの特性を導電箔４のカット位置で表すこと
により、使用されているインクの特性に適合したヘッド
駆動条件を発生させることが可能である。従って記録媒
体に適した特性を有するインクを１個の印字ヘッドにお
いて選択的に使用することが可能となる。
されたインクの特性を導電箔４のカット位置で表すこと
により、使用されているインクの特性に適合したヘッド
駆動条件を発生させることが可能である。従って記録媒
体に適した特性を有するインクを１個の印字ヘッドにお
いて選択的に使用することが可能となる。
【００３２】しかも交換部品はインクカートリッジ３の
みであるため、取り付け位置精度に起因する印字ヘッド
１の印字位置精度の劣化は起こり得ない。
みであるため、取り付け位置精度に起因する印字ヘッド
１の印字位置精度の劣化は起こり得ない。
【００３３】また、接点はインクの特性を示す識別情報
のみでヘッド駆動に関する信号は必要無いため、インク
カートリッジ３の交換に伴う接点数を少なくすることが
可能となり、接触不良に関する信頼性を向上することが
できる。
のみでヘッド駆動に関する信号は必要無いため、インク
カートリッジ３の交換に伴う接点数を少なくすることが
可能となり、接触不良に関する信頼性を向上することが
できる。
【００３４】ここではインクの特性の一例として粘度を
使用したが、ヘッドの駆動条件を左右する他のインク特
性（表面張力等）を導電箔４のカット位置に反映させる
ことももちろん可能であり、導電箔４のカット位置の数
の許す限りこれらの特性の複合表現も可能である。ま
た、導電箔４のカット位置に基づくデータテーブルに列
記されるヘッド駆動条件として、充電信号１７の時間幅
を重点的に説明したが、この他に休止信号２２の時間
幅、駆動周波数等のインク特性に左右されるヘッド駆動
条件も列記できる。
使用したが、ヘッドの駆動条件を左右する他のインク特
性（表面張力等）を導電箔４のカット位置に反映させる
ことももちろん可能であり、導電箔４のカット位置の数
の許す限りこれらの特性の複合表現も可能である。ま
た、導電箔４のカット位置に基づくデータテーブルに列
記されるヘッド駆動条件として、充電信号１７の時間幅
を重点的に説明したが、この他に休止信号２２の時間
幅、駆動周波数等のインク特性に左右されるヘッド駆動
条件も列記できる。
【００３５】印字ヘッド１の動作を保証する保守動作に
もインク特性は関与している。
もインク特性は関与している。
【００３６】印字動作が連続した場合、印字データ２０
によっては長時間にわたってインクを全く吐出しないノ
ズルが発生する可能性が有る。このようなノズルの表面
からはインク中の水分が蒸発し続けることによりインク
の粘度が増加してノズル表面に皮膜を形成してインクの
吐出が不可能な状態になることが予想される。これを防
止するために印字動作が一定時間連続した場合には全ノ
ズルからインクを吐出するフラッシング動作を行うのが
一般的である。このフラッシング動作が必要となる連続
印字時間はインク粘度に関係しており、粘度が高くなる
ほど短くなる。導電箔４のカット位置に基づくデータテ
ーブルに列記されるデータとしてフラッシング動作の必
要となる連続印字時間を列記しておくことにより、イン
ク特性に適した時間間隔でフラッシング動作を自動的に
行うことが可能である。
によっては長時間にわたってインクを全く吐出しないノ
ズルが発生する可能性が有る。このようなノズルの表面
からはインク中の水分が蒸発し続けることによりインク
の粘度が増加してノズル表面に皮膜を形成してインクの
吐出が不可能な状態になることが予想される。これを防
止するために印字動作が一定時間連続した場合には全ノ
ズルからインクを吐出するフラッシング動作を行うのが
一般的である。このフラッシング動作が必要となる連続
印字時間はインク粘度に関係しており、粘度が高くなる
ほど短くなる。導電箔４のカット位置に基づくデータテ
ーブルに列記されるデータとしてフラッシング動作の必
要となる連続印字時間を列記しておくことにより、イン
ク特性に適した時間間隔でフラッシング動作を自動的に
行うことが可能である。
【００３７】また、印字ヘッド１のノズル面が大気中に
開放された状態で印字データが一定時間入力されないと
き、印字ヘッド１のノズル面を大気から遮断する位置に
移動する動作についても、印字データを待機する時間を
導電箔４のカット位置に基づくデータテーブルに列記し
ておくことにより、インク特性に適した時間で印字ヘッ
ド１のノズル面を大気から遮断する位置に移動すること
が可能である。
開放された状態で印字データが一定時間入力されないと
き、印字ヘッド１のノズル面を大気から遮断する位置に
移動する動作についても、印字データを待機する時間を
導電箔４のカット位置に基づくデータテーブルに列記し
ておくことにより、インク特性に適した時間で印字ヘッ
ド１のノズル面を大気から遮断する位置に移動すること
が可能である。
【００３８】このようにインク特性により変化する印字
ヘッド１の保守動作に関係するデータを導電箔４のカッ
ト位置に基づくデータテーブルに列記しておくことによ
り、インク特性に適合した印字ヘッド１の保守動作を自
動的に行うことが可能である。
ヘッド１の保守動作に関係するデータを導電箔４のカッ
ト位置に基づくデータテーブルに列記しておくことによ
り、インク特性に適合した印字ヘッド１の保守動作を自
動的に行うことが可能である。
【００３９】図６はインクカートリッジ交換時の動作を
説明するフローチャ−トである。図６及び表１を用いて
本実施例の動作を説明する。
説明するフローチャ−トである。図６及び表１を用いて
本実施例の動作を説明する。
【００４０】非印字状態においてインクカートリッジ３
の交換を行なうものとする。まずＳＴ１においてＭＰＵ
８はＡ／Ｄ変換部１２を介してカートリッジ検出端子５
の電圧を読み取る。ＳＴ１ではインクカートリッジ３が
カートリッジガイド２から抜き取られた状態（カートリ
ッジなし）を待ってＳＴ２に分岐を行なう。ここで読み
取られた電圧が＋Ｖよりも小さい場合は、インクカート
リッジ３がカートリッジガイド２に挿入されている状態
であるとみなし、ＳＴ１を繰り返す。
の交換を行なうものとする。まずＳＴ１においてＭＰＵ
８はＡ／Ｄ変換部１２を介してカートリッジ検出端子５
の電圧を読み取る。ＳＴ１ではインクカートリッジ３が
カートリッジガイド２から抜き取られた状態（カートリ
ッジなし）を待ってＳＴ２に分岐を行なう。ここで読み
取られた電圧が＋Ｖよりも小さい場合は、インクカート
リッジ３がカートリッジガイド２に挿入されている状態
であるとみなし、ＳＴ１を繰り返す。
【００４１】ＳＴ２ではインクカートリッジ３がカート
リッジガイド２に挿入された状態（カートリッジ有り）
を待ってＳＴ３に分岐を行なう。ここで読み取られた電
圧が＋Ｖである場合は、インクカートリッジ３がカート
リッジガイド２に挿入されていない状態であるとみな
し、ＳＴ２を繰り返す。
リッジガイド２に挿入された状態（カートリッジ有り）
を待ってＳＴ３に分岐を行なう。ここで読み取られた電
圧が＋Ｖである場合は、インクカートリッジ３がカート
リッジガイド２に挿入されていない状態であるとみな
し、ＳＴ２を繰り返す。
【００４２】ＳＴ３に到達した時点で、ユ−ザ−のイン
クカートリッジ３の交換は終了している。
クカートリッジ３の交換は終了している。
【００４３】ＭＰＵ８は再びカートリッジ検出端子５の
電圧を読み取り（ＳＴ３）、ＲＡＭ１４に書込まれてい
るインク番号２３の値とＳＴ３において読み取った電圧
により決定されるインク番号２３の値を比較する（ＳＴ
１０）。
電圧を読み取り（ＳＴ３）、ＲＡＭ１４に書込まれてい
るインク番号２３の値とＳＴ３において読み取った電圧
により決定されるインク番号２３の値を比較する（ＳＴ
１０）。
【００４４】ＲＡＭ１４上のインク番号２３とＳＴ３に
おいて決定されたインク番号２３の値が異なった場合、
インクの特性が変更されたもの（インク変更）とみな
し、ＳＴ５に分岐する。
おいて決定されたインク番号２３の値が異なった場合、
インクの特性が変更されたもの（インク変更）とみな
し、ＳＴ５に分岐する。
【００４５】ＳＴ５では印字ヘッド１内部の残留インク
を全て吸引し、新たに挿入されたインクカートリッジ３
のインクを印字ヘッド１に充填するために必要なインク
吸引時間Ｔ２をインク吸引時間データＴｖとしてセット
する。
を全て吸引し、新たに挿入されたインクカートリッジ３
のインクを印字ヘッド１に充填するために必要なインク
吸引時間Ｔ２をインク吸引時間データＴｖとしてセット
する。
【００４６】ＲＡＭ１４上のインク番号２３とＳＴ３に
おいて決定されたインク番号２３の値が等しい場合、イ
ンクの特性に変更は無いもの（インク交換）とみなし、
ＳＴ４に分岐する。
おいて決定されたインク番号２３の値が等しい場合、イ
ンクの特性に変更は無いもの（インク交換）とみなし、
ＳＴ４に分岐する。
【００４７】ＳＴ４では新たに挿入されたインクカート
リッジ３のインクを印字ヘッド１に導入するために必要
なインク吸引時間Ｔ１をインク吸引時間データＴｖとし
てセットする。
リッジ３のインクを印字ヘッド１に導入するために必要
なインク吸引時間Ｔ１をインク吸引時間データＴｖとし
てセットする。
【００４８】インク吸引手段２３（図示せず）を駆動
し、印字ヘッド１からインク吸引を開始し（ＳＴ６）、
インク吸引時間データＴｖに設定された時間だけインク
吸引を継続した後（ＳＴ７）、インク吸引手段２３を停
止させてインク吸引を終了する（ＳＴ８）。
し、印字ヘッド１からインク吸引を開始し（ＳＴ６）、
インク吸引時間データＴｖに設定された時間だけインク
吸引を継続した後（ＳＴ７）、インク吸引手段２３を停
止させてインク吸引を終了する（ＳＴ８）。
【００４９】ＳＴ３において読み取ったインク番号２３
をＲＡＭ１４に書込み、現在使用しているインクカート
リッジ３に内包されるインク特性として保存して（ＳＴ
９）、インクカートリッジ３の交換処理を終了する。
をＲＡＭ１４に書込み、現在使用しているインクカート
リッジ３に内包されるインク特性として保存して（ＳＴ
９）、インクカートリッジ３の交換処理を終了する。
【００５０】以上のようにインクカートリッジ３に導電
箔４を付与することにより、交換されたインクカートリ
ッジ３に内包されたインク特性に応じてインク吸引動作
を切り変えることが可能である。また、カートリッジ検
出端子５の電圧を読み取ることににより、インクカート
リッジ３がカートリッジガイド２に挿入されているか否
かを判断することも可能である。
箔４を付与することにより、交換されたインクカートリ
ッジ３に内包されたインク特性に応じてインク吸引動作
を切り変えることが可能である。また、カートリッジ検
出端子５の電圧を読み取ることににより、インクカート
リッジ３がカートリッジガイド２に挿入されているか否
かを判断することも可能である。
【００５１】ＳＴ４において設定したインク吸引時間Ｔ
１はＳＴ５において設定したインク吸引時間Ｔ２よりも
短い。これは同じ特性のインクを交換する場合（インク
交換）は印字ヘッド１内部でのインク液の連続を保証す
る吸引量で済むことに対して、特性のことなるインクを
交換する場合（インク変更）は、印字ヘッド１内部の前
インク全てを排出し、かつ新しいインクを印字ヘッド１
内部に充填することを保証する吸引量が必要であること
によるものである。インクカートリッジ３から印字ヘッ
ド１までのインク経路長さが長くなるほど、印字ヘッド
１内部のインク充填量が大きくなるほどＴ１とＴ２の差
は大きくなる。
１はＳＴ５において設定したインク吸引時間Ｔ２よりも
短い。これは同じ特性のインクを交換する場合（インク
交換）は印字ヘッド１内部でのインク液の連続を保証す
る吸引量で済むことに対して、特性のことなるインクを
交換する場合（インク変更）は、印字ヘッド１内部の前
インク全てを排出し、かつ新しいインクを印字ヘッド１
内部に充填することを保証する吸引量が必要であること
によるものである。インクカートリッジ３から印字ヘッ
ド１までのインク経路長さが長くなるほど、印字ヘッド
１内部のインク充填量が大きくなるほどＴ１とＴ２の差
は大きくなる。
【００５２】このように、交換されたインクの特性を判
別し、インク吸引動作を変更することはユ−ザ−が意識
することなく行なわれ、インク効率を改善することが可
能となる。
別し、インク吸引動作を変更することはユ−ザ−が意識
することなく行なわれ、インク効率を改善することが可
能となる。
【００５３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば内
包するインクの特性を示す識別情報をインクカートリッ
ジに付与することにより、１個の印字ヘッドにおいて記
録媒体に適合した特性を有するインクを選択的に使用で
きる。印字品質を改良した新規インクでもそれを内包す
るインクカートリッジの形状を従来のものと共通とし、
インクカートリッジに付与する識別情報を変更するだけ
で即座に対応可能である。また、インクカートリッジの
交換においては交換されたインクの特性を自動的に判別
しインク吸引動作を変更するため、ユ−ザ−のインクカ
ートリッジ交換に伴う操作を簡略化でき、インク効率を
改善することが可能となる。
包するインクの特性を示す識別情報をインクカートリッ
ジに付与することにより、１個の印字ヘッドにおいて記
録媒体に適合した特性を有するインクを選択的に使用で
きる。印字品質を改良した新規インクでもそれを内包す
るインクカートリッジの形状を従来のものと共通とし、
インクカートリッジに付与する識別情報を変更するだけ
で即座に対応可能である。また、インクカートリッジの
交換においては交換されたインクの特性を自動的に判別
しインク吸引動作を変更するため、ユ−ザ−のインクカ
ートリッジ交換に伴う操作を簡略化でき、インク効率を
改善することが可能となる。
【図１】本発明におけるインクジェット記録装置の一実
施例の構成を示す斜視図。
施例の構成を示す斜視図。
【図２】本発明におけるインクジェット記録装置のカー
トリッジ検出部６と導電箔４との関係を示す回路図。
トリッジ検出部６と導電箔４との関係を示す回路図。
【図３】本発明におけるインクジェット記録装置の一実
施例の構成を示すブロック図。
施例の構成を示すブロック図。
【図４】本発明におけるインクジェット記録装置のヘッ
ド駆動部１１の内部構成を示す回路図。
ド駆動部１１の内部構成を示す回路図。
【図５】本発明におけるインク特性に対応したヘッド駆
動パルス１９の変化を示す波形図。
動パルス１９の変化を示す波形図。
【図６】本発明におけるインクカートリッジ交換時の動
作を説明するフローチャ−ト。
作を説明するフローチャ−ト。
１…印字ヘッド ２…カートリッジガイド ３…インクカートリッジ ４…導電箔 ５…カートリッジ検出端子 ６…カートリッジ検出部 ７…検出接点 ８…ＭＰＵ ９…駆動信号発生部 １０…駆動電圧発生部 １１…ヘッド駆動部 １２…Ａ／Ｄ変換部 １３…ＲＯＭ １４…ＲＡＭ １５…印字トリガ １６…カウントクロック １７…充電信号 １８…放電信号 １９…ヘッド駆動パルス ２０…印字データ ２１…デ−タバス ２２…休止信号（図示せず） ２３…インク吸引手段（図示せず） ２４…インク番号（図示せず） ２５…共通端子 Ｔｒ１〜Ｔｒｎ…トランジスタ Ｄ１〜Ｄｎ…ダイオード ＰＺＴ１〜ＰＺＴｎ…圧電素子
Claims (5)
- 【請求項１】 インク識別情報を備え、印字ヘッドと分
離可能なインクカートリッジと、前記インク識別情報を
認識し、前記インク識別情報に対応した信号を出力する
カートリッジ検出部とを有することを特徴とするインク
ジェット記録装置。 - 【請求項２】 前記インク識別情報に対応して前記印字
ヘッドの駆動条件を変更することを特徴とする請求項１
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項３】 前記インクカートリッジの前記インク識
別情報により前記印字ヘッドの保守動作を変更すること
を特徴とする請求項１記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項４】 前記インク識別情報を保持する記憶手段
と、前記記憶手段に保持された前記インク識別情報と認
識された前記インク識別情報とを比較する比較手段を有
し、前記インクカートリッジの交換時において、前記記
憶手段に保持された交換前の前記インクカートリッジの
前記インク識別情報と、交換後の前記インクカートリッ
ジの前記インク識別情報との比較結果により、前記イン
クの充填動作を切り変えることを特徴とする請求項１記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項５】 前記インク識別情報からカートリッジ非
実装信号を生成することを特徴とする請求項１記載のイ
ンクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31533692A JPH06155758A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31533692A JPH06155758A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06155758A true JPH06155758A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18064188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31533692A Pending JPH06155758A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06155758A (ja) |
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