JP2009226628A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色毎に異なる特性の液体を使用可能な液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体噴射ヘッド2に液体を噴射するためのノズル列を複数形成すると共に各ノズルにノズルアクチュエータ22を配設し、液体噴射ヘッド2と印刷媒体1とをノズル列と交差する方向に相対的に移動しながら、液体噴射ヘッド2の各ノズルアクチュエータ22を駆動信号COMで駆動することにより該当するノズルから印刷媒体1に向けて液体を噴射するにあたり、駆動信号COMを出力する駆動回路20を液体噴射ヘッド2に形成されているノズル列毎に設けることにより、ノズル列毎に、即ち色毎に粘性などの特性の異なる液体を使用することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、微小な液体を複数のノズルから噴射して、その微粒子(ドット)を印刷媒体上に形成することにより、所定の文字や画像等を印刷するようにした液体噴射装置に関するものである。
このような液体噴射装置の1つである液体噴射型印刷装置は、一般に安価で且つ高品質なカラー印刷物が容易に得られることから、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどの普及に伴い、オフィスのみならず一般ユーザにも広く普及してきている。
このような液体噴射型印刷装置のうち、液体噴射ノズルの形成された液体噴射ヘッドをキャリッジと呼ばれる移動体に載せて印刷媒体の搬送方向と交差する方向に移動させるものを一般に「マルチパス型印刷装置」と呼んでいる。これに対し、印刷媒体の搬送方向と交差する方向に長尺な液体噴射ヘッドを配置して、所謂1パスでの印刷が可能なものを一般に「ラインヘッド型印刷装置」と呼んでいる。ラインヘッド型の液体噴射ヘッドを構成する場合には、例えば下記特許文献1に記載されるように、複数のノズルが列状に形成されたブロック状の液体噴射ヘッドを印刷媒体搬送方向と交差する方向に複数配設してラインヘッド型の液体噴射ヘッドを構成する場合がある。
ところで、この種の液体噴射型印刷装置では、各液体噴射ヘッドのノズルに対応して設けられているノズルアクチュエータを駆動するための駆動信号を駆動回路で生成しなければならない。そこで、下記特許文献1に記載される液体噴射装置では、ラインヘッドを構成する複数の液体噴射ヘッドの夫々に対応して駆動回路を設けることが開示されている。
特開2002−11865号公報
例えば前述したラインヘッドを構成する複数の液体噴射ヘッドでは、噴射する液体の色毎にノズル列を形成している。つまり、例えば4色の液体を噴射する場合には、少なくとも液体噴射ヘッドには4列のノズル列が形成される。駆動信号が一種類しかない場合に、各ノズル列から噴射される液体の粘性などの特性が異なると、その噴射特性もノズル列毎に変化し、ノズルから噴射される全ての液体を印刷媒体の所定の位置に付着(着弾とも言う)させることができなくなってしまう。そこで、現在では、噴射される液体の色が異なっても、その粘性などの特性が同等又は類似する液体しか使用できない。しかしながら、印刷の種類によっては、異なる特性の液体を使用したいという要求があり、一方で、前述のように液体の着弾特性を安定するために、異なる特性の液体は使用できない、という実態がある。
本発明は、これらの諸問題に着目して開発されたものであり、例えば色毎に異なる特性の液体を使用可能な液体噴射装置を提供することを目的とするものである。
上記諸問題を解決するため、本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッドに液体を噴射するためのノズル列を複数形成すると共に各ノズルにノズルアクチュエータを配設し、液体噴射ヘッドと印刷媒体とをノズル列と交差する方向に相対的に移動しながら、液体噴射ヘッドの各ノズルアクチュエータを駆動信号で駆動することにより該当するノズルから印刷媒体に向けて液体を噴射する液体噴射装置であって、前記駆動信号を出力する駆動回路を前記液体噴射ヘッドに形成されているノズル列毎に設けたことを特徴とするものである。
而して、本発明の液体噴射装置によれば、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体を使用することが可能となる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記ノズル列毎に設けられた駆動回路は、前記駆動信号の基準となる駆動波形データが各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用が容易に可能となる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記ノズル列毎に設けられた駆動回路は、駆動信号の波高値が各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用が容易に可能となる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記ノズル列毎に設けられた駆動回路は、駆動信号のタイミングが各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用が容易に可能となる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記異なる駆動信号のタイミングを生成する印刷基準信号生成器を前記ノズル列毎に設けたことを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用がより一層容易に可能となる。
また、本発明の液体噴射装置は、前記液体噴射ヘッドを、前記ノズル列方向に千鳥状に複数配設したことを特徴とするものである。
本発明の液体噴射装置によれば、ラインヘッド型印刷装置に対しても、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体を使用することが可能となる。
次に、本発明の液体噴射装置の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の液体噴射装置を用いた印刷装置の概略構成図であり、図において、印刷媒体1は、図の左から右に向けて矢印方向に搬送され、その搬送途中の印刷領域で印刷される、ラインヘッド型印刷装置である。
図1中の符号2は、印刷媒体1の搬送ライン上方に設けられた複数の液体噴射ヘッドであり、印刷媒体搬送方向に2列になるように且つ印刷媒体搬送方向と交差する方向に並べて配設されて、夫々、ヘッド固定プレート11に固定されている。各液体噴射ヘッド2の最下面には、多数のノズルが形成されており、この面がノズル面と呼ばれている。ノズルは、図2に示すように、一般的に、噴射する液体の色毎に、印刷媒体搬送方向と交差する方向に列状に配設されており、その列をノズル列と呼んだり、その列方向をノズル列方向と呼んだりする。そして、印刷媒体搬送方向と交差する方向に配設された全ての液体噴射ヘッド2のノズル列によって、印刷媒体1の搬送方向と交差する方向の幅全長に及ぶラインヘッドが形成されている。印刷媒体1は、これらの液体噴射ヘッド2のノズル面の下方を通過するときに、ノズル面に形成されている多数のノズルから液体が噴射され、印刷が行われる。
液体噴射ヘッド2には、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクなどの液体が、図示しない各色の液体タンクから液体供給チューブを介して供給される。そして、各液体噴射ヘッド2に形成されているノズル列から同時に必要箇所に必要量の液体を噴射することにより、印刷媒体1上に微小なドットを出力する。これを各色毎に行うことにより、搬送部4で搬送される印刷媒体1を一度通過させるだけで、所謂1パスによる印刷を行うことができる。
液体噴射ヘッドの各ノズルから液体を噴射する方法としては、静電方式、ピエゾ方式、膜沸騰液体噴射方式などがあり、本実施形態ではピエゾ方式を用いた。ピエゾ方式は、ノズルアクチュエータである圧電素子に駆動信号を与えると、キャビティ内の振動板が変位してキャビティ内に圧力変化を生じ、その圧力変化によって液滴がノズルから噴射されるというものである。そして、駆動信号の波高値や電圧増減傾きを調整することで液滴の噴射量を調整することが可能となる。なお、ピエゾ方式に用いられる圧電素子は容量性負荷である。また、本発明は、ピエゾ方式以外の液体噴射方法にも、同様に適用可能である。
液体噴射ヘッド2の下方には、印刷媒体1を搬送方向に搬送するための搬送部4が設けられている。搬送部4は、駆動ローラ8及び従動ローラ9に搬送ベルト6を巻回して構成され、駆動ローラ8には図示しない電動モータが接続されている。また、搬送ベルト6の内側には、当該搬送ベルト6の表面に印刷媒体1を吸着するための図示しない吸着装置が設けられている。この吸着装置には、例えば負圧によって印刷媒体1を搬送ベルト6に吸着する空気吸引装置や、静電気力で印刷媒体1を搬送ベルト6に吸着する静電吸着装置などが用いられる。従って、給紙ローラ5によって給紙部3から印刷媒体1を一枚だけ搬送ベルト6上に送給し、電動モータによって駆動ローラ8を回転駆動すると、搬送ベルト6が印刷媒体搬送方向に回転され、吸着装置によって搬送ベルト6に印刷媒体1が吸着されて搬送される。この印刷媒体1の搬送中に、液体噴射ヘッド2から液体を噴射して印刷を行う。印刷の終了した印刷媒体1は、搬送方向下流側の排紙部10に排紙される。
この印刷装置内には、自身を制御するための制御装置が設けられている。この制御装置は、例えば図3に示すように、例えばパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ等のホストコンピュータ60から入力された印刷データに基づいて、印刷装置や給紙装置等を制御することにより印刷媒体に印刷処理を行うものである。そして、ホストコンピュータ60から入力された印刷データを受取るための入力インタフェース61と、この入力インタフェース61から入力された印刷データに基づいて印刷処理を実行する例えばマイクロコンピュータで構成される制御部62と、前記給紙ローラ5に接続されている給紙ローラモータ17を駆動制御する給紙ローラモータドライバ63と、液体噴射ヘッド2を駆動制御するヘッドドライバ65と、前記駆動ローラ8に接続されている電動モータ7を駆動制御する電動モータドライバ66と、各ドライバ63、65、66と外部の給紙ローラモータ17、液体噴射ヘッド2、電動モータ7とを接続するインタフェース67とを備えて構成される。
制御部62は、印刷処理等の各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)62aと、入力インタフェース61を介して入力された印刷データ或いは当該印刷データ印刷処理等を実行する際の各種データを一時的に格納し、或いは印刷処理等のプログラムを一時的に展開するRAM(Random Access Memory)62cと、CPU62aで実行する制御プログラム等を格納する不揮発性半導体メモリで構成されるROM(Read-Only Memory)62dを備えている。この制御部62は、インタフェース61を介してホストコンピュータ60から印刷データ(画像データ)を入手すると、CPU62aが、この印刷データに所定の処理を実行して、何れの液体噴射ヘッド2の何れのノズルから液体を噴射するか或いはどの程度の液体を噴射するかというノズル選択データ(駆動信号選択データ)を算出し、この印刷データや駆動信号選択データ及び各種センサからの入力データに基づいて、各ドライバ63、65、66に制御信号を出力する。各ドライバ63、65、66からはアクチュエータを駆動するための駆動信号が出力され、給紙ローラモータ17、電動モータ7が夫々作動して、印刷媒体1の給紙及び搬送及び排紙、並びに印刷媒体1への印刷処理が実行される。なお、制御部62内の各構成要素は、図示しないバスを介して電気的に接続されている。
図4には、本実施形態の印刷装置の制御装置から液体噴射ヘッド2に供給され、圧電素子からなるノズルアクチュエータを駆動するための駆動信号COMの一例を示す。本実施形態では、中間電圧を中心に電圧が変化する信号とした。この駆動信号COMは、前記ヘッドドライバ65内に構築された駆動回路から各液体噴射ヘッド2に出力されるものであり、ノズルアクチュエータを駆動して液体を噴射する単位駆動信号としての駆動パルスPCOMを時系列的に接続したものである。各駆動パルスPCOMの立上がり部分がノズルに連通するキャビティ(圧力室)の容積を拡大して液体を引込む(液体の噴射面を考えればメニスカスを引き込むとも言える)段階であり、駆動パルスPCOMの立下がり部分がキャビティの容積を縮小して液体を押出す(液体の噴射面を考えればメニスカスを押出すとも言える)段階であり、液体を押出した結果、液滴がノズルから噴射される。
この電圧台形波からなる駆動パルスPCOMの電圧増減傾きや波高値を種々に変更することにより、液体の引込量や引込速度、液体の押出量や押出速度を変化させることができ、これにより液滴の噴射量を変化させて異なる大きさのドットを得ることができる。従って、複数の駆動パルスPCOMを時系列的に連結する場合でも、そのうちから単独の駆動パルスPCOMを選択してアクチュエータに供給し、液滴を噴射したり、複数の駆動パルスPCOMを選択してアクチュエータに供給し、液滴を複数回噴射したりすることで種々の大きさのドットを得ることができる。即ち、液体が乾かないうちに複数の液滴を同じ位置に着弾すると、実質的に大きな液滴を噴射するのと同じことになり、ドットの大きさを大きくすることができるのである。このような技術の組合せによって多階調化を図ることが可能となる。駆動信号選択データSI&SPで駆動信号を選択する仕組みとしては、例えば特開2003−1824号公報に記載されるような形態で実現が可能である。なお、図4の左端の駆動パルスPCOM1は、液体を引込むだけで押出していない。これは、微振動と呼ばれ、液滴を噴射せずに、例えばノズルの増粘を抑制防止したりするのに用いられる。
各液体噴射ヘッド2には、前記駆動信号COMの他、前記図3の制御装置から制御信号として、印刷データに基づいて噴射するノズルを選択すると共に圧電素子などのノズルアクチュエータの駆動信号COMへの接続タイミングを決定する駆動信号選択データSI&SP、全ノズルにノズル選択データが入力された後、駆動信号選択データSI&SPに基づいて駆動信号COMと液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータとを接続させるラッチ信号LAT及びチャンネル信号CH、駆動信号選択データSI&SPをシリアル信号として液体噴射ヘッド2に送信するためのクロック信号SCKが入力されている。なお、これ以後、ノズルアクチュエータを駆動する駆動信号の最小単位を駆動パルスPCOMとし、駆動パルスPCOMが時系列的に連結された信号全体を駆動信号COMと記す。即ち、ラッチ信号LATで一連の駆動信号COMが出力され始め、チャンネル信号CH毎に駆動パルスPCOMが出力されることになる。
図5には、駆動信号COM(駆動パルスPCOM)をノズルアクチュエータ22に供給するために各液体噴射ヘッド2内に構築されたスイッチングコントローラの具体的な構成を示す。このスイッチングコントローラは、液体を噴射させるべきノズルに対応した圧電素子などのノズルアクチュエータ22を指定するための駆動信号選択データSI&SPを保存するシフトレジスタ211と、シフトレジスタ211のデータを一時的に保存するラッチ回路212と、ラッチ回路212の出力をレベル変換して選択スイッチ201に供給することにより、駆動信号COMをピエゾ素子などのノズルアクチュエータ22に接続するレベルシフタ213を備えて構成されている。
シフトレジスタ211には、駆動信号選択データ信号SI&SPが順次入力されると共に、クロック信号SCKの入力パルスに応じて記憶領域が初段から順次後段にシフトする。ラッチ回路212は、ノズル数分の駆動信号選択データSI&SPがシフトレジスタ211に格納された後、入力されるラッチ信号LATによってシフトレジスタ211の各出力信号をラッチする。ラッチ回路212に保存された信号は、レベルシフタ213によって次段の選択スイッチ201をオンオフできる電圧レベルに変換される。これは、駆動信号COMが、ラッチ回路212の出力電圧に比べて高い電圧であり、これに合わせて選択スイッチ201の動作電圧範囲も高く設定されているためである。従って、レベルシフタ213によって選択スイッチ201が閉じられる圧電素子などのノズルアクチュエータは駆動信号選択データSI&SPの接続タイミングで駆動信号COM(駆動パルスPCOM)に接続される。また、シフトレジスタ211の駆動信号選択データSI&SPがラッチ回路212に保存された後、次の印刷情報をシフトレジスタ211に入力し、液体の噴射タイミングに合わせてラッチ回路212の保存データを順次更新する。なお、図中の符号HGNDは、圧電素子などのノズルアクチュエータのグランド端である。また、この選択スイッチ201によれば、圧電素子などのノズルアクチュエータを駆動信号COM(駆動パルスPCOM)から切り離した後も、当該ノズルアクチュエータ22の入力電圧は、切り離す直前の電圧に維持される。
図6には、各液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータ22に駆動信号COMを供給する回路の主要部を示す(制御部やインタフェースなどは省略)。本実施形態では、ROM62dに記憶され且つ駆動信号COMを創生するためのデジタル電圧データからなる駆動波形データDWCOMをCPU62aが読込み、それを所定サンプリング周期でヘッドドライバ65内に構築されている駆動回路20に出力する。駆動回路20は、その駆動波形データDWCOMに基づいて駆動信号COMを創生し、搬送部4の搬送ベルト6に設けられたリニアエンコーダからなる印刷基準信号生成器19の印刷基準信号に基づいて、当該駆動信号COMを液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータ22(正確には選択スイッチ201)に向けて出力する。具体的には、リニアエンコーダからなる印刷基準信号生成器19の印刷基準信号はパルス信号なので、そのパルス信号の立上がりに応じて駆動信号COMを出力する。
図7には駆動回路20の具体的な構成を示す。本実施形態の駆動回路は、前記駆動波形データDWCOMに基づいて、駆動信号COMの元、つまりノズルアクチュエータ22の駆動を制御する信号の基準となる駆動波形信号WCOMを生成する駆動波形信号発生回路25と、駆動波形信号発生回路25で生成された駆動波形信号WCOMをパルス変調する変調回路26と、変調回路26でパルス変調された変調信号を電力増幅するデジタル電力増幅器、所謂D級アンプ28と、デジタル電力増幅器28で電力増幅された電力増幅変調信号を平滑化して、駆動信号COM(駆動パルスPCOM)として選択スイッチ201からノズルアクチュエータ22に供給する平滑フィルタ29とを備えて構成される。
駆動波形信号発生回路25は、CPU62aから出力された駆動波形データDWCOMを電圧信号に変換して所定サンプリング周期分ホールドすると共に、それをD/A変換器でアナログ変換して駆動波形信号WCOMとして出力する。本実施形態では、この駆動波形信号WCOMをパルス変調する変調回路26に、一般的なパルス幅変調(PWM)回路を用いた。パルス幅変調は、周知のように、三角波信号発生回路で所定周波数の三角波信号を発生し、この三角波信号と駆動波形信号WCOMとをコンパレータで比較して、例えば三角波信号より駆動波形信号WCOMが大きいときにオンデューティとなるパルス信号を変調信号として出力する。デジタル電力増幅器28は、実質的に電力を増幅するためのハイサイドのスイッチング素子Q1及びローサイドのスイッチング素子Q2からなるハーフブリッジD級出力段21と、変調回路26からの変調信号に基づいて、それらのスイッチング素子Q1、Q2のゲート−ソース間信号GH、GLを調整するためのゲート駆動回路30とを備えて構成されている。また、平滑フィルタ29は例えばコイルとコンデンサの組合せからなるローパスフィルタ(低域通過フィルタ)で構成され、このローパスフィルタによって電力増幅変調信号の変調周期成分、この場合は三角波信号の周波数成分が除去される。
デジタル電力増幅器28では、変調信号がハイレベルであるとき、ハイサイド側スイッチング素子Q1のゲート−ソース間信号GHはハイレベルとなり、ローサイド側スイッチング素子Q2のゲート−ソース間信号GLはローレベルとなるので、ハイサイド側スイッチング素子Q1はオン状態となり、ローサイド側スイッチング素子Q2はオフ状態となり、その結果、ハーフブリッジD級出力段21の出力は、供給電圧VDDとなる。一方、変調信号がローレベルであるとき、ハイサイド側スイッチング素子Q1のゲート−ソース間信号GHはローレベルとなり、ローサイド側スイッチング素子Q2のゲート−ソース間信号GLはハイレベルとなるので、ハイサイド側スイッチング素子Q1はオフ状態となり、ローサイド側スイッチング素子Q2はオン状態となり、その結果、ハーフブリッジ出力段21の出力は0となる。
このようにハイサイド及びローサイドのスイッチング素子がデジタル駆動される場合には、オン状態のスイッチング素子に電流が流れるが、ドレイン−ソース間の抵抗値は非常に小さく、損失は殆ど発生しない。また、オフ状態のスイッチング素子には電流が流れないので損失は発生しない。従って、このデジタル電力増幅器28の損失そのものは極めて小さく、小型のMOSFET等のスイッチング素子を使用することができる。なお、本実施形態の液体噴射装置では、デジタル電力増幅器に代えて、例えば特開2001−80069号公報に記載されるようなアナログ電力増幅器を用いることも可能である。
本実施形態では、駆動回路20を、液体噴射ヘッド2の第1〜第4のノズル列に対応させて第1〜第4まで4つ設けた。また、ROM62dには、液体噴射ヘッド2の第1〜第4のノズル列に対応させて第1〜第4の駆動波形データDWCOMを記憶し、第1〜第4駆動回路20には、夫々、対応する第1〜第4駆動波形データDWCOMが出力されるようにした。従って、第1〜第4駆動回路20は、夫々、液体噴射ヘッド2の第1〜第4ノズル列に対応する駆動信号COMを出力する。
前述したように、本実施形態では、液体噴射ヘッド2の第1〜第4ノズル列の夫々でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の液体が噴射される。もし、これらの液体の粘性などの特性が異なると、例えば粘性の高い液体はインク滴飛翔速度が遅いとか、同じ重量の液体を噴射するのに大きな振動板(ノズルアクチュエータ)の変位が必要になるのに対し、粘性の低い液体はインク滴飛翔速度が速いとか、同じ重量の液体を噴射するのに小さな振動板(ノズルアクチュエータ)の変位でよい、といった噴射特性(印刷媒体側からみると着弾特性)の変化が生じる。従って、駆動信号COMが一種類しかないと、液体の粘性などの特性が異なると、それらの噴射特性(着弾特性)が異なるために、印刷媒体1の所定位置に液体を着弾させることができない。これに対し、本実施形態では、液体噴射ヘッド2の第1〜第4の4つのノズル列に対応させて第1〜第4の4つの駆動回路20を設け、且つ第1〜第4の4つのノズル列に対応させた第1〜第4の4つの駆動波形データDWCOMを記憶しているので、粘性などの特性の異なる液体に応じた駆動信号COMを供給することが可能となり、これにより各液体の噴射特性(着弾特性)を整合させて、それらを印刷媒体1の所定位置に着弾させることが可能となる。
このように本実施形態の液体噴射装置によれば、液体噴射ヘッド2に液体を噴射するためのノズル列を複数形成すると共に各ノズルにノズルアクチュエータ22を配設し、液体噴射ヘッド2と印刷媒体1とをノズル列と交差する方向に相対的に移動しながら、液体噴射ヘッド2の各ノズルアクチュエータ22を駆動信号COMで駆動することにより該当するノズルから印刷媒体1に向けて液体を噴射するにあたり、駆動信号COMを出力する駆動回路20を液体噴射ヘッド2に形成されているノズル列毎に設けたことにより、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体を使用することが可能となる。
また、ノズル列毎に設けられた駆動回路20は、駆動信号COMの基準となる駆動波形データDWCOMが各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることとしたため、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用が容易に可能となる。
また、液体噴射ヘッドをノズル列方向に千鳥状に複数配設したことにより、ラインヘッド型印刷装置に対しても、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体を使用することが可能となる。
次に、本発明の液体噴射装置の第2実施形態について、図8、図9を用いて説明する。本実施形態の液体噴射装置の概略構成、制御装置、スイッチングコントローラは、前記第1実施形態のものと同様である。また、駆動回路20自体の構成も前記第1実施形態のものと同様である。本実施形態では、各液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータ22に駆動信号COMを供給する回路の主要部が異なる。この回路は、図8に示すように、全ての液体噴射ヘッド2の全てのノズル列に対応させて駆動回路20を設けた。例えば、図8の左端の液体噴射ヘッド2を第1液体噴射ヘッド2とし、その右側の液体噴射ヘッド2を第2液体噴射ヘッド2とするといったように設定し、更に各液体噴射ヘッド2の図示上端のノズル列を第1ノズル列、その下側のノズル列を第2ノズル列といったように設定したとき、図示上端の駆動回路20は第1液体噴射ヘッド2の第1ノズル列に対応する第1ヘッド第1駆動回路20であり、その下側の駆動回路20は第1液体噴射ヘッド2の第2ノズル列に対応する第1ヘッド第2駆動回路20であり、図示上端から5つ目の駆動回路20は第2液体噴射ヘッド2の第1ノズル列に対応する第2ヘッド第1駆動回路20である。これに対し、ROM62dに記憶されている駆動波形データDWCOMは一種類だけである。そして、ROM62d(正確にはCPU62a)と各駆動回路20との間に波高値調整回路18を介装した。
波高値調整回路18は、全ての駆動回路20に対応する複数の増幅器23からなり、複数の増幅器23の夫々のゲインが対応する液体噴射ヘッド2のノズル列に対応している。例えば図9に示すように、第1液体噴射ヘッド2の第1ノズル列から噴射される液体の粘性が高く、第1液体噴射ヘッド2の第2ノズル列から噴射される液体の粘性が低いような場合には、前述したように、第1液体噴射ヘッド2の第1ノズル列のノズルアクチュエータ22(正確には振動板)には大きな変位が必要となり、第1液体噴射ヘッド2の第2ノズル列のノズルアクチュエータ22(振動板)にはさほど大きな変位は必要ない。そこで、本実施形態では、例えば第1液体噴射ヘッド2の第1ノズル列に対応する第1ヘッド第1駆動回路20の入力側にはゲインの大きな増幅器23を介装することで駆動信号COMの波高値を大きくし、第1液体噴射ヘッド2の第2ノズル列に対応する第1ヘッド第2駆動回路20の入力側にはゲインの小さな増幅器23を改装することで駆動信号COMの波高値を小さくする。前述したように、波高値の大きな駆動信号COMはノズルアクチュエータ22(振動板)の変位が大きく、波高値の小さな駆動信号COMはノズルアクチュエータ22(振動板)の変位が小さくなるから、各ノズル列から噴射される液体の噴射特性(着弾特性)を整合することができ、これにより液体を印刷媒体1の所定位置に着弾させることが可能となる。
このように本実施形態の液体噴射装置によれば、前記第1実施形態の効果に加えて、ノズル列毎に設けられた駆動回路20は、駆動信号COMの波高値が各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることとしたため、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用が容易に可能となる。
次に、本発明の液体噴射装置の第3実施形態について、図10、図11を用いて説明する。本実施形態の液体噴射装置は、前記第1実施形態と第2実施形態を組合せたものである。即ち、全ての液体噴射ヘッド2の全てのノズル列に対応させて駆動回路20を設け、その入力側にゲインの異なる増幅器23からなる波高値調整回路18を介装すると共に、ROM62dには、各液体噴射ヘッド2の第1〜第4の4つのノズル列に対応させた第1〜第4の4つの駆動波形データDWCOMを記憶している。従って、本実施形態の液体噴射装置によれば、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用がより一層容易に可能となる。
次に、本発明の液体噴射装置の第4実施形態について、図12〜図14を用いて説明する。本実施形態の液体噴射装置の概略構成、制御装置、スイッチングコントローラは、前記第1実施形態のものと同様である。また、駆動回路20自体の構成も前記第1実施形態のものと同様である。また、本実施形態における各液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータ22に駆動信号COMを供給する回路の主要部は、前記第1実施形態のものに類似しており、本実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、液体噴射ヘッド2の第1〜第4のノズル列に対応させて第1〜第4まで4つ設け、ROM62dには、液体噴射ヘッド2の第1〜第4のノズル列に対応させて第1〜第4の駆動波形データDWCOMを記憶し、第1〜第4駆動回路20には、夫々、対応する第1〜第4駆動波形データDWCOMが出力されるようにしてあるが、印刷基準信号生成器19からの印刷基準信号に対して、各駆動回路20が駆動信号COMを出力するタイミングが異なる。
例えば第nノズル列の液体の粘性が高い場合にはインク滴飛翔速度が遅く、第n+1ノズル列の液体の粘性が低い場合にはインク滴飛翔速度が速い。このような場合には、例えば図13に示すように、第nノズル列のノズルアクチュエータ22に対しては駆動信号COMを早めに印加し、第n+1ノズル列のノズルアクチュエータ22に対しては駆動信号COMを遅めに印加すればよい。これを、印刷基準信号に組合せると、図14に示すように、印刷基準信号のパルス信号の立上がりから早いタイミングで第nノズル列のノズルアクチュエータ22に駆動信号COMを出力し、印刷基準信号のパルス信号の立上がりから遅いタイミングで第n+1ノズル列のノズルアクチュエータ22に駆動信号COMを出力すればよい。
このように本実施形態の液体噴射装置によれば、前記第1〜第3実施形態の効果に加え、ノズル列毎に設けられた駆動回路20は、駆動信号COMのタイミングが各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることとしたため、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用が容易に可能となる。
次に、本発明の液体噴射装置の第5実施形態について、図15を用いて説明する。本実施形態の液体噴射装置の概略構成、制御装置、スイッチングコントローラは、前記第1実施形態のものと同様である。また、駆動回路20自体の構成も前記第1実施形態のものと同様である。また、本実施形態における各液体噴射ヘッド2のノズルアクチュエータ22に駆動信号COMを供給する回路の主要部は、前記第1実施形態のものに類似しており、本実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、液体噴射ヘッド2の第1〜第4のノズル列に対応させて第1〜第4まで4つ設け、ROM62dには、液体噴射ヘッド2の第1〜第4のノズル列に対応させて第1〜第4の駆動波形データDWCOMを記憶し、第1〜第4駆動回路20には、夫々、対応する第1〜第4駆動波形データDWCOMが出力されるようにしてある。また、前記第4実施形態と同様に、印刷基準信号生成器19からの印刷基準信号に対して、各駆動回路20が駆動信号COMを出力するタイミングが異なる。
前記第4実施形態で第1〜第4駆動回路20の夫々が共通する印刷基準信号に対してタイミングをずらして駆動信号COMを出力する構成としたが、本実施形態では、第1〜第4のノズル列に対応して第1〜第4の印刷基準信号生成器19が設けられ、夫々の印刷基準信号生成器19から第1〜第4の印刷基準信号が出力され、この第1〜第4の印刷基準信号に応じて、第1〜第4の駆動回路20の夫々から駆動信号COMが出力される。駆動信号COMの出力タイミングの設定基準については、前記第4実施形態と同様である。
このように本実施形態の液体噴射装置によれば、異なる駆動信号COMのタイミングを生成する印刷基準信号生成器19をノズル列毎に設けたことにより、ノズル列毎に、例えば色毎に粘性などの特性の異なる液体の使用がより一層容易に可能となる。
なお、前記実施形態では、本発明の液体噴射装置をラインヘッド型印刷装置に用いた場合についてのみ詳述したが、本発明の液体噴射装置は、マルチパス型印刷装置にも同様に適用可能である。
また、前記実施形態では、本発明の液体噴射装置をインクジェット式印刷装置に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルなどの流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッサンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解の形態で含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられて試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。更に、時計やカメラなどの精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子などに用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するための紫外線硬化樹脂などの透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリなどのエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する流体噴射式記録装置であってもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
本発明の液体噴射装置を用いた印刷装置の第1実施形態を示す概略構成正面図である。 図1の液体噴射ヘッドの平面図である。 図1の液体噴射型印刷装置の制御装置のブロック図である。 各液体噴射ヘッド内のノズルアクチュエータを駆動する駆動信号の説明図である。 スイッチングコントローラのブロック図である。 図1の液体噴射型印刷装置の駆動信号出力回路のブロック図である。 各液体噴射ヘッドに設けられた駆動回路のブロック図である。 本発明の液体噴射装置を用いた印刷装置の第2実施形態を示す駆動信号出力回路のブロック図である。 図8の駆動信号出力回路による駆動信号の説明図である。 本発明の液体噴射装置を用いた印刷装置の第3実施形態を示す駆動信号出力回路のブロック図である。 図10の駆動信号出力回路による駆動信号の説明図である。 本発明の液体噴射装置を用いた印刷装置の第3実施形態を示す駆動信号出力回路のブロック図である。 粘性の異なる液体に対する駆動信号出力タイミングの説明図である。 図12の駆動信号出力回路による駆動信号の説明図である。 本発明の液体噴射装置を用いた印刷装置の第5実施形態を示す駆動信号出力回路のブロック図である。
符号の説明
1は印刷媒体、2は液体噴射ヘッド、3は給紙部、4は搬送部、5は給紙ローラ、6は搬送ベルト、7は電動モータ、8は駆動ローラ、9は従動ローラ、10は排紙部、11は固定プレート、18は波高値調整回路、19は印刷基準信号生成器、20は駆動回路、21はハーフブリッジD級出力段、22はノズルアクチュエータ、23は増幅器、25は駆動波形信号発生回路、26は変調回路、28はデジタル電力増幅器、29は平滑フィルタ、30はゲート駆動回路、62は制御部、62aはCPU、62dはROM、65はヘッドドライバ

Claims (6)

  1. 液体噴射ヘッドに液体を噴射するためのノズル列を複数形成すると共に各ノズルにノズルアクチュエータを配設し、液体噴射ヘッドと印刷媒体とをノズル列と交差する方向に相対的に移動しながら、液体噴射ヘッドの各ノズルアクチュエータを駆動信号で駆動することにより該当するノズルから印刷媒体に向けて液体を噴射する液体噴射装置であって、前記駆動信号を出力する駆動回路を前記液体噴射ヘッドに形成されているノズル列毎に設けたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記ノズル列毎に設けられた駆動回路は、前記駆動信号の基準となる駆動波形データが各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記ノズル列毎に設けられた駆動回路は、駆動信号の波高値が各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  4. 前記ノズル列毎に設けられた駆動回路は、駆動信号のタイミングが各ノズル列から噴射される液体の特性に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  5. 前記異なる駆動信号のタイミングを生成する印刷基準信号生成器を前記ノズル列毎に設けたことを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記液体噴射ヘッドを、前記ノズル列方向に千鳥状に複数配設したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の液体噴射装置。
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