JP2006137002A - 印刷材収容体の判定 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷材収容体に対して種別を識別するための新たな要素を加えることなく、印刷材収容体の種別を判別すること。
【解決手段】印刷装置20は、カートリッジ処理制御回路100、センサ制御回路M20a、M20bを介して、インク量検出処理を実行する。制御回路20は、インク量の検出処理の対象となったインクカートリッジ70毎に、インク量被検出端子114、115が検出されたか否かをメモリに記憶する。制御回路40は、カートリッジ判定モジュールM50を実行して、検出されたインク量被検出端子の組み合わせに応じて、インクカートリッジ70の種別を判定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、印刷材収容体の種類を判定する印刷装置および印刷材収用体の種別を判定する方法に関する。
印刷材を収容する印刷材収容体(例えば、インクカートリッジ)が複数、装着される印刷装置(例えば、インクジェットプリンタ)では、所定の位置に所定の印刷材収容体が装着される必要がある。この要求を満たすために、従来は、例えば、印刷材収容体の表面に識別マークを付すことにより、あるいは、印刷材収容体の物理的な外部形状と印刷材収用体装着部の物理的な形状の一致・不一致によって、印刷材収用体の種別を判別してきた。また、印刷材収用体に識別情報を格納する記憶素子を付し、記憶素子から識別情報を読み出すことで、印刷材収用体の種別を判別する技術も知られている。
特開平6−320818号公報
しかしながら、印刷材収用体の外部形状を印刷材収用体の種別毎に変更する場合には、印刷材収用体の再利用にあたり、オリジナルの種別を考慮しなければならなず、再利用時の効率が低下するという問題がある。また、識別情報を使用する技術では、印刷材収用体に対して記憶素子を付さなければならないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、印刷材収容体に対して種別を識別するための新たな要素を加えることなく、印刷材収容体の種別を判別することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の態様は、印刷材を収容すると共に収容されている印刷材量を検出するために用いられる被検出端子を有する印刷材収容体を装着可能な印刷装置を提供する。本発明の第1の態様に係る印刷装置は、前記印刷材収容体に収容されている印刷材量を検出するための検出端子と、前記印刷材収容体が装着された際における、前記検出端子と前記被検出端子との接触または非接触を検出して、前記印刷材収容体の種類を判定する印刷材収容体判定部とを備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る印刷装置によれば、検出端子と被検出端子との接触または非接触を検出して、印刷材収容体の種類を判定するので、印刷材収用体に対して種別を識別するための新たな要素を加えることなく、印刷収容体の種別を判別することができる。
本発明の第1の態様に係る印刷装置において、前記印刷装置には前記検出端子が複数備えられており、前記印刷材収容体には前記被検出端子が1以上備えられており、前記印刷材収容体判定部は前記複数の検出端子と前記1以上の被検出端子との接触の態様に基づいて前記印刷材収容体の種類を判定しても良い。かかる場合には、判定可能な印刷材収容体の数(種類)を増加させることができる。
本発明の第1の態様に係る印刷装置はさらに、前記複数の検出端子を通じて前記被検出端子に電圧を印加し、前記被検出端子から返された電圧に基づいて前記印刷材収用体に収容されている印刷材量を検出する印刷材量検出部を備え、前記印刷材収容体判定部は、前記複数の検出端子のうち、前記被検出端子から返された電圧を検出する検出端子と、前記被検出端子から返された電圧を検出しない検出端子との組み合わせを前記接触の態様として、前記印刷材収容体の種類を判定しても良い。かかる場合には、印刷材量の検出結果を利用して印刷材収容体の種類を判定することができる。
本発明の第1の態様に係る印刷装置において、前記印刷材収容体の種類は、収容する印刷材の初期量であっても良く、前記印刷材収容体の容量種別であっても良く、あるいは、収容される印刷材の種類であっても良い。
本発明の第2の態様は、印刷材を収容すると共に、収容されている印刷材量を検出するためのセンサと、センサと接続されている被検出端子とを有する印刷材収容体を装着可能な印刷装置を提供する。本発明の第2の態様に係る印刷装置は、前記印刷材収容体に収容されている印刷材量を検出するための検出端子と、前記検出端子を介して前記被検出端子に対して前記センサを駆動するために駆動電圧を出力する駆動電圧出力回路と、前記検出端子によって受信される、前記出力された駆動電圧に対する前記センサからの応答電圧に基づいて、前記検出端子と前記被検出端子との接触または非接触を検出し、検出された接触の態様に基づいて前記印刷材収容体の種類を判定する印刷材収容体判定部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る印刷装置によれば、検出端子によって受信される、出力された駆動電圧に対するセンサからの応答電圧に基づいて、検出端子と被検出端子との接触または非接触を検出し、検出された接触の態様に基づいて印刷材収容体の種類を判定するので、印刷材収用体に対して種別を識別するための新たな要素を加えることなく、印刷収容体の種別を判別することができる。
本発明の第2の態様に係る印刷装置において、前記印刷装置には前記検出端子が複数備えられており、前記印刷材収容体には1以上の前記被検出端子と接地端子が備えられており、前記印刷材収容体判定部は、前記複数の検出端子のうち、前記応答電圧が検出される前記検出端子の数を前記接触の態様として、前記印刷材収用体の種類を判定しても良い。かかる場合には、判定可能な印刷材収容体の数(種類)を増加させることができる。
本発明の第2の態様に係る印刷装置において、前記センサは、圧電素子を用いて前記印刷材の残量を検出するセンサであっても良い。かかる場合には、応答電圧として得られる、圧電素子の振動周波数に基づいて、印刷材の残量を検出することができる。
本発明の第2の態様に係る印刷装置において、前記印刷材収容体の種類は、収容する印刷材の初期量であっても良く、前記印刷材収容体の容量種別であっても良く、あるいは、収容される印刷材の種類であっても良い。
本発明の第3の態様は、印刷材を収容すると共に収容されている印刷材量を検出するために用いられる被検出端子を有し、印刷装置に装着されて用いられ得る印刷材収容体の種類を判定する方法を提供する。本発明の第3のい態様に係る方法は、前記印刷材収容体が装着された際に、印刷装置に備えられている検出端子と前記被検出端子との接触の有無を検出し、前記検出した接触の有無に基づいて、前記装着された印刷材収容体の種類を判定することを特徴として備える。
本発明の第3の態様に係る方法によれば、本発明の第1の態様に係る印刷装置と同様の作用効果を得ることができると共に、本発明の第3の態様に係る方法は本発明の第1の態様に係る印刷装置と同様にして種々の態様にて実現され得る。
本発明の第4の態様は、印刷材を収容すると共に、収容されている印刷材量を検出するためのセンサと、センサと接続されている被検出端子とを有し、印刷装置に装着されて用いられ得る印刷材収容体の種類を判定する方法を提供する。本発明の第4の態様に係る方法は、 印刷装置に備えられている検出端子を介して前記被検出端子に対して前記センサを駆動するために駆動電圧を出力し、前記検出端子によって受信される、前記出力された駆動電圧に対する前記センサからの応答電圧に基づいて、前記検出端子と前記被検出端子との接触または非接触を検出し、前記検出した接触の態様に基づいて前記印刷材収容体の種類を判定することを特徴として備える。
本発明の第4の態様に係る方法によれば、本発明の第2の態様に係る印刷装置と同様の作用効果を得ることができると共に、本発明の第4の態様に係る方法は本発明の第2の態様に係る印刷装置と同様にして種々の態様にて実現され得る。
以下、本発明にかかる印刷装置および印刷材収容体の種別の判定方法について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.印刷装置およびカートリッジの構成:
図1を参照して本実施例に係る印刷装置の概略構成について説明する。図1は、実施例に係る印刷装置20の概略構成図である。
印刷装置20は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構と、これら各機構を駆動制御するための制御回路40を備えている。
副走査送り機構は、紙送りモータ22と、ギヤトレイン23を備えている。副走査送り機構は、紙送りモータ22の回転をギヤトレイン23を介してプラテン26に伝達することで、印刷用紙Pを副走査方向に搬送する。
主走査送り機構は、キャリッジモータ24と、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位置センサ39とを備えている。主走査送り機構は、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動させる。
ヘッド駆動機構は、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60を駆動してインクの吐出を制御して、印刷媒体上におけるドット形成を制御する。
制御回路40は、紙送りモータ22、キャリッジモータ24、印刷ヘッドユニット60および操作パネル32と信号線を介して接続されており、また、コネクタ56を介してコンピュータ90に接続されている。制御回路40は、コンピュータ90、操作パネル32からの指示に従い、あるいは、制御回路40に格納されている各種プログラムに従って、紙送りモータ22、キャリッジモータ24、印刷ヘッドユニット60を駆動する。
図2を参照して、印刷ヘッドユニット60に対するインクカートリッジの装着の態様について説明する。図2は印刷ヘッドユニットに対するインクカートリッジの装着の態様を示す説明図である。印刷ヘッドユニット60は、複数(例えば、本実施例では8つ)のインクカートリッジ70を装着可能なカートリッジ装着部62と、印刷ヘッド68と、インクカートリッジ70に関連する処理を実行する専用回路であるカートリッジ処理専用回路61(図2では、図示省略)とを備えている。
カートリッジ装着部62は、ガイド65と、装着可能なインクカートリッジ数分のインク導入部66および端子板100を備えている。ガイド65は、各インクカートリッジ70が所定の挿入方向Rに挿入され、他の方向からは挿入できないようにする機能を有する。
インク導入部66は、インクカートリッジ70がカートリッジ装着部62に装着された際に、上述したインクカートリッジ70のインク供給口74に挿入され、インクを印刷ヘッド68に導入する。端子板100には、後述するインクカートリッジ70の回路板110に配置された端子に対応する各種の端子が配置されている。
続いて、インクカートリッジ70について説明する。図2に示すように、インクカートリッジ70は、印刷材としてのインクが一種類収容される収容体である。インクカートリッジ70は、内部にインクを収容する筐体71と、印刷装置20にインクを供給するためのインク供給口74と、インク残量の検出に用いられるセンサ72と、後述する各種の端子が配置された回路板110とを備えている。インク供給口74は、筐体71の下部に設置され、センサ72は、筐体71の側部に設置されている。センサ72は、本実施例では、圧電素子を用いるものとした。
回路板110は、筐体71の外側表面に設置されている。これによって、後述する各種の端子が筐体71の表面に配置される。回路板110は、上述した外側表面の挿入方向側(本実施例では、下側)約1/2の領域内に配置されている。もちろん、挿入方向側、約1/3内、約1/4内の領域内に配置することとしても良い。回路板110は、上述したカートリッジ装着部62の端子板110に備えられた端子と対応する各種の端子が配置されている。
回路板110は、インクカートリッジ70がカートリッジ装着部62に装着された際に、上述したカートリッジ装着部62の端子板110に対向する位置に配置されている。これによって、インクカートリッジ70がカートリッジ装着部62に装着された際に、インクカートリッジ70の回路板110上の被接触端子と、カートリッジ装着部62の端子板100の対応する接触端子とが、互いに接触する構成になっている。本明細書において、接触端子に対応する被接触端子とは、インクカートリッジ70がカートリッジ装着部62に装着された際に、一の接触端子と接触する被接触端子(ただし、正常な状態で接触する端子をいい、装着ずれやインク付着等により誤接触する端子は含まない。)をいう。
図3および図4を参照して、本実施例における端子板100および回路板110の端子の配列について説明する。図3は、図2における矢印Y2方向から見たカートリッジ装着部62の端子板100の接触端子配列を示している。図4は、図2における矢印Y1方向から見たインクカートリッジ70の回路板110の被接触端子配列を示している。
先ず、カートリッジ装着部62の端子板100に備えられた接触端子について説明する。端子板100には、後述するカートリッジ検出回路M10用の3つのカートリッジ検出端子101〜103と、後述するセンサ制御回路M20用の3つのインク量検出端子104、105、106が備えられている。3つカートリッジ検出端子101〜103は、図3において二点破線で示すように一の列を形成するように配置されている。3つカートリッジ接触端子101〜103のうち、端子101と端子103は後述するインクカートリッジ70の被接触端子117との接触の有無を検出するための端子(以下、接触検出端子101,103という。)であり、端子102は接地端子である。
3つのインク量検出端子104、105、106は、図3において破線で示すように、3つのカートリッジ検出端子101〜103とは異なる列を形成するように配置されている。3つのインク量検出端子104、105、106のうち、端子104、105は、後述するセンサ制御回路M20の制御によりセンサ72に対して駆動電圧を出力する端子(以下、センサ用端子という。)であり、端子106は接地端子である。
図4を参照して、インクカートリッジ70の回路板110に備えられた被接触端子について説明する。本実施例においては、回路板110には、図4(a)〜(c)に示すように110a〜110cの3つの種類があり、インクカートリッジ70には、インクの種類、インク初期量(初期充填量)やカートリッジ容量によって予め決められた種類の回路板110が配置される。本実施例では、インクカートリッジ70に収容されたインク量に応じて、インク量が多いLサイズのカートリッジ(以下、Lカートリッジともいう。)には、図4(a)に示す回路板110aが配置される。インク量が標準的なMサイズのカートリッジ(以下、Mカートリッジともいう。)には、図4(b)に示す回路板110bが配置され、インク量が少ないSサイズのカートリッジ(以下、Sカートリッジともいう。)には、図4(c)に示す回路板110cが配置される。
回路板110aは、上述した端子板100の3つのインク量検出端子104〜106にそれぞれ対応するインク量被検出端子114、115、116、一枚の略長方形状の被接触端子116とを備えている。略長方形上の端子117は、3つのカートリッジ検出端子101〜103を導通する端子である。
回路板110bは、上述した端子板100の3つのインク量検出端子104、106にそれぞれ対応するインク量被検出端子114、116、一枚の略長方形状の被接触端子117とを備えている。回路板110cは、上述した端子板100の3つのインク量検出端子105、106にそれぞれ対応するインク量被検出端子115、116、一枚の略長方形状の被接触端子117とを備えている。
回路板110a〜110cの端子117は、上述した接触検出端子101、103との接触が検出される被接触端子(以下、検出端子という。)である。そして、回路板110a〜110cの端子114、115は、センサ72の駆動用電極に接続され、上述したセンサ用端子104、105と接触する被接触端子であり、端子116は、センサ72の接地電極に接続され、上述した接地端子106と接触する被接触端子である。
B.カートリッジ処理専用回路の構成:
図5を参照してカートリッジ処理専用回路の概略構成について説明する。図5は、カートリッジ処理専用回路の電気的構成の概略を示す説明図である。図5では、説明の便宜のため、上述した回路板110aが配置されたインクカートリッジ70の電気的構成も合わせて示した。また、図5には、説明の便宜のため、1つのインクカートリッジ70に対応する構成のみを示した。
カートリッジ処理専用回路61は、インクカートリッジ70に対する各種処理を実行するために制御回路40とは別に、印刷装置20に備えられている回路である。カートリッジ処理専用回路61は、3.3Vの低電圧を用いて駆動される2つのカートリッジ検出回路M10(それぞれM10a、M10bという。)と、センサ用端子104、105から出力される比較的高い電圧(本実施例では、電圧最大45V)を制御するセンサ制御回路M20a、M20bと、これらの回路を制御するカートリッジ処理制御部M100とを備える。
カートリッジ検出回路M10aは、上述した接触検出端子101と、インクカートリッジ70の検出端子117(図4参照)との接触の有無を検出する接触検出回路としての機能を備える。また、カートリッジ検出回路M10bは、他の接触検出端子103と、インクカートリッジ70の検出端子117(図4参照)との接触の有無を検出する接触検出回路としての機能を備える回路である。
本実施例では、接触検出端子101に何も接触していない場合(以下、解放時という。)には、接触検出端子101の電位は、約3Vに設定される。回路板100aを備えるインクカートリッジ70が装着されて、接触検出端子101が検出端子117と接触すると(以下、接触時という。)、接触検出端子101は接地端子102と導通し、接触検出端子101の電位は約0Vに落ちる。
したがって、接触検出端子101の解放時には、カートリッジ検出回路M10a、M10bは、ハイ信号をカートリッジ検出信号CO1、CO2として出力し、接触検出端子101の接触時には、ロー信号をカートリッジ検出信号CO1、CO2として出力する。
カートリッジ処理制御部M100は、カートリッジ処理専用回路61全体を制御すると共に、印刷装置20全体を制御する制御回路40と信号(データや指示信号等)のやり取りを実行する。具体的には、カートリッジ処理制御部M100は、制御回路40の指示に従い、センサ制御回路M20a、M20bにインク残量を検出させ、検出結果をデータとして、制御回路40に出力する。また、カートリッジ処理制御部M100は、受信したカートリッジ検出信号CO1、CO2を、制御回路40に出力する。カートリッジ処理制御部M100は、ロジック回路により構成されても良いし、汎用のプロセッサにより構成されても良い。
センサ制御回路M20a、M20bは、カートリッジ処理制御部M100の指示に従って、センサ用端子104、105から出力される電圧を制御して、センサ72にインク残量またはインク消費量を検出させる回路である。以下の説明では、説明を簡易にするためにセンサ制御回路M20aを例にとって説明するが、以下の説明はセンサ制御回路M20bについても同様に当てはまる。
センサ制御回路M20aは、2つのトランジスタTr1、Tr2、2つの抵抗器R1、R2、アンプ232、コンパレータ234、カウント制御部235、カウンタ236、アナログスイッチ237を備えている。また、センサ制御回路M20aは、カートリッジ処理制御部100からの充電信号CSをトランジスタTr1に入力するための信号線、カートリッジ処理制御部100からの放電信号DSをトランジスタTr2に入力するための信号線を備えている。さらにセンサ制御回路M20aは、カウント制御部235に信号CCを入力するための信号線、図示しない発振器から出力されるカウントクロックCLKをカウンタ236に入力するための信号線、カウンタ236の出力信号(出力値)SD1をカートリッジ処理制御部100に出力するための信号線、アナログスイッチ237に対して切換信号SCを入力するための信号線を備えている。
トランジスタTr1はPNP型トランジスタであり、ベースはカートリッジ処理制御部100と接続され、エミッタは電圧生成部238に接続されている。そしてコレクタは抵抗器R1を介してアナログスイッチ237に接続されている。一方、トランジスタTr2はNPN型トランジスタであり、ベースはカートリッジ処理制御部100に接続され、コレクタは抵抗器R2を介してアナログスイッチ237に接続されている。そしてエミッタは接地されている。二つのトランジスタTr1,Tr2は、PNP型とNPN型であるため、充電信号CSをロウに落とすとトランジスタTr1はオン状態となり、放電信号DSをハイにするとトランジスタTr2は、オン状態となる。
アナログスイッチ237の一端における第1の端子は、抵抗器R1と抵抗器R2との接続点に接続され、第2の端子はアンプ232に接続され、他端はインク量検出端子104に接続されている。抵抗器R1,抵抗器R2は、トランジスタTr1,Tr2を介して、電圧生成部238および接地ラインに接続されている。アンプ232はさらにコンパレータ234に接続されており、コンパレータ234の出力端子はカウント制御部235に接続されている。コンパレータ234には参照電圧Vrefが入力されている。カウント制御部235の出力端子は、カウンタ236に接続されている。カウンタ236の出力端子は、カートリッジ処理制御部100に接続されている。
インクカートリッジ70に備えられているセンサ72は、インク量検出端子104、インク量被検出端子114を介して、電圧生成部238−トランジスタTr1−抵抗器R1からなる供給回路により電気的なエネルギの供給を受けて充電される。センサ72はまた、インク量検出端子104、インク量被検出端子114を介して、抵抗器R2−トランジスタTr2−接地ラインからなる放電回路により蓄積されている電荷を放電する。
充電時に使用される抵抗器R1は、放電時に使用される抵抗器R2よりも、抵抗値の大きな抵抗器である。抵抗器R1の抵抗値r1と抵抗器R2の抵抗値r2とは、次のように定めた。圧電素子を用いたセンサ72は、電荷を蓄積すると電歪効果により機械的な歪みが生じる。センサ72に蓄積されている電荷を放電すると、単位時間当たりに解放するエネルギの大きさに比例して歪みが解放され、センサ72には振動が発生する。この振動を利用してインク量の検出を行なうことから、単位時間に解放するエネルギを大きくしたいので、抵抗値r2は、できるだけ小さくしている。トランジスタTr2のオン抵抗なども存在するので、放電回路のインピーダンスrdが0になることはあり得ないから、抵抗器R2は、実際には設けない場合(r2=0)もあり得る。他方、センサ72への電気エネルギの供給(実際にはトランジスタTr1を介した充電)は、最終的には電圧生成部238が単位時間に出力可能なエネルギにより制限されてしまう。供給回路の回路抵抗を小さくしても、実際には電圧生成部238の内部抵抗により供給される電流は制限されてしまう。そこで、抵抗器R1の抵抗値r1は、電圧生成部238の出力電圧Vと、この生成部238から無理なく取り出せる電流の上限値imax とを用いて、センサ72への供給回路の回路抵抗rcが、
rc=V/imax
となるように定める。具体的には、トランジスタTr1のオン抵抗rONと回路の布線抵抗rrとを用いて
r1=rc−rON−rr
として定めればよい。本実施例では、供給回路のインピーダンスrcと放電回路のインピーダンスrdとを、
rc>rd
としているので、電圧生成部238から単位時間あたりに供給されるエネルギを、放電時に単位時間あたりに解放されるエネルギより、かなり小さくすることができる。従って、センサ72がインク量を検出するために必要とするエネルギを、時間をかけて蓄積し、短時間に解放することで、エネルギの供給能力の小さな電圧生成部238を用いながら、検出用の充分な共振現象を、センサ72に発生させることができる。
以上、カートリッジ処理専用回路61について、1つのインクカートリッジ70と対応する構成を説明した。本実施例では、8つのインクカートリッジ70が装着されるので、上述した2つのカートリッジ検出回路M10a、M10bは、各カートリッジごとに2つずつ計16個備えられている。また、センサ制御回路M20a、M20bは、各カートリッジごとに2つずつ計16個備えられている。カートリッジ処理制御部M100は、1つで8つのインクカートリッジに関する処理を実行する。
制御回路40は、中央演算装置(CPU)41、メモリ42、入出力ポート(I/O)43を備える周知のコンピュータである。メモリ42にはカートリッジ処理専用回路61から受信したインク量検出信号SD1、SD2を用いて、インクカートリッジ70の種類および装着の有無を判定するカートリッジ判定モジュールM50を備えられている。制御回路40は、メモリ42に格納されている図示しない種々のモジュールを実行して、印刷装置20の種々の動作を制御する。
C.インク量検出処理:
図6および図7を参照して、本実施例におけるインク量検出処理について説明する。図6は本実施例におけるインク量検出処理において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。図7はインク量検出処理における充電信号CS、放電信号DS、インク残量端子電圧、アンプ後電圧、コンパレータ出力、およびカウントクロックの時間変化を示すタイムチャートである。なお、以下の説明では、センサ制御回路M20aを例にとって説明するが、センサ制御回路M20bについても同様にして当てはまる。また、インク量検出処理においては、例えば、センサ制御回路M20aによる処理が実行された後、センサ制御回路M20bによる処理が実行される。すなわち、2つのセンサ制御回路M20a、M20bによって順次、インク量検出処理が実行される。
初期状態では、充電信号CS、放電信号DSは共にハイになっており、トランジスタTr1はターンオフし、トランジスタTr2はターンオンしている。従って、センサ72は、トランジスタTr2を介して接地されており、電荷は蓄積されていない。センサ72を用いたインク量検出が開始されると、カートリッジ処理制御部100は、放電信号DSをロウとし、トランジスタTr2をターンオフする(ステップS100)。また、カートリッジ処理制御部100は、切換信号SCをアナログスイッチ237に送って、電圧生成部238とインク量検出端子104とが接続されるようにアナログスイッチ237を切り換える(ステップS102)。
カートリッジ処理制御部100は、時刻t1が経過すると、充電信号CSをロウとし、トランジスタTr1をオン状態とする(ステップS104)。そのため、区間t1〜t2では、電圧生成部238により生成された電圧がインク量検出端子104、インク量被検出端子114を介してセンサ72に印加されることとなり、センサ72に電荷が蓄積される。この結果、センサ72の端子電圧は、電圧生成部238で生成された電圧まで徐々に上昇する。このとき、抵抗器R1を介して充電を行っているため、単位時間あたりに蓄積されるエネルギは、抵抗器R2を介して行なう放電の単位時間あたりのエネルギよりも、少なくなる。そのため、図7に示すように、充電時の勾配が放電時の勾配より緩やかな波形となる。充電されたセンサ72は、電気エネルギを蓄積すると共に、その内部に機械的な歪みを蓄積する。即ち、センサSSは、電歪効果(逆圧電効果)によって変形する。
カートリッジ処理制御部100は、時刻t2が経過すると充電信号CSをハイとしてトランジスタTr1をターンオフし(ステップS106)、時刻t3が経過すると放電信号DSをハイとしてトランジスタTr2をターンオンする(ステップS108)。また、カートリッジ処理制御部100は、切換信号SCをアナログスイッチ237に送って、アンプ232とインク量検出端子104とが接続されるようにアナログスイッチ237を切り換える(ステップS110)。
この結果、区間t3〜t4では、トランジスタTr2がオン状態になり、センサ72に蓄積された電荷は、インク量被検出端子114、インク量検出端子104、抵抗器R2を介して放電される。本実施例ではトランジスタTr1、Tr2が共にオンとなるのを回避するため、双方がオフとなる区間t2〜t3を設けた。この放電によって、センサ72は、充電により内部に蓄積された機械的な歪みを一気に放出して変形する。センサ72には、電圧が印加されていないので、センサ72は自由振動が可能となり、蓄積された機械的なエネルギによって、共振周波数で自由振動することになる。自由振動であってもセンサ72が変形することに変わりはないから、センサ72の両端には電圧(応答電圧)が生じる。
この電圧の変化はアンプ232によって増幅され、コンパレータ234に出力される。コンパレータ234は、この増幅された電圧の変化を所定の参照電圧Vrefと比較して、ハイ/ローの2つの信号に変換してカウント制御部235に出力する。カウント制御部235は、入力された信号CCに従って、センサ72(圧電素子)の共振開始後、コンパレータ234からの出力信号5パルス分の期間、カウンタ236の動作を有効にするためのカウント制御信号を生成する。カウンタ236は、カウント制御信号がハイ(カウントイネーブル)の期間、入力されたカウントクロックCLKを利用して、そのパルス数をカウントする。カウンタ236のカウント値は、カートリッジ処理制御部100に送られ、制御回路40に送信される(ステップS112)。制御回路40は、カウンタ236のカウント値から、センサ72の振動周波数を算出して、カートリッジ70内のインク量を測定して(ステップS114)、本処理ルーチンを終了する。
すなわち、検出される振動周波数は、圧電素子と共に振動する周囲の構造体(筐体71やインク)の固有振動数を表し、インクカートリッジに残存するインク量に応じて変化する。したがって、振動周波数を測定することによってインク量を検出することができる。なお、制御回路40は、インク量の検出結果(応答のあったインク量被検出端子114、115)をメモリに記憶しておく。
D.インクカートリッジ判定処理:
図8を参照してインクカートリッジの種別を判定するインクカートリッジ種別判定処理について説明する。図8は本実施例に係るインクカートリッジ種別判定処理において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。このインクカートリッジ判定処理は、本実施例に係るインクカートリッジ70の種別判定は、本来、インクカートリッジ70内のインク量を検出するために用いられるセンサ72からの検出結果(応答電圧の有無)を利用して実行される。インクカートリッジ70の種別判定処理は、例えば、インクカートリッジ70が交換されたタイミング、あるいは、インク量検出処理が実行されるタイミングにおいて実行される。すなわち、
制御回路40は、カートリッジ処理制御部100を介して、カートリッジ制御回路M20a、M20bによるインク量判定処理を実行した際、各インクカートリッジ70毎に、インク量被検出端子114(以下、端子Aともいう。)、115(以下、端子Bともいう。)が検出されたか否か(応答電圧を受信したか否か)をメモリに記憶している。本処理ルーチンは、メモリに記憶されている、端子A、端子Bの検出結果に基づいて実行される。
制御回路40は、カートリッジ判定モジュールM50を実行して、判定対象となるインクカートリッジ70において、端子Aが検出されたか否かを判定する(ステップS200)。制御回路40は、端子Aが検出されたと判定した場合には(ステップS200:Yes)、判定対象となるインクカートリッジ70において、端子Bが検出されたか否かを判定する(ステップS201)。
制御回路40は、端子Bが検出されたと判定した場合には(ステップS201:Yes)、判定対象のインクカートリッジ70は、インクカートリッジLであると判定して(ステップS202)、本処理ルーチンを終了する。すなわち、インクカートリッジ70が、図4(a)に示すように、インク量被検出端子114、115を備えている場合が該当する。
制御回路40は、端子Bが検出されていないと判定した場合には(ステップS201:No)、判定対象のインクカートリッジ70は、インクカートリッジMであると判定して(ステップS203)、本処理ルーチンを終了する。すなわち、インクカートリッジ70が、図4(b)に示すように、インク量被検出端子114のみを備えている場合が該当する。
制御回路40は、ステップS200において、判定対象となるインクカートリッジ70において、端子Aが検出されていないと判定した場合には(ステップS200:No)、判定対象となるインクカートリッジ70において、端子Bが検出されたか否かを判定する(ステップS204)。
制御回路40は、端子Bが検出されたと判定した場合には(ステップS204:Yes)、判定対象のインクカートリッジ70は、インクカートリッジSであると判定して(ステップS205)、本処理ルーチンを終了する。すなわち、インクカートリッジ70が、図4(c)に示すように、インク量被検出端子115のみを備えている場合が該当する。
制御回路40は、端子Bが検出されていないと判定した場合には(ステップS204:No)、判定対象のインクカートリッジ70は、存在しないと判定して(ステップS206)、本処理ルーチンを終了する。すなわち、インクカートリッジ70が、印刷装置20のインクカートリッジ装着部に装着されていない場合が該当する。
以上説明したように構成された本実施例に係る印刷装置20によれば、センサ制御回路M20a、M20bによって実行された、インク量検出処理の結果を利用して、インクカートリッジ70の種別を判定することができる。換言すれば、各インクカートリッジ70に備えられている、インク量被検出端子114、115の組み合わせに基づいて、インクカートリッジ70の種別を判定することができる。したがって、インクカートリッジ70の種別を判定するために、専用の端子、あるいは、インクカートリッジ70の外形形状を個別形状とすることなく、簡易にインクカートリッジ70の種別を判定することができる。
・その他の実施例:
上記実施例においては、インク量検出処理の実行結果を利用、すなわち、インク量検出処理の結果をメモリに記憶しておき、インクカートリッジ70の種別を判定しているが、インク量検出処理とは別に、インクカートリッジの種別判定処理のためにインクカートリッジ70に対して電圧を印加してもよい。この場合には、図8を参照して説明したインクカートリッジの種別判定処理が実行される。先ず、端子Aの検出処理が実行され、続いて端子Bの検出処理が実行される。インク量検出処理とは別の処理とすることによって、インクカートリッジ70の脱着のタイミングを初めとして、任意のタイミングにてインクカートリッジの種別判定処理を実行することができる。
上記実施例では、インク量検出処理の結果を利用、すなわち、インク量検出処理の結果をメモリに記憶しておき、インクカートリッジ70の種別を判定しているが、インク量検出処理とは別に、インクカートリッジの種別判定処理のためにインクカートリッジ70に対して電圧を印加してもよい。この場合には、インクカートリッジ70の脱着のタイミングを初めとして、任意のタイミングにてインクカートリッジの種別判定処理を実行することができる。例えば、インクカートリッジ種別判定処理は、上述のインク量検出処理の手順に従って実行されても良い。あるいは、センサ制御回路M20aによって駆動電圧をインク量被検出端子114に対して入力し、駆動電圧に対する応答電圧をインク量検出端子104、105の双方で受信するようにして実行されても良い。
上記実施例においては、センサ72として圧電素子を用い、制御回路40からカートリッジ処理制御部100を介して、センサ72に対して駆動電圧を印加し(充電し)、放電することによって、応答電圧(振動周波数)を得て、インク量検出処理が実行されているが、インク量の多少に関わらず、入力された検出信号、駆動電圧に対して、何らかの応答信号、応答電圧を制御回路40に返すことができるセンサであれば良い。この場合には、インク量検出処理において、必ずインク量被検出端子114、115からインク量検出端子104、105に対して応答信号、応答電圧が返されるので、これら応答信号、応答電圧の組み合わせによってインクカートリッジ70の種別を判定することができる。
上記実施例では、カートリッジ処理専用回路61が印刷装置20に備えられているが、カートリッジ処理専用回路61はインクカートリッジ70に備えられていても良い。また、制御回路40におけるカートリッジ判定モジュールM50は、インクカートリッジ70に備えられていても良い。
上記実施例では、カートリッジ判定処理において、インクカートリッジのインク容量、所期インク量を判定しているが、他の要素を判定しても良い。例えば、8色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトイエロー、ライトブラック)のインクカートリッジを1本ずつ用いる高画質印刷モードと、4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクを2本ずつ用いる低画質印刷モードを切り換え可能な印刷装置においては、インクの色の種類を判定することとしても良い。こうすれば、各印刷モードを実行する際に、適切なインクカートリッジ70が装着されているか否かを印刷装置において判定することができる。
上記実施例において、印刷装置20は、2つのインク量検出端子104、105を備え、2種類のインク量検出信号SD1、SD2を用いて、インクカートリッジの種類3つと、インクカートリッジの装着の有無を判定可能であるが(あるいは、インクカートリッジの種類4つ)、3以上のインク量検出端子を備え、3種類以上のインク量検出信号を用いても良い。この場合には、さらに多くのインクカートリッジの種類を判定可能である。また、印刷装置20は、1つのインク量検出端子104を備え、1種類のインク量検出信号SD1を用いて、インクカートリッジの種類2つを判定しても良い。
また、上記実施例では、インクカートリッジ70、および、これを装着する印刷装置20に、本発明を適用しているが、インクカートリッジに限らず、他の印刷記録材、例えば、トナーが収容された収容体と、これを装着する印刷装置についても同様に適用可能である。
以上、実施例、変形例に基づき本発明に係る印刷装置、印刷材収容体の種別判定方法ついて説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
実施例に係る印刷装置の概略構成図である。 印刷ヘッドユニットに対するインクカートリッジの装着の態様を示す説明図である。 図2における矢印Y2方向から見たカートリッジ装着部の端子板の接触端子配列を示す説明図である。 図2における矢印Y1方向から見たインクカートリッジの回路板の被接触端子配列を示す説明図である。 カートリッジ処理専用回路の電気的構成の概略を示す説明図である。 本実施例におけるインク量検出処理において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 インク量検出処理における充電信号CS、放電信号DS、インク残量端子電圧、アンプ後電圧、コンパレータ出力、およびカウントクロックの時間変化を示すタイムチャートである。 本実施例に係るインクカートリッジ種別判定処理において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
20...印刷装置
22...紙送りモータ
23...ギヤトレイン
24...キャリッジモータ
26...プラテン
30...キャリッジ
32...操作パネル
34...摺動軸
36...駆動ベルト
38...プーリ
39...位置センサ
40...制御回路
56...コネクタ
60...印刷ヘッドユニット
61...カートリッジ処理専用回路
62...カートリッジ装着部
64...装着受け面
65...ガイド
66...インク導入部
68...印刷ヘッド
70...インクカートリッジ
71...筐体
72...センサ(圧電素子)
73...底面
74...インク供給口
90...コンピュータ
100...端子板
101、103...接触検出端子
102...接地端子
104、105...インク量検出端子
105...接地端子
110...回路板
111、113...検出端子
112...接地端子
114、115...インク量被検出端子
116...接地端子
M10a、M10b...カートリッジ検出回路
M20a、M20b...センサ制御回路
M50...カートリッジ判定部
M100...カートリッジ処理制御部
232...アンプ
234...コンパレータ
235...カウント制御部
236...カウンタ
237...アナログスイッチ
238...電圧生成部
Tr1、Tr2...トランジスタ
R1、R2...抵抗

Claims (14)

  1. 印刷材を収容すると共に収容されている印刷材量を検出するために用いられる被検出端子を有する印刷材収容体を装着可能な印刷装置であって、
    前記印刷材収容体に収容されている印刷材量を検出するための検出端子と、
    前記印刷材収容体が装着された際における、前記検出端子と前記被検出端子との接触または非接触を検出して、前記印刷材収容体の種類を判定する印刷材収容体判定部とを備える印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記印刷装置には前記検出端子が複数備えられており、
    前記印刷材収容体には前記被検出端子が1以上備えられており、
    前記印刷材収容体判定部は前記複数の検出端子と前記1以上の被検出端子との接触の態様に基づいて前記印刷材収容体の種類を判定する印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置はさらに、
    前記複数の検出端子を通じて前記被検出端子に電圧を印加し、前記被検出端子から返された電圧に基づいて前記印刷材収用体に収容されている印刷材量を検出する印刷材量検出部を備え、
    前記印刷材収容体判定部は、前記複数の検出端子のうち、前記被検出端子から返された電圧を検出する検出端子と、前記被検出端子から返された電圧を検出しない検出端子との組み合わせを前記接触の態様として、前記印刷材収容体の種類を判定する印刷装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷材収容体の種類は、収容する印刷材の初期量である印刷装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷材収容体の種類は、前記印刷材収容体の容量種別である印刷装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷材収容体の種類は、収容される印刷材の種類である印刷装置。
  7. 印刷材を収容すると共に、収容されている印刷材量を検出するためのセンサと、センサと接続されている被検出端子とを有する印刷材収容体を装着可能な印刷装置であって、
    前記印刷材収容体に収容されている印刷材量を検出するための検出端子と、
    前記検出端子を介して前記被検出端子に対して前記センサを駆動するために駆動電圧を出力する駆動電圧出力回路と、
    前記検出端子によって受信される、前記出力された駆動電圧に対する前記センサからの応答電圧に基づいて、前記検出端子と前記被検出端子との接触または非接触を検出し、検出された接触の態様に基づいて前記印刷材収容体の種類を判定する印刷材収容体判定部とを備える印刷装置。
  8. 請求項7に記載の印刷装置において、
    前記印刷装置には前記検出端子が複数備えられており、
    前記印刷材収容体には1以上の前記被検出端子と接地端子が備えられており、
    前記印刷材収容体判定部は、前記複数の検出端子のうち、前記応答電圧が検出される前記検出端子の数を前記接触の態様として、前記印刷材収用体の種類を判定する印刷装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の印刷装置において、
    前記センサは、圧電素子を用いて前記印刷材の残量を検出するセンサである印刷装置。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷材収容体の種類は、収容する印刷材の初期量である印刷装置。
  11. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷材収容体の種類は、前記印刷材収容体の容量種別である印刷装置。
  12. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷材収容体の種類は、収容する印刷材の種類である印刷装置。
  13. 印刷材を収容すると共に収容されている印刷材量を検出するために用いられる被検出端子を有し、印刷装置に装着されて用いられ得る印刷材収容体の種類を判定する方法であって、
    前記印刷材収容体が装着された際に、印刷装置に備えられている検出端子と前記被検出端子との接触の有無を検出し、
    前記検出した接触の有無に基づいて、前記装着された印刷材収容体の種類を判定する方法。
  14. 印刷材を収容すると共に、収容されている印刷材量を検出するためのセンサと、センサと接続されている被検出端子とを有し、印刷装置に装着されて用いられ得る印刷材収容体の種類を判定する方法であって、
    印刷装置に備えられている検出端子を介して前記被検出端子に対して前記センサを駆動するために駆動電圧を出力し、
    前記検出端子によって受信される、前記出力された駆動電圧に対する前記センサからの応答電圧に基づいて、前記検出端子と前記被検出端子との接触または非接触を検出し、
    前記検出した接触の態様に基づいて前記印刷材収容体の種類を判定する方法。
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