JP2002234146A - 記録装置及び記録ヘッド - Google Patents

記録装置及び記録ヘッド

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JP2002234146A
JP2002234146A JP2001034083A JP2001034083A JP2002234146A JP 2002234146 A JP2002234146 A JP 2002234146A JP 2001034083 A JP2001034083 A JP 2001034083A JP 2001034083 A JP2001034083 A JP 2001034083A JP 2002234146 A JP2002234146 A JP 2002234146A
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head unit
recording
unit
power supply
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Shinichi Matsuyama
眞一 松山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる形態の記録ヘッドを誤装着した
場合の記録装置およびヘッドの故障を防止する。 【解決手段】 ヘッドの装着時に、ヘッドの識別のため
だけの電源を供給し、ヘッドが適合するヘッドであった
場合にのみ、他の電源を投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録ヘッドユニット
が交換可能な画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、用途等に応じて、それぞれに特徴
を持った多機種の画像記録装置が求められ、それに伴っ
てそれぞれ異なる仕様の多品種な記録ヘッドユニットが
必要とされている。また必要な信号の種類、本数や、必
要な電源の種類、電圧、電流容量等も機種ごとに異な
る。従来、これら多品種の記録ヘッドと、多機種の記録
ヘッドユニット取り付け部は、それぞれ形状が異なり、
本来の画像記録装置と記録ヘッドとの組合せ以外の組合
せでは互いに取り付け不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、記録ヘッドユニ
ット取り付け部、記録ヘッドユニット外形がそれぞれ異
なるため、それぞれの機種ごとに開発設計、生産設備が
必要であった。
【0004】しかし、開発生産費用の低減、延いては画
像記録装置の単価の低減が図るためには、記録ヘッドユ
ニット取り付け部、記録ヘッドユニット外形を機能特性
が異なる記録ヘッド間で同形状とし共通化することが望
ましい。そのために信号、電源、そしてそれらを接続す
る電気接続端子も出来る限り共通化することが望ましい
が、必要な信号や電源については、その種類、数、電
圧、電流容量の全てを一致させることは難しい。また共
通の端子以外に各機種専用の端子を持つことは、コス
ト、記録ヘッドユニット及びその取り付け部の大きさの
増大、更には接続端子を圧接する場合の合計の圧接力の
増大、及びコストの増大を招く点から望ましくない。
【0005】以上を鑑み、機種によらず、同一外形の記
録ヘッドユニットを搭載でき、同一の記録ヘッドユニッ
ト取り付け部を持ち、同一機能の電気接続端子は同一位
置に配し、機種毎に特有の機能のための信号をやり取り
する接続端子は、特有の機能の信号をやり取りする同一
位置の端子として配し、端子を共用するように構成する
ことで、多品種、多機種の記録ヘッド、画像記録装置を
安価に製造することが可能になる。
【0006】しかしながら、このような場合、組合わせ
以外の記録ヘッドユニットが画像記録装置に取り付けら
れる惧れがある。その場合、機種に特有の機能のための
信号を機種ごとにやり取りする接続端子が接続されてし
まい、記録できないことは勿論、場合によっては画像記
録装置あるいは記録ヘッドの電気的破壊にも繋がる場合
がある。
【0007】本発明は、画像記録装置に誤った記録ヘッ
ドを装着されたことを検出し、異なる電源や信号の供給
を未然に防ぎ画像記録装置あるいは記録ヘッドの破壊、
故障等を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の記録装置は、記録ヘッドユニットの電気接続
端子と接続される複数の電気接続端子を有する記録装置
において、前記複数の電気接続端子には複数の記録ヘッ
ド電源端子と前記記録ヘッドユニットとの信号入出力を
行う信号入出力端子を有しており、前記信号入出力端子
を介して記録ヘッドユニットの情報記憶手段に記憶され
た情報を読み出す記録ヘッドユニット情報読み出し手段
と、読み出された情報より使用可能な記録ヘッドユニッ
トであるか否かの判断を行う判別手段と、前記複数の記
録ヘッド電源端子の各電源を独立に供給および停止可能
な電源供給制御手段と、前記記録ヘッドユニットの装着
後に前記記録ヘッドユニット情報記憶手段およびその出
力手段を機能させるための電源を供給し、前記記録ヘッ
ドユニット情報読み出し手段によって装着された記録ヘ
ッドユニットから前記情報を読み出し、該記録ヘッドユ
ニットが使用可能な記録ヘッドユニットであると判断さ
れた場合のみ他の電源の供給を許可する制御手段とを有
する記録装置である。
【0009】また、上記目的を達成するための本発明の
記録ヘッドユニットは、画像記録装置本体の複数の電気
接続端子と接続されることで、複数の電源を独立に前記
電気接続端子を介して画像記録装置より供給を受ける手
段と、前記複数の電源の中の少なくとも1つの電源にて
動作可能な情報記憶手段と、その情報記録手段の記憶情
報を前記電気接続端子を介して記録装置本体に出力する
出力手段と、を有することを特徴とする記録ヘッドユニ
ットである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0011】なお、本発明の説明において用いる「記
録」とは、単に文字や図形等の意味を持つ画像を被記録
媒体上に形成することを意味するものではなく、有意
味、無意味、可視、不可視にかかわらず、被記録媒体上
に画像を形成することを意味する。
【0012】また、「被記録媒体」とは、紙だけを意味
するものではなく、OHPシート、プラスチック、布帛等
でも良く、またその形態もシート状に限らず板状の形態
であっても良く、記録を行い得る媒体であることを意味
する。
【0013】以下にまず、本発明が適用される記録装置
および記録ヘッドユニットの概要について説明を行う。
【0014】図1は本発明が適用される記録装置100
0の概略構成を示した図である。
【0015】この記録装置において、1002は被記録
媒体としての記録紙を搬送するための搬送手段であり、
給紙ローラ、排紙ローラやガイドといった部材で構成さ
れている。1001は本発明の記録ヘッドを搭載し、被
記録媒体の搬送方向と実質的に垂直な方向に走査するた
めのキャリッジであり、このキャリッジには記録ヘッド
との各種の電気的なコンタクトが設けられている。な
お、ここでは、このキャリッジの電気的なコンタクトを
示していないが後述するような各種の記録ヘッドユニッ
トを搭載できるように構成されている。
【0016】図2および図3は記録装置1000に搭載
される後述する記録ヘッドカートリッジH1000の概
観斜視図であり、図2は上方から、図3は下方から見た
図である。これらの図に置ける記録ヘッドカートリッジ
は、6種類のインクに対応した記録ヘッドを有する記録
ヘッドユニットH1500と、各色のインクタンクH2
000a〜H2000fで構成されている。ここではフ
ォトシアン、シアン、イエロー、ブラック、マゼンタ、
フォトマゼンタの6色のインクに対応した記録ヘッドと
インクタンクを搭載した例を示しているが、後述するよ
うに4色の記録ヘッドとインクタンクを搭載したもの
等、これと異なる数の記録ヘッドに対応していても良
い。
【0017】図3において、記録ヘッドユニットH15
00の底部には、インクを吐出するための吐出口H11
00が各色に対応して設けられており、個々の吐出口に
対応して吐出口位置にインクを供給するためのインク流
路、またインクを吐出するための吐出エネルギー発生素
子が設けられている。吐出エネルギー発生素子としては
インクに熱エネルギーを与えて膜沸騰による気泡を発生
させる電気熱変換体であっても、ピエゾ素子等であって
も良い。
【0018】H1300は記録装置の電気的コンタクト
に対して接続する記録ヘッドユニット側の電気的コンタ
クトであり、この電気的コンタクトを介して各種の信号
の受け渡しを記録装置との間で行うが詳細に付いては各
実施例で説明を行う。
【0019】[第1の実施例]図4、5は本発明第1の
実施例の画像記録装置の構成を示す概略図である。図4
において、1は本実施例の第1のインクジェットプリン
タ(画像記録装置)本体であり、4色記録ヘッドで構成
された記録ヘッドユニットを搭載するインクジェットプ
リンタ本体の記録ヘッドユニットとの電気的接続回路お
よび駆動回路を等価回路図で部分的に示したものであ
る。
【0020】2はそのプリンタ本体1に取り付けられる
4色に対応した記録ヘッドユニットの装置側との電気的
な接続回路の等価回路の本実施例の説明に必要な部分の
みを示している。
【0021】図5において、3は本実施例の第2のイン
クジェットプリンタ(画像形成記録装置)であり、6色
の記録ヘッドで構成された記録ヘッドユニット4を搭載
するインクジェットプリンタ本体の記録ヘッドユニット
との電気的接続回路および駆動回路を等価回路図で部分
的に示したものである。
【0022】4はそのプリンタ本体1に取り付けられる
6色に対応した記録ヘッドユニットの装置側との電気的
な接続回路の等価回路の本実施例の説明に必要な部分の
みを示している。
【0023】第1のプリンタ本体と第2のプリンタ本体
のヘッド装着部の構成は実質的に同一形状であり、第1
のプリンタ本体に装着して使用されるべき4色対応記録
ヘッドユニットは、本来なら6色に対応した記録ヘッド
ユニットを装着して使用すべき第2のプリンタ本体にも
取り付け可能である。そして、同時に6色対応の記録ヘ
ッドユニットは本来なら4色に対応した記録ヘッドユニ
ットを装着して使用すべき第1のプリンタ本体にも取り
付け可能である。これらの両装置のピンコンタクト(電
気的コンタクト)および両記録ヘッドユニットのコンタ
クトも実質的に同一であり、記録ヘッドユニットのプリ
ンタ本体への装着時、互いに対応するコンタクトが接続
される。
【0024】図4において5はプリンタ本体1のDC電
源供給部、6はプリンタ本体1の制御部を示す。制御部
6は不図示のホストマシンより記録データを受け、それ
をヘッド駆動データに変換して記録ヘッドユニット2に
送るとともに、不図示のメカ駆動部により記録ヘッドユ
ニットを搭載したキャリッジを主走査させるとともに、
用紙を駆動、給紙、副走査、排紙させ、またヘッドのク
リーニング等を行う。
【0025】7は記録ヘッド駆動電源のオン/オフを行
うスイッチング手段、8は論理ゲートであって、制御部
6よりの記録ヘッド駆動電源制御信号VHENと記録ヘッド
論理部電源制御信号VccENを受けて、両方の制御信号が
ともにオンを示すときのみスイッチング手段7にオン信
号を与える。9は記録ヘッド論理部電源制御信号VccEN
を受けて記録ヘッド論理部電源のオン/オフを行うスイ
ッチング手段である。10、11、12、13、14お
よび15は、記録ヘッドユニットへのヘッド駆動制御信
号用バッファであって、10、11、12、13は、シ
アン、イエロー、ブラック、マジェンタ各色に対応した
記録ヘッド駆動データ、14は記録ヘッド駆動データ転
送用同期クロック信号、15は記録ヘッド駆動データ転
送用イネーブル信号の線が各々接続されている。これら
のバッファは全てイネーブル信号を有し、これに接続さ
れた記録ヘッド論理電源制御信号に従い、信号を出力す
る状態としない状態に切り換えられる。
【0026】16、17、18、19は各記録ヘッドユ
ニット2の固有情報を記憶した記録ヘッドユニット2上
に搭載されたEEPROMへの入出力信号線に設けられたバッ
ファである。これらバッファは記録ヘッド駆動制御信号
線に設けられたバッファ10、11、12、13、1
4、15と異なり、記録ヘッドユニット論理部駆動制御
信号VccENの状態によらず、信号入出力可能なバッファ
である。
【0027】20はプリンタ本体1と記録ヘッドユニッ
トを電気的に接続するためのプリンタ本体に設けられた
ピンコンタクト(電気的コンタクト)であって、記録ヘ
ッド駆動用電源ピンVHとそのグランドピンHGNDが各々3
ピンずつ、記録ヘッド論理部電源ピンVcc、記録ヘッド
固有記憶情報記録用EEPROM用電源ピンVM、この2ピンの
論理用電源に対応したグランドピンDGND、記録ヘッド駆
動制御信号ピンHDC、HDY、HDK、HDM、HCLK、HCE、記録
ヘッドEEPROM入出力信号線MCLK、MDI、MDO、MCEで構成
されている。
【0028】21は記録ヘッドユニット2の固有情報を
記録した記録ヘッドユニット2上に搭載されたEEPROMで
あって、EEPROM用電源ピンVMを介して与えられる電源に
より駆動され、入出力信号線MCLK、MDI、MDO、MCEによ
りプリンタ本体1と接続される。
【0029】22は記録ヘッド論理部であって、記録ヘ
ッド論理部電源Vccによって駆動され、プリンタ本体1
より4色に対応した記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッ
ド駆動制御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HCLK、HCEにより
受け取り、各記録ヘッド23を駆動する。
【0030】23は記録ヘッドであって、記録ヘッド駆
動用電源VHによって駆動され、記録ヘッド論理部22よ
り駆動制御信号を得て、記録動作を行う4色記録ヘッド
である。
【0031】24は、記録ヘッドユニット2に設けられ
たピンコンタクト(電気的コンタクト)であって、プリ
ンタ本体1に記録ヘッドユニットが搭載されたときに、
プリンタ本体1に設けられたピンコンタクトと対向し、
接続され、プリンタ本体1と記録ヘッドユニット2との
間で各種電源及び信号の伝達を行う。
【0032】上記構成を用いた信号や電源の接続シーケ
ンスを図6に示す。
【0033】ステップ1:記録ヘッドユニットが装着さ
れているか否かを確認する。これは例えば、記録ヘッド
の固有情報を有するEEPROMのデータの読み出しが可能か
否かで判断することが可能である。記録ヘッド装着検知
スイッチを設け、これによって検知することも可能であ
る。
【0034】ステップ2:記録ヘッドユニットが装着さ
れていなかった場合、記録ヘッド論理部への電源Vccを
スイッチング手段9によりオフする。
【0035】ステップ3:更に、記録ヘッド装着エラー
を、プリンタ本体1に設けた不図示の表示手段、あるい
はホストマシン上のユーティリティソフトに依るホスト
マシン上での表示上に、表示を行い、使用者に記録ヘッ
ド装着を促し、記録ヘッドユニットの装着を待つ。
【0036】ステップ4:ヘッドが装着されていた場
合、プリンタ本体1の制御部6は、バッファ16,1
7,18,19を、更には接触接続されたピンコンタク
ト20,24を介して、装着された記録ヘッドユニット
2上の電源VMにて動作するEEPROM21よりその記録ヘッ
ドユニットのID情報を読み出す。
【0037】ステップ5:読み出された記録ヘッドユニ
ットのID情報が、プリンタ1に適した記録ヘッドユニ
ットである、即ちこの場合4色対応の記録ヘッドユニッ
トであることを示しているか否かを判別する。
【0038】ステップ6:不適合な記録ヘッドユニット
であると判別された場合は記録ヘッド論理部電源Vcc及
び、記録ヘッド駆動電源VHをスイッチング手段9及び7
によりオフする。
【0039】ステップ7:更に、記録ヘッドユニット不適
合エラーを、プリンタ本体1に設けた不図示の表示手
段、あるいはホストマシン上のユーティリティソフトに
依るホストマシン上での表示画面上に表示し、使用者に
記録ヘッドユニットの取り換えを促す。
【0040】ステップ8:記録ヘッドユニットの取り外
しを待つ。取り外され後、再び記録ヘッドユニットの装
着を待つ(ステップ1)。
【0041】ステップ9:適した記録ヘッドユニットが
装着されていると判断された場合は、記録ヘッド論理部
電源Vccをスイッチング手段9にてオンにする。
【0042】ステップ10:次に記録開始を待つ。
【0043】ステップ11:例えばホストマシンより記
録要求を受け取ると、先ず、ヘッド駆動電源VHをオンに
すべくイネーブル信号をオンにする。これによりVccを
オンにする即ちスイッチング手段9をオンにするイネー
ブル信号が既にオンであることから論理ゲート8よりス
イッチング手段7にオン信号が与えられ、ヘッド駆動電
源VHはオンとなる。
【0044】ステップ12:プリンタ本体1の制御部6
は、不図示のホストマシンより与えられた記録データよ
り記録ヘッド駆動信号を生成し、バッファ10,11,
12,13、14,15を、更には接触接続されたピン
コンタクト20,24を介して、装着された記録ヘッド
ユニット2の記録ヘッド論理部22へ与える。このとき
バッファ10,11,12,13、14,15は記録ヘ
ッドユニット2へのVcc供給、即ちスイッチング手段9
のオンとともに同一イネーブル信号にてイネーブル状態
となっており、各信号は出力可能な状態になっている。
【0045】22は記録ヘッド論理部はプリンタ本体1
より4色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動制
御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HCLK、HCEにより受け取
り、記録ヘッド23を駆動、記録動作を行う。
【0046】ステップ13:ヘッド使用量をEEPROMに書
込む。
【0047】ステップ14:上記ステップ12,13と
ともに主走査、副走査を記録完了まで繰り返し、排紙
後、記録を終了する。
【0048】ステップ15:記録終了後、記録ヘッド駆
動電源VHのイネーブル信号をオフし、スイッチング手段
7にて記録ヘッド駆動電源VHの記録ヘッドユニット2へ
の供給をオフする。
【0049】以上が4色に対応した記録ヘッドユニット
を使用するプリンタ本体1の動作である。
【0050】次に6色に対応した記録ヘッドユニットを
使用するプリンタ本体3の動作について説明する。
【0051】図5において25はプリンタ本体3のDC電
源供給部、26はプリンタ本体3の制御部を示す。制御
部26は不図示のホストマシンより記録データを受け、
それを記録ヘッド駆動データに変換して記録ヘッドユニ
ット4に送るとともに、不図示のメカ駆動部により記録
ヘッドユニットを搭載したキャリッジを主走査させると
ともに、用紙を駆動、給紙、副走査、排紙させ、またヘ
ッドのクリーニング等を行う。
【0052】27は記録ヘッド駆動電源のオン/オフを
行うスイッチング手段、28は論理ゲートであって、制
御部26よりの記録ヘッド駆動電源制御信号VHENと記録
ヘッド論理部電源制御信号VccENを受けて、両方の制御
信号がともにオンを示すときのみスイッチング手段27
にオン信号を与える。29は記録ヘッド論理部電源制御
信号VccENを受けて記録ヘッド論理部電源のオン/オフ
を行うスイッチング手段である。
【0053】30〜35、45および46は、記録ヘッ
ドユニットに供給する記録ヘッド駆動制御信号用バッフ
ァであって、30〜33、45、46は、シアン、イエ
ロー、ブラック、マジェンタフォトシアン、フォトマジ
ェンタ、各色の記録ヘッド駆動データ、34は記録ヘッ
ド駆動データ転送用同期クロック信号、35は記録ヘッ
ド駆動データ転送用イネーブル信号が各々接続されてい
る。これらのバッファは全てイネーブル信号を有し、こ
れに接続された記録ヘッド論理電源制御信号に従い、信
号を出力する状態としない状態に切り換えられる。
【0054】36〜39は記録ヘッドユニット4の固有
情報を記録した記録ヘッドユニット4上に搭載されたEE
PROMへの入出力信号線に設けられたバッファである。こ
れらバッファは記録ヘッド駆動制御信号線に設けられた
バッファ30〜35、45、46と異なり、記録ヘッド
論理部駆動制御信号VccENの状態によらず、信号入出力
可能なバッファである。
【0055】40はプリンタ本体3と記録ヘッドユニッ
ト4を電気的に接続するためのプリンタ本体3に設けら
れたピンコンタクトであって、記録ヘッド駆動用電源ピ
ンVHとそのグランドピンHGNDが各々2ピンずつ、記録ヘ
ッド論理部電源ピンVcc、記録ヘッド固有記憶情報記録
用EEPROM用電源ピンVM、この2ピンの論理用電源に対応
したグランドピンDGND、記録ヘッド駆動制御信号ピンHD
C、HDY、HDK、HDM、HDPC、HDPM、HCLK、HCE、記録ヘッ
ドEEPROM入出力信号線MCLK、MDI、MDO、MCEよりなる。
【0056】41は記録ヘッドユニット4の固有情報を
記録した記録ヘッドユニット4上に搭載されたEEPROMで
あって、EEPROM用電源ピンVMを介して与えられる電源に
より駆動され、入出力信号線MCLK、MDI、MDO、MCEによ
りプリンタ本体3と接続される。
【0057】42は記録ヘッド論理部であって、記録ヘ
ッド論理部電源Vccによって駆動され、プリンタ本体3
より6色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動制
御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HDPC、HDPM、HCLK、HCEに
より受け取り、記録ヘッド43を駆動する。
【0058】43は記録ヘッドであって、記録ヘッド駆
動用電源VHによって駆動され、記録ヘッド論理部22よ
り駆動制御信号を得て、記録動作を行う6色の記録ヘッ
ドである。
【0059】44は、記録ヘッドユニット4設けられた
ピンコンタクトであって、プリンタ本体3に記録ヘッド
ユニットが搭載されたときに、プリンタ本体3に設けら
れたピンコンタクトと対向し、接続され、プリンタ本体
3より記録ヘッドユニット4に各種電源及び信号を伝達
する。
【0060】上記6色対応記録ヘッドユニットの装着に
おけるシーケンスを図7のフローチャートに示す。
【0061】ステップ21:記録ヘッドユニットが装着さ
れているか否かを確認する。これは例えば、記録ヘッド
の固有情報を有するEEPROMのデータの読み出しが可能か
否かで判断することが出来る。記録ヘッド装着検知スイ
ッチを設け、これにて検知することも可能である。
【0062】ステップ22:記録ヘッドユニットが装着さ
れていなかった場合、記録ヘッド論理部への電源Vccを
スイッチング手段29によりオフする。
【0063】ステップ23:更に、記録ヘッドユニット装
着エラーを、プリンタ本体3に設けた不図示の表示手
段、あるいはホストマシン上のユーティリティソフトに
依るホストマシン上での表示画面上に表示し、使用者に
記録ヘッドユニット装着を促し、記録ヘッドユニットの
装着を待つ。
【0064】ステップ24:記録ヘッドユニットが装着さ
れていた場合、プリンタ本体3の制御部26は、バッフ
ァ36〜39を、更には接触接続されたピンコンタクト
40,44を介して、装着された記録ヘッドユニット4
上の電源VMにて動作するEEPROM41よりその記録ヘッド
ユニットのID情報を読み出す。
【0065】ステップ25:読み出された記録ヘッドユニ
ットのID情報が、プリンタ3に適した記録ヘッドユニ
ットである、即ちこの場合6色対応の記録ヘッドユニッ
トであることを示しているか否かを判別する。
【0066】ステップ26:不適合な記録ヘッドでユニッ
トあると判別された場合は記録ヘッド論理部電源Vcc及
び、記録ヘッド駆動電源VHをスイッチング手段29及び
27によりオフする。
【0067】ステップ27:更に、記録ヘッド不適合エラ
ーを、プリンタ本体3に設けた不図示の表示手段、ある
いはホストマシン上のユーティリティソフトに依るホス
トマシン上での表示上に、表示を行い、使用者に記録ヘ
ッド取り換えを促す。
【0068】ステップ28:不適合な記録ヘッドユニット
の取り外しを待つ。取り外され後、再び記録ヘッド装着
を待つ(ステップ21)。
【0069】ステップ29:適した記録ヘッドユニットが
装着されていると判断された場合は、記録ヘッド論理部
電源Vccをスイッチング手段29にてオンにする。
【0070】ステップ30:次に記録開始を待つ。
【0071】ステップ31:例えばホストマシンより記録
要求を受け取ると、先ず、ヘッド駆動電源VHをオンにす
べくイネーブル信号をオンにする。これによりVccをオ
ンにする即ちスイッチング手段29をオンにするイネー
ブル信号が既にオンであることから論理ゲート28より
スイッチング手段27にオン信号が与えられ、ヘッド駆
動電源VHはオンとなる。
【0072】ステップ32:プリンタ本体3の制御部26
は、不図示のホストマシンより与えられた記録データよ
り記録ヘッド駆動信号を生成し、バッファ30〜35、
45,46を、更には接触接続されたピンコンタクト4
0,44を介して、装着された記録ヘッドユニット4の
記録ヘッド論理部42へ与える。このときバッファ30
〜35、45、46は記録ヘッドユニット2へのVcc供
給、即ちスイッチング手段29のオンとともに同一イネ
ーブル信号にてイネーブル状態となっており、各信号は
出力可能な状態になっている。
【0073】42は記録ヘッド論理部はプリンタ本体3
より6色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動制
御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HDPC、HDPM、HCLK、HCEに
より受け取り、記録ヘッド43を駆動し記録動作を行
う。
【0074】ステップ33:ヘッド使用量をEEPROM41に
書込む。
【0075】ステップ34:上記ステップ32、33と共に主
走査、副走査を記録完了まで繰り返し、排紙後、記録を
終了する。
【0076】ステップ35:記録終了後、記録ヘッド駆動
電源VHのイネーブル信号をオフし、スイッチング手段2
7にて記録ヘッド駆動電源VHの記録ヘッドユニット4へ
の供給をオフする。
【0077】以上が6色対応の記録ヘッドユニットを使
用するプリンタ本体3の動作である。
【0078】図8、9は互いに不適合な記録ヘッドユニ
ットとプリンタ本体を組み合わせて装着した状態を示
す。図8、9中の1〜46は図4、5の符号と同一のも
のを意味しており、図8は4色対応の記録ヘッドユニッ
トを用いるべき第1のプリンタ本体と6色対応の記録ヘ
ッドユニットとの組み合わせを示し、図9は6色対応の
記録ヘッドを用いるべき第2のプリンタ本体と4色対応
の記録ヘッドユニットの組み合わせを示している。
【0079】図8、9の如く、このような場合には、記
録ヘッド駆動電源が論理部の信号入力部と接続された
り、信号出力が記録ヘッド駆動電源あるいはグランドに
短絡されてしまう。これらはそのまま通電されれば、プ
リンタ本体あるいは記録ヘッドユニットの故障の原因と
なり得るが、EEPROMに書き込まれた記録ヘッド情報を読
み込み、この情報に基づき、装着された記録ヘッドが不
適合であると判断されれば、残りの電源と信号線をディ
セーブル状態とし、未然に誤った接続部への通電、短絡
を防ぐことができる。
【0080】[第2の実施例]図10、11は第2の実
施例の画像記録装置の構成を示す概略図である。
【0081】図10において、51は本実施例の第1の
プリンタ本体である4色対応の記録ヘッドユニットを有
するインクジェットプリンタ本体を、52はそのプリン
タ本体51に取り付けられる4色対応の記録ヘッドユニ
ットを、先の実施例と同様に本実施例の説明に必要な部
分のみを示している。
【0082】図11において、53は本実施例の第2の
プリンタ本体である6色対応記録ヘッドユニットを有す
るインクジェットプリンタ本体を、54はそのプリンタ
本体51に取り付けられる4色対応の記録ヘッドユニッ
トを、先の実施例と同様に本実施例の説明に必要な部分
のみを示している。
【0083】第1のプリンタ本体と第2のプリンタ本体
のヘッド装着部は実質的に同一形状であり、第1のプリ
ンタ本体に装着して使用されるべき4色対応の記録ヘッ
ドユニットは、本来6色対応の記録ヘッドユニットを装
着して使用すべき第2のプリンタ本体にも取り付け可能
であり、同時に6色記録ヘッドは4色記録ヘッドを装着
して使用すべき第1のプリンタ本体にも取り付け可能で
ある。そして、それぞれのピンコンタクト(電気的コン
タクト)も実質的に電気的な接続構成上同一であり、装
着時、互いに対応するピンが接続される。
【0084】図10において55はプリンタ本体51の
DC電源供給部、56はプリンタ本体51の制御部を示
す。制御部56は不図示のホストマシンより記録データ
を受け、それをヘッド駆動データに変換して記録ヘッド
ユニット52に送ると共に、不図示のメカ駆動部により
記録ヘッドユニットを搭載したキャリッジを主走査させ
ると共に、用紙を駆動、給紙、副走査、排紙させ、また
記録ヘッドユニットのクリーニング等を行う。
【0085】57は記録ヘッド駆動電源のオン/オフを
行うスイッチング手段であって、制御部56よりの記録
ヘッド駆動電源制御信号VHENを受けて、記録ヘッドへの
記録ヘッド駆動電源供給オン/オフの切り替えを行う。
60〜63、64および65は、記録ヘッドユニットに
送信するヘッド駆動制御信号用バッファであって、60
〜63は、シアン、イエロー、ブラック、マジェンタの
各色の記録ヘッド駆動データ、64は記録ヘッド駆動デ
ータ転送用同期クロック信号、65は記録ヘッド駆動デ
ータ転送用イネーブル信号が各々接続されている。これ
らのバッファは全てイネーブル信号を有し、これに接続
された記録ヘッド駆動電源制御信号VHENに従い、信号を
出力する状態としない状態に切り換えられる。
【0086】66〜69は記録ヘッドユニットの固有情
報を記録した記録ヘッドユニット上に搭載されたEEPROM
への入出力信号線に設けられたバッファである。これら
バッファは記録ヘッド駆動制御信号線に設けられたバッ
ファ60〜65と異なり、記録ヘッド駆動電源制御信号
VHENの状態によらず、信号入出力可能なバッファであ
る。
【0087】70はプリンタ本体51と記録ヘッドユニ
ットを電気的に接続するためのプリンタ本体に設けられ
たピンコンタクトであって、記録ヘッド駆動用電源ピン
VHとそのグランドピンHGNDが各々3ピンずつ、記録ヘッ
ド論理部電源ピンVcc、この論理部電源に対応したグラ
ンドピンDGND、記録ヘッド駆動制御信号ピンHDC、HDY、
HDK、HDM、HCLK、HCE、記録ヘッドEEPROM入出力信号線M
CLK、MDI、MDO、MCEで構成されている。
【0088】71は記録ヘッドユニット52の固有情報
を記録した記録ヘッドユニット52上に搭載されたEEPR
OMであって、記録ヘッド論理部電源ピンVccを介して与
えられる電源により駆動され、入出力信号線MCLK、MD
I、MDO、MCEによりプリンタ本体51と接続される。
【0089】72は記録ヘッド論理部であって、記録ヘ
ッド論理部電源Vccによって駆動され、プリンタ本体5
1より4色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動
制御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HCLK、HCEにより受け取
り、記録ヘッド73を駆動する。
【0090】73は記録ヘッドであって、記録ヘッド駆
動用電源VHによって駆動され、記録ヘッド論理部72よ
り駆動制御信号を得て、記録動作を行う4色の記録ヘッ
ドである。
【0091】74は、記録ヘッドユニット52に設けら
れたピンコンタクトであって、プリンタ本体51に記録
ヘッドユニットが搭載されたときに、プリンタ本体51
に設けられたピンコンタクトと対向し、接続され、プリ
ンタ本体51より記録ヘッドユニット52に各種電源及
び信号を伝達する。
【0092】上記、記録装置と記録ヘッドユニットの装
着におけるシーケンスを図12のフローチャートに示
す。
【0093】ステップ101:記録ヘッドユニットが装着
されているか否かを確認する。これは例えば、記録ヘッ
ドの固有情報を有するEEPROMのデータの読み出しが可能
か否かで判断することができる。記録ヘッド装着検知ス
イッチを設け、これによって検知することも可能であ
る。
【0094】ステップ103:記録ヘッドユニットが装着
されていなかった場合、記録ヘッドユニット装着エラー
を、プリンタ本体1に設けた不図示の表示手段、あるい
はホストマシン上のユーティリティソフトに依るホスト
マシン上での表示画面上に、表示し、使用者に記録ヘッ
ド装着を促して記録ヘッドユニットの装着を待つ。
【0095】ステップ104:ヘッドが装着されていた場
合、プリンタ本体51の制御部56は、バッファ66〜
69を、更には接触接続されたピンコンタクト70,7
4を介して、装着された記録ヘッドユニット52上の電
源Vccにて動作するEEPROM71よりその記録ヘッドユニ
ットのID情報を読み出す。
【0096】ステップ105:読み出された記録ヘッドユ
ニットのID情報が、プリンタ51に適した記録ヘッド
ユニットである、即ちこの場合4色対応の記録ヘッドユ
ニットであることを示しているか否かを判別する。
【0097】ステップ106:不適合な記録ヘッドユニッ
トであると判別された場合は記録ヘッド駆動電源VHをス
イッチング手段57によりオフする。
【0098】ステップ107:更に、記録ヘッドユニット不
適合エラーを、プリンタ本体51に設けた不図示の表示
手段、あるいはホストマシン上のユーティリティソフト
に依るホストマシン上での表示上に、表示を行い、使用
者に記録ヘッド取り換えを促す。
【0099】ステップ108:記録ヘッドユニットの取り
外しを待つ。取り外され後、再び記録ヘッド装着を待つ
(ステップ101)。
【0100】ステップ110:適した記録ヘッドユニット
が装着されていると判断された場合は、記録開始を待
つ。
【0101】ステップ111:例えばホストマシンより記
録要求を受け取ると、先ず、ヘッド駆動電源VHをオンに
すべくイネーブル信号VHENをオンにする。これによりス
イッチング手段57にオン信号が与えられ、記録ヘッド
駆動電源VHはオンとなる。
【0102】ステップ112:プリンタ本体51の制御部
56は、不図示のホストマシンより与えられた記録デー
タより記録ヘッド駆動信号を生成し、バッファ60〜6
5を、更には接触接続されたピンコンタクト70,74
を介して、装着された記録ヘッドユニット52の記録ヘ
ッド論理部72へ与える。このときバッファ60〜65
は記録ヘッドユニット52への記録ヘッド駆動電源VH供
給、即ちスイッチング手段57のオンと共に同一イネー
ブル信号VHENにてイネーブル状態となっており、各信号
は出力可能な状態になっている。
【0103】72は記録ヘッド論理部はプリンタ本体5
1より4色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動
制御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HCLK、HCEにより受け取
り、記録ヘッド73を駆動、記録動作を行う。
【0104】ステップ113:ヘッド使用量をEEPROMに書
込む。
【0105】ステップ114:上記ステップ112、113と共
に主走査、副走査を記録完了まで繰り返し、排紙後、記
録を終了する。
【0106】ステップ115:記録終了後、記録ヘッド駆
動電源VHのイネーブル信号をオフし、スイッチング手段
57にて記録ヘッド駆動電源VHの記録ヘッドユニット5
2への供給をオフする。
【0107】以上が4色対応の記録ヘッドユニットを使
用するプリンタ本体51の動作である。
【0108】次に6色対応の記録ヘッドユニットを使用
するプリンタ本体53の動作について説明する。
【0109】図11において75はプリンタ本体53の
DC電源供給部、76はプリンタ本体53の制御部を示
す。制御部76は不図示のホストマシンより記録データ
を受け、それをヘッド駆動データに変換して記録ヘッド
ユニット54に送るとともに、不図示のメカ駆動部によ
り記録ヘッドユニットを搭載したキャリッジを主走査さ
せるとともに、用紙を駆動、給紙、副走査、排紙させ、
またヘッドのクリーニング等を行う。
【0110】77は記録ヘッド駆動電源のオン/オフを
行うスイッチング手段であって、制御部76よりの記録
ヘッド駆動電源制御信号VHENを受けて、記録ヘッドへの
記録ヘッド駆動電源供給のオン/オフを切り換える。8
0〜85、95および96は、記録ヘッドユニットへの
ヘッド駆動制御信号用バッファであって、80〜83、
95、96は、シアン、イエロー、ブラック、マジェン
タフォトシアン、フォトマジェンタ、各色の記録ヘッド
駆動データ、84は記録ヘッド駆動データ転送用同期ク
ロック信号、85は記録ヘッド駆動データ転送用イネー
ブル信号が各々接続されている。これらのバッファは全
てイネーブル信号を有し、これに接続された記録ヘッド
駆動電源制御信号VHENに従い、信号を出力する状態とし
ない状態に切り換えられる。
【0111】86〜89は記録ヘッドユニット4の固有
情報を記録した記録ヘッドユニット上に搭載されたEEPR
OMへの入出力信号線に設けられたバッファである。これ
らバッファは記録ヘッド駆動制御信号線に設けられたバ
ッファ80〜85、95、96と異なり、記録ヘッド駆
動電源制御信号VHENの状態によらず、信号入出力可能な
バッファである。
【0112】90はプリンタ本体53と記録ヘッドユニ
ット54を電気的に接続するためのプリンタ本体53に
設けられたピンコンタクトであって、記録ヘッド駆動用
電源ピンVHとそのグランドピンHGNDが各々2ピンずつ、
記録ヘッド論理部電源ピンVcc、この論理用電源に対応
したグランドピンDGND、記録ヘッド駆動制御信号ピンHD
C、HDY、HDK、HDM、HDPC、HDPM、HCLK、HCE、記録ヘッ
ドEEPROM入出力信号線MCLK、MDI、MDO、MCEで構成され
ている。
【0113】91は記録ヘッドユニット54の固有情報
を記録した記録ヘッドユニット54上に搭載されたEEPR
OMであって記録ヘッド論理部電源ピンVccを介して与え
られる電源により駆動され、入出力信号線MCLK、MDI、M
DO、MCEによりプリンタ本体53と接続される。
【0114】92は記録ヘッド論理部であって、記録ヘ
ッド論理部電源Vccによって駆動され、プリンタ本体5
3より6色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動
制御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HDPC、HDPM、HCLK、HCE
により受け取り、記録ヘッド93を駆動する。
【0115】93は記録ヘッドであって、記録ヘッド駆
動用電源VHによって駆動され、記録ヘッド論理部22よ
り駆動制御信号を得て、記録動作を行う6色の記録ヘッ
ドである。
【0116】94は、記録ヘッドユニット54設けられ
たピンコンタクトであって、プリンタ本体53に記録ヘ
ッドユニットが搭載されたときに、プリンタ本体53に
設けられたピンコンタクトと対向し、接続され、プリン
タ本体53より記録ヘッドユニット54に各種電源及び
信号を伝達する。上記構成において、記録ヘッドの装着
におけるシーケンスを図13のフローチャートに示す。
【0117】ステップ121:記録ヘッドユニットが装着
されているか否かを確認する。これは例えば、記録ヘッ
ドの固有情報を有するEEPROMのデータの読み出しが可能
か否かで判断することができる。記録ヘッド装着検知ス
イッチを設け、これにて検知することも可能である。
【0118】ステップ123:記録ヘッドユニットが装着
されていなかった場合、記録ヘッド装着エラーを、プリ
ンタ本体53に設けた不図示の表示手段、あるいはホス
トマシン上のユーティリティソフトに依るホストマシン
上での表示画面上に表示を行い、使用者に記録ヘッドユ
ニットの装着を促し、記録ヘッドユニットの装着を待
つ。
【0119】ステップ124:記録ヘッドユニットが装着
されていた場合、プリンタ本体53の制御部76は、バ
ッファ86,87,88,89を、更には接触接続され
たピンコンタクト90,94を介して、装着された記録
ヘッドユニット54上の電源Vccにて動作するEEPROM9
1よりその記録ヘッドユニットのID情報を読み出す。
【0120】ステップ125:読み出された記録ヘッドユ
ニットのID情報が、プリンタ53に適した記録ヘッド
ユニットである、即ちこの場合6色対応の記録ヘッドユ
ニットであることを示しているか否かを判別する。
【0121】ステップ126:不適合なヘッドであると判
別された場合は記録ヘッド駆動電源VHをスイッチング手
段77によりオフする。
【0122】ステップ127:更に、記録ヘッド不適合エラ
ーを、プリンタ本体53に設けた不図示の表示手段、あ
るいはホストマシン上のユーティリティソフトに依るホ
ストマシン上での表示上に、表示を行い、使用者に記録
ヘッド取り換えを促す。
【0123】ステップ128:不適合な記録ヘッドユニッ
トの取り外しを待つ。取り外され後、再び記録ヘッド装
着を待つ(ステップ121)。
【0124】ステップ130:適した記録ヘッドユニット
が装着されていると判断された場合は、記録開始を待
つ。
【0125】ステップ131:例えばホストマシンより記
録要求を受け取ると、先ず、ヘッド駆動電源VHをオンに
すべくイネーブル信号VHENをオンにする。これによりス
イッチング手段27にオン信号が与えられ、記録ヘッド
駆動電源VHはオンとなる。
【0126】ステップ132:プリンタ本体53の制御部
76は、不図示のホストマシンより与えられた記録デー
タより記録ヘッド駆動信号を生成し、バッファ80〜8
5、95,96を、更には接触接続されたピンコンタク
ト90,94を介して、装着された記録ヘッドユニット
54の記録ヘッド論理部92へ与える。このときバッフ
ァ80〜85、95、96は記録ヘッドユニット52へ
の記録ヘッド駆動電源VH供給、即ちスイッチング手段7
9のオンとともに同一イネーブル信号VHENにてイネーブ
ル状態となっており、各信号は出力可能な状態になって
いる。
【0127】92は記録ヘッド論理部はプリンタ本体5
3より6色の記録ヘッド駆動制御信号を記録ヘッド駆動
制御信号HDC、HDY、HDK、HDM、HDPC、HDPM、HCLK、HCE
により受け取り、記録ヘッド93を駆動、記録動作を行
う。
【0128】ステップ133:ヘッド使用量をEEPROM91
に書込む。
【0129】ステップ134:上記ステップ132、133とと
もに主走査、副走査を記録完了まで繰り返し、排紙後、
記録を終了する。
【0130】ステップ135:記録終了後、記録ヘッド駆
動電源VHのイネーブル信号VHENをオフし、スイッチング
手段77にて記録ヘッド駆動電源VHの記録ヘッドユニッ
ト54への供給をオフする。
【0131】以上が6色対応の記録ヘッドユニットを使
用するプリンタ本体53の動作である。
【0132】図14、15は互いに不適合な記録ヘッド
ユニットとプリンタ本体を組み合わせ、装着した状態を
示す。図14、15中の51〜96は前述した図10、
11のそれらと同一機能を示すものであり、図14にお
いては4色対応の記録ヘッドユニットを用いるべき第1
のプリンタ本体と6色対応の記録ヘッドユニットとの組
合わせを、図15においては6色対応の記録ヘッドユニ
ットを用いるべき第2のプリンタ本体と4色対応の記録
ヘッドユニットの組み合わせを示している。
【0133】このように、不適合な記録ヘッドユニット
とプリンタ本体との組合わせとなってしまうと図14、
15に示す如く、記録ヘッド駆動電源が論理部の信号入
力部と接続されたり、信号出力が記録ヘッド駆動電源あ
るいはグランドに短絡されてしまう。
【0134】これらはそのまま通電されれば、プリンタ
本体あるいは記録ヘッドユニットの故障の原因となり得
るが、EEPROMに書き込まれた記録ヘッド情報を読み込
み、この情報に基づき、装着された記録ヘッドユニット
が不適合であると判断されれば、残りの電源と信号線を
ディセーブル状態とし、未然に誤った接続部への通電、
短絡を防ぐことができる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、上述の本発明の実
施例によれば、記録ヘッドより記録ヘッド情報を読み出
し、これに基づき他の電源を供給することで、複数の異
なる機種間で記録ヘッドユニットの誤挿入の際も、それ
らのピンアサインに異なる部分があっても、あるいは必
要とする電源電圧、出力電圧が異なる場合であっても、
不要な電源が出力されないため、故障、破壊を防ぐこと
ができる。
【0136】上述の本発明の実施例によれば、記録ヘッ
ド情報を記憶する手段を有し、複数の電源のうちの一つ
のみによりプリンタ本体に記録ヘッド情報を他が動作す
ることなく出力可能とすることで、誤って適さないプリ
ンタ本体に装着された場合も、プリンタ本体より不要な
電源の供給を受けることなく、記録ヘッド情報のみ出力
し、故障、破壊を防ぐことができる。
【0137】また、これらにより、複数の異なる記録ヘ
ッドユニットを用いるプリンタの記録ヘッド装着部、お
よび複数の異なる記録ヘッドの本体接続部の共通化が図
れ、これらの製造コストと開発コストの削減をも可能と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用可能な記録装置の概略構成図。
【図2】本発明に適用可能な記録ヘッドユニットの概略
構成図。
【図3】本発明に適用可能な記録ヘッドユニットの概略
構成図。
【図4】第1の実施例の2つの画像記録装置の本体およ
びそれに適した記録ヘッドユニットの構成を示す概略電
気回路ブロック図。
【図5】第1の実施例の2つの画像記録装置の本体およ
びそれに適した記録ヘッドユニットの構成を示す概略電
気回路ブロック図。
【図6】第1の実施例の画像記録装置の1つである4色
インクジェットプリンタの動作を示すフローチャート。
【図7】第1の実施例の画像記録装置の1つである6色
インクジェットプリンタの動作を示すフローチャート。
【図8】第1の実施例の2つの画像記録装置の本体およ
びそれに不適合な記録ヘッドユニットを組み合わせた状
態の構成を示す概略電気回路ブロック図。
【図9】第1の実施例の2つの画像記録装置の本体およ
びそれに不適合な記録ヘッドユニットを組み合わせた状
態の構成を示す概略電気回路ブロック図。
【図10】第2の実施例の2つの画像記録装置の本体お
よびそれに適した記録ヘッドユニットの構成を示す概略
電気回路ブロック図。
【図11】第2の実施例の2つの画像記録装置の本体お
よびそれに適した記録ヘッドユニットの構成を示す概略
電気回路ブロック図。
【図12】第2の実施例の画像記録装置の1つである4
色インクジェットプリンタの動作を示すフローチャー
ト。
【図13】第2の実施例の画像記録装置の1つである6
色インクジェットプリンタの動作を示すフローチャー
ト。
【図14】第2の実施例の2つの画像記録装置の本体お
よびそれに不適合な記録ヘッドユニットを組み合わせた
状態の構成を示す概略電気回路ブロック図。
【図15】第2の実施例の2つの画像記録装置の本体お
よびそれに不適合な記録ヘッドユニットを組み合わせた
状態の構成を示す概略電気回路ブロック図。
【符号の説明】
1、51 4色インクジェットプリンタ本体 2、52 4色対応記録ヘッドユニット 3、53 6色対応インクジェットプリンタ本体 4、54 6色対応記録ヘッドユニット 5 DC電源供給ユニット 6 プリンタ本体制御部 7、27、57、77 記録ヘッド駆動電源スイッチン
グ手段 8、28、58、78 論理ゲート 9、29、59、79 記録ヘッド論理部電源スイッチ
ング手段 10〜15、30〜35、45、46、60〜65、8
0〜85、95、96出力オン/オフ機能付きバッファ 16〜19、36〜39、66〜69、86〜89 バ
ッファ 20、40、70、74、90、94 プリンタ本体ピ
ンコンタクト 21、41、71、91 EEPROM 22、42、72、92 記録ヘッド論理部 23、43、73、93 記録ヘッド駆動部 24、44、75、94 記録ヘッドピンコンタクト 25、55 DC電源供給ユニット 26、56、76 プリンタ本体制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドユニットの電気接続端子と接
    続される複数の電気接続端子を有する記録装置におい
    て、 前記複数の電気接続端子には複数の記録ヘッド電源端子
    と前記記録ヘッドユニットとの信号入出力を行う信号入
    出力端子を有しており、 前記信号入出力端子を介して記録ヘッドユニットの情報
    記憶手段に記憶された情報を読み出す記録ヘッドユニッ
    ト情報読み出し手段と、 読み出された情報より使用可能な記録ヘッドユニットで
    あるか否かの判断を行う判別手段と、 前記複数の記録ヘッド電源端子の各電源を独立に供給お
    よび停止可能な電源供給制御手段と、 前記記録ヘッドユニットの装着後に前記記録ヘッドユニ
    ット情報記憶手段およびその出力手段を機能させるため
    の電源を供給し、前記記録ヘッドユニット情報読み出し
    手段によって装着された記録ヘッドユニットから前記情
    報を読み出し、該記録ヘッドユニットが使用可能な記録
    ヘッドユニットであると判断された場合のみ他の電源の
    供給を許可する制御手段とを有する記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、使用可能な記録ヘッド
    であると判断された場合のみ他の電源供給を許可すると
    共に、前記信号入出力端子による信号の入出力を許可す
    る手段である請求項1の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドユニットはインクを吐出
    して記録を行うヘッドである請求項1に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 画像記録装置本体の複数の電気接続端子
    と接続されることで、複数の電源を独立に前記電気接続
    端子を介して画像記録装置より供給を受ける手段と、 前記複数の電源の中の少なくとも1つの電源にて動作可
    能な情報記憶手段と、 その情報記録手段の記憶情報を前記電気接続端子を介し
    て記録装置本体に出力する出力手段と、 を有することを特徴とする記録ヘッドユニット。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、他の信号入出力手段と
    独立した電気接続端子であることを特徴とする本発明請
    求項4の記録ヘッドユニット。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドユニットはインクを吐出
    して記録を行うヘッドである請求項4に記載の記録ヘッ
    ドユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190825A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Sato Corp 印字装置

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JP2007190825A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Sato Corp 印字装置

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