JP4599455B1 - 画面処理システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画面処理システム(100)は、レセプト情報に含まれる医薬品情報に基づいて使用された医薬品の名を表示する名称表示欄と、日付ごとの日付欄と、医薬品が使用された総量を示す総量欄と、日付ごとに医薬品が使用された数量を示す明細欄とを有する日計表(80)を表示する日計表表示部(15)と、日計表表示部によって表示された総量欄又は明細欄に対して、医薬品の数量の変更した査定を表示させる査定表示部(17)と、を備える。
【選択図】 図2
Description
この構成により、審査事務共助担当者又は審査委員は、一ヶ月に患者に投与された医薬品の一覧表示である日計表を画面上で一度に観察することができるため、審査事務共助担当者又は審査委員が電子レセプトの医薬品に関する内容を容易に把握することができることから、効率的に審査することができる。
レセプト情報に医薬品の投薬日付情報が含まれない場合であっても、医薬品に関連した診療識別コードに基づいて日計表を作成できるようにしているため、電子レセプトを効率的に審査することができる。
例えば審査事務共助担当者が患者の疾病に不適切な医薬品が投与されているとの疑義が生じた際に名称表示欄に疑義付せん、例えば名称表示欄を色付けして表示させることができると、専門家である審査委員が電子レセプトを審査する際に他の医薬品と区別できるため審査し易くなる。
審査委員が総量欄の数量を変更すると、査定表示部は明細欄の数量を変更する。また、審査委員が明細欄の数量を変更すると、査定表示部は明細欄の数量のみ又はその品目の数量を複数の日にちにわたって同量の数量(同量査定)に変更して表示することができる。
日計表において医薬品の総量査定などが行われると、査定処理部はレセプト情報の変更も行うことができる。
このプログラムを画面処理システムのコンピュータに実行させることで、審査事務共助担当者又は審査委員は、一月に患者に投与された医薬品の一覧表である日計表を画面として観察することができる。
このプログラムにより、医薬品の投薬日付情報が含まれない場合であっても、日計表を作成・表示させることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るものであり、国民健康保険団体連合会などの審査支払機関EXにおけるレセプトの画面処理システムの全体構成を示すブロック図である。医療機関HPから未審査の電子レセプトERが審査支払機関EXの画面処理システム100にオンライン等で送られてくる。そして、審査支払機関EXにより審査を終えた電子レセプトERが保険者ISに送られる。
また、審査委員は表示された日計表80を見て査定を行うことができる。査定表示部17は、審査委員が行った査定結果を日計表80に表示させることができる。
図3は、審査事務共助および審査で第1端末機器20又は第2端末機器22で日計表80が表示されるまでのフローチャートを示す図である。
図4は、第1端末機器20の第1モニター31に表示された日計表80の具体例である。この画面は、図3においてステップS35を介して表示される操作画面50のうちの日計表80の画面である。
日計表80の画面の左上に、患者欄42が設定されている。患者欄42は、患者の生年月日、性別などに加え、一ヶ月に入院又は通院した日数が表示される。
操作画面50の画面の中段に、日計表80が設定されている。電子レセプトERに含まれるすべての医薬品の投与などが列記されている。
また、操作画面50の画面の下段にレセプト印刷などの操作ボタン47が設定され、下段の右側にページ数を示す欄とページ送りボタン48が設定されている。
総量欄84には、一月間に投与された各医薬品の総量が表示される。
明細欄85は、一月間の最大限の日数である31日分に区分けされ、また医薬品ごとに区分されたセルが形成されている。このセルには一日に投与された医薬品の数量が表示される。
図5(a)および(b)は、図3のフローチャートのステップS36において、第2端末機器22の第2モニター33および第3モニター35に表示される項目を示した図である。
情報集約画面60は、患者情報、請求合計情報、傷病名情報、症状詳記情報およびその患者の電子レセプトの特徴を表示する。電子レセプトの特徴としては、主要な診療行為、診療区分に分けた請求点数の円グラフおよび診療区分別疑義付せん等である。
操作画面50は、医療機関からの手術や処置、検査等に関する内容を表示する抜書き画面と日付ごとに投与された医薬品を薬効分類順に表示する日計表とを表示する。
情報集約画面60の画面の左上に、患者欄62が設定されている。患者欄62は、患者の生年月日、性別などに加え、一ヶ月に入院又は通院した日数が表示される。
情報集約画面60の画面の中段左に、症状詳記欄64が設定されている。症状詳記欄64には電子レセプトERに含まれる症状詳記が表示される。なお、一画面で表示できない場合はスクロール表示される。
また算定ルール・疑義欄66が設定されており、算定ルール・疑義欄66には、事務点検によるエラー件数、算定ルールマスタファイル点検による算定ルールエラー件数、審査事務共助担当者が付した疑義付せんの件数がそれぞれ診療行為ごとに表示される。
情報集約画面60の画面の下段に標榜科情報欄68が設定されている。この標榜科情報欄68には、医療機関HPが入力した標榜科と、審査事務共助担当者もしくは審査委員が選択した標榜科コードが表示される。
図6は、第3モニター35に表示される日計表80の一部を拡大した図であり、疑義付せんを貼り付ける際の図である。
図6(a)に示すように、審査事務共助担当者が日計表80の疑義が生じた医薬品に対して、その医薬品の疑義欄82Aを画面上に表示されたカーソルCSでクリックすると、疑義表示部16は、図6(b)に示すような疑義表示入力画面91を表示させる。疑義表示入力画面91には疑義の理由として複数の候補が示されており、審査事務共助担当者が適切な理由をカーソルCSでクリックし、確定ボタンをクリックする。
図7は、第1モニター31に表示される日計表80の例の一部を拡大した図であり、総量査定を行う図である。
審査委員が日計表80に表示されたある医薬品に対して、患者の傷病名などから不適切な医薬品と判断しその医薬品を削除する査定を行う場合に、図7(a)に示すように、審査委員がその医薬品の総量欄84AをカーソルCSでクリックすると、査定表示部17は、図7(b)に示すような日計表総量査定画面94を表示させる。日計表総量査定画面94は、カーソルCSで選択した医薬品であることを確認させるため、医薬品の名称、数量などを表示している。また、削除ボタンおよび削除する理由区分「A」、「B」、「C」、「D」ボタンなどが表示されている。審査委員は適切な理由区分のボタンをカーソルCSでクリックし、そして削除ボタンをクリックすることで、総量査定を行うことができる。
審査委員が日計表80に表示されたある医薬品に対して、一日に投与する医薬品が多いと判断した場合、審査委員はその医薬品の数量を変更する査定を行う。図8(a)に示すように、審査委員がその医薬品の明細欄85の一つのセル85AをカーソルCSでクリックする。図8(a)では、医薬品目「ABC注射液 500mL」の5日目のセルに示されている「14」を変更する。すると、査定表示部17は、図8(b)に示すような日計表数量査定画面96を表示させる。日計表数量査定画面96は、書き換える数量を入力するコラムを表示している。図8(b)の例では、数量が「2」と入力されている。また、書き換える理由を示す理由区分「A」、「B」、「C」、「D」ボタンなどが表示されている。審査委員は適切な理由区分のボタンをカーソルCSでクリックし、そして査定ボタンをクリックすることで、数量査定を行うことができる。図示しないが、一連の医薬品の回数が多い場合にその回数を削減する査定を行うことも可能である。
図9は、日計表80において査定が行われると、一般画面70でも医薬品の数量が変わることを説明する図である。
図9の左図は、第2モニター35に表示される日計表80の例の一部を拡大した図であり、右図は一般画面70の一部を拡大した図である。一般画面70は、抽出表示欄71、アスタリスク欄72、名称表示欄73、数量欄74および点数・回数欄75を有している。
図10は、電子レセプトERに含まれる情報を示した例である。
電子レセプトERには、医療機関HPが入力した請求データRD1を含んでおり、また審査支払機関EXが審査を行った結果が入力されている審査データRD2を含んでいる。
図11、図12および図13は、日計表80の作り方を説明する図である。
電子レセプトERには、図10で示したように、医療機関HPが入力した医薬品レコードIYと日計表レコードNIとが含まれている。しかしながら、例えば請求点数が少ない電子レセプトERに関しては、医療機関HPは日計表レコードNI(医薬品が投与された日付情報を示している、以下同じ)を入力する必要がないことから、日計表レコードNIが入力されていない電子レセプトERが存在する。図11は日計表レコードNIに入力がある電子レセプトERに基づいて日計表80を作成する場合を示しており、図12および図13は日計表レコードNIに入力がない電子レセプトERに基づいて日計表80を作成する場合を示している。
関連する複数の医薬品・診療項目をまとめて1回分の医薬品群が投与された場合には診療関連レコードSKの中に含まれている診療識別コードが先頭の医薬品名の項目の前に入力されていることから、まとめて投与された1回分の医薬品群であることがわかる。
ER … 電子レセプト
EX … 審査支払機関
HP … 医療機関
IS … 保険者
12 … 第1システムサーバ、14 … 第2システムサーバ
15 … 日計表表示部
16 … 疑義表示部
17 … 査定表示部
18 … 査定処理部
20 … 第1端末機器
22 … 第2端末機器
26 … レセプト情報ファイル
27 … 請求点数マスタファイル
28 … 算定ルールマスタファイル
31 … 第1モニター、33 … 第2モニター、35 … 第3モニター
42 … 患者欄
43 … 傷病名欄
46 … 合計欄
47 … 操作ボタン
48 … ページ送りボタン
50 … 操作画面
60 … 情報集約画面
70 … 一般画面
80 … 日計表
81 … 診療区分欄
82 … 算定ルール・疑義欄
83 … 診療行為・医薬品等の名称表示欄
84 … 総量欄
85 … 明細欄
100 … 画面処理システム
Claims (9)
- 一月分のレセプト情報の審査を行う画面処理システムであって、
前記レセプト情報に含まれる医薬品情報に基づいて、使用された医薬品の名を表示する名称表示欄と、日付ごとの日付欄と、前記医薬品が使用された総量を示す総量欄と、日付ごとに前記医薬品が使用された数量を示す明細欄とを有する日計表を表示する日計表表示部と、
前記日計表表示部によって表示された総量欄又は明細欄に対して、前記医薬品の数量を変更する査定画面を表示させる査定表示部と、を備え、
前記日計表表示部は、前記医薬品の投薬日付情報が含まれない場合に、前記レセプト情報に含まれる医薬品に関連した診療識別コードに基づいて関連する医薬品・診療項目をまとめて一回分の医薬品群が投与されたと判断し、その医薬品に関連した前記診療識別コードに基づき関連する医薬品・診療項目をまとめて一回分の医薬品群が投与されたと表示することを特徴とする画面処理システム。 - 第1表示画面のみを有する第1端末機器と、
第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器と、
前記レセプト情報に含まれる請求点数に基づいて、レセプト情報を前記第1端末機器で表示するか前記第2端末機器で表示するかを決定する端末機器決定部と、
前記レセプト情報を集約し、集約した情報を表示させる集約情報表示部と、を備え、
前記端末機器決定部が前記第2端末機器で表示することを決定した際には、前記集約情報表示部が前記第2表示画面に集約した情報を表示し、前記日計表表示部又は前期査定表示部が前記操作情報を前記第3表示画面に表示することを特徴とする請求項1に記載の画面処理システム。 - 前記医薬品の投与に疑義があると判断される場合に、前記名称表示欄に疑義付せんを表示する疑義表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画面処理システム。
- 前記査定表示部は、前記総量欄の数量が変更される場合には前記明細欄に示された数量も変更して表示し、前記明細欄の数量が変更された場合には前記総量欄の数量を変更して表示することを特徴とする請求項1に記載の画面処理システム。
- 前記総量欄の数量又は明細欄の数量が変更された場合には、前記レセプト情報に含まれる医薬品情報も変更する査定処理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画面処理システム。
- レセプト情報を記憶する記憶部と表示部を有する端末機器とを備える画面処理システムを用いて、前記レセプト情報の審査事務共助又は審査を行うプログラムであって、
前記画面処理システムとしてのコンピュータに、
前記レセプト情報を前記記憶部への受付と、
前記レセプト情報に含まれる医薬品情報に基づいて、使用された医薬品の名を表示する名称表示欄と、日付ごとの日付欄と、前記医薬品が使用された総量を示す総量欄と、日付ごとに前記医薬品が使用された数量を示す明細欄とを有する日計表の表示と、
前記日計表表示部によって表示された総量欄又は明細欄に対して、前記医薬品の数量を変更する査定画面の表示と、を実行させ、
前記医薬品の投薬日付情報が含まれない場合に、前記コンピュータに、前記診療識別コードに基づいて1回分の医薬品群が投与されたと日計表に表示させるプログラム。 - 前記レセプト情報に含まれる請求点数に基づいて、レセプト情報を第1表示画面のみを有する第1端末機器で表示するか第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器で表示するかの決定と、
前記レセプト情報を集約し、集約した情報の表示と、を実施させ、
前記第2端末機器で表示することを決定した際には、前記第2表示画面に集約した情報を表示し、前記日計表又は前記査定の操作情報を前記第3表示画面に表示する請求項6に記載のプログラム。 - 前記総量欄の数量又は明細欄の数量が変更された場合には、前記レセプト情報に含まれる医薬品情報も変更し、前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のプログラム。
- 前記総量欄の数量が変更される場合には前記明細欄に示された数量も変更して表示し、前記明細欄の数量が変更された場合には前記明細欄の数量のみを変更して表示することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のプログラム。
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