JP4624472B1 - Dpcレセプトの画面処理システム、画面表示方法およびプログラム - Google Patents

Dpcレセプトの画面処理システム、画面表示方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 DPCレセプトの効率的な審査ができる画面処理システムを審査委員に提供する。
【解決手段】 DPC単独レセプトと、総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトが含まれる総括レセプトとの審査を行うレセプトの画面処理システムであって、第1端末機器(20)と、第2端末機器(22)と、端末機器決定手段(19)とを備える。端末機器決定手段は、DPC単独レセプトの所定情報に含まれた請求点数が設定点数以上の場合にDPC単独レセプトを第2端末機器の第2表示画面(33)および第3表示画面(35)で表示するように決定する。端末機器決定手段は、総括レセプトの所定情報に含まれた総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトの合計請求点数が設定点数以上の場合に総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトを第2端末機器の第2表示画面(33)および第3表示画面(35)でそれぞれ表示するように決定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、DPCレセプトの画面処理システムおよびその画面の表示・動き、コンピュータプログラムに関する。なお、「DPC」は、Diagnosis Procedure Combinationの略であり、患者ごとに傷病名や年齢、意識障害レベル、手術、処置の有無などを組み合わせた「診断群分類」を意味する(平成21年6月現在、1572の診断群分類がある)。また、「DPCレセプト」は、「DPC(診断群分類)による診療費包括請求を行うレセプト」を意味する。
患者(被保険者)が医療機関で医療行為を受けた場合、患者が自己負担分の金額を医療機関の会計窓口で支払う。この際、医療機関は月ごとに保険者に対しレセプト(診療報酬明細書)を作成して、自己負担分以外の医療費を請求する。医療機関は、例えば入院患者に対して個々の診療項目の点数を点数表に照らし合わせて医療費を算定したものを月単位にしてレセプトを作成し、所在する都道府県の国民健康保険団体連合会など(以下、審査支払機関という)に請求する。すなわち、医療機関と保険者との間には、レセプトの妥当性を確認するためのレセプトの審査を行う審査支払機関が介在している。そして、審査支払機関はレセプトを受付けた時に審査事務共助担当者によって請求上のルールなどに誤りがないか(審査事務共助)を確認した後、十分な専門的知識を有する医師等の審査委員が医学的な見地等からレセプトの審査を行う。審査の終了したレセプトは保険者に送付されるとともに、保険者から医療機関に診療報酬が支払われる。
審査支払機関が電子レセプトをコンピュータで処理する場合、クライアント(パソコン)のモニターにレセプトを表示して、審査事務共助と審査とを行う必要がある。審査支払機関で取り扱うレセプトの件数は膨大であり、また医療機関から請求された医療費の遅滞なき正確な支払いのため、画面(モニター)を利用した審査・審査事務共助システム(以下、画面処理システムという)では、迅速にレセプトをモニターに表示し、正確に操作ができなければならない。
例えば特許文献1では、この電子レセプトの正当性をコンピュータ処理で自動審査し、この自動審査において電子レセプトに請求上の不備があるときに、マン・マシン・インタフェースを使用して審査委員による目視審査を行って電子レセプトの審査を行う技術を開示している。
また、2003年4月から特定機能病院にDPCに基づいた医療機関別包括評価が導入され、その後、DPC対象の医療機関が順次拡大されている(以下、「DPC対象医療機関」という)。例えば特許文献2はDPCに関するDPC対象医療機関側の包括請求に関するシステムを開示する。
特開2005−050245号公報 特開2005−149411号公報
ある患者がDPC対象医療機関に診断群分類に基づいて入院した場合には、一月に一度、「DPCレセプト」が医療機関から請求される。この「DPCレセプト」は患者の病状や行われた医療行為によって情報量の多いレセプトから情報量の少ないレセプトまでいろいろな種類のレセプトがあるが、特に情報量が多いレセプトは、審査事務共助者による効率的な審査事務共助や、審査委員による効率的な審査が困難であった。このため、電子レセプトを二つの表示部に分けて表示すると、事務共助や審査がしやすくなる。
また、患者がある診断群分類に基づいて入院し、一度退院後、診断群分類に基づかないで入院した場合には、医療機関から最初の入院に対するDPCレセプト(以下、「総括DPCレセプト」という)と、2回目の入院に対する医科入院レセプト(以下、「総括医科入院レセプト」という)とがそれぞれ別々のレセプトとして作成される。審査委員が医学的な見地からレセプトの審査を行う際には、別々のレセプトとして作成される「総括DPCレセプト」と「総括医科入院レセプト」とを一緒にして審査する方が、診断群分類に基づく入院と診断群分類に基づかない入院との関連性を検討しやすい。
また、患者がある診断群分類に基づいて入院した際でもその診断群分類に定められた入院期間(以下、「特定入院期間」という)を超えた場合には(DPC対象病棟から対象外病棟の転棟を含む、以下同じ)、連続した一度の入院にもかかわらず「総括DPCレセプト」に加えて、特定入院期間を超えた入院期間分の「総括医科入院レセプト」がそれぞれ別々のレセプトとして医療機関から請求される。この場合もまた、審査委員が医学的な見地からレセプトの審査を行う際には、「総括DPCレセプト」と「総括医科入院レセプト」とを一緒にして審査する方が相互の関連性などを検討しやすい。
そこで、本発明の目的は、情報量の多いレセプトの審査や「総括DPCレセプト」と「総括医科入院レセプト」とを一緒にして審査する場合に、画面の表示や動きを工夫することによって審査委員が効率的な審査ができる画面処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点のレセプトの画面処理システムは、「DPC単独レセプト」と、「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」が含まれる「総括レセプト」との審査を行うレセプトの画面処理システムである。レセプトの画面処理システムは、第1表示画面のみを有する第1端末機器と、第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器と、「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」又は「総括医科入院レセプト」を第1端末機器で表示するか第2端末機器で表示するかを決定する端末機器決定手段と、を備える。端末機器決定手段は、「DPC単独レセプト」の所定情報に含まれた請求点数が設定点数より少ない場合に「DPC単独レセプト」を第1端末機器の第1表示画面で表示するように決定し、請求点数が設定点数以上の場合に「DPC単独レセプト」を第2端末機器の第2表示画面および第3表示画面で表示するように決定する。また、端末機器決定手段は、「総括レセプト」の所定情報に含まれた「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」の合計請求点数が設定点数より少ない場合に「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」を第1端末機器の第1表示画面でそれぞれ表示するように決定し、合計請求点数が設定点数以上の場合に「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」を第2端末機器の第2表示画面および第3表示画面でそれぞれ表示するように決定する。
なお、診療項目などの種類・量が多いと請求点数が多くなる。つまり、請求点数が多いと審査事務共助又は審査する項目が増えることから、一つの画面では全体の内容を把握することが困難になるので、請求点数が設定点数よりも多いか少ないかを判断し、これによって第1端末機器で表示するか第2端末機器表示で表示するかを決定するようにする。
第2の観点のレセプトの画面処理システムは「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」のそれぞれのレセプト情報を集約し、集約した情報を表示させる集約情報表示部と、「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」のそれぞれのレセプト情報の審査事務共助又は審査を行うため、レセプト情報の一部に付せんを付すことができる操作情報を表示させる操作情報表示部と、を備える。端末機器決定手段が第2端末機器で表示することを決定した際には、集約情報表示部が第2表示画面に集約した情報を表示し、操作情報表示部が第3表示画面に操作情報を表示する。
第3の観点のレセプトの画面処理システムの「総括レセプト」は、診療のコメントを記録したコメントレコードと、入退院情報を記録したレセプト総括情報とを含む。そして、レセプトの画面処理システムは、コメント内容を表示するコメント表示部と、入退院情報を表示する入退院情報表示部と、を備える。端末機器決定手段が第2端末機器で表示することを決定した際には、コメント表示部が第2表示画面にコメント内容を表示し、入退院情報表示部が第3表示画面に入退院情報を表示する。
第2の観点および第3の観点の構成により、審査事務共助担当者又は審査委員は、所定情報例えば情報量の多い電子レセプトに対しては第2端末機器を使って第2表示部と第3表示部とで全体の内容を確認できるとともに第2表示部では全体の内容を集約した情報が表示されるため、電子レセプトの内容の把握が容易になるので、電子レセプトを効率的に審査することができる。
第4の観点のレセプトの画面処理システムは、同一レセプト番号を有する「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」を抽出するレセプト抽出手段と、レセプト抽出手段で抽出された「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」から入院日を抽出する入院日の抽出手段と、「総括DPCレセプト」と「総括医科入院レセプト」とが同一入院日であるか異なる入院日であるかを判定する入院日判定手段と、入院日判定手段が同一入院日と判定すると同一の入院として認識できる画面を表示させ、異なる入院日と判定すると別々の入院として認識できる画面を表示させる表示手段と、を備える。
第5の観点のレセプトの画面処理システムは、設定点数又は合計請求点数を任意の点数に設定する。
第6の観点のプログラムは、医療機関から送られてくる「DPC単独レセプト」と「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」を含む「総括レセプト」とを有する「医療機関単位レセプト」を記憶する記憶手段と、第1表示画面のみを有する第1端末機器と、第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器と、「DPC単独レセプト」と「総括レセプト」との情報を表示する表示手段と、を備えるレセプトの画面処理システムを用いて、レセプト情報の審査を行うプログラムである。また、プログラムはレセプトの画面処理システムとしてのコンピュータに「医療機関単位レセプト」を記憶手段への受付と、「DPC単独レセプト」に記録された請求点数又は「総括レセプト」に記録された「総括DPCレセプト」および「総括医科入院レセプト」の合計請求点数に基づいて、第1端末機器又は第2端末機器のいずれかに「DPC単独レセプト」又は「総括レセプト」の情報を表示させるかの決定と、第1表示画面で「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」又は「総括医科入院レセプト」の情報を表示させる際に、第1表示画面に「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」又は「総括医科入院レセプト」の情報の一部に付せんを付すことができる操作情報の第1表示と、第2端末機器で「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」又は「総括医科入院レセプト」の情報を表示させる際に、第2表示画面に「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」又は「総括医科入院レセプト」の情報を集約した情報と第3表示画面に前記「DPC単独レセプト」、「総括DPCレセプト」又は「総括医科入院レセプト」の情報の一部に付せんを付すことができる操作情報との第2表示と、を実行する。
第7の観点のプログラムにおいて、「総括レセプト」は診療のコメントを記録したコメントレコードと、入退院情報を記録したレセプト総括情報とを含む。また、レセプトの画面処理システムは、コメントを表示するコメント表示部と、入退院情報を表示する入退院情報表示部と、を備える。そして、コメント表示部は第2表示画面にコメント内容を表示し、入退院情報表示部は第3表示画面に入退院情報に係る内容を表示する。
本発明は、情報量の多いレセプトの審査や「総括DPCレセプト」と「総括医科入院レセプト」とを一緒にして審査する場合に、二つの表示部に分けて表示することにより効率的に審査できる画面処理システムを提供することを目的とする。
審査支払機関である国民健康保険団体連合会におけるレセプトの画面処理システムの全体構成を示すブロック図である。 「医療機関単位レセプト」に含まれる情報の概念を示した例である。 「医療機関単位レセプト」に含まれる情報を示した例である。 「DPC単独レセプト」および「総括DPCレセプト」が含む包括評価情報および出来高情報の情報を示した例である。 「医療機関単位レセプト」に含まれるDPCに関するレセプトの種別を示した例である。 第2システムサーバの構成を示した概念図である。 審査事務共助および審査を示すフローチャートである。 一画面表示の場合に第1端末機器の第1モニターで表示されたDPC総括表(連続した一度の入院)の具体例、あるいは二画面表示の場合に第2端末機器の第3モニターで表示されたDPC総括表の操作画面の具体例である。 DPC総括表の二画面の表示例を示した図である。 二画面表示の場合に第2モニターで表示されたDPC総括表の集約画面の具体例である。 二画面表示の場合に第2端末機器の第3モニターで表示されたDPC総括表の操作画面の具体例、あるいは一画面表示の場合に第1端末機器の第1モニターで表示されたDPC総括表(別々の入院)の具体例である。 一画面表示の場合に第1端末機器の第1モニターで表示されたDPCレセプトの操作画面の具体例である。 DPCレセプトの二画面の表示例を示した図である。 二画面表示の場合に第2端末機器の第2モニターで表示されたDPCレセプトの集約画面の具体例である。 二画面表示の場合に第2端末機器の第3モニターで表示されたDPCレセプトの操作画面の具体例である。 一画面表示の場合に第1端末機器の第1モニターで表示された出来高レセプトの操作画面の具体例である。 出来高レセプトの二画面の表示例を示した図である。 二画面表示の場合に第2端末機器の第2モニターで表示された出来高レセプトの集約画面の具体例である。 二画面表示の場合に第2端末機器の第3モニターで表示された出来高レセプトの操作画面の具体例である。 表示項目欄の詳細を示した例である。
<画面処理システム100の構成>
図1は本発明の一実施形態に係るものであり、審査支払機関EXである国民健康保険団体連合会におけるレセプトの画面処理システムの全体構成を示すブロック図である。医療機関HPから未審査の「電子レセプトER」が審査支払機関EXの画面処理システム100にオンライン等で送られてくる。そして、審査支払機関EXにより審査を終えた「電子レセプトER」が保険者ISに送られる。
一般に医療機関HRの月毎の個々の「電子レセプトER」は、医療機関HPから一括して「医療機関単位レセプトUR」として送られてくる。「医療機関単位レセプトUR」は、外来患者のレセプトおよび入院患者のレセプトが含まれている。この入院患者のレセプトには、診断群分類に基づく入院レセプトと、診断群分類に基づかない入院レセプトが含まれている。DPCに関するレセプトには、図2Aから図2Cで説明される、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が作成される。
画面処理システム100は医療機関HPとの「電子レセプトER」の交換を主に行う第1システムサーバ12と審査を総括する第2システムサーバ14とを備えている。第2システムサーバ14はクライアントとしての複数の第1端末機器20と第2端末機器22とが相互にアクセス可能になるようにネットワークを介して接続されている。第1端末機器20および第2端末機器22は例えばパソコンであり、第1端末機器20は第1モニター31を有しており、第2端末機器22は第2モニター33および第3モニター35を有している。なお、個人情報が漏れないように、第1システムサーバ12、第2システムサーバ14、第1端末機器20および第2端末機器22はアクセス権限が階層的に設定されている。
<「医療機関単位レセプトUR」に含まれる情報>
図2A(a)は、「医療機関単位レセプトUR」に含まれる情報を示した概念図である。また、図2A(b)は、「総括レセプトGR」に含まれる情報の概念図である。
図2A(a)に示されるように、医療機関HPから送られてきた「医療機関単位レセプトUR」には、医科(出来高)の請求とDPCの請求とが含まれている。医科の請求には外来患者の外来レセプト、診断群分類に基づかないで入院した入院患者の入院レセプトが該当する。DPCの請求は、診断群分類に基づいて入院した入院患者の入院レセプトが主体的な役割を果たしている。このDPCの請求には、大きく分けて3通りの例がある。
第1例:患者がある診断群分類に基づいて入院し、かつ、その入院期間がその診断群分類に定められた特定入院期間内で退院したならば、「DPC単独レセプトDR」が作成される。
第2例:患者が、ある診断群分類に基づいて入院し、かつ、その入院期間がその診断群分類に定められた特定入院期間を超えたならば、「総括レセプトGR」が作成される。
第3例:患者が少なくとも1回の診断群分類に基づく入院を含む2回以上の入院をしたならば、このときも第2例と同じように「総括レセプトGR」が作成される。
以上のように、1人の患者に対して1つの入院レセプトが記録されている場合は、単独請求とし、記録されているレセプトを「DPC単独レセプトDR」と定義する。また、1人の患者に対して複数の入院レセプトが記録されている場合は複合請求とし、記録されているレセプトを「総括レセプトGR」と定義する。
図2A(b)に示されるように、「総括レセプトGR」には、レセプト総括情報と、「総括DPCレセプトGDR」と、「総括医科入院レセプトGER」とから構成される。また、図示していないが、「総括レセプトGR」には、「総括医科入院レセプトGER」がなく、レセプト総括情報と複数の「総括DPCレセプトGDR」とが含まれることもある。
図2Bは、「医療機関単位レセプトUR」に含まれる情報を示した詳細例であり、特に診断群分類に基づいて入院した患者の「電子レセプトER」を示している。
「医療機関単位レセプトUR」には、「電子レセプトER」を作成する医療機関HPの医療機関情報、「DPC単独レセプトDR」、「総括レセプトGR」および請求書情報が含まれている。「DPC単独レセプトDR」にはレセプト共通レコードRE、レセプト情報、診断群分類レコードBU、包括評価情報CE、出来高情報OP、症状詳記レコードなどが含まれている。また、レセプト情報には保険者レコードHO、公費レコードKOおよび国保連固有情報レコードKHがそれぞれ含まれている。さらに、図示してないが保険者レコードHOおよび公費レコードKOには請求点数がそれぞれ含まれている。
「総括レセプトGR」には、レセプト共通レコードRE、レセプト総括情報、コメントレコードCO、症状詳記レコードおよび明細情報が含まれている。明細情報には、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が含まれている。「総括DPCレセプトGDR」は、レセプト共通レコードRE、レセプト情報、診断群分類レコードBU、包括評価情報CE、出来高情報OP、症状詳記レコードなどが含まれている。「総括医科入院レセプトGER」には、レセプト共通レコードRE、レセプト情報、傷病名レコード、症状詳記レコードが含まれている。また、「総括レセプトGR」のレセプト総括情報と「総括DPCレセプトGDR」のレセプト情報と「総括医科入院レセプトGER」のレセプト情報とにも、保険者レコードHO、公費レコードKOおよび国保連固有情報レコードKHがそれぞれ含まれている。さらに、図示してないが保険者レコードHOおよび公費レコードKOにも請求点数がそれぞれ含まれている。
すなわち、「DPC単独レセプトDR」、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」には保険者レコードHOおよびレセプト共通レコードREをそれぞれ含んでいる。
保険者レコードHOは医療保険に係る内容を記録したもので、医療保険、国民健康保険、退職者医療又は後期高齢者医療の合計請求点数が合算して記録されている。また、「総括レセプトGR」の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数は、「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」との保険者レコードHOに含まれた請求点数を合わせたものである。
レセプト共通レコードREには、レセプト番号が記録されている。「総括レセプトGR」が請求される場合には、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」のそれぞれのレセプト共通レコードREには、共通するレセプト番号が記録されている。さらに「総括医科入院レセプトGER」のレセプト共通レコードREには入院年月日が記録されている。
また、「DPC単独レセプトDR」および「総括DPCレセプトGDR」はともに同様な診断群分類レコードBU、包括評価情報CEおよび出来高情報OPを含んでいる。診断群分類レコードBUには入院年月日が記録されている。
なお、図2Bは「医療機関単位レセプトUR」を理解しやすいように階層的に描いたのであって、実際には一連のデータファイルである。そして本明細書において個々の「電子レセプトER」とは図2Bで示されたファイル単位である。
<包括評価情報CEおよび出来高情報OPに含まれる情報>
図2Cは、「DPC単独レセプトDR」および「総括DPCレセプトGDR」が含む包括評価情報CEおよび出来高情報OPの情報を示した例である。
包括評価情報CEには、入院基本料、検査、画像診断、投薬、注射、処置料(1000点未満)などが含まれている。また出来高情報OPには、手術、麻酔、高額な処置料(1000点以上)、心臓カテーテル検査、内視鏡検査、リハビリなど医師の専門的な技術料が含まれている。
<DPCに関するレセプトの種別>
図3は、「医療機関単位レセプトUR」に含まれるDPCに関するレセプトの種類を示した例である。
DPCに関するレセプトには、患者がある診断群分類に基づいて入院し、かつ、その入院期間がその診断群分類に定められた特定入院期間内であれば、「DPC単独レセプトDR」が作成される。このような種類は図3のクラス1(C1)に該当し、「総括レセプトGR」は作成されない。
患者がある診断群分類に基づいて入院し、かつ、その入院期間がその診断群分類に定められた特定入院期間を超えた際に、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が作成される。このような種類は、連続した一度の入院であるので、図3のクラス2(C2)に該当する。「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が作成されるため「総括レセプトGR」も医療機関HPで作成される。
患者がある診断群分類で入院した後退院し、診断群分類に基づかないで再入院した際に、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が作成される。これらのレセプトは、連続していない別々の入院であるので、図3のクラス3(C3)に該当する。
図3のクラス4(C4)は、患者が診断群分類に基づかないで入院して後退院し、再びある診断群分類に基づいて入院した場合を示している。
図3のクラス5(C5)は、患者がある診断群分類に基づいて入院して後退院し、再びある診断群分類で入院した場合を示している。
クラス6(C6)は、患者がある診断群分類に基づいて入院して後その診断群分類に定められた特定入院期間内に退院し、再びある診断群分類で入院し、かつ、その診断群分類に定められた特定入院期間を超えた場合を示している。なお、同一診断群分類による3日以内の再入院に当たっては前回入院と一連の入院とみなした限度日数が適用されている(2008年4月以降)。このように3日以内の再入院はクラス1の種別に分けられる。
クラス7(C7)は、一度目の入院と二度目の入院とがクラス6(C6)と逆の順番である。
クラス8(C8)は、患者がある診断群分類に基づいて入院し、かつ、その診断群分類に定められた特定入院期間を超えて退院した後、再び診断群分類に基づかないで入院した場合を示している。
クラス9(C9)は、患者がある診断群分類に基づいて入院して後退院した状況を3回繰り返していることを示している。
特に示さないが、3回以上の入院においても、上記のような考え方による診断群分類に基づく入院と、診断群分類に基づかない入院の組み合わせが数多くある。このようにいろいろな種類の入院に応じて「電子レセプトER」が作成されるため、図3に示した入院の状況を的確に把握する必要がある。
<第2システムサーバ14の構成>
図4は第2システムサーバ14の構成を示した概念図である。第2システムサーバ14は、医療機関HPから送られてきた複数の「電子レセプトER」を含む「医療機関単位レセプトUR」を記憶するレセプト情報ファイル26と、医薬品等の請求点数を記憶する請求点数マスタファイル27と、診療項目等の算定ルールを記憶する算定ルールファイル28とに接続されている。「医療機関単位レセプトUR」には、「DPC単独レセプトDR」、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が含まれている。なお図示しないが、第1システムサーバ12もレセプト情報ファイル26と請求点数マスタファイル27とに接続されている。
また、第2システムサーバ14は、点線で示されたようにレセプト抽出部15、入院日抽出部16、入院日判定部17、表示部18および端末機器決定部19を備えている。
レセプト抽出部15は「医療機関単位レセプトUR」から同一レセプト番号を有する「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」を抽出する。同一レセプト番号については後述する。また、レセプト抽出部15は、「医療機関単位レセプトUR」から「総括レセプトGR」のない「DPC単独レセプトDR」も抽出することが可能であり、外来患者のレセプトを抽出することも、診断群分類に基づかない入院レセプトを抽出することも可能である。
入院日抽出部16は、同一レセプト番号を有する「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」から入院日を抽出する。入院日の抽出については後述する。
入院日判定部17は抽出された入院日が同一日であるか異なる日であるかの判定を行う。
表示部18は、集約情報表示部181と操作情報表示部182とを含んでいる。なお、表示部18は請求点数の設定点数に応じて「DPC単独レセプトDR」、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」を一画面又は二画面で表示することができる。
二画面で表示する場合において、集約情報表示部181は審査事務共助担当者又は審査委員がレセプトの内容の把握が容易になるように情報量の多い「電子レセプトER」の内容を整理・集約して第2端末機器22の第2モニター33に表示する。操作情報表示部182は、審査事務共助担当者が審査事務共助をしやすいように、また審査委員が審査をしやすいように、情報量の多い「電子レセプトER」の診療情報を整理・集約して、第2端末機器22の第3モニター35に表示する。また、審査事務共助担当者はその整理・集約されたレセプト情報に対して疑義付せんを付したり、審査委員は整理・集約されたレセプト情報に対して査定付せんを付したりすることができる。
また、表示部18は「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」との関係が明らかになるように、「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」との関係を示す見出しなどを表示する。例えば、表示部18は患者が診断群分類に基づいて入院し、かつ、その診断群分類に定められた特定入院期間を超えたため「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が作成されていることを示す「見出し」を表示する。また、表示部18は、患者が1ヶ月内にある診断群分類に基づいて入院して後退院し、かつ、診断群分類に基づかないで再入院したために「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が作成されていることを示す「見出し」を表示する。このような見出しが第1モニター31、第2モニター33および第3モニター35に表示されることで、「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」との関連性を把握することができる。
端末機器決定部19は「DPC単独レセプトDR」、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」の情報に含まれた請求点数の設定点数に基づいて、第1端末機器20で表示するか第2端末機器22で表示するかを決定する。
<審査事務共助および審査のフロー>
図5は、レセプトに含まれているいろいろな情報をどの端末機器のどのモニターで表示するかを決定する審査事務共助および審査のフローチャートである。
ステップS11において、図4に示された第2システムサーバ14がレセプト情報ファイル26から「医療機関単位レセプトUR」を読み込む。
ステップS12において、端末機器決定部19が外来患者であるか入院患者であるかを判断する。「電子レセプトER」の患者情報にはレセプト種別、患者氏名および性別などが含まれている。このレセプト種別には行政庁である厚生労働省が定めたレセプト種別コードに従った番号で示されている。例えばレセプト種別コード「1115」だと、「医科・医療保険単独、家族、入院」であることが特定できるため、入院患者であることが特定できる。入院患者であるとステップS14に進み、外来患者であるとステップS13に進む。
ステップS13おいて、ステップS12で外来患者であると判断した場合に操作情報表示部182が「電子レセプトER」に含まれる外来レセプトを第1端末機器20の第1モニター31に表示する。一般に外来患者は、「電子レセプトER」に含まれる診療項目の数および医薬品の数が少ないため、操作情報表示部182が第1モニター31に診療情報を表示する。
ステップS14において、ステップS12で入院患者であると判断した場合に医療機関がDPC対象医療機関であるかを判断する。医療機関がDPC対象医療機関であるとステップS15に進み、医療機関がDPC対象医療機関でないとステップS16に進む。
ステップS15において、図4に示された第2システムサーバ14は「電子レセプトER」が診断群分類に基づくレセプトであるか否かを判断する。具体的には、第2システムサーバ14は図2Bに示された診断群分類レコードBUを有するレセプトか、診断群分類レコードでなく傷病名レコードを有するレセプトであるかどうかを判断する。診断群分類に基づく入院でなければステップS16に進み、診断群分類に基づく入院であればステップS17に進む。
ステップS16において、図4に示された第2システムサーバ14の表示部18は一般操作画面50(図14を参照)を第1モニター31などに表示する。一般操作画面50は診療識別コードの番号順序に表示させたり、診療識別コードとは関係なく外科系又は内科系の診療科によって画面に表示される診療行為の順序を変更させたり、投与された医薬品を日付ごとに集計し薬効分類順に表示したりする。
ステップS17において、図4に示された第2システムサーバ14は「総括レセプトGR」があるか否かを判断する。具体的には、第2システムサーバ14は図2Bに示されたレセプト総括情報を有するレセプトであるかを判断する。「総括レセプトGR」を有していなければステップS18に進み、「総括レセプトGR」を有していればステップS21に進む。
ステップS18において、図4に示された第2システムサーバ14の端末機器決定部19が請求点数が設定点数より大きいかを判断する。端末機器決定部19は図2Bに示された「DPC単独レセプトDR」のレセプト情報の保険者レコードHOに含まれた請求点数と設定点数とを比較して第1端末機器20又は第2端末機器22に表示することを決定する。
ここで、設定点数は審査事務共助担当者又は審査委員が任意に設定することができる。例えば、審査事務共助担当者又は審査委員は設定点数を8万点と設定する。「DPC単独レセプトDR」の請求点数が8万点以上の場合にはステップS19に進み、「DPC単独レセプトDR」の請求点数が8万点より少ない場合にはステップS20に進む。
ステップS19において、情報量が多いため第1端末機器20の第1モニター31で表示すると審査事務共助又は審査の効率が悪くなるので、第2端末機器22の第2モニター33および第3モニター35で「DPC単独レセプトDR」を表示する(図11を参照)。ここで、集約情報表示部181が第2端末機器22の第2モニター33に「DPC単独レセプトDR」の情報集約画面(図12を参照)を表示し、操作情報表示部182が第3モニター35に、「DPC単独レセプトDR」の操作画面(図13を参照)を表示する。
ステップS20において、表示部18が「DPC単独レセプトDR」の操作画面(図10参照)を第1端末機器20の第1モニター31に表示する。審査事務共助担当者又は審査委員は、第1端末機器20の第1モニター31に表示された「DPC単独レセプトDR」の情報に対して操作することができる。
ステップS21において、図4に示された第2システムサーバ14のセプト抽出部15が「総括レセプトGR」と同一レセプト番号の「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」を抽出する。図2Bで示されたように、レセプト共通レコードREには、共通するレセプト番号が記録されているため、レセプト抽出部15がレセプト共通レコードREから同一レセプト番号の「電子レセプトER」を抽出する。ここで、レセプト抽出部15が「医療機関単位レセプトUR」から共通するレセプト番号が複数ある「電子レセプトER」を抽出するようにしてもよい。共通するレセプト番号がない単独の「電子レセプトER」があれば、DPC操作画面を第1モニター31に表示するようにしてもよい。
ステップS22において、同一レセプト番号の「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」に対して、図4に示された第2システムサーバ14の入院日抽出部16が入院日の同一の電子レセプトを抽出する。具体的には、図2Bで示されたように、入院日抽出部16は「総括DPCレセプトGDR」の診断群分類レコードBUと「総括医科入院レセプトGER」のレセプト共通レコードREとにアクセスし、それぞれに記録されている入院年月日を抽出する。
ステップS23において、図4に示された第2システムサーバ14の入院日判定部17は「総括DPCレセプトGDR」の入院年月日と「総括医科入院レセプトGER」の入院年月日とが同一か否かを判断する。異なる入院日であると別々の入院を示し、ステップS24に進む。同じ入院日であると連続した一度の入院を示し、ステップS27に進む。
ステップS24において、図4に示された第2システムサーバ14の端末機器決定部19が合計請求点数が設定点数より大きいかを判断する。端末機器決定部19は、図2Bで示された「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数と設定点数と比較する。「ここで、「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数とは、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」のレセプト情報の保険者レコードHOに含まれた請求点数を合わせたものである。例えば、「総括DPCレセプトGDR」の請求点数が5万点で、「総括医科入院レセプトGER」の請求点数が4万点の場合には、それぞれ単独のレセプトでは設定点数の8万点に達していない。しかし合計請求点数では設定点数に達している。このような場合には、端末機器決定部19は、「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」又は「総括医科入院レセプトGER」を第2端末機器22に表示することを決定する。
設定点数は、審査事務共助担当者又は審査委員が任意に設定することができる。例えば、審査事務共助担当者又は審査委員は設定点数を8万点と設定する。「総括レセプトGR」の合計請求点数が8万点以上の場合にはステップS25に進み、「総括レセプトGR」の合計請求点数が8万点より少ない場合にはステップS26に進む。
ステップS25において、図4に示された表示部18は第2端末機器22の第2モニター33および第3モニター35に表示する。請求点数が大きいと情報量が多くなるため情報量が多いものを、第1端末機器20の第1モニター31で一つの画面に表示すると多くの画面遷移が必要となり、審査事務共助又は審査の効率が悪くなるからである。ここで、集約情報表示部181が第2端末機器22の第2モニター33に「総括レセプトGR」(図8を参照)、「総括DPCレセプトGDR」(図12を参照)又は「総括医科入院レセプトGER」(図16を参照)の情報集約画面をそれぞれ表示する。
また、操作情報表示部182が第3モニター35に、「総括レセプトGR」(図6または図9を参照)、「総括DPCレセプトGDR」(図13を参照)又は「総括医科入院レセプトGER」(図17を参照)の操作画面をそれぞれ表示する。それらの情報集約画面および操作画面には、表示部18が「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」とが別々の入院であることを示す見出しを表示する。
ステップS26において、図4に示された表示部18は「総括レセプトGR」の画面(図9を参照)、「総括DPCレセプトGDR」の画面(図10を参照)又は「総括医科入院レセプトGER」の画面(図14を参照)を第1端末機器20の第1モニター31に表示する。「総括DPCレセプトGDR」の画面(図10を参照)と「総括医科入院レセプトGER」の画面(図14を参照)とには、表示部18が別々の入院であることを示す見出しを表示する。審査事務共助担当者又は審査委員は、第1モニター31に表示された「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」又は「総括医科入院レセプトGER」の操作画面に対して操作することができる。
ステップS27において、ステップS24と同じく図4に示された端末機器決定部19が合計請求点数が設定点数より大きいかを判断する。ここでも、「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数とは、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」のレセプト情報の保険者レコードHOに含まれた請求点数を合わせたものである。また設定点数は、審査事務共助担当者又は審査委員が任意に設定することができる。「総括レセプトGR」の合計請求点数が8万点以上の場合にはステップS28に進み、「総括レセプトGR」の請求点数が8万点より少ない場合にはステップS29に進む。
ステップS28において、集約情報表示部181が第2端末機器22の第2モニター33に「総括レセプトGR」(図8を参照)、「総括DPCレセプトGDR」(図12を参照)又は「総括医科入院レセプトGER」(図16を参照)の情報集約画面をそれぞれ表示する。また、操作情報表示部182が第3モニター35に、「総括レセプトGR」(図9を参照)、「総括DPCレセプトGDR」(図13を参照)又は「総括医科入院レセプトGER」(図17を参照)の操作画面をそれぞれ表示する。それらの情報集約画面および操作画面には、表示部18が同じ入院であることを示す見出しを第2端末機器22の第2モニター33および第3モニター35に表示する。
ステップS29において、表示部18は「総括レセプトGR」の画面(図6または図9を参照)、「総括DPCレセプトGDR」の画面(図10を参照)又は「総括医科入院レセプトGER」の画面(図14を参照)を第1端末機器20の第1モニター31に表示する。表示部18はそれら画面に同じ入院であることを示す見出しを表示する。審査事務共助担当者又は審査委員は、第1端末機器20の第1モニター31に表示された「総括レセプトGR」、「総括DPCレセプトGDR」又は「総括医科入院レセプトGER」の操作画面に対して操作することができる。
<DPC総括表>
<<DPC総括表の一画面表示例>>
第2システムサーバ14の端末機器決定部19は、図2Bに示された「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数が設定点数より少ない場合にDPC総括表を一画面で表示することを決定する。
図6は、図5のステップS26又はステップS29で表示部18が表示するDPC総括表の一画面であり、第1端末機器20の第1モニター31で表示された操作画面60の具体例である。このDPC総括表は、「総括レセプトGR」のレセプト総括情報などに基づいて表示している。また、図6は図3のクラス2(C2)に該当した例(連続した一度の入院)を示し、後述の図9は図3のクラス3(C3)に該当した例(別々の入院)を示している。
図6のDPC総括表の画面の左の最上欄にいつの診療分であるかを示している。その下側に、患者名、性別、生年月日又は年齢など患者を特定するための患者特定欄NAが表示される。この患者特定欄NAでは、特に患者を特定する特記事項を記載してもよい。
また表示部18は画面の最上段に、審査委員が審査する「電子レセプトER」がどれくらいのレセプトがあるかを示すとともにどのようなレセプトであるかを示す見出しとして、インデックスIXを表示する。図6では、第1レセプトと第2レセプトとの2つのレセプトがあることを示すとともに、第1レセプトの<DPC>は電子レセプトが「総括DPCレセプトGDR」であることを示している。第2レセプトの<DPC+医科入院>は電子レセプトが診断群分類の入院期間を超えた入院であったため「総括医科入院レセプトGER」が作成されていることを示している。このインデックスIXは、図6の画面では最上段に表示されているか、一覧表61の下段又は患者特定欄NAの下側などに配置されてもよい。一覧表61の周囲、特に一覧表61の上側、一覧表61の左側、一覧表61の下側は、一覧表61を一覧する際に審査事務共助担当者又は審査委員の目に留まりやすい。このため、審査事務共助担当者又は審査委員は、「総括レセプトGR」に関する「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」との関係が理解できる。
一覧表61の各行には、入院回数が1回から3回分までが表示され、最終行には合計欄がある。この入院回数の表示は3回以上であれば回数に応じて適宜決められる。一覧表61の列には、入院の回数を示す回数欄62、消化器内科や皮膚科などの診療科欄63、「総括DPCレセプトGDR」又は「総括医科入院レセプトGER」の種類を示すレセプトの種類欄64、診療実日数欄65、請求点数欄66、決定点数欄67および食事欄68が表示される。
図5に示されるステップS23で、「総括DPCレセプトGDR」の入院年月日と「総括医科入院レセプトGER」の入院年月日とが同一入院日であると判断されているため、表示部18は図6に示されるように、見出しとして一覧表61の回数欄62ではこれらの二つの入院レセプトが連続した一度の入院であることを示している。この1回の入院の枠内にレセプトの種類欄64に、「総括DPCレセプトGDR」および「総括医科入院レセプトGER」が連続して表示される。このため、審査委員はインデックスIXだけでなく、この一覧表61を見ることでも「総括医科入院レセプトGER」が、患者がある診断群分類に基づいて入院し、かつ、その診断群分類に定められた特定入院期間を超えた際に作成されたレセプトであることを認識できる。
なお、DPC総括表の画面の最下欄には操作ボタン欄およびページめくり欄が設けられている。表示部18はこの操作ボタン欄およびページめくり欄を最上段に表示するようにした場合には、インデックスIXはその下の第2段目に表示するようにする。また本明細書では一覧表61に対して上側、左側又は下側を上端部、左端部又は下端部と呼ぶ。
<<DPC総括表の二画面表示例>>
図7は、DPC総括表の二画面の表示例を示した図である。図7に示されたように、図5のフローチャートのステップS25およびS28において、DPC総括表が第2端末機器22の第2モニター33および第3モニター35で表示される。なお、合計請求点数が設定点数の以上の場合に、図4に示された端末機器決定部19はDPC総括表を第2モニター33および第3モニター35に分けて表示することを決定する。
図7に示されたように、第2モニター33の画面は主に2つのコメント欄より構成され、第3モニター35の画面は主にインデックスIX、患者特定欄NAおよび一覧表61より構成されている。具体的には、図8および図9を参照しながら説明する。
図8は、二画面表示の場合に第2モニターで表示されたDPC総括表の集約画面の具体例である。図8に示されたように、DPC総括表の集約画面60Aの上端部には表示項目欄41が設けられ、その下方にはコメント欄が設けられている。そのコメント欄は二つのコメント欄60aおよびコメント続き欄60bに分けて設けられる。表示項目欄41は、医療機関情報、DPCレセプトがどのようなレセプトであるかが示される。詳細は図18を使って後述する。
コメント欄60aおよびコメント続き欄60bは「総括レセプトGR」のコメントレコードCOに記録されたコメント情報を表示する。このコメント情報は、「電子レセプトER」が「総括レセプトGR」の場合に記録され、レコード識別情報、診療識別、分担区分および文字データが含まれている。文字データは、各コメントコードに対応して、文字情報、数字情報又は別に定める修飾語コードを記録する。
図9は、DPC総括表を二画面で表示する場合、第2端末機器22の第3モニター35に表示された操作画面60Bの具体例である。図9に示されるように、表示部18は見出しとして一覧表61の回数欄62およびレセプトの種類欄64では診断群分類に基づいた1回目の入院と診断群分類に基づかない2回目の入院があったことを示している。このため、審査事務共助担当者又は審査委員はインデックスIXだけでなく、この一覧表61を見ることでも「総括医科入院レセプトGER」が、患者が診断群分類に基づかない2回目の入院であることを認識できる。
また、表示部18は画面の最上段にインデックスIXを表示する。図9では、第1レセプトと第2レセプトとの2つのレセプトがあることを示すとともに、第1レセプトの<DPC>は電子レセプトが「総括DPCレセプトGDR」であることを示している。第2レセプトの<医科入院>は電子レセプトが「総括医科入院レセプトGER」であることを示しており、かつ、その「総括医科入院レセプトGER」が診断群分類に基づかないで入院したことを示している。このインデックスIXは、図9の画面では最上段に表示されているが、一覧表61の下段又は患者特定欄NAの下側などに配置されてもよい。一覧表61の周囲、特に一覧表61の上端部、左端部、下端部は、一覧表61を一覧する際に審査事務共助担当者又は審査委員の目に留まりやすい。このため、審査事務共助担当者又は審査委員は、「総括レセプトGR」に関する「総括DPCレセプトGDR」と「総括医科入院レセプトGER」との関係が理解できる。
なお、図9で説明された画面はDPC総括表の一画面表示例として用いられてもよい。同様に、図6で説明された画面はDPC総括表の二画面表示例の操作画面として用いられてもよい。
<DPCレセプト>
以下、DPCレセプトの一画面および二画面の表示について、図面を参照しながら説明する。
ここで、図2Bに示された「総括レセプトGR」を作成しない単独の「DPC単独レセプトDR」の表示画面(図5のステップS19およびステップS20に対応)と、「総括レセプトGR」を作成したDPCレセプトの表示画面(図5のステップS25およびS26とステップS28およびS29とに対応)とは基本的に同一である。異なる点は図18で説明される表示項目欄41の内容のみである。このため、「総括レセプトGR」を作成した場合の画面を例として説明する。
<<DPCレセプトの一画面表示例>>
第2システムサーバ14の端末機器決定部19は、図2Bに示された「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数が設定点数より少ない場合にDPCレセプトを一画面で表示することを決定する。
図10は、第1端末機器20の第1モニター31に表示されたDPCレセプト操作画面70の具体例である。この画面は、図5のステップS26又はステップS29で表示部18が表示する画面表示である。
DPC操作画面70の画面の上端部の表示項目欄41に、医療機関情報、DPCレセプトがどのようなレセプトであるかが示される。詳細は図18を使って後述する。審査事務共助担当者又は審査委員などはどの医療機関HPからの「電子レセプトER」であるかを理解できる。
DPC操作画面70の画面の左上に、患者欄42が設定されている。患者欄42は、患者の生年月日、性別などが表示される。
DPC操作画面70の画面の左上段に、診断群分類欄71が設定されている。診断群分類欄71には14桁で構成される診断群分類番号、つまりDPCコードが表示される。DPCコードだけでは傷病名などを審査事務共助担当者又は審査委員が理解し難いので、DPCコードに対応する傷病名、年齢、手術、処置の有無などが表示される。
DPC操作画面70の画面の右上段に、傷病名欄43が設定されている。「電子レセプトER」に含まれるすべての傷病名が列記されている。例えば入院時の併存傷病名などが列記される。
DPC操作画面70の画面の左側に、初診、再診、外用などの項目ごとの請求点数集計欄45が設定されており、その下に合計請求点数を示す合計欄46が設定されている。
診断群分類欄71の下側には、入退院時間欄75、入退院情報欄76および入院目的欄77が設定されている。それらの項目欄には、入退院年月日、入退院時の情報又は入院している最中の手術日など大きな項目の内容が記載されている。
また、DPC操作画面70の画面の下段にレセプト印刷などの操作ボタン欄が設定され、下段の右側にページ数を示すページめくり欄が設定されている。
DPC操作画面70の画面の中央に、DPC摘要欄74および出来高摘要欄44が区分けされて設定されている。なお、点線はDPC摘要欄74および出来高摘要欄44の範囲を示すもので実際には描かれていない。図2Bで示された包括評価情報CEおよび出来高情報OPに含まれるすべての情報がDPC摘要欄74および出来高摘要欄44に列記されている。
DPC摘要欄74および出来高摘要欄44には、抽出表示欄51、アスタリスク欄52、算定ルール・疑義欄53が設けられている。
抽出表示欄51は、審査事務共助担当者又は審査委員が複数の「電子レセプトER」から抽出条件に合致して抽出された「電子レセプトER」の診療項目、医薬品などに関して色をつけて表示する欄である。また、この欄には診療識別コードが記載されており、初診であれば「11」、投薬でれば「21」手術であれば「50」、包括請求であれば「93」などと診療項目・医薬品などに応じた番号も記載されている。
アスタリスク欄52は、一連で行われた診療項目、医薬品、特定保険医療材料に「*」を表示する欄である。
算定ルール・疑義欄53は、事務点検エラー、算定ルールエラー、疑義表示がある場合、この欄にそれぞれに関連するマークを表示する欄である。審査事務共助担当者又は審査委員がマウスなどで当該欄を選択することにより、事務点検、算定ルールマスタファイルの点検内容、又は疑義内容が表示される。
出来高摘要欄44には、さらに診療項目・医薬品等の名称表示欄54、数量欄55、点数・回数欄56、一行査定欄57、一連行為査定欄58および査定表示欄59が設けられている。
診療項目・医薬品等の名称表示欄54は、診療項目、医薬品、特定保険医療材料、コメント等のDPC操作画面70が表示される。
数量欄55は、診療項目、医薬品、特定保険医療材料の数量が表示される欄である。
点数・回数欄56は、診療項目、医薬品、特定保険医療材料の集計回数が表示される欄である。
一行査定欄57は、審査委員が、個別の診療項目、医薬品、特定保険医療材料について点数をすべて削減する査定をしたり数量を減らす査定をしたりする際に使用する。
一連行為査定欄58は、審査委員が、数項目にわたる一連で行われた診療項目、医薬品、特定保険医療材料を一度に点数をすべて削減する査定をしたり数量を減らす査定をしたりする際に使用する。
査定表示欄59は、査定された事由が表示される欄である。
<<DPCレセプトの二画面表示例>>
以下、DPCレセプトの二画面の表示例について、図面を参照しながら説明する。
図11は、DPCレセプトの二画面の表示例を示した図である。図11に示されたように、図5のステップS24およびステップS27で「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数が設定点数以上のとき、DPCレセプトが二画面で表示される。つまり、図4に示された端末機器決定部19はDPCレセプトを第2モニター33および第3モニター35に分けて表示することを決定する。
図11に示されたように、第2モニター33の画面は主に傷病名欄43、症状詳記欄48および請求点数欄66などより構成され、第3モニター35の画面は主に包括評価情報CE、名称表示欄54および点数・回数欄56より構成されている。具体的には、図12および図13を参照しながら説明する。
図12は、DPCレセプトを二画面で表示する場合、第2モニター33に表示されたDPCレセプト集約画面70Aの具体例である。
図12に示されたように、DPCレセプトの集約画面70Aは、画面の上端部の表示項目欄41に、医療機関情報やDPCレセプトがどのようなレセプトであるかが示される。詳細は図18を使って後述する。
表示項目欄41の左下側には、14桁で構成される診断群分類番号が記録された分類番号欄71aが設けられている。その診断群分類番号は図2Bに示された「総括DPCレセプトGDR」の診断群分類レコードBUに記録されている。
分類番号欄71aの下方には診断群分類区分の名称を表示する診断群分類区分欄71bが設けられている。
分類番号欄71aおよび診断群分類区分欄71bの右側には、傷病名欄43が設けられている。「電子レセプトER」に含まれるすべての傷病名が列記されている。例えば入院時の併存傷病名などが列記される。
診断群分類区分欄71bの下方には、医療機関情報欄47、入退院情報欄76、入院目的欄77および症状詳記欄48が順次に設けられている。
医療機関情報欄47には、医療機関情報が記録され、医療機関情報は図2Bに示された医療機関情報レコードにより構成される。医療機関情報レコードは「医療機関単位レセプトUR」の医療機関情報に記録され、レコード識別情報、審査支払機関、点数表、医療機関名称、請求年日および電話番号などが含まれている。
入退院情報欄76は、転科の有無、一般病棟以外の病棟移動の有無、予定・緊急入院区分、前回退院年月日および前回同一傷病での入院の有無に関する情報が含まれている。
入院目的欄77には入院する目的が記録されている。
症状詳記欄48にはレコード識別情報、症状詳記区分および症状詳記データなどから構成された情報が記録されている。
傷病名欄43の右下側には患者欄42が設けられ、患者の生年月日、性別などが表示される。患者欄42の下方には入退院日欄75、回数欄62、診療実日数欄65、一部負担欄69および主要診療行為欄79が順次に設けられている。
入退院日欄75は患者の入退院日、回数欄62は入院の回数を示し、診療実日数欄65は入院の実日数を表示し、一部負担欄69は一部負担金の減額、免除、徴収を示している。
主要診療行為欄79は、「電子レセプトER」に9以上の診療項目が含まれるときに、手術、処置、検査等の順に9の診療項目を表示する。
主要診療行為欄79の下方には、事務点検・算定ルール・疑義表示欄73および請求点数欄66がそれぞれ設けられている。事務点検・算定ルール・疑義表示欄73は初診、投薬、処置、検査などに対する事務点検・算定ルールおよび疑義があればそれらの件数を記録し、請求点数欄66には請求点数と決定点数が表示されている。
DPCレセプトの集約画面70Aに対応するDPCレセプトの操作画面70Bについては、図13を参照しながら説明する。図13は、DPCレセプトを二画面で表示する場合、第2端末機器22の第3モニター35に表示された操作画面70Bの具体例である。この画面は、図5のステップS25又はステップS28で表示部18が表示する画面表示である。
図13に示されたように、DPCレセプトの操作画面70Bは画面の上端部に表示項目欄41が設けられている。表示項目欄41は医療機関情報やDPCレセプトがどのようなレセプトであるかが示される。詳細は図18を使って後述する。
まず、表示項目欄41の下方の部分は、包括評価部分と出来高部分とに分けられる。また、表示項目欄41の下方の部分は、左右で半分に分けられている。その左側部分の上部には入院期間ごとに定められた包括評価点数を含む包括評価情報CEを表示する包括評価部分である包括評価欄78が設けられている。また、その包括評価欄78の下部には出来高部分である摘要欄が設けられている。また、この摘要欄には図10で示された抽出表示欄51、アスタリスク欄52、算定ルール・疑義欄53、診療項目・医薬品等の名称表示欄54、数量欄55、点数・回数欄56、一行査定欄57、一連行為査定欄58および査定表示欄59が順次に設けられている。さらに、表示項目欄41の右下部分にも出来高部分である摘要欄が設けられ、左側の摘要欄と同じ構成となっている。
DPCレセプトの操作画面70Bの画面の下段にレセプト印刷などの操作ボタン欄が設定され、下段の右側にページ数を示すページめくり欄が設定されている。
<出来高レセプト>
以下、出来高レセプトの一画面および二画面の表示について、図面を参照しながら説明する。
<<出来高レセプトの一画面表示例>>
本表示例では、図5のステップS17からステップS21に至る「総括レセプトGR」を作成したときの出来高レセプトの一画面の操作画面80について説明する。但し、図5のステップS17からステップS18に至る診断群分類に基づかない入院である場合の一般操作画面50も出来高レセプトの操作画面80とほぼ同じである。
端末機器決定部19は、図2Bに示された「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数が設定点数より少ない場合に出来高レセプトを一画面で表示することを決定する。
図14は、第1端末機器20の第1モニター31に表示された出来高レセプトの操作画面80の具体例である。この画面は、図5のステップS26およびS29で表示部18が表示する画面表示である。
出来高レセプトの操作画面80の画面の上端部の表示項目欄41に、医療機関情報などが示される。詳細は図18を使って後述する。
出来高レセプトの操作画面80の画面の左側に患者欄42、請求点数集計欄45および合計欄46が設定されている。表示項目欄41の下側に、傷病名欄43が設けられて、その下に出来高摘要欄44が設けられている。出来高摘要欄44には、図10で示された抽出表示欄51、アスタリスク欄52、算定ルール・疑義欄53、診療項目・医薬品等の名称表示欄54、数量欄55、点数・回数欄56、一行査定欄57、一連行為査定欄58および査定表示欄59がそれぞれ設けられている。
DPCレセプトの操作画面70(図10参照)と大きく異なる表示は、診断群分類欄71が設定されていないこと、DPC摘要欄74が設定されていないことであり、その他の表示は基本的に同じである。互いの表示内容をできるだけ統一することで、審査事務共助担当者の事務共助又は審査委員の審査を効率化している。
<<出来高レセプトの二画面表示例>>
以下、出来高レセプトの二画面の表示例について、図面を参照しながら説明する。
図15は、出来高レセプトの二画面の表示例を示した図である。図15に示されたように、図5のステップS24およびステップS27で「総括レセプトGR」のレセプト総括情報の保険者レコードHOに含まれた合計請求点数が設定点数の以上のとき、出来高レセプトが二画面で表示される。つまり、図4に示された端末機器決定部19は出来高レセプトを第2モニター33および第3モニター35に分けて表示することを決定する。
図15に示されたように、第2モニター33の画面は主に傷病名欄43、症状詳記欄48、主要診療行為欄79および診療区分点数率グラフ49などにより構成され、第3モニター35の画面は主に診療項目・医薬品等の名称表示欄54および点数・回数欄56より構成されている。具体的には、図16および図17を参照しながら説明する。
図16は、出来高レセプトを二画面で表示する場合、第2モニター33に表示された出来高レセプトの集約画面80Aの具体例である。
図16に示されたように、出来高レセプトの集約画面80Aは、画面の上段の表示項目欄41に、医療機関情報、出来高レセプトがどのようなレセプトであるが示される。詳細は図18を使って後述する。
表示項目欄41の左下側に、患者欄42が設定されている。患者欄42は、患者の生年月日、性別などが表示される。患者欄42の下方には一部負担金の減額、免除、徴収を示している一部負担欄69が設けられている。
表示項目欄41の右下側には傷病名欄43が設定されている。「電子レセプトER」に含まれるすべての傷病名が列記されている。傷病名は45項目まで一覧表示される。
これらの患者欄42、一部負担欄69および傷病名欄43の下方のスペースは二つに分けられ、その左側のスペースには症状詳記欄48が設けられている。症状詳記欄48にはレコード識別情報、症状詳記区分および症状詳記データなどから構成された情報が記録されている。
また、右側スペースの上部には主要診療行為欄79が設けられている。主要診療行為欄79は、「電子レセプトER」に9以上の診療項目が含まれるときに、手術、処置、検査等の順に9の診療項目を表示する。
主要診療行為欄79の下方のスペースはまた二つに分けられている。その左側には事務点検・算定ルール・疑義表示欄73が設けられ、その事務点検・算定ルール・疑義表示欄73は初診、投薬、処置、検査などに対する事務点検・算定ルールおよび疑義があればそれらの件数を記録し、請求点数欄66には請求点数と決定点数が表示されている。
そして、上段には合計の請求点数を診療区分ごとの点数に応じた円グラフで表示した診療区分点数率グラフ49がある。
図17に示された出来高レセプトの集約画面80Aに対応する出来高レセプトの操作画面80Bは図13に示されたDPCレセプトの操作画面70Bと比べると、包括評価部分が設けられていないことのみが差異点となっている。具体的に、左側の抽出表示欄51、アスタリスク欄52、算定ルール・疑義欄53、診療項目・医薬品等の名称表示欄54、数量欄55、点数・回数欄56、一行査定欄57、一連行為査定欄58および査定表示欄59が表示項目欄41の下側を占めている。その他は、図13で説明されたDPCレセプトの操作画面70Bと同じであるため、説明を省略する。
なお、特に図示しないが、操作画面70Bは日計表画面も表示する。日計表画面とは、日付ごとに投与された医薬品を薬効分類順に表示する画面である。医薬品に関する情報である「注射薬」および「投薬」等が日計表として操作画面70Bに表示される。
<表示項目欄の表示例>
図18は表示項目欄41の詳細を示した例である。図18(a)から(d)には、左から病院名、DPCアイコンIC1、DPC+医科アイコンIC2、総括医科アイコンIC3、総括アイコンIC4およびインデックスIXが見出しとして表示される。DPCアイコンIC1、DPC+医科アイコンIC2、総括医科アイコンIC3、総括アイコンIC4およびインデックスIXを組み合わせることで、表示されている画面が、図3に示されたクラス1(C1)からクラス9(C9)のいずれであるかが特定できる。
図18(a)は図3に示されたクラス1(C1)の場合の表示項目欄41である。
図18(a)に示されたインデックスIXは、第1レセプトの「DPC単独レセプト」のみが存在していることを示している。
図18(a)では、表示部18はDPCアイコンIC1に色を付けて他のアイコンには色を付けていない。このため、審査事務共助担当者又は審査委員は「DPC単独レセプトDR」であることを理解できる。また、表示部18はDPC+医科アイコンIC2、総括医科アイコンIC3、総括アイコンIC4の表示をしないことにより、「DPC単独レセプトDR」であることを示すこともできる。
図18(b)は図3に示されたクラス2(C2)の場合の表示項目欄41である。
図18(b)に示されたインデックスIXは、第1レセプトと第2レセプトとの2つのレセプトが存在していることを示すとともに、第1レセプトの<DPC>は電子レセプトが「DPC単独レセプトDR」であることを示している。第2レセプトの<DPC+医科入院>は電子レセプトが「総括医科入院レセプトGER」であることを示しており、かつ、その「総括医科入院レセプトGER」がDPCの特定入院期間を超えたため作成されていることを示している。
図18(b)では、表示部18はDPC+医科アイコンIC2と総括アイコンIC4とに色を付けて、「総括DPCレセプトGDR」とDPCの特定入院期間を超えて作成された「総括医科入院レセプトGER」とであることを示す。また、表示部18はDPC+医科アイコンIC2の色が総括アイコンIC4の色より濃く表示されていることから、「総括DPCレセプトGDR」又は「総括医科入院レセプトGER」が表示されていることを示している。総括アイコンIC4の色がDPC+医科アイコンIC2の色より濃く表示されていれば、「DPC総括表」が表示されていることを示している。なお、表示部18において点線で囲まれるDPCアイコンIC1および総括医科アイコンIC3は表示を消してもよい。
図18(c)は図3に示されたクラス3(C3)又はクラス4(C4)の場合の表示項目欄41である。図18(d)も図3に示されたクラス3(C3)又はクラス4(C4)の場合の表示項目欄41である。
図18(c)および(d)に示されたインデックスIXは、第1レセプトと第2レセプトとの2つのレセプトが存在していることを示すとともに、第1レセプトの<DPC>は電子レセプトが「総括DPCレセプトGDR」であることを示している。第2レセプトの<医科入院>は電子レセプトが「総括医科入院レセプトGER」であることを示しており、かつ、その「総括医科入院レセプトGER」が診断群分類に基づかない入院して作成されていることを示している。
図18(c)および(d)では、表示部18はDPCアイコンIC1、総括医科アイコンIC3と総括アイコンIC4とに色を付けて、「総括DPCレセプトGDR」とは別々の入院である「DPC単独レセプトDR」と「総括医科入院レセプトGER」とであることを示す。また、図18(c)では表示部18はDPCアイコンIC1の色が総括医科アイコンIC3の色より濃く表示されていることから、「DPC単独レセプトDR」が表示されていることを示している。図18(d)では表示部18は総括医科アイコンIC3の色がDPCアイコンIC1の色より濃く表示されていることから、「総括医科入院レセプトGER」が表示されていることを示している。なお、表示部18は点線で囲まれるDPC+医科アイコンIC2の表示を消してもよい。
図18(e)は、図5に示されたステップS16で示される一般操作画面50のための表示項目欄41である。図18(e)には、一般操作アイコンIC5、抜書アイコンIC6および日計表アイコンIC7が見出しとして表示される。
一般操作画面50は、一般画面、抜書画面又は日計表画面の個々の情報に対して操作することができる。一般画面表示は医療機関が入力した診療識別コードの番号順序に表示させる画面であり、抜書画面は診療識別コードとは関係なく外科系又は内科系の診療科によって診療行為の順番が変わる画面である。日計表画面とは、投与された医薬品を日付ごとに集計し、薬効分類順に表示する画面である。
以上のように、表示項目欄41には、どの種類のレセプトであるかを示すアイコンIC又はインデックスIXが表示されるため、その表示をみることにより、どの種類のレセプトの画面を見ているかがわかる。
なお、図9から図17(図11および図15を除く)までは表示項目欄41が第1モニター31、第2モニター33および第3モニター35の画面の最上段に表示されているが、最下段、操作ボタン欄およびページめくり欄などの上段、又は左端に配置してもよい。
以上の処理(例えば上記実施形態では図5に示したフローチャート)および表示をプログラムとして記憶媒体に記憶させ、この記憶媒体に記憶されているプログラムをコンピュータにより読み出させる(インストールさせる)ことで、このコンピュータに表示および処理を行わせることができる。
BU 診断群分類レコード
CE 包括評価情報
CO コメントレコード
DR DPCレセプト
ER 電子レセプト
EX 審査支払機関
HO 保険者レコード
HP 医療機関
IC アイコン
IS 保険者
IX インデックス
KH 国保連固有情報レコード
KO 公費レコード
OP 出来高情報
RE レセプト共通レコード
GER 総括医科入院レセプト
GDR 総括DPCレセプト
GR 総括レセプト
UR 医療機関単位レセプト
12 第1システムサーバ、 14 第2システムサーバ
15 レセプト抽出部、 16 入院日抽出部
17 入院日判定部、 18 表示部
20 第1端末機器、 22 第2端末機器
26 レセプト情報ファイル
27 請求点数マスタファイル
28 算定ルールマスタファイル
31 第1モニター、 33 第2モニター、 35 第3モニター
41 表示項目欄、 42 患者欄、 43 傷病名欄
44 出来高摘要欄、 46 合計欄、 47 医療機関情報欄
48 症状詳記、 49 診療区分点数率グラフ
50 一般操作画面
51 抽出表示欄、 52 アスタリスク欄
53 算定ルール・疑義欄、 54 名称表示欄
55 数量欄、 56 点数・回数欄
57 一行査定欄、 58 一連行為査定欄
59 査定表示欄
60 一画面のDPC総括表
60A 二画面のDPC総括表の集約画面
60B 二画面のDPC総括表の操作画面
60a 二画面のDPC総括表の集約画面のコメント欄
60b 二画面のDPC総括表の集約画面のコメント続き欄
61 一覧表
62 入院の回数を示す回数欄、 63 診療科欄
64 レセプトの種類欄、 65 診療実日数欄
66 請求点数欄、 67 決定点数欄
68 食事欄、 69 一部負担欄
70 一画面のDPCレセプト操作画面
70A 二画面のDPCレセプトの集約画面
70B 二画面のDPCレセプトの操作画面
71 診断群分類欄
71a 分類番号欄
71b 診断群分類区分欄
73 事務点検・算定ルール・疑義表示欄、 74 DPC摘要欄
75 入退院日欄、 76 入退院情報欄、 77 入院目的欄
78 包括評価欄、 79 主要診療行為欄
80 一画面の出来高レセプト操作画面
80A 二画面の出来高レセプトの集約画面
80B 二画面の出来高レセプトの集約画面
100 画面処理システム
181 集約情報表示部、 182 操作情報表示部

Claims (9)

  1. 保険者レコード及び公費レコードを含んだDPC単独レセプトと、
    保険者レコード及び公費レコードを含んだ総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトが含まれる総括レセプトとの審査を行うレセプトの画面処理システムであって、
    第1表示画面のみを有する第1端末機器と、
    第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器と、
    前記第1端末機器及び前記第2端末機器に接続されたコンピュータ内に備えられ、前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は前記総括医科入院レセプトを前記第1端末機器で表示するか前記第2端末機器で表示するかを決定する端末機器決定手段と、
    前記コンピュータに接続され前記レセプト情報が記憶された記憶部と、を備え、
    前記端末機器決定手段は、前記記憶部から読み出した前記DPC単独レセプトの前記保険者レコード及び公費レコードに含まれた請求点数が予め設定された設定点数より少ない場合に前記DPC単独レセプトを前記第1端末機器の前記第1表示画面で表示するように決定し、前記請求点数が前記設定点数以上の場合に前記DPC単独レセプトを前記第2端末機器の前記第2表示画面および前記第3表示画面で表示するように決定し、
    前記端末機器決定手段は、前記記憶部から読み出した前記総括レセプトの前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトの前記保険者レコード及び公費レコードに含まれた合計請求点数が前記設定点数より少ない場合に前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトを前記第1端末機器の前記第1表示画面でそれぞれ表示するように決定し、前記合計請求点数が前記設定点数以上の場合に前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトを前記第2端末機器の前記第2表示画面および前記第3表示画面でそれぞれ表示するように決定するレセプトの画面処理システム。
  2. 前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトのそれぞれのレセプト情報を集約し、集約した情報を表示させる集約情報表示部と、
    前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトのそれぞれのレセプト情報の審査事務共助又は審査を行うため、前記レセプト情報の一部に付せんを付すことができる操作情報を表示させる操作情報表示部と、を備え、
    前記端末機器決定手段が前記第2端末機器で表示することを決定した際には、前記集約情報表示部が前記第2表示画面に集約した情報を表示し、前記操作情報表示部が前記第3表示画面に操作情報を表示する請求項1に記載するレセプトの画面処理システム。
  3. 前記総括レセプトは、診療のコメントを記録したコメントレコードと、入退院情報を記録したレセプト総括情報とを含み、
    前記レセプトの画面処理システムは、
    前記コメントを表示するコメント表示部と、
    前記入退院情報を表示する入退院情報表示部と、を備え、
    前記端末機器決定手段が前記第2端末機器で表示することを決定した際には、前記コメント表示部が前記第2表示画面にコメント内容を表示され、前記入退院情報表示部が前記第3表示画面に前記入退院情報を表示される請求項1に記載するレセプトの画面処理システム。
  4. 同一レセプト番号を有する前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトを抽出するレセプト抽出手段と、
    前記レセプト抽出手段で抽出された前記総括DPCレセプトおよび前記総括医科入院レセプトから入院日を抽出する入院日の抽出手段と、
    前記総括DPCレセプトと前記総括医科入院レセプトとが同一入院日であるか異なる入院日であるかを判定する入院日判定手段と、
    前記入院日判定手段が同一入院日と判定すると同一の入院として認識できる画面を表示させ、異なる入院日と判定すると別々の入院として認識できる画面を表示させる表示手段と、を備える請求項1又は請求項2に記載するレセプトの画面処理システム。
  5. 前記設定点数又は前記合計請求点数が任意の点数に設定される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレセプトの画面処理システム。
  6. 医療機関から送られてくる保険者レコード及び公費レコードを含んだDPC単独レセプトと保険者レコード及び公費レコードを含んだ総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトを含む総括レセプトとを有する医療機関単位レセプトを記憶する記憶手段と、第1表示画面のみを有する第1端末機器と、第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器と、前記DPC単独レセプトと前記総括レセプトとの情報を表示する表示手段と、を備えるレセプトの画面処理システムを用いて、前記レセプト情報の審査を行うプログラムであって、
    前記レセプトの画面処理システムとしてのコンピュータに、
    前記医療機関単位レセプトを前記記憶手段への受付と、
    前記記憶手段から読み出した前記DPC単独レセプトの前記保険者レコード及び公費レコードに記録された請求点数又は前記記憶手段から読み出した前記総括レセプト前記総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトの前記保険者レコード及び公費レコードに記録された合計請求点数に基づいて、前記第1端末機器又は第2端末機器のいずれかに前記DPC単独レセプト又は前記総括レセプトの情報を表示させるかの決定と、
    前記請求点数又は前記合計請求点数が予め設定された設定点数より少ない場合に、前記第1表示画面で前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報を表示させる際に、前記第1表示画面に前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報の一部に付せんを付すことができる操作情報の第1表示と、
    前記請求点数又は前記合計請求点数が予め設定された設定点数以上である場合に、前記第2端末機器で前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報を表示させる際に、前記第2表示画面に前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報を集約した情報と前記第3表示画面に前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報の一部に付せんを付すことができる操作情報との第2表示と、
    を実行するプログラム。
  7. 前記総括レセプトは、診療のコメントを記録したコメントレコードと、入退院情報を記録したレセプト総括情報とを含み、
    前記レセプトの画面処理システムは、
    前記コメントを表示するコメント表示部と、
    前記入退院情報を表示する入退院情報表示部と、を備え、
    前記コメント表示部が前記第2表示画面にコメント内容を表示させ、前記入退院情報表示部が前記第3表示画面に前記入退院情報に係る内容を表示させる請求項6に記載のプログラム。
  8. 医療機関から送られてくる保険者レコード及び公費レコードを含んだDPC単独レセプトと保険者レコード及び公費レコードを含んだ総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトを含む総括レセプトとを有する医療機関単位レセプトを記憶する記憶手段と、第1表示画面のみを有する第1端末機器と、第2表示画面および第3表示画面を有する第2端末機器と、前記DPC単独レセプトと前記総括レセプトとの情報を表示する表示手段と、を備えるレセプトの画面審査システムを用いて、前記レセプト情報の審査を行うレセプトの画面表示方法であって、
    前記医療機関単位レセプトを前記記憶手段への受付ステップと、
    前記記憶手段から読み出した前記DPC単独レセプトの前記保険者レコード及び公費レコードに記録された請求点数又は前記記憶手段から読み出した前記総括レセプト前記総括DPCレセプトおよび総括医科入院レセプトの前記保険者レコード及び公費レコードに記録された合計請求点数に基づいて、前記第1端末機器又は第2端末機器のいずれかに前記DPC単独レセプト又は前記総括レセプトの情報を表示させるかの決定ステップと、
    前記請求点数又は前記合計請求点数が予め設定された設定点数より少ない場合に、前記第1表示画面で前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報を表示させる際に、前記第1表示画面に前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報の一部に付せんを付すことができる操作情報の第1表示ステップと、
    前記請求点数又は前記合計請求点数が予め設定された設定点数以上である場合に、前記第2端末機器で前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報を表示させる際に、前記第2表示画面に前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報を集約した情報と前記第3表示画面に前記DPC単独レセプト、前記総括DPCレセプト又は総括医科入院レセプトの情報の一部に付せんを付すことができる操作情報との第2表示ステップと、
    を備える画面表示方法。
  9. 前記総括レセプトは、診療のコメントを記録したコメントレコードと、入退院情報を記録したレセプト総括情報とを含み、
    前記第2表示ステップが前記第2表示画面にコメント内容を表示させ、前記入退院情報表示部が前記第3表示画面に前記入退院情報に係る内容を表示させる請求項9に記載のレセプトの画面表示方法。
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