JP2000011038A - 診療報酬明細書検査装置及び記録媒体 - Google Patents

診療報酬明細書検査装置及び記録媒体

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JP2000011038A
JP2000011038A JP17445398A JP17445398A JP2000011038A JP 2000011038 A JP2000011038 A JP 2000011038A JP 17445398 A JP17445398 A JP 17445398A JP 17445398 A JP17445398 A JP 17445398A JP 2000011038 A JP2000011038 A JP 2000011038A
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medical
illness
combination
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disease
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JP17445398A
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Hiroshi Akaumi
洋 赤海
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TOKYO AIS KK
Original Assignee
TOKYO AIS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療機関又は保険者におけるレセプトの内容
点検を迅速化、省力化すると共に正確性を向上させるこ
とが可能なレセプト検査装置を提供する。 【解決手段】 傷病と当該傷病に適応する医薬品とを組
み合わせた傷病−医薬品組み合わせ情報を記憶すると共
に、傷病と当該傷病に適応する診療行為とを組み合わせ
た傷病−診療行為組み合わせ情報を記憶する補助記憶装
置2と、レセプトに含まれている傷病及び投与された医
薬品に基づいて、当該含まれている傷病と医薬品との組
み合わせが、傷病−医薬品組み合わせ情報に一致してい
るか否かを判定すると共に、レセプトに含まれている傷
病及び実施された診療行為に基づいて、当該含まれてい
る傷病と診療行為との組み合わせが、傷病−診療行為組
み合わせ情報に一致しているか否かを判定するCPU1
と、夫々の判定のうち一方が不一致であるとき、当該不
一致である旨の告知を行うCRT3及びプリンタ4と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、診療報酬明細書
(以下、単にレセプトと称する)の内容を検査するレセ
プト検査装置の技術分野に属し、より詳細には、当該レ
セプトに記載されている傷病と、当該傷病に対して投与
された医薬品又は当該傷病に対して実施された診療行為
との間の相互関係を検査するレセプト検査装置の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院又は診療所等の医療機関に
おいて患者に対して医療行為が実行された場合には、当
該医療機関において、いわゆるレセプト(すなわち、当
該医療行為の内容とそれに掛かった費用とを点数化して
記載したもの)が作成される。
【0003】そして、当該レセプトは、いわゆる審査支
払機関(例えば、社会保険診療報酬支払基金又は国民健
康保険団体連合会等)によりその内容が審査され、当該
レセプトの内容が適切であった場合、すなわち、記載さ
れている傷病に対して適切な種類及び用量の医薬品が投
与されており、且つ適切な診療行為(すなわち、医薬品
の投与以外の検査、診察、問診、処方箋作成又は指導
等)が行われているときは、当該レセプトに基づいてそ
れに記載されている点数に対応する報酬が各医療機関に
支払われることとなる。
【0004】なお、当該レセプトの点検は、上記審査支
払機関だけでなく、上記医療機関においてレセプトの提
出前に行われることも多く、更に、いわゆる保険者(地
方自治体又は保健組合等)において行われる場合もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該医
療機関又は保険者におけるレセプトの点検は、主として
点検者が厚生省等から提供される適応性の資料に基づい
て、それらを参照しつつ各レセプトを一枚ずつ点検して
いた。
【0006】一方、当該レセプトは、月ごとに纏めて点
検されることが通常であるが、大規模な医療機関になる
と、一月に作成されるレセプトは数千枚に達し、これを
人手ですべて点検するためには、膨大な労力と費用とが
必要となり、更にレセプト一枚あたりに充てられる時間
が短いことから、点検漏れが生じる可能性もあった。
【0007】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て為されたもので、その課題は、医療機関又は保険者に
おけるレセプトの内容点検を迅速化、省力化すると共に
その正確性を向上させることが可能なレセプト検査装置
及び当該レセプト点検のための制御プログラムが記録さ
れた記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、傷病と、当該傷病に適
応する医薬品との組み合わせである傷病−医薬品組み合
わせ情報を一又は複数個記憶する補助記憶装置等の組み
合わせ情報記憶手段と、診療報酬明細書に含まれてい
る、前記傷病及び当該傷病に対して投与された前記医薬
品に基づいて、当該含まれいている傷病と当該含まれて
いる医薬品との組み合わせが、前記組み合わせ情報憶手
段に記憶されている前記傷病−医薬品組み合わせ情報の
うちいずれかの当該傷病−医薬品組み合わせ情報に一致
しているか否かを判定するCPU等の判定手段と、前記
判定手段における判定が不一致である旨の判定であった
とき、当該不一致である旨の告知を行うCRT等の告知
手段と、を備える。
【0009】よって、診療報酬明細書に含まれている傷
病とそれに対して投与された医薬品とが相互に適応して
いないときその旨が告知されるので、診療報酬明細書に
おける不備な点を迅速に抽出することができ、当該診療
報酬明細書の検査を迅速化すると共に省力化し、且つ正
確性を向上させることができる。
【0010】また、上記の課題を解決するために、請求
項2に記載の発明は、傷病と、当該傷病に適応する診療
行為との組み合わせである傷病−診療行為組み合わせ情
報を一又は複数個記憶する補助記憶装置等の組み合わせ
情報記憶手段と、診療報酬明細書に含まれている、前記
傷病及び当該傷病に対して実施された前記診療行為に基
づいて、当該含まれている傷病と当該含まれている診療
行為との組み合わせが、前記組み合わせ情報記憶手段に
記憶されている前記傷病−診療行為組み合わせ情報のう
ちいずれかの当該傷病−診療行為組み合わせ情報に一致
しているか否かを判定するCPU等の判定手段と、前記
判定手段における判定が不一致である旨の判定であった
とき、当該不一致である旨の告知を行うCRT等の告知
手段と、を備える。
【0011】よって、診療報酬明細書に含まれている傷
病とそれに対して実施された診療行為とが相互に適応し
ていないときその旨が告知されるので、診療報酬明細書
における不備な点を迅速に抽出することができ、当該診
療報酬明細書の検査を迅速化すると共に省力化し、且つ
正確性を向上させることができる。
【0012】更に、上記の課題を解決するために、請求
項3に記載の発明は、傷病と、当該傷病に適応する医薬
品との組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報を
一又は複数個記憶する補助記憶装置等の第1組み合わせ
情報記憶手段と、前記傷病と、当該傷病に適応する診療
行為との組み合わせである傷病−診療行為組み合わせ情
報を一又は複数個記憶する補助記憶装置等の第2組み合
わせ情報記憶手段と、診療報酬明細書に含まれている、
前記傷病及び当該傷病に対して投与された前記医薬品に
基づいて、当該含まれている傷病と当該含まれている医
薬品との組み合わせが、前記第1組み合わせ情報記憶手
段に記憶されている前記傷病−医薬品組み合わせ情報の
うちいずれかの当該傷病−医薬品組み合わせ情報に一致
しているか否かを判定するCPU等の第1判定手段と、
前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該
傷病に対して実施された前記診療行為に基づいて、当該
含まれている傷病と当該含まれている診療行為との組み
合わせが、前記第2検査情報記憶手段に記憶されている
前記傷病−診療行為組み合わせ情報のうちいずれかの当
該傷病−診療行為組み合わせ情報に一致しているか否か
を判定するCPU等の第2判定手段と、前記第1判定手
段における判定又は前記第2判定手段における判定の少
なくともいずれか一方が不一致である旨の判定であった
とき、当該不一致である旨の告知を行うCRT等の告知
手段と、を備える。
【0013】よって、診療報酬明細書に含まれている傷
病とそれに対して投与された医薬品、又は当該傷病とそ
れに対して実施された診療行為の少なくともいずれか一
方が相互に適応していないときその旨が告知されるの
で、診療報酬明細書における不備な点を迅速に抽出する
ことができ、当該診療報酬明細書の検査を迅速化すると
共に省力化し、且つ正確性を向上させることができる。
【0014】更にまた、上記の課題を解決するために、
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載の診療
報酬明細書検査装置において、前記傷病−医薬品組み合
わせ情報は、医薬品に対応する一般名及び当該医薬品の
用量を用いて形成されて構成されている。
【0015】よって、全ての医薬品名ではなく、一般名
及び用量により傷病−医薬品情報が形成されているの
で、迅速に傷病と医薬品とが適応しているか否かを判定
することができる。
【0016】また、上記の課題を解決するために、請求
項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に
記載の診療報酬明細書検査装置において、前記診療行為
には、診察、検査、処方箋作成又は指導のうち少なくと
も一つが含まれて構成されている。
【0017】よって、医師が行う診療行為の細部につい
ても、傷病と当該診療行為とが適応しているか否かを判
定することができる。
【0018】また、上記の課題を解決するために、請求
項6に記載の発明は、傷病と、当該傷病に適応する医薬
品との組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報が
一又は複数個記録されていると共に、当該傷病−医薬品
組み合わせ情報を用いて診療報酬明細書の内容を検査す
る診療報酬明細書検査装置に含まれるCPUを動作させ
て当該診療報酬明細書の検査を実行させる制御プログラ
ムが記録されているフレキシブルディスク等の記録媒体
であって、前記CPUを、前記診療報酬明細書に含まれ
ている、前記傷病及び当該傷病に対して投与された前記
医薬品に基づいて、当該含まれいている傷病と当該含ま
れている医薬品との組み合わせが、前記記録されている
傷病−医薬品組み合わせ情報のうちいずれかの当該傷病
−医薬品組み合わせ情報に一致しているか否かを判定す
る判定手段、及び、前記判定手段における判定が不一致
である旨の判定であったとき、当該不一致である旨の告
知を行う告知手段、として機能させるための前記制御プ
ログラムが記録されている。
【0019】よって、当該制御プログラムを用いて診療
報酬明細書の検査を行うことにより、診療報酬明細書に
含まれている傷病とそれに対して投与された医薬品とが
相互に適応していないときその旨が告知されるので、診
療報酬明細書における不備な点を迅速に抽出することが
でき、当該診療報酬明細書の検査を迅速化すると共に省
力化し、且つ正確性を向上させることができる。
【0020】また、上記の課題を解決するために、請求
項7に記載の発明は、傷病と、当該傷病に適応する診療
行為との組み合わせである傷病−診療行為組み合わせ情
報が一又は複数個記録されていると共に、当該傷病−診
療行為組み合わせ情報を用いて診療報酬明細書の内容を
検査する診療報酬明細書検査装置に含まれるCPUを動
作させて当該診療報酬明細書の検査を実行させる制御プ
ログラムが記録されているフレキシブルディスク等の記
録媒体であって、前記CPUを、前記診療報酬明細書に
含まれている、前記傷病及び当該傷病に対して実施され
た前記診療行為に基づいて、当該含まれている傷病と当
該含まれている診療行為との組み合わせが、前記記録さ
れている傷病−診療行為組み合わせ情報のうちいずれか
の当該傷病−診療行為組み合わせ情報に一致しているか
否かを判定する判定手段、及び、前記判定手段における
判定が不一致である旨の判定であったとき、当該不一致
である旨の告知を行う告知手段、として機能させるため
の前記制御プログラムが記録されている。
【0021】よって、当該制御プログラムを用いて診療
報酬明細書の検査を行うことにより、診療報酬明細書に
含まれている傷病とそれに対して実施された診療行為と
が相互に適応していないときその旨が告知されるので、
診療報酬明細書における不備な点を迅速に抽出すること
ができ、当該診療報酬明細書の検査を迅速化すると共に
省力化し、且つ正確性を向上させることができる。
【0022】更に、上記の課題を解決するために、請求
項8に記載の発明は、傷病と、当該傷病に適応する医薬
品との組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報
と、前記傷病と、当該傷病に適応する診療行為との組み
合わせである傷病−診療行為組み合わせ情報とが夫々一
又は複数個記録されていると共に、当該傷病−診療行為
組み合わせ情報又は当該傷病−医薬品組み合わせ情報を
用いて診療報酬明細書の内容を検査する診療報酬明細書
検査装置に含まれるCPUを動作させて当該診療報酬明
細書の検査を実行させる制御プログラムが記録されてい
るフレキシブルディスク等の記録媒体であって、前記C
PUを、前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病
及び当該傷病に対して投与された前記医薬品に基づい
て、当該含まれている傷病と当該含まれている医薬品と
の組み合わせが、前記記録されている前記傷病−医薬品
組み合わせ情報のうちいずれかの当該傷病−医薬品組み
合わせ情報に一致しているか否かを判定する第1判定手
段、前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び
当該傷病に対して実施された前記診療行為に基づいて、
当該含まれている傷病と当該含まれている診療行為との
組み合わせが、前記記録されている前記傷病−診療行為
組み合わせ情報のうちいずれかの当該傷病−診療行為組
み合わせ情報に一致しているか否かを判定する第2判定
手段、及び、前記第1判定手段における判定又は前記第
2判定手段における判定の少なくともいずれか一方が不
一致である旨の判定であったとき、当該不一致である旨
の告知を行う告知手段、として機能させるための前記制
御プログラムが記録されている。
【0023】よって、当該制御プログラムを用いて診療
報酬明細書の検査を行うことにより、診療報酬明細書に
含まれている傷病とそれに対して投与された医薬品、又
は当該傷病とそれに対して実施された診療行為の少なく
ともいずれか一方が相互に適応していないときその旨が
告知されるので、診療報酬明細書における不備な点を迅
速に抽出することができ、当該診療報酬明細書の検査を
迅速化すると共に省力化し、且つ正確性を向上させるこ
とができる。
【0024】更にまた、上記の課題を解決するために、
請求項9に記載の発明は、請求項6又は8に記載の記録
媒体において、前記傷病−医薬品組み合わせ情報は、医
薬品に対応する一般名及び当該医薬品の用量を用いて形
成されている。
【0025】よって、全ての医薬品名ではなく、一般名
及び用量により傷病−医薬品情報が形成されているの
で、迅速に傷病と医薬品とが適応しているか否かを判定
することができる。
【0026】また、上記の課題を解決するために、請求
項10に記載の発明は、請求項7から9のいずれか一項
に記載の記録媒体において、前記診療行為には、診察、
検査、処方箋作成又は指導のうち少なくとも一つが含ま
れている。
【0027】よって、医師が行う診療行為の細部につい
ても、傷病と当該診療行為とが適応しているか否かを判
定することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0029】なお、以下に説明する実施の形態は、パー
ソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いてレセプト
の内容の検査を行うレセプト検査装置に対して本発明を
適用した場合の実施の形態である。
【0030】(I)レセプト検査装置の構成 始めに、実施形態に係るレセプト検査装置の構成につい
て、図1を用いて説明する。
【0031】なお、図1は、実施形態に係るレセプト検
査装置の概要構成を示すブロック図である。
【0032】図1に示すように、実施形態のレセプト検
査装置は、パーソナルコンピュータ又は通常のコンピュ
ータにより構成されるものであり、判定手段、第1判定
手段、第2判定手段及び告知手段としてのCPU1と、
組み合わせ情報記憶手段、第1組み合わせ情報記憶手段
及び第2組み合わせ情報記憶手段としてのHDD(Hard
Disk Drive)等により構成される補助記憶装置2
と、告知手段としてのCRT(Cathode Ray Tube)3
と、告知手段としてのプリンタ4と、外部から入力され
るレセプトデータ5とにより構成されている。
【0033】また、CPU1内には、後述するレセプト
検査処理において各種テーブル等が展開される作業領域
としての複数回読み書きが可能なメモリ1aが含まれて
いる。
【0034】次に、レセプト検査装置Sの概要動作につ
いて説明する。
【0035】外部から供給されるレセプトデータ5は、
データ信号SinとしてCPU1に入力される。
【0036】ここで、当該レセプトデータ5の入力形式
としては、例えば、フレキシブルディスクに記録されて
いるレセプトデータ5を読み出し、これをデータ信号S
inとしてCPU5に入力する形式や、磁気テープ(MT
(Magnetic Tape))に記録されているレセプトデータ
5を読み出し、これをデータ信号SinとしてCPU5に
入力する形式、或いは、従来のレセプト電算処理システ
ム(厚生省主導により普及されつつあるレセプトの電算
処理システム)において作成されたレセプトデータ5の
フォーマットを変換して入力する形式等がある。
【0037】また、レセプトデータ5として入力される
データとしては、例えば、図2に示すような実際のレセ
プトRに記載されている各項目(患者名、処置内容また
は検査内容等の項目)及びその項目の内容(投与薬品
名、投与量等)をコード化したものが含まれている。な
お、当該レセプトデータ5の具体的内容については、後
述する。
【0038】そして、レセプトデータ5がデータ信号S
inとして入力されると、CPU1は当該レセプトデータ
5に含まれている内容(すなわち、患者に対して実行さ
れた診療行為または投与された医薬品の内容)と、補助
記憶装置2内に記憶されている後述のデータベースの内
容とを比較し、当該レセプトデータ5に含まれている診
療行為または医薬品の内容が適切であるか否かを判定す
る。
【0039】このとき、CPU1は、補助記憶装置2と
の間で、データ信号Sdの授受を行いつつ上記判定を行
う。この判定処理の細部については、後述する。
【0040】その後、当該判定結果が不適切である旨で
あった場合には、その旨及び不適切であることの具体的
内容をCRT3にデータ信号Sdpとして出力して表示さ
せると共に、必要に応じてプリンタ4にデータ信号Spo
として出力し印字出力させる。
【0041】(II)データベースの構成 次に、補助記憶装置2内に記憶されているデータベース
の構成について、図3乃至図5を用いて説明する。
【0042】なお、図3は当該データベースの概要構成
を示すブロック図であり、図4はレセプトデータ5とし
て入力されるデータの内容を示す図であり、図5は後述
する効能マスタと適応疾患マスタの構成を示すブロック
図である。
【0043】図3に示すように、外部記憶装置2内に
は、データベースとして、薬品名マスタ20と、一般名
マスタ21と、効能マスタ22と、疾患名マスタ23
と、適応疾患マスタ25と、診療行為マスタ24とが含
まれており、各マスタは相互にデータの授受が可能とな
っている。
【0044】また、診療行為マスタ24内には、その詳
細データとして、検査マスタ24aと、処置マスタ24
bと、指導マスタ24cとが含まれている。
【0045】このうち、薬品名マスタ20内には、厚生
省から供給される(具体的には、官報により告示されて
いるものをいう。以下、同様。)医薬品の名称(すなわ
ち、各製薬会社が命名している自社製造の医薬品の名
称)等が記憶されている。
【0046】次に、一般名マスタ21内には、薬品名マ
スタ20内に記憶されている各医薬品名に対応する一般
名(すなわち、各医薬品に含まれている有効成分名及び
その含有量で示される一般名であり、従って、一の一般
名が複数の医薬品名に対応する場合がある。)等が記憶
されている。
【0047】更に、疾患名マスタ23内には、厚生省か
ら供給される傷病の名称等が記憶されている。
【0048】また、診療行為マスタ24内の検査マスタ
24a内には、厚生省から供給される各検査の名称等が
記憶されている。
【0049】更にまた、診療行為マスタ24内の処置マ
スタ24b内には、厚生省から供給される各処置(例え
ば、注射、投薬等の処置)の名称等が記憶されている。
【0050】更に、診療行為マスタ24内の指導マスタ
24c内には、厚生省から供給される(この場合は、医
科診療報酬点数表に記載されている)各指導(特定疾
患、皮膚科特定疾患、小児科療養、小児特定及び難病の
各指導)の名称等が記憶されている。
【0051】次に、効能マスタ22内には、厚生省から
供給される資料に基づいて、疾患名マスタ23に記憶さ
れている疾患名と、当該疾患名に対応する疾患に対して
効能を有する(すなわち、当該疾患を有する患者に対し
て投与することが認められている)医薬品の一般名との
組が一又は複数組の組み合わせ情報として記憶されてい
る。
【0052】更に、適用疾患マスタ25内には、厚生省
から供給される資料に基づいて、疾患名マスタ23に記
憶されている疾患名と、当該疾患名に対応する疾患に対
して実施することが可能な(すなわち、当該疾患を有す
る患者に対して実施することが認められている)診療行
為名との組が一又は複数組の組み合わせ情報として記憶
されている。
【0053】なお、各マスタの記憶内容については、後
述の細部処理の説明時に併せて詳細に説明する。
【0054】次に、上述したレセプトデータ5として入
力されるデータの具体的な内容について、図4を用いて
説明する。
【0055】図4に示すように、レセプトデータ5は、
当該レセプトデータ5のヘッダ情報としての医療機関レ
コード10と、各患者毎の特定の情報を含む複数の資格
レコード11と、各資格レコード11毎に対応して当該
資格レコード11により示される患者に係る傷病名を含
む傷病名レコード12と、各資格レコード11に対応し
て当該資格レコード11により示される患者に対して投
与された医薬品名または実施された診療行為名を含む複
数の摘要レコード13と、を含んでいる。
【0056】ここで、上記レセプトデータ5は、複数の
レセプトRに夫々対応する複数の資格レコード11を含
んで毎月各医療機関毎に一つ作成されるものであり、従
って、上記各レコードのうち、医療機関レコード10は
一のレセプトデータ5内には一つだけ含まれている。
【0057】これに対し、資格レコード11並びにこれ
に対応する傷病名レコード12及び摘要レコード13
は、当該医療機関レコード10で示される医療機関がそ
の月に処置した患者の数だけレセプトデータ5内に含ま
れていることとなる。
【0058】すなわち、一の資格レコード11とこれに
対応する傷病名レコード12及び摘要レコード13が、
一のレセプトRに対応している。
【0059】次に、各レコードについて具体的には、先
ず、医療機関レコード10には、当該レセプトデータ5
を作成した医療機関を特定するために、審査支払機関
名、医療機関コード、診療科名、医療機関名、請求年
月、総件数及び総合計点数の各データが含まれている。
【0060】また、資格レコード11には、各患者を特
定するために、受付番号、レセプト種別、診療年月、審
査支払機関名、医療機関コード、診療科名、レセプト番
号、患者氏名、患者の男女区分、生年月日、保険者番
号、記号番号、市町村番号、受給者番号、負担者番号
等、病棟区分、病床数、実日数、調剤回数(内頓)、調
剤回数(外)、処方回数及びカルテ番号等の、診療報酬
(点数)を算定するために必要なデータが含まれてい
る。
【0061】更に、傷病名レコード12には、対応する
資格レコード11により示される患者に係る疾患を特定
するために、受付番号、病名番号、傷病名コード、診療
開始日及び転帰区分(すなわち、治癒したのか、死亡し
たのか、または診療を中止したのかの区分)の各データ
が含まれている。
【0062】なお、この傷病名レコード12は、一の資
格レコード(すなわち、一のレセプト)に対応する傷病
が複数個ある場合は、一の資格レコード11に対応する
ものとして当該傷病の数だけ含まれている。
【0063】また、摘要レコード13には、対応する資
格レコード11により示される患者に対して実行された
診療行為を特定するために、受付番号、摘要番号、診療
識別、コード、使用量、点数及び回数(医薬品の場合、
投与日数を表す。)の各データが含まれている。
【0064】なお、この摘要レコード13は、一の資格
レコード11に対応する診療行為が複数個ある場合は、
一の資格レコード11に対応するものとして当該診療行
為の数だけ、すなわち、投与された医薬品の数または実
施された検査及び処置等の数だけ含まれている。
【0065】また、医療機関レコード10と資格レコー
ド11との対応づけは、各レコードに含まれる審査支払
機関名データ、医療機関コード及び診療科名データを用
いて行われ、一方、資格レコード11と傷病名レコード
12及び摘要レコード13との対応づけは、夫々のレコ
ードに含まれている受付番号データにより行われてい
る。
【0066】次に、上記効能マスタ22及び適応疾患マ
スタ25に含まれるデータについて、上記傷病名レコー
ド12に含まれるデータとの関連と共に図5を用いて説
明する。
【0067】図5に示すように、実施形態の効能マスタ
22は、複数の効能データ22aを含んでおり、一の効
能データ22a内には、一の傷病名を示す傷病名コード
に対応して、当該傷病に対して投与可能であると厚生省
から認可されている医薬品の一般名を示す一般名コード
と、当該投与の際の用量を示す用量データと、許可され
ている投与日数を示す投与日数データと、当該医薬品の
長期区分を示す長期区分データと、傷病名コードに対す
る補足的なデータである病名補足データと、が含まれて
いる。
【0068】ここで、上記効能データ22aは、傷病と
それに対して認可されている医薬品の一般名との異なる
組み合わせの数だけ効能マスタ22内に含まれている。
【0069】また、適応疾患マスタ25は、複数の適応
疾患データ25aを含んでおり、一の適応疾患データ2
5aには、効能データ22aと同様に、一の傷病名を示
す傷病名コードに対応して、当該傷病に係る患者に対し
て実施可能であると厚生省から認可されている診療行為
のコードを示す診療行為コードを含んでいる。
【0070】更に、上記適応疾患データ25aは、傷病
とそれに対して認可されている診療行為との異なる組み
合わせの数だけ適応疾患マスタ25内に含まれている。
【0071】そして、本実施形態のデータベースでは、
上記傷病名レコード12が入力されたとき、それに含ま
れる傷病名コードを手がかりとして、必要な効能データ
22aと適応疾患データ25aとが参照できるように構
成されている。
【0072】(III)レセプト検査処理の実施形態 次に、実施形態に係るレセプト点検処理について、図6
を用いて説明する。
【0073】なお、図6は、当該レセプト点検処理の全
体を示すフローチャートであり、主としてCPU1内で
実行される処理を示すフローチャートである。
【0074】図6に示すように、実施形態に係るレセプ
ト点検処理においては、先ず、図3に示す各マスタをデ
ータベースとして相互に接続する(ステップS1)。
【0075】次に、接続したマスタの中に、処理月に該
当するエラー情報があればこれを削除し、更にメモリ1
a内に1日処置テーブル及び重複検査テーブルを作成す
る(ステップS2)。
【0076】ここで、1日処置テーブルとは、例えば、
一人の患者に対して一日に複数の処置を施した場合、当
該複数の処置のうちの一についてだけ診療報酬を請求で
きることとされている場合があり、この規定に基づい
て、本来請求できない処置について過剰請求されている
か否かを検査するために用いられるテーブルである。
【0077】一方、重複検査テーブルとは、例えば、一
人の患者に対して重複して実施することが禁止されてい
る検査があり、この規定に基づいて、本来重複して実施
できないのに実施した検査について診療報酬が過剰請求
されているか否かを検査するために用いられるテーブル
である。
【0078】1日処置テーブル及び重複検査テーブルが
作成されると、次に、レセプトデータ5として入力され
ている資格レコード11(レセプト)の全てについて検
査処理が実行されたか否かが判断され(ステップS
3)、全ての資格レコード11について検査処理が終了
しているときは(ステップS3;YES)そのまま終了
処理を行い、一方、全ての資格レコード11について検
査処理が終了していないときは(ステップS3;N
O)、未処理の一の資格レコード11(すなわち、一の
レセプトRに対応する資格レコード11)を読み込み
(ステップS4)、メモリ1a上に作成されている各テ
ーブルを初期化する(ステップS5)。
【0079】そして、一の資格レコード11(一のレセ
プトR)に対応する全ての傷病について後述のステップ
S7及びS8の処理を終了したか否かが判定され(ステ
ップS6)、終了しているときは(ステップS6;YE
S)ステップS9に移行し、一方、終了していないとき
は(ステップS6;NO)、当該終了していない傷病名
の傷病名レコード12を読み込み(ステップS7)、次
に、当該読み込んだ傷病名レコード12に基づいて効能
テーブル及び適応テーブルをメモリ1a上に作成し(ス
テップS8)、ステップS6に戻って次の傷病名レコー
ド12に対して同様の処理を繰り返す。
【0080】ここで、上記効能テーブルとは、ステップ
S7で読み込んだ傷病名レコード12内の傷病名コード
に基づいて当該傷病に対応する効能データ22a(図5
参照)を効能マスタ22から読み出すことにより、当該
傷病とこれに対して投与することが認可されている医薬
品及びその用量等を含んで作成される参照用のテーブル
である。
【0081】また、適応テーブルとは、ステップS7で
読み込んだ傷病名レコード12内の傷病名コードに基づ
いて当該傷病に対応する適応疾患データ25a(図5参
照)を適応疾患マスタ25から読み出すことにより、当
該傷病とこれに対して実施することが認可されている診
療行為を含んで作成される参照用のテーブルである。
【0082】従って、全ての傷病名レコード12に対し
てステップS6乃至S8の処理が行われた後には、一の
レセプトRに記載されている全ての傷病に適応され得る
全ての医薬品及びその用量等を含む効能テーブル並びに
当該全ての傷病に適応され得る全ての診療行為を含む適
応テーブルがメモリ1a上に作成されていることとな
る。
【0083】次に、当該レセプトRに含まれる全ての傷
病に対して効能テーブルと適応テーブルの作成が終了す
ると(ステップS6;YES)、次に、一の資格レコー
ド11(一のレセプトR)に対応する全ての診療行為に
ついて後述のステップS10乃至S16の処理を終了し
たか否かが判定され(ステップS9)、終了していると
きは(ステップS9;YES)ステップS17に移行
し、一方、終了していないときは(ステップS9;N
O)、当該終了していない診療行為及び医薬品の投与を
示す摘要レコード12を読み込む(ステップS10)。
【0084】そして、当該読み込んだ摘要レコード12
が医薬品の投与に関する摘要レコード12か否かが判定
され(ステップS11)、医薬品の投与に関するもので
あるときは(ステップS11;YES)、次に、当該読
み出された医薬品の投与内容(医薬品名、用量及び投与
回数等)と、上記効能テーブルに含まれている傷病と投
与可能な医薬品及びその用量等とを比較し、レセプトR
に含まれている傷病と実際に投与された医薬品との組み
合わせが、認可されているその組み合わせ(効能テーブ
ル内に格納されている。)に一致しているか否かが、各
摘要レコード12毎に確認される(ステップS12)。
【0085】そして、摘要レコード12の内容、すなわ
ち、実際に投与された医薬品の投与内容と傷病との組み
合わせが、効能テーブル上の認可されているその組み合
わせに一致していていない場合には、その不一致の内容
がエラー情報としてデータベース内の図示しないエラー
情報領域に書き込まれる(ステップS14)。
【0086】一方、ステップS11の判定において、医
薬品の投与に関するものでないときは(ステップS1
1;NO)、次に、ステップS10で読み出された摘要
レコード12は診療行為(検査、処置または指導等)に
関するものであるので、当該読み出された診療行為と、
上記適応テーブルに含まれている傷病と実施可能な診療
行為とを比較し、レセプトRに含まれている傷病と実際
に実施された診療行為との組み合わせが、認可されてい
るその組み合わせ(適応テーブル内に格納されてい
る。)に一致しているか否かが、各摘要レコード12毎
に確認される(ステップS13)。
【0087】そして、摘要レコード12の内容、すなわ
ち、実際に実施された診療行為と傷病との組み合わせ
が、適応テーブル上の認可されているその組み合わせに
一致していていない場合には、その不一致の内容がエラ
ー情報として上記エラー情報領域内に書き込まれる(ス
テップS14)。
【0088】なお、上記ステップS12及びS13の処
理の細部については、後述する。
【0089】次に、効能テーブル及び適応テーブルを用
いた検査処理が終了すると、次に、ステップS10にお
いて読み出された医薬品の摘要レコード12を用いて、
当該摘要レコード12に記述されているその医薬品の用
量及び投与日数と、その傷病及び医薬品が対応する効能
データ22aに記述されている用量及び投与日数とが一
致しているか否かが判定され(ステップS15)、当該
摘要レコード12の内容、すなわち、実際に投与された
医薬品の用量及び投与日数と傷病との組み合わせが、効
能テーブル上の認可されているその組み合わせに一致し
ていない場合には、その不一致の内容がエラー情報とし
て上記エラー情報領域内に書き込まれ(ステップS1
6)、次の摘要レコード12について上記ステップS1
0乃至S16の処理を実行すべくステップS9に戻る。
【0090】なお、ステップS15における用量と投与
日数の検査の細部については後述する。
【0091】一方、ステップS9の判定において、一の
資格レコード11(一のレセプト)に対応する全ての診
療行為について後述のステップS10乃至S16の処理
を終了しているときは(ステップS9;YES)、次
に、ステップS2において作成した1日処置テーブル及
び重複検査テーブルを用いて、1日処置及び重複検査の
内容等が検査され(ステップS17)、それらが認可さ
れている内容(適用疾患マスタ25内に格納されてい
る)と一致していないときには、その不一致の内容がエ
ラー情報として上記エラー情報領域に書き込まれ(ステ
ップS18)、次の資格レコード11(すなわち、次の
レセプトR)について上記ステップS4乃至S18の処
理を実行すべくステップS3に戻る。
【0092】なお、上記ステップS17において実行さ
れる処理の細部については後述する。
【0093】以上の一連の処理が繰り返されることによ
り、一の医療機関のレセプトデータ5について検査が終
了すると、上記ステップS14、S16及びS18で書
き込まれたエラー内容が一覧表として、例えば、図7に
示すようにCRT3またはプリンタ4に出力される。こ
のとき、検査結果の表示または印字出力に用いられる疾
患名、医薬品名または診療行為名は、夫々、疾患名マス
タ23、薬品名マスタ20または診療行為マスタ24か
ら読み出される。
【0094】なお、検査結果としては、図7に示すよう
な全体内容の他に、個々のエラー内容の詳細情報を表示
するように構成することもできる。
【0095】また、図6に示す一連のレセプト検査処理
を示すフローチャートに対応するプログラムは、これを
記録媒体としてのフレキシブルディスクに記憶させてお
けば、いずれのパーソナルコンピュータ等によっても、
実施形態のレセプト検査処理を行うことができる。
【0096】次に、上記ステップS8における効能テー
ブルの作成及びステップS12における医薬品の検査の
内容について、図8(a)を用いて説明する。
【0097】なお、図8(a)は効能テーブルの作成及
び医薬品の検査の内容を概念的に示したブロック図であ
る。
【0098】先ず、ステップS8における効能テーブル
の作成については、図8(a)に示すように、ステップ
S7で読み込まれた傷病名レコード12に含まれている
傷病名コードに基づいて効能マスタ22内の当該傷病名
コードに対応する効能データ22aを参照し、当該効能
データ22a内に記述されている傷病名コード、一般名
コード、用量データ、投与日数データ及び長期区分デー
タを用いて一の効能テーブル(すなわち、当該傷病名コ
ードに対応する傷病に対して投与されるべき医薬品の一
般名、用量等を含む効能テーブル)をメモリ1a上に作
成(登録)する。
【0099】次に、ステップS12における医薬品の検
査では、図8(a)に示すように、ステップS10で読
み込まれた医薬品に関する摘要レコード13における医
薬品を示すコードデータに基づいて薬品名マスタ20内
の当該コードデータに対応するデータを参照し、当該対
応するデータに含まれている一般名コードが上記作成さ
れた効能テーブル内に登録されているか否かを判定す
る。
【0100】そして、登録されているときは、レセプト
R上に記載されていた医薬品と傷病とが適応しているも
のと判定する。一方、登録されていないときは、当該医
薬品と傷病が適応してないとしてエラー処理(ステップ
S14)を行う。
【0101】次に、ステップS8における適応テーブル
の作成については、図8(b)に示すように、ステップ
S7で読み込まれた傷病名レコード12に含まれている
傷病名コードに基づいて適応疾患マスタ22内の当該傷
病名コードに対応する適応疾患データ25aを参照し、
当該適応疾患データ25a内に記述されている傷病名コ
ード及び診療行為データを用いて一の適応テーブル(す
なわち、当該傷病名コードに対応する傷病に対して実施
されるべき診療行為を示す診療行為コードを含む適応テ
ーブル)をメモリ1a上に作成(登録)する。
【0102】次に、ステップS13における診療行為の
検査では、図8(b)に示すように、ステップS10で
読み込まれた診療行為に関する摘要レコード13におけ
る診療行為を示すコードデータが上記作成された適応テ
ーブル内に登録されているか否かを判定する。
【0103】そして、登録されているときは、レセプト
R上に記載されていた診療行為と傷病とが適応している
ものと判定する。一方、登録されていないときは、当該
診療行為と傷病が適応してないとしてエラー処理(ステ
ップS14)を行う。
【0104】なお、図8における傷病名レコード12に
含まれている「修飾語」とは、例えば、「○○病の疑
い」という傷病名における「疑い」、又は「急性××
病」という傷病名における「急性」という語等に該当す
るものである。
【0105】次に、ステップS15における医薬品の用
量と投与日数の検査について、図9を用いて説明する。
【0106】なお、図9は当該用量及び投与日数の検査
の内容を概念的に示したブロック図である。
【0107】ステップS15においては、図9に示すよ
うに、ステップS10で読み込まれた医薬品に関する摘
要レコード13における使用量データ及び回数データに
基づいて、当該使用量データ及び回数データの内容が上
記ステップS8で作成された効能テーブル内に登録され
ている使用量及び回数の範囲内であるか否かを判定す
る。
【0108】そして、当該範囲内であるときは、レセプ
トR上に記載されていた医薬品の用量及び投与日数と傷
病とが適応しているものと判定する。一方、当該範囲を
越えているときは、当該用量及び投与日数と傷病が適応
してないとしてエラー処理(ステップS16)を行う。
【0109】次に、ステップS17において行われる各
種の検査の細部について、図10乃至図13を用いて説
明する。
【0110】先ず、ステップS17において行われる検
査のうち、検査判断の適応性に関する検査について、図
10を用いて説明する。
【0111】なお、図10は検査判断の適応性の検査の
内容を概念的に示したブロック図である。
【0112】ここで、検査判断の適応性とは、実際に実
施した検査と、それに伴う医師の判断との適応性(診療
報酬としては、実施した検査料とそれに伴う判断料とは
別個に請求できるが、当然のことながら、実施していな
い検査に対する判断の報酬は請求できない。)をいう。
【0113】図10に示すように、検査判断の適応性の
検査においては、ステップS10で読み出された診療行
為の摘要レコード13に基づいて、診療行為マスタ24
内に記憶されている診療行為毎の検査等実施判断区分及
び検査等実施判断グループ区分(いずれも厚生省により
予め定められている診療行為の区分である。)を参照
し、当該グループ毎に、検査と判断を実際に行ったか否
かを示す判断・実施料フラグ30をメモリ1a上に作成
する。
【0114】すなわち、具体的には、診療行為の摘要レ
コード13に基づいて、例えば、グループ1に属する検
査を実施していれば対応する実施料の欄にフラグ「1」
をたて、実施していければフラグ「0」をたてる。
【0115】また、同様に、グループ1に属する判断を
実施していれば対応する判断料の欄にフラグ「1」をた
て、判断していければフラグ「0」をたてる。
【0116】そして、全てのグループに対して、上記フ
ラグの設定が終了した後、各グループ毎に実施料のフラ
グと判断料のフラグとを比較する。
【0117】この比較により、双方のフラグが一致して
いれば適切な検査及び判断が行われたと判定できる。
【0118】一方、実施料のフラグが「0」であるにも
拘わらず判断料のフラグが「1」となっているときは、
実施していない検査に対して判断していることとなるの
で、この場合は判断料の算定は不可としてエラー処理
(ステップS18)される。
【0119】また、実施料のフラグが「1」であるにも
拘わらず判断料のフラグが「0」となっているときは、
実際は実施した検査(従って、当該実施した検査に対応
する判断が為されているはずである。)に対して判断料
を請求してないこととなるので、この場合は判断料の算
定が不足であるとしてやはりエラー処理(ステップS1
8)が実行される。
【0120】次に、ステップS17において行われる検
査のうち、重複検査の内容に関する検査について、ステ
ップS2における重複検査テーブルの作成と共に図11
を用いて説明する。
【0121】なお、図11は重複検査テーブルの作成及
び重複検査の内容を概念的に示したブロック図である。
【0122】ここで、重複検査とは、ステップS2で作
成した重複検査テーブルを用いて、一人の患者に対して
重複して実施することが禁止されている検査に関する実
施料が重複して請求されているか否かを検査するもので
ある。
【0123】先ず、図11に示すように、ステップS2
においては、検査マスタ24a内に記憶されている重複
テーブル31(図11に示すように、テーブル番号デー
タ、枝番号データ、項目数データ(上記グループ毎に実
施することが認可されている検査または処置の項目数)
及び診療行為コードを含む。)に基づいて、上記グルー
プ毎に、そのグループ内に属する認可されている検査項
目数と具体的な検査を示す重複検査テーブル32をメモ
リ1a上に作成する。
【0124】そして、ステップS17における重複検査
の検査においては、ステップS10において読み込まれ
た診療行為に関する摘要レコード13に基づいて、上記
重複検査テーブルを参照し、各グループ毎に、実際に実
行された検査の欄にフラグ「1」をたてることにより実
施フラグ33を作成する。
【0125】そして、全てのグループについて、診療行
為に関する摘要レコード13に基づく実施フラグ33の
確認が行われた後、各グループの実施項目数と重複検査
テーブル上の実施項目数とを比較し、実施フラグがたっ
ている検査の項目数が重複検査テーブル上の実施項目数
よりも大きいときは、本来重複して実施できないのに実
施した処置または検査について診療報酬が過剰請求され
ているとしてエラー処理(ステップS18)される。
【0126】一方、実施フラグ33がたっている検査の
項目数が重複検査テーブル32上の実施項目数よりも小
さいかまたは双方が等しいときは、重複検査はされてい
ないとしてエラー処理は行われない。
【0127】次に、ステップS17において行われる検
査のうち、1日処置の内容に関する検査について、ステ
ップS2における1日処置テーブルの作成と共に図12
を用いて説明する。
【0128】なお、図12は1日処置テーブルの作成及
び1日処置の内容の検査を概念的に示したブロック図で
ある。
【0129】ここで、1日処置の内容の検査とは、ステ
ップS2で作成した1日処置テーブルを用いて、一人の
患者に対して一日に複数の処置を施した場合、当該複数
の処置または検査のうちの一についてだけ診療報酬を請
求できることとされている場合があり、この規定に基づ
いて、本来請求できない処置または検査について過剰請
求されていないか否かを検査するものである。
【0130】先ず、図12に示すように、ステップS2
においては、上記重複テーブル31に基づいて、上記グ
ループ毎に、そのグループ内に属する認可されている処
置を示す1日処置テーブル34を、日付毎にメモリ1a
上に作成する。
【0131】そして、ステップS17における1日処置
の内容の検査においては、ステップS10において読み
込まれた診療行為に関する摘要レコード13に基づい
て、上記1日処置テーブル34を参照し、各グループ毎
に、実際に実行された処置の数を日付毎に積算して積算
表35を作成し、一月分の処置数を各グループ毎に算出
する。
【0132】そして、全てのグループについて、処置数
の1ヶ月分の積算が終了すると、その結果と対応する月
の実日数とを比較し、積算値の方が多いグループについ
ては、本来請求できない処置または検査について過剰請
求されているとしてエラー処理(ステップS18)され
る。
【0133】一方、積算値が実日数よりも少ない場合ま
たはそれらが相互に等しい場合は、過剰請求されていな
いとしてエラー処理は行われない。
【0134】最後に、ステップS17において行われる
検査のうち、指導料検査について図13を用いて説明す
る。
【0135】なお、図13は指導料検査を概念的に示し
たブロック図である。
【0136】ここで、指導料検査とは、厚生省により、
指導料を請求することができるとして指定されている特
性疾患または難病に対して正しく指導料が請求されてい
るか否かを検査するものである。
【0137】指導料検査においては、先ず、図13に示
すように、ステップS7で読み込まれた傷病名レコード
12内の傷病名コードに基づいて、疾患名マスタ23内
に記憶されている特定疾患等対象区分及び難病等対象区
分(いずれも厚生省から指定されている指導料を請求で
きる区分である。)を参照し、当該レセプトRに含まれ
ている各傷病名について、各傷病が指導料を請求できる
傷病であるか否かを示す特定疾患等テーブル36及び難
病等テーブル37(夫々、指導料を請求できる場合フラ
グ「1」をたてる。)を夫々メモリ1a上に作成する。
【0138】次に、ステップS10において読み込まれ
た指導についての診療行為に関する摘要レコード13内
のコードデータに基づいて、当該コードデータに対応す
る指導を行った傷病名関連区分及び難病等対象区分が、
上記特定疾患等テーブル36及び難病等テーブル37に
おいてフラグ「1」がたっている傷病名関連区分及び難
病等対象区分であるかを確認する。
【0139】そして、指導料が請求された傷病名関連区
分及び難病等対象区分が、特定疾患等テーブル36及び
難病等テーブル37においてフラグ「1」がたっていな
い傷病名関連区分及び難病等対象区分である場合には、
過剰請求されているとしてエラー処理(ステップS1
8)される。
【0140】一方、指導料が請求された傷病名関連区分
及び難病等対象区分が、特定疾患等テーブル36及び難
病等テーブル37においてフラグ「1」がたっている傷
病名関連区分及び難病等対象区分である場合には、正当
な指導料請求であるとしてエラー処理は行われない。
【0141】以上説明したように、実施形態のレセプト
検査装置Sの動作によれば、レセプトRに含まれている
傷病とそれに対して投与された医薬品、又は当該傷病と
それに対して実施された診療行為の少なくともいずれか
一方が相互に適応していないときその旨が表示または印
字出力されるので、レセプトRにおける不備な点を迅速
に抽出することができ、当該レセプトRの検査を大幅に
迅速化すると共に省力化し、且つ正確性を向上させるこ
とができる。
【0142】また、全ての医薬品名ではなく、一般名及
び用量により傷病と医薬品の組み合わせ情報(効能マス
タ22)が形成されているので、迅速に傷病と医薬品と
が適応しているか否かを判定することができる。
【0143】更に、検査、処置等の医師が行う診療行為
の細部についても、傷病と当該診療行為とが適応してい
るか否かを判定することができる。
【0144】なお、上述した各診療行為または投薬内容
の検査の他に、例えば、医薬品の廃止日(その医薬品が
使用禁止となる日)または経過措置日(将来の期限付き
で医薬品が使用できる場合)と診療月との整合性の検
査、診療行為の廃止日(その診療行為が実施禁止となる
日)と診療月との整合性の検査、診療行為とそれが入院
中の患者に行われたかまたは外来患者に行われたかの整
合性の検査或いは診療行為とそれが行われた場所(病院
か診療所か)との整合性の検査等を行うように構成する
ことも可能である。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、診療報酬明細書に含まれている傷病とそ
れに対して投与された医薬品とが相互に適応していない
ときその旨が告知されるので、診療報酬明細書における
不備な点を迅速に抽出することができ、当該診療報酬明
細書の検査を大幅に迅速化すると共に省力化し、且つ正
確性を向上させることができる。
【0146】請求項2に記載の発明によれば、診療報酬
明細書に含まれている傷病とそれに対して実施された診
療行為とが相互に適応していないときその旨が告知され
るので、診療報酬明細書における不備な点を迅速に抽出
することができ、当該診療報酬明細書の検査を大幅に迅
速化すると共に省力化し、且つ正確性を向上させること
ができる。
【0147】請求項3に記載の発明によれば、診療報酬
明細書に含まれている傷病とそれに対して投与された医
薬品、又は当該傷病とそれに対して実施された診療行為
の少なくともいずれか一方が相互に適応していないとき
その旨が告知されるので、診療報酬明細書における不備
な点を迅速に抽出することができ、当該診療報酬明細書
の検査を大幅に迅速化すると共に省力化し、且つ正確性
を向上させることができる。
【0148】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
又は3に記載の発明の効果に加えて、全ての医薬品名で
はなく、一般名及び用量により傷病−医薬品情報が形成
されているので、迅速に傷病と医薬品とが適応している
か否かを判定することができる。
【0149】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、医
師が行う診療行為の細部についても、傷病と当該診療行
為とが適応しているか否かを判定することができる。
【0150】請求項6に記載の発明によれば、当該制御
プログラムを用いて診療報酬明細書の検査を行うことに
より、当該診療報酬明細書に含まれている傷病とそれに
対して投与された医薬品とが相互に適応していないとき
その旨が告知されるので、診療報酬明細書における不備
な点を迅速に抽出することができ、当該診療報酬明細書
の検査を大幅に迅速化すると共に省力化し、且つ正確性
を向上させることができる。
【0151】請求項7に記載の発明によれば、当該制御
プログラムを用いて診療報酬明細書の検査を行うことに
より、当該診療報酬明細書に含まれている傷病とそれに
対して実施された診療行為とが相互に適応していないと
きその旨が告知されるので、診療報酬明細書における不
備な点を迅速に抽出することができ、当該診療報酬明細
書の検査を大幅に迅速化すると共に省力化し、且つ正確
性を向上させることができる。
【0152】請求項8に記載の発明によれば、当該制御
プログラムを用いて診療報酬明細書の検査を行うことに
より、当該診療報酬明細書に含まれている傷病とそれに
対して投与された医薬品、又は当該傷病とそれに対して
実施された診療行為の少なくともいずれか一方が相互に
適応していないときその旨が告知されるので、診療報酬
明細書における不備な点を迅速に抽出することができ、
当該診療報酬明細書の検査を大幅に迅速化すると共に省
力化し、且つ正確性を向上させることができる。
【0153】請求項9に記載の発明によれば、請求項6
又は8に記載の発明の効果に加えて、全ての医薬品名で
はなく、一般名及び用量により傷病−医薬品情報が形成
されているので、迅速に傷病と医薬品とが適応している
か否かを判定することができる。
【0154】請求項10に記載の発明によれば、請求項
7から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、
医師が行う診療行為の細部についても、傷病と当該診療
行為とが適応しているか否かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レセプト検査装置の概要構成を示すブロック図
である。
【図2】レセプトの例を示す図である。
【図3】データベースの構成を示すブロック図である。
【図4】レセプトデータの構成を示す図である。
【図5】傷病名レコードと効能マスタ及び適応疾患マス
タの関係を示す図である。
【図6】レセプト検査処理の全体を示すフローチャート
である。
【図7】レセプト検査結果の出力の一例を示す図であ
る。
【図8】各テーブル及び処理の具体例を示す図であり、
(a)は効能テーブルの作成及び医薬品の効能検査を示
す概念図であり、(b)は適応テーブルの作成及び診療
行為の適応性検査を示す概念図である。
【図9】用量及び投与回数の検査を示す概念図である。
【図10】判断料と実施料の整合性の検査を示す概念図
である。
【図11】重複検査の検査を示す概念図である。
【図12】1日処置の検査を示す概念図である。
【図13】指導料請求の整合性の検査を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU 1a…メモリ 2…補助記憶装置 3…CRT 4…プリンタ 5…レセプトデータ 10…医療機関レコード 11…資格レコード 12…傷病名レコード 13…摘要レコード 20…薬品名マスタ 21…一般名マスタ 22…効能マスタ 22a…効能データ 23…疾患名マスタ 24…診療行為マスタ 24a…検査マスタ 24b…処置マスタ 24c…指導マスタ 25…適応疾患マスタ 25a…適応疾患データ 30…判断・実施料フラグ 31…重複テーブル 32…重複検査テーブル 33…実施フラグ 34…1日処置テーブル 35…積算表 36…特定疾患等テーブル 37…難病等テーブル Sin、Sd、Spo、Sdp…データ信号 S…レセプト検査装置 R…レセプト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傷病と、当該傷病に適応する医薬品との
    組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報を一又は
    複数個記憶する組み合わせ情報記憶手段と、 診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該傷病
    に対して投与された前記医薬品に基づいて、当該含まれ
    いている傷病と当該含まれている医薬品との組み合わせ
    が、前記組み合わせ情報憶手段に記憶されている前記傷
    病−医薬品組み合わせ情報のうちいずれかの当該傷病−
    医薬品組み合わせ情報に一致しているか否かを判定する
    判定手段と、 前記判定手段における判定が不一致である旨の判定であ
    ったとき、当該不一致である旨の告知を行う告知手段
    と、 を備えることを特徴とする診療報酬明細書検査装置。
  2. 【請求項2】 傷病と、当該傷病に適応する診療行為と
    の組み合わせである傷病−診療行為組み合わせ情報を一
    又は複数個記憶する組み合わせ情報記憶手段と、 診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該傷病
    に対して実施された前記診療行為に基づいて、当該含ま
    れている傷病と当該含まれている診療行為との組み合わ
    せが、前記組み合わせ情報記憶手段に記憶されている前
    記傷病−診療行為組み合わせ情報のうちいずれかの当該
    傷病−診療行為組み合わせ情報に一致しているか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段における判定が不一致である旨の判定であ
    ったとき、当該不一致である旨の告知を行う告知手段
    と、 を備えることを特徴とする診療報酬明細書検査装置。
  3. 【請求項3】 傷病と、当該傷病に適応する医薬品との
    組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報を一又は
    複数個記憶する第1組み合わせ情報記憶手段と、 前記傷病と、当該傷病に適応する診療行為との組み合わ
    せである傷病−診療行為組み合わせ情報を一又は複数個
    記憶する第2組み合わせ情報記憶手段と、 診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該傷病
    に対して投与された前記医薬品に基づいて、当該含まれ
    ている傷病と当該含まれている医薬品との組み合わせ
    が、前記第1組み合わせ情報記憶手段に記憶されている
    前記傷病−医薬品組み合わせ情報のうちいずれかの当該
    傷病−医薬品組み合わせ情報に一致しているか否かを判
    定する第1判定手段と、 前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該
    傷病に対して実施された前記診療行為に基づいて、当該
    含まれている傷病と当該含まれている診療行為との組み
    合わせが、前記第2検査情報記憶手段に記憶されている
    前記傷病−診療行為組み合わせ情報のうちいずれかの当
    該傷病−診療行為組み合わせ情報に一致しているか否か
    を判定する第2判定手段と、 前記第1判定手段における判定又は前記第2判定手段に
    おける判定の少なくともいずれか一方が不一致である旨
    の判定であったとき、当該不一致である旨の告知を行う
    告知手段と、 を備えることを特徴とする診療報酬明細書検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3に記載の診療報酬明細書
    検査装置において、 前記傷病−医薬品組み合わせ情報は、医薬品に対応する
    一般名及び当該医薬品の用量を用いて形成されているこ
    とを特徴とする診療報酬明細書検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれか一項に記載の
    診療報酬明細書検査装置において、 前記診療行為には、診察、検査、処方箋作成又は指導の
    うち少なくとも一つが含まれていることを特徴とする診
    療報酬明細書検査装置。
  6. 【請求項6】 傷病と、当該傷病に適応する医薬品との
    組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報が一又は
    複数個記録されていると共に、当該傷病−医薬品組み合
    わせ情報を用いて診療報酬明細書の内容を検査する診療
    報酬明細書検査装置に含まれるCPUを動作させて当該
    診療報酬明細書の検査を実行させる制御プログラムが記
    録されている記録媒体であって、 前記CPUを、 前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該
    傷病に対して投与された前記医薬品に基づいて、当該含
    まれいている傷病と当該含まれている医薬品との組み合
    わせが、前記記録されている傷病−医薬品組み合わせ情
    報のうちいずれかの当該傷病−医薬品組み合わせ情報に
    一致しているか否かを判定する判定手段、及び、 前記判定手段における判定が不一致である旨の判定であ
    ったとき、当該不一致である旨の告知を行う告知手段、 として機能させることを特徴とする前記制御プログラム
    が記録されている記録媒体。
  7. 【請求項7】 傷病と、当該傷病に適応する診療行為と
    の組み合わせである傷病−診療行為組み合わせ情報が一
    又は複数個記録されていると共に、当該傷病−診療行為
    組み合わせ情報を用いて診療報酬明細書の内容を検査す
    る診療報酬明細書検査装置に含まれるCPUを動作させ
    て当該診療報酬明細書の検査を実行させる制御プログラ
    ムが記録されている記録媒体であって、 前記CPUを、 前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該
    傷病に対して実施された前記診療行為に基づいて、当該
    含まれている傷病と当該含まれている診療行為との組み
    合わせが、前記記録されている傷病−診療行為組み合わ
    せ情報のうちいずれかの当該傷病−診療行為組み合わせ
    情報に一致しているか否かを判定する判定手段、及び、 前記判定手段における判定が不一致である旨の判定であ
    ったとき、当該不一致である旨の告知を行う告知手段、 として機能させることを特徴とする前記制御プログラム
    が記録されている記録媒体。
  8. 【請求項8】 傷病と、当該傷病に適応する医薬品との
    組み合わせである傷病−医薬品組み合わせ情報と、前記
    傷病と、当該傷病に適応する診療行為との組み合わせで
    ある傷病−診療行為組み合わせ情報とが夫々一又は複数
    個記録されていると共に、当該傷病−診療行為組み合わ
    せ情報又は当該傷病−医薬品組み合わせ情報を用いて診
    療報酬明細書の内容を検査する診療報酬明細書検査装置
    に含まれるCPUを動作させて当該診療報酬明細書の検
    査を実行させる制御プログラムが記録されている記録媒
    体であって、 前記CPUを、 前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該
    傷病に対して投与された前記医薬品に基づいて、当該含
    まれている傷病と当該含まれている医薬品との組み合わ
    せが、前記記録されている前記傷病−医薬品組み合わせ
    情報のうちいずれかの当該傷病−医薬品組み合わせ情報
    に一致しているか否かを判定する第1判定手段、 前記診療報酬明細書に含まれている、前記傷病及び当該
    傷病に対して実施された前記診療行為に基づいて、当該
    含まれている傷病と当該含まれている診療行為との組み
    合わせが、前記記録されている前記傷病−診療行為組み
    合わせ情報のうちいずれかの当該傷病−診療行為組み合
    わせ情報に一致しているか否かを判定する第2判定手
    段、及び、 前記第1判定手段における判定又は前記第2判定手段に
    おける判定の少なくともいずれか一方が不一致である旨
    の判定であったとき、当該不一致である旨の告知を行う
    告知手段、 として機能させることを特徴とする前記制御プログラム
    が記録されている記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項6又は8に記載の記録媒体におい
    て、 前記傷病−医薬品組み合わせ情報は、医薬品に対応する
    一般名及び当該医薬品の用量を用いて形成されているこ
    とを特徴とする前記制御プログラムが記録されている記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項7から9のいずれか一項に記載
    の記録媒体において、 前記診療行為には、診察、検査、処方箋作成又は指導の
    うち少なくとも一つが含まれていることを特徴とする前
    記制御プログラムが記録されている記録媒体。
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