JP4599377B2 - アウターミラー - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるアウターミラーに関する。
従来、自動車等の車両のアウターミラーにおいて、レンズカバーを有するユニット、例えば、ターンシグナルランプ等のユニットをアウターミラーに内蔵させた技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このアウターミラーでは、ハウジング本体とハウジングカバーとを含み、ハウジング本体とハウジングカバーとの間にターンシグナルランプを配置して、ハウジングカバーに形成された開口部によってターンシグナルランプのレンズカバーの一部がハウジングカバーに露出するように構成されている。
ところで、ターンシグナルランプは、一般的に、ランプ等が組み付けられた樹脂製の基部にレンズカバーが覆設されて構成されており、基部に対してレンズカバーが溶着されて固定されるようになっている。通常、溶着の手法としては、例えば、基部およびレンズカバー同士を所定の方向に相対的に振動させることによって摩擦熱で溶着させる手法等が用いられ、その溶着時には、基部とレンズカバーとがずれないように位置ずれを規制している。
しかし、位置ずれを規制しながらの溶着作業は管理が難しく、また、基部やレンズカバー自体に誤差が生じている場合等には、位置ずれの規制を行っていても位置ずれを生じる可能性があった。このような位置ずれを生じてしまうと、開口部にレンズカバーがうまく露出しなかったり、開口部にレンズカバーの一部が当ったりする等して、組み付けがうまく行われないという不具合を生じる。
そこで、従来では、前記したような溶着時の位置ずれを予め見込んでクリアランスを大きく設定し、これによって組み付け不良等が生じるのを回避するようにしていた。
特開2005−319906号公報
しかしながら、前記従来のように、クリアランスを大きく設定する溶着では、製品によって、開口部とレンズカバーとの隙間が不均一となったり、場所によっては大きく空いてしまったりして、外観が損なわれることがあった。
なお、組み立て時に、前記した溶着時のずれを個々に確認しながら組み付け位置を修正するようにすれば、前記のようなクリアランスを大きく設定する必要はなくなるが、修正に係る手間が煩雑になり、組み付け効率が低下する難点がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ハウジングカバーの開口部にユニットのレンズカバーが露出するアウターミラーにおいて、外観品質を向上させることができるとともに、組付性に優れたアウターミラーを提供することにある。
前記課題を解決するために本発明のアウターミラーは、ハウジング本体と、このハウジング本体に取り付けられるハウジングカバーと、前記ハウジング本体に取り付けられ、前記ハウジングカバーに設けられた開口部に配置されるレンズカバーを有するユニットと、を含むアウターミラーであって、前記ハウジング本体に設けられた被位置決め手段と、前記レンズカバーに設けられ、前記被位置決め手段に係合する位置決め手段と、を備え、前記被位置決め手段と前記位置決め手段とを係合させることにより、前記レンズカバーを基準にして前記開口部に前記レンズカバーが位置決めされることを特徴とする。
このアウターミラーによれば、被位置決め手段と位置決め手段とを係合させることにより、ハウジング本体とレンズカバーとが直接位置決めされ、このハウジング本体へのレンズカバーの位置決めを基準にして、ターンシグナルランプが位置決めされ、開口部にレンズカバーが位置決めされることとなるので、開口部に対するレンズカバーの位置ずれを最小限に止めることができ、アウターミラーの外観の向上を図ることができる。
また、前記被位置決め手段と前記位置決め手段とを係合させることにより、前記ハウジング本体に前記ユニットが固定される構成とするのがよい。
このアウターミラーによれば、被位置決め手段と位置決め手段との係合を利用して、ハウジング本体とレンズカバーとを位置決めと同時に、ハウジング本体にユニットを固定することができるので、組付作業の効率化を図ることができる。
また、前記ユニットは、基部と、この基部に固定される前記レンズカバーとを含み、前記ハウジング本体に設けられた被固定手段と、前記基部に設けられ、前記被固定手段に固定される固定手段とを備え、前記被固定手段と前記固定手段とを固定させることにより、前記ハウジング本体に前記ユニットが固定される構成とするのがよい。
このアウターミラーによれば、前記した被位置決め手段と位置決め手段との係合により、ハウジング本体とレンズカバーとが直接位置決めされるとともに、被固定手段と固定手段との固定によってハウジング本体にユニットが固定されることとなる。つまり、ハウジング本体へのユニットの固定を基部側で行うことができるので、レンズカバー側に過度の応力が発生する虞がない。したがって、ユニットの組み付けに際してレンズカバーの変形や破損のリスクを排除することができ、ユニットの組み付けを良好に行うことができる。
また、前記被位置決め手段と前記位置決め手段との係合は、前記ハウジング本体および前記レンズカバーのいずれか一方に設けられたスリットと、他方に設けられ、前記スリットに係合する係合部材とにより行われる構成とするのがよい。
このアウターミラーによれば、スリットと突部とを係合させることによって、開口部に対してレンズカバーを簡単に位置決めすることができ、組付性に優れるアウターミラーが得られる。
また、前記ハウジング本体には、前記ユニットに当接して、当該ユニットを支持する支持部材が設けられている構成とするのがよい。
このアウターミラーによれば、支持部材によって、ハウジング本体にユニットがしっかりと支持されるようになり、レンズカバーを基準にして開口部にレンズカバーが好適に位置決めされることとなる。また、車両走行時の走行風によりユニットが受ける風圧力を支持部材で好適に受けることができる。したがって、位置決め状態が好適に保持されるようになり、見栄えのよい外観を長期的に保持することができるアウターミラーが得られる。
また、前記支持部材は、前記被位置決め手段と前記位置決め手段との係合を阻害しないように前記ユニットを支持する構成とするのがよい。
このアウターミラーによれば、支持部材によってハウジング本体にユニットが支持される構成でありながら、被位置決め手段と位置決め手段との係合が好適に行われるようになり、開口部に対するレンズカバーの位置決め状態が好適に保持されるようになる。これによって、見栄えのよい外観が長期的に得られるようになる。
本発明によれば、ハウジングカバーの開口部にユニットのレンズカバーが露出するアウターミラーにおいて、外観品質を向上させることができるとともに、組付性に優れたアウターミラーが得られる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、「前後」,「左右」,「上下」の語は、アウターミラーを自動車の車体に取り付けた状態を基準として用いている。また、以下の実施形態では、ハウジングカバーの開口部にユニットとしてのターンシグナルランプが露出するアウターミラーについて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るアウターミラーを示す外観斜視図、図2は同じくハウジング本体とターンシグナルランプと示した斜視図、図3はターンシグナルランプを示す分解斜視図である。
本実施の形態に係るアウターミラーは、自動車等の車両の車体のサイドドアに付設されるいわゆるドアミラーであり、図1に示すように、サイドドア等の側面からその側方に向かって張り出す張出部10aを備えたミラーベース10と、このミラーベース10に取り付けられるミラーハウジングHとから構成されている。ミラーハウジングHの前部31から側部32に亘る部位には開口部33が形成されていて、この開口部33にターンシグナルランプ50のレンズカバー55が配置されるようになっている。そして、開口部33に対してレンズカバー55を位置決めするための後記する突部25、リブ26(被位置決め手段60A、図2参照)が、ハウジング本体20側に設けられているとともに、この突部25、リブ26にそれぞれ係合する円孔部55a,スリット55b(位置決め手段60B、図2参照)がレンズカバー55側に設けられた構成となっている。なお、ミラーハウジングHの後面開口には、後方視認用のミラーMが収容される。
また、本実施形態に係るアウターミラーは電動格納式であり、ミラーハウジングHは、ミラーベース10の張出部10aに固定された図示しないシャフトに対して回動可能に取り付けられている。
以下、各部について詳細に説明する。
ミラーベース10は、合成樹脂製であり、図示しないサイドドア等の前端部に形成された図示しない取付座等に固定される。
ミラーハウジングHは、合成樹脂製であり、ハウジング本体20とハウジングカバー30とからなる2ピース構造とされ、ハウジング本体20とハウジングカバー30との間には、ターンシグナルランプ50が配置されるように構成されている。
ハウジング本体20は、例えば、ASA樹脂等の材料からなり、また、ハウジングカバー30は、ABS樹脂等の材料からなる。
図2に示すように、ハウジング本体20には、その前部に複数の孔部21(一部不図示)が形成されており、これらの複数の孔部21に、ハウジングカバー30の内側面に突設された複数の弾性係止片(不図示、以下同じ)がそれぞれ係止されることにより、ハウジング本体20の前部にハウジングカバー30が取り付けられるようになっている。また、ハウジング本体20の下部には、フック部22が突設されており、このフック部22には、ハウジングカバー30の内面に設けられた図示しない掛け部が係止されるようになっている。前記孔部21に弾性係止片をそれぞれ係止させ、また、フック部22に掛け部を係止させると、ハウジングカバー30は、複数の弾性係止片の弾性力によって、ハウジング本体20に対する上下左右方向の位置ずれが抑制される状態に固定されることとなる。
ハウジング本体20には、ターンシグナルランプ50を固定するための被固定手段としてのボス部22a,22bが設けられている。本実施形態では、このボス部22a,22bに対して、ターンシグナルランプ50の後記する基部51側が固定されるようになっている。
また、ハウジング本体20には、ハウジング本体20側におけるターンシグナルランプ50の被位置決め手段60Aとして、突部25およびリブ26(係合部材)が設けられている。
突部25は、レンズカバー55の右端側を位置決めするための部材であり、円柱状を呈して、レンズカバー55の右端側に対応する位置に設けられている。突部25は、レンズカバー55の右端側に設けられた位置決め手段60Bとしての円孔部55aに係合可能となっており、この係合が行われた状態で、レンズカバー55の右端側が開口部33の所定の位置に位置決めされるように構成されている。
なお、突部25は、円柱状を呈して円孔部55aに係合可能に設けられているので、突部25が円孔部55aに係合されると、レンズカバー55の右端側は、ハウジング本体20に対して上下左右のいずれの方向にも移動不能に位置決めされることとなる。
リブ26は、レンズカバー55の左端側を位置決めするための部材であり、略平板状を呈して、ハウジング本体20の左端部の折り返し部位20bに亘る状態に設けられている。リブ26は、上下に所定の間隔を隔てて一対配置されており、レンズカバー55の左端側に設けられた位置決め手段60Bとしてのスリット55bが係合可能となっている。そして、このリブ26にスリット55bが係合した状態で、ターンシグナルランプ50の左端側が開口部33の所定の位置に位置決めされるようになっている。
なお、リブ26は水平平板状に形成され、ターンシグナルランプ50の長手方向に沿ったものとなっているので、後記するように、ターンシグナルランプ50が車両走行時の走行風による風圧力を受けて弾性変形すると、リブ26に沿ってスリット55b(ターンシグナルランプ50の左端側)が移動する。これによって、ターンシグナルランプ50の弾性変形に伴う変位が許容可能となっている。つまり、リブ26とスリット55bとは、ターンシグナルランプ50の弾性変形に伴う変位を許容可能に係合している。
また、ハウジング本体20におけるターンシグナルランプ50との対向面には、ターンシグナルランプ50の後部に当接可能な支持部材27が設けられている。この支持部材27は、ターンシグナルランプ50の後部に当接してターンシグナルランプ50を支持可能に設けられている。本実施形態では、支持部材27は、前記した被位置決め手段60Aと位置決め手段60Bとの係合を阻害しないようにターンシグナルランプ50を支持するように構成されており、そのための構成として、各支持部材27は、ハウジング本体20にターンシグナルランプ50が固定された状態で、ターンシグナルランプ50との間に所定の隙間が形成されるようにその寸法が設定されて設けられている。つまり、前記した被位置決め手段60Aと位置決め手段60Bとの係合は、ターンシグナルランプ50の後部に各支持部材27が接触することのない、非接触状態によってのみ行われるようになっている。
これによって、被位置決め手段60Aと位置決め手段60Bとの係合が良好に行われるようになり、ターンシグナルランプ50に支持部材27が先に接触すること等によって生じる被位置決め手段60Aと位置決め手段60Bとの係合不良等を阻止することができる。
なお、ターンシグナルランプ50と支持部材27との間に形成される隙間は、車両走行時の走行風による風圧力を受けて後記するようにターンシグナルランプ50が弾性変形した際に閉じられ、ターンシグナルランプ50は各支持部材27に好適に支持されるようになっている。これによって風圧力によりターンシグナルランプ50が受ける負荷を軽減することができる。
また、ターンシグナルランプ50は、人や物がぶつかる等して外力を受けた場合にも弾性変形するようになっており、弾性変形することによって、前記と同様に各支持部材27に支持されるようになっている。これによって、人や物がぶつかる等してターンシグナルランプ50が受けた外力は、各支持部材27を介してターンシグナルランプ50からハウジング本体20に伝達されるようになり、これによって、ターンシグナルランプ50が受ける負荷が軽減されるようになっている。また、外力を受けた際の荷重が、取付脚部51A,51Bおよびボス部22a,22bに集中することが防止され、これらの部分が破損したり変形したりすることが好適に回避されるようになっている。また、これらの部分の破損等を回避することができるので、これらの部分を分厚く形成する等の補強構造を採用する必要が無くなり、軽量化を図ることも可能となる。
ハウジングカバー30には、前部31から側部32に亘って形成された横長切欠状の開口部33が形成されている。この開口部33には、ハウジング本体20に取り付けられたターンシグナルランプ50のレンズカバー55(より詳しくは、レンズカバー55の後記するレンズ部55d)が露出する状態に配置されるようになっている(図1参照)。
本実施形態では、前記した突部25と円孔部55aとの係合による位置決め、およびリブ26とスリット55bとの係合による位置決めによって、レンズ部55dが、開口部33の周縁部33aから均等な隙間を有して配置されるように構成されている。
ターンシグナルランプ50は、図3に示すように、基部51と、この基部51に覆設されるレンズカバー55とを備えて構成され、ハウジング本体20(図2参照、以下同じ)に配置可能な湾曲形状を呈している。本実施形態では、基部51と、レンズカバー55とが樹脂製の材料から形成されている。なお、ターンシグナルランプ50は、車両走行時の走行風による風圧力を受けて弾性変形可能に設けられている。
基部51は、例えば、ASA樹脂等の材料からなり、その上部および下部には、ターンシグナルランプ50をハウジング本体20へ取り付けるための固定手段としての取付脚部51A,51Bが設けられている。取付脚部51A,51Bには、取付ねじ54(図2参照、以下同じ)が挿通されるねじ挿通孔51a,51bが形成されており、このねじ挿通孔51a,51bに取付ねじ54を挿通してこれをハウジング本体20のボス部22a,22b(図2参照、以下同じ)に螺合することで、ターンシグナルランプ50がハウジング本体20(図2参照、以下同じ)に固定されるようになっている。つまり、ターンシグナルランプ50は、基部51とレンズカバー55とのうち、基部51側がハウジング本体20側に取り付けられることでハウジング本体20に固定されるようになっている。
取付脚部51A,51Bの挿通孔51a,51bは、挿通される取付ねじ54のねじ径よりも大径に形成されており、仮に、レンズカバー55が基部51に対して位置ずれを生じて溶着固定されている場合にも、この位置ずれを許容して取付脚部51A,51Bをボス部22a,22bに固定することができるようになっている。
基部51は、その周部に側壁52が形成されており、その側壁52の内側に沿ってレンズカバー55の後部が溶着されて固定されるようになっている。そして、側壁52の内側には、溶着時に溶けた樹脂が流れ出るのを抑える溶着溝53が形成されている。
基部51の前部の左端側には、左端側に向けて突出形成された光源取付部51Cが設けられており、この光源取付部51Cに光源54が固定ねじ54aによって取り付けられる。そして、光源54に接続されたリード54bは、基部51の略中央部に設けられた開口51dを通じて、基部51の後部側から液密に装着される電源端子部56に電気的に接続されるようになっている。電源端子部56には、図示しない車体の電源側に通じるハーネス56aが接続されている。なお、光源54としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が用いられている。
本実施形態では、基部51とレンズカバー55との間に、基部51と例えば同色の化粧カバー57が固定ねじ57aで取り付けられ、この化粧カバー57によって、リード54bや開口51dが覆われるようになっている。
また、基部51には、通気孔58が設けられている。この通気孔58には、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止する透湿防水素材58aが装着されている。透湿防水素材58aは、例えば周知であるゴアテックス(登録商標)などからなる。このような透湿防水素材58aを配置することにより、ターンシグナルランプ50内への水や埃等の浸入を防ぐことが可能となる。
レンズカバー55は、透明な樹脂材料から一体的に形成されてなり、基部51に溶着され、ハウジング本体20とハウジングカバー30との間に配置されるベース部55cと、ハウジングカバー30の開口部33に沿ってベース部55cよりも突出形成され、開口部33に露出するレンズ部55dとを有している。
レンズカバー55の右端部には、突出部55Aが一体的に設けられており、この突出部55Aに、レンズカバー55の右端側における位置決め手段60Bとして機能する円孔部55aが設けられている。この円孔部55aには、前記したように、ハウジング本体20の突部25が係合可能となっている。
また、レンズカバー55の左端部は、側方(図3では左側方)へ向けて一体的に延設されており、その先端部分に、レンズカバー55の左端側における位置決め手段60Bとして機能するスリット55bが形成されている。このスリット55bは、前記したように、ハウジング本体20のリブ26に係合可能となっている。スリット55bの口部55e(図4(a)参照)は、切り欠かれて広く形成されており、これによって、リブ26に対してスリット55bが係合し易くなっている。
また、レンズカバー55は、レンズ部55dの周部におけるベース部55cの前面がハウジングカバー30の内側における開口縁部33b(図2参照)に対向するようになっており、この部分に、正面視でU字形のシール材59が貼り付けられるようになっている。これにより、レンズカバー55とハウジングカバー30との密着度が高まり、笛吹き音の発生原因となる走行風がハウジングカバー30内に入り込むことが阻止されるようになっている。
このようなターンシグナルランプ50をハウジング本体20に組み付ける際には、まず、ハウジング本体20の突部25にターンシグナルランプ50の右端側の円孔部55aを合わせ、円孔部55aに対して突部25を係合する。これとともにターンシグナルランプ50の左端側のスリット55bをリブ26に合わせ、スリット55bをリブ26に係合する(図4(b)参照)。これによって、レンズカバー55が開口部33に対して位置決めされた状態となる。
次に、ターンシグナルランプ50の基部51側に設けられた取付脚部51A,51Bの挿通孔51a,51bに取付ねじ54を挿通して、これをボス部22a,22bに螺合して締め付ける。これによって、ターンシグナルランプ50は、そのレンズカバー55の右端側および左端側が開口部33に対して直接的に位置決めされた状態を保持しつつ、ハウジング本体20に固定されることとなる。つまり、開口部33に対するターンシグナルランプ50の位置決めは、基部51によるものではなく、レンズカバー55を基準にして行われ、このようにレンズカバー55を基準にして行われることで、開口部33にレンズ部55dが所定の隙間を有して納まる(露出する)ようになっている。
なお、レンズカバー55が基部51に対して位置ずれを生じて溶着固定されていて、レンズカバー55をハウジング本体20に固定した際に、基部51の取付脚部51A,51Bがボス部22a,22bに対して若干ずれて位置するような場合でも、取付脚部51A,51Bに設けられた挿通孔51a,51bが、取付ねじ54のねじ径よりも大径に形成されているので、前記位置ずれを挿通孔51a,51bで許容しつつ取付脚部51A,51Bをボス部22a,22bに固定することができる。
したがって、レンズカバー55が基部51に対して位置ずれを生じて溶着固定されている場合にも、レンズカバー55のレンズ部55dを開口部33に対して所定の位置に位置決めすることができる。
以上説明した本実施形態のアウターミラーによれば、被位置決め手段60Aと位置決め手段60Bとを係合させることにより、ハウジング本体20とレンズカバー55とが直接位置決めされ、このハウジング本体20へのレンズカバー55の位置決めを基準にして、ターンシグナルランプ50が位置決めされ、開口部33にレンズカバー55が位置決めされることとなるので、開口部33に対するレンズカバー55の位置ずれを最小限に止めることができ、アウターミラーの外観の向上を図ることができる。
また、ターンシグナルランプ50の位置決めに際して煩雑さがなく、慎重な組立作業を行う必要もない。したがって、生産性が高く、低コスト化を実現することができる。
また、ハウジング本体20に基部51が固定されるとともに、被位置決め手段60Aと位置決め手段60Bとの係合によって、ハウジング本体20にレンズカバー55が位置決めされることとなり、ハウジング本体20へのターンシグナルランプ50の固定を基部51側で行うことができるので、レンズカバー55側に過度の応力が発生する虞がない。したがって、ターンシグナルランプ50の組み付けに際してレンズカバー55の変形や破損のリスクを排除することができ、ターンシグナルランプ50の組み付けを良好に行うことができる。
また、突部25を円孔部55aに嵌合させ、リブ26にスリット55bを係合させるという簡単な組み付けによって、開口部33に対してレンズカバー55を簡単に位置決めすることができるという利点が得られる。
また、ターンシグナルランプ50は、弾性変形可能に設けられているので、車両走行時の走行風によりターンシグナルランプ50が受ける風圧力を、ターンシグナルランプ50が弾性変形することによって軽減することができる。
そして、車両走行時の走行風による風圧力を受けてターンシグナルランプ50が弾性変形した場合に、ターンシグナルランプ50の弾性変形に係る変位をスリット55bとリブ26との係合部分で吸収することができる。したがって、スリット55bとリブ26とによって、開口部33にレンズカバー55が位置決めされる構成でありながら、走行風による風圧力を好適に緩和することができる。
また、車両停止時にはターンシグナルランプ50の復元力によって開口部33の所定の位置にレンズカバー55が復帰されることとなり、位置決め状態を好適に保持することができて、見栄えのよい外観を長期的に保持することができるアウターミラーが得られる。
また、ハウジング本体20には、ターンシグナルランプ50の後部に当接して支持する支持部材27が設けられているので、支持部材27によって、ハウジング本体20にターンシグナルランプ50がしっかりと支持されるようになり、レンズカバー55を基準にして開口部33にレンズカバー55が好適に位置決めされることとなる。また、車両走行時の走行風によりユニットが受ける風圧力を支持部材27で好適に受けることができる。したがって、位置決め状態が好適に保持されるようになり、見栄えのよい外観を長期的に保持することができるアウターミラーが得られる。
なお、前記実施形態では、ハウジング本体20側に突部25およびリブ26を設け、ターンシグナルランプ50側に円孔部55aおよびスリット55bを設けたが、これに限られることはなく、これとは逆に、ターンシグナルランプ50側に突部25およびリブ26を設け、ハウジング本体20側に円孔部55aおよびスリット55bを設けても差し支えない。
図5は本発明の変形例を示す模式断面図である。図5に示すように、この変形例では、レンズカバー55の後部に位置決め手段としてボス部60aを設け、このボス部60aが嵌合可能な円筒状の受部61を、ハウジング本体20側の対応する位置に設けた構成としてある。
このような構成によっても、レンズカバー55を直接にハウジング本体20側に位置決めすることができ、開口部33(図1参照)の所定の位置にレンズカバー55のレンズ部55dを位置決めすることができる。
なお、この例では、ボス部60aと受部61とを2箇所に設けた例を示したが、レンズカバー55とハウジング本体20との間に3箇所以上設けてもよい。
また、図6は本発明の他の変形例を示す模式断面図である。図6に示すように、この変形例では、レンズカバー55の上端部62および下端部63を挟持して保持する弾性突片62a,63aを、ハウジング本体20側に設けた構成としてある。
このような構成によっても、レンズカバー55を直接にハウジング本体20側に位置決めすることができ、開口部33(図1参照)の所定の位置にレンズカバー55のレンズ部55dを位置決めすることができる。
なお、この例では、レンズカバー55の上端部62および下端部63に対応させて弾性突片62a,63aを設けたが、レンズカバー55の左端部および右端部に対応させて不図示の弾性突片を設けてもよい。
また、前記実施形態では、基部51側をハウジング本体20に固定するように構成したが、これに限られることはなく、レンズカバー55に直接に固定手段たる取付脚部(51a,51b)を設けて、この取付脚部による固定によって、レンズカバー55がハウジング本体20に固定されると同時に位置決めされるように構成してもよい。
このような構成とすることによって、位置決め作業を行うと同時に、ハウジング本体20にターンシグナルランプ50を固定することができるので、組付作業の効率化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るアウターミラーを示す外観斜視図である。 同じくハウジング本体とターンシグナルランプとを示した斜視図である。 ターンシグナルランプを示す分解斜視図である。 (a)はターンシグナルランプのスリットとハウジング本体のリブとの対応関係を示す模式側面図、(b)はこれらの係合状態を示す模式斜視図である。 本発明の変形例を示す模式断面図である。 本発明の他の変形例を示す模式断面図である。
符号の説明
10 ミラーベース
20 ハウジング本体
25 突部(被位置決め手段)
26 リブ(被位置決め手段)
27 保持部材
30 ハウジングカバー
33 開口部
50 ターンシグナルランプ(ユニット)
55 レンズカバー
55a 円孔部(位置決め手段)
55b スリット(位置決め手段)
55d レンズ部
60A 被位置決め手段
60B 位置決め手段

Claims (6)

  1. ハウジング本体と、このハウジング本体に取り付けられるハウジングカバーと、前記ハウジング本体に取り付けられ、前記ハウジングカバーに設けられた開口部に配置されるレンズカバーを有するユニットと、を含むアウターミラーであって、
    前記ハウジング本体に設けられた被位置決め手段と、
    前記レンズカバーに設けられ、前記被位置決め手段に係合する位置決め手段と、を備え、
    前記被位置決め手段と前記位置決め手段とを係合させることにより、前記レンズカバーを基準にして前記開口部に前記レンズカバーが位置決めされることを特徴とするアウターミラー。
  2. 前記被位置決め手段と前記位置決め手段とを係合させることにより、前記ハウジング本体に前記ユニットが固定されることを特徴とする請求項1に記載のアウターミラー。
  3. 前記ユニットは、基部と、この基部に固定される前記レンズカバーとを含み、
    前記ハウジング本体に設けられた被固定手段と、前記基部に設けられ、前記被固定手段に固定される固定手段とを備え、
    前記被固定手段と前記固定手段とを固定させることにより、前記ハウジング本体に前記ユニットが固定されることを特徴とする請求項1に記載のアウターミラー。
  4. 前記被位置決め手段と前記位置決め手段との係合は、前記ハウジング本体および前記レンズカバーのいずれか一方に設けられたスリットと、他方に設けられ、前記スリットに係合する係合部材とにより行われることを特徴とする請求項1または請求項3に記載のアウターミラー。
  5. 前記ハウジング本体には、前記ユニットに当接して、当該ユニットを支持する支持部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアウターミラー。
  6. 前記支持部材は、前記被位置決め手段と前記位置決め手段との係合を阻害しないように前記ユニットを支持することを特徴とする請求項5に記載のアウターミラー。
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