JP4597776B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

本発明は、各種の音響機器等に使用されるスピーカに関する。
従来から用いられてきたスピーカ101は、図1及び図2に示すように、振動部106と、前記振動部106を振動させて音を生じさせる磁気回路部107と、ダンパ111とを備えている。振動部106は、磁気回路部107の後述する磁気ギャップG内に設けられて、前記磁気回路部107と協働して前記振動部106を振動させるボイスコイル108と、このボイスコイル108とともに振動するとともに、振動することで音を発生する振動板114と、前記ボイスコイル108を取り付けるとともに前記振動板114を支持するボイスコイルボビン109と、ボイスコイルボビン109に冠着されたセンタキャップ130を備えている。
磁気回路部107は、磁性体からなりかつ円環状に形成されているとともにダンパ111と前記振動板114の振動方向に沿って相対する磁性体からなるヨークプレート117と、このヨークプレート117に取り付けられた磁石116と、磁性体からなりかつ前記磁石116に取り付けられているとともに、前記ヨークプレート117との間に振動部106を駆動(振動)するための磁束を発生する磁気ギャップGを形成するヨーク115と、を備えている。
ダンパ111は、振動板114と、磁気回路部107との間に設けられている。ダンパ111は、ボイスコイルボビン109に取り付けられている。ダンパ111は、前記振動板114とともにボイスコイルボビン109が振動することを許容するとともに、振動板114とボイスコイルボビン109の振動を徐々に減衰させる。
前述した構成のスピーカ101は、ボイスコイル108に音声電流が供給されて、該音声電流に応じて前記ボイスコイルボビン109などが前記振動板114を振動させることで、前述した音声電流に応じた音を前記振動板114則ち振動部106から発生する。
上述したボイスコイル108を外部接続用端子に接続する方法として、従来2種類の方法が取られている。一つ目の方法は、図1に示すように、錦糸線121を振動板114に縫い込み、ボイスコイル108を振動板114上に沿わせて、錦糸線121とボイスコイル108とを半田等を用いてろう付けする方法である。二つ目の方法は、図2に示すように、振動板114とダンパ111の間に錦糸線121を渡し、ボイスコイルボビン109の外周面上でボイスコイル108に錦糸線121を半田等を用いてろう付けする方法である。
上述した振動板は絶縁性の材料から構成されるのが一般的だが、剛性及び音響特性に優れていることから金属製の振動板(例えば、特許文献1参照。)も増えている。この場合、図1に示した振動板114に錦糸線121を縫い込む方法はとれない。振動板114が絶縁性の部材である場合においても、図1に示した接続方法は、ボイスコイル108を振動板114まで引き出し、錦糸線121の縫い込み箇所まで這わせなければならないため、作業工程が複雑になるという問題がある。さらに、振動板114に不均一な質量がかかることによって再生音質に影響が出るという問題もある。
また、図2に示したボイスコイル108と錦糸線121の接続方法では、振動板114が金属である場合、振動板114と錦糸線121間に絶縁のための距離を取らなければならないので、スピーカ101の奥行き寸法が大きくなるというデメリットがある。また、振動板114の高さ寸法のばらつきによって、振動板114のネック部が錦糸線121に接触することが考えられるため、錦糸線121に短絡が起こる恐れがあって望ましくない。振動板114が絶縁性の部材である場合においても、図2に示した接続方法は、錦糸線121を端子105からボイスコイル108に直接接続しているので、錦糸線長が長くなってしまう。錦糸線長が長いと、振動部106が振動する際、錦糸線121同士が接触するなどして断線が起こる恐れがある。
上述したような問題を解決するため、ダンパに孔を設け、そこを通した錦糸線とボイスコイルとを直接接続する方法が考えられる。しかし、ダンパの内縁部と外縁部との中央に孔を設けるとすると、ダンパと磁気回路部との間の空間に錦糸線の余長部分(あそび)が生じてしまう。
ダンパと磁気回路部との間の空間に錦糸線の余長部分が生じている場合、振動部が磁気回路部側に振動すると、錦糸線の余長部分が磁気回路部のプレートやフレームにぶつかってしまう。このため振動部の振幅を大きく取れないという問題が発生する。
特開平08−047090号公報
そこで本発明は、例えば、導電性を有する材料からなる振動板と錦糸線とを確実に絶縁でき、コンパクトな設計で振動部の振幅を大きくとることができるスピーカを提供することを第1の目的とし、コンパクトな設計で振動部の振幅を大きくとることができるスピーカを提供することを第2の目的とする。
前記第1の課題を解決するために請求項1のスピーカは、導電性を有する材料からなり、かつ振動することで音を生じる振動板と、音声電流が印加されることで前記振動板を振動させるボイスコイルと、前記ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンを支持するダンパと、前記ボイスコイルと協働して前記振動板を振動させる磁気回路部と、前記音声電流を前記ボイスコイルに供給する錦糸線を備えたスピーカにおいて、前記錦糸線が、前記ダンパの前記ボイスコイルボビン寄りの内縁部に設けられた貫通孔に挿通され、かつ、前記錦糸線と前記ボイスコイルとの接続部が、前記ボイスコイルボビンの外周面上でかつ前記ダンパより前記磁気回路部側に配されていることを特徴としている。
前記第2の課題を解決するために請求項のスピーカは、振動することで音を生じる振動板と、音声電流が印加されることで前記振動板を振動させるボイスコイルと、前記ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンを支持するダンパと、前記ボイスコイルと協働して前記振動板を振動させる磁気回路部と、前記音声電流を前記ボイスコイルに供給する錦糸線を備えたスピーカにおいて、前記錦糸線が、前記ダンパの前記ボイスコイルボビン寄りの内縁部に設けられた貫通孔に挿通され、かつ、前記錦糸線と前記ボイスコイルとの接続部が、前記ボイスコイルボビンの外周面上でかつ前記ダンパより前記磁気回路部側に配されているとともに、前記ボイスコイルボビンの前記ダンパ寄りの端部に設けられていることを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかるスピーカを説明する。本発明の一実施形態にかかるスピーカは、錦糸線がダンパに設けられた貫通孔に挿通され、かつ、錦糸線とボイスコイルとの接続部がボイスコイルボビンの外周面上でかつダンパより磁気回路部側に配されている。こうすることで、金属振動板と錦糸線との間に絶縁性の材料からなるダンパを介在させて金属振動板と錦糸線とが接触することを防止している。則ち、振動板と錦糸線とを確実に絶縁できるようにしている。
また、本発明のスピーカは、貫通孔がダンパのボイスコイルボビン寄りの内縁部に設けられていても良い。
さらに、本発明のスピーカは、錦糸線とボイスコイルとの接続部が、ボイスコイルボビンのダンパ寄りの端部に設けられていても良い。
本発明の他の実施形態にかかるスピーカは、錦糸線がダンパのボイスコイルボビン寄りの内縁部に設けられた貫通孔に挿通され、かつ、錦糸線とボイスコイルとの接続部が、ボイスコイルボビンの外周面上でかつ前記ダンパより磁気回路部側に配されているとともに、前記ボイスコイルボビンの前記ダンパ寄りの端部に設けられている。こうすることで、ダンパと磁気回路部との間の空間における錦糸線の余長部分(あそび)を少なくすることができ、振動部の振幅を大きくとることができる。
本発明の一実施例を、図3に基づいて説明する。本発明の一実施例に係るスピーカ1は、床(フロア)上などに設置されるボックスなどのフレームや、車載用スピーカとしてリアトレイやドアパネルなどのスピーカ取付部材2に取り付けられて、音を発生する。スピーカ取付部材2には、スピーカ1の振動板部10などを露出する孔3が設けられている。
スピーカ1は、図3に示すように、振動部6と、錦糸線21と、この振動部6を振動させて該振動部6に音を生じさせる磁気回路部7と、ケース4とを備えている。
振動部6は、ボイスコイル8と、ボイスコイルボビン9と、振動板部10と、ダンパ11と、エッジ12と、センタキャップ13などを備えている。ボイスコイル8は、磁気回路部7の後述するヨーク15とヨークプレート17との双方と同軸で、かつ磁気回路部7の後述する磁気ギャップG内に配されている。ボイスコイル8には、錦糸線21を介して音声電流が供給される。ボイスコイル8は、音声電流が供給されることで磁気回路部7と協働して、後述の振動板部10則ち振動部6を軸芯Pに沿って振動する。センタキャップ13はボイスコイルボビン9に冠着される。
ボイスコイルボビン9は、円筒状に形成されている。ボイスコイルボビン9は、後述のヨーク15とヨークプレート17とボイスコイル8と同軸に配されている。ボイスコイルボビン9は、軸芯方向の一端部9aが磁気ギャップG内に挿入されており、該一端部9aの外周にボイスコイル8を取り付けている(巻回している)。この一端部9aは、ボイスコイルボビン9を取り付けた端部をなしている。
ボイスコイルボビン9は、ヨーク15に、該ヨーク15の軸芯P(図3中に一点鎖線で示す)に沿って移動自在に支持されている。なお、軸芯Pは、振動板部10則ち振動部6の振動方向をなしている。
振動板部10は、断面円弧状でかつ平面形状が円板状に形成された薄板状のセンタキャップ13と、側方からみて切頭円錐状(円錐台状)でかつ平面形状が円環状に形成された薄板状の振動板14とを備えている。振動板14は導電性を有する材料としての金属から構成されている。振動板14は、センタキャップ13則ちヨーク15などと同軸に配され、かつ内縁部が前記ボイスコイルボビン9の他端部9bに取り付けられている。なお、他端部9bは、ボイスコイルボビン9のダンパ11寄りの端部をなしている。振動板14は、振動することで音を生じる。センタキャップ13は、ボイスコイルボビン9を塞いだ格好で、外縁部が振動板14とボイスコイルボビン9に取り付けられている。
ダンパ11は、絶縁性の材料からなり、平面形状が円環状に形成され、かつ薄板状に形成されている。ダンパ11は、内縁部11bがボイスコイルボビン9の他端部9bに取り付けられ、かつ外縁部が後述のケース4の内面に取り付けられている。また、ダンパ11のボイスコイルボビン9寄りの内縁部11bには貫通孔11aが設けられている。この貫通孔11aには、錦糸線21が通される。ダンパ11は、振動板部10の振動板14が前述した軸芯Pに沿って振動することを許容するとともに、振動板部10の振動板14の振動を徐々に減衰させる。
エッジ12は、平面形状が円環状に形成され、かつ薄板状に形成されている。エッジ12は、内縁部が振動板14の外縁部に取り付けられ、かつ外縁部がスピーカ取付部材2の孔3の内側に位置するフレーム(ケース)4の外縁部4cに取り付けられている。エッジ12は、振動板部10の振動板14が前述した軸芯Pに沿って振動することを許容するとともに、振動板部10の振動板14の振動を徐々に減衰させる。
錦糸線21は、ダンパ11のボイスコイルボビン9寄りの内縁部11bに設けられた貫通孔11aを通されて、一端がボイスコイルボビン9の外周面上でかつダンパ11寄りの他端部9bで前記ボイスコイル8と接続し、他端がフレーム(ケース)4上で端子5と接続している。錦糸線21は、半田などを用いたろう付けにより、ボイスコイル8及び図示しない端子5に接続されている。このため、ボイスコイルボビン9の他端部9bの外周面上では、主に前述した半田などのろう付けからなるボイスコイル8と錦糸線21との接続部22が設けられている。
磁気回路部7は、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)からなるヨーク15と、磁石16と、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)からなるヨークプレート17とを備えている。ヨーク15は、円板状のボトムプレート18と、該ボトムプレート18の中央部から立設しかつボトムプレート18と同軸の円柱状のセンタポール19とを一体に備えている。
ボトムプレート18の外径は、センタポール19の外径より大きい。ヨーク15のセンタポール19は、ボトムプレート18から離れた側の端部が、ボイスコイルボビン9の一端部9aの内側に侵入した格好に配されている。また、ヨーク15のボトムプレート18は、そのセンタポール19寄りの部分18aが、軸芯Pに沿って、ボイスコイルボビン9の一端部9aと相対する。
磁石16は、円環状に形成されている。磁石16は、永久磁石又は直流電源により励磁されるものでも良い。磁石16は、内側にヨーク15のセンタポール19、ボイスコイルボビン9の一端部9a及びボイスコイル8が侵入した状態で、ヨーク15のボトムプレート18に重ねられて、該ヨーク15に取り付けられている。
ヨークプレート17は、円環状に形成されている。ヨークプレート17は、内側にヨーク15のセンタポール19が侵入した状態で磁石16に重ねられている。ヨークプレート17と磁石16とヨーク15とは、互いに固定されている。ヨーク15と、磁石16と、ヨークプレート17とは、互いに同軸に配されている。また、ヨーク15のセンタポール19の外周面と、ヨークプレート17の内周面とは、互いに間隔をあけている。
前述した構成により、磁気回路部7は、所謂外磁型に構成されている。磁気回路部7は、ヨーク15のセンタポール19の外周面と、ヨークプレート17の内周面との間に、前述したボイスコイル8と協働して振動板部10を駆動(振動)するための磁束を発生する磁気ギャップGを形成している。
フレーム(ケース)4は、樹脂やアルミニウムなどの非磁性体で構成され、円環状に形成されている。フレーム4は、前述した振動部6と磁気回路部7との双方と同軸に配されている。フレーム4は、内縁部4aがヨークプレート17に重ねられて該ヨークプレート17に取り付けられている。フレーム4は、水平のダンパ取付段部4bが形成され、該取付段部4bに、ダンパ11の外縁部が取り付けられている。
このため、フレーム4の内縁部4aは、ダンパ11と磁石16との間に配されている。ケース4の内縁部4aは、軸芯Pに沿って、ダンパ11と相対する。また、フレーム4の外縁部4cはスピーカ取付部2に取り付けられると共に、エッジ12の外縁部が取り付けられる。なお、フレーム4のダンパ取付段部4bと外縁部4c間を連接する連接部分の所定箇所には開口部4dが形成され、スピーカ1が駆動されたときに振動板14の背面側空間の空気を逃がして振動板14の背圧が高くなるのを防止する。
前述した構成のスピーカ1は、ボイスコイル8に音声電流が供給され、この音声電流に応じて磁気ギャップG内に保持されたボイスコイル8が前述した軸芯Pに沿って振動する。そして、ボイスコイル8を支持したボイスコイルボビン9が、振動板部10のセンタキャップ13及び振動板14と共に軸芯Pに沿って振動して、振動板部10のセンタキャップ13及び振動板14が、音声電流に応じた音を生じる。このように、磁気回路部7は、振動板部10則ち振動部6を振動させて、音を生じさせる。
本実施例によれば、振動板14が導電性の材料としての金属からなる場合でも、振動板14と錦糸線21との間に介在させたダンパ11が絶縁体の役割をなすため、振動板14と錦糸線21とを確実に絶縁することができるスピーカ1を提供することができる。
また、錦糸線21が、ダンパ11のボイスコイルボビン9寄りの内縁部11bに設けた貫通孔11aに挿通され、かつ、接続部22がダンパ11寄りの他端部9bに設けられているため、ダンパ11と磁気回路部7との間の空間において錦糸線21の余長が少なくなる。則ち錦糸線21のたわみが発生しない。このため、振動部6が振動して磁気回路部7側に近づいた際、錦糸線21のたわみが磁気回路部7にぶつかるという不具合が回避でき、振動部6の広い振幅が確保できる。さらに、前述したようにダンパ11を振動板14と錦糸線21との間に介在させることによってダンパ11が絶縁体の役割をなすため、振動板14と錦糸線21との間に絶縁のための距離をとる必要がなくなる。よって、コンパクトな設計で振動部6の振幅を大きくとることができる、高音質のスピーカ1を提供することができる。
前述した実施例では、スピーカ1を所謂外磁型としている。しかしながら、本発明では、スピーカ1を所謂内磁型としても良い。
また、前述した実施例では、貫通孔11aをダンパ11の内縁部11bに設け、かつ、接続部22をボイスコイルボビン9の他端部9bに設けている。しかしながら、本発明では、必ずしもこのようにせずとも良い。要するに本発明は、振動板14を導電性を有する材料から構成する場合、錦糸線21をダンパ11設けられた貫通孔11aに挿通させて、接続部22を、ボイスコイルボビン9の外周面上でかつダンパ11と磁気回路部7との間の任意の位置に設ければ良い。
さらに、前述した実施例では、振動板14を導電性を有する材料としての金属から構成している。しかしながら、本発明では、振動板14を絶縁性の材料から構成しても良い。要するに本発明は、振動板14を絶縁性の材料から構成する場合、貫通孔11aをダンパ11の内縁部11bに設け、かつ、接続部22をボイスコイルボビン9の他端部9bに設けていれば良い。
前述した実施例によれば、以下のスピーカ1が得られる。
(付記1)
導電性を有する材料からなり、かつ振動することで音を生じる振動板14と、音声電流が印加されることで前記振動板14を振動させるボイスコイル8と、前記ボイスコイル8が巻回されたボイスコイルボビン9と、前記ボイスコイルボビン9を支持するダンパ11と、前記ボイスコイル8と協働して前記振動板14を振動させる磁気回路部7と、前記音声電流を前記ボイスコイル8に供給する錦糸線21を備えたスピーカ1において、
前記錦糸線21が前記ダンパ11に設けられた貫通孔11aに挿通され、かつ、前記錦糸線21と前記ボイスコイル8との接続部22が、前記ボイスコイルボビン9の外周面上でかつ前記ダンパ11より前記磁気回路部7側に配されていることを特徴とするスピーカ1。
(付記2)
付記1に記載のスピーカ1において、前記貫通孔11aが前記ダンパ11の前記ボイスコイルボビン9寄りの内縁部11bに設けられていることを特徴とするスピーカ1。
(付記3)
付記1又は付記2に記載のスピーカ1において、前記錦糸線21と前記ボイスコイル8との接続部22が、前記ボイスコイルボビン9の前記ダンパ11寄りの端部9bに設けられていることを特徴とするスピーカ1。
(付記4)
振動することで音を生じる振動板14と、音声電流が印加されることで前記振動板14を振動させるボイスコイル8と、前記ボイスコイル8が巻回されたボイスコイルボビン9と、前記ボイスコイルボビン9を支持するダンパ11と、前記ボイスコイル8と協働して前記振動板14を振動させる磁気回路部7と、前記音声電流を前記ボイスコイル8に供給する錦糸線21を備えたスピーカ1において、
前記錦糸線21が前記ダンパ11の前記ボイスコイルボビン9寄りの内縁部11bに設けられた貫通孔11aに挿通され、かつ、前記錦糸線21と前記ボイスコイル8との接続部22が、前記ボイスコイルボビン9の外周面上でかつ前記ダンパ11より前記磁気回路部7側に配されているとともに、前記ボイスコイルボビン9の前記ダンパ11寄りの端部9bに設けられていることを特徴とするスピーカ1。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。則ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
従来のスピーカの断面図である。 従来の他のスピーカの断面図である。 本発明の一実施例にかかるスピーカの断面図である。
符号の説明
1 スピーカ
7 磁気回路部
8 ボイスコイル
9 ボイスコイルボビン
9b 他端部
11 ダンパ
11a 貫通孔
11b 内縁部
14 振動板
21 錦糸線
22 接続部

Claims (3)

  1. 導電性を有する材料からなり、かつ振動することで音を生じる振動板と、音声電流が印加されることで前記振動板を振動させるボイスコイルと、前記ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンを支持するダンパと、前記ボイスコイルと協働して前記振動板を振動させる磁気回路部と、前記音声電流を前記ボイスコイルに供給する錦糸線を備えたスピーカにおいて、
    前記錦糸線が、前記ダンパの前記ボイスコイルボビン寄りの内縁部に設けられた貫通孔に挿通され、かつ、前記錦糸線と前記ボイスコイルとの接続部が、前記ボイスコイルボビンの外周面上でかつ前記ダンパより前記磁気回路部側に配されている
    ことを特徴とするスピーカ。
  2. 請求項1記載のスピーカにおいて、前記錦糸線と前記ボイスコイルとの接続部が、前記ボイスコイルボビンの前記ダンパ寄りの端部に設けられている
    ことを特徴とするスピーカ。
  3. 振動することで音を生じる振動板と、音声電流が印加されることで前記振動板を振動させるボイスコイルと、前記ボイスコイルが巻回されたボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンを支持するダンパと、前記ボイスコイルと協働して前記振動板を振動させる磁気回路部と、前記音声電流を前記ボイスコイルに供給する錦糸線を備えたスピーカにおいて、
    前記錦糸線が、前記ダンパの前記ボイスコイルボビン寄りの内縁部に設けられた貫通孔に挿通され、かつ、前記錦糸線と前記ボイスコイルとの接続部が、前記ボイスコイルボビンの外周面上でかつ前記ダンパより前記磁気回路部側に配されているとともに、前記ボイスコイルボビンの前記ダンパ寄りの端部に設けられている
    ことを特徴とするスピーカ。
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